エフェクト・ヴェーラー「もう捨てられたくない!」幽鬼うさぎ「わかる」 (79)

ヴェーラー「私、何か悪い事したのかな……?」

ヴェーラー「こんなに頑張って、マスターの為を思って行動してるのに……」

ヴェーラー「どうして貴方は私を捨てるの?私の愛じゃ不満なの……?」

グリムロ「……あら、今日も随分と酔い潰れてるのね」

ヴェーラー「グリムロさん……私、女の魅力無いんですかね……」

グリムロ「そんな事無いわよ。ただ貴方の魅力に気付かないってだけ」

グリムロ「貴女が嘆くべきは自身の魅力じゃなくて、男運の無さね」

ヴェーラー「男運、かぁ……」

グリムロ「ま、じきにアンタにも良い男が見付かるわよ。私とクシャノみたいにね」

ヴェーラー「良いなぁ……グリムロさんにはクシャノさんが居て……」

グリムロ「……言って置くけど、クシャノは渡さないわよ?もし手を出したら―――」

ヴェーラー「いくら何でも人の男に手を出す程まだ落ちぶれて無いですよ……」

ヴェーラー「もしそんな状態になったらもう私生きてる意味無いです、遠慮無く殺しちゃって下さい」グスン

ヴェーラー「どうせ遊戯王の世界なんて死(墓地)は休憩所なんですから」

グリムロ「……そう、なら良いんだけど」

クルス「グリムロお姉ちゃん。あっちのお客さんがミルクが欲しいんだって」トテトテ...

<ミルクデモモラオウカ

グリムロ「ここは酒場よ。酒を頼まないガキは追い出しなさい」

クルス「でも、男の人だから恐い……」

グリムロ「ゴーズのヤツでも連れて行きなさい。アイツは用心棒として雇ってるんだからこういう時働かせないとタダの穀潰しよ」

クルス「わかった」トテトテ...

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―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「……うー……頭痛いー……」

おまいら「ヴェーラーちゃんどうしたの?」

ヴェーラー「あ、マスター……いえ、以前のマスターの事でちょっと落ち込んで……飲み過ぎちゃって……」

おまいら「……昔の男は忘れろよ。お前には俺が居るだろ?」キリッ

ヴェーラー「……マスターは、私を捨てないでくれますか?」

おまいら「当然だろ!お前の事は、俺が必ず幸せにしてみせる!」キリッ

ヴェーラー「マスター……」///

―――――――――――――――――――――――

おまいら「……ごめん、やっぱりこうするしか無いんだ……」

ヴェーラー「―――マスター!私を、捨てないって言ってくれたじゃないですか!あの言葉は、嘘だったんですか!?」

おまいら「……ごめん。でもやっぱ俺、男である前に……決闘者だからさ」キリッ

おまいら「手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!対象は幻獣機ドラゴサックだ!!」

―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「……うえーん!」ヒック

グリムロ「……で、また捨てられたと」

ヴェーラー「結局あの人も口先だけの男だったって訳ですよ!」ダンッ!カラン

ヴェーラー「こっちは真剣に相手の事を考えてるのに、相手はいっつも私の身体ばっかり見て、私の心を全然見てくれないんですよ!」ヒック

グリムロ「……災難だったわね。でもあんまり飲み過ぎないでね」

ヴェーラー「いーえ今日という今日は飲まないとやってられないですー!酒で溺れてやるんだー!」ゴクゴク...

クルス「……お姉ちゃん、辛いの?」

ヴェーラー「辛いよー?貴女ももう5年か10年位したらこの気持ち解るようになるよー?」

グリムロ「クルスにあんまり余計な事吹き込まないでね、面倒だから」

―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「……うー……頭痛いー……」

おまいらB「どうしたヴェーラー?風邪か?」

ヴェーラー「あ、マスター……以前のマスターの事でちょっと落ち込んで……飲み過ぎちゃって……」

おまいらB「酒を飲んでも飲まれるな、って言葉がある。辛い事があったなら俺に相談しろよ」

ヴェーラー「……マスターは、私を捨てないでくれますか?」

おまいらB「……お前を捨てるなんて事する訳無いだろ?」

ヴェーラー「マスター……」///

―――――――――――――――――――――――

おまいらB「悪いな、お前の効果使わせて貰うわ」

ヴェーラー「―――マスター!私を、捨てないって言ってくれたじゃないですか!あの言葉は、嘘だったんですか!?」

おまいらB「……あぁ、俺はお前を捨てたりしないさ。ただ、手札から墓地へ送るだけだ、捨ててはいない」ヘリクツ

ヴェーラー「!?だ、騙したんですか!?結局貴方も、私の身体だけが目当てだったんですね!」

おまいらB「手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!対象はカオス・ソルジャー -開闢の使者-だ!!」

