ジャン「パンツ拾ったなう」 (97)
訓練兵団の男子寮、リアルタイム進行。
なんだかパンツを拾っちゃったジャンさんが、書き込むとレスが書き込まれる
不思議な掲示板(アナログ)を見つけたようです。
とっても困ってるので助けてあげてください。
(安価形式です)
ジャン「こんな夜中に悪い、とりあえず簡潔に言うとパンツ拾った。誰の者かもわからんが、
もしかしたら女子のもの……かもしれねぇ。どうしたらいい」ソワソワ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370531447
ジャン「状況はこうだ。今日俺はいつも通り訓練をし、食堂に行った。
ちょっと用を足そうと思って便所に行った時に、風でこのパンツが飛んできやがった。
焦った俺は思わずパンツをポケットにしまいこんだわけだが、そのまま布団に潜り込み、
眠れなくて歩き回っていたら妙な掲示板を見つけた。というのが現在の状況だ」
ジャン「とりあえずこの事を誰かに相談しようと思う。
誰に相談したらいい?」
>>5
よし 捨てよう
ジャン「いや、もしかしたらいやその、相手によってはいろいろな、捨てられない事情があるんだよ。
仕方ねぇ」
>>7
捨てる
ジャン「よし、マルコだなって! いる……よ……その、お前のしらないやつがたくさん」キョロキョロ
ジャン「じゃあマルコに相談する。ちょっと呼んでくる」
マルコ「何かあったのかい? ジャン」
ジャン「いや、実は……」ゴニョゴニョ
ジャン「という事があってパンツ拾った」
マルコ「え?!」
マルコ「いや普通にそれ、洗濯場に戻しておけばよかったんじゃ……」
ジャン「馬鹿か!! 誰の者かによっては宝物にしなくちゃならないだろ!」
マルコ「いやジャン、それはおかしい」
ジャン「どこがおかしいって言うんだ、お前だって好きな子のパンツが顔に飛んできたらその、な」
マルコ「(な、じゃないよ……)」
ジャン「問題はこのパンツが誰の者かって事だ」
マルコ「いや、あまり堂々と広げないでくれるかな……
うーん、とりあえずこのパンツからして」
マルコの予想
1→女物
2→男物
3→四次元ポケット
>>14
1
マルコ「女物……かな」
ジャン「やはりか」
ジャン「におい的にそんな予感はしていた」
マルコ「いやにおいとかじゃないよ。形状だよ。やめて僕を変態の仲間にしないで!」
ジャン「ちょ、ちょっとまて、形状で女物ってわかるって、お前……」
マルコ「えっいやいやいや違うよ?! 違うからね!?」
ジャン「そうか……俺のダチが変態だったらと焦ったじゃねぇか」
マルコ「それ今の僕の心情」
マルコ「でもただでさえ訓練兵団での生活は物資が少ないんだ。
日用品の下着がなくなったって事は困ってる子がいるのかもね」
ジャン「やめろ、おいやめろばか、あの女子寮に今下着をはかずに眠る女子がいるとか考えるのを今すぐやめろ変態」
マルコ「そっくりそのままお返ししていいのかな」
ジャン「パンツ履かないで寝たら風邪引くだろ。常識だ。ここは直接返しに行くしかねぇよな!」
マルコ「なんでそんなに嬉しそうなの? 行きたいんだね? 行きたいんだ君は」
マルコ「いや見つかったら憲兵団行き逃すどころの問題じゃないと思うけど」
ジャン「お前と言う親友がいてくれて本当に俺は今嬉しいと思っている」肩ガシッ
ジャン「成功を祈っているぜ」
マルコ「僕は君と友情関係を築いてきた事を今この瞬間後悔している」バッ
ジャン「お前はいいと思ってるのかよ! 今下着をつけずに凍えそうな思いをしている女がいる事について何もおもわねぇのか!
