いろは「明晰夢?」 (58)
いろは「明晰夢とは、夢と認識できる夢であり………明晰夢の中では、世界を思い通りにできる………また、明晰夢は訓練次第で好きな時に見ることができる………」
いろは「へぇー。こんなのがあるんだ………」
いろは「………明晰夢を見た人の体験談………明晰夢で一体何をしたか………」
いろは「…………セックス!?」
いろは×八幡の俺ガイルSSではす?
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いろは「へぇー……そういうこともできるんだぁ………」
いろは「夢の中で………先輩と………」
いろは「………ふふっ」
いろは「いや、でも、流石に夢までっていうのは、なんかみっともないなぁ……」
いろは「……………」
いろは「……『明晰夢 方法』……」カチカチ
いろは「あれから一週間……なかなか成功しないなぁ……」
いろは「もうやめよっかなぁ……明晰夢って脳が十分に休めなかったり、色々精神的に危ないらしいし……」
いろは「…………」
いろは「………今日、先輩と喋れなかったな………」
いろは「………あと、一回だけ」
いろは『………』
いろは『………成功した………。解る。これ、夢だ』
いろは『えっと、となれば早速………』
八幡『おう、一色』
いろは『さすが明晰夢。本当に思い通りだ………』
いろは『それじゃあ……服を……』
いろは『いや、待って。待って一色いろは』
いろは『………今ここで先輩とエッチして、明日現実の先輩とまともに話せるかな………』
いろは『無理無理無理無理無理無理』
いろは『はぁ………。やめとこ』
いろは『とはいえ………折角成功したんだし……何か……』
八幡『………』
いろは『………先輩。頭を撫でてください』
八幡『………』ナデナデ
いろは『……………これ、良い』
いろは『明晰夢は脳が休めない。って嘘だよこれ。もうめっちゃ癒されてるもんこれ。絶対普通に寝るより良いもんこれ』
八幡『………』ナデナデ
いろは『あ”ぁ~』
朝。
いろは「………」ムクッ
いろは「………良い夢見たぁ~」
いろは「やっぱり、体にも異常ないし、続けても大丈夫そう」
いろは「今から夜が楽しみだなぁ……ふふっ」
いろは『せんぱーい』
八幡『どうした一色』
いろは『今日も撫でてくださーい』
八幡『あいよ』ナデナデ
いろは『あ”ぁ~もっと~』
朝。
いろは「………」ムクッ
いろは「………なんか短かった気がする」
学校。
いろは(気のせいかなぁ……いや、でも昨日の今日だしなぁ………)スタスタ
八幡「………」スタスタ
いろは「あ、実物」ピタッ
八幡「………」スタスタ
いろは「せーんぱいっ」ポンポン
八幡「……ん、一色か」
いろは「こんにちはでーす」
八幡「何か用か」
いろは「先輩と喋りたいなー。みたいな?」
八幡「はいはいあざといあざとい」
いろは「むーっ」
いろは(本当に喋りたいのに……)
八幡「…………ん?一色ちょっと顔見せてみろ」
いろは「なんですか私の顔見たいんですかそんなに私が好きですか私もですそれなら同棲しましょう毎朝毎晩見せてあげますよそのかわり先輩の顔も見せてください」
八幡「………やっぱり、お前目の下隈できてないか?」
いろは「え。マジですか」
八幡「おう、うっすらとだが」
いろは「そんな細かい変化が解るほど私のこと見つめてるんですか恥ずかしいけどすごく嬉しいです結婚しましょう幸せにしてください」
八幡「一日も二回もフられ……たのか?今の」
いろは「ふっ、フりましたフりました!フりましたってば!」
八幡「あぁ、おう、だよな」
いろは(バレる所だった………)
八幡(勘違いじゃなかったら良かったんだけどな………)
キーンコーンカン☆コーン
いろは「あっチャイム」
八幡「じゃあな。ちゃんと寝ろよ」スタスタ
いろは「はーい……」
いろは(隈かー。確かに、先輩に撫でられるのが楽しみで、寝るのが少し遅くなったんだよね)
いろは「………睡眠時間が短いから、夢も短い?」
一週間後。
結衣「そういえばさー。最近いろはちゃん、生徒会頑張ってるらしいねー」
