◆ひなビタ♪SSです
◆相変わらず前のひなビタSS(まり花「りんちゃんがキスしてくれないよぅ」一舞「」)の続編です
◆今回はいぶさき
めう「前回までのあらすじっ!」
めう「まずまりりとりんりん先生がくっついためう!恋人的な意味で」
めう「そしたらなんか分かんないけどバカップル化してしまっためう…
なんまんまいだめう…」
めう「もういけるところまでいっちゃったみたいでりんりん先生の首元は
赤い痕でいっぱいめう、ところで何の痕だめう?虫さされ?」
めう「そんな二人を見てたらさききが我慢できなくなったみたいで、
思い切っていぶぶにラブレターを渡しためう!そんなことしなくていいめう…」
めう「受け取ったいぶぶは満更でもない感じがするけど、実はまだ返事をしていないめう!
やっぱりヘタレめう!」
めう「という訳で今回はここからはじまるめう!解説はこのわたし、芽兎めうがお送りしためう!」
めう「え、なんでめうが解説したのかって?こうでもしないとめう出番が少ないめう…」
…………
~喫茶店「シャノワール」~
咲子「はぁ…………」
咲子「イブちゃん今日も返事くれなかったなぁ…
私がいつでもいいって書いたんだけど……」
咲子「なんというか…対応に困ってる、って感じの反応だったよね…
やっぱり告白なんてしなかった方が……」
咲子「い、いいや、そんなことない!
私がイブちゃんを好き、って気持ちは、本物だもん!」
咲子「ああ、可愛いなぁイブちゃん……」ブツブツ
咲子「それでいてカッコよくて…パーペキギャルだよぉ……」ブツブツ
咲子「…………」
咲子「あ……ちょっとムラムラしてきちゃった……」
咲子「ちょ、ちょっとだけ……」ヌギヌギ
咲子「……っ、ぁ、イブちゃっ、胸ばっかり……吸って何も……」モミモミ
……
……
咲子「結局3回もしちゃった…何してるんだろ、私」
咲子「本当だったらイブちゃんとその……えへへ///」
咲子「で、でも、流石にそれはちょっと早いかな…」
咲子「そこまで行かなくても、今みたいなもやもやした形じゃなくて、
イブちゃんと、こ、恋人に……///」
咲子「だったら…うーん、どうすればいいのかな……」
咲子「あの手紙じゃ、私の気持ちがまだ十分伝わってなかった、とか……?」
咲子「なら、もっともっとイブちゃんにアタックを……!」
咲子「がんばろう…えいえいおーっ!」
~朝 登校道~
まり花「おはよーイブっ!」
一舞「おはようまりか、今日も寒いね、なんでも北海道では雪降ったってさ」
まり花「そうなの?ここらへんでも雪降ればいいのにねっ!綺麗だよ!」
一舞「そうだねーでもこの辺じゃ例え降っても積もったりは……」
まり花「わたし雪合戦とかかまくらとか、そういうのしたことないから、一回はしてみたいんだよっ!」
一舞(聞いてないし…)
まり花「それでねそれでね?雪景色の中でりんちゃんと見つめ合ったりとかしてね?
