提督「デレ雲の日」 (57)

提督「デレ雲の日を作ろう!」

叢雲「何バカなこと言ってるのよ」

提督「だってせっかく結婚したのに…叢雲ぜんぜんデレてくれないし…」

叢雲「ふん!だらしのない司令官に甘えるよな料簡はないわ!」

提督「やっぱりそうなるよなぁ…というわけで明石!!」

明石「はいはーい」

川内「待ってました!!」

叢雲「!??」



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提督「ありがとなー二人ともー」

明石「いつもお世話になっているので、これくらいはお返ししないと!」

川内「当然の結果ね。いーの、いーの!そんなに褒めなくっても♪」

明石「アフターケアが必要になりそうでしたら、いつでも呼んでくださいね」

提督「はいよー」バタン

叢雲「……あの愚か者どもは後で締め上げるとして、アンタ」

提督「ん?」

叢雲「アンタ…!酸素魚雷を食らわせるわよ!」ゴゴゴゴゴゴ

提督「待て!!」

叢雲「っ!?」ビクッ

提督「ふふふ……よいものを作ってくれたよ、明石」

叢雲「なっ!!動けないじゃない!」

提督「叢雲!」

叢雲「っ!」ビクッ

提督「こっちに来なさい」

叢雲(な、なんで、身体が勝手に……!!)

提督「そうだ、こっちに来るんだ」

叢雲はゆっくりと提督のいるほうへと歩き出す。どれだけ心で抵抗しても、身体がいうことを聞く気配はない。提督はにやつきながら手招きしている。

叢雲「この!元に!戻しなさいよ!!」

必死の抗いも甲斐なく、提督の前に直立不動してしまった。

叢雲「なにしようっていうの!まさか……!?」

提督が叢雲に向けて手を指し伸ばす。
いつもならなんてことはない提督だが、身体が自分の思い通りに動かないこと、そして提督の手が迫るせいで、顔を見ることができず、叢雲の恐怖心は増大していく。

叢雲「ひっ!?だってあんた、その、大人になるまで待つって……っ!」

叢雲は恐怖で目を瞑る……すると、

………ナデナデ………

叢雲「……え?」

提督は慈しむ様に叢雲の頭を撫で始めた。

提督「叢雲、いつもありがとう。君のおかげで俺はここまで生きてこれたし、君のためにここまで生きてきた。……これからも、君のために生きていきたい」

叢雲「えっ///あ、うん///」

提督「今回、こんなことをしたのは、叢雲にすこし息抜きしてもらいたかったんだ……ケッコンをすましてからというもの、休まる時がなかったみたいだから」

叢雲「それは!その……あんたとケッコンしたのに……その……」

提督「夜伽のことかい?気にしなくていいっていったろう。怖いのは仕方がないし、俺もまだ早いと思ってるからな。叢雲がキチンと受け止められるまで、いくらでも待つさ」

叢雲「……ホント?」

提督「本当さ。不安なら何回でも言ってあげるよ」

叢雲は提督と夜伽ができない自分にコンプレックスを抱いていた。ケッコンも仮ではあるにしても済ましたのにも関わらず、自分自身の気持ちのせいで提督を満足させてあげることが出来ない情けなさと、他の艦娘に提督を取られてしまうのではないかという焦燥感が知らず知らずのうちに叢雲を追い詰めていた。

叢雲「……っぐす……」

提督の言葉を聞いて、心の箍が外れたのか、静かに涙を流した。

提督「おいで、叢雲」

叢雲は先ほど飲まされた薬のせいか、自分から行動したのか曖昧なまま、提督の胸に身体を預けた。提督も黙って抱きしめる。そしてそのまま頭を撫で続ける。
---そのまま少しの時間が経ち---

