【シノハユ】京太郎「想い偲ひて誰を待つ」慕「2人目」【安価】 (981)

・このSSは咲-saki-のスピンオフであるシノハユの二次創作となります。

・京太郎が慕世代(アラフ……アラサー世代)になります

・何故京太郎を、という理由に冠しては須賀という名前から。

・そもそも原作が中途半端なので急に現代編でお茶を濁したりごまかします

・上記の件もあるのでシノハユ原作と乖離する可能性もあります

・ご都合主義や京太郎贔屓な描写等も見受けられると思いますので、原作をはじめとするこよなく愛する方は好意的に受け止められないと思われます

・京太郎の存在や、男女の正常な恋愛描写に嫌悪感を示される方はご注意してください

・こちらは息抜きに行っていくので不定期かつ、進み具合によっては若干の放置もあるかも。


※前スレ
【シノハユ】京太郎「想い偲ひて誰を待つ」【安価】
【シノハユ】京太郎「想い偲ひて誰を待つ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435635444/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436262230

西  慕      コンマ値17……ノーテン

北  はやり    コンマ値76……聴牌

東  閑無     コンマ値84……聴牌

南  京太郎   コンマ値69……聴牌



【和了判定】

↓1  はやり  雀力...170

↓2  閑無  雀力...120

↓3  京太郎  雀力...161

やっぱり親が近づくとダメだなここの京太郎

【放銃判定】

↓1  慕  雀力...110

↓2  閑無  雀力...120

↓3  京太郎  雀力...161

はやりん逆転のチャンスか?


 和了……はやり  放銃……京太郎

↓1 点数判定(子)

      ロン (ツモ)
01~09  1000(500/300)
10~19  1300(700/400)
20~29  2000(1000/500)
30~39  2600(1300/700)
40~49  3200(1600/800)
50~59  3900(2000/1000)
60~69  5200(2600/100)
70~79  6400(3200/1600)
80~89  7700(2900/1500)
90~98  満貫(8000,4000/2000)

11,22,33  跳満(12000,6000/3000)
44,55,66  倍満(16000,8000/4000)

77,88   三倍満(24000,12000/6000)
99,00   役満(32000,16000/8000)

慕だったら飛ぶよねこの点数だと

あ、間違えた(呆然)

また和了放棄と言うことで。
もう使えないけど。


 南3局 5本場   親:閑無

西  慕    5100→2100
北  はやり  6300→7300
東  閑無   47000→48000
南  京太郎  45600→46600




【聴牌判定】

↓1  慕     100-{110*2/5+20}=36

↓2  はやり   100-{170*2/5+20}=12

↓3  閑無    100-{120*2/5+20}=32

↓4  京太郎  100-{161*2/5+20}=15

前スレで京太郎の点数多い言ったけど点数がおかしかったから計算してみたんだけど点数こうならない?

南3局4本場
慕6100

はやり6300

閑無47200

京太郎40400

>>29の件もあるのでちょっと休憩いれまーす

こうでした。


 南3局 5本場   親:閑無

西  慕    6200→3200
北  はやり  6300→7300
東  閑無   47200→48200
南  京太郎  40300→41300


お、閑無の勝利見えてきた?

西  慕      コンマ値65……聴牌

北  はやり    コンマ値68……聴牌

東  閑無     コンマ値21……ノーテン

南  京太郎   コンマ値83……聴牌



【和了判定】

↓1  慕  雀力...110

↓2  はやり  雀力...170

↓3  京太郎  雀力...161

【放銃判定】

↓1  はやり  雀力...170

↓2  閑無  雀力...120

↓3  京太郎  雀力...161

ちょっと飯ぬけします。


 和了……慕   放銃……閑無

↓1 点数判定(子)

      ロン (ツモ)
01~09  1000(500/300)
10~19  1300(700/400)
20~29  2000(1000/500)
30~39  2600(1300/700)
40~49  3200(1600/800)
50~59  3900(2000/1000)
60~69  5200(2600/100)
70~79  6400(3200/1600)
80~89  7700(2900/1500)
90~98  満貫(8000,4000/2000)

11,22,33  跳満(12000,6000/3000)
44,55,66  倍満(16000,8000/4000)

77,88   三倍満(24000,12000/6000)
99,00   役満(32000,16000/8000)

なんかほんとに「これが麻雀」みたいな対局だな。見ていて面白い

よいしょっと。

これは…………

1.このまま慕和了り
2.流局させる(でも京ちゃん親番)


さてどうしましょうかね?

あ、良く見たらツモ和了だった。

慕「……ツモ、4000,2000は4500,2500です」

慕(でも、これ以上は…………)

閑無(親被りとは言えまだ1位、このまま無理矢理にでも和了れば……!)

はやり(うわぁ、これはちょっと無理かな……
役満でも和了れるならともかく……)

京太郎(……3飜以上でマクれるな!)




 南4局 0本場   親:京太郎

南  慕    3200→12700
西  はやり  7300→4800
北  閑無   48200→43700
東  京太郎  41300→38800





【聴牌判定】

↓1  慕     100-{110*2/5+20}=36

↓2  はやり   100-{170*2/5+20}=12

↓3  閑無    100-{120*2/5+20}=32

↓4  京太郎  100-{161*2/5+20}=15

南  慕      コンマ値46……聴牌

西  はやり    コンマ値84……聴牌

北  閑無     コンマ値14……ノーテン

東  京太郎   コンマ値95……聴牌



【和了判定】

↓1  慕  雀力...110

↓2  はやり  雀力...170

↓3  京太郎  雀力...161

あれ、これはどうなるんだ……?


【放銃判定】

↓1  慕  雀力...110

↓2  閑無  雀力...120

↓3  京太郎  雀力...161

しのちゃーに直撃だと役満でも意味ないっと。

この場合、親が聴牌なので流局すると1本場になるんでしたっけ?←無知

イッチの判断で流局とさせていただきます。



 南4局 1本場   親:京太郎

南  慕    12700→13700
西  はやり  4800→5800
北  閑無   43700→40700
東  京太郎  38800→39800





【聴牌判定】

↓1  慕     100-{110*2/5+20}=36

↓2  はやり   100-{170*2/5+20}=12

↓3  閑無    100-{120*2/5+20}=32

↓4  京太郎  100-{161*2/5+20}=15





でも正直はやりがラスとか想像もつかない展開だよな。

逆転勝利のためには京太郎か閑無に役満直撃だけ?

南  慕      コンマ値87……聴牌

西  はやり    コンマ値35……聴牌

北  閑無     コンマ値95……聴牌

東  京太郎   コンマ値07……ノーテン



【和了判定】

↓1  慕  雀力...110

↓2  はやり  雀力...170

↓3  閑無  雀力...120

おろ?しのちゃー、何かに目覚めた?


【放銃判定】

↓1  はやり  雀力...170

↓2  閑無  雀力...120

↓3  京太郎  雀力...161

ゾロ目で慕か?

誰に当たっても面白い展開になりそうだな

役満ならワンチャン


 和了……慕   放銃……閑無

↓1 点数判定(子)

      ロン (ツモ)
01~09  1000(500/300)
10~19  1300(700/400)
20~29  2000(1000/500)
30~39  2600(1300/700)
40~49  3200(1600/800)
50~59  3900(2000/1000)
60~69  5200(2600/100)
70~79  6400(3200/1600)
80~89  7700(2900/1500)
90~98  満貫(8000,4000/2000)

11,22,33  跳満(12000,6000/3000)
44,55,66  倍満(16000,8000/4000)

77,88   三倍満(24000,12000/6000)
99,00   役満(32000,16000/8000)

でもこれだと後で「同じ学校の出身者3人にフクロにされたはやりん」みたいに報道されそうであれだな

どうするよ、これ?


1.慕が和了、京太郎勝利
2.流局、閑無勝利


22:10~22:20までで多い方を採用で。

ツモならともかくロンだからな。
うっかり和了みたいな展開になるのかな。
ところでロンとツモの条件ってどこで判定してるのかよくわかんないんだけど、どこ読めば俺でも理解できるか教えて

>>151
しまった、うっかりテンプレに付け忘れてた。
前スレの>>92にあります。



・聴牌判定について
聴牌判定は100-{(雀力1/5)*2+20}で算出された値をコンマが越えた場合聴牌となります。
尚、割り切れない数は切り捨てとします。
また、ゾロ目は聴牌となります。

(例)
雀力80のキャラの場合
100-{(80/5)*2+20}=48……コンマ値48以上で聴牌。


・和了判定について
聴牌判定で聴牌になった者のみ和了判定を行います。
聴牌した上でコンマ値が全員40以上の時、コンマ値+雀力が一番高い者が和了になり、そのまま放銃判定に移ります。
ただし、判定の際コンマ値が全員40以下だった場合は流局となります。
なお、聴牌判定が一人だった場合は40以下だった場合は聴牌止まり、40以上で放銃判定に移ります。
因みにゾロ目の場合は40以下でも和了確定(雀力無視)、ゾロ目が複数出た場合はより高いゾロ目が和了(これで出なかったら雀力で判定)


・放銃判定について
放銃判定はツモかロンかの判定、ロン時には放銃者の判定を行います。
まずはツモロン判定を行い、↓1~3の単純コンマ値が全員60以下だった場合ツモ和了となります。
なお、この判定時はゾロ目は無視。
一人以上コンマ値が60以上だった場合ロン和了となり、そのまま同じコンマ値で放銃者の判定を行います。
コンマ値に雀力を足した数値の中で一番低い値の者が放銃となります。
ただし、ゾロ目は強制放銃回避となります。


