【艦これss】青葉「バレンタインの取材をしちゃいます!」 (44)

青葉 「もうすぐバレンタイン……」

青葉 「うちの鎮守府の皆さんがどうするのか取材しないといけませんね」

青葉 「もしかしたら、特ダネがあるかもしれませんし」

青葉 「最初は初期艦の叢雲さんの話を聞きに行きましょう」


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青葉 「どうも恐縮です、青葉です。叢雲さん、少しお時間よろしいでしょうか?」

叢雲 「大丈夫よ、青葉さん。何の用かしら?」

青葉 「青葉新聞の取材です。叢雲さんは今年のバレンタインどうするんですか?」

叢雲 「バッバレンタイン!?どっどうっていわれても……」

青葉 「叢雲さんは初期艦ですし、やっぱりチョコレートをプレゼントするんですか?」

叢雲 「チョコをって誰によ!」

青葉 「司令官へに決まってるじゃないですか。で、実際どうなんですか?」

叢雲 「わっ渡すわけないでしょ!あんな奴に!」

青葉 「おやおや~、去年は司令官に渡していたっていう情報があるんですが……」

叢雲 「それはっ。落ちていたのをあげただけよ!別にそんなんじゃ……」

青葉 「おっと、いい表情ですね叢雲さん。写真一枚頂きます」カシャッ

叢雲 「本当にやめなさいよ。もうっ、ほんとそんなんじゃないのよ」

青葉 「そういうことにしておきますよ。で,今年はどうするんですか?」

叢雲 「ぅう~。渡すわよ。っけど、これは日頃の感謝の意味で別に好きとかそんなんじゃないのよ」

青葉 「そうですか。取材の御協力感謝です!」

叢雲 「それはどうも。それに……」

青葉 「んっ?何かあるんですか?」

叢雲 「いや、司令官は私よりももらいたい人がいるようだし……」

青葉 (司令官に……!?)

青葉 「えっ!それはどういう事ですか?」

叢雲 「……私も詳しくはないわよ……ほかの人に聞いたら?」

青葉 「ん~~、そうですか。では,本当に取材協力ありがとうございました」

叢雲 「えぇ……」

青葉 「さーて、ほかの人にも取材しないと!」

バタバタバタ

叢雲 「……司令官も難儀なものね……」

青葉 「次は……そうだ!提督LOVE勢筆頭の金剛さんにお話を聞きましょう」

青葉 「金剛さん、少し時間よろしいですか?」

金剛 「Oh、なんですカー?青葉」

青葉 「もうすぐバレンタインなので皆さんどうするのかを聞いてまわっているんです」

青葉 「提督LOVE勢筆頭と呼ばれる金剛さんはどうするんですか?」

金剛 「ワタシは妹たちみんなでChocolate Cakeを作るヨー」

青葉 「妹たちというと、金剛型全員ですか……」

金剛 「そんな声をして何か問題でもありましたカー?」

青葉 「いぇ……言いにくいんですが比叡さんが関わるのがちょっと不安で……」

金剛 「大丈夫デース。みんなで作るからワタシや榛名に霧島でちゃんとフォローするネー」

青葉 「それならまあ、安心ですね」

金剛 「さすがにテイトクに危険なものを食べさせるわけにはいかないからネー」

金剛 「まあ比叡にはかわいそうだけど本人も納得してくれたからNo problemデース」

金剛 「あと,Chocolate Cakeはテイトクにあげる分と姉妹みんなで分けて食べる分を作りマース」

青葉 「そうですか、けど意外ですね」

金剛 「何がですカー?」

青葉 「金剛さんはてっきり一人で手作りチョコを作ると思ったんですが……」

金剛 「Ah、去年はワタシのheartを込めたChocolateを提督に挙げたんだけどネー」

金剛 「テイトクの反応を見るとどうやらワタシは本命じゃないようデース」

金剛 「勿論、テイトクを振り向かせるためにあきらめないけどネー」

青葉 (また……、司令官に本命って話が……)

