P「……暇だなぁ~」(51)

P「何と言うか、仕事が早く終りすぎた」

P「う~ん…」

P「……ラッララッララッラッラッ~…」

P「ライディーン、ライディーン…」

P「………」ハァ…

P「ウサマ・ビン・ラディーン」

P「ビンラディーン…ビンラディーン…」

P「ニューヨークの空を~…」

P「ワシントンの空を~…」

P「守れるもんか~…」

P「アメリカ軍には~…」

P「アラブの願い~」

P「からだに受けて~」

小鳥「ただ…」ガチャ

高木「音無君、急に止まって何かね?」

小鳥「しっ!」

高木「?」

P「さあ、よみがえれ」

P「ビンラディーン、ビンラディーン」

小鳥「ブフォッ!?」

高木「音無君?!」

P「!!」ビクッ

P「誰かいるのか?」

小鳥「社長、逃げましょう!」

高木「え?なんで?」

小鳥「いいから、早く!」

P「誰だ~?」ガチャ

P「あれ?誰もいない…」

P「……」キョロキョロ

P「まぁ、いいか」

P「ふぅ~…」イスニスワル

P「あれ?何だっけ?」

P「……」

P「ジハード、ジハード」

P「たちまち あふれる」

P「原理主義者」

小鳥「よくよく聴いてると、不謹慎な歌詞ね。」

P「ゆけ ゆけ 指導者!」

P「ビンラディン!ビンラディン!」

千早「何ですか?その歌…」ジト

P「うわっ!?千早!いつからそこに?!」

千早「彼方がライディーンの歌を歌い出したところからです」

P「全然気づかなかった…」

P「ところで、千早がライディーンを知ってるのは以外だな」

千早「最近亜美と真美から教えてもらったんですけど、まぁ…」

P「そうだよなぁ~。千早からしてみればアレな感じだよな~」

P「ところで、千早がライディーンを知ってるのは以外だな」

千早「最近亜美と真美から教えてもらったんですけど、まぁ…」

P「そうだよなぁ~。千早からしてみればアレな感じだよな~」

千早「はい。どちらかと言えば機動戦艦ナデシコの「YOU GET TO BURNING」の方が好きですね」

P「なかなか有名何処にいくな。そうだな、俺は「哀戦士」が好きだな。哀戦士編を見てどハマりしたな」

千早「哀戦士ですか。聴いた事ないですね」

P「ガンダム好きなら一度は耳にする神曲だよ。あの映像とカイさんのセリフはかなり熱いな!!」クワッ

千早「そっ、そうなんですか?!ぷっ、プロデューサーちょっと近い!」

P「おっ?ああ、すまんすまん」ハナレル

千早「まぁ、別にいいんですけど…」

P「…そう言えば、貴音を迎えに行かなきゃな」

千早「……」

P「……」

千早「プロデューサー?もしかして、忘れてました?」

P「ああ、一時間位遅刻だ」

千早「最悪ですね」ジト

P「ああ、最悪だな。これは財布がカラになるぞ…」

千早「自業自得です」

P「はぁ…行って来ます。留守番頼むな」

千早「はい。行ってらっしゃい」フリフリ

車中

P「………」ブロロロロ

P「事務所から貴音がいるスタジオまで約30分…暇だ」

P「………」

P「Wohlan Freie!
Jetzt hier ist an Sieg.
Dies ist der erste Gloria
Wohlan Freie!
Feiern wir dieser Sieg f?r den Sieges Kampf! 」

P「無意味な死であった」
と…言わせない
最後の《一矢》(ひとり)になるまで……

Der feind ist grausam... Wir bringen...
Der feind ist riesig... Wir springen...

