戦士「ホイミを覚えた」エルフ弓「ほう」 (13)


戦士「ホイミ」




ッッボォォォオオオオオオオンンッ!!!!




戦士「今だ! 空中に打ち上げられたモンスターを弓矢で撃て!」

エルフ弓「ちょっと待てお前」



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・・・【エルフ弓がモンスター達を倒した後】


【酒場】


エルフ弓「さっきのは何だ、新手の爆発呪文か」

戦士「ホイミだ」

エルフ弓「なんかキラキラした大爆発が起きてたが」

戦士「ホイミは癒しの光で傷を治すからな」

エルフ弓「違う、そこじゃねえ」


エルフ弓「お前がいきなり上級のモンスターをホイミしようぜと言った時は錯乱したのかと思ったぞ」

戦士「ハメ技さえあれば何が相手でも問題ねぇだろ?」

エルフ弓「ホイミという名の爆発系呪文がか」

戦士「癒しの呪文だろ?」

エルフ弓「マスター! ホイミは何の呪文だ!!」

酒場店主「癒しの呪文以外に何があんのさぁ……」



【後日】


エルフ弓「相手はキメラだ、空中からの攻撃とメラに注意しろ!」

戦士「俺に任せろ!」

エルフ弓(そうか、囮になる事でキメラを誘きだすのか……!)


戦士「ホイミ」






キィィィン………………ボォォォオオオオオオオンンッ!!!!





戦士「へへっ、地平線の彼方まで吹っ飛ばしてやったぜ」

エルフ弓「なんか威力が上がってる、キメラ以外のモンスターとか土砂が巻き上げられてる」


戦士「ホイミ!」

< ボォォォオンッッ!!!

戦士「ホイミ!」

< ボォォォオンッッ!!!

戦士「もういっちょホイミ!!」


< ズドォォォオオオオオオッッ!!!


エルフ弓「ええい、やめろこの馬鹿!! ピラミッド内部でそのホイミ連発してもこっちも相手も回復するだけだろが!!」



エルフ弓「む、何故に町に入ってはいけないのだ」

衛兵「領主様のご命令でして……近頃、この辺りを人型のモンスターが彷徨いているのが原因です」

エルフ弓「私達を疑っていると」

衛兵「というよりは警戒しているのです」

エルフ弓「むぅ……」


戦士「俺達がそのモンスターを退治して来てやる!」


衛兵「なんと、宜しいので?」

戦士「俺のホイミが火を吹くぜ」

エルフ弓「ちょっと黙ってろ」


戦士「ホイミ」




ッッボォォォオオオオオオオンンッ!!!!

< 「ウワァァァァァァアアア」



エルフ弓「……これは私がトドメを刺さずとも落下死するな」

戦士「思ったより余裕だったな」

エルフ弓「翼を持たないモンスター相手なら負けぬな」


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