竜華「眠くなるまで」 (281)

竜華「咲に添い寝して貰いたいんやけど」

咲「今忙しいからでダメです」

竜華「えー。むっちゃ暇そうやん」

咲「今夕ご飯の準備してるのが解りませんか?」

竜華「なんで寄りによって手間のかかるオニオンスープなんか作ってんの……」

咲「暇だったので」

竜華「なんでや!?さっきまで暇だったんならうちと添い寝してくれてもええやん!」

咲「それはちょっと……」

竜華「な……ま、まさかうちに愛想が尽きたんか……?」

咲「いえ、清水谷さんのことは大好きですけど……」

竜華「けど?」

咲「添い寝したら起きるまで離してくれないじゃないですか」

竜華「それはうちのせいやない。咲が可愛いのが悪いねん」

咲「はあ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444727285


徹夜明けにつき。書き溜めは無いので前作同様にまったり更新。


前作

淡「眠くなるまで」

淡「眠くなるまで」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441679636/)

竜華「でもな咲、うちこれから三時間後に大学で授業があるねん」

咲「なるほど。大学生も大変ですね」

竜華「うちは若干眠いねん。ところがどうも眠ろうにも目が覚めてしょうがないんや」

咲「不眠症ですか。風邪薬飲みます?」

竜華「そういうのはいい。うちは咲と一緒にベッドに入れればそれでええんや」

咲「……なんか清水谷さんが言うと卑猥に聞こえるんですが」

竜華「その意味で合ってるで」

咲「……手間のかかる料理を選んで良かった」ホッ

竜華「あー!咲はウチから唯一の楽しみを奪う気やな!?」

咲「なんで楽しみがそれしかないんですか!?普通に大学の友達と遊べばいいじゃないですかっ」

竜華「咲……友達を弄べなんて、そんな非道い……」

咲「誰がいつそんなこと言いました!?」

竜華「咲と遊ぶって言うのはそういうことやで」

咲「なんでそれしか無いんですか……麻雀なら付き合ってあげますから」

竜華「うーん……でも面子が足りんし」

咲「近くに下宿している友達でも呼べば良いんじゃないですか?末原さんとか直ぐに来てくれそうですし」

竜華「……いや、恭子は絶対に来んと思う」

咲「そうですか……だったら――」

竜華「一緒にベッドに入るしかあらへんねっ」

咲「授業の予習でもしてて下さい」グツグツ

竜華「……」

咲「……」つ鍋

竜華「……」ソロリ

咲「~♪」つ鍋

竜華「……」ソロリソロリ

咲「震えを忘れないこの命は~♪」コトコト

竜華「……!」ガバッ

咲「さて下準備が出来ましたし一緒に寝ましょうか」

竜華「わーい!咲、大好きやで!」

咲「私もですよ」

竜華(ちぃっ!勘のいい……)

咲(き、危機一髪……)

咲の部屋

竜華「さ、咲……入るで」

咲「そんなに緊張しなくて良いですよ」

竜華「う、うん……」ソッ

竜華(う、ぬおお……咲の匂いに包み込まれる……)

咲「眠れそうですか?」

竜華「も、勿論や……」

竜華(無理無理!さっきから興奮が止まらん!眠るどころか……)ギラギラ

竜華(なんか……我慢出来んくなってきた……)ハァハァ

咲「……」ギュッ

竜華「!?」

咲「眠くなるまでこうしてあげますから……今はゆっくり休んで下さい」

竜華「……咲は相変わらず優しいな」ギュッ

咲「清水谷さんも、ですよ」ナデナデ

竜華「そういやなんでウチのことを苗字で呼ぶん?」

咲「え、ええと……」タジタジ

竜華「むぅ……なんか難しい事情でも……ま、まさか浮気!?」

咲「ち、違いますよっ」

竜華「せ、せや……咲は可愛いし、ウチの知らんところで言い寄られてもおかしくない……」

咲「そんなことないですからっ。確かに最近衣ちゃんや小蒔さんからのアプローチが激しいですけど……」ハッ

竜華「やっぱし……そうや咲は可愛くて天使やし、咲にエッチなことしたいと思ってるうちなんかより……」ブツブツ


咲「――竜華さん」

竜華「!?」

咲「竜華さん。これでいいですか?」

竜華「い、今……」

咲「その……なんて言うか恥ずかしくて。竜華さんのこと意識してから名前で呼ぶのが……」マッカ

竜華「そ、そうなんや……じゃあウチに愛想尽かした訳じゃ……」

咲「多分、当分の間は無いと思いますよ」

竜華「当分って?」

咲「竜華さんが私に愛想尽かさない限りは」

竜華「私が咲に愛想尽かすなんてあり得へん!」

咲「じゃあ大丈夫ですね」ギュッ

竜華「……なあ、咲。ウチが愛想尽かさない限りはってことは……今咲を襲っても――」

咲「別にいいですけど」

竜華「っ!?な、なら」グイッ

咲「その場合、授業に遅れちゃいますよ」

竜華「…………へ?」

竜華(あ、アカン……電車に乗って、乗り換えの時間考えたら……今出かけんと完全にアウトや)

咲「どうします?単位を引き換えにするなら別に構いませんけど」クスッ

竜華「うっ……咲のバカー!」ダッダッ

竜華「帰ったら覚悟しときいや!今日は寝かさへんからなっ」

イッテクルデー


咲「ふぅ……危なかった。じゃあ、今日も睡眠薬を買いに行かないと」

ここまで。前作とは一切関係の無い世界線の話ですので、矛盾点が出てきても気にしないで下さい。

花開く希望のキャンパス

竜華「帰りたい……」

ゆみ「重役出勤のクセに何を言うか」

竜華「だってせっかく咲と寝てたんやで。こんなん生殺しやん!」

ゆみ「……まあ清水谷の学部は落とせへん単位が幾らか有るからな」

竜華「早よ帰って咲といちゃいちゃしたい……」

ゆみ「おっと、サークルはサボるなよ?最近休みがちなんだからフォローする身にもなってくれ」

竜華「うぅ……はよ帰りたいのに……」

ゆみ「……。今日はビデオを見てプロの打ち筋の研究をする予定なんだが……」

竜華「聞こえん聞こえん……」

ゆみ「お題は『宮永咲』だそうだ」

竜華「よっしゃバッチこーい!咲のことならウチが一番知ってるわ!」

ゆみ(現金な奴め……)ハァ

竜華「何しとんねん?はよ部室行くで」

部室

竜華「暫く来ん間に大分変わったな……」

ゆみ「この馬鹿。感慨に耽られるまで休むな」

竜華「……前向きに善処する」

ゆみ「こいつ……」ピキピキ




「あ、清水谷先輩だ」「部内ランキング第三位の清水谷先輩だ」「休みすぎたペナルティーで部内ランキング第三位まで堕ちた清水谷先輩だ」「最近嶺上牌が見えるようになってきた清水谷先輩――」



竜華「いやー噂の対象になるって気持ちのええもんでもないな」

ゆみ「当たり前だ。そんな噂のされ方で喜ぶ奴なんているわけ無いだろ」

先輩「……よっしゃ揃ったな。早速ビデオを再生するぞっ」ピッ


実況 えり

解説 小蒔

えり『では選手の紹介です。東家にモブAプロ』

小蒔『zzz…』

えり『南家にモブBプロ』

小蒔『zzz…』

えり『西家に宮永咲プロ』

小蒔『咲ちゃーん!頑張って下さーいっ』

えり『……。北家に池田プロ』

小蒔『zzz…』


……。

えり『おっと、モブBプロ。池田プロに放銃です。これは痛い』

小蒔『zzz…――はっ!?そ、そうですねっ』アセアセ


えり『あ、今度は宮永プロがモブBに2600を放銃』

小蒔『zzz…いえ、今のは差し込みですね。流石咲ちゃんです』

えり『……』




ゆみ「な、なあ……これ、随分と宮永プロに右寄りな解説になってないか?」

先輩「いや……そもそも咲プロ以外見てないような……」

竜華「……」

先輩(その無言が凄く怖いんだけど……)ガクガク

えり『さあ、なんやかんやあってオーラス。トップ目の池田プロと二位の宮永プロの差は15900……手に汗握る展開です』

小蒔『いえ、これは咲ちゃんの勝ちです』

えり『え、いやでも……』

小蒔『誰がなんと言おうと咲ちゃんの勝ちです。咲ちゃん、ファイトです!』

えり『解説は中立でお願いします』

池田(ここを勝てば……夢のAリーグにっ)

池田「通らばリーチだしっ」

咲「あ、それカンです……嶺上開花、7700の責任払いお願いします」

池田(や、やったし!点差は15900だからギリギリ逃げ切り……)

咲「池田さんのリー棒入れて逆転ですね」ニコッ

池田「」


解説席

小蒔『やった……やりましたよ咲ちゃん!半年でAリーグ昇格ですよっ』ユサユサ

えり『ソウデスネ』ガタンガタン

えり(咏さん……あなたが恋しい……)




竜華「……」

先輩(ヤバいヤバい!研究どころじゃないよコレっ)

ゆみ(頼むから新入生の前で暴れてくれるなよ……)イノリ

竜華「……ゆみ。ちょっと体調が悪いから早退してもええか?」

ゆみ「あ、ああ……」

竜華「ほな……また明日」

ゆみ「い、いや……明日と言わず二三週間ぐらい……」

アパート

ガチャッ

竜華「……」

咲「あ、お帰りなさい。ご飯出来てますよ」ニコッ

竜華「……」ザッザッ

咲「竜華さん?」

竜華「咲……」ガバッ

咲「きゃっ!ど、どうしたんですか?」アセアセ

竜華「咲は……咲は神代みたいなおっぱいお化けの方がええんか?」

咲「……へ?」

竜華「咲は太もも派じゃなくてマジョリティに流されてしまったおっぱい派なんか?」ウルウル

咲「なんの話ですか……?」

竜華「咲はウチやのうて小蒔ちゃんみたいな子の方が好みなんかー!?」

咲「三時間前のやり取りもう忘れたんですか!?私言いましたよねっ?竜華さんが大好きだって言いましたよねっ?」

竜華「とぼけても無駄や!浮気の証拠ならここにっ」ピッ


ビデオ再生中



竜華「これが動かぬ証拠やっ」

咲(なんの証拠!?)ガーン

竜華「ウチじゃダメなんか!?もっと胸を大きくせんとアカンのか!?」

咲「……」ピッ


早送り


えり『――では最後に。優勝された宮永プロ、今日の勝利を誰に伝えたいです?』

咲『竜華さーん!見てますかっ!私、優勝しましたよー!』


咲「……」ピッ

竜華「……」ダラダラ

咲「……なるほど。これが浮気の証拠、ですか」

竜華「お、もうこんな時間やはよ咲のご飯食べ――」

咲「竜華さん?」ニッコリ

竜華「……」

咲「せーざっ」



この後、メチャクチャ説教された。




咲「何度言えば解るんですかっ!私が好きなのは竜華さんだって言ってるでしょっ」

竜華「……はい。……はい、本当に申し訳有りませんでした……今後はこのような事がないよう一層の努力と――」

咲「……はあ、もういいですよ。早くご飯食べましょ」

竜華「わーいっ!咲の料理やっ」ダキッ

咲「……もう」



咲「あふ……今日は疲れた」

竜華「うう……面目無い……ええと、それじゃあウチも髪梳いたら寝るから」

咲「……竜華さん。今日から一緒に寝ません?」

竜華「い、いいんかっ!?」クワッ

咲「今日みたいな事があったら面倒ですし」

竜華「うっ……」シュン

咲「あ、あの……もしかして迷惑だったり……」

竜華「そ、そんな訳あらへん!咲がええって言うなら」スッ

竜華(はぁ~……温かい……咲の匂いに包まれてる……)

咲(や、やった……竜華さんと一緒に……!)

咲「竜華さん……」ダキッ

竜華「もう……咲は甘えん坊やな……」ナデナデ

咲「竜華さんが言いますか?」クスッ

竜華「……咲」

咲「はい?」

竜華「Aリーグ昇格、おめでとうな」

咲「はい……って、どこ触ってるんです?」

竜華「咲の胸やけど?」モミモミ

咲「んっ……もう。私もう寝ますよ」

竜華「うん、お休みな」

竜華(……寝れるもんなら、な?)ニヤリ




この後ry

とりあえずここまで。
淡と違って竜華の場合、他の女の子出すとNTRという単語が浮かぶのはどうして……?