叢雲「私はいったい、何を飲まされたのよ」

提督の胸の中の叢雲が不意に言った。

提督「あれはだな……」

---以下回想---
提督「あーあ、叢雲デレてくれないかなー」

明石「お、提督、ちょうどいいところに」

提督「ん?」

明石「奥さん、最近どうですか?楽しく過ごされてますか?」

提督「うーん、楽しいというか、いつも通りというか……」

カクカクシカジカヒエヒエデーチ

明石「なるほど、叢雲さんがケッコンしてしまったが故に、なんだか背負い込んでしまったように感じる、と」

提督「ああ、そうなんだよ。不満があるわけじゃないけど、もうちょっと素直に話してくれれば旦那として支えられるんだが……」

明石「まっかせてください!叢雲さんのことだからきっと素直になれないんじゃないかと思ってました」

提督(酷い言いようだが、実際正しいな……)

明石「じゃじゃーん、”すなおになある”!!」

提督「ドラえもんもびっくりなネーミングセンスだな」

明石「いやいや、この薬の効能はすごいですよ!頭痛腰痛リウマチその他諸々…そしてなんといっても!飲んだ相手は特定の人物に対しては素直になるんです!」

提督「それはすごいな」

明石「さらに!特定の人物の言うことも聞いちゃいます!」

提督「ほほう…」

明石「どうです提督!これを使わない手はないですよ!」

提督「それで、特定の人物となる条件は?」

明石「互いが好きあってるのが条件ですね。ちなみに、薬を飲ませた後嫌われてもアウトです」

提督「なるほどな……ところで明石」

明石「はい、なんでしょう」

提督「間宮アイス券一つでどうだ?」

明石「……………」

提督「……二つ?」

明石「……………」

提督「だぁ!わかった!三つだ!」

明石「ふふん、話の分かる提督は好きですよ♪」

提督「ったく、調子のいい……」

明石「あと、一つ注意点が一つありまして」

提督「なんだ?」

明石「一日経たないと、効果が切れないんですよね」

提督「なるほどな、つまり…一日中叢雲といちゃいちゃできると?」

明石「ふふっ、提督も悪ですねぇ……」

提督「ふふふふふ……」

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叢雲「こんのバカ!!じゃあ今日一日ずっとこのままっていうことなの!?」

提督「おう」

叢雲「くそ!!この!離しなさいよ!一発酸素魚雷喰らわせなきゃ気が済まないわ!!」

提督「まあまあ」

提督に抱きしめから抜け出そうとする叢雲。四肢を駆使してなんとかもがき出ようとするも、体格差から抜け出すことが困難であるようだ。

提督「叢雲」

叢雲「っ!な、なによ」

これまでの説明からか、叢雲は命令に従ってしまうことが頭を過ぎり、つい身構えた。

提督「素直になりなさい」

叢雲「もっと抱きしめて!って、はあぁ!?」

叢雲は自分の口から出た言葉が信じられなかった。

叢雲「ちょっと待って!たんま!」

提督「そうかそうか、叢雲はもっと抱きしめてほしかったのか!」

叢雲「違う!今のは私が言ったんじゃないわ!きっと誰かが屋根裏に」「素直になって」「ううん私が言ったの!これ落ち着く…ってうがあーー!!」

叢雲は頭をぶんぶんと振っている。

叢雲「こんなの私じゃないわ!そう!薬のせいよ!きっと人格が変わってしまう何かが入っていたんだわ!そうに違いな」「素直に」「夜寝るときもこれがいいなぁ…ってもぉぉぉ!!!!」

叢雲は半狂乱になって叫んでいる。

叢雲「そうだわ!雑念があるからいけないのよ!…………よし!これなら大丈夫!完璧だw」「素直」「ちょっと!手が止まってるわよ、早く撫でなさい…ってちがーう!!そうじゃなーい!!!」

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叢雲「絶対こんなの私じゃない…私じゃない…私じゃない…」

ひとしきり叢雲にデレさせると、部屋の隅っこで丸まってしまった。少しやりすぎてしまったか…と提督は思わないではないが、それはそれでかわいいので良しとした

今日はここまで。叢雲は本当にかわいい

-------------------次の月-----------------------
叢雲(結局あのまま一日中弄ばれて終わってしまったわ…)

