シンジ「え、昨日そんなことがあったんですか…。」(25)

ミサト「そーなのよ、もうネルフはその話で持ちきりよ!」

アスカ「くーだらなーい!どーでもいいじゃないそんな話。」

ミサト「でもねぇ、あんな風にされちゃあ、話題にもなるわよ~」

シンジ「どんな風に…ですか?」

ミサト「あれは、昨日のシンクロテストが終わって、シンちゃんやアスカが帰宅した後に起こったわ。」

――昨日

ミサト「シンクロテストが無事に終わって、一安心ね~。結果はどうだったの?」

日向「シンジ君のシンクロ率が若干上がりましたが、それ以上は特に異常ありません。」

ミサト「あらあら、シンちゃん何かいいことでもあったのかしらね??」

青葉「恋人が出来たとか?」

ミサト「…可能性はあるわね。」

リツコ「ミサト、くだらない話をしていないで、仕事に戻りなさい。」

ミサト「うるさいわね~、ちょっと位いいじゃない。」

リツコ「今日の碇司令、機嫌が悪いわ。見つかったら、減給、或いは降格されるかもしれないわよ。」

ミサト「マジ?」

リツコ「マジよ、碇指令を見てごらんなさい。腕を組む位置が低いのは機嫌が悪い時。角度が浅いのは、イライラしている時よ。」

ミサト「そーなの?」

リツコ「…そして、青葉君。」

青葉「へ、俺!?」

リツコ「午後にギターを弾く回数が80回以上のときは、日替わり定食がカレーだった日ね。」

リツコ「反対に、大嫌いな焼き魚定食だった日は、午後のギターの回数は45回未満と控えめね。」

青葉「な、何故それを!?」

リツコ「マヤ」

マヤ「は、はい…」

リツコ「一日に『不潔』を772回以上言うのは、使徒が来た日ね。」

マヤ「そ、そんなことは…」

ミサト「人間観察?」

リツコ「そうよ。もっと言ってもいいけど、やめとくわ。」

ミサト「…そうしてもらうわ。」

リツコ「そういえば、いつの間に私まで無駄話を…ミサト、あなたのせいよ。」

ミサト「そりゃあんまりよぉ!」


日向「赤木博士の人間観察、俺だけ無しだった。」

青葉「気のせい気のせい。」

マヤ「ですよ。」

青葉「にしても、碇司令の機嫌が悪いって本当かな…?」

日向「…大して普段と違わないように見えるけど。」

マヤ「ですよねー。」

青葉「でも、あれだけピタリピタリと正確な観察をしていた赤木博士が言うんだから…気をつけた方がいいぞ。」

マヤ「この前、くしゃみをしただけで黒服の人がクビになったって聞きました。」

日向「それはないでしょ!?」

青葉「…ひでぇ組織」

ゲンドウ「…」イライラ

冬月(碇のやつ相当機嫌が悪いな)

ゲンドウ「…冬月」

冬月「何だ、碇。」

ゲンドウ「…白髪が気に入らん。染めるかハゲにしろ」

冬月「ふざけるな、碇。」

ゲンドウ「…期日は明日だ、今日いっぱいは見逃してやる」イライラ

冬月「待て、碇よ。何があったか知らんが、人を巻き込むのはやめてもらおうか。」

ゲンドウ「…」イライラ

ゲンドウ「青葉シゲル二尉」

青葉「ひっ!!!ひょええええええええええ!!!!!!!!!!」

ゲンドウ「総司令公務室に来なさい」

青葉「は、はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!」

日向「クビか?」ヒソヒソ

マヤ「クビですね」ヒソヒソ

青葉「え、え、え、縁起でもねぇこと言わないでくれよ…」バクバク

青葉「失礼します、、、。」バクバク

ゲンドウ「入れ。」イライラ

プシューッ

青葉「…」バクバク

ゲンドウ「…君には新しい役職を与える。」

青葉「…え、マジっすか!?」パアアアアア

ゲンドウ「ああ。君の新たな役職は、『放送室長』だ」

青葉「ほ、放送室??」

青葉(やな予感が…)

ゲンドウ「ああ。この度、ネルフの放送関連設備の改修を行い、同一箇所での集中制御が可能になった。」

ゲンドウ「その集中管理を行う場所、それが放送室だ。そこで、君には新設された放送室の管理を任せる。」

青葉「は、はい!」

ゲンドウ「…で、オペレーターは別の人が来るのでやらなくていい。」

ゲンドウ「放送室長。それだけでいい。」

青葉「あの…お給料は……」

ゲンドウ「放送室の管理は、オペレーションの仕事より楽な仕事になる。よって、」

ゲンドウ「以 前 の 4 0 % だ」

青葉(やっぱりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!)

青葉「あ、あ、あ、あの、なぜ、お、俺が…?」

ゲンドウ「君が小学生の頃の自由研究を見せてもらった。」

青葉「え」

ゲンドウ「君には素質がある。以上だ!異論は無いな!」ツクエドン!!!

