渋谷凛「プロデューサーさん」 モバP「え?」 (202)

佐久間まゆ「触らないでくださいねぇ」 モバP「え」
佐久間まゆ「触らないでくださいねぇ」 モバP「え」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370256404/)

↑このSSを一部引き継いでいます。



目を通して頂けると分かるのですが、とくに胃の痛くなる展開にはなりませんので、安心してお読みください。
それと、一部地の文が入ります。予め、ご了承ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370525890

P「……」

P「お、おう。どうした?」

凛「…」ハァ

凛「どうしたもなにもないです。近いです」

P「へ?」

凛「距離をもっと取ってください。……臭うし」ボソ

P「……」ヒクッ

P「え、えっと、……なにか、あったのか?」

凛「…なにかですか」

P「う、うん。…その…なんだか機嫌が悪そうに見えるし、口調もいつもと違うし…」

凛「…………」

凛「いえ。私はいつも通りですから。気にしないでください」

P「…そ、そうか」

凛「はい」

P「…」ハハ…

凛「近いです」

P「…あ、すんません…」ススス…

P(あれ? 俺はなにか、凛の気に障るようなことをしたんだろうか…)

P(……)

P「……ふぅ」

凛「あの」

P「! な、なんだ?」

凛「……鼻息荒いです。気持ち悪い」

P「あ、…ご、ごめんな」

凛「…」ハァ

凛「プロデューサーさんって謝ってばかりですね。いい大人が、年下の担当アイドルに頭を下げてばかりで、恥ずかしくないんですか?」

P「…っ」ゾクゾク

P「…す、すまん。な、…なんだか情けないな、俺…」ハハ…

凛「はい。全くです」

P「…」

P(ど、毒舌凛か…これやばいな…ぞくぞくする)ブル

凛「…」クス

P「?」ビク

凛「今日はプロデューサーさんが現場まで送ってくれるんですよね?」

P「あ、ああ」

凛「じゃあこれ」コト

P「? これは…」

凛「香水とブレスケアです」

P「…………」

凛「社会人ですから。そういうところも気を配ってくださいね」

P「……」

P「どうも、ありがとう」

凛「いえ。…べつにあなたのためじゃないですし。車だと耐えられないんだもん」ボソ

P「……くぅっ…」ビクン

P「じ、じゃあ…そろそろ行くか」

凛「はい」

P「……な、なあ」

凛「なんですか?」

P「…えっと…き、今日も仕事、頑張って行こうな!」

凛「…」ニコ

凛「もちろんです」

P「お、おう!」

凛「というか行くまでが一番辛いですし。むしろお仕事が待ち遠しいです」

P「…おう…」

P「…そ、そっか。じゃあ平気だな!」

凛「はい」

P「…うん…」

P「……。ははっ…」

ブウウン…



凛「…」

P「…」

P(…気まずい…)

P(というか凛はいったいどうしちゃったんだ? い、いや、正直ご褒美だから理由とかどうでもいいんだけど…)

P「…」チラ

凛「…」

凛「…」チッ

P「…」

P(舌打ちされた…ミラー越しで見ただけなのに…)グス

P「そ、そうだ。なあ」

凛「…、あの」

P「お、おう。なんだ?」

凛「口を開くなら窓開けてください」

P「……うん」ウィーン…

凛「…で…なんです?」ハァー…

P(長い溜息…地味にぐさっと来る…)

P「え、えっと…昼食はどうする? たぶん、向こうで弁当は出してくれるけど——」

凛「困ったら飯の話しかできねぇのかよコイツ」ボソ

P(あ、これが一番傷つくわ)グフッ

凛「お弁当で大丈夫です」

P「そ、そっか」

P「…えと、俺も昼飯食べちゃいたいんだけど——コンビニ寄って行ってもいいかな? で、よかったら控室で一緒に——」

凛「車で摂ればいいですよね?」

P「……」

P「そうだね」

凛「はい」

キッ


P「す、すぐ戻るから」

凛「…」

P「…」

P「な、なにか飲みものでも——」

凛「必要ありません」

P「…そうですか」

凛「…早くしてくださいよ…いちいちこっちの様子伺ってばかりで、本当にとろいんだから…」ハァ

P「…ご、ごめんな」

凛「謝れば済むと思っていますか? というか、そういう趣旨の話はさっきしましたよね?」

P「……ハイ」

凛「さっさとしてください」

P「……ハイ…」

トボトボ

凛「……」

P「…はあ」ガサ

P(嬉しい反面…普通に悲しい…)

P「…ホント、俺なんか凛に嫌われるようなこと…しちゃったのかなぁ…」

P「…」

P「早く、戻らなきゃ」ガサ

P「待たせてごめんな」

凛「…」フイ

P「…」ハハ…

P「す、すぐ出すから」

凛「…」

P「…」

P(…辛い)ハァ

キッ


P「…着いたぞ」

凛「はい」

ガチャ   タッ

凛「どうも、ありがとうございました」ペコ

P(すげぇ丁寧なお辞儀…逆に、気を遣われている、ようで…)ズキ

P「が、頑張ってな」

凛「あなたに言われなくても分かっています」

P「……だよな」

凛「はい」

凛「では」

スタスタ

P「…」

P「…な、なあ!」

凛「…」ピタ

凛「…。なんですか?」

P「あ、と…その」

P「こ、これ。のどにいいんだって。お、俺には、こんなことしかできないからさ…」

凛「…」

P「よかったら、食後にでも飲んでくれよ」

凛「……」

パシッ

凛「お気遣い、ありがとうございます」ペコ

P「お、おう」

凛「…では」スタスタ

P「…が、頑張ってなー!」

凛「…」スタスタ

P「…」ホッ

P「これでほんの少しくらいは——凛のために、なにかできたかな…はは」

P「……よし。気に病んでばかりじゃ、やってられないしな! 飯食って、次の現場に——」



ガコンッ!!  バシャッ



P「」ビクッ

P「…な、なんだ、今の音…」

P「?」





P「……あ……お、俺が凛に渡したジュース……中身がばら撒かれて…」

P「……はは、は…」

P「だ、ダメじゃないか…凛ってば……ご、ゴミを、ポイ捨てしたりしたら…」


ヒョイ


P「……そ、そうだよな」

P「…俺が渡した飲みものなんて……の、飲めやしないよな…」

P「……あれ、なんだろ……なんで、俺、こ、こんなことで…」


ゴシゴシ


P「……けほっ」

P「…」ハア…

P「……飯……食べるか」

ガチャ


ドサッ



P「…」モグモグ

P(…ずいぶん…塩の効いたおにぎりだな…)

P「……はあ…」モグモグ


コンコン


P「?」モグ

ガチャ

凛「ねえ」

P「んっ」ゴクン

P「けほっ…り、凛?」


スッ







運転席のドアを開けたのは、俺ではなく外にいる凛の方だ。


彼女は下がスカートであることを気にも留めず、素早く太腿を上げ片膝を座席の隅につき、——一度くすりと笑いを零し、俺の耳元でこう呟いた。



「プロデューサーって、こういうの好きなんだ?」



我ながら間抜けな声が漏れた。


凛の吐息に蕩けるうちに、彼女はすっと車外に身を引く。


……何とも言えないじれったい気持ちを抱え、しばらく呆然としてしまう。

我に返ったのは、再び凛に声を投げられてようやくのことだった。
その頃には、すでに彼女は暗い駐車場の、ずいぶん向こうにいた。



「ごめんね! 今度はもっと、優しくしてあげるね!」



さっきまでとは打って変わって快活に声を張り——満面の笑みを残して、
彼女はくるりと身を翻し、軽い足取りでテレビ局の方へと向かって行った。


…………途轍もない疲労感とともに再び我を取り戻し、ぐったりシートに身を沈めたのは、彼女の後姿が建物の中に消えてなおしばらくしてからだった。







P「……」

P「ふう」

P「……とりあえず…事務所、帰るか。あ、いや…」

P「……パンツ買って帰ろう」

☆おまけ



ウィーン…

凛「…」

凛(……だ、大丈夫だったよね? プロデューサー、ああいうの好きなんだよね!?)