雪乃「ええ、よく働いてくれてると平塚先生が言っていたわ」
八幡「ほーん」
結衣「なんでかな?」
八幡「まぁ、なんだなかんだでもうすぐあいつも先輩だからな。生徒会長として自覚が出てきたって事じゃねぇの」
雪乃「まぁ、そんな所でしょうね」
結衣「そっかー」
八幡「………オーバーワークになってなきゃいいけどな」
八幡(あの時の隈も………もしかしたら)
結衣「…………」ジーッ
八幡「……なんだよ」
結衣「なーんかさー、やっぱりヒッキーっていろはちゃんに甘いよね?」
八幡「………んなこたねぇだろ」
結衣「んなこたあるよ!私そんなふうに心配されたことないもん!」
八幡「………まぁ、あいつはどっか妹的な所があるからな。俺のお兄ちゃん力が反応してるのかもしれん」
結衣「………本当にそれだけ?」
八幡「……?」
結衣「本当に、いろはちゃんのことただの妹だと思ってる?」
八幡「………そんな感じだ」
結衣「………じゃあ、いいけど」
雪乃「いえ、由比ヶ浜さん。彼は妹も守備範囲よ。逆にアウトよ」
結衣「あっ!本当だ!ヒッキーやっぱアウト!」
八幡「いわれがなさすぎる」
いろは「おじゃましまーす」ガラガラ
雪乃「………一色さん。入る時はノックをしなさい」
いろは「……あ、すいません」
雪乃「まったく……次からは気をつけなさい」
いろは「はーい」
八幡(こいつも結構一色に甘いよな……。陽乃さんの血を分けただけあってどっかシスコン気質なんだよな……。一色と由比ヶ浜が妹っぽいのもそれを助長させている)
雪乃「それで、一色さん。何か用かしら」
いろは「いえ、最近奉仕部に顔出してないなーって」
八幡「完全に準レギュラー気取ってやがる………」
雪乃「一色さんが奉仕部に出る必要はないのだけれど………」
八幡「もう俺と替わろうぜ」
いろは「それはダメです!」
いろは(先輩に会いに来てるんだから……)
海老名「比企谷くんが葉山くんのマネージャーになると聞いて」
結衣「そういえば、生徒会長頑張ってるみたいだね」
いろは「あ、はい」
結衣「やっぱり、もうすぐ後輩ができるもんねー」
いろは「………はい!後輩ができますからね!頑張りますよ!後輩ができるから!」
八幡「ほーん?」
いろは(生徒会を頑張ればその分疲れてよく寝れてナデナデタイムが増えるからとは言えない………)
八幡「ま、頑張るのはいいが……。やり過ぎんようにな。お前はまだ一年なんだし、困った時はちゃんと頼れよ」
いろは「先輩………」
結衣「ヒッキーが珍しくデレた!」
八幡「俺以外に」
結衣「やっぱひねデレだ!?」
いろは(順番とか比率的にはデレひねだよね………。なんかモルヒネみたい、依存性があるという点もとてもよく似ている)
いろは「まぁ、できるだけ自分で頑張りますけど………。頼る時は、やっぱり先輩が良いです」
八幡「へーへー。扱い易いもんな」
いろは「いえ、私のこと一番よく解ってくれるのは、先輩ですから」
八幡「…………あざとい」
いろは「もーっ」
八幡(やっべ、好きになりそう。てか好きだわ)
いろは「それじゃ、おじゃましましたー」ガラガラ
結衣「ばいばーい」
雪乃「さようなら」
八幡「……じゃあな」
いろは「…………はい。夢で待ってます」
いろは『うーん……』
八幡『どうした一色』ナデナデ
いろは『少し悩み事が………』
八幡『ほう。聞かせてみろ』ナデナデ
いろは『いや、今の先輩は私の妄想だから、私から出ない答えは先輩にも出ないと思うんですけど………まぁいいや』
いろは『その、奉仕部のお二人に勝てる気がしないんですよね………』
八幡『俺は一色が一番好きだぞ』ナデナデ
いろは『自分の妄想に言われても………。あと先輩はそんなストレートな言い回ししない』
八幡『………』ナデナデ
いろは『もっとリアルに近づけなきゃ……先輩なら……先輩なら……』
八幡『………誰が好きか?………わざわざ言わせんな』ナデナデ
いろは『あ”ぁっ!これっ!』
八幡『んで、奉仕部の二人がどうだって?』ナデナデ
いろは『アドバンテージがないんですよねー』
八幡『アドバンテージ』ナデナデ
