男「俺の部屋に知らない子供がいる件」(643)
少女「お、おじさん、だれ?」
男「……えっ、俺? ていうか君、なんで俺の部屋にいるの?」
少女「……?」 キョロキョロ
男「ここ、俺の部屋。わかる?」
少女「わたし、なんでおじさんのへやにいるの?」
男「俺が聞きたいよ」
少女「……っ」 ズサズサッ
男「待って、待って、落ち着いて。君が何考えてるのかはわかるけど違うから」
少女「ち、ちかづかないで!」
男「だから違うって」
少女「けいさつよびます!」
男「こっちが呼びたいよ……」
少女「……」
男(気まずいなぁ)
少女「おじさんは、わるいひとですね」
男「違うってば。あと、おじさんおじさん言わないでくれる? まだそういう歳じゃないから」
少女「……」
男(もう警察呼ぼうかな……でも面倒臭いなぁ)
少女「……」 ジッ
男「とりあえず話そうよ、黙ったままじゃどうにもならないでしょ」
少女「……おじさん、だれですか?」
男「俺は男、君は?」
少女「……しらないひとにはいえません」
男「今、自己紹介したでしょ……」
くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
少女「おそと、だしてください」
男「……大声出したり、誘拐されたとか言わないでよ」
少女「……いいません」
男「なんでそこで間を空けるの? 本当に頼むよ、俺何もしてないからね?」
少女「いいません、なにもいいません」
男(ダメだ、この女の子、絶対に言う気だ……)
男「わかった、わかった。ねえ、まずは話を整理しよう」
少女「はい、せいりします。だからおそとにだしてください」
男「うん、終わったらね。まず君、いつからここにいたの?」
少女「さっきからいました」
男「そんな前じゃないのね。じゃ、その前はどこにいたの?」
少女「おへやにいました」
男「自分の部屋に?」
少女「はい、おへやにいました」
男(自分の部屋から俺の部屋に?)
少女「わたし、いつこのおへやにつれてこられたんですか?」
男「それ俺が聞いてるから。いつ来たの?」
少女「おへやで、ほんよんでました。それで、ねむくなって」
男「起きたらここに?」
少女「……」 コクリ
男「誰かがこの部屋に入って、この女の子を置いていった? なんで?」
少女「あの、おそと」
男「これ以上聞いても仕方ないか。……ところで君の家ってどこなの?」
少女「えと、○まち×ちょうめ△△です」
男「……それ、ここの住所なんだけど」
少女「ここ、わたしのいえじゃ……?」
男「うん、ここは俺の家だよ。ねえ、もう一回言ってくれる?」
少女「……っ」 キョロッ キョロキョロッ
男「どうしたの?」
少女「わたしのへや」
男「ん?」
少女「ここ、わたしのへやとおなじ……」
男「同じ?」
少女「おへやのそと、いっていいですか?」
男「う、うん」
安易なエロ展開は何も面白くないからそのままがんばって
少女「おなじ……」 テクテクッ
男(何が同じなんだろう)
少女「おかあさんのへや」 ガラッ
男「勝手に開けちゃ、あー、いいよ。両親も旅行中だし」
少女「おといれ」 ガチャッ
男「そう、だけど……」
少女「おとうさんのへや」 ガラッ
男「……?」
少女「おなじなのに、ちがう……」
男「何が?」
少女「ぜんぶ……ぜんぶちがう……」 ガクリッ
少女「そうだ、いもうと! いもうとは!」 トタトタッ
男「お、おい!」
少女「いもうと! いもうと!」 ガチャッ
男「あー、ちょ、ちょっと、叫んで外に出るなって、誤解されるだろ!」
少女「いもうと! いもう……?」
男「はぁ、はぁ、どうした?」
少女「ここ、おむかいのおやしき」
男「ああ、お向かいさんな。市議会議員やってる元地主さんだから知ってるか?」
少女「おなじ……おなじ、おなじ、おなじ、おなじっ!」 ブンブンッ
男「あああっ、おい、勘弁してくれって!」
少女「ひっ……ひっ……」 グズグズッ
男「泣くなよ、な? ほら、そこのソファーに座ってろ。今飲み物持ってくるから」
少女「うぅ……」 グズグズッ
男(障害のある子なのかなぁ。どこに連絡すればいいんだろ) コプコプッ
少女「……おっきいてれび」 グズッ
男「あのくらい普通だろ。観るか?」
少女「……」 コクリッ
男「よいしょ」 ポチッ
少女「きゃっ!?」
男「どうした?」
少女「すごい。きれい」
男(安物なんだけど、貧乏な家庭の子なのかなぁ)
少女「あの」
男「今度は何?」
少女「そこにあるしかくいの、なんですか?」
男「スマホ? 触ってみる?」
少女「……わっ、わわわっ!?」
男「何?」
少女「なんですか、これ! さわって、ひかって、なんですか!?」
男「音楽も流せるよ」
少女「……みらい」
男「未来?」
少女「ここ、みらい、なんですか?」
男「……はい?」
少女「ここ、わたしのいえです」
少女「わたしのいえなんです。おなじなんです」
少女「おむかいさんのいえも、おなじでした」
少女「わたし、この、すまほってしりません」
少女「こんなの、ないです」
少女「けいたい? なんですか、それ」
少女「いま、いつなんですか?」
少女「……30ねんごです」
少女「ここ、30ねんごです」
男「……」
少女「……」
男「そ、そう、なんだ……」
少女「……」
男「うん、じゃあ、まずは君のお父さんとお母さんを探してもらおうか」
少女「しんじてください」
男「大丈夫、大丈夫だから。警察の人ならすぐ見つけてくれるから」
少女「ほんとうなんです」
男「信じてるよ、うん」
少女「……どうして、しんじてくれないんですか?」
まざー☆ふぁっかー
男「はぁ。じゃ、正直に言うよ。信じられるわけないでしょ」
少女「なんでですか?」
男「タイムスリップってことだよね、それ。ないよ、そんなの」
少女「でも」
男「何か証拠はある?」
少女「……」
男「ないよね。悪いけど、そういう冗談はおうちの人としてくれるかな」
少女「うっ、うぅぅ」 グズグズッ
男「泣かれても困るって。それに30年前って、ここはじいちゃんばあちゃんの頃からうちの家だったしさ」
少女「……もしかして、おじいちゃんは祖父、おばあちゃんは祖母、ですか?」
男「ちょ、ちょっと待って。なんで知ってるの?」
少女「わたしは、少女です。いもうとは――」
少女・男「――母」
男「頭が痛くなってきた。君が俺の伯母さん?」
少女「たぶん」
男「手の込んだ冗談だね、俺の祖父母の名前まで調べるなんて。でも俺に伯母さんなんていないよ」
少女「そんなはず、ないです」
男「あるんだよ」
少女「ないです!」
男「あー、もう、わかったよ。じゃあ君の妹に聞いてみよう」
少女「……」 コクリッ
男「……あ、母さん?」
母『どうしたの、何かあった?』
男「いや、何もないんだけどさ。ちょっと聞きたい事があって」
母『聞きたい事? 何よ?』
男「あのさ、母さんって、一人っ子だよね? 俺に伯母さんがいたりは、しないよね?」
母『……』
男「母さん?」
母『誰から聞いたの?』
男「えっ?」
男「……うん……うん……うん……ありがと……ごめん、それじゃ」
少女「どう、でしたか?」
男「答えを言う前に、君に聞きたい事がある。君、今いくつ?」
少女「10さいです」
男「ああ、そう。そっか」
少女「どうかしましたか?」
男「信じたくないけど、君は多分、俺の伯母さんなんだろうね」
少女「しんじて、くれるんですか?」
男「信じないわけにはいかなくなってきた……さすがに、俺が知らない伯母さんの事まで知ってるんじゃあね」
少女「しらない?」
男「ああ。……今まで君を疑ったのは謝るよ。ごめん」
少女「い、いいです、しんじてくれたから」
男「そう。じゃ、落ち着いて聞いてくれる。……君は確かに俺の母さんの妹だけど、10歳の時に行方不明になってるんだ」
少女「え。……えと」
男「多分君は、30年後の今に、突然飛ばされて、それから帰ってない」
少女「うそです」
男「今この時では、そうなんだ」
少女「うそです。そんなのうそです。うそにきまってます」
× 男「そう。じゃ、落ち着いて聞いてくれる。……君は確かに俺の母さんの妹だけど、10歳の時に行方不明になってるんだ」
