男「朝起きたら、魔法の世界だったんだが・・・・・・」 (6)

男「・・・・・・」ムクッ

男(今日もムスコは元気だな、よしっ)ムクムクッ

魔法使い「あ、目覚めた」

男「あ、おはようございます」ビクッ

魔法使い「おはよう」

男「・・・・・・」

魔法使い「・・・・・・」

男「えーっと、どちら様でしたっけ?」

魔法使い「お、覚えてないんですか?」

男「ていうか、ここどこだよ!?」

魔法使い「それは」男「わかった!」

魔法使い「・・・・・・」

男「誘拐だな!」

魔法使い「もういいです、説明します」

男「はい」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437829475

説明中・・・・・・

男「なるほど、つまり」

男「俺氏、旅人、23才。旅の途中、魔翌力を使い果たし、意識不明、記憶の混濁が見られる」

男「ということだな!」

魔法使い「まあ、そうなりますかね?」

男「・・・・・・」

魔法使い「・・・・・・」

男「じゃあ、18歳で学生生活を送ってて魔法のない世界の俺は幻想?」

魔法使い「おそらく」

男「でも、なんかおっかしいんだよなー」

魔法使い「はい?」

男「なんつーかなー、俺には魔翌力なんてないし・・・・・・」

魔法使い「何言ってるんですか」

男「はい?」

魔法使い「賢者になるための修業の旅でしょう?忘れたのですか?・・・・・・って忘れたんですよね」

男「賢者・・・・・・?マスターベーションしまくればいいのか?」

魔法使い「もういいです」

男「えっ」

魔法使い「とにかく、旅に戻りましょう」

男「えー?」

魔法使い「記憶などを探してる時間などないのです」

男「ふーん、なんで?」

魔法使い「これも説明しなければなりませんか・・・・・・」

男「たのんますぅ~」

魔法使い「貴方は勇者様にお仕えする、賢者となる素質があります」

男「なるほど、わからん」

魔法使い「要するにカクカクシカジカ・・・・・・」

男「マルマルウマウマ・・・・・・なるほど」

男「まず、修行中に勇者がいて」

男「勇者が謎の闇の発生原を追うので同行するパーティーを選ぶ選考会で俺が選ばれて」

男「賢者の素質を見出され、闇の進行が進むまでに」

男「修行を積み、各々修行をせよ。ということで旅をしていると」

魔法使い「ええ、記憶を失う前のあなたは、達観している所がありましたから。旅で視野を広げよう、となったのです」

男「魔翌力は関係ないんだ」

魔法使い「貴方には、もうすでに魔翌力は事足りていますから」

男「ふーん」

男(なんだか面倒くさいことになってきたぞ・・・・・・)

男(たぶん、俺は異世界にぶっ飛んだんだな。わりと冷静な自分カッケーwwwww)

男(んで、こっちの世界の俺は賢者だったと・・・・・・)

男(と、すると・・・・・・。俺には魔法の才能が!?)

男「まあ、魔法やってみるか・・・・・・?」

魔法使い「そうですね、確認くらいはしましょう」

男(万年ニート決め込んでた俺でもできることが見つかるかも知れんな)シミジミ

魔法使い「ここで魔法を使うのは危険ですね・・・・・・、とりあえず移動しましょう」

男「はい」

移動しています―――――――

魔法使い「つきました」

男「何にもない草原だな」

魔法使い「ここは一応、闇と呼ばれる謎の物質に近いんですよ」

男「ふーん・・・・・・そういえば『闇』について詳しく聞いてなかったな」

魔法使い「闇について・・・・・・か・・・・・・」

男「?」

魔法使い「いえ、私もよくわからないんです。すいません」

男「・・・・・・ふーーん」

男「あ、じゃあさ、やm」

魔法使い「さて魔法と行きましょうか」

男「はい」

魔法使い「明後日には勇者様と合流です!急ぎますよ!」

男「明後日!?伝えるのおそっ!!」

魔法使い「五月蠅いですよ。まずは炎の魔法から」

男「ニート志望のファイア、見せてやる!」

魔法使い「全神経を集中させて、念じるのです。燃えろ。と」

男「燃えろっ!!」

シーン・・・・・・

男「燃えろっ!!」

ほんのり・・・・・・

男「あっ、暖かくなった」

魔法使い「・・・・・・」ジロッ

男「あ、その・・・・・・」

男「燃えろ!」

シーン・・・・・・

男「燃えて!」

ミーンミンミンミンミー↴・・・・・・

男「燃えて、下さい!!!!!!」

カッ!

男「えっ?」

魔法使い「えっ?」

その日、草原に巨大な火柱が上がったそうな・・・・・・

男「燃えろ!」

火の神「言い方がダメ。もっと取引先に言うみたいに言って」

男「燃えて、下さい!!!!!!」

火の神「ん」クンッ ←今ココ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom