穂乃果「ねぇ雪穂、雪穂ってさ....」
雪穂「どしたの?」
穂乃果「好きな子....とかいるの?」
雪穂「好きって?μ’sのみなさんと、アリサとか?」
穂乃果「違くて」
雪穂「あぁ、いないよ?」
穂乃果「そっか」
雪穂「なに、なんなの?」
穂乃果「いや、別に」
雪穂「あ、わかった、お姉ちゃん好きな人できたんだ」
穂乃果「そ、それは」
雪穂「だぁれだぁ〜?」
穂乃果「言わなきゃダメなの?」
雪穂「うんうん」
穂乃果「....雪穂」
雪穂「な、何?お説教?」
穂乃果「雪穂が好きなの」
雪穂「え?」
穂乃果「わぁ....言っちゃったぁ」
雪穂「えええええええええ!?」
お姉ちゃんは昔からこうです。
いろいろ突然だったり、凄く子供っぽくて妹みたいだったり。
特に後者は、一年前くらい前にこんな出来事がありました。
雪穂「あ、もうご飯?」
雪穂「うん、うん、わかった。呼んでくるね」
それは丁度、夜ご飯が出来たと伝える時のことでした。
私は普通に階段を登り、普通にお姉ちゃんの部屋の前に行きました。
ですが、何かおかしいです。
いつも何かしら音が聞こえてくるはずなのに、なにも聞こえません。
だけど、扉をノックせずに開けてしまいました。
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雪穂「お姉―」
穂乃果「きゃあっ!?」
いつもより、女の子女の子してる声に驚きました。
ゆっくりお姉ちゃんの方に目をやると....。
雪穂「お、お姉ちゃん、それは....」
穂乃果「こっ、ここここっ、これはっ」
雪穂「え、あの....」
穂乃果「えっと....新しいパンツを買ってね、それを履こうとしたら、後ろに転んじゃってね?」
明らかに違います。
下半身は靴下だけで、片手の指は少し濡れています。
それに、私が来る前には既に顔は赤かったみたい。
雪穂「転んだなんて嘘だよね」
穂乃果「あぅ....」
雪穂「ま、まぁ、思春期ってやつだからね!ほら、ご飯できたってさ。早くパンツとスカート履いて」
穂乃果「....」
雪穂「お姉ちゃん?」
黙りこくってしまったので、気を使ってるのがバレて怒られるのかと思いました。
そしたら、それ以前の問題でした。
穂乃果「あの、さ、雪穂」
雪穂「何?」
穂乃果「穂乃果さ、わからなくて....怖くて....」
雪穂「え、どうしたの?」
穂乃果「....あのね、今度文化祭で魔法使いの格好するんだけど、その時にホウキに乗るフリをしなくちゃいけないの」
雪穂「あぁ、そこにある木の棒?」
穂乃果「うん。それでね、えっと....またがって台詞の練習をしてたんだけど、その....」
雪穂「....?早く言って」
穂乃果「お....お股に棒が擦れた時、なんか変な感じで....」
雪穂「え」
穂乃果「よくわからなくて、パンツ脱いでから、見ながら触ってたらもっと変な感じになっちゃって....えっと....」
穂乃果「おしっことかじゃないのに、濡れてきちゃって、それでね、病気になっちゃったのかなって....思って....」
少し涙目のお姉ちゃんの口からは予想外の言葉が出てきました。
私は、初めから自慰行為だったというのはわかってましたが、お姉ちゃん自身は初体験だったみたいなんです。
流石に驚いてしまって。
だって、そんなもの当時中二だった私だって、友達とかとえっちなお話とかもするくらいだから、当たり前にやってました。
ただ、高校生でもやらない人、知らない人は少なからずいるはず。
だけど、この反応....終いには病気なんじゃないかって。
雪穂「初めて....だったの?」
穂乃果「え、ってことは雪穂も?」
雪穂「いや、まぁ....」
穂乃果「じ、じゃあ、病気じゃないの!?」
雪穂「うん」
穂乃果「は、はぁ....よかったぁ」
問題はここからです。
私は、こんなピュアで子供っぽくて妹みたいなお姉ちゃんが可愛く見えてしまって。
顔を赤くしながら、何故か私はイケナイ事をしてしまいました。
雪穂「お姉ちゃんは、その、触っててどう思ったの?」
穂乃果「なんだか、言葉にできないけど変な感じだった」
雪穂「そっか。お姉ちゃん、寒くないの?」
穂乃果「あ、パンツ履かないとね。恥ずかしいなぁ」
ドキッと。
その直後です。
雪穂「私が、履かせてあげるよ」
穂乃果「えっ?」
自分でも何言ってるのかわからなくなってて、気づけば止まれなくなってました。
雪穂「フリル付いてる。結構可愛いの履いてるんだね」
穂乃果「えっ、あ、あのっ、雪穂?何して....」
雪穂「えへへ、お姉ちゃんってスタイルいいよね」
穂乃果「そ、それは絵里ちゃんとかに言う言葉だよぉ」
雪穂「え?ほら、お尻とかも可愛いし」
穂乃果「ななっ、なに触ってるの!?」
雪穂「脚も....先っちょから付け根までもちもちで綺麗で」
