絵里「実はね……ハラショーって>>3なのよ」 (227)
真姫「う"ぇ、う"ぇええ!?」
絵里「ごめんね、今まで秘密にしてて……」
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真姫「知ってるわよ!!」
絵里「あ、あら。そうなの?」
真姫「私をバカにしてるの!? ロシア語じゃなかったら何なのよ!」
絵里「ほら、私ハラショーって言葉を本来使わないところで使っちゃったりするでしょ? ロシア語以外の何かだと思われてるんじゃないかなって……」
真姫「エリー……あなたって時々馬鹿よね」
絵里「し、失礼ね! 私を誰だと思ってるの!? あのKKEよ!?」
真姫「あのって何よあのって……というか呼び出した理由それだけなの? なら私帰るわよ」
絵里「ま、まって真姫! それだけじゃないわ! 実は私…>>9なのよ!」
留年してる
真姫「ちょ、えぇぇ!?」
絵里「高校の勉強は難しいチカ」テヘペロ
真姫「やかましい! な、何で留年してるのよ!?」
絵里「……勉強についていけなくて」
真姫「なにがKKEよこのバカ!」
絵里「ば、バカって言った方がバカよ! このバカ!」
真姫「あーもう! バカバカうるさいわよ!」
ギャーギャー
真姫「……はぁ、それでそれを私に相談してどうするのよ? 勉強教わるなら希がいるでしょ?」
絵里(当然のごとくにこの名前はでないのね……)
絵里「…真姫に相談したのは>>13だからよ」
希は既に2年留年
真姫「は、はあぁぁぁぁぁぁ!?」
絵里「だから勉強見てもらうのも気が引けるというか…」
真姫「希って頭いいんじゃなかったの!?」
絵里「ああ見えてけっこうアレなのよ?」
真姫「にこちゃんに勉強教えてたの希でしょ? そんなんで何で教えられたのよ!……というかエリーと希でそれじゃにこちゃんは大丈夫なの?」
絵里「にこは…>>19」
実は飛び級なの
真姫「……もう意味ワカンナイ」
絵里「周りから疎まれることを恐れて普段はおバカキャラで通してるから分からないわよね」
真姫「希に勉強教えられてたのは?」
絵里「教えてたのよアレ」
真姫(もうにこちゃんのこと馬鹿にできないわね……)
真姫「でも何で私だけに話したのよ。そんなに大事なことなら他のメンバーにも伝えておいた方がいいんじゃないの?」
絵里「……真姫にして欲しいことがあるのよ」
真姫「? なに?」
絵里「>>23」
ウォッカの飲みすぎによるアル中の治療
絵里「ウォッカの飲みすぎによるアル中の治療をして欲しいの」
真姫「もうあんまり驚かないわ」
絵里「実は留年したのもアル中で勉強に集中できなかったからなのよ。こんな理由だと他のメンバーにも説明しづらいでしょ?」
真姫「ま、アル中でダブってる人が先輩なんて知ったら皆かなりショック受けるでしょうね」
絵里「だから真姫の力を借りて何とか治したいの。お願いできるかしら?」
真姫「>>26」
じゃあメンバー全員で健康診断ね、年齢は何とか誤魔化してあげるわ
真姫「仕方ないわね、やってあげるわよ」
絵里「ありがとう、真姫」
真姫「じゃあメンバー全員で健康診断ね、年齢は何とか誤魔化してあげるわ」
絵里「え……」
真姫「まずはどれくらい症状が重いのかわからないと治療のしようがないわ」
絵里「そ、それは分かるけど…他のメンバーまで調べる必要はあるのかしら?」
真姫「この際よ。絵里がそんなんじゃ他の誰かも病気を隠してるか、もしくは気づいてないこともあるかもしれないし」
絵里「むぅ…確かに。分かったわ、よろしくね」
━━西木野総合病院
真姫母「真姫、本当に一人で大丈夫?」
真姫「平気よ、私だって医者の卵なんだから。健康診断くらい余裕よ」フンス
真姫母(ちょっと不安だけど……これもいい経験よね。診断ミスがあったらごめんなさいね、μ'sのみんな)
真姫母「じゃあ、分からないことがあったら聞きにきなさいね」スタスタ
真姫「大丈夫よ。心配性ねお母さんは」
真姫「…さて、まずは>>29からね。入っていいわよー」
ガチャ
穂乃果「いえーい、穂乃果だよ真姫ちゃん!」
真姫「見れば分かるわよ。はい、そこ座って」
穂乃果「真姫ちゃんノリ悪いよー」ブーブー
真姫「はいはい。…じゃ、さっそく診断してくわよ」
穂乃果「了解でーす。それにしても急に健康診断なんて何かあったの?」
真姫「……ま、色々ね」
真姫「じゃあ最初は>>32を調べるわよ」
腹部
穂乃果「腹部?」
真姫「お腹よお腹。はい、服めくって」
穂乃果「はーい」ペロン
真姫「……穂乃果」
穂乃果「なに?」
真姫「太った?」
穂乃果「……」ギクッ