エロは需要があれば次回から(書くかもしれない)

ある昼下がり


咲「zzz…」スヤスヤ

竜華「……」ナデナデ

竜華(はぁ……咲はほんまに可愛いな……こんなに無防備に寝顔見せて……)ムニムニ

咲「んっ……」

竜華(ちっこいから太ももに乗っけても全く痛くない……どころか気持ちいい……)

咲「むにゃ……竜華さん……」

竜華(可愛いなあ……私のことを夢の中でも思ってくれとるなんて……)

咲「もう……どこ触ってるんですか……」ムニャムニャ

竜華「あ、あはは……夢の中のウチはせっかちや――」

咲「い、いやっ……来ないでっ」ムニャムニャ

竜華「ん?」

咲「いやっ……あんっ!?本当にやめっんんっ!?」ムニャムニャ

竜華「あ、あの……咲ちゃん?」

咲「いやぁぁっ……助けて、小蒔さん……」ムニャムニャ

竜華「ちょい待ち。なんでここであの女の名前が出るんや?」

咲「ぐすっ……怖かったよ、衣ちゃん……」ムニャムニャ

竜華「キェ----!?」

竜華「う、嘘やろ……咲がウチを捨てるなんて……」

咲「あんっ……みんな本当にお餅好きですね……」ムニャムニャ

竜華「み、みんなって……」orz

咲「むにゃ……あ、竜華さん。膝枕、ありがとうございました」ニコッ

竜華「あ、うん……」

咲「……?どうかしたんですか……まさか、私重かったりっ……」

竜華「い、いや……咲はなんも悪くないよ……」ハハ

咲「竜華さん……」

竜華「あ、うちサークル行ってくるから。晩ご飯もどっかで済ませてくるから……」

咲「え……そんな……」

竜華「ほなな……」ガチャッ

咲「……竜華さんのバカっ」グスッ

光輝く聖なる部室

ゆみ「なるほど……ダークマターの発生源はお前だったか」

竜華「え、何のことや……?」ゲッソリ

ゆみ「いつにも増して荒れてるな……何か合ったのか?」

竜華「……咲に振られた」

ゆみ「よし咲ちゃんは私に任せろお前は何も心配せず新しい恋に踏み出すといい」

竜華「アホ……夢の話や」

ゆみ「なんで夢の話でそこまで落ち込むんだ……変に期待させるな」

竜華「なんや、ゆみも咲狙ってたんか?」

ゆみ「……それよりお前の話だ。いったい何があったんだ?」

竜華「話逸らしたな……まあ、ええわ。咲が夢の中でな、ウチに無理矢理ヤラレそうになったんや」

ゆみ「……お、おう」

竜華「その結果、咲が神代やら天江に寝取られた」

ゆみ「……」

竜華「一回な、咲に無理矢理気味に迫って物凄い怖がらせてしまったことがあったんや……だから怖がらせんよう気をつけてたのに……」

ゆみ「竜華……」

竜華「まだまだ咲には信用されないんやろうな……」


ガチャッ



「ちわーす……って清水谷先輩!?」「め、珍しい……」「明日はアラフォーが降ってくるぜ」「アラサっ……アラフォーです」「うわぁ……(ドン引き)」



竜華「さ、後輩も来たしシミっぽい話はここまでや」

竜華「今日は打つでー!行くよ、枕神咲ちゃんっ」



カンカンも一個カンや!




ゆみ「竜華……(咲ちゃんお前にベタ惚れなのに何要らない心配してるんだ?)」



なんやかんやあって東ラス


竜華 手牌



一二四五6p8p9p1223東東中中



ゆみ(オーラス……清水谷は21500持ちの三着。トップの対面とは丁度16000点差……か)

ゆみ(親だし、タブ東鳴いての連荘か?)

モブAつ東

竜華「……」

ゆみ(役牌の一鳴きは無いか……)

モブBつ東

竜華「……」

ゆみ(2枚目もスルーだとっ!?)

先輩「……」



8順目


モブB「リーチ!」



捨て牌


東南発二16北
3(リーチ)



ゆみ(むっ……役牌の扱いが雑だから早いとは思っていたが……待ちは間4件の2-5か)

竜華つ3

ゆみ(現物の3ソウを抜き打ち……この点差でベタ降りか)

次順

竜華つ1

対面(親が降りたか……ラスの上家のリーチに差し込んで逃げようかと思ったが……その必要もないか)

ゆみ(おいおい……それだと後輩に舐められるぞ……一体何を考えてる?)



…………。

竜華(こ、これでほんまに良かったんか?)

枕神咲ちゃん(はい。これで竜華さんは完全にベタ降りしてるように見えますからマークが薄くなります)

竜華(た、確かに……テンパれた)


7p8p9p22255中中中東東


竜華(で、でもこれ5ソウは一枚切れで東に至っては空やでっ!?どうやってアガるの!?)

枕神咲ちゃん(……前半の字牌乱打で字牌が極端に安くなってますよね?)

竜華(あ)

対面(現物無しで生牌の中を掴まされた……しかし、上家のリーチは十中八九ソウズの真ん中……シャンポンが考えにくい以上中は通るっ)つ中

竜華「か、カン……」

対面「は?」


竜華


7p8p9p22255東東 2

カン 中中中中(対面)

竜華「も、も一個カン……嶺上開花……中ドラ1。60符3飜は11600……逆転や」

枕神咲ちゃん(やりましたよ、竜華さんっ)ギュー

対面「」

先輩「」

竜華「」

ゆみ「み、宮永咲だ……」カタカタ

居酒屋

ゆみ「な、なるほど……枕神咲ちゃんか。訳解らん」

竜華「いやーあんな風に勝てると気持ちいいもんやな」ゴクゴク

ゆみ「咲が半年でAリーグに昇格した理由がよく解ったよ……」

竜華「ああもうっ!可愛過ぎや、咲っ」ゴクゴク

ゆみ「……だったら尚更ここでノンアルビール飲んでる場合じゃ……」

竜華「で、でも……」

テレビ(すばらっ)『――すると、今大会に咲プロは出場しないのですか?』

ゆみ「ん……?」

テレビ(咲)『はい。その日は大切な人との記念日で……』

竜華「……あら?」

テレビ(咲)『初めて好きになった人に、初めて告白された大切な日なんです』(マッカ)

テレビ(すばら)『すばらー!それは大切な日ですね。恋人さんとゆっくりお過ごし下さい!』

竜華「……」ダラダラ

ゆみ「とりあえず殴っていいか?」

竜華「用事が出来たがら先に帰るわっ」ピュー

ゆみ「まったく……」

純「お客さん、代金」

ゆみ「ああ、すまない。私が払お――」

48000円也


ゆみ「……ほう」ピキピキ

咲のアパート

竜華「さ、咲……!」

咲「ぐすっ……竜華さんの馬鹿」ムニャムニャ

竜華(アカン……これ結婚記念日をすっぽかした夫とそれを待つ健気な妻の構造や……)

竜華「――はっ!やのうて、咲!こんなとこで寝たら風邪ひくで!」

咲「……ん。あ、竜華さん……ごめんなさい、寝てしまったみたいで。ご飯は……」

竜華「じ、実は食べてなくて……」

咲「そうですか。一応作っておいたので、温めてきますね」ヨイショ

竜華「あ、あう……」ズキズキ

竜華(ざ、罪悪感で胸が……謝らな)

咲「……竜華さん」

竜華「は、はひっ」

咲「……」

竜華「……」ドキドキ

咲「お帰りなさい」ニコッ

竜華「っ!さ、咲ー!」ガバッ

今日はここまで。枕神咲ちゃんのリクエストがあったので頑張ってみました。やっつけ作業なんて言わないで……


次回はエロに(する予定に)つき注意。

今夜投下(予定)

数時間前……

竜華「咲……怒っとるよな……」トボトボ

竜華(手ぶらで帰る訳にはいかんし……ん?)

酒屋の売り子「いらっしゃーい……あ、そこのお姉さん!今いいお酒を安売りしてるんですが、いかがですか?」

竜華「う、うち?」

売り子「ええ、本当にいいお酒で結婚記念日などに振る舞われると大変喜ばれますよ」

竜華「っ!い、幾らや!?」

売り子「そうですねえ……お姉さん美人だし、4000円でいいですよ」

竜華「お、おおきにな!」チャリーン

売り子「まいどー」

塞「まいど……」ニヤリ



………。

竜華「――ていうことがあってな、一本買ってきたんや」

咲「そうなんですか……でも、私お酒は……」

竜華「あーそっか。じゃあウチが先に味見して、咲でも飲めそうやったら……」

咲「すいません……あ、お酌しますね」

竜華「ありがとうな……」つコップ

咲「……」つ酒瓶

竜華「さてさて、4000円の味は……」

竜華「……」

咲「お味はどうですか?」

竜華「……」

咲「……?竜華さん?」

竜華「……咲」

咲「は、はい」

竜華「なんで服着とるんや」

咲「……はい?」

竜華「なんで服着とるんやって訊いてる」

咲「え……普通、ですよね?」

竜華「咲の裸が見えんやろうが!何考えとんのや!?」

咲「物凄い理不尽な言いがかりつけてきましたよこの人!?」

竜華「服が邪魔や。脱がせるで」ビリッィィィ!

咲「きゃぁあああ!?」

咲「な、何するんですかっ」

竜華「ん~?」デローン

咲「ダメだ……完全に酔っぱらってる……」

竜華「いっつも膝貸してやってるんやから偶には咲の胸貸してや」ガシッ

咲「だ、ダメですっ」

竜華「聞こえんっ」パクッ

咲「あ、あっ」

竜華「んー」チュー

咲「ふぁぁっんっ!?」ビクン

咲を押し倒すと、竜華は何も言わせないまま咲の胸にむしゃぶりついた。咲の乳房を吸い上げながらも、舌は乳首を弄り続ける。

竜華「ちゅぱちゅぱ……」

咲「や、やめて……」カタカタ

竜華「今更止められる訳ないやろ。諦めて気持ち良くなろうや」ハムッジュルー

咲「んぁぁあああっ」ビクン

竜華「なんや、もうイったんか。咲はほんまに淫乱やな」サワサワ

咲「そ、そんな……」

竜華「うるさいで」チュッ

咲「んっ!?」

キスで無理矢理咲の口を塞ぐ。が、竜華の手は咲の体を這い回った。左手は常に咲の乳首を弄りつつ、右手は背中、うなじ、太ももといった咲が弱いところに常に絡みつく。

竜華「――ぷはっ……咲は内ももが弱いんやな」サワサワ

咲「ち、ちひゃっ!?」

竜華「呂律回ってないで……まあ、早いか遅いかの違いしかないんやけど」

咲の胸を弄りつつ、ゆっくり咲の体を眺める。ピンク色に上気した肌に、自分のよだれが粘ついている。

竜華「あかん……もっと咲を汚したい」

咲「な、何をっ……んくっ」

咲の脇に手を差し入れ、咲が動けないようにする。そして、改めて咲の胸を吸い上げる。

咲「ひゃっ、い、いやっ」ビクン

竜華「ちゅぱちゅぱ……」ガシッ

咲「ふぁぁああっ!?離してっはなしてええええ!」ビクンッ

幾ら咲がよがろうとも、竜華の手が咲を放すことはない。どころか、身じろぐ度に刺激が伝わってくる。

咲「うっ……ひっく……竜華さん、なんで……あんっ」ビクンッ!

竜華(よがり狂いたくてしょうがないんやろうな……でも、ウチが怖くてされるがままか……)ゾクッ

咲「あっあっ」

竜華(こんなことならもっと早く咲を手籠にすれば良かった……)チュパチュパ

竜華「咲、今から物凄いのいくで。我慢できるな?」ハァハァ

咲「だ、だめっ……」

竜華「いくでっ!」チュパチュパジュルルルルゥゥゥッ

咲「んああああああっ」

竜華「はむっんっ」ガシッ

咲「はなっはなしてはなしてくださいおかしくなるぅー!?」ギュウ

快感を逃そうとうねる咲の体を抱きしめる。結果、咲は全ての快感を小さな体で受け止めることになった。

竜華「咲、もう疲れたんか?」

咲「はぁはぁ……」

竜華「はは……疲れて何も言えんか。でも、夜はこっからやで……」つペニスバンド

咲「」カタカタ

竜華「もう、幾らそんなに嬉しいからってそんなに震えんでええんやから」ニコニコ

咲「た、たすけ――」

竜華「逃がさへんよ」ガシッ

咲「や、やめてええええっ」

竜華「大丈夫や。すぐに気持ち良くなるからな、なっ?」クチュクチュ

咲「あんっふっんんっ!?」ピクピク

竜華「……少し足りへん気もするがええやろ。入れるで」ズッ

咲「~~っ!?」

竜華「流石に咲のは狭いな……まあ、これから慣れていくし大丈夫やろ」ズンッ

咲「い、イタいっ……」ギュッ

竜華「大丈夫や……ウチが気持ち良くしたるから」ズンッ

咲「あっ―――かはっ」

肺の空気を全て出し切ってしまったような悲鳴がもれ、直後それは嬌声に変わった。

咲「あんんんっんっくぅっ!」ギュッ

竜華「咲、咲っ」パンパン

咲の華奢な腰を鷲掴み、腰を叩きつける。今の咲に逃げる余裕なんか無い。必死にベッドのシーツを握りしめ、竜華の欲望を受け止めるしかなかった。

竜華「はぁっはぁっ」パンパン

咲「あっあっ……んっ」

竜華「なに声押し殺しとるんや?」パンパン

咲「やっ……」ズンズン!

