幼馴染「ふーん、わたしと後輩プレイをしたいんですね」 (219)

男「いや、別にそんな事言ってないぞ。ただ幼馴染とはいえ、学校内で『おーくん』って呼ばれるのは、ちょっと恥ずかしいしな」

幼馴染「ふーん、だから自分の事を先輩と呼べと?慣れ親しんだ人から、少し他人行儀な呼ばれ方をされてみたいなぁ、と。
    流石先輩ですね。わたしには少し理解出来ない領域ですが、他ならぬおーくんの頼みですし、年長者は敬えと言いますし」

男「っていうか馴染がよく家に来てるし、正直いうと後輩って感じもあんまりしないんだけどな」

幼馴染「家で一人だと暇ですから。それに……別々の学校にいる時は、やっぱり先輩は一つ年上なんだなって実感してましたけど。
    ただまぁ受験を乗り切って、こうして無事に同じ学校に入れた訳ですから。これから2年は宜しくお願いしますね、せ、ん、ぱ、い」

男「……馴染が先輩って呼ぶんだから、俺も別の呼び方した方がした方が良いよな。苗字で幼、とかの方が良いか?馴染も噂とかされたら嫌だろう――」

――ぎゅぅ

幼馴染「――……別に、噂とか気にしませんから……今までみたいに、馴染って……呼んで下さい」

男「あ、あぁ……な、馴染、そんな裾引っ張られると伸びちゃうからさ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437054696

こんな感じにのんびりやっていきたいと思います。
SS書くどころか文自体書くのが久々になってしまったので、文が変だと思ったら生暖かく見て頂けると嬉しいです。

甘甘のままのんびり行こうと思っています。ちなみに過去スレも貼っておきますね。
こちらと同じような感じでいこうと思っていますので、宜しくお願いします。

幼馴染「あら……わたしとえっちしたいんじゃないの?」
幼馴染「あら……わたしとえっちしたいんじゃないの?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420726553/)

【何所で文鎮プレイを習った?】

男「そういや馴染は選択授業、何選んだんだ?音楽、美術、書道ってあるけど」

幼馴染「そういう先輩は何を選んでいるんですか。もしやヌードデッサンがあるかもと、一縷の希望を託して美術を選択するも敢え無く撃沈し、
    自棄になって美術に無知なわたしを誘い込み、言葉巧みに騙した上でヌードデッサンを強要しようとしています?エロいですね」

男「いや、俺は書道を取ってるんだけどさ」

幼馴染「ふーん、書道ですか。という事はわたしに筆で色んな場所を撫でられたいか、それとも突っ込まれたいのでしょうか。
    そして突っ込まれた回数分だけ、墨で正の字を描かれたいんですね。もしくは文鎮プレイをお望みなんでしょうか。
    わたしは名しか知りませんが、そんな高みまで登り詰めてるとは流石先輩です。御見逸れしました」

男「馴染がまだ選択授業決めてないなら、一緒にやりたいなぁって思ってさ。選択授業は1、2年合同だし」

――ぺしっ

幼馴染「……ふふ、しょうがないですね。選択授業を見学していた時に、音楽に傾いていましたが……折角先輩が誘ってくれたのですし、書道にする事にします」

男「っていうか馴染、お前が顔を隠してる教科書が書道のやつなんだけど――」

幼馴染「気のせいです。もう先輩ったら、多分筆プレイと文鎮プレイの想像をし過ぎて幻想が見えていたんですね」クルリッ

男「いや、背表紙にしても筆とかすずりの絵が描いてあるんだけど。っていうか馴染、あんま顔に押し付けすぎると教科書折れるぞ」

【コッペパンを要求する!】

幼馴染「お昼時なのに学食があまり混んでませんね。個人的に学食といえば人が波のように押し寄せ、我先にと席を取り合う場所と思っていたのですが」

男「この学校、学食の値段あんまり安くないんだよな。だからあんまり学生も利用しなくてさ、素うどん食うくらいなら弁当持ってくるって」

幼馴染「きつねうどんで380円ですか……駅前の店とほぼ変わりませんね。先輩もこれ一杯だと足りないでしょうし、おにぎり二個足して……580円。
    学食としては割高ですね。わたしはうどんだけで良いとしても、二人で960円……か。確かにお弁当を作った方が安上がりですね」

男「ま、入学祝いってことで今日は俺が奢るよ。どれが良い、カレーうどんとか?」

幼馴染「カレーうどんは好きですけど、制服にカレーが飛んだら嫌なので遠慮しときます。でもここは先輩の面子を立てて……鯖味噌を定食で」

男「鯖味噌鯖味噌……それと定食、あった。そういや馴染、鯖味噌も好きだったな。はい食券」

幼馴染「えと……ありがとう御座います。ふふ、先輩に何か奢って貰うのって久し振りですね――……ふーん、つまりこの鯖味噌は対価という訳ですか。
    様々な状況下で『あの時、鯖味噌を奢ってやっただろう?』と言い、多種多様なプレイを強いるんですね。受け身主体で。えっちぃです」

男「まぁ馴染にはよく飯も作って貰ってるし、これくらいじゃ足りないだろうけど、お返しだと思ってくれ」

幼馴染「別にお返しが欲しくて作っていた訳ではありませんが……折角の先輩からの贈り物ですし、貰っておきます。ふふ……あ、今更返して欲しいと言っても返しませんよ」

男「いや馴染、食券渡さないと飯が受け取れないぞ」

【まったく、先輩はしょうがないですね】

――カキカキ

男「始業式終わって一週間後に学力テスト……そういやあったな。うちの学校って別段進学校って訳でもないのに」

幼馴染「数学に英語、科学と……受験の科目と被っているので幸いでした。数学の応用が少し苦手ですが、他の科目範囲は覚えているので余裕ですね。
    あ、先輩、ここが少し分からないんですけど、教えて貰えますか?この相似の証明のところなんですけど……先輩、どうして解説書を睨んでるんですか」

男(あれ、高校受験の問題ってこんなに難しかったか?全然分からんのだが。ここなんか俺がやってるやつより難しいぞ)

幼馴染「……先輩は知らないでしょうね。先輩って悩んでいると眉間に皺が寄るんですよ。もしかしてこの問題、分かりません?」

男「いや違うぞ、ただど忘れしただけだ。解説を見れば直ぐに思い出して……は?なぁ馴染、ここってなんで仮定出来るんだ」

幼馴染「わたしが質問していた筈なんですが……はぁ、いいですか、ここで仮定出来るのはですね――」

――――――
――――
――

幼馴染「――であるから答えが導き出せるんです。簡単な問題は正解から探せますけど、難易度が上がると間違いから探す作業なので厄介ですよね」

男「……一年前に必死でやった範囲なのに忘れてるもんだなぁ。それとさ馴染……さっきから、なんか近くないか?」

幼馴染「難解な問題ですし、対面から数学を解説するなんて時間が掛かります。それに……そう、逐一説明するなら隣に座っていた方が効率的ですから。
    それとも先輩は『隣に座ってるんだから耳たぶ噛むくらいしろよ』と不満を訴えているんですかね。受け身な上にえっちぃですね」

男「というかお前、この問題完璧って事は他のも楽勝なんじゃ――」

幼馴染「あぁ先輩、実はここと、それからここも解らなかったのですが……あ、もしまた解らなければ、後輩が懇切丁寧に教えて上げますよ、先輩」

【(クーポンにより)全品100%OFF】

男「なぁ馴染、勉強教えて貰った御礼って……俺教えるどころか殆ど教わってたんだけど」

幼馴染「いえ、先輩への御礼もありますけど、このクーポンを使いたかったので。一人でマッソに来るのも気が引けますし、友達を誘うのも面倒ですし。
    ふふ……先輩と二人なら気兼ねなく来れますから。……このフルーリーっていうのを食べたかったんですけど、ワッフルとオレオですか」

男「俺はホットコーヒーだけで良いかな。今から食べると飯食えなそうだし」

幼馴染「今日はわたしが作るんですから、軽くしておきます。ほら先輩、今ならポテトが全サイズ150円みたいですよ」

男「へぇ全サイズ150円か……って今日馴染が夕飯作るのか?」

幼馴染「お母さんは今日仕事で遅くなるそうで、もし暇なら代わりに夕飯を作って欲しいとお願いされたんです。丁度試したいレシピもありましたし。
    んー先輩、わたしも食べたいですし、ポテトMサイズでも良いですか?あ、これは先輩が性癖がMな事に掛けている訳ではないですよ」

男「相変わらず俺には何も伝言無しなのな。っていうかお前脂っこい物苦手だろ、平気か?」

幼馴染「脂物は苦手ですけど、マッソのポテトって時々無性に食べたくなるんですよね。それに先輩と分け合えば安く済むし、量も少なく済むしで一石二鳥。
    それと……うん、折角ですし期間限定のワッフルフルーリーにしてみましょうか。普通のはまた来た時に食べれますし」

男「まぁ確かに食べたくなるっていうのは分かるけどな。じゃぁポテトのMとフルーリーのワッフル、ホットコーヒーだな」

幼馴染「じゃぁ買って来ますから、先輩は席を取っておいて貰えますか。結構混んでますし」

男「いやでもさ、やっぱ馴染に何にも出来てないし、せめて割り勘くらい――」

幼馴染「実は先輩のお母さんに、買い物の為の資金を多目に貰ったんで、500円くらい余裕です。それに先輩が何も出来てないなんて事ありませんよ。
    ちゃんと分かるところは分かり易く教えてくれましたし――……先輩に近くで見て貰えてただけで十分でしたから」

【マックでいちゃつくのは止めて下さいお願いします】

男「まさかマッソで揚げたてのポテトが出て来るなんてな。いっつも少し冷めてしなっとした奴出してくるのに」

幼馴染「丁度揚げてる時だったみたいで、ラッキーでした。やっぱりポテトを食べるなら揚げたてですよね。あむ、はふ」カリッ

男「流石に揚げたてなだけあって良い音なるな。どれ、俺も一本……うわあっちぃ!」

幼馴染「ものの見事に火傷ですか、揚げたてのポテトを舐めていましたね。もしくは自分から火傷しに行ったのでしょうか。熱いのが御褒美です、と。
    でも熱いのが好きでも限度があると思うのですよ。Mな人が蝋燭を垂涎していたとしても、赤い低温蝋燭でなければ喜び以上の怪我になってしまいます。
    ――……あ、わたしのフルーリー食べますか?冷たい物を食べれば少しは楽になると思いますよ」

男「あ、あぁありがと。んー、火傷に沁みるな。しかし、どんな味か想像出来なかったけど、フルーリーって美味いんだな」

幼馴染「以前食べたブルーベリー味が美味しかったですし、マッソの甘い物に外れはないですね。……先輩、全部食べないで下さいね?」

男「うっ、大丈夫だって、まだ半分残ってるからさ。ほい、足りなかったらもう一個買ってくるから」


幼馴染「別に半分残ってるなら良いですけど……はむ。ワッフルは甘過ぎますね、わたしとしては前のブルーベリーくらいの方が丁度良いかな……。
    ん、先輩、どうかしました?……ふーん、もしかして間接キスを意識してるのですか?ふふ、先輩はえっちぃですねぇ」

【みんなも初代GE、やろう!タノシイヨ】

幼馴染「……あ、おーくん、そろそろ回復錠無いですよね。回復球置いといたんで回復しといて下さい」

男「おう助かる。回復錠の改はまだ4つくらいあるんだけど……あぁそういやこのミッションって、まだヴァジュラ来るんだよなぁ。
  本当に初代の鬼畜さは群を抜いてるな……サソリだけで満身創痍なのに、看板モンスターまで出してくるか普通」

幼馴染「虎ちゃんは戦い易い方ですし、弱点が一緒なんですから、真逆の属性アラガミを当ててくる他のミッションに比べればマシな方ですよ。
    それに鬼畜さが郡を抜いてるゲームを、久々にやりたいと誘ってきたのはおーくんなんですから、この緊急ミッションだけでも終わらせちゃいましょう」

男「いやぁ、2とかやってると初代の理不尽さが懐かしくてさ。はは、ゴリラ二体同時出現時のトラウマよ」

幼馴染「見てない側に撥ねられて体力半分持ってかれたがデフォですからね。んー……虎ちゃん出ましたし、リンクバーストしときますね」

男「じゃぁこっちもリンクを――……なぁ馴染、ちょっと前から気になってたんだけど、呼び方戻ってないか」

幼馴染「学校でもないですし、この呼び方の方が慣れてますから。それともおーくんは『先輩』って呼ばれるの、気に入っちゃったんですかね。
    幼馴染のわたしに敢えて先輩と呼ばせ、そして年下の子に罵られ、責められて喜ぶんですね。下克上までもを快楽に変えてしまうとは、流石おーくんです」

男「馴染が良いならいいけどさ。でも呼び方って統一してた方が楽だろ?何で戻すんだろって思って」

――ぼふぅ

幼馴染「ふもふ……ふもふも(先輩って呼び方だと、なんだか距離を感じて……嫌なんですよ。まぁ言っても鈍感なおーくんは、分からないと思いますけど)」

男「なぁ馴染、なんでソファに顔埋めてるんだ……?」

【辛い物好き=痛い物好き】

幼馴染「じゃが芋は素揚げすると存在感が増して煮崩れも防げる……盲点でした。やっぱりネット検索の力は偉大ですね。
    さてと、では揚げてる間に人参と玉葱を切ってしまいましょうか。あとすき焼きのタレは確かここの辺りに……」

男(エプロン着た子が一生懸命上段の棚に手を伸ばしている背中……何時も何気なく見てたけど、結構良いな。制服な辺りポイント高い)

幼馴染「全体に油を行き渡らせて、牛肉を投入っと。火を通してからタレを入れて……落し蓋をしてから煮汁が半分になるまで待つ、と。
    その間に……よし、漬け汁は全体に行き渡ってますね。えっと、この汁を捨ててから片栗粉を入れて振るんでしたね」

男(昔から聞いてるから、逆に安心するけど、手順を呟きながら調理する癖は何時までも治らないんだな)

幼馴染「そういえばおーくん、知っていますか?辛味は唯一、口内粘膜の痛覚で受け取るみたいで、つまり辛い物好きは痛い物好きであるという説もあるんです」

男「……いきなりのトリビアだな。いや確かに辛い物は好きだけど、そこまで度を越えたものじゃないぞ」

幼馴染「鶏肉と片栗粉を馴染ませている間は暇ですから。おーくんは結構辛い物好きですし、つまり痛い事も好きなのかなぁと興味が湧いたので。
    それにずっとこちらを見ていましたし、何か気になる事があるのかな、と。ふふ、もしかして料理に興味でも湧きましたか?」シャカシャカ