P「両手には《鋼刃》(Gloria)
唄うのは《凱歌》(Degen)

背中には《自由の翼》(Die Flugel der Freiheit)

握り締めた決意を左胸に 
斬り裂くのは《愚行の螺旋》(Linie der Torheit)」




P「蒼穹を舞うーー

∠(゚Д゚)/フリューゲルデァフラアアアイハアアアアアアイト!!!!!!」

P「ふぅ~、スッキリした」

幼女「ママーあの何か変だよ!」ユビサシ
ママ「見たらダメよ!さぁ、行きましょ」

P「……うん。別に気にしてないさ。うん…」ブロロロロ

P「………」

P「P君今日ちょっと残業な」

P「いいですよ 社長」

P「ああそれと 言い忘れたけど」

P「残業代は出ない」

P「無意味な仕事」だと 言わせない

「最後に解雇になるまで」

P「帰りたくても 帰れへんねん」

P「帰りたくても 帰れへんねん」

「両手にはメモとペン」

「謳うのは社訓」

「実際には深い意味はない」

高木「文句言うな」

P「?!」ビクッ

P「今、社長の声がしたような…」

高木「……」

P「気のせいか…」

「無理に上げたモチベを左胸に」

「切り裂くのはパワーハラスメント」

高木「はよ働け」

P「やっぱり社長居ますよね?!」

高木「……」

P「疲れてるのかな…こほんっ」


P「早急に俺 仕事を辞めたい」

P「はぁ~、鬱になるな…」

スタジオ

P「すまん貴音!遅れた!」

貴音「大丈夫ですよ。あなた様がわたくし達の為に駆けずり回っているのは知っていますから」

P「貴音…すまん。お詫びに何か奢るよ」

貴音「では、ラ…「ラーメン以外でな」

P「最近毎日二十郎に行ってるだろ?いくら体形が変わらないと言ってもなぁ~…毎日ラーメンは身体に悪いからな」

貴音「っ…!あなた様はいけずです!」

P「へいへい、何とでも言ってくれ」

貴音「むぅ…」

P「でもなぁ…」

貴音「?」

P「よしっ!行くか!!」

貴音「あなた様、わたくしはまだ決めていないのですが…」

P「事務所に着くまでに決めろよ。でなきゃ、なしだ」

貴音「あなた様はいけずです!」

車内

P「なぁ~、そろそろ機嫌なおしてくれよ~」ブロロロロ

貴音「………」ツーン

P「はぁ…」

貴音「………」ツーン

P「お!」ピン

貴音「?!」 ビクッ

P「貴音、ちょっとトイレ行って来る」ガチャ

貴音「………」ツーン

P「大人しく待っててくれよ?」ナデナデ

貴音「………」///

トイレ個室

P「さて皆さん!ここで私ことPが貴音にドッキリをし掛けたいと思います!!」

オヤジ「うるせぇぞ!クソが出ねぇじゃねぇか!!頭おかしぃのか?!」

P「すっ、すいません…」

P「…まぁ、気にしてないよ。うん…」

P「今回仕掛けるドッキリは、俺が血を吐いて倒れるというドッキリです!」コソコソ

オヤジ「う…うぅぅ…」

P「そこで登場するのがコレ!」

オヤジ「ぐっ…ぐああ…で…る…」

P「劇団で使われて「いぐぅぅぅぅぅううう!!」……」

P「………」

オヤジ「………」カラカラカラ

P「………」

オヤジ「………」フキフキヨセセイリ

P「………」

オヤジ「………」ゴシャアアア

P「………」

オヤジ「…ふぅ、スッキリした」ガチャ

P「……何だっけ?」

P「ああそうだ!テレビとかで使われてるこのカプセルのコレを使います!」

P「これを使えばあら不思議!口の中に真っ赤なモノが…と言う訳でいただき…」ポタ

P「アレ?俺まだ口の中にいれてないぞ?」ポタポタ

P「…オイオイ!マジか?!ヤバイ!鼻血が止まらん!」ボタボタ

P「おかしぃ…頭がくらくらす…る。ダメだ…た…てな…い」ドシャ

数時間後

P「ぐっ…さみぃ…」ブルブル

P「うげっ!血で真っ赤っかだな…あ~あ、スーツが…」

P「う~ん…とりあえず、外に出るか」
P「いや~、鼻血にしてわよく出たな。鼻の中がガビガビだな…」チーン

P「今何時だ?」パカッ