○ 男「そう。じゃ、落ち着いて聞いてくれる。……君は確かに俺の母さんの姉だけど、10歳の時に行方不明になってるんだ」
男「30年前に消えた君の事は、もうみんな知らないんだ」
男「俺だって知らなかったし、周りも触れないようにしてた」
男「死んだじいちゃんばあちゃんも、俺にさえ言わなかった」
男「うちは親戚付き合いもないから聞く機会もなかったし」
男「近所の人達だって、知ってるかどうか。少なくとも、俺の前では触れずにいた」
男「……信じられないけど、そうなんだよ。少女ちゃん、いや、少女伯母さん」
少女「やだ、いやだ、やだ、やだやだやだっ!」
男「落ち着いて」
少女「やだっ! おとうさんとおかあさんがしんだなんてうそ! ぜんぶうそっ!」
男「落ち着いてって。お願いだから」
少女「こないでっ、こっちこないでっ! ちかづかないでっ!」
男「……」
少女「うぐっ、うぅっ、うぁ、あっ、あぁあああ……っ」 グシュグシュッ
男「……ごめん」
>>60
ちなみに車は実家のエスティマ(シルバー)だ
男「顔上げて」
少女「うぅっ、やぁぁっ!」
男「ティッシュで拭くだけだから。ね?」
少女「うぐっ、うぅ」 スッ
男「……」 コシコシッ
少女「うぐ、はなぁ」
男「自分でかめる?」
少女「んぅ」 チーンッ
男「ゴミ箱、持ってくるね」
少女「えぐっ、うぐっ」 コシコシッ
少女「あう、うぅ……」 クタッ
男(耐えられないよな。突然30年後で、両親は死んでて、妹には子供がいて)
男(つい全部言っちゃったけど、本当は言うべきじゃなかったんだろうな)
男(いずれわかる事でも、ちゃんと段階を踏んで話せば、まだ良かったかもしれないのに)
男「ごめんな」
少女「……すぅ……すぅ……」
男「……寝ちゃったか。毛布だけ掛けておくか」
少女「……」 パチッ
男「起きた?」
少女「だれ……」
男「あー、うん……と……」
少女「男……さん」
男「男、でいいよ。伯母さん」
少女「……」
男「あー……少女ちゃん」
少女「そっちのほうが、いい」
男「そっか」
少女「……」
男「ご飯食べに行こうか」
少女「たべに?」
男「外食。何か食べたい物ある?」
少女「ないです」
男「回るお寿司はどう?」
少女「まわる、おすし?」
男「興味あるなら行こうか」
少女「……」 コクリ
回転寿司って30年前だと既に結構普及してるな
>>71
回転ずしの普及は結構地域差あった気がする
男「助手席に乗って。シートベルトの締め方はわかる?」
少女「そのくらい、わかります。ばかにしないでください」 カチャッ
男「良かった。ラジオ流していい?」
少女「はい」
男「……」
少女「へんなうた」
男「まあ、俺も知らないような最近のだからね」
少女「そう、なんですか」
男「少女ちゃん、無理して敬語使わなくていいよ」
少女「でも、おとなのひとだから」
男「一応家族だしさ、少女ちゃんは伯母さんで、俺は甥っ子なんだからさ」
少女「わかりま……わかったよ」
男「うん、よろしく。ああ、そこの店にしようか」
店員「二名様でよろしいですか?」
男「はい」
店員「ではご案内いたします」
少女「……」 キョロキョロッ
男「少女ちゃん。こっち」
少女「あ、うん」
少女「これぜんぶおすし?」
男「全部じゃないけどお寿司だよ。取りたい皿取っていいからね」
少女「うん!」 カチャッ
男(いきなり高い皿取りすぎだって!)
少女「あむっ」
男「どう?」
少女「んー、ふつう?」
男「あ……そう……」
少女「おなかいっぱい!」
男「そうだろうね……うん……」
少女「男はたべなかったね。どうして?」
男「あんまりお腹減ってなかったからかな」
少女「ちゃんとたべないとおおきくなれないよ?」
男「もう成長期も終わったしいいんだよ」
少女「ふーん」
男「それより、車で吐いたりしないようにね」
少女「しないよ、もう、でりかしーないね。もてないよ」
男「余計な御世話だって」
男「ああ、そうだ。ちょっと寄り道しようか」
少女「? うん」
男「じゃ、国道に沿ってぐるっと走ろうか」
少女「きをつけてうんてんするんだよ」
男「わかってるから安心して座ってなさい」
少女「はーい」
支援
男「風が気持ちいいね。寒くない?」
少女「へいき」
男「そっか。あのさ、どう?」
少女「なにが?」
男「だいぶ変わっただろ、少女ちゃんのいた頃と」
少女「うん。ときどき、しってるのもあるけど」
男「そのまま景色でも観ながら聞いて欲しいんだけどさ、少女ちゃんはこれからどうしたい?」
少女「これから?」
男「……過去や未来に行く方法は今も見つかってないし、あるかどうかもわかってない」
少女「うん」
男「だから、少女ちゃんはこれから、この時代で過ごさなくちゃいけない」
少女「……」
男「戸籍は多分、もうない。でも、役所に行けばどうにかはなると思う」
少女「どうにかって、どうなるの?」
男「40歳になるのか、10歳になるのかはわからないけど、でも、どうにかはなる」
少女「……」
男「どうしたい?」
少女「……わかんないよ、そんなの」
男「そうだよね。ごめん、急ぎすぎたね。でも、考えておいて欲しいんだ。今すぐじゃなくていいから」
少女「……」
男「ああ、そうだ。銭湯にでも寄って行こうか」
少女「えと」
男(っと、やめた方がいいかな。色々不安だろうし)
少女「ひろい?」
男「あー、うん。結構広いよ」
少女「いってみたい、かも」
男(しっかりしてるっていうか、俺が10歳の頃ってもっと馬鹿で弱かった気がするなぁ)
少女「どうかした? あ、たおるとせっけんは?」
男「なんでもない。タオルなんかは向こうで借りるから大丈夫」
男(よく考えてみたら、親戚らしい親戚と話すのって、少女ちゃんが初めてなのかな。……不思議な話だな)
男「はい、大人一枚子供一枚にタオルセット二つで」
少女「……」 キョロキョロ
男「何か面白い物でもある?」
少女「ううん、でも、なんか……きれい?」
男「最近出来た所だからかなぁ。古い銭湯はほとんど潰れちゃったし」
少女「……そうなんだ」
男「寂しい話だね」
少女「そうだね」
男「それじゃ、ゆっくり入ってきなよ」
少女「うん」
男(……しかし、母さんになんて説明しようかな。少女ちゃんの顔見れば分かってくれるかな) スタスタ
少女「……」 テクテクッ
男「あの少女ちゃん」
少女「なに?」
男「女湯は向こうだよ?」
少女「うん、しってる」
男「知ってるのか、良かった。ここ男湯だからね」
少女「……」 ジッ
男「……」 ジッ
少女「ひとりに、なりたくないんだもん」
男(そりゃ、そうだろうけど……10才だろ……)
男「恥ずかしくない?」
少女「ちょっと、はずかしい」
男「家にも小さいけどお風呂はあるよ?」
少女「おおきいおふろにはりたい」
男「……あ、そうだ」
男「こっちだ、こっち」
少女「くるまは?」
男「歩いて行ける距離なんだよ」
少女「おかねはらったのに……」
男「こっちの方がいいんだって。ほら、あれ」
少女「……おっきい」
男「風呂に飯屋にゲーセンまで入ってるんだぜ、ここ」
少女「すごいの?」
男「凄いぞ。料金は高い、キャパは大きすぎるで採算取れないから来月潰れるけどな」
少女「?」
男「前に来た時は10人くらいしかいなかったし、こっちなら貸切みたいなもんだよ。行こうぜ」
少女「えと、うん」
場所が思いつかない
風呂に飯屋にゲーセン??
男「こんな近くに競争店あれば当然だけど、本当に人いないな」
少女「うん! ぜんぜんいない!」
男「あんまり大きい声で言うと店の人にも聞こえるから、静かにな」
少女「はーい」
男(財布が軽くなってくなぁ……)
>>106
まあ、地方にはバブル時代の遺物みたいなリゾート系施設が結構残ってるんだよ
少女「……」 チラッ
男「気になるならロッカー離そうか?」
少女「う、ううん、だいじょぶ」
男(緊張されると、こっちまで変な感じになるなぁ。さっさと脱いで入っちゃうか)
少女「……」 スルッ
男「よいしょ。……一人で来れる?」
少女「……っ」 フルフルッ
男(ええっ……脱いだ状態で待機するの、俺?)