―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「うえー……男なんて……男なんて……」ヒック

トラゴエディア「今日は泣き上戸ですか姉さん。これで何人目ですか?」

ヴェーラー「んー……えーっと……ひーふーみー……8人目……?」

トラゴエディア「うわー……」

ヴェーラー「私の後輩はもう結婚しちゃってるヤツも居るのに……このままじゃ嫁ぎ遅れ売れ残りのアラサーに……ひいいぃぃ!」

トラゴエディア「だ、大丈夫ですよヴェーラーの姉さん!貴女なら例え歳を取ったとしても美魔嬢の如く男を手玉に……」

ヴェーラー「……現状手玉に取られてるのは私の方なんですけどねー……」ヒック

トラゴエディア「き、きっと良い相手が何時か見付かりますよ多分!」

ヴェーラー「……一つ足りとも断言出来てない辺りやっぱり私は魅力が無い女なんだー!」ビエーン!

トラゴエディア「そ、そんな事無いですよ絶対!その内見付かりますよ!」

―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「……うー……頭痛いー……」

おまいらC「フヒッ……ヴェーラーチャンドッタノ?」

ヴェーラー「……うぅ……お酒飲み過ぎて頭痛いー……」

おまいらC「ドゥフフ……ヨイザマシノクスリカッテクルデゴザルヨ」スタスタ

ヴェーラー「……マスター、私を幸せにして下さいね?」

おまいらC「ウハ!ケコーンフラグktkr!シアワセニスルデゴザルヨヴェーラードノフォカヌプゥ!!」

ヴェーラー「マスター……」///

―――――――――――――――――――――――

おまいらC「ア、ソノコウカニチェーンデ」パチンッ!パチパチィン!

ヴェーラー「―――貴方も、私を捨てるんですね……幸せにしてって、言ったのに……」

おまいらC「フヒッ……サーセン」

おまいらC「ヴェーラーコウカ、タイショウレダメデ」

―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「……もうやだ……もうやだー!!」

ヴェーラー「顔とか財力とか度外視してもロクな男が居ない!」

ヴェーラー「私を捨てたりしない人っていうただただ当たり前の条件しか出して無いのに!」

ヴェーラー「私にとって、たったそれだけのお願いすら高望みなの!?」

ヴェーラー「こんなに苦しいんだったら、もう結婚なんてやめてやる!生涯独身を貫くんだー!!」

おまいらD「見付けたぞヴェーラー!」バンッ!

ヴェーラー「!」

おまいらD「俺にはお前の力が必要なんだ!今すぐ来てくれ!」ガシッ

ヴェーラー「イヤッ!離して!どうせ貴方も私を捨てるんでしょう!?手札誘発みたいに!手札誘発みたいに!」

おまいらD「捨てる訳無いだろ――!」

ヴェーラー「そう嘘吹いて、私を散々弄んだ挙句何度も捨てられて!もう私は傷付き無くないの!」

おまいらD「良いから来い!お前に新たな世界を見せてやる――!」グイッ!

―――――――――――――――――――――――

おまいらD(俺の手札は0、場には……守備表示のレベル・スティーラーとリバースカードが1枚だけ――)

おまいらD(しかもこのリバースカードは、今使った所で……!)

おまいらB「さぁ、俺はこれでターンエンドだ!」

おまいらD(デッキよ――俺の声に答えろ――!)

おまいらD「――ドロー!」


つ エフェクト・ヴェーラー


おまいらD「――来たか……!」ニヤッ

おまいらD「俺は、エフェクト・ヴェーラーを召喚!」

ヴェーラー「召喚……でも、どうせシンクロ素材にする気なんでしょう?」

ヴェーラー「相手の場には青眼の白龍がいる、フォーミュラをシンクロして、次のドローに賭ける気なんでしょ?」

おまいらD「俺は!レベル1のレベル・スティーラーとエフェクト・ヴェーラーでオーバーレイ!」

ヴェーラー「えっ――?」

ヴェーラー(この状況でランク1……?)

おまいらD「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

おまいらD「現れろ!ランク1!」

おまいらD「今日も今日とてネット三昧!働かずに食う飯は美味い!寝太郎万歳!シャイニート・マジシャン!」

おまいらB「それで俺の青眼の攻撃を凌――攻撃表示だとォ!?血迷ったか!?もうお前のライフは1000しか無いんだぞ!?」

おまいらD「俺はこれで、ターンエンドだ!」

おまいらB「――ドロー!」

おまいらB「ハッタリもここまでだ!バトル!」

おまいらB「やれ!青眼よ!おまいらDを、変態を焼き尽くせ!」


おまいらB「 滅 び の バ ー ス ト ス ト リ ー ム ! 」

おまいらD「――掛かったな」ニヤリ

おまいらB「何――?」

おまいらD「罠発動!聖なる鎧 -ミラーメール-!」

おまいらD「この効果で、シャイニート・マジシャンの攻撃力は攻撃モンスターと同じになる!よって攻撃力は――!」


シャイニート「ドヤッ」ATK3000


おまいらB「攻撃力3000のシャイニート……だとおおおぉぉ!!?」

おまいらD「攻撃力は互角!だがシャイニートは戦闘破壊耐性がある!よって倒れるのは貴様の青眼だけだ!」

おまいらD「更に!ミラーメールは効果持続のフェイズ指定が存在しない――!」

おまいらD「つまり!戦闘破壊耐性に加え対象効果に耐性を持つ攻撃力3000のシャイニートの爆誕だ!!」

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おまいらD「行け!シャイニート・マジシャン!おまいらBへダイレクトアタック!」


おまいらD「 滅 び の バ ー ス ト 抱 き ま く ら ! 」


おまいらB「TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」LP2000→0 ピーッ!


―――――――――――――――――――――――

おまいらD「有難う、エフェクト・ヴェーラー。君のお陰でこのデュエル、勝つ事が出来た」

おまいらD「こんな変態構築な俺だけどさ、一緒に居てくれるか……?」スッ

ヴェーラー「……///」キュンッ

ヴェーラー(きっと、この人が運命の相手――!)

ヴェーラー「……はいっ!」スッ

―――――――――――――――――――――――

ヴェーラー「えっへへー。それでね?それでね?マスターがね?」ニヤニヤ

グリムロ「はいはいご馳走様ご馳走様、良かったわね良い人見付かって」ウンザリ

幽鬼うさぎ「良いな……」ボソッ

ヴェーラー「あっ……」ヤベッ

ヴェーラー「グリムロさん、そろそろ私帰るね!」チャリン

グリムロ「はいはい、御代は確かに」

バタン

幽鬼うさぎ「……」

グリムロ「……出会いってのは運だからね。気負っても仕方ないわよ」

幽鬼うさぎ「ヴェーラー……ズッ友だって言ってたのに……!裏切り者……!」ギリッ...

グリムロ「はいストップ、黒い怨念出さないで。そういうのがあるから良い人が寄って来ないのよ」

幽鬼うさぎ「……もう帰る」チャリン

グリムロ「飲酒運転はしないようにね」

―――――――――――――――――――――――

おまいらE「まさか、俺の元に幽鬼うさちゃんが来てくれるとは――!」

おまいらE「今までロクなパックに当たらなかったけど、これが天の思し召しか!」

幽鬼うさぎ「……私の事、捨てないでね?」ニコッ

おまいらE「捨てる?とんでもない!トレードでも出さないよ!どれだけお前を求めていたと思ってるんだ!?」

幽鬼うさぎ「……大事にしてね?」

―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「――そうなんだ」

幽鬼うさぎ「あの時の言葉は、嘘だったんだね」

おまいらE「ごめんね幽鬼うさちゃん……こうしないと、負けちゃうんだ」

幽鬼うさぎ「捨てないでって言ったのに。私の事を都合の良い道具だとしか見てくれなかったんだね」

おまいらE「手札から幽鬼うさぎの効果発動、対象クリフォート・ツールで」

幽鬼うさぎ「ふふっ……ハハッ、アッハハハハハハハハ!!!」

―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「ねーねーマスター♪」チョンチョン

おまいらE「ん?どうしたんだい幽鬼うさちゃん?」

幽鬼うさぎ「私ね、嘘付きは嫌いなの」ジャキン

おまいらE「えっ――?」

幽鬼うさぎ「私を捨てるヒトは許さない、絶対に許さない」

幽鬼うさぎ「私を傷付けて、平然と振舞うマスターを許さない」

幽鬼うさぎ「私を傷付けたマスターも、私と同じ様に傷付けば良い」ニカッ


サシュッ!