お前のそのそばかすは飾りかよ!」
マルコ「君のヅラみたいな髪よりは飾りに見えないとは思う」
マルコ「もう仕方ないな……そうだな、じゃあ」
1→もう一人協力者を呼ぶ
2→3回まわってワンと言ってみる
3→パンツかぶれ
マルコ「おっと忘れてた」
>>18
マルコ「ひどい間違いをしてしまった…」
>>20
3
マルコ「じゃあジャン、パンツかぶろうか」
ジャン「よしきた」バッ
マルコ「平然とやってのけた?! (嫌がって少しは冷静になると思ったのに!)」
ジャン「フオオオオオオオオミナギッテキタァァァァア!!!
こ、これはまさしく、まごうことなきミカサのオパンチュゥゥゥゥ!!!」
マルコ「落ち着けジャン! 君は今冷静じゃない!冷静じゃないぞ!」
ジャン「ヒャッハァァァァァ!!! ミカサのオパンチュイイニオイスルゼェェェェ!!!」スーハースーハー
マルコ「ど、どうしたものかなこれは!! 一体どうしたらいいのかなこれ!!」
>>22
キースを呼ぶ
マルコ「(これはもうどうにもできない!)」
マルコ「(これと友人とバレたら明日から僕が終わる)」
マルコ「教官! きょうかぁぁぁん!! ジャンくんがパンツかぶってあばれてますー!!
ジャン「てめぇッ」ドスッ
マルコ「グフォ」
ジャン「俺が憲兵団に行けなくなったらどうしてくれるんだよ! それでも俺の親友か!」
マルコ「(パンツ被りながらなにいってんのこの人……)」
ジャン「しかし冷静にはなったぜ……俺は一体どうしちまったんだ……」
マルコ「天性の何かを感じたけどね……とりあえずパンツは取ろうか」
(パンツ取り)
ジャン「女子のパンツすごいぞマルコ。その効力と言ったらまさに……神」
マルコ「君は少し黙った方がいいかもしれない。これ以上君(ジャン・キルシュタイン)を嫌いにさせないでくれ……」
ジャン「でも俺、このパンツを被ったまま全力疾走したらなんだか、神のごとき速さで
持ち主に返せるような気もしないでもない」
マルコ「気のせいもいいところだ、とにかく女子の下着が君にとってとんでもない力を与えるのはわかったから
少し落ち着こうか」
ジャン「(パンツ持って)」スーハースーハー
ジャン「お、おう落ち着いたぜ」キリッ
マルコ「もうツッコミなんて入れない」
マルコ「まあ、返すとしたらやっぱり迅速に返さないといけないからね、
女子寮に侵入したなんてバレたら独房行きだよ……」
ジャン「親友をそんな目に合わせるわけにいかねぇからな」
マルコ「だからなんで僕が行く前提なんだ」
ジャン「やっぱり、さっさと返すには返す相手がはっきりわかってた方がいいだろ」
マルコ「うーん、いやそれは途方もないよ。男子よりは少ないとは言え女子の兵士だってある程度人数いるんだから。
僕としては、うまい事その子の手に渡る方法を考えた方がいいと思う」
ジャン「じゃあ、どっちがいいか聞いてみようぜ」
ジャン
マルコ どっち?
>>27
ジャンが行けば良いと思うジャン
ジャン「パンツを被ってか……」
マルコ「いやまてそれはおかしい」
マルコ「いや、うん、ジャンの意見って事で」
ジャン「俺、パンツ被ったらいける気がする……」ボソボソ
マルコ「(もういっその事それで独房行きになればいいと思うのに、見捨てられない僕のお人よし……)」
マルコ「それじゃあ、一度状況を整理しよう。その下着を拾ったのは夕食の時なんだよね」
ジャン「おう」
マルコ「となると、夕方……すでに洗濯物は片付けられているはずなのに、下着が飛んできた。
と、考えると少しだけ持ち主を絞れるかもしれない」
ジャン「お、そういやそうだな」
ジャン「いやまて、それってあれだ、洗濯物かどうかも怪しくなってくるな」
マルコ「あ、そういえばそうだ」
マルコ「夕方、食事時。食堂には兵士全員が揃っていたはずだ。
あの時にいなかった人がわかれば、何か手がかりになるかもしれない」
マルコ「いや、そもそもその子がこの下着の持ち主って可能性もある」
ジャン「ああ、なるほどな」
マルコ「ちょっと他の人にも聞きに言ってみようか」
マルコ「(うーん、誰がいいだろう)」
104期男子メンバーの中で誰にする?