・点数判定について
放銃判定の後に、点数の判定を行います。
点数シートを貼り↓1のコンマ値で判定となります。

さんくす

結構細かい判定してるんだこれ

さてと、決まったは良いけどこっから上手く話を着地させる技術をイッチが持っているか否か……


やれるだけのことはやってみる。
ツッコミどころ満載になるだろうけど、なんもかんもコンマが悪い。

慕「…………」

慕(これは、ちょっと無理かなぁ……)


何とか追い付こうとしたが、結果は散々だった。


京太郎くんは、河や手を見る限りあまり運に恵まれていない。
それを、まるで補うかのようなテクニックで序盤は猛威を振るった。

はやりちゃんは多分この中で一番麻雀が上手だ。
点数は振るわなかったけど、手の作りの早さはとてもすごかった。

そして、閑無ちゃんの怒涛の連続和了……途端に、京太郎くんを征して1位に登りつめてしまった。
正直、さっき和了れたのが嘘みたいな勢いだった。


…………結局、私は何も出来なかった。


慕(あーあ……)


今も、自分の手を見ると二向聴だが、あまり点数は高くなりそうにも無かった。


慕(取りあえず、1の三色同刻は作れそうだけど……)

慕「ポン」


手は進めど、ここから逆転出来そうな役は作れそうにも無い。

粘って三暗刻になれば跳満になったかも知れないが、それでも届かない。


閑無「…………」

慕「あ………」


やがて、聴牌した所に閑無ちゃんが場に出したのは七筒……当たり牌だった。

もし、ここでロンを宣言すれば京太郎くんの勝利になる。



京太郎『大丈夫だよ、きっとまた会えるから』 

京太郎『一緒に探してあげるから』


京太郎くんなら、全国大会に出て私のお母さんのことを伝えてくれるかもしれない────

そんな甘い考えが、一瞬頭をよぎった。


慕「そん、なの……」


駄目だ。


それは京太郎くんを、麻雀を侮辱してしまう事になる。

それでは、お母さんと打った麻雀をも否定してしまう事になる。

それだけは、絶対にしてはいけない。


審判「君、いまロンの宣言したよね?」

慕「────え?」


突然、背後から声をかけられた。

振り返ると、そこには30代くらいの男性が表情の無い顔でこちらを見ていた。


慕「いえ、あの、違います」

審判「いいや、ちゃんと聞こえてた。
それに、今の牌は当たり牌じゃないか」

慕「でも、違います!私、ロンなんて言ってません!」

審判「一度宣言をしたら撤回をする事は出来ない」

慕「っ…………!チョンボで良いですから!だから──」

審判「駄目だ」


そして、男の人が誰かに目配せをすると、いつの間にか全自動卓の点数が切り替わっていた。


慕「え──?」

閑無「なっ……!?」

はやり「はやっ!?」

京太郎「……………え?」




【最終収支】

1位 須賀京太郎  39800(+29)

2位 石飛閑無   34000(+14)

3位 白築慕    20400(-10)

4位 瑞原はやり  5800 (-25)



何がなんだか、訳が解らなかった────

審判が戦犯という、無理矢理な解釈。

しのちゃーの和了った形は……

1萬or9萬1索or9索1筒or9筒で1つがポン、2つが暗刻
そして三元牌を頭にタンヤオの両面待ち(老頭牌だとチャンタがつく)にする。
それに1つドラが乗れば50符3飜で6400点になるはず。

正しいかは、解んない。

あ、でもドラなくてもチャンタと三色同刻で50符3飜になるか。

すまない、イッチにはこの程度の展開しか思いつかなくて…………

この展開には納得出来ない方もいるでしょうが、無力なイッチをお許しください。

というか、全てはコンマと安価による世界の選択だ……

エル・プサイ・コンガリィ(別れの挨拶。意味はきっと無い)

一つ暗カンして
立直 一盃口 ドラ1で6400

万一ドラ8乗れば三倍満
更に一発ツモで役満

>>199
シノハユ麻雀では一発ナシです。

ああ、後良く見直したら裏ドラ、槓ドラ、槓裏ドラ無しみたいです。
赤ドラも流し満貫も無し、ダブロンとトリプルロンも無し。

咲本編とは真逆のガッチガチの競技麻雀みたいなルールですね。

慕「ごめんなさい……私のせいで…………」

はやり「慕ちゃんは悪くないよ」

閑無「ま、ラフプレイってわけでもねーし。
実際あの審判が悪いだろ、大分バッシング受けてるみたいだしよ」

慕「でも…………」

閑無「っ……今更どうにもならねぇだろ!」

慕「ひぅ……っ!?」

はやり「ちょっと、閑無ちゃん……」

閑無「わりぃ……」

慕「う、ううん……」

はやり「あっ、そうだ。あの男の子……京太郎くんは?」

慕「京太郎くんは……」

その時、京太郎は人気のない駐車場の陰で、隠れるようにして空を見上げていた。


京太郎「…………」


妙に腹立たしかった。
だけど、それは決して慕に対してでは無い。
あの瞬間に不覚にもほっとしてしまった自分に対して、やり場のない憤りを感じていた。


京太郎「…………勝った?」


あれが、勝ちだと言うのだろうか?

あの時、京太郎は三向聴で聴牌の気配すらして無かった。
あのまま何事も無ければ、閑無の勝利で結していた筈の試合…………

しかしそれは、予想とにしない事態によって京太郎の勝利という結果に終わった。


京太郎「違う……あんなの、絶対違う……!」


そこでふと、京太郎は気づいた。
どうして自分はここまで怒りを感じているのか?
麻雀に対して何も思うところが無ければ、ここまで考えることも無いだろうに…………


京太郎「結局、麻雀が好きだったのか?僕は…………?」


その考えに至ったからこそ

なお一層、悲しかった。

慕「京太郎くん……」

京太郎「ああ、慕……」


暫く黄昏ていると、慕が後ろから声をかけてきた。

振り返ると、そこには酷く悲しそうな顔をした慕の姿があった。


京太郎「慕……?」

慕「ごめんね、京太郎くん…………」

京太郎「え、何々!?」

慕「私が、もっとしっかりしてたら……」


慕は、今にも泣き出しそうな……と言うか、半分くらいもうすでに泣いていた。


京太郎「あれは、だって、慕のせいじゃないから……」

慕「ううん、私のせいだよ……」

京太郎「………………」


なんて声をかけたらいいのだろうか……?
本当に、慕に対して怒ってたりだとか、慕のせいだとか、そんな事は微塵も思っていなかった。
だけど、目の前で辛そうな顔をしている慕に何か言わなければならない……そう思った。



↓3
1.余計なお世話だ
2.慕のお陰で優勝できたよ!
3.慕が気に病む事じゃない
4.僕のせいだ
5.自由安価

京太郎「慕が気に病むことじゃないよ」

慕「でも……」

京太郎「だって、そうじゃない。
アレは誰が見ても聞き間違えた審判が悪いし、ちょうどその時に振り込んだ閑無の責任でもある」

慕「………………」

京太郎「でも、今日の麻雀は何か違った気がした」

慕「えっ……」ビクッ!

京太郎「純粋な実力じゃなかったし、慕に助けられちまたゃったからね」

慕「ごめんっ…………」

京太郎「だから慕のせいじゃないって。
んー……そう、だからそれが本当だったって証明したい」

慕「証明……?」

京太郎「全国に出て、勝って、慕に助けられたから優勝したわけじゃないゆだーって!」

慕「…………」

京太郎「だからー、もう!何でそんなに重く捉えちゃうかなー…………
よーし、じゃあ命令だっ!」

慕「な、何っ?!」

京太郎「今日の晩御飯はエビがいい!」

慕「え…………え、エビ?」

京太郎「うん、プリップリッのエビがいい」

慕「エビ、好きなの?」

京太郎「何て言うんだろ、あんな感じの食感の食べ物はみんな好き。タコとかも」

慕「そうなんだ」

京太郎「ん、じゃあ……それでチャラね!」

慕「チャラって……そんなことで?」

京太郎「うん、だって全然気にしてないし!」

慕「えー……いいのかなぁ……」

京太郎「いいのいいの、気にするだけ損だって!
また来年も有るわけだし!」

慕「うーん……でも、何だか釈然としない…………」

京太郎「まぁさ、難しい事はお腹いっぱいになってから考えればいいんだよ」

慕「………………京太郎くん」

京太郎「ん、なぁに?」

慕「ありがとう…………」

京太郎「どーいたしまして!」

家から繰り出して20分ほど。
未だに目的地は見えていなかった


京太郎「まあ、大会の優勝祝いでケーキってのは解るけど……子供だけで行かせるかな、普通?」


耕助は会社に勤めているのではなく、フリーノライターという仕事らしく、休日に仕事が出来てしまうことがある。
そして今日も急務の仕事が入ってしまい、ケーキを京太郎が買いに行くことになってしまった。


京太郎「えーっと、ああここか……」


チェーン店ではなく、如何にも個人経営の街のケース屋さんといった風貌の店内へと足を踏み入れる。


「いらっしゃいませー」


明るくハキハキとした声の店員に出迎えられ、そのままショーウィンドゥ越しのケーキを眺める。
品揃えはモンブランやベリータルト、チョコレートケーキなど多岐にわたるが……


京太郎「まあ、無難にショートケーキかな……
すみませーん、これお願いしまーす!」

「はーい、誰かの誕生日?」

京太郎「いえ、ちょっと大会に優勝してその記念で……」

「じゃあ優勝してユー、ショートケーキ買うのね?」

京太郎「…………へ?」


えーっと、今のは……?
もしかしてオヤジギャグというやつなのだろうか?

