【ラブライブ】翼「決めたよHand in Hand」【ハチナイ】 (111)

ハチナイキャラクターでラブライブストーリーをやるssです。
所謂ことりバットエンドルートからの話になりますかね

世界設定はかなりラブライブに寄せてます。
作中で使う曲は『ラブライブ』かハチナイのキャラ―クターソングを拝借
『Aqours』のメンバーは別人として配置をしています


長編の予定ですが、まずは最初の部分だけ短編で


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1576462354

【ラブライブ】翼「決めたよHand in Hand」【ハチナイ】


翼「ねえ。高坂穂乃果さん」
 「私達の監督になってくれませんか?」

???「コレは私 高坂穂乃果が
 失った情熱と、『全て』を取り戻しにいくための物語」

2月
ラブライブ 決勝ステージ


~~~♪

小也香「きっとひとりじゃない。夢の中へGo!!」
 「迷いながらReady?」



聖良「あぁ、冒険は終わらないよ」

小也香「Let’s go」

理亞「3、2、1」

聖良理亞小也香「Go!」


司会「函館聖泉女子高等学院 『Saint Snow』の皆さん。ありがとうごっざいました~」

司会「続いて、今回は北海道からもう一組」
 「北北海道地区代表 里ヶ浜高校 『シンデレラナイン』~!」



中野「さぁて。今から有原達の出番だにゃ!」

岩城「フレー!フレー!さ・と・こ・う!!」サイリウム

月島「ここは観客席ですよ。岩城先輩」
 「そもそも学校を応援するためのスクールアイドルを応援するなんて」

阿佐田「違うのだ、ゆいゆい。観客席にいるからこそ私達で盛り上げていくのだ~」

泉田「月島、今日くらいは固くならずに応援に集中しようぜ」ほらっ
 「やりたい事を貫いた有原達を」

おばあさん「観客の想いだって、届けば演者の力になるんだよ」

月島「分かりました」サイリウム
 「皆!全力応援よ~~」

塚原「千景!頑張ってくださあぁい」

椎名「チュリオーズの試合より優先したんだから。しょぼい演技だったら許さないよ~」

坂上「わざわざ来ないでください。脳ミソチュリオーズ」

椎名「なんだと~」


掛橋先生(有原さん、アナタが夢見ていた舞台『ラブライブ』よ)
 「最高のパフォーマンスで、。楽しんでちょうだい」

月島(どうか9、11人の努力が実りますように)

泉田「ガツンとかっとばせえぇー!」

控え室

翼「監督…。うぅん、穂乃果ちゃん」
 「私達をここまで導いてくれて、ほんっとうにありがとう」

穂乃果「『ありがとう』はこっちのセリフだよ。翼ちゃん」ニコっ
 「皆、ファイトだよ!!」

智恵「パフォーマンスの前にアレ。やっておかない?」

和香「円陣ね」


夕姫「やりましょう」

茜「うん」コクコク

龍「くだらない精神論よ」フンッ

千景「でも、ステージの上では全員の気持ちをひとつにする事も大切ではないかしら」

舞子「さっさと済ませましょう」ふぅ

伽奈「あまり時間もないので、皆さん集まって」

伽奈「では有原さん。掛け声をお願いします」

翼「私じゃなくて」パンっ
 「監督、せっかくだからバシッと決めてよ!」

穂乃果「えっ?私!?」
 「番号が変わらないように私は0から数えで」



穂乃果「0」

翼「1!!」
 (スクールアイドルの素晴らしさを知ってもらうため)

智恵「3」
 (大切な幼馴染のため)

和香「4」
 (いつかお姉ちゃんと一緒にステージに立つため)

夕姫「5」
 (皆さんのため)

茜「6」
 (理亞ちゃんと本気でぶつかり合うため)

舞子「7」
 (アタシは与えられた役割をこなすため)

千景「8」
 (わたしが求める美しさのため)

伽奈「9」
 (芽生え始めた情熱のため)

龍「10!」
 (敗者として、約束を果たすため)

穂乃果「シンデレラァーー」

9人「ナイン!」グッン

翼(みんなが居てくれたから、ここまで走ってこれた)
 (誰が欠けても、この舞台にはたどり着かなかった)

さぁ始まるよ!



~~~♪

アァ どこへ行っても忘れないよ!
ブライテストメロデイィ




海未「穂乃果がまたスクールアイドルを誕生させるとは」

にこ「まったく、北海道まで行って何やってんのよ」はぁ~

希「まあまあにこっち」
 「実際に踊ってるワケでもないんやし」

絵里「亜里沙と穂乃果。二人を応援できるなんてお得じゃないかしら」

アメリカ

エレナ「2」
 (翼に、もう一度夢を与えてくれた監督のため)


ことり(キレイな銀髪の女の娘、銀髪の女の娘)うぅ~ん
 (…穂乃果ちゃん)

はああぁ

エレナ「愛奈さんからのメッセージだと、この辺りで待ち合わせね」

ことり「あの、、。もしかして、あなたがことりに連絡をくれた?」

エレナ「はじめまして、エレナ スタルヒンです」
 「あなたがミス南。元『μ’s』の南ことりさんですか?」

ことり「はい!私が南ことりです」

エレナ「、、。」ポタリ
 (やっと、見つけられた)

時を遡り1年前
北海道 里ヶ浜高校


翼「ねぇ、二人共」
 「今度の週末アキバへ遊びに行かない?」

エレナ「いいよ。開けておくから」

智恵「レナちゃん即決!?」
 「もしかしてまた『スクールアイドル』関係のイベントとか」

翼「うん。全国のスクールアイドルを決める決勝大会があって、3人で見にいけたらなって」

智恵「仕方ないな~」

翼「もしかして、ともっち次の週末何か用事があったりする?」

エレナ「あたしは別に翼と二人だけのデートでも構わないけど」フフッ

智恵「行きます。行かせていただきますって」

エレナ「そ、残念」

翼「決まりだね」
 「μ’sの人達が生で見られる~」


エレナ「ちなみに、翼は誰がお気に入りなのかしら?」

翼「もちろんμ’sの皆が推しだけど。やっぱり高坂穂乃果さんかな~」
 「穂乃果さんを見てるだけでなんだか元気が湧いてくるんだ」

エレナ「覚えておくね」
 (別に、その高坂さんだって翼に何かをしてくれるワケじゃないのに…)