真姫「あんたねぇ、カロリーも考えずに甘いパンばっかり食べるからそういうことに…」
穂乃果「うわぁーん! 真姫ちゃんのいじわるー!」
真姫「何が意地悪よ。見たままのこと言ってるだけでしょ?……あ、二の腕もけっこう」プニッ
穂乃果「いいから早く検査してよー!///」
真姫「さて…これで検査は一通り終わったわ」
穂乃果「ど、どうだった…?」ドキドキ
真姫「>>36ね」
糖尿
穂乃果「……え?」
真姫「菓子パンの食べ過ぎ、実家が和菓子屋、加えて穂乃果の自制心の無さ…当然の結果ね」
穂乃果「ま、待ってよ真姫ちゃん……穂乃果まだ16だよ? と、糖尿って……」
真姫「既に崖っぷちギリギリの段階まで症状は進行してるわ。すぐに入院しなくちゃね」
穂乃果「ま、真姫ちゃん! 嘘でしょ!?」
真姫「…ごめんなさい穂乃果。治療は辛いかもしれないけど気をしっかり持ってね」
穂乃果「う…うぅ……糖尿病のスクールアイドルなんて……そんなの…辛すぎるよ…」
真姫「……」
━━穂乃果、糖尿病につき入院決定
真姫「さて、次は>>41ね。入っていいわよー」
ガチャ
ぱな
花陽「よ、よろしくお願いします」ペコッ
真姫「くすっ、何かしこまってるのよ花陽」
花陽「あ、あはは、つい…。真姫ちゃんが白衣姿で聴診器持ってると何だか年上みたいに見えて……」
真姫「そう? 気になるようなら外すけど…」
花陽「あ、大丈夫大丈夫! とっても似合ってるからそのままがいいな」ニコッ
真姫「あ…ありがと///…じゃあさっそく>>44から見ていくわね」
鼻
花陽「鼻からなの?」
真姫「そうよ」
花陽「健康診断で鼻からってあんまりないと思うんだけど…」
真姫「花陽だからね」
花陽「?」
真姫「花陽だけに、ね」
花陽「??」
真姫「は、花陽と鼻をかけてるのよ……///」
花陽「あっ!……その……ご、ごめんね真姫ちゃん」
真姫「……いいわよ別に」グスン
真姫(ボケを説明するのって虚しいのね……)
真姫「…さて、これで検査は終わりね」
花陽「……」ドキドキ
真姫「花陽は…>>48ね」
蓄膿症
花陽「う、嘘…?」
真姫「どうやら慢性的なタイプのようね」
花陽「確かに最近鼻が詰まりやすい気はしたけど…ただの風邪だと思ってたのに……」
真姫「そこが病気の怖いところなのよ。風邪かと思って放っておくと後で大変なことになる…気づいた時にはもう遅いってね」
花陽「わ、私はまだ大丈夫だよね…?」
真姫「大丈夫。西木野総合病院の力をなめないでよね!」
花陽「うぅ…ありがとう真姫ちゃん……」ポロポロ
真姫「じゃあ一応入院してきなさい」
━━花陽、蓄膿症につき入院決定
真姫「えーと次は……>>52ね。入っていいわよー」
ガチャ
(・8・)ちゅんちゅん
ことり「お邪魔しま~す」
真姫「はいいらっしゃい。……って、家に遊びに来た訳じゃないんだから」
ことり「えへへ、真姫ちゃん家の病院来たの初めてだから、つい」
真姫「そういえばそうだったわね。…本来は来ない方がいいんだろうけど」
ことり「あはは、そうだね。それじゃあ真姫ちゃん、よろしくね」
真姫「はいはい。じゃあ>>55から見ていくわね」
ふくらはぎ
ことり「ふ、ふくらはぎから?」
真姫「ええ」
ことり「なんで?」
真姫「何となくよ」
ことり「そ、そっか」
真姫「どれどれ……」サワ…
ことり「ひゃぁ!? ま、真姫ちゃん!?」
真姫「ん?…ああ、これは触診ていってね。直に手で触って状態を確認するの」
ことり「あ…そうなんだ。急に触られたからびっくりしちゃったよ~」
真姫(一回触って見たかったのよね。ことりの足。予想通りすっごいスベスベしてるわ)フムフム
ことり(ま、真姫ちゃん……なんか触り方がいやらしいよぉ……///)
真姫「…そんなわけで全部の検査が終わったわ」
ことり「どうだったかな?」
真姫「ことりは>>58ね」
妊娠三ヶ月
ことり「…………」
ことり「……え?」
真姫「言った通りよ」
ことり「妊娠…三ヶ月? じ、じゃあことりのお腹には……」
真姫「ええ。生命が宿っているわ」
ことり「嘘……ことり……そんな……」
真姫「西木野家が開発したなんかすごい機械で相手を特定することができたわ。>>64よ」
海未
ことり「う、海未ちゃんがお父さん…? あれ、でも同性同士なのにどうやって……?」
真姫「その辺の真相は本人に聞いてみないと分からないわね」
ことり「……海未ちゃんがことりを…」
真姫「ま、とりあえずアレよ。入院ね」
━━ことり、妊娠三ヶ月につき入院
真姫「……続々と入院者が増えていくわね」
真姫「やっぱり健康診断やっといてよかったわ」
真姫(ここまでとは思わなかったけど……)
真姫「さて、次は>>67ね。入っていいわよー」