とりあえず、ダジャレについては全面スルーして、ケーキの注文に全力を注ぐことにした。


京太郎「じゃあ、えっと……“頑張ったね”ってメッセージつけてください」

「あら?優勝おめでとうじゃなくていいの?」

京太郎「僕だけのじゃないから……」


と言うよりは、まあ、あんまり優勝したって誉められるのも何か違うかなーって思って……
とは、流石に言えなかったが。


はやり「お母さん、マドレーヌ持ってきたよ……あれ、京太郎くん?」

京太郎「え、あれ?はやりちゃん?」


店裏から、頭に白い三角巾とエプロンを纏ったはやりちゃんが現れた。

って言うか、今お母さんって…………ああっ、言われてみれば似ているような……!


京太郎「え、なんで?」

はやり「ここ、私のお家だから……そう言う京太郎くんは?」

京太郎「ああ、その、ケーキを買いに……」

瑞母「あら、じゃあこの子が噂の京太郎くんなの?」

はやり「うん、そうだよ」

瑞母「どうも、瑞原はやりの母です」

京太郎「え、あっ、須賀京太郎です。はじめまして……」


まあ、悪い人ではないのかな……?

ちょっと抜けます。時間ができたら戻ってくるかも?

人が集まるのだとしたらやらざるをえない


瑞母「そっかそっか、君があの須賀京太郎くんね」

京太郎「…………あの?」

瑞母「はやりちゃんから何度も聴いたのよ、すっごく麻雀が強い男の子がいたって」

京太郎「そうなんですか」

瑞母「ねえ、ところではどうなのやりちゃん?」

はやり「なにが?」

瑞母「京太郎くんに興味津々だったみたいだけど……もしかして、好きになっちゃった?」

はやり「ええっ!?」

瑞母「おっ、赤くなった?結構脈ありだったりしちゃう?」

はやり「もう!どうしてそう言う話になるの!?」

京太郎「そーゆーのは僕がいないところでやってほしかったかなー……」


なんか、気恥ずかしいし……


はやり「ほら、京太郎くんも困ってるし……」

瑞母「あら、そう?」

京太郎「いやー……あはは……」


なんて返したらいいのさ、この流れで……



↓3
1.このまま帰る
2.大会のことについて
3.その他自由安価

瑞母「京太郎くんはどう思うの?
はやりちゃん、可愛いと思うんだけどなー」

京太郎「え、あっ、はい。僕も興味あります、ファンですし」

瑞母「ほらほら、京太郎くんもはやりちゃんのこと好きだって!」

はやり「どうしてそう言う方向に持って行こうとするの?!」

瑞母「でも、ファンって事はそう言う事でしょ?ねっ?」

はやり「もぉーっ!お母さんっ!!」


しかし、そこで僕は有ることに気づいてしまった。


京太郎「あの……ショートケーキはまだでしょうか?」

瑞母「もうちょっとお待ちください」

京太郎「…………ショートだけに?」

瑞母「おぉー」

はやり「京太郎くん……」


…………それでも僕はわるくないっ!

まあ、何とか無事にケーキを購入することは叶った。

ついでに、はやりちゃんのファンと言うことでCDを貰えた。
来月発売予定の非売品サンプルで、しかもサイン付きだった。

ビニールに包まれていたけど、上からラップで包んで大事に飾ることにした。


【信頼度判定】

はやり ↓1

コンマ1桁分向上

─信頼度─

・白築慕.72
・石飛閑無.99
・稲村杏香.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.51→57

 4月2週目(休日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.その他自由安価

京太郎「…………」ピンポーン


意を決してインターホンを押す。
何度となく訪れてはいるが、やはり他人の家に入るというのは緊張してしまう。


閑無「よぉ……」ガチャ

京太郎「こんにちは、閑無」

閑無「まあ、いいから入れよ」

京太郎「はーい、おじゃましまーす」


閑無の家はマンションで、中は結構広い。

大きいテレビがあるし、何時もアイスやジュースを振る舞ってくれるし……きっと、結構なお金持ちなんだと思う。


京太郎「でも、珍しいね」

閑無「何がだよ?」

京太郎「閑無が1人で招いてくれたこと、今まで無かったし」

閑無「お前が来たいって言ったからだろうが!」

京太郎「あれ、そうだっけ?」

閑無「そーだよ!だから誰も来る予定無かったのによー……」

京太郎「あー……えっとごめん?」

閑無「別に謝んなくてもいーけどさ……」



↓3
1.学校のこと
2.麻雀大会のこと
3.慕のこと
4.閑無のこと
5.その他自由安価

京太郎「閑無さ、最近どう?」

閑無「どう、って?」

京太郎「何だっけ、いつだったか物足りないとか何とか行ってたじゃん」 

閑無「ああ……」


思い出したように、そして捻り出すように髪を弄りながら語り始めた


閑無「物足りなさは……まあ、無くなったかな」

京太郎「その物足りなさってのがよく解らないんだけど……」

閑無「何て言うかさ、去年お前が転校してきたろ?」

京太郎「ああ、うん」

閑無「それまでさ、私って基本負けなしだったんだよ。
勉強も、運動も、遊びも……
だけどさ、勝ってばっかりってのもつまんないだろ?」

京太郎「うーん、飽きそうではあるけど」

閑無「だけどさ、お前が転校してきてからスポーツでは負けるし、極めつけは授業でやった麻雀だな……
この学校には私より強い奴なんていないって思ってたのに、完膚無きまでにやられて、すげぇ悔しかった」

京太郎「それからしょっちゅう突っかかってきたもんね……」


給食の時間に宣戦布告してきたり、事ある毎に勝負を仕掛けてきたり……
結構、大変だった。

ちょっと暇じゃ無くなったので

まったりとやってきますわー

閑無「お前に色々負けてからさ、何かに頑張ることとかさ、そう言う事をする楽しさみたいなのを思い出したんだ」

京太郎「いままでは楽しく無かったの?」

閑無「まあ、な……
だってよ、挑戦するまでもなく全部勝ってたら楽しくも何とも無いだろ。
それに、瑞原はやりと違って、お前には何時でも挑戦出来たからな。
…………今まで勝てたこと無いけどさ」

京太郎「でも、この前の大会じゃ閑無の勝ちじゃん」

閑無「いいや、あれは結局私の負けだ」

京太郎「閑無の勝ちだよ」

閑無「負けだって」

京太郎「閑無の勝ち!」

閑無「私の負け!」

京太郎「閑無だよ!」

閑無「お前だ!」

京太郎「違うっ!」

閑無「違わねえよ!」

京太郎「むむむ……」

閑無「ぐぬぬ……」

京太郎「ぷっ…………」

閑無「ふっ…………あはははっ!」

京太郎「何だよ閑無、その顔!ふははははっ!」

閑無「お前こそ、すげぇ必死な顔しちまって……駄目……あははははっ!」

京太郎「ははは……まあ、何か良く解んないけど、今が楽しいんなら良いんじゃないかな?」

閑無「ああ、そうだな…………」

結局、その後は閑無とゲームをやったりで夕方まで遊んだ。

楽しかったけど、一つ言いたいことがあるとすれば勝っても負けても頭を叩くのはどうかと思う。
仕舞いには悔しかったのか腕で軽く首を絞めてくるもんだから堪らない。

もう少し、こう…………慕みたいな優しさをもって貰いたいと思った。



【信頼度判定】

閑無 ↓1

コンマ1桁分向上

─信頼度─

・白築慕.72
・石飛閑無.99→108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.57

 4月3週目(平日) 【1/2】


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.閑無の家
7.その他自由安価

京太郎「ケーキ屋に来たけど……」

はやり「あれ、京太郎くん。こんにちは」

京太郎「あっ、はやりちゃん!こんちちは」

はやり「ウチにご用かな?」

京太郎「えっと……」



↓3
1.ケーキ屋に用があって
2.はやりちゃんととお話をしに来た
3.麻雀しようぜ!
4.その他自由安価

京太郎(会話の話題は……そうだなぁ……)



↓3
1.アイドルのお仕事について
2.どこかに遊びに行かない?
3.ケーキ屋について
4.その他自由安価

京太郎「もし時間があったらで良いんだけどさ、どこか遊びに行かない?」

はやり「今から?」

京太郎「うん」

はやり「えーっと……」


↓1
01~69 ちょっと今は忙しくて……
70~98 いいよ
ゾロ目 喜んで!

はやり「わかった、いいよ」

京太郎「ほんと?」

はやり「うん、今日はこれから特に予定も無いしね。
それで、どこに行くのかな?」



↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.公園
5.雀荘
6.その他自由安価

バスに揺られること数十分、目的地に辿り着いた。


京太郎「あ、着いた着いた」

はやり「へー、こんな所に神社なんてあったんだ……」

京太郎「知る人ぞ知る、って感じなのかな?
由緒はあるんだけど、やっぱり出雲大社とかと比べちゃうとね……」

はやり「でも、何か雰囲気の良い神社だね」

京太郎「うん、そうだね……」



↓3 神社で何するの?

