幼女「お茶くださいな」4 (113)

 
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  幼女「お茶くださいな」3 - SSまとめ速報
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  幼女「お茶くださいな」 - SS-Wiki
  
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まだまだ続くよ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440984005

 
前回までのあらすじ

 震災と原発事故により避難した先は日本海側の観光都市。
 舞・のぞみ・六条のトライアングルに、
 のぞみの母つぐみ・姉みずきが加わって、
 新天地での生活が始まる。

  
前スレ幼女「お茶くださいな」3 - SSまとめ速報
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の続き



 今日は買い物

男「今日はこまごまとした物から大きな物まで色々買うわけだが」

男「事前に、俺と舞だけでちょっと作戦会議をしておこうと思う」

幼女「作戦? なんです?」

男「今日の買い物では、お金では買えないものも買う」

幼女「ほう?」

男「えー、つまり、お母さんとお姉ちゃんの信頼をゲットしたい」

幼女「信頼」

男「ま、お母さんについては昨日かなりゲットできたはずだ」

男「住まい、仕事、身分。それなりのものを受け取ってもらえたと思う」

幼女「あとはおねーちゃん?」

男「お姉ちゃんと俺は、ついこのあいだ初めてお互いの顔を知ったばかりで、初対面に近い」

幼女「そういえばそうです」

男「お姉ちゃんが一番喜ぶのってどんなことかなーと考えてみたけど、さっぱりわからん」

幼女「えー、舞もわかんないですよ?」

男「だからとりあえず今日のお買い物で、何でも買ってあげるよ作戦を試してみようと思う」

幼女「舞は何をすればいいですか?」

男「別に何もしなくていいよ」

幼女「えー。作戦会議なのにー」

男「先にこうして会議したのは、もし仮に舞に何にも言わずおねーちゃんにポンポコ何でも買ってあげたら、、」

男「そばで見てる舞やのぞみちゃんが、お姉ちゃんばっかり贔屓して!って思っちゃうじゃん?」

幼女「あー」

男「だから先に打ち合わせしといたほうがいいかなと思ってな」

幼女「舞たちは、今日は欲しい物はガマン?」

男「まさか。舞にものぞみちゃんにも何だって買ってあげるよ」

幼女「ほんとっ?」

男「無駄なもんはダメだぞ?」

幼女「わかってるのですー」

 
幼女「というわけでのぞみちゃん、今日はおにいちゃんがおねーちゃんをローラクするのです」

友幼女「私たちはおとなしくしてればいいのね?」

幼女「舞たちも欲しいものがあったら買っていいって」

のぞみ母「おーい! チビッコたち行くよー!」

幼女・友幼女「はーい」



 車中

のぞみ母「まずどこ行けばいい?」

男「市役所の近くに大きなショッピングモールがあるのわかる?」

のぞみ母「昨日通ったとこね」

男「あそこは家電から生活雑貨までだいたい何でも揃うから」

のぞみ母「おっけー。って言ってるあいだにもう着いちゃった」

姉幼女「近。車で来る必要なくない?」

男「帰りは自転車で帰る?」

姉幼女「え、自転車なんてないじゃん?」

男「今日ここで買うのさ。じゃあまず自転車から選ぶか」

 
 自転車コーナー

幼女「舞はチョコレート色のこれがいー」 くまさんカラー

友幼女「のぞみはピンクと黒のこれー」

男「同じ型の色違いか。ジュニアバイシクル、3段ギア付き。ほぉ、変速機つきでこの値段なのか」

幼女「安いのですか?」

男「チャリの値段に詳しいわけじゃないが、これはお買い得じゃないか?」

友幼女「じゃーきまり。これにしよう」

幼女「おねーちゃんは?」

姉幼女「えーと、僕はあっちにある、あの青いのがいいかなー、なんて…」

幼女「なんか歯切れが悪いですね。どれなのです?」

姉幼女「これ…」

男「お、マウンテンバイクか」

友幼女「り゙ゃ!」

幼女「ま゙っ!」

友幼女「高~」

幼女「舞たちの3倍なのです」

姉幼女「うう…」

のぞみ母(つぐみも自転車買ってもらっちゃおうかなー どうしよっかなー) ウロウロ ウロウロ


 
男「かっこいーね。6段変速。大人用だけど大きさもちょうど良さそうだ。またがってみ」

姉幼女「んしょっと」

男「ちゃんと足ついてるね。後輪の泥除けも最初から付いてる。これでいい? きまり?」

姉幼女「いいの? これ買ってもいいの?」

男「もちろん」

姉幼女「でも値段が…」

男「気にしなくていいよ」

姉幼女「3倍だよ?」

男「舞たちのがなぜかやたら安いんだよ」 子供用だからか?

姉幼女「でも」

男「これ気に入ったんだろ?」

姉幼女「いいの?」

男「いいぜ」

姉幼女「あ、ありがとう」

幼女(作戦はうまくいってるようなのです)



のぞみ母(ママチャリはしんどそうだしなー 買うとしたらこれかなー) ウロウロ

のぞみ母「あっ みんな決まったの?」

幼女「おかーさんは自転車買わないのですか?」

のぞみ母「今回はパス。車もあるしね」

男「大人用の自転車なら、ホテルの備品が何台かあるんだ。あとで見てみる?」

のぞみ母「そうなんだ、じゃあそれを使わせてもらおうかな」

男「じゃあ店員さん、この3台を買います。あとで乗って帰りますんで」

店員「かしこまりました」

幼女「次は机を見に行くのです」


 
 家具コーナー 次は机

男「この『組み合わせデスク』っていうタイプ、なかなかいいんじゃないか?」

幼女「どれどれなのです」

男「ほら、こうやって本棚を横に配置したり、上に配置したりできる。ひきだしワゴンも配置自由だな。内側にも置けるし外側にも置ける」

幼女「舞なら、ひきだしワゴンは外側に置いて… 本棚は横と上、両方に置くのはどうです?」

男「それなら、追加の本棚パーツをもう1つか2つ買うか?」

幼女「高くなっちゃう?」

男「大丈夫だ」

幼女「えっと、これと、これ2つを全部足すと…」

男「結構な値段になるな」 携帯の計算機ピポピポ

姉幼女「げっ、7… 机ってそんな高いの?」

幼女「おねーちゃんは机、どれにするのです?」

姉幼女「あれがいいかなって思ったんだけど、値札がついてなくて」

男「どれかな?」

姉幼女「これなんだけど」

男「おー。こりゃスタイリッシュだ」

幼女「かっこいい系の机なのです」

落ちたからもうダメだと思ってた
復活やったぜ!そして今度から2ヵ月ルールだから色々注意

 
男「値札は裏側だな。PCデスク頑丈ワイド、サイドラック付、黒。お、安い。9800円だ」

姉幼女「ほっ。じゃあボクはこれにする」

幼女「なんでそんなに安いのです? 舞がいいなって思ってる机、ちょー高いです」

男「舞の勉強机は木製で、たぶん高級な木材を使ってるからだ。おねーちゃんのこれはスチール製で、あと椅子が別売りだ」

姉幼女「この椅子コミで9800円じゃないのか」

男「椅子はいくらだろ、えーと裏側、、7800円だな」

幼女「サイドラックって本棚?」

男「サイドラックは本棚にもできるけど本棚とは別だ。ほら、隣においてあるこれが同じシリーズの本棚じゃん?」

幼女「一緒に買っとけばいいのです」

姉幼女「本棚もいいの?」

男「本棚ないと困るだろ?」

姉幼女「うん、でも、本体が9800円でしょ、椅子が7800円で、本棚まで買うとさらに…」

男「必要なものは買う。お金のことなんてぜーんぜん気にしなくていいぞ」

幼女「いいぞ!なのです」

姉幼女「そりゃ舞は気にしなくていいかもだけど、ボクはそういう筋合いにないというか」

姉幼女「こんなにしてもらっても恩返しできないし」

男(筋合い、恩返し、と来たか)

