JK提督「やったあ!大井さんレベル150だ!!」 (791)


JK提督「ついにこの日が来た…」

JK提督「大井さんが最強の艦娘に…」

JK提督「そして自由にコッチの世界と鎮守府を行き来できるようになる日が!!!」

JK提督「長く…辛い日々が続いたがそれも今日まで!」

JK提督「あたしは今マウスから手を離してるぞ」

JK提督「ほら!ほら見て!」ブンブン

JK提督「よし…この状態で…」

JK提督「大井さん!出てきておいで!!」

ドロン

大井「…お」

JK提督「おお…!」

大井「私は今…自分の意思でコッチの世界に…!」

JK提督「あたしもボタン押してないよ!」

大井「て」

大井「提督うううううううううう!!!!ありがとうございますうううううう!!!!」

JK提督「大井さああああああああん!!!!あたしは嬉しいよおおおおおおおおおおお!!!!」

だきっ

大井「すべて提督のおかげですうううう!」

JK提督「大井さんの頑張りの成果だよおおおおお!」

大井「これで自由に提督に会いに行けます!!」

JK提督「大井さん、あたしを抱っこしたまま鎮守府に戻って!」

大井「はい!」

ドロン

JK提督「お、鎮守府だ」

北上「なんか抱き合いながらドロンしてきたよ」

金剛「いつものことネ」

五十鈴「蹴っ飛ばしていいのかしら?」

JK提督「大井さん!蹴っ飛ばされる前にドロンして!」

大井「はい!」

ドロン

JK提督「あ、あたしの部屋だ…」

大井「提督…これで…!」

JK提督「あたしも自由に鎮守府に行って帰ってこれる!!やったぁ!!!」

大井「この提督の満面の笑み…レベル150まで頑張った甲斐があったわ…」ウットリ

JK提督「幸せだがや」


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お久しぶりです

JK提督「やったあ!大井さんレベル99だ!!」
JK提督「やったあ!大井さんレベル99だ!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425962023/)

兄提督「家と会社と時々鎮守府」
兄提督「家と会社と時々鎮守府」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427812416/)

…の続編となっております

独自の設定があるので、一つ目のJK提督編から読んでいただくと助かりますが

兄提督編は艦娘より提督たちメインの話でJK提督編とは物語の描かれ方が違っています

今回のJK提督編は兄提督編を読まなくても良いようになっているので無理して読まなくて大丈夫です

JK提督は大学に合格し、残りの高校生活を謳歌してますが

ここからサザエさん時空に突入するので、JK提督は永遠にピチピチ女子高生のままとなります

前回に引き続きエロ描写もあまりす

あ゛
またトリップミス…

変えます
申し訳ないです…

このトリップでいきます
よろしくお願いします


JK提督「大井さんがレベル150になって毎日がさらに楽しくなったなぁ」

JK提督「自由に鎮守府に行けるし」

JK提督「大井さんが自分の意思であたしに会いに来てくれるし」

ドロン

大井「提督!こんにちは!」

JK提督「わー、大井さんが来てくれたー」ぎゅう

大井「うぷ、提督ぅ暑苦しいですよ〜」

JK提督「幸せ装填中」

大井「私も装填しちゃいます」ぎゅう



JK提督「大井さん、なんか疲れてない?」

大井「え?いや、そんなことは…」

JK提督「あたしの目は誤魔化せないよ〜」

大井「…ええ、実は最近疲れがたまってきちゃって…」

JK提督「レベリングキツすぎた…?ごめんね」

大井「それは大丈夫です!おかげで提督に自由に会えるんですから!」

JK提督「大井さん、秘書艦も兼ねてるもんね…」

JK提督「疲労ゲージとは別の疲れかな」

大井「すみません…」

JK提督「よし!じゃあ大井さんに特別休暇をあげよう!!」

大井「え?」

JK提督「毎日毎日頑張ってる大井さんへのご褒美!仕事なんか忘れてあたしの部屋でゴロゴロ過ごしていいよ!!」

大井「そ、それは嬉しいですけど…秘書艦の仕事は?」

JK提督「大井さんはそんなの気にしなくていいの!」

大井「陸奥さんあたりが適任かな…」

JK提督「あたしが秘書艦をやるから!!!」

大井「…え?」

大井「えええええええ!!!?」


鎮守府、秘書艦室

JK提督「JK秘書艦です!よろしくお願いします!」

陸奥「提督が秘書艦やるの…?」

JK提督「ハイ!」

陸奥「ものすごく不安だわ…」

JK提督「秘書艦はどんな仕事をすればいいの?」

陸奥「えーと…資材等の在庫管理、戦闘や遠征の結果の集計、艦娘の体調の把握、建造や改装の認証、編成の指示…あと時報?」

陸奥「つまり、提督の指示って秘書艦を通して艦娘みんなに伝えられるから、結構大変よ?」

JK提督「…それを大井さんが毎日こなしてたとは…流石」

陸奥「秘書艦をローテーションでまわすのも珍しいことじゃないんだけどね」

ピリリリリリ

JK提督「お、電話だ」

JK提督「お電話ありがとうございます、こちらはJK鎮守府お客様センターでございます」

JK提督「JK鎮守府にご意見のあるお客様は『1』を、遺失物のお問い合わせは『2』を押してください」

陸奥「こらこら」

北上『提督〜、北上様ですよ』

JK提督「北上さん?どうしたの?」

北上『あたし今大井っちと提督の部屋にいるんだ〜』

北上『大井っちが心配してるよ?提督が秘書艦で大丈夫かって』

JK提督「大丈夫!任せんしゃい!」

北上『提督が秘書艦になるってことは、提督がいなくなっちゃうよね』

JK提督「そだねぇ」

北上『なのであたしが提督になりますよ〜』

JK提督「おお!北上提督!よろしくお願いします!」

北上『もうすぐ16時だし、時報頼むね〜』

JK提督「このJK秘書艦にお任せください!」

ガチャ

JK提督「よおし!頑張るぞー!」

陸奥「大丈夫かしら…」


JK提督部屋

大井「提督が秘書艦をやるなんて…」

北上「大丈夫、あたしが提督やるって言っても、ほとんど操作しないから」

北上「遠征出す程度かな」

大井「それなら提督にもできるかしら…」

北上「もうすぐ時報の時間だよ〜、JK秘書艦の初仕事だね」

JK提督『ヒトロクマルマル、目にゴミが入って痛い』

大井・北上(すんげぇどうでもいい時報…)


JK提督「…」

JK提督「ひまだなぁ」

JK提督「北上提督、全然指示出してくれないし」

JK提督「ねぇむっちゃん、秘書艦って他にすることないの?」

陸奥「そうねぇ…鎮守府での暮らしをよくするために、みんなの要望を聞くとか」

JK提督「おお!なるほど!確かにその点は提督はノータッチだね!」

JK提督「むっちゃんはなにか要望ない?」

陸奥「うーん…今でも十分に快適に暮らせているから、これ以上求めるものは何もないわね」

JK提督「えー…」

陸奥「じゃあ鎮守府内でのイチャイチャ禁止」

JK提督「おっと、北上提督から遠征の指示だ」

陸奥「ねぇ、ちょっと聞いてるの?」


JK提督「天龍ちゃんと第六駆逐隊を北方鼠輸送作戦の遠征に向かわせろ、か…どう指示すればいいの?」

陸奥「そのマイクで艦娘に指示して、遠征書類に艦隊名と旗艦及び編成、出発時間の記入」

陸奥「帰ってきたら帰還時間、成功の有無、経験値、持って帰ってきた資材等の数値の記入、秘書印を押捺して保管ね」

JK提督「…大学に受かったあたしなら大丈夫!できるはず!多分!」

陸奥(…見守ってたほうがよさそうね)



JK提督部屋

大井「どうですか?提督の様子は」

陸奥『なんとかやれてるって感じね』

大井「あぁ、不安だなぁ…」

陸奥『せっかくの休暇なんだし、鎮守府のことは忘れてのんびりすればいいのに』

大井「のんびりなんて出来ませんよ…」

JK提督『ヒトナナマルマル』

北上「お、時報だ」

JK提督『秘書艦の机を漁ってたら大量の北上さんの写真が出てきた…北上さんのハダカの写真、1枚くらい貰ったってバレないよね?』

北上「」

大井「陸奥さん!!!今すぐそのアホと秘書艦を代わってください!!!!」

陸奥『あらあら…』


JK提督「暇だし、鎮守府内を散歩しよー」

JK提督「ん?なんか港のほうが賑やかだなぁ」

JK提督「行ってみよ〜」



ドォン!ドォン!!

夕張「どう?吹雪、撃ち心地は」

吹雪「いい感じです!」

五十鈴「次は私の砲の整備をお願い!」

明石「五十鈴のは私がやってあげる、その前に利根さん!20.3センチ砲の整備終わりましたよ!」

利根「うむ!早速試し撃ちじゃ!」

島風「私の連装砲ちゃんも整備してあげてー!」

夕張「順番ね〜」

JK提督「みんな〜、何してるの?」

吹雪「司令官!?」

五十鈴「今は秘書艦だったかしら」

明石「装備のメンテナンス中ですよ」

JK提督「メンテナンス?」


利根「撃方始め!」

ド オ ォ ン!!

JK提督「うお!?すごい迫力!!」

島風「びっくりした?」

JK提督「こんな近くで砲撃見たの初めてだからね〜、カッコいいなぁ利根ちゃん」

金剛「ワタシの砲撃を見たら提督は腰を抜かしちゃうネー」

夕張「提督、衝撃波が凄いですから近付き過ぎたらダメですよ」

JK提督「はぁい」

カチャカチャ

JK提督「二人とも器用だねぇ」

明石「当然です!工作艦ですから!」

夕張「私だって負けませんよ〜」

JK提督「あたしにはチンプンカンプンだよ…」

JK提督「あ!このジョウロみたいな単装砲って!」

明石「あぁ、それは北上さんのだったかな?」

夕張「いや、それは大井のですよ」

JK提督「大井さんの!!コレ可愛いんだよね!持ってみていい!?」

明石「弾は入ってないしいいですよ、重いですけど」

JK提督「お花に水をあげましょ〜」ぐっ

JK提督「…」

JK提督「んっ…んーーーー!!!!」ぐぐぐぐ

JK提督「あまり大きくないのに…持ち上がらない…」

雷「司令官はなよなよしいからね〜」

JK提督「いかづっちゃんに言われちった…あたしだってやれば出来る!!」

JK提督「んごごごごごごおおおおお!!!!」

吹雪「お!持ち上がりましたよ!」

JK提督「か、肩が外れる…」

雷「危ないわよ!私が持ってあげるわ!」ヒョイ

JK提督「片手で軽々と…」

雷「ふふん、凄いでしょう!」

JK提督「コレは軽巡の装備だから…駆逐艦の装備なら持てるよ!」

雷「はい」ポイッ

ド ス ゥ ゥ ン … !!