ガチャ
のんたん
希「や、真姫ちゃん」ヒョコ
真姫「来たわね希……先輩」
希「ちょ…傷つくなぁ。先輩禁止になったやん?」
真姫「あ…そうだったわね」
真姫(一応絵里から聞いたことは黙ってた方がいいのかしら……)
希「ついに真姫ちゃんにばれちゃったかー。まぁ隠してるつもりもなかったんやけど」
真姫「……なんだ。別に負い目とかは感じてないのね」
希「そりゃあ二回も留年すればね」
真姫「大人びてるとは思ってたけど…まんま大人だったわけね」
希「ふふ、お酒もタバコも合法やで。どっちも苦手だけど」
真姫「それにしても二回って……エリーはアル中と勉強が難しいから留年したって言ってたけど希は何で留年なんかしたのよ」
希「ウチは…>>70」
夜の校舎窓ガラス壊して回った
真姫「……何がしたかったのよ希。第二の尾崎にでもなりたかったの?」
希「こう…カードがウチにそう告げて……もともとあった反骨精神も手伝ってつい…」
真姫(希って思った以上に変な人だったのね…)
希「まぁまぁ、ウチの身の上話はいいやん。今日は健康診断でしょ?」
真姫「あ、そうだったわね」
希「真姫ちゃんが忘れてどうするんよ」ケラケラ
真姫(こうして見てるととてもそんなことするようには見えないんだけどね…)
真姫「…まぁいいわ。じゃあ>>76から見てくわね」
口の中
希「普通やね」
真姫「? 何が?」
希「いや何でもない。…それじゃあよろしくー」アーン
真姫「どれどれ……ふーん。歯並び綺麗ね希」
希「ほお?」
真姫「口臭もミントの香りがするし……こんなの初めてよ」
希「はは、へへるはあ」
真姫「あと……」
希「真姫ちゃん、口開けてる時に話しかけるのやめてくれん?」バッ
真姫「おっと、ごめんごめん」
希「まったくもう……」アーン
真姫「検査が全部終わったわ」
希「いやー、いくつになっても診断結果聞く時はドキドキするね」
真姫「希は>>82ね」
メタボ
希「そ、そんな……」
真姫「辛いでしょうけど、現実を受け入れなさい」
希「ウチがメタボ…そんな……ちょっと焼肉食べ過ぎかなとは思ってたけど……」
真姫「安心しなさい。あなただけじゃないわ」
希「え…?」
真姫「既に糖尿で入院してるメンバーもいるし…希を入れて4人いるから、寂しくはないわ」
希「いや寂しいのはそんなに問題じゃないんだけど…」
真姫「穂乃果達と一緒なら簡単にメタボを解消することができるはず。私も手伝うから頑張りましょう」
希「真姫ちゃん、人の話聞いて……」
━━希、メタボで入院
真姫「これで半分ね。さて次は…>>88ね
、入っていいわよー」
ガチャ
にこ
にこ「にっこにっこにー♪」
真姫「来たわね、にこちゃん」
にこ「…絵里から話聞いたのよね?」
真姫「まぁね。まさかにこちゃんが飛び級だったなんてびっくりよ」
にこ「ふふーん」
真姫「どうりでちっちゃいわけよね」
にこ「むきーっ! あと一年もすれば真姫ちゃんに追いつくわよ!」
真姫「でも何で黙ってたのよ?」
にこ「あんまり大っぴらに言いふらすことでもないからね。クラスの皆は当然知ってるけど……」
真姫(にこちゃん……もしかしてそれで一人だったのかしら…)
にこ「それに……μ'sの皆には変な目で見られたくないしね」
真姫「…馬鹿ね。μ'sの中にそんなこと気にする子がいるわけないでしょ?」ナデナデ
にこ「……ありがと。真姫ちゃん」
真姫「で、本当はいくつなの?」
にこ「>>91歳よ」
12
真姫「12……」
にこ「そうよ。言っとくけど年齢的に考えれば全然身長低くないからね?」
真姫(中1にして高3の勉強についていけるのね……天才すぎでしょ。そりゃあ孤立するわよね…)
にこ「それより早く健康診断してよー。にこ、家に帰っておやつ食べたいー」ジタバタ
真姫(かわいい)
真姫(かわいい)
真姫(かわいい)
真姫(かわいい━━)
真姫(……はっ! い、いけないいけない……あまりの可愛さに理性が吹っ飛ぶところだったわ。……私はロリコンじゃない私はロリコンじゃない……)
真姫「そ、それじゃあ>>96から検査するわね」
胸
にこ「む、胸から…///」
真姫「ええ。正確に検査するためにワイシャツをたくし上げるのではなく上全部脱いじゃってね」
にこ「わ、分かったわ…///」
真姫(これは健康診断よ。下心なんて微塵もないわ。胸から検査するのも普通のことよ。にこちゃんの状態を正確に知るために上全部脱がすのも当然。全部当たり前のことよね)
にこ「ま、真姫ちゃん…脱げたよ……///」
真姫「……」
にこ「真姫ちゃん?」
真姫「……」
にこ「ま、真姫ちゃーん」
真姫「……」
