にこ「真~姫ちゃん♪」
真姫「あっ、にこちゃん」ルンルン
にこ「何か今日は機嫌良い?」
真姫「そ、そんなんじゃないわよ。早く行くわよ」
にこ「了解!真姫ちゃんとのデート楽しみ♪」
真姫「で、デートじゃないから」テレテレ
にこ「あ~照れてる~」
真姫「照れてないから。行きましょう」
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・・・
真姫「何でこんなところに来るのよ!///」
にこ「真姫ちゃんの下着にこが選んであげる♪」
真姫「にこちゃんのバカ!エッチ!」
・・・
真姫「うん。おいしい」
にこ「真姫ちゃんほっぺに付いちゃってるよ」
真姫「嘘・・・どこ?」
にこ「こ~こ♪」ペロッ
真姫「に、にこちゃん///」
にこ「真姫ちゃん今日は本当に楽しかったよ♪」
にこ「真姫ちゃんはどうだった?」
真姫「えっ、まぁ、悪くはないんじゃない?」
にこ「まったくも~、強がっちゃって~」
にこ「にこと一緒ですっごく楽しかったでしょ?」
真姫「う、うん・・・楽しかった///」
にこ「へへん、にこも楽しかったよ♪」
にこ「じゃあね真姫ちゃん!」フリフリ
真姫「うん。バイバイ」フリフリ
真姫(にこちゃんとデート・・・すっごく楽しかった)
真姫(すっごく良い気分。明日も良いことありそう♪)
幸せな毎日
いつもにこちゃんと一緒
私の・・・大好きなにこちゃんと
にこちゃんとなら何でもできる
にこちゃんとなら一生一緒に居れる
この私がこんなに大好きになるのはにこちゃんだけなんだから
離れたら・・・許さないんだから
真姫「にこちゃん今日暇?」
にこ「あ、ごめんね。今日は他の友達ともう約束しちゃってるから」
真姫「あっ、そうなの?」
真姫「じゃあ、楽しんできてね」
にこ「うん♪じゃあね真姫ちゃん♪」
でも最近、にこちゃんは他の友達とよく遊びに出かけてるみたい
別ににこちゃんが遊びたいなら止めたりはしないけど
でもちょっと最近冷たくない?
寂しいよ・・・常ににこちゃんと一緒に居たいのに
でもにこちゃんのプライベートが最優先だから
・・・にこちゃんも絶対私のことが好きだから
真姫「にこちゃん」
にこ「ごめんね真姫ちゃん」
・・・
真姫「にこちゃん今日暇?」
にこ「今日は予定が・・・」
・・・
真姫「にこちゃん」
にこ「ごめんね」
真姫「にこちゃん・・・最近私に冷たくない?」
にこ「そんな、冷たくなんかないよ?」
真姫「じゃあ何で一緒に遊んでくれないの?」
にこ「それは予定があるから」
真姫「何の予定なの?」
にこ「遊びにいく予定だよ?」
真姫「誰と?」
にこ「え、えっと・・・それはちょっと・・・」
真姫「誰なの?教えて」
にこ「の、希よ」
真姫「希?」
にこ「そう、最近よく誘われてね」
にこ「真姫ちゃんが遊ぼうって誘って来る前によく誘われるの」
にこ「ほら、せっかく誘ってもらったのに断っちゃ悪いでしょ?」
真姫「そっか・・・」
にこ「何かごめんね」
真姫「ううん。いいの」
にこ「今日、空いてるから、遊ぶ?」
真姫「うん。遊びたい」
にこ「オッケー♪じゃあどこ行こっか?」
楽しかった
楽しかったよ
でも、心の底から楽しんだわけじゃない
どこか、モヤモヤしている
なんでかな?あんなに楽しかったのに
あんなに幸せだったのに
モヤモヤが晴れないよ・・・
真姫(今日は新しいお洋服でも買いに行こうかな)
真姫(あっ・・・)
希「よ~し、次はどこ行く?」
にこ「にこ、カラオケがいいかな~?」
希「一緒に歌いまくるよにこっち!」
にこ「りょうか~い♪」
真姫「・・・・・・」
真姫(にこちゃん・・・)
真姫(私以外にもあの笑顔を見せるんだ・・・)
ことり「真姫ちゃん」
真姫「あっ・・・ことり・・・」
ことり「何かあったの?」
真姫「べ、別に」
ことり「辛そう」
真姫「・・・そんな顔してた?」
ことり「うん・・・ちょっと、怖かった」
真姫「あはは、怖い、ね。よく言うわね」
ことり「何で真姫ちゃんがそんな顔してたのかことり知ってるよ」
真姫「・・・それがどうしたって言うの?」
ことり「真姫ちゃんって何で全てを見せないの?」
ことり「何でもっと強くなろうとしないの?」
真姫「・・・意味わかんない」
ことり「意味がわからないんだったらにこちゃんは希ちゃんに取られちゃうから」
ことり「じゃあね。それが言いたかっただけ」
真姫「・・・・・・」
そんなのわかってる
私は・・・大好きなにこちゃんにも本当の心を隠してる
だって、恥ずかしいもん
私が・・・人に好きだなんて言えないよ・・・
でもにこちゃんも私の気持ちはわかってるはずだよ
だから大丈夫
私とにこちゃんは絶対に結ばれるから
にこ「痛い!」
真姫「に」
希「にこっち!?どうしたん!?」
にこ「あぁ・・・紙で指切っちゃった・・・」
希「あら大変」パクッ
にこ「の、希///」
希「こうすれば治るよ~」
にこ「う、うん///」
真姫「・・・・・・」
絵里「二人一組になって柔軟をするわよ」
希「にこっち!一緒にやろ!」
にこ「いいわよ」
ことり「穂乃果ちゃ~ん」
凛「かよちんかよち~ん!」
海未「絵里、私と組みます?」
真姫「・・・・・・」
絵里「真姫!三人でやりましょう」
真姫「うん・・・」
ことり「・・・・・・」
にこちゃん・・・
私とにこちゃんってどういう関係?
