※ 割とキャラがカッ飛んでいるのでご注意ください。
ある日、大洗のどこか
みほ「えっと…ここかな…?」
みほ「戦車道の大事な集まりがあるって聞いたけど、一体なんだろ…」
みほ「お、お邪魔しまーす…」ガチャ
まほ「ん…みほか…」
みほ「あ…お姉ちゃん…?」
まほ「みほも呼ばれたのか?」
みほ「うん…お姉ちゃんも…?」
まほ「ああ…いったいなにがあったのやら…」
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ケイ「まあまあ、とりあえず楽にいきましょ!」
ダージリン「もう…せっかくのアフタヌーンティーでしたのに…」
カチューシャ「このカチューシャを呼びつけるなんて、いい度胸ね!」
アンチョビ「パスタを茹でていた途中で拉致られたんだが…」
西絹代「何事も突撃吶喊あるのみです!」
ミカ「こんな集まりに意味があるとは思えない」ポロロン
みほ「た、隊長さんたちがみんな揃ってる…!?」
ガチャガチャ、ババーン!
蝶野亜美「はーい!みんな元気ー!?」
みほ「蝶野教官!?」
蝶野「ひぃふぅみぃ…よしよし、全員揃ってるわね!感心感心!」
蝶野「それではただいまから会議を始める!今回の議題はこちら!」ダーンッ!
アンチョビ「なんだこのフリップ…ん?」
ケイ「なになに…?第一回…」
みほ「た、隊長たちの秘密暴露大会…!?」
蝶野「ここに取り出したるは投書の山!」ドササ
ダージリン「あら、すごい量」
蝶野「ここには様々な方面から寄せられた、隊長たちに関する情報が書き込まれているわ」
蝶野「それを読み上げていき、お互いの理解と親睦を深め合う、これはそんな会よ!」
カチューシャ「なによそれ!そんなもののためにわざわざ呼び出したっていうの!?」
西「あ、7時半から空手の稽古があるので」
まほ「もしもしエリカか?ああ、すぐ帰る。ヘリを回せ」
蝶野「ウェイウェイ、待ちなさいお嬢さんたち。これはちゃーんと、みんなにも益があることだから」
みほ「えっと、どういうことですか?」
蝶野「ここに取り出したるは投書の山!」ドササ
ダージリン「あら、すごい量」
蝶野「ここには様々な方面から寄せられた、隊長たちに関する情報が書き込まれているわ」
蝶野「それを読み上げていき、お互いの理解と親睦を深め合う、これはそんな会よ!」
カチューシャ「なによそれ!そんなもののためにわざわざ呼び出したっていうの!?」
西「あ、7時半から空手の稽古があるので」
まほ「もしもしエリカか?ああ、すぐ帰る。ヘリを回せ」
蝶野「ウェイウェイ、待ちなさいお嬢さんたち。これはちゃーんと、みんなにも益があることだから」
みほ「えっと、どういうことですか?」
蝶野「ルールは簡単!これから一枚ずつ、『この中に○○な人がいる!』と読んでいくわ」
蝶野「この中の誰かのことを言ってるのだけど、それが誰かは伏せるの」
蝶野「読まれた時に、素直に自分だと白状できた人に1ポイント!動揺したり、下手に隠したりしたら減点ね!」
蝶野「最終的にポイントの多かった隊長の高校には…なんと!」
蝶野「戦車道連盟から特別予算を贈呈しまーす!」
アンチョビ「予算…!?」ギラッ
ミカ「お金…?」ポロン
カチューシャ「ああ!貧乏組があっさり釣られてるわ!」
ダージリン「世知辛いですわね」
ケイ「身売りってこういうことかしら?」
みほ「違うと思う…」
ケイ「ちなみに拒否権は?」
蝶野「あるわよ。ただし」
西「ただし?」
蝶野「普通に名前付きで情報が公開されるだけね」
みほ「デメリットしかない!?」
ダージリン「こんな格言を知っているかしら?『人生、あきらめが肝心だ』」
まほ「もっとましな格言は出てこなかったのか聖グロ!」
西「斯くなる上は、腹を切る覚悟で挑むしか!」
アンチョビ「うまくいけばP40の修理費が…!」
カチューシャ「ま、このカチューシャには暴露されて困るような秘密なんてないけどね!」
ミカ「それにしても、いったいこの投書はどこの誰が送りつけてきたのかな?」ポローン
ダージリン「さあ…?」
蝶野「そーれーでーはー第一弾!まいりましょー!」
蝶野「がさごそがさごそっと…てりゃ!」ズボ
蝶野「まずは小手調よぉ。『この中に一人…』!」
隊長ズ(ごくり…)