わたしが『この銀世界はまるでりんちゃんの滑らかな肌みたいだね」とか言って、
照れて赤くなったりんちゃんにね?こう、『寒いね』と言いつつ、甘い唇を、ゆっくりと……」
一舞(あたしの知ってるまりかはどこに行っちゃったんだろう)
咲子「……」コソッ
咲子(まりかちゃんとイブちゃんが一緒に登校してる…)
咲子(やっぱりあの二人仲いいから……よ、よぉし)
咲子「あ、まりかちゃん、イブちゃん!」タッタッ
まり花「あ、さきちゃん!おはよー!」
一舞「え、さきこ?おはよ……」
咲子「おはようございますっ!」ギュー
一舞「え"っ」
まり花「ふぉおおお!さきちゃんがイブにぎゅってしたよっ!朝から積極的だよぅ…」
一舞「ちょ、ちょっとさきこ!何急に抱き着いて来てるんだし!」
咲子「きょ、今日は寒いので……」
一舞「だ、だからってこんなところで急に来られたら…」
まり花「イブ、今ここの通りにはわたしとイブとさきちゃん以外いないから大丈夫だよっ!」
一舞「そういう問題じゃないしっ!」
咲子「嫌、でしたか?」
一舞「え…い、嫌じゃ、ないけど……あ、あったかいし…」
咲子「そうなんですか?えへへっ」ギュウウ
一舞「ち、ちょっとさきこ!ぎゅっとしすぎ!」
咲子「イブちゃんとってもとっても柔らかくて暖かいですー」
一舞「そ、それならさきこだって……」
咲子「えっ?」
一舞「や、やっぱりなんでもないしっ!」
咲子「えへへへ」ギュー
一舞「うー……」
まり花(イブもさきちゃんも顔が真っ赤なりんごさんだよぅ……
わたしもりんちゃんぎゅっぎゅしたくなってきたよっ!
学校終わったらしにいこっ!)
~昼休み~
一舞(なんかドキドキが収まらなくて授業集中して受けれなかったし……
いやいつもそんな真面目な方じゃないけど…)
一舞(なんで急に抱きついてきたりとかしたんだろ……やっぱりアレかな…ラブレターの…)
一舞(そろそろはっきりさせないといけないよねぇ……)
まり花「イブーっお昼一緒に食べよっ!」
一舞「いいけど…あれ、今日はメロンパン買いに行かないの?」
まり花「今日はいいんだ~えへへ、これがあるから!」
一舞「真っ黒な弁当箱?」
まり花「これね、りんちゃんが朝早くくれたんだよっ!
きっと朝早く起きて作ったんだね!とってもとっても嬉しいよっ!」
一舞(相変わらずのバカップル…)
一舞「しょうがないなぁ、あたしは弁当とかないからちょっと買ってくるよ」
咲子「その必要はありません!」
まり花「あ、さきちゃん!一緒にお昼食べよ~」
一舞「さきこ?購買部必要ないって……?」
咲子「それはですね…イブちゃん、はい」
一舞「え、べ、弁当箱…?こ、これって……?」
咲子「今日のイブちゃんのお弁当です」
一舞「え」
咲子「大丈夫ですよ、私の分はちゃんと用意してありますから」
一舞「いやそうじゃなくて」
咲子「今日私とってもとっても早起きしたんですよ?」
一舞「あの…」
咲子「もしかして……迷惑でしたか?」
一舞「い、いや、そんなわけないし……」
咲子「わぁっ、よかったですっ!もしよかったら今後も作りましょうか?」
一舞「い、いいけど…無理してない?」
咲子「してませんよ!イブちゃんのためならへのかっぱです!」
一舞「そ、そうなの……」カパッ
一舞(うぉ、豪華…これかなり作るのに時間掛かる気がするし…自分じゃめんどくさくって絶対……)
咲子「あ、イブちゃん」ヒョイッ
一舞「?」
咲子「はい、あーん♪」
一舞「うぇっ!?」
まり花「おおう……さきちゃん今日はなんだかすっごく積極的だねっ!」
一舞(ちょ、な、なにこれ!?なんでさきこは急にこんな……)
一舞(うぅ……待たせちゃ悪いよね…)
一舞「あ、あーん…」モグモグ
咲子「おいしいですか?」
一舞「う、うん、とってもとっても……」ハッ
ざわざわっ
キャーアノフタリアーンシテルーカワイーツキアッテルノカナー マサカ!
オレノアイドルノイブサマガユリニナッタ!シツボウシマシタイブサマノファンヤメマス
ナニヲイウカユリハセイギダ!イブサキヒャッハァ!
キョニュウユリ!スバラシイ!
トッテモトッテモアリガトウノポップンシュウロクマダ?
