美城常務「車を買ったんだが」 (44)
※本編未視聴&二次からのキャラづくり&BBA可愛い
モバマスお姉様勢(?)SS
特に関係のない過去作
篠原礼「ラストダンスは私に」
篠原礼「ラストダンスは私に」 - SSまとめ速報
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P「はぁ…」
美城「なんだねその気の抜けた返事は」
P「呼び出されて何かと思ったらそんな話ですか」
美城「そうだが?」
美城「まぁ、それはいい ところで今度の日曜日は空いているか?」
P「空いてますけど?なんの用事ですか?」
美城「仕事の話だ 落ち着いて話をしたいと思ってな ダメか?」
P「いえ、構いませんが」
美城「それなら日曜日、君の家に迎えに行こう」
日曜日
………
……
…
P「ってよく考えたらなんでうちに来るんだ?」
P「余りにも意外すぎてすっかり忘れてたけどさ」
P「一応部屋も綺麗にしたしスーツ着たし…ってなんでこんなことやってるんだ」
prrr……
P「はいもしもしPです」
『私だ』
P「おはようございます」
『君の家の前についた 降りて来い』
P「わかりました、今すぐ」
『それと、まさかスーツを着てるわけじゃないな?』
P「え?えぇと…」
『今日は休みなのだからスーツでなくても構わない 待ってるから着替えてくるように』
P「あーわかりました」
P「えぇと、下にいるって言ったけど…」
美城「おはよう ここだ」
P「お、おはようございます」
美城「そんなに固くならなくてもいい こっちだ」
P「って…これ常務の車ですか?」
美城「あぁ、そうだが」
ブーン
P(やべぇよ何話したらいいんだよ)
美城「黙ってどうしたの?」
P「え…えぇと」
美城「別に今日は休日なんだからそんなに畏まらなくてもいい」
武PじゃなくてモバPなのね
これは珍しい
P「あーはい…この車ってこの間話してた新しく買った車ですか?」
美城「あぁ、そうだ」
P「車は結構乗られるんですか?」
美城「アメリカにいた頃はな」
P「たしかに無いと不便そうですよね」
>>9
この後ちょろっと出てきますが、このP≠武Pです
美城「君は車は?」
P「持ってますけど最近は忙しくて 社有車の方が運転してますね」
美城「じゃあ今度は君の車に乗せてもらおうか」
P「えぇと…あはは…」
P「この車、こう言ってはなんですけど、常務ならもっと高い車買うようなイメージがあったんですけど、そうじゃないですね」
美城「高級車は好きじゃない そんなものを見せびらかすぐらいなら仕事のスキルを見せた方がいい」
P「おっしゃる通りで」
P「ところで仕事の話って言ってましたけど」
美城「今日は休日だ、仕事の話は無しだ」
P「え?あ、はい」
美城「それとも仕事って言わなければ来なかったか?」
P「えぇと…」
美城「嘘だ そうでも言わなければ君が来ないと思ったから私がそう言っただけ」
美城「君が普段どんな事を考えてるか教えて欲しくて、それで呼び出した」
P「そうですか、それにしてもなんで自分が?」
美城「事務所で私に話しかけてくるのは君ぐらいだからだ」
P「まぁ…そうですね」
P「ところでどこへ行くんですか?」
美城「特には決めてないが」
P「普段の常務からしては意外ですね」
美城「休みの日ぐらい自由に過ごしたいんだが」
ブォーン
P「ドライブとかするんですか?」
美城「車の中なら一人で居れるからな」
P「なるほど」
美城「君はどうなんだ」
P「自分も時間があればたまには、運転すんのは好きなんです」
美城「そういえば、うちのプロダクションにも車好きで売ってるのがいるな」
P「あぁ、原田さんのとこですね、知ってるんですか?」
美城「仕事の一環で一通り見せてもらった」
P「全部見たんですか」
美城「あぁ、私の目指すアイドル像とは違うが、ああいうのも無しではない」
P「常務もそういう見方するんですね」