少女「んっ……」 スルスルッ
男(見ないようにすると逆に気になるなぁ。早くしてくれよ)
少女「い、いいよ!」
男「あ、うん」
少女「……」 トテトテッ
男(ああ、股間周辺だけ隠すパターンだ……胸が、胸が……)
少女「どうしたの?」
男「うん、なんでもないから……近親でロリの二重苦に目覚める前に行こう……」 スタスタ
少女「あ、まってよ!」
少女「うわぁ!」
男「やっぱり貸し切り状態か」
少女「すごい! すごい! すごい!」 トテトテッ
男「走ると転ぶぞ」
少女「とびこんでいい?」
男「ダメ。あと先に体洗ってからね」
少女「はーい!」
少女「……」 ソワソワッ
男「何?」
少女「せなか」
男「……流せってこと?」
少女「うん。おふろにくると、いっつも、おとうさんかおかあさんがあらってくれたから」
男「……軽くね」
少女「うん!」
男(なんていうか、こうして見ると、パーツが全部小さいな)
少女「まだ?」
男「ああ、はいはい。今やります」 ゴシゴシッ
少女「いたい」
男「このくらいですか?」 コスコスッ
少女「よわい」
男「……こう?」 ゴシッ
少女「うん」
男(こういう状況で興奮しちゃダメだと思うと、逆にムズムズしてくるよなぁ)
少女「もういいよ、交代。ありがと。」
○ 少女「もういいよ、こうたい」
× 少女「もういいよ、交代。ありがと。」
男「俺はいいよ」
少女「いいから!」
男「……まあ、そう言うなら」
少女「んっ。んっ」 ゴシッ ゴシッ
男「お、力入ってるな」
少女「なれてる、から」 ゴシッ ゴシッ
男「じいちゃんばあちゃんとは、よく来てたのか?」
少女「つきに、1かいくらい」 ゴシッ ゴシッ
男「そっか。うちは全然だなぁ。友達と来た方が多いくらいだ」
少女「……」 ゴシッ ゴシッ
男「昔より今の方が、そういう家族の触れ合いみたいなの、薄いのかもな」
男(ていうか、母さんが嫌がるんだよな。……少女ちゃんと一緒に来てたの、思い出すのかなぁ)
少女「……」 ギュッ
男「な、何? どうしたの?」
少女「なんでも、ない」
男「でも、その」
少女「すこしだけ。すこしだけ、こうしてたいの。すこしだけだから」
男「……」
少女「もう、おとうさん、いないんだよね」
男「うん」
少女「そっか……」 ギュゥゥッ
男「わぷっ!?」 バシャーンッ
少女「はい、おしまい」
男「もうちょっと優しく掛けてくれないかな」
少女「きをつける。ね、おふろはいろ?」
男「はいはい、どうぞどれでも好きに入ってください」
少女「はやくたって!」
男「そんなに慌てなくても逃げないって」
少女「男がゆっくりしすぎなんだよ、せっかくおかねはらってるんだもん、たのしまないと!」
男「少女ちゃんみたいに若くないのよ、俺……おじさんでもないけどね」
男(まあ、落ち込んでる姿より楽しんでくれる方がこっちも嬉しいんだけどね)
少女「はふぅ」
男「ふぅ」
少女「あついねー……ひろいねー……」
男「大浴場って、久々に来ると良いもんだなぁ」
少女「また、きたいな」
男「来月までならまた来れる」
少女「うん……」
男「ところでさ、うちの母さんってどんな子供だったんだ?」
少女「……いもうとはね、わたしがいないと、すぐないちゃうの」
男「あの母さんが?」
少女「おねえちゃんこでね、おねえちゃんどこ、おねえちゃんまって、おねえちゃんおねえちゃんって」
男「信じられないなぁ」
少女「でも、ほんと……」 ブクブクッ
男「じいちゃんとばあちゃんは?」
少女「おとうさんは、ちょっとおこりっぽくて、てれびとよくはなしてた」
男「ああ、そういやじいちゃん、テレビに向かってよく怒鳴ってたなぁ」
少女「おかあさんは、おりょうりがじょうずで、やさしくて、おこるとおとうさんよりこわくて」
男「へぇ、そうだったんだ」
少女「それで、おねえちゃんなんだから、もっとしっかりしなさいって……」 ブクブクッ
男「実際、19の俺よりしっかりしてると思うよ」
少女「……」 ブクブクッ
男「少女ちゃん?」
少女「あぇ?」 バシャーンッ
男「ちょ、少女ちゃん、少女ちゃん!?」
少女「はふ……うぅ……」 クタッ
男「飲み物、飲める?」 ピタッ
少女「ん……」 コクリッ
男「じゃ、これ。……一応言っておくけど、脱衣所まで運んでバスタオル掛けただけで、見てないよ」
少女「うたがって、ないよ」
男「あー、じゃあ余計な事言ったね」
少女「ふふっ。……んっ」 ゴクッ
男「連れ回して悪かったね。疲れたろ」
少女「いいよ。わたしだって、しんぱいしてくれたって、わかるから」
男「まあ、家族だしね」
少女「……かぞくで、いいんだよね」
男「もちろん」
少女「……ありがとう」
男「もう少しそのままゆっくりしてな」 ナデナデ
少女「うん……」
くっさ
>>147
香ばしい奴だな
保守
男「大丈夫? 一人で歩ける?」
少女「へいき」
男「辛くなった言いなよ?」
少女「しんぱいしすぎだよ」
男「そう?」
少女「わたし、おばさんなんだから。ほんとは、わたしがしんぱいするんだよ?」
男「それを言われると困るけど、俺だって年上なんだしさ」
少女「男はたよりないし」
男「うわぁ、傷付くな、それ」
少女「じょうだんだよ」
少女「すずしい」
男「もうすっかり夜か」
少女「うん。……よるはおなじだね」
男「星も同じかな。30年で変わるものより、変わらないものの方が多いかもしれないね」
少女「うん。でも、やっぱりかえりたいな……」
男「ごめん」
少女「ううん! 男がいなかったら、わたし、いまもないてたもん!」
男「なら、役に立てたかな」
少女「じまんのおいっこだよ、男は。ほら、かえろ?」
男「はい。伯母さんがそう仰るなら、我が家に帰るとしましょう。どうぞ、車にお乗りください」 ガチャッ
少女「くるしゅうないぞ」 ポフッ
男「ただいまー」
少女「おかえりー」
男「……おかえり」
少女「ただいま!」
男「ぷっ」
少女「ふふっ」
男「ゲームでもするか?」
少女「げーむ? ふぁみこんあるの?」
男「あー、そっか。……ちょっと、昔の子供には刺激が強すぎるかな」
少女「?」
男「あんまり驚かないようにね」
少女「すごい! すごい! すごい! すごい! すごい!!」 ピョンピョンッ
男「興奮するなって方が無理なのはわかるけどね」
少女「これどうやるの?」
男「このコントローラーのボタンを押して……って、もっと簡単なゲームの方がいいかな」
少女「はやくはやくはやくはやくぅ!」
男(ネットとか見せたらおしっこ漏らすんじゃないだろうか)
少女「おばさんめいれい! はやくする!」
男「わかったから、ちょっと落ち着いてな」
少女「えいっ! えいっ!」 ブンブンッ
男「うわっ! ちょ、ちょっと、もう少し小振りで大丈夫だから!」
少女「これたおせないんだけど!」
男「交代しようか?」
少女「やだ!」
男「そっか」
少女「……いっしょにあそべるのある?」
男「あるよ」
少女「じゃ、それやる」
男「別に、俺はいいのに」
少女「だって、ひとりであそんでも、たのしくないもん」
男(あんなにはしゃいでた癖に……お姉ちゃんなせいか、変なとこ大人だよなぁ)
男「少女ちゃんの番だよ」
少女「……ん」 コクリッ コクリッ
男「眠い?」
少女「だいじょぶ……だいじょうぶ……」 コクリッ コクリッ
男(そういや、昔の10才ならもう寝てる時間か)
少女「ん……」 コクリッ
男「もう寝ようか?」
少女「やだ……」
男「ゲームはまた明日できるから。ね?」
少女「……やくそく?」
男「約束」
少女「うん、じゃあねる……」
男(母さんの部屋のベッドでいいか) ガチャッ パチッ
少女「まぶしい……」
男「すぐ消すから。そこのベッド、使っていいから」
少女「べっど」
男「布団、敷いた方がいい?」
少女「ううん、べっどつかいたい」
男「良かった。それじゃ、俺は向こうの部屋にいるから、何かあったら呼んでね」
少女「……」 ニギッ
男「な、何?」
少女「……」 ジィッ
男「行くなってこと?」
少女「ひとりは、いやなの」
男「じゃあ、俺の部屋に布団敷いて寝る?」
少女「……」 コクリッ
応援する!
まだかしら( ゚д゚)ソワソワ…
∑(゚Д゚)まだかな!
マダーカ(^ω^)
☆ チン マチクタビレタ~
マチクタビレタ~
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < >>1まだ~?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
,, _
/ ` 、
/ (_ノL_) ヽ
/ ´・ ・` l 匿名くんはもう死んだんだ
(l し l) いくら呼んでも帰っては来ないんだ
. l __ l もう世界は許されて、君も平穏な日々に帰って行く時なんだ
> 、 _ ィ
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る
>>159
1983の子どもだとファミコン知らない可能性も…
頭痛ぇ
>>222
ぴゅう太ってファミコンより前だっけ?