竜華「無駄やで。咲は奥が弱いんやから……」グリグリ

咲「―!?あっくぅぅぅあああああああ!」ビクンッ

竜華「今、凄い声でたな?」パンパン

咲「あっいやぁ……」

竜華「その調子で今晩は楽しませて貰うで……」パンパン

咲「や、もうらめ――」





翌日

竜華「咲っ咲ぃっ」パンパン

咲「あっ……んあっ!」レイプ目





終わらなかったので、その翌日。

竜華「あ、あわわ……」

咲「」ピクピク

竜華「だ、大丈夫かっ咲っ!?」

咲「ど、どの口が……」ピクピク

竜華「か、堪忍や……酒の勢いで……」ピトッ

咲「やぁぁあああっ!?」ビクンッ

竜華「さ、咲っ!?」

咲「ま、まだ余韻が……」ピクピク

竜華「うっ……ご、ごめんなー!」ギュッ

咲「ふぁぁあああっ!やめていま抱きつかないでえええっ」ビクンッビクンッ

竜華「謝るからっ!謝るから嫌いにならんといてっ!」ギュー

咲「わひゃっらわひゃりまひいたかりゃぁああっ」ビクンッ



こうして許しを貰った竜華は、なんとか咲と別れるという最悪のシナリオだけは回避したのであった。

今日はここまで。困ったときの宮守魂。
次回は……小蒔さんか衣お姉ちゃんの出番(だといいな)

今晩あたりに投下(予定)

(1日は72時間だから)セーフ



嘘ですごめんなさい。今から投下開始します。

ある日、アパートの中

咲「消える飛行機雲~♪」

竜華「ああ、もう夏か……どうりで最近暑いわけや」

咲「夏ばてですか?今日は豚肉でも焼こうかな……」

竜華「んー、出来れば豚しゃぶの方がええな」

咲「そうですか……どっちにしても買ってこないといけませんね」

竜華「あれ、もうお肉切らしたん?この間買ってきたばかりやと……」

咲「……竜華さん。三日前の事を胸に手を当てて思い出して下さい」

竜華「三日前……」ハテナ



三日前

竜華「さ、咲……起きれるか?」ピト

咲「ひゃぁっ」ビクンッ

竜華「あ……ご、ごめんな……」シュン

咲「いえ……大丈夫ですから……」

竜華「咲?どこに行く来や?」

咲「ご飯作らないと……」

竜華「宅配じゃダメなんか?咲、辛そうやで」

咲「ちょっと今月は賞金が出るような大会には出てないんで……」

竜華(とは言っても……)

咲「っ……」ピクピク

竜華(生まれたての小鹿みたいな足で台所に立たせる訳には……しゃあない)

竜華「咲、今日はウチが作るからゆっくりしとき」

咲「えっ……?」


ざわ……




ざわ……



竜華「なんや、ウチが料理できんと思っとるん?」

咲「はい」

竜華「失礼やな……これでも昔から『竜華は出来る子』って言われとったんやで」

咲「あ……(察し)」

竜華「一度卵焼き作ったら、色とりどりなスクランブルエッグが出来たこともあったし」

咲「卵焼きはっ!?」

竜華「味見した怜も美味しさのあまり気を失って……」

咲(怜さん……病んでさえいなければ……)

竜華「という訳でマグロ漁船に乗ったつもりで安心しいや」

咲「竜華さんは二度と厨房に入らないで下さい」

竜華「なんでや!?」

…………。

咲「で、結局さんが厨房に立つも、竜華は約半月分の食料を灰燼に変えた……違いますか?」

竜華「そんなことない!あれは運が悪かっただけで……」

咲「料理を運否天賦に任せないで下さい!もう……」

竜華「まあ、そういうことやったら買いに行こか。咲はどうする?」

咲「あ、私も行きます。包丁も新調しないとですし」

竜華「よし、ほな行くで!デートやデート!」

咲「…………もう」テレテレ


なにわモール

咲「ええと、後は包丁とお肉を買ってと……」

竜華「ならお肉はウチが買っとこうか?これでも目利きは確かやで」

咲「そうですね……じゃあ、お願いします」

竜華「任せときい…………全部な」

…………。

店主「お前のようなにわかにウチの肉はやれんっ」

ちゃちゃのん「うぅ……ウチが広島モンだからってそんな対応考慮しとらんよ……」

店主「ふんっ。広島焼きなんぞを喰う奴なんかに……」ブツブツ

竜華「……すいません」

店主「ああん!?」

竜華「今日手に入った一番の豚肉が欲しいんやけど」

店主「ああ!?出直して来な!ウチの肉がそう簡単に食えると思うなよ!」



「うわ……またあそこの店主だ」「感じ悪……」



竜華「ふーん……そげか。時に店主、豚肉は酢で焼いて食べると美味しいんよ」

店主「……それで?」

竜華「……値段は375グラム2200円、副菜に赤いトマト」

店主「……」つカツラ

豊音「かくにんしたよー。これが例の物となりまーす」ボソボソ

竜華「おおきに。お礼はいつもので」ボソボソ

豊音「うわぁ……咲ちゃんの……しかも使用済みだ……」ゴクリ

竜華「足りる?」ボソボソ

豊音「勿論だよー。また、宜しくねー」つカツラ

店主「さあ帰った帰った!ウチは見せもんじゃないんだ!」

竜華「……ありがとなー」ニヤリ


アイテム「不思議なお肉」を手に入れた!

…………。

咲「うーん……中々いい包丁が無いな……」つ包丁


シュバッ!


試し/切り


咲「駄目だ……イマイチ切れ味が悪い。こっちは……」



戦/犯


咲「こっちもだ……うーん」




霞「小蒔ちゃん、勝手に彷徨いちゃ駄目よ」

小蒔「は、はい……それにしても大阪のデパートって凄いですね」

霞「そうね、鹿児島だとこんなに品揃えは良くない――」

小蒔「包丁が踊り出さずにちゃんとショーケースの中に収まってるなんて……」

霞「……ソウネ。あら、あれは?」

咲「うーん……これでもない……」

霞「咲……ちゃん?」

小蒔「さ、咲ちゃんですっ」ダッ

霞「あら、あらあら……」

咲「うーん……」

「――ちゃーん」

咲「これはちょっと……ん?」

小蒔「咲ちゃーん!」ダキッ

咲「こ、小蒔さん!?」

小蒔「覚えてくれてたんですね!咲ちゃん可愛いですっ」ペロペロ

咲「んっ……小蒔さんてば」

霞「ごめんなさいね」

咲「石戸さん……」

霞「霞で良いわよ。大阪の方で仕事があって来たのだけれど、小蒔ちゃんたら咲ちゃんの顔を見たら……」

小蒔「咲ちゃん……」ギュー

咲「小蒔さんてば……」ナデナデ

霞「……」

咲「これから霞さん達は?」

霞「あっ、そ、そうね……とりあえず今日はホテルで一夜明かして、明日から解説のお仕事ね」

咲「そうなんですか……あの、もし良ければ――」

竜華「で、どうして二人は咲の手を握ってるんや?」


霞⊃咲⊂小蒔


咲「あはは……」

竜華「笑い事やないっ」

霞小蒔「あはは」

竜華「あんたらが笑うな!」

咲「ごめんなさい、でもなんか最近竜華さんと二人っきりになるのが怖くて」

竜華「」

霞「気持ちは解るわよ。咲ちゃん、本当に可愛いですからね」

小蒔「大丈夫です!咲ちゃんは私達がしっかり幸せにしますから」

竜華「ああ……やっぱし。やっぱしウチのせいなんや……こうして咲は寝取られて、鹿児島の奥深くで一生喘がされるんや」

咲「何往来の真ん中で宣ってるんです!?」マッカ

竜華霞小蒔「癒される……」

咲「も、もう……!」

竜華「それよりなんで二人ともウチらのアパートに向かってるんや?」

咲「ああ、それは夕食に私が誘ったんですよ。お二人とも中々会えませんし」

小蒔「咲ちゃんの手作り料理が食べられると聞いて」

咲「た、大したものはだせませんが……」

霞「あの……良かったのかしら?」

竜華「ええよ、もう……」

竜華(確かにあの一件から咲を怖がらせてしまった。ここは一つ、神代と石戸を緩衝材を置くのも悪くないかもしれん……)

竜華「気にせんで楽しんで行ってくれたらええよ。そっちのが咲も喜ぶやろうし」

霞「そうですか……では、遠慮無く」





この時、二人は気付く由も無かった。最後の会話


竜華「気にせんで(咲で)楽しんで行ってくれたらええよ。そっちのが咲も悦ぶやろうし」

霞「そうですか……では、遠慮無く」

と、なることに。

ここまで。次回は恒例の。

宮守って本当に便利。

(今度こそ)今晩あたりに投下予定(しているけど出来ればいいな)

アパート

小蒔「ここが咲ちゃんのアパート……」

咲「さ、入って下さい」

小蒔「は、はいっ。お邪魔します」

霞「はい、お邪魔しますね」

竜華「ウチは車入れてくるから、先に始めといてええで」

咲「はい、霞さんも小蒔さんも寛いで下さい」

霞「ごめんなさいね、急に押しかけて」

咲「いえ、私が誘ったことですから」


…………。




咲「さてと、すぐに作りますから少し待ってて下さい」

竜華「はいはい。あ、これお肉な」

竜華は「不思議なお肉」を渡した。

咲「よしっ」ギュッ

小蒔「あの、咲ちゃんはお料理が得意なのですか?」

竜華「勿論や」

咲「何勝手に答えてるんですか。人並み程度ですよ」

小蒔「す、凄い……私はお料理したことなくて……」

霞「正確にはさせなかった、ね。お鍋の前で寝られたら大惨事だもの」

咲「なるほど……」

小蒔「……」ウズウズ

咲「あの、もし良ければ――」

竜華「良かったんか、お姫様に料理させて」つ1ピン

霞「流石に一生料理しないという訳にはいかないもの」つ1ソウ

霞「それに……」

台所

咲「そこは猫の手で……」

小蒔「こ、こうですか?」

咲「こうですよ」ギュッ

小蒔「!?」

小蒔(さ、咲ちゃんの手が……///)

霞「小蒔ちゃん、凄く嬉しそうですし」

竜華「一応人の彼女なんやけど……」つ北

霞「まあまあ……」

竜華「寝取られたらどげしよう……」

霞「……本気でそんな心配しないといけない程に追いつめられてるの?」




台所

咲「はい、このくらいでいいですよ」

小蒔「ご、ごめんなさい……足を引っ張ってしまって」

咲「いえ、初めてにしては上手でしたよ」ニコッ

小蒔「はうっ……!」

咲「じゃあ、お肉を入れちゃいましょうか」つ「不思議なお肉」

謎のお肉、それは謎の結社Mによって開発されたお肉である。一見すると、肉にリザベーショントリプル役満を塗っただけの普通の豚肉に見える。

しかし、実際は一口食べるだけでお腹がくーくー空いてくる摩訶不思議な物体である。効果が現れるのは、摂取してから3時間後……つまり、晩御飯も食べ終わったしそろそろ寝ようかとみんなが床に着く頃である。

そうと知らない咲は、三人にリザベーション入りの鍋を振る舞う。

咲「二人とも、出来ましたよ」

霞「あらあら、このお野菜は小蒔ちゃんが切ったのかしら」

小蒔「あぅ……」

咲「……うん、美味しいですよ」

小蒔「……!」パアッ

竜華「咲の料理は美味しいからな。じゃあ、ウチもお肉を……」

その肉が、今……口の中へ……


竜華(あれ……そう言えばこの肉……何だったかいな?)




因みに、リザベーションは紫色である。

食後、咲は食器を片付け始めた。邪魔にならないようにと居間に捌ける三人だが、どうもさっきから体の調子がおかしい。なんとなく体が熱い、ような気がする。

霞「な、なんだか今日は暑いわね……」

竜華「な、夏やし……」

小蒔「Zzz……」ダラダラ

竜華「く、クーラー付けよか?」

体が熱いのは夏のせい。そう言い聞かせて意識しないようにする。

竜華(そうや……身体が熱いのクーラーのせい……)

霞(まかり間違っても……)

咲「輝いてーCoCo一番~♪」

小蒔「……ゴクリ」

そう……熱いのは夏のせい。そうやって結論を先延ばしして、その時は不意にやってきた。

咲「えーと……竜華さんのパジャマは……」

小蒔「ご、ごめんなさい……急に泊まりたいなんて……」

咲「いえ、気にしないで下さい。ただ、サイズに合うパジャマが……パジャマが……」ズーン

小蒔(む、胸を気にして落ち込む咲ちゃんも可愛い……)ムラムラ

咲「流石に霞さんのサイズに合う服は無いから買いに行って貰うしかありませんでしたけど……小蒔さんなら」

咲「あった!」つパジャマ

咲「多分サイズはギリギリ合うとは思いますけど……」

小蒔「……あ、ピッタリです」

咲「良かった……」

小蒔(うぅ……身体が熱い)

咲(……あれ?小蒔さん、顔真っ赤だ……熱かな?)