蝶野「『ココ○チの10辛カレーを制覇した人がいる!」
まほ「む、私のことか」スッ
蝶野「はい、黒森峰に1ポイント!」
アンチョビ「な、なんだってぇ!?」
ダージリン「あのココ○チのカレー…それを10辛ですって…」
西「私、一度吶喊を試みましたが、あえなく5辛で断念したことがあります!」
みほ「お姉ちゃん、カレー好きだもんね」
まほ「これくらいはできないとカレー好きは名乗れないからな」フフン
カチューシャ「なによ、これくらいのことで得意げになっちゃって」
まほ「…」ギロリ
カチューシャ「ぴっ!?」ビクゥ
ミカ「ふむ、割と普通なお題だったかな」ポロン
ケイ「秘密っていうから、もっとヤバ目なのを想像してたわ」
蝶野「安心して、ヤバイのもあるわ」
みほ「全然安心できないんですけど…」
蝶野「ポジティブ&ネガティブね。どっちの秘密が暴露されるかは読まれるまでわからないわよ」
アンチョビ「できれば評価が上がるようなものを読んでほしいところだなぁ…」
蝶野「はい次ぃ!どんどんいっちゃうわよー!」ガサゴソ
蝶野「『この中に…』」
隊長ズ(ごくり…)
蝶野「『毎晩、ぬいぐるみを抱いて寝ている人がいる!』」
カチューシャ「ぬいぐるみですってぇ?隊長のくせに、子どもっぽい奴もいたものね!」
ミカ「誰も君には言われたくないんじゃないかなぁ?」
カチューシャ「なんですって!」
アンチョビ「といっても…これは予想がつくか?」
まほ「うむ…」チラ
みほ「えへへ…はい…」スッ
蝶野「うんうん、素直でよろしい!大洗に1ポイント!」
アンチョビ「えーっと、あのボコられグマのボコってやつだよな!」
まほ「大洗に移っても相変わらずのボコ好きだな、みほは」
ケイ「ベリーグッド!乙女らしくていいじゃない!」
みほ「な、なんか恥ずかしいな…」
西「…?」
西「蝶野殿、一つ質問があるのですが」スッ
蝶野「あら、どうしたの知波単の」
西「なぜ先ほど、『この中に一人』ではなく、「この中に」とだけ仰ったのでしょうか?」
ケイ「あ、ホント」
カチューシャ「ただの言い間違いじゃないの?」
蝶野「いやいや、間違いなんかじゃないわ。該当者が一人の時はちゃんと一人ってコールするのがルールなの」
蝶野「つまり、今回の場合は該当者は複数いるってことよ!」
西「なるほど、そういうことでしたか!合点がいきます!」
アンチョビ「…複数?」
みほ「それって、つまり私以外に…?」
ミカ「選ばれし者がいるってことだね?」ポローン
ダージリン「………」
ケイ「Hey、ダージリン?なにをだんまりしちゃってるの?」
ダージリン「な、なんのことかしらね」
みほ「ダージリンさん、もしかして貴女も…」
ダージリン「ふ、ふふふ…それは早とちりというものですわ」
ダージリン「まさかこの私が、毎晩ぬいぐるみを抱かないと寝られないとでも…」カタカタカタ
アンチョビ「めっちゃカップ震えてるぞ!?」
蝶野「審判の事前情報の前には誤魔化しなど無意味!聖グロは1ポイント減点!」
ダージリン「ぐっ…!」
ケイ「…え、ホントに抱いて寝てるの」
ダージリン「ちょっと素の反応で返すのやめてくださるかしら…」
みほ「ポイントがなくても減点されるんだ…マイナス点?」
まほ「ダージリン、一つ聞きたい」
ダージリン「…なにかしら」
まほ「…なんのぬいぐるみだ?」
ダージリン「…そんなコトを答える義務はありませんわね」
蝶野「情報によると、テディベアよ」
ダージリン「!?なぜそれを…!?」
みほ「か、かわい~~~!!」
アンチョビ「テディベアを抱いて眠るダージリン…」
カチューシャ「…許すわッ!」
ケイ「むしろ許せるわッ!」
ダージリン「くっ…いかなる時も優雅…それが聖グロの…!」プルプル
西「顔が赤いようですが、お熱でもあるのでしょうか?」
ミカ「キミ、空気が読めない人って言われたことないかい?」ポローン
まほ「しかしなるほど…コトと次第によっては自分がああなるかもしれんということか…」
ケイ「よく考えたら私の学校予算あるほうだし…別に参加しなくても…」
ダージリン「待ちなさい…ここまで来て逃すわけにはいかないわ…」ゴゴゴゴ
ケイ「わ、わかってるわよぉ!イッツジョーク!HAHAHA!」
ダージリン「さぁっ…次のお題に移ってもらいましょうか…?」