智恵「レナちゃん、危ない事はしないでね」アハハ

3月


雪穂「もう一度考え直そうよ!お姉ちゃんが音ノ木からいなくなるなんて」

穂乃果「ゴメン、雪穂……。今は何も考えられない、考えたくない」

ほの母「親戚のおばさんにはしっかりと伝えてあるから」

穂乃果「ワガママ言ってゴメンなさい。お母さん」

ほの母「いいのよ。穂乃果は頑張りすぎたのだからリフレッシュしてきなさい」

はの父「着る物は十分か?北海道は寒いぞ」

穂乃果「うんっ」コクン
 「それじゃあ、行ってきます」

雪穂「待ってよ、お姉ちゃん!!」


4月
北海道 里ヶ浜高校

去年の私は皆とならどこまでだっていける。
廃校の危機を乗り越えたμ’sの皆とならどんな壁だって乗り越えられる。

そう思っていた



穂乃果「これから何をしようかな?」
 (今は、時間は腐るほど自分には不要なほど有り余っている)


はぁーー
東京と違って、この季節でも息が白い

穂乃果「よぉし、メイド喫茶でも見つけてアルバイトしよっと」

ことり(『ホノカチャン』)


穂乃果「そもそも北海道の田舎にメイド喫茶なんてあるわけない」ピタッ
 「ここが、私が一年間を過ごす『里ヶ浜高校』か」

エレナ「翼!」
 「あの人って、もしかしてμ’sの…」

翼「!!??」

智恵「どうかしたの」

翼「なんで。あの人がこんなところに」

智恵「あの制服って、私達の制服だよね?」

翼「レナちゃん。ちょっとだけ頬を叩いてくれる」

チュッ

智恵「レナちゃん」

エレナ「あら、ごめんなさい」テヘ

穂乃果(もしかして私の事を)スタスタ
 (知っている人が数人居ても不思議じゃないよね)


翼「現実だ……って、居ない」

智恵「翼が穂乃果さんを好きすぎて幻覚を見たとかじゃないの?」

入学式から数日後

掛橋先生「いたいた。高坂さんちょっといいかしら?」
 「『入部届』まだ出していないわよね」

穂乃果「はい」

先生「とりあえず全員入部必須だから。早めに決めたほうがいいと思うわ」

穂乃果「すみません」

先生「確か、高坂さんって剣道部歴もあったのよね」
 「私は剣道部の顧問をしているの」

穂乃果「剣道か…。懐かしいな」

先生「よかったら名前だけでも嬉しいから」
 (雫も喜ぶわ)

穂乃果「考えておきます」

普通の女子高生に戻っても、いいんだよね?

屋上

穂乃果(なんで、屋上に足が向かっちゃうんだろう)

翼「高坂先輩!」

この間の女の子

翼「高坂穂乃果さん…ですよね?」

私の事を知っていそうな女の子

翼「音ノ木坂学院スクールアイドル『μ’s』の」
 「ラブライブ決勝ステージ目前だった」

穂乃果「も、もしかして。。私のμ’sのファンの子だったりするのかな?」

さすがに笑顔で対応しておかないと

翼「なんで?」
 「どうして、この学校に転校してきたんですか」

それは

穂乃果「い、家の都合で」

翼「でも、実家は老舗の和菓子屋『穂むら』ですよね」

穂乃果「……はい」
 (助けてよ~、海未ちゃん)

翼「もう。スクールアイドルはやってないんですか?」

穂乃果(ゴメンね、皆)
 「うん、終わったんだ…。穂乃果達は学校の廃校を阻止できたんだから」

翼「絶対、やるべきですよ!!」
 「今からでも東京に戻って再開させるべきですよ」

翼「もったいないですって」

穂乃果「そこまで、言ってくれるんだね…。ありがとうございます」ペコッ


翼「そんな!」ワワっ
 「高坂さんに頭を下げさせるなんて」

翼「私も。大切なチームメイトは、誰一人欠けてもいけないと思います」
 (私も似たような理由で野球を辞めちゃったから)

穂乃果「じゃあね」
 「あなたの名前を聞いていなかったね」

翼「2年 有原翼です」

穂乃果「それじゃあね、有原さん」
 (こんな事を言ってくれる娘が居るなんて穂乃果は幸せ者だな)

パタン



智恵「どうだった?」

翼「どうだろう」ニコッ
 「レナちゃん、ともっち。教室へ戻ろっか」

エレナ「翼……」

翼「私にイイ考えがあるんだ!!」

翌日

智恵「スクールアイドル、一緒にやりませんかーー!」

エレナ「この里ヶ浜にスクールアイドル部を作りましょう」


モブ「スクールアイドル部~?」ハハッ

モブ「そもそも北海道地区には、道民の星『Saint Snow』がいるじゃない」

モブ「知ってる。今年は聖良さんの妹も加わって3人での活動をスタートさせるんだって」

モブ「マジ?」


翼「スクールアイドル部入りませんかぁ」
 「初心者でも大歓迎です」

夕姫「宇喜多さんは部活どこか決めていますか?」フフ

茜「あ、茜は…」ピクッ
 (この校内でお姉ちゃんを見かけたような)



翼「ねえ!あのフードの娘可愛くない」

エレナ「捕まえてこようか?クマよりは楽なハズよ」

智恵「二人共、強引な勧誘はダメだからね」


月島「すこしいいでしょうか」

翼「はい。スクールアイドル部 1年有原翼です!」ニッコリ
 「もしかしてスクールアイドルに興味をもってくれたんですか?」

智恵(翼、この人は3年生の)グイグイ

月島「九十九先輩」イラっ

伽奈「私は生徒会副会長の九十九伽奈です」

伽奈「私は生徒会副会長の九十九伽奈です」

翼「生徒会…」

智恵「申し訳ございません。私が」

エレナ「待って。智恵」サッ
 「生徒会副会長様がどういったご用件でしょうか?」

月島「ちょっとアナタねぇ」

伽奈(いいよ、月島さん)

エレナ「この学校では部活、同好会設立のための広報活動について学校の許可は必要ないはずだけれども」

伽奈「確かにその通りです」
 「ですが、時間と場所を考え他の生徒の迷惑にならないようお願いします」

智恵「申し訳ありません」ガシガシ


穂乃果(有原さんは自分の足で一歩前に踏み出す事にしたんだね)

