【ガルパン?】みほ「ボーダーブレイクです。」 (35)

どうも、西住みほです。

去年の戦車道の全国大会で仲間を助けた結果、相手チームが容赦なくフラッグ車を撃ち敗北、10連覇が水の泡になりました。

お母さんにはキレられ、仲間やOGからは嫌がらせを受け、お姉ちゃんに至っては「ごめん、巻き添えは嫌だから」と助けてくれませんでした。

私は嫌になり、戦車道のない大洗に行こうとしましたが、会長が戦車道を始めるという情報をキャッチし、転校を取りやめました。

そして行き着いたのが、マグメル学園でした。



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みほ(学園のみんなとも仲良くなれたし、これから充実した生活が…)

フィオナ「西住さん、こんにちは!!!!」

みほ「ひゃあ!」

みほ「あ、貴方は生徒会長のフィオナさん!?どうしたんですか?」

フィオナ「ちょっと誘いたいことがあってね。」

みほ「せ、戦車道は…」

フィオナ「違うの、乗るのは戦車じゃないわ。ブラストランナーよ。」

みほ「ブラストランナー…」.

みほ「ブラストランナーってあれですよね?ロボットのやつ」

フィオナ「そうよ。」

みほ(前々から気になってたんだよね。)

みほ「はい!是非!」

フィオナ「決まったわね。」

フィオナ「エイオースのことは知ってるわよね?」

みほ「はい。数十年前にニュードの研究施設であるエイオースが爆発を起こして、地球にニュードが降り注いだんですよね?」

フィオナ「ニュード汚染が酷くて近づけなかったけど、ようやく入れるようになったのよ。」

みほ「へぇ~」

フィオナ「まあそれはいいとして、大地に降り注いだニュードの回収を巡って、ニュードの研究機関「GRF」とそれと対立する組織「EUST」が武力衝突を始めたの。」

みほ「今でも傭兵を使って紛争してますよね」

フィオナ「そう、その時に作業用の機械であるブラストウォーカーに、ニュード・ドライブや武装用のラックやブーストを取り付けたものがブラストランナーよ。」

フィオナ「そしてこれが史上初のブラストランナー、クーガーⅠ型よ。」


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みほ「かっこいい…」


フィオナ「ブラストランナーはこれだけじゃないわよ。速度重視のもの、重装甲のもの、遠距離重視や脚部がホバーのものまであるわ。」

みほ「すごい!沢山ある!」

フィオナ「頭、胴体、腕、脚でパーツが分かれてるから組み替えて自分だけの機体が作れるわよ。」

フィオナ「こういうのだって作れるの」

みほ「わ!上半身がガチガチの固そうなのに下半身が細い!ヒョロヒョロ!」

フィオナ「通称シュラゴン。ヘヴィーガードの上半身にシュライクの脚部を組み合わせた機体よ…」


フィオナ「次に兵装を説明するわね。」

みほ「兵装?」

フィオナ「ブラストランナーには4つの兵装があって、役割が違うの。」

みほ「初めて知りました。」

フィオナ「まず強襲兵装」

フィオナ「使い勝手の良い兵装でサブマシンガンやアサルトライフル、手榴弾、爆発的な加速力と速度を得られるアサルトチャージャーを装備しているの。」

フィオナ「剣や槍や鎌なども装備してるわ。」

みほ「ええ!剣!?」

みほ「じゃ、じゃあ、戦車の車体と砲台を乗員もろとも真っ二つにすることも…」

フィオナ「もちろんできるわ!」

みほ「すごい!」

フィオナ「次に重火力兵装。」

フィオナ「攻撃翌力主体の兵装で、機関銃やガトリング砲、ロケットランチャーやプラズマカノンを装備できるの。」

フィオナ「榴弾砲やバリアもあるわ。」

みほ「バ、バリア!?」

みほ「じゃあ、バリアで砲弾を無力化しつつ、相手の戦車にガトリング砲で装甲をボロボロにしてロケットを叩き込んで乗員もろとも破壊することも…」

フィオナ「もちろんよ!」

みほ「素敵!」

フィオナ「次は遊撃兵装」

フィオナ「遊撃兵装は特殊工作や奇襲が得意な兵装よ。二丁拳銃や狙撃銃、相手の動きを止めたり鈍くしたりする装備があるわ。」

フィオナ「あと光学迷彩もあるのよ。」

みほ「狙撃銃!?光学迷彩!?」

みほ「じゃあ戦車の車長を狙撃した後、光学迷彩でこっそり近づいて車内の乗員に弾丸を浴びせるなんてことも…」

フィオナ「もちろん可能よ!」

みほ「かっこいい!」

フィオナ「最後は支援兵装。」

フィオナ「文字通り支援をするための兵装よ。行動不能になったブラストランナーを回復して再起動させたり、索敵して敵を見つける装備もあるの(索敵は遊撃兵装にもあるけど)」

