仁美「この付き合いは無礼講ぞっ☆」 (325)

※モバマスSS
複数P世界、安価スレ
連取・連投・エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
オリジナル設定注意
サムライ、ニンジャ、オモテナシ

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アーニャ「星を見るのに付き合ってくれませんか?」
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光「スーパーお付き合い大戦」
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藍子「付き合っていると温かくなれる、そんな人」
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の続きです
和風の124作目
忍びなれどもパーリナイッ!

武道Pの家 座敷



珠美「……」

竹光「………」

珠美「!」カッ!

スパスパスパスパスパスパッ!

珠美「……」スラッ…

ドサドサドサドサドサ…

珠美「ふぅ…またつまらぬ物を切ってしまいました。…そこにいるのは分かっています。姿を現されては如何でしょうか。」

天井「………」

珠美「………」

あやめ「お見事。」シュタッ!

珠美「…」スッ…

あやめ「お初にお目にかかります。わたくしは去る方の命を受け、ある物を頂きに参った者です。」

珠美「ある物、とは?」

あやめ「それは……ニンッ!」
シュッシュッシュッ!

珠美「ふっ!」スパスパスパッ…!

ドサドサドサッ…!

珠美「成る程。あなたの欲するものとやらが何かは分かりました。然し、残念ながら……」フッ…

あやめ「!」

珠美「はっ!」ヒュッ!

あやめ「くっ!」バッ!クルクルクル シュタッ!

珠美「差し上げるつもりは毛頭もありませんが。珠美の縮地に反応されるとは……名は?」

あやめ「名乗るほどの者ではありません。敢えて名乗るならばただ「くノ一」と。」

珠美「……」スッ…

あやめ「……」スッ…

仁美・葵「………」

葵「…仁美さん。」

仁美「待たれよ、今は戦の最中でござる!」

あやめ「参ります、ニンッ!」
シュッシュッシュッ!シュッシュッシュッ!

珠美「何のっ!」
スパスパスパッスパスパスパッ…!

仁美「何人たりとも真剣による勝負に水を差すのは……」

葵「真剣じゃなくて竹光っちゃ。」

仁美「………」

葵「………」

仁美「あははははっ!んもー、葵っちてばー!乗ってくれてもよいではないかっ☆」

あやめ「忍法、雰囲気の術です。やる気を引き出すには形が重要なのです。」グッ!

珠美「ふっふっふ、たまには大名役と言うのも悪くはありませんね。」

仁美「何事もまずは形からって言うでしょっ☆」

葵「野菜を切るのにも必要と?」

輪切りになった野菜「無念。」

仁美・珠美・あやめ「必要!」キリッ

葵「>>9

なら次は居合で切るっちゃ

葵「ほいなら次は居合で切ってほしかね!よっ!」ドサッ!

仁美「ややっ!」

葵「食材ならまだまだあるっちゃ!」

あやめ「まだこれほどの兵が残っていたとは…!」

葵「へっへー、一筋縄で行く相手と思われたら困るっちゃ!珠美さんに捌ききれるかなー?」

珠美「ふっふっふ、いいでしょう!」

仁美・あやめ「珠美(っち!)(殿!)」

珠美「そう慌てる必要はありません。敵は多勢、対してこちらは寡兵。普通であれば勝ち目はありませんが…」
ヒュッ!

スパスパスパッ…!

野菜「残念無念。」バラバラバラッ…

葵「おお…!」

珠美「此方は1人が一騎当千、つまりは三千騎の軍勢に同じです。さあ、ともに剣をとり戦に臨みましょう!」

仁美「……ふっ、誠に傾き者よ!」スチャ

薙刀「……」

あやめ「……ふふっ、忍びが剣をご覧に入れましょう!」スチャ

忍者刀「……」

珠美「この戦に勝利し、お弁当を完成させましょう!」

仁美「我らが戦場はここぞっ☆」

あやめ「忍びなれども忍びません!」

葵「さあ、どこからでもかかってくるっちゃ!」

珠美「仁美殿、あやめ殿!」

仁美・あやめ「オーッ!」

葵(さて、その間にあたしは他の仕込みをやっておこうかな♪)

台所


鍋「……」コトコトコトコト…

葵「ちょっと掬って…」スッ クイッ

仁美・あやめ・珠美「……」ソワソワ

葵「………」

あやめ「お味の方は?」ソワソワ

仁美「アタシ的には手ごたえアリ、なんだけど?」ソワソワ

珠美「免状はもらえますか?」ソワソワ

葵「うーむ…そうっちゃね……」

仁美・あやめ・珠美「……」ソワソワ

葵「ま、合格っちゃ♪」カチッ!

仁美・珠美・あやめ「!!」

葵「料理の道に終わりはないっちゃ、これからも精進するっちゃ!」

仁美・あやめ・珠美「はい、師匠!」

葵「へっへー、料理をしているところも見させてもらってたけど、しっかりあたしの教えたことができてたっちゃ!」

珠美「>>17

そうですか
ではいつか石川五右衛門みたいな居合斬りもできるようになるんですね

珠美「そうですか!ではいつかは珠美も石川五右衛門のような居合斬りができるようになるのですね!」

仁美「エ?居合斬りって言ったら石田三成じゃないの?」

あやめ「いえ、居合斬りと言えば座頭市です!」

珠美・仁美・あやめ「……」

葵(あー、これは……)

珠美・仁美・あやめ「葵(ちゃんは?!)(っちは?!)(殿は?!)」

葵「そうっちゃね……あたしが居合斬りと言って最初に思い浮かべるのは……」

珠美・仁美・あやめ「………」

葵「珠美さんっちゃ!」

仁美・あやめ「!」

珠美「えっ…た、珠美ですかっ…?!」

葵「あたしが知ってる居合斬りの使い手の中で一番かっこいいは珠美さんやき!」

珠美「か、かっこいいだなんて…そんな……」テレテレ

葵「仁美さんとあやめさんもそうは思わんと?」

あやめ「言われてみれば確かに…!」

仁美「珠美っちは実際にすっごい居合斬りをやっちゃうんだもんねっ!」

珠美「そんな……えへへ……」テレテレ

葵(こんな時はこう答えるのが正解っちゃ。嘘は言っとらんしね。)

あやめ「わたくし、うっかり失念していました……」

仁美「丹羽仁美、一生の不覚…!」

〜〜〜


仁美「1段目は詰め終わったでござる♪」

あやめ「2段目も詰め終わりました。」

珠美「3段目も………」セッセッセッセッセッ…!

珠美「つ、詰め終わりました…!」

葵「4段目と5段目も今詰め終わったっちゃ!みんなお疲れ様!お弁当はこれで完成っちゃ!」

仁美「>>25

終わったら近くの公園で食べるからね

仁美「終わったら近くの公園で食べるんだったよねっ?」

珠美「はい、近くの公園で食します。それはもう本当に近くの公園で!何ということはない近くの公園で!」

仁美「…う、うん。」

珠美「ですから決して……」

あやめ「ゴホン!」

珠美「ハッ!」

あやめ「それでは参りましょう。(忍法、さり気ない注意の術!)」

葵「荷物はもう車に積んであるっちゃ!」

仁美「近くの公園に行くだけなのに車を使うの?」

あやめ「な、何かと荷物が多いですから…!車は必要なのです!」

珠美「何せひと…」

あやめ「ゴホン!」

珠美「ハッ!」

仁美「ひと……?」

葵「き、気にしないでほしいっちゃ!ささっ、表で七海Pさんたちが待ってるっちゃ!」

武道Pの家 正門前



仁美P「……と言うわけで、天守には望楼型と層塔型の二種類があり、望楼型もまた初期望楼と後期望楼に分けられる。ここまでは理解できたかな?」

七海P「はいはい、よく理解できたよ……(眠ぃ……)」

仁美P「では次に移ろう。次はいよいよ本題だ!天守閣とは何か?!いいかい、天守閣とは何か、だ!ああ…天守閣…!響きだけでも素晴らしい…!」

七海P「くぁぁぁ……(いつまで話してんだよ……)」

仁美P「天守閣と言うのは正式には天守閣と言うんだ。天守、分かるかい?天を守る、で天守だ!」

七海P「はいはい……(今のうちに仮眠を取っておくか…)」

仁美P「「殿主」「殿守」「天主」などの字を当てる事もあるが…個人的には矢張り「天守」と言う字こそが一番天守閣をよく表していると思う。」

七海P(長い1日になるからな……)

仁美P「何故かと聞かれれば、そうだな…理由は幾つかあるんだが……」

七海P(聞いてねえよ………)

仁美P「どれから語るべきだろうか……むむむ……悩むな…これは私にとって天守とは?と言う問いにもかかってくる……むむむむむ……」

七海P「>>32

それにしても腹が減ったな
久しぶりに肉が食いたい気分だ

七海P(それにしても腹が減ったな …久しぶりに肉が食いたい気分だ…)

仁美P「むむむ…よし、とりあえずは5つの理由を挙げるのみに止めておこう。本来ならここも決して語る上では省略してはいけない部分なんだが……」

七海P(…なんて少しでも漏らしたひには七海に何て言われるか……)

仁美P「まず……なんだが………が………で………が………だ。次に……は………で………を………」

七海P(はぁ……今朝だって………今朝………今朝……///)

七海P(今朝の……七海の………///)

七海P(……ああああああ…!!クソッ、何を思い出してんだ俺は…!!///)

仁美P「……が……だから………で………を………だとすると………だ。そうすると………が………で………と…………に………」

七海P(クソガキの唇の感触なんざ……あああああ…あんのクソガキがっ…!舌まで入れやがって……!///)

七海P(何が目覚めのキスだ、クソがッ!……よし、決めた。今日からしばらくは肉ばっか食ってやる!七海がなんて言おうが知ったことじゃ……!)

仁美P「以上が天守が「天守」であるべき5つの理由だ。付け加えておくと………が………で………で………」

七海P(…………)

仁美P「……を………であるからして………と………が………とだけ。」

七海P(ああああああ!クソッ!その時の七海の顔を想像しちまった!……ったく、オレは……もういい、寝る!)