おでこピタッ

小蒔「ひゃいっ!?」

咲「あ、ご、ごめんなさい。もしかしたら熱かなって……」

小蒔(咲ちゃんの顔がこんな近くに……もう我慢――)ピカッ


そして、宴が始まった。

すいません、もう眠い……


続きは明日で……

咲ちゃんは妹ビッチだな
けしからん

そろそろ再開。
ホラー要素混じるので、苦手な人は注意。


>>97



ならお仕置きしないと

パンッ、という柏手を打つ音が聞こえた。小蒔がやったのだと咲が気付いたとき、既にその体は布団の上に引き倒されていた。

咲「きゃっ!?な、なに?」

咲を引き倒したもの、それは……

咲「きゃぁぁぁあああああ!?」

地面から無数に生える人の腕だった。綺麗な女性の腕だったが、どれも生気を感じない。それが一斉に咲に群がった。

咲「いやぁぁああ!?小蒔さんっ小蒔さん助けてっ」

ある腕は咲の両手を頭の上でがっしりと固め、別の腕は腰を物凄い力で固定し、また別の腕は咲に開脚を強制している。

咲「いやっ…いやぁぁ……」ポロポロ

小蒔「咲ちゃん……」

羞恥よりも恐怖でガチ泣きする咲だが、そんな咲を助けるかのように小蒔の腕が伸びてきた。

咲「小蒔さん……助け――」

ただし、咲を助ける為ではないが……

グイッと咲のスカートが捲り上げられた。小蒔が何をしたのか。気付いた時には、咲の秘部は小蒔にキスされていた。

小蒔「咲ちゃん……」チュッ

咲「…………へ?」

小蒔「はむっ」レロォ

咲「ひゃぁぁあっ!?な、なにをっんんっ」

だが、咲には状況をゆっくり確認する暇さえ与えられなかった。余った腕が咲の身体を一斉に弄りだした。

咲「や、やだぁ!胸弄らないでぇ!」

腕A「うひょぉぉ!サキの胸、相変わらず美味しそうっ」モミモミ

腕B「淡は甘い。咲はもっと強引にやられる方が好きに決まってる」モミモミ

咲「んっ、あっ、あっ」ビクビク

腕A「むー!じゃあどっちが胸だけでサキを気持ちよく出来るか競争だよっ」モミモミ

腕B「臨むところ」モミモミ

咲「ひゃあっ、うんっくぅ……」

腕C「わぁー!宮永さんの脇、ちょーキレーだよー」コチョコチョ

腕D「……やっぱり咲ちゃんは手に入れとくべきだったか、ダル」コチョコチョ

咲「くっ…ひっ、かはっ……!」

腕C「それに顔を真っ赤にしてる咲ちゃんもちょー可愛いよー」グリグリ

腕D「……やってみる」

他にも何10本もの腕が咲の身体に群がる。それに加え、小蒔きの舌が挿入された。

小蒔「……」チュー

咲「んぁぁぁぁあああっ!?」

小蒔「はぁはぁ……」レロレロ

咲「あんっくぅっ……」

小蒔の舌が、咲の中を掻き回す。普段は自分では殆ど弄らない、というか(竜華のせいで)弄る余裕が無い肉壁を小蒔の舌が抉るようにつつく。

咲(だ、だめっ……頭おかしくなる……)ピクピク

小蒔(咲ちゃんかわいい……)ヌプヌプ

咲(助けて……竜華さん……)

朦朧とする意識の中、無意識に竜華の名を呼ぶ。そんな咲の願いを天の意思が聞き届けたのか、不意に暗い部屋の扉が開かれた。そのシルエット、それは……

咲(竜華さん……霞さんも……)

竜華「……」

廊下から漏れ射る光は、咲にとってまさしく希望の光だった。

バタンッ


咲「えっ……」




希望は、一瞬で新たな絶望に塗り替えられた。

竜華「悪いな、咲……うちらも身体が熱いんや……」

そう言うといきなり咲の胸に吸い付いた。

咲「あっ、ら、らめぇっ……」

竜華の長い髪が咲の身体を覆う。中で何が起こってるかは全く解らないが、身体中を無数の手が這い回っていることだけは解る。

咲「や、やめて……」ウルウル

竜華「ちゅぱちゅぱ……あんな、咲。そんな風に言われたら止まるもんも止まれんわ。それに、今の一言で一番厄介な奴の目が開いてしまったで」

咲「え……?」

霞「ごめんなさい……もう、私も……」スッ

霞「咲ちゃんをメチャクチャにしてしまいたくなったの……」チュッ

咲「――!?」ビクンッ

霞の口が咲の乳首に吸い付いた。ただそれだけなのに、今まで経験したことのない快感がなだれ込んできた。

咲「んくっひゃあっあっあっ」

竜華と一緒に咲の胸を吸う霞、咲の秘部をひたすら貪る小蒔、三人がカバーしきれない箇所をフォローする優秀な腕達。ここまでに咲は既に数回以上イかされているが、全ては前座に過ぎなかった。

咲「ふぁぁぁぁあああっ」

竜華「……」ハムハムッ

霞「……」チュパチュパ

咲「やめ、やめてぇぇ……」ウルウル

竜華「……」チュゥゥゥ!

霞「……」モミモミジュルゥゥゥ

二人ともどうすれば咲が気持ちよくなるのか知っており、咲の乳首を吸うだけでなく乳房をしっかり揉んでいる。

咲「んっくあっ」ビクンッ

竜華「はむっちゅうっ」ガシッ

霞「ちゅうぅぅぅ!」ガシッ

咲「らめはらしてぇっ」ジタバタ

咲の身体をしっかり押さえ込み、快感を逃がしてしまわないようにする。

竜華「……」ジュルジュル

霞「……!」チュパチュパ

小蒔「はむっ」クチュクチュ

咲「らめえ今イってるイってまひゅからぁっ」

霞(はぁ……咲ちゃんを手込めに出来る日が来るなんて……)チュパチュパ

咲「んぁぁぁああっ」

霞(ちっちゃくて本当に可愛い……こんな無垢な子、前から抱いてみたかったのよね)カミカミ

咲「ひゃっかんりゃだ――」

霞「今日は楽しませて貰うわよ……」ジュルー

咲「んひゃあっ!もうっもうやめてー!」

三人とも咲が痛がらないように、優しく快感だけを味わえるように咲を犯している。今のところは咲を覆う腕も、まだそんなに激しくは動いていない。

小蒔(中もしっかり舐めないと……)レロレロ

咲「んっ」

だから、暫くすると咲も徐々に責めに慣れてきたのか声が落ち着き始めた。

竜華「……頃合いやな」

咲「えっ……」

竜華「神代、タンスの中に例のモノがあるから。それで咲を突いてあげて」

小蒔「はい、これですね」つペニスバンド

咲「」

小蒔「では、僭越ながら私から……咲ちゃん、準備は出来てますよね」ニッコリ

咲「あ……あ……」カタカタ

小蒔「そうですか、良い子ですねっ」ズンッ

咲「――っ!?」

しっかり濡れている。そう判断した小蒔は、いきなり咲の奥深くに挿入した。

小蒔「咲ちゃん、見えますか?咲ちゃんの、しっかり呑み込んじゃってますよ」

咲「い、いやぁ……」ウルウル

小蒔「それでは行きますよっ」

そう言うな否や、小蒔は咲の腰を掴みメチャクチャに咲を突き始めた。

小蒔「咲ちゃんは本当に可愛いですねっ」パンパン

小蒔(咲ちゃん……出来ることなら一生私の傍に……)

咲「んっあっあっあっ」ピクピクッ

小蒔(竜華さんには悪いですが……)

小蒔「全力で当たらせて頂きますっ」パンパン

咲「ンァァアアアッ」ビクンッ

どこと構わず咲の中をメチャクチャにする小蒔。これだけならまだ咲もギリギリ耐えられたかもしれない。

腕A「よしっじゃあアワ……私はサキのアナルをあわあわにしてあげようっ」アワッ

腕B「ずるい。そこは姉である私の特権」ギュルギュル

腕C「宮永さんの脇腹、ちょーかわいいー」モミモミ

腕D「だる……」モミモミ

咲「だめえええええっ!」ビクンビクン

霞「では、私達もそろそろ。竜華さん、咲ちゃんに口移しでお水を上げて下さい」

竜華「ん?別に構わへんけど、なんで口移しなんや?」

霞「いいからいいから」

霞の言葉に大人しく従う竜華。水を口に含み、少し伸びてきた咲の髪をかきあげる。

咲「りゅ、りゆうかしゃん……」ウルウル

竜華「!?」ドキッ

竜華(反則やろこんなのっ)チュッ

咲「んっ……も、もっと……」

竜華「な、なんや……もっと欲しいんか?」

咲「……!」コクコク

竜華「うっ……///」チュッ

咲「……!」ゴクゴク

霞「胸がお留守ね……」チュッ

咲「んひゃあっ!」

霞「はむっ……」チュパチュパ

竜華「咲……」チュッ

小蒔「はぁはぁっ」パンパン

腕s「サワサワモミモミ」

咲(お願い、早く……早く終わって)

どれだけの時間が経ったのだろうか。小蒔に突かれ過ぎて頭がおかしくなってきた咲は、弱々しい声を上げた。

咲「も、もうやめ……」

霞「そうね。そろそろ交代の時間ね」

咲「!?」

小蒔「残念ですが仕方ありません。次は?」

竜華「じゃあ先に石戸がヤってええで」

霞「では、お言葉に甘えて」ズンッ

咲「んっ……」

霞(反応が悪いわね……)

霞「ふふ……咲ちゃんたら、もう疲れちゃったの?」

咲「は、はい……」ヘトヘト

霞「しょうがないわね……」

咲(よ、良かった……やっと終わる……)

霞「これで良いわね」パンッ

咲「えっ……んああああああああ!?」

霞「試しに咲ちゃんの感度を10倍にしてみたけど、具合はいいみたいね」パンパン

咲「やっ――んあっ――」

小蒔「霞ちゃん……私も負けてられませんっ」チュッ

竜華「咲の胸、ふやけて余計に可愛らしくなっとるな」チュゥゥゥ!

咲「らめっもうやめてぇぇぇぇ!」ビクン

霞「あら、もうイってしまったの?交代ね」

竜華「咲、咲……」パンパン

咲「まってまってイったばかり――」

竜華「知らんがな」パンパン

この後、ローテーションを組んで咲を回した三人だが、翌朝になっても咲が解放されることはなかった。霞と小蒔が解説に行き、竜華が大学に行っている間は腕咲のあらゆる所を慰め、夜になると三人がまた襲う。咲が快感で壊れそうになっても、

霞「えいっ」パンッ

咲「あ、あれ……私っ」

霞「ふふ……」パンパン

咲「んぁぁぁぁああああ!?」バタンッ


不思議なお祈りで咲にリザレクションをかけていた。

小蒔「あ、今日の晩御飯、咲ちゃんは何が食べたいですか?」パンパン

咲「あっ、あっ、あっ」ピクピク

霞「もう、早く答えないと咲ちゃんを食べてしまうわよ」サワサワ

咲「……」ジタバタ

竜華「咲は悪い子やなぁ……そんなにお仕置きされたいなんて」チュパチュパ

もはやリザレクションの効果など関係ない、三人は正常な意識のまま咲を襲っていた。

正常なまま狂った人間、だとすればもう三人を止める術など存在しない。晴れて三人は願い通り咲ちゃんと結ばれて、幸せな家庭生活を築き上げましたとさ。




【Happy End】




咲「……で、済ませる気はないでしょうね?」ゴゴゴ

竜華「……」正座

霞「……」正座

小蒔「……」正座

腕s「……」ソロリソロリ

咲「そこ、動かないように」

腕s「……」ウルウル

咲「私、言いましたよね?嫌だって何回も」

竜華「そ、それは薬のせい……」

咲「途中から完全にシラフでしたよね?」

竜華「はい……」

咲「殺す気ですか!?私、一週間ずっと絶頂させられ続けたんですよ!」

霞「咲ちゃんの中、本当に良かったわ……」

咲「……」ギラッ

霞「……」シュン

咲「はあ……お陰でタイトル戦も無断欠席ですし……」

小蒔「あ、それは大丈夫てす。私が代わりに出て優勝しておいたので咲ちゃんの顔に泥を塗ることは――」

咲「そういう問題じゃありません!いいですか、そもそも――」

三人(お説教している咲ちゃんも可愛い……)


咲「聞いてます!?」

竜華「ごめんな、咲が可愛くてなんも聞いとらんかった」

霞小蒔「右に同じく」

咲「――っ///もうっ」

竜華(はあ……癒されるなあ……)






【Seiza End】




落とし所を見失ったので、適当に纏めました。どうしてこうなったのか……多分傍らで流した新世界が原因です。苦情はドヴォルザークに言って下さい(責任転嫁)。

次回はもんぷち。の予定

(最近寝付きが悪いので)今晩投下



『ドキッ☆密着!宮永プロ編』


カメラマン「今年も良いネタ拾ってきましたよ、ディレクター」

智紀「ご苦労様。じゃあ早速再生を……」

智紀(この業界に入って三年……まさかお正月の人気番組を任せられるなんて……)

カメラマン「いかますよー」

智紀(なんとしても成功させないと)



――宮永咲。今年の春にプロデビューした期待の新人。圧倒的な闘牌と、時折見せる愛らしい仕草でファンを一気にかっさらった小悪魔である――


智紀(うん、滑り出しは上々……)


――最近では胸の方に脂肪が寄っていき、もはや絶望的な姉の無念を晴らすべく順調に成長している――

智紀(……ちょっと表現が過激ね。言葉を選び直さないと)

――今日はそんな宮永咲の私生活に迫ってみたいと思う。まずはこちら――


午前 9:00


咲「いやっ……あんっ」

小蒔「咲ちゃん咲ちゃん」パンパン

智紀「!?」


――流石は宮永咲といったところか。現在、鹿児島レッドサンズで活躍中の神代プロを虜にしてしまうとは――

小蒔「咲ちゃんのおっぱい、美味しそう……」

咲「ま、待って――」

――ここから先は多少不適切な映像が続いたのでカットする――


智紀(いやもう手遅れだから!放送事故待った無しだからっ)

9:30~11:00

咲「末原さん……背中が煤けてますよ?」

末原「!?」

咲「ロン……字一色」

末原「な、なんやそれ!?」




智紀(ふ、ふう……なんとか軌道修正出来――)

11:15

咲「やぁっ……///」

末原「さっきの役満分の仕返しや。抵抗せんといてな」パンパン

智紀(また!?)

末原「咲……胸、また大きくなったんとちゃうか?」ハァハァパンパン

咲「や、やめてぇ……」

末原「さて、頂くとするk――」



ナイスボート



智紀(なんで時間刻みで犯されてるの……?)