叢雲は復讐の炎に燃えていた。あれだけの辱めを受けたのだ、それなりの仕返しをしなければ気が済まない。何にしてもこの吹雪型 5番艦 駆逐艦 叢雲、やられっぱなしというのが性に合わないのであった。

叢雲「くくく、ようやっと手に入れてやったわ!これで、ふふふふふ…」

叢雲の手には、先月提督に飲まされた薬……そう、”すなおになある”があった。

------------------以下回想------------------------
叢雲「明石」

明石「ふぁい……叢雲しゃん」

そこには薬の効果が切れた叢雲によって、ぼっこぼこにされた明石と、同じくぼっこぼこにされてノされている川内がいた。

叢雲「なんてもの作ってくれたのよ……!」

明石「確かに作ったのは私でしゅが……使い道とかは全部提督が…」

叢雲「黙りなさい!まだ喰らいたいの!」

明石「ひっ!?いえ、しょんなことないです……」

叢雲「よし……ところで明石」

明石「なんれしょうか…」

叢雲「……その薬って、まだ残ってるの?」

明石「あるにはありますが…」

叢雲「ふーん、そう。じゃ、残りは没収ね」

明石「しょんなぁ!?あれに掛かるコストに比べたらまだまだ回収したりにゃいのに!?」

叢雲「ああん!?まだ口答えする気!?」

明石「ひぃぃ!?……ピコーン!!」

叢雲「全く、余計なことばっかり思いつくんだから…もっと戦局を優位に持っていけるようなものを開発するべきだわ。だいたい貴重な資源を無駄にしてまですることがいちいち幼稚というか…」

明石「叢雲しゃん」

叢雲「なによ!」

明石「それ、人間にも効くんれすよ」

叢雲「………………へぇ」

明石「その気になれば、安定生産も可能なんですよ」

叢雲「………………ほほぅ」

明石「……どうです?」

叢雲「………間宮券三つってこと?」

明石「いえ、五つです」

叢雲「何でよ!?提督には三つだったでしょ!?」

明石「需要と供給ですよ。思いのほか需要が伸びた結果ですね」ヤレヤレ

叢雲「なんで伸ばした本人が不満そうなのよ!嫌なら元の値段にしなさいよ!!」

明石「叢雲さん…いらないんですか?」

叢雲「ううぅー、あーもう!いるわ!これでいいんでしょ!!」

明石「毎度ありです♪」

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叢雲「全く、明石のやつ、足元見て…まあいいわ」

叢雲は不敵な笑みを浮かべながらコーヒーに薬を入れてかき混ぜる。幸い今日は提督も自分も休日だ。先月の件があったから提督が気を利かせたのだろうが、それが裏目に出るとは…夢にも思うまい。
叢雲は自分の建てた計画の完璧さに頬が緩むのを止められない。

叢雲「提督、失礼するわ」

そうして叢雲は執務室を開けた。

川内は何をしたのか

川内がこっそり叢雲の飲み物か何かクスリを混ぜたんだろ

提督「おー叢雲、おはよう」

叢雲(や、やだ…ありえない…)

叢雲が部屋に入った時、提督はモーニングティーを入れていた。そう叢雲は提督自身が何らかの飲み物を用意しておくという可能性を考慮できなかったのである。
無意識的に、叢雲はコーヒーを自分の背に隠そうとするが、提督はすぐに気が付いた。

提督「あーっと、何か用意してきてくれたのか叢雲」

叢雲「え、ええ、余計なおせっかいだったみたいね」

提督「そんなことはないよ、ほら貸して」

そういうと、提督は叢雲からコーヒーカップをもらうと、一気に飲み干した。

提督「うん、うまい。やっぱり叢雲のコーヒーは最高だな」

叢雲「―——っ!」

叢雲は、何も怪しまずにコーヒーを飲み切った提督に罪悪感を覚えた。いや、先に飲ませたのはあっちなのだから、これでお相子といえばお相子なのだが、こうも信頼されきってると、悪いことをしているような気分にもなる。