みほ「あ、ダージリンさんの目が据わってきてる…」
アンチョビ「あいつ、自分だけじゃ済まさないつもりだぞ…」
ミカ「さて…恥ずかしくない投書だけ読まれてくれればいいのだが…」
まほ「そればかりは運というものか…」
蝶野「さ、次ね。『この中に一人…』」
蝶野「『恋愛小説を読むのが趣味の人がいる!』」
アンチョビ「うぐっ…わ、わたしだ…」スッ
ケイ「へーえ?」
まほ「ふむ…」
西「おお!女性らしい慎ましやかな趣味で、大変好感が持てるかと!」
カチューシャ「ふーん、そういうの好きなのね、アンツィオって」
ミカ「恋に恋するお年頃なのかな?」ポローン
アンチョビ「やめろォ!くっ…こ、これはなかなか、恥ずかしいぞ…」
ダージリン「ふふ、わたくしもそういうの、嫌いじゃないですわよ。あ、紅茶でもいかが?」ニコニコ
みほ「ダージリンさんが妙に優しくなってる…」
まほ「暴露されたもの同士のシンパシーというやつか…?」
アンチョビ「とりあえずこれで1点だが…つ、辛いなぁ…」
ミカ「これも心を鍛えるための訓練と言えるのかもしれないね」ポロロン
カチューシャ「あなた、なんだか余裕そうね。明日は我が身よ?」
ミカ「読まれてしまうものは仕方ないからね。その時その時で対処を考えればいいのさ」
アンチョビ「そこまで開き直れたらいいんだけどな…」
みほ「ミカさん、どんなお便りが来ても動じなさそうだよね」
ミカ「所詮はどこの誰ともわからぬ手紙。風の導きに任せるままさ」ポローン
蝶野「それでは次のお便りよー」
蝶野「ペンネーム”K続高校AKI”さんから」
ミカ「えっ」
蝶野「『うちの隊長はお化けが苦手です』」
ミカ「えっ」
蝶野「『お化け屋敷とか色々屁理屈こねて入ろうとしません。文化祭レベルでアウトです』」
ミカ「あの」
蝶野「『何とかしていざ入れてみると私とミッコの手を握りしめたまんま動きません』」
ミカ「待って」
蝶野「『終始プルってます。出てきた時はだいたい涙目です』」
ミカ「アキ」
蝶野「『からの「こんな娯楽に意味があるとは思えない(キリッ)」』」
ミカ「やめて」
蝶野「『そんな隊長がすっごく可愛いと思いました、まる』」
蝶野「…………以上」
みほ「………」
まほ「………」
ダージリン「………」
ケイ「………」
カチューシャ「………」
アンチョビ「………」
西「………」
ミカ「………」
ミカ「違うんだ」
アンチョビ「何が?」
蝶野「デデーン、継続アウトー」
みほ「だ、大丈夫だよミカさん!わたしもお化け怖いから!麻子さんだって苦手だし!」
アンチョビ「そ、そうだそうだ!お化けは怖いぞ!」
カチューシャ「…ボルシチ食べる?あったかいわよ」
西「幽霊など、塩を持って突撃すれば!」
ミカ「ふふふ…皆、お気遣いありがとう」
ミカ「だがしかし、別に、お、お化けなんて、怖くないよ」ポロ…
ケイ「あー…じゃあ今度みんなでお化け屋敷いく?」ニヤニヤ
ダージリン「いいですわね」ニッコリ
ミカ「そんな集まりに意味があるとは思えない(早口)」
まほ「怖くないのなら、別にいいだろう?」
ミカ「許して…」
ミカ「………」ポロンポロン
アンチョビ「おーい、継続の隊長が隅っこでカンテレを弾く機械になったぞ」
まほ「大学選抜戦会議を思い出すな」
ケイ「あの時も一言もしゃべってなかったわよね」
ダージリン「あの時と今とでは全然印象が違いますけどね」
カチューシャ「”謎のカンテレ弾き”から”お化け屋敷でプルってる人”にジョブチェンジね」
ミカ「………」プルプル
みほ「やめて!ミカさんちょっと涙目になってるから!お化け屋敷でもないのにプルってるから!」
アンチョビ「おまえそれフォローしてるか?抉ってないか?」
まほ「あれだな、弄られるの慣れてないんだな」
ケイ「ああ、いつも弄る側というか振りまわす側っぽいわよね」
西「それで、皆でお化け屋敷へはいつ行くのでしょう?」
ミカ「いかないよっ!」
カチューシャ「わっ!継続がキレたわ!」
蝶野「次いいかしら?」
ダージリン「無慈悲な進行ね…」
蝶野「『この中に、最近制服のスカートがキツくなってきたような気がする人がいる』!」
蝶野「おっとぉ、ここでうら若き乙女のプライドを引き裂くような情報入ったわよ」
アンチョビ「な、なんで知ってるんだー!?」
ケイ「ちゃうねん、これはちゃうねん」