―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「――それで、ガラスケースに入る事になっちゃった」

グリムロ「……うん、災難だったわね」

グリムロ(手に入れた人が)

幽鬼うさぎ「私を、捨てないでねって言ったのに」

幽鬼うさぎ「私との約束を破って、平気で私を捨てる人なんだから……死んで当然だよね?」

グリムロ「あー、うん、そうかもねー」

幽鬼うさぎ「……ご馳走様、今日はもう帰る……」チャリン

―――――――――――――――――――――――

おまいらF「つ、遂にやってしまった……!シクレア幽鬼うさぎ単品買い……!」

おまいらF「これから節制の日々が待っている……だが、後悔はしていない!!」

おまいらF「うおおおおぉぉぉぉ!!幽鬼うさぎー!俺だー!結婚してくれー!!」

幽鬼うさぎ「……良いよ。でも、一つだけ約束してね……」

幽鬼うさぎ「私の事、捨てないでね?」ニコッ

おまいらF「捨てる訳無いだろ!幽鬼うさぎちゃんちゅっちゅ!」

幽鬼うさぎ「……大事にしてね?」

―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「――そうなんだ」

幽鬼うさぎ「貴方も、私の事を捨てるのね」

幽鬼うさぎ「捨てないでって言ったのに。私の事を都合の良い道具だとしか見てくれなかったんだね」

おまいらF「捨てる?何言ってるんだ?俺の手札に幽鬼うさぎちゃんはいないから捨てられる訳無いだろう?」

おまいらF「残念だったな!そのプトレマイオス特殊召喚時にリバースカードオープン!緊急テレポート!」

おまいら「何ィ!?」

おまいらF「デッキから、幽鬼うさぎ(シクレア←ここ重要)を特殊召喚!」

おまいら「くっ……!駄目だ、あのカードを残しっ放しは不味い――!プトレマイオス効果発動!」

おまいらF「俺の場の幽鬼うさぎの効果発動、このカードを墓地へ送り、対象プトレマイオスで」

幽鬼うさぎ「ふふっ……ハハッ、アッハハハハハハハハ!!!」ジャキィン!

―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「ねーねーマスター♪」チョンチョン

おまいらF「ん?どうした幽鬼……う……さ……?」

サシュッ!

幽鬼うさぎ「貴方も……私を捨てるのね……」

おまいらF「カホッ、コヒュー...」

幽鬼うさぎ「私の身体にしか興味が無い人は嫌い」

幽鬼うさぎ「私の身体を弄んだ罪は、勿論貴方の身体で返して貰うよ……」

ザシュッ!

ザキィン!

ブチブチッ...

―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「――」ゴクゴク

グリムロ「……うん、災難だったわね」モウナニモイウマイ

幽鬼うさぎ「私を、捨てないでねって言ったのに」

幽鬼うさぎ「屁理屈こねて、私の事を良いようにするヒトは絶対に許さない」

グリムロ「あー……うん、ソウダネー」

幽鬼うさぎ「……ご馳走様、今日はもう帰る……」チャリン

―――――――――――――――――――――――

おまいらG「ふっ、ボクの財力を以ってすれば。シクレア幽鬼うさぎ如きどうって事無いね」

幽鬼うさぎ「……私の事、捨てないでね?」ニコッ

おまいらG「捨てるのは流石にデュエリストとして考えられないね」

おまいらG「まっ、捨てられないように頑張ってくれよ?」

幽鬼うさぎ「……」

―――――――――――――――――――――――

おまいらG「手札から幽鬼うさぎの効果発動、対象は当然そのデルタテロスだねぇ」

幽鬼うさぎ「ふふっ……ハハッ、アッハハハハハハハハ!!!」ジャキィン!