まり花「二人ともらぶらぶだねっ!いいなっ、わたしもりんちゃんとこういうことしたいなー」
一舞「さ、さきこ、皆見てるからっ!///」
咲子「うふふ、これは一種の祝福のエールかもしれませんよ?とってもとっても嬉しいです」
一舞「ち、違うしっ!絶対違うしっ!」
~放課後~
咲子「イブちゃんぎゅっぎゅ!です!」
一舞「ちょ、さきこ、そんなやられたら苦しいしッ!」
イチャコライチャコラ
凛「……なにかしら、あれ」
まり花「二人とも仲良しさんだよねっ」
めう「いやそういうことじゃなくて…あの二人ついにくっついたのかめう?」
まり花「くっついてるよっ!わたしもぎゅっぎゅだよっ!」ギュー
凛「ちょ、レコード屋、ドサクサに紛れて抱き付かないで頂戴!あとそれ意味が違うわ…」
まり花「えー?りんちゃんぎゅっぎゅされるの嫌なの?」
凛「嫌な訳ないでしょう…」
まり花「じゃあもっとしていいよねっ!ぎゅっぎゅーっ!」ギュウギュウ
凛「も、もう、レコード屋ったら……」テレテレ
めう(血の涙が出そうめう)
めう「でも昨日まではいつもの感じだったのに急にさききどうしためう?」
凛「喫茶店は洋服屋の優柔不断な態度に痺れを切らしたのね…
それで急に積極的に接しだしたのよ……多分」
まり花「そういえばイブまだ返事してないって言ってたよ」
凛「あの喫茶店もヘタレよね……私の場合には強引にくっつかせたくせに……」
まり花「え、そうだったの?」
凛「え、ええ……洋服屋がいなかったら告白なんてとてもできなかったわ……」
まり花「そっかー、イブに感謝しないとねりんちゃん」
凛「こ、これでも敬意は払ってるつもりなのだけれど……」
まり花「ふふふっ、りんちゃん」
凛「な、何かしら…」
まり花「呼んだだけっ!」
凛「な……も、もう……」
めう(ここにいるめうの存在意義とは何なのか……ふと考えてしまうめう)
咲子「イブちゃん柔らかいです!ぷにぷにですっ!」ギュウギュウ
一舞「そ、それって肉があるってことだしっ!」
イチャコラギュッギュ
めう「で、あれいつまで続くめう?」
凛「洋服屋がはっきりするまで続きそうね……
でも、流石に洋服屋もそこまでのヘタレじゃないと思うわ……
少ししたら結論が出るでしょう」
まり花「でもイブ案外吹っ切れないところあるからなー」
めう「意外と初心なのかめう?」
まり花「もしお付き合いするなら結婚するまで健全なお付き合いだしっ!ってイブ前言ってたよ」
めう「ギャル気取ってる癖に奥手めう…」
まり花「そこがイブのいいところだよっ!」
めう「それって褒めてるめう?」
凛(それよりさっきからまりかの胸が背中に密着しててドキドキするわ)
でも二人はまだまだはっきりしなかっためう
1週間経っても2週間経ってもまだ曖昧な関係を続けていためう
そんな日が続いたある日の夜めう
一舞「あれ?あたしの詩を書き留めてある紙を挟んでおいた雑誌がない」
一舞「あっちゃー……さきこの喫茶店に置いてきちゃったかな」
一舞「別に明日取りに行ってもいいんだけど……」
一舞「…………」
一舞「今から取りに行こうかな、今日はさきこしかいないはずだし…」
一舞「あーでも怪しまれるかな?」
一舞「い、いや、誰かに見られちゃマズいし……特にさきこには……」
一舞「ま、まぁ、今考えてる歌詞の一部が挟まってるとか言えば、大丈夫だよね?多分…」
~喫茶店「シャノワール」~
一舞「あれ?真っ暗だし」
一舞「もう寝ちゃったとか?まっずいなぁそれ…」
一舞「おーい、さきこ、起きてるー?」コンコン
一舞「……」
一舞「返事ないし……」
一舞「あ、開いてる……」ガチャ
一舞「不用心だなぁ……まぁあたしにとってはそっちの方が都合がいいけど」
一舞「お邪魔します……」コソコソ
一舞「よかったあったし!特に触られた気配もないかな」
一舞「ではとっとと退散するし…うん?」
一舞「台所の方が明るい……?」
…ブチャ……デ……
一舞「なんか聞こえる…さきこ起きてるのかな?」
一舞「ちょ、ちょっとだけ、覗いてみようかな…うん」
一舞「抜き足差し足忍び足…」ソロリソロリ
イブ………ドウシテ……
一舞「……」
一舞「…」チラッ
咲子「ぐすっ……ぐすっ……」
咲子「イブちゃん……ひくっ」
咲子「私のこと……ううっ」
咲子「うあああっ」メソメソ
グスグス
一舞(え、さきこ、泣いてる…?)