七海P(……)

仁美P「それではいよいよ天守とは?だ!天守と言うのは……!」

七海P(だあああっ、寝れねえ!目を閉じたら七海の………///)

仁美「仁美P!」

仁美P「む!」

仁美「出陣の準備は整ったり!」

珠美「おはようございます、仁美P殿、七海P殿!本日はお世話になります!」

あやめ「同じくです。…本日はありがとうございます。」

仁美P「其れを言うべきなのは私の方さ。」

仁美「?」

仁美P「些事だ。仁美が気にする必要はない。」

あやめ「>>39

(仁美P殿……まだ先刻の、セイラと名乗る刺客との戦いでの一件を気にされて……)

安価把握

お休みなさい

いたるところで戦いが……それにしても、七海は大胆だなぁ。

本家の方でも七海は、Pと一緒に風呂入るのを要求してますからね。アイドルなんで勿論ジャクジー風呂で水着完備ですよ。

>>42
味方、敵、そして第三勢力なのです

>>43
14歳組で一番大人説
そんな七海が大好きです!




再開します

あやめ(仁美P殿……まだ先刻の、セイラと名乗る刺客との戦いの事を気にされて……)

仁美P「……」

あやめ(お話を聞く限りはかなりの手練れだった、と。加えて恐ろしい程の気迫まで持ち合わせていたとなれば……)

仁美「…何かあった?」

仁美P「事務所に天守を立てようとしたんだが……」

仁美「あー…」

あやめ「………」

あやめ(向こうが退かなければ危なかった、とまで仰られていました。槍術の達人である仁美P殿を圧倒する程の刺客とは……)

仁美P「事務所に天守は必要だと思わないか?」

仁美「思う思う!今の事務所も中々の城っぷりだと思うけど、天守があったらもっといい城っぷりになると思う!」

あやめ(「忍」として、わたくしができることは……)

仁美P「そうだろう、そうだろう!さすがは仁美だ!よくわかっている!」

仁美「あったり前よっ☆アタシと仁美Pは慶次と松風なんだから!」

あやめ(「影」として皆様をお守りすること。皆様と、その日常を。)

珠美「あの、珠美P殿はどこかお具合でも…?」

葵「たまにこうなるんよ、声をかければ大丈夫っちゃ!七海Pさん!」

七海P「……ハッ!」

葵「朝ご飯、抜いてきたね?」

七海P「な、何か問題でm……」

葵「問題大アリっちゃ!今朝はあたしはおらんけ、自分で適当に作って食べてって言ったに!面倒臭がったっちゃね!」

七海P「朝から食欲……」

葵「朝はしっかり食べる!朝ご飯には1日をスタートさせる大事な役割があるっちゃ!はぁ……」ゴソゴソ

葵「こんなこともあろうかと、炊いたご飯でおむすびを作っとって正解だったっちゃ!」スッ

葵「食べる!」

七海P「だから朝は……」

葵「食ーべーるっ!」

七海P「……チッ…」パシ

葵「まったくもう…世話が焼けるっちゃ!」

葵P「……うるへえ…」モグモグ…

仁美P「天守!」

仁美「天守!」

あやめ(天下泰平の世を守護らねば……)

珠美「あやめ殿?」

あやめ「ああ、今日の日取りを考えていたのです。七海P殿のお食事が済み次第直ちに出発いたしましょう。」

>>49訂正



葵「まったくもう…世話が焼けるっちゃ!」

七海P「……うるへえ…」モグモグ…

仁美P「天守!」

仁美「天守!」

あやめ(天下泰平の世を守護らねば……)

珠美「あやめ殿?」

あやめ「ああ、今日の日取りを考えていたのです。七海P殿のお食事が済み次第直ちに出発いたしましょう。」

移動中 車内



仁美「見て見て、この根付!この根付に書いてあるの、何だか分かる?」

珠美「どれどれ…ふむ、これは加賀梅鉢ですね!」

仁美「さすがは珠美っち!そう、これこそが前田家が家紋、加賀梅鉢であるぞっ!慶次様とお揃い、なんちゃってっ☆」

仁美P「加賀と言えば金沢城だね。天守が現存していないのが非常に残念なんだが……」

あやめ「加賀と言えば加賀忍軍ですね!同じ伊賀者として語らずには……」

七海P(うるせぇ……)

葵「>>53

(七海Pの肩に手を置いて)大丈夫、今わたしも七海Pさんと同じ気持ちだっちゃ……(ため息)

葵「……」ポン

七海P「あ?」

葵「大丈夫、今あたしも七海Pさんと同じ気持ちっちゃ……はぁ……」

七海P「葵……」

葵「あたしも弁当の具が寄らないか気が気でならないっちゃ……」

七海P「……は?」

葵「もし急カーブなんて来たりしたら……考えただけで恐ろしか!」

七海P「いや、俺は……」

葵「みなまで言わなくても分かるっちゃ!あたしたちがお弁当の命運を握っとる、緊張するのも無理はないっちゃ!」

七海P「違……」

葵「こうやって膝の上に抱えとっても全く気が抜けないっちゃ!車を運転しとる七海Pさんはきっとあたし以上に気が抜けないに違いないっちゃ!」

七海P「だから……」

葵「大丈夫、どんな揺れからもあたしがお弁当を守り切ってみせるっちゃ!」

七海P「……頼んだぜ。(もうそれでいいか……わざわざ否定するのも面倒臭え。)」

葵「きばるっちゃ!」

七海P「はぁ……」

葵「仁美さん、あやめさん、珠美さん、仁美Pさん、七海Pさん、みんなのお弁当はあたしが守るっちゃ!」

仁美「おおっ、真田幸村みたーい!」

仁美P「ふふっ、葵が守ってくれるなら熊本城だ。」

あやめ「兵糧の守護、お頼み申し上げます!」

珠美「人参のきんぴらはこぼしても……」

葵「珠美さん。」

珠美「ひいっ!悠貴ちゃんに言うのだけはやめてください!」

七海P(うるせぇ……)

仁美P「>>59

(先刻の聖來と名乗る女サイボーグ、そして最近世界各国で急速に勢力を拡大している宗教団体『ラブライカ』……恐らくはこれらも、P殿の言う『敵』と関係している筈。何も起こらねばいいが……)

仁美P「さて、この峠を抜ければ着くよ。何故か後ろから煽ってくる車がいるけどね。」

仁美「なぬっ!」クルッ

仁美「……ってそんな車いな…」

あやめ「御免。」トン

仁美「エ?」カク

あやめ「騙してすみませんが、これも仕事なので。」

仁美「……」

仁美P「峠を越えたら着くのは事実だけど、越える峠はここだけじゃないんだ。」

珠美「行くのも公園は公園ですが、近所の公園ではありません。」

葵「七海Pさん、長い運転になるけどきばってほしか!」

七海P「別に。これぐらいの運転なら大したことはねえよ。」

仁美「うーん……」

あやめ「闇討ち御免。ですが、わたくしはくノ一ですので♪」

〜〜〜


仁美「う、うーん……」パチ…パチパチ…

仁美「あれ、アタシ寝ちゃってた?」ムクリ

仁美「くっ、不覚!みんなでお出かけって時に……アレ?みんなは?車の中にアタシ以外いないんだけど……?」

仁美「……あっ、アタシがあんまりにもぐっすり眠ってたから気を使ってくれたのかも!うん、斯様に相違ないっ!」

仁美「と、言うことはみんなはもう外でお弁当を食べる準備を……」チラッ

仁美「……エ?」

公園



仁美「ここは…!こここそは…!はぁ……この…場所は…!」

仁美「そして、あのイケメンな層塔型五重五階の天守閣を持つお城は……!」

仁美P「文献においては黒川城、若松城とも呼ばれる…」

仁美「鶴ヶ城!はぁ……いつ見てもイケメン……」

仁美P「三代目の天守もそれはそれで良いものだ……」

仁美「うんうん!三代目の天守も……って、何でアタシが鶴ヶ城公園にいるの?!」

七海P「俺が連れてきてやったからだよ。くぁぁぁ……」

葵「へっへー、驚いたっちゃ?」

あやめ「忍法、サプライズの術です、ニンッ!」

珠美「ささっ、早速鶴ヶ城を眺めながらお弁当を食しましょう!」

仁美「………ど、どゆこと…?」

珠美「>>73

実はロケなんですよ

珠美「実はロケなんですよ!」

仁美「エ?」

仁美P「『丹羽仁美の城歩き』、その記念すべき第一回目のロケ地がここ、会津若松城だ。」

仁美「エ?」

あやめ「おめでとうございます、長年の夢が叶われましたね!」

葵「仁美さんはずーっと城歩きの番組が持ちたいて言ってたき、仁美Pさんがきばって取ってきたんよ!」

仁美「……エ?」

仁美P「ふふふ、仁美よ!歴女アイドル界の天下統一の開始だ!いざ、トップアイドルの座へと歩みを進めようぞ!」

仁美「………」

仁美P「……む。どうしたんだい、やけに反応が薄いじゃないか?」

仁美「いや……だって………」

仁美P「だって?」

仁美「マジ…なの?アタシの…城歩き番組って……」

仁美P「鶴ヶ城の前で虚言が吐けると思うのかい?」

仁美「……仁美P。」

仁美P「何だい?」

仁美「……とう…」ワナワナワナワナ…!

仁美P「ん?」

仁美「ありがとうっ…!!」バッ!ダキッ!

仁美P「待っ…!」バタッ!

仁美「ありがとう!ありがとう!ありがとう、ありがとう、ありがとう!」
ギュゥゥゥゥ…!

仁美「もう本当に嬉しい!嬉しすぎて言葉が見つからない!時代劇に出れるって聞いたときと同じぐらい嬉しい!愛してる!」ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「痛た……」

仁美「嬉しい、本当の本当の本当に嬉しい!仁美Pがアタシのプロデューサーで良かった!行けるよ、アタシたちなら天下統一できちゃうよ!」
ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「ひ、仁美…!」

仁美「ありがとう、仁美P!えっと…とにかくありがとう!ありがとう、ありがとう、ありがとう!アタシ、これからも頑張るから!」ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「皆が見て……」

仁美「>>80

仁美「ありがとう……!本当にありがとう……!すごく嬉しい!」
ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「……」

仁美「城歩きが出来るのも嬉しいし、何より仁美Pがアタシのために取ってくれたって言うことがすごく嬉しいのっ!」ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「……はぁ…そこまで喜んでもらえるなら、プロデューサーとしても嬉しい限りだね。そんなに嬉しいのかい?」

仁美「嬉しいっ!だって…だって…ああ、もうっ!感無量ってこう言う事を言うのね…!」ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「………ふふっ…」

仁美「城歩き、一緒に頑張ろうっ!アタシと仁美Pの力が合わされば、正に天下無敵っ!はぁ…嬉しい…!嬉しい嬉しい嬉しい!」ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「今回は大切な初回だ、分かっているね?」

仁美「もちろん!鶴ヶ城への愛だったらアタシは誰にも負けないからっ!ア、仁美Pには負けるかもだけど…とにかく、鶴ヶ城の魅力を120%、いや、200%は伝えちゃうからっ!」
ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「仁美よ、思う存分傾け!」

仁美「うんっ!見ててね、仁美P!」
ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「ああ。」

仁美「本当に…ありがとうっ…!!」
ギュゥゥゥゥ…!