昼休み 屋上

穂乃果(なつかしいな~)
 (ことりちゃんに、海未ちゃん、花陽ちゃん、凛ちゃんに。あの厳しさは絵里ちゃんを思い出しちゃうよ…)

ガチャ


エレナ「今日も屋上でしたか」

穂乃果「君は、有原さんと一緒に居た」

エレナ「2年 エレナ スタルビンです」

穂乃果「もしかしてさ、エレナさんって外国人とのハーフだったりするの」

エレナ「へっ?」
 「ロシアとのクォーターですが」

穂乃果「本当に!」
 「エレナちゃん、『ハラショー!』って言ってみてくれない」

エレナ「はらしょー、、」

穂乃果「うぅ~ん。絵里ちゃんとは何か違うな」

エレナ「あの、一体…」

穂乃果「音ノ木での親友に居たんだ」

エレナ「翼から聞いた事あるような」

穂乃果「音ノ木坂学院の生徒会長『絢瀬絵里』。もしかして知らなかった?」

エレナ「まだ親友ほどは詳しくなくて」

穂乃果「ゴメンゴメン」アハハ

エレナ「μ’sのリーダー 高坂穂乃果さん、アナタにお願いがあります」コホン
 「あたしの親友に協力してください。私た」

穂乃果「やらないよ」


エレナ「あたし達と一緒にスクールアイドルを」

穂乃果「やらないよ。それは有原さんにも伝えたはず」


エレナ「でも」

穂乃果「何度言われても、私は2度とはステージの上には上がらない」

エレナ「親友のためなんです!!」

穂乃果「そうだね」うぅんと
 「だったら、私も親友のことりちゃんと一緒じゃないとステージには立たない」

エレナ「どこに居るの!!」
 「あたしが、その人を連れてきます」

穂乃果「海外に留学しちゃったけど」

ピポパ
エレナ「もしもし、お母さん」

穂乃果(まさか)

エレナ「留学先はどこ?」

穂乃果「あ、アメリカです」タラァ

エレナ「お母さん。明日からアメリカへ行きたいのだけど」
 「人探しをしないといけなくなったの」

穂乃果「ちょっと待ってええぇ~!!」

穂乃果「どうして、エレナちゃんは。。。そこまで有原さんのために」ゼエゼエ
 (どんな理由であろうと同情する気はないけれど)

エレナ「あたしが、翼から野球を奪ってしまったから」

穂乃果「野球…?」

エレナ「ピッチャーが投げて、バッターが打って、キャッチャーが捕るかもしれない」
 「ロシアでは有名なスポーツなのだけれど」

穂乃果「いやいや。日本でもメジャーだよ!?」


エレナ「あたしと翼は幼馴染だったんだ」グイィ
 「あとは智恵、朝一緒に居た娘とでの3人組。彼女は野球プレイヤーではなかったのだけれども」


穂乃果(この表情を穂乃果は知っていた。ことりちゃんや海未ちゃんのような)

エレナ「最初は、翼に無理矢理誘われて仕方なくボール遊びを付き合っていただけだった」
 「小学校4年生から翼とあたしは学校関係のクラブチームに入って、中学校でも変わらず続けるつもりでいたわ」

エレナ「でも、中学2年生の時に初めて登板した大切な試合で」

穂乃果「ミスをしてしまった」

エレナ「そっ。緊張からの見事な大暴投だったんじゃないかしら」

翼『レナちゃんだけを責めるのは間違ってる!野球は、野球はチームプレイなんだよ』
 『誰かがミスをしたらチーム全員でそれを取り返す。それが野球なんだよ』

当時のチームメイト『あっ、そう』


智恵『レナちゃん。私が受け止めるから思いっきり投げてきてよ』

ぺにょん

エレナ『あっ、、。』

智恵『大丈夫大丈夫。またいつか翼と一緒にマウンドに立ってあげてよ』ニッ
 『運動神経の無い私にはできない事だからさ』

エレナ『ありがとう』

チームメイト『お疲れ様、有原さん』
 (邪魔なんだよ。有原のオマケのロシア人)

翼『うん。また明日』

エレナ『お疲れ様です』ペコ

帰り道

翼『ねえ。レナちゃん』

エレナ『なにかしら?』ビクッ

翼『今度の大会が終わったら、野球は終わりにする』


・・・・・・えっ?

エレナ『何を言っているの。。翼』

翼『野球の世界って厳しいんだね』アハッ



エレナ『ねえ、翼の事なんだけど…。何か知らないかしら?』

チームメイト『もうすぐで止めるとは聞いたよ』ガサゴソ
 『まぁ、その分枠は開くワケだしぃ』

エレナ『ありがとう』

星がキレイだった夜

翼『レナちゃんに余計な心配させちゃったかな~』
 『いいんだよ。野球も本当に好きだったけど、レナちゃんの方が大切だから』

智恵『』ぎゅうぅ


なぜか、土砂降りの雨が降っていた

エレナ「ある日…翼が言ったの」


翼『見て見て二人共。東京で今大流行りのスクールアイドル!!』

智恵『聞いた事はあるかも』

エレナ『スクールアイドル?学校のアイドル』

翼『そうそう』
 『学校を助けるため、元気にするためにアイドル活動をしている女の子達なんだ』

エレナ『それにどのような意味があるのかしら?』

翼『この「μ’s」は、なんとなんと自分たちの学校の廃校を阻止するために頑張っているんだよ』

翼『私はこの人達をずーっと応援するんだ』パアァーーッ

穂乃果(そっか。私達はあの時すでに)

エレナ「ひさしぶりに見た彼女の純粋な笑顔だったわ」
 「だから! あたしはっ!!」

カチャ

穂乃果「ファイトだよ!エレナちゃん」グイッ
 「コレは多分だけど。有原さんに穂乃果は必要無いんじゃないかな?」


パタン

穂乃果「あぶない、あぶない」ふひぃー

千景「高坂さん?」

穂乃果「千景ちゃん!!」

千景「高坂さんとこんなところで会うなんて」フムフム
 「元人気者は大変ね」

穂乃果「バレてる」

千景「ええ」
 「高坂さんさえよければこれからお茶なんてどうかしら?」

穂乃果「ホントに!?行く行く」

本日は、キリがいいこの辺で終わりにします


拙いかもしれませんが
読んでくれた読者さんへ作者から。精一杯の感謝を



また乾燥、設定等での疑問点、改良点があればぜひぜひ

追記
男性はキャラクターは、ふたつの作中の父親(ほの父等)くらいにしておこうと思います。
鈴木和香は姉

それでは再開します

数週間後


穂乃果(明日も、有原さん達の噂が聞こえてくるか楽しみだな~)

