律子「やよい！？」

やよい「私は恋を夢見るアメリカンガール！」

律子「えっ！？あっ、大好きな食べ物は……」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

やよい「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

律子「うるせぇ！」

やよい「それじゃあアツアツの鉄板ジョークまずは100gから」

律子「は？」

やよい「この前雪歩さんがオーディションに落ちてね、目も当てられないくらい落ち込んでた。かける言葉がなかったよ。かけてやりなよ、デミグラス」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

やよい「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

やよい「続いて200gの鉄板ジョーク！」

律子「もうお腹いっぱいよ」

やよい「この前響さんが大手会社のCMに抜擢されてたよ。真美は興味無さそうだったけどハンバーグは羨ましかった。何でかって、そう！ハンバーグは、やいているからね！」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

やよい「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

律子「ちょっとやよい！しっかりしなさい！今日はプロデューサーがハリウッドから帰ってくる日だっていうのに……」

やよい「続いてはフライングハンバーグを」

律子「聞け」

やよい「この間春香さんが裸でね」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

やよい「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

ｶﾞﾁｬｯ

律子「ん？」

P「この事務所も変わらねぇな……」

律子「プロデューサー！おかえりなさい」

P「どうした？トッピングの揚げたてエビフライを見るような目で見やがって」

P「忘れちまったのか？俺だよ俺！」

P「ハンバーグだよ！」

律子「お前もか！」

P「アツアツの鉄板ジョーク100gから！」

P「この間皆には内緒で一時帰国してたんだが、やよいとは会ってデートをした、そう！あいびきをね！」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

P「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

律子「何やってるんですかあなたは！」

やよい「うっうー！楽しかったですー！」

P「続いて200gの鉄板ジョーク！」

P「ハリウッドに研修に行ってる間、某有名監督と飲む機会があった。俺はいい話が聞けると思って期待していた。そしたらその人はビックリするくらいのクズ人間だった。失望を胸に抱いた今の俺はそう！チーズ in！」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

P「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

律子「……」ｲﾗｯ

P「律子、理想のダーリンは？」

律子「えっ……シャキシャキレタス……？」

P「それでいて？」

律子「パワフルな……はっ！」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

P･やよい「ハン」

律子「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

P･やよい「！？」

やよい「はっくしょん！」

律子「あっ……。そうだったわね。やよい風邪ひいてるみたいで……」

P「そうだったのか……」

律子「プロデューサー、帰ってきて早々で悪いんですけど送っていってもらえませんか？」

P「分かった」

律子「すみません。お願いしますね」

やよい「あっ！じゃあご飯ご馳走しますね！」

P「いいよ。俺が作るからやよいは休んでな」

やよい「うぅ……。そんな、悪いです……」

P「何がいい？」

ﾃﾞｪｰｰﾝ

やよい「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

P「ハンバーーーーーーーーーグ！！」


ﾊﾝﾊﾞｰｰｰｰｰｰｰｰｰｸﾞ!!
ﾊﾝﾊﾞｰｰｰｰｰｰｰｰｰｸﾞ!!

律子「ハンバーーーーーーーーーグ！！」

P「えーっと、お父さんとお母さん、今日は帰り早いんだって？」

かすみ「はい！だからお父さんとお母さんの分もご飯用意しないと……」

P「そっか。手伝ってくれる？」

かすみ「は、はい。えっと、私たち8人とプロデューサーさんの分だから……9個ですね！」

P「9……？」

かすみ「どうかしたんですか？」

P「足りない……。足りないんだよ……！」

かすみ「えっ……」

P「どうすれば……」


ｶﾞﾁｬｯ

律子「私もご馳走になります！」

P「律子！」

P「ありがとう律子……」

律子「いいんです。私もこれでようやく分かりましたから」

やよい「律子さん……」

律子「それでは皆さん、ご唱和ください」

P「7！」

やよい「8！」

律子「9！」

P･やよい･律子「ジュ～！」

全員「いただきます！」



終わり