七海P「はぁ……こりゃ……」

珠美「な、何と大胆な…!」///

葵「ちゃあまあ…!」///

あやめ「あ、あやめは何も見ておりません…!」///

仁美「仁美P!もう…愛してるっ!!」
ギュゥゥゥゥ…!

仁美P「ふふっ……」

七海P「……確かに傾いてるな。」

〜〜〜


仁美「か、傾きすぎた……」//////
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

七海P「当然こうなるよな……」

あやめ「その……」///

仁美「ああああっ!!な、何も言わないでっ!」//////

珠美「少女漫画でも……」///

仁美「わー!!わー!!」//////

七海P「はぁ……ギャーギャーうるせえ。たかだか俺たちとスタッフ全員と、それから一般の観光客に見られただけだろうが。」

仁美「それはたかだかどころから小早川秀秋の裏切りレベルだからっ!!あああ……ついテンションが上がって……」//////

仁美P「まあ良いではないか。私たちの仲は恥ずかしがるようなものでもないだろう。」

仁美「それとこれとは別なのっ!!………葵っち、包丁貸して。」//////

葵「な、なして……?」///

仁美「もう切腹するっ!切腹するったら切腹するっ!ううう…切腹じゃあっ!」//////

七海P「>>87

それぐれえのことでいちいち騒ぐんじゃねえよ

安価把握

早く丹羽ちゃんの声が聞きたいです……

一時中断します

書いている所済まないが、珠美Pはメンバーにいないんですよね?珠美P七海Pの間違いでは?

>>89
ご指摘いただきありがとうございます
毎回ミスが多く申し訳ありません……




再開します

>>47訂正


あやめ(「影」として皆様をお守りすること。皆様と、その日常を。)

珠美「あの、七海P殿はどこかお具合でも…?」

葵「たまにこうなるんよ、声をかければ大丈夫っちゃ!七海Pさん!」

七海P「……ハッ!」

葵「朝ご飯、抜いてきたね?」

七海P「な、何か問題でm……」

葵「問題大アリっちゃ!今朝はあたしはおらんけ、自分で適当に作って食べてって言ったに!面倒臭がったっちゃね!」

七海P「それぐらいのことでいちいち騒ぐんじゃねえよ。」

仁美「乙女にとってはそれぐらいじゃないのっ!だ、だってっ…!」///

七海P「もしお前が慶次だったらこれぐらいのことで取り乱すのか?」

仁美「!!」

七海P「傾けたんだからいいじゃねえか。俺にはよく分からねえが…こう言うのを傾くって言うんじゃねえのか?」

仁美「………」

七海P「何か胸を張れねえようなことでもしたのか?違えだろ…分かったらうるせえから静かにしてろ。」

仁美「……アタシ、傾いてた…?」

七海P「自分で傾きすぎたって言ってたじゃねえか。…お前らもそう思うだろ?」

珠美「は、はいっ!とても傾かれておられました…!」

あやめ「た、大した傾き振りでした!ええ…!わたくしもそう言おうと思っていたのです!」

葵「いやー、傾いてたっちゃ!これ以上ないってくらい傾いてたっちゃ!」

仁美「……」チラッ

仁美P「見事な傾き振りであったよ。」

仁美「そっかー!アタシ、傾いちゃってたのかー!言われてみれば、人前で抱きついて押し倒すなんてマジ傾いちゃってるじゃんっ☆」

七海P(コイツが李衣菜と同じ類の人間で助かった。)

仁美「あはははははっ!そーだよ、恥ずかしがることなんてないじゃないっ!むしろ誇ってもいいレベルの傾きっ、そーれっ☆」ギュッ!

仁美P「ふふっ、こらこら。」

仁美「やーやー!我こそはアイドル一の傾き者、丹羽仁美であるぞっ☆」
ギュゥゥゥゥゥ…!

七海P(………これはこれでウゼエな。)

〜〜〜


珠美「こちらが本日の台本です。」スッ

仁美「ありがと!」ハッシ

仁美「どれどれ……ふんふん……なるほど……」ペラペラ

仁美「…ってほとんど白紙っ?!」

珠美「仁美殿のご自由に、とのことです。尺以外は全てお任せする、と。」

仁美「ま、マジ…?」

珠美「>>98

自分はそんなつもりないんだけどな……

つまり、これは仁美殿がいかに傾きながら城の魅力を語れるかが勝負です!

珠美「つまり、これは仁美殿がいかに傾きながら城の魅力を語れるかが勝負です!」

仁美「えっと……傾けるだけ傾けばいいってこと?」

珠美「そう言うことです!思う存分傾いてください!」

仁美「思う存分……」

珠美「これは仁美殿の番組なのですから。珠美たちは……」

仁美「ねえ、珠美っち。」

珠美「…はい?」

仁美「台本が白紙っていう事は、キャスティングも白紙…っていう事だよね?」

珠美「え、えっと……恐らくはそうであったかと。」

仁美「だよねっ!よしよし……」

珠美「それがどうかされたのですか…?」

仁美「今から思う存分に傾こうぞっ☆って話!」

珠美「は、はぁ……」

仁美「最高に鶴ヶ城の魅力を伝える最高に傾いた方法、見つけちゃったっ☆ふっふっふ、アタシはアタシらしく傾かないとね!」

珠美「どのような方法かお聞かせいただいても?」

仁美「もちろんよっ!でも…」

珠美「でも?」

仁美「その前にあやめっちと葵っちを呼んできてくれる?」

珠美「…わかりました!珠美だけが聞ける、と言うのも不公平ですからね。」

仁美(ふっふっふ♪)

撮影スタッフ 待機場所


葵「はーい、温かい味噌汁ができたっちゃ!寒か中の撮影だけど、これを飲んできばってほしか!」

パチパチパチパチ!

葵「へっへー、あやめさん!」

あやめ「お任せを。忍法、お盆を使って一気に配膳の術!」ヒョイ ヒョイ

あやめ「参ります!」シュンッ!

タンタンタンタンタンタンタンタンタンタン…!

あやめ「ニンッ!」シュタッ!

「「おぉ…!」」パチパチパチパチ!

葵「お代わりもあるき、たーんと召し上がれ♪」

ディレクター「悪いね、葵ちゃんもあやめちゃんも!今日は休みの日なんだろ?」

葵「あたしの趣味は料理っちゃ!もっと言えば誰かに作った料理を食べてもらうことっちゃ!だから、今は休日に趣味を満喫してるっちゃ♪」

あやめ「わたくしもこれは修行の一環ですから。」

ディレクター「あはは、なるほど!」

葵「もちろん…」

ディレクター「分かってるよ。仁美ちゃんの魅力を十分に引き出せるように最大限努力する。」

葵「へっへー、お願いするっちゃ♪」

ディレクター「>>109

成功したら例の物(鰻やすっぽん)も極上のを渡せると思うから

ディレクター「あっ、そうだ。このロケの収録に成功したら例の物も極上のを渡せると思うから。」

葵「それは本当と?!」

ディレクター「あはは、スポンサーさんからお裾分けしてもらったのの、さらにお裾分けだけど…」

葵「いんや、ほんに助かるっちゃ!もう何から何までお世話になってばっかりで頭が上がらないっちゃ!」

ディレクター「それはこっちのセリフだよ。葵ちゃんたちにはいつもいい画を撮らせてもらってるからね。」

葵「あはは、撮り方がよかけん、よか画になるんよ!」

ディレクター「撮る対象が可愛い女の子だったらやる気も出るってものさ!」

葵「ちゃあまあ!もう…上手なんだから♪」

ディレクター「あははははっ!そうそう、あやめちゃんにもお礼の品は用意させてもらってるからね。」

あやめ「ありがとうございます。」

ディレクター「いいっていいって、僕たちにできるのはこれぐらいだから…さ。……頑張ってね。」

あやめ「…はい。」

ディレクター「………」

あやめ「ところで葵殿。一つ素朴な疑問があるのですが…お尋ねしても?」

葵「よかよ、何と?」

あやめ「鰻と鼈についてなのですが……」

葵「ああ、確かにどっちも海魚じゃなかね。いつものあたしが使う食材とはちいっと方向性が違うっちゃね。」

あやめ「あっ、えっとそうでは……」

葵「七海さんに言われたんよ、料理の幅を広げる事こそがアイドルとしての成長につながる、手始めに鰻と鼈から始めるといい、って!」

あやめ「……そ、そうでしたか…(鰻に鼈と言えば……)」

スタッフ待機場所 裏



七海P「!」ゾクッ!

仁美P「…どうかしたのかい?」

七海P「いや、何だか寒気が……」

仁美P「寒いんだから寒気がして当然じゃないか。」

七海P「………まあ…そうか…普通に考えれば…そうだよな……」

仁美P「>>116

最近寒いからね。東郷さん辺りも最近寒気がして古傷が疼くって言ってたよ。ちょうど私がセイラって子と会ったぐらいからかな

仁美P「最近寒いからね。あいくんなども最近は寒気がして古傷が疼くと言っていたよ。ちょうど私がセイラって子と会ったぐらいからだったかな。」

七海P「寒さは古傷に堪えるらしいからな。俺が海兵隊に居た頃につるんでた奴らの中にも、冬になるとぼやく奴が何人か居たよ。」

仁美P「体を大切にしたまえよ。寒さなんかで体調を崩されたら困る。」

七海P「誰が寒さなんかで体調を崩すかよ。体の心配をした方がいいのはテメェの方じゃねえのか?」

仁美P「何故だい?」

七海P「戦ったんだろ。その「セイラ」ってヤツと。」

仁美P「………ああ、もしかして私を心配してくれているのかい?」

七海P「フンッ…したら悪いのかよ。…で、どうなんだ?」

仁美P「何ともないよ、私も、私の愛槍も。上着は一枚駄目にされたけどね。」

七海P「それだけか?」

仁美P「まあ…それだけだね。被害と呼べる程のものじゃない。」

七海P「……そうか。」

仁美P「そこそこ良い上着だったんだけど…」

七海P「稼いでるだろ。また買え。それより……」

仁美P「強かったよ。辞世の句を詠む事も少し考えた。」

七海P「いい辞世の句は思い浮かんだか?」

仁美P「思い浮かぶ前に不要になった。」

七海P「向こうから退いたのか?」

仁美P「有難い事にね。」

七海P「……で?」

仁美P「よく分からなかった、と言うのが正確なところだ。何せ暗闇の中をいきなり襲われたものだからさ。」

七海P「そんなところを1人で歩いてるテメェも悪い。」

仁美P「発想を得るためにはこう言ったことも必要なんだ。城で例えると……」

七海P「例えなくていい。」

仁美P「む……」

七海P「>>126

にしても手紙からして、アイドルへ復讐なぁ。プロデューサー連中はともかくアイドルに恨み買うようなのいねーだろ
あなたのキープちゃんことセイラなんて自称もよく分からんし、今は一部しか見してねーが何人か他のアイドルにも見して心当たり聞くか?

