所長「やァやァ、待たせて悪いネ」男「………」 (8)

A「所長、彼が…」

所長「スパイくんデショ?」

男「……」

所長「んもー、ダンマリだと話進まないヨ?お喋りしようヨ?」

所長「あ、Aくん。"上"が次の実装は7番にしたいッて、資料送ッといテ」

A「…ハァ、分かりました。所長も程々に」

所長「アーイアーイ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456422696

所長「ささ、コーヒーでもどうゾ」

所長「…あ、もしかして苦いのはキツかッタ?」

所長「んじゃ砂糖でモ…」サササ…

男「…おい」

所長「ン?」

男「俺は…消されるのか…?」

所長「そうだネー…上の使いが来るのは早くて3日後だネ」

所長「そこでキミの身柄は引き渡し、その後は───お察しの通りかナ」

男「そんな…!」

所長「此処の事、外に洩れたらマズいデショ?」

所長「マズいからコソコソやってるわけだシ」

男「お、俺はただ…、噂を確かめたくて…」

所長「ン?そうなの?」

所長「キミ、向こうからの刺客とか密偵じゃないノ?」

男「ち、違う!ぉ、俺はただ、例の噂を確かめたくて…」

所長「…ナルホド」

所長「運良いネ、キミ。普通なら"奴ら"にズタズタだヨ?」

所長「けどまぁ此処まで来たんだし…このままってのも…ネ」 

所長「うん、そうだネ。案内しようカ?此処の」

男「あ、案内…?」

所長「そ。知りたいんデショ?全部」

所長「ンじゃ、観光ツアーの始まり始まり~!」プップクプー

男「…」

所長「……ちょッとテンション低すぎなイ?」

所長「まぁイイや。ンで、何が知りたいノ?」

男「……此処で全部作られてるのか?」

所長「全部?」

男「全部さ…ココが本当にあるなら、あの噂だって本当なんだろ!」

所長「……あー、あれネ」

所長「上が発表してるデショ?アレが本当」

所長「そういう風にボク達は"造ってる"」

男「…!」

所長「クローン培養して、人格データをチョチョイとネ」

所長「あ、クローンと言ってもアレだヨ?外見は同じだけど、一人一人のDNAは少しずつ変えてるんだヨ?」

所長「機能も普通の人間と変わらない。だから子どもが出来ても問題ナシ!」

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