申し訳ない、安価下にズラします

京太郎「実はここ、親の実家なんだ」

はやり「えっ、そうなの?」

京太郎「うん、ちっちゃい時に何度か来たことがあって……」


まあ、遊びに来るような場所ではあんまり無いけど、それでも思い出の場所である事に間違いは無い。

爺ちゃんが死ぬまでは、パパとママが仕事で忙しいときによくここに泊まりに来ていた。


京太郎「一応、古事記にも出てくる場所みたいで御利益はあると思うんだ。
はやりちゃんは、何かお願い事とかってある?」

はやり「お願い事…………
うん、あるよ」

京太郎「えっと、聞いても良い?」

はやり「うん……私、牌のお姉さんになりたいんだ」

京太郎「牌のお姉さん…………確か、何年か前までテレビでやってた?」

はやり「うん。私、真深さんみたいに皆を元気にしてあげられる人になりたい」

京太郎「そっか……だからアイドルやったり、麻雀強くなったり、色々やってるんだね」

はやり「うん…………」

京太郎「じゃあ、僕も一緒にお願いするね」

はやり「え──?」

京太郎「言ったでしょ、僕もはやりちゃんのファンなんだ。
だから、はやりちゃんの願い事が叶うように、僕も一緒にお祈りするよ」

はやり「うん……ありがとう!」

京太郎「祓い給え清め給え──」

はやり「…………」

京太郎(はやりちゃんが牌のお姉さんになれますように……)

はやり(真深さんの病気が良くなりますように…………!)




【信頼度判定】

はやり ↓1

コンマ1桁分向上

イベント内容で決めたほうがいいと思う
このイベントで2って

>>387
なるほど、そう言うのもあるのか。
なんか考えときます。


─信頼度─

・白築慕.72
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.57→59

 4月3週目(平日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.閑無の家
7.その他自由安価

瑞母「あらら?京太郎くんじゃない」

京太郎「あ、どうもこんにちは……」

瑞母「はやりちゃんに会いに来たのよね?」

京太郎「えーっと、まあ……」

瑞母「待っててね、今呼んで来るから」

京太郎「あっ、えっ、ありがとうございます」

瑞母「はやりちゃーん、ボーイフレンドが遊びに来たわよ」

はやり「ちょっと、おかーさんっ!!」

京太郎「あはは……」



↓3
1.遊びに誘う
2.お話をする(できれば内容も)
3.はやりの家で遊ぶ
4.その他自由安価

京太郎「失礼しまーす……」

瑞母「はーい、いらっしゃーい」


いつの間にか、はやりちゃんの家にお招きされることになっていた。
お店の方はこの前入ったけど、裏の家の方に上がらせて貰うのは初めてだ。

当たり前の話だけど、裏は普通の家のようだった。
違うところを挙げれば、厨房や店舗に繋がっていて、甘くて芳ばしい匂いが充満してることか


京太郎「なんか、甘くて良い匂いがするね」

はやり「そうかな?」

瑞母「はやりちゃんはずっと嗅いでるから慣れちゃってるのよ。
嫌だったら、二階は換気してるから臭わないわよ?」

京太郎「あ、いえ全然大丈夫です」

瑞母「そう、なら良かったわ。
じゃあ、私はお店の方に出てるから後は若い人達で~」



↓3
1.トランプをする
2.ゲームをする
3.お店の方を見せて貰う
4.その他自由安価

はやりちゃんにお願いして、お店の方を見せて貰えることになった。


京太郎「わぁー……思ったより、厨房って狭いんだね」

はやり「うーん、フロアより狭いってのもあるけど、冷凍庫とかオーブンが置いてあるから余計そう感じるのかな?」

京太郎「確かに、色んな機会があるんだね」


真ん中の作業台を中心に、ミキサーやオーブンのような機械が敷き詰めるように置かれていた。

見ていたその時、ちょうどスポンジが焼きあがったようで、小麦粉と砂糖の芳ばしい匂いがたちこめた。


京太郎「おぉー……」

瑞母「男の子にはちょっと退屈かな?」

京太郎「あっ、いえ。見てて楽しいです」

瑞母「あらそう?だったら、ちょっとケーキ作ってみる?」

京太郎「え?」

瑞母「今4時頃だし、もう少しするまでお客さんも少なくて余裕がありしね。
どうする?」



↓3
1.ケーキ作りに挑戦する
2.遠慮する

瑞母「まずはスポンジ作りね。
お風呂のお湯くらいの温度で湯煎しながら卵と砂糖を混ぜるところから始めるわ」

京太郎「はい!」カキマゼーッ!

瑞母「そうしたら持ち上げてみてー……ん、オッケー!
そしたら、ゆっくりかき混ぜながら薄力粉をちょっとずつ加えて……」

京太郎「はーい」

はやり「…………」ドキドキ



↓1 skill:料理.C《92》
01~25 失敗……
26~51 まあまあ
52~98 完璧っ!
ゾロ目 ウルトラ上手に出来ました!

京太郎「あ、あれー……?」クロコゲペチャンコー

瑞母「うーん……ちょっと混ぜ方が足りなかったかしらね?」

京太郎「えっ、結構頑張って混ぜたのに…………」

はやり「お母さん、なんで電動泡立て器出して上げなかったの……?」

瑞母「あっ、いっけなーい!つい何時もの調子で……」

京太郎「ケーキ作りって難しいんだなぁ……」

はやり「でも、手順はまちがってなかったよ。
私も、最初の頃はこんな風になっちゃったなぁ……」

瑞母「そうね、男の子なのに料理に慣れてる感じだったし。
でも、ケーキとかお菓子は特に他の料理と違って誤魔化しが利かないから練習するのが一番ね」

京太郎「はい……」

はやり「今度私が教えてあげるから、元気だして?」

京太郎「……うん」

会話の成果などで信頼度の上げ幅があった方が良いという意見が出たのでイッチの匙加減で調整したいと思います。


【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+5

コンマ1桁分向上

リチャードソンの誕生日は5月10日(2週目)。念の為。


はやりんすごい(白目)


─信頼度─

・白築慕.72
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.59→82



◇お知らせ◇
・経験値を5手に入れた



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.0→5

─Status─

知力.F《15》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.E《59》
運.F《19》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《92》
神憑き.A《150》

 4月3週目(休日) 【1/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.閑無の家
7.その他自由安価

京太郎「…………」

瑞母「おはよう、京太郎くん」

京太郎「わ、わっ!……お、おはようございます!」


別に忍び寄るつもりは無かったけど、ゆっくりとケーキ屋に近づくと、はやりちゃんのお母さんに背後から突然声をかけられた。


瑞母「今日はどうしたのかしら?
あれ、もしかしてリベンジ?」

京太郎「えっと……」



↓3
1.はい、リベンジしに来ました!
2.いえ、遊びにきました

すみません、今日のところはこれで終了とさせて頂きます。

バッテリーが心許ないが、やれるだけやってみようと思います。

いますか~

京太郎「いえ、それはまた別の機会に……
今日は違う用で来ました」

瑞母「あら、そうなの。
じゃあ、はやりちゃんを呼んでくるわね」

京太郎「いつもすみません」

瑞母「うふふ、いいのよ?
私も、娘のキューピット役とかやってみたかったしね」

京太郎「え」


なにか今、あまりスルーしてはいけない事を言われたような──



↓3
1.話をする
2.遊ぶ
3.麻雀をする

はやり「ごめんね、お母さんが変なこと言っちゃって……」

京太郎「う、ううん。大丈夫だよ」


でも、考えてみたら女の子の家に毎週のように通う男子って……
それって、その女の子のこと好きなんじゃ……?

え、でも好きってどういうことだろ──?
一緒に遊びたいとか、そう言うのとは違うんだよね………


はやり「どうしたの?」

京太郎「えっ、いや?何でもないよ?」

はやり「?」



↓3
1.ケーキ作りについて
2.家族のことについて
3.麻雀について
4.その他自由安価

京太郎「この前ケーキを作ったとき失敗しちゃったけど、やっぱりきちんも作りたいんだ……」

はやり「京太郎くんは、どうしてケーキを作りたいのかな?」

京太郎「うん、お世話になった人の誕生日が来月にあるんだ。
だから、その人の誕生日プレゼントにケーキを焼きたいんだ」

はやり「そっか……うん、凄く良いと思うよ」

京太郎「だけど、この前の出来じゃとてもとても……」

はやり「そこはやっぱり練習するしかないよね。
でも、一番大事なのはテクニックじゃなくて気持ちだって私は思うんだ」

京太郎「気持ち……」

はやり「うん、その人に美味しく食べて貰いたいって気持ちがあってこそ上達出来るし、美味しく作れるんだって。
…………って、お母さんが言ってたんだけどね」

京太郎「そっか……うん、そうだよね」

はやり「だから、今度またウチに練習しに来てよ。
私も出来る限り教えるからさ」

京太郎「うん、ありがとう!」

はやり「どういたしまして」

【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+5

コンマ1桁分向上


─信頼度─

・白築慕.72
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.82→90

 4月3週目(休日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)

慕「最近、京太郎くんっていつもどこかに遊びに行っちゃうよね。
どこに行ってるの?」

京太郎「どこって、友達の家だよ?」

慕「本当?」

京太郎「嘘なんか付かないよ……」

耕介(おっ……なんか修羅場っぽい雰囲気?
いいぞ、もっとやれ)