和香「ハッ、ハッ」

穂乃果「ウチの1年生かな?」

和香「ハッ、ハッ」ピクン

穂乃果(ちょっとオーバーワーク気味だね)

よろっ

穂乃果「大丈夫?」ダキッ

和香「……」ゼハゼハ

穂乃果「待ってて。どこかから水分貰ってくるから」

ヒマワリ畑

和香「」ゴクゴク
 「ありがとうございます。先輩」ふぅ

穂乃果「どういたしまして。君は何かの運動部だったりするの」

和香「いえ、まだとりあえずは。体力が必要な部なので」

穂乃果「体育会系なんだ~」

和香「一応、、。」

穂乃果「どこなの?遠慮せず穂乃果お姉さんに教えて」ウフッ
 (千景ちゃんのマネ)

和香「スクールアイドル部です。高坂先輩」

穂乃果「あはは…」

和香「あっ!すみません」
 「私は有原さんと違ってμ’sのファンというわけじゃなく」

穂乃果「いいんだよ。ってちがうの~」

和香「アイドルのお姉ちゃんに少しでも近づきたくて」

穂乃果「誰、誰?」グイグイ
 (ついに有名人の妹に会っちゃったよ)

和香(近い)
 「去年の青白に出ていた『Aqours』の鈴木」


穂乃果「えぇ~!見てた見てた」

和香「どうも」///

穂乃果「ついに有名人の妹に会っちゃったよ」

和香「はぁ、、。」

おばあさん「誰だい?騒がしいね」

和香「すみません」ペコペコ

おばあさん「おや?お嬢ちゃんは鈴木の」

和香「もしかして、お姉ちゃんの先生ですか?」



おばあさん「やっぱりあの時の妹さんだったんだね。あの子は元気かい?」

和香「はい。最近は何かと忙しそうにしていますが」

おばあさん「そうかい、そうかい…。彼女はこの町の誇りだよ」
 「昔はここも。レッスンに励む女の子達が賑やかだったねぇ」

和香「はい」

おばあさん「和香ちゃんも今はスクールアイドル。とかいうのをやっているんだね」

和香「えっ?」
 「何で、そう思うのですか?」

おばあさん「おや、違ったかい?うろ覚えだけどそう話していたような気がして」
 「それに、となりのお嬢さんは高坂さん家に居候してるだろう」

穂乃果「私の事までご存じなんですか!?」

おばあさん「田舎だと思われるけど聞こえては来るんだよ」
 「何かあるごとに自慢げに話していたさ」

穂乃果(そうだ)
 「あの!実は、私達の里ヶ浜にもスクールアイドル部を作ろう頑張っている女の子達が居るんです」

おばあさん「ほう」

穂乃果「彼女達に、このグラウンドを使わせてもらえませんか?」

おばあさん「使われなくなって荒れ放題だけど、いいのかい?」

穂乃果「和香ちゃん!有原さん呼んできて」

和香「ええ」


~~~~~

有原「任せてください!私達が力を合わせて整備します」

エレナ「使えそうな道具を倉庫から持ってきたわ」



穂乃果「いいなぁ~、こんなに広い練習スペースがあるなんて」
 (屋上からの眺めは最高だったけど)

4月末

千景「高坂さんはあの娘達のファーストライブの話は聞いている?」

穂乃果「GW明けみたいだね。楽しみだな~」

千景「……実は、オリジナル楽曲を条件として出されて悪戦苦闘しているようなの」

穂乃果「私は手伝わないよ。このくらいは自分たちの力で乗り越えないと」

千景「高坂さんの意思は理解しているわ」
 「そして、生徒会の子に」


穂乃果「この学校にも音楽が上手な子がいるんだ」へえぇ

千景「2人を引き合わせてみるのはどうかしら?」

穂乃果「う~ん。そこまでしてもいいのかな」

音楽室

穂乃果(千景ちゃんの言っていた娘かな?)カサカサっ

~♪

伽奈(つまらない)

~~~♪


伽奈「はぁ」
 (いつもと変わらない。無機質な音)

穂乃果「……」
 (すごく上手なんだけど)

伽奈「そこに居るのは誰ですか!?」

穂乃果「ゴメンゴメン」ポリポリ
 「いやぁ、ピアノの音が聞こえてきたからつい足を止めちゃって」

伽奈「かまいません。私も個人的な演奏だったので驚いてしまい」

穂乃果「ピアノ上手なんだね」

伽奈「このくらいであれば普通ですよ。練習をすれば誰でも引けます」

穂乃果「またまた~。すっごく上手な演奏だったよ」パチパチ

伽奈「ありがとうございます」
 (確か、この人は転校生の…。スクールアイドル部の設立については生徒会のほうでも意見が交わされているから、少し話を聞いてみようか)

穂乃果「………」

伽奈「転校生の高坂穂乃果さんですよね」

穂乃果「もしかしてアナタも私達のファンだったり?」

伽奈「違います」

……!!


穂乃果「い、今のは聞かなかった事に」

伽奈「しかし、スクールアイドルについては少し気になったので」

穂乃果「だったら!この学校でも頑張ろうとしている子たちが居て」

伽奈「それは有原さん達の事でしょうか?」

穂乃果「知っていたんだ」

伽奈「もう有名ですから」コホッ
 「高坂先輩は彼女達に協力しないのですか……?」

穂乃果「やっぱり、会う人会う人に言われちゃうよね~」

伽奈「失礼でしたか」

穂乃果「失礼ってほどでもないよ」
 「個人的には有原さん達の事を応援してる。元スクールアイドルとして」

穂乃果「でもね」
 「私は、音ノ木坂の廃校を何とかしたくて、音の木の皆が大好きで。スクールアイドル活動を始めたんだ」

伽奈「それは、スクールアイドルは普通のアイドル活動とは違うという事でしょうか?」

穂乃果「そうなるのかな」
 「もちろんアイドルが大好きな子も居たし、人それぞれだろうけど」

伽奈「なるほど」コクン
 (それこそ単なる愛校心であれば生徒会で励めばいい)



穂乃果「私からもひとつ言っていいかな」

伽奈「何でしょうか」

穂乃果「生徒会のキミは協力しないの?」

伽奈「生徒会の方針としては会場を確保するのみで、それ以上の事は」
 「ライブを成功させられない実力であれば続けても学校にいい影響は出ないでしょう」

ニヤニヤ

穂乃果「キミのピアノは素晴らしかったよ。でも、何も感じられないかな~」
 (ここは煽ってみようか)

伽奈「まさか。私を巻き込む気ですか?」

穂乃果「それはどうでしょう」


伽奈「その手には乗りませんよ」

穂乃果「何も感じられない事は否定しないんだね」

伽奈「私は上手なだけなので」



穂乃果「ギブアップ。演奏の邪魔をしてゴメンね」


カラカラ

伽奈(待って下さい)

穂乃果「有原さん達を近くで見てあげてほしい」
 「それで、何かを感じられたら手伝えばいいんだよ」

伽奈「…分かりました」

穂乃果「彼女たちに曲を作ってあげるなら九十九さんみたいな子がいいと思うよ」


パタン

伽奈(私の求めている『情熱』がそこにあるとでも)

翌日

翼「見て見て、レナちゃん。朝ポストを覗いたらこんなものが」

エレナ「CDね」

智恵「コレを使えって事?」

翼「そうだよ。きっとラブライブの神様が私達の事を見てくれているんだよ」

智恵(犯人は、高坂先輩辺りかな~)

翼「というわけで、レナちゃん。この音楽に詩を付けて」

エレナ「任せて」

智恵「ちょっと待った。翼はなにも働いてないんじゃ」

翼「私には、私の戦いがあって……」

智恵「もしかしてテスト勉強」ピキピキ

翼「やっていません」

智恵「くぉらー」ガミガミ

翼「助けて、レナちゃん」

エレナ「怖かったわね。翼」ナデナデ
 「あたしと一緒にお勉強しましょ」

智恵「勉強しろーーーっ!!」



5月 GW


月島「次の週末に私達の高校でスクールアイドルのライブがあります」パッ

翼「里ヶ浜高校 スクールアイドル同好会 『シックスシンデレラ』でーす」

智恵「翼。とりあえず今回は3人だから『スリーシンデレラ』だって」

翼「里ヶ浜高校 スクールアイドル部 『スリーシンデレラ』でーす!」

智恵「今度は部になってるし」

エレナ「里ヶ浜高校 スクールアイドル同好会 スリーシンデレラです」ぺらっ

夕姫「よろしくお願いします」

茜「あの、。よかったら」ビクッ


穂乃果「おぉ!!ライブのビラ配り頑張ってるね~」
 (穂乃果もやったやった。あの時、意外と海未ちゃんがめんどくさがって)

茜「ライブ会場は里ヶ浜高校です」ビクビク

女性「ありがとう」フフフ
 「あら、よく見たらアナタも可愛いわね」

茜「へっ、茜の事?」

女性「よかったらお姉さんとお食事なんてどうかしら?」
 「アナタが食べたい物をご馳走してあげるから」

茜「すみません。今はちょっと」

女性「いいじゃない」

茜「茜は…」

穂乃果「茜ちゃん!!有原さんが集まってほしいんだって」

茜「お姉ちゃん」タッタッタ

女性「あらら。フラれちゃったかしらね」

すみません。sage操作ミスです

穂乃果「大丈夫だった?」

茜「ひゃ、はい。お姉ちゃんですよね」

穂乃果「お姉ちゃん?私は高坂穂乃果」
 「春に東京から引っ越してきました。同じ里校生だからよろしくね」

茜(高坂穂乃果…。本当にお姉ちゃんだった)うぅ


翼「お~い。茜ちゃん」ノノ
 「って、高坂先輩!?」

翼「お~い。茜ちゃん」ノノ
 「って、高坂先輩!?」

穂乃果「ひさしぶりだね。有原さん」

有原「ホントに久しぶりです、高坂先輩」ペコペコ

穂乃果「いいっていいって」
 「それよりも頑張っているんだね、スクールアイドル同好会」

有原「はい!あの、よかったら高坂先輩も」

穂乃果「絶対見に行くよ」

有原「ありがとうございます」ペコペコ
 「やっったーーーーー!」

茜(お姉ちゃん、茜の事なんてすっかり忘れてしまったんだ……)

穂乃果「どうかした?」

茜「いえ」カーーっ


エレナ「翼、何かあったの」
 「、、。どうも」

穂乃果「皆のジャマになっても悪いからこのくらいで」
 「ファイトだよ!スリーシンデレラ」

翼「はい!」

ライブ前日 穂乃果サイド


穂乃果「千景ちゃん、スクールアイドル部の評判は何か流れてきてない?」

千景「話題にはなっている、。程度ね」

穂乃果「先生達から言い渡された目標は」

千景「正直、本番しだいね」ふぅ
 「わたしの占星術でも良い未来は写されていないわ」

穂乃果「……」

千景「わたし達も見に行ってあげましょう。せっかく素敵な後輩達が頑張っているのだもの」

穂乃果「そうだよね」

千景(悔しくて仕方がないのね…。まるで自分の事のように)ギュ

その夜

穂乃果「ああぁもう」
 (歌いたい、歌いたい、歌いたくて仕方ないよ~)