カメラマン「ね、スクープでしょ?」

智紀「いや、確かにスクープには違いないけど……」



11:45


ネリー「あ、サキだっ」

咲「ネリーちゃん?どうかしたの?」

ネリー「ちょっと今月は金欠で……ご飯奢って?」

咲「もう。仕方ないな……」


――断りきれない。それが宮永咲の欠点でもあり、そして何にも勝る魅力である。宮永プロから溢れる優しい空気が、金の亡者と恐れられるネリープロをも――


ネリー「んっ……サキ、気持ちいい?」クチュクチュ


咲「あっ、あっ、あっ」

智紀「溢れんばかりの優しい空気って言うか……媚薬でも振りまいてるんじゃない?」

咲「やっ……もうやめっ」ビクンッ

ネリー「だからお昼ご飯代は身体で返すって言ってるじゃん」ハァハァ

咲「奢りだからっ……返さなくていいからぁ……」

ネリー「やだ。何のためにサキに奢らせたと思ってるの?パンパン」

咲「本当に何のために奢らせたの!?」

ネリー「じゃあオーラス行くね。好きなだけイっていいか――」

――大変お見苦しいシーンが続いたので暫くお待ち下さい――

智紀「……」


12:30

久「あ、咲じゃない」

咲「部長……」

久「もう部長じゃないわよ。それよりこれから暇?良ければお茶しない?」


12:35

久「うーん。この一年で美味しくなったわね」パンパン

咲「ひゃっ、あぁぁぁっ」ギュッ

久「犯しがいがあるわよ、咲」

咲「ま、まっひぇ……今日はもう――」

智紀「……手ぇ出すの早すぎませんかねえ?」

――咲プロの交友関係はとても広い。そこには人と人との繋がりを大事にする咲プロの優しさが如実に表れている――

久「ほら、もっと奥突くわよ」ズンズン

咲「ひゃぁぁあああっ」ビクンッビクンッ

久「今度は美穂子も呼んで3Pにしよっかな」パンパン


――……ふぅ――


智紀「……」

1:30


霞「あらあら、池田選手ったら。焦りすぎて手を短くし過ぎてしまいましたね」

咲「そうですね。鳴いてやっと愚形のイーシャンテンですし、最低でも親の現物の方を残すべきでしたね」

泉「リーチ!」

池田「にゃぁぁあ!?」ロン

咲「あーあ……折角の勝負手が……」


――宮永プロの魅力は容姿だけに止まらない。卓越した麻雀センス、視聴者目線の解りやすい解説も売りだ――



霞「最近溜まりっぱなしなのよね」パンパン

咲「ひぐっ……もうやだ……あっ」

智紀「……」

霞「もう、私以外の女とヤルなんて……お仕置きが必要ね」パンパン

咲「なんで霞さんにお仕置きされな……んぁぁあああっ」


――状況を補足すると、現在咲プロは石戸プロに机に押し倒されて、出たり入ったりを繰り返している――

智紀「おいこのナレーター解説し始めたぞ!?」


3:00


咲「もうダメ……流石に死んじゃう……」

――プロとしての生活はとても厳しい。あまりもの激務に毎年倒れる者も少なくない。しかし、宮永プロには常に彼女を支えてくれる仲間がいる――

淡「あ、サキー!」ギュッ

咲「あ、淡ちゃん?」

穏乃「私もいますよ。咲さん、お疲れみたいですね」

咲「うん……ちょっとね」

淡「あ、だったら少しアソコで休んでこ!」

穏乃「あ、いいなそれ。咲さんも是非一緒に――」



3:15


咲「……」グッタリ

淡「サキ……相変わらず可愛いよ……」パンパン

穏乃「胸も順調に大きくなって……」チュパチュパ

智紀「えーと……今何人目?」

淡「ねえ、私と一緒になる気はない?」パンパン

咲「……」グッタリ

淡「そう……じゃあうんって言うまで突いてあげる」パンパン

咲「んっ……ああっ……」

穏乃「よしっ、憧にもメール送ってやろ。今宮永さんとヤってる……と。送信っ」チュパチュパ

穏乃「さてと、そろそろ二穴責めに移行――」


――この先はry――


18:00

咲「こ、腰が……この後に仕事が控えてるのに……」

?「……」

咲「へ?あ、あの誰……」

?「ダル……」グイッ

咲「ひゃっ、ムグッ」

?「黙って付いて来て」

――撮影にはトラブルが付き物である。しかし、今回の撮影はあくまで秘密裏に行われている。断腸の思いで宮永プロの救出を諦め、我々は彼女達の後を付ける事にした――

咲「む、むぐっ」ジタバタ

?「動かないで。ダルいから……」

?「わあ、宮永さんちょーかわいいよー。じゃあ早速――」ズンッ

咲「ひぐっ」ビクンッ

?「トヨネ抜け駆けダメっ」チュパチュパ

咲「やぁ……あんっふっんっ」ビクンッ

?「ダルいけど腕押さえとく。胡桃と塞は先にヤっといて」ガシッ

?「じゃあ、私は足を使えないように塞いで」ゴッ

?「私は咲をひたすらイかせ続けるっ」チュパチュパクリクリ

咲「もういやぁ……」

――これが彼女達の絆の証である。培われた彼女達のパフォーマンスには、幾千幾万の言葉すらも劣る。そう、今彼女達は宮永プロを気持ちよくするという点で深く繋がっていた――


智紀「えっと……つまり宮永プロを集団で襲って、その発覚を恐れてみんなで隠蔽したってこと?」

カメラマン「言わぬが華、ですよ」

19:00

咲「うっ……ぐすっ……」

憧「遅いっ!早くしないと試合始まっちゃうわよっ」

咲「ご、ごめん……直ぐに行くから……」

憧「全く……咲はプロ意識が足りないんだから……後で反省会!」

咲「うぅっ……」グスンッ


――時には宮永プロとて失敗することもある。そんな宮永プロを励まし、時には叱咤するのも友人の役目である――


21:00


憧「全く咲は……」パンパン

咲「あっ……んんっ」

憧「この程度で音を上げてるようじゃいけないんだからっ」パンパンペロペロ

咲「ひゃあっ!は、放してぇっ……これ外してっ」ジタバタ

憧「嫌よ。折角福岡産の鎖を買ったのに、咲を縛らないともったいないじゃない」パンパン

憧「それにしても咲って本当に美味しいわよね……」パンパン

咲「あっ……ああっ///」

憧「……行くわよっ、最後に大きいのっ」チュパチュパジュルゥゥゥ

咲「んぁぁぁぁあああああ!?」

――大変申し訳有りませんが、この先は大変過激な内容となっており――

智紀「手遅れね」

カメラマン「手遅れですね」

22:00

美穂子「あ、宮永さん!」

咲「福路さん……」ゲッソリ

美穂子「だ、大丈夫ですかっ!?」アセアセ

咲「ら、らいびょうふれす……ちょっと腰と喉が痛いだけれふから……」

美穂子「ねえ……少し休んで行かない?プロとしての仕事が大変なのは解るけど、あまり根を詰めすぎてはダメよ」

咲「福路さん……」ウルウル

美穂子「さ、アガって下さい。暖かいお茶を煎れますから」

22:10


美穂子「咲ちゃん……咲ちゃんっ……」パンパン

咲「もう……らめぇっ……」レイプ目




智紀「知ってた」




美穂子「ふふっ……せめてお茶の代金分くらいは回収しないと」パンパン

咲「んあっ……」

美穂子「宮永さんの乳首……本当に美味しいそう」パクッ

美穂子「はむっ、んっ」ジュルジュル

咲「んぁぁあっ」ビクンッ

――結局宮永プロが家に帰れたのは深夜の1:00である。激務を終え、這々の体で帰った咲プロを迎えるのは暖かい家庭である――

竜華「お帰り、咲」

咲「た、だい……ま」バタン

竜華「あら……倒れちゃった。まあ、ヤることには変わりないけどな」グイッ

――まずは疲れきった恋人の身体を癒すためにマッサージを――

竜華「咲……咲ぃっ……」パンパン

咲「んん……あっ」

竜華「この奥がええんやな?」グリグリ

咲「もう……やめ……」ビクンッ

竜華「ウチのこと心配してくれるなんて優しいなあ。けど、さっきまで仮眠とってたから体力は問題ないんや。今日は一晩中突き倒すでっ」パンパン

咲「もういやぁぁっ」ジタバタ

9:00

咲「だ、だめ……腰が痛いよお……」

爽「ん?咲じゃないか。どうしたんだ、うずくまって」

咲「ちょっと腰が……」

爽「そうか……じゃあちょっとそこのホテルで――」


智紀「もういい」

カメラマン「ね、スクープ映像でしょ?絶対に視聴率取れますよっ」

智紀「公共放送に流せればね」

カメラマン「もしかして……駄目です?」

智紀「もしかしなくても駄目です」

カメラマン「そんなあ……折角撮影したのに……」

智紀「はあ……。あのね、こんな映像流されたら宮永さんが可哀想でしょ」

カメラマン「……」
智紀「確かに私達メディアに携わる者は真実を報道する義務と権利がある。しかしそれと同時に、何百何千もの人を不幸にする可能性を持っていることを忘れてはいけない」

カメラマン「……はい。すみませんでした」

智紀「これだけは忘れないで。私達は人を幸せにするために番組を作るの。誰かを不幸にするために番組を作ってはいけない」

カメラマン「はい……すいませんでした。これ、処分して下さい」つフィルム

智紀「うん……解った」

カメラマン「次こそは、皆を幸せに出来るようなネタを集めてきますっ」




智紀「さてここに、件のフィルムがあるわけだけど」

咲「」カタカタ

智紀「ちょっと龍門渕邸に遊びに来ない?」

今日はここまで。久しぶりに良い夢が見れそうです。

咲ちゃんいぇーい。

今日か明日か明後日か明明後日のいずれかに再開予定

今晩投下(確定)

龍門渕邸

咲「お、おじゃましまーす……」

衣「咲ー!遠路遙々大儀也!奥之間ニ山海珍味等ヲ用意使タ故、今宵ノ宴滅法楽ミテ往ケ!」

智紀「……」ポチッ

コロリンガルシステム起動

衣「咲ー!今日は来てくれてありがとー!」

咲「あ、衣ちゃん。うん、ありがとうね」

智紀「こっち。相方も来てる」

咲「え、それって……」



食堂



竜華「もう、咲はイケズやな。ウチに黙ってお泊まりなんて」

咲「竜華さん!?」

透華「私が呼んでおきましたわ!咲さんを招く以上当然!」

竜華「そんな気を使わなくてもええんやで」

咲「あの……そういえばなんで私は呼ばれたんですか?」

衣「うん、今日は衣の誕生日でね、智紀に連れてきて貰ったんだ!」

咲「なるほど……」

透華「コホン。因みに、これは私の誕生日会も兼ねていましてよ」

智紀「衣と透華は生まれがほんの数日……あれ?数ヶ月だっけ……?まあいいや」

透華「よくありませんわ!」

竜華「まあまあ、早くせんと料理が冷めてしまうで?」

透華「はっ!私としたことが……」

咲「?」キョロキョロ

咲「あの……料理なんてどこにも――」ハッ

透華「……」

竜華「……」

衣「……」

智紀「ごゆっくり……」パタン


ガチャン。


それが錠を下ろした音だと気付いた時には、全てが手遅れだった。重い鉄製の扉に駆け寄り叫ぶ。ここから出して、と。

だが、彼女の声はあまりにか細く、誰にも聞き取ることは出来なかった。ベッドに投げ出されて、四肢を革製のベルトで固定される。その瞬間まで彼女は必死に抗った。出来る限りのことをした。

だが、それだけだった。結果は変わらない。彼女は自身の運命を変えることは出来なかった。

龍門渕邸 屋根

白望「もっと煙を流し込んで」

豊音「あいさー」パタパタ

エイスリン「シロ、コレナンノ薬?」

シロ「んー……咲が気持ち良くなれる薬?」

エイスリン「ソッカ!咲、楽シンデクレルトイイナ」

竜華「良いではないか良いではないか」

咲「いやっ!イヤですからっ!」

透華「咲さん……服が邪魔そうですわね……」ハァハァ

咲「いやあっ……」

衣「咲の胸……大きくなってる」モミッ

咲「んっ…!?」ピクンッ

竜華「まあな。ところで透華はどっちヤりたい?上か下か?」

透華「よろしいんですの……?」

竜華「一応今日の主賓やしな」

透華「……優しいのですわね」

咲「優しいなら今すぐにヤメ――」

透華「悪いことを言うのはこの口ですか?」チュッ

咲「んっ――!」

透華(宮永さんとキス宮永さんとキス……)ボー

衣「……」チュゥチュウ

咲「――!」ギュッ

竜華「相変わらず咲はネコやな……そんなんだと」チュッ

咲「ふひゃあっ」

竜華「耐えきれんで?」ジュプン

咲「いっ――!?」ビクンッ

透華「はむっ」チュパチュパ

咲「んあっ」

透華(宮永さん宮永さん……)チュパチュパ

一心不乱に咲の胸にしゃぶりつく透華。頂を口に含み吸い上げ、ひたすら吸い上げる。

咲「やっ、やめっ――」

透華(宮永さんの胸……)チュウチュウ

咲「やっ……ぁぁあっ」ビクンッ

透華「……」ジュルジュル

咲「止めて止めて!今イったばか――」

透華「煩いですわね……」パチン

一「ごめんね、少し黙ってて」チュッ

咲「ふっん――」

透華「ぷはっ」モミモミ

咲「ん――!」

一「……」チュッ

透華「……」レロッ

咲「――!?」ビクンッ

透華「やはり宮永さんは美味しい……」チュパチュパ

咲(どうしてこんなことに……)

竜華(透華……美味しそうに咲を食べるな~)ジュプジュプ

竜華「ウチも本気出すわ」ガシャン

咲「!?」

咲(そんな……いつもより早いよ……)

竜華「しっかり濡れてるし、ええやろ」ズンッ

咲「つっ!」ギュッ

竜華「あ、痛かったか?今度から気をつけるからな」ズンスン

咲「あっ、あっ」

衣「むー!衣を忘れるな!」ジュルジュル

咲「!?」

咲(だ、ダメ……今胸吸われたら!?)

