【艦これ】夕張と180SX (320)
夕張 ボーッ
由良「どうしたのよ、ボーッとして」
夕張「……パルサーの四連スロットル付けたいなぁって」
由良「ああ、そう。でもね……」
由良「今戦闘中!」
※注意※
・艦これ×クルマ&バイクのSS
・趣味満載、キャラ崩壊有り
・実在の個人名、団体とは一切関係ありません
作中における公道での競争・暴走行為は違法です。
危険ですので絶対に真似しないでください。
もし良ければお付き合いください。
※一応前スレ
夕張「クルマ買いました!」
夕張「クルマ買いました!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431673886/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446250411
工厰
夕張「ふむ、こんな感じかしら」
由良「今度は何したのよ」
夕張「足回りの調整しただけよ」
由良「ふーん?」
夕張「もうちょいトラクションが欲しくて、車高は勿論アライメントの見直しからマルチリンクスペーサーとかetc」
由良「もういいもういい、分かった」
夕張「大きな羽根でも着けたらまた違うんだろうけど、今の見た目を崩したくないのよね」
由良「見た目、ねぇ」
夕張の180SX
イエローの後期型。
カーボンボンネットとMA70スープラ用ターボAダクトを装備した以外は純正フルエアロ。
純正流用品や自作パーツを駆使してあちこち手を入れている。
約320馬力を発生。
由良「で、どうせまた何か企んでいるんでしょ」
夕張「企むなんて人聞きの悪い。あくまでエンジニアの一環として……」
由良「エンジニアじゃなくて艦娘よ、アンタも」
夕張「だってぇ、最近川内がやたら速くなっちゃったし」
由良「アンタらはホントに何がしたいの」
夕張「一応走りの歴では私の方が上だし。負けるわけにいかないじゃない」
由良「そういうことを言っているんじゃないの」
夕張「でも川内のMR2はホントに速いよ?」
由良「聞いてないから」
夕張「やっぱりミッドシップよねぇ……立ち上がりで置いていかれるのよ」
由良「普通に語り始めるな、暴走族」
夕張「あ、でも突っ込みは負けてないよっ」
由良「今のアンタの言動には突っ込み所しかないわよ」
夕張「ワンエイティは所詮スペシャリティカーだからね。加速じゃリーフに負けちゃうし」
由良「それCMの話でしょ」
某ワインディング
川内「えーっ?もう終わりなの?」
「勘弁してくれ……誰もアンタには敵わないよ」
川内「別に勝負がしたいんじゃなくて、ただ夜戦が楽しめればいいんだけどなぁ」
「………」
川内「ま、いいや。行こっ、江風」
江風「うっす」
バンッ ブォーン
「あれが最近噂のMR2か……」
「スゲー可愛かったな」
「冗談じゃねぇ」
江風「ここいらじゃすっかり敵無しッスね」
川内「うーん……別にマンガじゃないんだからさ。最速になりたいとか、そういうんじゃないんだけどね」
江風「いや、している事は道場破りと変わんないって」
川内「そう?一人で走るのもツマンナイから、一緒に走ってってお願いしただけなのに」
江風「そりゃあんだけ大差つけられたら、相手なんか居なくなるよ」
川内「大体さっ。あんな立派なクルマに乗っておいて、皆全然遅いんだもん」
江風「川内さんが速すぎるんだよ。最近じゃ黒い悪魔なんて呼ばれてるみたいだし」
川内「なにその子供っぽいアダ名」
江風「あとステルス爆撃機とか」
川内「私は軽巡だっての」
江風「そういう意味じゃ無いと思うけど……」
川内「あ~あ。もっとこう緊張感が無いと、夜戦の醍醐味が半減だよ」
江風「醍醐味、ねぇ」
川内「久々に江風が相手になる?」
江風「お断りでーす」
川内「ちぇーっ」
AW11ってそんなに大柄ってわけでもないから、某ゴキブリカーみたいにでも思われてるんだろうなぁ
超楽しみ
期待してま〜す!
川内のMR2
ブラックの初期SW20。所謂1型。
シンプルながら機能的なエアロを身に纏う。
純正改ハイフロータービンのブーストアップ仕様。
素性を活かす為、足回りを中心に手を加えている。
最大出力は推定280馬力。
川内「それにしてもツマンナイなぁ。誰か一緒に……って、ヲヲ?」
江風「どうかしたの?」
川内「んん?後ろから速いの来たみたいだよ」
江風「へ?流してるとはいえ、このペースに追いつくもんなの?」
川内「ふーん。面白そうじゃん」
シフトダウン!
江風「車種は?分かります?」
川内「夕張みたいに詳しくないから分かんないよ。でも、ちょっと古そうな感じかな?」
江風「古そうって……ハチロクとか?(笑)」
川内「だからマンガじゃないんだからさぁ」
川・江「………」
江風「……ハチロクじゃね?」
川内「お豆腐屋さん?」
江風「んなバカな」
川内「あっ!これってライトがパカパカしない方だっ!」
江風「パカパカって……ああ、リトラってことか」
川内「ということは、お豆腐屋さんじゃないねっ」
江風「いやいや、ハチロクであることには変わんないって」
川内「よーしっ。そっちがその気なら……って、アレー?」
江風「違う道に行っちゃった……」
川内「何でよ!ンモー」
今スレも期待
夕張「ハチロクに追いつかれた?」
川内「そー」
夕張「で、どうしてそんな不機嫌そうなのよ」
川内「だってさー」
夕張「……負けたの?」
川内「違うよっ。追いつかれたと思ったら、脇道入ってっちゃったの」
夕張「ああ、あそこ分岐してるもんね」
川内「折角楽しめそうだと思ったのにさ。ガッカリだよ」
夕張「しっかし今時ハチロクにねぇ。特徴とか分からない?」
川内「んー……白黒でライトがパカパカしない方」
夕張「つまりレビンね。誰か知ってる人居ないかしら」
川内「軽く流してたとはいえ、余裕で追いついてくるの。主だよきっと」
夕張「主ってそんな釣りゲーじゃないんだから」
川内「そういえば今日提督来た?」
夕張「提督?もう居るハズだけど」
川内「昨日提出する報告書、出すの忘れてた」テヘペロ
夕張「その腹立つ顔する暇あったら、さっさと提出してこい」
はえーな乙
川内と江風はまたバイクも乗ってほしいな
新スレ乙です。
主と聞くと川のぬし釣り思い出すな。
新スレ乙!今回も期待してるぜ!
スレ立て乙
スレタイを夕張と180SEXに空目したのはきっと俺だけではないはず
吹雪(今日からこの分署に配属……どうせなら、本元の横須賀が良かったなぁ)
吹雪(ううん!どんな場所でも立派に任務をこなす!頑張らなくっちゃ!)
コンコン
吹雪「本日より市川分署に配属になりました、特型駆逐艦・吹雪です!ご挨拶に伺いましたっ!」
「どうぞ~」
吹雪(女の子の声……?秘書艦かな?)
吹雪「し、失礼しますっ!」ガチャッ
五月雨「ようこそ。横須賀鎮守府・市川分署へ」
五月雨「私は白露型駆逐艦、五月雨です。宜しくお願いします」
吹雪「よ、宜しくお願いしますっ」
「ハッハッハ。吹雪君といったね。そんなに緊張しなくても大丈夫だよ」
吹雪「は、ハイッ(何で背中向けてるんだろ……?)」
「この通称・市川鎮守府は君の様な駆逐艦をはじめとする水雷戦隊の構成が主だ。皆良い娘だから心配しなくていい」
五月雨「提督。そろそろ顔を向けられては?」
「おっとそうだった。これはウッカリ」
吹雪(ど、どんな人なんだろう)ゴクッ
クルッ
提督「私が、湊川です」
吹雪「……へっ?」
吹雪(牛乳瓶の底のようなメガネ……)
吹雪(まるで時代錯誤な伸びきったアフロというかパンチパーマ……)
吹雪(そして何故か軍服ではなく、使い古したウインドブレイカー……)
吹雪(だ、ダセェ!!)
五月雨「湊川提督は、元先生なんですよ」
吹雪「きょ、教師ってことですか?」
提督「オイオイ、それは昔の話だ。今の俺は提督だ」
吹雪(こんな冴えないオッサンが教師って……)
提督「なにわともあれ君の活躍を期待しているよ」
吹雪「は、はい!宜しくお願いしますっ」
提督「うん、元気があっていいね。まずは鎮守府内を案内しよう。五月雨君」
五月雨「はいっ」
吹雪「あ、あの……その前に質問よろしいでしょうか?」
提督「ん?なにかな?」
吹雪「その……机の上に載っているトカゲ?のぬいぐるみは……?」
提督「これかい?これは俺のマスコットだ」
吹雪「ま、マスコット?」
提督「可愛いだろ?それにコイツも『私が、湊川です』と言っているように見えるだろう?」
吹雪(意味わかんねぇ!!)
変な所に配属されてしまった――
吹雪は着任後僅か数分で、これからの生活に不安を覚えるのだった……
設定変更に文句はないが、提督の外見のインパクトがでかすぎるな
果たしていかなる車に乗るのか
今回も艦これ成分薄めなSSになります。
前回から読んで頂いている方、本当に感謝です。
今回が初めての方、はじめまして。
楽しんでもらえたら幸いです。
出先なのでレス返しはまた後になります。
でも書きたいからスマホからちょこちょこと。
しかし湊川提督の元ネタというか、モチーフが分かる人は居るのだろうか……ww
吹雪「やっぱり施設としては小さいんですね」
五月雨「そうですね。提督が言っていた通り、ココは水雷戦隊が中心で所属する人数も少ないんです」
五月雨「それで、主に湾内を行き来する輸送船等の護衛や警備が主な任務になりますね」
吹雪「ところで五月雨さん」
五月雨「そんな、さん付けなんていいですよぉ。敬語もいいです」
吹雪「でも、先輩に対してそれは……」
五月雨「じゃあ、私も言葉を崩すから。同じ駆逐艦同士、仲良くしよう?」
吹雪「は……じゃなかった。改めて宜しくね、五月雨ちゃん」
五月雨「こちらこそ。吹雪ちゃん」
五月雨「あ、でも最近提督の影響か、たまに敬語が抜けない時もあるけど……それは気にしないで」
吹雪「……提督……」
五月雨「やっぱり、最初はインパクト強いよね(苦笑)」
五月雨「確かにちょっと変わってるけど、真面目で仕事も正確。本部からの評価も結構高いみたいだよ」
吹雪「あんな見た目なのに……」
五月雨「まあまあ。じゃあ各施設の紹介ね。と言っても、規模が小さいだけで基本は一緒……キャアッ」
吹雪「五月雨ちゃん!?大丈夫!?」
五月雨「痛ぁい……何かにつまづいたぁ」
吹雪「これは……」
吹雪「……なにこれ?工具?」
五月雨「もしかしてまた……!」
吹雪「ねえ五月雨ちゃん。これって?」
「エンジンを持ち上げる為の小型クレーンよ」
吹雪「へ?エンジン?」
五月雨「もうっ。工具はその辺に散らかさないって、この前言ったばっかりじゃないですか!」
夕張「ゴメンゴメン。さっき届いたばかりで、これから移動しようと思ってたの」
吹雪「あの~……」
夕張「お、貴女が新人ね」
吹雪「あっ……はじめましてっ!特型駆逐艦・吹雪ですっ」
夕張「うんっ、宜しく。私は夕張よ」
吹雪「ところで、エンジンって……」
夕張「そりゃ勿論、クルマのエンジンに決まってるじゃない」
吹雪「……えっ?」
五月雨「あー……吹雪ちゃん。驚かないでね?」
吹雪「え……でも、ココって……工厰、だよね?」
五月雨「そうなの。そうなんだけど……」
オープンッ
夕張「さーて、と。ウマも掛けたしオイル交換しときますかぁ!」
五月雨「今は殆ど、夕張さんのガレージと化しているの」
吹雪「」
やっぱり提督が変だと艦娘も変なんだ……
つくづく、この鎮守府で自分はやって行けるのか……不安で一杯の吹雪であった
乙ー
いい感じに毒吐きそうな主人公()来たなw
ブッキーさんにはランタボかスタリオンに乗ってもらいたいねぇ…俺個人の趣味だが
乙です。
吹雪と似た境遇の車って何だろうか…クワトロ?
ふと思ったんだが第一世代エボってしばふ顔じゃね?
改めまして、このスレを開いて頂き有難うございます。
相変わらず艦娘×クルマSSになります。
技量不足で至らぬ点もあるかと思いますが、楽しんで頂ければ幸いです。
ちなみに前スレでの予告通り、微妙に設定を変えている部分があるので、このスレから読んでも何ら問題はありません。
>>5 AW・SW共に現行車種に比べるとかなり小さいですからね。
ぶっちゃけ最近はNSXですら小さく見える……。
>>6 有難うございます。
でもあまり過度な期待はしないでくださいww
>>8 有難うございます。
ご期待に添えられるよう頑張ります。
>>10 バイクも勿論用意してますよー。
もしかしたら川内が○○○に乗り換えるかも……。
>>12 自分もそれが浮かびます。
ゲーム自体はやったこと無いけど……ww
>>13 有難うございます。
前回よりもう少しマニアックな内容にしたいと思っていますが……どうなることやらww
>>14 どんな体位になるのだろう……ww
180SXをNSXだと勘違いした過去を持つのは自分だけでいい。
>>17 前スレの半ばで既に思いついていたのですが、見た目を含めてとある人物がモデルになっています。
今後すぐバレるとは思いますがww
>>21 吹雪の立ち位置は書いてて面白いですww
>>22 前スレの扶桑さんがGTOだったから、三菱車はアリかも……
え?吹雪が憧れている人って赤城さん?(すっとぼけ)
>>24-26 パルサー……は、むしろ初春型っぽいなぁ。
ブルのSSS-Rとか、初代ワークスとか?
でもクワトロやファミリアは成り立ち的に結構いいかも。
>>27 そ の 発 想 は な か っ た 。
当面は謎のハチロク編になります。
でもあんまり引っ張る気はない。
食堂
青葉「ども、青葉ですぅ。またお会いできて光栄です」
青葉「現スレ移行に伴い、もしかしたら青葉の出番が無くなるかと思いましたが、こうして出番があって何よりですっ」
川内「誰に向かって言ってるの?」
青葉「前スレこと前世、といったところでしょうか」
川内「前世???」
青葉「それで、ハチロクですか」
夕張「俄かには信じられない話だけどね。どう思う?」
青葉「そうですねぇ。川内さんを打ち負かすような実力者であれば何かしらの情報が入るものですか、心当たりはありませんね」
川内「だから負けてないって」
夕張「寝ぼけて車種を見間違えたんじゃないの?」
川内「でも江風だって見てるんだよ?」
夕張「うーん……江風ちゃんが言うのなら間違いないか」
川内「え、何その反応の違い」
青葉「本当に実在するのであれば、青葉も気になっちゃいますっ」
夕張「確かに気になる存在よね。どんなクルマなのか、見てみたいわ」
青葉「ではでは、ちょっと調べてみましょう。何か分かった際にはお伝えしますね」
川内「うん。お願い」
吹雪(ここの人達って、皆こんな感じなの……?)
ツンツン
吹雪「え?はい?」クルッ
若葉「アウト・ブルース」
スタスタ
吹雪(……何か眩暈がしてきた)
夜・ワインディング
夕張「ココにそのハチロクが居たのね」
川内「そっ。帰ろうとしたら、急に現れたんだ」
由良「……何で私まで……」
川内「まあまあ、いいじゃん。夜は長いんだしさ」
由良「その長い夜を無益に過ごしたくないのだけど」
夕張「そう云えば、そのハチロクって何か特徴とか無かったの?」
川内「ええー?そんなん暗くて分からないよ。別に普通な感じだったと思うよ」
夕張「普通、ねえ」
由良「タヌキか何かに化かされたんじゃない?」
夕張「なにそのファンタジー」
由良「だってハチロクでしょ?」
夕張「そりゃあ30年も前のクルマだから……お化けとかいても不思議じゃないかもしれないけど」
川内「私のMR2も夕張のワンエイティも20年前のクルマだけどね」
由良「大差ないわ」
夕張「日産がシルビアを復活してくれるなら乗り換えるわよ」
由良「どっちにしろ、闇雲に探したところで時間の無駄だと思う」
夕張「ん。それもそうね」
川内「手掛かりも何も無いし」
由良「じゃあ、今日のところはもう……」
川内「聞き込みをしようっ。スミマセーン」
由良「………」ジトッ
夕張「いや、そんな目で見られても……」
「ハチロク?いえ、知らない子ですね」
「それなんてイニD?」
「カエレ!」
「そんなハチロク居るワケないじゃんか!」
川内「ざっと聞いてきたけど、やっぱり誰も知らないみたい」
夕張「今日は不発かしら……」
由良「聞き覚えのある声がしたのは気のせい?」
川内「あーあ。つまんないの」
由良「そのつまらないことに巻き込まれている私の立場はどうなるのよ」
川内「……ドンマイッ☆」
由良「殴る。何が何でも殴る」
夕張「まあまあ」
180SX・車内
由良「ああ、ホントに……無駄な時間だったわ」
夕張「今日は不発だったけど、多分見つかるまで付き合わされるんじゃない?」
由良「勘弁してよ……肌が荒れたらどうするのよ」
夕張「あ、やっぱり気にしてるんだ」
由良「アンタが無頓着過ぎるのよ」
夕張「そうかなぁー?」
由良「ところで、現実的にハチロクがMR2に勝つことって有り得るの?」
夕張「素の状態なら、まず勝負にすらならないわね。確かにハチロクも良いクルマだと思うけど」
由良「もし勝てるとしたら?」
夕張「ドライバーの力量、クルマの完成度、コースに対しての熟練度。これらが相当高次元なら、勝てるかもしれないわ」
由良「でも川内だって決して遅くない、と」
夕張「それこそ豆腐屋が出てきたとか、中身別物のお化けでも無い限り、普通は無理」
由良「中身別物って、例えば?」
夕張「んー。クラフト・トレノとか?」
由良「それ昔のGTマシンでしょ。燃えちゃったヤツ」
夕張「まあ、世の中にはS2000のエンジンに換装したり、シルビアのエンジンと足回りを移植しちゃう人も居るし」
由良「どっちにしろハチロクではないわね、それ」
夕張「さて、このまま帰るのもなんだし、久々に川内を小突いてみますかね」
由良「ちょっと。無茶しないでよ」
夕張「ちょっとだけよ」
由良「やれやれ……」
ピカッピカッ
由良「………」
夕張「………」
由良「何か来たわよ」
夕張「知ってる」
由良「どう思う?」
夕張「一応確認してみようか……」
チラッ
由良「ハチロクね」
夕張「ハチロクだね」
由良「当たり?」
夕張「……じゃない?」
由良「どうするの?」
夕張「とりあえず前に行かせよっか」
由良「………」
夕張「うん。4A-Gの音ね」
由良「やっぱり普通のハチロク?」
夕張「そうね。過給機も付いていなさそう」
由良「……川内、やる気になっちゃってない?」
夕張「仕方ない。着いてってみよっか」
夕張「ん……結構速い」
由良「キツい?」
夕張「何とか着いて行けるかな」
由良「あれ?」
夕張「どうしたの?」
由良「横の所……何か書いてある」
夕張「暗くて分かりづらいなぁ……」
由良「なんか、トカゲっぽくない?」
夕張「トカゲ?アジカンが好きなのかな」
由良「それアンタが好きなだけでしょ。ネタが分かりづらい」
夕張「ちょっと前にリライト以外も歌ってくれって嘆いてたよ」
由良「要らんわ、そんな情報」
夕張「しっかし速いわねホント。川内が振り切れないでいるし」
由良「その割には余裕そうね」
夕張「いや、ホントにしんどい」
由良「……ウインカー出してる」
夕張「そういえば前もココで別れたらしいしね」
由良「あ、行っちゃった」
夕張「……地元の人なのかな」
由良「さあ?」
夕張「たまに異様に速い地元民って居るからね。カリカリにイジったシビックを煽り倒す軽トラとか」
由良「なにそれ怖い」
麓のコンビニ
川内「また逃げられたーっ!!」キーッ
由良「結局何だったのかしら、アレ」
夕張「うーん……確かに速かったわね。ホントに豆腐屋かも」
由良「だとしたらトレノじゃないの?」
夕張「だってココ群馬じゃないし」
川内「豆腐屋でも牛乳屋でも何でもいいよ!」
夕張「見てくれは何の変哲もないハチロクだったわね。3ドアの後期型……」
川内「それじゃあ中身が全然違うとか?」
夕張「ちょっと考えにくいわね。確かにエンジンは結構やってそうだけど、音は4A-Gのメカチューンって感じだったし」
由良「じゃあやっぱりお化けじゃない?」
夕張「だから、チューニング内容は至って普通な……」
由良「そうじゃなくて、幽霊よ幽霊。きっと昔亡くなった走り屋の怨念が……」
夕張「キャーコワーイ」
川内「怨念がおんねんっ!」
由良「……ゴメン、どうかしてたわ」
夕張「いや……気にしない方がいい」
川内「??」
夕張「あと目立った特徴は、サイドに貼られたトカゲのステッカーか……」
川内「トカゲぇ?」
由良「それが唯一の手掛かりかしらね」
川内「トカゲ、ねぇ。そういえば何処かで見たなぁ」
夕張「あ、私も」
由良「鎮守府で見たんじゃない?」
夕張「いや、もっとハッキリと日常的に……」
川内「あ、分かった!提督の部屋だ!」
夕張「ああ、あのぬいぐるみね」
由良「何言ってるの。提督の部屋に置いてあるのはヤモリよ」
夕張「え?あれヤモリだったの」
川内「ヒト○ゲじゃないんだ」
夕張「ヤモリって元々『家守』って書くから、お守り代わりに置いてるんだって」
夕・川「へぇー」
由良「確かに提督もクルマは好きみたいだけど……」
川内「トカゲじゃなくてヤモリだもんね」
夕張「……見た目、大して変わらないじゃない」
由良「兎に角、今日はお仕舞。もう眠いわ」
川内「今度こそ正体が掴めると思ったのにぃ」
夕張「やっぱりアジカンが好きな人なのかなぁ」
由良「だからそれ、アンタが好きなだけでしょ」
川内「消してぇーリライトしてぇー」
由良「川内うるさい」
朝・食堂
夕張「結局あのハチロクは何だったのかしらね」
由良「さあ?その内青葉さんから何か情報が入るでしょ」
青葉「お呼びでしょうか」ニュッ
由良「わっ、ビックリした」
青葉「情報収集には隠密行動が欠かせませんからっ」
由良「忍者かなにかですか?」
夕張「そういえば、例のハチロクについて何か分かった?」
由良「流石に一晩じゃ何も……」
青葉「多少ですが」
由良「あ、分かっちゃうんだ……」
青葉「大した情報ではありませんが、実はこんなモノがありまして」
夕張「なにそれ?DVD?」
青葉「かつてビデオとして販売・レンタルされていた代物を焼き直したものです」
由良「え?そんなものあるの……」
夕張「地方のビデオ屋とか行くと、たまにあったりしたわよ」
由良「世も末ね……」
青葉「この映像のロケ地の一つに、件のハチロクが出没したワインディングが混じっているんですよ」
由良「でもコレ、相当古いものよね?」
青葉「そうですね。20年以上前の映像ですから」
夕張「ふーん……まあ、まずは見てみましょう」
再生
峠・ドリフト~街道の伝説~
夕張「流石に映像に古さが否めないわ」
由良「しかも真昼間じゃない。天下の往来で何してるのよ……」
青葉「調べたところ、このハチロクのドライバーは当時、富士フレッシュマンやミラージュカップで活躍していたそうで」
由良「プロのレーサーってこと?」
青葉「セミプロ、といったところでしょうか。ワークス入りの噂もあったようですが」
夕張 ジーッ
青葉「しかし、このビデオに出演したことで危うくライセンスを剥奪されかけたとか」
由良「そりゃそうよね。白昼堂々違反行為をしているワケだし」
青葉「なにぶん手掛かりになりそうな情報が少なく、ましてや速いハチロクともなると該当しそうな人物が居ないんですよ」
由良「でも20年も前じゃあねぇ……」
夕張「いや、多分同じ人よコレ」
青葉「なんとっ!?」
由良「どうして分かるのよ」
夕張「ホラ、ココ。トカゲのステッカー」
由良「ホントだ……昨日見たのと同じね」
青葉「偶然同じステッカーを貼っているという可能性は?」
夕張「それも有り得るわ。でも他にこんなのわざわざ貼る人が居ると思う?」
由良「まあ、確かに……」
夕張「他の特徴も結構似ているのよね。クルマの仕様は多少違うけど、ラインの取り方なんかも……」
鑑賞から10分経過
夕張「それにしても、見れば見るほど上手いわね」
青葉「今のドリフトとはかなり違うようですが」
夕張「そりゃあ、この20年の間で色々なモノが進化しているもの。この頃なんか、改造そのものがご法度だったろうし」
夕張「それでも、クルマの乗り方は基本的に変わらないわ。この人の場合、特に荷重の掛け方が上手い」
青葉「流石レーサー、といったところでしょうか」
夕張「ええ。一連の動作はゆっくりしているんだけど、スムーズで無駄が無い。良いお手本だわ」
由良「んー……」
青葉「由良さん?どうかしましたか?」
由良「うーん……気のせいかもしれないけど、この人ちょっと提督さんに似ていない?」
夕張「えっ?そう?」
由良「横顔とか、何かそれっぽいのよねぇ……」
夕張「いずれにしよ、まだまだ調べが必要ね」
青葉「そうですね。ですが20年程前の人物なので、何処まで情報が集まるか分かりませんが……あ」
由良「まだ何かあるの?」
青葉「いえ。直接関係は無いのですが、提督のご自宅もこの近辺だったかと」
由良「でも提督は毎日原付スクーターで来ているのよ?ちょっと遠過ぎない?」
青葉「近場に部屋を借りて、そこで寝泊りしているんですよ。週に一回は必ずご自宅に戻り、家族と過ごしていると伺っています」
由良「私前に写真を見せてもらったことがあるわ。奥さん、すっごい美人だった」
青葉「大和撫子を絵に描いたような方でしたね」
夕張「へー」
吹雪(あ、あんな冴えないオッサンに美人の奥さん……!?世の中間違ってる……!)