P「げっ!もう夜の9時じゃん!やっべ!社長に怒られる

トイレの外

P「……真っ暗だな…」ブルブル

P「貴音は…帰ったよな。う~寒」ブルブル

P「……アレ?車がない…。律子が迎えにきたのか?」ブルブル

P「………暗いな…」ブルブル

P「…帰ろう」

自宅付近の自販機

P「う~さみぃ~」ブルブル

P「にしても、皆から連絡こないな…」ブルブル
P「………」ブルブル

P「もしかして…嫌われてる?」ブルブル
P「………」ブルブル

P「…帰ろう」ブルブル

事務所

律子「…また出ない…」プルルルルル

小鳥「社長、そろそろ警察に通報した方が…」

高木「うむ…そのようだね…」

高木「もしもし、○○警察ですか?
捜索願いを出したいんですが………」

P自宅

P「いや~、寒かった…。とりあえず、フロフロっと!」

P「うぅむ…このスーツは捨てだな、うん。上着もアウトだし…」

P「まぁ、いいや」ポイ

ピー ピー オフロガワキマシタ

P「おっ!湧いたか。フロフロ♪」ワキワキ

浴室

P「ふぁぁ…最高だな~♪」チャプン

P「…明日どうすっかな~」

P「まぁいっか。明日は明日の風が吹くってな」

P「ふ~、眠いな…」チャプン

P「よしっ!身体洗って歯磨いて寝るか!」ザバァ

事務所

高木「ええ。はい、そうです。はい、ありがとうございます。はい、それでは、はい。失礼します」ガチャ

律子「どうでしたか?」

高木「とりあえず今日はもう遅いから明日の朝から捜索を開始するみたいだね」

小鳥「そうですか…貴音ちゃん凄く心配してましたし、早く見つかるといいですね」

高木「そうだね。他のアイドルにはP君は親元の不幸で帰っているとしか伝えてないからね」

律子「全く、プロデューサー殿は何処をほっつき歩いてるのかしら!」

高木「とりあえず、今日はもう遅いから解散するとしよう」

小鳥「そうですね。もしかすると、プロデューサーから連絡が来るかもしれませんし」

律子「はぁ~…そうですね。今日はもうあがりましょう…」

高木「二人ともお疲れ様!鍵は私が閉めてくよ」

律子「ありがとうございます。それでは、お先に失礼します」

小鳥「社長、お疲れ様でした」

高木「はい、お疲れ様」

ガチャ バタン

高木「………」ウ~ン

高木「あのP君が連絡も寄越さないなんて…これは一大事かもしれないな…」

P自宅

P「ふぁ~あ…眠い…」ドサッ

P「新しいベッドは最高だな~…」モゾモゾ

P「………」モゾモゾ

P「…おやすみ、俺…」スゥ~


P夢の中…

テレビ「こちら○○区の公衆トイレの中で今朝、男性の遺体が発見されました」

P「ふ~ん…」モグモグ

テレビ「遺体発見当時、男性は個室の中で成人誌を片手に鼻血を垂らしながら自身の性器を握っていた模様です」

P「ブフォ?!」

テレビ「職業芸能プロデューサー。○○区在住のPさん24歳。かの有名な765プロのプロデューサーをしていたそうです」

P「げほげほっ!俺?!」

テレビ「では、765プロの記者会見の様子です」

パシャ パシャ

高木「え~、今回、私共のプロデューサーが大変お恥ずかしい死に方をした事を今この場にて謝罪をさしていただきます。本当にすみませんでしたぁぁぁ!」ドゲザァァァ

パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ

P「社長!止めて!マジで止めて!」Σ( ゜д ゜ガタッ

テレビ「765プロのアイドルの反応」

春香「…最低な死に方ですね…」

千早「気持ち悪い…」

美希「幻滅なの、そこの人…」

あずさ「あらあら?ここは何処かしらぁ?」

やよい「うっ、ぅぅ、ぐす。プロデューサーが死んじゃって…ぐすん、か、かなしいれす…ぐすん」

貴音「はて?ぷろでゅーさーなる人は最初から居ませんが?」

響「ん?プロデューサー?ああ!フリムンのことか!どうでもいいよ、あんなやつ」

伊織「全く、最後まで私たちに迷惑掛けて。本当、765プロの疫病神だったわね」

