幼馴染「絶対寝取られない」(50)
幼「わたしは決めたよ」
男「自分から言っちゃう時点でフラグ立ててるだろ」
幼「大丈夫、対策はしといたしパターンも把握した」
男「そもそもお前彼氏いるの?」
幼「そ、それは」
男「彼氏がいないとntrにはならないだろ」
幼「い...いる、いるよ。彼氏はいる」
男「お前いつの間に彼氏なんて。じゃあ俺と歩いてていいのか?」
幼「ふぇっ。それはいい、いいよ」
男「既に俺が寝取ってないか?」
幼「...男に寝とられる///」
男「何か言った?」
幼「別に何でもない//」
男「とりあえず危険な目にはあって欲しくないな」
幼「じゃあ今日は男の近くにずっといるね」
男「それでいいのか。彼氏いるんだろ」
幼「男だから大丈夫」
男「男として見られてないのか」
幼「ち、違うよ。えーとなんていうかそのー//」
男「よくわからないやつだな。遅刻するぞ」タタッ
幼「待ってー」タタッ
校門
幼「何とか間に合ったね」
男「あぁ。教室へ急ぐぞ」
生徒指導「おい幼、髪が長い」
幼「すみません」
生徒指導「まずお前は......」
幼「男、先行ってて」コソッ
生徒指導「何を話しとる。あ、男お前は早く教室行ってろ」
男「で、でも」
生徒指導「このままだと遅刻だぞ。急げ」
男「いいです、幼と一緒にいます。僕の責任でもありますから」
生徒指導「うっ...もういい2人とも早く教室へ行け」
男「すみませんでしたー」
幼「すいませんでした」
幼「男、ありがと。その...かっこよかったよ//」
男「そりゃどうも。ってかお前警戒しなさすぎだろ。あきらかあの教師の目、ヤバかったぞ」
幼「そんなだったかなぁ」
男「全く...勉強したんじゃないのか。よくあるパターンだろ」
幼「そんな、そういうマンガとかを読み漁った訳じゃないし//...そういえば男、詳しいね」
男「そうか?健全な高校生並みの知識だと思うけど」
女「じゃあntrは好きなの?」
男「そんなに好きじゃないな。たまに抜く程度」
女「抜く?」
男「いや間違った何でもない」
女「ふーん。じゃあ取られるのと、取るのはどっちが好き?」
男「それは勿論取る方だろ」
幼「取る//」
男「」
幼「取る、か//」
男「だって嫌だろう。自分の彼女が取られたら。一方取る方は自分の力で相手を快楽の......」
幼「ねぇ男」
男「何だ。いい所だったのに」
幼「あなた本当はntr大好きでしょ」
男「......なぜバレた」
幼「これはさすがにわからない方がおかしいよ」
幼「けど、そういうシチュがあるとしても実際に起こるわけないじゃん。考えすぎだよ」
男「そんな警戒心薄いと本当に寝取られるぞ」
幼「大丈夫だって、皆おっはよー」ガラッ
皆「......」
男「え?」
「ったく朝っぱらからいちゃつきやがって」ボソッ
「いつの間にあの2人。そうだいいこと考えた。」コソコソ
担任「おい2人とも遅刻だ。早く席につけ」
幼「あ、はーい」
担任「許さない」ボソッ
男(これはまずい)
男「幼、作戦会議だ」
幼「うん」
男「えーと、まず今の状況がまずいってことはわかるな」
幼「さすがの私でもそれは気付くよ。視線が痛いっていうレベルじゃない」
男「昨日までは皆普通だったのにな。お前何かしただろ」
幼「えっと、それは...」
男「まぁいい。後で聞く」
男「まず彼氏を呼んだ方が良いだろ。味方は多い方がいいし。どこにいるんだ?」
幼「えっとですね。えっと...その、あの」
男「今は来れないってことでいい?」
幼「う、うん。そうそれ」
男「ってなると味方が足りないな
幼「男がいるよ」
男「俺もいつお前を襲うかわからない。それに体育は男女で分かれる。女の味方は必要だ」
幼「男...襲う//」
男「ちゃんと聞け。で誰か女の友達はいないのか?」
幼「一番仲が良いのは幼友だけど女の子でも変な風になってる人がいたからなぁ。大丈夫かな」
男「ものは試しだ。会いに行こう」
幼「幼友ちゃんは今の時間、剣道場にいるはず」
男「ところでその幼友とやらは強いのか」
幼「うん。ある程度の武術は出来てそこらへんの男子になら負けないかな」
男「じゃあ敵になったらまずいよな」
幼「その時は男が守ってね」
男「努力はする」
「よし、今だ」
幼「とにかく一度会って
男「ん?幼、どこ行ったんだ」
?「そこだっ」バシッ
男「へ?」
?「なかなか素早い動きだったが甘かったな」
幼「男ぉ怖かったよ」グスッ
男「まず何があったのか教えてくれ。訳がわからん」
幼「えーとね。まず知らない人に突然空き教室に引っ張り込まれたの」
?「そこに私が助けに行った。という訳だ」
男「あなたは?」
幼友「あぁ幼友というものだ。幼を襲うとかいう不穏な話を聞いてな。確かめにきたらこうなっていた」
男「でここで倒れてる男は?」
幼友「竹刀で倒した。峰打ちだから問題ない」
幼「ほらね。幼友ちゃん強いでしょ。弓も使えるよね」
幼友「あぁ」
男「峰打ちはともかく確かに味方なら心強いな」
幼友「で、私も何で幼がこんな事になってるのかわからない。教えてくれ」
男「幼が何かやらかしたらしい。校内の大体の連中が幼を襲おうとしてる。って事しかわからない」
幼友「幼、まさかあれを」
男「何か知ってるのか」
幼友「あぁこの前古い本で読んだ話を幼にしたのだがもしかしてそれをやったのかもしれん」
男「どんなやつだ」
幼友「強力な願掛けのようなものだ。ここの近くの神社が創建500年祭をやってただろう。その節目の日の0時に神社で願い事をすると叶うらしい」
男「お前は襲われたいとか願ったのか」
幼「違うよ。本当に何でこんな事に...」
幼友「幼は最後まで話を聞いてなかったな。願い事をすると強力なペナルティーが課せられる」
幼「ええええ本当?」
幼友「ああ」
男「どうやったらそのペナルティーとやらは無くなるんだ?」
幼友「その願い事を叶えるか与えられたペナルティーを受け入れるかだ」
男「それって完全にこっちが不利だろ」
幼友「確かにそうだが一応願い事が叶いやすくはなるらしい」
男「わかった。幼、願い事は何だ」
幼「それは...言えないよ」
男「はあ?この期に及んで何を」
幼「本当にごめん」
幼友「幼のことだ。いずれわかるだろう」
男「って言ってもなー」
幼「私、叶うように頑張るから」
男「ちゃんと努力しろよ」
幼「うん」
幼友「もう授業が始まるな。私もできるだけ幼のそばにいることにする」
幼「ありがとね」
男「よし、じゃあ皆気をつけていくぞ」
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