JK提督「ひぃ!?」

雷「コレ、私のイカリよ!」

夕張「コラ雷!散らかさないの!ほら持って」ヒョイ

雷「ご、ごめんなさい…仕舞っとくわ」

JK提督「…艦娘って一体何者…!?」

島風「今更?」


JK提督部屋

北上「ねぇ、大井っち」

大井「なぁに?北上さん」

北上「さっきの写真って…」

大井「いやあのそれは…」

北上「あはは、いいよ別に〜、今更って感じするしね」

大井「う…」

北上「大井っちに愛されると幸せになれるよね」

大井「え?どういうことですか?」

北上「まずあたしが幸せ、わかるでしょ?」

大井「うん…」

北上「それにあの提督」

北上「提督から溢れ出る幸せオーラ、半端ないよねぇ」

北上「それは大井っちに愛されてるからだよね」

北上「大井っちは人を幸せにする天才だよ」

大井「そんな…、私は北上さんや提督に迷惑かけてばかり…とても幸せにしているとは言えないわ!」

北上「大井っちぃ」ぎゅう

大井「わ、北上さん…」

北上「ほら、こうするだけであたしは幸せだよ」

大井「わ、私も北上さんに幸せにしてもらってます!!」

大井「提督にも…」

提督『ヒトハチマルマル、今から入渠風呂に行くよ!美少女たちに囲まれてウハウハハーレム風呂だぜ!!Foo↑↑』

大井「あのクソ貧乳!!!私がいながらハーレム風呂ですってぇ!!??」

北上「あーあー台無し」


入渠風呂

JK提督「やっぱり癒されるなぁ」

金剛「相変わらず提督はおっぱいがないネー」

JK提督「むー、悪気はないとはいえ…許されないぞ金剛ちゃん!!」

金剛「sorry」

利根「ホント、駆逐艦クラスじゃな」

五十鈴「でも最近の駆逐艦にもおっきい子いるわよね」

夕張「駆逐艦とて侮れないわよね〜」

吹雪(私…司令官より大きいかも…)

JK提督「立て金剛ちゃん!相撲で勝負だ!」じゃば

金剛「望むところネ!」じゃば

利根「コラコラ!湯船では静かにせんか!」

金剛「ん?」

金剛「提督のアソコ、モジャモジャしてるネ」

JK提督「ぐっ」

五十鈴「手入れしてないのかしら」

夕張「え!?そこって手入れするの!?」

吹雪「私は薄いんで…手入れはしないですね」

夕張「私も」

五十鈴「ホント…?提督程じゃないけど、私は手入れしないと見栄えが…」

利根「吾輩も気は使うな」

JK提督「てか金剛ちゃん…」ずいっ

金剛「て、提督…近すぎるネ…」

JK提督「なんでツルッツルなの!!!」

金剛「知らないヨ、生えないんだもん」

吹雪(大人な金剛さんの子供なアソコというギャップが…良い)

JK提督「おっぱいは無い、まん毛はモジャモジャ…あたしって女の魅力ゼロだよね…」ブクブク

利根「提督が轟沈したぞ…」

JK提督「ふ、ふん!!いいもん!!」

JK提督「おっきいおっぱいなんて戦闘の邪魔!!あたしみたいなスレンダーな身体こそ艦娘に相応しいってもんよ!!」

金剛「提督は艦娘じゃないじゃん」


JK提督部屋

JK提督『ヒトキュウマルマル、おっぱいがおっきい子は片っ端から針刺してしぼませてやろうか』

北上「えええ、なにこの怖い時報」

大井「どうせお風呂でみんなに貧乳を馬鹿にされたんでしょう、ざまあみろってんだ」

北上「そんなことよりそろそろ提督を連れ戻さないと、もう夜だよ」

大井「そういえばもうこんな時間ですね、提督を連れ戻してきますね」



ドロン

JK提督「ただいま!」

北上「おかえり提督、秘書艦はどうだった?」

大井「遊んでお風呂入っただけじゃない、秘書艦の仕事なんてしてないでしょ」

JK提督「大井さん」

大井「なによ」

JK提督「いつも鎮守府を支えてくれて、ありがとう」

大井「え?」

JK提督「大井さんがいるからあたしも北上さんも他の艦娘たちも安心できるんだよ」

JK提督「感謝してもしきれないや」

JK提督「大井さん、ありがとう、大好き、愛してる」

大井「な…っ!」

大井「もう、突拍子もなくそーゆーこと言わないでくださいよ!反応に困るじゃないですか!!」

北上「秘書艦の仕事を労ってくれてるんだから、素直に喜べばいいのに〜」

お(  ̄▽ ̄)

新作やん(´∀`)


翌日、JK提督部屋
大井っち、引き続き特別休暇中

大井「…ネットサーフィンって楽しいわぁ」カチカチ

大井「北上さんの可愛い画像がいっぱい…!」

大井「流石北上さん、世の提督の人気者です」

大井「愛されてますねぇ〜北上さん」

大井「あ、この北上さん可愛い!保存しとこ!…提督のパソコンだけれど」

大井「…」

大井「私はどうなのかな…」カチカチ

『大井 ウザい』

『大井 嫌い』

『クソレズ大井』

大井「ぐッ…」

大井「…わかってますよ、どうせ私は嫌われ者です」

大井「どうせ私はクレイジーサイコレズですよーだ!!」

大井「…」

大井「…なんか、嫌だなぁ…嫌われてるの…」

ガチャ

JK提督「ただいま〜」

大井「ていとくぅー!」ぎゅー

JK提督「わっと!?どうしたお姉ちゃんさん!?」

大井「提督さえ私を愛してくれていれば十分です!…あと北上さん」

JK提督「何かあった?とりあえずエッチする?」

大井「しませんよ…」


JK提督「じゃあデートとか行く?午前授業で早く帰ってこれたし」

大井「デート!?します!行きます!!」

JK提督「どこか行きたいところある?」

大井「えーと…このパソコンに映ってる北上さんのぬいぐるみってどこに売ってるんですか!?これ欲しいです!!」

JK提督「んー、秋葉原行けばあるんじゃないかな」

大井「秋葉原ですね!行きましょう!あ、待ってください!提督と同じ制服に着替えてきます!!」

JK提督「あ、また制服デートなのね」

大井「たりめーです!」

JK提督「んー…」

大井「どうかしました?」

JK提督「秋葉原はオタクの聖地であり、二次元のパラダイスでもある」

大井「はぁ…」

JK提督「二次元である程度有名人な大井さんが秋葉原に行ったら、大井さんだと気付く人もいるかもしれない…」

大井「そんなもんですかね」

大井「うーん、じゃあ髪を後ろで束ねて…」

大井「提督のファッション用の伊達メガネをかければ…」スチャ

大井「どうです?だいぶイメージチェンジできてませんか?」

提督「ポッ…ポニテメガネ大井さん…ッ!?」

大井「似合ってますか?」

提督「かあいい」

大井「これならOKですね!」

提督「…もうデートとかどうでもいいからその格好でエッチしない?」

大井「し!ま!せ!んんんん!!!」


すみませんミスってました



JK提督「じゃあデートとか行く?午前授業で早く帰ってこれたし」

大井「デート!?します!行きます!!」

JK提督「どこか行きたいところある?」

大井「えーと…このパソコンに映ってる北上さんのぬいぐるみってどこに売ってるんですか!?これ欲しいです!!」

JK提督「んー、秋葉原行けばあるんじゃないかな」

大井「秋葉原ですね!行きましょう!あ、待ってください!提督と同じ制服に着替えてきます!!」

JK提督「あ、また制服デートなのね」

大井「たりめーです!」

JK提督「んー…」

大井「どうかしました?」

JK提督「秋葉原はオタクの聖地であり、二次元のパラダイスでもある」

大井「はぁ…」

JK提督「二次元である程度有名人な大井さんが秋葉原に行ったら、大井さんだと気付く人もいるかもしれない…」

大井「そんなもんですかね」

大井「うーん、じゃあ髪を後ろで束ねて…」

大井「提督のファッション用の伊達メガネをかければ…」スチャ

大井「どうです?だいぶイメージチェンジできてませんか?」

JK提督「ポッ…ポニテメガネ大井さん…ッ!?」

大井「似合ってますか?」

JK提督「かあいい」

大井「これならOKですね!」

JK提督「…もうデートとかどうでもいいからその格好でエッチしない?」

大井「し!ま!せ!んんんん!!!」


大井「提督、制服のスカート短すぎやしませんか?」

JK提督「…そう?まぁ学校で流行ってるしね、ミニにするの」

大井「その露出してる太もも、私のなんですけど…他の人に見せる必要あります?」

JK提督「大井さんしか見ないよ〜」

大井「提督は貧乳だし陰毛は濃いですけど、脚だけは一丁前に綺麗でエロいですからね…」

JK提督「ねぇ、それ褒めてんの?」

大井「痴漢されても知りませんよ」

JK提督「誰も貧乳陰毛JKなんか痴漢しないよーっと」


ガタンゴトン…

大井「最近の汽車って速くてカッコよくて快適ですね〜」

JK提督「汽車じゃなくて電車だよ」

大井「へー」

JK提督(秋葉原行ったら最初にどこ行こうかな…北上さんのぬいぐるみ…コトブキヤにあるかなぁ)

さわっ…

JK提督「ふッ!?」

さすり、さすり…

JK提督(え!?ウソ!?痴漢!?)

もみ…もみ…

JK提督(ちょ、おしり…大胆すぎ…)

JK提督(お、大井さん…助けて…)

JK提督「ん?」

大井「…」もみもみ

JK提督「大井さん、なんで私のおしり揉んでるの?」

大井「提督が誰かに痴漢される前に私がしとけば…」

JK提督「…」

大井「目には目を!痴漢には痴漢を!です!」にゅぷ

JK提督「とりあえず指をアソコに挿れないでくれるかな…」

大井「…指濡れちゃった、ティッシュ持ってないですか?」

JK提督「くそう、家なら押し倒して犯してやるのにぃ」


JK提督「大井さぁん、パンツが冷たいんだけど…」

大井「ミニにして私を誘うからいけないんです」

JK提督「エロオヤジめ…」

『次はー秋葉原ー秋葉原ー』

大井「あ、着くみたいですよ!」

JK提督「やっとだねー」



秋葉原

大井「うわ…すっごい…」

JK提督「平日なのにすごい人だねー」

大井「なんか…アニメの看板がいっぱい」

JK提督「流石秋葉原」

大井「どんなお店が秋葉原にはあるんですか!?」

JK提督「んー…とりあえずオタクの求めるものは大概あるんじゃないかな」

大井「片っ端からまわりましょう!!」


大井「ここはなんのお店ですか?」

JK提督「模型屋さんかなぁ…」

JK提督「もしかしたら軍艦のプラモデルとかあるかも」

大井「行きましょう!!」



大井「汽車に航空機…いろんな模型がありますね…」

JK提督「あったよ大井さん、軍艦のプラモデル!」

大井「おおー!これ大和さんじゃないですか!!コッチには長門さんもありますよ!!」

大井「あ!阿武隈だ!加賀さんもあります!!」

大井「すごーい!楽しいです!!」

JK提督「利根ちゃんに龍驤ちゃんもあるね」

大井「これ、ゼロから組み立てるんですよね…」

JK提督「不器用な私にはできないかなぁ…プラモデル」

大井「ほあ!!??」

JK提督「どしたの?」

大井「こ…これは…!」

JK提督「あら!北上さんのプラモデル!」

大井「…あの、その…」

JK提督「…欲しいの?」

大井「はい!ちゃんと作ります!秘書艦室に飾ります!!」

JK提督「…しょおがないなぁ、買ってあげる」

大井「ありがとうございます!提督大好き!!」ぴょんぴょん

JK提督「可愛いなぁ、オジさんがなんでも買ってあげよう」


JK提督「次はゲームセンター行ってみよっか」

大井「なんですかこの機械!!」

JK提督「UFOキャッチャーだよ〜」

大井「ほへー、いろんなぬいぐるみとかオモチャとかキャッチャするんですね…」

JK提督「あたしコレ苦手なんだよね…」

大井「あ!あのぬいぐるみって島風の連装砲ちゃんじゃないですか!!」

大井「島風に持って帰ってあげたら喜びますかね…」

JK提督「やってみる?」

大井「はい!!」



大井「ダメでした…」

JK提督「まぁ…初心者には難しいかもね…」

大井「提督もやってみてください!」

JK提督「え?あたしも?」



大井「そこです!!そこ持ち上げて!!」

JK提督「おお!イケるかも!!いけいけ!!」

連装砲ちゃん「」ポロリ

大井・JK提督「あ゛あ゛!!!!」

JK提督「だめだぁー…」

大井「すごくおしかったですよ!」



大井「結局取れず…」

JK提督「1200円が…」

大井「すみません…私が連装砲ちゃん欲しいと言ったばっかりに…」

JK提督「あ、気にしなくていいよ!結構盛り上がったし!priceless!!」

大井「島風の喜ぶ顔みたかったな…」

JK提督(北上さん以外の艦娘のことも大事に思ってる大井さん好き)


大井「ここは何ですか?」

JK提督「とらのあな…たしか漫画とか売ってるんだっけな」

大井「行ってみたいです!!」

JK提督「行こか〜」



大井「ほおー、いろんな漫画があるんですね…」

JK提督「上の階はアニメのDVDとかCDとか売ってるみたい」

大井「なんでもあるんですね!」

JK提督「そういえば…艦これのアニメやるみたいだねぇ」

大井「ほんとですかぁ!!!???」

大井「北上さんは!?北上さんは出てくるの!?」

JK提督「出るみたいだよー、もちろん大井さんも出るよ」

大井「北上さんをテレビで見れる日が来るなんて…!!」

JK提督「鎮守府で本物見れるじゃん」


JK提督「大井さん!ここに艦これグッズ売ってる!!」

大井「あら!本当だ!」

JK提督「北上さんのぬいぐるみもあるんじゃない?」

大井「そうですね!!」

JK提督「艦娘ぬいぐるみコーナーはあそこみたい」

男1「北上のぬいぐるみねーかなー」

JK提督「あ、前の人たちも北上さんのぬいぐるみ探してるみたい」

大井「流石北上さん!人気者です!」

男2「あー、大井しかねーわ」

男1「ここにも北上ないのか…」

男2「大井のぬいぐるみ買えば?」

男1「いらねーよ、コイツ嫌いだもん」

男2「確かにウゼェけど強いじゃん」

男1「意地でもコイツは育てないわ、北上と木曾に頑張ってもらってる」

男2「俺も嫌いだけど強いから仕方なく育ててるわ」

男1「北上と違って不人気だし嫌われてるからこんなに売れ残ってんだろ」

大井「…」

大井「…」じわ…

大井(こんな奴らに嫌われたって悔しくない、泣くな…私…)グスッ

JK提督「どいてもらえます?」

男1「は?」

JK提督「それ、全部買うんで」

男2「大井のぬいぐるみを全部…?変わった女の子だな…」

大井「提督…」




「ありがとうございましたー」

JK提督「わーい、大井さんのぬいぐるみいっぱい!」

大井「…そんなに私のぬいぐるみ買ってどうするんですか」

JK提督「まずあたしの分と、北上さんの分と、むっちゃんも欲しがるかな?あと秘書艦室に置く用と…ラウンジにも置いてみるかな!あとウチの玄関にも!」

大井「…そんなぬいぐるみにこんなにお金かけて…馬鹿みたい」

JK提督「…しょうがないじゃん」

JK提督「好きな人が傷付けられるほどムカつくことはないよ」

JK提督「あたしは大井さんのぬいぐるみを買い占めることでムカつきを抑えられたの」

JK提督「文句ある?」

大井「…ないです」



JK提督「…」スタスタ

大井「…」てくてく

大井(せっかくの提督とのデートなのに…最悪…)

大井(笑って済まそうと思えばできたはずなのに…私が変にいじけちゃったから…)

大井(汽車に乗るお金も、このプラモデルも、ペットボトルのお茶も…全部提督が払ってくれたのに…)

大井(提督に感謝しなきゃいけないのに…)

大井(私のせいで…デートが台無し…)

JK提督「…」

JK提督(なんであたし…こんなにムキになってんだろ…)

JK提督(大井さんが一番ツライはずなのに…)

JK提督(…ごめんなさいの一言が言えない…)

JK提督(あたしってやっぱりダメ人間だなぁ…)


大井(結局ギスギスしたまま鎮守府に帰ってきてしまった…)

大井「はぁ…」

陸奥「あら、帰ってきたの?」

大井「陸奥さん…代理の秘書艦ありがとうございます」

陸奥「いいのよ別に、提督と遊んできたの?」

大井「…」

陸奥「…どうしたの?…まさか、またケンカしたの?」

大井「ケンカというか…なんというか…」

陸奥(うわぁ…提督と大井のケンカほどめんどくさいものはないわ…」

大井「声に出てますけど…」

陸奥「さっさと仲直りしてきなさい、あなたたちのケンカは鎮守府全体に影響を及ぼすんだから」

大井「そんな大袈裟な…」

陸奥「提督とケンカして失踪して艦娘全員に一晩中心配かけさせたのはどこの誰だったかしら!!!!」

大井「うっ…」

陸奥「もうすぐイベントも始まるでしょ!イベント攻略には提督とあなたが必要不可欠なんだから!!」

大井「はぁい…」



大井「とりあえずトイレ行ってから提督に謝りに行こう…」


JK提督部屋

JK提督「よし、謝ろう」

JK提督「待ってちゃダメだ、自分から行かなきゃ」

JK提督「あたしも大人にならなきゃ」

JK提督「大井さんと早くイチャイチャしたいしね!」

ボタンポチー

ドロン

大井「きゃ!?」

JK提督「大井さん!ごめんなさい!あたしのせいでデートを台無しにしてごめん!」

JK提督「また行きたいところ連れて行ってあげるし欲しいものも買ってあげるから許し…て…」

JK提督「…ん?」

大井「ア」



ぶ り ゅ



大井「」

JK提督「…くさーい」


お風呂

大井「…」ちゃぷん

大井「最悪」

大井「最悪最悪最悪!!」ジャバジャバ

大井「あのクソ提督!おっきいのしてるときに呼び出すなんて…」

大井「…クソは私だぁ…」

大井「提督の部屋で脱糞なんて…沈みたい…」ぶくぶく

ガラリ

JK提督「どうです?湯加減は」

大井「…最高です」

JK提督「大井さんのウンチ、片付けといたから」

大井「…うぅ」

大井「へ、変なことしてないでしょうね…」

JK提督「ウンチで変なこと!?ンなことするかぁ!!」

大井「…ならいいですけど…スミマセン、またカーペット汚してしまいましたね…」

JK提督「いやいや、急に呼び出したあたしが悪いんだし!おしっこのときと一緒だし…」

大井「…まぁ、許してあげましょう」

大井「なので提督も私のこと許してくれませんか…?」

JK提督「許すもなにも…悪いのあたしだし…」

大井「提督は落ち込んでる私を元気付けるために私のぬいぐるみを買ってくれたんですよね」

大井「それなのに変にスネた私が悪いんです…」

JK提督「…とりあえずあたしもお風呂入っていい?裸で語り合おうか」

大井「…そうですね、ばっちこい!」


大井「というわけで仲直りしました」

陸奥「やっと茶番が終わったのね」

大井「茶番って…」

陸奥「茶番よ」

利根「茶番だな」

龍驤「茶番やな」

島風「茶番だねー」

加賀「茶番ね」

大井(…提督とケンカするとケンカのダメージより、みんなからのこういう扱いの方がダメージ大きい…)


秘書艦室

大井「…」そろりそろり

北上「…」

大井「お、上手くいきました」

北上「ねー大井っち、何してんの」

大井「今北上さんを作っているんですよ」

北上「なんでいきなりプラモデルなんか…」

大井「北上さんの美しいボディを完成させたくてですね」

北上「北上さんの美しいボディだったらここにあるじゃんか」

大井「あっズレた!」

北上「…聞いてんの?」

大井「ん?何ですか北上さん」

北上「もーいーよぉ」



北上「大井っちが構ってくれない」

球磨「…珍しいクマね」

多摩「ケンカするのは大井と提督だけで十分ニャ」

北上「別にケンカしてるわけじゃないけどさー」

球磨「大井も大人になったってことクマ、北上にじゃれるのも時と場合をわきまえるようになったクマね」

北上「でも提督とはさぁ、時と場合わきまえずにイチャイチャしてるもん」

多摩「アレは本物のバカップルだからニャ」

北上「別に提督とイチャイチャするぶんには構わないんだけど…」

北上「最近あたしに甘えてくれないんだよねぇ…」

木曾「だったら嫉妬させりゃいい」

北上「え?」

木曾「北上が他の艦娘と親密になりゃあ、大井も妬いてくれるさ」

北上「なるほど…やってみる価値はありそうだね」

球磨「…ほどほどにしとけクマ」


大井「提督、次回のイベントについてちょっと真剣に話し合ってみませんか?」

JK提督「そだね!全海域クリアしたいし、なんか甲勲章ってのもあるみたいだし!」

大井「では間宮食堂で飲み物でも飲みながら…」

JK提督「ファミレスにたむろする感じでね!」

北上(お、じゃあ間宮食堂であたしが他の艦娘とイチャイチャするのを大井っちに見せつければいいんだね!)

北上(よぉーし、やるぞ!妬け大井っち!)



北上「誰がいいかな…」

陸奥「♪〜」てれんこてれんこ

北上「お、むっちんかぁ…よし」

北上「ねぇむっちん、今いい?パフェの割引券あるんだけど一緒に間宮食堂へ行かない?」

陸奥「え?私と?」

北上「Yes」

陸奥「大井とは行かないの?」

北上「今日はむっちんと行きたいの!」

陸奥「そーなの?じゃあ遠慮なく…」



からんころん

間宮「いらっしゃいませー」

北上(おー、大井っちと提督が仲良く作戦会議やってるねぇ)

北上(よし、見せつけちゃる!)



陸奥「パフェ美味しいわね」

北上「そだねー」

北上(むっちんとイチャイチャ…何すればいいんだろ…)

北上「むっちん、最近可愛くなったよねぇ〜」

陸奥「…え?いきなりどうしたの?」

北上「いや、素直な感想を…」

陸奥「そう?」

北上「うん…」

北上「…」

北上(なんかあたしが恥ずかしくなってきた!!)


陸奥「ねぇ…相談があるんだけど」

北上「ん?なに?」

陸奥「私って今、練度98なんだけど…ケッコンってしてもらえるのかな…」

北上「え、どゆこと?」

陸奥「私はもっと強くなりたいし、提督ともっと仲良くなりたいからケッコンカッコカリしたいんだけど」

陸奥「大井と提督の関係を壊さないか心配で…」

北上「…あー、それなら大丈夫だよ」

陸奥「そうなの?」

北上「あの二人はケッコンカッコカリ以上のトンデモない愛で結ばれてるからねぇ」

北上「提督がどれだけ他の艦娘とケッコンしようが大井っちには関係ないよ」

北上「ていうか提督と大井っちが次のケッコンはむっちんだねって言ってたし」

北上「心配ご無用さー」

陸奥「ほ、ホント?」

北上「ホントホント」

陸奥「わぁ、ありがとう北上!安心できるわ!」

北上「喜んでもらえてあたしも嬉しいよ〜」



陸奥「ぷはー!パフェ美味しかった!割引券ありがとね北上!」

北上「どいたまー」

陸奥「北上とこうして話すのも久しぶりだったし、楽しかったわよ」

北上「あたしも〜、むっちんの悩み聞けてよかったよ」

陸奥「おかげで色々助かったわ!じゃあまたね!」

北上「うーい」

北上(大井っちは…?)

大井・JK提督「あーしてこーして」ペチャクチャ

北上「…全然妬いてなさそう」


北上(むっちんは大人っぽいし、大井っちもむっちんにお世話になってるから嫉妬の対象にはならないのかも…)

北上(よーし…こうなったらちびっちゃい駆逐艦を甘やかして大井っちを嫉妬させてやる!)

暁「♪〜」てちてち

北上(暁かぁ…よし!)

北上「ねぇ暁」

暁「うわぁ!?びっくりした!」

暁「なに?北上さん」

北上「あのさぁ、パフェ奢ってあげるから間宮食堂でお茶しない?」

暁「暁と二人で?」

北上「Yes」

暁「大井さんとじゃないの?」

北上「暁と行きたい気分なの!」

暁「はぁ…」



からんころん

間宮「いらっしゃいませー」

北上(大井っちはまだ提督と作戦会議中…イケる!)


暁「このパフェ食べていいの?」

北上「うん、好きなだけ食べな〜」

暁「ありがとう!北上さん!」

北上「いえいえ〜」

北上(さて…暁とどうイチャイチャするか…)

暁「おいひーい!」

北上(…こんなちっちゃい子とイチャイチャって…どうやるんだ…)

北上「お」

北上「暁、ほっぺにクリームついてるよ」

暁「え?」

チョイ

北上「ほら取ってあげたからもう大丈夫」

暁「あ、ありがとう!」

北上(そうだ!この指で取ったクリームをあたしが食べれば…!)

大井「…」じー

北上(お!大井っち見てる!今だ!)

北上「あんむ」ぱくり

暁「ちょ!北上さん!なにしてるの!?なんか恥ずかしいよー!」

北上「いやいや、出来心でね」ニンマリ

大井「…」じー

北上(さぁ大井っち!妬け!!)

大井「提督、今の見ました?」

JK提督「見た見た!暁ちゃんのほっぺについたクリームを北上さんがぱくり…微笑ましい光景だねぇ〜」

大井「なんかお姉ちゃんと妹みたいですよね!和みます〜」

北上(妬いてなーーーーーーーい)


北上(だめだ…暁が幼すぎたかな…)

暁「北上さん…」

北上「ん?なに?」

暁「北上さんは暁を子供扱いしないの?」

北上「え?なんで?」

暁「だって、みんな暁を子供扱いするし…さっきのクリームをほっぺにつけちゃうのも子供っぽいじゃない…」

北上「そーお?」

暁「暁はいつまでたっても子供なのかな…」

北上「そんなことないよ、みんな必ず大人になるから」

北上「みんな暁のことかわ好きだから可愛がりたいんだよ」

暁「それって見た目子供だからでしょ?」

北上「違う違う、えーとねー…」

大井「…北上さんがお悩み相談してる…」

JK提督「強くてカッコいい北上さんからアドバイスもらえると絶対頑張れるよね」

大井「流石北上さんです!」



暁「…なるほど!なんか自信出てきた!ありがとう北上さん!」

北上「そりゃよかった、暁なら立派なレディになれるよ」

暁「北上さんって駆逐艦をウザがってるし、怖い人かなって思ってたんだけど」

暁「本物はすごく良い人なんだね!北上さん大好き!」

北上「よせやい、照れるぜ」

暁「また一緒にお茶しましょ!今度は暁が奢ってあげるんだから!」

北上「ははは、楽しみにしてるよ〜」

北上「…」チラッ

大井・JK提督「…」ニヤニヤ

北上(妬いてるどころかなんか和んでるし…)


北上(やっぱり暁相手じゃ大井っちを妬かせることはできなかったか…)

瑞鶴「♪〜」ズイズイ

北上(お、今どきガールのズイズイがいる…彼女にしよう)

北上「ねぇズイズイ」

瑞鶴「なに?」

北上「パフェの割引券あるから一緒に食べにいかない?」

瑞鶴「私と?大井じゃなくていいの?」

北上「今はズイズイとお茶したい気分なの!」

瑞鶴「ふーん…ま、いいけど」



からんころん

間宮「いらっしゃ…」

間宮(北上さん、今日の来店率高い…)

北上(大井っちと提督は作戦会議が終わって、のんびり談笑…)

北上(よし、見せつけちゃる!!)


瑞鶴「パフェおいしー!割引券ありがとね!」

北上「いいってことよ〜」

瑞鶴「そういえばね!この前加賀がね!」

北上「うんうん」



瑞鶴「そのとき加賀がね!」

北上「へぇへぇ」



瑞鶴「そしたら加賀ったらさぁー」

北上「あらまぁ」



瑞鶴「結局加賀がね〜」

北上「…」

北上「あのさぁ、ズイズイってなんでそんなに加賀さんと仲が良いの?」

瑞鶴「へ?」

北上「一応ゲームでは加賀さんとズイズイは仲悪いはずなんだけど…」

瑞鶴「…さぁ、私がこの鎮守府に来たとき加賀がスッゴイ親切にしてくれたから」

北上「確かにうちの鎮守府の最初の正規空母は加賀さんで次がズイズイだもんね」

瑞鶴「正規空母が私たちだけのときが少し長かったから…自然と親友に」

北上「ま、良いことじゃないか〜」

瑞鶴「まぁ加賀のことは本当に信頼してるしね」

北上「提督と大井っちみたいな関係?」

瑞鶴「………」かぁぁぁぁぁ

北上「へ?なに?顔真っ赤だけど…」

瑞鶴「え、え、え、え、え、え、え、え、…エッチなんか…してないし…!」

北上「えぇ…そんなこと聞いてないけど…」

瑞鶴「加賀とエッチなんかしてないしー!!!!!」ダダダダダッ

北上「ちょっと!?どこ行くの!?待ってよー!!」

JK提督「え?なに!?」

大井「何か瑞鶴さんがものすごい発言を…」


北上「あら、ズイズイを見失ってしまった…」

北上「もしかして提督と大井っちの関係=エッチする関係…ってな意味でとらえたのかな…」

北上「なんか…ズイズイの反応がわかりやすすぎる…」

北上「というか提督と大井っちがエッチをする関係というのを鎮守府のみんなが公認してるってのがスゴく面白い」



北上「あ、加賀さん」

加賀「あら、こんにちは」

北上「ズイズイ見なかった?」

加賀「実は私も瑞鶴のことをさがしているところなの」

北上「そっかぁ」

加賀「どこいったのかしら」

北上「ねぇ、加賀さんってさぁ、ズイズイとエッチしてんの?」

加賀「…ッ!?」かぁぁぁぁぁ

北上「わぉ、顔真っ赤」

バチーーーーーン!!!!!

北上「ぎゃ!?背中痛い!!!!」

加賀「誰ですか!そんなこと言った者は!」スタスタ

北上「ぎえ…照れ隠しに思いっきり背中叩かれた…」

北上「装甲が薄いから痛い…」

北上「てか…否定しないんだね…」ガクッ



北上「あ゛!本来の目的を忘れてた!!」ガバッ

お待たせしてすみません

のんびり書いてある程度区切りが出来たところで書き込みをするので

たまに覗く程度に来ていただけると良いかと


その後、北上様は数日に渡って他の艦娘たちと仲良く絡みましたが

大井っちは決して妬くことはありませんでした

そして北上様に甘えることもありませんでした

北上「な…なんで…」ガクッ

北上「なんで大井っちは嫉妬してくれないの…」

北上「球磨姉さんの言う通り…大井っちが大人になったってこと?」

北上「姉のあたしがいなくてもやっていけるってこと?」

北上「…じゃあ、あたしも大人にならなきゃ…」

北上「…」

北上「そんなん無理!!大井っちの愛が欲しい!!!」

北上「あの妙に歪んだような大井っち特有の愛を、あたしの身体が欲している…」

北上「大井っちが甘えてくれないのなら…あたしから貰いにいってやる!」


秘書艦室

ガチャ

北上「大井っちぃー」

大井「あら北上さん、どうしたの?」

北上「最近大井っち、甘えてくれないよね」

大井「そう…だったかしら?」

北上「大井っちはあたしのこと嫌いになったの?」

大井「そ、そんなことあるはずないじゃないですか!!私は北上さんを今も昔も愛していますよ!!」

北上「じゃあなんで他の艦娘と仲良くしても嫉妬してくれないの!?」

北上「いつもの大井っちなら『私の北上さんに何てことをォォォ!!??』って怒り狂うのに!」

大井「いや怒り狂ったことはないと思いますけど…」

大井「わ、私はこの鎮守府で一応、1番上に立つ艦娘であるので…」

大井「…いつまでも北上さんに甘えっぱなしというわけには…大人にならなきゃいけないのです」

北上「…ふーん」


北上「そうかい」

北上「ならあたしは子供のままという訳ですか」

大井「え?どうしたんですか北上さん」

北上「…ッ!」ぎゅー

大井「わっと!?北上さん?いきなり抱きついてきてどうしたんです?」

北上「…あたしは子供だから、定期的に大井っちと密着してないと寂しくて死んじゃうの」

北上「突き飛ばしても無駄だよ」

北上「あたしが満足するまで何度でもくっつくから」

北上「大人の大井っちなら、子供のあたしのワガママ聞いてくれるよね」ぎゅう

大井「…」

北上(プライドもへったくれもないけど、あたし自身が大井っちとこうしてないと苦しいから…しょうがないよね)

ポタッ

北上(ん?あたしの頬に何かが当たった…?)

北上(これは…涙?)

北上(大井っち…あたしの気持ち、わかってくれたのかな…?)チラッ


大井「うへへへへへへへへへ」にへら

北上「 ! ! ? ? 」ビックゥ

北上「なに…その気持ち悪くもあり懐かしい笑顔…」

北上「これ、涙じゃなくてヨダレ…」

大井「やっと甘えてくれましたね、北上さあん」

北上「え?え?」

ガチャ

JK提督「うまくいったみたいだね、大井さん」

大井「はい!」

北上「提督!?…どおいうこと?」



回想

大井「北上さんに甘えて欲しい!」

JK提督「ほぉ」

大井「しかし北上さんから私に、というのが難しいですよね…」

JK提督「押してダメなら…引いてみな!」

大井「え?」

JK提督「読んで字のごとく!大井さん大好きな北上さんなら絶対に甘えてくれるよ!」



大井「提督の言ってくれたとおり!北上さんが私に甘えてくれました!」

大井「とても可愛いですぅ〜」

北上「え?え?じゃあ今までのって…」

大井「北上さんに甘えてもらうために、我慢してました!」

北上「うそん…」


大井「ほらほら!北上さん!もっと私に甘えてもいいんですよ?ほら!」

北上「い、いいよもう!」

大井「もう、顔真っ赤にして照れちゃって…北上さんカーワーイーイー!」

北上「ばぁか!大井っちのばぁか!」

大井「北上さんからこないなら、いつも通り私から甘えてあげますからね!!」

JK提督「ふふふ、和むなあ」

北上「大井っちのに余計なこと吹き込むんじゃないよっ!」パコン

JK提督「いで!!」

北上「まったく…」

JK提督「ォゥ…」

北上「…」

北上「ご、ゴメン…痛かった?少し強く叩きすぎたかも…」

JK提督「なんだかんだで優しい北上さん好きー!!」ぎゅー

北上「わ!?ちょっと提督抱きついてこないでよー!」

大井「あ!ズルい提督!北上さんは私のものよー!」ぎゅー

北上「ちょ!大井っちまで!!」

北上「提督!暑苦しいって!足絡めないで!」

北上「んひゃあッ!?大井っち!!耳たぶ舐めないでよぉ!!」

JK提督・大井「ンフフフフフフフフフ」

北上「あかんこれ…」



秘書艦室前

球磨「結局いつも通りクマ」

多摩「北上も大井に甘えて欲しいのか欲しくないのかわからないニャ」

木曾「でも大井がいる限り、アイツはずっと幸せだろうな」

多摩「お姉ちゃんはそんな妹たちを優しく見守るニャ」

木曾「そうだな」

球磨「いや、アナタは妹でしょ…クマ」

そう言えば大井っちのレジンキャストキットフィギュア出来るのか(  ̄▽ ̄)

是非ほしいけど...、13000円か...。

北上様と一合わせて26000円だな…


大井「そういえば明日からイベントですね」

JK提督「そだね!初めてガチで挑戦するから楽しみだね!」

大井「甲難易度…なかなか難しいらしいですが大丈夫ですかね…」

JK提督「フッ」ぽん

大井「な、なんですか?」

JK提督「ここに我が艦隊最強の艦がいるじゃないかあ!!」

大井「わ、私ですか!?」

JK提督「魚雷を放てば敵はひとたまりもなく」

JK提督「夜戦の連撃は戦艦をも叩き落す!!」

JK提督「かぁっこいいなぁ〜!」

大井「そんなの、北上さんもできるじゃないですか!」

JK提督「何言ってんだい、唯一の練度150!!」

JK提督「大井さんの右に出るものはない!!!」

JK提督「我が艦隊の勝利は君にかかっている!」

大井「そ、そんな…照れるじゃないですか…」

JK提督「頬染めちゃって!可愛いなぁ!かっこ可愛い!!」

大井「やめてくださいよ、もうっ」てれっ

JK提督「…というわけで皆さん!!明日からイベントです!!」

龍驤「なんや、今の茶番…」

瑞鶴「今の謎の絡みをみんなの前で平然とやってのけるのが、なんかもう流石よね…」

金剛「なんの集会デスカこれ」


JK提督「えーとね、明日からイベントガチ攻略します!」

JK提督「かなり難しいと聞いてるので、みんなには結構つらい思いをさせると思うけど…」

JK提督「一応バケツも資材もいっぱいあるので!!みんなが頑張って集めてくれたからね!」

JK提督「甲勲章取得が目的だけどみんなの安全が第一!大破撤退は気にしない!!」

JK提督「じっくりこってり、攻略していきましょー!!」

JK提督「絶対取るぞ!甲勲章!!!」

大井「お、おー!」

龍驤「甲難易度でクリア出来るんかいな…」

利根「バケツはあるっちゃあるけど…足りるかの」

加賀「ボーキサイトが少なくて不安です」

吹雪「私、たくさん大破しそう…嫌だなぁ」

島風「乙難易度くらいが無難じゃないの〜?」

金剛「大和Hotelもまだいないし大丈夫カナー」

長門「き…」

陸奥「ん?姉さん?」

長門「貴様らァ!!!なんだその態度は!!!!!」グワッ

陸奥「へ!?」ビクッ


長門「提督が皆で頑張って攻略しようとおっしゃっているのに、口を開けば文句ばかり…貴様らはいつからそんなに偉くなったのだ!!!」

長門「提督に対して失礼だろう!!!!」

大井「長門さん…」

長門「貴様らが毎日楽しく過ごせているのは提督のおかげだろう!!少しは恩返ししようとは思わんのか!!!」

JK提督「長門くん…」

長門「吹雪!!今我々ができる提督への恩返しはなんだ!!!」

吹雪「こ、甲勲章を取ることです!!」

長門「そうだ!!我々が強くなった証、そして我々が一致団結して深海棲艦に打ち勝った証が甲勲章だ!!」

長門「その甲勲章を提督の胸に光らせようじゃないか…!!!」

金剛「そ、そうネ!!ナガモンの言う通りネ!!!」

龍驤「そうや!ウチらだったらできる!!」

吹雪「絶対に提督に甲勲章をプレゼントしてみせます!!!」

瑞鶴「よーし!!気合入ってきた!!!」

島風「おっおー!」

長門「フッ…皆はやればできるのだからな…」

大井「流石長門さんです!みんなの士気が一気に高まりました!」

長門「提督、あとは任せたぞ」

JK提督「長門くんが一番提督に相応しいんじゃないかな」

長門「何を言っている、提督が提督だから皆が付いてきてくれるのだ」

JK提督「あたしこれでも、生徒会長だったんだけどなぁ」

大井「え!?そうだったんですか!?」

長門「提督が生徒会長って…そんなんで学校は大丈夫だったのか…?」

陸奥「姉さんが一番失礼なこと言ってるッ!!!!!」

>>97 >>98

北上さんのフィギュアを9000円もしない値段で買えたんで
大井っちも値下がりするのを待とうかと思ってます


翌日

JK提督「…よし!E-1クリア!」

JK提督「よく頑張ったみんな!!」

JK提督「この調子で行けば…」



JK提督「E-2クリア…ゲージ破壊なかなか出来なかった…」

JK提督「みんな強いはずなのに…やっぱり運悪いのかな…」

JK提督「バケツ、数足りるかな…」



JK提督「E-3は連合艦隊で出撃か!よーし大井さん北上さん!夜戦の連撃を期待しているよ!!!」



1時間後

加賀『飛行甲板に直撃、そんな…馬鹿な』大破

陸奥『ば、爆発なんてしないんだから…もうっ』大破

吹雪『そんな!だめですぅ!』大破

五十鈴『たかが上部兵装を少し失っただけよ!機関部はまだ大丈夫!』大破

利根『直撃だと!?この程度だと吾輩は沈まん!』中破

暁『もう許さない…許さないんだからぁ!』大破

北上『まぁなんて言うの?こんなこともあるよね…早く修理した〜い』中破

JK提督「嘘だろ…全然突破できない…」


JK鎮守府

加賀「くっ…また大破撤退…」

瑞鶴「加賀!大丈夫!?」

陸奥「思ったより資材とバケツの消費が激しいわね…連合艦隊だと尚更…うぅ」

長門「…これは遠征艦隊にフルで活動してもらわないとな…」

島風「あれ?大井っちゃんは?」

電「ドロンしたのです、たぶん司令官さんのところへ行ったのかと…」

ドロン

北上「あ、提督連れて戻ってきた」

JK提督「みんな…大丈夫?」

JK提督「んあ!!!」

JK提督「加賀さんめっちゃケガしてるじゃん!」

加賀「これくらい、どうってことありません」

JK提督「むっちゃんもすごい血が出てる!!早く手当しないと!!」

陸奥「私、運悪いからね…ごめんなさい提督」

JK提督「北上さんの綺麗なおみ足が!!ズタボロに…っ」

北上「砲弾が脚に当たっちゃってね〜、装甲薄いから流石に痛かったよ〜」

JK提督「暁ちゃん!!セーラー服が血に染まって…可哀想に…」ぎゅっ

暁「司令官!暁にくっついたら司令官の制服に暁の血が付いちゃうわよ!」

JK提督「他のみんなもこんなにボロボロに…艦娘の大破を間近で見たの初めてだけど、こんなに痛々しいなんて…」

JK提督「あたしはみんなに何てことを…」

利根「何言っとるんだ!風呂に入ればケガなんか治るだろう!今更気にすることではない!」

五十鈴「軍艦なんて壊れては直して壊れては直しての繰り返しよ、当然でしょ?」

JK提督「もうあたしが深海棲艦倒してくる!!!」

吹雪「司令官なんか木っ端微塵になっちゃいますよ!!危険です!!」

JK提督「だってぇ、大好きなみんなが傷付くの見たくないよぉ〜」

陸奥「痛いのなんて一瞬よ、提督が気にすることなんかないわ」

JK提督「イベントやめよっか…」

北上「あーもう提督〜、だから今更だって〜、中破大破なんてたくさんあったんだから慣れっこだよ〜」

大井「提督は艦娘が中破大破しても『うほっ!中破絵エッロいなぁ〜』って言っとけば良いんですよ!」

JK提督「この惨劇見たらもう中破絵で喜べないよ…」

JK提督「ああーん!!あたしの可愛い艦娘ちゃんたちー!!!」

島風「ダメだこりゃ」

長門「…提督は本当に心優しいお方なのだな、我々をここまで大事にしてくれるとは」

金剛「ワタシは提督に一生ついて行くって、ずっと前から決めてるネー」


JK提督部屋

JK提督「…まさか大破がガチの大怪我だったなんて…」

JK提督「入渠で治るとはいえ、可愛いみんなが血に染まるのは心が痛すぎる…」

JK提督「…しかしそんな考えを持ってたらもう出撃なんてできない」

JK提督「みんなの上に立つあたしはどうすれば良いのか…」

JK提督「…前に学校で観た戦争映画、上官さんはとても厳しい人で体罰は当たり前…」

JK提督「あたしも心を鬼にするべきなのかなぁ…」

JK提督「長門くんみたいな、ガツンと言えるほうが士気があがったりするかな…?」

JK提督「…なにか参考になりそうなものはないかな」カチカチ

JK提督「…」

JK提督「…」

JK提督「…お」

JK提督「これ…面白そう…」

JK提督「あとはあたしがみんなが傷付く姿に慣れるだけ…」


翌日、JK鎮守府

瑞鶴「そろそろ提督さんが学校から帰ってくる時間だけど、イベントやるのかな」

加賀「大破にかなり衝撃受けてたけれど、あれを克服しない限り出撃は無理ね」

瑞鶴「提督さん、優しすぎるからなぁ」

ドロン

瑞鶴「あ、大井が消えた」

加賀「提督を迎えに行ったのね」

瑞鶴「さて、どうなることやら…」

ドロン

瑞鶴「あ、提督きた」

大井「提督?様子が変ですけど…」

JK提督「大井さん、みんなを集めて」

大井「は、はい」

加賀「集合みたいね」


大井「全員そろいました」

JK提督「うむ、ご苦労」

大井「は、はぁ…」

北上「…どうしたの?提督」ヒソヒソ

大井「なんか変に気合が入ってる気がするんですよね…」ヒソヒソ

JK提督「えー、みんな、昨日は取り乱してすまなかった」

JK提督「今日から本気でイベント攻略をする!!」

JK提督「もちろん、君たちがどれだけ傷付こうと、大破しようとあたしには関係ない!轟沈しない限り全力で戦ってもらう!!」

五十鈴「…提督らしくない発言」

島風「無理して言ってる気がするけど」

JK提督「あたしは今までの甘い女提督ではない!!地獄の鬼軍曹だ!!!ビシバシ行くぞ!!!」

金剛「へ?」

吹雪「鬼…軍曹?」

龍驤「軍曹は陸軍やろ」

JK提督「そこおおおおお!!!ペチャクチャ喋るなああああ!!!」

龍驤「ヒイイイイイイ!?」びっくぅ

JK提督「話しかけられたとき以外は口を開くな!!口でクソ垂れる前と後に“サー”と言え!!」

JK提督「わかったか!!!」

「「「さー、いえっさー…(?)」」」

北上(なにこれ)

