ナルホド「証言が全部安価だなんて」 (79)

サイバンチョ「これより開廷しますぞ」

ナルホド「弁護側準備完了しております」

ユガミ「準備なんて必要ねぇ・・・なんたって単純な事件だからなぁ」

ナルホド「!」

ユガミ「ジイサン・・・冒頭弁論させてやるよ」

サイバンチョ「ふむ・・・男が女を殺害したようですな。目撃者は幼馴染」

ユガミ「こういう時は男に聞いちまうのが早ええ。男を入廷させてやんなぁ!」





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サイバンチョ「男さん職業を教えてください」

男「<<3をやっている」

 証言開始

男「<<4<<5<<6<<7<<8だ」

ナルホド「」

ユガミ「おっと開始20分で終わりのようだな・・・」

サイバンチョ「証人がそう言うなら判決を」

待った!ダンダンダン

ココネ「男さんの心にノイズがあります。lets do this」ブイーン

ナルホド「ここだ!」

ナルホド「”犯人は私です”と言うとき深い悲しみが見えます。なぜですか」

男「<<10だからだ」



ごめん<<12で

安価の件ありがと

男「彼女を傷つけてしまったからに決まっとりますがなベイベー」

サイバンチョ「なるほど」

ユガミ「つまり、こういうこったろ。男は職業がAV男優とは知られたくなかった。しかし女は知ってしまった。」ガシャガシャ

ユガミ「だから殺したんだろ」

男「そのとおりだ」

ナルホド「筋が通っている・・・!待てよ。男が出ているAVを僕は持ち歩いている」

ナルホド「異議あり!(つきつけるAV)」

ナルホド「AV男優とは知られたくない?それはこの映像と矛盾しています」

サイバンチョ「具体的にどの部分ですか?」

ナルホド「くらえ!「名前の部分」」

ユガミ「どういうこった?」

ナルホド「男さんは本名で出演しているのですよ。AV男優と知られたくない人が本名で出演しますか?」

ユガミ「ぐはっ!」

男「!」

サイバンチョ「嘘はいけませんぞ。偽証罪にあたる可能性があります」

ナルホド「裁判長!やはりこの証人の最初の証言を尋問する必要があると主張します」

サイバンチョ「うむ。許可しましょう」

ナルホド「よし。ここからが勝負だ」

ユガミ「だまりなぁ!証言を尋問するためには刀が必要だろう」

現場の写真(二人は行為中だったようでシーツに血がついている)