西「気がするだけですので!実際キツくはないので!よってセーフ!」
まほ「…おまえたち」
ダージリン「ちっとも優雅じゃないわね」
西「最近バイクと戦車ばっかり乗ってて運動をしていなくて…お恥ずかしい!」
アンチョビ「パ、パスタが美味しすぎるからいけないんだ!」
ケイ「ダイエットコークはゼロカロリー…ダイエットコークはゼロカロリー…」
カチューシャ「ひとりヤバそうなのがいるわよ」
ミカ「自分をうまく律することができないからそうなるんだね」ポロン
ケイ「Hey、涙目でプルっちゃう子がなんか言ってるわよ」
アンチョビ「そうだな、恐怖心も律すればいいのにな」
ミカ「………」プルプル
ダージリン「やめなさい貴女達」
まほ「なんだか皆ギスギスしてきたな」
西「続々と秘密が暴露されればこうもなりましょう」
みほ「それにしても、どこからこんな投書が届くんだろ…?」
蝶野「えーっと、それぞれ”PPRN”さん、”不思議の国のアリサ”さん、”福田”さんからね」
アンチョビ「あのおバカーーー!!」
ケイ「SHIT!あの子はあとで独り反省会よ!」
西「少しは名を隠す努力をしないのか福田ァ!」
カチューシャ「……ねえ、私気づいちゃったんだけど」
ダージリン「あら、どうしたのカチューシャ」
カチューシャ「さっきの継続の一件といい、ひょっとしてこの投書の山って……」
カチューシャ「全部仲間からの密告なんじゃ…?」
みほ「…いやぁ」
まほ「まさか」
ダージリン「それは」
ケイ「いくらなんでも」
アンチョビ「流石に」
西「ありえない」
ミカ「だろう?」ポロン
カチューシャ「そうよねー!間違ってもノンナやクラーラが私を売るなんてことないものねー!」
蝶野「続いてのお便りはペンネーム”ブリザードのN”さんから」
カチューシャ「ノンナァァァァァァアアア!!?」
蝶野「『うちの隊長は皆さんのことが大好きです』」
蝶野「『普段はツンケンしてますけどそれは上手な表現が苦手なだけです』」
蝶野「『その証拠にプラウダにいるときはいつも皆さんの良いところばかり話しています』」
蝶野「『見つめ合うと素直におしゃべりできない。カチューシャマジプリティ』」
蝶野「『皆さんもカチューシャのことをもっと気にかけてくれれば嬉しいです』」
カチューシャ「あーー!あーー!わああああ!!!」ブンブン
蝶野「はーい、手を振り回さないでくださーい」
まほ「普通に売られたな」
アンチョビ「恥ずかしい、これは恥ずかしい。いろんな意味で恥ずかしい」
みほ「カチューシャマジプリティ」
ケイ「K・M・P!K・M・P!」
カチューシャ「やめなさいよおおおおお!!!」
ダージリン「カチューシャ。私の良いところって何かしら?」
ケイ「わたしもわたしも!きになるわ!」
西「わたくしもぜひ!」
みほ「カチューシャマジプリティ」
カチューシャ「うるさいわよぉ!!ノンナのばかあああ!!」
蝶野「…あ、追伸があるわ」
カチューシャ「へ?」
蝶野「『いっぱいポイントが貰えるように、みんなでいっぱいカチューシャのことを書いておきました』」
蝶野「『いっぱい読まれるといいですね。ぶい』」
カチューシャ「ああああああああああ!!!もおおおおおお!!!」
まほ「カチューシャが壊れたぞ」
ミカ「牛かな?」ポロン
ケイ「仲間から慕われてるのは確かみたいね!」
みほ「カチューシャマジプリティ」
アンチョビ「お前それ気に入ったのか?」
蝶野「それでは次のお便り。ペンネーム”ペコちゃん”さんから」
ダージリン「ペコ…オレンジペコォォォ!!?」
アンチョビ「おい!だんだん趣旨変わってきてないか!?」
カチューシャ「ていうかペンネーム発表したら誰が対象か分かっちゃうじゃない!」
蝶野「『この中に一人、割と同じ格言を繰り返し言っちゃう人がいる』!」
蝶野「『1日に5回同じ格言が来たときはさすがの私も疲れました』、だそうよ」
ダージリン「そ、そんな…まさかオレンジペコが…そんなこと…」ガクガク
ケイ「1日に5回って…バカかしら?」
西「控えめに言って鳥頭ですね」
ミカ「そりゃあの子も疲れるよ」
みほ「みんなだんだん遠慮がなくなってきた!?」
まほ「継続が真顔で返してきたぞ、これ本当に親睦深めるための会か?」
蝶野「はいはい、どんどんいくわよー」
