美城常務「夕飯なんだが」 (46)
常務の本名ってなんなんだよぉおおおお
常務★★☆☆☆デレ
前回までのお話
美城常務「車を買ったんだが」
美城常務「車を買ったんだが」 - SSまとめ速報
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美城常務「報告ご苦労」
P「いえいえ」
美城「君がプロデューサー間の調整をしてくれて助かる」
P「自分は専属アイドルいませんし」
美城「そういう役回りの人間も必要だ」
美城「ところで」
P「なんですか常務」
美城「……」
P「えぇと、美城…さん」
美城「今度の土曜だが、夜時間は空いているか?」
P「えぇ、どうしました?」
美城「こないだの約束だ、一緒に夕飯はどうだ」
P「構いませんよ?」
美城「わかった、追って連絡する」
P(に、しても常務の行きつけのお店か)
P(高い店なのか?庶民的な店なのか?)
ピロリン!ユーガットメール!
P「ん?」
『例の件だが、その前に仕事が入った』
P(まぁ、あの人も忙しいからな)
『そのため、土曜日は時間が遅くなる』
P(こりゃ延期かな?)
『そこで、君さえ良ければ私の家で夕飯にしないか?』
P(え?)
千川ちひろ「あら?プロデューサーさんどうかしたんですか?」
P「えーっとですね…」
ちひろ「あ、また常務からメールですね」
P「そんなとこです」
ちひろ「Pさんも大変ですね、常務からの仕事の依頼も多いですし」
P「まぁ…」
土曜日
『私だ、美城だ』
P「お疲れ様です Pです」
『そろそろつく頃か?』
P「はい、マンションが見えてきました」
『そうか、オートロックだから入り口でインターホンを鳴らすように』
P「わかりました」
ピンポーン
P(高級って訳じゃないけど一人暮らしには高そうなマンションだなぁ)
『君か、今開ける そのまま部屋まで上がってくるように』
P「わかりました」
ガチャン
美城「来たか、上がってくれ」
P「あ、はい」
美城「どうかしたか?」
P「いえ、なんでもないです」
P(常務のエプロン姿とは…)
P「料理中でしたか?なにか手伝いましょうか?」
美城「君はリビングでくつろいでいてくれ すぐに終わる」
P「わかりました、失礼します」
美城「待たせたな、出来上がりだ」
P「はっはいっ」
美城「どうしたんだ?まぁ席について」
P「わかりました」
あ、やべ途中が抜けた
>>17と>>18の間にこれを
グツグツ…
P(常務の料理姿…)
P(うーむ…あまり想像できなかった)
P(に、しても常務の自宅か)
P(散らかってないのは予想通りだけど、何もモノがないってわけでもないのか…)
美城「それじゃあ食べようじゃないか」
P「そうですね、頂きます」
美城「頂きます」
P(パスタとサラダ、スープはミネストローネか)
美城「時間が無くて簡単で申し訳ないな」
P「いいえ、そんなことないですよ 普段から料理は?」
美城「もちろん」
美城「向こうにいた時から自分で料理はしていた 向こうの食事は私に合わなくてな」
P「そうなんですか」
美城「自分で作れば味付けもそうだが、栄養分も調整できる」
P「そうですね」
美城「君はどうなんだ?」
P「自分は時間があれば…でも最近は仕事が忙しくてコンビニ弁当ですね…」
美城「申し訳ない」
P「いえいえ、美城さんが謝ることじゃないですって」
美城「ところで、アルコールは大丈夫か?」
P「えぇ、それなりには」
美城「ビールしか無くて申し訳ないが」
P「頂きます」
>>14
冒頭で専属のアイドルいないって言ってるし大丈夫だから…(震え声)
プシュ!
美城「ところで、仕事の方はどうなんだ?」
P「え?仕事ですか」
美城「週報は貰っているが、直接話を聞いたことはないと思ってだな」ゴクゴク
P「えぇとですね」
P「今週は川島さんのとこのプロデューサー達と、年末のライブについて打ち合わせしましたね」
美城「去年もやってた年上組のライブだな」
P「えぇ、ライブ演出について希望案があったのでそれをまとめて参加Pに配信しました」
美城「君の意見は?」
P「もちろん載せましたよ 去年も自分が担当してたんで」
美城「具体的には?」
P「今年はライブメンバーで新曲を出そうかと CD化するかは検討中ですけど」
美城「なるほど たしか去年はライブでカバーもやってたはずだが」
P「よくご存知で そこら編の選曲はアイドル達に任せてます お客の対象が同じ年代なのでちょうど合うかと」
美城「彼女たちのプロデューサーとの折衝は大丈夫か?」
P「えぇ、去年のライブのおかけでどういうコンセプトのものかはわかってもらってますし 今年から
参加するメンバー達とはこれから説明しますが」
美城「そうか、それ以外は?」
P「あとは年末のライブに向けた話しがぼちぼちと何件か」
美城「君には折衝役ばかり任せてすまないな 本来は上の仕事のはずなんだが」
P「いえ、みんな協力してくれてるので助かりますよ 特に去年の年上組のライブの成功もありましたし」
美城「そうか、引き続き頼む」
P「わかりました」
美城「ところで、君は今の仕事で不満はないか?」
P「どういう事ですか?」
美城「うちは基本的にはアイドルにマンツーマンでプロデューサーを付けるが、君はその例外なわけだ」
P「他のプロデューサーみたいに専属でやりたいとは思わないか、ということですか」
美城「そういうことだ」
P「まぁ、最初は思いましたけどね」
美城「今はどうなんだ」
P「好きですよ、今の仕事 それぞれのプロデューサーがどういう目標でプロデュースしてるのか分かりますし、合同ライブとかの大きい仕事もやりがいありますから」
美城「そうかそれは良かった」
美城「さて、仕事の話はここまでにして続きを飲もうか」
P「えぇ」
………
……
…
美城「帰りは大丈夫か?」
P「えぇ、そんなに飲んでませんし、どっかでタクシー拾ってきますよ」
美城「遅くまですまなかったな」
P「いいえ、美城さんと話しできたんで良かったです」
美城「そのだな…また誘ってもいいか」
P「えぇ、もちろん 美城さんさえ良ければ」
美城「それでは気をつけて帰るように」
P「お邪魔しました おやすみなさい」
バタン…
美城「……」
美城「まったく…いい年をして私と来たら…」
美城「家に呼んだのが不審に思われなくて済んだが」
カツカツ…
P「……」
P「美城…さんの素の姿…か」
後日
美城「……わかった…それなら仕方がない……」
美城「…向こうからは高垣指名の仕事だったんだが…」
美城「…先方には君からお詫びとお断りをするように……以上だ」
ガチャン
ちひろ(なんでピリピリしてるんですか常務は)チヒチヒ
P(わ…わかりませんですって)ヒソヒソ
美城(温泉の招待券が1ペア分…)
美城(まったく高垣ときたら…)
美城(この券、どうしたら良いものか…)
と、言う訳でおわりんです
>>25でも言ってくれてますが、専属Pじゃないので防刃ベストを着なくても良いはず…
今回はPの仕事の話中心になってしまいましたが、個人的にはエプロン常務を書けたのでノルマクリアってことで
と、言う訳でおわりんです
Pの仕事の話ばかりでしたが、エプロン常務を書けたのでノルマクリア
もっと早く常務をデレさせたいけど、バランスが難しい
それでは
このSSまとめへのコメント
告白はやっぱりポエムバトルになるんですかね
続きも期待してます