証言開始

ナルホド「ガマの油売りとはなんですか?」

ユガミ「ググりなぁ!」

男「待て。俺が説明しよう。江戸時代に薬であるガマの油の偽者が流行ったそうだ」

男「手口は赤い線を切り傷に見せかけ、偽のガマの油を塗り、線をはがし治ったように見せかけたようだな」

男「女は処女って聞いていたのに、血が出なかった。俺の体液はガマの油みたいだな」

ナルホド「異議あり!(現場の写真)それはこの写真と矛盾しています。シーツにはちゃんと血がついています。この血は誰のものだったのでしょうか」

ユガミ「黙りなぁ!おおかた女を殺すときに揉みあってついた血だろう。検察側はその血は女のものと調査で明らかにしている」

ナルホド「グッ」



ナルホド「では真夏の蜃気楼とは?」

男「表現しにくかったんだけども、行為の最中急に真夏の蜃気楼のように視界がゆがんでさ。次に目が覚めたときにはもう捕まってたよ」

ナルホド「!誰かが薬物を混入したとか」

ユガミ「黙りなぁ!、第三者がいたかどうかには証明にならないだろ」

男「本当に真夏みたいだったなぁ」

ナルホド「!蜃気楼ではなく真夏の蜃気楼?」

男「おう。俺はクーラーが苦手だから、つけないのさ。この職業は体調管理も大事だしね」

ナルホド「ならば証拠のシーツには他にも付着しなければならないものがありますね」

ユガミ「?」

ナルホド「二人の汗です!今は真夏ですからクーラーをつけないとシーツが汗だらけになるはずです。シーツには血しかついていないのです!」

ユガミ「グハッ!」



ナルホド「つまり、シーツが第三者によって偽装されている可能性があります!」

観衆「ザワザワ」

サイバンチョ「静粛に静粛に!」

サイバンチョ「私の考えを言います」

ユガミ「黙りなぁ!裁判が混乱してきた。こうなったら目撃者に聞いたほうが早い。幼馴染を入廷させな!」

サイバンチョ「とほほ」

ナルホド「よし!生き延びたぞ」

サイバンチョ「名前と職業を」

幼「幼馴染です。>>22やってます」

証言開始

幼「>>23>>24>>25>>26>>27です」

幼稚園のせんせー

AV女優

を裏でやってる。

隠してあったプリンを食べたのは私じゃありません!

スカラー電磁波とベクトル電磁波との相違について

嘘ですごめんなさい本当は私が食べました

ナルホド「・・・」ダラダラ

ユガミ「文字通り電波ちゃんみてぇだな」机バンバン

ユガミ「さっさと尋問してやんな!」

証言開始

ナルホド「幼稚園の先生をやっているけど、裏でAV女優もやってるんですか?」

幼「そうなんです。裁判では嘘をついたら偽証罪に当たるので正直に言いました」

ナルホド(悪いことしたな)

ユガミ「まぁAV男優の知り合いにAV女優がいてもなにもおかしくないわな」

ナルホド「隠してあったプリン?」

幼「男さんの部屋には隠していたプリンがあったんです。それは食べてません」

ナルホド「よく知ってますね」

幼「男さんがプリンを買えたことを自慢してたんで・・・」

ユガミ「証拠になるか分からんがとっときな」プッ!

証拠 プリンが入ってた容器

ココネ「ナルホドさん!このプリンは昨日から販売されている期間限定のレアものですよ」髪ナデナデ

ナルホド(一応覚えておくか)

ナルホド「スカラー・・・。なんですか?」

幼「スカラー電磁波とベクトル電磁波との相違です」

ナルホド(僕は文系だからなぁ)汗ダラダラ

幼「つまり方向の概念をもっているかの違いです」

待った!

ココネ「影の政府は、UFOのコンタクティやUFOについて本当のことを書いているジャーナリストや科学者たちをスカラー電磁波を使った武器で遠隔的に殺しているとの説があります(wikipediaより)」

ココネ「そうやってビビッと殺したんじゃないんですか?」

ナルホド(ガリレオみたい)

ユガミ「黙りなぁ!ぶっとんだ説を出すのは勝手だが証拠はあるんだろうなぁ」

ココネ「・・・ないです」

幼「嘘ですごめんなさい本当は私が食べました」

ナルホド「え?」

幼「プリンは私が食べました」

ナルホド(食べちゃったんだ・・・)

ナルホド「!”隠してあった””プリンを食べたということは幼さんは男の部屋に入ったってことですよね」机バン!

ユガミ「黙りなぁ!でもそれだけだろ。プリンは殺されるずっと前に食ったかもしれないだろ」

ナルホド「異議あり!(プリンの容器)このプリンは昨日から発売された期間限定のものでした」紙パンパン

ユガミ「なんだとぉ!」

ココネ「ユガミさんプリン普段食べるのかな?」

ナルホド「殺されたその日に部屋に入ったのです。そのときの証言を聞くべきです」

サイバンチョ「では、話していただきましょう。その日、部屋でなにを見たのか」

幼「>>38>>39>>40>>41>>42

新手のスタンド使い

全て遠き理想郷(アヴァロン)を奪いに

ベランダからダイナミックエントリー

私がやりました

あれは影の政府の実働部隊『シノノメ』のメンバーだったから

ナルホド「電波なうえに中二病かよ・・・」

ユガミ「成の字ぃ!俺も気になるワードがたくさんある。とっとと尋問してくれないか」

ナルホド(とにかくゆさぶってみるか・・・)

証言開始

幼「新手のスタンド使い」

ナルホド「新手のスタンド使いとは誰のことですか?」

幼「もちろん私ですが・・・」

ナルホド(よく分からないな)

ナルホド「それはどのような能力ですか?」

幼「お兄さん、あせりすぎです。それをこれから話すのです」

ナルホド(これから出てくるのか?)