凛「……こっちの胃が痛くなっちゃったよ…」ハァ

凛「…あとで、死ぬほど謝ろう」ウン




———渋谷凛編 おわり

うーんこの慣れない地の文。
邪魔だったら言ってください、やめます。


もし罵って欲しいアイドルがいたら書きます。
とくにいなかったら、一応、さっちゃんまでは書こうと思ってるのでそれでおしまいです。


ではまた投下時、よかったら、見てみてください。



リクできるなら、仁奈ちゃんお願いします

変態が多いみたいでなによりなんだ!
いきなりニナチャーンとかど変態だな!(歓喜


とりあえず、>>22-27 は把握です。
のんびりになると思うので、それは許してください。
とりあえずさっちゃん書いてくる。

ガチャ


P「戻りましたー」

幸子「? あ、プロデューサーさん。お帰りなさい」

P「お、幸子か。お疲れさま。今日もカワイイな!」

幸子「…」ジト

P「…。あ、あれ?」

幸子「……なんですか、いきなり…セクハラですよ?」

P「……え、え?」

P「…さ、幸子?」

幸子「あー」

P「え?」

幸子「名前呼びはやめて頂けると嬉しいですね。
    ボクには、あなたのような方にも仕方なく呼んで頂くために、輿水という名字があるんです」

幸子「…まあ、できれば名字でも呼んで欲しくないんですけど…」

P「……」

P(最初はいつものように敬語かと思ったけれど…)

P(よく聞くと、いつもと少し違う)

幸子「聞いてますか? プロデューサーさん」

P「ん?」

P「あ、ご、ごめん。ちょっとぼーっとしちゃってたよ…」ハハ…

幸子「…」ハァ

幸子「アイドルとの意思疎通も仕事なんです。いいですか? ひょっとして、ボクが年下だからって舐めてませんか?」

P「そ、そんなこと…」

幸子「ふん。どうでしょうね」

幸子「…ボクだって、好きで話をしているわけではないんです。というか嫌ですけど」

P(直球だ)

幸子「仕方ないので。仕事ですからね、プロデューサーとのコミュニケーションも」

P「……うん」

幸子「まあ…そんなことは、どうでもいいんです」

幸子「それより、このあとのお仕事のことですが」

P「お、おう。今日は俺が送って行くって話だったよな」

幸子「タクシーで行くことにしました」

P「……え?」

幸子「プロデューサーさんの運転はとろ……こほん。えっと、タクシーの方が早いかと思って。その方が、プロデューサーさんの負担も減るでしょうし」

P(分かり易い取り繕い方だなぁ……。この方が傷つく…)ハア

P「…べつに俺は、アイドルのみんなの送迎を負担だなんて思ってないぞ」

幸子「そうですか?」

P「あ、ああ」

幸子「では、あの書類の山はなんでしょう」

P「? え…」


ドサ


P「うわ、な、なんだこの量…」

幸子「…ひょっとして、今になって気がついたんですか?」

P「あ、いや…」

幸子「朝一番にチェックすべきことだったと思いますけど。たしかにボクらの送迎も大事ですが、デスクワークを疎かにしていいとは思いませんね」

P「そ、そんなつもりじゃ…」

幸子「つもりかどうかなんて聞いてないんですよ」

P「ひっ」ビクッ

幸子「…ただでさえ、プロデューサーさんは仕事が遅いんですから…」ハア

幸子「けれど、それならそれなりの対処があると思います。いまなにをすべきかを見極めるなり」

P「……はい」

幸子「…」ハア

幸子「…ひょっとして、アイドルの送迎に——なにか下心をもっていたりはしませんか?」

P「! そ、そんなわけ——」

幸子「どうでしょうね」

幸子「まあボクはカワイイですからね。気持ちは分かります」

幸子「ですがボクは、あなたにだけは——カワイイと言われたくありませんね。気分が悪くなるんですよ」

P「……っ」ズキ

P(…や、ば…いまの台詞はちょっと…)ズキズキ

P「…ふぐっ…」

幸子「うわみっともない…ちょっとやめてくださいよ。背広姿の男性の泣く姿なんて、見れたものじゃありませんよ」

P「……う、うん、ごめ…」

幸子「……」ハア

幸子「…」モジ

P「……えぐ…」グス

幸子「……」モジモジ

P「…」グス

幸子「……ああああああああ!」

P「!」ビクッ

幸子「ご、ごめんなさい! し、正直、な、泣いちゃうとは思わなくて…!」

P「……へ?」グス

幸子「は、はい。ハンカチです。これで拭いてください!」

幸子「というかもうボクが拭いてあげますから!」ゴシゴシ

P「…」ポカン

P「…あ、ありがとう…」ゴシゴシ

幸子「…」ホッ…

P「……はは…」

幸子「? な、なに笑っているんです?」

P「い、いや…幸子に本当に嫌われちゃったんじゃないかと思ってさ…」

P「け、けど、ほっとした。やっぱり幸子は優しいな」ニコ

幸子「…!」ドキ

幸子(やば、プロデューサーさんの泣き笑い……す、すごく、いいです!)ゾクゾクッ

P「……けほ」

幸子「落ち着きましたか?」

P「う、うん。ごめんな」

幸子「い、いえ…正直、ボクも言い過ぎました。本当にごめんなさい」ペコ

P「…ホントだよ…幸子にあそこまで言われると、俺…」ショボン

幸子「あーあー! ご、ごめんなさいってば!」

P「…冗談だ」ニコ

幸子「…も、もう!」

幸子「…と、ボクはそろそろ行かないといけませんね!」

P「あ、もうそんな時間か。送ってくよ」

幸子「いえ…そんな顔のプロデューサーさんを外に連れ出すわけにはいきません」

P「あ…」

P「そ、そうだな。ごめんよ」

幸子「いえ。謝るのはボクの方です」

幸子「ところで、…」

P「ん?」



ボソッ



幸子「攻めるボクも素敵でしたか?」

P「…っ」ゾクゾクッ

P「あ、…ああ。うん……」

幸子「…ふふ♪」

幸子「そうですか! まあボクは、なにをしてもカワイイですからね!」


タタッ

幸子「では、行ってきます!」パッ

P「おう」

P「…なあ、幸子」

幸子「? なんですか?」クルッ

P「さっきのお前は…その、…す、すごく、可愛かったぞ」

幸子「…」

幸子「…」クス

幸子「当然です! ボクはカワイイですからね!」

幸子「…それにしても…やっぱり、プロデューサーさんの言ってくれるカワイイが一番ですね」ボソッ

P「? なにか言ったか?」

幸子「なんでもありません。それでは!」


ガチャ

——バタン



———輿水幸子編 おわり

たくさんリクどもですん。


(敬称略)↓
仁奈、藍子、きらり、志乃、礼子、奏、美嘉、美優、聖來、加蓮、奈緒、ありす


とりあえずこの子たちはやります。漏れはないかな。
もしここまでやって余裕があれば、またリク取りますね。

今日は仁奈までやりたいです。

他のリク有りなスレの速度は人間じゃねえと思いながら見てますので…のんびりお付き合い頂けると嬉しいです…。

乙 別に全然期待してないけど気長にのんびり待ってるもんげ!

ちひろ「へ? ああ、その書類の山は冗談ですよー。小道具みたいなものです」

P「……あー…そ、そうですよね…よかったぁ…」ホッ

ちひろ「以前、まゆちゃんとお楽しみだったみたいじゃないですか?」

P「う」

ちひろ「ふふ」

P「……なるほど、それで他のアイドルが真似を…」

ちひろ「どMなプロデューサーさんが悪いんだと思いますよー」

P「…そんな直球に言わんでください…」

ちひろ「えー? でも…」

P「?」

ちひろ「プロデューサーさんって本当にお仕事遅いですよね♪ このお給料泥棒っ」ボソ

P「…っ!?」ビクッ

ちひろ「…このくらいの冗談でも、反応しちゃうんですもんね?」クスクス

P「……」ハア

P(いや、異性に——それもアイドルに、耳元で囁かれて反応しない男は嘘です。偽です)

P「…か、からかわないでくださいよ」

ちひろ「ごめんなさい」テヘ

ちひろ「まあそんなわけで——気をつけてくださいね」

P「は?」

ちひろ「他のアイドルの子たちも、真似するんじゃないかなーなんて」

P「……」

P(胃、持つかな…)キリキリ

一応こういう話なんだよということで。


すいません、やっぱ今日はここまでにします。また次回。
次は仁奈ちゃんからですね。

>>48 つまらんかったかね…すまんな…。

ガチャ


仁奈「ばとーの気持ちになるですよ!」

P「?」

ちひろ「仁奈ちゃん、おはよう」

仁奈「はい! おはようごぜーます!」

P「で、なんだって?」

仁奈「今日、仁奈はプロデューサーをばとーしやがります!」

P「??」

ちひろ「罵倒じゃないですか?」

P「ああ、罵倒」

仁奈「ばとーですよ」コクン

P「…」ホッ

P(……ほっとしたような、ちょっぴり残念なような…)

P(この様子だと、それほど酷いことは言われなさそうだ)

仁奈「覚悟しやがるですよ!」

P「おう」

仁奈「プロデューサーののろま!」

P「…」

仁奈「プロデューサーの変態!」

P「…」

仁奈「え、えと」

P(つまるのはやっ)

ちひろ(…仁奈ちゃんの天使っぷりが再確認できるわね…)