咲「んぁぁあああっ!」

竜華「派手にイったなあ」ズンスン

咲「ふやっ、あっ」

透華「イった直後に動かれて呻く宮永さんも可愛いですわ」チュパチュパ

咲「ひぎっ!」

一「はい、お口はこっち」チュッ

咲(!?い、息が――)ビクンッ

竜華「……」パンパン

透華「……」チュパチュパ

衣「……」チュパチュパ

咲(耐えられない!)ビクンッ

竜華「ふぅ……さて、交代やな」

衣「あ、次は衣がやる!」

竜華「ええで。咲は奥が弱いからな、ちょっと乱暴にすると可愛いところが……」

咲「」カタカタ

衣「……」ゴクリ

衣「い、行くぞ」スッ

咲「や……お願い、もう――」

衣「えいっ」ジュプン!

咲「あっ――カハッ――」

衣「えいっえいっ」パンパン

咲「あっ……くぅっ……んっ」ギュッ

竜華「もう、相変わらず咲の反応は初々しいわ」チュパチュパ

一「いや、衣があんなに必死に腰を振ってるのもなかなかになかなか」コショコショ

咲「ひゃっ!?やめっくしゅぐっひゃ――」

純「しかし宮永の肌って本当に白いな。人形か?」コショコショ

咲「!?」

智紀「本当に綺麗……羨ましすぎる」コショコショチュパチュパ

咲「やだあ!ひゃめてえ!」

衣「ここがいいのか?」グリグリ

咲「ひゃああああああ!」ビクンッ

透華「あなた達……いつから?」

純「ついさっきだ。水くせえぞ、俺達に黙ってこっそり誕生日会だなんて」ゴリゴリ

智紀「全く。私達は家族、違う?」コショコショつ足の裏

一「そうだよ、みんな透華の誕生日をお祝いしたいんだ。なんでも自分一人で背負い込んじゃダメだよ」コショコショつ足の裏

透華「み、皆さん……」チュパチュパ

衣「透華、一緒に楽しもう!」パンパン

咲「あっ、あっ、んぁっ」ビクンッ

竜華「良い話やな……」チュパチュパ

咲(もう知らない……)レイプ目

衣「……咲ぃ!」パンパン

咲「んっ――」ビクンッ

衣「む。反応が良くない」

竜華「大丈夫や。みんなで咲の弱いところ撫で回せば、勝手に身体が反応するで」

衣「そうなのか?なら――」

どうせまた透華が咲に突っ込むだけなのだろう、そんな咲の安易な発想は砕け散った。

智紀「宮永さんのおっぱい……」ハァハァ

一「腰……」ハァハァ

あちこちから身体に手が伸びてくる。いずれも愛欲に染まった手だ。それが一斉に咲の肌に張り付き、思い思いに動き始めた。

咲「ま、待っ――ひゃああああああ!」ビクンッ

一「へー。宮永さんて脇が弱いんだ」グリグリ

竜華「やっぱしウチは胸担当やね」チュパチュパ

衣「サキーはやはり首が弱いと見た!」コショコショ

咲「や、やめてええええ!」ガシャガシャ

準備万端。自分の体の下で喘ぐ咲を見て、透華は入り口に棒を添える。そして――

透華「……」ジュプン

咲「んぁぁあああ!?」

全て一気に挿入した。

透華「咲さん咲さん!」パンパン

竜華「……」チュパチュパ

咲「やだぁ……」アッアッ

暴れようとする咲の腰を掴み、一心不乱に奥を叩く。

透華「もっと早く……」パンパンパンパンパンパン

咲「やああああああ!?」ビクンッ

透華(イきました…わね。ですが足りませんわ、もっと!)パンパンパンパン

咲「もうやめてええええ!」ビクンッビクンッ

透華「ラスト……行きますわよ!」パンパンパンパンパンパンパンパン

透華「はあっ!」パン!

咲「」ビクンッビクンッ

透華「ふぅ……良い汗かきましたわ」ツヤツヤ

咲「」カラカラ

竜華「さて、ひとまずこれで終わりやけど……」

咲「ホッ……」

竜華「第二ラウンド、行くで?」ニッコリ

咲「」

三日後

咲「」ヘナヘナ

透華「今回はわざわさ長野に来て頂いて、感謝してもしきれませんわ」ツヤツヤ

竜華「ええんよ。咲も気持ちよさそうやったし」ツヤツヤ

衣「また来るのだぞ、咲!今度は懐かしい顔を揃えておくからな!」ツヤツヤ

咲(もう絶対に長野には来れない……)

一「次は長野産の鎖を楽しんで貰わないと」ツヤツヤ

智紀「はい、これ。件のフィルム」つフィルム

咲「あ、それ……」つ

竜華「なんやこれ?」ヒョイ

咲「」

竜華「お土産も貰ったし、帰ろうか?」ギュッ

咲「」カタカタ

智紀「4日連続徹夜は大変そう……」

純「なんの話だ?」ツヤツヤ

智紀「こっちの話」

アパート

咲「」カタカタ

竜華「なるほどな……」カタン

咲「ひっ」

竜華「これのせいで咲はいきなり長野に行くとか言い出したんか」つフィルム

咲「あ、あの……私は――」

竜華「いつからや?」

咲「え?」

竜華「いつからこんなことしてるんや?」

咲「い、一週間前です」

竜華「一週間前なあ?……ん?一週間?」

竜華(なんか引っかかるような――)




一週間前 居酒屋

竜華「それでなあ!咲ってばホンマに可愛くて!3pした時が一番綺麗な声やったなあ……」ヒック

末原「それは……あれか?言えば咲を貸してくれるって言う暗喩か?」

竜華「な訳無いやろ!誰が咲を――」

ネリー「竜華、ここの払いは私が持つ」

竜華「えーホンマか?じゃあちょっとくらい……」ヒック

淡「リューカ!肩凝ってそうだから揉んであげる!」モミモミ

憧「あ、私も!」トントン

竜華「二人ともええ子やな……仕方ないなあ、ちょっとだけやで?」ヒック

竜華(アカン……思い当たる節、というかそもそもの原因ってウチなんじゃ――)

咲「あ、あの……」カタカタ

竜華(ま、まあ気付いてないようだし。黙っとこうか……)

竜華「全く咲は酷いなあ。ウチが居るって言うのに……」

咲「あ、あう……」

竜華「これはお仕置きが必要やな?」

竜華(今度なんか奢るからカンニンしてや……)グイッ

ひとまず今日はここまで。次はなる早で来ます。

すいません、ネタ切れにつきリクエストお願いします……

シチュエーションは何でも可ですが、ラストは竜華のみにするので、出来ればそれ以外で……

リクありがとうございました。全部消化したら咲ちゃんが死んでしまうので、とりあえず有珠山二人組をば。

ラストは合意と言いますか、無理やりではない竜咲にする予定なので勘弁してつかぁさい……

(爽やかさんの口調コピー出来る自信ないけどそろそろ腹を括らないと話が進まないし咲ちゃんを幸せにしたいので)今日投下予定

投下します。

今回は完全に趣味回ですのであしからず。

ある日

咲「森の中~♪熊さんに出会った~♪」カチャカチャ

竜華「懐かしいなあ……」

咲「あ、聞こえました?」

竜華「聞こえとるよ。たまに色々歌っとるけど、咲はカラオケとか行ったりするんか?」

咲「いえ……Aリーグ上がってから試合数が増えてしまって……」

竜華「そうなんか……あ、だったら今から行こうか?」

咲「え……?」

竜華「カラオケやカラオケ。二人きりで狭い密室で……」

咲「全力でお断りします」ニコッ

竜華「えー。いいやん、行こうで?」

咲「でも……晩御飯の準備が……」

竜華「大丈夫や。店で食べれるで」

咲「もう……しょうがないですね」

竜華(ふふ……丸見えやで。ほんとは行きたかったんやろ?)

咲「……」ワクワク

カラオケ店 明華

明華「We weren't born to follow!」

咲「あ、明華さん」

明華「あ……サk――宮永さん!?み、見ました!?」

咲「はい、やっぱり歌が凄く上手いですね……」

明華「――っ!」カァー
竜華(雀明華……見た目とは裏腹にロック大好きっ娘って言うのは本当やったんか)

竜華「えーと、受付を済ませて……咲、37564番の部屋や」

咲「あ、はい」テクテク

竜華「そっちじゃないでー」

咲「えっ?あ、ごめんなさい……」ショボン

竜華「迷わんよう手繋ごっか?」

咲「は、はい!」ギュッ

竜華(ふぉー!?なにこの可愛い生き物!ギュッと手を握ったと思ったらすり寄ってきて……)

咲(竜華さん暖かいな……)ホカホカ

37564室

竜華「さてと……まずは何から歌う?」

咲「えっと……二人で歌える曲は……」

竜華「別にデュエットすればええんと違うか?」

咲「なるほど……竜華さん」

竜華「ん?」

咲「これ……どうやって使うんですか?」つリモコン

竜華「咲は相変わらず可愛いなあ」ホッコリ



…………。
………。




爽「それにしてもカラオケなんて久しぶりだな」

揺杏「いや爽がいきなりカラオケ行くとか言い出したせいじゃね?」

爽「でもなんだか満室そうだな……」

揺杏「んじゃあ出直す?」

爽「いや、なんだか思いっきり声出したいし待つよ」



三時間待ち也



爽「」

揺杏「よし、帰ろう」

爽「イヤだー!思いっきり歌いたいんだってばー!」

揺杏「三時間も待ってられるかよ!?」

爽「でもさー……ん?」


咲「What's dosen't kill you make stronger!」

竜華「Stand a little taller!Doesn't mean I'm lonely when I'm alone」

咲「What doesn't kill makes you fighter!」






揺杏「……あれ、咲じゃね?」

爽「いや、でもなんか滅茶苦茶ケリー歌ってるけど……」





咲「岬巡りの~♪バスが走る~♪」

竜華「僕は~♪どうして~♪」




爽「咲だな」

揺杏「咲だね」

竜華「ふう……ちょっと飲み物取ってくるな」

咲「あ、すいません。私も――」

竜華「咲はいいから。適当に歌っといてや」


ガチャッ


爽「あ」

揺杏「あ」

竜華「あ」



…………。
………。




竜華「なるほど、そうやったんか」

揺杏「コイツが帰ろうとしないからな」

爽「……」イヤイヤ

竜華「良かったら、一緒に歌うか?」

爽「え?いいのか?」キラキラ

竜華「お店の人がええって言えば……」

明華「」b

竜華「いいそうやで」

爽「よっし!じゃあお邪魔するぞ」



ガチャッ



咲「あ、お帰りなさい……って、爽さん?」

揺杏「私もいるじゃん?」

咲「揺杏さんまで……どうしたんです?」

竜華「ばったり会ってな。三時間待ちやったし一緒に歌おうと思って」

咲「そうなんですか……」

爽「よし、歌うぞ。咲」

咲「わ、私ですか?」

爽「一曲目は……」

画面「春よ、来い」

咲「!?」

爽「好きでしょ?」

咲「は、はい!」


アワキヒカリタツニワカアメ~ニワカアメ~ニワカ~ニワカ~


揺杏「なんか邪魔したみたいで悪いね」ケラケラ

竜華「別にええで。二人で三時間も歌いきれる自信は無かったし」

咲「次、竜華さん達の番ですよ」

竜華「よっしゃ。何歌おうかな?」

揺杏「これとかいいんじゃね?」ピッ

画面「何とかなれ」

竜華「……」ガシッ

揺杏「……」ガシッ

咲「どうして握手してるの?」

爽「さあ……」

最初の方は四人とも和気あいあいと歌う楽しげな女子会、という雰囲気が漂っていた。しかし、とある一曲が原因で辛うじて保たれていた空気が崩れ去った。

竜華「次はこれやな」ピッ


画面「Prowler」


爽「待て。どうせならこっちだろ」ピッ

画面「Numb」

揺杏「いや中盤こそこれっしょ」ピッ

画面「Undertow」

竜華「は?何言ってんねん。ここは空気を盛り上げる為にこれやろ」ピッ

爽「盛り下がるわ!歌詞読んで見ろよ!それに比べてメイデンは……」ピッ

竜揺「歌えるか!?」

揺杏「そこで登場するのがミスタービッグの――」ピッ

竜華「歌詞のダークさで言ったらそれが一番アカンやろ!」ピッ

爽「」ピッ

揺杏「」ピッ

竜華「」ピッ




ピッピッピッピッピッピッピッピッピッ



画面「」アワアワ

咲「」ナデナデ

一時間後

爽「大体な!竜華は羨まし過ぎるんだよ!咲を独り占めしてさあ!」

竜華「してないわ!」

揺杏「なんでしてないんだよ!?ていうか咲と付き合ってるなら選曲くらいヤらせてくれたっていいじゃん!」

竜華「いやや!咲も選曲もウチのもんや!第一順番的には次はウチやろ!」

爽「ここは空気を大事にして私が一番良い曲を――」

揺杏「そんな曲で大丈夫k――」

竜華「ダメや、問題有りまくりや!」






咲「ヌエドリうらなきて~♪」

画面「咲ちゃんいいぞ~」






明華「さて……盛り上がってるみたいだし」つ顔


ベリッ



白望「ダルいけど仕事しよ……」

白望「えっと……まずはお酒をいれて……」トクトク

白望「コレを入れるんだけど……」つリザベーション48 ver720

白望「分量比忘れた……」

リザベーション48「30:1が目安です」

白望「ダルいし適当でいいか」ダバー

リザベーション48「」

白望「後は部屋に運んで……」つ明華マスク




(中略)