提督「お、そうだ叢雲。俺も今朝はダージリン・ティーを入れたんだ。自信作だし、飲んでくれよ」

叢雲「そ、そうね」

叢雲は提督からティーカップを受け取ると、先ほどの罪悪感か、カップを一気に傾けた。
にやりとする提督に気付かずに……

>>24->>25
省いていますが、川内には叢雲を押さえつけ、明石が無理やり飲ませているというのを脳内補完してください

提督「叢雲」

叢雲「何?」

提督「こっち来て」

叢雲「はーい♪…ってえええええええええええええええええええええええええ!?いつの間にぃ!?」

提督「さっきの紅茶。なんてったって今日は、デレ雲の日だからな」

叢雲「ぐぎぎ、休日……はっ!」

そういえば、自分も提督に薬を飲ませていたことを思い出した。このまま言いなりになったように見せかけて、タイミングを計って素直にさせてしまえば……
どうしても提督に自分と同程度の辱めを受けさせたい叢雲は、機会をうかがうことにした。
なお提督にはとっくの昔に目論見はばれているのだが

提督「ハグ」

提督の目の前に立たされた叢雲は、次なる指令を素直に行動に移した。

叢雲「////」ぎゅーっ

提督「はぁ…やっぱり落ち着くなあ」ぎゅーっ

叢雲は真っ赤になってしまった顔を見せないように、提督の胸に顔をうずめる。

叢雲(あ、これ…いいかも…って違う違う!!)

叢雲は一瞬、鼻腔を満たす提督の匂いに思惑が揺らぎそうになったが、なんとか持ち直した。

叢雲(なんとか辱める方法…方法…そうだわ!)

叢雲「提督」

提督「なんだい?」

叢雲「どうして私を秘書官にし続けるの?もっと能力の高い娘はいっぱいいるでしょう?」

きっと提督は様々な言い訳をするだろう…だが、所詮提督も男。その裏にはあられもない様な欲望が渦巻いてるに違いない…あばいてやるわ…その本性を!!
と思う叢雲であったが、それを暴かれて提督が恥ずかしがるかどうかはもはや考慮に入れてなかった。とにかく一泡吹かせてやりたいだけなのである。

提督「そうだなぁ…初めての秘書官が叢雲だったってのもあるし、一番錬度が高いのも叢雲だったし、」「素直になりなさい!」「お前がかわいいからな」

叢雲「んなっ!?」///

叢雲は全く予測していなかった『お前』呼びに面食らってしまった。対して、提督はにこにこと平然そうである。
まずい、このままでは先月の二の舞だ…
そんな考えが頭を過ぎり、
叢雲「じゃ、じゃあ!!なんで私を…その、お嫁さんにしようと思ったのよ!」