ほのおば「穂乃果ちゃん。そろそろご飯にしない?」

穂乃果「すぐに行きます」

有原サイド

夕姫「有原さん、サイズは大丈夫ですか?」キュッキュ

翼「うん。すごくピッタリくるよ、野崎さん」

夕姫「よかったです」ほっ

智恵「スカート短すぎてないかな…」

エレナ「このくらいの方が、脚のラインがキレイに見えると思うけど」

智恵「そりゃ、翼やレナちゃんはいいけどさぁ」

伽奈「生徒会です。ライブで使う機材についてですが」

和香「はい」
 「皆、ちょっと行ってくるわ」

翼「任せていい」

和香「ええ。このためにいるようなものよ」


泉田「ひとりじゃパワーは足りねえだろ。アタシも行くよ」タッタ

月島「ちょっと、泉田さん!?私も二人についていくわ」スッス

翼「了解」

エレナ「そろそろ控え室に運べる道具は運んでおかない」

翼「使っていいのかな」

エレナ「近くに生徒会の人が居るから問題ないんじゃないかしら」

翼「それもそうだね」コクン
 「さぁ、気合入れて運ぶぞ~」

茜「あの。あとは私達でできる作業だったりする?」

智恵「あとやっておきたい事は…、案内ていどに簡易的な装飾くらいかな」う~ん

茜「よかったら!3人は明日に備えてゆっくり休んでください」


翼「えっと…」

新田「そうだね。飾り付けだったら3人は必要ないよ」

永井「結局、私達が役に立てたのはチラシ配りくらいだし」

翼「えっと…」

新田「そうだね。飾り付けだったら3人は必要ないよ」

永井「結局、私達が役に立てたのはチラシ配りくらいだし」

智恵「いやいや。それだけでも私達にはすごくありがたかったよ」

エレナ「翼、ここは皆の言葉に甘えていいと思う」

翼「いいのかな。。」

茜「うん。茜だって出来るもん」ぐいっ

翼「じゃあ、任せた!」

夕姫「はい!」
 「道具運びは得意です」

ピポン

翼「月島さんからnineだ」
 「えっと…、なんとかかんとか先輩からステージ上でリハーサルをやりますかだって」

エレナ「やりましょう。ライトの当たり具合とか気になっていたから」

智恵「よかったら、作業は中断してリハーサルに付き合ってよ」

新田「行く行く!このリハーサルが後々伝説になったりするのかな?」

リハーサル

和香「3人とも。準備はいい?」

翼「いつでもバッチコーイ」


ヴゥーン
パッ!