男「いやさ、なんていうか……馴染のエプロン着けた後ろ姿って良いなぁと思ってさ」

――べちゃっ

幼馴染「お、おーくんは突然変な事を言いますね。つまりエプロンフェチという事ですかそうですね。やっぱりえっちぃです」

男「なぁ馴染、何で鶏肉入った袋を顔に当ててるんだ……?」

【激辛好き】

男「うぉ、からあげがサクサクしてるな。それにちょっと辛い、のか?」

幼馴染「おーくんは辛い方が好みですし、一味唐辛子を漬け汁に入れておいたんです。でも思った以上に一味が薄まってしまったみたいですね」

男「っていうか無理に俺に合わせて作らないで良いんだぞ。馴染は辛いの苦手だし、作ったのに食べられなけりゃ意味無いだろ」

幼馴染「――……折角おーくんに食べて貰うんですから、好みに合わせたいじゃないですか。それに薄まった一味程度なら平気ですよ……多分。
    はむっ――っ、こ、これ全然薄まってないです……。辛、いえ痛……おーくんは何でこんなに辛いのに平気なんですか。やっぱりMだからですか」

男「いや馴染が辛いの苦手過ぎなんだって。ほい水、大丈夫か?」

幼馴染「んぐ……へ、平気れす。そ、それより肉じゃがも食べてみて下さい。一応、自信作なので」

男「肉じゃがか、そういや食べるの久し振りだな。それじゃ……」


幼馴染「ど、どうでしょうか。前に作った時はじゃが芋が崩れてしまったので、一度素揚げしてみたのですが」

男「おぉ美味いぞ。シャガ芋がポテトみたいになってるんだな。ホクホクしてるし、肉じゃがの味が染み込んでるよ。また料理上手くなったんだな」

幼馴染「肉じゃがは結構簡単ですし、家で時々作っていますから。どうせなら美味しく出来た物を食べて貰いたかったですし。
    でも……ふふ、おーくんが美味しいって言ってくれるだけで頑張れるから……料理って不思議ですね」

【目覚まし(C4)】

――PiPiPiPiPi……カチッ カチッ バキューンッ

幼馴染「寝ながら器用に目覚ましを止めましたね。とはいえ、遠くに仕掛けても布団で防音体勢……銃で的を撃って止めるタイプの物も、
    寝惚けながら無駄にAIM力が上達するだけでしたし。爆音を鳴らす物では近所迷惑……やはり"これ"でいくしかありませんか。うっ……重っ」

――ボスッ

男「うっ……うぅぅ……なじみんか?」

幼馴染「誰がなじみんですか。というか起きて下さい。そろそろ朝御飯を食べないと、朝食抜きで登校する事になりますよ」

男「……せめて普通に起こしてくれないか?流石に馬乗りされると苦しいんだが……」

幼馴染「ふーん、やっぱりおーくんは女性に上位を取られる方が好きなのですね。それと、今ベッドの上に乗っているのはわたしではありませんよ」

男「……にしては重……あぁ、なんだタツヤか」


タツヤ(猫)「ん゛に゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」


幼馴染「相変わらず太っちょですね。声も野太くなっちゃって……いえ、これはこれでゆるキャラみたいで可愛いのですが、とても不健康そうです。
    やっぱりダイエットさせた方が良いと思うのですけど。なんだか最近歩くのも面倒がってますよね、猫なのに」

男「タツヤは運動嫌いだからなぁ。でも最近凄いんだぞ、肉球で掴んだペンで人の名前とか書けるようになってきたし」

――サラサラ

タツヤ(猫)「に゛ゃ゛ん゛」『幼 馴染』

幼馴染「……何だか達筆ですね。いえ、その特技が何の役に立つのかは全くわからないのですが」


じゃが芋がポテトってナンだよ(哲学)。揚がってるって言いたかったんです眠かったんです許して下さい。
台風だからか回線悪いし書き込みに時間掛かるし焦りました。

安心して見れる、ありがとうごさいます。こんな感じでほんわかですが進めていきます。
ちょっと今回は脳内ピンクを少し薄めていこうと思います。前回でエロネタ使い切りました。
フルメタ要素?あるではないか……(ボン太くん)
最後のは映画のデスノを久々に観て気持ち高まってたんですすみません。

もし宜しければまたネタなどを提供して頂けると作者が喜びます。それではこれで、おやすみなさい。

今日の22時頃から始めさせて頂きます。
それと考えたのですが、多分じぶんはジャガイモがポテトみたいに揚がってると言いたかったんですね、分かり難いですね

今回は提案して頂いた
映画を観る 、耳掻き、可能ならば男が馴染に迫る振りをするまで投下したいと思います
それと質問なのですが、夏休みの海やお化け屋敷なんかの話は前SSのように一纏めの物語調の方がいいでしょうか?
それとも別々にネタとして投下した方が見易いでしょうか?もし宜しければ教えて頂けると>>1が喜びます

それでは22時になったので初めさせて頂きます。
一応後輩キャラなのですが、こういうキャラで幼馴染ってそういえばいないなぁと思って書き始めました。でもD.C.Ⅱに普通にいました。

それと海などの話は今の感じで短編毎で投下させて頂きますね、御意見ありがとう御座います。

【この歳まで帰宅部一本――!?】

――――ピッ

「100m……13.5秒!? え、これ会長の記録抜いたんじゃない?」ザワザワ

「ねぇ幼さん、フォーム凄く綺麗だし、中学校時代に陸上部やってたでしょ!もし良かったら一緒に陸上部入らない!?」

幼馴染「……?いえ、中学の頃は帰宅部一本でしたけど。趣味で走ったりはしてましたが」

「陸上部入ってなかったの!? それであの走りが出来るって才能だよ!絶対入った方が良いって!」

幼馴染(そういえば中学の頃も勧誘はされましたね、全部断りましたけど。部活動って窮屈な感じがして嫌ですし、放課後拘束されるのも御免です。
    何よりわたしは、おーくんに傍で計って貰いながら走る事が好きな訳ですし、記録も賞も必要ありませんから)

幼馴染「気持ちは嬉しいですが、放課後は用事がある日が多いので……遠慮しておきます」

「えぇ……そっかぁ残念。でも、もし気が変わったら絶対言ってね!あ、それとうちの陸上部緩いから、放課後適当に参加しても全然平気だからね!」


幼馴染「……部活動、ですか。受験のストレス発散に走ったりはしてましたが、最近は御無沙汰でしたし……緩いなら考えてみても良いかも知れませんね」

【猫系なじみん】

男(相変わらず馴染は足速いなぁ。前に計測した時よりタイム縮まってるんじゃないか?)

「おい見ろよあの子、可愛いくね!今の時間に体力測定ってことは1年生か!?」

「やはりスパッツは良いですね。横からチラリする可能性があるブルマも捨て難いですが、健康的な体のラインが映える黒……とても良い」

男(先生が風邪で休んで自習中……なのに相変わらず自由過ぎるな、このクラス。席立ってグラウンド眺めてる奴までいるし、課題はどうした課題は。
  まぁ座りながら外を眺めてる俺も同罪ではあるか。しかし半ズボンの子増えたなぁ……まぁ馴染みたいに走り易いからって穿く子もいるが、どうしても少数派だな)


幼馴染「――――……」フリフリ


男(あいつ相変わらず目が良いな、小さく手を振ってるし。普段猫っぽいのに、今は遠くで尻尾を振ってる子犬みたいだ。取り敢えず降り返しておこう)フリフリ

幼馴染「…………」♪♪

男(表情に乏しい馴染だけど、何故だろうか、凄くぶんぶん横振りしている尻尾が見える気がした)

【TATSUYA店員「計画通り……!」】

『とんでもねぇ……待ってたんだ』

男「やっぱり変な推理物より、こうやって頭空っぽにして観れる映画の方が良いな。戦闘シーンとか爽快感あるし」

幼馴染「最後に絶対勝利する俳優さんが出てると安心感もありますからね。ナイフを所持してる敵の方が不利に見えるっていうのも不思議ですが。
    そういえば某沈黙の人は持ってる銃を奪われたり、銃で囲まれて素手戦闘になった方が明らかに強いですよね。流石ハリウッド」

『もう会う事はないでしょう』

男「映画観ながら食べるポップコーンって、普通に食べてる時より美味いよな。無心で食べれるというか」ポリポリ

幼馴染(――……テーブルの真ん中に器を置いてるから、おーくんがポップコーンに手を伸ばす度に少しだけ腕が当たるんですよね。
    おーくんは全然気付いてないみたいですけど、段々と距離が近くなっていますし。ふふ……一緒に映画も観れて、役得なんでしょうか)

幼馴染「こういう爽快系が好きという事は、おーくんは敵がやられてる場面を自分に投影して快楽を感じ、結果としてストレス解消してるんですかね」

男「何だその自家発電は。……しかし観終わっちまったけど、まだ17時か。もう一本くらい観れそうだな……どれ観る?」


幼馴染「じゃぁ次はこの『ミスト』というモンスターパニック映画を観ましょう。モンスターを蹴散らす爽快映画みたいですよ。
    TATSUYAの宣伝で書いてあったから間違いありませんね。小説が原作の映画みたいで完成度も高いみたいですし、少し楽しみにしていたんです」

【紛らわしい会話は正義である】

男「ふぅ……良い湯だった。ぬるま湯だと入った気がしないし、やっぱり風呂は熱めに限るな。さて牛乳は……っと」

幼馴染「あ、おーくん、脱いだ服はちゃんと洗濯籠に入れてくれましたか?たまに靴下が裏返しで入ってますし、ポケットにティッシュが入ってましたし。
    はっ、もしかしてわざと靴下を裏返しにして、わたしに御仕置きしてくれと訴えているのでしょうか。流石にそこまで気が回りませんでした」

男「大丈夫だって、ちゃんと確認してから洗濯籠に入れておいたから。ありゃ……馴染、開けてある牛乳どこにしまったっけ」

幼馴染「わかり易い様に、上の段のバスケットに入れておきましたよ。それと賞味期限の近いヨーグルトがあったので、食べて置いて下さい」

男「あー、1個だけ残して忘れてたな。スプーンは――」

幼馴染「はいどうぞ。それからおーくん、前にしてから結構経ってますし、そろそろ溜まってると思うんですよね……あれ」

男「……あんまりやり過ぎると体に良くないって何所かで見たんだけど」

幼馴染「巷にはそれ用の御店まであるというのに、おーくんは本当に苦手ですよね。くすぐったいんでしたっけ。敏感なんですね、普段は鈍感なのに。
    とはいえ御風呂上りが一番し易いですから、敏感であろうが責め立てる事に変わりはないんですけど。ふふ、ヨーグルトを食べ終わったら言って下さいね」

男「――……あーい」

【耳掻き屋なじみん】

幼馴染「はいおーくん、どうぞ寝転がって下さい。あぁ本で見たんですけど、体は仰向けで、首だけ傾けると負担が少ないそうですよ」ポンポン

男「あー膝枕、なのか?別に俺は綿棒だけでも――」

幼馴染「ふーん……もう何年もしているのに、何今更恥ずかしがっているんですか。綿棒ですると逆に中に押し込んじゃう事もあるんですから、こっちの方が良いに決まってます。
    と言う訳で……はい、遠慮せずに来て下さい。早くしないと耳の中が乾いちゃって、また取り辛くなっちゃいますよ?」

男「じゃぁ……い、いくぞ」

――ぽすっ

男(華奢な脚だけど頬を当てると柔肌で……スベスベしてる。あと、相変わらず良い匂いしてる。石鹸の匂いというか、落ち着く香りだ)

幼馴染「はい、いらっしゃいませ。では先ず左耳から片付けましょうか。ふふ、耳掃除は久し振りなので腕が鳴ります。
    それでは……む、思ったより溜まってませんね。やはり2週間では短過ぎますかね……あまりし過ぎると外耳道を傷付けてしまいますし……」カリカリ

男「なぁ馴染、やっぱりくすぐったいんだけど。ま、まだ終わらないのか?」

幼馴染「本当におーくんはくすぐりに敏感ですよね。少し待って下さい、最後の仕上げにっと……ふぅ。
    もう、息を吹き掛けただけで素っ頓狂な声出しちゃうくらい敏感なんですから。え……も、もう一回やって欲しい、ですか?ふふ、えっちぃですね」

後輩幼馴染でも出来れば年上に見せたいような書き方をしています。可愛いと思って頂けたなら嬉しいです。
それと前SSから読んで頂けている方、ありがとう御座います。今回ものんびりと息ヌキ程度に見て頂けると幸いです。

脳内ピンク成分が前SSよりも薄れているのは前作で出し切ってしまったせいです、出来る限り盛り込んではいますが、ご容赦下さい。
敬語幼馴染は前々から書きたいと思っていたので、>>1としては活き活きと書かせて貰っています。
GEは初代の鬼畜さが友達とプレイしてると一番楽しかった気がします。理不尽に立ち向かう姿勢が活力になってたんやなって。

すみません、今日は迫るプレイが出来なかったので、次回に持ちこませて頂きます。
それと海などの話も、出来れば近い内に書きたいと思います。それでは今日はこれで。おやすみなさい。

すみません生存報告を兼ねて。少し私用があり、投下出来ませんでした。
今週中には書き込みますので、申し訳ありません。

遅れてしまい申し訳ありません。今日の11時頃から始めさせて頂きます。
200レス溜めてきました(6レス)。更新ペースも元に戻せそうなので、御時間が掛かり申し訳ありません。

1と2の中間当たりが個人的にはGEのベストな感じと思っています。2はかなり温くなってて驚いてました。
多分1やってた人の殆どがコンゴウとサソリにトラウマを植えつけられてると思います。

それでは始めさせて頂きます。
幼馴染といちゃいちゃするだけのSSなので、読み直しは……と思いきや>>1も書く為に何度か見返していました。

【猫遊び】

幼馴染「――……太いですね。気持ち前より腰周りも太くなっているような……気のせいでしょうか」プニプニ

タツヤ(猫)「…………ん゛あ゛あ゛」

幼馴染「とはいえ猫ですから、散歩に連れ出すことも出来ませんね。何より最近は運動する事すら面倒臭がっているくらいですし。
    しかしこの心地良いぷにぷに感……内臓脂肪が凄い事になってそうですね。本格的に減量を考えましょうか、食事制限とか基本ですよね」