焦りからか、普段絶対にしないような質問をしてしまった。

提督「そりゃあこんなに可愛くて美人で毎日過ごしてて楽しい嫁さんがいたらいいなって」「す、素直に!!//」「お前が大好きだからさ」

叢雲「///////」プシュー

提督「おおい、叢雲ー、だいじょぶかー」

提督は二やついている。そうこの男、最初から素直に答える気満々なのである。

うーん、中途半端ですが今日はここまで

叢雲「な、なんであんたそんな平然と言える訳!?ばっかじゃないの!!」

提督「平然とだなんて心外だなぁ、すごいハズカシイヨー」

提督は顔を綻ばせながら、叢雲の髪を指で梳かす。叢雲は顔を赤らめつつも、おとなしく提督のされるがままだ。

叢雲「素直にいってみなさいよ!」

提督「お前が顔真っ赤にして文句言ってるの超絶かわいいし、髪はふさふさでキラキラしてるし、いい匂いするし、すっげぇ抱き心地いいし、なんかもう幸せ」

叢雲「……馬鹿には話が通じないって本当なのね……あー、もう!」

提督「うっ」

ぼすんっと叢雲は少し勢いをつけて提督の胸元に頭を沈めた。そのまま叢雲が動く気配はない。

提督「……叢雲?」

叢雲「うるさいわね!ちょっと黙りなさい!」

そういって叢雲は決して提督に顔を向けない。と、そこで提督は叢雲の耳が真っ赤に染まっているのを見た。

提督「………」

提督はゆっくりと、叢雲の後ろに手を回した。そのまま、優しく抱き寄せる。

叢雲「何すんのよ」


叢雲はそう悪態をつくも、嫌がる様子ではない。

提督「いや、抱きしめたかっただけだ」

叢雲「………あっそう」

提督「叢雲はどうだ?嫌か?………いたっ」

叢雲が再び提督の胸元に頭突きをした。

叢雲「そういうこと聞くのは無粋よ……」

そういって叢雲は顔をうずめた。なお、薬の効果が切れているわけではない。叢雲のこの行為こそが答えだ。

提督「……そうだな」

提督は叢雲を抱きしめる手に少しだけ力を籠めつつそういった。
二人は始終抱き着いたまま、日暮を迎えた。

ちょっとおでかけ

いやはや、バイトやら講義やらがあってちょっと書けませんでした。またゆっくりかいていきますのでごゆるりとお待ちください

なんと、私のほうが風邪をひくというね
いまだ37.7分ですが、我慢できずに投下

それから数か月の時が過ぎ……

提督「……………」

叢雲「何よ黙っちゃって、気味悪いわね」

提督「……いや、あまりの可愛さに絶句してた」

叢雲「なっ!?」///

叢雲はさらなる近代化改修に成功していた。
元より長かった髪はさらに伸び、腰どころか膝裏まで届きそうになっている。服装も大きく変わった。シンプルなワンピース型セーラー服だった前までとは違い、少々奇抜ではあるが、チューブトップドレスのようなものがとても似合っていた。……と、提督は思ったが、

提督「……これ、これまでの服を改造してるのか」

叢雲「ええ、そうよ」フフン

少し得意げに胸を張る叢雲。叢雲は改二になる前、提督の胸元ぐらいの伸長だったのだが、改二によって提督の首元あたりにまで成長していた。そのせいか、元の服も合わせて改装したのだろう。
非常に時間がかかっていると思えば、そういうことだったのかと、提督は合点がいった

提督「わざわざここまでしなくとも、新しい身体に合わせた物を用意したのに……」

改二になったからか、叢雲は全体的に筋肉質になり、今着ている服も、少しきつめのように見える。それにその、黒のインナーを着ているからまだいいものの、なぜか不自然に胸の部分にスリットができていた。なんとも危なっかしいので、提督は停めたかったのだが、
当の叢雲はなんとも呆れた顔をしていた。

叢雲「アンタ……馬鹿ねぇ、服装には気づいたのに、どうしてその先に気付けないのかしら?」

叢雲は大きく嘆息する。ちらり、と明石に提督は助けを求めたが、てやんでぃ、自分でなんとかしやがれぃ、と返された、様な気がした。

叢雲「アンタ…ま、いいわ もう…」

スッと、叢雲は提督の横に立つと、

叢雲「これからも、よろしくね」

そしてやわらかい感触が提督の頬に残しながら、叢雲は離れた。

叢雲「よーし! 叢雲、出撃するわ! ついてらっしゃい!」

そのまま叢雲は一人工房から出ていく。
残されたのは提督と明石。

提督「……なあ、明石」

明石「なんでしょう?」

提督「……何かした?」

明石「いいえ、何も」

提督「……まじで?」

明石「はい」

提督「……まじかぁ……」

提督は何とも不可思議な顔をしながら、叢雲の背を見つめた。

もうだれも見てないとは思いますが・・・
リアルが相当忙しくなってしまったため、いったんスレをたたみたいと思います
読んでいてくださった方には大変申し訳ありません
いつかまたリベンジしたいと思いますのでそのときに、またよろしくお願いします

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月03日 (火) 00:40:24   ID: yoyVIZCn

最高

2 :  SS好きの774さん   2018年02月28日 (水) 10:28:23   ID: 5XEfIo7C

今更だけどすごくよかった

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