五月雨「どうしたの?吹雪ちゃん?」
吹雪(木村かっ!?あ○まんが大王の木村かっ!?別に司令官は変態じゃないけど、見た目的にはノーサンキューだよ!)
吹雪(そもそも!この人達食堂で何してんの!?)
五月雨「吹雪ちゃん?ラーメン伸びちゃうよ?」
執務室
コンコン
夕張「提督、おはようございます」ガチャッ
提督「私が、湊川です。おはよう夕張君」
夕張「今週の装備開発と資材運用の予定表の提出に伺いました」
提督「そうか。ご苦労さま」
提督「……ふむ、確かに。では、この予定通りに進めてくれ」
夕張「了解しました」
夕張(提督に似ているかなぁ……映像が荒いから分からないなぁ)
夕張「……ところで提督、一つ伺ってもよろしいですか?」
提督「答えられる範囲であれば」
夕張「大したことではないのですが、提督が厚木の郊外に居住されていると聞いたものですから」
提督「確かにその通りだ。愛川という片田舎に住んでいるよ」
夕張「ご家族も、そちらに?」
提督「ああ。妻と子供が二人居る。たまにしか会えないのが淋しいよ」
夕張「そうでしたか」
提督「元々俺は長野の出身でね。都会に憧れたりもしたが、やはり故郷のような自然に溢れた土地が好きなんだよ」
夕張「ああ、何となく分かります」
提督「しかし、藪から棒にどうしたんだい?」
夕張「あ、いえ。そう云えば提督のこと、あんまり知らないなーと思って」
提督「成程。自分の上司がどんな人物であるかを把握しておくことも、作戦遂行には重要な要素になるからな」
夕張「そこまで深くは考えていませんけどー……」
工廠
由良「今更だけど、そもそも正体を暴いてどうするのよ」
川内「勿論、夜戦をしてもらうっ!」
夕張「どんなチューニングをしているのか見させてもらう」
由良「アンタらは……」
大井「そこの暇人三人。そろそろ時間じゃないの?」
夕張「あ、大井だ」
川内「ヤッホー大井っち」
大井「その呼び方はやめて」
川内「なんで?北上から呼ばれてるじゃん」
大井「北上さんは別。アンタ達まで真似しなくていいっての」
川内「相変わらずだねぇ」
大井「というか、色々風評被害が凄いのよ。知らない駆逐の子にまで変な目で見られるし……」
夕張「クレイジーサイコレズ」ボソッ
大井「あ゙?」
夕張「いえ、何も」
大井「そりゃあ北上さんと離れ離れになったのはちょっと残念だけど、別に依存しているわけじゃないし、そもそも私はノーマルだし……」ブツブツ
由良「というか、私までこのおバカ二人組と一緒にされているのが気になるんだけど」
大井「気が付くと一緒に悪ノリしてるじゃないの。あんまり変わらないわ」
夕張「それよりバカって」
大井「バーカ。夕張も川内もバーカ」
由良「子供か」
五月雨「皆さーん。そろそろ出発ですよー?」
縁側
ホライクワヨー
ヤセンシタイー
瑞鳳「ふぅ……お茶が美味しい」
瑞鳳「最近は大規模作戦(秋イベ)に備えて物資輸送の任務ばかりだから、あんまり出番が無いのよねぇ」
瑞鳳「どうせ暇なら、何かプラモでも作っていようかしら。秋水に景雲……あ、セイバーもあったわね」
瑞鳳「でも、たまには趣向を変えてマシーネンクリーガーとか……オスカル買ったけど、そのままにしてたわ……」
瑞鳳「それにしても、クルマ買ってから夕張と川内は一層元気になった気がするなぁ……」
瑞鳳「うーん……私も何か買おうかな。でも免許取ってから運転って殆どしたことないし……」ゴロン
瑞鳳「こう、プラモデル感覚で遊べるクルマは無いのかしら。いっそ原付でもいいけど……」
瑞鳳「どうせ乗るならマイナーなのがいいかも……」
瑞鳳「んぅー……何か眠い……」
瑞鳳「………」
提督「ん?瑞鳳君、そんな所で寝ていたら風邪を引くよ」
瑞鳳「ふぇ……あ、提督さん。お疲れ様です」
提督「何か考え事かな?」
瑞鳳(そういえば……提督さんの上着ってクルマ関連のモノが多いなぁ)
瑞鳳「今日はレイトンハウスですか」
提督「おっ、知っているのかい?」
瑞鳳「勿論。そのレイトンブルーは今でもインパクトがありますから」
提督「ワッハッハ。確かに目が醒めるような水色だからね」
瑞鳳(提督さん、もしかしてクルマ好きなのかも)
瑞鳳「私もクルマを買おうかと考えていたんだけど……」
提督「オイオイ。君まで夕張君や川内君みたいにヤンチャする気なのか?」
瑞鳳「いえ、まさか。最近ちょっと手持無沙汰なので、今までやらなかったことをしようかなーって」
提督「時に瑞鳳君は、免許は持っているのかい?」
瑞鳳「ああ、提督さんまで私のこと幼く見てるんでしょ。こう見えても一応成人なんですからっ」
提督「スマンスマン。そういうつもりじゃなかったんだ」
瑞鳳「いえ。実はペーパーなんでそこまで胸張れないですけどね」
提督「それで、何か希望はあるのかい?」
瑞鳳「ちょっと古くて、派手じゃないクルマが良いかなぁなんて」
提督「古いクルマ?俺も古いカローラに乗っているが、整備が大変だぞ?」
瑞鳳「そこを含めて楽しみたいんですよ」
提督「それは分かる。今のクルマもいいが、古いクルマも今には無い魅力が詰まっているからな」ウンウン
瑞鳳「何か良いモノありますか?」
提督「俺が若い頃なら、そこらの解体屋から引っ張れたけどなぁ。瑞鳳君が良ければ、知り合いの業者を紹介しよう」
瑞鳳「ホントですか?ありがとう」
提督「なぁに、俺は提督だ。任せなさい」
瑞鳳「ところで、提督さんが乗っている古いカローラってどんなのですか?」
提督「大したことはないよ。もう30年も前のクルマだ」
瑞鳳「30年前というと……ナナイチとか?」
提督「惜しい。その次の型の――」
「ハチロクだ」
バケツの数が足りない……秋イベまでにある程度貯まるかな……。
今回はここまで。
提督1番やんちゃしてる気が…
乙
大井っちがかわいい感じに…
リライトがダメならリロードとかどうですかね(すっとぼけ
結局、次期シルビアって出ないのかな?
前にFFで復活するとかなんかの記事で見たけど
ZもSUVになっちゃったし、日産の純粋なスポーツクーペってGT-Rだけになっちまうのか・・・
乙です
レイトンハウスはバブル崩壊とともに萎んじゃったなぁ
今でもあのカラーリングは良い
乙!そうか、ずほはジムニーを買うのか(違)
もしかしなくても提督のモデルってドリキン?確か昔ここの提督みたいなファッションだった時期があった様な……
>>31
ほっぽちゃんがいる?w
ついさっき知ったんだがランエボがまた復活する?
http://www.j-sd.net/mitsubishi-begins-on-the-next-generations-lancer/
この記事がマジだったら買うかも
>>1さんもどうですか?
秋イベが水雷中心っぽいので、ついに完走出来るかもとか思っている>>1です。
川内型みんな改二にしてあるけど、川内以外改二レベルのままなんだよなぁ……。
>>46 そこは気にしてはいけないww
>>48 由良張ストとしては、大井っちも絡ませないとなぁと思いww
普通に可愛いと思ってます、ハイ。
>>49 日産から小型FRが出るみたいな記事に何度踊らされたことか……っ!
今回出ている240Zモチーフのアレは、次期ジュークじゃないかと思っていました。
せめてパルサーニスモが国内販売決まってくれればなぁ……。
>>50 レイトンブルーはあの時代の一つの象徴でしたね。
どっかに安くグッズ売ってないのだろうか……。
>>51 提督=土屋圭市でほぼ正解ですww
更にドリキンが出演したVシネマが元になっています。
>>52 ほっぽちゃんが峠に居るワケないでしょ(目そらし)
>>53 ランエボはむしろ生産終わる&ランサー以外で復活詐欺の繰り返しだったからなぁ、とww
個人的にはミラージュにエボモデルが追加されることを願っております。
それよりジャン・アレジがスピード違反の方が気になったのは内緒ww
短めですが投下っ。
小ネタ チューニング講座 其之一
夕張「夕張のチューニング講座、其之一。まずは、タイヤについて」
夕張「ちゃんと転がすことが重要なの。クルマを支えているのはタイヤだってことを忘れちゃダメよ」
由良「……え?それだけ?」
川内「あー疲れたぁ」
由良「お風呂入りたいわー」
夕張「クルマいじりたーい」
大井「もう病気だわ」
駆逐艦s「お疲れさまでしたー」
大井「ハイハイ。最近冷えるから、ちゃんと暖かくして寝なさいよー」
夕張「うわー、大井がお姉さんがしてるぅ」
大井「何よ、文句あるの?」
青葉「大井さんは普段はキツそうな態度ですが、実は優しいお姉さんですよぉ」
軽巡s「………」
由良「青葉さん、気配を消して現れるの止めてくれませんか?」
夕張「心臓に悪い……」
川内「え?皆気付いてなかったんだ」
大井「アンタは気付いていたの……?」
青葉「それでですね、新たな情報が入ったのでお伝えしようかと」
大井「青葉さんも出撃してましたよね?ちゃんと仕事したの?」
夕張「それで、何が分かったの?」
青葉「居ましたよ、件のハチロク!」
川内「えっ、マジ!?ドコドコ!?どんなヤツ!?」
由良「すごい喰いつき」
青葉「意外と近くに居ました。ですが……」
夕張「何かあったの?」
青葉「聞いてビックリです。実は司令官でした」
「「「「……へっ?」」」」
由良「確かにクルマは好きみたいだけど……」
川内「ということは、提督ってレーサーだったの!?」
夕張「提督の前職って教師でしょ?そんなの一言も……」
青葉「ええ。正直驚きました」
大井「ちょっと。あのオッサンがレーサー?」
青葉「俄かには信じられないとは思いますが……裏も取れてます」
夕張「そういえば、古いカローラに乗っているって言ってたわね……」
青葉「当時のレースリザルトに、バッチリ司令官の名前が記載されてました。コレです」
大井「湊川……うわ、ホントだ」
川内「若っ!提督若っ!」
夕張「昔からこの髪型だったのね……」
由良「でもどうしてその事を黙っていたのかしら?」
青葉「本人曰く、別に言いふらすことでもなかったとの事なので……」
川内「でもコレ、表彰台に乗ってんじゃん」
青葉「何より、夕張さんや川内さんに知られると大変そうだと……」
大井「あー……夕張はまだしも、川内は思いっきり喰いつきそうだわ」
由良「確かに」
川内「そ、そんなこと……あるわ、うん」
青葉「ちなみに今度、瑞鳳さんとお出かけするみたいですよ」
夕張「出掛けるって……デート?」
大井「ロリコン?」
由良「瑞鳳さん、一応成人だからね」
大井「つまり合法ロリでしょ?」
由良「真顔で何言ってんのよ」
青葉「詳しくは分からないですが、どうやら瑞鳳さんのクルマを選びに司令官の地元に行くようです」
川内「マジ?ヅホもクルマ乗るの?」
夕張「結構機械弄り好きだからね。私も乗り始めたキッカケがそこからだったし」
由良「だとしたら、スゴいマニアックなの選びそうね」
青葉「えーっと……候補になっているのがシャレード、カルタス、ミラージュ、アルトワークス、ヴィヴィオ……」
夕張「待って。何その一昔前のダート車両みたいなラインナップは」
青葉「司令官の知り合いに、そういうのに強い方が居るみたいです」
由良「思っていた以上に濃いわね」
大井「アンタ達の会話が何一つ分からないんだけど」
青葉「それと、かつて司令官が腕を磨いたというコースもあるみたいです。ツーリングがてら、行ってみるのも一興かと」
川内「提督の出身って長野だよね?やっぱり峠?」
青葉「いえいえ、もっと合法的な所です」ニヤリ
工廠
由良「それにしても驚いたわね、まさかハチロクの正体が提督さんだなんて」
川内「しかもレーサーだよ、レーサー。道理で速いワケだよね」
夕張「そうねー……」カチャカチャ
川内「で、夕張は何してんの?」
夕張「見ての通り、クルマの整備してるのよ」
由良「……え?それ動かすの?」
PS13シルビア
夕張がネットオークションで購入。
後期型のQ'sで、ローダウンサスが組んである以外はほぼノーマル。
元は整備・運転の練習用に使っていた。
何故か余っていた33R純正ホイールが装着されている。
色はパープリッシュ・シルバーツートン。
夕張「提督の地元に行く時に、コレを使おうと思ってね」
川内「何で?ワンエイティで行けばいいじゃん」
夕張「そのコースっていうのがね、ダートコースなのよ」
由良「ダート?」
夕張「そっ。どうせだから、汚れても気にならないコレで走ってみようかなって」
川内「ダートかぁ。面白そうじゃん!」
由良「あ、だから合法的って言っていたのね」
夕張「そういうこと。走る前に講習を受ければ、とりあえず走れるわ」
由良「……でもシルビアでダートって」
夕張「シルビアって意外とラリーに出ていたのよ?240RSだってベースはS110だもの」
川内「というかさー、夕張の選ぶクルマって地味だよねぇ」
夕張「これは元々練習用だもの。見た目は別に……」
由良「ああ、川内の言いたい事分かるわ。あんまり主張するようなポイントが無いわよね」
川内「でしょ?速そうな雰囲気はあるんだけどさぁ……没個性的っていうの?」
夕張「何処を見てるのよ。ちゃんとワンポイントで緑色も入れて私っぽくしてるでしょ」
川内「……何処に緑があるのさ」
夕張「ホントに気が付かない?ローター見てみなさいよ」
由良「ローター?」
夕張「キャリパー以外ブレーキは基本プロμで統一しているの。ホラ、これで緑色」
川内「そういうのが地味だって言ってるんだけど」
※夕張さんはプロジェクトμ愛用者のようです
川内「風の中のスバルー」
由良「それはプロジェクトXね」
川内「そういえばちょっと前から気になってたんだけど、あのバイクって誰の?」
夕張「そこのヤツ?青葉のよ」
由良「なんか小さい気がするんだけど、原付?」
夕張「そう。取り回ししやすいので探してたみたいよ」
青葉のKLX125
新車で購入した青葉の愛機。
あちこちに行けるような装備・工夫が盛り沢山らしい。
マフラー以外は殆どノーマル。
カラーはシルバー。
夕張「私もちょっと乗ったけど、結構楽しかったよ」
由良「ちゃんと足着くの?」
夕張「ギリギリね。サスが沈む分、見た目ほど辛くはなかったかな」
川内「でもオフ車って良いなぁ。軽くて振り回しやすそう」
夕張「そうねぇ。私も小さいバイク乗ってみようかなぁ」
由良「原付なら維持も楽そうだものね」
夕張「実は東京モーターショーに出展しているZ125が気になっちゃって」
由良「……あれ、どう見てもライムグリーンになったグロム……」
夕張「それは云わない」
川内「わーい。楽しいー」ブォンブォン
由良「何で勝手に乗ってるのよ」
小ネタ 夕張のチューニング講座 其之弐
夕張「夕張のチューニング講座、其之弐.次は、エアロについて」
夕張「見た目も大事だけど、カッコつける為だけなら勿体無いわ。それならタイヤとオイル代に回しなさいっ」
由良「ねえ、コレ誰得なの?」
大井「ドヤ顔なのが腹立つわね」
プロμの色が夕張っぽいと思ったのが今回一番のハイライト。
ホントに原2のバイクが欲しいデス。
乙!淀川提督みたいになりたいなら荷台に金型載せて碓氷を毎日走るのが一番。後は群馬といったら2人ほど縁のある人が居るけど果たして……
乙です。
プロμといったらJGTCのスープラ思い出しますね。
あの独特の色は一度見たら忘れられない・・・
よく名阪サーキットとかで30ソアラでドリドリしてた俺のツレの一言を思い出した
「エアロは空力性能を良くするもんやない!割るもんや!」
そりゃドリドリしてりゃ擦ったり色々あるのはわかるんだけどさ
碓氷では無いが中嶋悟は実家のガソリンスタンドの手伝いでドラム缶を倒さないよう走ってたって聞いたな
車のことはあまりよく知らないがこの作品やはり面白い というか、20年以上前からアフロて……
ところで、誰か教えてほしいことがある
劇場版のクレヨンしんちゃんなどでも登場した「トヨタ2000GT」って、どれくらいの時代の車? wikiなどでは淡々としてわからん
ああいう車をエンジンをエコカー用に設計の段階から換装して発売すれば売れると思うのにな。原付とて、エンジンそのままにビックスクーターやハーレーダビットソンの形状にできれば売れる気もすんだけどなぁ。
ナンバープレートを専用にしたり、法改正や税金の問題は多々ありそうだが
トヨタ2000GTは64年位の車だな
あとその手の車両は音とかも重要なんやで
軽いエンジン音したハーレーなんてつまんないだろ
昔スズキがコンセプトカーで隼のエンジンを乗せた4輪オープンを東京モーターショーで出したことがあったな
個人レベルならハコスカにRB26とか昔のクラウンに2JZ載せ換えしてるとかは雑誌で見かける
剛性云々を無視出来んレベルになるから最終的にGT-Rが新車で買えるぐらいにはなるはず
乙
合法ロリ言うなwww
モーターショーでアルトワークス見たけど、やっぱり軽は5速で十分だと思うわ…
秋イベでは秋月と邂逅可能だって……?
どうせまたトンデモな所で掘らせる気なんだろ、騙されないぞっ!
>>64 有名所のあの二人も、勿論出てくる予定です……。
>>66 何処でも目立ちますからね、あの色。
個人的には、N1耐久で走っていた32Rのカラーリングもシンプルで好きです。
>>67 名言過ぎるwwww
割るどころか落とすものっていうような気もしますがww
>>68 やはり名のあるドライバーはそういうことをしていたんですね。
というか、それも結構難しいような……?
>>69 旧車をEV化というのは、雑誌などではたまに見ますね。
それでも>>70さんが仰る通り、気になる点は多いと思いますよ。
せめてアメ車の旧車リバイバルみたいなデザインで出してくれればなぁ……とか思うけど、やっぱり難しいのだろうか。
とりあえず、原付が昔みたいに個性溢れるモデルが増えればそれはそれで楽しそうですよねぇ。
>>70 ああ、2000GTってもうそんなに前なのか……。
現存している車両って今、どれだけあるのでしょう。
>>71 四輪GSX-Rってありましたね。今年はホンダも似たコンセプトのモデルを出していますしね。
そうですね、旧車にそれだけ注ぎ込むとエラい金額になっちゃうし……。
でも自分も新車を買うなら旧車に注ぎ込みたいタイプですww
>>72 ワークス出てるんですよね、気になります。
というか、6速!?そんなに要らん!