一舞(あたしの名前を呼んでるし……あたしの事で?)
一舞(これはきっと……あれだよね)
一舞(…………)
一舞「……」
咲子「イブちゃ……ぐすっ」
一舞「あたしがなに?」
咲子「ふ、ふぇ?い、イブちゃん!?なんで…」
一舞「呼ばれたから、来ちゃったし!」ドヤッ
一舞「どうしたの?そんなにメソメソしちゃってさ」
咲子「い、イブちゃんは私のこと好きですか?」
一舞(うっ、直球だし……でも)
一舞(これ以上曖昧に出来ないよね……)
一舞「う、うん、すk」
咲子「イブちゃんは嘘つきです」
一舞「え?」
咲子「イブちゃんは優しいから、ずっとずっと私のために嘘を付いていたんです」
咲子「断ったら、私が傷付くと思ったから」
咲子「私が過剰なスキンシップを行っても、嫌な顔一つしないで付き合ってくれていたんです」
一舞「え、あの……」
咲子「イブちゃんはとってもとっても優しいです…でも」
咲子「それがちょっと、辛いんです」
一舞「さ、さきこ?どうしたの……ん?」
一舞(さきこの横になんかの菓子箱と包み紙がある…?)
一舞(あ、足元にも未開封の落ちてる)ヒョイ
一舞「えっとこれ……ウィスキーボンボン?」
一舞(ということは……さきこ、酔ってる?)
一舞(顔も赤いし……やけ食いでもしたのかな……)
咲子「イブちゃん、はっきり言っていいんですよ?」
咲子「そっちの方が、踏ん切りが、付きますから」
一舞「あ、あの、さきこ?あたしは…」
咲子「もし、イブちゃんがそんなことないって言ってくれるなら……」
咲子「私に、キスしてください」
一舞「えっ」
咲子「気持ち悪い、ですよね……女の子同士なのに……私も自覚ぐらいあります」
咲子「でも、自分の気持ちに、嘘は付きたくないですから、言っちゃいますね」
咲子「私、そんなに健全な子じゃないんです」
咲子「イブちゃんとあだるてぃーなこともしたいんです」
咲子「そう、あの二人ぐらいの関係に、私はなりたいんです」
一舞「ちょ、さきこ?」
咲子「やっぱり、ダメですよね、失望、しましたよね」
咲子「イブちゃんが嫌なら、優しくしないで素直に言ってください……」グスッ
咲子「ううっ……」ブワッ
咲子「うぇぇぇっ…うあああっ」ボロボロ
一舞「さきこ」
咲子「ううっ、イブちゃ、もう今日は……」メソメソ
チュッ
咲子「!?」
一舞「もう、勝手に思い詰めて勝手に泣かないでよ……
はっきりしてないあたしも、悪かったけどさ」
咲子「い、イブちゃん…!?」
一舞「……本当は違った形で伝えたかったんだけど」
一舞「さきこには泣くより笑ってて欲しいから、簡単に言っちゃうね」
一舞「あー…おほん」
一舞「あたし…和泉一舞は貴方の事が、大好きです」
一舞「だから……恋人になってくれませんか?」
咲子「…………」
一舞「や、やっぱりあたしにはこんな堅苦しい告白向いてないしっ!