安価把握

近づく不穏の影

お休みなさい

七海が14歳児一番大人説
本家の美由紀『マーチングバンドは私が面倒見るよ~』
本家の幸子『ふふ~んボクがどんな仕事を、やってきたかは忘れたのですか~』

>>130
美由紀も幸子も大人だなぁ!(ナデナデ


雪だ、もうお終いだぁ!(鹿児島県民感)


再開します

七海P「それにしても手紙からして、アイドルへの復讐とはな。プロデューサー連中はともかく、うちのアイドルに他人の恨みを買うようなのはいねえだろ。」

仁美P「そうとも言えないけどね。」

七海P「……訂正だ。「表」の奴らから恨みを買うようなのは…これでいいか?」

仁美P「色々やってきたからね。そうでなくとも恨みなんてどこで買うか分からないものだからね。源実朝だって自分が公暁に暗殺されるだなんて思ってもいなかったはずさ。」

七海P「…アイツらは何も間違った事はしちゃいねえ。」

仁美P「私もそう思うが、ある人々から見れば彼女たちは間違っている様に見えるのかもしれない。」

七海P「フンッ…正義の反対は正義、か。大体の戦争ってのもそうやって起こる。」

仁美P「ふふっ、左様ならば私たちの戦いも戦か。」

七海P「そうなるな……ハァ…今は目の前の事から考えんぞ。まずはその「セイラ」ってヤツからだ。」

仁美P「ああ。」

七海P「お前に対して名乗った「あなたのキープちゃんことセイラ」なんて自称もよく分からねえし……まさか、お前も名乗ってなんかいねえだろうな?」

仁美P「一騎打ちにおいて向こうが名乗った、此方が名乗らないなんて言うのは武士道に反するじゃないか。」

七海P「お前な…!」

仁美P「それに、彼女が私の名前を覚えててくれたらまた会えるだろうからね。」

七海P「…!囮になる気か…?」

仁美P「違うよ、ただ単にもう一度会いたい、そう思っただけさ。もののふとして、ね。」

七海P「……」

仁美P「……」

七海P「……チッ…今は「セイラ」の映像は一部の連中にしか見せてねえが、何人か他の連中にも見せて心当たり聞くか?」

仁美P「……そうだね。」

七海P「ハァ…お前も忙しねえ野郎だな…」

仁美P「そうじゃなきゃ建築家とプロデューサーの兼職なんかやってないさ。」

七海P「フンッ…」

仁美P「ふふっ……」

撮影スタッフ 待機場所



あやめ「さて、後は仁美殿の番組が成功するように祈るだけですね。」

葵「なーに、仁美さんならあたしたちが祈らなくても大成功させるっちゃ!」

あやめ「あはは、それもその通りでしたね!これは失礼しました!」

葵「あたしたちにできるのはお祈りじゃなくて、収録が終わったあとに……」

珠美「お二方とも、少しよろしいでしょうか?」

あやめ・葵「?」

鶴ヶ城 鉄門前



ディレクター「それじゃあ本番入るよ!3、2、1……」サッ!

仁美「はーい、こんにちはっ!アイドル界の傾奇娘、丹羽仁美ですっ!みんな、戦国ってる?アタシは毎日戦国ってるよ!」

ディレクター「……」コクコク

仁美「エ、戦国ってない?なぬっ、それは勿体のうござるっ!むむむ…よし、決めたっ!みんなが戦国るように戦国を布教しちゃうっ!…と言うわけでっ、これから毎週この時間はアタシたちが戦国を布教する時間だから、ヨロシクッ!」

仁美「エ、どうやって布教するのかって?ふっふっふ、それはズバリ「お城」を通して!お城は今に残る戦国っ!お城を見れば歴史が見えるっ!さあ、歴史への旅でござるっ☆」

仁美「旅先案内人はアタシ、丹羽仁美と…!」

珠美・あやめ・葵「!!」アセアセ…!!

仁美「女剣士、脇山珠美!くノ一、浜口あやめ!若女将、首藤葵!」

仁美「>>139

仁美「そして今週の主役はこれっ!」

鶴ヶ城「本日の主役。」

仁美「鶴ヶ城っ!はい、大事な事だからもう一回言うよ、今週の主役は、あ、鶴ヶ城〜っ!はぁ……もうマジイケメン……珠美っちもそう思わないっ?」

珠美「えっ、あっ…は、はいっ!」

仁美「だよね、そうだよねっ!珠美っち、分かってるーっ☆あ、そうそう、この番組はただ戦国を布教するだけじゃないからっ!戦国の「楽しみ方」も布教する番組なのよっ!」

珠美(ま、まさかこんな事になるなんて……)

仁美「傾奇者の歴史の楽しみ方、教えて進ぜようっ☆」

ディレクター「あはは、仁美ちゃんは面白い子だね!確かに全部仁美ちゃんにお任せとは言ったけどさ…!」

仁美P「ふっふっふ、傾奇者だろ?」

ディレクター「うん、最高に傾奇者だよっ!」

七海P「いいのか?」

ディレクター「いいの、いいの!絶対視聴率稼げるから!上からもオーケーもらえたから!」

七海P「お前んとこは無茶をするな……」

ディレクター「いい番組が作りたい、それが僕たちの本能なんだよ!きっとすごい番組になるよ、これは!」

仁美P「礼を言うよ、私の提出した企画を採用してくれた上に、仁美の無茶まで聞いてくれて。」

ディレクター「面白い企画ならバンバン通すよ、面白い提案も。」

七海P「…ったく、にしても番組名まで変えるなんざ無茶にもほどがあんだろ。」

ディレクター「ちょっと傾いてみちゃった、あははっ!」

仁美P「ふふっ、傾きおる!」

七海P「はぁ……」

ディレクター「『センゴク☆華☆ランブの城歩き』、いざ、傾いて撮影に臨もうぞ!…なんて!」

仁美「それでは皆の衆からも一言っ☆」

あやめ「ニンッ!忍ドル、浜口あやめす!くノ一であるわたくしですが、この番組では忍びなれども忍ばないつもりです!(に、忍法、アドリブの術です…!)」

珠美「珠美は脇山珠美と申します!仁美殿に助太刀し、歴史の面白さを伝えていきます!(こ、こ、こうなれば腹を括ります!)」

葵「首藤葵っちゃ!仁美さんたちに比べれば歴史の知識はあんまり深くないけど、あたしなりに歴史という題材を上手く捌いて料理させてもらうつもりっちゃ!(ぜ、全国区で完全なアドリブは初めてっちゃ…!)」

仁美(ふっふっふ、サプライズにはサプライズでお返ししないとねっ☆)

あやめ「>>145

では早速鶴ヶ城の歴史から参りましょう!

あやめ「では早速鶴ヶ城の歴史から参りましょう!」

珠美「鶴ヶ城と言えば……」

仁美「待たれよ!」

珠美「へっ?」

仁美「ネタバレ禁止!これからじっくり見ていくんだからっ!」

珠美「む、それは失礼致しました!」

仁美「はっはっは、分かればよいっ☆」

葵「仁美さんが歴史にどんな味付けをしてくれるのか、今から楽しみっちゃ!」

仁美「否、味付けをするのはアタシじゃないよ、葵っち!味付けをするのは……」

あやめ「わたくしたち、ですよね?」

仁美「そういうことっ☆あやめっち、珠美っち、葵っち…参るぞっ!」

珠美・あやめ・葵「お、オーッ!」

仁美「ふふっ、レッツ戦国っ!」

城内



仁美「鶴ヶ城が建てられたのは元中元年、西暦で言えば1384年の事なのっ!正しく言うならば、鶴ヶ城の前身である東黒川館が建てられたのが、なんだけど!」

葵「へぇ…今からだいたい…630年ぐらいの前の事なんね…!」

仁美「ちなみに建てたのは……」

珠美「芦名直盛、ですよね?」

仁美「正解っ!」

珠美「ふっふっふ!かの伊達家と激しく争った芦名家の7代目当主、ですよね?」

仁美「珠美っちは物知りだねぇ!」
ナデナデ

珠美「えへへ……って子ども扱いしないでください!」フカー!

仁美「あははっ、ごめんごめん!撫でやすい位置に頭があったから!」

珠美「ちっこい言うな!」フカー!

あやめ「珠美殿はちっこくなどありませんよ。」ナデナデ

珠美「あ、あやめ殿…!」

あやめ「いけませんよ、仁美殿!珠美殿は没収です!」ナデナデ

仁美「そんなっ…!あやめっちのイジワルっ!」

あやめ「珠美殿をいじめる仁美殿が悪いのです!」ナデナデ

葵「こらこら、けんかしたらダメっちゃ!」

仁美「アタシから珠美っちを取り上げるとは…おのれ、許すまじ!」

あやめ「許さなかったからどうなのです?」ナデナデ

仁美「戦じゃーっ!今日こそ決着をつけようぞ!」

あやめ「ふっふっふ、望むところです!」

仁美「やーやー、我こそは…!」

あやめ「スキあり。」シュッ!

仁美「ぐはっ!」ガクッ

仁美「汚いな…さすが忍者汚い…がくっ。」

あやめ「ふっふっふ、勝てば良かろうなのです!宿敵仁美殿を討ち果たした今、珠美殿はわたくしの……!」

葵「こらっ!」

あやめ「!」ビクッ!