今回も短めですが、投下します。
休日
瑞鳳「スミマセン、付き合ってもらっちゃって……」
提督「俺は提督だ。艦娘の要望に応えるのも俺の仕事だよ」
瑞鳳「でもビックリしました。提督のカローラって、レビンだったんですね」
提督「歳を取ってから、もう一度乗りたいと思ったんだ」
瑞鳳「結構イジっているみたいですねぇ」
提督「まあな。現行車種にも負けないぞ」
瑞鳳「エンジンの音が心地良いって感じるのは初めてです」
提督「流石、分かっているな瑞鳳君」
瑞鳳「ところで、今日はどの辺りまで行くんですか?」
提督「知り合いの業者の所だよ。なかなか面白いクルマが入ったというんでな」
瑞鳳「わー、楽しみぃ」
提督「さて、ちょっと飛ばすぞ。しっかり捕まってなさい」
夕張「さて、私達も出発しましょうか」
川内「折角だからNSRで行っちゃおうかなぁ。後ろ狭いし」
夕張「別にいいけど、結構遠いからキツいんじゃないの?」
川内「大丈夫っ。遠出は慣れてるからねっ」
川内のNSR250
88年式の赤テラカラー。
整備する時に面倒だからとアンダーカウルは外している。
キャブやチャンバー、サスも交換してある。
かつての峠仕様を彷彿とさせることから、秘かに夜戦ロケットと呼ばれているとか。
川内「ブッちぎっちゃおっかなぁ」
由良「趣旨が違うわよ」
川内「由良も来ればいいのに」
由良「三人も鎮守府離れちゃったらマズいでしょ。ただでさえ提督さん居ないんだから」
川内「大井っちに任せればいいんじゃないの」
由良「……後で殴られるわよ」
夕張「とりあえず、まずは高速で長野に入って、降りたら休憩ね」
川内「ホイホイ」
夕張「国道沿いに有名なお蕎麦屋さんがあるのよねぇ」ジュルリ
由良「コッチも趣旨を忘れてる……」
夕張「さあ!信州蕎麦巡りっ!」
川内「オーッ……お?」
由良「心配になってきたわ……五月雨ちゃん、宜しくね……」
五月雨「せ、責任重大ですね……」
長野・某蕎麦屋
川内「お、お尻痛ーい……」
夕張「だから言ったじゃないの」ズルズル
五月雨 ←無心で啜る
川内「というか寒い……せめてオーバーパンツ持って来れば良かった……」
夕張「夏用のウェアの時点でダメでしょ」ズルズル
川内「何でNSRってあんなにシート薄いのー……」
夕張「私があげたゲル状座布団はどうしたのよ」テンプラサクサク
川内「使ってるよー……部屋で」
夕張「何の為にあげたと思ってるのよ」
川内「荷重移動する時邪魔なんだよね、アレ」
五月雨 ←ワサビの固まりを食べてしまった
川内「で、これからどうする?」
夕張「とりあえず、ダートコースに行ってみましょう。その為にわざわざシルビアで来たんだから」ズズズッ
川内「りょーうかーい」
夕張「どうでもいいけど、ココまで来てカレー食べるって」
五月雨「蕎麦湯が熱い……」
某クルマ屋
瑞鳳「ココは?」
提督「昔お世話になったショップだ。ちょっと待っていてくれ」
瑞鳳「行っちゃった……」
瑞鳳「ココ……普通のクルマ屋っていうより、チューニングショップよねぇ」
瑞鳳「わぁ、箱スカが置いてある。お店のクルマかなぁ?」
瑞鳳「……って、あれ?」
矢矧「ああ。じゃあ失礼するよ」
瑞鳳「矢矧……さん、だよね?何でこんな所に」
矢矧「フフ、いつ見ても素晴らしいな。胸が高鳴るよ」
瑞鳳「もしかしてあの箱スカって……矢矧さんの?随分渋いのに乗ってるのねぇ」
矢矧「ん?貴女は……」
瑞鳳「え、ああっとコンニチハ。綺麗な箱スカですね」
矢矧「有難う。嬉しいよ」
瑞鳳「あの、私市川所属の軽空母、瑞鳳です。以前合同遠征の際にご一緒しましたよね?」
矢矧「ああ、貴女か。私服だから気付かなかったよ」
瑞鳳(やっぱり私服でも大きいわね……)
矢矧「ん?何かあったか?」
瑞鳳「い、いえっ」アセアセ
提督「待たせたね、瑞鳳君。そちらは?」
瑞鳳「あ、提督さん」
矢矧「提督……?貴方が湊川提督ですか」
提督「いかにも。私が、湊川です」
矢矧「はじめまして。浜松警備府所属、阿賀野型三番艦・矢矧です。お目に掛かれて光栄です」
提督「オイオイ、光栄だなんて大袈裟な。俺は地方のイチ提督に過ぎないよ」
矢矧「いえ、噂はお聞きしています。提督としての手腕は勿論、レーサーとしても」
瑞鳳「レーサー?」
提督「なんだ、知っていたのか」
矢矧「ウチの提督もクルマが好きですから」
提督「そうか、浜松だと長谷川さんが担当だったね」
瑞鳳「えっ、提督さんってレーサーだったの?」
提督「若い頃に少々かじっていただけだよ。ところで、その箱スカは君のかい?」
矢矧「ハイ。乗り始めてから一年程です」
矢矧のGC10スカイライン
四枚ドアのGT-R仕様。バンパーレス。
L28改3LにあえてFCRキャブを装着。
見た目は王道だが、現代的なパーツも奢り差別化を図っている。
カラーは勿論シルバー。
提督「懐かしいな。高橋国光に憧れて水道のホースを着けたりしたもんだ」
瑞鳳「ああ、オイルクーラーの真似ね……」
提督「初めて乗ったのが正にコレだったんだよ。ドリフトの練習もしたけど、なかなか上達しなかった」
矢矧「湊川提督程の方がですか?」
提督「俺にだって下手クソな時はあったさ。サニーに乗り換えてから、本格的にクルマにのめり込んだものだ」
瑞鳳「サニーって、オジサンが乗るクルマじゃないの?」
提督「確かにサニーは当時から大衆車だったが、スポーツグレードはかなり気合の入ったものだったぞ」
矢矧「TS車両搭載のA型エンジンは、OHVヘッドでありながら一万回転近くまで回せたらしいですね」
瑞鳳「い、一万!?スゴーい……」
提督「流石に市販車でそれをやろうとすると骨が折れるけどな」
瑞鳳のメカ講座
瑞鳳「OHVとは、オーバーヘッドバルブ機構の略称よ。日本語では頭上弁式とも言うわ」
瑞鳳「カムシャフトがシリンダの横にあって、プッシュロッドと呼ばれる長い棒を介してロッカーアームを押し上げバルブを開閉させるの」
瑞鳳「断面図的に見ると、ロッカーアームがシーソーみたいな動きをしてるわ」
瑞鳳「ちなみにカムの駆動方法はピストン下にあるクランクの回転を用いているわ。これはどの形式でも同じね」
瑞鳳「で、OHVはそれまでのサイドバルブと比べて燃焼室を小さくすることが出来るとか色々利点があるんだけど、その辺りは省略しますっ」
瑞鳳「じゃあ私が何に驚いたのか。内燃機工について分かる人なら理解できると思うんだけど」
瑞鳳「小排気量のエンジンでパワーを出すには、大雑把に云えばターボを着けるかエンジンを高回転まで回すかになるんだけど」
瑞鳳「高回転化するにあたり、問題になるのがOHVの構造なのよね」
瑞鳳「現在主流となっているOHC……オーバーヘッドカムはカムをバルブ上に置いてほぼ直接駆動させているの」
瑞鳳「これも大雑把な説明だけど、要はプッシュロッドの代わりにチェーンを用いてカムを駆動させているのよね」
瑞鳳「勿論、現在高回転型と呼ばれるエンジンはどれもOHC……それも、吸排気どちらにもカムがあるツインカムよ」
瑞鳳「一方OHVは長いプッシュロッドを経由しているから、高回転になればなるほどバルブの動きが追従出来なくなってしまう」
瑞鳳「直接駆動と棒を使っての駆動……どちらに分があるかは明白よね」
瑞鳳「勿論ロッドを短くすればいいんだけど、燃焼室で発生する熱との兼ね合いもあるからね。限界があるのよ」
瑞鳳「じゃあどうやってその問題をクリアしたのかとか、詳しく説明すると非常に面倒なので、あえて説明しないけど……」
瑞鳳「要するに、かつてTSクラスで使用された日産A型エンジンは驚異的だったということだけ伝わればいいかなっ」
瑞鳳「OHVは今でもアメリカの車両が広く採用しているわ。排気量が大きく、トルクで走らせるアメ車にはOHVの方が都合が良いのかもね」
提督「しかし、君のような若い世代が箱スカとはなぁ」
矢矧「クルマはさほど興味無かったのですが、たまたま街で見かけて……」
提督「一目ぼれか。良い趣味だと思うよ」
瑞鳳「そういえば提督さん、奥で何を話していたの?」
提督「おお、そうだった。実はココにおススメのクルマがあるんだよ」
瑞鳳「ホントッ!?」
提督「ああ。奥に用意してもらってあるので、見に行こう」
矢矧「良ければ、私もご一緒してよろしいですか?」
提督「ここで会ったのも何かの縁だ。構わないよ」
瑞鳳「それで、どんなクルマなんですか?」
提督「一見地味かもしれないが、乗れば楽しい……そんな代物だ」
瑞鳳「コレって……」
提督「うん。やはり今見ても良いモノだな」
矢矧「湊川提督……貴方も大概ですね」
提督「ココで眠らせる位なら、乗ってもらった方がいいだろうと思ってな」
瑞鳳「か、可愛い~!!」
TE27 スプリンタートレノ
皆大好きハチロクのご先祖様。73年式。
ハヤシのホイール、羽根無し、モスグリーンと王道の外見。
車高が落とされているが、それ以外はノーマル。
それにしても、このSSは相変わらず旧車ばっかりだな。
提督「久々に見ると小さいなぁ」
矢矧「しかし、やっぱり埃っぽいですね」
提督「一応動かせるが、しばらく放置されていたからな。長く乗るなら、しっかり修理しないとだな」
瑞鳳「可愛いぃっ」ダキッ
矢矧「私も人の事言えないけど、クルマに乗るだけなら他に選択肢はあるのでは?」
提督「瑞鳳君の場合、メカにも興味があるようだからあえてキャブ車を選んだのだが……」
瑞鳳「コレにしますっ!私、コレに乗る!」
提督「本当にいいのか?旧車に乗るのは思っている以上に大変だぞ?」
瑞鳳「構いません!お願いしますっ!」
提督「ならば、とりあえず一週間乗ってみるといい。それでも気が変わらなかったら、購入としよう」
矢矧「大丈夫なんですか?」
提督「大丈夫だ。話はつけてある」つキー
瑞鳳「はいっ!」
余談
提督「一応他にも候補はあったが、やはり一発目が本命だったか」
矢矧「どんなものがあったんですか?」
提督「シャレードのデトマソ、KPスターレット、マーチターボ、シティ、ランタボ……」
矢矧「どっちにしろ旧車ばっかりなんですね……」
提督「俺的におススメなのは、TA61セリカだった」
矢矧「FRがいいんですか?」
提督「昔からFR主義者だったものだからな」
矢矧も瑞鳳も直感で決めた。
一旦ここまで。
乙、ずほはニイナナか、うちの親父が新車当時試乗したらしいがエンジンにシャシーが負けまくっててアクセル踏んだら文字通りどこにすっとんで行くか分からないと言ってた。
まぁずほが前スレ同様踏まない派ならあまり関係ないかもな。
乙
矢矧が来てしまったか…イイねと言わざるを得ない
乙
ランタボは俺の親父が峠走ってる時に乗ってた車だな。「重いボディにドッカンターボ」とか言ってたが・・・。俺の好みにドンピシャなんだけど中古が・・・
>>81
今更旧車ばかりなことに気がついたのか...
ほら新車出すんよアリストとか
>>79の説明補足
http://i.imgur.com/hGGBdri.jpg
この図を自分で書いたら残念過ぎたので拾った画像を。
>>92
そのクルマも思いっきり中古車じゃないか。
新スレの存在に今さら…ぐぬぬ
とりあえずブッキーが毒舌で笑った
MR-Sを出して欲しい
秋イベ始まりましたね。
今回を機に扶桑姉様とケッコンしました。
現在E-5乙で輸送が終わってからの削り中……グンマーがウザい。
>>86 テンロクとはいえ、一応上位車種用のエンジン&あの足回りですからね。
ウチの父親はセリカLBに乗っていたみたいだけど、当時はどんなだったのか……。
>>87 箱スカ出したいなーと思って、真っ先に思い浮かんだのが矢矧でした。
多分自分の中で、大和=GT-Rのイメージがあるのでそれを引き継いでいるのかも。
>>88-91 ランタボは今見てもスゴくパッケージングが良いと思うんですよね。
強いて近いイメージがあるのはアルテッツァだろうか……結局中古ですねorz
>>92 王道ですがチェイサーとか。
いや、新車ならヴェロッサか(錯乱)
>>94 むしろアリストがいつ生産終了したのか知らない……。
>>95 モンキー、カブ、プレオネスタ……orz
実のところ>>1は原付ではまだしも、クルマ遊びを殆どしないで生きていました。
一時期ギターに狂って、ホントに興味を失くしてたんですよ……。
それでも周りでそういうことやってる連中が居たので、ネタは多少あるんですけどね。
>>96 ブッキーだって年頃の女の子です。きっと色々あるんですよwwww
>>97 やっぱりオイラーズ分かる人が居ましたか……wwww
箱スカを出したいと思ったのも、何気にそれの一環です。
それにしても、自分が無知ゆえ現行国産OHVが全く思いつかないです……。
短いけど投下です。
一方、ダートコース
川内「ほぉー……」キラキラ
夕張「うん、思っていた以上に良さそうなコースじゃない」
川内「ココ、ホントに走っていいのっ?」
夕張「講習も受けたし、時間内であれば何度でもOKよ」
川内「よっし!じゃあ早速走ろう!ねっ!」
五月雨「あの、走るのはいいと思うんですけど、クルマに汚れや傷が付くのでは……?」
川内「大丈夫。その為のシルビアでしょ」
五月雨「いえ、そうじゃなくて……」
夕張「ああ、壊れるんじゃないかとか、そういう心配?」
五月雨「そうです。こんな所を走って、クルマは大丈夫なのかなって」
夕張「一応対策はしてるよ。ボディの下半分はビニールでテーピングしているわ」
夕張「それと、オイルパンを潰さないようにカバーを付けたの。SRでココをやっちゃうとシャレにならないからね」
五月雨「よく分からないけど、走るのは大丈夫ってことですね」
川内「まずは私からでいいよねっ。楽しみだなぁ」
夕張「いいけど、ぶつけないでよね。私も走りたいし、ココまで自走で来ているんだから」
川内「分かってるって。それに私が普段何乗ってるか分かってるでしょ」
夕張「だからこそよ」
川内、コースイン――
夕張「さて……大丈夫かしらね」
五月雨「こういう泥だらけの道って、やっぱり難しいんですか?」
夕張「そうね。舗装路と違って滑りやすいから、如何にクルマをコントロール出来るかが重要になるかな」
夕張「だからこそ練習にはもってこいなのよ。ステア、アクセル、ブレーキ……低い速度でも色んなことを要求されるからね」
五月雨「な、なるほど」
夕張「ただ、問題は川内の乗り方なのよねぇ……アイツ、速いことは速いけど殆ど感覚だけで走らせているから」
五月雨「それって何か問題なんですか?」
夕張「いや、大した問題じゃないんだけど……無茶しないか心配で」
五月雨「そうですねぇ……あ、帰ってきましたよ」
夕張「さて、このコーナーをどう抜けていくのか……」
ズザザザザザーーッ
夕張「あーあー……何であんなにクラッチ蹴ってるのよ……」
五月雨「カーブの前からクルマが横向いてるーっ!」
夕張「出口でフラついてるし……危ないなぁ」
五月雨「でも、土を撒き上げて走っているのは迫力がありますねっ」
夕張「確かに、ダートはそれが魅力よね」
川内「スッゲー面白いっ!」キラキラ
五月雨「お疲れ様です」
川内「このクルマ全然パワーは無いけど、すぐ横向くし楽しいわぁ」
夕張「フッ……ただ横に向けて遊んでいるだけなら、まだまだね」
川内「なにをーっ」
夕張「少しは効率ってもんを考えなさいよ。何でコーナーの途中であんなにクラッチ蹴る必要があるのよ」
川内「だって全然吹けないんだもん」
夕張「いいこと?スリッピ―な路面だからこそ繊細な操作を要求されるの。ドリフトの練習に来たんじゃないんだから」
川内「別に速く走る為の練習に来たワケでもないじゃん」
夕張「わざわざこんな遠くまで来ているんだもの。そういう練習をした方がより実践的だと思わない?」
川内「じゃあその効率的な走りってのを見せてもらおうじゃないの」
夕張「勿論。見てなさいよ」
五月雨「あわわわ……もしかして喧嘩……!?」
川内「あ、殆ど3速で充分だったわ。ヘアピンだけ2速に落とせばいいって感じ」
夕張「ん、りょーかーい。パワーが無い分、やっぱりスピードはのらなそうね」
五月雨「あ、あれ?」
夕張、コースイン――
川内「やれやれ、夕張はどうも考え方が真面目だなー。五月雨ちゃんもそう思わない?」
五月雨「アハハー……不真面目よりかは良いと思いますけど……」
川内「まあ、そこが夕張らしいっちゃらしいんだけどね。でもどうせなら自分が楽しめた方が最高でしょ?」
五月雨「それはそうですね」
川内「でもゴメンね、私らだけで遊んじゃってて」
五月雨「気にしないでください。私も久々に遠出しましたし、見ているだけでも結構楽しいです」
川内「そう?見ていて楽しいなら乗ったらもっと楽しいよ」
五月雨「え、でも私クルマの運転したことないです」
川内「んー。それなら隅っこの方でちょっと乗ってみようよ。コース走るのはダメだろうけど、広場のトコなら問題ないでしょ」
五月雨「え、えー……」
川内「モノは試しだって。それにもしもの時に五月雨ちゃんが運転しなくちゃいけないって事も考えられるでしょ」
五月雨「た、確かに……」
川内「よし、じゃあ夕張が戻って来たら早速乗ってみよう」
五月雨「あ、音が近くなってきましたね」
川内「あんだけ大口叩いてたんだから、しっかりチェックしておかないとねー」ニヤリ
五月雨「川内さん、顔が悪役っぽいです」
ヴォンヴォーン
川内「………」
五月雨「………」
川内「なんか、遅くね?」
五月雨「うーん……スピードは川内さんと変わらない気がしますが……」
川内「やろうとしている事は分かるけど、あれで効率的な走りって言われてもなぁ……」
五月雨「川内さんは、思いっきり横に向けてましたもんね」
川内「アレはだいぶ大袈裟だけど、夕張がやろうとしていることもあんまり変わらないよ」
五月雨「そうなんですか?」
川内「私も難しい事は分かんないけどさ。私みたいに大きくドリフトさせると遅い……っていうのは何となく分かるでしょ?」
五月雨「んーと、何となく」
川内「でも実はあれだけ角度をつけていても、大きくハンドルを切ったのは最初だけで、後はちょっと修正にカウンターを当てただけなんだ」
五月雨「えっ、そうなんですか?」
川内「後輪駆動、特にシルビアみたいなFRがそうなんだけど、アクセルの調整をちゃんとやれば綺麗に曲がってくれるのよ」
五月雨「えーっと……つまり……」
川内「夕張がやろうとしているのは、それを突き詰めた感じだね。角度が浅い、グリップに近いドリフトっていうのかな」
五月雨「難しいです……」
川内「口で言うのは簡単だけどね。やろうとしていることは確かに難しいよ」
川内「特に夕張はそういうのに拘ってるしね。私は振り回した方が楽しいけど」
五月雨「ほえー……一口にクルマの運転といっても、様々なんですねぇ」
川内「ま、出来なきゃタダの戯言だよ。速い人なんてごまんと居るワケだしさ」
夕張「うーん……アクセル開度をもう少し……」ブツブツ
五月雨「お疲れ様です……って、夕張さん?」
夕張「へ?ああ、ゴメンゴメン」
川内「そんなに頭ばっかり使って疲れないのー?」
夕張「アンタが考えなさ過ぎなのよ」
川内「別にプロじゃないんだし、楽しく乗ればいいんじゃない?」
夕張「わ、私はこれでも楽しんでいるわよっ」
五月雨「まあまあ……ところで、お二人共。一旦休憩しませんか?」
夕張「そうね。ドライバーもクーリングしないと」
川内「何かお腹減っちゃったなぁ」
夕張「とりあえず、そこの売店にでも行って……おっ?」
五月雨「どうかしました?」
夕張「ニーナナのトレノだわ。珍しい」
川内「トレノ?」
夕張「そっ。これが初代になるの」
五月雨「小っちゃくて可愛いかも……」
夕張「私的には、可愛いというより渋いと思うんだけどなぁ……オバフェンとか」
川内「ヅホも可愛いとか言いそうだよねぇ」
瑞鳳「私がどうかした?」
川内「アイエエッ!?ズイホウナンデ!?」
瑞鳳「そんなに驚かなくても……」
夕張「でも、本当にどうしてこんな所に……提督と一緒じゃなかったの?」
瑞鳳「提督さんなら、あっちでタバコ吸ってるよ。ところでこのトレノを見てくれ、コイツをどう思う?」
夕張「すごく……ニーナナです」
川内「何言ってんの」
五月雨「もしかして瑞鳳さんもクルマを買ったんですか?」
瑞鳳「そうなのよ。見た目も可愛いし、色合いも似てるでしょ?」
夕張「モスグリーンと迷彩
川内「そういえば、ここまでどうやって来たのさ」
瑞鳳「え?提督さんのクルマだけど。ホラ、そこのハチロク」
夕張「……あのトカゲのステッカーって……」
川内「あー!あのハチロクじゃん!」
五月雨「あれはトカゲじゃなくてヤモリですよ」
夕・川「!!??」
夕張「えっ!?さみちゃん何か知ってるの!?」ガバッ
五月雨「ふぇっ?まだウチの設備が整っていない頃、何回か乗ったことが……」
川内「なんだよ!それなら教えてくれればいいのに!」
五月雨「え……でもこのクルマ、ハチロクじゃなくてカローラですよね?」キョトン
夕張「ああ、うん。確かにそうだけど……」
五月雨「以前提督のお家にご招待された時も、このクルマで行きましたよ。奥様お手製の水団美味しかったですっ」
川内「うーむ……流石初期艦だね……」
小ネタ 今日の吹雪ちゃん
皆さんこんにちは。吹雪です。
市川での生活もだいぶ慣れてきました。
先輩の皆さんも良い人ばかりだし、
司令官も見た目はアレだけど、とても誠実な方です。
しかし、やはり気になることがいくつか。
何故か工廠には資材と一緒にタイヤが積まれています。
何の為にあるのでしょうか。浮き輪の代わりでしょうか。
あと、輸送用のドラム缶とオイル用のドラム缶は分けて置いてほしいです。
あまりに重かったので、腹いせにケリを入れましたが痛かったです。
そういえば昨日、夕張さんがボロボロのクルマを見ながらニヤニヤしていました。
ちょっと気持ち悪かったです。
望月「どうしたブッキー。ラーメン伸びるぞ」
吹雪「あ、望月ちゃん……って何そのやたら赤いカレー……」
望月「50倍激辛カレー」
吹雪「うわぁ……」
望月「美味いのになぁ。辛味の中にも深いカレーの味が広がって……」
吹雪「そんなバカ舌用のカレーをレビューされても食べる気起きないよ」
一旦終了。
プリンツが丙でも出るなら、まだ少し希望がある……かも。
乙
プリンツほしいよなぁ
2012年ぐらいにリメイク(?)されたトヨタの86辺りでも出てきたりして
乙です
東京モーターショーでSpyderを見て、三輪もいいなぁって思ったわ
そして先日試乗してきた→結果、買いてぇ
乙、五月雨の身長だと前が見えずに運転出来ない様な……
初代セリカはダルマの2T-Gが一番ポテンシャル高いらしい、エンジン、ボディ共に軽量でバランスが良かったとのこと。
spyderは前2輪の横にはみ出してる感がなぁ
3輪は好きだけど、もっとトリシティがずんぐりしたみたいな方が
>>99 湾岸ミッドナイトや首都高速トライアルに比べるとコメディタッチが強烈なせいか、知名度は低いようですが名作ですよアレww
国産OHVについては…すみません、ちょっと意地の悪い書き方をしました。貴方が無知なのではなく知らなくて当然なんです。
トラック用のディーゼルエンジンなんて業界関係者か変態級のマニアじゃなきゃ興味を持たないですよ普通(苦笑)
おつよー
五月雨が初期の豆腐屋のセガレみたいな事言ってるなww
雪の積もった人気のない夜の駐車場とか楽しいよねぇ…
プリンツが陣形で泥無しと知ったワイ、轟沈寸前。
もう丙でゲージ割っちゃってるわ……勿論グラも来てない。
>>109 強さとか関係なく欲しいです。
なお、夏の照月に続き秋月も諦めている模様。
E-3は掘る気も起きないですww
>>110 そこでレビトレかセリカを復活させて……
>>113 ジャイロが仲間にしてほしそうにこちらを見ている!