>>30
ライナー
マルコ「うん、ライナーか。いいね、彼だったらよく周りをみていそうだ」
ジャン「ああ、特にケツの辺りはよく見ているだろうからな」
マルコ「ああ、うん、時々熱烈な視線を感じることはあるよね……男女関係なく」
ジャン「それじゃあライナー連れて来るぜ」シタタタタタタ
マルコ「うん、静かにね」
マルコ「(パンツを被ったジャン……確かにスピードがあがっている。今までに見た事のないような走りだ。
しかし僕の心も同じ速度で君から離れていっているという事実は、まだ隠しておこう……)」
ライナー「おう、どうした。ジャンがなにやらシャレたモン被ってるが」
ライナー「頭がおかしくなっちまったのか」
マルコ「否定する必要もないぐらい事実100%だ」
ジャン「何言ってるのかわからねぇが、とりあえず連れて来た」
ライナー「で? なんだ、聞きたい事って」
ジャン「お前の好きな子って誰?」
ライナー「ヤダーソウイウノチョーハズカシーンデスケドー」キャッキャッ
ジャン「イッチャイナヨー」キャッキャッ
マルコ「帰る」
ジャン「待てよ親友、ちょっとふざけただけだろ」
マルコ「それが……」ゴニョゴニョ
ライナー「パンツ?」
ライナー「夕食の時か。そうだな、いなかった奴……」
ライナー「ああ、そうだ。エレンがいなかった」
マルコ「エレン?」
マルコ「あ、そういえば今日はジャンとエレンの喧嘩がなかったな。
ジャンの用足しがやたらと長かったのもあるけ」ハッ
ジャン「……」
マルコ「(あからさまに目を逸らしている。用足しの間、恐らく下着を拾ったのだろうけど、
その間何かをしていたのだろう。まあ、うん、聞きたくもないのでスルー、スルーだ)」
マルコ「ジャンは確か、僕と食事をしていて……用足しに行った。
その後、食事が終わる直前に帰ってきたよね」
ジャン「おう」
マルコ「と、すると入れ違いかな」
ライナー「ああ、確か最初いなかったんだ。ミカサが探していたから覚えていたんだろうな」
ジャン「アイツ……! 相変わらず羨ましい!」ギリィ
マルコ「いやいや、でもエレンは男だ。ここにあるのは女性ものの下着なんだから、参考にはならないような」
ライナー「ああ、そうだ。そういえばアルミンもいなかった」
ジャン「ハッ まさか」
マルコ「ど、どうしたんだジャン、何か気付いたことが?!」
ジャン「いや、もしかして」
1→エレンが女物はいてた
2→そもそもアルミンが女
3→二人が盗み出した
マルコ「>>37、頼むよ」
1
ジャン「あの死に急ぎ野郎……女物はいてやがったんだ!!!!」
マルコ「な……」
マルコ「なんだってー?!」
ライナー「なるほどな」
マルコ「いやいや?! なるほど、じゃないよ?! え、それはいろいろ、いろいろまずいというか!」
ジャン「ああ、あの野郎……とんでもない変態だぜ……」
マルコ「君にそれを言う資格はない」
マルコ「それにしてもいや、そんな……でもじゃあ、アルミンはどういう関係に?」
ジャン「俺の推理はこうだ」
以下回想……モヤモヤァン
エレン『アルミン、いつもありがとな』
アルミン『気にしないでよ。僕たちは幼馴染なんだから当然の事さ』
エレン『でも、人には言えないよな、まさか俺が……』
エレン『女物の下着を履いて……母さんの事を思い出さないと眠れない、だなんて……』
アルミン『仕方ないよエレン、僕だって母さんを思い出すとすごく切なくなる。
だから母さんと同じ格好をして、下着屋に行く事で気持ちを癒している』
エレン『俺はその下着をはく』
アルミン『ハハッ……僕たち、本当にまさに親友、ってやつだよね』
アルミン『みんな僕の事女の子だと思っていて、その中で下着を買う……ちょっとゾクゾクしちゃったよ』
エレン『ハハ! コイツゥ! 母さんの事関係なく、変態じゃねぇかえ?! このド変態が!
