剣士「エルフが相棒になりました」(4)

騎士長「騎士道において、遅刻は厳禁だと何度言えば分かる!」

騎士「娘が『パパ行かないでー』と泣くもんですから」

騎士長「貴様は独身だろうが」

騎士長「・・・もういい、貴様はクビだ」

騎士「えっ」

騎士長「今までは多目に見ていたが、もう限界だ」

騎士「待ってください、クビは困ります!」

騎士長「貴様の腕があれば上位ギルドに所属できるだろう。精々頑張れ」

騎士「そんな・・・」

ーーー上位ギルド・入団試験ーーー

試験官「元騎士ですか。どうして騎士をお辞めになったのですか?」

剣士「その・・・もう少しノンビリと過ごしたいと思いまして」

試験官「ほう」

剣士「騎士としての私は、来る日も来る日も忙しい日々を送っていました。それに嫌気が差したんです」

試験官「なるほど。確かに騎士となれば毎日お忙しいことでしょう」

試験官「分かりました。これからは仲間として共に励みましょう」

剣士「はい!よろしくお願いします」

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