男(こりゃみかけよりずっとしっかりしてる)

のぞみ母(我が娘ながらじれったいなぁもう)

のぞみ母(女の世渡りってものをまるでわかってないんだから)

>>8
心配かけてスマンカッタ
こんなにはやく見つけてくれて嬉しい

 
男「お姉ちゃんは律義なんだね」

姉幼女「りちぎ?」

男「ちゃんとしてるんだなーってこと」

姉幼女「そ、そうかな?」 なんか褒められてる

男「いっぱい買ってもらったら、借りができちゃうって思う?」

姉幼女「うん思う。返さなきゃって思って、ちょっと焦る」

男「そっか。じゃあこうしよう。おねーちゃんは今度6年生だよね?」

姉幼女「うん」

男「うちの舞は次まだ3年生だ。しかもちょっとヘンな奴だ」

幼女「なんですと!」

男「こっちの小学校に転校して、うまくやっていけるかちょっと心配なんだ」

姉幼女「うん」

男「だから舞がいじめられたりしないように、登下校の時とか、一緒にいて守ってやってくれないか」

のぞみ母「6年生が目を光らせてたら、3年生は舞ちゃんをからかったりできないね」

姉幼女「わかった。守る」

男「となれば、だ。俺はいま依頼した任務に対して、それ相応の報酬を渡さなければならない」

姉幼女「報酬?」

男「前払いしておこう」

姉幼女「前払い… それが今日の?」

男「そうだ」

姉幼女「そういうことなら、うん、わかった」

のぞみ母「いい仕事もらったじゃない。あんたそういうの得意だし」

男「そうなの?」

のぞみ母「ほら、4年生の時のアレとか」

友幼女「ブン殴ったあれ?」

姉幼女「ちょ! やめてよ!もー!」

男・幼女(何があったんだろう)

 
 いろいろ買った

幼女「炊飯器、電気ポット、電子レンジ、トースター」

姉幼女「が、2個ずつ」

幼女「お茶碗、お皿、コップは、5人分」

男「家電コーナーと100均コーナーでだいたい揃ったな」

友幼女「いっぱい買ったねー」

男「さすがに大荷物になっちゃったな」

幼女「ごはん用品のリストは、あとフライパン、各種お鍋、包丁、まな板、はかり、ボウル、ザルがまだです」

男「そのへんはホームセンターのコーナーだな」

のぞみ母「お料理道具はじっくり見て回りたいな。あと今日の晩ご飯の材料も」

幼女「おふろ用品のリストもまだちょっと残ってます。バスタオルとか」

姉幼女「バスタオル、100均コーナーにもあったよ?」

男「直接肌に触れるものは上等なのを買うよ」

姉幼女「でもカートがもういっぱいだ。いったん車に戻らない?」

男「そだね、じゃあ荷物を車に詰め込んで、そのあとお母さんは料理道具と食材、俺はそれ以外。2手に分かれよう」

のぞみ母「OK」

 
 台所用品コーナー

のぞみ母「ねぇ のぞみ」

姉幼女「なに?」

のぞみ母「さっきあんた、お金のこと心配してたじゃん? あれね、別に気にすることなかったのよ?」

姉幼女「えー、でもさぁ、自転車3台でしょ、さらに机3つも買うって、あの時点でかなりの額だったよ?」

のぞみ母「いーのよ。ウィンウィンなんだから」

姉幼女「ウィンウィン?」

のぞみ母「あんたはいろいろ買ってもらえてウィン、六条くんは甲斐性あるところを見せることができてウィン」

姉幼女「甲斐性って?」

のぞみ母「困ったことがあったら俺に言ってくれ、俺を頼ってくれ、って言われたら、あんたはどう返事する?」

姉幼女「うーん… そんなこと言われたことないからなぁ…」

のぞみ母「へんなの、とか、キモい、とか思っちゃったり、言っちゃったりする?」

姉幼女「そんなひどい。そんなこと言われたら、にーちゃんかわいそう」

のぞみ母「だよねぇ。『俺に任せろ』。はい返事は?」

姉幼女「えーと、『任せた!』かな?」

のぞみ母「さっきもそうすればよかったのに、あんたったら『借りができちゃうから…』とか言っちゃって」

姉幼女「あう」

のぞみ母「『でも値段が…』『お金大丈夫?』『恩返しできないし』」

姉幼女「うわぁ… 失敗したぁ…」

のぞみ母「そのあとすぐフォローしてもらえたけどね」

姉幼女「フォロー?」

のぞみ母「前払いってことにしてくれたじゃない」

姉幼女「そっか、あれって…。そっかぁ…」

 
 おふろ用品コーナー

男「替えのバスタオルはうち用が2枚、のぞみちゃんち用が3枚。フェイスタオルは合わせて10枚」

友幼女「あと買うものは…」

幼女「おにいちゃんっ これ!これ見て!」

男「ん、バスローブか。欲しいのか」

幼女「買お!」

男「赤ちゃん用から大人用までサイズ揃ってるんだな。ちょっと羽織ってみろ」

幼女「ひらり」

友幼女「ふんわり手触りだ」 さわさわ

男「いい生地だ。長持ちしそうだし、大きめのサイズを買おう」

幼女「大きめの?」

男「背が伸びても使えるようにな」

幼女「じゃあ舞はこの1つ大きいサイズにします。のぞみちゃんは?」

友幼女「私も?」

幼女「のぞみちゃんも買うのですよ!」

友幼女「でもお母さんに見つかったらヤバくない?」

幼女「舞たちの部屋に隠しとけばいいのです」

友幼女「そっか」

男「のぞみちゃんも大きめのサイズにしときな」

友幼女「うんっ」

 
 買い物終了、駐車場。子供たちはチャリ。

のぞみ母「あんたたちだけで帰れる? 大丈夫?」

姉幼女「大丈夫だよー。曲がるとこ1個しかないじゃん」

男「建物自体もここから見えてるし1kmもない距離だ。間違えようがないよ」

のぞみ母「それもそうか。じゃあのぞみ、舞ちゃん、おねえちゃんについていくのよ。OK?」

幼女・友幼女「おーけー! しゅっぱーつ!」

姉幼女「あっ こら! ボクが先頭だってば!」



 車中

のぞみ母「六条くん、今日はありがと」

男「いいっていいって」 ハハハ

のぞみ母「お礼がしたいな」

男「ホントにいいよ、気使わなくて」

のぞみ母「いいの?」

男「うん。もちろん」

のぞみ母「じゃあなんにもなし?」 チラっ

男「(今の視線は…?) …なんにもなし、は、つまんないか」

のぞみ母「お礼したいなー」 チラっ

男(あいかわらず積極的だなぁ)

のぞみ母「したいなー」 ちら。

男(エッチを?)

のぞみ母「したくない?」

男「したい」 ムフン

のぞみ母「よかった♪」

男「いつがいい?」

のぞみ母「いつでもいいよ」

男「そうだな、じゃあ…」

男(昨日舞としたばかりだが)

男「…今夜、子どもたちが寝静まってから?」

のぞみ母(今ちょっと間があったね)

のぞみ母「今夜でも、明日でも、あさってでも、いつでもいーよ?」

男「なら、お言葉に甘えて明日の晩?」

のぞみ母「OK」

男(見透かされてる?)

 
 方舟館 玄関前

のぞみ母「おっ、きたきた」

男「がんばれー! もうちょっとだぞー!」

姉幼女「坂!長すぎるよー!」 ひー、ひー、ひー

 3人無事帰還

幼女・友幼女「おにいちゃんおかーさん車で楽してずるいー!」 ひー、ひー、ひー

男「曲がってから勾配が少しきつくなるもんなぁ。おまえたち一気に登ってきたの?」

姉幼女「途中1回休憩した」 ふう、ふう…

のぞみ母「さ、あがって飲み物でも飲みましょ」

幼女「お茶!お茶にする!」 だだっ!