JK提督「声が小さい!!!」

「「「サー!イエッサー!」」」

JK提督「貴様らそれでも軍艦か!!!大和の砲撃音にも負けないくらい腹から声出せぃ!!!」

「「「SIR! YES! SIR!!!」」」

瑞鶴「ちょっと大井!何よこれ!」ヒソヒソ

大井「私にもわからないですよ!」ヒソヒソ

JK提督「…」ジロリ

瑞鶴・大井「!?」びっくぅ

JK提督「あたしの話…聞いてたか?」

瑞鶴・大井「SIR! YES! SIR!!」


JK提督「よし!今からマラソンだ!!気合い入れてけ!!」

「「「SIR! YES! SIR!!!」」」

JK提督「あたしの掛け声の後に続け!!」

「「「SIR! YES! SIR!!!」」」

陸奥「イベントは…?」ヒソヒソ

長門「まぁ、たまにはこういうのも良いじゃないか、私は嫌いじゃないぞ」ヒソヒソ



ザッザッザッザッ…

JK提督「今日もー鎮守府良い天気ー♪」

「「「今日もー鎮守府良い天気ー!!」」」

JK提督「艦娘たちにー囲まれてー♪」

「「「艦娘たちにー囲まれてー!!」」」

JK提督「ゲーム!」

「「「ゲーム!!」」」

JK提督「ごはん!」

「「「ごはん!!」」」

JK提督「お風呂!」

「「「お風呂!!」」」

JK提督「スキンシップ!」

「「「スキンシップ!!」」」

JK提督「貧乳ディスりはいけないぞー♪」

「「「貧乳ディスりはいけないぞー!!」」」

JK提督「おっぱいは女の象徴だー♪」

「「「おっぱいは女の象徴だー!!」」」

JK提督「瑞鶴!」

「「「瑞鶴!!」」」

JK提督「龍驤!」

「「「龍驤!!」」」

JK提督「吹雪!」

「「「吹雪!!」」」

JK提督「島風!」

「「「島風!!」」」

JK提督「あたしより大きいこと忘れるなー!!」

「「「提督より大きいこと忘れるなー!!!」」」


陸奥「姉さん、ちゃんと声出さないと軍曹に怒られるわよ?」

長門「…掛け声の内容が恥ずかしすぎる…私には無理だ…」

JK提督「ファミコンウォーズがでーるぞー♪」

「「「ファミコンウォーズがでーるぞー!!」」」

JK提督「もっと腹から声出せ!長門を見習え!!」

長門「え!?」

JK提督「艦娘で一番声が出る戦艦長門よ、皆に手本を」

長門「…」

JK提督「返事ィ!!」

長門「SIR! YES! SIR!!!」

陸奥「あらあら…」

JK提督「長門は最強ビックセブーン♪」

長門「ナ、長門は最強ビックセブーン…」

JK提督「おっぱいのサイズもビックセブーン♪」

長門「オッ…お…お…」

JK提督「ん?どしたぁ!」

長門「私には無理だああああああ!!!!」

JK提督「ちょっと長門くん!?どこ行くの!!」

JK提督「あたしは長門を追いかける!掛け声は大井秘書艦頼んだ!」

大井「SIR! YES! SIR!!!」

JK提督「待って長門くーん!!」

大井「…さて、やりますか」

北上「意外とノリノリな大井っち」



ザッザッザッザッ

大井「今日のー提督おかしいぞー♪」

「「「今日のー提督おかしいぞー!!」」」

大井「何かの影響受けているー♪」

「「「何かの影響受けているー!!」」」

大井「でも可愛い!」

「「「可愛い!!」」」

大井「エロい!」

「「「エロい!!」」」

大井「変態!」

「「「変態!!」」」

大井「変態!!!」

「「「 変 態 !!!」」」

北上(今のあたしたち、すごい一体感を感じる)


ザッザッザッザッ…

大井「マラソンなんて久しぶりだけど、こういうのも良いですね」

北上「そだね、初心に帰る感じ」

瑞鶴「それにしても提督さんはどうしちゃったのかしら」

加賀「変な影響を受けたのは確かね」

金剛「でも楽しいじゃないですかー!!まさに帝国海軍ってカンジ!!」

龍驤「いや、明らかにアメリカンスタイルやろ」

長門「…」

吹雪「あ、長門さん戻ってきました!」

JK提督「長門が逃げたペナルティとして全員20周追加!!」

「「「えええーーーーーー!!??」」」

JK提督「文句垂れるなァ!鎮守府グルグル回っただけでバテるとかそれでも軍艦かー!!!」

長門「すまない…みんな…」

五十鈴「目が死んでる…」

陸奥「たまにはこういうのも良いわよね、姉さん」

長門「いやだ…提督早く元に戻って…」


大井「提督…周回終わりました…」ぜぇぜぇ

JK提督「うむ!ご苦労」

JK提督「次は腕立て伏せだ!!」

大井「oh…」

JK提督「あん?」

大井「皆!気合い入れてやりましょう!!」

「「「SIR YES SIR…」」」

大井「声が小さい!!!」

「「「SIR! YES! SIR!!!」」」

北上「なんで大井っちが軍曹化するの…」ぜぇぜぇ


長門「よし、汚名挽回だ」ふんふん

利根「流石…体力あるのぉ」

吹雪「きついです…」

北上「…いつもグータラしてるツケが回ってきた…」

JK提督「…」

JK提督「ねぇみんな、腕立てしながら聞いて欲しいんだけど」

「「「SIR! YES! SIR!!!」」」

JK提督「あ、普通の反応でいいよ」

JK提督「…これからずっと平和に暮らすってのもアリだと思うんだ」

大井「…と言うと?」

JK提督「深海棲艦はこっちから手出さなきゃ攻めてこないし、誰も傷つくこともなく鎮守府でみんなで楽しく過ごすってこと」

大井「…」

JK提督「やっぱり家族同然のみんなが戦いで血に塗れるのは…あたしにとってすごくつらい」

JK提督「みんなが慣れてるとはいえね」

JK提督「…でも、みんながこれまで通り深海棲艦と戦っていきたいって言うのなら、あたしは提督として全力でサポートするよ」

JK提督「みんなが血に塗れるなんて嫌!なんて女々しいこともいちいち言わない」

JK提督「どーかな」

「「「……………」」」


金剛「テートク、ワタシは戦艦ネ」

金剛「戦うために生まれてきまシタ」

金剛「戦艦は、戦いのない平和な世界には必要ないものネ」

金剛「使わない艦は、錆びて朽ちていきマス」

金剛「テートク、ワタシは戦いたい」

JK提督「…」

陸奥「私も金剛と同じ意見だわ」

陸奥「戦闘は危険には変わりないけど、慢心しなければ死ぬことはないしね」

陸奥「これは『ゲーム』なんだから」

JK提督「そっか」

金剛「そして何より、全砲門ファイアーするときがものすごく気持ち良いネ!!戦艦が一番イキイキする瞬間デス!!」

北上「あ、わかる〜、あたしも魚雷ばら撒くの大好きなんだ」

島風「私は風のように駆け抜けて連装砲ちゃんと一緒に戦うのが好きー!」

利根「戦えば強い兵装も手に入るし、何より新しい仲間にも出会えるからな」

大井「…提督が提督だから、これまでもこの先も、何も問題なんてありませんよ」

JK提督「…そっかそっか!」

JK提督「じゃあ…あたしも頑張らないとね!!」

JK提督「よし!!絶対甲勲章手に入れるぞー!!!」

「「「SIR! YES! SIR!!!」」」

JK提督「なら早速海域に出撃だぁ!!!」

「「「………ッ」」」

JK提督「あり?みんなどうしたの?」

大井「あの…マラソンと腕立て伏せで…みんな赤疲労ですぅ…」

JK提督「ありゃま」

汚名挽回しちゃったかー…

>>134
あっ…

汚名返上しなければ…


JK提督「じゃあ今日はみんな頑張ったし終わり!!出撃は明日からね!」

大井「え!?一時間休めば出撃出来ますよ!?」

JK提督「今日は明日に備えて休んで!!以上!!かいさぁん!!!」



大井「提督…」

JK提督「どしたの?大井さん」

大井「今日の提督は素敵でした」

JK提督「え?鬼軍曹が?」

大井「違います」

JK提督「違うんかい」

大井「みんなを家族同然って言ってくれたところです」

JK提督「あー、それ?」

大井「提督は私だけじゃなく、艦娘みんなを大事にしてくれてるっていうことがとても嬉しいんです」

JK提督「あたしが愛されてるからね」ドヤ

大井「そういうところが素敵です」

JK提督「なにー?どしたの大井ちゃん」

大井「…気分がいいので、私とエッチしてもいいですよ」

JK提督「…」

JK提督「…今日はいいや」

大井「なッ!?なんでですか!!そんなハズないでしょう!!提督は変態なんだから!!」

JK提督「そのヘッタクソな誘い方、面白いね大井さん」

JK提督「素直にエッチしてって言えやいいのに〜」

大井「…」

大井「皆に好かれてる提督を独り占めしたいです、エッチしてください」

JK提督「うむ!正直でよろしい!」


JK提督「先にシャワー浴びてきていい?」

大井「なんでですか」

JK提督「運動して汗かいちゃって、制服ベタベタ」

JK提督「ジャージかなんかに着替えてくりゃよかったよ」

大井「いや、このままいただきます」

JK提督「へ?」

大井「汗かいてブラウスが透けてブラが見えてるのも良いですし、むわっと鼻をつくような汗の臭いも尚良し」

JK提督「なに言ってんの」

大井「美味しそう」

JK提督「大井さんの性的趣向が歪み過ぎている…」


翌日、トラック泊地沖

艦隊、夜戦へ突入す



ドンッドンッ…!

吹雪「敵艦の砲撃確認!!」

暁「誰狙い!?」

島風「暗くて見えない…!」

大井「!?」

ヒュルルルルルルルル……

大井「北上さん避けて!!!」

北上「え、あたし?」

ズ ガ ァ ァ ァ ン !!!!

北上「んぎあ…ッ!!」

大井「北上さぁん!!!」

北上「ぐッ…、大井っ…ち、ぃ、ごめん…壊れちゃッた…撃てない…」

暁「北上さん!沈まないように暁に捕まって!!」

島風「大井っちゃん!お願い倒して!!」

大井「……」プルプル

大井「…沈めてやる」



JK提督部屋

大井『海の藻屑となりなさいな!!』

JK提督「やれぇ!大井さん!!!」

ズトンズトン!!!