仁奈「プロデューサーのロリ○ン!」

P「あ、それはわりと傷つく」

仁奈「本当でごぜーますか!? わーい!」ピョンピョン

P(ほっこりした)

ちひろ(ですね)

仁奈「…えへへ…これでプロデューサーは、仁奈をもっと好きになりやがりましたか!?」

P「……うーん。罵倒としてはいまいちかな…」

仁奈「ええ!?」ガーン

ちひろ(いやそうかもしれませんけど…べつに言わなくても…)

P(正直仁奈にもしっかり罵倒されてみたいんですよ)

ちひろ(変態ですねぇ)

P(ありがとうございます)

仁奈「…あう…どうすればいーでごぜーますか…?」

P「……そうだなあ」

P「……」キョロキョロ

P「よし。ちょっと待ってろ」

仁奈「? は、はい」

ちひろ「?」

P「えっと…これと、これ、で…」ヨシ

P「仁奈。ほらこれ」

仁奈「それは仁奈のキグルミでごぜーますね!」

P「うん」

ちひろ「? 左手には…コーヒーカップ?」

P「です」

ちひろ「…」

ちひろ「…えっぷ、プロデューサーさん、まさか…」

仁奈「?」

P「そのまさかです…」

P(…さすがに…緊張するな)ドキ

P(だが! 俺は罵られるためにはこんなことでは怯まない!)


ボタボタボタ…



仁奈「…」

ちひろ(……うわぁ…)

P「……」

仁奈「……」

P「…」

P「ち、ちひろさん。やりすぎましたかね…」ボソ

ちひろ「分かってるのなら初めからよしてくださいよ…わ、私は知りませんからね」

P「え、ええ。それはまあ——」

仁奈「プロデューサー(低音)」

P(声低っ)ビクッ

P「は、はい」

仁奈「……」キョロ

仁奈「ちひろおねーさん。コーヒーはごぜーますか?」

ちひろ「…え、ええ。私の飲みかけなら…」

仁奈「貸して欲しいですよ」

P(…あー、これはやばい、絶対、やばい)

ちひろ「ど、どうぞ」スッ

仁奈「ありがとうごぜーます」

仁奈「…」クル

P「…」ビクッ

仁奈「…」ニコ



バシャッ

P「……」ボタボタ…

ちひろ(うっわ…あ、頭からかけるのかと思ったら…真正面から…)

仁奈「少しは、汚されたキグルミの気持ちが分かりやがりましたか?」ニコ

P「…………はい」

仁奈「えへへ。そうでごぜーますか」

仁奈「プロデューサーみたいな鈍感で、人の痛みの分からない、毛玉みたいな——」

仁奈「毛玉以下の方には。こうでもしないと、分かんねーでごぜーますよね」

P「……です」

仁奈「でも、きっとまだ足りねーですよ」

P「…へ?」

ベチャ


仁奈「これ。着やがるといーですよ」


ボタ…ボタ…


ちひろ(え、それって…さっきプロデューサーさんがコーヒーを零した…)

P「……これ…着るの…?」

仁奈「いやですか?」

P「…いや、嫌っていうか、…」

仁奈「あ、ごめんなさいですよ。プロデューサーの意志はどうでもよかったでごぜーます。着ろ」ニッコリ

P(口調の違和感がマックスです!)

仁奈「聞いてやがりますか?」ベタッ

P「うぐ!? …は、はい…、わ、分かりました。…着させて頂きます」モゾ

仁奈「……」

仁奈「…」ハッ

仁奈「も、もういいですよ! ごめんでごぜーます! や、やりすぎたですよ!」

P「……」ボタ…ボタ…

P「…こちらこそ…本当に、すいませんでしたぁ…!」

仁奈「あ、わ、いいえいえ! に、仁奈こそですよー!」

ちひろ(謝り合戦が始まったわ…)



———市原仁奈編 おわり

ニナチャーンまでなんとか。
今度こそ、また明日とかでごぜーますよー。

あと、フォローすまんなー面白く書けるよう頑張るやでー。

罵り9に対して最後のフォロー1ぐらいだから読んでて不快だな
最初のまゆぐらいが丁度良かった
今はただMっていう言葉を盾にPを虐めるだけのssになってる気がするわ

http://i.imgur.com/ZeymXSp.jpg
http://i.imgur.com/BbG505a.jpg
渋谷凛(15)

http://i.imgur.com/U7kVCbB.jpg
http://i.imgur.com/5css2Og.jpg
輿水幸子(14)

http://i.imgur.com/hWQ2bW7.jpg
http://i.imgur.com/NqakQfW.jpg
市原仁奈(9)

藍子「というわけで、私も挑戦してみようと思うんです」

P「はい」

P「…えっ藍子が?」

藍子「は、はい」

P「…」ジッ

藍子「…?」

P(正直、藍子に罵られるのは想像し辛いんだが…)

P(……仁奈の先例があるしな…)ハア

ちひろ「あれはプロデューサーさんがやり過ぎただけです」

P「は、反省してます」

藍子「??」

藍子「じゃあ行きますね?」

P「あ、はい」

P(て、え? そんな準備万端な感じで来るもんなのか?)

藍子「…」ニコ

P「」ビクッ

スゥ…

藍子「私、プロデューサーさんと一緒にいたくありません」

P「……」

P(…ストレートな中傷もい……、傷つくな)

ちひろ(いまよこしまなこと考えませんでした?)

P(き、気のせいです)

藍子「だって——プロデューサーといると」

藍子「……こう、落ち着かないんですよね…私、もっとみんなで、笑顔でのんびりいたいのに…」

藍子「自分ばっかり嬉しくなっちゃって……」

P「…」

P(ん、これは罵倒なのか?)

藍子「なので、もう二度と顔を見せないで欲しいです」

藍子「私の時間を、邪魔しないでもらえますか?」

P「……」

P(ちひろさん、これって半分こくは——)

ちひろ(ち、違いますから。勘違いしないでください)

P(あ、はい)

藍子「……なんて」ニコ

藍子「ど、どうですか? 私にも、罵倒、できてましたか?」ドキドキ

P「……」

P「…うん。できてない、ことはないな」

藍子「あ、本当ですか? ふふ、やったー」ニコニコ

藍子「じゃあこれで、プロデューサーさんにも喜んでもらえましたか?」

P「…」

P(そっか。みんな一応、俺の性格を知って——…)

P(……複雑な気分だな)ハハ…

藍子「プロデューサーさん?」ニコニコ

P「へ? あ、ああ。うん。…ええっと、…俺のために、ありがとな」ナデナデ

藍子「あ、…」

藍子「えへへ//」

ちひろ(普通に親愛度が上がるイベントでしたね)

P(……ですね)ナデナデ

藍子「あう」

藍子「ぷ、プロデューサーさん。お団子はぐりぐりしないでくださいよー…」

P「えい」グリ

藍子「あうぁー」



———高森藍子編 おわり

>>69-70
感想ありがとう。
全員罵倒→フォローだとどうしても長くなるので、…その結果が罵倒の比重が大きくなる、って感じでした。
不快だという意見もごもっともです。

で、藍子編はプロトタイプってことでどうかな。
これだと、単純に罵倒云々が「アイドルの天使っぷりを確認する」行為になります。

こういう方向がいいと思うでー、とか、またレスがあると参考にして修正して行きます。

これはpじゃなくて>>1がMなのか?
っていうか面白いよww続きはよwwww

>>82 嗜む程度です。

では、再度リクを取らせてください。
ガチ罵倒か天使モードかを併記してもらえば、それに合わせて書きます。

一度取ったところで申し訳ないです。
とりあえず、↓+1-4 でお願いします。


それと私はドMですが、あくまでアイドルは「ドMであるPに喜んでもらうため」にやっている設定です。基本はみんな天使です。
決して特定のアイドルを貶めようつもりはありません。
不快に思われた方、大変申し訳ないです。

加蓮 天使モードで

全員Coじゃねえか!!!1



のあさんのガチガチガチ罵倒見たかったなー(チラッチラッ


☆天使モード  北条加蓮


加蓮「凛に聞いたよ」バンッ

P「うお、加蓮か」

加蓮「プロデューサー、変態なんだって」

P「…………。ち、違うぞ?」

ちひろ「ずいぶん間がありましたね」

P「そこ! うるさいですよ!」

加蓮「…」ジト

P「う…」

加蓮「…」クス

P「」ビクッ

加蓮「安心して。優しくしてあげるから」クスクス

P「…」ハハ…

P「お、お手柔らかに…頼むよ」

加蓮「任せて」

加蓮「…それで、えっと…」

加蓮「罵ればいいんだっけ? ちょっとよく分かんないなぁ…」

P「そうか? ほら。俺のことを路傍の石だと思って!」ハアハア

ちひろ(……この人大丈夫かしら…)