イケてないし、なんというか田舎者っぽいよね…あはは…」
咲子「イブちゃんっ!!」ガバッ
一舞「わっ!?」
咲子「私もイブちゃんのこととってもとっても大好きですっ!
愛してますっ!ずっとずっと、ずっと一緒ですよっ!ずっと……!」グスッ
一舞「も、もう、さきこ、嬉しいなら泣くんじゃなくて笑ってよ…」
咲子「ううう……ぐすっ」ギュー
一舞「はぁ……しょうがないなぁさきこは……」ナデナデ
咲子「うー……」ギュッギュ
一舞(すっごい胸押し付けられてる)
一舞「さきこ、大丈夫?」
咲子「はい…ついでに酔いも若干…わ、私何言ってたんだろ///」
一舞「ふふふ、感情的なさきこ、可愛かったよ」ナデコナデコ
咲子「も、もう、イブちゃんったら……ところでなんでイブちゃんはここに?」
一舞「それは、忘れた雑誌を取りに来たんだけど…もう告白しちゃったからネタばらしするし!これ」ペラッ
咲子「1枚の紙?これって…」
一舞「実は内緒で作詞してたんだよね、これで告白しようと思って…」
咲子「えっ?」
一舞「そしたら歌詞に詰まっちゃってさ…そのせいでズルズルいっちゃった訳で…ははは」
咲子「そ、そうだったんですか…」
一舞「…あたしはまだ諦めてないからね?実はまだ不満なところが多いから1から書き直そうと思ってて…
いつになるかは分からないけど、完成するのを楽しみにしてるといいし!」
咲子「は、はいっ!」
一舞「あー、それにしてもちょっとイベントが多くて疲れちゃったし!
ちょっとだけ休んでってもいい?」
咲子「はい!もしよろしければミルクティーとか淹れますね」
一舞「あ、うん、ありがとー」
咲子「いえいえ」トタトタ…
一舞「…ふー……」
一舞「これであたしもあの二人みたいなばかっぷるの仲間入り?
いやいや、まだ具体的な行動はまだしてないし!」
一舞「あ、あたしはあの二人とは違ってゆっくりと進んでいくし!」
一舞「さきこは、そ、そういうことしたいって言ってたけど///」
一舞「し、してもいいけど……それはまだまだ先の話だし……///」チラッ
一舞(さっきから横にあるウィスキーボンボン…美味しいのかな?)
一舞「……」ピリッ モグッ
一舞「結構美味しいじゃんこれ!酒の部分はちょっと苦いけどそこがまた都会派な…?」
一舞「も、もう一個ぐらい……」ピリッ
咲子「お待たせしました、シャノワール特製ミルクティーで…」
一舞「ほぇ?///」
咲子「い、イブちゃん!?顔真っ赤ですよっ!あっ!?」
咲子「さっき私がやけ食いしてたウィスキーボンボンが空に!?」
一舞「ふぅーっ……」ポケーッ
咲子「あ、イブちゃん、今、水持ってきますからっ」
一舞「さきこ」
咲子「えっ?ひゃいっ!」ドンッ
咲子(イブちゃんに壁際に押し付けられてる…!?)
一舞「さっき、あたしとそういうことしたいって、言ってたよね…?」
咲子「あ、あれは、とってもとっても暴走してただけで…あっ」クイッ
一舞「あたしは、いいよ?そういうことしても……」
咲子(うわあ今のイブちゃんワイルドな王子様みたいですっごくすっごくかっこいいよぉ…じゃなくて!)