↓3
1.料理について
2.三麻の提案
3.一緒に遊びに行く
4.その他自由安価

京太郎「料理なんだけどさ、そろそろ応用とかやってみたいなーって思うんだ」

慕「応用?
うーん、どれくらいアレンジするさによってやり方も難しさも変わって来ちゃうけど……」

京太郎「そんな難しいことをやりたいわけじゃ無いんだ。
その、味付けの仕方の工夫とか、そう言うこと」

慕「うん、わかった。
私が判る範囲で教えてあげるね」

京太郎「ありがとう、慕」

慕「ううん、家事を分担してくれて私も助かってるし、お互い様だよ!」



↓1 skill:料理.C《92》
01~25 微妙……
26~51 まあまあだね
52~74 アレンジ成功!
75~98 大成功!
ゾロ目 天啓がおりました

慕「料理をアレンジするときは、まず最初にどんな味にしたいか考えると良いよ」

京太郎「どんな味にしたいか、ね……」

慕「うん、チーズでコクを深くしたいとか、胡椒を加えて味を引き締めたいとか……
何か大それた事をしようとするんじゃなくて、ちょっとの工夫で結構美味しくなるんだ」

京太郎「なるほど、そう言う感じか」

慕「うん。じゃあ、わからなくなったら呼んで。
あまり横で言われても集中出来ないだろうし」

京太郎「わかった、その時はお願いね」


──そして──


京太郎「まずはオムライスを作ろう。
そうだな……さっき慕が言ってたみたいに溶き卵にチーズを加えてみよっか」


溶き卵に馴染むようにクリームチーズを使う。
塩胡椒で下味を付けて、おくのも忘れない。


京太郎「それと同時進行でスープを作るか……
コンソメと……あっ、トマトジュースが残ってたしトマトスープにしよっか。
確かウィンナーも残ってたし、昨日の野菜の残りも入れちゃおっと……」


この時、別々に作っていたオムライスとトマトスープを見て、思い浮かんでしまった……


京太郎「これ、組み合わせたら美味しいんじゃないかな……?」


思い立ったがまま、そのインスピレーションに従って決行した。

題して……


京太郎「できた、スープカレーならぬスープオムライス……
味は……うん、やっぱり合うや、コレ!」

京太郎「と、言うわけで今日は創作料理を作ってみました。
その名もスープオムライスです」

耕介「おーっ……すげー美味そうな!」

京太郎「慕からアドバイスを貰ったし、結構よく出来てると思うよ」

慕「えっ、私何か言ったっけ……?」

京太郎「うん、チーズを入れてみたりだとか、色々加えてみると良いって」

慕「いやいや、コレもう私が教えた範疇を越えてるような……」

京太郎「まーまー、細かいことは気にしないってことで」

慕「細かいことかなー……」



※わりと簡単だし、結構美味しいです。機械があったらお試しあれ。

◇お知らせ◇
・経験値を30手に入れた



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.5→35

─Status─

知力.F《15》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.E《59》
運.F《19》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《92》
神憑き.A《150》




考えてみれば行動安価時に能力を上げる項目出してなかった。何やってんだろ……

京太郎「暇だし図書室に来てみたけど……さて、どうしようかな?」



↓3
1.本を読む
2.勉強をする
3.図書委員の手伝いをする
4.その他自由安価

京太郎「ちょうど宿題も出てたし勉強をするか……」



↓1
01~29 失敗
30~59 普通
60~89 成功
90~98 大成功
ゾロ目 超大成功

◇お知らせ◇
・経験値を5手に入れた
・知力が1上がった



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.7→12

─Status─

知力.E《30》→《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《92》
神憑き.A《150》

 4月4週目(平日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵
5.ステータスアップ(行動消費無し)

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.閑無の家
7.その他自由安価

瑞母「あら、いらっしゃーい」

京太郎「こんにちは」

瑞母「今日はケーキを作りに来たのかしら?
それとも、はやりちゃんをデートに誘いに?」

京太郎「で、デートって!?」

瑞母「うふふふ」



↓3
1.ケーキ作り
2.話をしにきた
3.デートのお誘い

はやり「じゃあ、今日は約束通り私が教えるよ」

京太郎「お願いします」

はやり「うん、まかせて!」

瑞母「うふふ、やっぱりこういうのの良いわねー」カシャッ!カシャッ!




↓1 skill:料理.C《92》
01~25 がっ、だめ……
26~51 形は整いました
52~98 美味しそうなケーキの出来上がり
ゾロ目 至高のショートケーキ

ピピッ!ピピピッ!


はやり「焼成できたね!」

京太郎「焼き加減は……わっ、大丈夫そう!」

はやり「うん、オッケー。そしたらスポンジを三等分にして、パレットナイフで少しずつ生クリームを塗っていこうか」

京太郎「はーい。えっと……こう、か……」

はやり「あっ、うまく塗れなくても後で整えるから大丈夫だよ」

京太郎「ああ、そうなんだ。じゃあこんな感じで……」

はやり「いちごをトッピングして……うん、じゃあ最後に生クリームを絞って飾り付けてみよっか」

京太郎「これ、結構さじ加減が…………よし、できた!」

瑞母「あらあら、美味しそうなケーキが出来たわねー。
これなら、お店に出しても良いかも」

京太郎「そ、そうですか?」

はやり「うん、すっごく美味しそうに出来てるよ!」

瑞母「じゃあ、せっかくだからみんなで食べようか。
私はお茶を入れてくるからはやりちゃんはお皿を持ってきて」

はやり「はーい」

京太郎「あ、僕も手伝うよ!」


初めて上手くつくれたケーキは、流石にこの前買っていったショートケーキには敵わないけど、確かにおいしかった。

でもそれは、きっとはやりちゃんやはやりちゃんのお母さんが一生懸命教えてくれたからで……

いつか、二人にもこの感謝の気持ちを何か形にして伝えたいなって、そう思った。

◇お知らせ◇
・経験値を10手に入れた
・料理スキルが2上がった



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.12→22

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《92》→《94》
神憑き.A《150》

では、これからバイトが始まりますのでここまでとさせていただきたいと思います。

短くてすみませんでした。

わーすーれーてーたー

しかも慕の分まで。


【信頼度判定】

慕   ↓1 ……+10

はやり ↓2 ……+8

コンマ1桁分向上


─信頼度─

・白築慕.72→91
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.90→118


何と言うことだ、はやりん怒涛の巻き返し…………!

では今度こそ、失礼します。

もはや通い慣れたと言ってもいい道を駆け走り、ケーキ屋へと向かう。

店先まで来ると、何時ものバンダナとエプロンを纏ったはやりちゃんの姿が見えた。


京太郎「おーい!」

はやり「あ、京太郎くーん!」

京太郎「こんにちは、はやりちゃん」

はやり「うん、こんにちは。
今日はどんなご用件で来たのかな?」



↓3
1.はてしなく遠いケーキ坂を登り始めたばかりだ
2.家で遊ぶ
3.外で遊ぶ
4.その他自由安価

京太郎「と、言うわけで本日もよろしくお願いします。はやり先生!」

はやり「はーい。
それでは、今日はチョコレートケーキを作りたいと思います」

京太郎「はい!」

はやり「チョコレートケーキにも色んな種類やバリエーションがあるけど、今回は比較的簡単なところからやってみようかな」

京太郎「と、言いますと?」

はやり「今から作るのはガトーショコラって言うケーキで、まあ一般的にお店で売ってるチョコレートケーキだね。
他にもザッハトルテとか色んな種類があるんだけど、作り方が特殊だったりで難しいからまた今度ね」

京太郎「そうだね、基本が大事だもんね」



↓1 skill:料理.C《94》
01~23 それはチョコの黒さでは無く……
24~49 家庭レベル
50~98 市販レベル
ゾロ目 究極のチョコレートケーキ

京太郎「うーん……上手くいかなかったな…………」

はやり「そう?上手く出来てると思うけど」

京太郎「ココアパウダーを入れすぎたのかな、ちょっと粉っぽいし……
湯煎の仕方にも問題があったのか、表面はべっとりしちゃってるよ」

はやり「でも、言うほど解るものじゃないよ……
京太郎くんって、舌が良いんだね」

京太郎「そうかな?
うーん……不味いものと美味しい物の両極端しか食べてこなかったからかも?」

はやり「ふぇ?」

京太郎「あっ、ううん、何でもないよ。
兎に角、まだまだ改良の余地があるし、頑張らないとね!」

はやり「京太郎くんが納得するまで付き合うよ」



【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+3

コンマ1桁分向上

◇お知らせ◇
・経験値を5手に入れた
・料理スキルが1上がった



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.22→27

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《94》→《95》
神憑き.A《150》



─信頼度─

・白築慕.72→91
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.118→123

↑コピペしたから変になってますが、シノチャーの信頼度の数値は変わってませんので。

 4月4週目(休日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.閑無の家
7.雀荘
8.その他自由安価

