男「反対!」
幼「じゃあ、期末テストの点数で勝負ね!」
男「お、おい、勝手に話を……」
幼「え、なに?……自信ないの?」クスッ
男「べ、別にそういうわけじゃ!」
幼「じゃあ決まりね、楽しみにしてるから」ニコニコ
男「よ、よーし!絶対勝つからな!覚えてろよ!!」
幼(私の勝ちは間違いないし、これで男が少しでも勉強してくれれば……)
幼(まさに一石二鳥ね……1日、男となにしようかなぁ……ふふっ♪)
男「……とは言ったものの、幼のやつ確かこの前のテスト学年2位だよな……」
男「俺なんて毎回赤点ギリギリなのにどうすればいいんだよ……」
女「……男くん、なんか面白そうだね」
男「あ、女さん……」
女「私が教えてあげようか?」
男「た、確か女さんってこの前のテスト……」
女「う、うん……幼ちゃんより上だったけど……」
男「頼む、教えてくれ!あいつに勝ちたいんだ!!」
女「うん、いいよ?テストまで2週間あるし……毎日勉強しないとね」
男「ま、毎日……」
女「毎日5時に図書館でどう?」
男「うん、わ、分かった!」
女「じゃあ、また後でね!」
女「進研ゼミなら毎日たった30分でその日の復習と次の日の予習ができちゃうの」
男「へぇ~、これなら飽きっぽい俺にもできるかも!」
図書館
女「ごめん、待った?」
男「ううん、平気だよ」
女「そっか……じゃあ、行こう?」
男「うん」
男(女さん、なんで俺なんかに勉強教えてくれるんだらう……)
女「あ、テスト終わったら……お願いがあるんだ……」
男「……お願い?」
女「うん……///」
男(な、なんなんだろ……めちゃくちゃ気になる……)
女「男くんは得意な教科とかあるの?」
男「うーん、保健体育くらいかな……」
女「……そ、そう///」
男「保健体育だけはいつも100点で~」
女「も、もういいからっ!」
男「あ、ご、ごめん……」
女「はぁ、じゃあ数学からね……これ解いてみて」
男「……な、なんだこれ」
女「もう行き詰まったの?……どれどれ」
男(……ち、近い)
女「ここを足して……」
男「おお!すげえ!」
女「ちょ、し、静かに……」
男「あ……」
女「はい、次はこれ、分かる?」
男「お、なんか見たことあるような……」
女「うん、それであってるよ」
男「へへっ、まあ、こんなもんかな」
女「じゃあ、次は……」
数時間後
男「ふう……こんなに勉強したの初めてだ……」
女「ふふっ、よく飽きなかったね?」
男「女さんの教え方が上手だからだよ、すごい分かりやすいもん」
女「もう閉館の時間だ……帰らないとね」
男「もう遅いし送ってくよ、家どっち?」
女「えーとね、学校のとこを左に入って……」
男「まさかこんなに近いとこに住んでたなんて……」
女「私は知ってたよ?男くんと幼ちゃんの家が近くだって」
男「そ、そうだったんだ……」
女「うん、あ……着いた」
男「じゃあ、また明日!」
女「うん、また明日」ニコッ
幼「あれ……男と……女さん……?」
幼の部屋
幼「二人でこんな遅くまで……なにしてたんだろ……」
幼「も、もしかして……つ、つつつ付き合ってる!?」
幼「そ、そんな……まさか男と女さんが……」
幼「……あ、ありえないありえない!」
幼「…」
幼「……もう寝よう」
翌日
男「あ!女さん、おはよ」
女「おはよ、男くん」
男「昨日すごい疲れたよー」
女「今日はもっとすごいからね?」
男「げ……まいったな」
幼(疲れた……?今日はもっと……?)
幼(ま、まさか……そんな……関係に……?)