ちょっと読み返してくる
>>226
ファミコンの前じゃね?
というか1983とかまさにファミコン発表年
男「よいしょ、っと」 バサッ
少女「てつだう?」
男「大丈夫。すぐ終わるから……と、これでいいかな」
男(本当はベッドの方を譲りたいんだけど、さすがに男臭い俺のベッドはなぁ……)
少女「どうしたの?」
男「いや、なんでもないよ。……あー、電気付けたままでいいかな? 俺、まだ眠くなくてさ」
少女「んっ」 コクリッ
男「ごめんね。それじゃ、おやすみ」
少女「おやすみなさい……」 モゾモゾッ
男(さて、と。俺は調べ物を済ましちゃうか)
男(『タイムトラベル 現実』……と) カチカチッ
少女「男」
男「ん、何?」
男(タイムトラベル……実際には実現できないとされている……まあ、そうだよな)
少女「いるならいいの……」 モゾモゾッ
男「トイレくらいは行くだろうけど、今日はもう部屋から出ないよ。安心して眠りなよ」
少女「うん……」
男(……いくら検索しても、フィクションか胡散臭い体験談ばかりだな)
男「それに、少女ちゃんって……」
男(タイムトラベルっていうより、神隠しじゃないか?)
男(もしそうなら、そもそも未来に来たんじゃなくて、30年を飛ばしただけだから、帰る見込みもないんじゃ……)
男「……」 チラッ
少女「すぅ……すぅ……」
男(参ったな。ほんの少しでもいいから、帰れる可能性、見つけたかったのに)
少女「すぅ……すぅ……」
男(この子には、できるだけ辛い想い、させたくないのにな)
男「……」 ジィッ
少女「すぅ…………すぅ……ぅぅ」 カァァッ
男「あ、あれ、起きてた?」
少女「……」 コクリッ
男「み、見てたのは変な意味じゃなくてね!」
少女「……」 ゴソゴソッ
男(露骨に布団に隠れられた)
少女「あんまりじろじろ、みないで」
男「はい、ごめんなさい……」
男(やっぱり、ネットで調べたくらいじゃ何もわからないか)
男(だからって、他に調べる方法もないし、大体過去に戻る方法がわかれば今頃みんなタイムスリップしてるよな)
男(……もういい加減寝るかな) チラッ
少女「すぅ……すぅ……」
男(起こさないように、そっと電気を消して) カチカチッ
男「……おやすみ、少女ちゃん」
(妹の腕が腐って落ちた)
(両親の目が腐って落ちた)
(私も指先から腐り始めて)
(怖くて誰かの名前を呼んだ気がする)
(誰の名前かは、よくわからなかった)
少女「……っ」 ガバッ
少女「はぁ……はぁ……」
少女(真っ暗……)
少女「男? 男?」
男「ぐぅぅぅ……ぐぅぅぅ……」
少女(寝てる)
少女「……」 ペタッ
男「んん……」
少女(あったかい頬。私も男も、ちゃんとここにいるよね)
少女「……おじゃま、します」 ゴソゴソッ
少女(……変な匂い)
少女(ちょっと、お父さんに似てる)
少女(でも、お父さんとも違う)
少女(もっと汗臭くて、良い匂い)
少女「て、にぎってもいい……?」
男「……」
少女(寝てるよね。そうだよね)
少女(少しだけ) ギュッ
少女(……落ち着く。今度は、嫌な夢見ないよね)
少女「すぅ……すぅ……」
男(この状況、俺にどうしろと)
少女「すぅ……すぅ……」
男(子供だし、伯母だし、どうこうするとか、そういう気はないけどさ)
男「一応俺、男だぞ……」
男(いや、これは朝勃ちだから。そういうのじゃなくて)
少女「んぅ……」
男(ああ、そうか。今日も少女ちゃんに付きっきりになるなら、今しかないのか)
男(シャワー浴びるついでにやっとくか) スルッ スタスタ
ジャァァァァッ
男(おかずが妄想って久しぶりな気がするな)
男(適当に、お風呂場でエロい事する妄想で……)
男(あ、いい感じかも……このまま……)
タッタッタッ
少女「男!?」 ガチャッ
男「うわっ!」
ばいばいさるさん多すぎるだろうよ
少女「よかった、ちゃんといた……っ」
男「い、いるから、いるから早く出てってくれっ!」
少女「……」 ジィッ
男(おい、なんでそこで大きくなるんだよっ) ムクムクッ
少女「なんでおおきくなるの?」
男「俺に聞くなよ、いいから出てけって!」 ガッチャン
一行目に残ったままだったか
まあいいや、トイレ行ってくる
少女「よかった、ちゃんといた……っ」
男「い、いるから、いるから早く出てってくれっ!」
少女「……」 ジィッ
男(おい、なんでそこで大きくなるんだよっ) ムクムクッ
少女「なんでおおきくなるの?」
男「俺に聞くなよ、いいから出てけって!」 ガッチャンッ
少女「……」 チラッ
男「……朝飯、どうする?」
少女「なんでおおきくなったの?」
男「いいから忘れろ」
少女「……なんで?」
男「たまに大きくなるんだよ。それ以上聞くな」
少女「はーい」
男「野菜炒め、ベーコンエッグ、冷奴、漬物、味噌汁……こんなもんでいいか?」
少女「すごい、りょうりできるんだね」
男「自炊だけはできるようになれって言われてたし、このくらいはな」
少女「ふーん」
男「……どっか行きたい所あるか?」
少女「いきたいとこ? なんで?」
男「母さん達が帰ってくるのもかなり先だし、それまでやる事もないだろ?」
少女「男は、いつもどこいくの?」
男「俺か? 俺は、友達とカラオケ行ったり、飲みに……いや、今のなしな」
少女「えと、うん」
男「それで、どっか行きたい所あるか?」
少女「……おはか」
男「墓?」
少女「おとうさんとおかあさんの、おはか」
男「……」
少女「みに、いきたい」
男「なあ、少女ちゃん。あんまり無理するなよ」
少女「むりしてない」
男「してるだろ。そんな怖い顔して、急ぎすぎだって」 ムニムニッ
少女「ふぁう、やめふぇ」
男「ああ、ごめんね。でもそんな無理しなくていいからね」 ナデナデ
少女「でも、もういないんだよね」
男「俺がいきなり全部ベラベラ話したのが悪いけどさ、まだいいよ、そういうのは」
少女「やだ」
男「少女ちゃん……」
少女「だって、いないんでしょ? もういないんでしょ?」
男「……」
少女「でも、おかあさんもおとうさんもいないって、わかんないんだもん」
男「少女ちゃん。今日はゆっくり話そう」
少女「……」
男「まだ色々混乱してるのは、仕方ないよ。俺が少女ちゃんだったら、もっと取り乱してる」
少女「でも、ダメだよ。だって、いないんだもん」
男「いいんだよ、それで」 ナデナデ
少女「……」
男「それじゃ、何の話しようか」
少女「……いもうとは、だれとけっこんしたの?」
男「うちの父さんだけど、多分少女ちゃんは知らないんじゃないかな」
少女「どうして?」
男「うちの両親、高校の同級生だったみたいだから」
少女「つきあってたの?」
男「みたいだね。……親の恋愛話なんて、そんなに知らないし、知りたくないけど」
少女「それで、それで?」
男「だから知らないってば。……まあ、うちの父親が告白したんだと思うよ。ずっと尻に敷かれてるし」
少女「ふふっ、そうなんだ」
男「まあでも、息子を置いて二人で旅行に行くくらいに仲は良いんだよ」
少女「おいてかれたの?」
男「……んー、まあ。今無職だから、一緒にいるときついっていうかね」
少女「むしょく……」
男「働いてないってこと。バイトやめたばっかでね」
少女「むしょくってたのしい?」
男「全然。遊ぶのにも金掛かるし、あいつら、ガソリン代もろくに払わないし」
少女「あいつらって?」
男「友達連中。昔からの付き合いだし良い奴らだけど、学生もいて金払いが悪い」
少女「んと」
男「ああ、悪い。愚痴になった」
少女「くらすのみんなは、どうしてるのかな」
男「俺にはわからないけど、地元にいる人も多いと思うよ」
少女「……」
男「会いたい?」
少女「ううん、あうの、こわい」
男「ごめん」
少女「だいじょぶ」
男「そっか。……小学校は多分、そんなに変わってないんじゃないかな」
少女「ほんとに?」
男「多少改装はしてるだろうけどね。観に行く?」
少女「……うん」
男「……あ、そうだ。着替えとか買わないとね」
少女「いいの?」
男「そのくらい平気だよ」
少女「おかね、ないんでしょ?」
男「後で母さんに請求するから心配しなくていいって。俺、一応大人だからね」
少女「……」
男「遠慮しなくていいって。……あー、そうだな、小学校まで歩きながら話そうか」
少女「……?」
男「天気良いねぇ」
少女「なに、はなすの?」
男「……あのさ、これから少女ちゃんがここで暮らしていく事になったらさ」
少女「なったら?」
男「多分俺、少女ちゃんのお兄ちゃんになると思うんだよ」
少女「え、えーっ!?」
男「実際、少女ちゃんの戸籍も40才にはならないと思うし、形式的にはうちの養子になるだろうし」
少女「……男がわたしのおにいちゃん?」
男「義理のだけど、そうなると思う」
少女「でも、わたしおばさんでしょ?」
男「うん。伯母さんで妹って、また頭痛くなる話だけど、そうなるだろうね」
少女「……」 ポカーン
男「少女ちゃんもお姉ちゃんなら分かるだろ? 妹がお兄ちゃんに遠慮するのが変だって」
少女「で、でも」
男「でもじゃなく、変なの。だからさ、ちゃんと甘えてよ」
少女「ほんとに、いいの?」