智恵「はじめまして」

3人「私達は里ヶ浜高校のスクールアイドル スリーシンデレラです」

エレナ「聞いてください」

翼「『決めたよHand in Hand』」

~~~♪


ハンドィンハンド
Wow wo!

何を探してる~?
翼「まだ分からないけど、入り口はここかも」


それは君の中に
エレナ「眠ってる情熱」

智恵「もうすぐ目覚めそう」

気付いて~!




決めたよーー
これからさあどこへ行こう

手に手を取っていこう

伽奈(まぁまぁ。といったところでしょうか?)

和香(とりあえず、形にはなっている)

月島「コレがスクールアイドル、、。」
 (感動しました)

泉田「カッコイイじゃねえかよ!お前ら」

夕姫「凄いです。皆さん」パチパチパチ

茜「茜も、茜も感動した」パッパッパ


ピカアァ

近藤「いたいた」
 「皆に差し入れを持ってきたのだけれど」

新田「明日は大成功間違いなしだよ」

永井「うん。わたし達で残りの飾り付けを頑張ろう」

夕食後

翼「ありがとう、近藤さん。すっごく美味しかったです」

近藤「どういたしまして」
 「そうだ。練習終わりにお腹が空いていたらうちの実家の中華料理屋に寄っていってね」

翼「もちろん」

その夜

智恵「お風呂ありがとう」

翼「どういたしまして。掃除してくるからくつろいでてよともっち」

エレナ「ならあたしが洗ってくる。お客さんだし」

翼「レナちゃんにもお風呂掃除はさせられないって」

エレナ「いいの。本当は今回の事で翼が一番疲れているでしょう」



智恵「さっきのリハーサル動画で宣伝してみたから、明日はさらに人が来てくれるんじゃないかな」

翼「ともっち、すごく頭がいい」

智恵「これは鈴木さんのアイデアで…」
 「他のスクールアイドルと遜色のないクオリティだからって」


翼「…巻き込んじゃったかな」

智恵「えっ?」

翼「もしかしたら私の思いつきに、ともっちを巻き込んじゃったかな」

智恵「そんな事ないよ、翼」
 (私は嬉しいんだ。今度こそ翼の力になる事ができるから)

翼「??」

智恵「うぅん、何でもない」


エレナ「翼のおフロはピッカピカに磨いてきたわ」ふうぅ

翼「ありがとう」

智恵「レナちゃん、なんだかツヤツヤしてない」

エレナ「湯気で加湿になったのかもね」

智恵「レナちゃん」ジィ

翼「せっかく3人で居るんだからお茶にしよっか。今日はそこまで夜更かしできないけど」

智恵「賛成」

エレナ「茶葉があるなら、紅茶はあたしが淹れるね」

翼「あるよ!」


ズズズッ

翼「やっぱりレナちゃんのお茶は美味しいぃ~」ゴク

エレナ「ありがとう」

智恵「もうちょっと落ち着いて飲もうか」

翼「ゴメンゴメン。初ライブが明日だって思うと緊張してきて」ふうぅーー

智恵「翼も緊張してたんだ…。二人は緊張に慣れてると思っていたけど」


翼「味方が居てくれた野球とは違ってくるかな~」

エレナ「あたしは緊張してるけど、不思議と失敗しない気がする」

智恵「大丈夫だよ。レナちゃん」

エレナ「ええ」コクン



翼「頑張ろう。3人でさ!」

本日はここで
今日で終わらせる予定でしたが、昼に予定が入ったために断念しました。


おやすみなさ~い

早朝 神社

チャリン

翼(今日のライブが最高のステージになりますように)

智恵(二人の足は引っ張りたくない)

エレナ(会場に皆が来てくれますように)
パンパン


翼「行こう!」



タッタッタ

夕姫「みなさ~ん」ノノ

翼「野崎さん?」


夕姫「有原さんのお母さんから、ここだと聞いて」ハァハァ

エレナ「まさか!何かトラブルが」

夕姫「いえ。でも、どうなのでしょうか」ハァハァ

翼「??」

智恵「とりあえず、落ち着いて」

夕姫「はい」フウゥ
 「実は、学校に人がいっぱい押し寄せてきて」

翼「ホントに!?」

智恵「……」

エレナ「……」

里ヶ浜

月島「大変申し訳ありません。これ以上は会場に入りきらないため~~~」

伽奈「後日、ラブライブ本サイトにこのステージの録画をアップさせていただく形となりました」

和香「高坂穂乃果さんによるゲリラライブは~~」

4人「はあぁ、はあ」

泉田「ようやく来たか」

夕姫「この裏口を入って、講堂へ」
 「皆さんのパフォーマンスは高坂先輩のパフォーマンスのあとです」

翼「ありがとう。夕姫ちゃん」

あそこ!
あの扉から入れるわ



泉田「おっと。この通路は学校の関係者以外立ち入り禁止だ」

講堂

穂乃果(待ってたよ。有原さん)はっはっ
 (ステージは穂乃果が温めておいたから)

パチパチパチ
パチパチパチ


穂乃果「引き続き、里ヶ浜高校のスクールアイドル『スリーシンデレラ』のライブを楽しんで!」

千景「高坂穂乃果さん。ありがとうございました」
 「皆様、次のステージ準備のためしばらくお待ちください」


ヴゥーーン、カチっ

龍「くだらないわ」
 (有原さん。貴女はなんで今さらこんなくだらない事に時間を費やしているの?)

舞子「時間潰しに来てはみたけど…4」




(神宮寺)小也香「凄い」

聖良「幻となったスクールアイドルのパフォーマンスを生で見ることが出来るとは」

控え室

エレナ(コレがスクールアイドルの影響力、高坂穂乃果の実力)

智恵「………」


翼「さ、二人も。早く着替えないと」

智恵(できるのかな)

翼「ともっち。私達は私達のパフォーマンスをやり遂げる、それでいいんだよ」
 「気合入れるための円陣いっくよ~」

エレナ「野球ではないけれど。面白そうね」

翼「1!!」

エレナ「2」

智恵「3」

翼「里高」

3人「ファイト!」グッン



ヴゥーン
パッ!

智恵「はじめまして」

3人「私達は里ヶ浜高校のスクールアイドル スリーシンデレラです」

エレナ「聞いてください」

翼「『決めたよHand in Hand』」

・・・・・
・・・
・・



小也香「お遊戯会かしら???」フフフ

理亞「姉様。なにコレ」ひそひそ

聖良「私は見どころのあるグループだと思いますよ」

数日後

穂乃果「じゃあ、切るね」

??「待ちなさい。穂乃果」
ツーッ ツーッ

穂乃果「……」ふぅ

翼「高坂先輩!」


穂乃果「あの日以来だね。有原さん」
 「ライブお疲れ様」

有原「はい!」
 「高坂先輩こそお疲れ様です」ペコッ

穂乃果「はじめてのステージに立ってみて、どうだった?」

翼「すっごく楽しかったです!」
 「あんなにも大勢の観客の前で練習通りのパフォーマンスができるか緊張して、それでも曲が始まればどこかへ吹っ飛んでいって、終わった時の会場はとても輝いていて」

穂乃果(私達3人は終わった後にこんなにも笑顔でいられたのだろうか)

翼「そういえば、この学校の親切な誰かが私達に曲を作ってくれたんですよ!」
 「あの曲が無かったら私達は…」


穂乃果「もしかしたら、穂乃果は余計なことをしちゃったのかもね」あはは

翼「いえ。今日のライブステージは全て高坂先輩のおかげです」
 「途中で帰っていった人も大勢いましたから…。多分、アレ以下が今の私達の実力なんだとおもいます」

穂乃果「有原さんはこれからもスクールアイドルを続けていくの?」

翼「『私達』は続けます」

穂乃果「それは3人の決断?」

翼「はい!!」
 「3人でしっかりと話し合って決めました」

穂乃果「だったら。元スクールアイドルの私から伝えられる事はもう何も無いよ」
 (………ありがとう、翼ちゃん)

ぱたっ、きーぃ



翼「待って!」キュッ
 「ねえ。私達と一緒に『ラブライブ』を目指しませんか?」

穂乃果「あ、あのね。今回は有原さんの情熱に引っ張られちゃっただけで…」ピタっ

翼「スクールアイドルをできないのは分かっています」
 「だから。高坂先輩にスクールアイドル部の監督になってほしいんです」

穂乃果「穂乃果が、監督を…」




翼「私達と一緒に!!『ラブライブ』を目指しませんか?」