幼「全て遠き理想郷(アヴァロン)を奪いに」

ナルホド「発言の意味が分かりませんが・・・」

幼「まぁ簡単に言うとプリンのことですね。プリンを奪いに行ったんです」

ココネ「私は幼馴染さんの気持ちがよく分かりますよ」

ナルホド「分かるんだ・・・」

幼「ベランダからダイナミックエントリー」

ナルホド「!部屋のベランダから入ったんですか」

幼「ええ」

ユガミ「警察が来たとき、男の家のカギはしまっていた。まぁ行為の及ぶときは家のカギを閉めるだろ」

ナルホド(だろうな・・・)

ユガミ「だが幼はどうやってベランダから部屋に入ったんだ?」

ナルホド「普通にベランダに登って入ったのでは・・・」

ユガミ「黙りなぁ!ベランダは地面から10メートルほどの高さにあったのさ」

ナルホド「ええええ!」

ユガミ「前述のとおり家のカギも閉まっていた。お前さんは10メートルの高さのベランダに幼馴染がどうやって入ったのか立証できなければ幼馴染が部屋に入ったことを証明できねぇ」

ナルホド「異議あり!さっき期間限定のプリンを使って部屋に入ったことを証明したはずです」

ユガミ「黙りなぁ!そんなこと男と幼馴染があらかじめ口を合わせておけばいいだろう」

待った!

ダン! ダン! ダン!

サイバンチョ「誰です、今のは」

幼「私です。さっきの話で少しでましたが、私はスタンドを使ってベランダに登ったのです」

全員「・・・」

ユガミ「アンタ、ここがおかしいじゃないか」トントン

ナルホド「異議あり!今ここで幼馴染さんがスタンドを使えれば、それが証明になるはずです。幼馴染さん、さぁ!」

幼「できません」

ナルホド「え?」

幼「一生に一回しか使えないんです」

ナルホド(なんで、プリンのために使ったんだろう・・・)

ユガミ「なら証明できないなぁ!」

幼「私がやりました」

ナルホド「えっと・・・何を?」

幼「プリンを食べたことです!」

ナルホド(この証言はあまり重要ではなさそうだ)

幼「あれは影の政府の実働部隊『シノノメ』のメンバーだったから」

ナルホド「うーんと・・・影の政府?とは何ですか」

幼「影の政府は影の政府です」

ナルホド「誰が所属しているんですか?」

幼「言えません・・・」

ナルホド(よく分からないな・・・)

カンッ! カンッ! カンッ!

サイバンチョ「ここまでです。証人をこれ以上尋問しても無駄でしょう」

ユガミ「これまでの証言で10メートルの高さのベランダに登った方法を証明できるか」

ナルホド「はしごやキャタツを使えば・・・」

ユガミ「黙りなぁ!それらを使えばベランダに跡が残るはずだ。検察側が調べたところそんな跡はなかった。また近くによじ登れそうな場所もなかった」

ナルホド「グッ!ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

ナルホド(考えろ、考えろ。これまでの裁判で一際意味が分からないものがあった。それに乗っかるしかない!)

ナルホド「ニンマリ」

ユガミ「成の字には考えがありそうだな。いいぜ、言ってみな」

ナルホド「ベランダに登った方法それは・・・影の政府の実働部隊に手伝ってもらったのです」

ユガミ「は?アンタついに頭がおかしくなったのか?」

ナルホド「おかしくなんかなってません!その証拠に影の政府のメンバーを証明できます」

サイバンチョ「ほう・・・おもしろい。では証明していただきましょう。影の政府のメンバーとは」

ナルホド「くらえ!(人物ファイル 幼馴染)