葵「あたしはケンカは止めなさいって何回も言ってたでしょ!なしてケンカしたと?」

あやめ「だ、だって……」

葵「罰として珠美っちはあたしがもらうっちゃ!」

あやめ「そんな……!」

葵「文句があると?」

あやめ「……な、ないです…」

仁美「と、言う風に芦名氏を滅ぼした伊達氏が発展を遂げ、黒川城と呼ばれるようになっていた東黒川館を手に入れたのが1589年のこと。」ムクリ

あやめ「伊達政宗は豊臣秀吉から制止を受けていたにも関わらずそれを無視し、芦名氏を滅ぼし黒川城を奪いました。」

葵「けどそれもつかの間の事だったっちゃ!翌年の1590年、伊達政宗は豊臣秀吉に臣従させられ、黒川城を含めた会津を召し上げられてしまうっちゃ!」

珠美「えっ、珠美は鶴ヶ城だったのですか……?」

仁美「小芝居入れた方が分かりやすいかなー、って☆」

珠美「>>155

あれ、確か葵ちゃんは13歳のはず...
なのに珠美は葵ちゃんのもの?

珠美「あれ、確か葵ちゃんは13歳のはず…なのに珠美は葵ちゃんのもの?」

葵「へっへー、戦国の世に歳は関係ないっちゃ!煮るも焼くもあたしの自由っちゃ!」

珠美「なっ、珠美は煮られたり焼かれたりしてしまうのですか?!」

葵「どうしよっかなー?」

珠美「ひいいっ、お助けを!」

仁美「あははっ、アタシもう滅ぼされちゃったから!」

あやめ「わたくしも臣従を誓いましたので。」

葵「あやめさん、珠美さんを捕まえるっちゃ!」

あやめ「ははーっ!珠美殿、お覚悟!」

珠美「ひぃぃっ!」

葵「これからはあたしがこの地は治めるっちゃ!手始めに、黒川から若松へ改めさせるっちゃ!」

あやめ「改めさせていただきます!」

珠美「何をっ?!」

仁美「1592年、豊臣秀吉は会津に蒲生氏郷を入れ、黒川城をより近代的な作りへと改めさせた上で地名を黒川から若松へと変えさせた、という訳で黒川城は若松城になったのでござるっ☆」

葵「こう…もうちょっと豪華な感じにするっちゃ!」

あやめ「お任せあれ!」
シュシュシュシュシュシュシュッ!

珠美「なっ?!」アホゲシャキーン!

仁美「さらに翌年の1593年、若松城に望楼型7重の天守が完成、名前がさらに変えられて……そうっ、鶴ヶ城にっ!」

珠美「これは天守閣なのですか?!これは天守閣なのですか?!」
アホゲシャキーン!

仁美「エ?さっき映ってた天守と形が違う?それはね……」

ディレクター「あれ全部アドリブなんだよね…?」

仁美P「阿吽の呼吸と言うものだよ。すごいだろう?」

ディレクター「うん、すごいよ…!」

七海P「単なるいつものアイツら、とも言うがな。」

仁美P「はっはっは、そうとも言うね!」

七海P「……ま、それが番組になっちまうんだから……それはそれですげえのかもな。」

ディレクター「>>161

相性がとてもいいですね。まるでずっと昔から一緒のような

安価把握

雪の中
>>1を呼んでる
病院が

一時中断します

あいさん聖來さんに何したんや……

>>1トリ付けないの?

本物のセイラとは限らないんだよな、これがまた。(携帯でセイラのラの部分漢字出ね~)

>>165
手書き入力とか、フルネームでクラウド変換とか、どこかからコピペして辞書登録とか

來って字は「ら」じゃなくて「らい」で出るかも

>>163
(安価)神のみぞ知る、です

>>164
>>1はまだ酉を付けられるほどのSS書きではないので……

>>165
「セイラ」と「大きな犬を連れた姉ちゃん」が同一人物?であるかは……

>>166>>167
「ひじり」→「らい」か辞書登録が安定です




再開します

ディレクター「相性がとてもいいね。まるでずっと昔から一緒だったみたいな…」

仁美P「ふふっ、前情報なしに最初は仁美とあやめだけのユニットだった、と言われたら信じられるかい?」

ディレクター「いや、とてもじゃないけど信じられないだろうね。でも実際にそうだった頃を知ってるからなぁ……」

七海P「俺が事務所に来た時には既に珠美も含めた3人のユニットだったな……つう事はそれよりも前の話か。」

仁美P「ああ、まだ事務所が設立されたばかりの頃の話さ。あの頃はまだ所属しているアイドルもプロデューサーも、今のように多くはなくてね………」

ディレクター「懐かしいね……そうか…もうそんなに長い付き合いになるのか……」

仁美P「そうだよ。ふふっ、互いに歳を取ったね。」

ディレクター「事務所の設立が……うわっ、僕ももうそんな歳か…!」

仁美P「設立メンバーの中で若手だったPくんや私でさえ30過ぎだ。況や君は…」

ディレクター「あー、聞きたくない!聞きたくない!僕だって業界の中じゃまだまだ若手なんだから!」

仁美P「其れを言うなら私だって建築家業界では若手も若手さ。」

ディレクター「くっ…認めたくないものだな…自分が結構いい歳になってしまったいう事は……!」

七海P「人海と年月には逆らえねえんだ…ガタガタ言ってる暇があったら……」

仁美P「君の場合は七海くんにも逆らえないけど。」

七海P「なっ…?!」

ディレクター「あははっ、七海ちゃんは中々魔性の女だからねぇ!七海Pくんがゾッコンになるのも……」

七海P「ゾッコンじゃねえ!」///

ディレクター「じゃあベタ惚れ。」

七海P「ベタ惚れでもねえ!」///

仁美P「これ、あまり七海Pくんをいじめてあげないでくれ。」

七海P「テメェが言い出したんだろうが!」///

ディレクター「いじめてなんかいないよ、僕はただラブラブで羨ましいな、って言ってるだけで…」

七海P「だ、誰がラブラブだ、コラァ!!」///

仁美P(やれやれ、七海Pくんもいい加減観念して楽になればいいのに。)

ディレクター(側から見たら完全にカップルなんだけどなぁ……彼女の方が一枚も二枚も…十枚ぐらい上手の。)

〜〜〜


仁美「以上が鶴ヶ城の歴史!どう、中々に激動の歴史だったでしょっ?」

あやめ「鶴ヶ城はその歴史をずっと見てきたのですね…そう考えると何か込み上げるものがあります…」

珠美「姿や名前や主を変えながらも、ここに建ち続けていた…鶴ヶ城は偉いですね…」

葵「地元に人からもほんに愛されとって……変な言い方かもしれんけど…あたしも鶴ヶ城みたいになりたいっちゃ!」

仁美「あははっ、ある意味アタシたちも鶴ヶ城みたいなものだけどねっ!ほら、新政府軍が一ヶ月かかっても落とせなかった堅固っぷりとかセンゴク☆華☆ランブにそっくりじゃないっ?」

あやめ・珠美・葵「!」

仁美「>>175

アタシたちの友情に乾杯しようではないか!

仁美「アタシたちの友情に乾杯しようではないか!」

あやめ・珠美・葵「………」

仁美「出会いへの感謝とこれからの益々の躍進への願掛けも兼ねてねっ☆さあ、酒盛りの時間で…って何かリアクション返してっ!」

あやめ「あっ…すみません……」

珠美「少々呆気に取られてしまっていて……」

葵「え、えっと……」

仁美「もー、どうしちゃったの?」

あやめ・珠美・葵「仁美(殿)(さん)もたまには良い(よか)ことを言うんだな、と(って)…」

仁美「ちょっとそれどう言う意味っ?!」

あやめ「わたくしは仁美殿に対する見方を改めねばならぬようです…」

仁美「ひどくないっ?」

珠美・葵「同じく(っちゃ)…」

仁美「だからひどくないっ?!」

展望台



仁美「もー、友情をちょっと疑っちゃったよっ!あやめっちも珠美っちも葵っちも…余りに余りでござるっ!」

葵「そこを何とか…」

仁美「ふんっ、アタシの心は会津戦争の時の鶴ヶ城の門のように…」

葵「……」スッ

仁美「硬く閉ざさ……ややっ?!それは…!」

葵「饅頭のてんぷらにござりまする。」

仁美「何、饅頭のてんぷらとなっ!」

そうかなー過度な謙遜は慇懃無礼になると思うよ

葵「お口に合わなければどうぞあたしを煮るなり焼くなり好きにしてほしいっちゃ!」

仁美「ふむ…そこまで言うのなら……」ヒョイ パクッ

仁美「うまーっ…!許す許す、全然許す!だから……!」

葵「……」スッ

饅頭のてんぷら「会津銘菓です。」

仁美「でかした!」

葵「っていう風に怒ってる人も食べれば笑顔になっちゃう!それが……」

仁美「饅頭のてんぷら!いやー、実に美味であるぞっ☆」

仁美「皆の者、饅頭のてんぷらとお茶で宴じゃーっ☆」

珠美・あやめ「おーっ!」

葵「それにしてもほんに美味かねー!」モグモグ

仁美「でしょでしょっ?こっち来たら必ず食べるのっ!」モグモグ

あやめ「衣の中に饅頭を忍ばすとは……やりますね!」モグモグ

珠美「甘くて美味です♪」アホゲパタパタ

葵「>>183

お土産に買っていきましょうか。(珠美ちゃんのアホ毛可愛いい)

葵「お土産に買っていこうかな!(珠美さんのアホ毛かわいい…)」

あやめ「それは良い考えですね!(珠美殿のアホ毛かわいい…)」

仁美「そーそー、お土産にも最適なのよっ!(珠美っちのアホ毛かわいい…)」

珠美「この美味しさならどのような方に渡しても喜ばれますね♪」アホゲパタパタ

葵・あやめ・仁美「……」

珠美「うーん、お茶ともよく合います♪」アホゲパタパタ

葵・仁美・あやめ(かわいい…)ホッコリ

>>179
過度のつもりはないのですが……




珠美「綺麗な眺めに美味しいお菓子、もう言うことがありませんね♪」
アホゲパタパタ

仁美・あやめ・葵(犬の尻尾みたい…)
ホッコリ

珠美「景色はお土産に持って帰れないのが少し残念ですが……珠美の顔に何かついていますか?」アホゲパタパタ

仁美「ううん、気にしないで☆」ホッコリ

あやめ「ええ、どうぞお気になさらず。」ホッコリ

葵「何でもなかよ?」ホッコリ

珠美「?」アホゲクエスチョン

仁美「…珠美っち、もう一個あげるっ!」

珠美「良いのですか?!」アホゲピーン!