青葉 「司令官に本命がいるんですか!?」

金剛 「ワタシが見る限りそうですネー」

青葉 「誰なのかは分かりますか?分かるなら教えて下さい!」

金剛 「誰なのかはちょっと分からないですネー。Sorryネー」

青葉 「いえいえ、情報が集まって面白くなってきました。そうだ,最後に写真を一枚撮らせていただけますか?」

金剛 「イイですヨー」

青葉 「じゃあ、取りますよ」パシャッ

青葉 「はい、取材のご協力どうもありがとうございました」

バタバタバタ

金剛 「……これはワタシから言うべきことではないネー」

比叡 「金剛お姉様ー、ケーキの材料の準備ができましたよー」

金剛 「分かりましター。すぐ行きマース」

金剛 (ワタシは負けませんヨー)

青葉 「他には海外艦の人の話も聞いてみますか」

青葉 「ビスマルクさん。お時間よろしいですか?」

ビスマルク(以下ビス) 「あら、アオバじゃない。時間は大丈夫だけど,どうしたのかしら?」

青葉 「青葉新聞の取材です。ドイツでのバレンタインデーの習慣を教えて下さい」

ビス 「バレンタインデーの習慣!?そうね……」

ビス 「まず、ドイツではバレンタインデーは男性が女性に、それも基本的にはチョコレートじゃなくて花を贈る日ね」

ビス 「それに、このイベントはカップル限定のものよ」

ビス 「だから、日本みたいに義理チョコだったりの習慣もないわね」

青葉 「そうなんですか~。国によって違いってやっぱりあるものなんですね~。参考になります」

青葉 「では、ビスマルクさんはどうされるのですか?司令官には渡すんですか?」

ビス 「そうね、郷に入っては郷に従えともいうし義理チョコで市販のチョコぐらいは渡すわよ」

ビス 「あと、プリンツが私にチョコレートを渡すって言っていたのだけど,女の子同士で渡すこともあるのかしら?」

青葉 「親しい人同士でしたら同性同士で渡すこともありますよ」

ビス 「そうなの、じゃあプリンツやレーベ,マックス達の分も用意しようかしらね」

ビス 「教えてくれてどうも、アオバ」


青葉 「では、最後に写真を一枚撮らせて下さい。記事に使いますので」

ビス 「写真?いいわよ」

青葉 「ありがとうございます。じゃあ、撮りますよ」パシャ

ビス 「どうかしら?おかしな所はない?」

青葉 「ええ、大丈夫ですよ。取材に答えていただきどうもありがとうございます」

青葉 (それにしても日本の諺が出てくるなんて、ビスマルクさんはだいぶ日本に染まりましたね)

青葉 「そうだ、それともう一ついいですか?」

ビス 「なにかしら?」

青葉 「ビスマルクさんに聞く前に叢雲さんと金剛さんにも取材をしたのですけど、二人とも司令官には好きな方がいるって話していたんですよ」

青葉 「ビスマルクさんに心当たりはありませんか?」

ビス 「えっ!…ええっと、特に思い当たるところはないわね」

青葉 「そうです,では本当に取材協力ありがとうございました」

バタバタバタ

ビス 「…咄嗟に隠したけど……これでいいわよね……」

青葉 「他に誰に聞きましょう……」

青葉 「あっ、向こうに大井さんと北上さんがいますね」

青葉 「……なんか反応は見えてますけど聞いてみますか」

青葉 「大井さん、北上さん、お時間よろしいでしょうか?」

北上 「ん~、あー青葉じゃん。何?」

大井 「何かしら?あまり北上さんとの時間を邪魔してほしくないのだけれど」

青葉 「あまりお時間は取らせませんからご心配なく。バレンタインデーはどうするんですか?」

大井 「もちろん北上さんにプレゼントするわよ」

青葉 「やっぱりですか。予想どおりですね。北上さんはどうするんですか?」

北上 「ん~、私は提督に挙げよっかな~」

大井 「ちょっと北上さん!何で提督なんかに!」

北上 「まあ、提督のおかげで私たち生活できているわけだしね~」

大井 「だからといって」

青葉 「おっと、大井北上が口論!?これはシャッターチャンスです!」パシャッ

大井 「ちょっと青葉!今すぐその写真を消しなさい!」

青葉 「いや~、青葉には真実を伝える義務があるので」

大井 「消さないと魚雷20発たたき込むわよ」

青葉 「はいっ!分かりました。消しますから落ち着いて下さい」

大井 「分かればいいのよ」

青葉 「せっかく撮った写真が~。ところで、司令官には本命の好きな人がいるって噂は聞いたことありますか?」

北上 「あ~、聞いたことあるよ~」

青葉 (みんな知っているんだ……)