姉幼女「ボクはジュース!」 だだっ!

友幼女「買ってきた荷物は? あっ もうカートに移したんだ」 押して入ろう

男「あとで地下道の入り口のことも教えんといかんな」

友幼女・のぞみ母「地下道?」

男「坂を登らなくていい近道が地下にいくつかあるんだ」

のぞみ母「そうなんだ」

友幼女「秘密基地みたい!」

 
 2階ラウンジ、お茶のんで休憩

男「というわけで、おまえたちがよく使うことになるであろう地下道の入り口は、この3箇所だ」

幼女「小学校と中学校のあいだにあるここ」 地図を指差し

友幼女「ショッピングモールと市役所のあいだにあるここ」

姉幼女「あと海岸通りにあるここか」

男「地図上だけでは場所も覚えづらいから、明日回ってみようか」

幼女「探検?」

男「そーだな。探検しておこう」

幼女・友幼女「わーい!」

姉幼女「にーちゃん質問! 地震とか起きたら、この地下道に逃げ込んでもいい?」

男「いいぞ。今教えた3つは避難路、つまりこのシェルターに逃げ込むための通路だ」

姉幼女「わかった」

男「何か起きたら地下道に逃げこんで、一目散に家まで帰ってこい。緩やかな下り坂になってるからすぐに帰ってこれる」

姉幼女「わかった」

男「舞ものぞみちゃんも2人ともわかった?」

幼女「わかってるのですー」

友幼女「わかったー」

姉幼女「ほんとにわかってるのか? まぁボクが一緒にいる時なら誘導するけどさ」

男(しっかりしてるな。母親譲りだ)

のぞみ母「地下道って3つだけ?」

男「いや、周辺施設にそれぞれ直通してるのが1本ずつある」

のぞみ母「あとで教えてね」

男「OK」

 
 部屋

男「よーし、今日買ってきたものはだいたい片付いたな」

幼女「あとは組み合わせデスクの配置だけです」

男「ちょっと一息入れるか」

幼女「それはそうとおにいちゃん、今日の作戦は成功? お母さんとお姉ちゃんの信頼、げっとできた?」

男「うむ、まずまずだ」

幼女「お母さん、なんか言ってた?」

男「ありがとって」

幼女「お姉ちゃんは?」

男「お姉ちゃんからもありがとって言ってもらえたけど…」

幼女「けど?」

男「もう少し時間かかるかもな」

幼女「舞、お姉ちゃんと仲良くなれそうです」

男「そうか」 いいことだ

幼女「おにいちゃんも頑張るのですよ!」

男「ま、自然に仲良くなれそうな感じではある」

 
 コンコン! 舞ちゃーん!

幼女「のぞみちゃん来た」 ハーイ


友幼女「おにいさん、今日って露天風呂?」

男「そういえば昨日そんなこと言ったっけ」 >>幼女「お茶くださいな」3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311099905/678)

友幼女「忘れてるー」 ぶー

男「明日、朝イチで準備して、夕方には入れるようにしとくよ」

友幼女「約束だよ!」

幼女「明日は地下道を探検ですよ?」

男「探検から帰ってきてすぐにお湯を入れ始めれば、晩ご飯のあとに入れるよ」

友幼女「お母さんたちにも言ってくる」 パタパタパタ

幼女「のぞみちゃん待って待って。作戦会議なのですー」 トテテー

男(明日は忙しくなりそうだな)

男(つぐみちゃんとの第2回お手合わせもある)

男(お礼してくれるって格好だけど、また頑張らないとな)

  つづく





待ってた

今回短いんだが★3が落ちてたので緊急ってことで勘弁してくれろ
濡れ場も無いが、久々の続きでは話も気分も盛り上がらんし、次回ガッツリ濡らす。

落ちてることに気付いた時はマジ慌てたよ
喪失感がでかかった。舞たちをもう見てもらえないかもしれないって考えると後悔した
これに懲りて今後はちゃんとコンスタントに投下するよ

>>20
待っててくれて本当にありがとう

今月末には次回投下するよ

アカーン 今月末が終わってしまった
明日のこの時間までには投下を開始したい


>>19の続き・翌日



 市役所とショッピングモールのあいだ、地下道の入り口

男「というわけでして、この子らが時々ここを通って帰ることがあると思いますので、よろしくお願いします」

老警官「はい、きいておりますよ。館長さんと、お連れの4姉妹ですな」

のぞみ母(あら♪) 4姉妹だって♪

幼女(おじいちゃんおまわりさん、モーロクしてるのです)

友幼女(館長さんっておにいさんのこと?)

姉幼女「ねーねーおまわりさん、地下道に入る時は、おまわりさんに入っていいですかって聞かないとダメ?」

老警官「いやいや、それもいちいち面倒でしょう。じゃけぇ外から手を振って頂くだけで構わんですよ」

姉幼女「手を振る? おまわりさんバイバーイ! って?」

老警官「そしたらこうして、∠(`・ω・´)ビシッ と敬礼でお返事しますで、通ってエエですよ」

姉幼女「のぞみ、舞、わかった?」 ∠(`・ω・´)ビシッ

幼女・友幼女「わかった~」 ∠(`・ω・´)ビシッ

老警官「そこを曲がったらすぐ坂道になっとって、最初は少し急じゃから、子供らは気をつけて行くんじゃよ」

3幼女「はーい」

のぞみ母(入り口の横に交番があるのは、部外者の侵入を防ぐため?)


姉幼女「道幅けっこう広いねー」

のぞみ母「この線ってセンターラインよね?」 片道一車線

男「うん。車が通ることも想定してあるけど、今は車は入れないから車道部分を走っていいよ」

のぞみ母「本来はあっちの両脇のラインの外側が歩道ってことか」

幼女「ずーっと向こうまで下り坂です。でも奥のほうで登り坂になってる?」

男「登ってるように見えるのは錯覚で、あそこはたぶん5%勾配と2%勾配の境目だな」

幼女「こうばい?ってなんです?」

男「坂の急さのこと。100mで1m上がったら1%の勾配」

幼女「ふむふむ」

男「この地下道は最初の100mは5%の勾配、次の200mは2%の勾配、そのあとは1%勾配が600m続いて、最後の100mは水平になってる」

姉幼女「100、200、600、100だから、1km離れてるのか」

幼女「5、4、6、0だから、15mもぐる計算です」

友幼女「そうなの?」

男「えーと、5+2x2+6は、15mだな。合ってる」

友幼女「舞ちゃんすごーい」

のぞみ母(え、パーセントの計算をしたの? 一瞬で? まだ2年生よね?)

のぞみ母(百分率ってこのあいだみずきがわからんって言ってなかったっけ?)

