──その“男”は、“少女”へと語りかける。
男「そうです。初代再リメイクがもし出るとするならば、あなたは新衣装を仕立てなければならない。
しかし、あなたは長年表舞台に出ることが叶わなかった。
その為…お金に困っていることも、知っていますよ?」
リーフ「は、はい…確かに、そうですが…。」
男「てっとり早くお金を稼ぐ方法は、そんなビデオを撮ることに他がないではありませんか。」
リーフ「で、でも…。
そんなこと、急に言われても…。」
確かにそうだ。
同年代のレッド君やグリーン君は、続編のHGSSやBW2のPWTに出演できているが…私には何のオファーも来なかった。
…さながら、存在自体を抹消されたかの如くに。
リーフ「…少し、考えさせて下さい…。」
男「わかりました。」
~リーフの家~
お母さん「お帰り、リーフ。」
リーフ「うん、ただいま、お母さん…。」
お母さん「…どうしたんだい、リーフ?
なんだか、元気がないようだけど。」
リーフ「ううん、なんでもないのよ…お母さん。」
バタン…。
リーフは、自部屋へと入っていった。
お母さん(どうしたのかしら…リーフ。)
リーフ「…どうしようか。」
確かにそういうビデオに出れば、大金が手に入る。
その手のニーズは沢山ある。
それに、私のような少女のビデオは貴重だからだ。
…でも、顔を晒してそんなビデオを取ることには抵抗がある。
だが、父が亡くなってしまった今、私の活動だけがこの家の唯一の収入源であり、その活動も今は途切れてしまっているのだ。
ならば…。
だったら…。
お母さんも、最近は痩せ細ってしまっている。
私の身体が求められているというのなら…仕方ないのかもしれない。
──翌日
リーフ「わかりました。
私…ビデオに出ます。」
男「おお、それはよかったです!
ああ、安心して下さい。モザイクは最小限掛けますから!
…えっ、局部にはしませんよ?
掛けちゃったら、少女かどうかわからないじゃないですか!!
…顔のみです。」
リーフ「…はい、わかりました。」
こうして、彼女は如何わしいビデオ出演を了承することとなる。
男「さあ、部屋に入って服を脱いで来て下さい。
あっ、そこでもう撮影は始まってますから!
脱衣込みの野外露出ですからね。」
リーフ「…はい。」
リーフは、案内された部屋へと入っていった。
リーフ「…。」
確かに、カメラが回ってる。もう引き返せない。
ポケモンも連れてくるなと言われたから、女のこの身では抵抗もできないだろう。
…お母さん、ごめんなさい。
貴女が産み育てて下さったこの身体を、全国の変態共の目に晒すことになってしまいました。
しかし、これも貴女を思ってのことなのです。どうか、許して下さい。
リーフ「…。」シュルルッ
リーフはまず、上着を脱ぐ。彼女のシャツが顕になった。
まだ、ブラは着けていなかった。
リーフ「…。」シュルルッ
次に彼女は、スカートを外す。
もはや彼女は、下着姿である。
カメラは…容赦なく回り続ける。
しばらく躊躇していた彼女であったが、遂に覚悟を決めた。
リーフ「こ…“これ”も、ですよね…?」
当然ながら、返答は無い。
リーフ「うぅ…。」
彼女は遂に、最後の砦へと手を掛けた。
スルスル…。
女児向けの可愛らしいキャラクター物を、まだ履いていた。
彼女が未成熟だという証だ。
そして、彼女の『女』としての証明…恥ずべき場所が露わとなる。
当然、カメラの目はそれを逃さない。
──まだ毛も生えていない、いわゆる『パ○パン』である。
AVのそれとは違い、純粋な天然物だ。
これこそ、その手のマニアが涎を垂らして欲しがる…極上の一品なのである。
リーフ「…!」カアァッ
恥ずかしさのあまり、彼女は思わずしゃがみこんでしまう。
…無理もない。
彼女は、まだ汚れを知らない…『少女』なのだから。
──しかし。
「「リーフさ~ん、もうそろそろ脱ぎ終わりましたよね~?
早く…出てきて下さ~いっ!」」
外の“悪魔”は、留まることを許しはしなかった。
リーフ「…はい、今出ます。」
純粋な『少女』が、一線を超えようとしている。
籠から這い出す鳥。
井の中から解き放たれた蛙。
決して好ましくはない状況だが、とにかく純粋無垢であった『少女』は、今日、確かに…“何か”に変貌を遂げるのだ。
──ガチャ。
今、『少女』は扉を開いた。
男「おほほぉっ!
…いや、失礼。では、行きましょうか。」
リーフ「え…?」
男「なにって、これからが本番ですよっ!