にこちゃんにとって私と希はどっちが上なの?
さっき、私もにこちゃんを誘ったらにこちゃんはどうしてた?
にこちゃんは・・・私のこと好きじゃないの?
・・・希のことが好きなの?
・・・私じゃないの?
にこ「それでねそれでね♪」
希「うんうん♪」
真姫「・・・・・・」
海未「真姫?どうしました?」
真姫「なんでもない」
真姫「早くやりましょう」
絵里「貴方が止めてたんでしょう・・・」
穂乃果「みんなバイバーイ♪」
絵里「また明日ね」
真姫「にこちゃん」
にこ「真姫ちゃん?」
真姫「あの・・・このあと・・・」
にこ「あぁごめ~ん、もう約束しちゃってるから」
真姫「そ、そっか・・・」
にこ「真姫ちゃんも一緒に来る?」
真姫「えっ?」
希「真姫ちゃんも一緒なん?」
真姫「・・・いや、私はいい」
真姫「二人ともバイバイ」
にこ「う、うん・・・バイバイ・・・」
にこちゃんのバカ
嫌よ。三人なんて
にこちゃんとは二人きりがいい
にこちゃんと二人で遊びたい
にこちゃんと二人で買い物したい
希と楽しく話してるにこちゃんを近くで見たくない
ことり「バカは真姫ちゃんだよ」
真姫「はっ?私がバカなわけないでしょ」
ことり「何でわからないかな」
ことり「このままじゃホントににこちゃんは取られちゃうから」
ことり「ずっと前から警告してたよね?」
ことり「聞く耳持たない真姫ちゃんが悪いんだから」
真姫「・・・意味わかんない」
そうよ
にこちゃんが希に取られちゃうのよ
そんなの嫌
絶対に嫌だ
にこちゃんは私のものだもん
希のじゃないんだから
告白しよう
そうじゃないと・・・本当に希に取られちゃう
にこちゃんへの想いを伝えるだけ。簡単だよ
明日・・・告白しよう
真姫「にこちゃん」
にこ「真姫ちゃん、ごめんね。今日も予定が・・・」
真姫「そうじゃないの」
真姫「話がある。聞いて欲しい」
にこ「何かな?」
真姫「あのね・・・」
真姫「すぅ・・・はぁ・・・」
真姫「にこちゃん大好き!」
真姫「私と付き合って欲しいの!」
真姫(なんだ、簡単じゃない。告白なんて)
にこ「・・・・・・」
真姫「にこちゃん?」
にこ「・・・・・・」ポロポロ
真姫「な、泣かないで。嬉しいのはわかるけど」
にこ「そうじゃない」ポロポロ
真姫「えっ?」
にこ「昨日、希に告白されたの」
真姫「はっ?」
にこ「それで・・・オッケーしたの」
真姫「・・・・・・はっ?」
にこ「希はすっごく優しいの。いつもにこのことを最優先に考えてくれる」
にこ「にこが好きなものとか全部把握してて」
にこ「にこも希も、お互いがお互いを好きなの」
真姫「・・・・・・はっ?」
真姫「待って、私は?」
真姫「にこちゃんは私のことが大好きなんじゃないの?」
にこ「うん・・・真姫ちゃんも好きだよ」
真姫「じゃあどうして!」
にこ「真姫ちゃんこそどうして!」
にこ「ずっと前から知ってたよ!真姫ちゃんがにこのこと好きって事くらい!」
にこ「にこだって真姫ちゃんのこと好きだった!」
にこ「なのにどうして!」
にこ「どうしてもっと早く告白してくれなかったの!?」
真姫「っ・・・」
にこ「・・・遅いんだもん真姫ちゃん」
にこ「いつもそう。素直にならないでずっと何か隠してて」
にこ「それに比べて希はいつも全力でにこに接してくれた」
にこ「希の告白だって、すっごく夜景が綺麗なところでにこが好きな理由だって全部話してくれた」
真姫「・・・やめて」
にこ「・・・・・・」
にこ「私は希が好き」
にこ「今は・・・希が一番」
にこ「真姫ちゃん・・・」
にこ「ごめんなさい」
真姫「・・・・・・」
真姫「私じゃダメなの?」
真姫「もう好きじゃないの!?」ギュッ
にこ「ま、真姫ちゃん・・・」
真姫「ねぇ!二度と私と遊ばないの!?」
真姫「何も言わないの!?」プルプル
にこ「・・・ごめん・・・」