仁美「うんっ!珠美っちに食べてもらえたら饅頭のてんぷらも本懐を遂げたり、って感じだろうしっ☆」スッ

珠美「ありがとうございます…!」
アホゲブンブン!

仁美(おお…すごい振れてる…!)

珠美「えへへ…♪」アホゲブンブン!

珠美「それでは早速……むっ、いえ…!」アホゲピーン!

葵「?」

珠美「……」スッ

黒文字「和菓子についてるナイフ的な。」

珠美「はっ!」スパッ!スパッ!

珠美「……」

饅頭のてんぷら「四つ切り。」パカッ

珠美「よし!」

仁美「…!ま、まさか…珠美っち…!」

珠美「4人いるのですから四等分です♪」ニコッ

仁美・あやめ・葵「!(何という優しくてかわいらしい判断力なんだ!!)」

珠美「さあ、どうぞ♪」アホゲパタパタ

あやめ「珠美殿……あなたと言う方は……」

珠美「>>190

↑渾身のどや顔

珠美「なんたって珠美はあやめ殿や葵ちゃんよりお姉さんなのですから!」ドヤァ!

あやめ(あっ、そう言えば……)

珠美「珠美はちゃーんと気も配れるのです!何故なら…オトナのお姉さんですから!」ドヤァ!

葵(オトナのお姉さん…って感じはしないけど……)

珠美(ふっふっふ、決まりました!)

仁美(決まった、とか考えてるんだろうなぁ…もうっ、珠美っちはっ……!)

珠美「年上は年上らしく、お姉さんはお姉さんらしく振る舞わなければいけませんからね!」ドヤァ!

仁美「よくぞ申したっ☆珠美っちマジお姉さんっ!」ナデナデ

珠美「えへへ、そうでしょう、そうでしょう!」フンス

仁美「褒美を取らせたいぐらいっ!」
ナデナデ

珠美「えへへへ、珠美はお姉さんとして当然の事を行ったまでで……そんな……えへへ……♪」

仁美(かわいいっ、かわいすぎるっ!かわいさで天下取りできちゃうレベルだよっ!)ナデナデ

あやめ「お気遣い感謝します、齢を重ねられているだけはありますね!(もはや忍法です、これは!)ナデナデ

珠美「えへへ……16にもなれば……まあ……♪」

葵「気遣いができて正に年上って感じっちゃ!あたしも見習いたいっちゃ!(こんええらしさ……珠美さんは流石っちゃ…!)」ナデナデ

珠美「そんな……照れます…!えへ……えへへへへ…♪」

仁美(……戦国ももちろん大好きだけど、こんな天下泰平の世も………)

珠美「えへへへへ……♪」

仁美P「愛い…」

ディレクター「かわいい…」

七海P「……フンッ…」

仁美P「珠美のファン層にも納得が行くと言うものだ。」

ディレクター「孫みたいってご年配の方々に人気なんだよね、珠ちゃん!」

仁美P「>>196

本人にとっては不本意な事だろうがね……
(「セイラ」「大きな犬を連れた女性」……我が事務所の聖來くんは闇討ちなどという凶行に及ぶような女性ではないし、あいくんとの遺恨も特にない。それは我々が一番よく知る事だ。)

申し訳ございませんが再安価とさせていただきます……


再安価
>>198

>>195

仁美P「男は天下を動かし、女はその男を動かす。というか時代が時代なら彼女の可愛さで国民を動かすことができたんじゃないだろうかね。」

ディレクター「あははっ、今だって十分に動かしてるよ!この前の珠ちゃんのLIVEの動員数知ってる?」

仁美P「勿論さ。…成る程、今の世の国民たちも確かに珠美の可愛さに動かされている。」

ディレクター「男ってのは昔と今とでもそう変わらないものさ。可愛い女の子には弱い!」

仁美P「ふふっ、この前のLIVEは楽しかったかい?」

ディレクター「うん!もう珠ちゃんが可愛かったのなんの…!」

七海P「案外アイドルが国を…世界を動かすのかもしれねえな……」

ディレクター「ん?」

七海P「すげえよな、アイドルってのは…見てると……いや、何でもねえ。」

ディレクター「えっと…」

仁美P「俺の七海の方が可愛い、だそうだ。」

七海P「は?!」

ディレクター「ああ…!」

七海P「て、適当な事言ってんじゃねえ…!そして納得してんじゃねえ!」

仁美P「はっはっは、冗談さ。…分かっているよ。私もたまに考えなくもないから事だからさ。…君も本当は分かっているんだろ?」

ディレクター「君たちとは付き合いが長いからね。…僕も考えるよ。僕たちの気持ちを世界中の人に知ってほしい。そしたら……なんて。」

七海P「………」

仁美P「世の中を動かせる力を仁美たちは持っている。或いは彼女たちをプロデュースする私たちも、かもしれない。」

七海P「……フン…」

天守閣


仁美「天守閣キター!!うわっほい、鶴ヶ城の…天守閣ーっ!!」

珠美「仁美殿、そろそろ解説の方を……」

仁美「天守閣!天守閣!天守閣!もう何回も来たけど…ここホントサイッコー!!」

珠美「あの…解説の方を……」

仁美「エ?ああ、解説ねっ!鶴ヶ城の天守閣は郷土資料館になってるんだけど……うっはー!見て見て、具足っ!あの具足超クール!」

あやめ「>>205

ではこの場の解説はお姉さんである珠美殿、よろしくお願いします。

安価把握

珠ちゃんのアホ毛は気分に応じて動い……たらいいなぁ…

お休みなさい

堅城って忍城と熊本城しか、思いつかないな
堅城条件(自分の考えです)
1 大軍が攻めても中々落ちない
2 攻められている間に、投降者が出たり、和睦協議する
悪いが小田原城と大坂城は、堅城には値しないと、俺は思ったんだが。

筋書きが決まってるなら安価神がとか思わせ振りな事言わないでほしい

>>208
小田原城や大阪城も中々の不落具合だっのですが、どうしても3倍以上の兵力差を凌いだ熊本城、10倍以上の兵力差 水攻めに耐え抜いた忍城と比べてしまうと……ですね
個人的な最強はやはり千早城です

>>209
申し訳ございません
>>1の力量不足を何卒ご容赦ください


再開します

あやめ「ではこの場の解説はお姉さんである珠美殿、よろしくお願いします。」

珠美「えっ?!」

あやめ「最年長の仁美殿は……」

仁美「葵っち!ほら、具足よ、具足っ!二枚胴具足っ!これを見てちょうだい!どう思うっ?」

葵「す、すごく……戦国っちゃ……」

仁美「そうよね、そうよねっ!マジ戦国っちゃってるよねっ!葵っちったら分かってるーっ!」バシバシバシバシ!

あやめ「………なので。」

珠美「…コホン、承知しました!この場の解説は珠美が引き受けましょう、お姉さんである珠美が!」フンス

あやめ「おお、それはありがたい!」

珠美「珠美はお姉さんですからね!年下からの頼みを断るはずがないではありませんか!」フンス

あやめ「珠美殿は頼りになりますね!さすがはお姉さん!」

珠美「えへへ…そうでしょう、そうでしょう!」フンス

仁美「葵っちも心が戦国ってこないっ?!否、戦国るよねっ!もう心は戦国だよねっ?!」

葵「ま、まぁ……」

あやめ「それでは…」

珠美「お任せくださいっ!んん……現在の鶴ヶ城の天守閣、これは鶴ヶ城の歴史の時にもお話した通り、昭和40年に再建されたものです。」

あやめ「再建にまつわる話は、如何に地元の方々が鶴ヶ城を愛されているのかがよく分かるお話でしたね。」

珠美「ええ、意見が二つに分かれたのも愛故に、です。一口に城を愛する、と言っても様々な愛し方があるのです。正解は一つではないのですよ。」

あやめ「ふむふむ…」

珠美「城に歴史あり。興味を持っていただけた方、より深く知りたいと思っていただけた方がいたら珠美たちはとても嬉しいです♪」

あやめ「一度来られる価値のある場所ですよ、鶴ヶ城は。この天守閣に展示されている歴史的資料も含めて。そうですよね、珠美殿?」

珠美「はい、アイドル界随一の歴史マニアの仁美殿も…」

仁美「はぁ……これだけの歴史分があればしばらくは生活できる……」
ウットリ…

珠美「と、言う風に唸らせる。そんな歴史的資料がここ、鶴ヶ城の天守閣、鶴ヶ城博物館には数多く展示されています。珠美たちが現在いるのは二階、武器・防具・印籠等が展示されている階です。」

あやめ「剣士の目から見てどうですか?」

珠美「>>217

あのいかにもあいさんと因縁がありそうな感じの女性は

珠美「素晴らしい武具でいっぱいです。特にあの刀、仄かな紅がとても美しく……つかってみたく……なりますね…」

あやめ「あ、紅い刀…?えっと…それはどの刀の事を指して……」

珠美「ほら、あの刀ですよ…あの刀…一際目を引くあの刀です…」

日本刀「……」

あやめ「えっ…?」

珠美「はぁ……とっても綺麗です……少しだけなら……触っても……」フラフラ…

あやめ(わたくしには紅くなどは見えないのですが……)

珠美「どうしてでしょうか……何だか……とても……」フラフラ…

あやめ(…む?!前回に来た時はあの様な刀は身受けられませんでした…!もしや…!)

珠美「惹きつけられ……」スゥゥ…

あやめ「お待ちください、珠美殿…!」

珠美「?」スチャ

日本刀「……」パァァァァァァァァァァァ…!

あやめ「…っ!」

カッ…!

桜の舞い散る庭



珠美「……へっ?」

ヒラヒラヒラヒラ…

珠美「さ、桜…?桜の季節まではまだ……いえ、それよりも……ここは…?!」

着物姿の男「美しい桜であろう。」

珠美「ひゃわっ?!」ビクッ!

着物姿の男「む、そう驚くでない。何もお前に危害を加えるつもりなどないわ。」

珠美「えっ……あっ……」

着物姿の男「ふむ……誠にこの様な幼子が………?」

珠美「幼子ちゃうわ!」クワッ!