にこ「さ、寒いし恥ずかしいから早く診てほしいんだけど……///」
真姫「……」
にこ「……真姫ちゃん?」
真姫「……」
にこ「し……」
にこ「死んでる……」
真姫「いやー、危なかったわ」
にこ「もう! 心配したんだからね!」グスッ
真姫「ごめんごめん」
真姫(あまりの刺激の強さに一時心停止状態になるなんて……危ないところだったわ)
真姫「ちゃんと検査も終わったし、そんなに怒らないでよ」
にこ「そういう問題じゃないわよ!」
真姫「うわわ…に、にこちゃんは>>100だったわよ」
ブラック・ジャック病
にこ「ブラック・ジャック病?」
真姫「ええ」
にこ「それって漫画の中の病気なんじゃないの?」
真姫「そうね。かの有名な『ブラック・ジャック』に出てくる病ね」
にこ「そんなことがあり得るのかしら……」
真姫「事実は小説よりも奇なりって言うし、ありえないなんてことはありえないのよ」
にこ「……どんな病気だったかしら?」
真姫「要するに…………重い病気よ」
※詳しく知りたい方は『ブラック・ジャック』を参照してください
にこ「そ、そんな…にこ、助かるの?」
真姫「安心しなさい。ここは天下の西木野総合病院よ? 私が絶対に助けるわ」
にこ「…うぅ……ありがとう、真姫ちゃん」ギュッ
真姫「……」
━━にこ、ブラックジャック病で入院
真姫「……」
真姫「……」
真姫「……はっ!」
真姫「つ、次ね! >>104、入っていいわよー」
ガチャ
海未
海未「失礼します。真姫、よろしくお願いしますね」
真姫「……海未」
海未「何ですか?」
真姫「健康診断を始める前に、あなたに聞いておきたいことがあるのよ」
海未「はぁ、何でしょう?」
真姫「ことりがね、妊娠三ヶ月なのよ」
海未「!?」
真姫「そして検査の結果、相手は海未…あなただと分かったわ」
海未「な、何を…」
真姫「ことりはまったく身に覚えがないようだった。…つまりあなたは寝ていることりを無理矢理襲って孕ませた! そうでしょう!?」
海未「>>107」
実は、卵巣で精子が作られる体質なのです…でも、ことりと貝を合わせた記憶は無いのですが
海未「…実は、卵巣で精子が作られる体質なのです…」
真姫「! やっぱりあなた……!」
海未「ま、待ってください! 確かに私ならことりを妊娠させることは可能です!……でも、ことりと貝を合わせた記憶は無いのですが…///」
真姫「…何ですって?」
海未「誓って言います。私はことりを襲ってなどいません!」
真姫「……」
真姫(海未の目……これは間違いなく本当のことを言ってる目ね)
真姫(でもなんかすごい機械は間違いなく相手を海未だと断定した……機械の故障かしら?)
真姫(…もし、機械の故障でないなら…ややこしい事態になりそうね)
真姫「OK、信じるわ。今はとりあえず健康診断しちゃいましょ」
海未「…分かりました」
真姫「じゃあ>>112から検査するわ」
脳
海未「いきなり脳からですか…少し怖いですね」
真姫「大丈夫よ。…さて、メスはどこにあったかしら」
海未「!?」
真姫「あ、あった。よーし、行くわよ!」キラッ
海未「行くわよじゃありません! こういう時はそれ用の機械があるでしょう!?」
真姫「こっちのが正確に分かるわ」
海未「分かった後のこと考えてますか!?」
真姫「心配しすぎよ。大丈夫、痛いのは最初だけだから」
海未「い、嫌です! 来ないで下さい!」
真姫「麻酔針」プスッ
海未「……」バタッ
真姫「……では」
真姫「検査が終わったわ」
海未「う、うーん……何だかよく覚えていませんネ…」
真姫「……」
真姫「海未は>>116ね」
解離性同一性障害
海未「解離性同一性障害……私ガ?」
真姫「そうよ。海未は時々変だったから…一度脳を捌いてみたいと思ってたのよ。そしたら、案の定だったわね」
海未「……」
真姫「今のあなたは第二の人格の方でしょ?」
海未「その通りでス。よく分かりますネ」
真姫「だって微妙に訛ってるもの……」
海未「穂乃果やことりでも気づかなかったのですガ…」
真姫「あの二人じゃねぇ…。本来の海未は多重人格に気づいているの?」
海未「私が出てる時の記憶はありませんネ。私は本来の海未の経験を知ることが出来ますガ」
真姫「そう……解離性同一性障害って幼児期の強いストレスが原因になることが多いらしいけど、昔海未に何かあったの?」
海未「…>>121」
海に産み落とされた
海未「……私は、私達は海に産み落とされたんでス」
真姫「海に……産み落とされた…」
海未「えエ。その時のショックで人格が海未と私…ウミに解離してしまったんでス」
真姫「……」