青葉 「じゃあ、その本命の人が誰かは知りませんか?」

北上 「知らないね~」

青葉 「あ~そうですか。では、取材協力ありがとうございました!」

バタバタバタッ

北上 「何で気づいていないのかね~」

大井 「そんな事いいじゃないですか。それよりも北上さんはどんなチョコレートがほしいですか」

青葉 「さて、取材はこのくらいで十分ですかね。後は、司令官に本命について直接聞いてみますか」


 司令室

青葉 「どうも、恐縮です!青葉です!司令官失礼します!」

提督 「青葉か。どうしたんだ?」

青葉 「先ほどまで鎮守府の皆さんにバレンタインの行動について取材していたんです」

提督 「そんな事をしていたのか」

青葉 「それで、司令官には本命のチョコレートを貰いたい方はいらっしゃるんですか?」

提督 「とっ、突然どうしたんだ?何でそんな質問を?」

青葉 「取材をしていたら皆さんが口を揃えて司令官には本当にチョコをもらいたい人がいるっておっしゃっていたので。で、本当のところどうなんですか?」

提督 「まぁ……いないこともないよ……」

青葉 「えー、本当ですか!?」

提督 「何をそんなに驚くことがあるんだ」

青葉 「いや~、今まで司令官に浮いた話なんて一つもなかったんで。そもそも、女性に興味がないんじゃないかって疑っていたくらいですよ」

提督 「少し前に俺が同性愛者だって噂が流れた原因はそれか……」

提督 「俺も男だし、それにこんだけ年頃の女の子がいる環境ならそりゃあいることはいるさ」

青葉 「そうですか、そうですか。ということはこの噂は真実なんですね」

提督 「……あぁ」

青葉 (この話本当だったんだ……)ズキッ

青葉 「ちなみにその方のお名前は教えて下さいませんか?」

提督 「……これは何の試練なんだ……」

青葉 「何か言いましたか?」

提督 「いや何も。名前は今は言えないな」

青葉 「えー、教えて下さいよー」

提督 「いや、確実に記事にするだろ。言うわけないだろ」

青葉 「しませんよ。ちゃんと青葉の心の中だけにとどめておきますよ」

提督 「お前の『秘密にします』ほど信用できないないしな……」

青葉 「えー!ひどいじゃないですか、その言い方」

提督 「すまんすまん」

青葉 「じゃあ、司令官は本命さんのどこに惹かれたのか。そのくらいは話して下さい」

提督 「まあ、それくらいなら言ってもいいか」

青葉 「おお、ありがとうございます。それで司令はどこに惹かれたんですか?」

提督 「そうだな……。その子の元気さが一番かな」(笑顔)

青葉 (ズキッ)

青葉 (あれ……,何でだろう。心が苦しい……)