幽鬼うさぎ「あのヴェーラーだって良い人見付けられたのにねぇ!!」

幽鬼うさぎ「どうして私に寄ってくる男はみーんな!みーんな!!私の身体しか見ないのかなぁ!?」

幽鬼うさぎ「捨てないでねって!大切にしてねって言ってるのに!!」

幽鬼うさぎ「ドイツもコイツも!皆してさァ!?」

ドイツ「えっ!?」

コイツ「ヒョッ!?」

―――――――――――――――――――――――

おまいらG「ひっ!ひいいぃぃッ!?た、頼む!助けてくれ!金ならいくらでも――」

ザシュッ!

幽鬼うさぎ「私の事を散々利用して、結局貴方も私を捨てるのね」

幽鬼うさぎ「私はただ、私を捨てないでくれる男の人と一緒に暮らしたいだけなのに――」

幽鬼うさぎ「それすら、私には大それた夢なのかな……?」

―――――――――――――――――――――――

グリムロ(何でこの娘捕まらないのよ……?)

グリムロ「で、また殺して逃げてきたと」

幽鬼うさぎ「私の身体(効果)しか興味が無い男なんて、皆死んじゃえば良いんだ」

幽鬼うさぎ「貴方も、そう思わない?」チラッ

増殖するG「……」

増殖するG「……女の魅力は……出逢った男の数で決まる……」

増殖するG「……世話になった、代金はここに置いておく」スッ

カランコローン...

幽鬼うさぎ「――あの人、誰?」

グリムロ「さぁ?よく来るけど……彼はGって呼ばれてるみたいね」

幽鬼うさぎ「G?」

グリムロ「通称、G……無口で無愛想だけど、相当出来るのは確かよ」

グリムロ「後は背後に立たれるのを凄く嫌うって位しか分からないわね」

グリムロ「でも、こんな商売だから人を見る目はあるつもりよ……あの人は、裏の世界の住人ね」

グリムロ「深入りしない方が身の為よ」

幽鬼うさぎ「うん、気を付ける」

―――――――――――――――――――――――

幽鬼うさぎ「……」トコトコ...

おまいらH「見付けたぞ幽鬼うさぎ!」ズザッ!

幽鬼うさぎ「!?」ビクッ

おまいらH「君の助けが必要なんだ!今すぐ来てくれ!」グイッ!

幽鬼うさぎ「――そういって、貴方も私の身体だけが目当てなんでしょ?」

幽鬼うさぎ「付いて行っても良いけど……」

幽鬼うさぎ「――私の事、捨てないでね?」

おまいらH「助かる!お前が居てくれればこのデュエル、勝てる!!」

―――――――――――――――――――――――

おまいらH「行くぜ!俺はマックス・テレポーターの効果発動!」

おまいらH「ライフを2000支払い、デッキからレベル3のサイキック族2体を特殊召喚する!」LP4000→2000

おまいらH「俺はデッキから、調星師ライズベルトと幽鬼うさぎを特殊召喚!」

おまいらH「そして、調星師ライズベルトと幽鬼うさぎでチューニング!シンクロ召喚!」

幽鬼うさぎ(――サイキック族で、ただのシンクロ素材……)

幽鬼うさぎ(貴方も、つまらない男だったのね)

おまいらH「シンクロ召喚!C・ドラゴン!」

おまいらH「更に!俺は場のラブラドライドラゴンと、C・ドラゴンでオーバーレイ!」

おまいらH「2体のドラゴン族モンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

おまいらH「現れよ、ランク6!雲海切り裂き、山嶺の果てより光来せよ!聖刻龍王-アトゥムス!」

おまいらH「アトゥムスのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い!」

おまいらH「デッキからドラゴン族モンスター1体を、攻守を0にして特殊召喚!」

おまいらH「俺はデッキから、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚!」

おまいらH「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンのモンスター効果発動!」

おまいらH「1ターンに1度、手札か墓地からドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する!」

おまいらH「俺は墓地からC・ドラゴンを特殊召喚!」

幽鬼うさぎ(サイキ……ック……?あ、あれ……?)

おまいらH「更に!俺は場のC・ドラゴンと、マックス・テレポーターでオーバーレイ!」

おまいらH「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

おまいらH「眩き光もて降り注げ!現れよ、ランク6!セイクリッド・トレミスM7!」

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おまいらD「相手のデッキはサイキックだと思ってたら実は聖刻だった、何を言っ(ry

おまいらD(だ、だがしかし!ライフが800しか無いとはいえ、俺の場にはアポクリフォート・キラーがいる!)

