真姫「純白の一時」 (6)
夕焼けに染まる部室、憧れの先輩と2人きりの部室。
先輩、にこはアイドルに関する本を読み耽っていた。
真姫はスマホで最新のニュースをチェックしつつ、にこの様子をチラチラと観察していた。
開けた窓から優しく風がそよぐ。ふわりと立ち込めるシャンプーの香り。
真姫のアドレナリンは最高潮に達していた。
緊張の糸がプツリと切れ、椅子から勢いよく立ち上がった真姫は隼のごとき速さで獲物に襲いかかった。
にこ「えっ、わっ、ちょっ…」
突然抱きついてきた後輩に戸惑いを隠せない様子。
と、その時…
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