男「いいよ」
少女「ほんとのほんとに?」
男「うん。ほんとのほんとに」
少女「……おにいちゃん」
男「何?」
少女「おにいちゃん」
男「うん」
少女「おにいちゃん!」
男「なんかくすぐったいね」
少女「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん!」 ギュッ
男「ちょ、ちょっと、歩けないって」
少女「だって、おにいちゃんだよ? おにいちゃんができたんだよ?」
男「う、うん」
男(予想外の大喜びだなぁ……いや、まだ戸籍的にはお兄ちゃんじゃないんだけどね)
親戚のお兄ちゃんと思えばおkだろ
家庭の事情が複雑なら年下の伯父伯母とか普通にいるしな
>>292
承りとかか
少女「おにいちゃん、おにいちゃん! あれしょうがっこう!」
男(やっぱりまだくすぐったいっていうか、照れるな……)
少女「ちょっといろちがうけど、おんなじだね!」
男「……入ってみる?」
少女「いいの?」
男「一応卒業生だし、話せば入れてくれるんじゃないかな」
少女「はいる!」
男「少女ちゃんがこっちに引っ越してくる予定だって言ったら、結構あっさり通してくれたね」
少女「……うん」
男「どうしたの?」
少女「あのせんせい、となりのくらすのせんせい」
男「30年前ってことは、再異動してきたのかな」
少女「……」
男「よいしょ」 グインッ
少女「きゃっ!」
男「ダルいならこのまま抱きかかえて行こうか?」
少女「だいじょぶだから! はなしてよ!」
>>293
そういやアトムとはそんな設定だったな…
男「わかったわかった。ほら」 トスッ
少女「おにいちゃんのばか」
男「ごめんって」
少女「でりかしーなし」
男「レディーに失礼でしたかね?」
少女「ばかにしてるでしょ?」
男「いえいえ、行きましょう」
少女「こどもあつかいしないで」
男(実際、子供だしなぁ)
少女「おにいちゃんも、このがっこうにかよってたんだよね?」
男「何年も前だけどな」
少女「へんなかんじ」
男「小学校は同じ地区の子供はみんな通う場所だからな」
少女「ふしぎだね」
男「休みで人がいないせいもあるが、時間の流れが遅いっつーか、止まってるみたいだな」
少女「おにいちゃん、かえろ?」
男「ゲームの続きするか?」
少女「うん!」
男「あ、そうだ。服と生活用品買わないとな。……ユニクロで許してくれな」
少女「おにいちゃんにまかせる」 ギュッ
男(小学生の女の子を腕に抱き付かせて歩いてるこの姿、知り合いには見せられないな)
友「……」 ジィッ
男「うぇ……マジかよ……」
友「こっちの台詞だろ……」
少女「……」 ササッ
友「えっ、俺そんな顔こわい」
なんだ、shift+enterで書き込む誤爆機能って消せるのか
男「あ、そうだ。服と生活用品買わないとな。……ユニクロで許してくれな」
少女「おにいちゃんにまかせる」 ギュッ
男(小学生の女の子を腕に抱き付かせて歩いてるこの姿、知り合いには見せられないな)
友「……」 ジィッ
男「うぇ……マジかよ……」
友「こっちの台詞だろ……」
少女「……」 ササッ
友「えっ、俺そんな顔怖い?」
男「ガラは良くない自覚あるだろ」
友「そりゃまあな。でも普通にへこむわ……」
友「それで、お前いつからロリコンに目覚めたわけ?」
男「目覚めてねーし」
友「言い訳すんなって。女紹介してやるっつっても断わるからホモかと思ったら、まさかなぁ」
男「人の話を聞けや。この子は親戚の子だ」
少女「……」 ペコリッ
友「親戚の子ね。……言われてみれば、ちょっと似てるかもな」
男「あんまり見るなよ、穢れる」
友「うわっ、ひっでぇ。それよかお前さ、明日暇?」
男「忙しい」
友「やっぱり暇か。飲み行く約束あるからお前も来いよ」
男「まず人の話聞けや」
友「後でメールすっから返信しろよ。じゃあな」
男「相変わらず人の話を聞きやしねぇな」
少女「ともだち?」
男「友達だな。あれで悪い奴じゃないんだぞ、本当に」
少女「……」
男「いや本当にな?」
少女「でも、あたまきんいろだし」
男「大学デビュー、って言っても通じないか。あいつは見た目だけだから」
少女「ふーん」
男「さてと。ユニクロ行って、ドラッグストア行って、デパートにも寄ってくか……持ち切れるかな」
少女「がんばってね、おにいちゃん」
男「おう」
少女「かわいい? かわいい?」
男「だから可愛いって。お前、帰ってきてから何回同じ事聞くんだよ」
少女「えへへっ」 フリフリッ
男「今は上下3着だけど、足りない分は母さんが帰って来たら一緒に買って来てくれよ」
少女「これだけでいいもん」
男「三着じゃ足りなくなるって。それに、すぐ成長して着れなくなるだろうし」
少女「いいの、これだけで!」
男「いいって言うなら、俺はいいけどな。昼飯はどうする?」
少女「なんでもいいよー」
男「なんでもって何だよ。あー、オムライスでも作るか」
少女「おむらいすすき!」
俺「そりゃ良かった。じゃ、適当に座って待ってるように」
少女「はーい」
男(少女ちゃん、無理してるのかな) カンカンッ
男(俺が、無理させてるのかな) カッカッカッ
男(へこんでるよりは楽しい方がいいと思うんだけど) ザッザッ
男(これも俺の押し付けかな) ジュワァァッ
男(……俺も俺で、無理してるしな) トントンッ
男(妹や弟がいたら、って昔から思ってたけど、良いお兄ちゃんってのも大変だよな) カチッ
男「やっぱ、ボロ出ちゃうよなぁ」
少女「えっ、こんなにきれいなのに?」
男「こっちの話ね。ケチャップはどのくらい掛ける?」
少女「じぶんでかける!」
男「そっか。じゃ、そこのコップに水注いで運んでくれる?」
少女「うん!」
>>325
うむ
>>327
なにがウムだ
手を出してナンボだお
通報先・便利なリンク一覧
■警視庁匿名通報フォーム http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anket/other.htm
■全国ハイテク警察リンク集 http://www002.upp.so-net.ne.jp/dalk/ksatulink.html
■警視庁ホームページ http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
■警察総合相談電話番号 http://www.npa.go.jp/safetylife/soudan/madoguchi.htm
■公安調査庁 http://www.moj.go.jp/KOUAN/
■国家公安委員会 http://www.npsc.go.jp/
■公安9課 http://www.production-ig.co.jp/contents/works_sp/03_/
■内閣情報調査室 http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jyouhoutyousa.html
■国防省 http://www.defenselink.mil/
■アメリカ中央情報局(CIA) http://www.cia.gov/
■アメリカ連邦捜査局 (FBI) http://www.fbi.gov/
■国家安全保障局(NSA)http://www.nsa.gov/
■ドイツ国境警備隊第9連隊(GSG-9) http://www.gsg9.de/
■機動警察パトレイバーhttp://www.bandaivisual.co.jp/patlabor/
■創価学会http://www.sokagakkai.or.jp/
■国防省http://www.mod.gr/
■特捜戦隊デカレンジャー(SPD)http://tvarc.toei.co.jp/tv/dekaren/index.shtml
■英国首相官邸(ダウニング街10番地)http://www.number-10.gov.uk/
男「俺、働こうかな」
少女「やりたいことあるの?」 モグモグッ
男「無職のお兄ちゃんってやだろ?」
少女「んー、ぜんぜん」
男「金ないと買い物もできないし、遊びにも行けないんだぞ?」
少女「へいき」 モグモグッ
男「少女ちゃんのお兄ちゃんは何してる人なの、とか聞かれて、無職だよ、とは言えないだろ?」
少女「なんで?」
男「恥ずかしいだろ」
少女「ぜんぜん。おにいちゃんはおにいちゃんだよ」
男「……いやでも、やっぱ俺が嫌だな。もうちょっと色々落ち着いたら働くわ」
少女「あそびにっていい?」
男「まあ、何になるかはわからないけど、たまにならな」
○ 少女「あそびにいっていい?」
× 少女「あそびにっていい?」
男「ゲームして飯食って遊んで、一日終了か。ガキの頃みたいだな」
少女「ん……」 コクリッ コクリッ
男「風呂入ってから寝ろよ」
少女「んー……」
男「おら、早くしないと脱がすぞ」
少女「ぬがせて……」
男「本気にするな」
少女「んー……」 グテーッ
男「しっかりしろって、ほら」 グイッ
少女「んー……」
男「お湯は湧いてるからな。風呂場で寝るなよ」
少女「ん……」 コクリッ
男(あいつ大丈夫か?)