加蓮「…ろ、路傍の小石に罵る人ってあんまいないと思うけど…」

P「うーむ」

P「…じゃあそうだな、こういうのはどうだ?」

加蓮「なに?」

P「俺と初めて会ったころの、加蓮のことを、思い出してみるとか」

加蓮「……Pさんに、初めて会ったころの、私?」

P「うん」

加蓮「……」

加蓮「ち、ちょっと。それってどういう意味?」

P「いやー、あのころの加蓮は本当に冷めて——」

加蓮「や、やめて。言わないでいいから//」グイ

P「モガガ」

加蓮「と、というか、さすがに罵ったりした覚えはないし…」ゼェ

P「そうだっけ?」

加蓮「ないから」ギロ

P「ごめんなさい」

加蓮「……、でも…なるほど。あのころの気持ちで、ね」

P「ああ。どうだ?」

加蓮「……」

ゾク

P(な、なんか若干、雰囲気が変わったような——)

加蓮「プロデューサー」

P「は、はい」ビクッ

加蓮「……」ハア

加蓮「正直……アタシさ、けっこう我慢してたんだよね」

P「……え? な、なにを?」

加蓮「初めに言ったじゃん? アタシ病弱なんだって。でもプロデューサーはアタシの言うことに聞く耳も持ってくれなかったよね」

加蓮「無理に手掴んで、引き摺って行ってさ」

P「…む、無理になんてことは…」

加蓮「しんどかった。今でもしんどい。全部プロデューサーのせい」

P「……で、でも、そのころの努力があったから——」

P「今の加蓮はとっても輝いている。だろ?」

加蓮「…ふぅん?」

P「」ビクッ

加蓮「はあ」

加蓮「…結果論だよね、それ。アタシが途中で倒れたりしたらどうするつもりだったの?」ジト

P(う、…あの冷たい目っ……!)ゾクゾクッ

P「……え、と……そ、それは…」



ちひろ(…楽しそうだなーあの二人…ドラマ見てるみたい…)ボリボリ

加蓮「…もう知らない」プイ

加蓮「結局、アタシのことなんにも考えてないじゃん」

加蓮「…それでよく、アタシを「きっとアイドルにする」なんて言うよね。言えたよね」

P「……か、加蓮…」

加蓮「——そんなんでよく、アタシのプロデューサーを——」

P「加蓮!」

加蓮「」ビクッ

加蓮「……へ…な、なに?」

P「も、もう…いいよ。だって加蓮、お前…」

P「泣いてるじゃないか」

加蓮「……え?」


ポロポロ


加蓮「…あ……」ボロボロ

加蓮「…あれぇ……わ、私、なんで…」

加蓮「あ、はは…ご、ごめん。やっぱり、冗談でも…」

加蓮「お世話になったPさんに、意地悪なこと言うのなんて——わ、私にはできないみたい…」グス

P「…加蓮…」

加蓮「ご、ごめんね! ほ、ホント……言っていいことと、悪いこと、あるよね…」

加蓮「……私、Pさんに酷いこと…」

P「そんなことないって」


ギュ


加蓮「…あっ……」

加蓮「ぴ、Pさん?」

P「…俺こそ…加蓮のこと、なにも考えずに…「昔の加蓮になれば」なんて言って…」

P「ごめんな。本当に、ごめん…」ギュゥ

加蓮「…ううん」フルフル

加蓮「……で、でも…」

P「ん?」

加蓮「私は——べつに、昔のアタシのことだって、嫌いになったわけじゃないよ…」

加蓮「だってあのころのアタシは、Pさんに巡り合えた、Pさんに見つけてもらえた、すごいやつだからさ」ニコ

P「…うん。そうだな」

おれのロケットも涙流してる…

加蓮「…あ、あはは。二人して泣いちゃって…な、なんか恥ずかしいね」エヘヘ…

加蓮「ち、ちひろさん。なんだかお仕事の邪魔しちゃって…ごめんなさい。もう私、レッスン行くね」

ちひろ「ええ。頑張ってね」ニコ

加蓮「はい」ニコ

P「行ってらっしゃい」

P「あ…なあ、加蓮」

加蓮「ん? なに?」

P「えっと……これからも、頑張ろうな」

加蓮「…うん! もちろん!」



———じゃあねPさん、またあとで!



———北条加蓮編 おわり

以上、加蓮の天使モードでした。
>>84 リクあざす。ご期待に添えてればなによりですが。

次は美優さん→楓さん→奈緒ですね。
で、せっかくなので>>88 のあさんまでをとりあえず。

次は夜か明日です。のんびりお付き合いください。


>>96 ここは発射場ではないので、ご注意ください。

天使天使アンド天使

だが加蓮のガチ罵倒も見たいな〜
ということで次安価あるなら一度出た人の別バージョンもありですか?

見逃してた・・・・・・ブクマしておけばよかった・・・

>>52
・・・・・・ああああああああ!


★罵倒多め  三船美優


ガチャ


美優「…おはようございます」

P「あ、…」

P(今度は美優さんか。——ええっと…)ジッ

美優「?」

P(…いまのところ、様子に変化はないな)

P(というか…美優さんにこそ罵られるってのは…想像し辛いなあ)

美優「…あ、あの…あまりじっと見つめないでください…」

P「あ、失礼しました」ハハ…

P「おはようございます」

美優「はい」ニコ

P「このあと撮影でしたよね。送って行きましょうか」

美優「いいんですか?」

P「ええ」

美優「…いつもすみません……」

美優「本当に、私、プロデューサーさんにはお世話をかけてばかりで…」

P「そ、そんなことはないですよ!」

美優「…そう…ですか?」

P「ええ。アイドルのみんなのために、身を粉にして働くのが、プロデューサーの役目ですからね」

P「それじゃあ美優さん、行きましょうか!」

美優「あ…」

P(美優さんはどうやらいつも通りみたいだ)

P(まあ、…い、いくら俺の性質がばれたところで——みんながみんな、そういう風にしてくれ、…)

P「ごほん」

ちひろ「煩悩はほどほどにしてくださいね」ボソ

P「し、失敬な。そんなこと考えてません」

ちひろ「そうですか」

P「……」ゴホン

P(…そういう風にしてくるとは限らないよな。まして美優さんが、こんなふざけたようなこと——)

P「……って、あれ?」

P(そう言えば…美優さんに“プロデューサー”さんって呼ばれたのは、久し振りな気が…)

美優「あ、あの。“プロデューサー”」

P「は、はい」ビクッ

美優「…そんな、私のこと…美優だなんて呼ばないで」

美優「三船って、呼んでください」ニコ

P「……」

P「あ、はい」

P(なんか始まってた)

美優「なーんて。…ふふっ」

P「っ!」ゾクゾクッ

美優「…凛ちゃんに聞いちゃいました。…私が優しく…変態さんのPさんを、虐めてあげますね…♪」ボソ

P「……ぁっ…ふ」ビクッ

P「…」ハア、…

P「…その……お、お手柔らかに」

美優「…はい」クスクス

P「……」ハハ…

P「じ、じゃあ…ちひろさん。ちょっと出て来ますね」

P「み、…。こほん。三船さん、行きましょうか」

美優「はい」ニコ

ちひろ「いろいろと気をつけてくださいねー」

P「……はい」



パタン

バンッ


ブロロロロ…


P「…」

美優「…」

P「…」

P(当然のように後ろの座席、か……これ、まゆのときもだけど…地味に辛いんだよなぁ…)ズキ

P(い、いかんいかん。こんなことで傷ついていたらドMの名が廃るぞ)ヨシ

P「美優さん。昼食はもう摂って——」

美優「もう…プロデューサーさんったら、三船でいいですよって言ったじゃないですか」

P「……。そうでしたね」

美優「はい」ニコニコ

P(すげぇ楽しそうだ……)ゾクゾク

P(……でも、ほっとような…このくらいなら、その——…ちょっと責められてるってくらいな感じだ)

美優「今日も…以前動物園で着たような衣裳だって、事前に伺ってますけど…」

P「ですね」

美優「あれ…とっても恥ずかしいんですよ?」

P「お似合いだと思いますよ。本当に」

美優「もう。プロデューサーは…本当に、変態さんです。最低です」ベッ

P「はは…」

P(可愛い罵倒だ。舌を出したりする姿も、愛らしいって感じだし)

P(……美優さん可愛いなぁ。子どもが背伸びしてるみたいで)

美優「……もう。…ちゃんと、聞いてますか?」

P「聞いてますよ」ニヤニヤ

美優「…………」

美優「……本当に、愚図な人…」ボソ

P「…? な、なにか言いましたか?」

美優「あっ…い、いえ。なんでも…ないですよ?」ニコ

P「…そ、そうですか」

P(…いま、…物凄く物凄い台詞を聞き逃した気が…)

美優「……プロデューサーは…私を送ってくれたあとは…どうされるんですか?」

P「俺ですか? 今日はそのまま、美優さんの——」


美優「三船と呼んでって言ってるじゃないですか」


P「」ビクッ

P「……あ、あ…ご、ごめんなさい! つ、つい…」

美優「…」ニコ

美優「いいですよ。間違いの……一つや二つ、なんて、よくあることですよね」

P「…は、はい」ハハ…

P(いま背筋に走ったのは……快感だろうか、悪寒だろうか…)

美優「…それで……また、私の撮影に?」

P「ええ。そのつもりです」

P(また?)