タツヤ(猫)「……っ!? に゛ゃ゛ぁ゛」

幼馴染「ふふ、御飯の量を減らされるのが嫌なら、少しは運動しましょうね。先ずはわたしと一緒に走る練習でもしましょうか」

タツヤ(猫)「に゛ぁ゛ん゛、に゛ゃ゛に゛ゃ゛」

幼馴染「大丈夫ですよ、きちんと運動すれば減らしませんから。ただ当分の間、塩分の多い物と脂っこい物は控えた物にしますよ。
    皆タツヤには長生きして欲しいんですから、ちゃんと我慢してくださいね。何時もみたいに近所の人から恵んでもらったら駄目ですよ?」


男(時々、馴染とタツヤの会話が成立してるように思えるんだが、気のせいだよな、うん)

【先輩という呼び方】

男「そういえば馴染とこうやって登校するのも、何だかんだで一年振りだったんだよな」

幼馴染「通学路が中学と高校で真反対ですから、何時も家で別れてましたね。わたしの受験が終わってからは玄関で見送るだけでしたし」

幼馴染(……まぁ朝に玄関から御見送りのシチュエーションを実体験出来たのは、結構嬉しかったですけど)

男「高校に比べると、中学は遠過ぎるんだよな。バス乗らなきゃいけないし、そこから降りて30分は歩くし。あれを体感した後だと、高校の通学路が天国に思える」

幼馴染「一応上り坂もありますけどね……つまり先輩ほどになると上り坂は御褒美の範疇なので苦労にはならないという事ですか。
    俺を満足させたいなら断崖絶壁から叩き落すほどの緊張感をくれ、と。ふーん、アグレッシブ・ド・Mなのですね、流石です」

男「っていうか馴染……なんていうか、呼び方が何時の間にか先輩になってるけど、切り替えの基準は何なんだ?」

幼馴染「いえ、その方が若干でも学校の後輩と登校している雰囲気が出て、先輩が嬉しいかなと思ったので。如何でしょう。ふふ、もっと別の呼び方の方が良いですか?」

男「如何でしょうって……まぁ呼んでくれって言ったのは俺だけど、ちょっとくすぐったいな。馴染にはずっと『おーくん』って呼ばれてたし。
  うーん、先輩以外にも選択肢ないか?こう気取った感じで……貴方、とか。でもこの呼び方だと夫婦みたいだよ――」

――ぼすっ

幼馴染「せ、先輩はそうして裏で偽の関係を周知させて、大義名分を得た上でわたしを好き放題にする気ですね……とても策士ですね」

男「なぁ馴染、何で俺の背中に顔を埋めてるんだ?しかも馴染、体温高くないか?カイロみたいに温かいんだけど」

【朝顔全滅ミントテロ】

――キュポンッ コポコポコポ

男「……相変わらず馴染はミントティーなんだな。っていうか学校に水筒持参してまで飲むのか」

幼馴染「今の時期はミントが大量繁殖しますから、色々な活用法で消費してるんです。ミントティーの他にも、霧吹きにして家中を除菌したり、
    ミント石鹸を作ったりバスハーブにしたりと、結構使用しているつもりなのですが中々減りません。それと、最近お父さんはバスハーブを嫌がります」

男「一回馴染に勧められて試したけど、ありゃ男にはきついぞ。匂い凄いし、なんか息苦しい気までする。リフレッシュどころじゃないって」

幼馴染「元はといえば小学校の頃、お父さんの作ってくれた花壇に植えた朝顔を、先輩がふざけてミントの苗木と入れ替えたのが悪いんですよ。
    そのせいでわたしの朝顔観察日記が、何時の間にか無限増殖する雑草の日記に変貌していたんですから。当の加害者は大爆笑でしたけど」

男「あー……まさか馬鹿丁寧に毎日水遣りするなんて思わなくてさ。それにあんなに増えると思わなかったんだよ……ミント」

幼馴染「ミントテロという立派な報復が存在する植物ですよ?更に朝顔を余裕で枯らした先輩を教訓に、毎日水遣りを欠かさなかったんですよ?
    知らずの内に犯罪の片棒を担がされた人の気持ちが分かりました。と言う訳で先輩、罰として現在レシピ調整中のミントオムレツの味見をして下さい」

男「弁当箱開いた時から違和感はあったけど……やっぱりこのオムレツの緑色は……ほうれん草じゃないのな」

幼馴染「露骨に絶望しないで下さい。一応とはいえ先輩に食べて貰う物ですから、きちんと味見もしてますよ。
    それとも……ふふ、先輩はあーんをして欲しいと訴えているのでしょうか。後輩女子から拷問紛いの味見をさせられる事で興奮するのですね」

男「はぐっ……ぉ、おぉ……なんというか、噛んだ瞬間のミント臭は凄いけど、思ったより悪くないな。
  ミントのスッと抜ける感じが体中通っていくっていうか、まぁオムレツ自体は馴染のだし、美味いの当たり前なんだけどさ」

――ぺしっ

幼馴染「ま、まったくおーくんは……い、いきなり嬉しい事……言わないで下さい……」

男「……馴染、なんで水筒で器用に顔隠してるんだ?」

【奇抜な味と好奇心】

幼馴染「はむ……んっ。このキーンと来る感覚……アイスクリーム頭痛というそうですよ。流石のカリカリ君です……。
    色々な味が出ていますが、やっぱりソーダ味が一番ですね。次点でコーラでしょうか……炭酸系は苦手ですけど、カリカリ君は止められません」

男「馴染って昔からカリカリ君しか買わないよな。安上がりだけど、他の買わないのか?」

幼馴染「時々は食べてますよ、あいすまんじゅうとか爽も。でも安価なところと、当たりが出るかも知れないクジ引き感が好きなんですよね。
    ……はっ、つまり他のとは『俺のアイスも舐めてくれよ』と伝えようとしていたのでしょうか。流石に気が回りませんでした」

男「そういえば俺も何回か当たったことあるな。何時も取り替えないで捨てちゃうんだけどさ……お、ハートのピーノだ」

幼馴染「おーくんも買うのはピーノが多いですよね。……久し振りに食べたくなったので、一つ貰って良いですか?」

男「何時も断り無く食う癖に何言って――あぁお前!俺のハートのやつ!よりにもよって久し振りに見た幸せのピーノを食いやがったな!?
  3%の確率で入ってるとか言ってる割に全然出なくて、1年振りに見たハートのピーノを!」

幼馴染「いえ、もしかしたら味が違うのかなと思ったのですが、同じなのですね。あ、お返しにこっちのカリカリ君食べますか?」

男「驚くほど割りに合わねぇ……はぐっ――うっ!? なんだこの味!?」

幼馴染「夏季限定、カリカリ君リッチ、鯵味――税抜き120円」

男「普通のカリカリ君と同じ色してるから騙された衝撃が……しょ、正直食えたものじゃないよなそれ。生臭くて醤油がほのかに甘いし」

幼馴染「中に入ってる氷が醤油味で、まるで鯵の刺身を食べてるような感覚にさせてくれ……うぷ。すみません、知的好奇心には勝てませんでした」

男「おい馴染やめとけ顔が青白くなってるぞ。え?吐きそう!? そりゃお前そんなん食べてたら当たり前だろ!トイレ行けトイレ!」

【くすぐりプレイ】

『~~座の貴方!今日の貴方は相手へ大胆に迫っちゃおう!ラッキーアクションは壁ドン、腕掴み!ラッキーアイテムは――』

男(何時も思っているが、何で夜の食事時に占いやってるんだろう。今日が終わるまで後6時間もないのに……っていうかこれ下ネタ混ざってるよな。
  しかし壁ドン……一時期よく取り上げられてたけど、もう全然聞かない言葉だな。それと腕掴み……これは意味あるのだろうか)

幼馴染「おーくん、晩御飯は海老チリと麻婆豆腐で良いですか?」

男「あぁ全然大丈夫だ。それとごめんな、任せっきりにしちゃって。手伝えればいいんだけど、俺料理出来ないし」

幼馴染「台所があまり広くないですから、二人立つと逆に非効率ですよ。それに、わたしが何年ここで料理してると思ってるんですか、今更です。
    ……あ、今日ホンマ怖のスペシャルでしたか。やっぱり夏は良いですね、ホラー番組が潤沢で、またこの季節がきたと思わせてくれます」

『えぇここで臨時ニュースです。今日昼頃、お化け屋敷の番組を収録中に行方不明になった松崎しげる氏ですが、未だに足取りが掴めておらず――』

男(丁度よく馴染がソファの隣に座ったし……試してみるか?あの腕掴みとかいうの。いやほら今日の俺のラッキーアクションらしいし)

――ぎゅっ

幼馴染「んっ?お、おーくん……どうかしたんですか?い、いきなり触られると流石に驚くので……一声掛けて欲しいのですが。
    それとも、おーくんは態とわたしを驚かせているのでしょうか。受けだけでなく攻めにも転じられるオールマイティなのですね」

男(やっぱり馴染って肌白いし、少し体温が低くて、男子と違って吸い付くような感じというか。なんだろうか、この何時までも触っていたい二の腕は)

――わしっ

男「へ……馴染?何で俺の腕を握ってくるんだ?」

幼馴染「何時までも無言でわたしの二の腕を触ってきた、御返しです。ふふ、そういうおーくんの腕は……温かくて、昔と違ってごつごつしてますね。
    ……っ。あの、おーくん。握るだけなら、良いんですけど……撫でられるとくすぐったくて――……おーくんその顔、分かってやっていますね。
    そういえばおーくんは~~が弱かったですよね。三倍返しでくすぐってもわたしは文句言われませんよね……ふふ、冗談ですよ。それだと御褒美になっちゃいますからね」

6レスとか言っていたのに5レスでした、申し訳ありません。もう一レスは学校系の話題なので、次回に回させて頂きます。
最後のレスで提案して頂いた「男側が責める」というシチュをしてみましたが、どうしても温いですね。
そしてようやくですが、次回に夏系の海やお化け屋敷を出させて頂きます。

極力気をつけていますが、キャラ崩壊などがありましたら仰って頂けると助かります。
出来る限り可愛く書いているつもりですが、なんか過去のなじみんがドンドン侵食している感じがします。

ネタも随時募集中なので、提案して頂けると>>1が泣いて喜びます。それではこれで、おやすみなさい。

一ヶ月何時の間にか経ってたドライブ終わってゴーストになってたよ本当に申し訳ない。
三日内には必ず投下しますので待ってて頂けると幸いです。ドグマが悪いんや…全部ドグマが悪いんや…。

結局一週間経ってしまった……すんません一回投下分を手違いで消去してしまい、絶望していました。
今日の11時頃から投下致しますので、宜しくお願いします。

それでは始めさせて頂きます。宜しくお願い致します。

【このポカル凄いよぉ!】

「凄いよ馴染さん!13.3秒!もしかしてまだ本気隠してたりする!?」

幼馴染「いえ、偶然です。今日は少し調子が良かったのもありますし、5限に体育があって身体も温まっていましたから」

男(まさか俺と同じ万年帰宅部の馴染が陸上部に入るなんてな。この猛暑日の中、結構真面目に走ってるし、周りの子から良く話し掛けられて……期待の新人、という奴か。
  何時もあいつが走るのに付き合ってたから、なんだか感慨深い。こう、育てた子供が巣立っていく感じというか、言葉に出来ない感じというか。
  それとは別に、兎にも角にもスパッツってエロい。指で食い込みを直す動作とかが心を揺する。タイツとかとは違う健康的な感じが良いんだ)

――ちょんちょん

幼馴染「先輩、あまり陸上女子を凝視していると、不審者扱いされてしまいますよ?隠れながらなら、あそこの茂みとかが最適かと」

男「……お前はその気配殺しながら背後に回り込むの止めた方が良いぞ。俺じゃなきゃ悲鳴上げてるから。それと覗き見しに来た訳じゃなくて……ほい、これ」

幼馴染「あ……ふふ、ありがとう御座います。後輩にポカルの差し入れなんて優しいですね、先輩。
    でも狡猾な先輩のことですから、後で『さっきのポカルの見返りに脱ぎたてのスパッツを寄越せ』と要求してくるんですね。流石のわらしべ長者」

男「お前暑いの弱いんだから、ちゃんと水分補給するんだぞ。時々走るのに夢中で忘れるんだから」

――ぺしっ

幼馴染「そ、そうやって身体に水分を吸収させ、流した汗を取り込んだシャツとスパッツを美味しく頂こうという魂胆なんですね……さ、策士過ぎます」

男「おい額に当ててるポカルから蒸気出てるんだけど大丈夫か?」

――――――
――――

「13.2秒!? 馴染さん、なんかまたタイム縮んでるんだけど!?」

幼馴染「ただの偶然……いえ、ポカルの力があったからですかね……ふふ」

【ベッドの下という安易な隠し場所】

幼馴染「アタッカー職は結構速く動けるんですね。地面でカウンターを狙って攻撃しても良いし、乗っても良いと……中々やってみると面白いですね」

男「その代わりタンク職と回復職が結構もっさり目だけどな。もう少しエフェクトが派手なら……いや、縁の下の力持ちだし仕方ないのか」

幼馴染「魔法使いの呪文詠唱画面は、何でしょうか。素早く点にスティックを移動させてると、脳トレをしてる気分になりますね。
    個人的には魔法威力よりも、解いた数だけ詠唱速度上昇の方が、戦闘速度が上がって良いと思うのですが」

男「まぁ我慢した分だけ魔法の威力上がれば、ぶっ放した時気持ちいいからな」

幼馴染「わたしがゲームで手を離せない時に『我慢した後にぶっ放すと爽快』なんて意味深な言葉を言うなんて、えっちぃですね。
    という事は魔法使いと同じで、おーくんも今呪文を詠唱している最中なのでしょうか。最大まで溜めた後にわたしに襲い掛かるんですね」

男「あ、そいつ氷魔法よりも炎魔法の方が効くぞ」

幼馴染「エフェクトが派手なのは良いんですけど、洞窟の中で戦闘していると視力へのダメージが凄いですね、これ」

男「炎魔法とか特にな。近接系で攻撃してる時にメテオとかされると、敵が何所にいるかも分からんし目が痛いし、どっちが敵か分からなくなる。
  ……あー馴染、俺ちょっと飲み物持ってくるから、そのままやってて良いぞ」

――ガチャッ バタンッ

幼馴染「……ふぅ、ようやく討伐完了ですか。大型の敵は揺さぶりもあるし、体力多いしで面倒ですね。
    元々あんまりゲームはしない方ですし……ゲームをしてるのも、おーくんと一緒にする事が楽しいからで――……ん?あのベッドの下の物体は……?」