>>114 夕張「座布団をセット!」
2T-Gが非力というより、車格が大きくなったのが原因ですかね。
>>115 ジャイロがry
どうもあの手の三輪に違和感を覚えてしまうのは懐古主義故でしょうか……?
>>116 友達が教えてくれなければ知らなかったろうなぁ、とww
OHVはトラックでしたか……納得。
>>117 何年か前の大雪の際、駐車場でドリフトごっこしましたww
最高に楽しいですよねぇ。
書き溜めてないので、チマチマ書いていきます。
小ネタ あてにならない予告
川内「離れない……っ」
川内「楽しむ余裕すら無いねコリャ……ちょっとヤバいかも」
夕張「流石華の二水戦、ってとこかしら。あの川内が追い込まれるなんてね」
夕張「……それにしても、MR2vsFCって、今平成何年だっけ?」
「ごめんなさい、川内ちゃん……」
神通「今夜は、勝たせてもらいます」
那珂ちゃん?BGM代わりにどっかのステージで歌ってるんじゃない?
首都高速トライアルみたいに。
提督「私が、湊川です。お前達、どうしてココに?」
夕張「ドライブですよ。美味しいお蕎麦屋さんを探していたら、迷ったみたいで」
五月雨「えっ?私達最初から……モゴッ」
夕張「さみちゃん、ちょっと黙っててね」
五月雨「ふぁんふぇ?」モゴモゴ
提督「ふむ、ならここを下ったら最初の信号を右折しなさい。市街に出られる」
川内「ああでも、楽しそうな場所だったからちょっと遊んでたんだ」
夕張「そうなんです。なにぶんダートは走ったことないものですから」
提督「ふむ、確かに悪路の走行は良い練習になる」
夕張「そうですね。提督も若い頃ココで腕を磨いていたみたいですしね」
提督「! どうしてそれを……」
夕張「私達はそこに停めてあるハチロクに峠で遭遇してますよ。気付いてましたか?」
川内「それに噂になってるの知ってる?提督、あそこじゃ『峠の極光』とか呼ばれてるんだよ」
提督「そ、そんな風に呼ばれてるのか……?」
川内「うっそぴょん。カマかけただけだよ」
提督「ぬ……提督をからかうんじゃない」
瑞鳳「えっ!?提督さん、レーサーだったの!?」
五月雨「驚きですー……」
提督「そんな大それたものじゃない。成績も鳴かず飛ばずだった」
夕張「その割には、私達アッサリ後ろに張りつかれましたけど……」
川内「それに、表彰台に載ってる写真もあったよー?」
提督「それは恐らく雨のレースだな。運が良かっただけだ」
五月雨「雨、ですか?」
提督「そうだ。昔はここも雪が多くてね。悪路での運転は馴れていたんだよ」
夕張「富士の100Rをドリフトしてゴボウ抜きしたとか」
提督「そりゃまた違う人だ。ドリフトはさせていたけどな」
川内「なんだっけ、ワークス入りは?」
提督「残念ながら叶わなかったよ。当時俺より速い人は沢山居た」
夕張「ちょっと青葉の情報とは違うわね」
川内「話盛られてたってことー?」
提督「ご期待に添えられずにすまない」
夕張「でも、未だに腕は衰えてなさそうですね」
提督「一応な。お前達に負ける気はないぞ」
川内「ほう?」
夕張「聞き捨てならないですね」
提督「何なら、試してみるか?」
乙
まぁ山でアッサリちぎられてるしね…
提督「勝負はシンプルな方がいい」
川内「おっ、じゃあタイムアタック?」
提督「そうだな。ここのショートコースを三周。クルマは練習用に俺が置いているこのレガシィを使おう」
夕張「たった三周ですか?」
提督「なに、条件が同じなら差はすぐに出る」
瑞鳳「ちなみに提督さんのベストは何秒なの?」
提督「そうだな。参考程度ではあるが、一分フラットってとこだったか」
川内「いっ……!?」
夕張「……さみちゃん、私達のタイムって何秒だったっけ……?」
五月雨「えっと……正確ではないですけど、川内さんが9秒。夕張さんは8
秒……です」
夕張「圧倒的じゃない……」
提督「これはオンボロではあったが四駆でのタイムだ。あくまで参考程度にしかなるまい」
夕張「……FRで走ったことは?」
提督「ハチロクでならば。確か3秒程だったと記憶している」
夕張「」
川内「」
瑞鳳「勝ち目は無さそうねぇ」
五月雨「でも、数秒程度の差なら……」
瑞鳳「二人がコーナーに入る間に、提督さんはもう抜けちゃってる位の差よ?」
五月雨「うーん……」
提督「どうだ。やるか?」
川内「……やるに決まってるでしょ!ここで引いてちゃ水雷魂が廃るってもんよ!」
夕張「私だって!提督のタイムを破ったら、特上天のお蕎麦を奢ってもらいますからねっ!」
提督「ああ、勿論だ。早速始めるとしよう」
川内 チーン
夕張 チーン
瑞鳳「見事に撃沈……」
五月雨「二人とも、何だか魂が抜けちゃったような……」
提督「ハッハッハ。どうした、今の現役はこの程度か」
川内「くぅっ……同じクルマで何で5秒も差がつくのよ……」
夕張「それどころか、四駆なのにシルビアのタイムとそんなに変わらないなんて……」
提督「二人とも、まだまだ詰めが甘いな」
提督「川内君は荷重移動は上手いがライン取りが滅茶苦茶だ。それと、カウンターが大き過ぎる」
提督「夕張君もリカバリーはなかなかだが、慎重になりすぎだな。もっと走りのメリハリを心掛けるべきだ」
夕張「負けた上にアドバイスまで……」
川内「なんもいえねぇ……」
提督「ま、俺は提督だからな。艦娘に走りで負けたらいかんだろ」
瑞鳳「関係あるのかしら……」
乙です
さっすが提督ぅ!
乙
提督とは一体…ウゴゴw
乙です。
提督は走れないとダメなのか。
愛車のマーチ12SRで峠行ってきます。
乙です。やっと追いついた
車の事は分からないけど、レガシィとアルテッツァかっこいい
萩風迎えたら嵐も欲しくなった>>1です。
春から始めて、ようやくイベント完走出来ました。
でもまだグラが……プリンツが……。
>>122 チギられたというか不戦敗というか。
しかし下りとはいえワンエイティとSWに追いつくハチロクってどういうことなんだww
>>126 痺れる憧れるぅ!
>>127 この人何で提督やってるんでしょねww
>>128 12SRは楽しいですよねぇ。
大事に乗ってあげてください!
>>129 読んで頂き感謝です。
レガシィもアルテッツァも良いクルマですよ。
特にアルテッツァは父が6気筒のASに乗っていたので思い出深いです。
小ネタ 夕張のチューニング講座 其之参
川内「川内のチューニング講座っ!」
川内「カッコ良ければ何でもいいじゃんっ!つまんねぇこと聞くなよっ!」
由良「身も蓋も無い」
夕張「私のコーナーなのに……」
アヤネルはあっちこっちに出ているせいか、川内ボイスは脳内再生超絶イージー。
夕張「最初から分かっていたとはいえ、こうも簡単にやられるなんて……」
川内「慢心なんてなかったのにぃ……」
提督「ワッハッハ。年季と腕が違うのだよ」
五月雨「提督、珍しくテンションが高いような……」ヒソヒソ
瑞鳳「クルマのことになると、結構大人げないのね」ヒソヒソ
提督「とはいえ、君達の腕もなかなかのものだ。驚いたよ」
夕張「褒められても素直に喜べないです……」
提督「なあに。今回は相手が悪かっただけだ」
川内「というかさぁ、そんだけ速いのにプロになれなかったの?」
提督「ある一定のレベルに達すると後は皆横並びになる。俺はそこを抜け出せなかった」
川内「どういうこと?」
提督「他者よりも抜き出た何かが必要、ということだ。これは色々な事に当て嵌まるぞ。勿論、君達艦娘にもな」
川内「うーん……分かったような分からないような……?」
提督「まあ、君達はまだまだ若い。色々経験を積んでいくことだ」
夕張「今は兎に角、負けを認めるしかないわね……」
川内「絶対リベンジしてやるー」
瑞鳳「ところで提督さん、これからどうするの?」
提督「ふむ、では俺の家に寄ってから帰るとしよう。妻が料理を振舞いたいと張り切っていたのでな」
翌日・食堂
由良「で……結局奥さんの手料理を食べて帰って来た、と」
夕張「うん。肉じゃがと炊き込みご飯、美味しかったぁ」
由良「ふーん……」イタダキマス
夕張「でも結構ショックだったのよ?あんなに大差付けられると思わなかった……」
由良「アンタも川内も、最近調子に乗り過ぎなのよ」
夕張「……ちょっとだけ思い当たる節がある……」
由良「ま、良い薬になったんじゃない?」
夕張「そうね。またこれからクルマも見直して行かないとっ」
由良「いや、普通に業務をやって」
夕張「分かってるって。さて、じゃあ気を取り直して朝ご飯っと」イタダキマース
由良「どうでもいいけど……」
夕張「ふぁに?」ズルズル
由良「何なの?その並々カレーが注がれている丼は……」
夕張「これ?昨日残ったカレーを使って、夕張カレー蕎麦風にしてもらったの」
由良「朝からヘビーね……」
夕張「あ、この夕張は地名の方だからねっ」
由良「分かってるわよ」
瑞鳳「ふっふふーん♪」
江風「うわっ、知らないクルマが置いてあるっ」
瑞鳳「あら、江風ちゃん。時雨ちゃんも」
時雨「おはよう、瑞鳳さん。もしかしてクルマ買ったのかい?」
瑞鳳「そうなのっ。どう?可愛いでしょ?」
時雨「可愛い……かは分からないけど、気に入っているのはよく分かったよ」
江風「しっかし古そうなクルマだなぁ。何てヤツ?」
瑞鳳「73年式スプリンタートレノ。江風ちゃんならトレノは知ってるよね?」
江風「73年!?あたしのガンマより遥かに古いじゃんか!」
時雨「江風のバイクは何年のものなんだい?」
江風「えーっとぉ……VJ23だから、96年とかだっけ?」
時雨「……自分のバイクの年式も分からないのかい?」
瑞鳳「クルマと違って、バイクだと年式不明って結構多いものね」
江風「そうなンだよ。型式さえ分かれば別に問題無いけどさぁ」
時雨「でもちょっと不思議だな。どうせ乗るのなら、なるべく新しいモノの方がいいんじゃない?」
瑞鳳「そりゃあ、移動手段として乗るなら新しい方がいいと思うわ。でも古いモノは古いモノで魅力があるのよ」
江風「2スト、しかもレーサーレプリカはとっくの昔に無くなっちゃってるしさ」
瑞鳳「そうそう。こんなデザインのクルマも、今じゃ考えられないでしょ?」
時雨「うーん……丸いライトなんかは、確かに今じゃあんまり見ないし可愛いかもしれないけど……」
瑞鳳「古くても新しくても、自分が良いと思ったモノが一番よっ。私も江風ちゃんも、それが偶然ちょっと古かっただけ」
時雨「楽しみ方は人それぞれ、ということかな」
瑞鳳「そういうことっ。これから大事に乗るんだぁ♪」
吹雪(皆普通に話してるけど……)←物陰から見てた
吹雪(工廠って、いつから駐車場になったんだっけ?)
談話室
綾波「そういえば、横須賀にドイツ艦が来たとか」
望月「ああー、空母でしょ?夜戦も出来るらしいねー」ピコピコ
川内「なに!?夜戦!?」
望月「うわっ、出たよヤセン=ニンジャー」
綾波「あっ、川内さん。また報告書出し忘れてましたよっ」
川内「あれ?そうだっけ?」
綾波「昨日の内に、私が纏めておきました。隊長なんですから、しっかりしてくださいよぉ」
川内「ありがとぉ、さっすがウチのエースぅ。抱きしめてあげりゅう」グリグリ
綾波「もーぉ離してくださいぃ」ジタバタ
望月「相変わらず仲がよろしいことで……」
川内「夕張はモッチ―にこういうことしないの?」
綾波 ンー
望月「あんまりしねーわぁ。ゲームなら付き合ってくれるけど、あの人基本工廠に籠りっぱなしじゃん?」
川内「そうねー」
綾波(あ……すっごい柔らかい……)
望月「だからウチらじゃ五月雨と睦月が実質仕切ってるような感じでさぁ。でも五月雨はドジだし、睦月もノホホンとしてるし……」
川内「二人共可愛いんだけどねぇ」
綾波(なんだか癒されてきましたぁ……)トロン
望月「夕月とかでも居ればまた違うんだろうけど、今のぬるい空気も悪くはないけどね」
川内「で、さっき言ってた空母って?」
望月「ああ、ドイツ艦の話?詳しくは知らないけど」
川内「夜戦が出来るのかぁ、いいねぇ」
望月「おかげでフォッケだのメッサーだのってドイツの有名所も配備されたらしいよ」
川内「なにそれ」
望月「艦載機だよ、艦載機。有名じゃん」
川内「え?ドイツで有名なのってポルシェとかBMWでしょ」
望月「そりゃクルマだろうが」
川内「あー、そういえば夕張が『911はクルマのメッサーシュミット』とか言ってたかも」
望月「それだよ、それ」
川内「意味分かんかったんだけど、そんなにスゴいんだ」
望月「さあ?私もゲームでしか知らねーし」
川内「で、そのドイツ艦は何て名前?」
望月「あー……なんだっけ。レッド・ツェッペリンだっけ」
川内「夜戦も出来る空母かぁー……」
望月「やっぱり気になんだ」
川内「そりゃあね。どんなクルマ乗ってるのかなーとか、速いのかなーとか」
望月「……アンタ自分が艦娘ってこと忘れてね?」
綾波(川内さん、気持ちいいですぅ……)
望月「そんで綾波はいつまでトリップしてんだよ」
おまけ
綾波「ハグされたっ。ハグされちゃったぁー」フヒッ
望月「きめぇ。やっぱ綾波も吹雪型だわ」
吹雪「風評被害っ!」
小ネタ 熊野の優雅な一日
皆様、御機嫌よう。最上型航空巡洋艦、熊野ですわ。
今日は私(わたくし)の休日に密着取材をされたいと、青葉が着いて来ております。
この熊野を取材対象に選ぶとは、流石は青葉。分かっていらっしゃるわね。
――〇七〇〇。
オリジナルのスムージーとパンで、いつもより遅めの朝食。
私も艦娘の端くれ。
普段から栄養にも気を遣い、常に万全の体調を維持できるように心掛けておりますの。
――〇七三〇。
身嗜みを整えなくては、レディーとしてはしたなくてよ?
シャワーを浴びてから、半身浴。
身体の芯まで温まるようですわ。
ところで青葉。
愚行は見逃してあげるから、今撮影した写真を消去しなさい。
――〇八五〇。
今日は折角ですので、紅葉を見に北へ向かいましょう。
私の愛車はフィアット・パンダ。
イタリア艦の方からのご紹介で、譲って頂きましたの。
見た目は良いのですけど……古いクルマなので、故障が多い気がしますわ。
え?何ですの青葉。
バイクでついて行く?
何を仰っているの?
貴女のバイクでは高速道路に乗れなくてよ?
何をそんなに嫌がっているのかしら。
古いクルマはお気に召さなくて?
………。
い・い・か・ら・っ!
時間が勿体ないですわ!
さっさとお乗りなさいっ!!
由良「……青葉さんは何であんな死んだような顔してるの?」
夕立「くまのんに着いて行ったら、ああなったっぽい」
春雨「お爺さんよけてーとか、合流地点で減速とか呟いてましたけど……」
由良「なんだそりゃ」
ちなみに初代パンダ。チンクと迷った。
一旦ここまで。
睦月型や初春型の未実装艦とかいつになるかなぁ(遠い目)
夕月とか有明を……っ!
乙、また工廠が着々と悪巧みの巣窟になりつつあるなw、前スレでも言ったがFw190の空冷エンジンはBMW製、Bf109との関係はM3と911に通じるものがあると俺は勝手に思い込んでいる。
グラーフツェッペリンは本来未完成の空母だから、それが実装されたとなれば、八八艦隊とか幻の51センチ砲搭載戦艦の「紀伊」型も出てくることになるな。大食い空母よりも超大食いになるだろうなこいつら。
工廠がいつの間にやら駐車場、それも全部昭和の車ばかり。駐車場というより中古車の展示場?
メッサーシュミット(BFシリーズ)のエンジンはすべてダイムラーベンツの液冷エンジン、Fww190のエンジンはたしかにBMWだけど途中でユンカースの液冷エンジンに換装している。(Fww190の究極形のTa152もユンカース)
関係はあるんだろうけど皮肉なもんだよな、戦争で使われた技術の恩恵を受けたがゆえに今があるというのは。
>>143
敗戦国の解体された戦闘機メーカーは結構な数自動車メーカーに転身している、その結果戦勝国の自動車エンジニアじゃあそうそう思いつかない様な物騒なクルマが生まれてくるのさ。
M3もE92で自社製だがV8になるところが余計Fw190を連想させる、M3とは真逆の機体特性でBf109以上の直線番長だったらしいがな。
乙
熊野はゆかりん枠かww
乙
熊野の隣に鈴谷乗せたら…
艦これのフォッケグラ最初見た時タンク…?ってなった
>>144
日本も中島がプリンス、富士重工になったりしてるしねえ
戦後飛行機分野に力を入れられないから自動車が隆盛するのは必然とは言える
乙です。
>>148
ホンダがセスナ造ってなかったっけ?
>>149
戦後の何年かは航空機の研究含めて生産禁止期間が10年ほどあったこと言ってるんじゃね?