ウミ「海未自身はそのことに気づいていませんし…私も海未と性格はほとんど同じですから……幸いそこまで苦労してはいませんけどネ」
真姫(海未が…海に産み落とされて…海未とウミに分かれた)
真姫(……)
真姫(だ、ダメ……笑っちゃダメよ真姫。字面は間抜けだけどかなり悲惨な過去なんだから…)プルプル
ウミ「?」
真姫「と、とにかく! 入院ね!」
━━海未、解離性同一性障害につき入院
真姫「いよいよ後二人ね。次は>>125ね」
ガラッ
凛
凛「真姫ちゃーん!」
真姫「ちょ…まだ呼んでないのに入って来ないでよ! びっくりするじゃない!」
凛「えへへー、待ち切れなくなっちゃって」
真姫「まったくもう……」
凛「ところで真姫ちゃん」
真姫「なに?」
凛「先に検査終わったメンバーが誰一人出てこなかったのは何なの?」
真姫「全員その場で病室に運ばれていったからね」
凛「えぇ~!? 6人みんな!?」
真姫「ええ。なかなか重い病を抱えている子もいたわ」
凛「……や、やっぱり、凛帰るね」スッ
真姫「ダメよ」ガシッ
凛「やだー! 入院したくないよー!」ジタバタ
真姫「あんたにも腫瘍とか見つかったら大変でしょ! 無理矢理にでも調べさせてもらうわ! まずは>>131から!」
痔
真姫「まずは痔かどうか調べさせてもらうわ!」
凛「えぇー!? 意味わかんないよー!」
真姫「問答無用!」ペロン
凛「ま、真姫ちゃんのえっちー!///」
真姫「ほうほう……綺麗なお尻してるわね凛」
凛「何をまじまじと観察してるの!///」
真姫「おっと、そうだったわね。痔かどうか調べないと……」
凛「そういう意味じゃなーい!」
真姫「うるさいわねぇ……えいや」ブスッ
凛「!? あっ……」
ー略ー
真姫「…ふぅ。終わったわよ凛」
凛「もう…お嫁にいけないにゃ……」ズーン
真姫「そんなに落ち込まないの」
凛「元凶の人に言われても元気でないにゃ……」
真姫「とにかく、検査結果は>>135だっからね」
特に問題なし 詰まらない
真姫「特に何もないわ。つまらないけど」
凛「面白くなくていいにゃ!」
真姫「いやぁ…今までが凄かったからね。つい……」
凛(みんなどんな病気だったんだろ……)
真姫「そうね、何もなかったけど入院してく?」
凛「真姫ちゃん何言ってるの!?」
真姫「この流れは凛も入院する流れでしょ?」
凛「何でその場のノリで入院しなきゃいけないの!?」
真姫「いーから! 入院! しなさい!」
凛「今日の真姫ちゃんおかしいにゃー!」
━━凛、特に何もないけど入院
真姫「次でラストね」
真姫「いやー、長かったわ。肩凝ってきちゃった」コキコキ
ガチャ
絵里「何で私が最後なのかしら?」
真姫「あら、エリー」
絵里「相談持ちかけたの私なのに、何でさっさと診てくれないの?」
真姫「まぁまぁ、そっちの方が面白いでしょ?」
絵里「何が面白いのよ!」
真姫「エリーはアル中もあるけど……そのせいで合併症が起こってる可能性が高いから、まずはきっちり健康診断しときましょう」
絵里「後で怒るからね真姫!」
真姫「今も怒ってるじゃない。じゃあ最初は>>139から検査するわね」
膣
絵里「え?」
真姫「はい脱いで」
絵里「何でよ! 何で初っ端からそんなところを…」
真姫「ええい、いいからとっとと脱ぐ!」ズルン
絵里「いやあぁぁぁぁぁぁ!」
真姫「じゃあまず触診から……」ヌポッ
絵里「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」
真姫「どれどれ……」クチュクチュ
絵里「はらしょおぉぉぉぉぉぉ!」
真姫(うるさいわねぇ……)ヌチュヌチュ
ー略ー
絵里「……///」ビクッ…ビクッ…
真姫「エリーは>>144ね。…聞いてる?」
神経性疼痛
真姫「神経性疼痛ね…多分。痛みでびくんびくんしてるのよねきっと」
絵里「……///」ビクン…ビクン…
真姫「……とりあえず入院と」
━━絵里、アル中及び神経性疼痛(誤診)につき入院
真姫「ようやく全員み終わったわね」
真姫「まさか全員入院することになるとは思わなかったわ」
真姫「さて、一応みんなの症状を確認しておきましょう」
穂乃果ー糖尿
花陽ー蓄膿症
ことりー妊娠三ヶ月
希ーメタボ
にこーブラック・ジャック病
海未ー解離性同一性障害
凛ー特になし
絵里ーアル中、神経性疼痛(誤診)
真姫「これから皆の治療にはいっていくわけだけど……」
真姫「その前に、確かめなきゃいけないことがあるわね」
━━4444号室
真姫「さて、それでは話を始めるわ」
凛「その前にこの病室の番号は何なの?」
真姫「空いてるのここしかなかったのよ」
花陽(そもそも何でこんな番号の病室を作ったの…?)