男「よし、行こうか」

幼女「スタートなのです!」

 すいー

姉幼女「こりゃ楽ちんだ」

男「ペダル漕がなくていいぞ。結構なスピードになるからブレーキも使えよ」


男「はいとうちゃーく」

友幼女「結構スピードでたねー!」

のぞみ母「ふー。ちょっとしたジェットコースターね」 ドキドキ

幼女「もっかい!もっかいジェットコースターやる!」

男「おまえノーブレーキだったな。あのスピードでコケたら大変だからホント気をつけろよ?」

幼女「最後の100mでだいぶ減速されたのです。だから大丈夫なのです」

男「おねえちゃん、子供たちだけで地下道を使う時は、舞がスピード出し過ぎないように見張っててくれ」

姉幼女「う。わかった」

姉幼女(舞とスピード競争しようと思ったのにぃ)

のぞみ母「ところでここは? 駐車場のようだけど」

男「ここは地下7階の車庫だよ。車はまだ1台もないけど、1階まるごと車庫」

のぞみ母「ほー」

幼女「あっ あっちにエレベーターがあるのです」

男「あがろうか。自転車は地下1階ね」

友幼女「昨日のとこ?」

男「そうそう」

姉幼女「エレベーターにチャリ5台ぜんぶ入る?」

男「ギリギリかな」

のぞみ母「あんたたち、先に置いてきなさい」

姉幼女「わかったー」

幼女「自転車置いたら2階にあがっとくのです」


母幼女「ふふ♪ 六条君♪」

男「ん?」

母幼女「今夜何時?」

男「子供たちが寝静まってから、かな?」

母幼女「舞ちゃんって普段何時に寝てるの?」

男「遅い時もあるけど、だいたい9時には寝てる」

母幼女「うちもだいたいそんなもんね。じゃあ10時、いや、念のため11時?」

男「OK。11時にラウンジで待ち合わせて、上のほうの階で1部屋使っちゃおっか」

母幼女「ふふふ♪ うふふふ♪」

男「かわいい」

母幼女「だって楽しみなんだもん♪」


 2階ラウンジ

友幼女「おにーさん♪ 今日露天風呂? 準備は?」

男「午前中に設備のチェックは済ませたよ」

友幼女「もうお湯いれれる?」

男「ホコリとか落ち葉とか、ササッと水で流してからだな」

友幼女「早くいれよっ♪」

男(楽しみにしてる子がもう一人いた)

友幼女「おそうじ手伝うからぁ」 早くぅ! 手グイグイ

男(これはもしかしてもしかすると… まずいぞ…)

幼女「あれ、おにいちゃんを引っ張ってどこに連れて行くのです?」

友幼女「舞ちゃんもお風呂の用意、手伝う?」

幼女「あっ そうだったのです。今日は露天風呂なのです」

姉幼女「なにしてんの。もうお風呂?」

友幼女「早く用意しよっ!」

姉幼女「とりあえず見に行くか」

友幼女「おかーさんっ! 露天風呂見に行ってくるから!」

(205号室から)のぞみ母「はいよ~」


 1階、大浴場・女湯

友幼女「すごいすごい!おっきい!きれい!」

幼女「プールみたいです!」

姉幼女「新品の匂いがする!」

男「まだ1回もお湯を張ってないから実際新品だよ」

幼女「露天風呂は? あっ あっちにドアがあるのです!」

姉幼女「行ってみよ!」

男「掃除より探検が先だな」 やれやれ

姉幼女「にーちゃん早く早く!」

男「はいはい~」



 すりガラスの2重ドア

男「この先が露天風呂だ」

男「大浴場から外に出る出入口は見ての通り2重ドアになってるから」

男「内側のドアを閉めてから外側のドアを開けるんだよ」

友幼女「そとの冷たい空気が入ってきちゃうから?」

男「今は別にいいけどね」

 ガラガラガラ

幼女「あれ? 露天風呂はどこなのです?」

姉幼女「ドア開けたらもう露天風呂になってると思ったら、なってなかった」

友幼女「タケ林の中に石の道が続いてる」

男「この先だよ。緩やかな石段になってるから降りてゆくと… あ、ここは絶対走っちゃダメだよ」

幼女「すべる?」

男「今は服きてるけど、素っ裸でツルっといっちゃったら流血事件だぞ」

友幼女「そっか、ここお風呂の中だから、ホントなら裸なんだ」


幼女「手すりに掴まりながら降りるのです」 ペタペタペタ

姉幼女「このタケ林の向こう側って何があるの?」 ヒタヒタヒタ

男「フェンスがあって、そのむこうが駐車場、そのむこうが正面玄関だね」

姉幼女「えーと? 正面玄関と同じ面から外に出たのか。ということは海ってこっち? 見えないけど」 タケ植え過ぎだ

男「もうすぐ見えるよ。このカーブが建物の端っこで、これを曲がると…」

友幼女「わあ! 広いー!」

幼女「露天風呂です!」

姉幼女「わりとすぐだね」

男「20mくらいかな。30mはないと思う」

幼女「何が20mくらい?」

男「2重ドアから外に出て、露天風呂まで20mくらい」

姉幼女「海も見える」

友幼女「いい景色。。」 ウットリ

友幼女(おにいさんと2人で眺めたいな~)

幼女「おにいちゃん、あっちの柵のむこうは男湯?」

男「家族湯の露天だ。その向こうが男湯の露天」

姉幼女「家族湯ってあんの?」

男「家族湯の入り口は地下1階ね。家族湯は内湯のドアを開けたらすぐ露天になってる」

姉幼女「ここって地下1階?」

男「そ。さっき石段を降りたでしょ」

幼女「あのドアはなんです?」

男「あのドアからも建物の中に入れて、入ると内湯になってる。上の内湯とは螺旋階段で繋がってるよ」

姉幼女「つまりお風呂は1階と地下1階にまたがってるってこと?」

男「そういうことだね」

姉幼女「ふむふむ。だいたいどこに何があるかわかってきたぞ」

幼女「下の内湯も見に行くのです」 だっ

姉幼女「家族湯も探検だっ」 だだっ

男「あっ こら!走るんじゃない!」


友幼女(ラッキー♪ おにいさんとふたりきり♪)

男「のぞみちゃんも家族湯とか見に行く?」

友幼女「ううん。お掃除はじめよ♪」

男「のぞみちゃんは探検モードじゃないんだね」

友幼女「だって早くおにいさんとお風呂入りたいんだもん//」

男(なんていじらしい。しかし問題発生の予感)

男「今日ってさ、俺とのぞみちゃん、ふたりで入るの?」

友幼女「えっとね、昨日舞ちゃんと作戦会議してね、舞ちゃんはおとといお部屋でお風呂一緒に入ったから、、」

友幼女「明日の露天風呂はのぞみちゃんに譲るのです、ってなってね、譲ってもらっちゃった//」

男「なるほど。そういえば昨日作戦会議してたな」 >>19

友幼女「からだ、洗ったげる♪」

男「洗いっこする?」

友幼女「うん///」

男(やっぱりそうなるよなー)

男(お風呂にふたりきりで洗いっことなると)

男(3人で約束したXデーまで挿入はしないとしても)

男(ごっくんするまでが遠足です、くらいには思ってるだろうし)

男(さぁ困ったぞ)

男(完全にバッティングしてしまった)


 女湯露天の落ち葉をホウキで掃除

友幼女「ご飯のあと、舞ちゃんが『お風呂はいろー』ってお母さんとお姉ちゃんを誘うから」

友幼女「男湯と女湯の入り口のところまで、みんなで一緒に行くの」

友幼女「入り口のところで、おにいさんは『いってらっしゃーい』って見送るの」

友幼女「そこで、すかさずのぞみが『おにいさんひとりで男湯は寂しいから、のぞみはおにいさんと入るよ』って言うの」

友幼女「お母さんはこのあいだ、避難2日目の夜だっけ、『あんた一緒に入ってくれば?』って言ってたし、その時一緒に入れたから、ダメって言ったりしないと思う」
>>幼女「お茶くださいな」3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311099905/641)

男「なるほど」 随分昔ノコトノヨウニ思エルガ

友幼女「で、お母さんたちが女湯に入るのを改めて見送って、そのあとめでたくのぞみとおにいさんは男湯に、っていう作戦なの」

友幼女「おにいさんどう思う? この作戦で大丈夫かな?」

男「大丈夫かどうか、か」

男(昨日1日あいたから、のぞみちゃんとの第1試合は大丈夫だとして)

男(のぞみちゃんのおくちに出した3~4時間後につぐみちゃんと第2試合か)

男(ちょっとしんどいかもしれん)

男(ここんとこ休チン日が少なかったしなあ)

友幼女「ダメかな…?」

男「あ、いや、ダメじゃないよ。ここまで綿密に計画立案してくれた以上、その期待には答えるしかないな」

友幼女「やった♪」

男「でも1箇所訂正しとこうかな。今日は実は、女湯にしかお湯を入れないんだ」

友幼女「えっ そーなの?」

男「今日はお風呂の稼働テストだから、男湯・女湯・家族湯、3箇所別々にデータをとる」 消費電力量、消費水量、濾過器の初期値etc

友幼女「男湯と家族湯は別の日にテスト?」

男「その予定だ」

友幼女「じゃあ作戦ちょっとだけ変更だ。お母さんたちが出てから、おにいさんとのぞみが入る、かな?」

男「そうなるかな」

友幼女「あとで舞ちゃんにも言っとこ」

男「湯船の落ち葉もだいたい片付いたし、ちょっと捨ててくるか」


 石段を戻る途中

男「せーの!」

 ばさーー!