瑞母「はやりちゃん、今日も京太郎くん来たわよー」

はやり「…………それは流石にダジャレじゃないよね?」

瑞母「ねえねえ、はやりちゃん。最近京太郎くんと結構仲良くなったわよね?」

はやり「え?うん、そうだね」

瑞母「京太郎くんって、ケーキを作るために来てるのかしら?
それともはやりちゃんに会うため?」

はやり「そりゃあ、ケーキを作るためじゃないのかな。
京太郎くんも、お世話になった人の誕生日にケーキを焼きたいって言ってたし」

瑞母「そうしたら、その人の誕生日が終わったらもう来なくなっちゃうかもしれないわね?
そうなっちゃったら、どう思う?」

はやり「うーん……ちょっと寂しくなるかな」

瑞母「まだそう言う気持ちにはなってない、か……」

はやり「え、何の話?」

瑞母「はやりちゃんにはまだ早いかしらねー」



↓3
1.アベンジャー・バイ・チョコレートケーキ
2.室内で遊ぶ
3.はやりを誘って遊びに行く
4.その他自由安価

はやり「そう言えば京太郎くん、お世話になった人のためにケーキを作るって言ってたけど、具体的にはどんなケーキを作りたいの?」

京太郎「あー……まだ決めてないや」

はやり「その人の誕生日って再来週だっけ?
だったら、そろそろ決めておいた方が良いと思うよ」

京太郎「うん、そうだね。
耕助に、どんなケーキが良いかそれとなく聴いとかないと…………」


↓1 skill:料理.C《95》

01~21 まさかの失敗
23~48 道は遠き苦労せよ男の子
49~98 確実な進歩
ゾロ目 究極のチョコレートケーキ

京太郎「出来た!」

はやり「ふわぁ……!」


確実に、この前よりも上手く作れた自信がある。


京太郎「では先生、試食をお願いします」

はやり「おっけー。あーん…………」

京太郎「…………どう?」

はやり「…………うん!美味しいっ!」

京太郎「良かった……」

はやり「中はしっとりしてて、味もしっかりしてるよ」

京太郎「どれどれ……あぅ……
うん、粉っぽさも無いし、甘さも丁度いいや」

瑞母「あーん……うん、美味しー!」

はやり「お母さん、いつの間に?!」

瑞母「ねえねえ、京太郎くん、はやりちゃんがアイドルになっちゃってお店継ぐ人がいなくなったら京太郎くんが継がない?」

京太郎「ははは……えーと、考えておきます」

はやり「京太郎くんがこのお店を、ねえ…………」

瑞母(うーん、ここで反応が無いってことはやっぱりまだなのかなー
興味が無いって事は無さそうなんだけどなー)



【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+5

コンマ1桁分向上

はやりんが怖くなってきた……



◇お知らせ◇
・経験値を10手に入れた
・料理スキルが3上がった



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.27→30

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《95》→《98》
神憑き.A《150》



─信頼度─

・白築慕.91
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.123→132

間違えてーら



─信頼度─

・白築慕.91
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.123→142

 5月1週目(平日) 【1/2】


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵
5.ステータスアップ(行動消費無し)

>>654
145じゃない?

>>661
コンマ77で7の2倍の14に+5で+19。
よって元値が123なので142です。
7の2倍は17では有りません。17は素数です。

少なくともこのスレではゾロ目の場合に1桁と+10の方式は採用してません。

↓3

1.図書館
2.神社
3.ゲームセンター
4.質屋
5.ケーキ屋
6.閑無の家
7.雀荘
8.その他自由安価

京太郎「そう言えば、耕助の誕生日に作るケーキの種類を決めておいた方が良いってはやりんが言ってたけど、何にしようかな?」

京太郎「今まで作ったのはショートケーキとチョコレートケーキ……
どっちかを選ぶか、それとも新しいケーキに挑戦しようかな……」



↓5まで
1.ショートケーキ
2.チョコレートケーキ
3.別のケーキに挑戦する

おう……予測変換のせいではやりちゃんがはやりんになってたのぜ……

はやり「それで、誕生日に焼くケーキは決まった?」

京太郎「うん、定番のショートケーキにしようかなって」

はやり「そっかー、ケーキの代名詞みたいな物だし、誕生日にもピッタリかもね。
でも、時々生クリームが嫌いな人もいるけど、そこは大丈夫かな?」

京太郎「この前一緒にショートケーキ食べたし、大丈夫だと思うよ」

はやり「それなら大丈夫そうだね」



↓3
1.リチャードソンのためショートケーキを究める
2.部屋で遊ぶ
3.外に遊びに行く
4.その他自由安価

京太郎「何を作るのかも決まったし、当日までもっと美味しいショートケーキを作れるようになりたいんだ」

はやり「ふわあ……凄く熱心だね…………」

京太郎「まあ、誕生日に出すケーキだから万が一があったら怖いし……」

はやり「うん、そうだよね。
わかった、私も出来る限りの事をしてみるよ」

京太郎「ありがとう、はやりちゃん!」



↓1 skill:料理.C《98》

01~18 失敗のショートケーキ
19~45 なかなかのショートケーキ
46~98 かなりのショートケーキ
ゾロ目 前代未聞のショートケーキ

京太郎「よし、段々上手く出来るようになってきた……!」

はやり「凄いなぁ京太郎くん……
もしかしたら私より上手になっちゃうんじゃないかな?」

京太郎「それは無いよ。
だってはやりちゃんはずっと前からお菓子を作ってるんでしょ?
きっと何か見えないものがはやりちゃんの作るケーキにはあって、僕のには無いんだ」

はやり「見えないもの……?」

京太郎「うん、積み重ねって言うのかな?
やっぱり、料理って長くたくさん作ってる人の方が美味しい物を作れると思うんだ」

はやり「たしかに、そう言うのはあるかも知れないね」

京太郎「才能とかさ、そう言う物もあるのかも知れないけど、でも僕は努力や頑張りの方が凄いって、信じたいな」

はやり「うん……そうだよね!」




【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+8

コンマ1桁分向上

あげぎゃあああががががははは!

あー、200を超えたら信頼度から別の数値に変わります。
厚いはやりん推しのせいもあるけど、これはちょっと凄い(白目)



◇お知らせ◇
・経験値を10手に入れた
・料理スキルが3上がった



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.30→40

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《98》→《101》
神憑き.A《150》



─信頼度─

・白築慕.91
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.142→170

ちょっくらコンビニまでお使いじゃ。

もしかしたらこのまま今日は終わるかもしれん。わっかんねーけど。

もの凄い短時間だけど、やるよ

酉がとれてた……

 5月1週目(平日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵
5.ステータスアップ(行動消費無し)

京太郎「さて……偶には勉強してみようかな」

耕助「おっ、珍しいな京太郎、お前が勉強なんて」

京太郎「まあね……」

耕助「解らなかったら聴けよ、教えてやるからよ」

京太郎「うん、ありがと!」




↓1
01~29 失敗
30~59 普通
60~89 成功
90~98 大成功
ゾロ目 超大成功

京太郎「解るんだけど、解らないような……」ウーン

耕助「あー、算数や数学はそれが一番不味いんだよなぁ
一時解ったつもりでも、次に見たときに解けなくなってたりな」

京太郎「ふーん……」

耕助「兎に角、途中式を省かずにちゃんと書け。
何となくで、理解してなかったら書けない筈だからな、その部分を重点的にやれば良いんだ」

京太郎「解った、そんな感じでやってみるよ」



◇お知らせ◇
・経験値を10手に入れた



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.40→50

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《101》
神憑き.A《150》

もう、選択肢を作っちゃえ!って思ってね。



 5月1週目(休日) 【1/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)
4.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
5.ステータスアップ(行動消費無し)

京太郎「耕助、今いい?」

耕助「ん?ああ、ちょうど一段落が付いた所だしな。
で、どうしたんだ京太郎?」

京太郎「うん、ちょっと耕助に話があってさ」

耕助「話?なんだ、何か欲しいものでもあるのか?」

京太郎「いや、あのさ──」



↓3
1.ケーキの好みについて
2.小遣いの要求
3.両親のことについて
4.その他自由安価

↓1
01~19 実はショートケーキとか駄目なんだわ
20~39 他のケーキの方が好きかな
40~69 チョコレートケーキが好きだな
70~98 ショートケーキ大好き
ゾロ目 ショートケーキ以外ケーキとは認めない

京太郎「この前、優勝祝いでケーキ買ってきたけど、耕助ってショートケーキが好きなの?」

耕助「ん?ああ、あの時のケーキな。
いや、ケーキって言えば何となくショートケーキのイメージがあるだろ?
お前等がどんなケーキが好きなのか良く解らなかったからな、無難なところで選んだ方が良いと思ったんだよ」

京太郎「じゃあ、耕助がショートケーキが好きとか、そう言う訳じゃないんだ」

耕助「ああ、俺はケーキならどっちかって言うとチョコレートケーキが好きかな。
チョコクリームがたっぷりついてて、甘いヤツな」

京太郎「なるほど、チョコレートケーキか……」

耕助「何でそんな事聴いてきたんだ?」

京太郎「個人的な興味、かな……?」

耕助「ふーん?ところで、京太郎はどんなケーキが好きなんだ?」

京太郎「んー……何だろ?
甘いものは何でも好きだし、特にコレってのは決められないかな?」

ほんじゃ、1時間弱しかやってませんが安全運転のために今日はこんな所で。

明日もやっていきますね。

ちょっと進行遅いなー、一週間4回じゃなくて平日と休日の2回にしよっかな…………


始めるのよー

 5月1週目(休日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)
4.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
5.ステータスアップ(行動消費無し)

はやり「え、ショートケーキじゃなくてチョコレートケーキに変更?」

京太郎「うん、それとなく聴いたらチョコレートケーキの方が好きだって言ってて……」

はやり「あらら、でもまだ一週間あるし、取り戻せるんじゃないかな?」

京太郎「そうだね、まったく新しい物を作るわけじゃないし」

はやり「それじゃあ、今日はチョコレートケーキを作るの?」

京太郎「えっと……」



↓3
1.究極のチョコレートケーキを目指して
2.今日は普通に遊ぼう
3.どこかに遊びに行こうよ

瑞母「ねえ、京太郎くん」

京太郎「何ですか?」

瑞母「京太郎くんはケーキって好き?」

京太郎「え?好きですよ、食べるのも、作るのも」

瑞母「そっか……
まだ京太郎くんは五年生だし、今から将来を決めるのも早いと思うけど…………
もし、本気でパティシエになりたかったら、私に言って?」

京太郎「え…………え、えっ!?」

瑞母「パティシエになるには、色々と順序って言うのがあってね。
弟子入りするにしても実績や推薦が必要になっちゃうのよ。
だから、もし本気でなりたいって思うなら、私も出来る限りのことは手助けしてあげるから」

京太郎「…………」

瑞母「あははは、大丈夫よ、今すぐに決めることじゃないんだから
京太郎くんには、パティシエ以外にも沢山の可能性と未来があるわ。
ただ、選択肢の一つとしてそんな道もあるって、覚えておいて?」

京太郎「はい…………」



↓1 skill:料理.C《101》

01~23 手元が狂ってしまった
24~47 無難な出来でした
48~98 商品として並べて良い出来
ゾロ目 究極のチョコレートケーキ

京太郎「………………」ボーッ...