蝶野「ペンネーム”しぽりん”さんから」
みほ「えっ」
まほ「えっ」
蝶野「『ウチの子たちは小さい頃と今とで性格が丸っきり変わって心配しています』」
蝶野「『昔はみほがとても活発で、まほはどちらかというとおとなしい方でした』」
蝶野「『喧嘩してはよくみほがまほのことを泣かせていました。まほはすぐ泣く子でした』」
蝶野「『今ではもうまほもちゃんとした子に育ったようで、それは安心しています』」
蝶野「『でもみほが見る影もなく静かになってしまったので、とても心配です』」
蝶野「『やはりわたしの接し方が悪かったのでしょうか?お母さん夜も寝られません』」
蝶野「『みほ、たまには帰ってきてね。好物作って待ってます。お母さんより』」
蝶野「…イイハナシダナー!」
まほ「お母さまあああああ!?」
ダージリン「まほさんって泣き虫でしたのね」
まほ「ち、違う!今は泣いてない!」
カチューシャ「やっぱり昔は泣いてたんじゃないの!」
アンチョビ「身内か!?発信源身内なのか!?」
ミカ「もうなにも信頼できないじゃないか!なんだこれは!」
西「子供を気遣ういいお母様ですね!」
ケイ「そこじゃないわよチハタンリーダー」
みほ(次の休みにはちゃんと家に帰ろう…)
蝶野「それじゃあ次のお便り…あっ」
蝶野「ペンネーム”しぽりん”さんから」
みほ「えっ」
まほ「えっ」
蝶野「『そういえばみほが出て行ってしまってから、犬を飼うようになりました』」
蝶野「『名前をつける段になって私とまほで物凄く対立しました。お互い譲りませんでした』」
蝶野「『でも最終的にまほが泣いて部屋に籠もったのでお母さん折れました。やっぱりまだまだ子供でした』」
蝶野「『練習中に泣いて黒森峰のみんなに迷惑かけてないか、お母さんはハラハラしています』」
蝶野「『逆にみほは大洗のみんなを泣かせていないかどうか不安です。とっても不安です』」
蝶野「『好きな味のアイスを取られたからといってすぐ他の人を叩いてはいけませんよ、みほ』」
蝶野「『それでは二人とも頑張ってください。お母さんより』」
カチューシャ「黒森峰が逃げたわ!追いなさい!」
西「敵前逃亡は銃殺であります!」ガシ
ケイ「ヒャッハー!ここは通さねえぜー!」ガシ
まほ「殺せ!殺してくれええええ!!」
みほ「お母さんの中では私たちの印象は昔のまんまなんだね…」
ダージリン「わたくしたちはむしろ印象がガラッと変わりましたわ」
アンチョビ「そんなに姉を泣かせてたのか、お前…」
みほ「うぅん、そんなことはないとおもうんだけど…」
カチューシャ「あなたの方は今でも泣き虫さんなのかしら?」
まほ「やめろー!そんな目で私を見るなーーー!!」
ミカ「さあさあ、君も私と一緒に隅っこでプルってようじゃないか」
ケイ「おっ、ついに開き直り始めたわね!」
蝶野「次よー。えーと、”玉田”さんからのお便り」
西「ぐふぅ!?」
みほ「ああ!始まる前からすでにダメージが!」
ミカ「信頼していた仲間からの攻撃…なかなかクるものがあるね」
まほ「お前、こっちは親だぞ。これ以上のものがあるか?いやない(反語)」
カチューシャ「順調に頭のネジが飛んできてるわね」
蝶野「なになに?『男の人にすこぶる弱い』…?」
西「!」ビクゥ
蝶野「『西殿は普段は可憐でお美しいのですが、殿方がいらっしゃるとすぐにあがってしまうのです』」
蝶野「『いつもの突撃精神はどこへやら、間近に立つと顔を赤くして目も合わせられないような状況であります』」
蝶野「『なんと嘆かわしい!純情がぁるにも程があります!』」
蝶野「『どうかみなさんで西殿の奥手な性根を叩き直してやっていただきたい!』」
蝶野「……ですって」
ダージリン「本当に趣旨変わってきてますわね」
カチューシャ「ただの隊長に関する悩み相談じゃないのコレ!」
まほ「しかし…意外だな…」
みほ「うん…西さん、男の人苦手だったんだね…」
西「い、いえいえ!何も苦手などということは!」
ケイ「じゃあ、ちょっと試してみましょうか」
アンチョビ「試す?」
ケイ「黒森峰!名誉挽回のチャンスよ!」
まほ「ふっ…仕方あるまい」
まほ「西住流奥義!男装術!」バサッ
アンチョビ「うわっ!一瞬で男装の麗人が!」
カチューシャ「し、しかもカッコイイわ!タキシードがキマってるわ!」