真姫「皆を一つの病室に集めたのは治療をスムーズに行うためだけど、それだけじゃないわ」
希「? そうなん?」
真姫「ええ。全員集まった状態で一度話がしたかったのよ」
にこ「なによ、話って」
絵里「それぞれの状態のこと?」
穂乃果「まさか糖尿になってるなんて思わなかったよ……」
海未「私も自分が多重人格だったなんて……」
真姫「もちろんそれに関係あるわ。…ことりを妊娠させた人物についてよ」
「「「!!」」」
ことり「……」
真姫「…話した通りことりを妊娠させることが出来るのは海未のみよ。そしてなんかすごい機械はそれを示し、今現在の最有力候補は海未よ」
海未「で、ですから私は……!」
真姫「しかし海未は無罪を主張している。確かにことりを孕ませたのは海未の精子で間違いない……でも」
真姫「海未『が』孕ませたのかどうかまでは、立証できないわ」
「「「……」」」
真姫「だから……皆で話しましょう」
真姫「ことりを孕ませたのは誰なのか?」
>>157「……」スッ
理事長
理事長「少し、いいかしら?」
穂乃果「あ、さっきまで全然喋ってなかったことりちゃんのお母さん」
理事長「……西木野さんはことりを妊娠させた人物がこの中にいると確信しているようだけど、何故?」
真姫「海未が精子を作れることを知っていたのは、本人だけです。私もついさっき知りましたから」
真姫「だから…犯人はおそらく海未に近しい人。そうなるとμ'sのメンバーの誰かが最も可能性が高いんです」
理事長「なるほどね……」
海未「私は精子が作れることを誰かに話したことはありません。…どこかで誰かに知られたかは分かりませんが……」
絵里「本当にこの中の誰かが……?」
希「……」
にこ「もー! いるなら早く名乗り出なさいよ!」
凛「ていうかやっぱり海未ちゃんなんじゃないの?」
海未「そ、そんなことありません!」
凛「えー、だって精子作れるのって海未ちゃんしか知らないんでしょ?」
海未「ですからたまたま誰かに知られた可能性も……!」
花陽「うぅ……ケンカはやめようよ…」
ことり「そ、そうだよ! そんな躍起になって犯人探しなんて……」
穂乃果「ことりちゃん何言ってるの!? 穂乃果はことりちゃんを孕ませた人を許せないよ!」
真姫(精子だけにたまたま……ふふっ)
真姫(さて……この状態じゃ誰かの意見を待つよりは直接聞きに行った方がよさそうね)
真姫(誰の意見を聞きにいこうかしら?)
>>160
※聞きに行けるのは三回まで。それまでに犯人を暴き出すことが出来なければ迷宮入り。
のんたん
真姫「希。どう思う?」
希「そうやね……誰がやったかはともかく、重要なんは動機やと思うんよ」
真姫「動機?」
希「うん。何故ことりちゃんを妊娠させようとしたのか…そこがはっきりしない限りは犯人を見つけ出すことはできないんじゃないかなって」
真姫「動機ねぇ……」
希「ウチが窓ガラス割った時も…カードが言うてたっていうのと、社会という鎖から自由になりたいという反骨精神があったからやったことやからね」
真姫(…動機としてはどうなのよそれ)
希「……あ、そういえば」
真姫「どうしたの?」
希「>>165」
↑
希「海未ちゃんがもう1つの人格に変わった時の記憶はあるの?」
真姫「……ないって言ってたわね」
希「そうなると…海未ちゃんのもう一つの人格が…?」
真姫(確かに……ウミは海未の方の記憶も持っていると言っていた。海未が精子を作れることも当然知っている……可能性はかなり高いわね…)
真姫(ただ…ウミが犯人だとすれば、いくつか問題があるわね)
真姫(ウミ本人が果たして話に応じてくれるのか?……ウミを引っ張り出すことが出来なければ話し合いすらできない)
真姫(そしてどうやってそれを証明すればいいのか?……海未自身が覚えていないなら、目撃者がいないとどうしようもないわね…)
真姫(…目撃者がいた場合、ここで名乗り出ていない時点で共犯なのは確定ね。もしいるなら…何故ウミを匿うの?)
真姫(最後に…動機は何なのか? 海に産み落とされたと言っていたけど…何か関係があるのかしら?)
真姫(……とりあえずは目撃者についての証言が欲しいわね)
>>170
1.希と話を続ける
2.他のメンバーへ話しかける(残り二回)
・8・
真姫(ここは……)
真姫「ことり」
ことり「あ…真姫ちゃん」
真姫「辛いかもしれないけど…私の質問に答えて欲しいの」
ことり「な、何?」
真姫「…あなた、身に覚えがなさそうだったけど…本当は何か知ってるんじゃないの?」
ことり「……」
真姫「さっきそんなに躍起になって犯人探しなんて…って言ったわよね。私がことりの立場ならそんなことは言わないでしょうね、誰にやられたのか徹底的に探し続ける。普通ならそうすると思うわ」
ことり「そ、そうかな…?」
真姫「そうよ。それなのにことりは犯人を探すのを止めようとした。…性格の違いとかもあるかもしれないけど、どうにも妙なのよ」
真姫「…何か知ってることがあったら、教えてくれない?」
ことり「…>>174」
園田家に監禁されてた
今回はここまで。
何で俺は推理パートなんて始めてしまったのか……
ことり「実は…園田家に監禁されたことがあるの」
真姫「何ですって!?」
ことり「あの時の海未ちゃん…凄く怖くて……逆らえなかったの」
真姫「……いつ頃の話?」
ことり「ずっと前だよ。μ'sがまだ三人だけだったころ」
真姫「はぁ…何で話さなかったのよ?」
ことり「海未ちゃん、最後にはちゃんと謝ってくれたから…水に流そうと思って」
真姫「お人好し過ぎるわよことりは…」
ことり「そ、そうかな?」
真姫「それで…監禁されてる間に何があったか、教えてくれる?」
ことり「>>183」
ラブアロシュートの練習に付き合ったよ
ことり「ラブアローシュートの練習に付き合ったよ」
真姫「ああ、あれね」
ことり「海未ちゃん、他の人の前でも緊張しないようにするための特訓がしたかったみたいで…」
真姫「なるほど。…あんまり効果はなかったみたいね」
真姫(となると…海未はことりの妊娠には関係ないの?……いや、寝てる間にやられた可能性も十分あるか。監禁したならその可能性は更に跳ね上がるわね)
真姫(さて、もう少しことりに話を聞くべきかしら?)