青葉 「そうなんですか。司令官の表情もゆるんじゃってますしよっぽど好きなんですね」

提督 「そんなに表情ゆるんでいたか?」

青葉 「ええ、かなり」

提督 「そうか、気をつけなければな」

提督 「そういえば……その……」

青葉 「何ですか、司令官?」

提督 「いやなに……青葉はバレンタインにチョコくれるのかな~っておもって」

青葉 「お渡しするつもりですよ。いつもお世話になっていますし,『青葉新聞』を発刊できているのも司令官のご協力のおかげですし」

青葉 「……あっ。でも、本命さんがいるんじゃ私のチョコをもらっても迷惑ですよね……」

提督 「いやっ!そんな事はないぞ。むしろありがたい。というかほしい」

青葉 「そうですか?じゃあ、ちゃんと用意しますよ」

提督 「そうかありがとう。楽しみにしているよ」

青葉 「はい、では取材協力ありがとうございました。失礼しました!」

バタバタ

提督 「…………どうしたものかな……」

青葉と衣笠の部屋

青葉 「今日、鎮守府の皆さんに取材したんですけど司令官って,こんなに人気だったんですね」

衣笠 「提督に何かあったの?青葉」

青葉 「いや~、皆さん司令官にチョコあげるみたいだったんで。衣笠はどうするの?」

衣笠 「私は渡すよ。そういう青葉は?」

青葉 「私も渡しますね~。そういえば司令官の好きな人がいるって知っていますか?」

青葉 「取材した人みんなが言っていたんですが、誰かって所までは分からなくて」

青葉 「本命さんがいるなら渡すのは失礼かなっ?て思ったんですけど、司令官がほしいって言ったので」


衣笠 「……青葉、あのさぁ……」

青葉 「どうかしましたか?」

衣笠 「いや、何でもない。取りあえずちゃんと司令官にチョコを渡すこと。いいね」

青葉 「分かってますよ。あっ、もうこんな時間!おやすみ~」

衣笠 「ええ、おやすみ。青葉」

衣笠 (青葉が鈍いっていうか、はっきりしない提督も悪いっていうか……)

衣笠 (気づくことを祈りますか……)

 バレンタイン当日

叢雲 「チョコあげるわよ……。ただの感謝の印よ」

金剛 「HEY、提督ぅー。Valentine’s DayのChocolate Cakeだヨー」

提督 「ああ、みんなありがとう」

ワイワイ ガヤガヤ


青葉 「司令官。ほんとにたくさんチョコもらいましたね」

提督 「ああ、慕われている印だと思うとうれしいがここまで多いと食べるのが大変だな」

青葉 「そうでしょうね~。ところで、この瑞雲の形をしたチョコは」

提督 「ご想像通り日向からだ」

青葉 「やっぱりですか」

提督 「まあ、瑞雲の模型を渡してきた去年よりはバレンタインの意味を理解しているがな」

青葉 「あれ?これはお好み焼きですか?広島風ですから浦風ちゃんからですか?」

提督 「浦風と黒潮と龍驤の合作らしい。関西風か広島風かで揉めたらしいが結局広島風になったとか言ってたな」

青葉 「けど、何でお好み焼きなんですか?」

提督 「いや、これはお好み焼きの見た目をしたスイーツらしい」

青葉 「あっ、本当だ。甘い香りがしますね。手が凝ってますね~」

青葉 「他にも第六駆逐隊の子たちからのや……ほんとにたくさんもらったんですね」

青葉 「っと、そうそう。司令官。」

提督 「何だ?」

青葉 「どーも恐縮です!青葉のチョコ、差し上げます!」

提督 「おお、ありがとう。ほんと、大事にするよ」

青葉 「もう、そんなに大げさに反応しなくてもいいじゃないですか」

提督 「……いやいや、大げさじゃないよ。本当にありがとう」

青葉 「あっ、いい顔!いただきます!」パシャッ

提督 「おっと。この写真どうするんだ?」

青葉 「えっ、今の写真ですか?青葉新聞に使わせていただこうかと……」

提督 「……すまんが新聞に載せるのはやめてくれないか」

青葉 「え、ダメ?ガーン!」

青葉 (少し、調子にのりすぎましたかね……)

青葉 「ところで、前に言っていた本命さんからはチョコレートはもらえたんですか?」

提督 「……ああ、ちゃんともらえたよ」

青葉 (ズキッ)

青葉 「そうですか、それはおめでとうございます。お気持ちはどうですか?」

提督 「やっぱり、うれしいよ」(笑顔)

青葉 (……心が苦しい。記者として聞かなきゃいけないのに……)

提督 「……青葉、話があるんだが……」

青葉 「ああー!青葉、急用思い出しちゃいました。失礼しました~」

バタバタバタ

提督 「あっ、ちょっと青葉、待って」

提督 「……どうしたんだあいつ、それより追いかけないと!」

 埠頭

青葉 (思わず、逃げ出しちゃいました……。どうしよう……)

青葉 (司令官、本命さんの事を話すときほんとにうれしそうだったな……)キュッ

青葉 (何だろう、この胸が締め付けられるような気持ち……)

青葉 (本命さんに嫉妬してる!?ならこの気持ちは……)

青葉 (カメラの司令官の写真……。見てるとつらくなる……)

青葉 (消去しちゃおっかな……)

提督 「ああ、青葉こんな所にいたのか、探したぞ」ゼイゼイ

青葉 (ビクッ)

青葉 (司令官!?何でここに?探した?何で!?)