【性癖暴露大会】

男「あのさ馴染、これは違うんだ。ちょっと焦っちゃってさ、お前を押し倒したのも、故意じゃないんだ」

幼馴染「……いえ、確かに原因を作ったのはおーくんの参考書を発見したわたしですし……何となく異性に参考書が見付かって焦るのも分かります。
    確かにこの参考書は見付かると焦りますよね……何せ本のタイトルが脚フェチマニアにボクをいじめてくださ――」

男「馴染、タイトルを言うのは止めてくれ心にヒビが入る」

幼馴染「……そ、それとおーくん……あまりそこを揉まれると、流石にわたしも困ってしまうのですが……」

男「うぉ、ごめん!麦茶も掛けちまったし……」

幼馴染「このくらい……平気ですよ。べた付きませんし、家に帰ってから洗濯すれば言いだけの話ですから。
    でもおーくんが倒れた際にぶっ掛け、あまつさえ胸を鷲掴みまでするラッキースケベ属性の持ち主だったとは、流石に予想外でした」

男「っていうか大丈夫か?顔赤くなってるし、何所かぶつけて我慢してたりしないか?」

――ぺしっ

幼馴染「ど、何所も打ったりはしてないので……平気です。か、顔が赤いのは……別の理由ですので、気にしないで下さい」

男「なぁせめて顔隠すのに俺の本を使うのは止めにしないか……」

【汗拭きなじみん】

「は~い皆少し休憩入って~!次は2人組みで100m測定するわよ~!」

男(放課後に一日陸上部に体験入部するだけで押し倒した事を帳消しに……って聞いて正直楽そうだなって思ってた俺が馬鹿だった。
  全然運動してない身体に校庭3週はハード過ぎる……最近走る事も体育くらいでしか無かったし。典型的な運動不足だよなぁ)

幼馴染「どうです先輩、久し振りに身体を動かすと気持ち良いですよね」

男「久し振りの運動にしてはきつ過ぎるんだが……っていうか馴染、わざとペース落としてたろ。物足りなそうだぞ」

幼馴染「慣らしの時は何時もこれくらいですよ。計測する訳でもないのに、全力を出して疲れてたら意味が無いですし、一人で無心で走るの、結構体力使うんですから。
    ふふ、それにおーく……先輩が久し振りに一緒に走ってくれるんですから、隣でみていたいなぁって思ったんですよ」

男「……なぁ馴染、さっきから何で俺の頬にポカルの缶を当ててるんだ?」

幼馴染「いーえ、ボクをいじめてくださいなんてタイトルの参考書を持ってる先輩の事ですから、こういう渡し方の方が喜ばれると思いまして。
    それと……はい、汗掻いたままにしておくと風邪引いちゃいますから、拭いておいて下さい。ふふ……それとも、拭いてあげましょうか?」

男「……お前次から次へとどっから道具出して来てんだ」

今回で押し倒し、πタッチ、一緒に陸上部を書かせて頂きました。
っていうか最近は良い敬語後輩の見本が無くて困りますね。参考書が無いとネタ切れになりそうになるジレンマ。
そして最近日曜日にも忙しくて投下出来ないという。よるのないくに、さっさと消化しないとアトリエ出ちゃう……やばいやばい。

皆様の暇つぶしと、少しでも幼馴染可愛いと思って頂ければ幸いです。出来れば大勝利幼馴染、増やそう。

近い内に次も上げたいと思います。それではこれで、おやすみなさい。

生存報告含めて書き込みです。明後日までには投下しますので、お待ち頂けると幸いです。

今日の11時頃から投下させて頂きます
宜しくお願い致します。

それでは今から始めさせて頂きます。宜しくお願いします。

【ふぅふぅは至高】

幼馴染「しめじと蒸した南瓜を投入、生クリームを隠し味に入れて……これで後は一煮込みさせれば完成ですね。うん、良い南瓜の香り」

男「ふぅ、良い風呂だったぁ。お、なんか良い匂いすると思ったら、久々に南瓜シチューか」

幼馴染「美味しい栗南瓜を買えたので、シチューとコロッケにしてみました。丁度旬な時期ですし、少し肌寒くなってきたのもありますし。
    ふふ、あと一煮込みするだけですから、少しだけ待ってて下さいね。あ、その間に南瓜コロッケを味見して貰っても良いですか?」

男「おぉコロッケまで作ったのか。こっちも久し振りだな……なぁ馴染、あーんをする必要無くないか?指で摘んで食えるぞ」

幼馴染「油が付いちゃいますし、まだ揚げたてですから指で触ると熱いですよ。それともおーくんは、自ら積極的に火傷をしに行くんですか?
    Mの人は自分を痛めつける事が快感になるとは聞きましたが、流石に指などの繊細な部位を傷つける事は如何かと思います」

男「いやでもお前が差し出してるコロッケも熱いだろうが」

幼馴染「大丈夫ですよ、これは揚げてから少し時間が経ってますから。という訳で大人しく口を開けて下さい、はいどうぞ」

男「……あ、あ~ん……はふはふ。お、前のよりちょっと甘めなんだな」

幼馴染「前のは南瓜の甘みがちゃんと出てませんでしたから、シンプルに生クリームを加えてみました。濃厚な感じになっているかと。
    あ、今のは事故で頭から生クリームを被ってしまって、少し甘い匂いを漂わせているわたしの事を言った訳ではありませんよ?」

男「あー、道理でさっきから甘い匂いがすると思った。ほら、シチューは見とくからシャワーでも浴びて来い」

幼馴染「……お借りします。あ、おーくん、時々で良いので鍋を掻き回して置いて下さいね」

【狐の嫁入り】

男「うっわ、靴の中まで水浸しだ。ズボンも膝まで濡れてるぞ、これ」

幼馴染「突然の大雨ですし、傘も用意してませんでしたからね。天気予報では降水確率も3%で、快晴と言っていたのですが……折り畳み傘もありませんし。
    あぁもう服の裾を絞るだけでこんなに雨水が……洗濯物も外に干していましたし、見事に全滅でしょうね。洗い直さないと」

男「それもそうだけど、ここからどう帰るかだな。家までちょい距離あるし、歩いて帰るにも――……っ!?」

男(俺の通っている学校の夏服は特殊な作りなせいで、他の学校のYシャツとは違って全然透けない。他校では夏の風物詩といわれるそれを、殆ど見れない苦悩。
  しかし日頃見えない神秘的な物だからこそ、御目に掛かれた時の感慨一入。ずぶ濡れになった事は不幸であるが、馴染の透け透けを見れるとは……)

幼馴染「先輩、タオル使いますか?頭拭くだけでも風邪は引き難いですし……くしゅっ」

男「馴染こそ使った方が良いだろ。お前昔から風邪引き易いし、風邪引くと長引くじゃないか」

幼馴染「ふふ……相変わらず変なところで意地っ張りなんですから。だったら、こうしましょう。わたしはタオルの右側だけ使いますから、
    先輩は左側を使って下さいね。それなら先輩も遠慮なく使えるでしょう?やっぱり頭くらいは拭いておいた方が良いですよ」

男「まぁ……二人揃って風邪引くよりかは良いか。じゃぁ俺が先に使うよ、馴染も匂い嗅がれるの嫌だろ」フキフキ

幼馴染「何時も先輩の服を洗濯してますし、今更ですよ。別に嫌いな匂いでもありませんし……ふーん、つまり先輩はわざとわたしに匂いを嗅がせているんですね。
    そして自分の匂いを嗅がれて快感を得るんですね。やはり被クンカーという上級者にまで登り詰めていましたか、流石先輩」

――ぽすっ

男「ほい馴染、ちゃんと拭いとけよ。もう少し待って雨が止まなかったら、俺が帰って傘持って帰ってくるから」ナデナデ

幼馴染「……時たま兄気質になるから、ずるいんですよね、先輩は……ふふ、やっぱり良い匂いです」

【裸パーカーとかいう最強装備】

――ブォォォォォォォ

幼馴染「まさかおーくんが大雨の中に走っていって、物の数分で雨が止むなんて……ある意味凄いと言いますか、神様から好かれてるといいますか」

男「絶対好かれてないだろこれ、滅茶苦茶嫌われてるぞ。しかも途中の水溜りで転んだし……」

幼馴染「正面だけ尋常じゃない濡れ方だったのは、それが原因ですか。帰り道に、びしょ濡れで道端に座り込んだおーくんを見た時は思わず驚愕しましたよ。
    あ、ドライヤー熱過ぎたりしません?あんまり高い温度で乾かすと髪を痛めちゃいますし、熱かったら正直に言って下さいね?」

――ブォォォォォォォォォォ

男「……なぁ馴染、何で俺はお前に髪の毛を乾かされてるんだ?」

幼馴染「おーくんは普段タオルで乱暴に拭くだけで済ませちゃうんですから、大人しく乾かされて下さい。本当に風邪引いちゃいますよ?
    ……もしや風邪をわざと引いて、あの辛さを味わいたいと思っているのでしょうか。風邪の辛さは半端ではないので、やめた方が良いかと」

男「いや、ドライヤーぐらい自分で掛けられるっていうか……馴染は平気なのか?乾かさなくて」

幼馴染「ドライヤーにあまり頼り過ぎると、髪が痛んじゃうんですよ。半分以上自然乾燥、そこからドライヤーなら最低限で済みますしね。
    それに……ふふ、おーくんの髪をこうして乾かすの久々で楽しいんですから、満喫させて下さい。……む、おーくん白髪がありますよ」

男(俺のパーカーを一枚羽織って背中から密着してくるような幼馴染がいるから、悶々としてストレス溜まってるんだ……とは言えない訳だな)

【癒し系の頬】

幼馴染(――……頭がぼーっとします。それに体も重くて、吐き気も……久々にやってしまいました。あと一周だけと思っていたのが駄目でしたか。
    練習のお陰で、脚は速くなりましたけど……相変わらず体は弱いままですね。部活中に熱中症で倒れるなんて……)

男「お、気付いたか。大丈夫……じゃないよな。ポカル、飲めるか?」

幼馴染「ん……ぷはっ。あの、何でわたしはおーくんに膝枕をされているんですか?それにここは……わぷっ」

男「ったく、無理し過ぎるな、あと水分補給もちゃんとしろって何時も言ってるだろ。ほれ、無理に起きようとするな、もう少し横になってなきゃ駄目だ」

幼馴染(上に木の枝が見える辺り、グラウンドの隅の木陰でしょうか。風がとても涼しくて……おーくんの膝枕も相まって、夢見心地です。
    おーくんに膝枕されたのも、何時以来でしょうか。前に熱中症で倒れた時ですから……半年前?結構最近でしたね)

男「首、辛くないか?男の膝枕なんて固いだけだし、もしきつかったら陸上部の子にでも――」

――ぎゅぅぅぅぅぅぅ


幼馴染「……このままで良いです少し硬い枕が好みなんです……だから、もう少しだけ……こうして、いて下さい」


男「な、馴染、わかったから。だから俺の頬を抓るなって……くすぐったいだろ」

幼馴染「おーくんの頬は柔らかいから、触っていると癒し効果があるんですよ。ふふ……いつもありがと、おーくん」

【生徒会長とかいう肩書きだけでエロい】

――パキッ

男「っ!?」幼馴染「っ!?」

生徒会長「あ……こほん……保健室から冷えピタを貰って来たのだけど、御邪魔だったかしら」

男「っ!? い、いや、ありがとう御座います会長さん。動けなかったんで助かりました。ほい馴染、冷えピタ貼るぞ」

生徒会長「でも驚いたわ。熱中症で倒れた生徒を看病していたら、いきなり男子生徒が駆け寄ってきて、『俺が看病します』っていうんだもの。
     いやに手馴れているし、本当にこの子の顔色良くなるし……彼女を大切にしてくれる、良い彼氏さんね」

男「いや、俺とこいつはただの幼馴染で――いたっ。おい、馴染、何で今ちょっと強く抓ったし」

幼馴染「別に、深い意味はありませんよ……。えと、助けて頂いて、ありがとう御座いました」

生徒会長「良いのよ。丁度陸上部の部長と予算の打ち合わせをしていた時だし、彼が介抱していて、わたしは殆ど何もしていないもの。
     ふぅ……大丈夫そうなら、後は貴方に任せるわね。部長を待たせているし、まだ生徒会の仕事が残っているから」


生徒会長「……あの子達を見ていたら、ちょっと懐かしい気持ちになったわね。ふふ、生徒会の仕事が終わったら、久々に彼に甘えちゃおうかしら」

楽しみにしてくれる人や、前作から見てくれている方がいてくれて嬉しい……嬉しい。
風邪や外耳炎を発症していますが、変わらず可愛い幼馴染を書けていたら幸いです。キャラ崩壊激しそうですが許して下さい。

今回は、突然の豪雨で雨宿りシチュ
馴染脱水症状でぶっ倒れる

を書かせて頂きました。っていうかまだ海の話とか肝試し手を付けられてない……前の馴染と一緒で幽霊苦手にすれば良かった。
次の話くらいには海の回とかも書いていきたいです。皆さんのお暇つぶしと、幼馴染を少しでも可愛いと思って頂けたら幸いです。それではおやすみなさい。

本日の23時ほどから投下いたします
宜しくお願い致します

それと答えて頂けると嬉しいアンケート的なものなのですが
皆さんはギャルっぽい同い年の幼馴染にはどう呼ばれたいですか?
ちゃん付けくん付け呼び捨て、もし宜しければ書き込んで頂けると>>1が喜びます

それでは今から始めさせて頂きます。
くん付けとか呼び捨ては候補の中に入っていたのですが、~~っちは全然思い付かずに目から鱗でした。
もっと練ってみようと思います。見切り発車してエタるのだけは避けたいですしね。それでは投下させて頂きます。

【策士なじみん】

幼馴染「カップル限定席、限定メニュー……ですか。ジャンボパフェに、2又ストロードリンク……色んな意味で凄いですね」

幼馴染(少し昭和臭いメニュー等に心惹かれますが、おーくんは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべそうですね。元々こういうの苦手ですし。
    とはいえ値段も結構お手軽で、ボリュームも中々……そして期間は今日まで。カップル限定……カップル限定、ですか)

男「なぁ馴染、どこで昼飯食べるか決めたか?やっぱり駅前のところでも――」

幼馴染「今日は喫茶店で御洒落に昼食を食べたい気分なので、ここにしましょう。決定です、異論はありませんね、わかります」

男「馴染、何でそんな背中押すんだ?別にメニュー見てからでも――」

幼馴染「安心して下さい、おーくんの好きなハンバーグもナポリタンもありましたから。あ、もしやおーくんは鉄板料理がなければ満足出来ないですか?
    肉が鉄板の余熱で香ばしい匂いを出している横で、自分の指も鉄板に付けるんですね。幾らドMとはいえ焼き指は如何かと思います」