美優「…そうですか……はあ」

P「…み…三船さん?」

美優「実は凛ちゃんに、Pさんのことを聞いて…もしかしたらチャンスかもって、思いました」

P「…え?」

美優「さっきから…なんとか遠回しに、本当の気持ち、伝えられるかなって…思っていたんですけど…」

P「な、…なんの話ですか?」

美優「…」




美優「私——」

美優「本当に嫌なんです。プロデューサーとお仕事するの。冗談とかじゃ、なくて」

美優「恥ずかしくて恥ずかしくて——あんな格好嫌だって、何度も言ったのに……」

P「…い、いや、でも、みっ…三船、さんには、すごく似合って——」

美優「だからやめてくださいって。気持ち悪い」

P「…っ!?」ビクッ

P「…み、三船さ…」

美優「……でも、こんなこと真っ直ぐに…伝えることなんて、私にはできないですし…」

美優「…そんな子どもっぽいことも、しちゃいけないし。だれも傷つかないように伝えられたらなって、思ったんですけど…」

P「……」

美優「…着きましたね」

P「…はい」


ガチャ


美優「…撮影には、私一人で行きますね」

P「……はい」

美優「それから」

P「…?」

美優「社長には、もうあなたを私の担当から外して頂けるように…お願いしてありますから」

P「…………え…?」

美優「……。あー…」

美優「…最後くらい、笑って…頭を下げようと思ったんですけど…」

美優「無理でした。ごめんなさい。さようなら」


クルッ


P「…み、美優さん!」


スタスタ…


ピタ…


美優「……」

美優「…プロデューサー」

P「……は、はい」

美優「…私は…前よりもっと、…人に見られるのが、怖くなっちゃいました…全部…プロデューサーのせい、です…」


ポタポタ…


P「…え……み、美優さん、泣いて…」

美優「……」ゴシゴシ

美優「わ、私……あなたのこと、絶対に…ゆ、許さない、…許せないから……お願いだから、もう二度と…顔も見せないで…」

P「……み、美優さん…」

美優「…」ケホッ…

美優「…」フイ



スタスタ…


P「……ぐぅっ…!」

P(…やばい、やばい、泣く……! …い、一日に何回泣けば気が済むんだよ、俺…っ)

P(…でもっ……美優さんは、本当に、俺のことをあんなふうに思って…! 俺はなんてことをっ…)ボロボロ


ポン


P「…………へ?」

美優「…な、なんちゃって…」

P「…………え、…え?」

美優「ご、ごめんなさい…い、言い過ぎちゃいましたか? さ、さっきのも、…冗談ですよ?」

P「…………ああ…」

P「…そう、ですよね……美優さんが、俺にあんなこと言うはず——あっ…」ビクッ

美優「え?」

P「ご、ごめんなさい! お、俺、また名前で呼んじゃって。えっと、み、三船さ——」


ピト


P「むぐ」

美優「……違います。私のことは、ちゃんと美優って…呼んでください…?」ニコ

P「……」

P「美優さーん!」ガバッ

美優「へ…? きゃっ」



———三船美優編 おわり

ガチというか、「多め」ということにしてみました。
手探りでやってますので、またなにかこうがいいというのがあれば。


>>99 大丈夫です。ただ、どれだけ書けるか自体未定なので、できなかったときはごめんなさい。
>>103 どうした!


ここまで凛?→幸子?→仁奈(★★?)→藍子(☆)→加蓮(☆)→美優さん(★)と来て、
次が楓さん(★)→奈緒(☆)→のあさん(★)→? です。


で…よかったら、バランスを取る意味でも、また安価を取らせてください。
今回は「☆天使モード限定」で、↓1-2で、お願いします。

これじゃ美優さん普通に天使モードじゃないですかあああああああ



ふぅ

美優さんはどんなに罵倒してきても天使、はっきりわかんだね



ふぅ・・・(二発目)

>>118 お気に召しましたか…?(小声


リクどうもです。では、

★→楓さん、のあさん
☆→奈緒、薫、泉

で行きます。
展開の都合上順は混ぜるかもしれませんが、ひとまずこの5人で行きます。
次は明日の予定です。

今さらですが乙レス、>>72画像先輩、ありがとうございます!

乙!美優さんよかったよー


ちょつと煽られただけで涙目になるようなメンタルのくせに
>>48
でこんなこと書いてごめんね・・・
正直 その部分を真に受けられるとは思わなくて・・・


☆天使モード 神谷奈緒



P「……ふぅ」

P(美優さんは実に天使だったな)ホクホク

P「さて。事務所に戻るとするか…ん?」


ポツポツ


P「…雨か。予報で言ってたっけな…」


「へへっ。Pさんてば、なんだかここのところお楽しみらしいじゃん?」


P「?」クル

P「……や、奈緒。今日は初めて会ったな」

奈緒「オウ」ニカッ

P「その台詞」

奈緒「ん?」

P「ということは、奈緒も俺を悦ばせてくれるのか?」

奈緒「……Pさん…女子高生にその台詞はどうかと思う…」

P「おいおい。そんな様子だとちっとも俺は興奮しないぞ?」

奈緒「!? ばっ…こ、興奮とか! 変なこと言うんじゃねぇよ!」//

P「はは」

奈緒「…むぅ」

奈緒「はっ。ひょっとしてPさん、あたしには攻めができないとか思って舐めてんのか?」

P「うん」

奈緒「うわムカツクぅ…」

P「ははは」

P(さっきも舐めてかかって痛い目を見たわけだが…)

P(そのあとだったからこそ、美優さんの微笑みには後光が差して見えた。やっぱドMの基本は鞭と飴ですはい)

奈緒「なーんか下らないこと考えてる顔してんなぁ…」

P「む、下らないとは失礼な。崇高な思考を巡らせていただけだ」

奈緒「崇高に対してだけってのも不釣り合いじゃん?」

P「う、うるさいなあ!」

P「いいからほら、俺を罵りに来たんだろ! 早くしろ!」

奈緒(……あたし、本当にこの人に生涯のプロデュースを任せていいのかな…不安になって来た…)

P「ほら!」ハアハア

奈緒「わ、分かったから! 鼻息荒くすんな!」ゲシ

P「ご褒美です! ぐはっ」

奈緒(帰りたくなって来た)