いろは『まず一緒に居た時間が違いますしー。学年も違いますしー。あのお二人より圧倒的に接点がないんですよねー』
いろは『どこかで二人きりになれたりしないでしょうか』
八幡『……生徒会を手伝って貰えばいいんじゃないか?あの二人にはない接点だし、むしろあの二人から接点を奪える。去年もそうしてただろ』
いろは『先輩それ解ってて言ってますよねー?………私の妄想だし当たり前か』
いろは『いいですか先輩。先輩はもうとっくに、私にとって迷惑のかけたくない相手なんですよー』
いろは『………昔の葉山先輩みたいに』
八幡『………』
いろは『あっやばっ、他の事考え過ぎて先輩のなでなで止めさせちゃった』
八幡『………』ナデナデ
いろは『よし、再始動』
八幡『…………昼休み』ナデナデ
いろは『………ん?』
八幡『昼休みの時、俺は大抵一人きりで校舎裏に居るから、そこが狙い目じゃないか?』ナデナデ
いろは『………あ、あー。そんなことを聞いたような………』
いろは『そっか、今の先輩は私の妄想だから、私の知らないことは解らないけど、私が忘れてることはこんなふうに思い出せるんだ』
いろは『……も、もっと何か有利な情報を!』
八幡『マッカンが好き』ナデナデ
いろは『知ってます!』
八幡『妹が好き』ナデナデ
いろは『知ってます変態め!』
八幡『男も好き』ナデナデ
いろは『知りたくなかったです変態め!』
八幡『でも一番好きなのはお前だ』ナデナデ
いろは『だから先輩はそんなふうに言わない!けど幸せ!』
朝。
いろは「………」ムクッ
いろは「……昼休み……頑張ろ」
学校。
キンコーンカン☆コーン
いろは「昼休みっ!」ダダダッ
いろは「せーんぱいっ」タッ
いろは「…………」
いろは「……まだ来てない」
いろは「……ダッシュで来たし……先輩がまだ来てないのも当たり前か……」
いろは「………待とう」
いろは「………」ヒュォー
いろは「……気持ちいい風だなぁ……先輩がいつも居るのも解るかも」
いろは「………」
いろは「………」ウトウト
いろは「………なんか、眠い……」ウトウト
いろは(明晰夢は脳が休めないため、寝不足に成りやすい………)ウトウト
いろは(今寝ちゃダメなのに………)ウトウト
いろは「ぐぅ」
八幡「………何してんだこいつ」
いろは「ぐぅ」
八幡「………こんな人目の少ない所で無防備な………」
いろは「ぐぅ」
八幡「しっかし寝顔可愛いなこいつ」
八幡「……………」ザワッ
八幡「………何考えてんだ、俺は」
いろは「ぐぅ」
八幡「………はぁ、教室戻るか。それか………とにかく別の所に………」
いろは「ぐぅ」
八幡「……………」
八幡「……眺めるくらいなら、許されるはずだ」
いろは「んぅ………?」パチッ
八幡「ん、起きたか」
いろは「……………先輩が居る……」
八幡「居るよ」
いろは「なでなでー」
八幡「ん?」
いろは「……あれ?なーでーなーでー」
八幡「……何言ってんだお前。寝惚けてんのか?」
いろは「………あ、これ現実か……」
八幡「………おい、何今の」
いろは「なっ、なんでもないです!忘れてください!」
八幡「訳解らん」
いろは(うぅ……夢の調子で甘えちゃった………恥ずかしい………)
八幡(撫でたい)
八幡「………で、なんでここで寝てたのお前」
いろは「それは………先輩とお昼一緒しようと思いまして………」
八幡「………何を企んでる?」
いろは「なっ、何も企んでません!」
八幡「………んで、寝たと」
いろは「うぅ……すいません」
八幡「……別に謝らんでも。しかしまぁ、少し無防備だったな。こんな人目のない場所で、気を付けろよ。お前見た目は可愛いんだから」
いろは「なんですかもしかして先輩私が寝てる間になんかしましたか」
八幡「うるせぇ。なんもしてねぇよ」
八幡(ちょっと危なかったのは内緒)
いろは(………してくれてもいいのに)
八幡「………やっぱお前、生徒会頑張りすぎなんじゃねぇの」
いろは「えっ、いや、それはないと思いますが………」
いろは(そもそも癒されるために頑張ってるんだし)
八幡「………一色」ナデナデ
いろは「うぇっ、え、な、何ですかいきなり」