>>187
1.話を続ける
2.他のメンバーに話しかける(残り一回)
1
真姫(もう少しことりなら情報を聞き出しましょう)
真姫「ことり、それ以外に何かなかったの?」
ことり「それ以外?」
真姫「…妊娠に関係のあることよ」
ことり「……」
真姫「そこを話してもらわないとどうしようもないわ。…もしかして話せない理由でもあるの?」
ことり「それは…>>190」
たぶん関係無いと思うけど、
西木野邸で真姫母と理事長がレズしてるのを、真姫が自慰しながら覗いてて、
その真姫を見たにこが興奮状態で神社へ行き、にこを落ち着かせる為に希がにことスピリチュアルレズをして、
偶然それを見た穂乃果と絵里が妹達への性教育を考え、穂乃果と絵里と雪穂と亜里沙で4Pレズを穂むらで行い、
その様子を窓から見た凛と花陽が、私達も負けてられないとアルパカ小屋でレズプレイをし始め、
アルパカを見に来たことりと海未が、凛と花陽を見た瞬間アルパカが鳴いて、
海未とことりの雰囲気が変わり、互いに求めあってレズしだして、
私ムラムラしてしまい、西木野邸に戻って奥さん達のレズに交ぜてもらったの
って、穂乃果母が言ってた
ことり「たぶん関係無いと思うけど、
西木野邸で真姫母と理事長がレズしてるのを、真姫が自慰しながら覗いてて、
その真姫を見たにこが興奮状態で神社へ行き、にこを落ち着かせる為に希がにことスピリチュアルレズをして、
偶然それを見た穂乃果と絵里が妹達への性教育を考え、穂乃果と絵里と雪穂と亜里沙で4Pレズを穂むらで行い、
その様子を窓から見た凛と花陽が、私達も負けてられないとアルパカ小屋でレズプレイをし始め、
アルパカを見に来たことりと海未が、凛と花陽を見た瞬間アルパカが鳴いて、
海未とことりの雰囲気が変わり、互いに求めあってレズしだして、
私ムラムラしてしまい、西木野邸に戻って奥さん達のレズに交ぜてもらったの
って、穂乃果ちゃんのお母さんが言ってたよ」
真姫「うん、多分関係ないわね」
ことり「あ、あれ…やっぱりそうなの?」
真姫「だって私身に覚えないもの。なんでお母さんと理事長がレズってるの見て欲情するのよ私」
ことり「そ、そうだよね…私もよく考えたら身に覚えがないや」
真姫「穂乃果のお母さんが幻覚を見てしまったってことでこの話は終わりよ」
ことり「本当にそうなのかなぁ……」
真姫(無駄な時間をとってしまったわ。ことりからはこれ以上有益な情報は引き出せないのかしら?)
真姫(さて…どうしましょう……)
>>194
1.話を続ける
2.他のメンバーに話しかける(残り一回)
1
真姫(一応聞くけど…これで最後にしときましょう)
真姫「ことり、他には何か覚えてない?」
ことり「ま、まだ何か気になるの?」
真姫「だって監禁されたにしては話してくれた内容がラブアローシュートの練習についてだけじゃない」
ことり「それはそうだけど…」
真姫「監禁したならそれ相応の理由があるはずでしょ? まさかラブアローシュートに付き合わされただけで解放されたの?」
ことり「えっと……>>197」
後は……思い出せない!?
ことり「後は……えっと……」
真姫「どうしたの?」
ことり「……ぅ、うぅ……思い…出せない!? なんで、なんで!?」
真姫「こ、ことり!?」
ことり「私はあの日…………痛っ!」
真姫「ことり! もういいわ! 無理に思い出そうとしないで!」
ことり「……うぅ」
真姫(ことりのあの様子……間違いない)
真姫(記憶を操作されてる!)