アルミンのホルモンがなんだかおかしくなっちゃったってな!』
アルミン『アハハ! 全然うまくない上に殺意がわいてこの上ないやこの変態!』
アルミン『ほら、そんな事言ってないで早く履いちゃいなよ! おばさんの事、これで思い出して』
エレン『ああ……』
エレン『母さん……』ウルッ
(その時、風が吹いた……)
エレン『なっ』
エレン『母さん?!』
エレン『待ってくれよ母さん! また俺を置いていくのかよ!』
エレン『母さぁぁぁぁん!!!』ウワァァアァ
アルミン『やめるんだエレン!!! あれはおばさんじゃない!』
アルミン『下着をまた買ってきてあげるから』ハアハアハア
エレン『ちくしょう、ちくしょぉぉぉぉ!!!』ダァン
モヤモヤモヤン……
ジャン「こうだ」
マルコ「頭おかしいの?」
ライナー「なるほどな」
マルコ「君もちょっと黙っていてくれないか」
マルコ「いや、どう考えてもおかしいよね。いろいろな意味でおかしいだろ」
ライナー「そうか? すごく納得がいったんだが……」
マルコ「ちょっと君もう帰ってくんない」
マルコ「僕の知っているエレンとアルミンはこんなサイコな連中じゃないよ……
ちょっとおかしいときあるけどこうではないよ……」
ジャン「だが、ないとはいえないだろ」
マルコ「君の世界ではな」
マルコ「でも、食堂からいなくなったとすると確かにこの二人に関係がないとは言い切れない。
話を聞いてみる必要があるな」
ライナー「どちらかを呼んでくるか?」
ライナー「あまりに集まりすぎると教官にばれる可能性がある、そのついでに俺は部屋に帰るぞ」
マルコ「ああ、ありがとうライナー。参考になったよ」
マルコ「それじゃあ」
エレン
アルミン どっち?
>>44
マルコ「おっといけないいけない」
>>46
あるみん
マルコ「うん、そうだね。ジャンもいるし、アルミンの方がちゃんと話を聞けそうだ」
ライナー「おう、じゃあついでに寝込みを襲ってくる」
マルコ「おいやめろ」
ライナー「ちょっと薄目にすればクリスタに見えないこともないしな」ハッハッハ
(そう言ってライナーは去っていった……)
ジャン「アルミン大丈夫なんだろうな、ケツ的な意味で」
マルコ「いや、うん、大丈夫、大丈夫だ、僕は信じている……うん……」
アルミン「ねえ、僕を呼んだのは君達かい?」
マルコ「とりあえずその剣を下ろさないか」
マルコ「(ものすごい睨みつけてる……いつもの穏やかなアルミンじゃない。何があった。しかし聞かないでおこう)」
アルミン「終わっていた……ベルトルトがいなければ僕のいろいろなものがおわっていた……」ブツブツブツ
マルコ「い、いやごめん、ちょっと聞きたい事があったんだ」
アルミン「何?」
ジャン「お前チンチンついてるか?」
アルミン「え? 何? 殴られたい、って?」
マルコ「強くは止めないけど、とりあえず許してあげて、ちょっと今心を病んでるんだ……」
アルミン「し、下着? ええ、ご、ごめん僕はよく知らないなぁ」
マルコ「そうなんだ……エレンとアルミンに関係しているのかと思ったけど」
アルミン「エレンが用を足しに行った後、僕はミカサがあまりに心配するものだからそれを追いかけたんだ。
で、エレンがトイレから出るところに会った」
マルコ「そうか、となると」
ジャン「エレンが出て行って、ミカサが……チッ、心配して、その後アルミンがトイレに行った」
マルコ「その後、ジャンがすれ違いで用足しに行ったって事か」
アルミン「完全にすれ違っていたとなると、やっぱり下着は僕たちに関係ないね」
アルミン「その下着が飛んでくる前には、食堂に向かっていたんだから」
ジャン「なるほどな」
アルミン「そう、だから……ハッ」
マルコ「? アルミン?」
アルミン「い、いや、えっと」
(と、突然、アルミンが動揺し始めた。しかし、一瞬目を逸らすと平静を取り戻す……)
アルミン「いや、なんでもないよ。僕たちにはその事は何も関係ない。
ジャン、その下着はその子に悪いけど捨てて置いた方がいいんじゃないかな?」
ジャン「な、んだと……俺にこの神器を捨てろというのか」
ジャン「俺は明日、成績上位一位になる勢いを持っているというのに」
ジャン「このパンツのお陰で」
アルミン「そ、そうだね、そのパンツ頭につけてることによって逆から数えて一番になれるかもね」
マルコ「まあそうならないとしても明日から僕は君と目線を合わせるのをやめるけど」
アルミン「そ、それじゃ君達、早く部屋に戻った方がいい!