奈緒「くぅ…み、見てろよ…ほら!」


バサッ


P「…」

奈緒「ふふん」

P「…」

P「傘がどうかしたのか?」

奈緒「へへ。いつもならPさんの分の傘も持って来てやるけど——今日はあたしの分しか用意してないんだぞ!」

P「……、ああ、うん」

奈緒「ほら。そのままこっち来て」チョイチョイ

P「……」


サァァアァ——


P「…」

奈緒「濡れただろ」

P「うん」

奈緒「おりゃー」クルクル

P「うぷ」パシャ

奈緒「ぷ、髪ぺったんこ。ダセー。スーツもべしゃべしゃだし。男前が台無しだな。みすぼらしい格好しやがって」ケラケラ

P「……」  サアアアア——…

P「奈緒」

奈緒「おう。これでちったぁ変態の慰めに——」

P「お前はマゾというものを舐めているな」

奈緒「へ?」

P「なんだって? 今日は傘を持って来なかった? いつもは持って来てくれてるってことじゃないか」

奈緒「オ、オウ」

P「そもそもお前、その台詞を言うためにわざわざここに来たのか? 歩いて? 健気か」

奈緒「…」

P「しかも傘くるくるとか。小学生かよ」

奈緒「なっ…//」

P「それで? 男前が台無しだって? 褒めてくれてどうもありがとう」

奈緒「あ、それはちが…」

P「ふざけるな!」

奈緒「!?」ビクッ

P「俺はべつに、お前が、お前たちが天使だということを再確認したいんじゃないんだよ! もっと責めてくれよ! 虐めてください!」

奈緒「なに言い出してんだPさん!?」

P「分かってないのはお前の方だ!」

P「大体、俺、車で来てるし」

奈緒「あ、…そういやそうか…はは」

奈緒「…あー。なんだかあたし、空回ってんな。だめだこんなんじゃ」

P「…」

奈緒「せっかく凛から、Pさんが喜ぶよって聞いて、いつも世話になってばかりだし、恩返しになるかなって——」

奈緒「……ご、ごめんな。あたし不器用でさ、Pさんの期待に答えられなくて…」

P「奈緒」


ポン


奈緒「……Pさん?」

P「…奈緒は優しいからな。いいんだよ、無理なんてしなくて」

P「それに、そんな風に思って、俺のためを思ってしてくれたことだったんだろ? だったらその気持ちを感じただけで嬉しいよ」

P「ありがとな、奈緒」ナデナデ

奈緒「……」

奈緒「…お、…おう。ど、どうってこと、ないよこのくらい…」//

P「そっか」ニコ

P「あ、帰りは送ってやるから、車でゆっくり休むといいぞ」

奈緒「…」エヘヘ

奈緒「へへっ。あたしはPさんと違ってまだ若いから。このくらい平気だし」

P「そうか。じゃあ置いて行こうかな」ガチャ

奈緒「ちょ、冗談! 冗談だからタンマ!」ガチャッ


バタン


P「あ、そうだ奈緒」

奈緒「うん?」ハア…


クル


P「さっきの奈緒の顔、とても可愛かったぞ」

奈緒「…っ!」カアアア//

奈緒「そ、そんなことはいいからぁ…! は、早く前向け! 早く出せよ!」

P「へいへい」



———神谷奈緒編 おわり

順を変えましたが、☆奈緒編でした。
天使というかアホの子? 本家のだれかを思い出した。

☆→薫、泉
★→楓さん、のあさん


次は★で行くと思います。続きはまた夜か明日。

>>124 ぜ、全然気にしてないから(震え声)
よかったらこのあともお付き合いください。

>>!25 ごめんよ…。



>奈緒(……あたし、本当にこの人に生涯のプロデュースを任せていいのかな…不安になって来た…)

ちょっと気が早くないですかねぇ

http://i.imgur.com/pOTrJ2h.jpg
http://i.imgur.com/XOvIucp.jpg
高森藍子(16)

http://i.imgur.com/N2zKvxP.jpg
http://i.imgur.com/zDiAZDZ.jpg
北条加蓮(16)

http://i.imgur.com/mYAPToO.jpg
http://i.imgur.com/01HFCkM.jpg
三船美優(26)

http://i.imgur.com/7I447BO.jpg
http://i.imgur.com/fdQ3AiH.jpg
神谷奈緒(17)


>>135 「(アイドルとしての)生涯」的な意味だよきっと(適当


画像先輩ありがとう!
むしろ夜が仕事だった。のあさん行きます。

奈緒「ありがとな。送ってくれて」

P「いやいや。ついでだから全然構わないよ」


ガチャ

バタン


P(…しかし、何とも言えないじれったさを感じているのも事実だ…奈緒の子どもっぽい虐めのせいで)

P(……こう…悶々とする。次のだれかが威勢よく責めて来てくれはしないだろうか…)

奈緒(相変わらず妙なこと考えてる顔してんな…)


ガチャ


P「戻りましたー…!?」ビクッ

のあ「…待っていたわ」

P「…」ハハ…

P「……そ、そうですか。のあさん、俺になにか用ですか?」

のあ「くす。どうせ…分かっているのでしょう?」

のあ「…期待…してくれていいわよ」

P「」ゾクッ

P「……わ…分かりました…」ハハ…

のあ「ふふっ」ニコ

P「」ゾクゾクッ

奈緒(のあさん超怖ぇ)ゾゾッ


ガチャン


P「…」

のあ「ちょっと…Pを借りて行くわね」

奈緒「へ? あ、ああ。うん。あたしはとりあえず用はないし…」

P「……あの」

のあ「なにかしら」


ジャラ…


P「……これは?」

のあ「手錠よ」

P「…いや、それは見れば分か——いって!?」

グイッ  ジャララ——

のあ「黙ってついて来なさい」

P「……、はい…」トボトボ

奈緒「…生きて帰って来いよ、Pさん…」

P「お、おう」


パタン


のあ「ここなら…邪魔は入らないわ」

P(応接室。密室で——のあさんと二人きりで、それも…手には手錠…)ジャラ

P「…………」ムラッ

のあ「…何を考えているのかしら」

P「いえなんでも」キリ

のあ「…そう…」クスクス

P(ああ怖い、けど興奮する!)ゾクゾク

のあ「……疲れているでしょう。お茶を淹れて来るから…」

P「あ、はい」


ガチャン


P「……」

のあ「そこで座って待っていなさい」

P「…はい」

P(当たり前のようにコートハンガーに手錠を繋がれてしまった……。ふぅ)


P「……」

P「……」

P「…距離があって座り辛いんだよな…くっ。のあさん、絶妙な長さの手錠を選んだな…」ジャラジャラ

P「……もういっそソファに座ってない方が楽かも…。立ってるか」ジャラ

P「……」

P(ていうか遅い…ゆ、油断してたけど、これひょっとして放置プレイかなにかか)

P(お茶を淹れて来るとか言われたぶん、妙に喉が渇いて来たし…)ゴクッ

P(興奮して体温も上がってるし、スーツは手錠のせいで脱げないし…)ハァ…

P「…や、やばい、マジで変な気分になって来た…」グルグル

P(…せ、せめてなんとか、上着だけでも脱げないかな…)モゾモゾ


ガチャ


P「あ」

のあ「…。あら、Pったら」

のあ「座って待っていなさいと…言ったのに。行儀悪く、なにをもぞもぞとしているのかしら。ここは応接室よ」

P「す、すいません。ちょっと暑くて…。あの、上着脱ぎたいんで、その間だけでも手錠を——」


バシャッ


P「…」ポタ

のあ「…なっていない人…」

P「……はは…ご、ごめんなさい…」

P(…コーヒーの次はお茶か……ちょっと冷めてたのは、のあさんの優しさかな)


のあ「……ほら、座って。話があるの」

P「あ、はい」ジャラ  グイッ

P「……あの、座り辛いんですけど…」

のあ「座りなさい?」

P(怖い!)

P「は、はい。ごめんなさい」

P「…」ストン

のあ「……なに? そのポーズは、ふざけているの?」

P「ち、違いますって。手錠があるから、どうしても腕が——」

のあ「……私は真剣な話をしようと思って、Pをここに呼んだの。お願いだから貴方にも、相応の態度をして欲しいわ」

P(理不尽だ……だ、だが、理不尽な罵りってのも…)ゾクゾク

のあ「…まあ、いいわそれで。話を始めてもいいかしら」

P「は、はい」


のあ「……考えたの」

のあ「やっぱり貴方に、私の主人は務まらないわ。プロデューサーなんて、以ての外」

P(…美優さんにも、同じことを言われたな)

のあ「私が貴方に奉仕したことも気の迷い——貴方と歩んで来た道も幻想」

のあ「全部消したい記憶。貴方に会ったその日から、私は全てを否定するわ」

P「…」ズキ

のあ「……完璧でなければいけない私の人生において、貴方にひと時でも導かれようとしたのは唯一の汚点」

のあ「……やはり、私に貴方は必要ないわ。これからは私の力で、私は高みを目指して行く」

P「……そう…ですか」

これは失禁してもおかしないで


P「…」

のあ「……勘違い、してはいけない」

P「へ?」

のあ「貴方はそれでも、少しでも私の力になれたときっと自分を慰める。けれどそれも否定する。あり得ない。貴方は——」

のあ「もう私の前から消えることでしか。私の力にはなれない」

P「……っ…」

P「…わ…分かり、ました…」

のあ「……そう。では今すぐ出て行って。私の視界から消えて」

P「は、はい」ジャラ

P「…あ、あの。それだったら、手錠を…」

のあ「早く出て行きなさい」

P「…………はい」


ガシャン


P(……コートハンガーを持ちながらとか…逆に笑えて来た…なんだこれ…)

P「……じ、じゃあ、のあさん。俺はこれで——」クル

のあ「……」

P「…? のあさん?」

のあ「…」クス


ギュ


P「…え、え?」

のあ「……貴方は私に相応しくない。けれど、馬の骨ともつかないただの貴方にも——私に魅了される自由はある」

P「……え…」

のあ「…」ニコ

のあ「貴方に私の隣を歩く資格はないわ……私の後ろを、惨めに這ってついて来なさい」

P「……っ…は、はい!」

のあ「いい返事ね」ニコ



———高峯のあ編 おわり

>>147 もうお茶被ってるから漏らしても大丈夫だね(ニッコリ


大変失礼しました、付け忘れましたが
★罵倒多め 高峯のあ編  でした。

続きは深夜か明日です。★楓さん、☆泉、☆薫のだれかを行きます。

>のあ「貴方に私の隣を歩く資格はないわ……私の後ろを、惨めに這ってついて来なさい」
ありがとうございます! ありがとうございます!!