セスナに関しては詳しく無いから知ら管。
>>149
ホンダが作ってるのは企業や個人向けの小型ジェット機ですね。来年早々にも販売開始になりそうな気配で個人的に楽しみ。
まったくの余談ですが、日本じゃセスナ=小型機全般を指す言葉っていう認識になっちゃってるけど、
本当は小型機メインで開発、販売しているアメリカの航空機メーカの社名なんですよねセスナって。
秋イベお疲れさまでした。
グラ子も無事ゲットしましたが、プリンツは叶わず。
嵐も来てないけど、次のイベでドロップするでしょう(慢心)
ちなみに、メンテ開始10分前にE-4突撃→よっしゃ!単縦陣だ!→あきつ丸であります→お、おう……
まあ、殆ど大型回さないから有難いけどね……。
>>142 M3と911は、やっぱりイメージが被りますよね。
特にBMWの偏執っぷりは流石というか。
>>143 信濃は一応出す予定はあるみたいですからねぇ。ただグラ子の前に、シャルンホルストとか出しても良かったのよ?(チラッ
今身近にあるものの大半は、元を辿れば実は軍事目的で開発されていたモノだったりしますしね。
そういう意味では、艦これは改めて歴史を知る良い機会になったなぁと思います。
>>144 そういえばイカれたクルマを作り始めるのって日独伊ばっかりな気が……ww
911も大概だけど、M3の方がよりドイツ特有の偏執っぷりが垣間見えるイメージ。
>>145 つまり熊野も、黙っていれば美人枠ww
>>146 それ採用ww
後で書いてみますww
>>147 フォッケってあんな形でしたっけ……?ww
というか、ますます烈風が要らない子扱いに……。
>>148 そもそもプリンスの名前自体がもう連想させますからねww
挙句にスカイラインだから、思い入れが強かったんだろうなーと。
>>149 ホンダのアレ、もう出るんでしたっけ。
そういえばHKSも小型飛行機用のエンジン作ったりしていたような。
>>150 だからこそ、今の自動車文化が成り立ったワケですしね。
これで勝っていたら、今頃どうなっていたのか……。
>>151 セスナってやっぱりメーカー名だったのか……。
またこれも関係ないですが、キャタピラも実はメーカー名なんですよね。
911=ポルシェみたいな感じでしょうか。
のんびりツーリング的な内容も書いてみたいと思う、今日この頃。
小ネタ 個人的な嵐のイメージ
嵐「陽炎型駆逐艦、嵐。本日より研修の為お世話になります」ビシッ
提督「私が、湊川です。今後の為にも大いに努力に励んでくれ」
嵐「うっす」
江風「おーッス。挨拶終わったかー?」
嵐「ああ?江風じゃねえか。久々だな」コブシツキダシ
江風「おうっ。嵐が来るって聞いたから、楽しみにしてたンだゼ?」コンッ
提督「ふむ。そういえば艦としての『江風』『嵐』は同じ海域で……」
江風「らしいね。ま、あたしらは訓練生ン時によく遊んでたから、あんまり関係ないかな」
提督「そうか。余計なことを言ってすまなかった」
嵐「そんなことで一々謝らないでくれよ。俺らもやりづらい」
提督「しかし、江風君はなかなかヤンチャをしているが……嵐君、君も何か趣味はあるのか?」
嵐「そうだなー。俺もバイクは好きだが、今はコレだな」スッ
提督「それは、ドラムスティックか?」
嵐「おうっ。俺が叩けば嵐を呼ぶぜってな」
提督「……君はいくつだ」
嵐「ただ最近叩く時間も無くなっちまってさぁー……まだまだアヒトには届かないわぁ」
提督「アヒト?」
江風「イナ○ワ・アヒトだよ、提督。知らねえの?」
提督「すまん。邦楽はさっぱりでな」
嵐「いけないねぇ。俺が持ってるナンバガのCD貸してやるから、一度聴いてみな」
提督「う、うむ」
時雨「これで僕も、この鎮守府でバンドが出来る……!」
吹雪「時雨ちゃん、バンドやりたかったの?」
名前と見た目からして、タイコを叩く以外考えられない。
おまけ
時雨「僕のギターに興味があるのかい?」
真っ黒いストラトキャスター。リアPUにハムバッカ―を載せた所謂SSH構造。
サンバーストのテレキャスター・プラスも所持。
ターボラット×2、スモールクローン、DD-6の順にエフェクターを並べている。
アンプは主にマーシャルJCM800。2000は苦手。
練習用には小さいオレンジ・アンプ。DAWソフトはLiveを使用。
というか単純に>>1が欲しい&使っていた機材です。
>>1のSSでは時雨は常にギタリストです、ハイ。
談話室
睦月←アコースティックギターを持ってる
五月雨「あれ?睦月ちゃんギター弾けるの?」
睦月「ううん。弾けないよぉ」
五月雨「へ?」
睦月「何かココに置いてあったから、ちょっと持ってみただけなの」
五月雨「ふーん。誰のだろ?」
睦月「でもギター弾けたらちょっとカッコいいよねぇ」ポエ
五月雨「そうだねぇ。時雨ちゃんもたまに弾いてるけど、憧れちゃうなぁ」
睦月「よぉしっ!睦月!一曲歌うにゃし!」
五月雨「わー」パチパチ
睦月「あっさりーしっじみーはまぐりさーん♪」ジャンジャカ
五月雨「あっさりーしっじみーはまぐりさーん♪」
提督「おや、君達。楽しそうだね」
睦月「あっ、司令官。お疲れ様ですぅ」
提督「ふむ、ギターか。懐かしいな」
五月雨「もしかして、提督もギター弾けるんですか?」
提督「学生の頃にな。ちょうどパンクが流行り始めていたから、仲間と一緒にバンドの真似事をしていたよ」
五月雨「提督、ホントに色々やってらしたんですねぇー……」
提督「ワハハ。俺もエネルギーが有り余っていたんだろうな。何せ田舎だから娯楽が無かったんだよ」
五月雨「提督、レーサーもやってたんだって」ボソッ
睦月「にゃしっ!?」
提督「オイオイ、あんまり言いふらさないでくれよ」
五月雨「あっ、スミマセンっ」
提督「まぁ……いずれ広まってしまうだろうけどなぁ」チラッ
青葉 ヤベッ
睦・五「「……アオバワレェ」」
青葉「フーム。今までの情報を総括すると、司令官はレーサーとしては埋もれてしまったと」
青葉「当時の記事を見ると、それなりに評価は高かったみたいだけど……下位クラスながらN1耐久にも出ていたようだし」
青葉「それにしても、まさかギターも弾けるとは……多彩な方ですねぇ」
卯月「ぴょーんっ。青葉ちゃんだー」
青葉「おや卯月ちゃん。今日も可愛らしいですね」
卯月「当然だぴょんっ!ところで、今暇?」
青葉「そうですねぇ。手持無沙汰ではありますよ」
卯月「それならうーちゃんと遊ぶぴょん!」
青葉「いいですよぉ。何がいいですかね?」
卯月「実は青葉ちゃんにお願いがあるっぴょん」
青葉「ほほう。どんなことでしょう」
卯月「うーちゃんを青葉ちゃんのバイクに乗せてほしいぴょん」
青葉「それは後ろにでしょうか?」
卯月「運転するのはちょっと怖いし……川内ちゃんや江風ちゃんのバイクはあんなだし」
青葉「アハハ。お二人共レーサーレプリカですからね。タンデムするのは確かに厳しいでしょう」
卯月「だから青葉ちゃんにお願いしているんだぴょん。ダメ?」
青葉「そんなことならお安い御用ですよ。折角だから、これからちょっと出かけてみましょうか」
卯月「本当!?」
青葉「ええ。あまり遠くには行けませんが。ちょうど撮影に行こうかと思っていましたし」
卯月「じゃあ準備してくるっぴょん!外で待ってて!」ダッシュ
青葉「あんまり急がなくても大丈夫ですよーって……速いなぁ。名前の通り、脱兎の如く、でしょうか」
鎮守府・外
夕張「フンフフーン♪」
村雨「あら、夕張さん?洗車ですか?」
夕張「あ、村雨ちゃん……って、また釣りしてたの?」
村雨「この前の秋刀魚漁以来ハマっちゃって」
夕張「どう?何か釣れた?」
村雨「イワシとか、クロダイとかかなぁ」
夕張「おお、いいじゃない。お刺身にツミレ汁……いいわよねぇ」ジュルリ
村雨「ヨダレヨダレ」
夕張「おっと失礼」
村雨「最近だと、ホッケも釣れるみたいですよ。ごく稀にみたいですけど」
夕張「ウソ。東京湾でそんなの釣れるの」
村雨「本当かどうかは分からないけど……ネットで見ただけですから」
夕張「でもホッケも美味しいわよねぇ……」ウットリ
村雨「夕張さんって、結構食い意地張ってますよね」
「早く行くぴょーん」
「大丈夫ですって。まだまだ時間はありますよ」
村雨「あら?青葉さんとうーちゃん?」
夕張「卯月ー。どこ行くのー?」
卯月「青葉ちゃんとバイクでお出かけするっぴょん!走り出したら止まらないぜぃ!」
青葉「いえいえ。止まる時はちゃんと止まりますって」
夕張「というか、それ工廠のヘルメットじゃない。ちゃんとしたのを被りなさいっ」
卯月「持ってないぴょん」
夕張「じゃあ私の貸してあげるから。青葉に迷惑掛けちゃダメよ」
卯月「分かってるぴょん!行ってきまーす!」
青葉「じゃあ出発でーす!」
ストトトト……←単気筒の音(のつもり)
夕張「あの二人が組むと、何処かで悪戯してそうで怖いわ……」
村雨「まあまあ。そういえば、バイクってどれ位で買えますか?」
夕張「ピンキリだから何とも言えないけど……村雨ちゃんもバイク乗りたいの?」
村雨「以前から江風に誘われていたんですよー。私も最近釣りに興味持ったし、バイクで出掛けるのもいいかなーなんて」
夕張「村雨ちゃんがバイクかぁ。軽くて扱いやすいニーハンの単発とかがいいかもね」
村雨「あんまり分からないし、見た目で決めるのもアリでしょうか」
夕張「そうね。まずは気に入ったものが良いと思うわ。江風ちゃんや川内(バカ)が乗ってるようなのだと話は別だけど……」
村雨「ああいうのはちょっと……」ニガワライ
夕張「まあ、もし何か気になることがあったら相談にのるわ。お姉さんに任せなさい」
村雨「ええ。お願いします」
工廠
江風「うーん……」
川内「あれ?江風バイク買い替えるの?」
江風「んにゃ。村雨の姉貴がちょっとバイクに興味持ったみたいでさ。どんなのが良いか見てたんスよ」
川内「マジ?村雨ちゃんが?」
江風「ホラ、姉貴のヤツ最近釣りにハマってるじゃん?そんで、もう少し遠出するのにバイク買おうかなーなんて」
川内「あー……何か変な想像しちゃった」
江風「は?」
川内「いや、村雨ちゃんって魚釣るのより男を釣る方が上手そうだなーって……」
江風「おいやめろ」
川内「でもそういうのもいいよねぇ。いっつも目を三角にして走るのも疲れるしね、うん」
江風「あたしらのバイクじゃ、走りに行ってもツーリングするって気は起きないしなぁ」
川内「カブりそうだし。お尻も痛いし」
江風「そだ、川内さんは何が良いと思う?」
川内「村雨ちゃんが乗るんでしょー?やっぱりちょっとお洒落な感じが良いと思うんだよねぇ」
江風「ふむふむ。やっぱそうだよな」
川内「あ、コレなんてどう?」
江風「……いや、定番だとは思うけどさ。初心者にドカのモンスター薦める気か?」
川内「えー。じゃあコレとか?」
江風「エイプって急に小さくなったなぁ……でも、アリかも。それならクロスカブとかも良さそうだなぁ」
川内「あとはー、コレ」
江風「ボ、ボイジャーって……コレホントに乗れンのかよ……」
川内「これなら長距離も快適そうじゃない」
江風「……川内さん、さっきから適当に目に入ったモン指差してるでしょ」
川内「そういえば最近、都高に速いのが出るらしいよ」
江風「都高?どんなヤツ?」
川内「赤いインプレッサだって。昔の型の」
江風「……また豆腐屋スか?」
川内「違う違う。それにハチロクの件は提督だって分かったし」
江風「ああー。あれは驚いたなぁ」
川内「しかもさ、乗ってるのが艦娘って噂があるんだよね」
江風「マジで?」
川内「マジ。長い黒髪の女の子で、横須賀から来たって」
江風「へぇー。ちょっと気になるなぁ」
川内「でしょ?週末辺り、久々に行ってみようかなって思ってるんだけど、どう?」
江風「いいですよ。ホントに艦娘なら、黙っていられないでしょ」
川内「そんじゃ、決まりだね。夕張も来るかな」
江風「しっかし、赤いインプに乗る艦娘かぁ。どんなヤツなんだろう?」
川内「さあね。どんな相手でも、楽しければ誰でもいいよ」
江風「そういえば川内さんはバイクで都高に上がらないの?」
川内「たまにNSRでも乗ったりするけど、ギャップとか繋ぎ目が怖いからさ。あんまり乗らない」
江風「ふーん」
川内「でも最近ちょっと良いなって思うバイクがあってさ。それ買おうか考えてるんだよね」
江風「マジマジ?何乗るの?」
川内「ヒ・ミ・ツ」
江風「なんだよ、勿体ぶって」
川内「大型とだけ言っておくよ。そんで、NSRみたいなヤツ」
江風「大型?じゃあSS?」
川内「だから秘密だって。もう少ししたら、教えてあげる」
週末 都高・PA
夕張「んーっ。都高も久々ねぇ」
川内「週末だってのに、それらしいのが全然居ないなぁ」
夕張「そればっかりは仕方ないわよ。ちょっと時間も早いし」
江風「そんで、その赤いインプってのは何処に居るンかね」
川内「青葉の情報だと、週末になるとフラッと現れるらしいよ」
夕張「何処からそういう情報仕入れるのかしらねー……」
川内「ま、夜はまだまだ長いしさ。気楽に行こうよ」
夕張「そうね。じゃあ、まずは環状線をグルっと行きますかぁ」
川内「よーっし。夜戦だ夜戦だーっ」
由良「………」
江風「由良さん?どうしたんスか、浮かない顔して」
由良「毎回思うんだけど、何で私まで引っ張り出されるのかしら」
江風「律儀に着いて来ている辺り、由良さんもあんまり変わらない気が……」
由良「この二人を野放しにしていると、厄介ごとが増えそうじゃない」
江風「確かに……」
川内「前から思ってたんだけど、ワンエイティのパワー上げないの?」
夕張「ああー……ちょっと考えているんだけど、自分が扱うとなるとねぇ……」
川内「どういうこと?」
夕張「まずSRって別段丈夫ってワケではないからね。よっぽどアンタの3Sやランエボの4G63のが頑丈よ」
江風「それ、ちょっと聞いたことあるけど何が違うんだ?同じ2Lの直4だろ?」
夕張「ヘッドの作りもそうなんだけど、一番はブロックよ。3Sが頑丈な所以は鉄ブロックにあるわ」
川内「SRは?」
夕張「アルミ。今となっては色んなノウハウもあるし、パワーを出すのはそれ程難しくはないんだけど……」
由良「自分がその大パワー車に乗るのが想像できない、ってとこでしょ」
夕張「正解。流石由良、分かってるぅ」
川内「それでも乗れば何とかなっちゃうんじゃないの」
夕張「かもね(笑)」
江風「でも今のままでも充分速いもんなぁ。パワーアップなんかしたら、川内さん置いて行かれるかもね」
川内「失礼なッ。夕張相手なら負けないよ」
夕張「ふうん。なら、今からでも決着つける?」
川内「望むところよ」
由良「まーた始まった……」
江風「水雷戦隊旗艦経験者は血の気が多いねェ」
「あの……ちょっと宜しいでしょうか?」
由良「ん?何でしょう」
「間違いかもしれませんが、そこに居るお二人は艦娘でしょうか?」
由良「ええ、あんなんですが一応。国を護る人間がこんな所に居るんですから、おかしなものですよね」
「いえ、そんな。私も……艦娘ですから」
由良「……えっ?」
「市川の由良さんですよね。お初にお目に掛かります」
由良「……もしかして、貴女は」
「申し遅れました。横須賀所属、金剛型戦艦三番艦……」
榛名「榛名です。以後、お見知りおきを」
江風「……あれ?」
川内「どしたの江風?何かあった?」
江風「んー?いや、そこの奥に止まってるのさぁ。もしかしてアレが噂の赤いインプ?」
川内「うそっ?どれどれ?」
江風「ホラ、あそこ。エアロが違うし、丸目四灯になってるからパッと見違うクルマに見えるけど」
夕張「ホントだ。かなりイジってありそうね」
江風「速そうだなー……」
夕張「ということは、あのクルマの持ち主が長い黒髪の女性だったらビンゴってことかしら」
川内「いやー……見張るまでもなく大当たりっぽいよ。由良に話しかけてるのってさぁ」
江風「横須賀の……榛名さん、だよなアレ」
夕張「わーお……てっきりハチロクにでも乗って来るかと思ったのに」
江風「インプも豆腐屋のクルマだから正解なんじゃね?ホラ、あのインプも2ドアだし」
夕張「え?そっち?」
川内「兎に角、あれが噂の赤インプなら、夜戦させてもらおうよ」
夕張「由良ー。インプ居たよー」
由良「知ってる。本人から聞いた」
榛名「こんばんわ、皆さん」
江風「おー……ホントに榛名さんがインプに乗ってるのかー……」
夕張「こんばんわ、榛名さん。まさかこんな所でお会いできるなんて」
榛名「ええ、榛名も驚きです」
川内「そんで、早速なんだけど夜戦しない?」
夕張「どうしてアンタはそう節操が無いのよ」
川内「いいじゃーん。こんな所にあんなクルマで来ているんだから、目的はそれでしょ?」
由良「でもどうして榛名さんが?そこのおバカ達は成るべくしてなったけど……」
夕張「どういう意味よ、それ」
榛名「えーっと……最初は気晴らしだったんです。夜のドライブって夜景も綺麗だし、何となくワクワクしませんか?」
川内「うんうん、分かる。夜は良いよねぇ」
榛名「ただ、しばらく経つと何故か色んなクルマに煽られるようになって……それで、つい」
江風「要するにバトルを挑まれてたってこと?」
榛名「今思えばそうですね。榛名も戦艦の端くれ。勝負を挑まれたのなら黙っていられなかったので」
川内「つまり、私らと同じじゃね?」
由良「アンタはナチュラルボーン・バカでしょ」
川内「ひっどーい」
夕張「見たところあのインプ、かなり手が加えられてますよね」
榛名「ハイ。明石さんが色々手を貸してくれたんですよ。でも、エンジンは殆どノーマルです」
榛名のインプレッサ
GC8のVer6がベース。
社外エアロと大型Rウイング、丸目四灯のライトが目を引く。
エンジンは吸排気系の交換とECUリセッティングのみのライトチューン。
その分足回りとボディ補強を中心に手を加えられている。
パワーは推定約320馬力。
川内「インプってノーマルのパワーってどれ位?」
夕張「カタログ値で280馬力。吸排気を換えれば、300は越すかな」
川内「馬力自体は互角ね。ふぅん……」
由良「何でそんな自信に満ちた顔をしているのかが分からない」
榛名「フフ。でも榛名も嬉しいです」
夕張「まあ、こんな所走り回っている艦娘なんて私達だけだと思っていたし……同じ趣味を持つ人が居るのはちょっと嬉しいかな」
榛名「ええ。それもありますが……あのワンエイティとMR2に、こんなに早く出会えるなんて」
由良「え?」
川内「なんだ。やっぱり目的はそれじゃん」ニヤリ
江風「どういうこと?」
夕張「ああ……つまり、榛名さんも私達を探していた、と」
榛名「ご明察です。ココに居ると、お二人の噂をよく耳にしていましたから」
由良「えー……ということは、もしかしなくとも……」
榛名「ハイ。夕張さん、川内さん。榛名と……走ってもらえますか」ニコッ
夕張「マジでか」
川内「ふふん。そうこなくっちゃね」
実戦
金剛型の大丈夫じゃない方 榛名インプレッサ
VS
悪ノリ軽巡コンビ 夕張180SX & 川内MR2
村雨みたいな女の子がバイク乗ってたらめっちゃそそる。
お友達になりたい。あわよくば付き合いたい。
次回以降、榛名VS夕張&川内編。
乙!SRもノーマルなら超しぶといぞ、19万キロ走ったけど余裕で8000まで回ったからな、多少はパワー落ちてたけどな、タイミングチェーンだから換えなくても良いし。
乙です。
旧車多くクロスカブが出たってことはハンターカブの出番ですよね?
村雨は250くらいの新車を気楽に乗り回すのが似合いそうに思った
実家で乗ってたコロナの3S-GEを親父がオイル漏れを放置して焼き付かせちゃってディーラーまで回送した事があったけど、特定の回転域で振動が出る以外は特に異常を感じさせずに回るんで驚いた事が…まあ、軽症だったってのが大きいんですが…(苦笑)
トヨタのスポーツ系エンジンは一般モデル用のエンジンにDOHCヘッド載せたのが多いせいか、やたらと頑丈なエンジンが多いんですよね。
>>159
エイプ以外の川内のチョイスが初心者殺しな件…w
重さとか取り回しに難があるけど村雨にはSW-1なんかもお洒落で似合いそう。
俺もアルテッツァで3S乗ってたけど13万km越えてもエンジンだけは絶好調だったなぁ…
ボディとか足回りは微妙にアレだったけとw
カブと言ったら、MDシリーズ
異論は認める。
逆にサブウーファーとかレカロのエルゴノミクスシートみたいな普段乗り関係の改造してる娘とか出たりしないかなぁ
http://i.imgur.com/2jtlqTe.jpg
誰か江風や川内がバイク乗ってるイラスト描いてくれないかなぁ……(チラッ
本編投下がちょっと遅れそうだしリットリオ出てきてくれないのでチラ裏スミマセン。
む、意外にうまいぞw
それにどデカイアホ毛つけると清霜になっておもちゃバイクに見える不思議!
リットリオ出たぜボンジョルノーッッ!!
ところで、限定グラ出る度に段々ロリ化しているのは気のせいだろうか。
>>169 19万キロとはスゴい!
強度に関してはあくまで個人的解釈です、ハイ。
>>170 R&P「俺達の」
ノーティーDAX「出番だな」
>>171 まさにそれですね。
トコトコと単気筒に乗ってほしい。
>>172 SW-1……昔貰った乗り物図鑑に載ってたなぁww
3Sと直6系が化け物染みてるんですよねぇ。おのれヤマハ。
>>173 そこは言わないであげてっww
艦これ風なステータスなら、アルテッツァも幸運5とかになりそう。
>>174 モンキーは4Lの縦テール。異論は認める。
>>175 そっち系は疎いので考えてなかったー……。
ちょっと考えてみます。
>>177 画力が……画力が欲しい……っ!
>>178 あ、ホントだww
よし、清霜にはモンキーRだっ(適当
某赤城さんの食べ歩き漫画を見て以来、艦娘がひたすらラーツーしているSSとかでいいんじゃないかと思えてきた。
小ネタ 不毛な争い
江風「だーかーらーッ!バイクならスズキだって!」
長波「バッカお前、ヤマハに決まってんだろ!」
江風「んだとーっ!?」
長波「やるかコラーッ!?」
熊野「あら、駆逐艦達は何をしてらっしゃるのかしら」
川内「村雨に薦められそうなバイクは何かで言い争い」
熊野「まあ、不毛ね」
川内「お嬢はバイクに興味無さそうだもんね」
熊野「カワサキに決まっているでしょう」
川内「ちょっと空気読んで」
江風「川内さん!川内さんならスズキがいいだろっ!」
長波「いーやっ!ヤマハだヤマハ!」
川内「それ、一応ホンダに乗ってる私に振るの。アンタ達程拘りはないけどさ」
若葉「………」
熊野「若葉、さん?どうしてココに?」
若葉「バイクなら……」
若葉「ビューエル一択だろう」
江風「 」
長波「 」
熊野「ビューエル……とは?」
川内「あー……確か、アメリカのメーカーだっけ。ハーレーのエンジン載っけてんの。今は無くなっちゃったみたいだけど」
若葉 トコトコ
若葉「じゃ」シュタッ
ドドドドド……
長波「ライトニングXB12Ss……だと……!?」
江風「なんちゅう存在感……っ!!」
川内「いやー。すっごい音だなぁ。ドロドロ云ってたよ」
熊野「ところで、長波さんといい若葉さんといい何故別部隊所属の方々が普通に出入りしておられるの?」
おまけ
・江風のRGV250Γ(VJ23)
最終型のガンマ。ハーフカウルの90年代走り屋っぽい仕様。
元は青白ワークスカラー。
・長波のSRX400改(3VN)
銀の98年式。
500ccに排気量アップして、峠で最新SSを追いかけ回す。
・若葉のXB12Ss
赤くてイカした変態バイク。
若葉自身、実はどんなバイクなのかよく分かっていない。
ビューエルの存在感はホントに異常。
たまたま隣に並ばれた時はひっくり返りそうになった。
小ネタ 夕夕☆白書~そばの陣~
夕張「それじゃあ出発するわよ!夕立ちゃん、準備はいい?」
夕立「っぽい!」
由良「珍しい組み合わせね。ドコ行くの?」
夕立「鹿沼!」
由良「……何処それ」
夕張「栃木県よ。東北道にもインターがあるじゃない」
由良「ごめん、全然知らない」
夕立「鹿沼インターには、海があるっぽい」
由良「栃木は海なし県でしょ」
夕立「えーと……確か、エーゲ海っ」
由良「ラブホよね、それ。U字○事のネタで見た気がするわ」
夕張「この度私達は『おそば同盟』として、各地の美味しいお蕎麦を食べる会を結成しました」
由良「ツッコむの面倒だから色々スルーするけど。で、その鹿沼には何があるの?」
夕張「ニラそば!」
夕立「挽肉入り焼きそば!」
由良「夕張、大丈夫?蕎麦の意味にズレが生じているわよ」
夕張「時間が惜しいわっ。軽巡夕張!出撃!」
夕立「素敵なご飯食べるっぽーい!」
由良「あと一番気になるんだけど、その原チャリで行く気?100キロ近くを?いつの間にこさえたのよ」
夕張のTDR80
オモチャとして入手した原付一号機。
レストアして各部ピカピカ。謎技術により12V化。
カラーはイエロー。
夕立のDAX
オモチャとして入手した原付二号機。
再販版だからTDRより新しい。88ccに排気量アップ済み。
カラーはレッド。
由良「ついに夕立まで懐柔したか。一度本格的に……って、五月雨ちゃん?何してるの?」
五月雨 ビクッ
由良「まさか、アナタまで……?」
五月雨「御免なさいぃ……夕張さんと夕立ちゃんが楽しそうだったから、つい……」
由良「ああもう、分かった分かった」
五月雨が乗ろうとしていたGAG
オモチャとしてry
カウルを外して小さいストファイを作ろうとしているらしい。
カラーは白/青。
今こそ再販してほしいミニモト軍団。特にGAG。
由良「あのバカ共は……よくもまあ毎回飽きもせず危ない橋を渡り続けるもんよね」ハァ
江風「まァそう云わずにさ」
由良「江風ちゃんもソッチ側だもんね。走ることが、そんなに楽しいの?」
江風「そりゃあね。楽しくなきゃ、こんなことしませんよ」
由良「ふーん……」
江風「前から思ってたけど、由良さんってそう云いながらも色々勉強してますよね。クルマやバイクのこと」
由良「夕張と一緒に居るとね。勝手に覚えちゃうのよ」
江風「いやあ、それなりに興味なきゃ覚えないと思いますヨ。現に五月雨の姉貴なんか未だに国内メーカーすら覚えてないし」
由良「そうね……言い方に語弊があったわ」
江風「と、いうと?」
由良「私が興味を持っているのは、夕張」
江風「……へ?」
由良「私は、夕張のことが好きなの。ライクじゃなくてラブの意味で」
江風「は?えっ?」
由良「こんな所に連れて来られて置き去りにされる位なら、私が何処かに連れ去りたい。そこで二人だけで暮らしたい。そう思うわ」
江風「待って待って。え?それはつまり……アレか?所謂キマシ的な?」
由良「そうなるわね」
江風「……マジで?」
由良「大マジ。何でそんなに驚いてるのよ」
江風「いや、だって……えー?」
都高・環状線外回り 芝ふ公園ランプ付近
夕張「もうすぐオービス……そこからスタートね……」
川内『こちら川内ー。夕張、聞こえるー?』インカム
夕張「聞こえてるわ。試しに使ってみたけど、いいわねコレ」
川内『おーっ。もうすぐスタート地点だけど、何か秘策とかあんの?」
夕張「無いッ!」
川内『はぁ~?』
夕張「環状だからねぇ……インプ相手だとちょっとキツそうかなぁ」
川内『ちょっとぉ!何弱気なこと言ってんのさ!』
夕張「普通に考えたら、二駆と四駆じゃ四駆の方が有利でしょ。ましてや環状だもん」
夕張「こっちが我慢しなくちゃいけない所を、あっちは普通に踏んでいけるからね。パワーも車重もほぼ同じだし」
川内『いつになく弱気じゃん?どしたの?』
夕張「……都高自体が久々だから、ぶっちゃけ走るの怖い」
川内『何を今更』
夕張「さて、せめてスタート位はちゃんと決めないとね。私はもうココまでだから、後は宜しくぅ」
川内『……何か企んでる?』
夕張「だから何も無いって」
オービス通過……先頭、夕張180SX
二速シフトダウン、GO――ッ!!
