A「所長、彼が…」
所長「スパイくんデショ?」
男「……」
所長「んもー、ダンマリだと話進まないヨ?お喋りしようヨ?」
所長「あ、Aくん。"上"が次の実装は7番にしたいッて、資料送ッといテ」
A「…ハァ、分かりました。所長も程々に」
所長「アーイアーイ」
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所長「ささ、コーヒーでもどうゾ」
所長「…あ、もしかして苦いのはキツかッタ?」
所長「んじゃ砂糖でモ…」サササ…
男「…おい」
所長「ン?」
男「俺は…消されるのか…?」
所長「そうだネー…上の使いが来るのは早くて3日後だネ」
所長「そこでキミの身柄は引き渡し、その後は───お察しの通りかナ」
男「そんな…!」
所長「此処の事、外に洩れたらマズいデショ?」
所長「マズいからコソコソやってるわけだシ」
男「お、俺はただ…、噂を確かめたくて…」
所長「ン?そうなの?」
所長「キミ、向こうからの刺客とか密偵じゃないノ?」
男「ち、違う!ぉ、俺はただ、例の噂を確かめたくて…」
所長「…ナルホド」
所長「運良いネ、キミ。普通なら"奴ら"にズタズタだヨ?」
所長「けどまぁ此処まで来たんだし…このままってのも…ネ」
所長「うん、そうだネ。案内しようカ?此処の」
男「あ、案内…?」
所長「そ。知りたいんデショ?全部」
所長「ンじゃ、観光ツアーの始まり始まり~!」プップクプー
男「…」
所長「……ちょッとテンション低すぎなイ?」
所長「まぁイイや。ンで、何が知りたいノ?」
男「……此処で全部作られてるのか?」
所長「全部?」
男「全部さ…ココが本当にあるなら、あの噂だって本当なんだろ!」
所長「……あー、あれネ」
所長「上が発表してるデショ?アレが本当」
所長「そういう風にボク達は"造ってる"」
男「…!」
所長「クローン培養して、人格データをチョチョイとネ」
所長「あ、クローンと言ってもアレだヨ?外見は同じだけど、一人一人のDNAは少しずつ変えてるんだヨ?」
所長「機能も普通の人間と変わらない。だから子どもが出来ても問題ナシ!」
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