男「……まあ、廊下にいれば何かあれば分かるだろ」
男(しかし、疲れて来たな。小学生のバイタリティすげー)
男「俺も歳だなぁ……あ、そういや」 ゴソゴソッ
男「ああ、やっぱり友からメールと着信あるか」
男(これだけしつこいって事は、断わると根に持たれるな)
男「しかし明日か……」
男(少女ちゃんとちょっと離れたい、ってのはあるなぁ)
男(どうするかな……)
少女「んー……」 ガチャッ
男「ぶっ!」
少女「おにいちゃん……ふくは……?」
男「だ、脱衣所にあるから!」
少女「んー……」 フラフラッ
男(真正面から10歳の裸を直視しちまった……)
男「……ちょっと勃ってるとか、気持ち悪ぃ……」
男(自分じゃロリコンじゃないつもりなんだけど、ダメかもな)
男(最低すぎるわ)
ちいさくっても女の子だもの
少女「すぅ……すぅ……」
男「……」
男(とりあえず、二人が帰ってくるまでの数日、どうにか過ごさないと……)
男(これ以上何かあったら、俺がどうにかなりかねない)
男(なんでこんなに大事にしたいと思うに、興奮するんだろ……嫌になるな)
男「……」
男(明日は、やっぱり遊んでくるか)
男(少女ちゃんには一日だけ、我慢してもらおう)
男「で、今日は夜から友達に会いに行くから」
少女「……」 ジトーッ
男「な、なんだよ?」
少女「べつに」
男「たまにはいいだろ?」
少女「いいんじゃない?」
男「良くないって顔しながら言うなよ」
少女「べつに」
男「……帰りに何か買って帰るから」
少女「なにかってなに?」
男「……お菓子とか、アイスとか」
少女「ふーん」
男(全然機嫌直る気配ないな……)
>>344
おっきくったって男の子だもんな!俺らも
男「帰りは朝方になるかもしれないけど、夜までは暇だからさ」
少女「それで?」
男「それまで何して過ごそうか?」
少女「ひとりでげーむするから」 プイッ
男(絵になるくらいまっすぐに拗ねてるなぁ……そういや30年前なら、あれって残ってるんじゃないか?)
少女「……」 ムスッ
男「あのさ、少女ちゃんの写真ってまだ残ってるんじゃないかな」
少女「しゃしん? ……ある、かも」
男「どうせ夜まで暇なんだし、一緒に探さない?」
少女「……」
男「やだ?」
少女「べつに、いいけど」
男「うん。じゃ、探してみよう」
マダカナマダカナ( ゚д゚)
男「まずは物置かな」 ガチャッ
少女「けほっ」
男「滅多に開けないから埃臭いな」
少女「ここにあるの?」
男「多分ね。あ、でも母さんが持ってるのかもしれない」
少女「きいてみて」
男(変に思われそうだけど、まあ、どうせ帰って来たら少女ちゃんの事も話さないとダメだし、今更か)
母『おね……伯母さんの写真なんて、どうして探してるのよ?』
男「一度見てみたいと思ってさ」
少女「ね。いもうとのこえ、きかせて」
男「……」 スッ
母『……お母さんのアルバムに一緒に仕舞ってあるわ。部屋の押し入れの上の方よ』
少女「……」
母『それと、誰から聞いたのか知らないけど、伯母さんの話はあんまりしないで。……辛くなるのよ』
少女「……っ」
男「あー、うん、わかった。じゃ、早く帰ってきてね」 ガチャッ
少女「……つらく、なる……」
男「大切な人がある日突然いなくなったんだから、仕方ないって」
少女「かえりたい。かえって、いもうとにあいたい」
男「うん」
少女「……ごめんなさい」
男「謝る事じゃないよ。さっ、探してみよう」 ナデナデ
少女「みつかる、かな」
男「見つかるよ、きっと」
ってかなぜ「伯母さんが今うちにいる」って言わない?
すっ飛んで帰ってくるだろうしその方がみんなのためだろうに
>>369
釣 り で す た
的に受け取るだろ母親が
男「おっ、これかな」
少女「あった?」
男「多分ね。かなり手前に置いてあったから、よく見てるんだろうね」
少女「はやくみよ!」
男「落ち着いて。そこに座って一緒に見よ」 スッ
少女「うん!」
男「あ、これ俺だ。ていうか逆さだな」 クルリッ
少女「このままみてこうよ」
男「恥ずかしいから嫌だ」
少女「がまんするの!」
男「……はいはい」
少女「……」 ジィッ
男「面白いか?」
少女「うん。みんなたのしそう」
男「そんな良い思い出ばっかでもないよ」
少女「でも、いっぱいおもいで、あったんでしょ?」
男「それなりにね」
少女「わたしとおなじくらいのおにいちゃん」 ススッ
男「小4かな、多分」
少女「あかちゃんのころのおにいちゃん」 ススッ
男「……」 ムズムズ
少女「はなよめのいもうと」 ススッ
男「うん」
少女「ぜんぶ、わたしはいないんだよね」
少女「……」 ジィッ
男「面白いか?」
少女「うん。みんなたのしそう」
男「そんな良い思い出ばっかでもないよ」
少女「でも、いっぱいおもいで、あったんでしょ?」
男「それなりにね」
少女「わたしとおなじくらいのおにいちゃん」 ススッ
男「小4かな、多分」
少女「あかちゃんのころのおにいちゃん」 ススッ
男「……」 ムズムズ
少女「はなよめのいもうと」 ススッ
男「うん」
少女「ぜんぶ、わたしはいないんだよね」
男「……」
少女「やだな」
男「少女ちゃん」
少女「ほんとは、わたしもここにいて、みんなといっしょにおいわいして」
男「少女ちゃん」
少女「いもうとと、男と、おとうさんと、おかあさんと、いっぱいたのしいことして」
男「少女ちゃん」
少女「そうやって、おとなになって、おばさんになってたはずなのに」
男「……」
少女「やだなぁ」 ポタッ
男「……大丈夫だから。これからたくさん、思い出もできるから」 ギュッ
少女「……うん」 コクリッ
男(良い匂いだな) スンッ
男「……っ、つ、続き、見ようか」 ササッ
少女「うん」
男「……」 ペラッ
少女「にゅうがくしき、かな」
男「この時期だと、父さんと映ってる写真も結構あるね」
少女「……」 ペラッ
男「あ」
少女「……わたし」
男「同じ顔、だね。……当たり前だけど」
少女「いろ、うすくなっちゃったね」 ススッ
男(少女ちゃんは、本当に伯母さんなんだな)
少女「ぬれたあと」
男「……うん」
少女「ないたのかな、いっぱい」
男「そうかもね」
少女「……ごめんね」
男「少女ちゃんは悪くないって」
少女「……」 フルフルッ
男「どうして」
少女「だって、わたし、おにいちゃんのいもうとになるから」
少女「もう、いもうとのおねえちゃんじゃなくなるから」
少女「だから、ごめんね」
男(……俺、全然そんな事考えてなかったな)
男(もしかして、酷い事してきたのかもな、ずっと……)
少女「……」 パタンッ
男「もういいのか?」
少女「うん」 ニコッ
男(この状況で、ちゃんと笑えちゃうんだな)
少女「どうしたの?」
男「なんでもないよ」
男(俺、19年生きてきて、この子よりちゃんと生きてきたって、胸張って言えるのか?)
男(お兄ちゃんなんて呼ばれる資格あるのか?)