明日も早いんだからね!」タッタッタッタ……
(アルミンはそう言って、立ち去ってしまった……)
マルコ「アルミン?」
マルコ「(なんだか様子がおかしかったぞ?)」
ジャン「捜査は振り出しに戻る、か」
マルコ「いや……」
マルコ「これは、次に話を聞く人物によっては一気に解決する可能性もあるよ」
ジャン「な、なに?! マジか?!」
ジャン「そうか、俺の読みが外れてたか……」
マルコ「うん、君の読みは見当はずれどころか右斜め上をつっきってもう姿が見えないけどね」
ジャン「つまり、アルミンが女だったって事か!!」
マルコ「つまりの意味がわからない」
ジャン「剥いで見ればわかる、そういう事だな?!」ハアハアハア
マルコ「それで君がゲロホモ野郎の肩書きを持ってこの訓練兵団を去る事になっても、僕は今爽やかに見送れそうだ」
ジャン「じゃあ、どういう事だっていうんだよ」
マルコ「簡単な話だ。だが君には少し、辛い話になるかもしれない。
一度整理してみるんだ」
夕食時……
�エレンがいなくなった
�エレンを心配するミカサ
�ミカサに指示されエレンのところへアルミンが行った
�トイレにてエレンとアルミン会う
�そのまま二人は食堂へ
�すれ違いでジャンがトイレへ
�ジャンが帰ってきたのは食事時間が終わるぎりぎりだった
※彼ら以外に部屋を出たものはいない(ライナー談)
マルコ「ジャン、アルミン、ライナー、この三人の中で一人だけ嘘を言った者がいる。
だけど、↑の事に嘘はない」
ジャン「? どこに嘘があったっていうんだよ」
ジャン「俺は嘘なんかついてないぞ」
マルコ「ああ、君はもちろん嘘なんかついていない。さっきから性癖丸出しの君が嘘を言うとは思っていないよ」
ジャン「親友だもんな」
マルコ「それは否定させてもらう」
ジャン「じゃあライナーかアルミン……か?」
マルコ「その二人の内、嘘をつく必要のある方……」
ジャン「つまり」
マルコ「ああ、アルミンだ」
ジャン「アルミンが嘘を言った……? でも、さっきの>>55には嘘がねぇとすると……」
マルコ「彼がついた最大の嘘は」
�エレンと会った事
�ミカサに指示された事
�"パンツ"に関係がないという事
�性別
マルコ「>>58、答えてみてくれ」
マルコ「おっと、>>60 頼むよ」
2
マルコ「うーん、残念ながら僕の予想では>>55に嘘はないんだ」
マルコ「考えてみて欲しい。エレンと会った事、これはアルミンとエレンが一緒に帰ってきた事から嘘ではないとわかる。
そして、ミカサが指示を出している姿はライナーが見ている」
マルコ「簡単な話さ、これら2つの真実からアルミンは"正解"を見つけてしまったんだ」
ジャン「"正解"……?」
マルコ「アルミンがついた最大の嘘、それは"パンツ"に関係がない、という事。
アルミンはいったよね。「僕"たち"は関係ない」と」
マルコ「ある意味、半分は本当さ。アルミンは確かに下着に関係がない。
だが、下着に関係していた人物……それをアルミンは隠した!」
ジャン「アルミンでもない、俺でもない、そうすると」
マルコ「ああ、残されたのは一人だけ」
ジャン・マルコ『エレン!!!』
ジャン「てことは……アイツ……女物の下着を……」ワナワナワナ
マルコ「いやいや、違う、違うからね」
マルコ「だからほら、君には辛い事実になるからさ……謎は解明されないままの方がいいかもしれないんだけど……」
ジャン「い、いやここまできたら気になるだろ!