JK提督「いよっしゃあああああ!!!」ガタン

JK提督「E-3ゲージ撃破ぁ!!」

JK提督「よくボスを狙って落としてくれた大井さん!!」

JK提督「いやぁ、北上さんが大破したときはダメかと思ったよ…」

JK提督「流石大井さん!!愛してる!!可愛いよ!!この制服フェチめ!!」

JK提督「みんなもよく頑張ってくれた!!大好き!!」

JK提督「さて…海域撃破ボーナスは?」

U-511『ドイツ海軍所属、潜水艦U-511です、ユーとお呼びください…少し遠出してきました、よろしくお願いします……』

JK提督「お!JK鎮守府初めての海外艦!ユーちゃんっていうのか…めんこいのぉ」

JK提督「早く会いたい!大井さん鎮守府に連れてって!早く早く早く早く」

ドロン

大井「…」

JK提督「大井さん!早く!」

大井「みんなの前で制服フェチとか言うんじゃないわよこのアホ!!」ベチン

JK提督「痛い!!」


JK鎮守府、入渠風呂

かぽーん

JK提督「いやぁ、バケツ節約のために何時間も風呂に入ってもらってすまないねぇ」

北上「かまわんよ〜、戦った後の風呂が最高なんだから〜」

暁「身体に癒しが染み渡る…」

吹雪「暁ちゃん!今の言葉レディーっぽかったよ!」

五十鈴「いや、オバサンっぽいでしょ」

金剛「E-3…なかなか手強かったデスネー」

加賀「…運が悪かったというのもあると思いますが」

島風「とりあえず大井っちゃんには感謝だねー」

JK提督「いよっ!にっぽんいち!!」ぺちぺち

大井「ほっぺを叩くな」

龍驤「ほれ、提督!連れてきたで」

JK提督「お!ユーちゃん!!」

U-511「あの…初めまして…」

JK提督「そんなに緊張しなくても大丈夫だよぉ…お姉さんが優しくしてあげるからぁ…」ぐへへ

U-511「ヒィ」

大井「変態提督、こんな子までに変なことしないでくださいよ」

JK提督「何か誤解を生みそうな発言だね、大井さん」

JK提督「まるであたしがいろんな艦娘に手を出してるみたいな言い方」

大井「否定できないでしょう」

JK提督「否!!あたしが艦娘を性的な目で見てるのは大井さんだけだ!!!」

陸奥「よくもまぁ大勢の前で堂々と…」

JK提督「あと少しだけ北上さん」

北上「マジカヨ」

JK提督「だって北上さんの健康的な脚、超エロいんだもん」

JK提督「舐めたい」

北上「…あたしの脚舐めるなら大井っちの許可取ってね…」

JK提督「許可をお願いします!」

大井「許可するわけないでしょうが!!!私ですら舐めたことないんですから!!!」

U-511「…」

龍驤「ユーちゃん、引いてるで…」


数日後

JK提督「…ア」

JK提督「アァァァ…」

香取『練習巡洋艦香取です、心配しないで…、色々と優しく、指導させていただきますから』

JK提督「E-4突破…ようこそ香取さん…」

JK提督「でも…少し寝させて…あと3時間後に学校行かなきゃだから…」

JK提督「みんなもお疲れ様…ガクッ」

JK提督「…あ、寝る前に入渠してあげなきゃ…」

JK提督「…」

JK提督「バケツ無くなっちまったよぉぉぉぉ…」


JK鎮守府

大井「…提督もかなりお疲れみたいですね」

北上「バケツも無くなっちゃって…お風呂に行列ができちゃってるよ」

大井「大破した子が優先ですからね、私たちがお風呂に入れるのは何時間後でしょうか…」

北上「イベント…なかなかキツイねぇ」

大井「あとE-5だけですよ!ラスト頑張りましょう!!」



さらに数日後、E-5トラック諸島海域

『戦術的勝利B』

金剛「よぉし!!誰も大破はいない!!BOSSの最終形態に挑みに行くネ!!」

利根「ここまで長かった…もう資材もないぞ…」

吹雪「ですけど、ここからが本番だという情報も…」

陸奥「大丈夫よ、こっちには最強の重雷装艦が二隻もいるんだから」

北上「行こう、大井っち」

大井「えぇ、絶対に提督に甲勲章を渡してみせます」


『撤退』ぴこーん


金剛「エ!?なんで!?」

吹雪「提督から撤退の指示が!」

陸奥「誰も大破していないのに…どうしちゃったの?」

大井「…とりあえず鎮守府へ戻りましょう、提督の指示です」



23時、JK提督部屋

ドロン

大井「提督!なぜ撤退を!?」

大井「て…提督!?」

JK提督「はぁ…はぁ…」ぐったり

大井「どうしたんですか!?大丈夫ですか提督!!」

JK提督「ごめん…意識が朦朧としてきて…艦隊のみんなが大破してるのかしてないのかわかんなくなっちゃって…」

JK提督「一応大事をとって撤退したんだけど…」

大井「わっ、すごい熱!なんとかしなきゃ」

スタスタスタ…

大井「やばっ、お母様上がってきた」



JK鎮守府

ドロン

大井「…」

北上「大井っち!?なんか提督にあったみたいだけど…」

大井「それがすごい熱で…!」

『ガチャ』

母『アンタ!お風呂入りなさいって言って…』

母『ちょっとアンタ!?大丈夫!?どーしたの!』

母『やだすごい熱!とりあえずベッドに横になりなさい』

北上「お母様が提督を発見した模様」

陸奥「提督…大丈夫かしら」

母『もう、何時間もパソコンなんかやってるからこうなるのよ…明日は学校休みなさいね』

母『パソコンも消すからね』

JK提督『ア…ダメ…』

母『ダメじゃない!治るまでパソコンもゲームも禁止!!』

JK提督『ちょっ…ッ』ブツッ…

大井「…あれ?パソコン消されたっぽい?」

北上「そうっぽい」

陸奥「イベントは?」

金剛「提督が復活しないとできないっポイ?」

利根「いつ復活するっぽい?」

龍驤「わからないっぽい」

吹雪「というかイベントは明日で終了ですよ?…っぽい」

北上「…もうダメっぽい」

大井「というか提督の具合が気になるっぽいいいいいいいいいい!!!!!」


北上「あー…」

北上「暇だねぇー」

北上「提督は大丈夫かねぇー」

大井「…あれから3日も立ってますよ、艦これにログインする余裕すらないほど弱ってるんでしょうか…」

大井「心配ですよもう…」

北上「提督がいないと鎮守府は静かになっちゃうよね」

大井「最強のムードメーカーですからねあの人は」

大井「なのに私は…」

大井「提督に甲勲章もあげられないし、弱ってる提督の看病もしてあげられない…」

大井「なんて私は親不孝者なんでしょうか…」

北上「親って…恋人じゃないの?」

大井「提督は提督であり親であり親友であり恋人なんですよ!」

北上「まぁ…言いたいことはわかる」

北上「しょうがないよ、パソコン切られちゃあたしたちは手も足も出せないし」

北上「提督のお母さんがいるんだから、そこまで心配することじゃないと思うけどなー」

大井「でも…でも心配ですよぉ」

北上「ふふふ、その気持ちだけでも提督は嬉しいと思うよ」

大井「提督に何か形になるような恩返しをしたいです…」

北上「形ねぇ」


加賀「あら、二人ともずいぶんノンビリしてるわね」

大井「あ、加賀さん」

北上「んー?その袋に大量に入ってるのなに?」

加賀「チョコレートよ」

大井「チョコ?」

加賀「イベントですっかり忘れていたけれど、バレンタインデーのチョコ作りしようと思って」

加賀「みんな提督にチョコを贈るために奮闘してるわよ」

大井「あ!!!!忘れてた!!!!!バレンタインデー!!!!!提督にチョコ作らなきゃ!!!!!!」

北上「よかったねぇ、恩返し出来るじゃん」

大井「あと北上さんと陸奥さんと…お世話になってるみんなにも作らなきゃ!!!!!」

大井「チョコ買ってきます!!!!!」ドヒューン

北上「やっぱり大井っちの行動力は半端ないねぇ」

加賀「北上は作らないの?」

北上「あたしはお菓子作りとか出来ないからねぇ」

北上「間宮さんか伊良子さんのお店で売られてるチョコ買って、それを提督や大井っちにあげようかなって」

加賀「なら予約を急いだ方がいいわ」

北上「よ、予約?」

加賀「今回の間宮さんのお店はイベントと被って忙しくて、生産数が少ない上に自分で作らず買って済ます艦娘が多いから」

加賀「すぐ売り切れちゃうわよ」

北上「予約してくる!!!」ドヒューン

加賀「…姉妹ね」


北上「え…予約分も売り切れ…?」

間宮「ごめんなさいね、今回予約数がとんでもなくて…生産がギリギリ間に合うか間に合わないかの瀬戸際で…」

伊良子「普通の板チョコならまだ沢山ありますから作ってみてはいかがですか?」

北上「…あたしお菓子作り出来ないよ…」

北上「去年やってたじゃん!間宮さんのチョコ作り講座!アレは?」

間宮「ごめんなさい、今年は忙しくて出来そうにないわ」

北上「まじかぁ…」



北上「どうしよう…せめて大井っちと提督にはチョコをあげたいんだけどなぁ…」

吹雪「わあーん!完全に出遅れたー!」

北上「吹雪?」

吹雪「北上さん!なんですか?」

北上「その手に持ってるのって…」

吹雪「板チョコです!今からバレンタインデーのチョコを作ろうかと」

北上「…あたしも一緒にいい?教えてくれない?チョコ作り」

吹雪「構いませんけど…でも…」

北上「でも?」


駆逐艦寮、台所

わいわいがやがや

暁「まず砕いた板チョコを湯煎してっと…」

電「お湯を入れちゃダメなのです」

敷波「ちょっと型とってくれない?」

綾波「はい、ハート型でいい?」

曙「よし、チョコを冷蔵庫で冷やすわよ」

漣「げげー、冷蔵庫がいっぱいで入らねぇー」

夕立「早く場所変わるっぽいー!チョコ作れないよー!」

時雨「夕立、順番だよ」

島風「今になって焦るなら間宮さんの予約しとけばよかったのにねー」

陽炎「間宮さんのも美味しいけど、やっぱり自分の手作りにこだわるのがいいのよ」



北上「どしえ…すごい混んでる…」

吹雪「しまった…これじゃいつまでたっても作れない…」

北上「駆逐艦、いっぱいいるからね」

吹雪「どうしよう…」

北上「軽巡寮の台所行ってみる?」

吹雪「え?私使っていいんですか?」

北上「あたしが許可する、…空いていたらの話だけど…」


軽巡寮、台所

わいわいがやがや

球磨「混ぜるクマ〜」

多摩「ちょ、姉さんチョコが跳ねてるニャ!」

川内「お、那珂の可愛くて美味しそうじゃん、一口…」

那珂「ああん!那珂ちゃんのつまみ食いしちゃダメー!」

夕張「機械いじりは得意だけど…お菓子作りは難しいわね…」

五十鈴「夕張って器用だし、こういうのも向いてるんじゃないの?」



北上「げー、ここも混んでる…」

吹雪「諦めましょう…」

北上「重巡寮や空母寮行ってみる?」

吹雪「同じような状況だと思いますけど…」

吹雪「特に空母寮なんか…赤城さんや加賀さんがいますし…」

北上「台所、独占してそうだよね」

北上「この調子じゃ戦艦寮の台所も借りられないなぁ…」

吹雪「間宮さん所の台所はどうでしょう」

北上「たぶん間宮さんは鎮守府で今一番忙しいと思うから無理だよ」

吹雪「うー…」

北上「そだ!ラウンジにある足柄さんのBARにもキッチンがあるぞ!」

吹雪「貸してもらえますかね…」


ラウンジ・BAR

足柄「バレンタインデーチョコに必要なもの…それは愛!!!」

足柄「世話になった先輩…仲の良い友達…大切な姉妹…大好きな恋人…どんな人にあげようと、愛は最高の隠し味になるのよ!!!」

三日月「な、なるほど」

瑞鳳「タメになります!」

衣笠「愛とか恋とかいいから早く作り方教えてよ〜」

北上「…なにこれ」

吹雪「『足柄姉さんの愛のチョコ作り方講座』…ですって」

北上「…仕方ないけど足柄さんに教わりながらチョコ作ろっか」

吹雪「作れるならそれしかないですね」

羽黒「申し訳ございません…足柄姉さんの講座は事前予約制で…」

羽黒「本日はもう予約でいっぱいなんです…ごめんなさい…」

北上「おー…まいがー」

吹雪「そんな…」


吹雪「そういえば秘書艦室の付近に共同の台所ありましたよね?」

北上「あー、多分大井っちが使ってるよ」

北上「あたしが言えば貸してくれそうな気がするし、行ってみよっか」

吹雪「はい!」



木曾「…」そそくさ

北上「ん?キソーどしたの?」

木曾「そこの台所で大井が恐い顔してチョコ作ってんだよ…」

吹雪「恐い顔?」

大井「ああんもう!!!」ガタンッ

吹雪「ひえっ」

大井「マズイ!!こんなんじゃ提督や北上さんに喜んでもらえない!!また一から作り直し!!」

大井「どうしたら美味しく綺麗に作れるのよまったく!!!」

北上「あー、これはあたしも声かけられないわ…」

吹雪「なんか…昔の大井さんって感じです…」

北上「提督を好きになる前の大井っちだねありゃ」

木曾「懐かしいな」

吹雪「ほか、あたりましょう…」


吹雪「下の階にも共同台所ありましたよね?」

北上「果たして使えるのだろうか…」



吹雪「…案の定、使われてますね」

北上「あれはなんの集まりだろうか」



千代田「千歳姉ぇはどんなチョコが喜ぶかなぁ」

筑摩「私は利根姉さんにハート型チョコをプレゼントします!」

山城「フッ、今どきハート型なんて古いんですよ、私が扶桑姉様にプレゼントするのは扶桑型戦艦艦橋チョコよ!」

比叡「そんなの作れるの…?私のは超弩級の愛情たっぷり!!金剛お姉様LOVEチョコレートです!!」ドロォ

千代田「不味そう」

比叡「ハァー!?」

山城「センスが無いのよね、比叡は」

筑摩「バレンタインに艦橋型チョコというのもセンスない気がします」

山城「なんですってぇ!?」ガタッ

千代田「ツバ飛ばさないでよ!千歳姉ぇにあげるチョコに異物が混入するじゃない!!」

比叡「ちょっ!!今千代田のツバが金剛お姉様LOVEチョコレートに入ったぁ!!!」



わーわーぎゃーぎゃー

吹雪「…」

北上「シスコン勢か…流石にあの中に混じってチョコ作りは出来ないな…」


北上「もうさ、明日作らない?」

吹雪「それじゃダメですよ!」

北上「なんでよ」

吹雪「バレンタインデーは14日でもう終わってるんです!みんな今日中にチョコを作って、明日を振り替えバレンタインデーとしてチョコを渡し合うつもりなんです!」

吹雪「明日作るじゃ間に合いませんよ…」

北上「でも…作らないよりマシじゃん」

吹雪「そぉですけど…」

金剛「ヘーイ!北上!ブッキー!なにしてんの?」

北上「あ、金剛さん」

吹雪「…」じーっ

金剛「なに?ブッキー、ワタシの顔になんかついてる?」

吹雪「こういう窮地に追い込まれたとき、金剛さんはものすごく頼りになります」

金剛「えー?照れるネー」くねくね

吹雪「金剛さん、じつは…」

かくかくしかじか

金剛「おー、チョコが作れなくて困ってたデスかー!」

金剛「それなら戦艦寮の台所に来るデース!」

金剛「今戦艦寮の台所を使っているのはナガモンとムッチャンでラストデース!その後に使えばOKネ!」

北上「おぉ…ホントに金剛さん頼りになる…」

吹雪「金剛さんありがとうございます!!これで間に合います!!」

金剛「よーし!戦艦寮へLlet's go!!!」


戦艦寮、台所

金剛「…」

北上「…」

吹雪「…」

長門「…」べとべと

陸奥「…」べとべと

金剛「…な、なんで、台所がチョコまみれなんですか?」

長門「陸奥が作ってたチョコが爆発したのだ」

陸奥「だから火遊びはやm」

金剛「なんでチョコがExplosionするんデスかああああああ!!!!!」うがー

陸奥「キャー!ごめんなさい!!」

長門「これは掃除しないと台所は使えんな…」

金剛「Sorry…しばらく台所は使えそうにないネ…」

北上「ははは」

吹雪「ははは」

金剛(全然笑ってない…)