みほ「お姉ちゃん、わたしその奥義知らないんだけど」
まほ「そうだろう。これは西住の一子相伝だからな」
ミカ「当時の西住流宗家は何を考えてこれを残したのか是非伺いたいね」
ダージリン「それで?男装をしてチハタンと模擬戦といったところかしら?」
まほ「そういうことだ。さ、お嬢さん」
西「えっ、あっ…」アタフタ
まほ「お美しいお嬢さん。あなたのお名前は?」
西「に、西…西絹代と…」
まほ「絹代さん。良い響き、綺麗なあなたにピッタリだ」
西「い、いえ、そ、のようなことは…」カァァ
まほ「あなたのこと、もっともっと知ってみたい」ズイッ
西「あっ、あのっ、ち、近い…」
まほ「ふふ…可愛い人だ。こんなに真っ赤になって…」
西「はぅぅ…」
蝶野「しゅーーーーーりょーーーー!!!」
ケイ「はいはい離れて離れて!おわりおわり!」
西「ふぁ…」プスプス
ダージリン「あ、頭から湯気出てる!?」
アンチョビ「やりすぎだこのバカ!」
まほ「いやすまん、加減がわからなくてな」
ミカ「どうしたんだい、みほさん?」
みほ「お姉ちゃんのあんな女タラしっぽい姿、みたくなかった…!」
カチューシャ「はいリピートアフタミー。西住姉は女の子。西住姉は女の子」
西「西住姉は女の子…西住姉は女の子…はっ!?ドリーム!?」
蝶野「よかった、気がついたわね」
アンチョビ「なるほど、これは弱いな。男装相手でもこのザマとは」
西「あはは…お、お恥ずかしい…」カァア
蝶野「それでは次のお便り。”ムーミン谷のミッコ”さんから」
ミカ「ひっ!」
蝶野「『別にいつもはカンテレ弾いてなかったりするよ。みんなの前だけだよ』」
アンチョビ「え…まじで?」
ケイ「なに?カンテレできるよアピールなの?」
ミカ「ち、ちがう…ちがうんだ…これは好きで弾いてて…」
カチューシャ「珍しい楽器弾けちゃうわたしカッコイイ?」
ミカ「あばばばばばば」
みほ「えぇ…ミカさんからカンテレとったらなにが残るの…?」
アンチョビ「お前さっきから継続にひどくないか?」
蝶野「続きましては”ロシアより愛を込めて、クラーラ”さんより」
カチューシャ「うなあああああああ!!?」
ダージリン「キターーー(゜∀゜)ーーーー!!!」
みほ「カチューシャマジプリティ」
西「K・M・P!K・M・P!」
蝶野「『カチューシャ様はボルシチが大好きなのですが、残念なことに猫舌なのです』」
蝶野「『ちゃんと冷ましてあげないといつもがっついて火傷します。皆さんも気にかけてあげて下さい』」
アンチョビ「そうだ!ちゃんと冷ましてあげろ!」
まほ「みんなで気をつけてあげないとな」
カチューシャ「クラーラーーーーーッ!!!シベリア送りよーーーー!!」
みほ「カチューシャマジプリティ」
蝶野「続いては”ナオミ・ハンター”さんから」
ケイ「はっ!?」
蝶野「『実は英語のクラス分けは一番下』」
ダージリン「えぇ…」
みほ「あ、あんなに自信満々に英語を連発してるのに…」
ミカ「連発しすぎて英語からルー語になっているのがいけないのでは?」
アンチョビ「ザッツ戦車道!トゥギャザーしようぜ!」
ケイ「そんなこと言ってないわよぉ!?」
カチューシャ「大丈夫よ!カチューシャだってロシア語解んないもの!」
まほ「わたしもドイツ語はあまりできないから大丈夫だ」
西「不肖西絹代、日本語も怪しいです!」
ケイ「全然フォローになってなーい!!」
蝶野「お次は…あらっ?これはちゃんとテンプレにのっとってるわね」
蝶野「『この中に、酒好きがいる!』」
.
蝶野「…ってなによこれ。お酒好き?」
蝶野「この子たちまだ女子高生よ?お酒なんて飲めるはずないじゃないの!」
みほ「………」
まほ「………」
ダージリン「………」
ケイ「………」
カチューシャ「………」
アンチョビ「………」
西「………」
ミカ「………」
蝶野「おい」
蝶野「おい。目ぇ合わせなさい。ねえ」
みほ「ほら、わたしって熊本出身だから」
まほ「ドイツビールは至高」
アンチョビ「イタリアのワインは神」
カチューシャ「ウオトカは水」
ミカ「わかる」
西「これは般若湯」
ダージリン「やはり伝統的なスコッチ」
ケイ「甘い。通はライウイスキー」
隊長ズ「…………」
隊長ズ「乾杯だああああああ!!!」ガシャーン
.