提督 「急に出ていったから何事かと思ったじゃないか。大丈夫か?」

青葉 (司令官は好きな人がいるのに。なのに……)

青葉 「ほっといて下さい」

提督 「あっ、青葉……」

青葉 「司令官には本命の好きな人がいるんでしょ!?だったら、青葉なんかに構ってないでその本命さんの所へ行ったらいいじゃないですか!」

提督 「いや、っその……」

青葉 「早く行って下さい、司令官!」

青葉 (ああ、最悪だ私……。司令官にこんなひどい言い方)

提督 「青葉!少しは話を聞いてくれ」

青葉 (ほんと、どうしよう……)

提督 「俺が言っていた本命はな!」

青葉 (聞きたくない……)

提督 「青葉!お前のことだ!」

青葉 「……えっ!!?今なんて司令官!?」

提督 「だから、青葉、お前が好きだ。チョコレートをくれてすごくうれしかった!」

青葉 「えっ……ちょっ……」

提督 「この鎮守府に青葉が着任したときから惚れていたんだ。ずっと、言い出せなかったけど今言う。可愛い青葉が好きだ」

青葉 「そんな……可愛いだなんて///」

提督 「いや、謙遜することはない。青葉のその明るさにいつも元気づけられたんだ。その好奇心の強さが好きなんだ。青葉のけなげさに惹かれたんだ。青葉の全てが好きなんだ!」

青葉 「突然言われても……」

提督 「すまんな、いやがられたらって思ったら怖くて言い出すタイミングがつかめなかったんだ」

提督 「けど、今日青葉からチョコレートを貰ったら告白しようと決めていたんだ」

青葉 「そっ、そうだったんですか……」

提督 「ああ、それでこの思いの証として『ケッコンカッコカリ」を受けてくれるか?」

青葉 「……はい///」

提督 「ヨッシャー!ついにやったぞ!ありがとう青葉!」

提督 「しっかし、突然執務室から出て行ったときはどうしようかと思ったよ」

青葉 「その節は誠に申し訳ありません……」

提督 「いいよ、こうして青葉への告白成功したんだし」

提督 「ちなみにさっきの写真はさっき言ったように新聞に載せるのか?」

青葉 「いやですよ~恥ずかしいじゃないですかみんなに知られるの……」

提督 「……そうか、ちなみにさっき撮った写真のデータくれるか?」

青葉 「はい、司令官のパソコンにでも送れますけど何でですか?」

提督 「いや、今日の記念にと思って」

青葉 「だったら今二人の写真撮りましょう!」

提督 「いいのか!?」

青葉 「勿論ですよ!じゃあ撮りますよ。はい、チーズ!」パシャッ

 翌日

青葉 「なっ何ですかこれ~」


  『青葉新聞特別号外! 提督と青葉,ケッコンカッコカリ!』

  【提督と青葉ツーショット自撮り写真】


衣笠 「おめでとう青葉!ようやく結ばれたんだね」

青葉 「衣笠!ようやくって?それにこんな号外張って……」

提督 「俺が張り出した」

青葉 「提督っ!恥ずかしいって言ったのに///」プシュー

衣笠 「おっ、提督おめでとう、長かったね~」

青葉 「長かったて!?」

衣笠 「いや、みんな提督が青葉が好きって気づいていたし」

提督 「えっ、そんな分かりやすかったか?」

衣笠 「もう、バレバレだったよ。というか、気づいていないのは青葉本人だけだったんじゃないかな?」

青葉 「青葉、全然気がつきませんでしたよ。みんな教えてくれたっていいじゃないですか」

衣笠 「提督本人以外がいってもしょうがないでしょ」

衣笠 「さて、青葉、ケッコンカッコカリの感想をどうぞ」

提督 「いつも取材している青葉が取材されているのを見るのは新鮮だな」

青葉 「提督、そんな事言って……」

提督 「で、どうなんだ?」

青葉 「勿論、青葉、とっても幸せです!!!」

 青葉のバレンタインボイスに興奮して一気に書き上げました。本当はもう少し内容を詰めたかったんですが14日に間に合わせるにはこれが限界でした。
 以上,拙作をご覧頂きありがとうございました。

 以下,過去作です。なお,本作との関連は一切ありません。

【艦これ】青葉「耳かきをしましょうか?」
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