八幡「頑張ってる奴にわざわざ水を差すのもなんだし………お前が頑張りたいだけ頑張ればいい」ナデナデ
いろは「は、はい」
八幡「………俺はちゃんと知ってるからな、お前が頑張ってること」ナデナデ
いろは「………はい」
いろは(すいません先輩………頑張ってる動機は限りなく不純なんです………)
いろは(でも先輩の台詞となでなでが優しすぎてどうでもいいです………やっぱ実物が一番です………)
八幡(………何かめっちゃ恥ずかしいこと言った気がする)
八幡「………すまん。もう教室に戻る」
いろは「えっ、あのお昼一緒に……」
八幡「つっても、お前が寝てるうちにもう食っちまったよ」
いろは「あ………そう、ですよね」
八幡「……………」
いろは「………?教室、戻らないんですか?」
八幡「……どうせ教室戻ってもやることねぇしな。もうちょっとここに居ることにする」
いろは「………先輩。ここでお弁当食べてもいいですか?」
八幡「………勝手にしろよ。俺だけの場所じゃねぇし」
いろは「………ふふっ。やっぱり、ひねデレですよね」
八幡「………何か言ったか」
いろは「なーにも言ってませーん」
八幡『一色』ナデナデ
いろは『あ”ぁ~』
いろは『………現実で体験したからかめちゃくちゃ再現度が上がってるぅ………』
八幡『………』ナデナデ
いろは『あ”ぁ~。なでなでー』
いろは『………』
いろは『………やろうと思えば、もっとすごいことできるんだよね』
八幡『………』ナデナデ
いろは『もっとすごいこと……』
いろは『いやいやいやいやいや』
いろは『ぎゅってされるくらいなら……』
いろは『いやいやいやいやいや』
いろは『一回だけなら……』
いろは『いやいやいやいやいや』
いろは『先輩ぎゅってしてください』
八幡『一色』ギュッ
いろは『あ、これやばい』
八幡『一色………』ギューナデナデ
いろは『りょ、両方………っ』
いろは『あ”あ”あ”ぁぁぁ~』
いろは(あの日から私の夢はエスカレートしていった)
いろは『先輩、後ろからぎゅってしてください』
いろは『先輩、お腹撫でてください』
いろは『先輩、手繋いでください』
いろは『先輩、執事服来てください』
いろは『先輩、おんぶしてください』
いろは『先輩、お医者さんごっこしましょう』
いろは(割愛)
いろは「今日は先輩に何してもらおっかなー。久しぶりに猫耳付けてもらおっかなー」
いろは「もう思い付くのは全部やっちゃったからなー」
いろは「……………キス以上はまだなんだよね………」
いろは「いやいやいやいやいや」
いろは「はぁ………今日の先輩遅いなー」
いろは「………」
いろは「………」ウトウト
いろは「ぐぅ」
八幡「おい、一色………」
八幡「まーた寝てやがる………」
八幡「………しっかし本当可愛いなこいつ」ジーッ
八幡「………」ザワッ
八幡「………」
いろは『んぅ………?』
いろは『………先輩?』
八幡『………一色』ガシッ
いろは『えっ、えっ』
八幡『一色………』グイッ
いろは『ちょっ、先輩、近っ』
いろは『だっ、駄目です駄目ですさすがに駄目ですって!』
いろは『うぁ、力、入んないぃ……』
いろは『掴まれてる所、熱い………』
いろは『………先輩』
チュッ
いろは『………』
いろは『……もっかい』
いろは「………んっ」
八幡「………んっ、んっ!?」グイッ
いろは「んぇっ?」
八幡「………」
いろは「………あれ?先輩?」
八幡「………」
いろは「………」
八幡「………一色、今の、なんだ」
いろは「………やばっ」
説明終了。
八幡「………ふーん、明晰夢。か」
いろは「………はい」
八幡「………そいつの中で俺にいろんなことした訳だ」
いろは「………いや、したというか、してもらったというか………いえなんでもないです」
八幡「ふーん………で、今回みたいに」
いろは「キ、キスは今日が初めてです!本当です!」
八幡「………回数の問題じゃねぇだろ」
いろは「はい」
八幡「………」
いろは「………」
八幡「………許す」
いろは「………い、いいんですか?」
八幡「いいも何も、別に悪い事じゃないだろ。どんな夢見ようが、そいつの勝手だ。さっきのもほとんど事故みたいなもんだしな」