真美「兄ちゃん…」

亜美「ん~、亜美的にはヤりたい事して死ねたんだからアリじゃないかな?」

雪歩「ひぃっ!男の人!」

真「アイツは普段から僕達にセクハラして居ましたからね。死んでくれて清々しますよ!」

テレビ「以上765プロからでした」

P「………」ガタガタ

ピンポーン

P「はっ!!夢か…」

ピンポーン

高木「P君!いるかね?」

P「社長か。はーい、今開けます!」

高木「居ないみたいだね。管理人さんお願いします」

ガチャ

高木「ん?向こうから鍵を開けたな。お邪魔するよ」

P「社長、すいませんでした!!」

社長「P君?何処にいるんだね?」

P「社長!俺はここに居ますよ?」

社長「お~い、P君!」

社長「P君!…どうやら居ないみたいだね。管理人さん、ありがとうございました」

P「おかしい、何で見えないんだ?

P「……もしかして、俺死んでる?」

P「……これは一大事だな…」

P「いや…まだ死んだとは決まってない!とりあえず、事務所に行こう!」

事務所

P「おはようございます!」ガチャ

小鳥「キャッ!」ビクッ

P「音無さん、おはようございます!」キリッ

小鳥「な、何で勝手にドアが開いたの…」プルプル

P「…………」

小鳥「だ、誰かのイタズラようん!」

P「クソォォオオ!!やっぱり見えないのか!!」ノォォォオオ!!

貴音「おはようございます。む?プロデューサー?」

P「たっ、貴音!俺が見えるのか?」

貴音「良かった!プロデューサーが無事で!」ダキ

P「おぅふ!たっ、貴音!ヤバイ!イロイロとヤバイから!!」ジタバタ

小鳥「アレ?プロデューサーさん!何処に行ってたんですか!凄い心配したんですよ!」

P「いや~すいませんでした!ちょっと体調が悪くて…貴音、もうそろそろいいか?」ナデナデ

貴音「あなた様…」ハナレ

P「いや…「ぷっ、プロデューサーさんが消えた…」…へ?」

貴音「小鳥嬢、プロデューサーはここに居ますよ?」

小鳥「?貴音ちゃん、プロデューサーさんに触れてみて」

貴音「?」ピト

P「???」ブン

小鳥「おぉぉ!プロデューサーさんが見える!!」

P「?どういう事ですか?」

貴音「はて?」

小鳥「貴音ちゃんが触ると見えるんですよ!」

P「???」

貴音「???」

律子「ただいま戻り…プロデューサー殿!何処行ってたんですか!」

小鳥「貴音ちゃん!プロデューサーさんから手を離して!」

貴音「?はい」ヒョイ

律子「な?!プロデューサー殿が消えた…!?」ガタガタ

律子「ど、どういう事ですか…」ガタガタ

小鳥「多分何らかが原因で、貴音ちゃんが触れている間はプロデューサーさんが見えるんですよ!」

律子「はい?」

貴音「…もし、他の方が触った場合はどうなのでしょうか?」

一同「「………」」

小鳥「私、触ってみようかな?」

小鳥「貴音ちゃん、プロデューサーさんはそこにいるの?」

貴音「はい。私の隣りに居ますよ」ユビサシ

小鳥「分かったわ……」ゴクッ

P「おい、この人目が血走ってるぞ」

小鳥「…えへ…えへへ…」ハアハア

P「おい!マジでヤバイから!貴音!」

貴音「あなた様、しばしの我慢を…」コソコソ

P「ちょっ!待て!マジでやめれ!」

小鳥「ふ~!ふ~!」ハアハア

律子「…小鳥さん?」イライラ

小鳥「じょ、冗談ですよ~」アハハハ…

P「助かった…ありがとう、律子」

貴音「律子嬢、プロデューサーが助かったと言っております」

律子「そっ、そう…えい!」ガバッ

P「うぉあ?!」ビクッ

律子「あら?誰も居ないわよ?」

貴音「あ…あなた様…プロデューサーが消えてしまいました!!」

小鳥「ど、どう言う事なの貴音ちゃん…」

貴音「ぷっ、ぷろでゅーさーが消えました…律子嬢が触れた瞬間…」

律子「ふぇ?わっ、私のせい?」

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