騎士長「騎士道において、遅刻は厳禁だと何度言えば分かる!」
騎士「娘が『パパ行かないでー』と泣くもんですから」
騎士長「貴様は独身だろうが」
騎士長「・・・もういい、貴様はクビだ」
騎士「えっ」
騎士長「今までは多目に見ていたが、もう限界だ」
騎士「待ってください、クビは困ります!」
騎士長「貴様の腕があれば上位ギルドに所属できるだろう。精々頑張れ」
騎士「そんな・・・」
ーーー上位ギルド・入団試験ーーー
試験官「元騎士ですか。どうして騎士をお辞めになったのですか?」
剣士「その・・・もう少しノンビリと過ごしたいと思いまして」
試験官「ほう」
剣士「騎士としての私は、来る日も来る日も忙しい日々を送っていました。それに嫌気が差したんです」
試験官「なるほど。確かに騎士となれば毎日お忙しいことでしょう」
試験官「分かりました。これからは仲間として共に励みましょう」
剣士「はい!よろしくお願いします」
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