穂乃果「『ラブライブ』」


……はっ!?
私は何を言ってるんだろう

翼「さっきのは、つい勢いで……」
 「高坂先輩に監督をやってほしいだなんて失礼な話ですよね」

穂乃果「ひとつ聞かせてもらっていいかな?」
「有原さん達は何のためにスクールアイドルをするの」

翼「何のため」


穂乃果「この学校は廃校の危機でもなく、スクールアイドル以外にも頑張れる事はいくらでもあるはずだよ」

翼「この学校と、スクールアイドルの素晴らしさを知ってもらうためです!」
 「私達を、私を支えてくれた『皆』のためです」


穂乃果「!!」
 「すこしだけ考えさせて」

有原「い、いくらでも。好きなだけお願いします」

その夜 穂乃果ルーム

穂乃果「ゴメンなさい………」
 「あの時の気持ち、穂乃果にもやっとわかった気がするよ」



昼休み

穂乃果「ねえ、千景ちゃん」

千景「なにかしら」

穂乃果「友達の相談を聞いてもらっていいかな」


千景「少し前まで授業中に寝てしまって困っていたお友達?」

穂乃果「最近の穂乃果はきちんと起きて授業に参加してるよ」
 「実は、その友達が今度はどの部活に入るか悩んでいて」

千景「有原さん達の事が気になる?」

穂乃果「もう一度、スクールアイドルをやってもいいのかな」



千景「高坂さん、お友達の誕生日は8月3日で間違っていないかしら」

穂乃果「うん」

千景「それじゃあ、スクールアイドルに加わる事がそのお友達にとってよい兆しなのか」パラパラ
 「このタロットカードで占ってみましょうか」ヴォワアァーー

穂乃果(うわっ!?千景ちゃんのタロットからオーラが~)


ッシュ
『正位置の塔』


千景「!? なるほどね」

穂乃果「どうだった?」

千景「塔の正位置。意味は分かるかしら」

穂乃果「えっと、確か」

千景「主な意味は突然の別れ、積み重ねた努力の崩壊……」
 「彼女達にあまり良い未来は見えてこないわ」

穂乃果「それって、メンバーの離脱だったりするのかな」

千景「どうでしょうね」

穂乃果「未然に防ぐ事は出来ないの?千景ちゃん」

千景「そっちには進んではいけないわ!その先にはきっと」


穂乃果「そうd」
 (…そうじゃない)


穂乃果「それじゃダメなんだ!!」



ビュウゥーー

穂乃果「そうと決まれば、部室へ出発だー」タッタッタ

千景(彼女の中にもう迷いはないのね)


穂乃果「そうだ」タッタ
 「千景ちゃん!ありがとーーー」

千景「行ってらっしゃい。高坂さん」
 (少しさびしいけれど)

穂乃果「千景ちゃん。また、お昼休みに」ブンブン

千景「ええ。楽しみにしているわ」コクッ

放課後 スクールアイドル部 部室

バタッ

穂乃果「あ~りはらさ~ん」

翼「高坂先輩!」

和香「あの。スクールアイドル部に何かご用でしょうか?」


穂乃果「入部届、持ってきたよ!」ハイ

智恵「へっ?」

エレナ「でも、先輩はもうステージに立たないと」

穂乃果「そうだね。エレナちゃんに何度も言ったように私達はもうステージに立つ事はないと思う」
 「だから穂乃果は監督として、キミ達と一緒にラブライブを目指したいんだ」

翼「ありがとうございます!!」

和香「もしかして、有原さんはこの事を知っていたの?」

翼「皆には言えなくてゴメンね」
 「高坂先輩が引き受けてくれるかどうかは分からなくて」

穂乃果「翼ちゃんが私を監督にって誘ってくれたんだよ」

エレナ「さすがは翼ね」

智恵「翼、また何かメチャクチャなこと言ったんじゃない?」じぃぃ

翼「えぇ~っと、まぁ、、それは」

穂乃果「大丈夫だよ。河北さん」ニッ
 「穂乃果は自分で決めてここに来ているからね」


智恵「そうですか」コホン
 「先日のライブではありがとうございました。高坂先輩」

和香「そうだ。私も」ペコペコ

穂乃果「それもいいっていいって。久しぶりに踊れて楽しかったから」

夕姫「部室から楽しそうな声が」

コンコン

夕姫「練習遅れてすみません。宇喜多さんと」がらがら
 「あらっ?コレは一体」

茜「何で、ここにおねえちゃ、。高坂先輩が」

穂乃果「やっほー、二人共」ノノ

夕姫「それは本当の話ですか?」ぱぁ

穂乃果「もちろん。これからよろしくね、野崎さん」

夕姫「よろしくお願いします」

茜(やった!!これからはお姉ちゃんと一緒の部活動)ニヘェ

夕姫「宇喜多さん?」

茜「……」ボワッ

穂乃果「もしかして、私じゃダメだったとか」

茜「あ、茜は、、監督と一緒に居られるのがすごく嬉しくて」///

翼「分かるよ。茜ちゃん」ウンウン
 「誘った私も、まさか穂乃果さんに教わることが出来るなんて夢のようだから」

茜(スクールアイドルをやっていたら、おねえちゃんも茜の事を思い出してくれるかな)

穂乃果「引き受けたからには高坂穂乃果の名に懸けてラブライブへ……」
 「連れて行けるかはやっぱり皆の努力しだいで」


エレナ「翼。もう一度、あたし達の甲子園を目指しましょう」

翼「甲子園……、もしかして『ラブライブ』の事?」パチクリ

智恵「いいんじゃない。今度は私も混ぜてよ」

和香「そういえば、有原さんとエレナさんは中学の時は野球部でしたね」ふむっ
 「だったら『スクールアイドルメンバー』としての部員は9人にするというのはどうかしら」

翼「それいいね~!!ちょうどμ’sと同じ人数だし」フンフン
 「さっそく月島さん達にお願いしてくる」

智恵「待って」ガシッ
 「月島さんは風紀委員と掛け持ちで、この6人以外は何かと忙しいんじゃない」

翼「でも、月島さんなら引き受けて」

穂乃果「有原さん。別に、私達は9人に拘ってメンバーを集めたワケでもないんだよ」
 「たまたま最高の9人が集まっただけの話」

エレナ「この件はじっくり考えてもいいんじゃないかしら」

夕姫「私も本当に皆さんに付いて行けるのか、まだ不安で」

有原「そうだね。私が間違ってたかも」

和香「すみませんでした」
 「私が余計な一言で先輩たちを」

智恵「今回のは完璧に翼の暴走だから気にしないで。鈴木さん」

翼「反省します」

穂乃果「どんどん言っていこうよ」
 「μ’sでもこんな風に立場、学年関係無く良い意見は出し合ってきたから」


茜「あの。少し気になったんだけど、この部のリーダーは誰になるのかな?」

・・・・・・

穂乃果「穂乃果は有原さんだと思っていたけど」

エレナ「あたしも翼以外に居ないと思う」

翼「えぇーー!?」

智恵「いやいや。翼がリーダーはないんじゃない」

和香「私は高坂先輩がいいと思う。μ’sを引っ張っていた経験は大きいわ」

穂乃果「私が!?」う~ん
 「やっぱりそれはダメ。リーダーはステージの上に居る人じゃないと」


夕姫「私は有原さんに誘われてここに居るので、有原さんがいいと思います」

智恵「確かに」

和香「そうね。高坂先輩が無理なら有原さんで」

茜「茜も」

エレナ「あたしは翼以外には従わないよ!」

穂乃果「決まりだね!このグループのリーダーは有原翼さんで」

翼「私が、リーダー…」

穂乃果「頼んだよ。翼ちゃん」

翼「分かりました!監督」





ちなみに、スクールアイドル部の『部長』は穂乃果が引き受ける事になりました。

了です。このスレは以上となります
キレイな結びを作れればよかったのかもしれませんが
ここでいったん物語を終わらせてもらいます


最後まで読んで下さった皆さんには作者から最大限の感謝を

???「こうして。私高坂穂乃果は」
 「北の大地からもう一度『ラブライブ』を目指す事になったみたいだね」

コンコン

教頭「校長先生、いらっしゃいますか?」

???「あっ。教頭先生」

パタっ

???「今回はコレでおっしま~い」
 「音ノ木を去っていった時には驚いたね。どうなる事かと思ったよ」アハハ


物語『スクールアイドルのための歌』へと、修正されていく…

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