着物姿の男「む…?!」

珠美「珠美は齢にして16!子どもじゃありません!確かに少々小柄なのは認めますが……と、とにかく幼子では………あっ…!す、すみません……!」

着物姿の男「い…いや、手前こそすまなかった……!十六…とな……?」

珠美「そうは見えないかもしれませんが……一応………」

着物姿の男「>>227

現代の女子は皆成長が遅いのか、長生きはするものだな。もっとも私はもう死んでいるが
初めまして新たな所有者どの。私はこの妖刀紅桜に憑いている名も無き怨霊、私が所有者だった頃は8代目であったから、9代目の怨霊になるな

着物姿の男「現代の女子は皆成長が遅いのか、長生きはするものだな…もっとも私はもう死んでいるが。」

珠美「成長が遅………えっ?」

着物姿の男「お初にお目にかかる、新たな所有者殿。私はこの妖刀紅桜に憑いている名も無き怨霊、私が所有者だった頃は8代目であったから、9代目の怨霊になるな。」

珠美「おん……りょう……?」

着物姿の男「ああ。然しそうは言っても……」

珠美「」フラッ…バタッ

着物姿の男「………えっ?」

珠美「」

〜〜〜

珠美「う、うーん……」パチッ…パチパチ

珠美「妙な夢を見ました。何やら怨霊がどうとか……」

着物姿の男「夢ではないぞ。」

珠美「ひぃぃぃぃ!で、出たぁぁっ…!」

着物姿の男「出たとは何だ。まるで怨霊か何かでも見たかのように……ああ、私は怨霊なのであった。」

珠美「お、おば…おば…!」

着物姿の男「はぁ……落ち着け。」ビシ

珠美「あう。」

着物姿の男「一々驚かれていては話が進められん。ふむ…怨霊が恐ろしいのであれば……そうだな、私の事はこの刀の守護霊とでも思え。」

珠美「守護……霊……?」

着物姿の男「さて、詳しい話はその内にじっくりするとして…単刀直入に聞こう。力を欲するか?」

珠美「えっ…えっと……?」

着物姿の男「力を欲するか、と問うておるのだ。何の為の力でもよい、兎に角、お前は力を欲するか?是か否で答えろ。」

珠美「………是、です…!」

着物姿の男「ほう……」

珠美「その……正直事態は全く飲み込めていないのですが……あなたが問うているのはこの刀の……」

着物姿の男「この刀ではない、紅桜だ。」

珠美「あっ…はい……ゴホン…紅桜の力がもし私の物になるとしたら…それを用いて私が何を望むか…という事ではありませんか……?」

着物姿の男「む…幼子のような見た目に反し、存外聡明な……」

珠美「幼子ちゃうわ!」クワッ!

着物姿の男「あっ…す、済まぬ!……ゴホン、してお前の答えは?」

珠美「>>233

刀の力は要りません。しかし紅桜が珠美を背が高く胸も大きいセクシーな女性にしてくれるというならば話は別です

珠美「刀の力は要りません。しかし紅桜が珠美を背が高く胸も大きいセクシーな女性にしてくれるというならば話は別です。」

着物姿の男「……」

珠美「……」

着物姿の男「それは無理だな。」

珠美「なぬっ?!」

着物姿の男「紅桜を何だと思っているのだ……」

珠美「妖刀ならではの何だかすごい力で…こう…いい感じにできたりとかは……?」

着物姿の男「しない。」

珠美「そうですか。それではこの話は……」スクッ

着物姿の男「待て待て待て待て!」
ガシッ!

珠美「珠美を背が高く胸も大きいセクシーな女性にしてくれない妖刀になど、どの様な力があると言うのですか!」

着物姿の男「だから紅桜を何だと思っておるのだ!様々な事が出来るぞ、岩を斬り滝をも断ち……!」

珠美「それならもうできます!」

着物姿の男「?!い、今なんと…?!」

珠美「岩を斬ったり滝を断つぐらいだったらもう竹光でもできると言ったのです!」

着物姿の男「…………」

珠美「しかも紅桜は大太刀ではありませんか!た、珠美のような小兵には………」

着物姿の男「持ってみろ。」スッ

珠美「持てる訳が……」ガシッ ヒョイ

珠美「……あ、あれ…?」

着物姿の男「紅桜の力を全て引き出せる人間が扱いし時、紅桜は其の者の手足が如くなる……惚れた、惚れたぞ!」

珠美「えっ?」

着物姿の男「私はお前の剣の腕に心底惚れた!紅桜はお前のものだ!いやはや、現代にも剣士が居たとは!」

珠美「あ、あの……?」

着物姿の男「名前が無いと言うのも呼ぶ時に不自由であろう!私の事は「紅桜」と呼ぶかいい!ある意味私が紅桜なのだからな!そうだ…名だ、名を教えてくれ!」

珠美「脇山珠美……です……」

着物姿の男「そうか、お前は脇山珠美と言うのか!うむ、良い名だ!これからよろしく頼むぞ、珠美よ!ああ、必要の無い時は根付程の大きさになっておくから安心するが良い!」

珠美「べ、紅桜……殿……?」

着物姿の男「妖刀に胸が大きく背の高いせくしぃな女子になる事を願うような者だ!紅桜を悪用する恐れもないであろう!さあ、紅桜を持ち帰るがよい!」

パァァァァァァァァァァァ…!

天守閣


珠美「ハッ!」

あやめ殿「珠美殿、早くその刀から離れ……!」

珠美「………」

あやめ殿「珠美殿!」

珠美「珠美もそうしたいのですが……」

紅桜「♪」

珠美「何やら気に入られてしまったようで……」

あやめ「……えっ?」

撮影スタッフ待機場所


珠美「もらってしまいました…」

紅桜「♪」

仁美「いやいやいや、傾きすぎでしょっ!」

葵「お土産で木刀って言うのは聞いたことはあるけど、お土産で日本刀って言うのは…」

ディレクター「あはははっ!第1回目から斬新すぎる映像が撮れたよ、ありがとっ!」

仁美P「>>241

まさかあの悪名高き紅桜があるとは……
悪名と言っても主に初代と8代目の所有者のせいだが

安価把握

一時中断します

>>1はまだまだ右も左も分からない駄文書きです
これからも皆様にお力添えしていただけたら幸いです


再開します

仁美P(まさかあの悪名高き紅桜があるとは……悪名と言っても主に初代と8代目の所有者のせいなんだけど……)

仁美「鶴ヶ城の人もよくポンとくれたよねー……ア!もしかしたらアタシも武器に気に入ってもらえれば…!」

七海P「柳の下の泥鰌って諺を知ってるか?」

仁美「デスヨネー。」

仁美P(強すぎる力は使い手に道を誤らせることもある…さて、どうしたものか……)

あやめ「……」トントン

仁美P「……」クルッ

あやめ「……」

仁美P「…不安かい?」ヒソッ

あやめ「ないと言えば嘘になります…何せ……」ヒソッ

仁美P「君の気持ちはよく分かる。アレは紛れもない「妖刀」だ。私も少し考えあぐねているところかな…」ヒソッ

あやめ「………」

葵「大きか刀っちゃねぇ…それだけの大きさの刀になると重さも……」

珠美「ふっふっふ!」カチャ スラッ…!

珠美「はっ!」キィィィィィィン…!

葵・仁美「!」

珠美「ところが珠美はその様な大太刀を自在に操ることができるのです!」

仁美「マジで?!」

葵「ちゃあまあ…!」

珠美「これぞ……!」

紅桜「刀の特性で珠美は重さを感じぬのだ。」

葵・仁美「あー…」

珠美「ちょっ…!どうしてネタばらしをしちゃうんですか?!」

紅桜「はっはっは、済まぬ!」

珠美「もう少しだけ優越感に浸らせてくれていたってよいではありませんか…!」

紅桜「ふむ、確かに大人気なかったやもしれぬな…童に対しては。」

珠美「誰が童ですか!」フカーッ!

紅桜「はっはっはっは!」

仁美「早くも珠美っちのいじり方を理解しているっ?!」

紅桜「これが「紅桜」の力よ!」

仁美「紅桜恐るべしっ!」

葵「魚とか切るのは平気と?」

紅桜「任せるが良い!如何なる魚でも三枚におろしてみせよう!」

葵「ちゃあまあ!それは心強かね!大きか魚や硬か魚は卸すのに難儀しとったんよ!」

紅桜「はっはっは!紅桜に斬れぬものなし!」

仁美P「…君はどう思う?」ヒソッ

あやめ「>>254

まずはあの紅桜がどのような曰くを持っているかを知らねばなりません。教えてはくれませんか?

あやめ「まずはあの紅桜がどのような曰くを持っているかを知らねばなりません。教えてはいただけませんか?」
ヒソッ

仁美P「恐らくだけど、君たちが知っている以上の事は私も知らないよ?」ヒソッ

あやめ「念には念を、です。珠美殿にもし万が一の事でもあったら……」ヒソッ

仁美P「……分かった。基礎がなけれな家は立たない。あやめの判断材料になるのならば……」ヒソッ

ディレクター「ストップ。」

仁美P「む…?」

ディレクター「その話はこんな場所でして大丈夫なやつなの?」

仁美P「…!…迂闊だった……あやめ、この話はまた後日、別の機会に。」

あやめ「しかし…!」

仁美P「忍びなのだろう、忍べ。…話の大筋を知っているならば分かるだろう?」

あやめ「…っ……」

仁美P「…すまない。」

ディレクター「……楽な仕事じゃないね。」

仁美P「まったくだよ……」

仁美「すっごい様になってる、剣士みたーい☆」

珠美「剣士です!」

紅桜「童の手習いの様子を思い出すな…」

珠美「何故に今?!」

葵「ところで喉は渇いとらんと?飲みものに牛乳が……」

珠美「だから何故に今?!」

あやめ「………」

ディレクター「疑わしきは……じゃだめ?」

あやめ「……この場は信用します。「紅桜」から邪悪なものは感じません。ただ…」

仁美P「其れは後から考えよう。今はそれよりすべき事があるだろう。」

あやめ「…確かに。今すべき事、考えるべきことは……」

仁美「あははははははっ!」

あやめ「…打ち上げの事ですね!」

打ち上げ会場



仁美「皆の衆、杯を持て!…収録の成功を祝してカンパーイ!」

「「カンパーイ!!」」キィーン!

仁美「あっはっはっは!今宵は無礼講であるぞっ☆傾いて参れーっ!」

アハハハハハハハハハハハハハ…!!

