バルログ「ここが765プロか…」 (14)

バルログ「……」

ベガ「歓迎しよう!」

ベガ「私が765プロ総帥の高木ベガだっ!!」

ベガ「貴様にはプロデューサーの役職をくれてやるっ!!」

バルログ「ヒョー」

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バルログ「私がアイドルのプロデューサーだと?」

バルログ「フッ…美を目指すには美を知る者が相応しいということか…」

ベガ「勘違いするではない」

ベガ「見た目の美しさだけがアイドルの輝きではないのだ!」

ベガ「貴様もそれを身をもって知る必要があるっ!!」

ベガ「アイドルと二人三脚で真実の美を見つけ出すがよいわっ!!」

バルログ「この私に美を説くとは…愚かな…」

バルログ「美の追求に他力など不要」

バルログ「二人三脚などという戯言をほざくのは…」

ベガ「クックック…果たして彼女の姿を見ても、その威勢が続くかな?」

貴音「……」きらきら…

バルログ「!?」

貴音「お初にお目にかかります」

貴音「私、四条貴音と申します」

貴音「この度は私のぷろでゅーすを受け持ってくださるとベガ殿から…」

バルログ「……」

バルログ「なんと美しい銀髪か…」

貴音「お褒めにあずかり恐縮です」

貴音「ですが、ぷろでゅーさー殿も男性でありながら眩しいブロンドの長髪…」

貴音「普段の手入れに尽力を…」

バルログ「その銀髪の輝き…鈍色に曇らせてはいけない」

貴音「…はて?」

バルログ「このバルログ!四条貴音に悠久の美を認めよう!!」

ベガ「クックック…所詮は貴様も貴音ちゃんの虜よ…」

貴音「……」

貴音「面ヒョーな…」

貴音「ばるろぐ殿…よろしかったでしょうか?」

バルログ「そうだ」

バルログ「お前にもわかると思うが私が世界で一番美しいと言われた、あのバルログだ」

貴音「なんと!?」

バルログ「フッ…臆したか…」

貴音「ばるろぐ殿は、なるしすと、でしたか…」

貴音「ですが…自己意識の高さというのは、あいどるとして見習うべき点だと思います」

バルログ「……」

バルログ「物怖じしないとはな…芯の強さというものもなかなか美しい」

貴音「麺の固さのお話でしょうか?」

バルログ「アルデンテが好みだ」

貴音「異国での、ばりかたの呼び名でしょうか?」

バルログ「よかろう、本日は親睦も含めて…」

バルログ「私が直々に豪華ディナーに招待してやる!」

貴音「らぁめんですか!?」

バルログ「ラーメンだと?野蛮な…」

貴音「……」

貴音「…それは聞き捨てなりませんね」

バルログ「なんだその眼は?私に意見する気か?」

貴音「らぁめんが野蛮だ、という発言を取り消してください」

バルログ「…見どころがあると思ったが、幻滅だ」

バルログ「私に立てついた罪は重い…!」

バルログ「判決は…死だ!!」

貴音「…!!」

バルログ「ヒョー!!」



ベガ「サイコシャイニースマイル!!」

バルログ「ぐはぁ!!」

バルログ「…ぐっ」ばたっ…!

ベガ「このベガ様の前で貴音ちゃんを傷をつけるような真似をするとは愚かな…」

ベガ「死をくれてやるっ!!」

貴音「…今回のすかうとも失敗に終わってしまいましたね」

ベガ「なぁに、代わりはいくらでもいる」

ガチャ…

サガット「ここが765プロか…」

バイソン「金のにおいがプンプンすんぜぇ!!」

ベガ「歓迎しよう!」

おわり
面ヒョーが言いたいだけだった

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