ユガミ「成の字ぃ!何が言いたい?」

ナルホド「幼馴染さんの職業を覚えていますか?」

ユガミ「もちろんだ。AV女優だろ」

ナルホド「異議あり!それは幼馴染さんの裏の顔であり、表向きの職業は幼稚園の先生です!」

ユガミ「黙りなぁ!それがどうしたんだ?影の政府とやらに関係あるのか?」

ナルホド「ええ大アリです!なぜなら影の政府は園児を中心に構成されていたのです!」

観衆「ついにおかしくなったのか・・・あの弁護士は」

観衆「おい!よく見てみろあの弁護士の顔を・・・自信に満ち溢れている」

ユガミ「・・・名刀ハッタリもここまでくれば落ちぶれたな。だが一応聞いておこう。影の政府は園児を中心に構成されていたことは証明できるのか?」

ナルホド「モチロンです!」

ココネ(私、帰ろうかな・・・)

サイバンチョ「そこまで言うなら証明していただきましょうか」

ナルホド「はい、『おーい!この裁判を聴いている、幼馴染先生のクラスのお友達はいるかなー?』

園児「はーい!」

ナルホド「ちょっと証言席まで下りてきてくれるかな」

サイバンチョ「検事側、良いのですか」

ユガミ「・・・」

サイバンチョ「ちょっと!そっぽを向かないでください」

サイバンチョ「この年齢の子どもに正確な証言ができるとは思えませんが・・・」

ナルホド「いいえ。証言は必要ありません。1つだけ質問がしたいのです」

ユガミ「・・・」

サイバンチョ「ええ・・質問を許可しましょう」

ナルホド「紙とペンを貸してくれるかな」

ココネ「もちろん良いですけど・・・」

ナルホド「キミは『東雲』という字が読める?」

園児「うん、よめるよ。『しののめ』ってよむんだよね」

ナルホド「ニンマリ」

ユガミ「!」

サイバンチョ「なにかおかしな点がありましたか?」

ナルホド「裁判長は違和感を感じませんか?園児が『東雲』を『しののめ』と読んだことに」

サイバンチョ「!」

ナルホド「気付いたようですね。『東』と『雲』は日常生活で使うことが多く、漢字を読める園児がいても不思議ではありません。しかし『東雲』は難読漢字です。なぜこの園児が『しののめ』と読むことができたのか」

ナルホド「それは、この園児が影の政府の実働部隊『シノノメ』のメンバーだったからに違いありません!」

ユガミ「うおおおおおおおおおおおおお!」

ナルホド「園児ちゃん、なんで『しののめ』と読めたのかな」

異議あり!

ダンッ ダンッ! ダンッ!

サイバンチョ「誰ですか、今の可愛らしい声は?」

園児「わたしだよ。なんで『東雲』がよめたかって?そんなのカンタンだよ。園に『しののめちゃん』っていうオンナノコがいるんだよ」

ナルホド「ウワアアアアアア!キラキラネームゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

ココネ(園児に論破される弁護士なんて初めてみたよ)

ナルホド(ここはハッタリをきかせるしかない)

ナルホド「では、連れてきてもらいましょうか、『しののめちゃん』を」

園児「!」

ナルホド「連れてこれないと思うよ。だって園に東雲ちゃんはいないから」

園児「・・・」

ナルホド「幼馴染さん、あなたならすぐ分かりますよね。ちなみに嘘をついてもあとで調べれば分かりますからね」

幼「いますけど・・・東雲さんは一人だけですが」

ナルホド「エエエエエエエエエエエエエエエエエ」

待った!