アイツが履いてたんじゃないってんなら、どんな事があってこんな事になったってんだよ!」
マルコ「だから言ったじゃないか」
マルコ「僕は、君の言う事は全部嘘じゃないと思っている、と」
ジャン「俺が言った事……」
ジャン「俺とお前が親友である事」
マルコ「それが一番疑惑が出てきてるが、それはさておき」
マルコ「君はどうしてそのパンツを被ると最強になれた気がするんだっけ?」
ジャン「え? そりゃミカサのにおいがするか……ら……」
マルコ「そう」
マルコ「嘘はたった一つだけだった。エレンがこの下着に関係ない事、それだけ」
マルコ「その他の事はすべて真実だったんだ!」
マルコ「ミカサはそもそも何を心配していたのだろう。
いくらエレンにべったりで世話を焼いているミカサだって、用を足しに行くぐらいで心配なんかしない」
マルコ「つまり、彼女は別の事を心配していた……いや、そわそわしていた、が正しいかもしれない」
マルコ「この下着の持ち主はミカサで間違いない。変態で気色の悪い君が言うんだから間違いない」
ジャン「ああ、自信がある」
マルコ「(絶交しよ)」
マルコ「つまり、彼女はなくした下着の事でそわそわしていたんだ。最悪下着をつけていなかったかもしれない」
ジャン「なん……だと……」
マルコ「落ち着けジャン、とりあえず鼻血ふいて」
マルコ「そして、その事をエレンに相談した。それでエレンはミカサの下着を探しに行ったんだ」
マルコ「だが見つからない……いつまでも帰らないエレンに、ミカサはアルミンに様子を見てくるように指示した。
この時、アルミンには詳しい事情は話さなかったんだろう」
マルコ「エレンは下着が見つからず、だがアルミンと合流して……」
ジャン「俺がその後トイレに言ったって事か」
ジャン「じゃあ、なんだ? 結局、洗濯ものを干していたら下着が吹っ飛んで、
そのミカサ……デュフゥ……のパンチュ……グフゥ……が俺の顔にあたってぺろぺろされちゃったって事か」
マルコ「君いっぺん地獄みてこいよ」
マルコ「いやでも、うん、たぶん状況から言って……あと、君の変態具合がわからないけど、
洗濯したものというより、使用済みの可能性が高いから……ゴニョゴニョ」
ジャン「?? つまりどういうことだってばよ?」
マルコ「頼む、僕にはこんな辛い事実を教えてやれない……!」
マルコ「この馬面変態野郎に真実を教えてやってくれ、>>69!」
>>66…
ジャン「」
ミカサによるエレンの強制女装プレイに使用した後か……
ジャン「>>71 おい おいまってくれ」
ジャン「うわああぁあぁぁあぁぁぁあぁ!!!!」
ジャン「そんな、そんな、正統派セックチュならともかく、そんな、そんなあああなななななあ」
マルコ「まて!落ち着け! 取り乱しすぎて安価SSのなんたるかを見失ってる君!
>>69が教えてくれてるだろ!」
ジャン「いやだぁぁぁぁあ!!! >>71ぃぃぃやだぁぁぁ!!!」
マルコ「(見てられない……!これが初恋が散る瞬間……!
変態が真実を知る、瞬間……!)」
マルコ「いや君は真実を知るべきだ!! そう、つまりミカサとエレンは」
ジャン「ああああああああぁぁぁ!!」
ジャン「ミカサ、ミカサのオパンチュゥゥゥゥゥ!!!」スーハースーハー!