芝ふ公園S字を駆け抜ける三台のマシン。
180SX、MR2の二台はほぼテール・トゥ・ノーズ。
若干の間を開けて、榛名の赤いインプレッサが続く。
夕張「様子見、って感じかしら」
川内「いつ仕掛けてくると思う?」
夕張「……霞トンネル入り口」
川内「奇遇だね。私もそこだと思ってた」
夕張「というか、アンタもちょっと離れなさいよ」
連続する高速コーナー、ボディを照らす白い照明。
テンポよくクリアーする二台とは対照的に、インプレッサは攻めていない。
それでも二台と着かず離れず、一定の距離を保っている。
――不気味だ。
二人の予想では、この先にある霞トンネル入り口の右コーナー。
最初に仕掛けてくるとすれば、恐らくそこだろう。
短いストレートの後に続くこのコーナーは、下り勾配の上に路面も荒れている。
ブレーキング時、二駆は体勢を崩しやすい難所の一つだ。
夕張「霞トンネル……よしっ!」
早めにブレーキを済ませ、インベタ気味に進入する。
川内も左足ブレーキを使用しつつ、丁寧な操作。
安定感さえも感じる二台は、危なげなくクリアー。
一方――
川内「うっひゃあ!直線的に来てるよ!あのライン選べるなんてうらやま」
夕張「後ろ気にしない!ていうか、気にする余裕ないんだけどぉ!」
案の上、榛名のインプレッサはお構いなしに突入。
アウト・イン・アウトの理想的なラインを描きクリアーする。
二台との差が、詰まる。
川内『いいねぇっ。このヒリつくような空気!だから夜戦は止められないよっ!』
不意に川内MR2がペースを上げ、夕張180SXをパス。
すぐ背後には榛名の赤いインプレッサが、虎視眈々と狙いを定めている。
右へ左へ、上へ下へ。
ただでさえトンネル故のブラインドコーナーに勾配も加わるこのセクションは、より精密な動作を求められる。
それでも先頭を行く川内のMR2は、ヒラリヒラリと舞うようにスピードを増していく。
長いトンネル区間の終わり。眼前には上り勾配の急な右コーナー。
インプレッサが次に仕掛けてくるとすれば、恐らくココ。
MR2は豪快にテールをスライドさせつつ、クリアしていく。
夕張「よくもあんなにテールを流せるものね……私には無理だわ」
180SXの横、アウト側にはインプレッサ。
ブレーキング勝負――。
夕張「そんな所に居られたら飛ぶーっ!!」
が、ラインを塞がれた夕張は後退。
悠々と赤い影が前に出る。
夕張「顔に似合わず、えげつない事してくれるじゃないの……」
まるでワープするかのように、テールランプが離れていく。
加速では四駆のインプレッサが有利なのは分かる。
が、それにしても速すぎる。
夕張「ちょっ!?何よその加速!?」
川内「やーい。あっさり抜かれてやんのー」
夕張「うっさいバカ。アンタもさっさと逃げないと抜かれるわよ」
三台は神田橋JCTに突入する。
下りながらのS字コーナー……今度は川内MR2が捕捉される。
川内「ダメダメッ。前を走るのは私だって――っ!」
互いに譲らない。
縺れ込むように、そのまま箱崎方面へ。
川内「いいねぇ。新環状なら負けないよっ」
昼間は渋滞の名所である箱崎JCTも、この時間ともなればガラ空きだった。
夕張「ちょっと!何でわざわざ左レーン選んでるのよ!」
川内「あ、ヤベッ。間違えた」
箱崎JCTは複雑な構造をしていて、中央二車線は向島線、左右両端は湾岸に接続する深川線になっている。
川内は遠回りになるアウト側の左レーンへ進入。
あっさりとインプレッサを前に出させてしまった。
川内「いやー失敗失敗。右コーナーになってるんだから、右のレーンに行かないとダメだったね」
夕張「完全に凡ミスじゃないのよっ」
ついに榛名がトップへ浮上。
次いで川内、夕張と続く。
新木場ランプS字コーナー。
川内MR2がブレーキングで差を詰める。
川内「立ち上がりで並べるかな……ンフフ♪」
加速ではインプレッサと五分と判断したのだろう、S字出口で二台が並んだ。
川内「って、あらー……?」
しかし榛名は譲らない。
それどころか、MR2を引き離す。
川内「マジで……?立ち上がりでこんなに離されるの初めてかも」
以前トップは榛名インプレッサ。
圧倒的な加速を前に、夕張・川内は手が出せない。
夕張「このままじゃジリ貧ね……仕方ない、あんまり使いたくなかったけどっ!」
夕張はコンソールに埋め込まれたブーストコントローラーに手を伸ばす。
スクランブルモード、ON――!
川内「ありゃっ。夕張ったらいつの間にそんな所来たの」
夕張「十秒だけブースト上げたのよ。推定値プラス50馬力でも、効いてるでしょ?」
川内「そんなのあるならもっと早くに使えばいいのに」
夕張「使い過ぎると壊れちゃうの!それに切り札は隠しておくものよ」
インプレッサをパスし、MR2の背後まで迫った180SX。
いよいよ湾岸線に合流……。
川内、夕張、榛名が超高速セクションに突入。
スピードメーターの針は、250キロを超えていた。
夕張「……あら?」
川内「どしたの?」
夕張「いや、インプが離れてる気がする」
川内「え、マジ?」
東雲ランプを過ぎた辺りで、ふと夕張が異変に気付く。
先程まで背後に居たインプレッサが、ジリジリと後退していたのだ。
夕張「……最高速が伸びてない?」
川内「インプって直線ダメなの?」
夕張「ダメじゃないけど……もしかしたら、クロスミッションか何かを入れて加速に振ってるのかも」
先程環状線で見せた強烈なダッシュを思い出す。
駆動方式に違いはあれど、パワーはほぼ互角。あれ程までに一瞬で離れるワケがない。
有明JCTに到達する頃には、インプレッサのヘッドライトは一般車両に混ざり、見えなくなっていた。
江風「あ、帰って来た」
由良「結構速かったわね」
夕張「ただいま~……あー、疲れた」
川内「うーん。ちょっと物足りないかも」
榛名「御免なさい。思いの外最高速が伸びないものでしたから……」
夕張「でも環状に入ってたら、やられていたのはコッチだったね」
川内「どうせなら環状グルグル回っていた方が面白かったかも」
江風「なんだなんだ?どういうこと?」
夕張「外回りから江戸橋で深川線に入ったんだけど、湾岸入ったら一気に引き離しちゃって」
川内「そこまではずっと前に出れなかったもんね」
江風「ふぇ~。でも何で湾岸で離れちまったんだ?」
夕張「これは推測だけど……あのインプ、ギヤ比はかなりクロスしているでしょ」
榛名「正解です。3速クロスに、ファイナル比も変えています。それにプラス……」
夕張「え?まだ何かあるの?」
榛名「明石さんの試作品なんですけど、ミッションをIパターンに変換しているんです」
川内「Iパターン?」
夕張「ゲーセンのシフト操作みたいに、上下でギヤを変えるのよ。シーケンシャルシフトってことね」
川内「何それ、面白そうっ」
夕張「でも納得。あの加速力はギヤ比だけじゃなく、Iパターンで素早くギヤチェンジが出来るからこそ、ってことかぁ」
榛名「最近、榛名より明石さんの方が熱が入ってしまい……次はシームレス・ミッションを作ると意気込んでいますよ」
夕張「シームレスて……個人で作るレベルじゃないと思うんだけど」
由良「それで?結局夕張達の勝ちってこと?」
夕張「うーん。あんまり勝ったって気がしないなぁ」
川内「私は楽しかったからそれでOK!」
榛名「着いて行けなくなった以上、今回は榛名の負けです」
夕張「そうは云ってもなぁ……」
榛名「それに、今後の課題も見えて来ました。とても有意義な時間を過ごせたので、満足です」ニコッ
夕張「うーん……まあ、今回はそれでいいのかなぁ」
由良「何にせよ、事故も起こさず無事に帰って来たんだし、いいんじゃない?」
夕張「まあ、それが一番ね」
川内「ところでさぁ、お腹減ったんだけど。ラーメン食べたい」
夕張「アンタはホントに唐突ね」
江風「あ、いいじゃん。アタシも食べたーい」
由良「こんな時間に食べたら太るわよ」
川内「え?別に太らないけど」キョトン
夕張「は?(威圧)」
江風「うわっ、榛名さんの笑顔が何か怖いっ」
榛名「ハルナハダイジョウブデス」
由良「どう見ても大丈夫に見えないんだけど」
対戦結果……B 戦術的勝利
おまけ 結局食べに行った
夕張「太るかもって思っても、深夜のラーメンってやたら美味しいのよねぇ」ズルズル
川内「替え玉ハリガネでっ!」
江風「まだ喰うのっ!?それで五玉目だろ!?」
由良「何だかんだで、榛名さんも食べてるのね」
榛名「榛名もお腹は……空いていましたから……」
その後、夕張は脂肪が腰回りに。榛名は脂肪が二の腕に付いた。
川内は食べ過ぎて翌日朝、大破着底した。
ラーメン結果……D 敗北
小ネタ もしも吹雪が憧れの人に会ったら
吹雪「あれが一航戦の赤城さん……ハァ、カッコいい」
吹雪「凛々しくて美人っ。いつか私も同じ艦隊に……」キモイッポイ
赤城「それじゃあ皆さん、お疲れさまでした」
<RE雨宮フルエアロFD搭乗
吹雪「………」
<サイドポート仕様の13Bが火を吹くぜっ
「おい、見たかよあのFD……もしかして」
「ああ!何でも筑波サーキットで1分切りするらしいぜ……」
吹雪 ハイライトオフ
吹雪「い、いけないいけない。初志貫徹っ!思えば最初、私は扶桑さんに憧れて艦娘になったんだった!」
吹雪「儚げだけど美人っ!いつか私も同じ艦隊に……」キモイッポイ
扶桑「では……私も失礼しますね」
<何かもう異様なGTO搭乗
吹雪「………」
<6G72改にT88!余裕の馬力だっ音が違うぜっ
「スゲェ……あのGTO、迫力が違うぜ……っ」
「噂じゃゼロヨンのタイム、10秒前半だってよ……」
吹雪 ハイライトオフ
どちらの仕様も前スレからの流用です。
今スレで出番があるかは知らぬい。
バトルシーンは毎回表現が乏しい……。
そして性懲りもなく晒すギター時雨。
http://i.imgur.com/ndyqf0g.jpg
乙
バイクはNinja車はセリカに乗りたい
乙
俺の愛機エボ6はまだかっ…!
お蕎麦てあーた、金曜日の16時からのJFL5局で放送してる細川茂樹のトヨタDrive in Japanでも聴いてるんかいな…
時雨ちゃんにデビエバのエフェクターを買ってあげたい
乙乙
みんな由良のことにまったく突っ込んでなくてワロタ
>>198
大井さんみたいな人がいるからみんな慣れてるんだよ。
乙
由良張キマシ!!
変態バイクならDODGEバイパーのV10積んでる奴はトップクラスだと思うんだけどどうかなぁ?
>>198
機械LOVEとか夜戦LOVE、赤城→扶桑→常識LOVEとか色々居すぎて今更ねぇ
Y2K「日本の車検さえ通れば…」グヌヌ
提督にはH2Rに乗ってもらおう(提案
独逸へ向け、潜水艦娘を育て始めた>>1です。
あ号とか消化してもらっていますです。
>>194 セリカ復活はよ。
実は一番乗りたいクルマはサンバーというww
>>195 ランエボは出る予定ですよ。
エボは主に師匠が乗りそうなイメージ。
>>196 ラジアンリミテッドなら……。
最近ラジオを聴かなくなりましたが、ドライブ中にたまに聴くとクソカッコいい曲とか流れてテンションが上がります。
>>197 まさかデビエバの名をここで聞くことになるとは……ww
そんな>>1はソーダ・メイサーの元愛用者。
>>198 え?由良張はデフォでしょ?
>>199 そうだよ(便乗)
>>200 そういったバカエンジンを積んだのも相当なモノですがww
個人的にビューエルは車体の作りからして屈指の変態バイクだなぁと。
>>201 そもそも艦娘が夜な夜なクルマやバイクを乗り回している時点で今更というww
>>202 車検に通ったとしてもお断りだよっ!!
>>203 提督「なにっ!?H2とはマッハのことじゃないのか!?」
新登場祭り。
食堂
夕張「へ?バイクを乗り換えるの?」
青葉「ハイ。新しい車両を手配済みです」
夕張「どうしたの急に」
川内「前からちょっと考えていたのですが、先日の件で決意しました」
夕張「先日の件?」
青葉「卯月ちゃんとタンデムして出掛けた時ですよぉ」
夕張「ああ、そういえば。卯月、迷惑掛けなかった?」
青葉「全然っ。楽しんでもらえたみたいで何よりです」
夕張「なら良かった。あの子、落ち着きが無いから……」
青葉「ただその時気になったのが、バイクなんですよ」
夕張「どういうこと?」
青葉「普段は街乗りユースですし特に不満もなかったのですが、いざちょっと遠出をすると些かパワー不足を感じまして」
夕張「あー……まあ、125ccだしね。仕方ないわよ」
青葉「クルマに乗れば良いのでしょうけど、やはりバイクならではのフットワークの軽さも捨てきれません」
夕張「要するに、今よりもう少し余裕が欲しいと」
青葉「理解が早くて助かります」
夕張「で、それを何で私に報告したの?」
青葉「夕張さんに整備をお願いしたいと思いまして」
夕張「ああ、そういう」
青葉「今日中にはこちらに配送されるハズなので、対応の程宜しくお願いしますっ。青葉は今日遠征なので」
工廠
夕張「もう少し余裕ねぇ……」
YZF-R1<ヨォ!
夕張「いや、余裕あり過ぎでしょ……どういうチョイスなのよ」
YZF-R1とはっ!
「ツイスティロード最速」をコンセプトに98年にデビュー。
当時の技術を詰め込みリッターマシンの在り方を変えた現代SSの代名詞であるッ!
夕張「てっきりまたオフ車かと思ったのに……色々飛び越え過ぎ。バカじゃないの」
由良「夕張。提督さんから開発のー……って、なにこれ」
夕張「んー?青葉の新しいバイクー」
由良「これを青葉さんが?またエグそうなものを……」
夕張「一体何を思ってこんなの買ったのかしらねー。これはむしろ、川内が乗りそう」
由良「やっぱり速いの?こういうのって」
夕張「そりゃあね。エンジンは1Lだけど車重は400cc並。手っ取り早く言うなら、レーレプを現代の技術で作りましたって感じかな」
由良「ふーん」
夕張「ちなみに先日、三京で延々と追っかけられた」
由良「なにそれこわい」
夕張「深夜の三京は魔窟なのよ……」
由良「でも青葉さんがこんなのに乗るなんて意外ね」
夕張「そうそう。せめてビッグオフとかにすればいいのに。DR800とか」
由良「どんなバイクなの?」
夕張「単気筒では最大の779cc油冷エンジンを積んだ、別名ファラオの怪鳥。ピストンが10センチあります」
由良「意味が分からないわ」
夕張「それにしても、この見た目と色合いだと仮面ライダーが乗っていてもおかしくなさそうよね」
由良「仮面ライダーって、今バイクに乗らないんでしょ?」
夕張「NSXとか電車に乗ってたしね……ライダーとは一体」
<チワーッス!バイクオトドケニキマシター!
夕張「えっ?バイク?」
由良「またボロい原付でも買ったの?」
夕張「私じゃないわよ」
<アオバサンハイラッシャイマスカー!
夕張「あ、青葉は席を外していますので、代わりに私が……」サイン
<アリアッシター!マタドウゾー!
夕張「KLE250アネーロ……うん、コッチが青葉のバイクね……」
由良「じゃあ、このR1とかいうのは誰の?」
川内「~♪」ガシャガシャ
由良「あ、川内だ」
川内「ありゃ。二人して何してんの?私のバイクの前で」
夕張「コレ……アンタのなの?」
川内「そうだよ。程度の良さそうなのがあったから、買ってみたんだ♪」
由良「ああ、やっぱり川内のか……」
夕張「でもまた何でR1なのよ」
川内「もっとパワーがあるのが乗りたくてさ。こういうSSっていうの?前から興味あったんだよね」
夕張「まあ、NSRも古くなっちゃってるし、良い選択かも」
川内「私今日オフだし、とりあえず外装黒くしてついでに色々しようと思ったんだ。どう?カッコいいでしょ」
由良「バイクより艤装を整備しなさいよ……」
川内のYZF-R1
00年式の5JJモデル。
更なるステップアップを目指し購入。
フルノーマルだが、外装は黒く塗装されている。
>>1的に最も川内に似合うと思う。異論は認める。
青葉のKLE250アネーロ
新たなる旅バイクとして入手。
一般的なオフ車よりちょっと重いけど、ツーリング用途には最適だよね?
カラーはダークブルー。
夕張「ぬ~……R1かぁ」
川内「何唸ってんのさ」←カウル塗装中
夕張「ワンエイティじゃ勝てる気しないわ……峠の下りとかで会いたくない」
川内「えー。DR-Zとかの方が嫌だなぁ」
由良「どれでもいいわ」
川内「いや、モタードは下り無駄に速いんだよっ」
夕張「どうせアンタ、それで峠とか都高とかに上がる気でしょ」
川内「まあね。NSRでは避けてた湾岸でのストレート勝負も出来るようになるしさ」
由良「え……待って。これって何キロ出るのよ」
夕張「……300キロ超」ボソッ
由良「バカじゃないの」
夕張「今のSSはどれもそれ位出るのよ」
川内「でもさぁ、規制とかでメーター上では299キロまでしか表示されないんだよね。何とかなんない?」
夕張「まあ、ちょっと弄れば」
由良「何でそんなことする必要があるの?」
夕張「つまりお偉いさんから『出過ぎだぞ!自重せよ!』と怒られたのよ」
川内「あの三台の中だとブラバが一番好きだなぁ。キャブの方は一度乗ってみたい」ウンウン
由良「まるで意味が分からない……」
夕張「それにしても、あんだけ気に入ってるNSRから乗り換えるなんて思ってもみなかったわ」
川内「んー……ちょっと負けたくない相手が出来たからね」
由良「負けたくない相手?」
川内「この前さ、久々にNSRで都高上がったらコテンパンにされた」
夕張「へぇー。どんな相手?」
川内「分かんない。黄緑色だったから、カワサキだと思うけど」
夕張「カワサキねぇ……」
川内「なんか野暮ったい感じの見た目だから、速くなさそうだと思ったんだけど……完璧に遊ばれた。悔しいわぁ」
由良「そもそもアンタ達は何と戦っているのよ」
川内「で、私も思い切って大型に乗ってみようと思ったワケ」
夕張「ホントに思い切った乗り換えね……どうせなら新しい型にすれば良かったのに」
川内「今の顔よりコッチの方が好きだしさ。型落ちでも、NSRから比べたら断然新型車だもん」
夕張「そりゃハチハチに比べたらね。大型行くにしても、またホンダかと思ってた」
川内「そりゃ、CBRとは迷ったけどさ。別にメーカーで拘っているワケじゃないし、乗りたいと思ったのが一番っしょ」
川内「それに、コレだってめっちゃ気に入ってるんだよ。サイズ感もいいし」
夕張「レーレプに乗り慣れてるなら、馴染みやすそうだものね」
川内「何よりさ、パワーがダンチだもん。三京で夕張のワンエイティを煽れる位だよっ」
夕張「あのR1はアンタかいっ!」
遠征中
江風「ハァ~……」
吹雪「どうしたの江風ちゃん。溜息なんて吐いて」
江風「そりゃあ溜息だって出るさ……川内さんがさぁ~……」
吹雪「川内さんが?」
江風「……今だって敵わないのに……」
吹雪「川内さん、エースだもんね」
江風「……エース?」
吹雪「でも練度を高めていけばいつか私達も、川内さんみたいな強い艦娘にだってなれるよ」
江風「……さっきから何を言ってんだ?」
吹雪「え?川内さんはエースだから、私達じゃまだまだ勝てないって……」
江風「何言ってンだよ。川内さんが買ったのは、サンダーエースじゃなくてR1だろ」
吹雪「……ん?」
江風「NSRでもバカッ速なのに、あんなのに乗られたら手も足も出ねえよ……」
吹雪「ゴメン、何の話?」
江風「え?だから川内さんがバイク乗り換えたって話だろ」
吹雪「知らないよそんなことっ!」ガビーン
江風「クッソー……こうなりゃアタシはK7辺りにでも乗り換えようかなぁ。ああでも、油冷にも乗ってみたいし……」
吹雪「川内さんといい江風ちゃんといい何を目指しているのっ!?」
遠征後……
吹雪「この鎮守府はホントに色々毒されてる……ついに村雨ちゃんとかもバイクに乗り始めちゃったし」
吹雪「あんな危なっかしい乗り物、よく乗れるなぁ。事故に合ったらどうしょうも……ん?」
GAG<ヤホー
DAX<ッポイ!