――カランカラン

「いらっしゃいませ、お客様は御二人……あ、失礼しました、カップルのお客様ですね」

男「へ?いや違いま――」

幼馴染「おーくん、ここの御店の看板に書いてありましたけど、カップルの人は料金1割引きだそうですよ」ボソッ

男「カップルでお願いします」

「かしこましましたー。カップルのお客様1組ご案内しまーす」

【長椅子はお好き?結構、なら益々好きになりますよ】

男「なぁ馴染、なんでこの辺だけ、テーブル一つにソファが一つしか無いんだ……?向こうは二つなのに」

幼馴染「きっとカップルは料金1割引の代わりに、使用面積を低く済ませようとしてるんですヨ」

幼馴染(俗に言うカップルシートという物ですね。噂には聞いていましたが、こうして実物を見ると……シートもハート模様なんですね。
    周りの人達も食べさせ合いや腕組みを平然としていて……見せ付けられてるような気さえします)

男「これは流石に普通席に移動した方が良くないか?馴染だって普通の方が――」

幼馴染「ふふ……この椅子、結構座り心地が良いですね。ほらおーくん、見て下さい、この席限定メニューなんて物もありますよ。
    流石におーくん御所望の鉄板料理は無いみたいですけど、熱々……ら、らぶらぶドリアなんて物もあるみたいですね」

男「何故ちゃっかり座ってるし……いや馴染、今なら移動出来るしさ。っていうか割引に惹かれて思わず言ったけど、カップル扱いされてるんだぞ?
  俺はいいんだけど、馴染は困るだろ。もし高校の奴に見付かったりしたら、何言われるか分かんないしさ」

――べしっ

幼馴染「わ、わたしは別に……元々噂なんて気にしていませんから。カップルに見て貰えた事も……満更でも、ありませんでしたし……。
    まぁ鈍感なおーくんの事ですから、『俺はいいんだけど』って言葉も深い意味はないんでしょうけど……。それよりおーくん、あんまり立ったままだと目立ちますよ?」

男「俺よりもメニューを顔面に押し付けてる馴染の方が目立ってると思うぞ……」

【大は小を兼ねる】

幼馴染「外の看板でも見ましたけど、メニューの幅が広いですね。ハンバーグにドリア……ドライカレーもありますね。おーくんは何が良いですか?」

男(予想外だった……一緒に飯を食べる時は大抵向かい合わせだったし、まさか横並びだとここまで距離が近くなるとは。
  それに一緒にメニューを見ようとするせいで、肩が触れ合ってるし……良い匂いがする。メニューを選ぶどころの騒ぎじゃないんだけど)

幼馴染「あの……お、おーくん、あんまり見られてると……少し、恥ずかしいのですが」

男「あ、あぁごめんっ。じゃぁ……ドライカレーにするかな、滅多に食べれないし。馴染はどうする?」

幼馴染「わたしは……そうですね、自分でも滅多に作りませんし、シーフードドリアにします。飲み物は……ランチだと食事に付いてくるみたいですね」ピンポーン

「はい、御注文は御決まりでしょうか?」

男「このドライカレーと、シーフードドリアを。あと飲み物は……烏龍茶を。馴染は飲み物何にする?」

「……御客様申し訳御座いません。カップル席の御客様には御飲み物は1つにさせて頂いておりまして、その代わり少し大きめのサイズになっております」

男「飲み物は一つ限定……?あの、どういう事で――」

幼馴染「烏龍茶で大丈夫です。あと……このパフェも一つお願いします」

「かしこまりましたー。では御注文繰り替えさせて頂きます、ドライカレーとシーフードドリア、御飲み物は烏龍茶、あとらぶらぶパフェ一つですね!」

男「――……ら、らぶらぶぱふぇ……?」

幼馴染「大きいみたいなので。成長期のおーくんはドライカレー1つじゃ足りないでしょうし、ふふ、デザートも大き目の物があって良かったですね?」

【(熱々料理が)恐いかクソッタレ。当然だぜ、オーブン出の俺に勝てるもんか】

「はい御注文のシーフードドリアに、ドライカレー、御飲み物の烏龍茶です。デザートは食後にお持ち致しますので、ごゆっくり~」

男「あれ、スプーンが一個しかないな。っていうかフォークもナイフも一個ずつ……?店員さん呼ぶか」

幼馴染「あ、それ仕様ですよ。ほら、メニューにも『カップル席の御客様には食器を1つずつ提供させて頂いております』って記載されてます」

男「1割引の為に、シート1つ、食器1つで飲み物も増えてるとはいえ1個か。大分減らされてるな、割りに合ってるのかこれは」

幼馴染(わたしは少し料金多目に払ったとしても、割に合ってますけどね。こういう機会が無いと、食事時におーくんと隣り合って座ることはあまり無いですし。
    一応今日はわたしが昼食の御店を決めて良いって約束でしたし……ふふ、役得でした)

男「こういうストロー始めてみた……アニメの中だけじゃないのか」

幼馴染「Y字の物はアベックストローで、こういう真ん中がハート模様の物はペアストローというらしいですね。
    ストローはともかく、早く料理食べちゃいましょうか。あまり会話ばかりしてると、料理が冷めちゃいますよ」

男「あぁそうだな。馴染、先に食べるか?俺は別に冷めても平気――……なぁ、何で俺にドリアを乗せたスプーンを向ける?」

幼馴染「いえ、郷に入っては郷に従えと言いますし、こうすれば交互に食べれて熱々の内に食べれますよ。わたしも食べさせる事が出来ますし、一石二鳥。
    ささ、おーくん、恥ずかしがらずに熱々の内にいっちゃいましょう。それとも……ふふ、ふーふーした方が良いですか?」

男「っていうか馴染、普通に交互にスプーン使えば……んぐっ!おい馴染、いきなりスプーン口の中に入れるなって……うぉ、このドリア美味いな」


幼馴染「……にぶちん」

【昔ペットの言葉を翻訳する玩具があったそうな】

タツヤ(猫)「に"ゃ"ぶ"」『ご飯くれご飯くれご飯くれ』

幼馴染「見事に食欲が画面を埋め尽くしてますね。というより、この首輪を着けてから飯、眠いくらいしか表示されないんですけど」

男「随分昔の物とはいえ、セールで2000円くらいしたのになぁ。衝動買いして大失敗した……何がペットしゃべーるだよ、ただの首輪じゃないか」

幼馴染「個人的には着ける対象が悪かったと思うんですけどね……タツヤがこれ以外の事を考えている気がしませんし。
    むしろ着けた瞬間『新世界の神になる』とか言い出したら焦ります。やっぱりこれくらい単純な方が、タツヤですよね」プニプニ

タツヤ(猫)「ぶ"に"ゃ"ぁ"ぁ"ぁ"」

男「これって人間が着けて鳴いたら、どう表示されるんだろうな。流石に無理か」

幼馴染「人に首輪を着けて鳴かせる、と……獣プレイまでも自然に要求してくるなんて……ふふ、おーくんは相変わらず欲望に素直ですね。
    そして首輪だけでなく獣耳や尻尾も着用させ、本格的なペットプレイに移行する計画ですか。コスプレの域を余裕で超えていますね」カチャッ

男「あのさ馴染……そう言いながら、何で首輪を着けたんだ?」

幼馴染「……知的好奇心です。わたしも少しだけ気になったので……それでは、いきます。……に、にゃぁ……にゃぁぁ」

――ピピピピピピピ ピン


『好きです、大好きです』


幼馴染「おーくん、何て表示されていますか?やっぱり認識不能とかでしょうか」

男「いや、本当に表示された。『好きです、大好きです』だってさ。もうこれどういう判定で言葉を選択してるのか分からないな。これって主人に甘える用だろ?」

幼馴染「――多分鳴き方の波長等で認識しているんですねそうに決まってます。適当に鳴き声を真似たら偶然主人に甘える鳴き声だったんですね」

男「……なぁ馴染、何で首輪の説明書を顔に押し付けてるんだ?」

幼馴染(まさか言った事一字一句表示されるとは思いませんでした……。ペットしゃべーるが凄いのか……わたしの猫語が実用可能なレベルなのか……あぅあぅ)

【海の家でのバイトとかいう天国と地獄の板挟み】

男「はい、カレー1つにラーメン1つ、ラッシー2つですね!かしこまりました!」

男(海の家でバイトとは聞いてたけど、まさか海に着いてから直ぐ働き詰めになるとは。この炎天下の下で室内バイト……給料が良いとはいえ厳しい。
  しかも目の前に海があって入れない御預け感が、それを更に加速させてる。いやでも後2時間……後2時間でバイトが終わるんだ)

「おう男くん、2番テーブルのメロンソーダと塩焼き蕎麦あがったぞ!あと5番の片付け宜しくな!」

幼馴染「5番テーブルの片付け、わたしがやっておきます。あと伯父さん、1番さんの追加注文で、塩キャベツとラーメン1つ」

男「あれ馴染、まだ休憩時間じゃないか?お前暑いの苦手なんだから、しっかり休んどかないと駄目だろ」

幼馴染「ふふ、おーくんは心配性ですね。十分休憩したので大丈夫ですよ……それに誘ったのはわたしですから、おーくんだけに働かせる訳にはいきません。
    あ、それとも奥の事務所で休んでる無防備なわたしを突然組み伏せて、バイトの最中にも関わらず色々致すつもりなんですか、えっちぃですね」

男「それで無理して倒れたりしたら世話無いだろ。まぁ……力仕事は極力こっちに回すんだぞ」

――ばんっ

幼馴染「……こういう時に頼り甲斐のある事を言うのは、ずるいですよね。何時も家だとだらしない感じなのに……いえ、そういう所も良いんですけど」

男「馴染、トレーで前隠して歩くのは危ないぞ」

【これは何?水着Tシャツだ】

幼馴染「いらっしゃいませ。御客様、御煙草はお吸いになられますか――」

男(馴染は特に気にしてないみたいだが、今の馴染の姿、とても卑猥である。熱中症対策で水着、その上から店のロゴの入ったTシャツを着用している。
  だがこの店には男用のTシャツしか置いておらず、ぶかぶかだ。半袖なので萌え袖は不可能だが、長い裾が水着を隠す事で……)

男「芸術だな。ちら見えする水着が凄くえろく見える……Tシャツ水着、ありだな」

幼馴染「おーくん、テーブルの片付け終わりましたか?」

男「……へ?あ、あぁ大丈夫だ。でもこんな時間まで客が押し寄せるなんて予想外だったな」

幼馴染「そうですね、伯父さん曰く、何時もなら14時程で波は引けてるらしいのですが。それに男性客がいやに多かったですね、不思議です」

男(噂で広まったのだろうか、ナンパ野郎も滅茶苦茶多かったしな。馴染の休憩中なんて、露骨に視線を巡らせてる奴等ばっかりだったし。
  にしては本人は全然気付いてないんだよな。変なところで天然というか、鈍いというか……しかし至近距離に来られると目のやり場に困るな)


幼馴染「それと、おーくん……あまり視線を飛ばされ続けると、流石に恥ずかしいです。水着なら、後で海で見せますから……ふふ、ちょっと待ってて下さいね」


男「…………何で他の奴の視線は気にしない癖に、俺の視線だけには目聡いんだよぉぉぉぉぉぉぉ……!」

全部で7レスだけなのに滅茶苦茶書き込んだ気がする。普段5レスとかで済ませているせいでしょうか。
一応これでリクエストの喫茶店、あと海の家でバイトは済みましたので、次回で海、あと肝試しをやってしまおうと思います。

それと前回の生徒会長ですが、もし宜しければ過去スレに正体が書いてありますのでそちらも是非。
可愛いと言って頂けてありがとうございます。>>1の執筆意欲に直結しております。

もし宜しければ、こんなシチュはどう?とかのリクエストも常時募集中なので、書き込んで頂けると>>1が喜びます。
あと最近マジでイチャイチャ系が書きたくなって来た。こう、最初からくっ付いてるやつとかも需要はあるのでしょうか?
それではこの辺りで。おやすみなさい~。

今日の11時頃から投下致します。宜しくお願いします。

それでは始めさせて頂きます。一週間以内に投下とか久し振りですね……(他人事)。
とはいえ今回4レスほどなので。一回だけ保存してたメモ帳を白紙で上書きしてしまいました……(小声)。

【効果は抜群だ!】

男「こうして海を眺めるのも久し振りだな。去年は近場のプールで泳ぐだけだったし……やっぱり海は良いな」

幼馴染「結局バイトが長引いて、既に空は夕焼け模様ですけどね。あまり泳げる時間もないですし、このままペンションに行った方が良かったのでは?
    ……ふーん、つまり暗くなった海の中にわたしを引き摺り込んで、水中プレイを致そうという魂胆ですね」

男「おい待て逃げようとするな。結局前のプールの時も足着くところで歩いてただけだったろ。そろそろ本格的に泳ぎの練習するぞ」

幼馴染「わたしは陸で速く動けるように、水中での行動力を低下させたので、泳ぐのは難しいかと」

男「なんだその陸戦用的な考え方は。大体水に浮く事は出来るんだから、泳ぎ方覚えたら直ぐだろうに」

幼馴染「それは遠回しに、『お前の二つの浮きの有効活用法を手取り足取り教え込んでやるよ』と言っているのですね。ふふ、えっちなコーチですね」

男「………………いや、俺はただ最低限でも泳げるようになって貰えればと、な?」

――ぎゅぅ


幼馴染「あ、あぅ……えと、そこでわたしの身体を舐め回すように上から下まで見るのは、如何なものかと思うのですけど……」


男(水着姿で自分を抱き締めて胸部とかを隠そうとする仕草は、破壊力が高過ぎると思うんだ)

【突かれプレイ(上級者用)】

男「なぁ馴染、向かい合って手を繋いでるだけじゃ泳ぎは上達しないぞ?」

幼馴染「いえ、こうして海に浸かってみたら、泳ぎなんて出来ずとも、水中ウォーキングで十分満喫出来ている事に気付きまして。
    やっぱり人間は陸の生き物ですよね。海に来たからといって、無駄に泳ぐ必要性なんて皆無なんです。自分から溺死の危険を背負うなんて、どういう物好きですか」

男「だから溺れないように、こうして手を繋いでるんだろ。ほら、言い訳してないで早く泳ぎの練習するぞ」

幼馴染「……こうして、手を繋いでるだけで満足なのは、嘘じゃないんですけど……でもおーくんってこう言い出すと頑固ですしね。
    では泳ぎの練習をする前に約束して下さい。わたしの手を離さないこと、わたしから目を離さないこと。約束してくれれば……泳ぎます、多分」