咲子「な、何言ってるんですか、イブちゃん!まだ恋人になって一時間も…」
一舞「さきこ」グッ
チュッ
咲子「なっ…!?い、イブちゃ……!?」
一舞「ふふ、嫌なら抵抗すればいいもんね……?」
咲子「あ、あうう……///」
咲子(ああ、お父さんお母さんごめんなさい、今日咲子は1段階大人になります)
一舞「ねぇ、ベッド、連れてってくれる?」ニッコリ
咲子「は、はい///」
…………
……
…
…
チュンチュン
一舞「……んぁ?」
一舞「ふぁぁ……もう朝かぁ…なんか頭痛い……」モゾモゾ
一舞「……あれ?」
一舞「なんであたし裸なの?なんでこんな身体べとべとなの?」
一舞「汗かいたから……じゃないよねぇ……というかここあたしの家じゃない?」
一舞「昨日どうしたんだっけ……確かさきこに告白してされて…?全然記憶が無いし……ん?」
??「すぅ……すぅ……」
一舞「隣に誰か寝てる……」
一舞「…………」
一舞「…シーツの隙間から紫色の髪が見える……」
一舞「…………マジで?」
一舞(あの髪色、絶対にさきこだよね?えっ?)
一舞(もしかして……致しちゃった?)
一舞(な、なんでそうなるんだし!で、でも昨日の記憶が全く無い……ナンデ?)
一舞(確かにさきこと恋人関係にはなったけど…えっ?)
一舞(いやいや!あたしとさきこはそんな爛れた関係には早いし!それにまだあたしらはこうk……)
一舞(……あんま関係ないか)
一舞(たまにまりかとりんの出来上がり具合が羨ましくなることがある…)
一舞「というか、本当にさきこなのかな、いや他の人だったら怖いけど」ペラッ
咲子「んううっ……」スヤスヤ
一舞(さきこだったァ―!やっぱり裸だし!)
一舞(関係ないけどやっぱ胸大きいなぁさきこ…)
一舞(…ドキドキするからあんま見ない方がいいね)
咲子「んぅ……」ピクッ
一舞「あ、さきこ起きた」
咲子「…………」ボーッ
一舞「あ、あの、さきこ!昨日、何があったか、その……」
咲子「…イブちゃん」
一舞「はい?」
咲子「昨日はその、とってもとっても激しいの、ありがとうございました///」
一舞「」
咲子「あ、でもほとんど私からでしたね///」
一舞「」
咲子「これで私とイブちゃんはもう誰から見ても恋人同士ですねっ///」
一舞「」
咲子「あの、不束者ですが、よろしくお願い致します///」
一舞「」
咲子「じゃあ、朝ごはん作ってきますから、ちょっとだけ待ってて下さいね」トットッ
一舞「」
一舞「……」
一舞「え……?」
一舞「マジ……?」
一舞「………」
一舞「あ、あたしは取り返しの付かないことを……!」
一舞「……」
一舞(まぁ、いいかな……うん)
一舞(少し前は都会のファッションモデルとかのイケメンと付き合って、みたいなこと考えてたけど)
一舞(実際は田舎の純喫茶店の看板娘だなんて……)
一舞(それも、悪くないよね、うん……)
一舞(あーあ、あたしもまりかの事悪く言えないし……)
一舞(というか服着なくっちゃ…)
咲子「イブちゃーん、朝ごはん出来ましたよー」
一舞「ああ、うん、今行くよっ」
一舞(もしかしてこれって擬似新婚生活だったりするの?)
一舞(…………)
一舞「///」
~後日~
一舞「ねぇりん、相談したいんだけど」
凛「あら、貴方から相談だなんて珍しいわね……何かしら?」
一舞「あの……いっつもあたしがう、受けなんだけど、どうすれば攻めになれる?」
凛「……私が聞きたいわ」
一舞「えっ」
めう(この商店街レズばっかめう)
おわり
お疲れ様でした 早くとってもとってもありがとうをポップンに収録してあげて欲しいです
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