仁美「うーん、天下人になったみたいっ!今日は何から何までいい事尽くしだったしっ!」

葵「こっちは急に出演を決められて大変だったっちゃ!」

仁美「それはお互い様でしょ?」

葵「あはは、それを言われると弱いっちゃ!」

仁美「>>262

あー、そうだ珠美ちゃん。
紅桜使うときは気をつけてね、歴代の所有者の末路の殆どが文字通り紅桜と一体化したらしいから

仁美「あー、そうだ珠美っち!紅桜使うときは気をつけてね、歴代の所有者の末路の殆どが文字通り紅桜と一体化したらしいからー!」

珠美「ははは、分かりました!」

仁美「アタシは珠美っちなら大丈夫だと思うけど!飲み物は何がいい?」

珠美「オレンジジュースをお願いします!」

仁美「オレンジジュースりょうかーい!葵っちは……」

珠美「……ってちょっと待ってくださいっ!!」

仁美「ん?」

珠美「今さらっと重大なことを言いませんでしたか?!」

仁美「エ?珠美っちにとって飲み物の選択って関ヶ原だった?」

珠美「そっちじゃありません!その前の…!」

紅桜「紅桜の歴代の所有者の末路の殆どが文字通り紅桜と一体化した、と言うところであろう?」

珠美「そうそう!…ってよく考えたらあなたがその実例ではありませんか!」

紅桜「そうなるな。」

珠美「ひぃぃぃ…!となると珠美も……!」

紅桜「其れはない故に安心するが良い。」

珠美「ど、ど、どうして……?」

紅桜「紅桜に呑まれたのは「紅桜」の力に溺れて我を失った者だけだ。私にはお前は力に呑まれるような人間には思えない。」

珠美「えっと……つ、つまり…珠美は…大…丈夫……?」

紅桜「心配は殆どないであろうな。」

紅桜「これ、仁美よ。あまり珠美を驚かすでない。分かっていて言ったであろう?」

仁美「あははははっ、珠美っちってなーんかイジワルしたくなっちゃうのよねっ☆」

珠美「ひ、仁美殿……!」

仁美「そもそも珠美っちが呑まれるようなタイプだったら紅桜が選んでないって、でしょっ?」

紅桜「其の通りだ。私は珠美なら「紅桜」を正しく使ってくれるだろう、と信じたからこそ「紅桜」を託したのだ。」

仁美「アタシが保証するよ。珠美っちはいい子、「力」に呑まれるような子じゃない。」

紅桜「…それにしても、お前は私のような存在に抵抗がないのだな。」

仁美「これでも事務所では古株だからねっ!言っとくけど。うちの事務所はかーなーり傾いてるからっ☆」

紅桜「「妖刀」程度では驚かぬ程に?」

仁美「「妖刀」程度では驚かぬ程に!」

紅桜「一体どのような場所なのだ……お前たちの「城」は……?」

葵「>>276

とっても居心地のいい場所、ちゃ

葵「とっても居心地のよか場所、ちゃ♪」

紅桜「ほう……」

葵「上手く説明できないんだけど…いろーんな人たちが居て、みんながそれぞれほんに強か自分を持ってて…それでいてみんなが一つ…っちゃ。」

紅桜「一つ………」

葵「全員生まれも育ちも何もかんも…種族さえ違ったりするけど…一つっちゃ…!温かか場所っちゃ、事務所は!」

紅桜「………」

葵「なーんて偉そうに言ってるけど、実はあたしもまだまだ新顔の方だったりして!あははっ!」

仁美「ま、簡単に言うと面白い場所ってこと!そうでしょ?」

葵「そういうことっちゃ♪」

紅桜「……」

葵「「妖刀」でも何でも大歓迎っちゃ!しばらくみんなして見に来るっち思うけど…ガマンしてほしいっちゃ!」

仁美「覚悟を致しておれっ☆」

紅桜「…随分と時代は変わったようだ……」

あやめ「ええ。」シュタッ

あやめ「人々が世の中をより良くしようと努力を続けてきた結果です。歴史の積み重ねが「今」を形作っているのです。」

葵「あやめさん居ったと…?!」

あやめ「忍ですから忍んでおりました、ニンニンッ!」

仁美「こんな風にあやめっちがたまに降って来たりもするかな?」

紅桜「………」

あやめ「「紅桜」の由来は聞きました。…わたくしたちは改めてあなたを歓迎します。」

紅桜「聞いた上で歓迎とは、また異なことを……」

あやめ「聞けばこそ、です。そのような場所なのですよ、わたくしたちの事務所は。」

仁美「共に傾こうぞ!」

葵「これから料理の手伝い、よろしく頼むっちゃ!」

紅桜「……」

珠美「>>289

↑+歓迎しましょう、盛大に

安価把握

すみません、寝落ちしま……

>>1には>>1が書けるもの以上のものは書けません…


再開します

珠美「ようこそ、珠美たちの城へ。歓迎しましょう、盛大に。」

紅桜「……ふっ…ふははははは!」

珠美「なっ…?!」

紅桜「ふはははははは!惚れた、腹の底から惚れたぞ!!私はお前たちに心底惚れた!!」

珠美「惚れっ……」

紅桜「勿論人として、だ。幼子を女としては……」

珠美「誰が幼子かー!」フカーッ!

紅桜「ははははははは!」

珠美「あんまり珠美をからかうと、ここに置いていきますよ!」

紅桜「はははははっ、それは勘弁してくれ!飴でもやれば機嫌を……」

珠美「珠美は子供ではないと言ってるではありませんか!」フカーッ!

紅桜「ははははははは!」

珠美「ぐぬぬぬぬ……!」

仁美「まあまあ!」ナデナデ

珠美「だって紅桜が…!」

仁美「おのれ「紅桜」!子供をいじめるとは風下にもおけぬ奴よ!」

珠美「誰が子供かー!」フカーッ!

仁美「あははははははっ!」

珠美「もー怒った!もー怒った!珠美は……!」

葵「飴をあげるから機嫌を直してくれんと?」っ飴

珠美「だーかーらー珠美は飴で機嫌を直すような…!」

葵「そいっ!」ヒョイ

珠美「む?!」パクッ

葵「ね、機嫌ば直してくれんと?」

珠美「えへへ、もう…しょうがないですね…!」アホゲパタパタ

紅桜「飴で機嫌が直ったな。」

仁美「可愛いでしょ?」

珠美(飴おいしい♪)アホゲパタパタ

紅桜「…フッ、文字通り毒気も抜く笑顔だ。」

仁美「そういうこと☆」

あやめ「事務所の賑やかさは大丈夫な様ですね。」

紅桜「賑やかなのは好きだ。ははは、妖刀としては変わり者であろうな!」

あやめ「良いではありませんか、変わり者で。私たちの城の者たちは皆が変わり者ですよ?」

紅桜「お前たちのような、か?」

あやめ「ええ、わたくしたちのような、です。」

紅桜「あははははは、そうか、そうか!それは楽しみだ!これより宜しくお願い申す!」

あやめ「ふふふっ、はい♪」

七海P「あれも妖刀を手懐けた、って言えんのか?」

仁美P「其の様に見えるかい?」

七海P「見えねえな。煩いのが1人…いや、一振り増えたって感じだ。」

ディレクター「あははっ、いいんじゃないの!それはそれで!」

七海P「……フンッ…」

仁美P「うちの事務所の方針にも適っている。人も色々、刀も色々さ。斯様な形も又一つの形哉。」

七海P「>>306

一旦はめでたしめでたしってとこか。さて、そんなら本格的に食い始めるぞ。
確か瞳子Pが『良き週末を』って言いながら渡してきた肉(マンモの輪切り肉)あったよな

七海P「一旦はめでたしめでたし、ってとこか。ハァ……さてと、それなら本格的に食い始めるぞ。 確か瞳子Pが『良き週末を』って言いながら渡してきた肉があったよな?」

仁美P「中々美味だよ。」モグモグ

ディレクター「これ何のお肉?」
モグモグ

七海P「オイ、コラ!」

ディレクター「へぇ、オイコラって言う動物の…」

七海P「違えよ、ベタなボケしてんじゃねえ!」

仁美P「どうしたって言うんだい?」
モグモグ

七海P「どうしたじゃねえよ!何先に食ってやがる!」

仁美P「美味だから大丈夫だよ。」
モグモグ

七海P「何がどう大丈夫なんだよ?!」

仁美P「逆に何が不満なんだい?」
モグモグ

七海P「何がってそりゃあ……!」

仁美P「……」モグモグ

七海P「………ハァ……もういい、何でもねえよ…ったく。」

ディレクター「それでこれは結局何の肉なの?」モグモグ

七海P「何か分からねえ肉をよく食えんな……マンモの肉だよ…グルメ界の食材だ。」

ディレクター「あー、成る程!」
モグモグ

仁美P「和芥子ともまたよく合うんだよね、これが。」モグモグ

ディレクター「そうなの?」モグモグ

七海P「ハァ……俺の知り合いはどうしてこうもマイペースな奴らばかりなんだ……」

仁美P「その様な星の下に生まれたのだろう、諦めたまえ。」モグモグ

ディレクター「早く食べないと冷めちゃうよ?」モグモグ

七海P「………チッ!」ガシッ!ガブリ!

七海P「こうなりゃヤケ食いだ!飲みまくって食いまくってやる!」モグモグ!

ディレクター「あははっ、いい食べっぷり!飲み物は?」

七海P「ビールだッ!!」モグモグ!

ディレクター「オッケー、ビールね!あははははっ、よし、僕も飲んじゃうぞーっ!」

仁美P「ふっふっふ、私も今夜はとことん付き合おうじゃないか!」

七海P「あ?そんな事言ってると本当にぶっ倒れるまで付き合わせるぞ?」

ディレクター「上等!飲み比べ勝負といこうじゃないか!」

七海P「……フッ、俺に飲み比べで勝負を挑むってのか…面白え!」

仁美P「はっはっは!皆の者、思う存分に飲むが良い!今宵は無礼講ぞ!」

翌日 武道Pの家



悠貴「乙倉悠貴、13歳ですっ!」

紅桜「なぬっ?!現代の女子は皆成長が遅いのではなかったのかっ?!」

悠貴「えっ…?」

紅桜「……ハッ!もしや珠美が取り立てて小さ……」

珠美「ちっこい言うな!」フカーッ!





センゴク

戦国時代の日本人女性の推定平均身長は145cm、つまり珠ちゃんは戦国時代なら平均身長……戦国時代なら

センゴク☆華☆ランブ回?でした
センゴク☆華☆ランブはいいぞ、心が戦国になる。

>>1は信じています、いつか大分出身の声優さんが葵に声を付けてくれる事を

毎度の如く駄文で申し訳ありませんでした

次回は「開眼!クラリス!」をお届けする予定です(嘘予告)

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