はやり「えっ……ちょっ、京太郎くん!お湯が沸騰してるよ!!」

京太郎「え……ああっ!?」ガシャーン!!


少し上の空になっている間に、湯煎で使うお湯を沸騰するまで放置してしまっていた。
それに慌てて火を止めようとするが、手元が狂って器を滑らせてしまった。

そしてそのまま…………チョコレートと沸騰したお湯が宙に浮き、足下に降りかかる


京太郎「うあちゃわわっ!!」

はやり「京太郎くーん!?」

瑞母「どうしたの!?」

はやり「お、お母さん!ど、どうしよう?!」

瑞母「大丈夫、まずは直ぐにズボンを脱いで!
はやりちゃん、京太郎くんを連れてお風呂場のシャワーで冷やしてあげて」

はやり「わ、解った!」


そのまま引っ張られるように、僕は風呂場へと連れて行かれた


瑞母「うーん……あんな話を出したがら動揺したゃったのかしら?」





【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+3

コンマ1桁分向上

ごめん、ケーキ屋の項目入れ忘れてた。
ステータスアップ?麻雀で役満和了られまくるとイッチが困るくらいには計算してあるからきっと問題ないはず。


ちょっと、もう一回。



 5月2週目(平日)


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵
5.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
6.ステータスアップ(行動消費無し)

京太郎「こんにちは…………」

はやり「あっ京太郎くん!
大丈夫だった?火傷、してない?」

京太郎「うん、大丈夫だったよ。
…………ごめんね、この前は」

はやり「ううん、京太郎くんが怪我してなくて良かったよ。
でも、今度から気をつけてよ?」

京太郎「うん……失敗しないように気をつけるよ」

はやり「そうじゃなくて」

京太郎「?」

はやり「京太郎くんが、怪我をしないように気をつけてね?」

京太郎「うん……ありがとう」



↓3
1.失敗したままにしてはおけぬ
2.気分転換に遊ぼう
3.どこかに遊びに行こうか

京太郎「えーっと、分量を量って……」

はやり「…………」ジーッ

京太郎「それを、混ぜ合わせて」

はやり「…………」ジーッ

京太郎「お湯は、40度ちょっとくらいで」

はやり「…………」ジーッ

京太郎「…………」

はやり「…………」ジーッ

京太郎「何なのはやりちゃん!?」

はやり「京太郎くんが怪我しないように、見張ってる」

京太郎「だ、だからって近すぎないかな……」

はやり「大丈夫だから、気にしないで続けて」

京太郎「うぅ……今までで一番難しい状況かもしれない……」



↓1 skill:料理.C《101》

01~23 緊張して手元が狂ってしまった!
24~47 困難を振り切って!
48~98 完璧な出来です!
ゾロ目 これ以上にないチョコレートケーキ

すまない、これからバイトなもんで切ってしまうよ。

絶妙な失敗具合。やりますなぁ…………

お久しぶり!

漸く一段落ついたので更新していくよ

おられますか?

酉とれてたよ

京太郎「………………」

はやり「…………」


結論だけ、言う。

失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した 

ぼくは失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した 


はやり「そ、そんな深刻そうな顔しなくても……」

京太郎「でも、失敗したことに変わりないし……
ベチャベチャして形は崩れてるし、焼成時間が長すぎて底が焦げてる。
ああ、失敗した…………」


でも、その原因ははやりちゃんがくっつくかくっつかないかの距離でずーっと側で見張られてたからだ。
いや、はやりちゃんは悪くない。悪いのは集中できなかった僕だ…………


はやり「だ、大丈夫だよ、また次頑張れば!ね!」

京太郎「…………」



↓3

1.うん、そうだね
2.はやりちゃんが悪いんだ…………
3.もう駄目だ、おしまいだぁ
4.その他自由安価

京太郎「そうだよね、また、頑張れば良いんだよね」

はやり「うん!」

京太郎「じゃあ、えっと……今回、失敗しちゃったけど…………
また、よろしくお願いします」

はやり「はい、任されました!」

京太郎(でも、今日みたいに密着されるのは、何ていうか、少し困るなぁ…………)




【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+5

コンマ1桁分向上


◇お知らせ◇
・失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗したしっp(ry



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.57

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《101》
神憑き.A《150》



─信頼度─

・白築慕.91
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.175→184

 5月2週目(平日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵
5.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
6.ステータスアップ(行動消費無し)

慕「やっぱり、学校が終わるとどこか行っちゃうよね、京太郎くんって」

京太郎「だ、だから友達の家に……」

慕「…………何か隠し事してるなら言ってね?一人じゃどうしようも無くなる前に」

京太郎「だから、大丈夫だってば!」

慕「本当?」

京太郎「本当だよ!」

慕「なら、良いんだけど…………」

京太郎(嘘は言ってない。嘘は)



↓3

1.リチャードソンの誕生日のこと
2.三麻を持ち掛ける
3.遊びに誘う
4.その他自由安価

今日(8/22)やるよ。

待っててくれ。

たぶん昼くらいじゃないかな

あうち

ちがう、そうじゃない(焦燥)

今日は短時間しか出来ないんだけどね。
できれば4時くらいまで。

始めるザマスよ

京太郎「今週、10日に耕介の誕生日があるじゃん」

慕「あ、うん。そうだったね」

京太郎「慕は、なにかプレゼントとか考えてる?」

慕「うーん……でも、私達って小学生であんまりお小遣いも無いし
何かおじさんの好きな物でも作ろうかな、って」

京太郎「でも、基本的に毎日みんなの好きなもの作ってるじゃん」

慕「まあ、そうなんだけどさ。
京太郎くんは、何かあるの?」

京太郎「うん、ケーキを作ろうかなって」

慕「ケーキ……?」

京太郎「ケーキ、チョコレートケーキ」

慕「え、京太郎くん作れるの!?」

京太郎「実は、最近練習したんだ」

慕「あっ……だから最近帰りが遅く……」

京太郎「そっ、ケーキ作りの練習でね」

慕「すごい、すごいよ京太郎くん!絶対おじさんも喜んでくれるよ!」

京太郎「そうだと良いんだけど」

慕「よーし、私も張り切って何か作るよ!」

 5月2週目(休日) 【1/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)
4.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
5.ステータスアップ(行動消費無し)

6.誕生日

信頼度判定忘れてるやないかーい!




【信頼度判定】

慕 ↓1 ……+3

コンマ1桁分向上


◇お知らせ◇
・ケーキと言えばportalを思い浮かべる



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.57

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《101》
神憑き.A《150》



─信頼度─

・白築慕.91→97
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.184

5月10日──

ついに、耕介の誕生日がやってきた。
既に材料も道具も準備済みで、後は焼くだけだ。


京太郎「よし……
幸い、ウチにはオーブンレンジがあるし、はやりちゃん家から道具も借りてこられた。
…………大丈夫、落ち着いてやれば!」

慕「何か手伝えることある?」

京太郎「ううん、大丈夫だよ」


絶対、失敗するもんか……!



↓1 skill:料理.C《101》

01~23 まさかの失敗
24~47 普通のチョコレートケーキ
48~98 約1ヶ月の集大成
ゾロ目 市販と見紛うチョコレートケーキ

誕生日 +10

いろんな意味でおしい。

慕「わっ、できた!」

京太郎「うん……まあまあ、かな?」


道具や環境のせいにはしたくないけど、はやりちゃん家で作るケーキとはやっぱり何かが違う気がする。
見た目は、綺麗に作れたと思うけど、中は少し崩れてるし、一部は上手く溶けなくて粉っぽい。

…………つまり、まだまだって事だ。


慕「さて、と……じゃあ始めよっか」

京太郎「うん、そうだね」


でも、今から作り直すにしても時間が無いし、今後の反省にするしか無い。

耕介が帰ってくる時間帯を見計らって、部屋の灯りを落としておく。


耕介「なんだ?何の騒ぎだ?」

京太郎「帰ってきたね」

慕「うん、じゃあ……せーの」


慕のかけ声を合図に、息をいっぱい吸い込む。


Happy birthday to you,

Happy birthday to you,

Happy birthday, dear Kosuke,

Happy birthday to you.