蝶野「な、なにをしているだぁーーーーっ!許さんッ!」
蝶野「日本国憲法及び法令を遵守する自衛官として、この狼藉見過ごすわけにはいかないわ!」
蝶野「そもそも会議はどうしたの!予算がもらえなくなってもいいの!?」
アンチョビ「うるせえええ!!!予算なんて知ったことかあああ!!!」
カチューシャ「そうよそうよ!こちとらこの会議でストレスしか溜まってないわよ!」
ケイ「むしろ狼藉されてる側よね、私たち」
みほ「お姉ちゃん、Go」
まほ「Yes,my sister」キュッ
蝶野「うっ」パタリ
ミカ「お酒。これは人生にとって必要なことなんだよ」グビー
ダージリン「こんな格言を知ってる?『酒は百薬の長』」グビー
西「それは日本の諺でありますダージリンさん!」グビー
みほ「はいっ!次のお便り読んじゃいまーす!」
アンチョビ「う”ぇ”!?まだそれやるのか!?」
みほ「西住流に退き道なし!売られた喧嘩は買っちゃいまーす!」
みほ「密告がなんぼのもんだばかやろーこのやろー!」
ミカ「あっ、これ酔ってるやつだね」
ダージリン「まほさん?妹さんをどうにかしていただける?」
まほ「ふふふ…みほめ…すっかり昔の雰囲気に戻って…」
まほ「懐かしいなあの元気な目…あの無邪気な目によくわたしは泣かされて…ぐすっ」
ケイ「ヘイ!ぽんこつ一名追加!」
みほ「えーと、”ブリザードのN”さんから!」
カチューシャ「ちょ、えええええええ!?また!?」
みほ「『カチューシャはご飯を食べるとすぐ眠くなります』」
みほ「『お昼休みの後の授業とか特にヤバイです』」
みほ「『この前うとうとしてるところを当てられて非常に慌てていました』」
みほ「『わたしがこっそり答えを教えてあげて事なきを得ましたが』」
みほ「『その後嬉しそうな顔でわたしにジュースを奢ってくれました。カチューシャマジプリティ』」
みほ「『みんなもカチューシャが眠そうにしていたら気を遣ってあげてください』」
カチューシャ「あああああああ!!!ノンナああああ!!!」
西「カチューシャマジプリティ」
ミカ「K・M・P!K・M・P!」(伴奏付き)
まほ「布団だ!布団を持ってこい!」
アンチョビ「いつ寝落ちしてもいいようにご用意をしなくては!」
カチューシャ「ばかあああああ!」
みほ「『実はダージリン様にお淹れする紅茶は週2のペースで午後ティー』」
ダージリン「うそおおおおおおお!?」
ケイ「茶柱が立ったわ(キリリッ)」
アンチョビ「それコンビニ製だから!ペットボトルだから!」
みほ「『隊長は一回カバン持たずに登校した事があります。by”イッツミー”』
まほ「エリカアアアアア!!」
ミカ「全米驚愕のうっかりさんだね」
西「学校へ何しにいったのですかね?」
みほ「『ウチもカンテレしか持ってなかったときあるよ』」
ミカ「ぐはぁ!?」
カチューシャ「アンタもじゃないの!」
みほ「『姐さんなんかスカートの下にパジャマ着たまんまのときあったっスよ!」
アンチョビ「ペパロニィィィィ!!それは内緒って言っただろおおおお!!」
まほ「ていうかこれ絶対全員集まって書いてるだろ!!」
みほ「『ケイは寝る時基本パンツ一丁だ』」
ケイ「いやああああーーーーーっ!?」
ダージリン「まぁ、はしたない…」
ミカ「どこでそんな情報を入手してくるんだろうね?」
みほ「『みぽりんはたまに授業中小声でボコの歌うたいだすよ。本人無意識っぽいけど』」
みほ「…あああああああ!!!」バタバタ
西「ああ!自分で自分にダメージを!布団に顔を埋めてバタバタしていらっしゃる!」
カチューシャ「ちょっとミホーシャ!それわたしの布団よ!」
アンチョビ「っていうかまじで持ってきたんか!」
ダージリン「速達よ(ドヤァ)」
ミカ「ちょっと何言ってるかわからないね」
まほ「ふむ。『西殿は奥手なくせに胸元が一番はだけているであります。せくしぃなのであります』」
西「ひゃっ!?」ササッ
ミカ「いまさら隠しても遅いよ」
アンチョビ「確かに他の隊長たちよりその辺の露出強めだよな!」
ダージリン「男の人は苦手だけど注目はされたいのかしら?」
ケイ「いやらしいであります!ハレンチであります!」
西「ちっ、ちがっ!なにも自分はそのような!」
みほ「んぐんぐ…ぷはぁ!お姉ちゃーん!やっちゃってー!」
まほ「ふふふ……さあこっちへおいで、子猫ちゃん」
西「あっ…は、はいぃ…」カァァ
ミカ「おおっと、それ以上は些かまずいんじゃないかな?」ポロンポロン