白望「後は……様子を見守るだけ」ワクワク

今日はここまで。お酒でなぜかカラオケか出てきた今日この頃。

あんまり突っ込み過ぎると戦争になりそうなので、押さえ気味に書きました。アイアンメイデンもミスタービッグもリンキンも大好きです。

今日あたりに投下(予定)

そろそろ

三時間後

爽「強情な奴だな……いいから黙ってリンキンにするんだ」ゼーゼー

揺杏「は?まだ言ってんの?ここはミスタービッグを年代順に下から歌い上げて行くのが正解っしょ」ハーハー

竜華「Bの字も知らんアメリカかぶれが……」ヒーヒー








咲「人生の素晴らしさとか~♪そんなのどうでも良かった~♪」

画面「よ!日本一!」








明華(白)「お飲み物をお持ちしました」

竜華「」ゴクゴク

揺杏「」ゴクゴク

爽「」ゴクゴク


ドクン



竜華揺杏爽「!?」



咲「見る夢はいつも同じ~♪」

明華(白)「ごゆっくり」

ガチャン

竜華「な、なあ……なんか身体が……」

爽「ああ……この部屋ちょっと暑いな」

揺杏「く、クーラー入れとく?」ピッ

咲「きゃっ!さ、寒い……」

竜華「ご、ごめんな……咲、こっちに来てや。温めてあげるから」

咲「は、はい……」

竜華「」ギュッ

咲「竜華さん……」ギュッ

竜華(!?あ、アカン……可愛い過ぎやろ……)

爽(本当に咲って小動物っぽいな……例えるなら猫か?)ハアハア

揺杏「な、なんか歌わね?もうこの際何でもいいからさ……」

竜華「せ、せやな……じゃあ、これとか?」ピッ

画面「モルダウ」

竜華揺杏爽「懐かしき河よ♪モルダウの~♪」

咲「え……カラオケでそれですか?」

竜華(だ、ダメや……クラシック歌えば少しは落ち着くと思ったけど!)

揺杏(落ち着くどころじゃねーじゃん、お姉さん!?)

爽「……」ピッ

画面「キミガタメ」

渡そう♪この総てを~♪


揺杏(いや寧ろ頂戴!咲の全てが欲し――って何考えてるんだよ!?)

爽(本当にどうしたんだ……さっきから咲が妙に可愛いような……)

竜華「咲……ちょっとトイレ行ってくるから――」

咲「あ、はい」

竜華(限界や……一回抜いておかないとまた咲を襲いそうや……)

ガチャガチャ

竜華「ん?」つノブ

ガチャガチャ

竜華「あ、開かん?」

爽「は、はあ!?」つノブ


ガチャガチャ

爽(と、閉じ込められた!?)

揺杏(ちょっとこれはマズいんじゃ……)チラッ

竜華(どうするんや!このままやと間違い無く咲を襲う……!)

爽(何か一つキッカケでもあれば……)

揺杏(キッカケ……)








白望「……だる」ポチッ

画面「咲ちゃんの水着姿」

咲「」

咲「な、何これ!?」ピッピッ

画面「咲ちゃんの着替えシーン」

画面「咲ちゃん入力シーン」

咲「やめてええええ!」ピッピッピッピッピッ

画面「見せられないよ」

咲「な、何なの……って、竜華さん?」

竜華「……」フラフラ

咲「あ、あの……イヤですからね?ここカラオケですからね?」

爽「咲……知らないのか?カラオケでは」ガシッ

揺杏「こういうこともするんだけど?」ガシッ

竜華「ごめんな……咲」




こうして咲はいつものように押し倒されたのであったまる

ソファーの上に押し倒される。起き上がろうとしたときには、既に竜華が乗っかっていた。

咲「やめてぇ……」ジワッ

爽「咲……寒かったんでしょ?温めてあげるから……」ハアハア

揺杏「まずは服を脱がせて……」

咲「あ……あ……」カタカタ

竜華「咲の身体……ほんまに綺麗やな」チュッ

咲「んっ」

揺杏「はむっ」チュー

咲「んー!」ジタバタ

爽「」ガシッ

爽に腕を一纏めに抑えつけられ、咲の上半身が露わになる。その胸に、二人はしゃぶりついた。

竜華「はむっ……ちゅぱちゅぱ」

揺杏「咲の胸……」チュパチュパ

咲「いやぁ!竜華さんやめてえっ」ジタバタ

竜華「……」チュパチュパジュルジュル

揺杏「……」カミカミ

咲「あんっ……やめて……」

揺杏(うわ……マジやべえ……咲の胸、聞いてた以上に綺麗だ……)

久『こないだ咲を味見したんだけど、凄く美味しくなってたわよ。特に胸とか』

揺杏(マジトまんね)ペロペロ

咲「んっふぅっくぅ!」ピクピク

揺杏「……」ジュルジュル

咲「はゃあ!す、吸わないでぇっ」ジタバタ

竜華「え?吸えばいいんか?」チュパチュパジュルゥゥゥゥ

咲「んぁぁぁああ!?」ビクンッ

爽「なあ、そろそろ……」

揺杏「ん?下がフリーだけど?」

爽「解った……」

咲の脚の間に、割って入るように座り込む。爽の手が、咲の太ももを這い回りながらゆっくり奥に進んでいく。

咲「!?」ゾクッ

爽「ふーん……咲って紐パンなんだ」

その手が、布地の上から秘部を撫で回す。

爽「なんだ……もう濡れてる。欲しかったんだ」ハアハア

咲「ち、違いますっ……ひゃあ!?」

爽「待ってろ、今入れてやるから」ジュプン

咲「!?」ビクンッ

爽「はは……解るか、咲。咲は今、私の指を呑み込んでる……」ジュプジュプ

爽「もっと奥に……」ググッ

咲「!い、痛いっ!」ビクンッ

爽「大丈夫だ。すぐに気持ちよくなる」ヌプヌプ

咲「んっ……ひゃあ!?」

揺杏「ちょっと二人だけで進めないで欲しいんだけど?」チュパチュパ

竜華「本当や。ウチらのこと無視したらイヤやで」ジュルジュル

咲「ひゃぁぁぁああっ」

爽に気を取られている隙に、二人が咲の乳首を苛める。こねくり回して、揉みしだき、息が上がった所で吸い上げる。

堅いソファーの上では、布地を握って耐えることも出来ない。咲の腕は竜華と揺杏の背中に回る他無かった。

竜華「ぷはっ――そんなにもっと欲しいんか?」

咲「ち、違――」

揺杏「クッソエロいな、咲は」チュパチュパ

咲「ひぎぃっ」ビクンッ

今日初めての絶頂。だが三人は手を止めるどころか、余韻に浸る余裕も与えないまま咲に新たな快感を送り込む。

咲「いやだあ!イってますっイってますってばあ!」ギュッ

無意識に竜華の頭に手を置く。もう止めて欲しいという意味だったのだが……

竜華(咲……こんなにウチを求めてくれるなんてっ)チュパチュパ

咲「お願い!お願いですからあ」ギュッギュッ

竜華(ええで、最高に気持ち良くしたる!)チュパチュパジュルゥゥゥゥ!チュー!

咲「あっ……ああ……」ピクピク

爽「……」ヌプヌプ

揺杏「……」ジュルゥゥゥゥ

咲「んぁぁぁぁぁ!」ビクンッ

もう叫ぶ気力も無いのか、咲の口から悲鳴が消えた。

揺杏(ありゃ……仕方ない、脇でも擽ってみるか)コショコショ

咲「ひゃぁぁぁああ!?」

揺杏「この反応……咲はくすぐりが弱いんか?」

咲「や、やめひぇ……」

竜華「そうなんか、咲?」チュパチュパ

揺杏「間違いないんじゃね?とにかくくすぐれば……」ゴリゴリ

竜華「なるほど……」ゴリゴリ

咲「ひっひゃぁぁぁああ!?やめ――くしゅぐった――」

もう抵抗する力も残されてない咲は、身体を這い回る手の感触に耐える他無い。必死に恋人の名前を叫びながら、止めるようお願いする。

爽(ふーん……くすぐりに弱いのか)グイッ

もはや邪魔でしかない下着を剥ぎ取り、顔をスカートの中に突っ込む。股の間に、熱い息が降りかかる。

咲「ま、待って……」

爽「はむっ」

咲「あっ……あっ……」

咲の中に爽の舌が抉り入る。ぴっちり閉じられた穴を押し開き、生暖かい舌が肉壁を這い回る。

爽「……」レロレロ

咲「あんっ……んひゃあ!」ビクンッ

空いた手が咲の脇腹を揉む。逃げ場などもはや無い、完全に積みだった。

爽「……」レロレロモミモミ

竜華「……」ジュルジュルゴリゴリ

揺杏「……」チュパチュパゴリゴリ

咲「ふぁぁああああああ!?」ビクンッ

今日、何度目の絶頂か。数える暇もなく、新たな絶頂が訪れる。

咲「も、もうだめ……」

呂律もろくに回らないまま、快楽に翻弄される。と、そのとき。

咲(あ、あれは……)


非常用スイッチ(絶対に押さないで下さい)



咲「た、助けて……」ポチッ



ゴゴゴ……




竜華「な、なんや……ソファーが……」

ソファー

↓ウィーン

ベッド


咲「」

揺杏「げっ……ペニバンも備え付けてあるとか……マジきめえ」ウキウキ

爽「二つあるから……ジャンケンで誰か一人抜けるか?」

竜華「あ、最後に正常位でヤらせてくれるならウチは後でいいで」

揺杏「んじゃ、遠慮無く……」

逃げようとしていた咲を抱きしめ、ベッドの上に転がす。「じゃあ、私は後ろから」と爽が咲の背後に回る。

爽「出来るだけ痛くしないから、大人しくしてて」ガシッ

咲「いや……腰掴まないで」カタカタ

入り口に先っぽを当てて咲の反応を楽しむ。そして、一気に挿入した。

咲「あ……ああ……」ポロポロ

揺杏「咲、安心しな。優しくしてやるから」ズン

咲「つぅ……」

爽を下敷きにするように倒れ込む三人。そして、同時に動き出した。

爽「……」ズンズン

揺杏「……」パンパン

咲「お願いっお願いですからゆっくりぃ!ゆっくりにしてえ!」ビクンッビクンッ

揺杏の口が咲の胸に吸い着く。

咲「んああっ」

揺杏「はっ、はっ」チュパチュパパンパン

爽「……」ゴリゴリズンズン

咲「脇はだめえ!」ビクンッビクンッ

二人に突かれた咲の身体は簡単に昇天する。が、その度に上と下が入れ替わる。

爽「……」パンパン

揺杏「……」ズンズン

咲「もうだめ……」

咲が二人から解放されたのは、深夜3時のことだった。

爽「」スヤスヤ

揺杏「」スヤスヤ

咲「」ピクピク

竜華「……」ガシッ

咲「」フルフル

竜華「夜はまだこれからやで?」

今日は一応ここまで。

竜華は次回の竜咲オンリーで完全に被るので、キンクリ。完全にやりすぎたような気がしないでも無いけど、反省はしてません。

クリスマス……


竜華「……はあ、今年も後幾日や」

時計「23:58」

竜華(早いもんやったな……)

咲「Zzzz…」

竜華(色々あったな……咲を襲ったり、咲を襲ったり……そして、咲が襲われたり)

咲「んっ……」

竜華「メリークリスマスや、咲」チュッ

時計「24:00」ジリジリジリジリ!

竜華「あ、なんで目覚ましが鳴るんや!」チボッ

竜華(せっかくの咲の寝顔が……)

咲「ふへ……」

竜華「あ、咲……か、堪忍や。急に目覚ましがなってしまって……」

咲「いえ……私がかけたものですから気にしないで下さい」
竜華「へ?なんでそんなこと……」ハッ

カレンダー「24日」

咲「竜華さん。今からデートしませんか?」

…………
………

竜華(静かな夜は、目に映る物全てが輝いて見えた。街の光も、店から漏れる灯りも、隣で寒そうにうちの手を握る咲も)

咲「くしゅんっ」

竜華(くしゃみする咲も可愛いな……頬を真っ赤にして……)

咲「なれないことはするものじゃないですね」ギュッ

竜華「なんや、寒いのか?」ギュッ

咲「……いえ、暖かいです」ニコッ

竜華「!?」ドキッ

竜華「に、にしても周りはカップルだらけやな」アセアセ

咲「ごめんなさい……どうしても竜華さんと一緒に歩きたくて」トコトコ

竜華「いや、うちも楽しいからええで」

竜華「あ、そっちは水溜まりがあるから気をつけや」ダキッ

咲「わっ。あ、ありがとうございます///」

竜華(咲の匂い……)ポー

咲「あ、着きましたよ。広間のモミの木……綺麗ですね」

竜華「本当やな。綺麗に電球で彩られて……ん?あれは?」

咲「毎年恒例のイベントですよ。話題のアイドルがクリスマスにここで歌って……」

由貴子「Oh,Christmas Tree.Oh,Christmas Tree……」

ちゃちゃのん「あい゛らぶゅーふぉえぶぉー」

由貴子「……」

咲「……」

竜華「……」

カップルs「……」

ちゃちゃのん「おう゛ぐりすとぅめす……」

竜華「あ、あっちの店はまだ開いとるで」

咲「本当だ……ちょっと覗いてみましょうか。でもその前に――」チュッ

竜華「!?」

咲「せっかくですから」ニコッ

竜華「もう……咲は甘えん坊やな」テレテレ

カップルs「ヒューヒュー!」

ちゃちゃのん(盛り上がっとる……ちゃちゃのんの歌で皆が盛り上がっとる!)