少女「おにいちゃん?」
男「なんでもないんだよ。……本当に、なんでもないから」
しかし全然書き込めないな
男「……」 ボーッ
少女「……」
男「ん、時間か」
少女「でかけるの?」
男「ああ。遅くなるから寝ててくれ」
少女「……」
男「じゃ、いってくる」
少女「いってらっしゃい」
男「ああ」 スタスタ
少女「……」
素晴らしいストーリーだと思わないかね!おマイラー!( ゚д゚)
支援だ
友「迎えに来るのおっせーよ」
男「文句言うなら免許取って自分で運転しろよ」
友「冷てー。やけに機嫌悪いな。そんなだから童貞なんだよ、お前はさー」
男「友。ちょっと黙ってろ」
友「……マジでどうしたんだ?」
男「へこんでるだけだ」
友「今日はやめて帰るか?」
男「いや。……悪い、大丈夫だ」
友「あんま軽く大丈夫って言うなよ、大丈夫かどうかはお前しかわかんねえからな」
男「マジで大丈夫。心配させてすまん」
友「ならいい。……つーか心配とかしてねーから。全然してねーから」
男「ああ、ならそうなんだろ。とっととシートベルト締めろや」
女「やっほー」
女友「どもどもー」
友「待ったか?」
女友「超待った」
友「こいつが迎えに来るの遅くてよ」
男「おい友」
友「ん?」
男「聞いてないぞ」
友「ああ、言ってないもんな」
男「お前な」
女友「ほらほら、男くんも早く座って注文しなよ!」
男「……あー、そうだな。んじゃ生で」
友「俺も俺も」
>>372
「そんな不謹慎な冗句を言うために存在を教えてもいない伯母のことまで調べかねない気違い息子」
だとか思われてるならな。でも常識的に考えれば「失踪してた伯母が今うちにいる」と言えば
どういう事情かはともかくとりあえず信じるだろ普通、と支援ついでに
女「卒業以来?」
男「その後に一回、高校の奴らで遊んだろ?」
女「だっけ」
男「学校で会わなくなると、みんな離れてくな」
女「私も女友くらいかな」
男「俺も大学行けば良かったかな」
女「んー。男くんは、大学って感じじゃないよね」
男「じゃあ、どういう感じだよ?」
女「大黒柱?」
男「なんだそれ」
女「お父さんっぽいっていうか」
友「女さんもお母さんっぽくね?」
女友「あははっ、そういうとこあるよね」
女「やめてよ、もう」
>>418
男の気持ちになってみろ
折角、ロリと二人きりになったんだ
お前はそんなチャンスをあっさりと見逃すのか?
>>420
俺だとぶっちゃけ持て余すしなぁ、というのは置いといて
さすがに母親が「釣りですた」とか思うわけないだろうと
友「つーか最近こいつさ、俺のLINE既読で無視すんのな」
女友「あんたしつこいんだもん」
友「好きなんだよぉ」
女友「きもい。前から思ってたけど、その髪もきもい」
友「えっ、嘘だろ」
男「いやマジできもいぞ」
女「私もないかなー」
友「うわっ、何それ! お前ら酷すぎないか!?」
男「普通に気付けよ」
友「……」
女友「ガチへこみすんなって」
友「……明日から丸刈りにするわ」
女友「似合う似合う」
友「じゃ、丸刈りにしたら同棲してくれるか?」
女友「やだ。あんたとずっと一緒にいたら絶対疲れるし」
>>421
まあ、俺も3次ロリは怖いからいいし、母親に説明して帰ってこさせるのが最善だとは思うよ
でも、誰もが最善の選択ができるわけでもないし、所詮はSSなんだしもうちょっと気楽に読もうぜ
と逃げさせていただく
>>426
まぁ無粋な指摘なのは認める、正直すまんかった
だが「釣りですた」はねぇだろ……、と思って支援
なんでこいつ今まさに>>1が書いてるのに保守してるんだ?
男(楽だな)
男(適当で。良い奴でも、悪い奴でもない、半端で、それなり)
男(いつも通りだな……) グビッ
男「そうだよな、俺らこんな感じだよな!」 ドンッ
女友「どしたの?」
男「いや、なんつーか、普通で楽しくてさ、俺らくらいの奴らってこういうもんだよな」
女友「モラトリアムってやつ?」
友「あー、モラトリアムね。わかるわかる」
女友「絶対分かってないでしょ」
女「人生の休憩時間、みたいな事かなぁ。今しかできない事ってあるよね、きっと」
友「男みたいに考えすぎるのもどうかってことな」
男「お前みたいに考えないのも問題だろ」
友「俺だってこれでもなぁ、色々考えてんだぞ?」
男(こういう甘ったれた時間を楽しいって思うの、何か間違ってるか?) グビッ
男「あー……」 グビッ
友「この辺にしとくか」
女友「そだね」
男「まだ、飲めるだぉ」
友「それ以上飲んだら吐くだろ? ほどほどにしとけよ。……女ちゃん、後頼むな」
女「うん」
男「うー……」
女友「頑張ってね」
女「……」 コクリッ
女「すいません、○まち×ちょうめ△△までお願いします」
男(……熱い)
男「うー……」 ヌギッ
女「腕、引っ掛かってるよ」 クイッ
男「ごめん……ダメな奴でごめん……」
女「男くんはダメじゃないよ」
男「ダメなんだよ……ダメダメなんだよ……」
女「ダメじゃないってば。私が保証するよ」
男「……大学も行かないで、バイトもやめて、年下の子に劣等感感じて……」
女「そういう時もあるよ」
男「ダメなんだよ……」
女「男くんは、自分で思うよりすごいんだよ。だから、ダメじゃないよ」
男「……」
俺「ごめん……ダメな奴でごめん……」
女「降りられる?」
男「……」 ヨロッ
女「ほら、玄関はこっちだよ」 クイッ
男「ん……」
女「鍵は?」
男「……どっか」 フラフラッ
女「ポケット触るね。……あった」 チャリッ
>>435
あー、お前はダメな奴だよ
女「おじゃましまーす……って、誰もいないんだよね」
男「ごめん……もう、一人で歩けるから……」 ヨロヨロッ
女「ダメだよ。ほら、リビングまで連れてってあげるから」
男「……ごめん」 ヨロッ
女「こ、このソファーでいいよね?」
男「うん……」 ボフッ
女「……」
男「……」
女「水、持ってくるね」
男「いいよ……」
女「すぐ持ってくるから、そのままね」
男(……眠い……)
男(いや、このまま寝たら、女さんが困るし……)
男(熱いな……)
男(それに、重い……)
女「……」 プチッ プチッ
男「女さん……何、してんの……」
女「男くんの服、脱がせてるの」
男「なんで……」
女「男くんの息、お酒臭いね」
男「そりゃ、当たりま……っ」
女「……」 チュッ
男「……」
女「……まだ、言わなきゃダメ?」
男「……」
女「私も、脱ぐね」
男(……頭が上手く回らない……どういう話だ……)
男(……どこから、どうなって、こうなったんだ……)
男(ああ、女さんの胸、綺麗だな……いや、そういう話じゃなくて……)
女「キス、するね」 チュッ
男「んっ」 チュプッ
男(ああ、もうどうでもいいや。気持ち良いし……っ)
少女「……」
男「あ……ちが……っ」
少女「……っ」 タッタッタッ
女「だ、だれっ!?」
男「ま、待って、待ってくれ」 ヨタヨタッ
男「ま、待ってくれって……違うんだって……っ」 ヨタヨタッ
男(違うって、何が違うんだ?)
少女「……っ」 タッタッタッ
男「話……を……うぷっ……」 ヨタヨタッ
男(話をって、何を話すんだ?)
少女「ふ……ぅ……っ」 ポタポタッ
男「頼む、から……待って……」
男(何かを頼む資格が、俺にあるのか?)
少女「……っ」 ガチャッ バタンッ
男「はぁ……はぁ……開けて、くれ……」 ドンッ
男(開けて、どうするんだよ。なんて言うんだよ)
ドアノブを握る手が動かなくなる。
怖い。
少女ちゃんに、俺は何を言えばいいんだ。
迷う俺に、ドア越しの震える声が、一言だけ。
少女「……だいきらい」
ハッキリと、そう言った。
怯える俺の手が、ようやく意を決してドアを開けた時には、
もうそこには誰もいなかった。
少女ちゃんは、忽然と消えてしまった。
現れた時と同じように、何の前触れもなく。
消えてしまった。
男「……」
女「男くん、男くん!」
男「え……?」
女「どうしたの?」
男「どうしたって……少女ちゃんが……」
女「少女ちゃん?」
男「さっきの女の子が、俺の妹が、伯母さんが、いなくなって……」
女「女の子って? 妹? 伯母さん?」
男「だから、さっき女の子が」
女「……何、言ってるの? そんな子、いなかったよ」
男「……」
男「本当にごめん……一人にしてくれるかな」
女「……あの」
男「ごめん。……ごめん、お願いだから」
女「よく、わからないけど……元気、出してね」
男「……」
女「それじゃ……何かあったら、連絡して」
男「うん」
女「……」 スタスタッ
男「……」
男「……」
男「少女ちゃん」
男「少女ちゃん」
男「少女ちゃん」
男「どこに隠れてるんだ?」 ヨロヨロッ
男「少女ちゃん」 ヨロヨロッ
男(少女ちゃんに買った服がない)
男「少女ちゃん」 ヨロヨロッ
男(少女ちゃんに買った歯ブラシがない)
男「少女ちゃん」 ヨロヨロッ
男(少女ちゃんがどこにもいない)
男「……少女ちゃんなんて……」
男「最初から、いなかった?」
男「そんなわけないだろ」
男「そんなわけないだろ?」
男「ないだろう!」
男「……あれ、朝か」
男(いつ寝たっけ……)
男「……」
男(どうでもいいや)
男(別に、どうでも)
男(腹、減ったな……)
男(別に、まだ死なないだろ)
男「……」 ポロポロッ
男(あれ、俺なんで泣いてるんだ?)