青葉「ひえええええっっ!!!無い、無いです!」

青葉「」ゲッソリ

マヤ「どうしたんですか?」

青葉「まさか…この席を他人に譲ることになろうとは…」イスナデナデ

日向「異動?」

青葉「新役職は『放送室長』だった。選考基準が自由研究だって、バカじゃないの!?」

青葉「…ということで、もうお前らともお別れってわけだ。」

青葉「ちなみに給料も40%。俺、…」

日向「…シゲル……」

マヤ「青葉君……」

青葉「じゃあな…今まで楽しかったぜ…」グスン

ミサト「…感動的な別れねえ…」ウルウル

―――3分後

青葉「ここが放送室か。くよくよしてても進まねえ。こうなったら人一倍働いて、減った給料の分、取り返してやる!!」

青葉「ひゃー、さすがに中はきれいだなー。」

青葉「このレバーは何だ?ああ、これを倒すとネルフ施設全体に放送されるのか。」

青葉「!!」ピキーン!!

そのとき、青葉の青色の脳細胞が、活動を始めた!!

青葉(そうだ。いいことを考えたぜ。)ニヤニヤ

青葉(碇司令に異動させられた仕返しをしてやる!)

―――5分後

青葉「…加治さんから借りてきたぜ。金はたっぷり取られたけどな。」ドサドサ

青葉「しかし、これは予想以上のものが手に入ったぞ。。」

青葉「これを放送したら…」ニヤァ

青葉「しまった」ハッ

青葉「放送したら、この部屋にいる俺がやったとバレてしまう!!」

青葉「どうしよう…」

青葉「MAGIを借りれば、放送室へのハッキングくらい訳ないだろうな…。」

青葉「でもそれは不可能。なんとかしてこれを放送しないと。。。」

青葉「それにしてもこのCD、ちょっと聴かせてもらっただけでも凄かったんだ、フルで聞いてみたい。」

青葉「ちょうど放送室にいるんだ、聞いちゃえ!…おっと、放送のスイッチは切っとかなきゃな。」カチ

そのCDは、碇ゲンドウの私生活を録音したものであった。

その中には、なんとゲンドウのオ○ニーの様子も録音されていたのである。

青葉「ブフォwwwwブフォwwwwwwwwwwwwwwwww」

青葉「はぁ、はぁ、腹痛ぇ!」

青葉「おや誰か来たようだ。」

ガチャ

青葉「」

ゲンドウ「…命の保証はしないぞ」

青葉「まさか。。」

そう、放送室のスイッチは『ON』だった。
それも大音量で。

ゲンドウ「連行しろ」

黒服A「はいっ!」

青葉「俺は無実だー―っ!!」

青葉は独房に入れられた。こうして事件は解決したかに思えた。

しかし…

青葉「開けろ!開けろ!!」ドカドカ

青葉「びくともしない!」

青葉「ちくしょう!こんな組織辞めてやる!!司令のバカ野郎!」

ゲンドウ「…何か言ったか」

青葉「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!申し訳ございません!!!!!!!!」

青葉(帰って行った…)

青葉(24時間監視されているのかな…)

青葉(試してみよう)

青葉「司令のウンコ!」

ゲンドウ「…何か言ったか」

青葉(やっぱり!余計なことが言えな過ぎる!)

―――現在、ミサト宅

ミサト「でね~シ~ンちゃ~ん、ぱSじおJWDふぉいRBんヴぃひZじゃおああS」ヘベレケ

シンジ「ミサトさんがへべれけになって話が聞けない」

アスカ「誰かに聞きに行くわよ!」

シンジ「ええっ!?くだらないって言ってたじゃないか!」

アスカ「うっさい!行くわよ、バカシンジ!」

シンジ「…日向さん」

日向「君たちが話しかけてくるなんて珍しいね。」

アスカ「昨日の事件について教えなさいよ!」

日向「ああ、あれ?語るのもいやだよ!」

シンジ「アスカ」

アスカ「分かってるわよ!」ジャキッ

日向「ナ、ナイフ!?」

アスカ「教えないと血を見るわよ…」

日向「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!おおお教えます!!」

アスカ「よろしい」

――再び、昨日

青葉(…だが、こんな時のために俺は、某先生から脱出の講義を受けていたんだ!)

青葉(忍法!脱出の術!!!!!!!!!!)

青葉「テレポーテーション成功!」

青葉「…で、ここはどこだ!?」

青葉「箱の中だな。。」

青葉「こ…これは…ゴミ…」

青葉「ゴミ箱だな…」

青葉「まだ修行が足りないな。。」

青葉「さて、ころ合いを見計らってここから脱出…」

ガチャ

ポイッ

バサッ

青葉「誰かが何か捨ててったぞ。何だこの袋。…排泄物!?」

青葉「何が起こっているんだ…」

その後も何人もが排泄部句の入った袋を捨てて行った。
実は、ネルフの水洗トイレが故障してしまったための臨時処置なのである。

青葉「く…くさい」

青葉(よし、ここは一刻も早く脱出せねば。かと言って脱出の術はどこに飛ぶかわからん。)

青葉(別の術を使うか…)

青葉(必殺!入れ替わりの術!)

ピュッ

入れ替わりの術は、そのへんの人と自分の位置を入れ替える秘術だ!

日向「なんだ、ここ。ゴミ箱か!?」

青葉「外だー!!」ウンコマミレ

つづくYO!!!

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