まずは、この周辺の道路を練り歩きましょうか。
あっ、心配は要りませんよ。今から虫よけスプレーを掛けますから。」シャー
リーフ「キャ…!」
男「おっと、裸体には染みましたかね。
フフフ。本当に上玉だ。これは高く売れるぞぉ。」
彼女は、胸と局部を手で覆い隠している。
しかし、背後にももちろんカメラは回っており、彼女の小振りな臀部はしっかりと撮られている。
…股の間から見える、恥肉もばっちりだ。
リーフ「…。」キョロキョロ
男「はいっ、もっと、しっかり歩いて!
まぁ、適度に恥じらってくださいね。
…その方が、マニアに受けると思うんで。」
赤面しながら、彼女は回りを見渡しつつ歩く。
幸いこの道路には誰もいないが、こんな所を幼馴染のレッドやグリーン、お母さん…いや、誰にだって見られたくない。
──早く終われ。
その思いを胸に秘め、男には気づかれないように努め、彼女は道路を歩き続けた。
男「よしっ、じゃあ、次はこの地下通路に行ってみましょうかっ!
あそこは薄暗いし、服を着ていないことが案外わかりませんよ。もし万が一のことがあっても…逃げ切りましょうっ!!」
リーフ「…はい。」
促されるがままである。
彼女は、かつて幼馴染のレッドから譲り受けた帽子だけを被っていた。
胸、秘部、尻…あられも無く露出している。
これがもう少し成熟していたなら、そして誰かに目撃されていたのなら…痴女のレッテルを、彼女は一生背負うことになっただろう。
男「リーフさん、緊張で汗が吹き出てきたでしょう。
さぁ、このお茶を飲んで下さい。
それを飲んでから、地下通路へ行きましょうっ!」
リーフ「…ぁりがとう…。」
ゴキュゴキュ…。
彼女は力無くそれを受け取り、飲み始めた。
男(ククク…。)
男「あ、そうだ!
リーフさん、これも付けちゃって下さいっ!!」
リーフ「え、そ、それは…!?」
男が差し出した、“それ”は。
男「う~ん、なんと言えば良いんでしょうか。
これはですね、尿道に栓をして、おしっこができなくなるシロモノなのですよ。
まぁ、そのまんまですが、“尿道栓”とでもしましょうか。」
リーフ「にょ、にょーどーせん…?」
男「後、今渡したお茶、何の躊躇もなく飲み干されましたよね?
ククク…誠に純粋この上なく、自分好みですよ。
…あのお茶には少々、おしっこを促進する薬を入れておいたのです。
下剤も入れてやりたかったのですが、流石にそれは可哀想でしたのでね。」
リーフ「…!」
ブルッ…。
その瞬間、彼女は…尿意を感じた。
男「おっと!
まだ出してはいけませんよ…まぁ、出せないはずですが。」
リーフ「え…?」
男「ただ歩くのだけでは面白くはない。
最後のシメに、あなたの…おしっこのシーンを撮影するのですよっ!」
リーフ「…!
そんな、そんなの…聞いてませんっ!!」
男「大きい方だけじゃなかっただけでも感謝しなさい。あれは恥ずかしさが段違いですからね。
それとも、今から尻尾を巻いて帰りますか?」
リーフ「こ、こんな格好で帰れるはずが…!」
男「まぁ、それも面白いでしょう。
その格好で性欲に塗れた男共に犯されないか…見ものですがね。」
リーフ「つっ…!」
彼女は、己の運命を呪った。
リーフ「…うぅ…。」ポロッ
彼女の瞳には、大粒の涙が溢れていた。
どうして…?
どうして、レッド君やグリーン君が手厚い待遇を受ける一方で、私がこんな目に合わなければいけないの…?
…かつて、三人で遊びあった仲だと言うのに。
あの人たちは、もう…私の手の届かぬ所へと行ってしまった。
ジョウト地方にも行きたかった。
トーナメントにも出たかった。
なのに、どうして…?
リーフ「…。」
ポロ、ポロ…。
男「おやぁ、リーフさぁん…。
もしかしたら、ここまでやっておきながら…まさか、怖気づいたのですかぁ…?
そんなあられもない格好をしておきながら、排泄行為の一つも見られるのが嫌なのですかぁ…?」
リーフ「だ、だって…。」
彼女は最早、涙声であった。
男「…中途半端ですねぇ。
そんなことだから、同期の少年たちにもこうまで大きな差を付けられてしまったいうのが…わからないのですかぁ~っ!?」
リーフ「…!」
男「あなたは変わらなければならないんだ。
『少女』という、ちっぽけな存在から脱却しなければならない。
私はそのきっかけを与える、言わば救世主(メシア)。」
リーフ「メシア…。」
男「今日はその良き日。変わるのです、あなたは。
『少女』から『大人』になるのです!