友幼女「ここに撒いちゃっていいの?」

男「落ち葉だけだからね。生ゴミとか混じってたら臭くなるけど、落ち葉は分解される過程でくさい匂いが発生しない」

友幼女「へー」

男「それに、分解されると森の栄養になる。逆に落ち葉を森の循環から外すと、森は痩せてゆくよ」

友幼女「ほー」

男「ところで舞とお姉ちゃんはどこまで探検に行ったんだ?」 2人にも教えときたかったんだが

友幼女「あっ お母さん」

のぞみ母「手伝いに来たよ~。ホースも持ってきた」

友幼女「ホースなんてどこにあったの?」

のぞみ母「脱衣所の奥に用具室があるのだ」 午前中に段取り打ち合わせ済み

友幼女(あとで探検しよっと)

男「それはそうと舞とお姉ちゃん見なかった?」

のぞみ母「大浴場にいたから、ホコリを水で流しといてってホース渡したよ」

男「ああOK。じゃあ露天のほうもサッと流して、それからお湯を入れ始めようか」

友幼女「お母さん!ホースちょうだい!」

のぞみ母「はいホース。あんたはお兄さんを手伝う?」

友幼女「うん!」

のぞみ母「お母さんもこっちを手伝おうかな。あの子たちと一緒にやると水びたしにされそうだし」

男「じゃあ露天を流すのは3人でパパッとやっちゃおうか」

友幼女「うん!」

のぞみ母(あれ、なんか張り切ってるわね)


 女湯・露天

のぞみ母「ホース使うとどうしても水しぶきが掛かっちゃうね。ちょっと寒い」 ←はだし

男「作業用のゴム長ぐつが要るね」 ←はだし

友幼女「くちゅん!!」 ←はだし

男「おっと、そろそろ切り上げるか」 風邪引いちゃう

のぞみ母「上ももう終わってる頃かな」



 女湯・内湯

幼女「きゃはは! 熱いのですー!」 ←ぱんいち

姉幼女「舞め! おしおきだあ!」 ←ぱんいち

のぞみ母「ぎゃ! あんたたちぱんいちで何してんの!!」

男「わちゃー 風邪引くぞ!」

幼女「お湯だから大丈夫なのですー!」

姉幼女「わっ! にいちゃんここ女湯!」 物陰にサッ

のぞみ母「はあ!?」

男(お姉ちゃんまで上半身ハダカだった…?) よく見えなかったゾ!


 脱衣所でお説教タイム

のぞみ母「舞ちゃんはこれ羽織ってて」 上着ぬぎっ

幼女「あうう…」 オロオロ

姉幼女「ボクは…?」 ←ぱんいち

のぞみ母「あんたはそのまま正座してなさい」

姉幼女「はう…」

幼女「舞は…?」

のぞみ母「舞ちゃんも正座!」

幼女「ひぐっ…!」

のぞみ母「で、何? 水使ってたら寒くなってきて? お湯が出たから水掛けっこになって?」

のぞみ母「服がズブ濡れになったから? 風邪引かないように脱いで?」

のぞみ母「ぱんいちになったらなったで? ぱんつ陥落させたほうが勝ちって決めて? 改めて水かけっこ?」

のぞみ母「それでキャーここ女湯なんですけどおお!って?」

姉幼女「水掛けっこじゃなくて…」

のぞみ母「まだ3月なのよ?」

姉幼女「あう…」

のぞみ母「舞ちゃんが風邪ひいたらどうすんのっっ!!」

姉幼女「おゆっ、お湯だから、大丈夫…」

のぞみ母「おにいさんがそのうち戻ってくることくらい分かってたでしょ?」

のぞみ母「なのにキャーここ女湯なんですけどおお!って?」

姉幼女「に、2回も… てか『なんですけどぉぉ』は言ってない…」

のぞみ母「女を武器にしてもいいけど」

のぞみ母「女を盾にするな!」

姉幼女「はうっ…!!」 ズガビーン!!

男「おーい、着替え持ってきたけど、入っていい?」

姉幼女「ひいい」 ←ぱんいち

のぞみ母「のぞみもそこにいる? いるなら持ってこさせて」

男「のぞみちゃん、これ舞の着替え、頼んだ」

友幼女「おっけー」


 お説教タイム終了、2階ラウンジ・ソファ

幼女「しょぼぼーん」

男「おかーさん怖かったな」

幼女「うん」 ションボリ

男「初めて怒られたな」

幼女「舞も半分くらい悪かったのに、舞はちょびっとしか怒られなかった…」

男「そりゃおねーちゃんのほうが年上だからなぁ」

幼女「舞、おねえちゃんに謝ったほうがいい…?」

男「えー、ちょびっとしか怒られなくてごめんなさいって謝るの? それもなんかヘンじゃない?」

幼女「……。ヘンです…。舞どうしたらいい?」

男「そうだなぁ、明日になったらまた『お姉ちゃん遊びに行こっ!』でいいんじゃないか」

幼女「お姉ちゃん、遊んでくれる?」

男「そりゃもちろん。俺からも言っとこうか?」

幼女「なんて言っとくのです?」

男「これに懲りず舞の面倒を見てやってくれ、とか?」

幼女「ふつーすぎるのです…」

男「そっかー 普通かー」


幼女「はぁ…」 しょんぼり

男「ふふふ」 じー しげしげ

幼女「む?」 見てる?

男「むふふふ。ぷふふっ」

幼女「むー! 何笑ってるのですっ! ひとが真剣に悩んでる時に!」 プン!

男「いやスマンスマン。しょげてる舞はホントかわいいなあって思ってさ」 ちゅっ!

幼女「もう!」

男「チュ~したら元気になるかな?」

幼女「ならないのですっ」 プイ!

男「ふふふ チュ~してやろう!」 ガシ!

幼女「ぎゃ!」

男「チュ~させろー」

幼女「にぎゃあ!」

 205号室のドアがちゃっ

男「おっと」

友幼女「はー。。」 ためいき

幼女「のぞみちゃんだった。どうしたのです?」

友幼女「おかあさん、カタツムリで、きょう、おふろ、ばんごはん、ぜんぶ、ちゅうしだって……」 はぁ…

幼女「えー! 中止?」

男(カタツムリ?)