男「おい多分って言ったな今。いやでも手を離さないのは分かるが、馴染をずっと見てるって……何でだ?」

幼馴染「さっきからおーくんが、鼻の下を伸ばしたまま余所見していたので。やるからには、泳ぎの指導を疎かにされては困りますから。
    ふふ、やっぱり生徒的には、手厚く手取り足取り指導してくれる個別コーチでいて欲しいんですよ。お分かりですか、先生?」プニプニ

男「あー……馴染、何で頬を突いて来るんだ?」

幼馴染「いーえ、特に深い理由はないですよ。ただ先程から周りの女の子の水着姿を見ては、頬を緩めていたので注意をしておこうと思いまして。
    でもおーくん的には、こうして突かれるのは御褒美なのでしょうか?突かれプレイという新境地を見出すなんて、流石ですね」

男「いや、別に周りを見てた訳じゃなくてだな――」

幼馴染「……?あの、おーくん、どうかしましたか……?」


男(普段は視線とかに目聡い癖に、こういうところは天然というか。普通こんな近くに水着姿の子がいたら、大半の男は照れて目を逸らすと思うんだが。
  今だって手を握ったままで距離が近いし、変なところで無防備なんだよな。あぁもう首傾げながらこっちを見るなよ可愛いな)

【4倍ダメージ+急所に入った】

幼馴染「やっぱり水中での運動は慣れませんね……。水面でうつ伏せになる感覚と言われても、泳げない人には理解出来ないです……」バシャバシャ

男(普通二人一組で泳ぎの練習するなら、両手で泳ぐ側を引っ張るだけで良い筈だ。それなのに何故――馴染は俺の身体に抱き付いてバタ足練習してるんだ。
  馴染の頬が、俺の胸の辺りに密着して、腕が背中に回されてる。上半身だけ抱き付かれてるような、とても不思議な状況で泳ぎの光景である)

――ぎゅぅぅぅ

男「馴染、せめて手で引っ張る事にしないか。この体勢、絶対練習し辛いだろ」

幼馴染「張本人は忘れているようですが、わたしは忘れません。昔、同じように流れるプールで泳ぎを練習中に、おーくんは不注意からわたしの手を離しました。
    おーくんは『わたしが迷子になった』と探し回り、わたしは流されてる最中で命辛々手にしたビート版につかまりながら延々と流され……うっ、頭が」

男「あー……そんな事もあったか。馴染のママ、まるで桃太郎みたいねぇとか言ってたな。でもやっぱり、抱き付く必要ないよな……?」

幼馴染「……て、手を繋いでるだけだと、離れてしまいますから。こうして抱き付いて、おーくんに御腹を掴んで貰えてると……安心出来ます。
    ち、ちゃんと……わたしの身体、支えていて下さいね?あ、今のはその……支えていれば自由に触り回しても良い、という意味ではないですよ……?」

男(とはいえこの体勢は不味い。胸に当たる頬が柔らかくて、視線を少し前にずらすと、バタ足と共に自己主張する尻や太股が……刺激が強い)

男「なぁ馴染、このやり方だと水に顔入れないし、腕だって動かせないだろ。やっぱり手を繋いで――」

――ぎゅぅぅぅぅぅ


幼馴染「い、今はバタ足の練習中なので……ちゃんと、後で泳ぎますから……今はこのままで、いさせて下さい」

【線香花火】

男「結局夜まで練習しても、全く泳げなかったな……まさかクロールしながら、ほぼ進まずに沈んでいくとは思わなかったぞ」

幼馴染「やはり人は陸の生き物ですよ、水泳を生業にしてる人の前世には魚類が混ざっているんですよ。
    進もうという意思はあるのに身体は波で後ろに下がっていく感覚は、正にホラーのようでした。やっぱり泳げなくて良いです」

男「まぁ普通に性活してる分には、泳げる技術はあんまり必要ないけどさ……あ、落ちちまった」ポトッ

幼馴染「持ってる最中に話していると、その振動で落ちてしまいますからね。そういえば、線香花火は燃え方に名称があるみたいですよ。
    先端に丸い玉が出来た状態を蕾、火花を立て始めた時は牡丹、一番激しく火花を飛ばす時が松葉、そして散り際が……散り菊」

男「へぇ、燃え方全部に名前が付いてるのか。結構奥が深いんだな……うぉ、直ぐ落ちた」

幼馴染「……おーくん、線香花火は垂直に持つよりも、斜めに持って火の玉とこよりの接する面積を大きくした方が長持ちしますよ。
    それとも……わたしを花火に誘い、薄暗い浜辺で『この線香花火のように、お前の初めても儚く散らせてやる』と言う魂胆ですね」

男「実は線香花火以外にも用意したかったんだけど、近くの店全部売り切れでさ、線香花火しか無かったんだよなぁ。残念」

幼馴染(わたしは、おーくんとこうして並んで線香花火を眺めてる方が好きですけど。元々火薬の匂いはあまり好きじゃありませんし)

男「斜めっていうと、これくらいか?」

幼馴染「いえ、接する面が多いほど長持ちするとあったので……えと、45度程で……あぁもうおーくん、こうですってば。
    それにおーくん、緊張してるのか知りませんけど、線香花火を持ってる手が震え過ぎですよ。それじゃ落ちちゃいますって……もぅ」

――ぴとっ

幼馴染「ふふ、わたしの手と違って、おーくんの手は温かいですね。……え?何で手を握ってきたのか、ですか?
    えと……泳ぎ方を教えて貰ったお返しに、今度はわたしが貴方の手を支えてあげようと思いまして……ふふ、こうしてやれば……きっと、長持ちすると思いますよ」

残るアンケートはウェディング体験、肝試し、浴衣ですね。夕立と透け透けは、同じような者をやったので、申し訳ありません。

しかし今回は距離感を近く書き過ぎたかな……。出来ればこう、胸を掻きたくなる様なイチャイチャが書けるようになりたいです……。
前回のSSの馴染は温泉で星を見る、今回の馴染は海で花火を見る、自分で書いてても違いが出て面白いですね。

っていうか海で遊ばせるの本気で難しい。R-18ではないので加減が難しいですね。
R-18+イチャイチャを、またいつか書けると良いなとは思っています。
幼馴染の可愛さを少しでも伝えられていれば幸いです。それでは、おやすみなさい。

やばい忙しさとダラケが相まっていたらいつの間にか年明けてた…。
明けましておめでとう御座います、生存報告です。
なんとか今週中に投下いたします…したいなぁ。

前の馴染みんを何回も見てくれた。有難うございます、書き始める活力になりました。
小説を書きながらなので遅筆ですが、これからもご愛好お願い致します。
生徒会長の馴染の続編ですか、新しい物を書くか迷っていた所ですが…需要があるのかちと疑問で。
書ける時間が確保できれば、書くかも知れません。まぁ何より今の自分が書いてキャラ崩壊が超怖いというのが本音ですが。

誤字…マジですみません、何故か変換が分けられてたんや…

遅くなってしまい申し訳ありません。今日の23時頃から投下したいと思います。

それでは今から始めさせて頂きます。宜しくお願いします。
それと今回は肝試し大会のみとなっております。ウェディングなどは次回までお待ち下さいませ。

【何が始まるんです?肝試し大会だ】

副会長『それでは今から学校主催、肝試し大会を開始致します。では最後に生徒会長から一言……おい会長、皆待ってるから早く一言』

生徒会長『……こほん。毎年我が校では、文化祭に先立ちまして学園側から許可を頂き、(無駄に)肝試し大会を行っています。
     本来では夜中に学校へ登校する事自体考えられませんが(怖いし)、受験生となる最上級生は、文化祭で出し物側として参加不可であるため、
     この肝試し大会が学校で行える最後の出し物となります。在校生の方々におきましては、思う存分最上級生からの贈り物を受け取って頂ければと考えています、以上』


「参加は二人一組となっておりま~す!組み合わせが決定していない方は、こちらのクジをお引き下さい~!」

幼馴染「こういう催しに参加する人達は、基本的に組み合わせが事前に決まってると思ったのですけど……結構クジする人多いんですね」

男「まぁ在校生組みは良い出会いの場みたいだからな。普段学年が違う奴らはあんまり面識ないし、これでカップルになる学生も結構多いみたいだぞ」

幼馴染「この催しで交際に発展……ですか。……つまり先輩はこの状況を利用して、肝試し最中の薄暗い廊下で、わたしの口を塞いで空き教室に引き摺り込み、
    わたしを肝試し以上に恐怖へ貶めるようなプレイを致す訳ですね。学校の催しまで有効活用するなんて流石先輩」

男「これに参加するの初めてなんだよなぁ。馴染に誘われなきゃ、面倒で来なかったし」


幼馴染(……それは、面倒でもわたしが一緒なら来てくれる……という意味なのでしょうか。いえ、深い意味なんてないですよね……おーくんですし)

【怖いかくそったれ!当然だぜ!】

男「夜の学校って、それだけでも雰囲気あるよな。ただでさえこの学校、七不思議とかもあるのに」

幼馴染「確か……2-B教室でするこっくりさん、3階の4番目扉のトイレの花子さん、部活棟の日中より一段多い階段、
体育館の倉庫で夜な夜な扉を叩く音、屋上から飛び降りる女子学生、プールの水面に浮かぶ人影、動く人体模型……でしたか」

男「おぉ、よく知ってるな。俺この配布プリントで初めて知ったやつばっかりなんだが」

幼馴染「中学にも一応七不思議があって、こちらにもあるかと興味が湧きまして……少し調べてみたんですよ」

男「お前怖い話大好きだもんな……。コースが決まってて、今馴染が言った順番で回っていくみたいだぞ」

幼馴染「七不思議の名前だけ書いてあって詳細はないんですね……あ、地点ごとに立て看板で説明してあるみたいですね。
わたしはネタバレなんて無粋な真似はしませんので、どうぞ心の底から怖がってくださいね、先輩」

幼馴染(……でもおかしいですね、確か調べた七不思議だと、動く人体模型の筈でしたが……音楽室のピアノに変化していましたか。
とはいえ七不思議なんて生徒達で面白可笑しく作られた物ですし。正確さを求める方が無粋ですね)

―――――
――――
――

副会長「なぁ会長、この七不思議のやつだけどさ、確か俺がプリント作ってた時は科学準備室の動く人体模型だったんだけど。
    何時の間にか書き変わってたんだよ。しかも音楽室のピアノとか書いた覚えないし……なぁ会長、なんでプリントを耳に当ててるんだ」

生徒会長「何かしら副会長、何を言っているのか全然聞こえないわ。幽霊?いる訳ないもの。プリントの内容なんて目を通してる訳ないじゃない。
     ……つまり貴方は、わたしを不可思議話で怯えさせ、助けの来ない保健室や体育倉庫に連れ込む気なのね。そして七不思議も真っ青な所業を致すのだわ。
     放課後の学校に響き渡る喘ぎ声……これが加えられ、学校の八不思議になるのね。もはや学校の伝説に残るほどの鬼畜だわ」

副会長(両耳塞いだまま木陰で蹲ってるし……他の生徒が今の会長を見たらどう思うのか)

【(あのカップルを)見て来いカルロ!】

――ガラッ

「わぁっ!…………いやあの……お化けすみません、技術不足すみません」

幼馴染「驚かせ方が甘いですね。空き教室から突然現れるのも予想の範囲内ですし、これならいっその事、窓から顔や手を覗かせた方が良いかと。
    窓を暗幕で覆って、月明りを入れないようにして、懐中電灯だけの明かりを頼りに……というのも良さそうですね」

男「文化祭の延長みたいなもんだから、真剣に感想を述べてやるなって。ほら、お化け役の人が申し訳なさそうにしてたし」

幼馴染「上級生にとっては最後の楽しみと言ってましたし、わたし達は最初の方の組ですから、ここで学んだ事を活かして後の組を驚かせて頂こうと思いまして。
    でも七不思議だから当然とはいえ、説明文も在り来たりな物でしたね。こっくりさんは諸説あるので、色々書き込んで欲しかったのですが」

男「俺的にはこっくりさんをそこまで掘り下げられてもな……お、馴染、外見てみろよ。ここまで星が出てるなんて珍しいな」

幼馴染「こういう機会でも無ければ、夜中に空を見上げる事なんてほとんど無いですしね。ここまでちゃんと眺めたのは……前にお父さんの天体望遠鏡を持ち出した時以来ですか」

男「馴染が天体観測にハマってた時な。小父さんに頼まれて、馴染の天体観測に付いて行ったんだっけか」

男(しかし夜中に窓からの月明りを浴びてる馴染……絵になるな。馴染を紹介してくれと頼んでくる男子生徒が何人もいる事にも頷ける。全部拒否したが)

幼馴染「先輩?さっきからこちらを見て……どうかしましたか?あ、もしや驚かされ方が生温くて鬱憤が溜まってるのでしょうか。
    そしてこの溜まった鬱憤を、わたしにどうぶつけようか画策しているんですね。体育準備室でマットの上でリフレプレイ、科学準備室で試験管プレイ……ふふ、いやらしいです」

――――ポロロンポロン……

幼馴染「ん、ピアノの音……というと音楽室の七不思議でしたか。これで最後みたいですね、行きましょうか、先輩?」

男(普通の女子生徒なら扉から白い布被った奴が飛び出して来たり、ピアノが不気味に鳴るだけで怖がるものだと思うが……何時もより愉しそうで何よりだ)

【いちゃつかれたので驚かした(正当防衛)】

幼馴染「……?先輩、ここだけ解説の看板が無いですね。それにお化け役の人もいないみたいです」

男「変だな、他の所だと目的地に着くまでに3回くらい脅かされたもんだが。まぁ終わり間近な地点だし、ピアノの自動演奏だけで済ませたのかもな」

幼馴染「でも……良い曲ですね。わたしならもっとおどろおどろしい、鳥肌の立つような楽曲を選びますが」

男「お前が選んだ曲が夜中の学校で流れたら……さぞ怖いんだろうな、うん」

幼馴染(この教室を出たら、もう肝試しは終了なんですよね。長いような、短いような……何よりわたしが怖がりなら、おーくんに抱き着いたりも出来た訳ですよね。
    自分のホラー好きがこういう時は恨めしい。ホラー映画を一緒に鑑賞している時も、怖がってスキンシップ……が出来ないんですよね、残念ながら)

男「音楽室はこれだけ、みたいだな。絵画が動くとかあっても良さそう……馴染に毒されてるな」

幼馴染「むっ、毒されてるなんて人聞きの悪い。大体、わたしがホラーに興味を持ったのも、先輩が昔に面白半分でホラー映画を見せた事が切っ掛けじゃないですか」

――ジャジャジャジャーン!!