園児2「東雲とは俺のことだぜ!本名は東雲タロウっていうんだ」

幼「タロウ君!黙って座ってなさい」

ナルホド(さっきと呼称が違う?幼馴染さんは東雲タロウ君を隠したかったのか?・・・そうか分かった)

ナルホド「異議あり!園児は東雲ちゃんを女の子と言いました!この矛盾はたまたま東雲という男の子がいたことによって生まれたものです」

ナルホド「さぁ園児ちゃん、東雲ちゃんはどこにいるか証明できる?この場に連れてこれる?」

園児「グスン・・・グスン・・・ウワーーーーーーーーーーーーーーーン!」

ココネ(泣かしちゃったね)



幼「ナルホドウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!子どもを泣かせたなぁ!これ以上子どもが傷つけられるのは見てられないわ!・・・認めようじゃないか!影の政府は園児によって構成されていたことを」

ナルホド「よし!」

ユガミ「前から思っていたんだが、影の政府は園児で構成されていたとして幼馴染がベランダに登れたことと関係あるのか」

ナルホド「ありますよ・・・!幼馴染さんは園児にピラミッドのようなものを作らせその上に登ってベランダに行き着いたのです」

ユガミ「お遊戯会じゃねえか!」

ナルホド「そうです。お遊戯会の要領でベランダに行き着いたのです」

幼「異議あり!園児たちにピラミッドを作らせた証拠はあるんでしょうねぇ!」

ナルホド「ありますよ。園児2の膝小僧に土がついてませんか。それを男さんの庭の土と照合してみましょうか」

幼「!」

ナルホド「それか庭にある可能性がある、足跡を調べてみますか、それとも園児たちの手に土台になった園児の服の繊維が付着しているか調べてみますか?」


幼「認めるわ!認めてやるわ!たしかに私は園児を利用してベランダに登ったわ!」


ナルホド「では、ベランダからどうやって部屋に入ったんですか?」

幼「ベランダからダイナミックエントリーしたのよ」

ナルホド「?」

幼「ベランダにカギが掛かっていたから、突き破って部屋に入ったのよ」

サイバンチョ「それは、だいなみっくですね」

ナルホド「異議あり!(現場の写真)それはこの写真と矛盾します」

ナルホド「なぜ先ほどは現場の写真にあった突き破ったガラスについて議論されなかったのでしょうか」

ナルホド「それはシーツの下にガラスの破片があり、見えにくかったからです。ガラスの破片がシーツの下にあったということはガラスが突き破った後にシーツを入れ替えられたのです」

ユガミ「まさか、お前・・・」

ナルホド「そうです!部屋に侵入した幼馴染さんがシーツを入れ替えたのです」

異議あり!

幼「なんで私がシーツを入れ替える必要があったんだよ!」

ユガミ「成の字ぃ!説明できるんだろうなぁ」

ナルホド「・・・幼馴染さんにとって都合が悪いものがシーツについてしまったのではありませんか?」

サイバンチョ「幼馴染さんにとって都合が悪いものとは」

ナルホド「くらえ!(現場の写真)このガラスの破片・・・やたらと細かいと思いませんか」

サイバンチョ「たしかに」

ナルホド「踏んじゃったのではありませんか、ガラスの破片を。そしてそのときのケガの血がシーツについたのです!」

ユガミ「黙りなぁ!言わば自分で作り出した破片だろう。それを踏むとは思えないなぁ!」

ナルホド「異議あり!そのとき部屋には女さんもいたのです。幼馴染は女さんを口封じしようとして揉みあいになったのではありませんか。そして揉みあいになったときにガラスの破片を踏みシーツに血がついてしまったのです」

ユガミ「黙りなぁ!男は何やってたんだ」

ナルホド「見てたんですよ・・・真夏の蜃気楼を」

ユガミ「グッ!」




幼「なら、見せてみなさいよ!私の血がついたシーツとやらをね!」

ナルホド(あの自信・・・多分、もう処分したんだろうな。なら他に血がついた場所をさがすべきか)

ナルホド「床!床です!現場の写真では床に血がついていなかったけどそれは幼さんが拭き取ったんです。しかし拭き取っただけでは血のルミノール反応は残るはずです」

幼「出るでしょうね。ルミノール反応」

ナルホド(勝った!)

幼「だって昔、ケガをした足で男の部屋を歩き回ったもの」

ナルホド「え?」

幼「つまり床についた血が殺人のときについたものだと証明できないってことよ!このトンガリ頭!」

ナルホド(床もだめか・・・こういう時は発想を逆転させるんだ。踏んだ可能性がある場所を探すのではなく踏まざるを得なかった場所を探すんだ・・・一箇所だけあった!必ず踏んだ場所!)