フィオナ「地雷や設置型の爆弾もあるわ。」

みほ「設置型の爆弾!?」

みほ「じゃ、じゃあ索敵で戦車の位置を把握して爆弾を設置、戦車をおびき寄せて爆発させて乗員もろとも粉々にすることも…」

フィオナ「もちろん!」

みほ「最高!!!!」

みほ&フィオナ「「イェーイ!!!!」」ハイタッチ

通りすがりの生徒(なんで戦車を相手にすることを前提として考えてるんだ…)

フィオナ「戦闘のルールはわかったかしら。」

みほ(クーガーI型強襲兵装)「はい、マップにあるプラントを占拠しつつ、敵のコアを破壊したり、より多くのダメージを与えたら勝ちなんですよね。」

フィオナ「そう、そこで西住さん、今から私が指示するルートに進んでみて。」

みほ「はい。」

キュイーン。

みほ「あっ!もう敵のコアに着いた!」

フィオナ「そのままコアに攻撃よ!」

みほ「は、はい!」

ドガガガガ!!

みほ「すごい!コアに大ダメージを与えちゃった!」

フィオナ「今のがコア凸、直接コアに乗り込んでコアにダメージを与える戦い方よ。」

フィオナ「他にも、敵コアの目の前のプラントを占拠して一斉攻撃を仕掛けるやり方もあるわ。」

みほ「いろんな戦い方があるんですね。」

フィオナ「戦闘のルールもいろいろあるわ。」

フィオナ「中でもユニオンバトルというのがあって、10機で巨大兵器を相手に戦うの。」

みほ「きょ、巨大兵器!?」

フィオナ「そう、そしてその巨大兵器を率いているのが…」

バァン!!!!

ゼラ「ハッハッハッハ!やって来たぞマグメルの雑魚ども!!!!エイジェン高校のゼラ様だ…」

みほ「ッ!」

ガスッ!!!!

ゼラ「ぐあっ!」

みほ「フィオナさん!このイキり野郎が巨大兵器を率いてる人の一人なんですか!?」

フィオナ「そう。今西住さんが一発叩き込んで胸ぐら掴んでいるのがエイジェン高校のエースの一人、ゼラよ。」

フィオナ「その他にもエースはいて、女性のエースに至ってはエッチな格好をしているわ。」

みほ「そ、そうなんですか!?」

ガスッ!バキッ!ドゴッ!メキッ!グシャ!

ゼラ「ご、ごめんなさい、今回はこれで勘弁してやるので許してください…」

みほ「フィオナ姐さん、どうします?」

フィオナ「まあそのへんにしましょう。」

みほ「ごめんなさいゼラさん、熊本の戦車乗りの血が騒いじゃって…」

みほ「特に私のいた黒森峰女学園は息をするかのようにイジメをしたり、暴言を吐いたり、気にくわないという理由でいきなり罪のない人を殴ったり、小さくてかわいい男の子にセクハラをかましたり、とにかく中身は悪のかたまりの集団なんです…」

ゼラ「そ、そうなのか…」

フィオナ(西住さん…ここぞとばかりに前いた学校の評価を下げるようなことを…面白いからいいけど。)

みほ「あとプラウダ高校ってのがあるんですけど、完全な独裁制で戦車道の隊長が気にくわないという理由でひっどい目にあうそうです…」

フィオナ(対戦した高校まで…面白いことをするわ。)

みほ「ともかくマグメル学園より先にその二つの高校をやっつけるのがいいと思います。」

ゼラ「は、はあ…」

みほ「それじゃあ行ってください!」

ゼラ「わ、わかった!」ダッシュ

みほ「ふぅ…」

フィオナ「これで当分彼等は来ないわね!」

みほ「はい!」

~数日後~

黒森峰車長「ど、どうしよう…」

通信手「はぐれちゃったね。」

砲手「隊長に怒られる…」

装填手「とくに副隊長だね。」

操縦手「とにかく合流しないとだな…」

車長「確かに…?」

砲手「どうしたの?」

車長「なんか来てる!?」

キュイイイン!!!!