真姫「どこも行かないで・・・」
真姫「一人にしないで・・・」ポロポロ
にこ「・・・・・・」
にこ「ごめんね真姫ちゃん」
チュッ
真姫「・・・・・・」
にこ「・・・これで、お別れにしよ?」
にこ「にこはにこの幸せを見つけたから」
にこ「真姫ちゃんも幸せになってね」
真姫「・・・もういい・・・」
真姫「早く帰って」
にこ「うん・・・」
真姫「ぅぅぅぅぅぅ・・・」ポロポロ
にこ「ま、真姫ちゃん・・・」
真姫「立ち止まらないで!」
真姫「振り返らないで・・・」
真姫「幸せに・・・なってね」ニコ
にこ「真姫・・・ちゃん・・・」ポロポロ
にこ「っ・・・!」ダッ
真姫「・・・バカみたい・・・」ポロポロ
穂乃果「真姫ちゃん今日も休み?」
凛「何か体調悪いんだって~」
花陽「教室でもずっと顔伏せてて・・・」
穂乃果「う~ん心配だな~・・・」
ことり「真姫ちゃんってもう家に帰ったの?」
花陽「そう言ってたよ」
ことり「じゃあことり、真姫ちゃん家行って来る」
穂乃果「あっ、じゃあ・・・」
ことり「一人で行かせてくれる?」
穂乃果「うんわかった。真姫ちゃんのことお願いね」
ピンポーン
真姫「ことり・・・」
ことり「真姫ちゃん元気?」
真姫「ごめん、一人にさせて」
ことり「ダ~メ」
ことり「あがらせてもらうよ」
真姫「ち、ちょっと!」
真姫「何の用?」
ことり「真姫ちゃん最近部活来ないから」
真姫「ああ、それは謝るわ。最近体調が優れなくて」
ことり「にこちゃん取られちゃったから?」
真姫「いいや、最近流行のウイルスか何かが・・・」
ことり「にこちゃん取られてショックで授業も頭に入らない」
真姫「・・・あんた、追い出すわよ?」
ことり「当たりでしょ?」
真姫「・・・ふんっ」
ことり「やっぱり遅かったんだね」
真姫「・・・ことりの言う事、しっかり聞いておけばこんな事にはならなかったかもね・・・」
ことり「真姫ちゃん」ギュッ
真姫「・・・なによ?」
ことり「傷跡がまだ痛くて泣いてたんだね」
真姫「何の話?」
ことり「目が真っ赤」
真姫「こ、これは・・・ゴミが・・・」ウルウル
ことり「ことりに話してみて。楽になるよ」
私ってこんなに喋る人間だったっけ?
一度喋ると止まらなくなって、いろいろな不安をぶちまけた
それを全部ことりは聞いてくれた
話せば楽になるって、本当だったんだな・・・
真姫「ことりは何でこんなに私に良くしてくれるの?」
ことり「それは・・・同類だからかな?」
真姫「同類?」
ことり「穂乃果ちゃんに告白したの」
ことり「そしたらもう海未ちゃんと付き合ってるんだって、知らなかった」
真姫「そうなんだ・・・」
ことり「余りもの同士だね。ことりたち」
真姫「本当ね」
ことり「でもことりは諦めない。海未ちゃんから穂乃果ちゃんを奪って見せるもん」
真姫「ことり、ありがとう」
真姫「あんなにモヤモヤしてたのに、すっごく楽になった」
ことり「やっぱり、誰かに会いたいのに一人になりたかったんだよね」
ことり「そういう子には、望んでなくても差し伸べ続けるのがいいんだよ」
ことり「・・・ことりがそうだったから」
真姫「そっか・・・」
真姫「私、にこちゃんが今でも大好き。誰にも取られたくない」
真姫「絶対ににこちゃんを私のものにしてみせる」
ことり「ことりも、穂乃果ちゃんは絶対にことりのものにする」
真姫「振られた者同士、仲良くやっていきましょう」
ことり「うん♪」握手
ことり「どっちが早く幸せになるか勝負だよ」
真姫「そういうことなら絶対に負けないから」
ことまき(でも・・・)
ことまき(本当は・・・)
ことまき(Love is here)
終わり
今回のテーマは失恋でした
正直誰でもよかったんですけどことまきに失恋してもらいました
このSSまとめへのコメント
ジャンヌダルク
まきちゃんの失恋シーン、ジャンヌのDOLLSですね