ちゃちゃのん「おう゛ぐりすとぅめすとりー」

カップルs「……」シーン…

…………
………

ガランッ

菫「い、いらっしゃいませ……」

宥「菫ちゃん、もっと表情は軟らかくして」

菫「す、すまない……」

竜華「まだ、開いてる?」

宥「今日は24時間営業ですよ」

咲「このお店、凄い暖かい……というか暑い……」

咲(光熱費とか大丈夫なの?)

竜華「ここは宝石店か……」

竜華(なにか咲にプレゼントしよう――)

値段「50万円から也」

竜華(はいアウト)つ財布

咲「あ、これペアルックの……すいません、これ下さい」

竜華「咲!?」

宥「はい、ありがとうございます。お支払い方法は?」

咲「小切手でいいですか?」


宥「大丈夫だよ」

竜華「さ、咲!大丈夫なんか、そんな買い物して!」アセアセ

竜華(0がひーふーみー……あかん、松屋何回分なんや)

咲「大丈夫ですよ。これでも大会の優勝賞金が五回分は貯まってますから」カキカキ

咲「はい」つ小切手

菫「確かに。ではこちらを……」ジャラッ

咲「んっ……はい、竜華さん」スッ

竜華「あ、ありがとうな」

菫「二人とも、よく似合っているぞ」

宥「菫ちゃん、口調!」

菫「あああああ!しまったあああぁぁぁ」

宥「もう……今度からは気をつけなきゃ駄目だよ」

竜華(……このポンコツは放っておくとして)

咲「えっと……アクセサリー付けるのは初めてなんですけど……似合ってませんか?」

竜華(蒼い宝石が咲の白い肌の上で輝いとる……綺麗や)

竜華「似合うとるで」ナデナデ

咲「ふふっ。竜華さんも似合ってますよ」

竜華「あ、もう雪が降っとる」

咲「本当ですね。さっきまではそうでも無かったのに」

由貴子「This is my December……」

明華「A snow covered my home」

ちゃちゃのん「降ろされるとか……そんなん考慮しとらんよ……」

竜華「……」

竜華「これからどうする?食事にでも行くか?」

咲「そうですね……もう少し歩きたかったですけどそうしましょうか」

竜華「よっしゃ。なら近所に美味しいラーメン屋が有るんやけど……」

咲「……そうですね。じゃあ行きましょうか」

竜華「凄く美味しいから咲も気に入ると思うで」

咲「はい」ニコッ

咲(こっちは無駄になっちゃったかな)

チケット「龍門渕ホテル」



…………
………

バタン

竜華「おっちゃん。ラーメン二つ」

おっちゃん「へい、毎度」

咲「こんな所にラーメン屋さんが有ったなんて……」

竜華「知る人ぞ知る、や。速いし、美味いで」

おっちゃん「へい、お待ち」

咲「わっ、本当に早い」

竜華「味も折り紙付きやで。さ、食べよいか……」

竜華(て、よう考えたらクリスマスにラーメンって……)ズルズル

竜華(完全に失敗したー!)ガーン

咲「……」チュルチュル

竜華「……」ドキドキ

咲「あ、美味しい……麺にコシがあって、スープも濃厚……」

竜華「せ、せやろ?麺に絡みつくこのスープ、辛過ぎず脂濃過ぎず、しかし味わい深い……」

おっちゃん「ほい、煮卵サービス」

竜華(そして褒めるとサービスが必ず出る)

咲「~♪」

おっちゃん(今回だけだぞ。クリスマスに彼女をこんな店に連れてくるんじゃねえ)ヒソヒソ

竜華(おおきにな)ヒソヒソ

竜華(まあ、咲も喜んでるみたいやし、よしとしておこうか)ズルズル

竜華「にしても今日のは不意打ちやったな……」

咲「そうですか?」

竜華「なんか咲はクリスマスでも家でのんびりする方が好きやと思ってたからな」

咲「私だって偶にはこういう日も有りますよ。はい、あーん」つ煮卵

竜華「そっか……なあ、咲」アーン

咲「はい?きゃっ」

竜華「……寒くないか?」ギュッ

咲「甘えん坊さんはどっちですか……もう」ギュッ

竜華(咲の匂い……咲の温もり……一年前は手に入るとは夢にも思わなかった……)

竜華「大好きやで、咲」

咲「んっ……」

竜華「ごちそうさま」

咲「美味しかったです」

おっちゃん「毎度」
竜華「サービスも美味しかったで。また来るから」ヒラヒラ


ガランッ


おっちゃん「……サービス、ねえ」ベリッ

豊音「後は頑張るんだよ~」つリザベーション48

今日はここまで。思いついたのがクリスマスネタだったのと、最後くらいは綺麗に締めたかったので随分と時間がかかりました……

アパート

竜華「おかしい……さっきから身体が熱い……ラーメンのせいやろうか?」ハァハァ

咲「あ、竜華さん。お風呂入りましたよ」

竜華「そ、そうか……先に入りや」ハァハァ

咲「え……」

竜華「ど、どうしたんや?」

咲「一緒に入ってくれないんですか?」シュン

竜華「!?」ドキッ

竜華(あ、アカン!今咲の裸見たら間違いなく襲う!)

竜華「ちょっと今日は一人で入りたい気分なんや……」

咲「どうしても……ですか?」ウワメヅカイ

竜華「……先に入っといてや。後から行く」

風呂場

竜華「さ、咲……入るよ?」

咲「はい、どうぞ」

竜華(咲の裸や……白い……綺麗な……)ゴクリ

咲「あ、背中流します」ジャポン

竜華「っ……」ドキン

咲「えっと……まずは」つシャワー

竜華「ほあ……」ホックリ

竜華(流石に外は寒かったから、お湯が気持ちいいわ……)

咲「よいしょ」ゴシゴシ

竜華「はふぅ……いい感じやで」

咲「ふふ……良かったです」ゴシゴシ

竜華「なあ、今日の咲はいつもより優しいな」

咲「そうですか?」

竜華「あいや、別に普段が優しくないって言ってるわけやないで。ただ、普段はこんな風に甘えてくれることなんてないから」

咲「そうかもですね……あ、ちょっと腕どけて下さい」ズイッ

竜華「へ、ひゃあっ」

竜華「さ、咲……そんな所まで洗わなくてええから……!」

咲「ダメですよ。ちゃんと前も洗わないと」サワサワ

竜華「んんー!」

咲「どうしました?」

竜華「な、なんでも無い……」プルプル

竜華(な訳あるかー!咲に体中をまさぐられてるんやで!?興奮するなって言う方が無理や!)

咲「竜華さん……」チュッ

竜華「ひゃあっ!く、首は止めてや……」

咲「ふふっごめんなさい。さ、一緒に入りましょう」ダバー

竜華「せ、せやな……」


よいしょ


竜華「相変わらずこの風呂は小さいな……」

咲「そうですね。二人で入ったらいっぱいいっぱいですね」ギュッ

竜華(まあ、小さくないと咲がこんな風に抱きついて来ることもなかったか)ギュッ

咲「竜華さん……」ンッ

竜華「んっ……」チュッ

竜華(ああ……咲の舌が絡みつく……美味しい)チュー

咲「んっ」ギュッ

竜華「ぷはっ――なあ、咲。これは誘っとるってことでいいんやな?」ガシッ

咲「まあ、誘ってないって言ったら嘘になりますけど」

竜華「な、なら」グイッ

咲「暫くはお預けです」ニコッ

竜華「お……預け?」

咲「はい、ベッドの上までは」ギュッ

竜華「ひゃあっ」

咲「それまでは、私に付き合って下さい」チュッ

竜華「ひゃっ」ビクンッ

咲「んっ……」ペロペロ

竜華「やっ……胸舐めんといて……」ハァハァ

咲「嫌です」ペロペロチュー

竜華「ああん!」

竜華(なんとか抜け出さな……って動けん!?)

竜華(湯船が狭すぎる上に咲がウチを押さえ込んでる!)

咲「竜華、下も弄ってあげますね」クチュクチュ

竜華「ま、待って!今ヤられたら――」

竜華(イってまう!)

咲「竜華さんの胸……おっきい……」クチュクチュパンパン

竜華(あ、アカン……もう――)

咲「……」スッ

竜華「へ?」

咲「イかせませんよ」ニッコリ

竜華「な、なんで……」

咲「言ったじゃないですか。ベッドの上に行くまではお預けだって」

竜華「あ、あ……」

咲「えいっ」クチュクチュ

竜華「んんっ」ピクビク

咲「はい、口開けて下さい」ニッコリ

竜華「あ、んひゃあっ」

咲「んっ……」チュッ

竜華(咲に口の中を掻き回されてる……気持ちいい……)

咲「……」スッ

竜華「あ……」シュン

咲「……」チュパチュパ

竜華「あぐっ……もうアカン!お願いやからイかせてや!」ハァハァ

咲「まだまだ♪」クチュクチュ

竜華「んひゃああっ!?」

一時間後

竜華「……」グッタリ

咲「はあ」スッキリ

咲「偶にはこういう日が有ってもいいですよね」

竜華「……」ピクピク

咲「さてと、とりあえず竜華さんをお風呂から上げないと風引いちゃう」つ竜華

竜華「……」ガシッ

咲「……へ?」

竜華「……」つ咲

咲「……」ダラダラ

竜華「……覚悟は出来てるんやろうな?」

咲「……せめてお布団の上でして下さい」

竜華「……」ポイッ

咲「きゃあっ」バタン

ベッドの上に放り投げられた咲。その上に竜華が跨がり、手際良く咲の手首とベッドのヘッド繋いだ。

竜華「咲……脇がまる見えやで」ゴリゴリ

咲「ひゃっ、だ、らめえっくしゅぐったい!くしゅぐったいです!」

竜華「ちょっと黙ってや。本気で歯止めが効かんくなる……」チュッ

キスで咲の口を塞ぎながら、脇の、咲が一番弱いところ指でほじるようにかき回す。

竜華の指先が窪みに引っかかり、10本の爪が毛も生えていない真っ白な脇に突き立てられ無秩序に暴れた。

咲「ふっ――んん――」ジタバタ

叫びたくても竜華の舌が口の中を掻き回す。動きたくても、竜華の身体が咲を押し倒す。

逃げるように身体を捩ると、竜華の口が首筋に降りてきた。

咲「はっ……ひゃいっ!?んっ……くうっ」

竜華「咲……咲……」チュー

咲の首筋にキスマークが幾つもつけられる。逃げようともがく度に、竜華の前に更に柔肌が現れ、また吸い着かれる。

咲「はぁ、はぁ、んあっ」

竜華「風呂場でのお返しや……」チュパチュパ

咲「やだ……胸吸わな――ひゃんっ!?ひゃっ脇は止めっ」ビクンッ

胸を痛いほどに座れ、呼吸が出来なくなる程に竜華がくすぐる。竜華の舌が、咲の胸を大きく舐めあげた。

咲「ひゃあんっ」ピクピク

咲「あ……あ……」

竜華「はあはあ……はむっ」

咲「んああっ」ギュッ

キュッと咲の目が閉じられ、腰が浮くほどの衝撃が背中を伝った。弓なりに曲がる咲の身体。

それを竜華は無理矢理に押さえつけてキスをした。

咲「んっ」

竜華「咲……ウチ、もう……」

ベッドの下に隠してあったペニスバンドを取り出し、慣れた手つきで身につける。

咲「あ……」

竜華「誘ったのは咲やからな……」

咲「はい……好きにしていいですよ」ニコッ

竜華「っ」ドキン

ゆっくりと、咲に先端を挿入する。太いペニバンが咲の中に沈んでいく、そのたびに咲の口から熱い吐息と混ざって喘ぐ声が漏れた。

竜華「んっ」ズッ

咲の腰を掴みながら、慎重に挿入する竜華。コンと、最奥部まで来たとき、咲がキスをせがんだ。

咲「りゅ、竜華しゃん……キスを……」

竜華「んっ」チュッ

身体を咲の上に倒し、顔にかかってしまった髪を掻き分ける。

手が、咲の胸に回ると同時に竜華の腰が動き始めた。

咲「んっはふんっんあっ」

咲(好きです、竜華さん……誰よりも、何をされても)ギシギシ

竜華の動くスピードが上がり、咲の声も大きくなる。ギュッと、咲の胸を滅茶苦茶にする手が先端に絡みついた。

咲「ひゅっ、んぁぁぁあああああ!」

信じられないほどの絶頂が咲を襲った。ぐったりと咲の上に倒れる竜華。暫くは動けないのか、手つきもゆったりしたものに変わる。

竜華「はあ……気持ちよかったで、咲」

咲「はい……んっ」ビクンッ

竜華「咲は本当に可愛いな……」

咲「竜華さんも本当に綺麗ですよ。綺麗で優しくて……私がそばにいることが不安になるくらいで……」

竜華「……咲」

咲「なんですか?」

竜華「結婚しよう」

咲「このタイミングでプロポーズですか?」

竜華「あ、なんやその目!」

咲「いえ、とっても竜華さんらしいなって」

竜華「そうや、ウチはウチや……付いててきてくれるか?まだ指輪は用意出来てへんけど」

咲「そんなの後でいいですよ……嬉しかったです」







竜華「さ、もう一回戦行こうか。眠くなるまで」







カン!

クリスマスプレゼントになりました?なったなら幸いです。

竜華編はこれで終了ですが、次のスレでも登場する機会はあるので堪忍してつかぁさい……

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