男(どうでもいいか)
男(頭痛いな……)
男(そろそろ食べないと死ぬかな) ヨロヨロッ
プルルルッ プルルルッ
男「……」
プルルルッ プルルルッ
男「……もしもし」
母『ああ、男? 今日の夜には帰るから、ちゃんと片付けておいてね』
男「ああ」
母『洗濯も洗い物も済ませとくのよ?』
男「ああ」
母『話聞いてる?』
男「ああ」
母『まったく……母親の言う事は聞かないんだから、嫌になるわ』 ブツッ
男「……」
男(……俺がダメなせいで少女ちゃんはいなくなって俺がダメなせいで俺はダメで、俺がダメなせいで)
男「……うぷっ、おぇぇっ!」 ビチャッ
男「おぇ、おぇぇ……」 ピクピクッ
男(吐くものものないのか)
男「どっか、遠くに行きたい」 ヨロヨロッ
男「もうやだ……もういやだ……」 ガチャッ
男(目が痛い……眩しい……) ヨロヨロッ
男「はぁ……はぁ……」
男(息苦しい……頭が痛い……) ヨロヨロッ ドンッ
「きゃっ!?」
男「……」 チラッ ヨロヨロッ
「待ちなさい」 ガシッ
男「なん、ですか……」
「なんですかじゃないでしょう。人にぶつかったら謝る、あなたはそんな当たり前の事もできない子だったの?」
男(誰だ、この人……。澄まして着物なんて着て、暑くないのか?)
男「あなた、誰ですか……放して、ください……」
伯母「……自分の伯母の顔も忘れるなんて、教育が必要みたいね」
男「伯母……? 伯母って、あの、え……っ?」
伯母「大体その格好は何? 髭もちゃんと剃ってない、服もいつ着替えたの?」
男「あの、いえ、伯母さん? 伯母さんって、あの」
伯母「来なさい。家に行くわよ」 グイグイッ
( ゚д゚)アンシンモリモリ
男「……あの」
伯母「何ですか?」
男「……いえ」
伯母「着替えは用意しておきますから、はやくお風呂に入ってきなさい」
男「あ、はい……」
男(どうなってるんだ……くそっ、頭痛ぇ……)
男「あの」
伯母「お風呂から上がったなら次は歯を磨いて」
男「えと」
伯母「ご飯の用意は終わってますから。あなたが歯を磨いてる間に部屋の片づけも済みます」
男「す、すいません」
伯母「……」
男「な、なんですか」
伯母「いいえ。それより、早く歯を磨かないと食べさせませんよ」
男「……はい」
男(良い匂いだなぁ……)
男「いただきます」
伯母「どうぞ」
男「……」 ズズズッ
男「はふっ」
伯母「……」
男「あむっ」 モグモグッ
男「はぁ……」
伯母「どれだけ食べてなかったんですか?」
男「さあ……3、4日くらいですか……」
男(ああ、思い出してきた。……そっか、本当のこの人、少女ちゃんなんだ)
まだけ
男(“ここ”だと、少女ちゃんは行方不明になったしないで)
男(俺には生まれた時から伯母さんがいて)
男(こうして会うたびに叱られたり、世話を焼かれたりして)
男(“ここ”の俺は、少女ちゃんと会ってすらいないんだ)
男「……お腹に染みます。伯母さんが来てくれなければ、危うく飢え死にする所でした」
伯母「いい気味だわ」
男「えっ?」
伯母「どれだけ私がショックだったと思う? お兄ちゃんと慕っていた人が、あんな事するなんて」
男「……覚えてるんですか? 伯母さん……いえ、少女、ちゃん……ですか?」
伯母「やっぱり、思い出してたのね」 ナデッ
男「ちょっと、すいません。よくわからないっていうか、あの……まだ頭が上手く回ってなくて」
伯母「仕方ないわね、本当にうちの甥っ子は私がいないとダメなんだから」 ナデナデッ
立場逆転オッキッキ( ゚д゚)
寝れないじゃないか( ゚д゚)
祖母って何歳ぐらいだ?
まちきれねぇよー
寝かせてくれー
伯母「あなたのせいで酷いトラウマを負わされた私は、元の時代に戻ったわ」
男「あれは、不可抗力だと思うんですが……」
伯母「子供が寝てる下でエッチしようなんて、それだけで叱るには十分だわ」
男「……すいません」
伯母「私は全部覚えていたから、きっとそうなるんだろうと思う通りに世の中は進んでいった」
男「ええ」
伯母「妹もちゃんと大人になって、写真の通りの人と結婚して、写真の通りの赤ちゃんが生まれてきた」
男「俺ですか」
伯母「ええ。片付けついでにアルバムも出しておいたから見ましょうか? ほら」 ペラッ
男「……伯母さんが写ってます」
伯母「あなたのオムツも私が取り替えたのよ?」 ニコニコッ
男「勘弁してくださいよ……」
伯母「あなただって、私の裸も何度も見たじゃない」
男「ゲホゲホッ! か、勘弁してくださいよ、10歳の頃ですよ!」
伯母「ふふふっ」
ナンーカミステリアース( ゚д゚)
もう1時だ急いでくれ!
男「……どうしても、言いたい事があります」
伯母「何かしら?」
男「ごめん。あんな事になって、本当にごめん」
伯母「ふふっ。私、もう40よ? 今更あのくらいで怒ったりしないわよ」
男「それでも、ごめん。俺は、君みたいにしっかりしてなくて、ダメな自分が嫌で、それで」
伯母「……」
男「逃げたかった。ダメな自分でいいって、そういう風に言われたくて」
伯母「私の方こそ、ごめんなさい」
男「謝る事なんてないだろ」
伯母「大嫌い……あれは、嘘。だって、悔しかったから。私ばかり傷付いたのが嫌だったから」
男「……」
伯母「大好きよ。こんなおばさんに言われても、嬉しくないでしょうけど」
男「……十分綺麗ですよ」
伯母「でも本当は、小さい子供の方が好きなんでしょう?」
男「違いますってば、本当に綺麗ですよ」
伯母「そう? なら良かったわ」
男「良かった?」
伯母「だって、初恋の人に皺くちゃになった姿なんて見せたくないでしょう?」 ニコッ
男「……なんて言えばいいのか」
伯母「何も言わなくて結構。あなたには私の初恋が間違っていなかったと思えるくらいの良い男になってもらいますから」
男「えっ?」
伯母「分かったなら胸を張ってピシッとしなさい!」
男「は、はい!」
伯母「それでよし……あなたは、私の自慢のお兄ちゃんなんですからね」 ギュッ
母「ただいまー、って姉さん来てたの?」
伯母「ええ、ついさっき」
父「すいません、義姉さん。うちのボンクラが」
男「ボンクラって、確かにそうだけどなぁ」
伯母「その件についてお話があるのですが、このボンクラさん、うちで預かっていいでしょうか?」
男「伯母さん!?」
伯母「この子、このまま放っておいても腐っていくでしょう?」
母「まあ、そうねぇ」
伯母「一度うちで面倒を見て、ピシッとした良い男に教育してさしあげましょう」
父「まあ、義姉さんがそう仰るなら……」
伯母「と、いうことよ。男、これからあなたを教育し直しますから、覚悟するように」
男(しっかりしてる所は、相変わらずなんだなぁ……)
伯母「そういう事でよろしいかしら?」
男「もう反対できないでしょう? よろしく、少女ちゃん」
伯母「……こちらこそ、お兄ちゃん」 ニコッ
母「……?」
父「……?」
こうして、俺は可愛い妹を失い、怖い伯母を手に入れた。
時々伯母は俺をお兄ちゃん呼び、俺は伯母を少女ちゃんと呼ぶ。
その理由は、俺達だけしか知らない。
飽きた。超飽きた
飽きんなww
>>605
つーか普通にオチの付け方間違ったんだよ
伯母と出会った所で感動的な雰囲気出して終わらそうと思ってたの忘れて続けちまって、
おかげさまでこのざまだよ。つーか普通に長ぇよ。SSなんて長くて70レスくらいが妥当だろ
>>609
納得いくまでやってもいいんやで
40はギリアウト
ストライクゾーン的に
うん、書いていいよ
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