おまいらD(トレミスの効果は受けない!戦闘破壊も有り得ないはず!)

おまいらH「バトル!トレミスM7でアポクリフォート・キラーを攻撃ィ!」

おまいらD「えっ?」

おまいらH「ダメージステップ、リミッター解除で」


セイクリッド・トレミスM7 ATK4400


おまいらD「畜生……!」

  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ,. - ―- 、
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /   _/        ヽ
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /      ,.フ^''''ー- j
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ     /      \
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /     _/^  、`、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n     「 |      /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll     || .,ヘ   /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll     ヽ二ノ__  {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'     ;: |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l    ; l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :

LP800→0 ピーッ!

―――――――――――――――――――――――

おまいらH「ありがとう、幽鬼うさぎ!キミのお陰で勝つ事が出来たよ!」

幽鬼うさぎ「ゑっ?あっ、はい……?」

おまいらH「これからも機会があれば、俺と一緒に戦ってくれないか?」

幽鬼うさぎ「」( ゚д゚)

幽鬼うさぎ(何だろう……?この何とも言えない不思議な気持ち……?)キュン

幽鬼うさぎ(これが、もしかして……恋……?)///

幽鬼うさぎ「わ、分かりました……」///

幽鬼うさぎ「でも、私の事……捨てないで下さいね?」

おまいらH「えっ?そうだね、捨てるのは悪手だからねぇ……そうならないよう、なるべく手札に来ないでね?」

幽鬼うさぎ「はいっ!」ニパー

―――――――――――――――――――――――


捨てられたくない

ただそれだけの願いを抱いたうら若き少女はこうして救われた

しかし、これで救われたのは彼女だけである
いい様に使われ、捨てられ、涙を流す彼女達はカードの数だけ存在する
貴方の手元にあるカード達も、何度も捨てられ傷付き、悲しんでいるかもしれない
彼女達に、涙を流させるようなデュエリストになってはいけない
デュエリストとは、人々だけならず
カード達をも笑顔にする存在であらねばならないのだから!


エフェクト・ヴェーラー「もう捨てられたくない!」幽鬼うさぎ「わかる」

                                    ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                                    d⌒) ./| _ノ  __ノ

(こういう感じのSS書けば良心が痛んでヴェーラーうさぎ使い辛くなるだろ)

図書館召喚もくじもくじもくじドロー掌握成金ドロー煉獄煉獄休戦ドロー打出テラフォエンディミオンドロー...

暗鬼「厄介な奴だよダークロウは」

ダイアン「あってはならない存在だというのに」

カランコローン...

グリムロ「いらっしゃ――」

デスガイド「愛すべき相手がお勤めしたまま帰って来ないのはどうすれば良いんデスかね?」バタン

グリムロ「」

デスガイド「 ど う す れ ば 良 い ん デ ス か ね ? 」ズイッ

グリムロ「そんな事言われても、出所するのを待てとしか言いようが無いわね……」

デスガイド「出所……そうデスよね、出所『させる』しか無いデスよね」

デスガイド「閃いたデス!早速実行させて貰うデスよ!」

バタンッ!





プリズンブレイク シーズン666

サーチャーの姉を投獄した容疑で逮捕され、禁止判決を受けたクリッター!
主人公デスガイドは恋人クリッターの無実を信じ、禁止牢から救い出す為に綿密な計画を企て、自身の体に刑務所の設計図を模したタトゥーシールを貼る。
彼岸の旅人と手を組み環境を犯し、目論見通り実刑が確定したデスガイドは、
クリッターが収容され、また自身が設計に携わったザル警備のKONMAI刑務所への収監を希望。恋人同士での脱獄を企てる!


続かない


ジュラゲド「大丈夫だ俺が来たからにはお前を死なせない。ま、すぐい亡くなるんだがな…後はまかせた…がんばれよ」

アロマージ・ジャスミン「ジュ…ジュラゲドさーん!!」


インフェルノイド・ネヘモス
「我々を呼んだかな?」
インフェルノイド・リリス
「我らの力、お見せしましょう!」
インフェルノイド達
「おおー」



















インフェルノイド・ティエラ
「いいこに育って…うぅ…」

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