穂乃果「おおおお母さん呼ぶよっ!?」
顔を真っ赤にしながら戸惑うこの反応が可愛くて。
遂に私は....。
雪穂「お姉ちゃん、さっきここ触ってたんでしょ」
穂乃果「ひゃっ....くっ、くすぐったいっ!」
そのまま。
少し強めにやったら。
穂乃果「んっ」
雪穂「ふふっ、変な感じって、こんな感じ?」
穂乃果「ち、違....何、これ....」
何が起きているのか分からないままのお姉ちゃんの顔を見ると、もっと虐めたくなってしまって。
雪穂「あのね、ここは、女の子は触ると気持ちよくなるの。女の子はみんな、こうやって....」
穂乃果「ふぐっ....んっ....や、声、でちゃ....ぁっ」
雪穂「声、我慢しなくていいのに」
穂乃果「んっ....ふぅっ....も、やめ....んっ....」
雪穂「気持ちいいでしょ?」
穂乃果「そっ、んな....気持ちくなんか....んっ....」
いつの間にか私の手を握ってるお姉ちゃん。
初めてだからなのか、もともと感じやすいからなのかわからないけど、喋るのも辛そうで、体もびくびくしてます。
穂乃果「ねっ、ねぇっ....変っ!変だよぅっ!」
雪穂「何が変なの?」
穂乃果「わかんないっ!わかんないけどぉっ....!」
そう言って私に抱き着いてくる。
本当に止めてほしいのかもしれない。
初めて、迫って来る感覚に戸惑って、怯えて。
そして。
穂乃果「ゆきっ、雪穂お゛っ....ああっあっ....ぁぁっ....ぁぁぁ....ぁ....」
雪穂「ふふ。手、びちょびちょになっちゃった」
穂乃果「ぁぁ....ふぅ....はぁ....はぁ....」
飛び跳ねた後、大きく長く痙攣したと思ったら、力が抜けて私に寄りかかってきました。
息を切らせながら、今度は細かく痙攣して。
お姉ちゃんは初体験の中で、また初体験をしました。
穂乃果「はぁ....力....入んなぁい....はぁ....はぁ....」
雪穂「えへ、可愛い」
穂乃果「わか....んない....雪穂....おかしぃ....」
完全に力が抜けきってしまったお姉ちゃんだけど、軽くて、ふんわりと柔らかくいい匂いがして、やっぱり女の子なんだなって。
私のお姉ちゃんはなんでこんなに可愛いんだろうって。
私はシスコンってやつなのかな。
いろいろ考えてると、お姉ちゃんはすすり泣いていました。
なのに、右肩に乗っかる温かい吐息と涙が、凄く好きで。
それから二週間くらいは、店番以外で会話は一切出来ませんでした。
そんな事が、本当にあったんです。
なんだかんだで今は普通に仲良くしてるけど。
この状況。
お姉ちゃんは私のことが好きだって。
穂乃果「おかしいよね....あはは....」
そりゃ驚いたよ。
前にクラスの男の子が言ってたけど、実際に妹を好きになったりなんてしないって。
確かアニメかなんか見てそう言ってたけど、お姉ちゃんのこの目は本気で。
もちろん私もお姉ちゃんの事は大好きです。
だけど、それはなんか違くて、可愛いからとか、尊敬してる好きで、多分。
でも、私も、いつの間にかお姉ちゃんの言う、好きになってたのかもしれない。
血のつながった姉妹なのに、お互いを愛してるって....凄くおかしいけど。
気づいたら口が勝手に。
雪穂「私も....好きだよ?」
穂乃果「えっ、本当にっ?」
雪穂「まぁね。うん、好き。」
穂乃果「でも、穂乃果たち女の子なのに、姉妹なのに、これっておかしいんだよね?」
流石にお姉ちゃんもわかってるみたいです。
それでも好きって言ってくれてるってことは、本当に本気なんだ。
穂乃果「雪穂、嘘ついてるなら止めて。穂乃果、雪穂の事が大大大好きだから」
雪穂「嘘じゃないよ」
無意識にそう言った。
そういえば、そんなに年が離れてるわけでもないのに、お姉ちゃんは一緒にお出かけしてくれたりもします。
それは、普通ならプライドが許さないと思うけど、私は嬉しくて、いつも甘えてました。
ずっと一緒だった家族なのに、家族愛とは別の感情を持ってたんだなぁ。
と....あれ?
雪穂「ん....」
なぁんだ、全部夢でした。
なんだよ夢オチか、糞だなって思われないように、夢を少しでも正夢にしよう。
でもどうすればいいんだろう。
なんとなく面白ければいいかな。
よし。
雪穂「お姉ちゃ〜ん!セックスしよ〜♪」
寝起きテンションだっただけなのに、ネタとして受け止めてもらえず、ボコボコに殴られました。
おしまい。
前作はまじめに書いてます
海未「カルポスソーダにしてしまいました。」【ラブライブ!SS】海未「カルポスソーダにしてしまいました。」【ラブライブ!SS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453991292/)
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