幼(う、うう……やっぱり付き合ってるのかな……)
放課後
女「じゃあ、また後でね!」
男「うん、分かった!」
幼「……や、やあ」
男「ん?どうした?」
幼「いやー、今日もいい天気だねー」
男「は?めちゃくちゃ曇ってるだろ……」
幼「そ、それはそうと男くん」
男「な、なんだよ」
幼「いや、その、えーと……」
男「悪いけど急いでるんだ……じゃあな」
幼「で、デート……デートなの!?」
男「ん?あぁ、そうだよー、じゃ」
幼「あ……あ……ああ……」
男(なんて言ってたんだろ……ま、いいか……それより急がないと)
図書館
女「今日は歴史を重点的にやるからね?」
男「はい!」
女「じゃあ、豊臣秀吉は……」
数時間後
男「ふう……もう歴史は完璧だぜ」
女「完璧かは分からないけど……随分進んだね」
男「はっはっは!ま、本気を出せばこんなもんかな」
女「あはは……じゃ、帰ろうか!……って」
男「す、すごい雨だ……」
女「傘……持ってないよね……」
男「あぁ」
女「……ま、いっか」
男「え?」
女「ほら、行くよ!」
男「あ、う、うん!」
女「あはは……すごい濡れちゃったね」
男「だ、大丈夫?風邪とか……」
女「うん、すぐシャワー入るから」
男「そっか。じゃ、じゃあ、また明日!」
女「うん、じゃあね」ニコッ
男(す、透けてた……水色……)
男「じゃ、じゃなくて!早く帰ろう……」
幼(また……デート……してたんだ……)
三日目
男「おはよ」
女「おはよー、昨日の雨すごかったね」
男「うん、風邪引いてない?」
女「うん、平気だよ」
男「そ、そっか。よかった……」
女「じゃあ、今日もね!」
男「うん!」
幼(今日も……デート……)
図書館
女「ここはこれで……そっちが……」
男「……あ、あのさ」
女「ん?」
男「な、なんで……俺なんかの勉強見てくれるんだ……?」
女「……それはね」
男「……?」
女「言ったでしょ?お願い聞いてほしいんだ」
男「うん、それなら今でも……」
女「ううん、テスト終わったら……ね?」
男「う、うん……」
女「じゃあ、また明日!」
男「うん」
幼「……男」
男「お、幼……どうした?」
幼「今日もデートしてたんだ、楽しかった?」
男「……デート?」
幼「うん、女さんと……」
男「な、なに勘違いしてんだよ……」
幼「え?」
幼「な、なんだ……そうだったんだ……」
男「おう、じゃあ宿題やんなきゃいけないから帰るわ」
幼「宿題なんてあるんだ……へー、ふーん」
幼「そっか……付き合ってないんだー……」
幼「えへへ……そっかあ……ふーん……」
四日目
男「お、これ分かるぞ……」
女「ふふ、すごいね!」
男「これで幼にも……」
女「勝てるかも、ね?」
男「お、おう……」
五日目
男「これ、まじでいけるかも……」
女「ふふ、これで……勝てる……」
男「?」
女「そうだ、土日は図書館やってないんだ……」
男「……どうしようか?」
女「……私の家、くる?」
男「い、いいの!?」
女「うん……でも、条件があるの」
六日目 女の家
男「……なんで、幼も?」
女「みんなでやったほうがいいでしょ?」
男「それは……そうだけど……」
幼「しょうがない、私も教えてあげよう」
男「お、おう」
そんなこんなで、テストの結果発表
幼「……何点、だった?」
男「全部で440」
幼「ま、負けた……」
男「よ、よっs
女「や、やったー!」
男・幼「え?」
女「こ、これで男くんの言う事を何でも聞くんだよね?ね?」
幼「う、うん」
女「男くん、お願いのことなんだけど……」
男「うん?」
女「わ、私と……幼ちゃんが……セツクス……するように、お願い」
男「」
女「代わりに私が男くんの言う事を何でも聞くから!ね?」
幼「ちょ、ちょっと……」
女「負けたんだから口出し禁止!」
幼「」
女「いいでしょ?ね?ね!?」
男「じゃ、じゃあ!お、俺とセツクスしてくれよ!」
女「……しょ、しょうがない……わね」
男「え」
幼「ちょ、ちょっと!」
女「ん?」ニコッ
それから、3人は仲良く暮らしましたとさ
おしまい
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クソワロタww