吹雪「へぇ~。こんなに小さなバイクもあるんだ。何か可愛い」
吹雪 キョロキョロ
吹雪「……ちょっと、跨るだけならいいよね……?」ウヘヘ
吹雪「ブンブーン!ブイーーンッ!」
吹雪「最終コーナーを回った!吹雪選手、今トップでチェッカーです!」
五月雨「吹雪ちゃん?何してるの?」
吹雪「ピィッ!!?」
小ネタ 地元ネタ
夕張「東北道で約一時間……着いたわ、宇都宮ッ」
由良「何で宇都宮?」
夕張「決まってるじゃない!餃子に焼きそば、隣町の鹿沼にはニラそばも……」ジュルリ
由良「ホント食い意地張ってるわよね、アンタは」
夕張「で、今回のゲスト!鬼怒ちゃんですっ」
鬼怒「やあやあ、どーもどーも」
由良「ああ、名前で呼ばれたのね」
鬼怒「でもでもぉ、宇都宮の案内だったら任せてよっ」
夕張「とりあえず、まずは餃子かなぁ。駅前に餃子館ってのがあるし……」
鬼怒「甘い、カクテルよりも甘いよ夕張ちゃんっ。まずは焼きそばだよ!」
夕張「焼きそば?宇都宮と云ったら餃子じゃ……」
鬼怒「確かに餃子が有名だけど、消費量が日本一ってだけだからね。ちなみに私のおススメは正嗣だね」ウンウン
由良「じゃあ、その正嗣っていう所に行きましょう」
鬼怒「ただねぇ……営業時間が短いというか、ぶっちゃけどの店もいつやってるか分からないんだよねぇ」
由良「それじゃあ、今から行ったとしても……」
鬼怒「やっていない可能性がある」
夕張「ダメじゃん!もうお腹ペコペコなんだけど!」
鬼怒「まあ今はお昼時だし、多少混んでるかもしれないけど多分やってるよ」
鬼怒「というわけで、まずはコレお土産」
夕張「何この紙袋?」
由良「仄かに温かい」
鬼怒「開けてみ開けてみ」
由良「こっ……これは……!?」
夕張「焼きそばがビニールに包まれてる!?」
鬼怒「これが宇都宮焼きそばだよっ。たまにテレビでも出たりするね」
夕張「おおう……目玉焼きも載ってるし、美味しそうなんだけど……」
由良「見た目のインパクトが半端ないわね……」
鬼怒「えー、付属のウスターソースをブッかけるのが宇都宮流です」
由良「……味付いてるのよね?」
鬼怒「付いている上にかけます」
由良「面妖な……」
鬼怒「食べ物だけじゃなくて見所も沢山あるからねっ!さあ、私が先導するよ!」
夕張「あ、白いPCX……」
由良「栃木だから、一応乗ってるものもホンダなのね」
唐突な飯テロ(自滅)
宇都宮の焼きそばはテイクアウトしてこそ本領発揮。
といっても、石田屋の焼きそばしか知らないけど。
もう艦娘×ツーリングで書いてみたい。
むしろ誰か描いてください。
>>184
霞トンネルは内回り外回りどちらも出入口付近が怖いんだけど、特に単車にとっては内回りの出口の先のギャップが怖い…流れに乗せて走っててもちょっとペースが速いと上り坂の左旋回中に荷重が抜けてヒヤッとするんですよね(汗)
二輪でルーレット族やってた友人が「左コーナー進入時に左車線にいてもギャップで飛ばされてコーナー抜ける時には右車線にいる」とか恐ろしい事を平然と言ってて唖然としたことが…(爆)
>>211
なんかもう吹雪の方がおかしい気がしてきた(錯乱)
>>212
吹雪ちゃん、おじさんのモンキー乗るかい?
乙
ついに吹雪ちゃんもバイクデビューするのかな?ww
あれだけ嫌がってたけどやっぱり吹雪ちゃんもこの鎮守府の艦娘なんだな
>>207
確かに電車にもNSXにも乗ったけどいまのライダーであるゴースト、一応バイクに乗ってるけどそのバイクと合体するのイグアナだからなぁ……
イグアナにのるライダー……本当にライダーとはいったい……
そして吹雪、ついに飲まれたか。免許取得も時間の問題だな。
ライダーの話が出たなら、いっそのこと、TAXI(フランス版)や特撮の乗り物シーンを見る艦娘……ありだな
いつかの艦娘が全員免許持ってる設定あった気がするけど吹雪も免許持ってるのかな?
青葉か川内の古い方のでなれるところからかも?・・・暇を持て余した秋津洲とかも何かしら趣味持ってそう
おつー
これは吹雪が乗り物買う日も近いなぁw
クリスマスっていうのをガチで忘れていた
提督「えー、ではクリスマス兼忘年会を始めよう。乾杯」
一同「メリークリスマース!」
パンパパン ←クラッカーの音
パンパンパンパン……
「「「「………」」」」
提督「あー川内君。2ストのアイドリング音はクラッカーの代わりにならないからな」
川内「あ、バレた?」
大井「はよしまえ」
川内「暖房になるかなって」
大井「ならんわ。臭い。しまえ」
提督「……コホン。今年も皆ご苦労だった。俺がしてやれることは少ないが、今夜は楽しんでくれ」
江風「イエーイッ!」
睦月「料理も一杯にゃしい!」
瑞鳳「ケーキは私が作りました」フンス
夕張「おーっ。流石」
熊野「お肉は私が用意致しましたわ。Aランクですわよ」
由良「えっ、まさかコレ神戸牛?」
提督「芋煮は俺が作った」
吹雪「一品だけ浮いていると思ったら司令官作だったのか……」
五月雨「でもコレ、スゴく美味しいよ」
時雨「コラ夕立。少し落ち着いて食べないと」
村雨「あー、もう。口の回り汚くして……」
卯月 モッキュモッキュ
望月「……詰め込み過ぎだろ……」
睦月「ハムスターみたい」
望月「だから卯月はいつまでたってもチンチクリンなんだよ」
卯月「ングッ。望月に言われたくないっぴょん!」
睦月「そういえば鶏肉食べてると胸が大きくなるって聞いたけど、ホントかなぁ?」
夕張 ガタッ
由良「諦めろ」
夕張「あ、諦めろって何が~?私はただ、チキンを取りに行こうとしただけですよぉ~」のワの
由良「目がクロールしてるわよ」
大井「別に胸が大きくなったところで、肩凝るだけよ」
川内「あー。そういえば最近肩凝りやすいなぁと思ったけど、そういうことなのかな」
夕張「くっ」
瑞鳳「何の話?」ハムハム
夕張「瑞鳳ならっ!瑞鳳なら分かってくれるわよねっ!」ガシッ
瑞鳳「えっ、何が?」
由良「胸の話」
瑞鳳「あー……私は夕張もスタイル良くて羨ましいと思うけど」
夕張「えっ?そ、そう?」
瑞鳳「一々年齢確認されなくて済むし……未だに成人として見てもらえないからさ……」遠い目
夕張「なんかゴメン……」
綾波「美味しいですねぇ……」ポエ
春雨「そうですねぇ……」ポエ
夕張「なんだあの可愛い生き物達は」
由良「流石ウチの二大マスコットね」
夕張「マスコットって……」
青葉「ゆっくりしていってね!」ニョキッ
夕張「うわっ、ビックリした」
由良「テーブルの下からって……何でそんな所に」
青葉「勿論、撮影の為ですよ」ヨイショット
由良「どう見ても変態にしか見えない」
青葉「まあまあ。今宵はクリスマスですし、楽しまないとっ」
由良「ハイハイ」
青葉「それはそうと、お二人にとって今年はどんな一年でしたか?」
夕張「そうねぇ……あっという間だったかな。戦闘に開発、クルマにもハマって毎日充実していたわ」
由良「私は……そうね。振り回されたりもしたけど、夕張と同じかしら」
青葉「ふむふむ、なるほど。個人的には、お二人の仲が進展しているかどうかも気になるところですねぇ」ニヤリ
夕張「進展?何で?」
青葉「いえ、何だかんだいつも一緒に居りますし、そういう仲なのかと」
夕・由「………」メトメガアウ
夕・由 ダキッ
青葉「おおうっ。何の躊躇いもなく抱き合うとは!」パシャパシャ
夕張「別にこれ位」マガオ
由良「普通でしょ」マガオ
青葉「……真顔で抱き合ってるせいか、背徳感というか百合っぽい感じが一切しませんねぇ……」
由良「そういうのを狙うなら、あっちの方がいいんじゃない?」
春雨「綾波ちゃん、ホッペにクリームが。本当にマシュマロみたーい」プニプニ
綾波「やーん。やめてくださいー」
由良「……ね?」
青葉「微笑ましい光景なのに、若干エロさもありますなぁ」
夕張「あの二人、もしかして酔っぱらってる?」
青葉「青葉からすれば、いつまでも真顔で抱き合っているお二人の方が酔っ払いに見えます」
江風「さて川内さん。何時位に行く?」コソコソ
川内「あと一時間もすれば集まり始めるだろうから、その前には行きたいよね」ヒソヒソ
大井「アンタ達、何をコソコソしてるのよ」
江風「ふぇっ!?べ、別に何も無いッスよ!なぁー、川内さーん」
川内「そうそうっ。折角のクリスマスだから、ちょっと天龍達の所に行こうかなーって」
大井「ハァ?何で天龍?」
川内「いやさ、何かすっごいクリスマスツリーを手に入れたっていうからさ。それを見に行こうかって話をしてて」
大井「何よ、そのスゴいクリスマスツリーって」
川内「いや、ホントにスゴいんだよ?赤や黄色、緑色の電飾が綺麗でさぁ」
大井「ふ~ん。別にそんなの普通じゃないの」
川内「でもなかなか手に入らないんだってさ」
江風「で、お披露目がてらちょっと集まろうかーなんて話をしてまして」
大井「あっそ。別に興味無ーし」プイッ
夕張「ちょっと。もしかしてそのクリスマスツリーって……」ヒソヒソ
川内「あっ、やっぱりバレた?マジモンらしいよ。夕張も来る?」
夕張「行くっ」
川内「決まりっ。じゃあ30分後に出発ね」
由良「………」
提督 フム
クリスマス終わるまでにこのネタ振りをしたかった。
皆さん良い夜を。ただしリア充は爆発しろ。
ぐあぁぁぁ(ドカーン)
くまのんよ、和牛のランクはAの後ろに付いてる数字の方が大事なんだぞ(肉屋並感)
天龍が手に入れたツリーってクリスマスより元旦の早朝に工業団地辺りで使ったりするやつだな、きっと。
>>228
すっごいクリスマスツリー…かけっこでも始めるんですかねぇ…
乙ー
青葉なんでテーブルの下から出てきたし。撮影したもののチェックをするから寄越すんだ!
あけましておめでとうございます。
前スレから早半年以上……いつの間にか年を越しましたが、本年もよろしくお願いします。
>>218 友人さんの証言がホントに怖い……ww
そんな自分も元モンキー乗り。
>>219 朱に交われば赤くなるとはよく言ったもので……。
しばふ艦は何故かカブに乗せたくなりますねww
>>222 夕張は日曜朝の特撮とか普通に見てそうですね。
ここはやはりAZ-1とかかな……。
>>223 秋津州?いえ、知らない子ですね(半ギレ)
一応訓練生時代に二・四輪の普通免許は取得済み……という設定ではあります。
>>224 そんな吹雪にリトルカブ(箱付き)
>>230 リア充だ!根絶やしにして差し上げろ!
>>231 数字を入れるの、素で忘れていた……。
そう、きっとそれ。
>>233 400メートル位走るかけっこでしょうね、ハイ。
>>234 青葉「見せる代わりに、お年玉くださいっ♪」
新年初投下。
それにしても、山城の大破グラが草。
深夜 某埠頭
江風「うっひゃあ~。本格的だなぁ」
夕張「センサーまで付いてる……無駄に本格的ね」
川内「あっ、居た居た。おーい、天龍~」
天龍「おっ、待ってたぜお前ら。夕張も来たのか」
夕張「お久。で、何処で手に入れたのよ、こんなの」
天龍「遠征先に物好きなオッサンが居てさぁ。話が盛り上がる内にな」
川内「いいからっ!勝負勝負!」
天龍「焦んなって。お前のNSRなんざ、軽く捻ってやるからよ」
川内「フフン。今日はNSRじゃないんだなぁ」
天龍「あ?じゃあMR2か?」
夕張「ああ、天龍はまだ知らないんだ。R1に乗り換えたのよ」
天龍「おーっ、遂にお前も大型か。ま、それでも俺様の敵じゃねえな」
夕張「……その割には動揺してるみたいね。膝が笑ってるわよ」
天龍「こ、これは武者震いだっての!」
夕張「それにしても、意外と人数居るのね。何処かで見たことある人達もチラホラと……」
天龍「最初は仲間内だけでやろうって話だったんだが、どっから聞きつけたのか集まっちまってさぁ」
川内「夜戦夜戦夜戦ーっ!」
天龍「ダーッ!うっせえな!そんなに言うなら相手してやるよ!」
夕張「あれ?あの人、もしかして“煙の永田”さんじゃ……」
川内R1 vs 天龍カタナ1100 一回目
夕張「私ゼロヨンって殆どやったことないのよねぇ」
江風「私らはたまにやってるよ。特に天龍さんはココだと常連みたいだ」
夕張「おー……ちゃんとバーンアウトもしてる。思っていた以上にガチね」
川内「今日は負けないよっ」
天龍「へっ!返り討ちにしてやるぜっ!」
イエローシグナル……グリーン!
江風「ほぼ同時っ!」
夕張「あら、結構いい勝負?」
江風「あ、川内さんの方が伸びてるか?」
夕張「でも天龍も離れないわね」
ゴールッ!
夕張「あそこの電柱がゴールよね」
江風「こっからだとどっちが勝ったか分かんねぇなぁ……」
夕張「百閒は一見にしかず、か。私もやってみよっかな」
夕張180SX 一回目
夕張「さあて、と。相手は誰かなー」
夕張「って、ハチロク?ちょっとナめられて……」
ウォンウォン!ドドドドド……
夕張「どう聞いてもハチロクのエンジン音じゃないわ、コレ……」
vs AE86レビン?
夕張「どんな相手であれ、やれることはやらないと……5千回転キープで……」
イエローシグナル……グリーン!
夕張「よっし!クラッチミートもバッチリ!これなら――!」
ハチロク?<おっ先~
夕張「 」
ヴァーーーーン!!
夕張「……あれ、やっぱりロータリー載ってる……」
対戦結果……D 敗北
夕張180SX 二回目
夕張「初戦から相手が悪かった……」
夕張「よく見たらハチロクとしては有り得ない太さのタイヤ履いてたわ……多分本気のゼロヨン仕様だわ」
夕張「ま、気を取り直して……二本目の相手はっと」
夕張「これは……S30?旧車も居るのねぇ……」
vs S30フェアレディZ@ドラスリ&ウィリーバー装着
夕張「ってガチ過ぎでしょ!どっからどう見てもプロストックじゃない!何で公道にこんなのが……!」
Z<この紋所が目に入らぬか!
夕張「ナンバー付いてるし……もうどうにでもなれー……」
イエローシグナル→グリーン!
夕張「ええいっ!こうなれば何としても食らいついて……っ!」
……ストン
夕張「あ……ストールしちゃった……」
Z<アバヨ!嬢ちゃん!
対戦結果……D 敗北
夕張 ズーン
江風「ま、まあ相手が悪かったっていうことで……」
夕張「江風ちゃんはー……?」
江風「三戦全勝っ。スタートは得意なのヨ」
夕張「体重の軽さもあるのかもねー……」
江風「ああ。そういえば気にしてなかったけど、やっぱ関係あんの?」
夕張「そりゃ勿論よ。パワーウエイトレシオと云って、一馬力辺りが負担する重量が少ない程効率が良いってことになるからね」
夕張「特にバイクなんかはライダーの体重差はモロに反映されるわ。バイクの軽量化するより、自分を軽量化するべきってね」
江風「ふむふむ。なるほど」
天龍「俺の勝ちだろ!」
川内「いーやっ!どう見ても私の勝ちでしょ!」
天龍「にゃろー!もう一回だっ!」
川内「望むところよっ!」
江風「あっちはあっちで元気だな……というか、カタナでR1と同等ってどういうことだよ」
夕張「さて私も……もう一回……」
江風「お、おう。頑張れー……」
夕張180SX 三回目
夕張「どう見ても普通のワンエイティ相手に……皆大人げないわ」
夕張「とはいえ、ちょっと慣れてきたかな。次こそは……っ」
NSX スッ
夕張「今度は青いNSX?しかも助手席に人乗せてるし」
夕張「あーっ、もう!絶対勝つ!勝ってやる!」
vs NSX
夕張「5千キープで……もう一回!」
イエロー→グリーン!
夕張「よっし!今度はバッチリ!イけるっ!」
1速→2速
夕張「そんで、間髪入れずに3速!よし!勝てるっ!」
NSX<無駄無駄無駄ぁ!
夕張「3速入れたら近付いてきた!?でも、まだ……!」
3速→4速
夕張「いけっ……いけっ……いけぇっ!!」
ゴール!
夕張「……プー……何とか……勝てたぁ……」
夕張「……あれ?何かNSXの人達、やたらコッチを見てる気が……もしかして、再戦?」
助手席の人 クイックイッ
夕張「止まれ……ってことかしら?なんだろう?」
「やあ、見事だったな」
「でも僅差でしたよ」
「慣れないこととはいえ、負けは負けだ」
夕張「そ、その声は……」
提督「私が、湊川です」
由良「それにしても、こんな所で何やってるんだか」
夕張「てっ、提督と由良!?何で!?」
提督「君と川内君が何やら秘密裏に話しているのを見かけてな。後を着いてきたのだ」
夕張「えー……というか、このNSXは……」
提督「無論、俺のクルマだ。どうだ、カッコいいだろう」
提督のNSX
NA2のタイプRがベース。
派手さはないが、カーボン製大型Rスポイラーが目を引く。
吸排気系に足回り強化、何故かナビ等も付いたストリート仕様。
カラーはオリジナルのブルーメタリック。
夕張「ハチロクだけじゃなかったんだ……」
提督「軍人とはいえ、俺も大人だからな。それなりに良いクルマに乗らんと格好がつかん」
夕張「確かにNSXなら見栄えもいいですしね」
提督「何より気に喰わないのが、以前同僚だったアグリがだな……」
鈴木『ケイちゃん、まだそんなボロいクルマに乗ってるの?』プークスクス
提督「……と、小馬鹿にしてくるのが許せんのだ」
夕張「アグリってもしかして……」
由良「横須賀幹部のアグリ提督でしょ」
夕張「超大物じゃない」
提督「ま、とにかくだ。折角の夜だというのに、こんな所で何をしているのかと様子を見に来たのだが……」チラッ
夕張「うっ」
提督「み、見ている内に血が騒いでな。参加させてもらったのだ」
由良「ミイラ取りがミイラになったってところね」
夕張「ハァ……」
江風「夕張さん、何してんの……って、うわ!?提督と由良さん!?何で!?」
提督「ふむ、江風君も居たのか。どうだい、調子は」
江風「まあボチボチかな。大きいの相手だとしんどいけど」
提督「君のバイクはガンマだったか」
江風「おうっ。で、このNSXは?カッコいいじゃん」
夕張「提督のクルマだって」
江風「うおっマジで!?イイじゃん!」キラキラ
由良「ホントだ、ウケがいい」
夕張「川内と天龍は?」
江風「まだやってる。ギャラリーまで集まって大変だよ」
夕張「あの二人は……ホント負けず嫌いなんだから」
由良「夕張も大概でしょ」
提督「ワッハッハ。闘争心があることは良い事だ」
この時期にピッタリな埠頭ゼロヨン。
本編とは別に江風×長波コンビが書きたくなってきた今日この頃。
乙!
http://m.youtube.com/watch?v=sD9IFM9A_zo&itct=CCUQpDAYAiITCOS6kYuPicoCFYoVWAod0IIMKFIT6aaW6YO96auY44OQ44OI44OrUg%3D%3D
こっちの仕様とはたまげたなぁ……
やっと長波様に会えたぁぁぁぁぁっ!!
ということで、ただただ俺得の江風×長波で少しずつ投下。
>>245 すっごい中途半端なのですが、後期型でこの仕様みたいなイメージをしてもらえれば。
未だにこのNSXの印象が強いデス。
ん?スレタイ見直せ?HAHAHA.