のあさんに「イヌね……」と罵られながら踏まれたいよおおおおお


・・・幕間



ガチャン


のあ「……と……ここまでが、私なりの責めだったのだけれど…」

のあ「満足してもらえたかしら」

P「…え、ええ。とても刺激的でした」

のあ「そう」

のあ「……あの」

P「なんですか?」

のあ「……さっきの偽りの言葉は、全て真実の対……私を導くのはPだけよ。それを忘れないで。勘違いはしないで」

P「……ええ。もちろんです」ニコ

のあ「ふっ……ならいいわ」

P「はい。…あ、ところでのあさん」

のあ「? ……なにかしら」


P「全て対——ということは、…俺はのあさんのご主人さまってことで、いいんですか?」

のあ「…………」

P「……」ニヤニヤ

のあ「……好きに捉えるといいわ」

P「…あ、はい」

のあ「くすくす。……自ら聞いておいて、気圧されてどうするの」

P「ち、茶化さないでくださいよ」

のあ「……ふっ」

のあ(…照れる感情というのは、あまり感じたことのないものだけれど……悪くないわね)


P「それじゃ、事務所の方に戻りましょうか」

のあ「ええ」

P(……正直、奈緒で油断していた分——のあさんの罵倒はずっしり来た)

P(…嬉しい半面、胃の痛みは半端じゃない…くっ)キリキリ

P(今度はまた奈緒みたいな、のんびりしたのでいいかも——なんて…)


ガチャ


奈緒「お。Pさん生きて帰って来たか…ほっとした」

P「…」

P「だからと言ってお前に出て来いとは言ってない」

奈緒「いきなりなんだよ!?」

P「…」キョロキョロ


P(そっか。そもそも他のアイドルが、いまここにはいないのか…)

P「……ほっとしたような、がっかりしたような…」

奈緒「? なんの話だ?」ボリボリ

P「なんでもない」

P「なあ、俺にもせんべいくれよ」

奈緒「ん」ボリボリ

P「サンキュ——」


シュル


ギュッ——グイッ


P「!? ひぎぃっ」ビクッ

P(な、なんだ!? 後ろからいきなり、目隠しが——)


「もう。プロデューサーさんってば、他の子と楽しそうにお喋りして。いけない子ですね」ボソ


P「っっ」ゾクゾクッ

P(……こ、この声…)ハア…


P「……か、…楓さん、ですか?」

楓「当たりです。ふふっ、なーんだ、もし別の子の名前を答えていたら——…ふー」

P「っ」ビクビクッ

楓「もっと意地悪してあげようと思ったのに。残念です」

楓「ふふ、首筋にちょっと息をかけただけなのに、プロデューサーさんってば…可愛い♪」クスクス

P「……」ゴクッ

P(こ、これは…息つく暇もなさそう、だな…)

楓「ふふっ、ふふ?♪」


短いですが、ここまでです。

次回 ★楓さん編。


ギュウ…


P「…いっ…!?」

楓「ふふ。凛ちゃんたちに聞いちゃいました。プロデューサーさん…いま、嬉しいですか?」

楓「こうして私に虐められて…」ボソ

P「…はっ…はい…」

楓「奈緒ちゃんやのあさんだっているのに?」

P「!? そ、そう言えば、そうでしたね……目隠しされているので、わ、忘れてました」

奈緒「忘れんなよ。この変態」ボリボリ

のあ「……」コクコク

楓「目隠ししたのなんて、ついさっきですよ?」クスクス

楓「それとも、そんなことも忘れちゃうくらい——興奮していますか?」

P「……は、はい…」

楓「だらしない人ですね」グイ

P「…っ…、は、はい。俺は、だらしない奴です…」

奈緒(ホントなに言ってんだあの人…)ボリボリ

楓「くすくす」


楓「ねえ…プロデューサーさん」ツツ…

P(楓さん…く、首筋に、…指を——くぁっ…)

P「…は、…はい…」ハア…

楓「二人きりで、虐めて欲しいですか?」

P「! は…はい」

楓「…」クス…

楓「だーめ」

P「えっ…な、なんで…」

楓「わ……可愛い。プロデューサーさん、本当に可愛いです♪ …その残念そうな顔…♪」クスクス

楓「私…そんなプロデューサーさんの可愛い顔、みんなに見て欲しいんです」

P「…え…?」

奈緒「…変態」

のあ「Pは変態ね」

ちひろ「本当に気持ち悪いですね…プロデューサーさん」

P「……う…!」

P(やばっ……く、暗闇で、全方位から罵倒される、のは——…やばいっ…!)ゾクゾクゾクッッ


楓「ふーっ…」

P「——うあっ…!?」ビクビクッ

楓「可愛い声…」ウットリ

楓「ね…こんなにだめだめなプロデューサーさんなんて、ここで十分…二人きりでなんて、あなたには勿体ないです…」

楓「ね? みんなに見られてもっともっと——…あなたの可愛い顔、見せて?」

楓「アイドルに罵られて悦んじゃう、変態の、プロデューサーさん?」クスクス

P「……はっ…はい!」




奈緒「はいじゃねえよ」ボリボリ

のあ「……浮気者…」ボソ







ガチャ


薫「せんせぇー、おっはよーう!」

泉「ふふ。なんだかわくわくする……変態Pに、責める私…か。新しい自分になれるかも、なんてね。ふふっ」

薫「…へぁ? せんせ?」


P「……あへ…へ…」ビクンビクン…


泉「あちゃー。もうずいぶんお楽しみだったみたいだ」ソッ

薫「あえー? かくれんぼー?」アウー

楓「あら。泉ちゃんに薫ちゃん。おはよう」ニコニコ

泉「はい、楓さん」

薫「おはよー!」

楓「ほら、プロデューサーさん。泉ちゃんと薫ちゃんが来ましたよ。そんな風にしてたらだめじゃないですか」クスクス

P「……あへ…?」

奈緒(あへて)


シュル…


P「ん…あ、ああ。二人か…おはよう」ポーッ…

泉(P、ぽーっとした顔してる…か、楓さん、なにをしたのかしら)

薫「せんせぇ、しあわせそうなかお!」

P「ま、まあな」ハハ…

P「今度は二人がやってくれるのか?」

泉「うん。期待、してくれていいよ」ニコ

薫「だよー!」

P「はいはい」ガタ

クイ

P「ん」

楓「…あの…プロデューサーさん」

P「は、はい」ビク

楓「…もう。怯えないでください…さ、さっきのは、冗談ですから…」

P「あ…し、失礼しました…」ハハ…


楓「あの、これ」

P「? これ、目隠しに使ってた…?」

楓「はい。実は…プロデューサーさんに贈るつもりで、偶然用意していたものなんです…」

P「…? あ」

P(よく見ると…それはネクタイだった)

楓「ほら。首、貸してください?」

P「は、はい」


シュル…

クル… キュ


楓「はい。つけてあげました。これから、たまにでも使ってくれると、私嬉しいです」

楓「えっと…今日のお詫びも込めて。プロデューサーさんに贈りますね」ニコ

P「楓さん…」


P「あ、ありがとうございます。大切にします」

楓「はい」ニコ



薫「せんせぇー! こんどはかおるたちのばんだよー!」

泉「そうそう。早く早く」



P「おう。いま行くよー」

楓「…」

楓「あ、プロデューサーさん。それから——」

P「? はい——ぐっ…ぁ…!?」

P(ネクタイ…を、…締められ…!)