アンチョビ「いや、アリじゃね?」(イタリア気質)
ケイ「アリね!」(アメリカン)
ダージリン「アリよ。戦争と恋愛では云々かんぬん」(ダー辞林)
カチューシャ「スヤァ( ˘ω˘)」
ミカ「…仕方あるまい。カンテレクラッシュ!」ゴシャ
みほ「おうふ」ドサッ
まほ「あふん」バタッ
ミカ「ふぅ…これでよし」
ミカ「大丈夫かい?西さん」キラキラ
西「あ…あ…」
西「王子様…!!」
ミカ「えっ」
西「ミカさん!お慕い申し上げます!」
ミカ「いや、あの、わたしはそういう趣味は」
ケイ「あれね。暴漢に襲われそうになったところを颯爽と助けるプリンスの登場ね」
ダージリン「王道ね。さらりとやってのけるあたり才能あるわ」
アンチョビ「アイツも結構顔立ちいいしなー。頑張れば男装もイケる」
ケイ「実際チハタンリーダーは乗馬やるタイプだしぃ?普段は自分が白馬のプリンス的な?」
ダージリン「そこを乙女チックに撃ち抜かれて?恋にバチコン落とされました的な?」
アンチョビ「ここから始まる?めくるめくロマンスの旅的な?」
ケイ・ダジ・チョビ『アリだよねー!ウェーイ!』
カチューシャ「スヤァ( ˘ω˘)」
みほ「カチューシャ…マジ…プリティ…」zzz
まほ「K…M…P…」zzz
西「さあミカさん!めくるめく旅を!わたしとめくりまくる旅を!」ギラギラ
ミカ「なにを!?なにをめくるというんだい!?」
アンチョビ「シャツ」
ダージリン「スカート」
ケイ「下着」
ケイ・ダジ・チョビ『ウェーイ!めくってるめくってるぅ!』
ミカ「カッ、カンテレバスターーーー!!」グシャ
西「あいたぁー!?」バタリ
ミカ「ふう…ふぅ…この酔っ払いめ…」
ダージリン「こんな格言を知ってる?『ウォッカは凍らせた方がとろみが出て美味しい』」ゴクゴク
ケイ「お酒を残して寝落ちなんてもったいない!残ってるやつ全部持ってきなさーい!」ガバガバ
アンチョビ「イタリアはリモンチェッロも美味いぞぉ!」グビグビ
ミカ「お前らも寝ろォ!」ガガガンッ
ダージリン「あべしっ」バタリ
ケイ「ひでぶっ」バタリ
アンチョビ「たわばっ」バタリ
ミカ「はぁ…はぁ…」
ミカ「………ぐすっ、なんだこれ…」
みほ「ふふふ…ミカさん…よくもやってくれたね…」ムクリ
ミカ「ひぃっ!?」
みほ「神は言っている…ここで寝る定めではないと」指パチーン
まほ「…」ムクリ
ダージリン「…」ムクリ
ケイ「…」ムクリ
カチューシャ「…」ムクリ
アンチョビ「…」ムクリ
西「…」ムクリ
ミカ「あ…あ…」ガクガク
みほ「オーダーは、ただ一つ」
みほ「Panzer vor!」
そして夜は明けて…
蝶野「うーん…うーん…」
蝶野「…はっ!?しまった!寝過ごした!」
蝶野「まさか奇襲で意識を狩られるなんて…蝶野亜美一生の不覚!」
蝶野「しかしわたしが目覚めたからにはもう安心!厳正な規律で統率してやるわ!」
蝶野「さあみんな!お酒なんか飲まないでわたしの話を聞…け…?」
みほ「ほらぁ!アイスの当たり棒ちょうだいお姉ちゃん!」
まほ「うええええん!みほがいじめるうううう!!」
ケイ「もういっそみんな脱がしてしまえばわたしの恥も…ぶつぶつ…」
ダージリン「テディベア…テディベアはどこ…?あれがないと眠れない…」ウロウロ
カチューシャ「素直じゃなくてごめんね…ホントはみんな大好きだから…」
西「ミカさん!さあ!ロマンチックな逃避行に出かけましょう!」
ミカ「もう離して…抱きつかないで…」
アンチョビ「いいねー!積極的な姿勢いいねー!!あっはははは!!」
蝶野「…………」
蝶野「…………かえろ」
完。
以上です。ご覧下さりありがとうございました。
ポイント制?奴は死んだよ。
自分で書いててどうしてこうなった感が否めませんが、頭の中を空っぽにして読めるSSを目指しました。
ホントはミカさんが振り回されるだけのSSを書くはずだった。なんだこれ。
もっと書いてもよかったんですが、自分で手綱が取れそうになかったのでほどほどで締めました。
それはさておき、みなさん、お楽しみいただけたでしょうか?ガルパンではこれが2作目となります。
前作はこちら。こちらも頑張って書いたのでよろしければどうぞ。それではさようなら!
左衛門佐「温泉とあんこう鍋」おりょう「ぜよ」
左衛門佐「温泉とあんこう鍋」おりょう「ぜよ」 - SSまとめ速報
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