みほ(クーガーS型強襲兵装)「…」

車長「ブッ、ブラストランナー!?」

操縦手「ま、マジで!?」

車長「こっこっちに来る!」

砲手「どうするの?撃つの?」

通信手「それはヤバくない!?」

装填手「い、一応準備を…」

車長「ま、間に合わない!」

みほ「えい!!」

スパッ

ティーガー(ぼ、ぼくの長くてぶっとい大砲が!)

みほ「うーん、リヒトメッサーって名前はドイツっぽいくせに見た目日本刀なんだけど、隙が少なくていいね。」

みほ「帰ろ。」

キュイイイン

ティーガーのみなさん。「…」

みほ(セイバーⅡ型遊撃兵装)「戦車道やってたから、当たる当たる~」

ドーーン!!!!(炸薬狙撃銃・絶火)

みほ「あ!外した!!!!」

~文科省~

辻(ふ…大洗が戦車道を始めたらしいが…無駄だ。)

辻(素人同然の集団と寄せ集めの戦車、恥をかくだけだ。)

辻(大洗は廃校確定だ…)

ヒューー…

ドーーン!!!!

辻「ピギィ!」


炸薬狙撃銃・絶火
炸薬弾を用いた狙撃銃、着弾時に炸裂するため周りにもダメージを与えられる。とどのつまり、辻はバラバラになるのだ!
やったね!

~戦車喫茶~

みほ「エイジェン高校がプラウダ高校を襲撃、お互い総力戦に、か…」

??「誰かと思えば副隊長じゃないですか。」

みほ「?」

エリカ「ああ、元でしたね。」

まほ「…」

みほ「あ…」

エリカ「こんなところで何をしてるかと思えば、お気楽ですね。」

エリカ「戦犯のくせに。」

みほ「う…」

「おいちょっと待て!」

まほエリ「!?」

マグメル学園生徒A(以下、熱血男)「そこまで言う必要ないだろ!」

生徒B以下、マジメ女)「西住さんに謝りなさいよ!」

エリカ「な、何よあんたたち!」

生徒C(以下、インテリ女)「西住さんの同級生よ!」

生徒D(以下、不敵男)「昔のことをネチネチと言ってんじゃねー!」

生徒E(以下、ドライ女)「カッコ悪い。」

引率の先生(以下、ナルシー男)「西住さん、大丈夫ですよ。私達が付いてますからね。」

みほ「あ、はい。」


エリカ「だいたい!みほのせいで私達は10連覇を逃したのよ!」

不敵男「だからどうした!」

マジメ女「西住さんのやったことは間違ってないわよ!」

インテリ女「命に比べれば、そんなものちっぽけなものよ!

熱血男「そうだ!西住さんはスモイ!」

エリカ「ぐぬぬ…」

ドライ女「…腰巾着」

エリカ「何ですって!?」

まほ「エリカ、もうやめろ。」

エリカ「隊長!」

マジメ女「あなたは黙ってなさいよ!」

インテリ女「どうせ心の中で「感情を処理できないのはゴミ」とか思ってるんでしょ。」

熱血男「だから平気で人や妹を犠牲に出来るんだろ!鉄仮面!」

不敵男「イジメっ子のリーダー格!」

マジメ女「平気で無関係の人を殴るひどい人!」

ドライ女「…ショタコン。」

店員(めっちゃボロっくそに言ってる…てか先生止めろよ!)


!」

ナルシー男「そこまでですよみなさん。それ以上は戦争になりますから。」

まほ「か、帰るぞエリカ…」

エリカ「(隊長がえらい動揺してる。)はい、隊長」

みほ「…お姉ちゃん…」

マジメ女「西住さん、大丈夫?」

ドライ女「あんな奴ら、相手にしないで。」

不敵男「あんな奴、移動手段を爆破してやろうぜ!」

みほ「うん、そうだね」

みほ(エンフォーサーⅡ型支援兵装)「…」笑顔

~二日後~

みほ「あ、お姉ちゃんから手紙」

みほへ

黒森峰の悪評を流したのはみほですか?もしそうだとやめてください。おかげで学校のHPには辛辣なことを書かれたり、いく先々では冷たい目で見られたり、ツイッターでは黒森峰という理由で叩かれ、ち○ぽの画像を送りつけられた生徒もいました。
あと、私とエリカが帰るためのヘリを目の前で爆破したのもみほですか?なんか髪モジャモジャの女の子がブラストランナーを目撃したそうです。
あのときのことは本当に悪かったと思っています。ホント勘弁してください。

ホント申し訳ありませんでした。

まほ



みほ「…」

みほ、手紙をゴミ箱にポーイ。

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