男「お風呂もご飯も全部中止? それってどういう…?」

友幼女「お風呂中止は、のぞみやお姉ちゃんがなんかで駄々こねて、お母さん激おこな時」

男「お仕置き的な意味合いなのか」

友幼女「晩ご飯中止は、お母さんもっと激おこな時」

男「ごはん抜きになるの?」

友幼女「ううん、カップラーメンが、べ~んってお皿の上に乗るの」

男「うわあ」

友幼女「あ、でも、“全部中止”の時はカップラーメンもないや」

男「それってちょー激おこ?」

友幼女「お姉ちゃんとお母さんが口喧嘩して、お母さんがぐぬぬってなった時、全部中止になった」

男(何の話でどう言い負かしたんだろう…)

友幼女「あとね、おかーさんがカレシを捨ててきた時、カタツムリになって、全部中止になった」

男(うへぇ…)

幼女(それは初めて聞く話です…)

男「ん? ちょっと待って? カレシの時ってお仕置きじゃないよね?」

友幼女「うん。超しょんぼりで、パワーゼロになったから、全部中止」

男「ちょー激おこと超しょんぼり、2種類あるのか。今回のってどっち?」

友幼女「カタツムリになってたから、しょんぼりだと思う」

男「カタツムリって?」

友幼女「頭からお布団かぶって出てこないの」

男「あー」


友幼女「おにいさん、携帯どこ?」

男「ポケットにあるよ。なんで?」

友幼女「お母さんがさっき、『携帯持ってきて』って。カタツムリの中から」

男(携帯が手元になかったけどカタツムリを解除したくなかったということか?)

友幼女「多分おにいさんにメール来るよ」

 ぴぴぴぴぴ!

男「きた」

幼女「メール?」

男「おかあさんからだ」

 携帯パカっ

メール:
   みずきが失礼なこと言ってごめんなさい
   怒ってるところ見られてすごく恥ずかしい
   舞ちゃんに嫌われたらどうしよう

男(お姉ちゃんが失礼なこと? 俺に? なんか言ったっけ?)

男(あ、ここ女湯だから出てって、的なこと言ったっけ)

男(いや、出てけとは言ってないっけ?)

男(いずれにしろ些細なことだと思うけど) よく覚えてない

男「舞は怒られて、お母さんのことキライになった?」

幼女「ううん、そんなことない」

男「おかあさん、ちょっと凹んでるみたいだから、あとで元気付けに行こうか」

幼女「うん行く」

友幼女「おかあさんが凹んでるなんてヘンなの。お姉ちゃんは凹んでたけど」


男「お姉ちゃんはどこにいるのかな?」

友幼女「そこにいるよ」

男「えっ?」 ドコ?

友幼女「そっちのソファのうしろ、うつ伏せでプラナリアみたいになってる」

男「プラナリア?」

幼女「ぷらなりあって何?」



■希     廊
■男     下
■舞   
■■■■■
 プラナリア
         [205扉]


男(ソファの背中とじゅうたんのあいだにへばりついている…?)

男「お姉ちゃん、いつからそこにいたの?」

プ「最初から…」

男・幼女(げげ… じゃあチュウさせろ!とかも聞かれてた?)

男「横、いいかな」

プ「ウン」 ションボリ

男「よっこいしょっと」

男(とりあえず一緒に寝そべってみたものの)

男(話できる状態ではない?) ちょっとはげましとこうと思ったが

男(どうすっかな)

男(……。)

男「みずき!」

姉幼女「ビクッ!」

男「気にすんなって!」 背中ばんっ

姉幼女「いてっ!?」


 ソファ

姉幼女「にーちゃん、怒ってないの?」

男「おう。全然怒ってない」

姉幼女「ボク理不尽なこと言った」

男「あれくらいの失言は誰にだってある。気にしなくていい」

姉幼女「やっぱ失言なんだ… はぁ…」 ためいき

男「それより作戦会議をしときたいんだけど」

姉幼女「作戦会議?」

男「だって全部中止だぞ。お風呂はともかく晩ご飯ぬきはおなかすいちゃうだろ」

姉幼女「外食するの? あっ シースー?」 キラーン!

男「ぶ! 君はなかなか現金だな」

幼女「お母さんもきっとお寿司で元気出るのです。おいしいのです」

友幼女「ハンバーガー…はダメかな?」 ダメよね…

男「おまえたち、自分の食べたいもの言ってない?」

3人「ぎくーん」

男「とにかく俺らだけ外で腹を満たすのはダメだなー。お母さんだけ残して出て行ったらお母さんますます凹むし」

幼女「そっか、あぶないとこだったのです」

男「それに今お姉ちゃん見ててちょっと閃いたわ」

姉幼女「ボクで閃いた? 何を?」

男「お姉ちゃん、プラナリアだったのにお寿司ですぐ復活したじゃん?」

姉幼女「うん、まぁ」 お寿司いかないのかな

男「つぐみちゃんのカタツムリも、結構すぐ復活するんじゃない?」

姉幼女「ボクが知ってる限りでは、カタツムリになっても次の日には元通りになってたよ」

男「一晩寝たらスッキリ?」

姉幼女「んー、寝ると治るっていうか、あー、言っていいのかなぁ…」

男「ん? 言いにくいこと?」


姉幼女「おかあさんがカタツムリになるのって、なんていうの、色恋沙汰? でショックなことがあった時なんだよね」

男「そ、そうなんだ」 これ聞いちゃって大丈夫か?

姉幼女「ショックなことって言っても、『それ大したことじゃないんじゃないの?』ってレベルのことで凹んでたりするんだけどさ」

幼女「どんなことなのです?」

姉幼女「お見合いパーティで売れ残っちゃった時とかぁ」

男(うわー)

姉幼女「街コンで誰にも誘われなかった時とかぁ」

男(ひえー)

幼女「それはショックなことなのでは?」

男(俺は何も聞き出そうとしていない! ただ女の子たちの会話が勝手に耳に!)

姉幼女「違うんだよ舞」

姉幼女「昼間、ゴーカなランチをタダで食べて、ランチの席で男の人に誘われたら、改めてお酒飲めるとこに移るんだよ」

姉幼女「もちろんそこでもタダ酒だよ。お母さん、20回ランチに行ったら19回はタダ酒も飲んで帰ってきてたんだよ」

姉幼女「でも20回に1回、誘われなかったー、売れ残ったー、って言って帰ってきて、凹んでカタツムリ。ね。大したことないでしょ」

男(それは確かに大したことないな)

姉幼女「たまにはそういう日もあるよ、何言ってんだよ、って話だよ」

男(そうだそうだ。おねえちゃんは客観的にものを見れてる)

幼女「20戦19勝って打率なら9割9分5厘なのです。すごいのです…」

男(そこに感心!?)

姉幼女「すごくないよ。わっる~い女だよ。だっておごらせてばっかりなんだよ?」

姉幼女「何回かあったけど、酔い潰そうとしてきたから逆に潰してやったー テヘペロ!とか、、」

姉幼女「ホテルに誘われたから走って逃げて来ちゃったー テヘペロ!とか」

友幼女「おねーちゃん! うちのお母さんのこと悪く言わないで!」

姉幼女「なにおっ! ボクのお母さんだぞ!」

幼女「喧嘩しちゃダメなのですー >< 」

男(話が断片的でよくわからんが、ランチ食った後ってことは明るいうちからお酒を?)

男(そういうパーティ?街コン?もあるんだろうか。土日とかならあるのかな…?) よく知らない

男(誘われたけど逃げてきた、ということは、純粋にタダ飯タダ酒が目的で、ビッチ的行為には及んでないとか…?)