そうしなければ、あなたは永遠に彼らに追いつくことなどできやしないっ!!」
リーフ「う…うわあぁぁぁぁぁ!!!」
彼女は絶叫し、大粒の涙を流す。
──そして。
男「…どうです、付ける気になりましたか…?」
リーフ「…はい。」
力無く、しかし、しっかりとした返答であった。
男「おおっ、では…そこに座って下さい!!」
ペタァ。
リーフ「んっ、つ…冷たい…。」
男「そのぐらい、辛抱してもらわないと困ります。
では、そのまま開脚するのです。」
言われた通りにするしかなかった。
彼女の…“全て”が露わとなってしまった。
男「ほぅ、これが…。」クリ、クリ…
リーフ「…!
や、やぁっ…。」
男「さて、尿道はどれだ。女には三つの穴があるからな…面倒なことこのうえない。
えっと…。」グチュグチュ
リーフ「んぅ…!」ビクンッ
男「ん、濡れてる…?」ペロッ
男「…うん、この味、臭い。ここで間違いないな。
では、さっそく…。」ヌプッ
リーフ「あっ…。」
男「よし、入ったな。」
リーフ「ん…んぅぅぅ…。」
男「おやおやぁ…どうしましたぁ?」
リーフ「い、今ので…もう…で、出そう…。」
男「フフフ。それは、『できません』。
じゃあ、試しに出そうとして見なさい。」
リーフ(…!)
男「フフフ。今、出そうとしましたね。しかし、出せなかった。
それもその筈。この尿道栓その名の通り、尿管自体に栓をする役割を持つ。そして…。」ポチッ
男は、手に持っているリモコンのスイッチを無表情で押した。
リーフ「んぅっ…!?」
男「このスイッチで、尿管を通じ膀胱に空気を送り込む。
どうです、只でさえ酷かった尿意が…ますます広がっていることがわかるでしょう…?
しかしそれを…あなたは出すことはできないっ!!」
リーフ「…んっ、んんぅ~っ…!!」
彼女は股を抑え、騒がしく足をジタバタさせる。
局部からは、尿ではない“ナニカ”が滴り落ちる。
彼女の腹部は、とある部位が膨らんでいる。
丁度、膀胱の存在し得る辺りであろう。
男「フフ…。」チョンッ
男はそれを、冗談半分で突付いて見た。
リーフ「え、あっ…。
…あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!!」
瞬間、彼女は絶叫する。
『通勤ラッシュの電車内で痴漢にあった。』
そういった類の叫びの比ではない。
男性諸君ならわかるであろう。
股間を思いっ切り蹴り上げられた時の、“あの”痛み。
或いは、露出させた陰茎に刺激物をたっぷりと塗り込む。
そのような痛みを凝縮させ、ぎゅうぎゅうに詰め込んだものが、現在彼女の感じた痛覚なのである。
──直接内臓に刺激を与えたのだから、当然だ。
男「おっとぉーすいませぇーん。
ちょっと刺激が強すぎたかなぁー?
まあいいや。じゃあ、地下通路を練り歩きましょうか!!」
リーフ「ち、ちょっと待って…。」
男「んぅー?」
リーフ「お、お願い…。
お、お手洗いに…おしっこ、出させて…。」
「「ダメです。」」
男の言葉は、彼女の情を全く持って考慮などしていない。
冷酷で、淡々としたものであった。
リーフ「そ、そんな…。」
男「んふふー、極限まで我慢するのですぅー。
その姿が、マニアにとっても高値で売れるのですよぉー。」
リーフ(…誰か…!!)
──青き若葉の、向かう先は。
~地下通路~
リーフ「…。」ソワソワ
薄暗いその通路は、彼女の行く末を暗示しているかのようであった。
リーフ(くぅ、うぅ…。)
そして彼女は、時折身をくねらせながらも、その道をひたすらに突き進んで行く。
男「いいですよぉー、いいですよぉー!!
もっともっと恥じらってっ!!アハハハッ!!」
…前からも、後ろからも、撮影が続く。
リーフ「うっ…。」ドサッ
思わず、彼女はよろけてしまい。
その結果…可愛らしい肛門が露わとなってしまう。
男「アーハハハ、ざまぁねぇですっ!!
まるで犬畜生ですねっ、ギャフフヘフッ!!」
リーフ(やだ…もう…もう…。)
そして、地下通路の出口へと辿り着いた。
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