いろは「せ、先輩………」
八幡「………が、ペナルティを課す。お前はもう明晰夢を見るな」
いろは「えっ」
八幡「………もし、次に見たら……なんでも一つ言うことを聞いてもらう」
いろは「ん?今なんでもって」
八幡「お前がやるんだからな?」
いろは「はい」
いろは(ぶっちゃけ先輩になら何されてもいい………。けど、でもやっぱり駄目だよね)
八幡「………次に、その、したくなったら………夢じゃなくて………」
いろは「………………夢?」
八幡「な、なんだよ」
いろは「………先輩。これはおかしいです!」
八幡「………なんだと?」
いろは「なぜ私は、夢の中でキスができたのでしょう?」
八幡「………んなもん、夢の中だから好きに………」
いろは「………先輩。確かに、明晰夢の中では何でも思い通り出来ますが………。厳密にはできないこともあるんです」
八幡「………できないこと?」
いろは「………それは、私の知らないこと」
八幡「………!」
いろは「………なでなでやお姫様抱っこや袴ぐらいならいくらでも再現できますが………」
八幡「俺に何やらせてんだよ」
いろは「先輩。私はさっきのがファーストキスでした。なのになぜ、それより前に見た夢でキスが再現できたのでしょう?」
八幡「………厳密に言えば、再現できてなかったんだろ。お前が『こんな感じじゃないか』ってキスを想像したってだけで………」
いろは「いいえ、夢でのキスと、現実でのキスの感触は全く一緒でした」
八幡「……………」
いろは「………更に、もう一つ疑問点が有ります」
八幡「………?」
いろは 「なぜ私は、現実でキスができたのでしょう?」
八幡「………どういう意味だ。何が言いたい?」
いろは「なぜ、キスできるほど近い位置に、先輩の顔が有ったのでしょう?」
八幡「…………!!」
いろは「………先輩。もしかして」
いろは「私が寝てる間に、キスしたんじゃないですか?」
八幡「…………ぐっ」
いろは「………私ばっかり悪いみたいに叱って置いて」
八幡「ぐっ」
いろは「実際には、もっと悪いことしてたんですねー」
八幡「ぐぐっ」
いろは「年下の後輩に!寝てる無防備な年下の後輩に!無理矢理キスしたってんですからねぇ!」
八幡「ぐぐぐっ」
いろは「………何か言うことは?」
八幡「………すまなかった。ずっと前からお前の事見てて………お前の寝顔見てたら、目が離せなくなって………」
いろは「………ちゅーした訳ですか」
八幡「………」
いろは「………」
八幡「………」
いろは「………あれ?」
八幡「………どうした?」
いろは「これって、両想いってことですか?」
八幡「………そうなるな」
いろは「………」
八幡「………」
いろは「先輩から言ってください」
八幡「いや、俺はそういう……」
いろは「キス」
八幡「………解ったよ。一色、お前、夢の中で俺に何してもらった?」
いろは「え?えっと、まず、こうぎゅって………」
八幡「………」ギュッ
いろは「きゃっ」
八幡「………一色、お前が好きだ。他の何より、お前の事が好きだ」
『俺は一色が一番好きだぞ』
いろは「………先輩もそういうこと言うんですね」
ー終わりー
おまけ
八幡「その、もう俺が居るし、頭撫でるくらいいつでもしてやるから、もう明晰夢はやめろ」
いろは『って言われたけど、エッチは事前に練習しておいた方がいいよね。血とかどんな感じかちゃんと知っておかなきゃ』
いろは『という訳で早速』
いろは『……………』
いろは『知らないから再現できない!』
いろは「という訳で先輩。一回私とエッチしてください」
八幡「バッカじゃねぇのお前」
ー終われー
以上になります。
俺ガイルのアニメ化によりいろはSSが流行っているらしいので流行りに乗ってみました。
やっぱり生徒会長は可愛いですね。
(めぐり会長の事です)
読んでくださった方々。
ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
おもしろかったです!
あぁ~いいっすねぇ~
素晴らしいですっ
素晴らしい。
唐突の海老名さんに笑うw