男「うぉ!? な、なんだ?なんでいきなり運命になった――……何で笑ってるんだ?」

幼馴染「い、いえ……ぷっ、姿勢そのままで跳び上がった先輩が面白くて……。た、多分次の人達が来るから、あんまり長居するなって事ですよ。
    ほら、最後に先輩も心の底から驚けて満足でしょうし、早く出ちゃいましょう。……ふふ、もし怖かったら手を握ってあげましょうか、先輩?」


『脅かすつもりが、目の前でいちゃつかれるだけで終わるなんて……リア充め。あ~いい加減成仏したいです……』

【なじみんエキス】

男「でも、結構面白かったな。3年生が本気出してるからか、作り込みも良く出来てたし。最後の部屋とか、妙に寒く感じるぐらいで」

幼馴染「セットは上手く出来てましたが、驚かし方は今一つでしたね。でも、確かに……最後の部屋だけは良い雰囲気を出していました。
    ただ少し残念なのは、ピアノが演奏していたのが恐怖を煽る系の音楽では無かった事ですね。運命もビックリ系の枠を超えませんでしたし」

男「俺は心臓飛び出るほど驚いたんだがな……」

幼馴染「なにせ、その場で跳ぶ程でしたから。先輩ってホラー映画は好きなのに、ビックリ系に耐性は付きませんね」

幼馴染(まぁそのビックリ系のお陰で、少し怖がってる先輩と手を繋げた訳ですが。役得……ですよね)

男「ホラー映画とかゲームと、実際体験するやつじゃ怖さの感じ方が違うというか……あ、ごめんな馴染、手繋ぎっぱなしで」

幼馴染「いえ別に……ふーん、つまりそういう事ですね。『夏場で手汗を掻いてるお前と手を繋ぎ、後で俺の手に付いたお前のエキスを舐め取ってやるぜ』……と。
    先輩のそういう思惑は読めています。という訳で汗を舐め取られる訳にはいかないので、家に帰って手を洗うまで、この手は離しませんよ……ふふ♪」

――――――
――――
――

生徒会長「あら、この組だけ随分遅い到着ね。1時間……他の組の倍は掛かっているわ。道順は丁寧に貼り出しておいたし、何故かしら?
     それにこの副会長が作ったプリント……何時の間にか7つ目の項目が無人のピアノから人体模型に書き換えられてて――……うん、見なかった事にしましょう」

ホラーを怖く書ける人は尊敬します、マジで。
今回は会長の出番が学校の出し物故に多くなってしまいましたが、多分そろそろ出番控えめになります。会長使い易いんだこれが……。

小説は色々書いてます。ファンタジーとか、怪獣物とか。それ故にこういうイチャイチャだけのが書きたくなってしまう訳です。
なじみん可愛いと言って下さり有難う御座います。出来る限りキャラぶれしないよう頑張りますので、宜しくお願いします。

次回……早く上げられるかな。それではおやすみなさい。

遅れてしまい申し訳ありません。忙しい時期が重なってしまいました。
前回で肝試しは終了しており、御祭り回を書いております。今週中には上げられるようにしますので、ご勘弁を。遅筆すみません。

遅れて申し訳有りません
今日の22時頃から投下させて頂きます
宜しくお願い致します

おいおいこの時間になっても全然書けてないという事実。
今回投下数が少ないですが、ご了承頂けると幸いです。元々遅い投下速度が更に落ちてるとかこれもうわかんねぇな。

【その技は俺に効く、やめてくれ】

――コンッコンッフィーバー

男「動画観たせいで積みゲーしたくなったは良いが……あんな早くテコリスなんて出来る訳ないよな。どんな脳処理してんだ、全く出来る気がしない」

――フィフィフィフィーバー

男「なぁ馴染、10連鎖とかを連発するのはやめてくれないか。俺の画面が透明のやつで一杯なんだが」

幼馴染「おーくんは画面に目を向け過ぎですよ。次に落ちてくる物を予め記憶しておいて、それを何所にはめるか、どうすれば連鎖出来るかを計算しないと。
    あ、はめるなんて意味深な台詞ですね。他にも"堕ちゲー"、相手を堕とす等々……そういう言葉を連想させる為に、わたしを誘ったのでしょうか?」

男「いや、久々に積みゲーやろうと思ったんだけど。NPC相手に黙々やっても詰まらないし、難易度高くすると勝てなくなるしな……」

幼馴染「こういうゲームのCPUは難易度上げるとプレイヤーを殺しに掛かってきますからね。普段手加減してる分、鬱憤を晴らしてるんでしょう」

男「……それより馴染、積み過ぎじゃないか?画面途切れた所でまで積む必要って……おいまさかお前やめ――」

――バヨエーンバヨエーン

幼馴染「いえ、19連鎖を狙ってみたのですが……やはり運が絡みますね。安定して出せるのは17連鎖までですか。まだまだ未熟ですね」

男「やめてくれ、積みゲー力の衰えた俺に連鎖技は効く。っていうか満足に積めなくなるから勘弁してくれ」

幼馴染「おーくんはゲームといえど、女の子に容赦なく嬲られる方が快感を感じられると思ったのですが。ふふ……わざと手を抜いた方が良かったでしょうか?」

男「…………畜生!全力できやがれ!」

――――――
――――
――33-4

男「なんか俺の画面透明のに押し潰されてるんだけど……流石に全力過ぎるだろ。そうだ思い出した。俺が積みゲーやらなくなったのって、馴染とやると惨敗するからだった……」

幼馴染「ふぅ……久々に19連鎖出来て満足でした。ふふ、ぷにょぷよの次は、おーくんの言っていたテコリスにしましょうか?」

【浴衣姿のなじみん】

幼馴染「久し振りに下駄を履くと……やっぱり痛いですね。無理せず普段の靴を履いてくれば良かった……いえ、ここで弱気を吐いては駄目ですね」

幼馴染(でも、お母さんに着付けの手順を教わっておいて正解でした。今日に限ってお母さん、他の人が休んで代わりに出勤でしたし。
    一人で着付けたせいか、帯が緩いような気もしますけど……大丈夫でしょうか?他に変なところはなかった……とは思いますが)

幼馴染「まさかおーくんから御祭りに誘ってくれるなんて、とても意外でしたけど……ふふ、やっぱり嬉しいですね」

幼馴染(初めて独りで着付けに挑むので、手間取る事も考慮して現地集合という約束をしましたが……一緒に家を出た方が良かったですかね。
    こう、内緒で浴衣を着るサプライズと、待ち合わせを兼ねていた訳ですが。着付けに手間取って遅れてしまいました……これが世に言う焦らしプレイですか。
    焦らした事で、野獣のように滾ってしまったおーくんは、わたしを茂みに連れ込む訳ですね。そして着物を乱暴に脱がして――)


男「…………」キョロキョロ


幼馴染(あ、鳥居の場所におーくんを発見。携帯を確認したり、周囲を見回して……まるでデートで彼女を待っている彼氏みたい、ですね。
    いえ、御祭りで男女二人きり、待ち合わせ……デートですよね。という事は、ですよ?……おーくんも、"デートに誘った"と意識してくれてるのでしょうか)

幼馴染「ふふ……折角ですし、待ってくれているおーくんへ、もう1つサプライズを用意してきましょうか」

【前からの目隠しはありですか】

男(馴染、結構遅いな。やっぱり一緒に家出た方が良かったような……なんか現地集合って譲らなかったし。
  電話でもしてみるか。出れば良いけど……馴染って携帯を家に忘れてる事多いんだよな。あんまり使ってるところも見ないし)

男「出てくれれば良いけど……」

――Pipipipipipi

男(あれ、なんだろ。発信音と同時に後ろの方から着信音が……いや後ろの方というよりも、背後といった方が正しいか。
  それにこのデフォルトから変更されてない音……とても聞き覚えがある。あまり鳴ってるところは見てないが、これは――)

幼馴染「……随分と良いタイミングで、携帯を鳴らしてくれましたね」

男「いやさ、これは電話した俺が悪かったのか?こんな絶妙なタイミングで鳴るとは思わなくてさ……あと、まさか振り向いてから目を覆われるとは思わなかった」

幼馴染「おーくんの背後に辿り着くため、下駄の音で気付かれないよう細心の注意を払いながら忍んで来たので、一応やらないと損かなぁと……ふふ、わたしは誰でしょう?」

男「まぁ声聞いただけでも分かるんだけどさ……馴染だろ?」

――ぴとっ

男「うぉ、冷っ!? なに頬に当てて……おぉラムネか」

幼馴染「待たせちゃったので、お詫びにと……珍しく屋台で売ってたので、買って来ました。おーくん、この瓶ラムネ好きでしたよね」

男「ビー玉が詰まるから、飲むのにコツがいるんだけどな。っていうか馴染、その……浴衣に着替えてきたのか」

幼馴染「えぇ、折角の御祭りですし、着付け方も教わったので着てみようかと。少々手間取ってしまいましたが……えと、どうでしょう?」

男「あ、あぁ……似合ってると、思うぞ。でも、浴衣着た馴染を見るのも久々だな。子供の時以来か」


幼馴染(おーくんが御祭りに誘ってくれた事が嬉しくて、頑張って着付けたんです……と素直に言えてれば、何年も幼馴染してないですよね……。
    でも似合ってると言ってくれて、おーくんの視線を独占出来てる。それだけでも浴衣を着て来た甲斐がありましたね)

今回はここまでで。本当に短くなってしまい申し訳ない。次回は出来れば夏祭り最後まで書きたいと思っています。
楽しみ、待ってるレスありがとうございます。あと散々お待たせして申し訳ありません。

ぷよぷよは今のポップンな可愛い絵柄も好きですが、昔の方もキャラが立っていてとても良いですね。久々にやり直したくなりました。
そしてマジで遅筆がやばい。もっと早く書けるよう頑張ります。

それでは今日はこれで。おやすみなさい。

遅れて申し訳ないです。
土曜日までには投下致しますので、御待ち頂ければと思います。
書き溜めしたいけど全然溜まらない悲しみよ……。

そういえば読者の方的に、今回の幼馴染は巨乳ですか?貧乳ですか?
前回の馴染は結構胸がある考えで書いていたので、貧乳の絵でまとめられていて驚きました。
いやでも前の馴染があの性格で胸の大きさに悩んでたっていうのも、それはそれで美味しいと言いますか、ネタになるといいますか。

遅れましたが、今から投下させて頂きます。宜しくお願い致します。

【女の子の物は厚い】

男「……昔から金魚すくいって苦手なんだよな。ポイが直ぐ破けるんだよ」

幼馴染「2回やって一匹もすくえないのは昔から変わりませんね。屋台的には一番嬉しい御客様だと思いますが」

男「馴染は……普通の3匹に出目金1匹か。今年も大漁だな」

幼馴染「ガイア、オルテガ、マッシュ……あと出目ちゃんですね。毎年名付けてると、名前の候補が無くなって困ります。
    去年は食い意地の張ったアムロが、あまりにも餌を横取りし過ぎてシャアが餓死してしまいましたし……増え過ぎも考えものです」

男「出目金はそのままの名前なのな。何かコツでもあるのか?金魚すくいの」

幼馴染「コツというかは分かりませんが、ポイの表裏を確かめて、全体を一気に水面に浸す……とか。あとは斜めにすくうよう心掛ける、でしょうか。
    何よりあそこの屋台は、女子には少し厚めのポイを渡してくれるんですよね。多分それが一番大きいと思うのですけど」

男「……え?マジで?」

幼馴染「もうあのおじさんの屋台10年ほど行っているのに、気付いていなかったんですね。あのおじさん、おーくんにポイ渡す時、毎回笑い堪えてますよ。
    わたしはおーくんがポイをわざと破いて、『お前の膜も、このポイと同じようにしてやるよ』と伝えようとしてると思い、教えませんでしたけど」

男「くそ、次馴染と行ったら俺にも厚いポイを渡すように言って……いや、それだと負けた気がする!」


幼馴染(……これは来年も、わたしを御祭りに誘ってくれる、という事なのでしょうか?その時には、わたし達の関係も進んでると……いいなぁ)

【太い茄子飴】

幼馴染「焼きソバにたこ焼き、お好み焼き……昼食は抜きましたが、二人で1つずつとはいえ、結構御腹に溜まりますね」

男「屋台の人達の盛る量が、他の祭りとは違うからなぁ。ほら、隣町の祭り行った時なんて、値段高い割りに量が驚くほど少なかったじゃないか。
  それに馴染が買い物してる肉屋のおっちゃんとかが、サービスで更に盛って来るし。顔見知り多いと御得だけど、色々食えなくなっちゃうな」

幼馴染「残った分は持ち帰って、明日料理しましょうか。焼きソバなら、オムレツで包んでオム焼きソバにも出来ますし」

男(声や表情にはあんまり出ないけど、滅茶苦茶はしゃいでるな。綿飴にイカ焼き、ベビーカステラにカキ氷と両手一杯に盛ってるし。
  ついでに俺も残った焼きソバとか、クロワッサン鯛焼きやら色々持ってる訳だが。もう財布の中身は見ない事にした)

幼馴染「あ……杏飴ですか。おーくん、食べます?」

男「おー、林檎飴じゃなくて杏飴か。良いな、一個ずつ買っていくか」

「いらっしゃい。お、幼の嬢ちゃんじゃないか。今日は坊主も連れて、デートかい」

幼馴染「八百屋のおじさんは、今年は出店してたんですね。去年は奥さんに反対されて出せなかったって聞きましたけど」

「俺のしがない小遣い稼ぎを邪魔されて溜まるかってんだ。それによ、こうして祭りで宣伝出来れば、うちの店の客も増えるかも知れねぇからな」

男「あぁだから屋台の名前が○×八百屋飴なのか。うぉ、本当に色んな種類の飴作ってるな……茄子飴ってなんだこれ」

幼馴染「流石おーくん、バナナ飴という意味深な物ではなく、敢えて更に太く黒光りした茄子の方を選ぶとは。
    自分は杏飴を舐め、わたしには茄子飴を買わせるのですね。そして『食べ物を粗末にするな』と無理矢理口に含ませて――」