男(いやいや大人の女性だしそんなことは…)


友幼女「でものぞみが知ってるカタツムリの時は、おかーさんホントに凹んでたよ?」

姉幼女「あのときはね。全部中止になったカタツムリも最近はあれだけだなー」

幼女「カタツムリになったら自動的に全部中止になるというわけではないのですか?」

姉幼女「売れ残りカタツムリの時は、ちょっと昼寝して、夕方には元通りになってたよ」

友幼女「そうだったっけ? のぞみあんまり覚えてないや」

姉幼女「そりゃのぞみはまだ幼稚園だったもん」

男(3~4年前ということか)

姉幼女「でもフラれて凹んだ時のカタツムリも、次の日にはケロッとして」

友幼女「ちょっと待って。フラれたんじゃなくてふったんだよ!」

幼女「どっちなのです?」

姉幼女「フラれたけどふったって言ってただけだよ」

男(まぁありがちではあるな)

友幼女「おかあさんをふる男なんていないよ! お母さんがふったんだよ!」

男(のぞみちゃんはお母さんを高く評価しているようだ)

男(お姉ちゃんが「悪い女だ」って言った時も反発してたし)

姉幼女「ふったんならなんで凹んでたんだよ。フラれたから凹んでたに決まってるじゃん」

友幼女「ぐっ…」

男(姉優勢か?)

友幼女「ふったほうがつらいことだってあるよ! それにあのカレシがふるのはおかしい!」

姉幼女「む…。確かにあのカレシは…」

男(つぐみちゃんにベタぼれだったとか? 妹反転攻勢?)

幼女「おにいちゃんどうですか?」

男「へっ? なにが?」

幼女「おかーさんがふったのか、フラれたのか」

姉妹「どう思う?」

男「いやいやいや俺に聞かれても」


姉幼女「大人の意見を聞かせてよ。凹んでたんだから、フラれたんだよね?」

友幼女「おにいさんだったら、おかあさんのこと、ふる?」

男「えーと、一般論としては、ふったにせよフラれたにせよ、一つの恋が終わったのだから、凹む人は凹みます」

友幼女「のぞみの質問は?」

男「俺だったら、つぐみちゃんのこと、ふったりしない」

友幼女「ほら!」 ドヤァ!

姉幼女「あーあ。にーちゃんはチョロいなー」

友幼女「おにいさんはやさしいの!」

幼女(フラない理由、あとで聞かせてもらうのです)

男「そもそもその話はいつの話なの?」 (時期だけはおさえておきたいぞ)

姉幼女・友幼女「2年前」「1年前」

幼女「どっち?」

姉幼女「2年前だよ」

友幼女「1年前じゃない?」

男(時期まであやふやなんだから、ふったフラれたの真相は闇の中だな)

姉幼女「本人に聞きに行こう」 立。

友幼女「それがいい」 立。

男「わー! ちょっと待て! おかあさん今カタツムリなんだぞ!」

姉幼女「言ったでしょ、どうせ大した理由じゃないし、きっと昼寝してるよ」

友幼女「おにいさんが、『僕ならフラないよ、チュ♪』ってしたら一発だよ」

姉幼女「あー それ名案だ。さっき舞もそれでションボリ治ったじゃん」

男(ほげー やっぱり聞かれてた)


男「作戦会議! 作戦会議だっ!」

姉幼女「何言ってんだよにーちゃん、作戦会議なら今してるじゃん」 >>49

男「そーだった」

幼女「静粛に! 新たな議題なのです」

幼女「おかーさんのほっぺにチュ!ってしたら、カタツムリが治るかどうか」

幼女「について議論します」

姉幼女「治るね」

友幼女「治る」

幼女「舞も治ると思います」 議論終了です。早っ

男「なに、ホントにチューなんてしていいの?」 いや実際にはもうしたけどさ

幼女「特別に許す!なのです」

友幼女「のぞみは最初からおかーさん推しだしー」

姉幼女「全部中止のままじゃお腹すくから早く引っ張り出してきて」

男「フェー」

幼女・友幼女・姉幼女「GO!」


 205号室

男「(小声) オジャマシマース…」

男(寝てるかもしれん)

男(む。カタツムリ発見)

男(つぐみちゃんだけ下の階でフトン敷いて寝てるのか)

男(娘たちは上のベッドをゲットしたのかな)

カタツムリ「もぞもぞ」

男(起きてる?)

カタツムリ「のぞみ~?」

男(起きてた)

カタツムリ「じゅーすー。ぐれーぷジュース~」

男(冷蔵庫の中にあるのかな)

 冷蔵庫がちゃ

男(500mlペットあった) ガコン

 ひたひたひた

男(はいどーぞ) フトンの中にグイ→

カタツムリ「ごくろ~」 モゾモゾ

カタツムリ「カキュ」

男(ふた開けた)

カタツムリ「ごきゅ。ごきゅ。ごきゅ」

男(飲んどる)

男(そこまで凹んではいないみたいだな)

カタツムリ「おにいさんメール読んでないのかな~」 モゾモゾ

男(はっ! 返信するの忘れてるじゃねーか)

カタツムリ「読んだけどお説教オバさんに萎え萎えなのかな~……」

男(そっか。そこか)

男(メールにも書いてあったじゃないか。母親モードで怒ってるところを見られたのが恥ずかしいんだ)

カタツムリ「はぁ~……」


男(あー、このまま声掛けるわけにはいかないか)

男(玄関のところまで出直す)

 ひたひたひた

男(この距離なら聞こえるよな)

 コンコン!コンコンコン!

カタツムリ「!」

男「つぐみちゃーんっ」

カタツムリ「は、はい!」


 あらためて205号室

母幼女「のぞみは?」

男「あ、入れ替わりで外に」

母幼女「そう…」

男「全部中止ってさ、夜中の待ち合わせも中止なの?」

母幼女「ウン」

男「そか。残念」

母幼女「!」

男「お風呂は中止でいいんだけどさ。ほら、お湯ためるの時間かかるし、今からだと遅くなっちゃうじゃん?」

母幼女「うん」

男「なのでお風呂は、明日に延期でいいかな」

母幼女「うん」

男「ごはんはどーしよ、ごはんも明日に延期?」

母幼女「あの子たちおなかすいちゃう…」

男「外に食べに行く?」

母幼女「いーの?」

男「冷蔵庫の中になんかある?」

母幼女「鶏肉を仕込んどいたんだけど、明日にする」

男「じゃあ、どこに食べに行こっか?」

母幼女「つぐみが決めていいの?」

男「うん。いいよ」 ニコ^^

母幼女「焼き肉?」

男「モールのとこにあったね」

母幼女「うん」


 ドアがちゃ

母幼女「キョロキョロ」 オズオズ

幼女「あっ おかーさんっ」 トテテ!

母幼女「舞ちゃん」

幼女「(ヒソ) チューしてもらった? 元気でた?」

母幼女「え?」

男「あ、忘れてた」

幼女「もー。何してたのですか」

男「じゃあここで」

 ほっぺにチュ。

母幼女「ぴゃあ!」

男「さて、作戦会議するよー」 スタスタ

母幼女(舞ちゃんの目の前で!)

友幼女「今度は何の会議?」

姉幼女「今日は作戦会議ばっかだな~」 ノソノソ

母幼女(さっきまで作戦会議をしていた?)