美城「意外か?」
P「正直、常務は自分の主義を押し通すと思っていたので」
美城「それは心外だな、私の普段言っている目指すアイドル像はあくまでトップアイドルとしてのアイドル像だ」
美城「世の中には様々な嗜好がある それに合致するアイドルにも当然需要はある」
P「なるほど」
美城「だか、安直にトップアイドルを目標に掲げるプロデューサーが多すぎる」
P「まぁ、そうですね」
美城「仕事のスピードにしても、段取りにしても、トップアイドルを育てるためには普通と違う手法を知る必要がある」
美城「もちろん本人達の適性もある それを考えずにただ単純にトップアイドルを目標に掲げるのはアイドル自身も不幸にする そういう事だ」
P「難しい話ですね」
美城「たしかにそうだな 私にだって100%の正解はわからない」
P「常務がそんなこと言うなんて意外ですね」
美城「私の事を完璧な人間だと思っているのか?」
P「そんなことはないですよ」
美城「そういえば君は昼食は食べたのか?」
P「いえ、まだですが」
美城「それならちょうどいい時間だしどこかに入ろう」
P「そうですね」
美城「ちょうどファミレスがあるな、あそこに入ろう」カッチカッチ
P「ファミレスとかも行くんですか?」
美城「当たり前だ 君は私のことをどう思ってるんだ?」
P「いや、その」
美城「まぁ、私の普段の生活なんて誰にも話さんからな」
ブーン
P「海沿いを走るのも気持ちいいですね」
美城「そうだな よく来る場所だ」
P「そうなんですか」
美城「もっとも最近は忙しくてなかなか来れないがな」
ザザーン
美城「風が気持ちいいな」
P「そうですね ところで」
美城「なんだ」
P「なんで今日は仕事の話だ、なんて言って自分を読んだんですか?」
美城「ダメだったか?」
P「いえ、そんなことはないです むしろ普段知らない常務の話を聞けたんで」
美城「今の職場ではなかなかこういう話をできる人もいなくてな」
P「それで自分を呼んだと?」
美城「そういうことだ、済まなかった」
P「いえ、また是非呼んでいただければ」
美城「そうか」
美城「それと、さっきも言ったがあまり畏まった話し方をしないでくれ」
P「常務だってそうじゃないですか」
美城「私のは……こういうしゃべり方なんだ」
P「そうですか?」
美城「あと、ここは職場ではないのだから、役職名で呼ぶのは止してくれないか?」
P「あー…はい、えっと?」
美城「君の好きなように呼ぶといい」
P「それじゃあ…美城…さん…でいいですか?」
P「君の好きなようにすればいいといったんだ、P君」
美城「それでは帰ろうか」
P「そうですね」
美城「ところで君は来週の休みは?」
P「いえ、特に予定は」
美城「それなら私の行きつけの店があるのだが」
P「ご一緒します」
後日
千川ちひろ「あら?CPのところのプロデューサーさんに続いて呼び出しですか?」
P「まぁ、そんなとこです」
ちひろ「そっちも大変なんですね」
P「まぁ、美城n…」
美城「私がどうかしたか?」
P「あ!いいえ、常務」
ちひろ「?」
カツカツ…
美城「全く君と来たら」
P「すみません…」
美城「別に怒ってはいない、ただ人前でその呼び方は気をつけるように」
P「はい…」
P「ところで今日はなんの話を?」
美城「今度の休日の話なんだが…」
と、言う訳でおわりんです
個人的に美城常務のビジュアルにぐっと来たのでずっと書きたいと思っていたのですが
また常務デレの加減が足りませんね
続きで徐々にデレさせたいです
関係ないけど、原田のだーちゃんならガラスの靴履いたシンデレラガールより、スリックタイヤを履いたチャンピオンカーのドライバーの方がやっぱり向いてる気がします
本人もその方が幸せなような気もしたりしなかったり?
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