ナルホド「・・・女さんを殺したとき、幼馴染さんはどうやって部屋から出たのでしょうか」

ユガミ「玄関はカギが閉まってたから・・・ベランダだろうな」

ナルホド「そうです!なら帰るときも使ったんでしょうね・・・園児たちのピラミッドを」

ユガミ「もしや・・・」

ナルホド「踏んでるでしょうね・・・影の政府いや、園児たちの背中を」

ナルホド「さぁ調べますか、園児たちの背中についてある血をね!幼馴染さん!」

ナルホド「それとも園児たち全員が血のついた服を処分できたと言いますか?」

幼馴染「ぐっ!ぐっ!うわあああああああああああああああああああああああああああ!プリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンプリンププリンプリンプクリーン!」ドサッ!




ユガミ「・・・幼馴染の様子は」

サイバンチョ「病院に運ばれました。また女さんを殺害したことを認めてるそうです」

ココネ「やりましたね、ナルホドさん!」

ナルホド「そうだね」

サイバンチョ「ただこの事件は多少複雑でした。成歩堂君、事件の全容を教えてくれますか」

ナルホド「分かりました」

ナルホド「幼馴染さんは男さんと事件の当日会っていたのです」

ナルホド「そのとき、幼馴染さんは聞いたのですね。男さんが限定のプリンを買ったことを」

ナルホド「幼馴染さんはどうしてもプリンを食べたくなり、持っていた遅効性の睡眠薬で男を眠らせようとしたのです。幼稚園の先生とAV女優をしていた方です。睡眠薬を持ち歩いていてもおかしくない・・・ただ遅効性のものしか持ってなかったようですけどね」

ナルホド「そして幼馴染さんは薬が効いたころ園児たちの協力の下ベランダから進入したのです」

ナルホド「幼馴染さんは驚いたでしょうね。眠っているはずの男さんが女さんと行為に及んでいたのですから」

ナルホド「男さんの意識は朦朧としていましたが、女さんの意識はハッキリとしていた。だから女さんと揉みあいになり、ガラスの破片で失血死させてしまったのでしょう。また自分はガラスを踏んでシーツに血がついてしまった」

ナルホド「なのでシーツを入れ替える必要があったのです。女さんの死因は失血死だったので偽装されたシーツにも血をつけなければならなかった。シーツについた血が少なすぎると怪しまれますから」

ナルホド「そして・・・邪魔物がいなくなった後、プリンを食べた」

ナルホド「後は帰るだけです。最初にあったシーツを持って、園児たちのピラミッドを使って下に降りてシーツを処分しにいったのでしょう」

ナルホド「以上です」

サイバンチョ「夕神検事、異議はありますか」

ユガミ「・・・」

サイバンチョ「ないようですね・・・。では男さんに判決を下します。『無     罪』

ワーワーワーワー!

エピローグ

男「成歩堂君、ありがとう。おかげでこれからもAVに出続けることができるよ」

ナルホド「まぁ依頼人を信じぬくことが僕らの仕事ですから」

男「よく見ればキミいい体してるね。このあと俺と遊びにいかないか?いい場所を紹介してやるぜ」

ナルホド「ええと・・・それは・・・」

ココネ「ついていってあげましょうよ」

ナルホド「え・・・」

ユガミ「依頼人を信じぬくんだろ」

ナルホド「ちょっとそれは・・・」

ナルホド「!みんな、一言いわせてもらっていいかな」

ココネ「わぁ!またあの言葉がきけるんですね!」

ユガミ「言ってやんな」

男「成歩堂君の生のあれが聞けるなんて光栄だな!」

ナルホド(皆さんの安価のおかげで解決した事件だ。最後の発言も安価で決めることも悪くないだろう)

ナルホド「>>71!」                  
 
おわり


やらないか

完結したんでhtml化願いだしてきます

安価に協力して下さった皆様、ありがとうございました

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