母幼女(舞ちゃんの様子も元に戻ってる) 私のこと怖がってない

男「今日の晩ご飯をどこに食べに行くか!について話し合います」

姉妹「おお~」

姉幼女「全部中止が中止になったのは初だ」

友幼女「中止のはずが外食なんて」

母幼女(みずきとのぞみの様子もいつも通りに戻ってる)

母幼女(それに今のほっぺチュー、2人も見てた)


男「A案は焼き肉です。焼き肉食べに行きたい人ー」

のぞみ母「は、はーい?」

男「俺もハーイ」 ←5票

姉幼女「はう! お寿司は…!」

幼女「舞も焼き肉にするのですー」 ハーイ

姉幼女「裏切ったな舞!」

幼女「お寿司はこのあいだ食べたばっかりなのです~」

友幼女「B案はハンバーガーでーす。はーい」

のぞみ母「ハンバーガーは明日の昼ごはん。おかーさんが作るよ」

友幼女「ホントっ♪」

のぞみ母「鶏肉を照り焼きにして、フィッシュも作ろう」

友幼女「いえーいv」

男「お姉ちゃん、C案お寿司、一応言っとく?」

姉幼女「はー 意味ねー」

男「では今日の晩ご飯は焼き肉に決定」


 外食後・帰りの車の中

姉幼女「ちょー美味しかった」 げぷっ

男「いっぱい食べたね」 運転中

姉幼女「ボクお寿司派やめて焼き肉派になる」

幼女「おねーちゃん裏切るのですかっ」

友幼女「ウトウト…」 おなかいっぱい…

男(このあいだファミレス派からお寿司派になったばっかりだよな)

男(この子あんがい浮気性だったりして)

のぞみ母(六条くんにお礼するつもりの日だったのに)

のぞみ母(逆にいろいろしてもらっちゃった)

のぞみ母(待ち合わせももう中止にしちゃったもんな~)

のぞみ母(ふうう! 失敗したぁ~)

男「はい着いたよ~」


 2階ラウンジ・ソファ

幼女「のぞみちゃんソファで寝ちゃったのです」

男「毛布もってくるよ」

幼女「舞とってくるのです」 トテテ

男(バッティングした片方が寝ちゃった)

男(しかしつぐみちゃんももう部屋に引っ込んじゃったし)

男(待ち合わせ中止って言ったけどやっぱりエッチしたいよぅ!とか、、ないか。うん、なさそー)

205号室「ドアかちゃ…」

男「ん?」

母幼女(六条君いた) ペタペタペタ

男「つぐみちゃん」

母幼女「あの… えと、、、」

男「どうしたの?」

母幼女「モジモジ…」

男(やっぱりエッチしたいよぅ!がありうるのか?)

男「座る?」

母幼女「ウン」

幼女「毛布持ってきたのです」

母幼女「あっ 舞ちゃんちょうどよかった」

男(舞に話?)


 ソファ、並びは舞・男・母

母幼女「舞ちゃん、ちょっと秘密の相談があるんだけど♪」

幼女「秘密の? なんです?」

男(俺を挟んで秘密の相談?)

母幼女「(ヒソ) 今日、チュウしてもらってつぐみ、元気でたんだ♪」

幼女「(ヒソ) でしょ! 舞も元気でるのです。作戦成功だったのです」

母幼女「(ヒソ) でね、おにいさんにお礼のチュウがしたいんだけど、舞ちゃんも一緒にどう?」

幼女「(ヒソ) 一緒に?」

母幼女「(ヒソ) ほら、2人で挟んで、ほっぺにチュって」

幼女「(ヒソ) やる♪」

男(なるほどそうきたか)

母幼女(聞こえてたよね?) 目線チラ

母幼女「舞ちゃん、準備OK?」

幼女「OKなのです」

母幼女「じゃあ、せーの、、」

幼女「せーの、、」

 ちゅ!

男「ふふ♪ ありがと舞。ありがとつぐみちゃん」

幼女「えへへ♪」

母幼女「うふっ♪」

男(2人とも照れ隠しカワイイ)


男(もう1歩踏み込んでみたりして)

男「お礼のお礼だ」

 唇にチュ!

幼女「!」

男「こっちにも」

 唇にチュ!

母幼女「!」

幼女(おかーさんの唇にチューした…!)

母幼女(舞ちゃんの唇にチューした…!)

2人(目の前で…!)

男「お礼のお礼のお礼は、もう大丈夫だからね?」

幼女「んふふふふ//」

母幼女「んふふふふ//」


友幼女「んん… おかあさん…?」

男「起こしちゃったか」

友幼女「(むくっ) ボー……」

男「もう部屋行って寝るか?」

友幼女「ねる… お風呂… おにいさんと…」 むにゃ ぱた

幼女「寝ぼけてるのです」

男「疲れたんだな。今日がんばって働いてくれたからなぁ」

母幼女「のぞみ、六条君と一緒に入るつもりしてたよね」

男(気付いてたのか)

母幼女「張り切ってたのに、かわいそうなことしちゃったな…」 はぁ。。

男(のぞみちゃん喜べ。明日は堂々と混浴だ)

幼女「露天風呂、明日?」

男「ああ。明日に延期だ」

母幼女「舞ちゃん一緒に入ろうね」

幼女「うん♪」

母幼女「じゃあ明日に備えて、今日はもう寝ようかな」

男「のぞみちゃん運ぶ?」

母幼女「ね、今日はここで寝ない?」

幼女「賛成!」

男「そうするか」

母幼女「見て見て舞ちゃん、このソファ、背もたれ倒したらベッドになるんだよ」

幼女「ほんとだ!」


 ラウンジ、ソファベッドで川の字

友幼女「すやすや。。。」

幼女「zzz」

母幼女「起きてる?」

男「うん?」

母幼女「つぐみ今日、舞ちゃんとすごく仲良くなれた」

男「雨降って地固まった?」

母幼女「作戦会議してくれたおかげ。ありがとう」

男「たいしたことしてないけどね」 ほぼ聞いてただけ

母幼女「私ね、デートまで中止にして失敗したぁって思ったんだ。でもね、、」

母幼女「部屋から出てきた私に、舞ちゃん走り寄って来てくれたでしょ。その舞ちゃんに内緒なのは後ろめたいなって思って、だったら、中止で良かったんじゃん、って。」

男「そか」

男(自分より舞を優先して、母親役に徹してくれるんなら、それはそれでいい)

男(結局1回しか抱けなかったけど)

男(過ちは少なく小さいほうがいいさ)

男(でももう1回くらいはヤりたかったなー)

母幼女「だからね、つぐみ、なんとかする」

男「え? え?」


男「なんとかするというのは?」 どういうこと?

母幼女「つぐみ、考えがあるの」

男「ふむ」

母幼女「でもまだまとまってないから、2回目のエッチ、少しだけ待ってもらってもいい?」

男「永久に中止じゃないの?」

母幼女「違うー」

男「俺一瞬、もう1回くらいはお手合わせしておきたかったなーって思っちゃった」

母幼女「ほんとっ?」

男「うんホント。あれが最初で最後だったのかー、マジかーって」

母幼女「うふ♪ ありがと。でもつぐみ、先に問題解決してからにしようって決めたの」

男「そか。わかった」 (とは言ったものの何をどうするんだろう)

母幼女「明日の夜、作戦会議だけは予約しといていいかな?」

男「2人で?」

母幼女「うん。あ、2人きりだと我慢できなさそう?」

男「いや、我慢する」

母幼女「じゃあ、詳しいことは明日」

男「OK」

母幼女「つぐみ、もう寝るね」

男「ああ。おやすみつぐみちゃん」

母幼女「おやすみなさい」

男(考えって、どんなのだろう…?)

男(無茶なことはしないと思うけど)

男(明日のお楽しみか…)

  つづく

次回ガッツリ濡らすハズが。
次は年末前くらいに。


 おまけ

姉幼女「舞。9割9分5厘は99.5%だぞ」

幼女「ん?」

姉幼女「ほら、さっき>>50で、20戦19勝を9割9分5厘って言ったじゃん」

幼女「おにいちゃん、お姉ちゃんが変なこと言ってるのですー」

男「舞、20戦19勝は勝率95%だ。打率で言うなら、、」

幼女「あっ 待って! えーと、9割5分0厘!」

姉幼女「よしよし」

幼女「うっかりしてたのです」

 以上訂正おわり

近々投下予定

保守

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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462374938/)

今こんなことになってるので少し目を
移転したらそのまま付いていくので頼む

>>88
非常時の連絡用にツイアカ取得してみた
@Nazrh_2nXQ

する。うぐぐ。

ほんとだ
5日になる前までに頑張るか

さすがに2~3日じゃ仕上がらんな
もうちょい待ってね

この週末に頑張って書くぞー

うむ

やべえ 1年たってるやないか

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