京太郎・慕「お誕生日、おめでとう!」

耕介「えっ、あ……誕生日?」

慕「うん、おめでとう、おじさん!」

耕介「うわっ今日だっけ?いやー……忘れてたわ……」

京太郎「普通、自分の誕生日忘れる?」

耕介「いや、この歳になると祝ってくれるヤツもいねーしさ……」

慕「今日はおじさんの誕生日だから、プレゼントの代わりにおじさんの好きそうな物作ってみたよ!」


食卓には、ハンバーグやグラタン、おサラダにリゾット……これでもかと言わんばかりにテーブル一杯に料理がな並べられていた。


耕介「うわっ、凄えっ!」

慕「もちろん、トマトはひとかけらも無いよ」

耕介「おっ、サンキューな」


慕の作った料理に感心しているみたいだけど、それだけで満足してもらっては困る。
この1ヶ月の努力、是非とも耕介に見てもらわなければ。


京太郎「じゃあ、次は僕からね」

耕介「ん?京太郎も何か作ったのか?」

慕「うふふふ」


何故か、僕以上に慕の方が嬉しそうだ。


京太郎「改めて、お誕生日おめでとう、耕介!」


黒と白のコントラストのチョコレートケーキの上に、ホワイトチョコで作ったメッセージカード、更に蝋燭を乗せてある。
この蝋燭もメッセージカードもはやりちゃん家から貰い、勿論その文字も僕が書いた。


【ハッピーバースデー こうすけ】


最初は漢字で書こうと思ったけど、耕の字が細かすぎて断念した。
お陰で、字が崩れてしまった失敗作は既に慕のお腹の中に収まっている。


耕介「おっ、ケーキ?
え、まさかコレ……京太郎が?」

京太郎「うん、一生懸命練習したんだ!」

慕「おじさんの為にって、私にも秘密にしてたんだよ?」

耕介「はぁー……凄え、本当に器用だよな京太郎って……」

京太郎「さっ、さっ、見てても始まらないし、蝋燭の火消しちゃってよ!」


なんか、自分が見られてるようで妙に緊張してしまう。


耕介「そうだな、よし…………ふっ、ふっ!」


2,3回息を吹きかけ、ケーキの上に立ち上った灯は消えた。


耕介「ははっ……こうやってケーキの蝋燭を消すのなんて何年ぶりだろうな……」


耕介の顔を見ると、笑顔だけど、泣きそうな顔をしていた。

耕介「今日は料理もケーキもすげー美味かった。
ありがとな慕、京太郎」

慕「ううん、こちらこそ、いつもありがとう、おじさん」

京太郎「それに、ケーキはちょっと失敗しちゃったし……」

耕介「あれで失敗って、どんだけ上を求めてんだよ……
京太郎も大概完璧主義だな。
そういや、あいつも…………あ、っと」

京太郎「え、何?」

耕介「いやいや、何でも無えよ……」

京太郎「?」


途中で耕介が話をピタリと止めたことに疑問を抱きながらも、片付けをしている慕を手伝うことにした。


慕「そう言えば、京太郎の誕生日って何時なの?」

京太郎「ん?僕の?
だいぶ後だよ、早生まれで2月2日だからさ」

慕「えっ、嘘!私、1月31日なんだ!」

京太郎「へー!じゃあ、たったの2日違いなんだね」

慕「うーん、でもそれだと京太郎くんが次にケーキ作ってくれるのはだいぶ先だね……」

京太郎「えっ、別に慕が食べたければ何時でも作るよ?」

慕「本当?!」

京太郎「うん、毎日は無理だけど」

慕「流石に毎日じゃ飽きちゃうよ……
そっか、じゃあまた今度作ってね!」

京太郎「うん、いいよ」


ケーキの出来栄えは完璧とは言えなかったけど、耕介も喜んでくれたし、良い誕生日パーティーにはなったと思う。

僕自身も、自分や誰かの誕生日を祝ったのは初めてだったから、凄く楽しかった。


【信頼度判定】

慕 ↓1 ……+8

コンマ1桁分向上


◇お知らせ◇
・リチャってきっと自分の誕生日には無頓着だけど交友関係全員の誕生日を把握してそう



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.57→62

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《101》
神憑き.A《150》



─信頼度─

・白築慕.97→111
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.184

本日ラスト?

 5月2週目(休日) 【2/2】


↓3
1.勉強する
2.遊びに行く(行き先再安価)
3.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・白築耕介
  ・周藤瞬斗(質屋)
4.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
5.ステータスアップ(行動消費無し)

店の表口では無く、住居スペースのある裏口からインターホンを押す。
この慣れてしまった自分に何だかなぁと思いながらも、お邪魔する。


京太郎「こんにt」

はやり「いらっしゃい京太郎くん!」

京太郎「こ、こんにちは」

はやり「こんにちは!どうぞどうぞ、入って入って!」


若干喰い気味に出迎えられてしまい、二度挨拶する事になってしまった。

あれ、今日は特に何時に訪ねるとか伝えてなかった筈だけど…………まあ、別にいっか


京太郎「お邪魔しまーす」

はやり「はーい」



↓3

1.昨日の誕生日のこと
2.家の中で遊ぶ
3.どこかに遊びに行く
4.そんな事よりケーキ作りだ!
5.その他自由安価

はやり「そう言えば、京太郎の言ってた人の誕生日って昨日だったよね。
どうだったの?」

京太郎「うん、喜んで貰えたよ」

はやり「本当?良かったぁ……」


まるで、自分の事のように喜んでくれて、何だか嬉しい気持ちになった。


京太郎「はやりちゃんが色々教えてくれたお陰だよ」

はやり「そんな、私は対した事してないよ……」


急に、それまで笑顔だったはやりちゃんが突然暗い表情になってしまった。


京太郎「え、どうしたの?」

はやり「もう、その人の誕生日、終わっちゃったんだよね……」

京太郎「う、うん……?」

はやり「じゃあ、京太郎くんはもうウチに来ないんだよね」

京太郎「え…………?」


そう言えば、まったくその事を考えていなかった。

確かに、連日に渡ってはやりちゃんの家に来ていたのは、耕介の誕生日に作るケーキの練習のためだ。
つまり、昨日の時点でその目標は達成してしまっている。


はやり「そう思うと、少し寂しいかなって……」

京太郎「…………」



↓3

1.うん、そうだね……
2.また来て良いかな?
3.別に僕は寂しくないけど?

京太郎「ねえ、はやりちゃん」

はやり「…………ん?何かな?」

京太郎「図々しい話だけどさ、またここに来ても良いかな?」

はやり「えっ」

京太郎「確かに、昨日がその誕生日で、そのためにケーキの練習してたんだけどさ……
その、練習してる時とか、はやりちゃんとお話してる時って凄く楽しくて…………
上手く言えないんだけどさ、ケーキを作る時以外も、ココに来たいなって」

はやり「京太郎くん…………」

京太郎「やっぱり、駄目かな?そう言うの…………」

はやり「ううん!全然駄目じゃないよ!」ズイッ!

京太郎「わわっ!?」

はやり「何時でも来てよ!
また、京太郎くんといっぱいお話したいし、いっぱい遊びたいんだ!」ズズイッ!

京太郎「う、うん……!」

はやり「また、来てくれるよね?」グワッシ!

京太郎「も、勿論です……!はい!」

はやり「やったー!!」


嬉しそうにしてくれるのは、凄く良いんだけど…………


京太郎(すっごく、近いんだよなぁ……手、握られてるし…………
やっぱり、アイドル目指してるとスキンシップとかで、そうなるのかな……?)

すまねぇだ、時間切れだでよ。

置いときます。


【シノハユ】京太郎「想い偲ひて誰を待つ」はやり「3人目だよ☆」【安価】
【シノハユ】京太郎「想い偲ひて誰を待つ」はやり「3人目だよ☆」【安価】 - SSまとめ速報
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よぉーし、続きやりますぞぉ

いますかね?

【信頼度判定】

はやり ↓1 ……+10

コンマ1桁分向上


◇お知らせ◇
・瑞原はやりの信頼度が限界値を越えました
・瑞原はやりに淡い恋心が芽生えました
・瑞原はやりの信頼度が好感度に変わります



Name.須賀京太郎
Sex.男
Age.10
Money.40
Exp.62

─Status─

知力.E《31》
体力.A《170》
精神力.B《130》
魅力.D《60》
運.E《30》
雀力.A《175》

─Skill─

料理.C《101》
神憑き.A《150》


─信頼度─

・白築慕.111
・石飛閑無.108
・稲村杏果.100
・本常玲奈.89
・金沢陽葵.54
・瑞原はやり.184→200


─好感度─
・瑞原はやり.0→3

 5月3週目(平日)


↓3
1.勉強する
2.学校内を出歩く(行き先再安価)
3.遊びに行く(行き先再安価)
4.誰かに話しかける
  ・白築慕
  ・石飛閑無
  ・稲村杏香
  ・本常玲奈
  ・金沢陽葵
5.ケーキ屋(瑞原家)へ向かう
6.ステータスアップ(行動消費無し)

翌日。

あの泣きそうになっていた顔がどうしたも気になって、駆け抜けるように走るは隣町のケーキ屋まで。

今までもそう遠くに感じたことは無かったが、考えながら走っていると案外すぐに辿り着いていた。 


京太郎「…………」


裏口に回ってそこで少し逡巡してしまう。
何故だろうか、少し緊張してしまう。

意を決してインターホンに指を向けていると──


はやり「あれ?京太郎?」

京太郎「っ!?」


ちょうど学校帰りのはやりちゃんと鉢合わせになった。


はやり「もしかして、遊びに来てくれたの?」

京太郎「う、うん」

はやり「そっかー、じゃあ遠慮しないで家で待っててくれれば良かったのに!」

京太郎「いや、流石にそれは悪いかなって」

はやり「でも、お母さんも良いって言ってたよ?」

京太郎「え?」



↓3

1.室内で遊ぶ
2.外へ遊びにいく
3.その他自由安価

区切りの付け所が難しいんで、つづきは次スレからで。


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