俺得コンビでツーリング
元旦 〇一二六 何処かのコンビニ
長波「オーッス。あけおめー」
江風「あけおめことよろー」
長波「どんだけ待たせんだよ。1時に合流ってお前が言い出したんだろ」
江風「しゃーないだろ。こう寒いとエンジン掛かんなくてさー」
長波「あー嫌だ嫌だ。これだから2ストは」
江風「うっさいなぁ。そのSRXだって充分ポンコツだろ」
長波「ほほう、この長波サマのSRXバカにするとは良い度胸じゃないか」
江風「ま、遅れたのは悪かったよ。さっさと行こうぜ」
長波「ヘイヘイ。あ、お汁粉いるか?」
江風「おっ、ありがたいねぇ」
長波「もうすっかり冷めてるけどな。ホレ」ヒョイ
江風「サンキュー、って冷たっ!」
長波「だから冷めてるって言ったろ」
江風「明らかにコレ冷めたってレベルじゃねーだろ!てか、冷たいお汁粉とか嫌がらせかっ」
長波「おはぎだと思えばいいんじゃね?」
江風「……は、萩風のことか?」
長波「無理してボケようとしなくていいわ。余計寒くなる」
江風「日の出何時だっけ?」インカム
長波「んー。7時手前」
江風「アバウトだなー」
長波「順当に行けば余裕で着くだろ。こっからじゃ大した距離じゃないんだし」
江風「そういや、他にメンバー集まらなかったん?」
長波「寒い・酒飲んだ・テレビ見たいっつって炬燵から出て来ない」
江風「ハッ。ドイツもコイツも軟弱だなー」ガチガチ
長波「そんな震えてるヤツに軟弱呼ばわりされてもなー」
江風「つうか、何で長波は平気そうなんだよ」
長波「電熱ウェア着てるからな」ドヤッ
江風「うわっズッコイ!ブルジョワかよ」
長波「冬場のツーリングなら当然の装備だろ」
江風「得意げなのがムカつくわぁ」
長波「お前も何か付けてないの?」
江風「グリップヒーターとシガーソケット位かな」
長波「なんだ。ちゃんとヒーターもあるんじゃん」
江風「それとカメラも付けてるんだ。胸ん所にさ」
長波「あれか。おっぱいマウントってヤツ?」
江風「そう。おっぱいマウント」
長波「おっぱい」
江風「おっぱい」
長波「つうか、今録画してんの?」
江風「回してるー。インカムの音声も拾ってる」
長波「マジか。さっきのおっぱい連呼も録られてるんのか」
江風「編集でどうにかしとく」
長波「え、なに。もしかして動画上げてんの?」
江風「たまになー」
長波「ああいうのってさ、見られるもんなの?」
江風「結構見てもらえてるよ。コメントも多いし」
長波「へー」
江風「あっ、信号だ」
長波「よーし。青になったらダッシュなー!」
江風「別にいいけどさ。[ヒエー]キロでかっ飛ばす姿を世界に晒す気か?」
長波「それこそ編集でどうにかしてくれよ」
江風「……ゴーストライダー……」
長波「ああ、うん。ガチなヤツだな」
江風「ダルマ屋ウイリー……」
長波「やんねえよ?絶対やんないぞ」
江風「フルバンク停車でもいいんだぜ?」
長波「やんねぇって言ってるだろ。信号変わるぞ」
江風「ホイホイっと」
長波「うっし。アタシの勝ちーっ」
江風「んなろー。スタートは勝ってたのに」
長波「ハッハッハッ。出直して来たまえ」
江風「排気量の差が出たかぁ」
長波「2ストなんだからイーブンだろ」
江風「つうかさ。あたしらのバイクって直線でどうこうするようなヤツじゃなくね?」
長波「お、言い訳か?まあ確かにそうだけどさ」
江風「ガンマにSRXだぜ?どう見たって峠のローリング族だろ」
長波「直線は退屈だってか?」
江風「それ、グースのキャッチコピーだろ」
長波「実はさー。最初SRXかグースかで迷ったんだよね」
江風「そうなん?何でグースにしなかったのさ」
長波「SRXの方がデザインが好みだったのと、パーツの多さもあってかな。油冷はよく分かんないし」
江風「ふーん。グースにすりゃあ良いのに……」
長波「すっかり鈴菌だな」
江風「人のこと言えんの?このヤマハ狂い」
長波「ぶっちゃけ今一番気になってるのはフェザー」
江風「どうせヤマハなら、サンダーキャットとかどう?」
長波「売ってるの見たことねえよ」
江風「大型かぁ……乗りたいけど、重さが気になっちゃってなぁ」
長波「まあ、なぁ。正直これ位が取り回ししやすいんだよな」
江風「……若葉のヤツ、よくビューエルなんか乗れるな」
長波「でもアイツ、普段乗ってるのジョーカーの90だぞ」
江風「マジかよ。原付じゃんか」
どっかのラーメン屋
クセになる味っ♪ラーメンの山○屋~♪
江風「こんな時間に食うもんじゃなくね?」
長波「腹減ったんだよ。良いだろ別に」ズルズル
江風「こんなもんばっか食ってるから、胸ばっか育つんだよ」
長波「むっ、胸は関係ないだろ胸は!」
江風「そんで?もう大洗に着いちゃうじゃん。日の出までまだ時間あるし」
長波「ま、ここで少しゆっくりすればいいんじゃないか?」
江風「そういえば、日の出見終わったらどうする?」
長波「そうだなぁ。とりあえず水族館は外せないな」
江風「……何が悲しくて正月早々、女二人で水族館に行かにゃならんのさ」
長波「サメが見たい」
江風「は?」
長波「 サ メ が 見 た い 」
江風「お、おう……」
長波「それか、筑波にでも行くか?初詣ついでに」
江風「バイク立ち入り禁止じゃなかったっけ」
長波「ご丁寧にトランポに積んで来て乗り回していたヤツが居たぞ。しかも昼間っから」
江風「熱心だこと」
長波「風返しの方行かなきゃ大丈夫だったろ、確か」
江風「まあ行くとしても反対方向になるし、今回はパスでよくない?」
長波「それもそうだな」
店員「チャーハンのお客様ー」
長波「あ、アタシー」
江風「その胸、実は胃袋なの?」
長波「だから胸は関係ないだろっ」
再び走行中
長波「そういや、島風もバイク乗りたいとか言い始めてさ」
江風「へぇ~。何乗るか決まってんの?」
長波「とりあえず3MAを推しといた」
江風「またヤマハか」
長波「まあ、今の所は全然決まってなくてさ。本人は新車にするとか言ってたわ」
江風「新車ねぇ。あーあ、中型でGSX-R復活しないかなー」
長波「仮に出たとして、四発じゃないGSXをGSXって呼べるの?」
江風「……GSR400のエンジンでやってくれるなら」
長波「ならGSR乗ってろよ。出るかどうか分かんないんだから」
江風「でもホント、たまに現行車種が羨ましく思うよ。エンジンはすぐ掛かるし、プラグ持ち歩かなくてもいいし」
長波「2ストだとその辺辛そうだよなぁ」
江風「純正パーツもガンガン無くなってるからさ。その内動かせなくなるんじゃないかってビクビクしてるよ」
長波「あ、やっぱ無くなってるんだ」
江風「20年も前のバイクだからね。川内さんなんか悲惨だったぞ」
長波「こういう時、ヤマハで良かったって思うよ。まだ良心的だからな」
江風 ヤエー
長波 ヤエー
江風「おーっ。ちょいちょいバイク乗り見かけるなぁ」
長波「皆初日の出見に行くんかな」
江風「あたしらも房総とか三浦とかの方が良かったんじゃない?」
長波「 サ メ が 見 た い 」
江風「それは分かったって」
長波「それに結構好きなんだよね、大洗」
江風「那珂ちゃん連れてくればいいのに」
長波「一年に一回は必ずお参りに行ってるみたいよ?」
江風「ふーん……意外かも」
長波「縁があって『長波』の名前背負ったからにはさ。あたしも一度慰霊碑に行って挨拶したいわ」
江風「慰霊碑って何処にあんのよ」
長波「京都。江風は何処よ」
江風「えーっと……確か佐世保だったかな。24駆で纏まってたハズ」
長波「どっちにしろ遠いなぁ……」
江風「なぁー。纏まった休み取れたら、行ってみるかぁ」
長波「バイクで?」
江風「バイクで」
長波「そん時は、あたしも誘えよ」
江風「おうよ」
〇五四八 大洗海岸
江風「着いたーっ」
長波「着いたーっ」
江風「アンド、寒い……」
長波「おお……コンビニ行こうぜ、コンビニ」
江風「うおっ。壁にデカデカとガルパンが貼ってある……」
長波「これ見ると、大洗に来たなぁって感じるわ」
江風「しっかしコレ、知らない人が見たらどう思うんかな」
長波「とりあえず横並んで。写真撮ってやるよ」
パシャッ
江風「今年はアレも行ってみたいなぁ。アンコウ祭」
長波「あー。色々スゴいらしいな」
江風「去年……ああ、いや。もう一昨年か。夕張さんと瑞鳳さんが行ったらしいけど、人多かったって」
長波「ああ……ぶりたん、か」
江風「なにそれ」
長波「気にすんな」
江風「そういえば、アンコウって美味いの?」
長波「えっ、食ったことないの?」
江風「んー……記憶にないんだよなぁ」
長波「ま、あたしもないけどなっ」
江風「何でドヤ顔なんだよ」
日の出を拝む
江風「おー……」
長波「きれーい……」
江風「どんなもんかと思ったけど、来た甲斐あったなぁ」
長波「晴れてよかったわー」
江風「よっし。カメラカメラーっと」
長波「んじゃ、あたしもー」
江風「なにその小さいカメラ。いや、それカメラなの?」
長波「トイデジだよ。デジタルハリネズミ」
江風「相変わらず変なトコで乙女趣味だな」
長波「う……うっさい!」
江風「あたしのは至って普通のコンデジだからなー」
長波「リコーか、それ」
江風「ん。中古のGR」
長波「何気に良いモン使ってるなぁ」
江風「まあね。ツーリングするなら買っておこうと思ってさ」
長波「つうか、今録画してんの?」
江風「あ、そういえば録ってないや」
長波「お前、この為に来たんだからさー……」
江風「ついでだから、何かポーズとってポーズ」
長波「何であたしが」
江風「ヘイヘイ!」
長波「やんないからなっ!」
江風「ノリ悪いなー。何かこういうさー」
長波「……それで荒ぶる鷹のポーズってベタだな」
江風「で、これで微妙に横移動します」
長波「は?」
江風「これを繰り返してストップモーションに……」
長波「面倒だな、オイ」
この後滅茶苦茶撮影した
江風「やっぱ漁港に来たんだから海鮮だよなぁ」
長波「アホなことやってる内に結構な時間になったじゃないか」モグモグ
江風「とりあえず、マグロをプルプルさせて……」プルプル
長波「また動画の素材か?」
江風「そう。んで、食べたら……」
長波「食べたら?」
江風「うんみゃいっ!」b
長波「……さっきのストップモーションといい、よくやるな」
江風「そんなこと言いつつ、結構ノリノリだったじゃん」
長波「うっ……」
江風「あのポーズってさ。不破流忍術にでも入門したの?」
長波「……そういう一部の人にしか通じないネタってどうなのよ。知ってるけどさ」
江風「とりあえず飯食ったら水族館?」
長波「だな。んで、昼過ぎには帰ると」
江風「あー……このまま旅に出たいわー」
長波「心配しなくても、北から南までアッチコッチに行くことになるだろうに」
江風「それ、鼠輸送の話だろ」
長波「旅にでるのも良いだろうけど、日常をおろそかにしたトコロで本当に楽しめるかは疑問だな」
江風「ほう?」
長波「艦娘だろうとあたしらは人間だ。日常があるからこそ、こういう時間が有難く感じるもんなんだよ」
江風 ・△・
長波「……何だよ、その顔」
江風「今、割と良い事言った感じ?」
長波「あたしは良い事しか言わない」
江風「水族館ー」
長波「さめサメ鮫ーっ!」
江風「つうか、そんなにサメ好きだったっけ?」
長波「え?可愛いじゃん」
江風「可愛い……のか?」
長波「ホラ、あたしの小銭入れも」
江風「うわっ、サメだ。何だこれ」
長波「ガマ口ならぬサメ口だ。ジンベエザメなんだけど、つい可愛くて買っちゃったよ」
江風「ホンットに好きなんだな……」
長波「サメ好きとして、大洗は一度来たかったんだよ。こんだけの種類が展示されている水族館は珍しいからな」
江風「そんだけ好きなら、酒類とか分かるの?」
長波「うーん……まあ、ある程度なら」
江風「じゃあ、あの悠々と泳いでるのは?」
長波「ナメてんのか。どう見たってシロワニだろ」
江風「……サメじゃねえの?」
長波「ワニってのはサメの別称だ。それに、結構大人しい性格なんだぞ」
江風「じゃあ、この変な鼻先してるのは?」
長波「ボンネットヘッドシャークだな」
江風「あっちの先が長くなってるのは?」
長波「ノコギリザメ」
江風「……案内板見てないだろうな?」
長波「この辺は特徴的だからな」
江風「じゃあこの斑模様の小さいのは?つうか、コイツもサメなの?」
長波「インドネシアンスペックルドキャットシャーク」
江風「……なんて?」
長波「インドネシアンスペックルドキャットシャーク」
江風「 」
長波「さーてっと。帰りますかー」
江風「あー……帰りたくねぇー」
長波「何事もなけりゃ、三が日の間は休暇だろ」
江風「そうだけどさー……それ、待機ってだけで休暇とは言わなくね?」
長波「あっ、そういえばお土産買ってないな……何が良いかな」
江風「折角だから魚でも買ってく?」
長波「……どうやって積む気だよ」
江風「気合」
長波「あたしは嫌だわ」
江風「こういう時、バイクは不便だわなぁ」
長波「むしろ圧倒的に不便な乗り物だろ」
江風「まあ、好き好んで乗ってるワケだが」
長波「まあねえ」
江風「そうだ。アレにも行こうぜ、YBC」
長波「なにそれ」
江風「んー。要はバイク乗りのオフ会みたいな。埼玉のキャンピング場でやってるんだけど」
長波「オフ会ぃ?どーせオタク臭い連中しか居ないんだろ」
江風「でも動画とか見てると面白そうだぜ?それこそ全国からバイク乗りが集まるからさ」
長波「ふーん……まあ、考えとくよ」
江風「今年は何処行こっかなー」
長波「その前に、そのオンボロ具合をどうにかしろよ」
江風「この感じが良いんだろ。神奈川仕様みたいでさー」
長波「今時走り屋なんて流行んないって」
江風「自分だってその辺走り回ってるクセに、よく言うよ」
長波「あたしはあくまで流してるだけですー」
江風「言ってろ言ってろ」
Ending BGM:Nujabes / Lady Brown
おまけ
江風「ただいまーっと」
提督「おかえり江風君。長波君とのツーリングは楽しかったかい?」
江風「おうっ。寒かったけどなー。あ、コレお土産」
提督「おや、これはご丁寧に」
江風「オイルサーディンなんだけど、酒のツマミにでもしてよ」
提督「有難く受け取ろう。ところで、前面にプリントされた大洗の若大将とやらは……?」
江風「さあ?知らない」
提督「………」
久々に大洗に行きたくなった故に書いた。
いいよね大洗。さんふらわぁも見れるし。
工廠
夕張「……んー」
由良「どうしたのよ。難しい顔して」
夕張「ワンエイティのエンジン、載せ変えようかなぁって」
由良「なんで?調子悪いの?」
夕張「そんな訳ないじゃない。誰が毎日イジってると思ってるのよ」
由良「ハイハイ。で?」
夕張「で、ほぼノーマルのエンジンを仕入れてみたんですよ」
由良「で、使えるパーツは移植するの?」
夕張「ううん。使えるものはほぼ無い」
由良「ウソ。ホントに調子悪いの?」
夕張……へ?」
由良「え?だって使えるパーツは無いって……」
夕張「そりゃそうでしょ。全く別物のエンジンを載せるんだから」
由良「……待って。別物のエンジンってなに?」
夕張「RB26」
由良「 」
由良「ハァァ――ッッ!?」
夕張「ワンエイティのことも分かってきたし、そろそろ次のステップにと思って」
執務室
川内「ねー提督。RB26だっけ?それってやっぱスゴいの?」
提督「……押しかけて来たと思ったら、全く意図が読めない質問だな」
五月雨「というか川内さん。今はまだ執務中……」
川内「いいじゃん。どうせまだ暇なんだし。で、どうなのさ提督」
提督「……ふむ。君がどういう経緯でその疑問が浮かんだのか、まずそこから説明してもらえるかな?」
川内「なんかねー。夕張がエンジン載せ換えるんだって」
提督「RB26をか?あのドリドリワンエイティに?」
川内「そそ。んで、私メカのことは分からないからさ。提督に聞けば何か知ってるかなって」
提督「ふむ、ワンエイティにRB26か。夕張君らしい発想だ」
川内「で、どうなのどうなの?やっぱり速くなっちゃうの?」
提督「まずは川内君。RB26がどのクルマに搭載されているか知っているかい?」
川内「それくらいなら知ってるよー。2トーンカラーの古いソアラでしょ?67って書いてある」
提督「それを知っていて、何で大元の方を知らないんだ」
川内「そのソアラ、直線だけはやたら速かったよね」
五月雨「RB26……GT-Rのエンジンですよね」
川内「へ?さみちゃん知ってるの?」
五月雨「提督と沢山お話出来るように、クルマのことを勉強したことがありまして……」エヘヘ
提督「そう。2.6Lの直6ツインターボ。ノーマルのままでも軽く400馬力を越えるエンジンだ」
川内「2.6?なにその中途半端な数字」
提督「当時のツーリングカー選手権、つまりグループAだな。そのレギュレーションに合わせたものだ」
川内「ふーん?」
提督「ターボ車にはターボ係数というものが排気量に上乗せされる。その係数が1.7なのだが、これを合わせても4.5L以下のグループになるようにしたんだ」
提督「GT-R自体が、グループA必勝を目指して作られたものだ。もう四半世紀も前のエンジンだが、未だに前線を張れているな」
川内「そんでそんで?」
提督「俺も過去にRに乗っていたが、当時はセンセーショナルだった。何処を取っても速い……ようやく世界と闘えるクルマが出たと衝撃を受けたよ」
川内「じゃあ、そのRB26をワンエイティに載せたらどうなるの?」
提督「君はせっかちだな。まあ、結論から言えば速くなることは間違いない」
川内「マジで?」
提督「SRとRB26では、まるで別物だ。パワーを出すのであれば、RB26の方が遥かに容易だろう」
提督「そうでなくとも、ワンエイティとRとでは車重が200キロ以上違う。軽量な車体にハイパワー、これが何を意味するかは君にも分かるだろう?」
川内「あー……」
提督「ただし、そう簡単な話ではない」
提督「元々、RB26はGT-R専用のエンジンだ。同じRB系統のクルマなら載せ換えはしやすいと聞くが、ワンエイティは直4のアルミブロックエンジンだ」
川内「じゃあ、ワンエイティには無理ってこと?」
提督「本来であればな。エンジンスワップの技術は今では実例も多くあるし、夕張君ならさほど苦労はしないであろう」
川内「じゃあ何で夕張は今までやらなかったの?そういうの好きそうなのに」
提督「本来とは違うものを載せるのだ。弊害についても考えていたのだろう」
五月雨「弊害、ですか?」
提督「まずはエンジン重量が異なる。フロントヘビーによって、操作感覚は全く異なるものとなるだろう」
川内「ふむ……」
提督「夕張君がどういった想定をしているのかは分からないが、出力を上げたとなれば周辺のモノとも折り合いをつけなくてはならない」
提督「ただ載せただけでは、、真っ直ぐすら走れない棺桶と化すだろうな」
川内「ヒエー……」
お久しぶりです。
訳あって更新が滞っていました。
それで、今後もしばらく更新ペースは遅くなりそうです。
私生活は勿論、正直このスレをどういう方向に持っていこうか悩んでいる次第です。
楽しみにしていた方、申し訳ありません。
それと気分転換という訳ではありませんが、もしかしたら江風×長波コンビ主体でスレを立てるかもしれません。
そちらも含め、暇な時に覗いて頂けたら幸いです。
ではまた、近いうちにお会いしましょう。
お久しぶりです。
しばらくネットというか、世間からすら隔離されているような生活をしていました。
依然更新がいつ出来るか分からない状態ですが、とりあえず生存報告だけでも。
保守してくださった皆様、本当に有難うございます。
こんなニッチなスレにも関わらず、見てくださっている方が居るというのは本当に励みになります。
次回もいつ更新できるか分かりませんが、本当に時々でいいのでこんなスレがあったことも思い出してもらえたら幸いです。
では、またいずれ。
小ネタ お気に入り駆逐3人娘で
江風「さて、ここで問題です」
長波「どうした。藪から棒に」
江風「アタシは今、何を考えているでしょーかっ」
長波「お腹空いた。ご飯まだ?」
江風「いつからアタシは腹ペコキャラになったンだ」
長波「よく言うよ」
江風「正解は暇!暇すぎて爆発するっ!でした」
長波「そんなに暇なら、艤装の手入れでもしたらどうなんだ?」
江風「え?ヤだよ、かったるい」
長波「艤装ごと爆発してしまえ」
江風「というワケで、何か楽しいことばいのー?若葉ぁ?」
長波「よりにもよって若葉にフるのか」
若葉「……」
江風「ん?おおーい、若葉さぁーん」
若葉「どうした。ロングレッドヘアー・ケリー」
長波「ホラ見ろ。また訳分かんないこと口走ってるぞ」
江風「つか、ケリーって誰?」
若葉「何か用事か?」
江風「だからぁ、暇で仕方ないからどうにかしてくれって話だよ」
若葉「ふむ。理解した」スッ
長波「オイオイ。何普通にタバコとジッポー取り出してるのさ。ココは禁煙区域だぞ」
若葉「?」
長波「いや……そんな不思議そうに首を傾げられても」
若葉「ただのココアシガレットだが」
長波「どっちにしろ飲食も禁止な」
江風「ジッポーは何に使うの?」
若葉「炙ることで香ばしくなり、より甘味も増す」シュボッ
江風「ほほーぅ」
長波「てっきり、ただのカッコつけかと思ったよ」
若葉「……」
江風「どしたの?フリーズして」
若葉「何でも……ない」プイッ
江風「??」
長波「図星だったのか」
若葉「……煙が、目に沁みただけさ」
長波「ラムネ菓子だろ、それ」
若葉「暇ならばトレーニングに励めばいい」
江風「えー。休みの時までやりたくなーい」
若葉「ではバイクで出かけるのは?」
江風「いやぁ、アタシ花粉症でさぁ」
長波「面倒なヤツめ……」
江風「じゃあ長波は何か良い案でもあるのか?」
長波「私か?本読んだり、お気に入りのカフェでくつろいだり……かな」
江風「女子かっ」
長波「女子だよ」
江風「若葉ならどうやって過ごしてる?」
若葉「ドライブに行くと、良い気分転換になる」
江風「へっ?若葉ってクルマ持ってたの?」
若葉「旧いZさ」
江風「ほえー。何か意外」
若葉「時々夜に都高に上がると、気持ちがいい」
江風「おー……何かカッコいい……」
長波「いやいやいや……そりゃあココは鎮守府かって位クルマが置いてあるけど、Zなんか見たことないぞ」
若葉「当然だ」
長波「……なにが?」
若葉「作り話だからだ」
長波「そういう互いにメリットのない嘘はやめような」
若葉「ちなみに黒いZ31後期」
長波「それ、ただ単に>>1が好きなだけだろ」
江風「>>1って……何の話?」
若葉「それで、結局どうしたいんだ?」
江風「んあ?あー……何かどうでもいいや」
長波「自分からフっておいて雑だな」
江風「いやぁ、こうして話してれば結構楽しいしさ」ニパッ
長波「まあ、それもそうだな」
若葉 フッ
提督「おお君達。ちょうどいい所に」
江風「あれ?提督?どしたの?」
提督「実は君達に遠征をお願いしたいのだ」
長波「遠征って……駆逐艦三人で?」
提督「そうだ。特別任務だぞ」
江風「特別?」
長波「どんな風に?」
提督「陸路で佐世保を目指してもらう」
江・長「……ハァ?」
若葉「ダニー・ゴー」
次回っ!
江風・長波・若葉の三人が送るドタバタ珍道中!
……みたいなのを書ければいいな、という願望。
というか、かわなが流行れ。流行ってしまえ。
追いついたw
夕張「車買いました」の続編が出でるとは知らなかったww
前スレを見てバイクの免許をとることを決心しますたw
追いついたw
夕張「車買いました」の続編が出でるとは知らなかったww
前スレを見てバイクの免許をとることを決心しますたw
お久しぶりです。
ネット社会にようやく帰って来ました。
さて、今後このスレをどう展開していくかですが、かなりの間が空いてしまった為、いっそのこと新しくやり直そうかとも考えています。
途中で投げ出すようで如何なものかとも思われるかもしれませんが、
前スレを含め自分が納得出来ない部分が多々あり、この結論に至りました。
近い内に投下出来るように努力していく一方、長い間保守してくださった方々には感謝と共に大変申し訳なく思います。
本当に有難うございました。
では、またいずれ。
長文失礼しました。
追伸。
夕張梅雨グラキャッホォォォウッ!
お久しぶりです。新スレ立てました。
提督「川内がバイクに乗り始めたのだが」
提督「川内がバイクに乗り始めたのだが」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467114228/)
今度はちゃんと続けたい……。
このSSまとめへのコメント
前の提督のキャラが好きだったから少し残念
乙です。楽しみに待ってますので、頑張って下さいまし。
乙!久しぶりー!!たまに見に来るから身体に気をつけて♪頑張ってね
やっぱりクルマはいいよナ
いくつになっても熱くなれる
筑波山は単車で走行する場合頂上の駐車場までの道が確か19〜8時、それ以外の風返し、表スカイラインは全面通行禁止だったはずです。なので実質走れるのは頂上までの道を明るいうちしか走れません、まあ法律的にはですので後は自己責任となりますが。
首都高は目的により走るのに適した時間帯が異なりますね、ただ楽しみたいのであれば交通量の少ない時間と曜日を選べば良いですが、日常的な場面に慣れたい場合ある程度混まず空かずの時間帯に行き1度PAに止まり何処をどう通り何処に行くかを決めて走ります、そうすると合流、分岐、車線変更、等の日常的な動き方を歩行者に気にせず訓練できます。