男「俺は……ぶどう飴にしとくかな。あと馴染に杏飴で良いか。おっちゃん、幾ら?」

【貴方と見る花火】

幼馴染「ん……ちゅぱっ。林檎飴と違って、この小さくて咥えられるのが、食べ易くて良いですよね。甘酸っぱくて……美味しいです」

男(女子が横髪をかきあげる仕草って、扇情的だな。ただ髪に飴が付かないようにしてるだけだろうけど)

幼馴染「そういえば知っていましたか?最近出店で出してる杏飴は、スモモの酢漬けを使用してる物が一般的だそうですよ」

男「へ?あ、あぁ杏使ってないのか。名前詐欺だな、うん」

幼馴染「む、やはり上の空でしたね。もうそろそろ花火が始まるのに、ずっと空返事ばかりなんですから。もしかして、眠かったりします?
    御祭りで少し歩き過ぎましたし、もしおーくんが眠いなら、花火が始まる前に一緒に帰っても――」

男「だ、大丈夫だって。昨日は早く寝たし、それに上の空だったというか……見ていたというか。それにお前、花火を一番楽しみにしてただろ。
  ほら見ろよ馴染、打ち上げ始めるみたいだぞ。なんか今年は……万華鏡、だっけか?色んな花火上げるらしくてな」

――ぽふっ

男「……な、馴染?何で俺に寄りかかって来るんだ?」

幼馴染「別に……毎年普通に座って見ているので、変化を付けてみただけですよ。ほら、斜めに見るのも乙ですね。
    あ、花火の音で打ち消されるからと、わたしの耳元で卑猥な言葉を連呼したりするのは駄目ですよ。するなら甘い言葉にして下さいね、先輩?」

男「ぶっ!? あ、甘い言葉ってお前っ!」

幼馴染「ふふ、杏飴と同じくらい顔が真っ赤ですよ、先輩。もしかして、耳元で先輩……って呼ばれると、照れちゃいます?」

男「男子だったら誰でもなるだろ普通……あ、ほら馴染、一発目打ち上がったぞ」


幼馴染「毎年……ただ花火を楽しみにしていた、でなくて……貴方と観る、花火を楽しみにしていたんですよ……まったく、鈍感なんですから」

【(フラグが)立ったかと思ったよ】

男「お前、足痛かったなら言っておけって。見事に鼻緒ずれしてたのに、我慢するなよ」

幼馴染「……少しきついとは思っていたのですが、緩過ぎると脱げちゃうので。でも言ったらおーくんは、直ぐに帰ろうと言いますし」

男「当たり前だ。幼馴染に痛いの我慢させてまで、祭り回りたくないだろ」

幼馴染「それにその……こうして背負われて帰るのは、恥ずかしいと言いますか……。
    はっ、つまりわたしを衆人環視の中で背負う事で擬似公開プレイをさせている訳ですね。わたしを恥辱に塗れさせ、おーくんは送り狼になる気ですね」

男「前だってこうして帰ったろ。ほら、馴染が祭りの時に迷子になって、転んで膝擦りむいた時とか」

幼馴染「わたし達が小学生の時の事でしょう、何年前の話ですか。それに今はどちらも成長して……おーくんの背中も、昔より大きいですよ」

男「そりゃ昔のままの大きさだったら怖いからな。馴染だって、昔よりも……その、なんていうか……成長してるな」

幼馴染「今のおーくんの脳内では『その成長したお前をこれから頂いてやるぜ、へっへっへ』という思惑と、これからの酒池肉林の様が流れている訳ですか。
    御祭りの後に、痛みで足が満足に動かせないわたしを使って、深夜の御祭り騒ぎ計画とは……流石です」


男「なぁ馴染」

幼馴染「ん……なんでしょう?」

男「痛かったりしたら、我慢しないで言うんだぞ。変なところで我慢強いんだからな、お前」

――ぎゅぅぅぅ

幼馴染「…………ありがと、おーくん」

【子供が出来ました♪】

幼馴染「自分が魔王になって、マンションを経営するゲーム……ですか。戦闘は……シミュレーションでは王道の部類、ですね」

男「でも契約しにくる魔族が増えるとプレイの幅が拡がってな。初期のモンスターで縛りプレイしたりとかも出来るんだ」

幼馴染「……単語だけ抜き出すと如何わしいですね。人数が増えるとプレイの幅が広がる、縛りプレイも出来る……はっ、つまりそういう事ですね。
    普通の単語ですら卑しく聞こえさせ、最終的にはどんな言葉でも曲解して理解する、自分好みの女子に仕立て上げようと……流石のエロプログラマーです」

男「でさ、馴染が来ると思わなくて黙々とやってて、突然来られて驚いた訳だ。というか俺の頭に顎乗っけるのやめい」

幼馴染「夕食のおかずを作り過ぎたので御裾分けに来たら、鍵も掛かっていないし誰もいなかったので。
    折角、手の掛かる豚の角煮を作ったのに、玄関先に置いて帰るだけなんて勿体無いじゃないですか。食べた感想を聞きたいなと思いまして」

男「母さん夜勤って言ってたからな。って、この匂い豚の角煮だったのか」

幼馴染「豚バラが丁度安かったので、少し買い溜めしてしまいました……。まぁそのお陰で、おーくんの好物の角煮を御裾分け出来たので、結果オーライ。
    ……?おーくん、201号室の魔物に彼女が出来たみたいですよ。売れない漫画家と、保育士の彼女ですか……」

幼馴染(昔のおーくんの夢って、聞く度に変化していたんですよね。漫画家の時もあれば仮面ノリダーな時もあり……わたしの夢は、保育士でしたけど。
    げ、ゲームの中のひよこにすら先を越されるとは、思いませんでした……。悔しいやら、羨ましいやら……)

男「彼女出来てもパラメーター底上げとかは無いからなぁ。そりゃ頭数は増えるんだけどさ」

幼馴染「ひよこは他に比べても能力低いですね。彼女が足されて2匹になったからと言って……ん?愛を語らっています?それに体力も減って……」

男「そうか。これって誰かと一緒にやってると、こういう場面で気まずくなるんだな」

――201号室で子供が生まれました

幼馴染「……わたしが部屋を訪れた時に、こんなイベントを起こすなんて……相変わらずのラッキースケベっぷりですね。
    ふふ、もしくは『男子の部屋に無用心に訪ねて来た、お前にもこういう行為をしてやるぜ』という、おーくんの思考が現れたのでしょうかね?」

【恐怖のしりとり】

幼馴染「先輩、しりとりを久し振りにやりたくなったので、やりましょうか」

男「何だ突然。しかも学食で昼飯食べてる最中に」

幼馴染「こうして昼食中の安心してる時だからこそ、見えてくる本音もあると思うのですよ。という訳でやりましょう、先輩からどうぞ。"あ"、からですよ?」

男「あ、か……明日。あんま会話ばっかりしてると、お前のカレーうどん伸びるぞ」

幼馴染「御心配なく、直ぐ終わる予定ですので。対魔忍アサギ。あ、この場合"き"、でも"ぎ"でも良いですよ」

男「……ば、馬鹿偶然だ。違う見付かった訳がない……フォルダには鍵も掛けておいたんだ……。き、きだろ?切り絵、切り絵だ」

幼馴染「先輩の食べてるA定食の鯵フライ、今日は少し大きいですね。このカレーうどんも、普段と違って少し濃いですから、作ってる人が違うのでしょうか。
    エスカレイヤー。ふふ……パスワードが誕生日だなんて、隠してる内に入りませんね」

男(待て、待つんだ俺!エスカレイヤーはまだインストールすらしてなくて、パッケージは隠してある筈だ……!しかも到底分からない場所だ!)ザワザワ

男「ぐっ、鎌を掛けてるに決まってる……!あ、アーチ!アーチだ!」

幼馴染「ふふ、先輩、カイジのような顔になってますよ。ち……超昂閃忍ハルカ。最近は純愛物でなく陵辱物を好んでるみたいですね。
    それと先輩、机の棚の二重底はベッドの下と同じくらい、定番中の定番ですよ。本気で隠すつもりなら、場所は変えた方が良いかと」

男「何が目的だ……!お、俺を脅すつもりか!? 何の為にこんな事を!」

幼馴染「いえ、特に理由はないですよ。たまたま、先輩としりとりがしたくなって、たまたま先輩の上げた言葉が、先輩の趣味の単語に繋がっただけです。
    それに以前は被虐的な物が多かったのに、陵辱物が多くて気になったものですから……ふぅ、ご馳走様です。じゃぁ先輩、また放課後に」


男(……お、俺は何の為に傷を抉られたんだ?)

【家宅捜査官なじみん】

~~しりとり前日~~

幼馴染「……そ、そんな物まで挿れるんですか……。敗者には情け無用な訳ですね……」

幼馴染(この対魔忍というのにはアニメまであるのですね。しかもDVD-BOX……これもう隠せる容量を軽く超えていると思うのですけど)

幼馴染「エスカレイヤー……魔法少女もの……っぽくはありますね。以前、魔法天使という作品を見付けて以来の魔法~シリーズですか。
    何でしょう、魔法少女って清い印象だから汚したくなるのでしょうか。男の人の性、というやつですね」

幼馴染「……むむ、まさかこんな新作まで買っているなんて……っ」

――
――――
――――――

幼馴染(……結論で言いますと、陵辱物が異様に増えていますね。純愛物が極端に減っていますし……ストレスが溜まっているのでしょうか?
    それとも純愛物に飽きてしまって……明日それとなく尋ねてみましょうか。うん、そうしましょう)

男「あれ馴染、来てたのか。っていうか俺の部屋に勝手にいると驚くって何度も言ってるだろ」

幼馴染「いえ、おーくんに借りていた漫画を返そうと思ってですね――」

やっとここまで投下出来た……。そして200達成です、それもこれも>>1の遅筆が原因なのですが。
アンケートで頂いたものはウェディング体験を残すのみとなりました。

もし宜しければネタを頂けると>>1が喜びます。というか祭りの話を長々とし過ぎましたね。
それでは今日はこれで。おやすみなさい。

余裕で一月経ってた……今週中には上げますので、お待ち頂けると幸いです。

今から投下します。遅くなって申し訳ないです。
そして今回短く、更に思い付いたネタなので大変短いです。ウェディング体験はまた次回ということで。
それと、背中を預けてほのぼの会話、とても素晴らしいネタ、ありがとうございます。また書かせて頂きますね。

【歯磨きしてる様子は可愛い】

――シャコシャコ

幼馴染(……そろそろ歯磨き粉が切れそうですね。買って来なきゃ……あ、今日はスーパーで醤油と油が安売りでしたっけ)

『おめでとう、今日一番ラッキーなのは水色のカピバラを選んだ貴方!』

幼馴染(水色カピバラ、黄土色ゴリラと小豆色セイウチの中から選べという、随分選択肢の狭い占いでした。でも一番ラッキーなので、一応喜んでおきましょう。
    さてと、御弁当の準備をしないと。おーくんを起こしに行かないといけないですし、朝食は向こうで作れば良いから――)

『今日の貴方のラッキー行動は…………さり気無い御触りです!異性にソフトタッチすれば、何時も以上に意識されちゃうかも!』

――ピクッ

幼馴染「……さり気無い、御触りですか。何所までが御触りの部類か悩みますね。異性間でも、御触りの範囲って異なるでしょうし」

幼馴染(この場合の御触りは手の甲が触れ合う……でしょうか?流石に弱いですね、おーくんがその程度で意識してくれるようなら苦労してませんし。
    とすると、やはり起こす時に仕掛けるのが無難でしょう。身体を揺する、頬を引っ張ったり、突いたり……考えてみれば結構色々ありますね)

幼馴染「取り敢えず御弁当を作り終えてから考えましょうか。熟慮していて卵焼きを焦がすなんて嫌ですからね」

【馬乗り状態】

幼馴染「――という訳で、おはよう御座います、寝坊助な先輩。もう朝御飯も出来ているので、起きて下さい」ユサユサ

男「……またタツヤ乗せてるのか。あと上に乗られると驚くから止めてくれ……ついでに後5分」

幼馴染「タツヤなら台所で魚肉ソーセージを貪っていますよ。ほら、寝惚けてないで起きて下さい。朝御飯食べる時間無くなっちゃいますよ?」

男「なら何で腰の辺りが重く――……おい、何で馴染が馬乗りになってんだ……?」

幼馴染「テレビからの御達しがありましたので、以前先輩が残念がっていたのもあり、今度こそわたしが馬乗りをしてあげようかと。
    でも責められる事が好きな先輩的には、四つん這いで跨って欲しかったでしょうか?それですとあまり体重が掛けられないので、目が覚めないような気がします」

男(眺め的には最高なだけに、逆に起きたくなくなるというか。それと馴染の腰掛けてるのが、大分やばい位置というか)


幼馴染「そういえば先輩の持っている夜の教科書やゲームでも、こういう格好している絵が多いですよね。女子的にはただ膝立ちをしているだけなのですが」


男「この状態でその話を蒸し返すか!? 良いから退いてくれ!起きるから!というか違うところも起きちゃうから!」

【視力は裸眼で両目1.1です】

幼馴染「先輩、授業中にも関わらず、堂々と睡眠を取るのは如何なものかと思うのですが」

男「……何の話だ?」

幼馴染「誤魔化しても無駄ですよ。3限目の移動教室の時、先輩の教室が見えたんです。それで先輩の教室を覗き込んでみればどうでしょう。
    先輩は涎を垂らして爆睡。挙句の果てに先生に怒られているではありませんか。それでは通知表に響いてしまいます」

男「でも古文とかの授業聞いてるとさ、窓際の席だから陽気に当てられて、どうしても眠くなるんだよ。お、この卵焼き甘いな」

幼馴染「しかも眠っている時も鼻の下を伸ばして、無防備な表情でしたよ。もしや襲ってくれという普段の思考が寝顔に出たのですか?
    先輩のクラスに一人でも肉食な女子生徒がいれば、そのまま連れ去られてしまいますよ。……先輩好きですからね、甘いの」

男「よく俺の寝顔まで見れたな……。いや、普通の甘い卵焼きは苦手なんだけど、馴染のはかなり控え目だからさ。結構食べれちゃうんだよな」

――べしっ

幼馴染「……わ、わたしのなら苦手でも食べれちゃうなんて……や、やっぱり先輩は言い回しもえっちぃですね。いやらしいです……」

男「馴染、何で顔に弁当箱を押し付けてるんだ……?」

今日はここまでで。次回は今週中には必ず投下します。
というか期限設けないとだらだらしちゃいますからね。そして思いついて書いた話が前回のなじみんと被るかぶる。
もっと萌える話が書きたいなぁ……それではまた。おやすみなさい。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月06日 (日) 00:30:26   ID: p9wFC0iV

いいよいいよもっとやれ

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