マルコ「ジャン! やめるんだ! この下着は、この下着は君のじゃない!」
ジャン「イヤダァァァァァ!! ミカサ……ミカサァァァァ!!!!」
マルコ「ジャン……!」
(その時……ジャンは思い出していた……ミカサを思う、あの日々を……)
ミカサ『フウ……』
サシャ『どうしたんですかミカサ(モグモグ』
ミカサ『最近下着がよくなくなる』
サシャ『えっ本当ですか?!』
サシャ『だめですよ〜こんな獣たちの巣窟でそんなもん干してたら盗まれて当然ですって。
私みたいにノーパンで行きましょうよ!』モグモグ
ミカサ『え、いや』
サシャ『実際パンツ足りてないんだったら、たまには仕方ないですよ!』
ジャン『(だ、だめだミカサ、考え直せ……
お前のオパンチュは俺の生きがいなんだ、ノーパンなんてやめろ! 俺は、夢だけじゃ生きていけないんだ!現物がなけりゃ!』
エレン『じゃあないときは俺のパンツはいてればいいじゃん』
ミカサ『それだ』
サシャ『なにこの人たち頭おかしいわぁ……』モグモグ
ジャン『』
ミカサ『!』
サシャ『どうしたんですか、ミカサ』
ミカサ『下着が……私の名前の入った下着がたくさんおいてある』
(食堂の机の真ん中には、こんもり詰まれた下着が……)
ジャン『(ミカサ……いつもすまねぇ。この前の給料でたんまり買っておいた。
だからいくらでも履いてくれ。そして俺に夢を……くれ)』
サシャ『わあ、よかったですねミカサ!一年分はありますよ!
これで盗まれても問題ないじゃないですか!』
ミカサ『うん、エレンに破かれても問題ない』
エレン『お前が破くの間違いだろ、一枚くれよ』
ミカサ『仕方ない、この前貸してくれたから』
サシャ『ですからノーパンやりましょうて』モグモグ
ジャン『』
ジャン「おれは……ただ……」
ジャン「ミカサを……好きでいるだけ……では物足りなかったから……」
ジャン「そのオパンチュに思いを馳せながら……ぺろぺろする……」
ジャン「それだけで、よかったんだ……」
マルコ「ジャン……」
マルコ「てめぇみたいなクソヤロウ、始めてみたよ……」
ジャン「マルコ、それでも俺と友達でいてくれるっていうのかよ……」
マルコ「頭おかしいのか、いや、それはもうわかってたけど……
リアル犯罪者ここにありきだよ……驚きだよ……」
(どこからか飛んできた一枚のパンツ……)
(それは、一つの恋を打ち砕くきっかけとなり……)
(日常的に行われていたと思われる犯罪が暴かれる、きっかけとなった……)
(その後、ジャンは全てを告白したものの、特にエレンとミカサに気にされることなく……)
(「パンツでオナニーとか悲しい奴だな、死ねよ童貞!」と爽やかな顔でエレンに言い放たれるジャンの姿がそこにあった……)
(そもそもミカサにはジャンの姿が見えてなかった……)
マルコ「だが、変わった事が一つあったんだ。それだけをここに書き残しておこうと思う」
マルコ「ジャンは変わった。いや、本質的なものは変わっていない。
奴は変態だ。だが、恋に破れたことにより本物の変態へと変わった」
マルコ「ほら、あそこに見えるだろ。あの憲兵団を目指していたジャンが、今や人類最強と呼ばれるリヴァイ兵士長を追いやる勢いで
活躍しているんだ」
マルコ「彼の思い出と、悲しみ、そして怒り、全ての変態力の証のパンツを顔に被り飛び回るその姿に、
皆恐れおののく」
マルコ「人は彼をこう呼ぶ…… "パンツ・ストライカージャン"ってね……」
ジャン「ミカサノォォォォォ オパンチュゥゥゥゥ!! オッキシチャウヨォォォォ!!」
エレン「なんだあれキモチワルッ 俺巨人側に回るわ」
ミカサ「私はエレンに……どこまでもついていく」
終わり
パンツ拾うところしか考えてなかったのにここまでこれたのは皆さんが変態だからだと思います。
ありがとうございます。 リヴァイ「30越えてもセックスしなかったら人類最強になった」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370111857/) こっちが初投稿、二本目でしたー!
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