真姫(恐らくラブアローシュートの練習に付き合わされたというのも嘘ね。真実は恐らく……)
真姫(でもどうやって証拠を手に入れればいいの? ことり本人の記憶が奪われているんじゃどうしようもない)
真姫(監禁されていたとあっては目撃者もいないと思われる……唯一の手がかりは…)
真姫(…よし、話しかけてみましょう)
話しかける人(これでラスト)>>201
天才少女にこ
真姫(……そうだ)
真姫(にこちゃんの頭脳なら既に犯人に見当がついてることもありうる)
真姫(三つも年下の子に頼るなんて情けないけど、四の五の言ってられないわね)
真姫「にこちゃん」
にこ「なに、真姫ちゃん?」クルッ
真姫(うっ……か、可愛い……。おっと、今はそうじゃなくて)
真姫「にこちゃんはどう思う? ことりを妊娠させた犯人について」
にこ「そうね。本人はしらばっくれてるみたいだけど、にこの目は誤魔化せないわ」
真姫「じ、じゃあやっぱり犯人のめどがついてるのね?」
にこ「ええ。犯人はおそらく…>>207」
kskst
にこ「真姫ちゃん、あなたね!」
真姫「!?」
にこ「ほーら動揺した。やっぱりそうだったのね」
真姫「ちょ…ちょっと待ちなさい! なんで私が犯人なのよ!?」
にこ「だって今動揺したでしょ?」
真姫「急にあなたが犯人だって言われたらそりゃびっくりするでしょ! そうじゃなくて私が犯人なら納得のいく理由を教えてなさいって言ってるの!」
穂乃果「なになに? どうしたのー?」
ことり「何だか喧嘩してるみたいだけど……」
海未「何かあったんですか?」
花陽「け、喧嘩はダメだよ二人とも……」
凛「にこちゃん、真姫ちゃん?」
絵里「真姫がどうとか言ってた気がしたけど……」
希「もしかして…犯人は……」
理事長「……西木野さん?」
真姫「ま、待ってよ! 私じゃないっての!」
にこ「……今から話すわ。何故にこは真姫ちゃんが犯人だと確信したのかをね」
にこ「それは……>>213」
1.ことりが本当に妊娠しているか知っているのは真姫だけだから
2.妊娠は真姫の誤診にすぎなかったから
3.真姫も精子が作れる体質だから
4.真姫は男の子だから
5.真姫は巻き毛だから
6.その他
1
にこ「ことりが本当に妊娠しているか知っているのは真姫ちゃん、あなただけだからよ」
「「「!!」」」
穂乃果「そ、そういえば…」
海未「健康診断をしたのは真姫…私が妊娠させたと嘘をつくことも出来ます」
ことり「ま、真姫ちゃん…?」
真姫「だから待ちなさいっての! そもそも私がそんな嘘ついて何になるの!?」
にこ「簡単よ。容疑を海未に向けるためでしょ?」
真姫「あーもう! だいたいなんかすごい機械は相手を海未だと断定してる! これはゆるぎようのない事実よ!」
花陽「あ、あのさ…そのなんかすごい機械ってなんなの?」
凛「ネーミングからして胡散臭さがむんむんしてるにゃ」
真姫「なっ……まさか西木野家の発明をバカにする気!?」
にこ「ことりを孕ませた真姫ちゃんは疑いの目を海未に向けさせるため、絵里のついでにメンバー全員の健康診断を申し出た……」
絵里「そういえば全員分健康診断するといった時の真姫の理由…納得してしまったけど少し不自然だったわ」
にこ「海未に解離性同一性障害という嘘の診断をし、あたかも海未の第二人格がことりを犯したかのように思わせた……」
希「た、たしかに……相手は海未ちゃん、しかし海未ちゃん本人が覚えていないならもう片方の人格を疑ってしまうのは必然……」
真姫「ちょ、多重人格の診断まで否定する気!?」
にこ「そしてここにメンバー全員を集めたのは……もっともらしい理由を披露し、海未の第二人格に罪をなすりつけるため…」
理事長「西木野さん……あなた……」
真姫「何でみんな騙されてるのよ! そんなのデタラメよ!」
にこ「真姫ちゃん…正直に白状しなさい。ことりを孕ませたのは……あなたね?」
真姫「>>217」
ふふふ…あははははははははは!!!!
真姫「……ふふ」
にこ「!」
真姫「ふふふ…あははははははははは!!!!」
穂乃果「ま、真姫ちゃん……?」
真姫「ばれちゃ仕方ないわね。そうよ、ことりを妊娠させたのは海未じゃないわ。この私よ」
海未「真姫…! あなたなんてことを……!」
ことり「何で……何でなの真姫ちゃん!?」
真姫「動機なんてあってないようなものよ。何となく、ただそれだけ」
希「真姫ちゃん……!」
真姫「でもね…ことりには嘘をついたけど、海未にはついてないわ」
海未「え……?」
真姫「あなたは正真正銘の多重人格者よ海未。丁度いいから利用させてもらったの」
ウミ「真姫、あなタ……!」
花陽「ま、待ってよ! どうやってことりちゃんを妊娠させたの? 真姫ちゃんは海未ちゃんのような体質は持ってないんでしょ?」
真姫「IPS細胞……聞いたことくらいはあるでしょ?」
絵里「ど、同性同士でも子供を作ることが出来る可能性があるという…あの……?」
真姫「そう、それを西木野家は実用化段階まで研究を進めたの。そしてことりはその第一号……いわば実験サンプルね」
理事長「なんてことを……」
凛「真姫ちゃん…凛を入院させたのも……」
真姫「ええ。海未が犯人だったと証明した時に直でそれを目撃していた者は一人でも多い方がいい…信憑性が増して私に疑いの目が向く確率は低くなるからね」
真姫「犯人探しのようにみんなに意見を聞いて回ったのも同じ。率先して犯人を探せば、私へかかる疑いは少なくなるからね」
にこ「……真姫ちゃん」
真姫「大したものね、にこちゃん。私の負けよ」
にこ「……」
ガチャン(何故かあった手錠)
にこ(こうして事件は幕を閉じた)
にこ(どうやら私達の診断結果も全部デタラメだったようで…その日のうちに絵里とことり以外は全員退院した)
にこ(絵里はアル中との闘病生活。当分μ'sに復帰はできないようだ)
にこ(ことりは……お腹の子供を育てると言い張り、高校を退学した。穂乃果や海未に支えられて今ではすっかり元気を取り戻した)
にこ(真姫ちゃんが獄中でどうなったのかは……誰も知らない)
BAD END
このSSまとめへのコメント
理解できない