楓「…」クス

楓「虐めて欲しくなったら、いつでも私に言ってくださいね?」コソ

楓「今度は二人きりで…ね?♪」

P「…!」ゾクゾクッ

P「は、はい…お、…お願いします」

楓「はい。喜んで♪」ニコ



———高垣楓編 おわり

短いですが、楓さん、終わりです。
というかのあさんがはまり役すぎた。

次回、☆薫、泉編。まとめて行きます。


泉「ということで」

薫「かおるたちの番だよー」

P「よし来い」

P(…と、言ったものの…の、のあさんから楓さんの流れがしんどすぎた…いやとっても気持ちよ……こ、興奮した、けど)ゼェ

奈緒「言い直した意味あんのかそれ」ボリボリ

P「ち、茶化すなよ」

奈緒「茶化すとは違うと思う」ボリ…

のあ「…」ボリボリ…

P(……のあさんっておせんべい食べるんだ…)

楓「私、お茶でも淹れて来ましょうか」

のあ「……手伝うわ」ボリボリ…

P(さっきまでとは全然違う雰囲気だな…)ハハ…


グイ


P「うげ」

泉「ちょっと。私と薫ちゃんに集中して」ズイ

P「…お、おう。ごめんごめん」

薫「せんせぇ!」

P「はい」

薫「かおる、せんせぇのためにがんばるね!」

P「はい」

薫「せんせぇのことたくさんいじめちゃう!」

P「は、はい」ハァハァ

泉「滑り出しは順調ね」ウン

P(……俺ってロリ○ンなのかな…)

奈緒「ドMでロ○コンって人生終わってないか」

P「う、うるさい。いままさに始まろうとしているところだ」

奈緒(きめぇ)ボリボリ…


薫「でもいじわるはよくないんだよ?」

P「……。はい」

奈緒「返す言葉もねぇ」

P「そこ。いちいち茶々を入れるんじゃない」

楓「ふふ。お茶が入りましたよー」

P「駄洒落も入れんでいいです」

のあ「……なら、お茶をかけてあげましょうか」

P「淹れたては勘弁してください」

奈緒「淹れたてじゃなきゃいいのかよ」

薫「むうー! ちゃんとかおるのほうを見て!」グキ

P「いてぇ!?」

奈緒「あほ」


薫「だから、はい!」パッ

P「? なにこれ」

薫「ジュースあげる! せんせぇきっとのどかわいてるからって泉ちゃんが!」

泉「まあ始める前の息抜きってことでね」

P「……あ、ああ。なんか、悪いな」

薫「ううん」フルフル

P「ありがとう。頂くよ」


パキ

ゴクッ


P「!?」ブッ

P「げほっ! …っ、な、んだこれ…にっが…!」

薫「わーいひっかかったー!」


薫「ジュースはうそだよ! おいしくなかったでしょ!」キャッキャッ

P「げほ……う、ん。くっそ不味い…」ボタボタ

薫「えへへ!」ズイ

P「!」

薫「しょーがくせーのかおるにだまされちゃうなんて、せんせぇはだめだめだね!」ボソ

薫「ほんとにそんなので、みんなのぷろでゅーさーがつとまるのかなー?」クスクス

P「…っ。か、…薫?」

薫「えへへ。そんな人に名前でよばれてもうれしくないかも!」パッ

薫「かおる、せんせぇとお話するの——…」

薫「……」

P「…?」

薫「…な、なんでもないや!」//プイッ

P「ん、そ、そうか?」

薫「うん!」ニパッ

泉「…ふむ」


泉「P、実はね」コソ

P「あふ」

泉「……変な声出さないでよ」

P「わ、悪い。…その、いまちょっと耳は敏感なもんで…」ハハ…

泉「…Pは正真正銘の変態なんだね。情報としては、そうした性的嗜好の存在は知っていたけれど。実際に見るとまた違うね」ボソボソ

P「……っっ…や、やめ…」

泉「興味深いなー」クスクス

P「……」ハア…

P「そ、それで? なんだって?」

泉「ああ、うん」

泉「実は、薫ちゃんの台詞を考えたのは私なんだけど」

薫「?」キョトン

P「…ああ、なるほど」

泉「うん」


泉「なにも考えずに言ってご覧、と言ったものの——当然抵抗はあるよね。まあそうなるよね」ウン

P「…あの言葉の続きは…言えなかったってことか」

泉「みたい」

泉「どう? 変態Pとはいえ、ほっとしたんじゃない?」

P「…まあな」

P(今日一日で分かったことは——責められるのもいいけど、やっぱり…)

泉「さて。次は私の番と行きますか」

P「」ビクッ

P「…お、おう。ま、待ってました」

泉「そう? ありがとう」クス

泉「けれど私も、もうやれることはやったんだけどね」

P「え?」


泉「口下手なのでね。頭を使う方が得意だから…」

泉「Pが飲んだ、それなんだけど」

P「? これ?」チャポン

泉「そうそう。べつにそれ、ただ苦いジュースってわけじゃなくて——一応胃に効く…まあ胃薬みたいなものなんだ」

P「へ? 胃薬?」

泉「うん。ジュースと聞いて飲んでみたら苦くて、嫌がらせで苦いのかと思えば実は薬だった——」

泉「…という、二段構えの騙し打ち。けっこう屈辱的なんじゃないかと思ったんだけど…」

P「……」

泉「…Pの顔を見ていると、私はどうも外しちゃったようだ?」アハ

P「うん。…泉って、やっぱどっかずれてるよな…」

泉「うん。自覚はある」アハハ


P「…それは結局、…俺の胃を、気遣ってくれたってことだろう…?」

泉「そうそう。飴と鞭を、たった一本のペットボトルに上手く盛り込んだつもりだったんだけど」

P「…………」


ポタ…


泉「…ぴ、P?」

薫「……せんせぇ泣いてるの?」

P「…いや、違うんだよ…これは…」ゴシ

奈緒「ひひ。相変わらず情けないやつ」

のあ「……」コクコク

楓「でも…そんな風に情けないのは、きっと…プロデューサーさんの優しさの裏返し…ですよね」

P「……ぐぅ…」ボロボロ


今日一日で分かったことは、そう。


酷いことをしたアイドルも、そうでないアイドルも、みんな俺のためを思ったがゆえにそうしてくれて——。

自分がどれだけ、この事務所に愛されているかを知って。
同時にとてつもなく情けなくなって。


それでもやっぱり、嬉しくて仕方ないのだった。


……やっぱ、うん。
虐められるのだって、自分にしろ相手にしろ、だれかの愛情が強くなければできないことなんだ。


だから俺はもう、みんなに虐められてばかりでは——いけないような気がした。


奈緒「……いや、」

奈緒「いい感じのモノローグで締めようとしてるけど、結局アンタはド変態だからな」ボリボリ

P「分かってんなら締めさせてくれよ! …はぁ…」ゴシゴシ

奈緒「へへ」

楓「…この事務所に、プロデューサーさんを嫌いな子なんていませんから。変態さんでも、きっと大丈夫ですよ」ニコ

P「……はい」

泉「いい話かなーこれ」


ガチャ


凛「…あ…よかった。プロデューサー、いた…」ハア…

P「ん? ああ、凛——どうした…!?」


ガバッ


凛「……今朝はごめんね。その、わ、分かってるかもしれないけど——」

P「…おう。大丈夫だって。…お礼を言うのも変な話かもしれないけど…あ、ありがとな」ナデナデ

凛「…うん。いいよ。ごめんね」

奈緒「イイハナシダナー」ボリボリ


凛「……ふふっ。ありがと」

凛「でも、いまは私が一人占めにはできないから——来て」グイ

P「え? …お、おい。引っ張るなって」

奈緒「?」

薫「せんせぇどこ行くのー?」

泉「ついて行ってみようか」


ガチャ


仁奈「! プロデューサー! 待ってやがりました!」ガバッ

P「うぐ」モフッ

仁奈「えへへ。どうですか? キグルミはモフモフでやがりますか?」

P「う、うん。もふもふだよ」

仁奈「そうでごぜーますか! …これでちょっとは、プロデューサーの痛みも晴れやがりますか…?」

P「…え?」

美優「……仁奈ちゃん…今朝のことを、だいぶ気にしていたみたいで」

P「美優さん。…そうなのか?」

仁奈「…」コクン

P「…そっか。ごめんな」ナデナデ

仁奈「…」フルフル

P「…やっぱりみんなの言う通り——俺はダメなプロデューサーだな…こんなみんなに気を遣わせて…」

美優「そ、そんなこと…ないですよ?」


凛「そうだよ。プロデューサーは気にしないで」

P「……そうか?」

凛「うん。というか、そのためにいまここに連れて来たんだし」

P「え?」

加蓮「そうそう」

幸子「プロデューサーさん。ボクも今朝は言い過ぎました」

藍子「私も…」

P「…みんな…」

凛「みんなでちゃんと謝ろうって、ね」

P「……そっか」


奈緒「おいおい。ずるいぞーあたしらも混ぜろよー」

楓「…」コクコク

泉「ま、私たちはついさっきだから…あれだけど」

薫「ごめんねせんせぇ」

P「……」ハハ…

P「…いいよ。全然、気にしてない——というか俺の方こそ、謝らないと、だし…」

P「…こんな変態が、みんなのプロデューサーで……その…」

凛「残念だけど」ピト

P「むぐ」



凛「そんな変態が、みんな大好きなんだ」


———おしまい

正直のあさん辺りからワンパターン化してたと思うんですよ。

ということで、このスレはこれで終わりです。
拾い切れなかったリクですが、本当に申し訳ないです。

多少なりとも楽しんで頂けたら幸いです。
それと、こんな読み手を選ぶようなスレにも画像を貼ってくれた先輩には大変感謝です。

いつかまた罵倒されたいです。ではお付き合い頂き、ありがとうございました。

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