北上「もう!むっちんのバカ!アホ!」

吹雪「せっかく台所が使えるかと思ったのに…」

北上「…あ゛!!吹雪!!袋の中の板チョコ!!」

吹雪「え?…ああー!!溶けてるぅぅぅ!?」

北上「…まぁそれもそうだよね…冷蔵庫にも入れず、ずっと持ち運んでいたんだもん」

吹雪「ああんもう私のバカ!台所確保できるまで冷蔵庫に入れとけばよかった…」

北上「…もう、諦めるしかないのかなぁ」

吹雪「あ…大井さん、まだチョコ作ってますよ」

北上「ホントだ」

大井「ふぅ…重巡の皆さんの分完成…」

大井「次は戦艦と空母の皆さんの分を…」

大井「やっぱり大きめのサイズが喜ばれるかな…?」

大井「…よし、取り掛かろう」

吹雪「まさか大井さん、艦娘全員分を…!?」

北上「みたいだね、流石大井っち」

吹雪「これ…大変ですよ!?艦種によって作り方変えてるみたいですし!間宮さんの仕事並みですよ!」

北上「…大井っちはホントに優しい子だよね」

吹雪「いいんですか?北上さん」

北上「へ?」

吹雪「こんなに頑張ってる大井さんからチョコをもらうだけでいいんですか?」

吹雪「こちらも感謝の気持ちを込めてチョコを贈るべきです!!」

北上「…吹雪の言う通りだね、みんなが寝静まって、台所が空いたら徹夜で作ろう」

吹雪「はい!」

北上「…ん?なんか秘書艦室から聞こえない?」

吹雪「…なんか微かに聞こえますね」

北上「行ってみよか」


ピリリリリリ…

北上「あ、こりゃ鎮守府電話の音だ」

吹雪「大井さん、呼んできますか?」

北上「あたしが出るから大丈夫」

ガチャ

北上「もしもしー?」

JK提督『あ、その声は北上さん?』

北上「提督!?久しぶりー!具合大丈夫?」

JK提督『あたしはもう完全回復だよ〜、お母さんに没収されてたノートパソコンも帰ってきたし』

北上「あ、パソコン没収されてたんだ」

JK提督『大井さん呼び出そうと思ったんだけど、またトイレに行ってるとまずいから電話したんだけど…大井さんはトイレ?」

北上「いや、違うけど呼んでくる?」

バッ

北上「わ、ちょっと!?」

吹雪「司令官!」

JK提督『ん?吹雪ちゃん?』

吹雪「お願いがあります!」

JK提督『お願い?』


翌日、秘書艦室

大井「んはぁ〜〜〜〜〜♪」

大井「チョコおいち〜〜〜〜〜♪」

大井「金剛さんのはしっとり大人の味ぃ」

大井「加賀さんのはアーモンド入りのビターな味ぃ」

大井「利根さんのはトロけるような甘〜いホワイトチョコぉ」

大井「五十鈴のはミルクとビターの二段でコクのある味わいぃ」

大井「暁のはシンプルなミルクチョコだけど色んな形があって楽しいぃ」

大井「色んな人から食べきれないほどチョコもらって幸せですぅ〜♪」

大井「仕事をしながらおいちいチョコを摘む生活が始まる…これだからバレンタインデーは好きなのよねぇ」

大井「皆さんも私のチョコ喜んでくれたし、よかったよかった」

大井「…あと提督と北上さんと吹雪にチョコを渡せてないなぁ」

大井「提督はぶっ倒れてるけど、北上さんと吹雪はどこに行ったのかしら…」


ガチャン

大井「ん?どちらさま?」

北上「やっほー、ハッピーバレンタイン大井っちぃ」

吹雪「失礼します!」

大井「北上さん!吹雪!どこ行ってたんですか?」

北上「ちょっとねぇ〜」

吹雪「スゴイ数のチョコですね…」

大井「艦娘全員にもらいましたからね、嬉しい限りです」

北上「大井っち、モテモテ〜」

吹雪「流石です、みんなの頼れる秘書艦ですからね」

大井「えへへ」

大井「あ、はい!北上さんと吹雪の分のチョコです!」

北上「やったぁ〜、大井っちからもらったぞぉ」

吹雪「ありがとうございます!いただきます!」

北上「じゃあ大井っちにはあたしの手作りチョコを…」

吹雪「私も!いつもお世話になってます!」

大井「ありがとうございます!嬉しいです!」

北上「大井っちの食べていい?」

大井「いいですよ、私も北上さんと吹雪の食べてみます」

吹雪「お口に合うといいですけど…」

大井「いただきますー」

北上「んんん!大井っちのおいちい〜!」

吹雪「ほああ…この甘〜い口どけ…優しい味でふぅ〜」

大井「北上さんのチョコは愛の味がしますぅー!!おいちい!!」

北上「ふふふ、たっぷり愛情を込めたからね!」

大井「吹雪のもなかなか…クッキーがまぶしてあるわね!食感がたまらない…」

吹雪「やったぁ!大成功です!」

大井「あぁ…幸せ…」


大井「これ言っちゃなんですけど、北上さんってあまり料理とか得意じゃないですよね?こんなに美味しいの作れるなんて、吹雪に教えてもらったんですか?」

北上「今回は提督に教えてもらったんだぁ」

吹雪「私もです!」

大井「…ん?提督は寝込んでるハズですよね…?」

北上「今ならドロンできると思うよ?提督のところに」

大井「え?」




JK提督部屋

ドロン

JK提督「お、大井さんキタ」

大井「提督!?」

JK提督「おひさ〜、元気だった?」

大井「提督ううううううう!!!!」むぎゅううう

JK提督「ぐへあ、苦しいよぉ」

大井「無事なんですか!?もう大丈夫なんですか!?」

JK提督「うん、ただの熱だったみたい」

JK提督「ごめんね、今回もイベント制覇できなかったね…」

大井「提督が元気ならそれでいいんですよおおおおお」

JK提督「愛が重いぜィ」


JK提督「あ、はい大井さん!バレンタインチョコ!」

大井「わぁ!ありがとうございます!」

JK提督「具合悪くてバレンタインのことすっかり忘れてて、急いで用意したものなんだけどね…」

大井「んふぁ…めっちゃ甘くて美味しいですよ♪」

JK提督「よかった、他のみんなの分もあるから鎮守府に運ぶの手伝ってくれる?」

大井「もちろんです!」

JK提督「全員分だから量が多いけど…」

大井「全員分買ったんですか?金銭面大丈夫ですか…?」

JK提督「材料費で結構かかったけど、あたしの愛でほとんどPriceless!!」

大井「ん?材料費?コレって市販のチョコじゃないんですか?」

JK提督「いや、あたしが作ったやつだけど」

大井「…エ?プロの職人が作ったチョコじゃないの?」

JK提督「あたし」

大井「…まじですか?」

JK提督「うむ」

大井「…病み上がりでプロ並みに美味しいチョコを艦娘全員分作った…ということですか?」

JK提督「そんなぁ大したことじゃないよ」

大井(この人ッ…料理にパラメータ全振りしてる…!!!)


JK提督鎮守府

大井「なるほど…それで提督の家の台所でチョコの作り方を教えてもらったんですか」

吹雪「はい!」

北上「提督のおかげで自分でも満足のできるチョコを作れたよ〜」

JK提督「大井さんのチョコ甘〜いぃ、愛をたくさん感じる」もぐもぐ

大井「提督は料理だけは一人前ですね、料理だけは」

JK提督「それ褒めてんの?ホワイトチョコぶっかけるよ?」


北上「いやー、バレンタインは大成功に終わったなぁ〜、よかったよかった」てくてく

北上「やっぱり一番チョコをもらってたのは大井っちと提督だったなぁ、モテモテバカップルめ〜」

北上「さぁ部屋に戻って大井っちと提督と吹雪にもらったチョコをしっかり味わいながらいただきますかぁ」

北上「ん?あたしと大井っちの部屋の前に荷物がたくさん…」

北上「あ、これチョコだ、大井っち宛かな?」

北上「冷蔵庫に入れといてやるかぁ」

北上「…ん?」


『北上へ』

『北上さんへ』

『北上さんお世話になってます!』

『ハッピーバレンタイン北上』

『北上へ、美味しく食べてね』


北上「へ?あたし宛?」

北上「ほかのも…全部あたしへのチョコだ…」

北上「なんで…?」


五十鈴「あ、いた!」

北上「あ、五十鈴」

五十鈴「それ全部北上のチョコ?モテモテじゃん」

北上「謎なんだけど」

五十鈴「はい、チョコあげる」

北上「え?五十鈴もくれるの?」

北上「ありがとう…でもお礼用意してないよ?」

五十鈴「いいのよお礼なんて、アンタには結構世話になってるし」

北上「あたし何もしてないよ?」

五十鈴「…北上って自由奔放って感じするけど、意外と艦種問わず信頼されてるわよ?」

北上「まじで?」

五十鈴「ええ、よくみんなの相談のってたりするでしょ?」

北上(…あれは大井っちの気を引くためであって…)

五十鈴「まぁ提督と大井と北上の3馬鹿トリオの中では一番マトモだしね」

北上「ん?3馬鹿トリオ?」

五十鈴「実際に北上にこんなにチョコが届いてんだから、信頼されてる証よ」

北上「ねぇ待って、あたしたちって3馬鹿トリオって言われてんの?ねぇ」

五十鈴「これからも頼りにしてるわ北上、じゃあね!」

北上「ねぇ待ってよ!確かにあの二人はバカップルだけどあたしは別にバカじゃないよねぇ!?なんでバカにくくられてるの!?誰が言ってたの!?誰が言い始めたの!?ねぇ五十鈴ぅぅぅー!」


JK鎮守府

JK提督「ふあぁ…イベントも終わったし、鎮守府にまた平和が訪れたのぉ」

大井「次のイベントこそ、制覇しましょうね!」

JK提督「自分の体調にも気をつけるよ〜」

大井「もう心配かけさせないでくださいよ…?」

JK提督「鎮守府は天気が良いしサイコー」

大井「人の話聞いてんのかしらまったく…」

響「やぁ」

JK提督「響ちゃん!遠征の帰り?お疲れ様!」

響「バケツ持って帰ってきたよ」ちゃぷん

大井「助かります!」

響「お風呂の倉庫に置いてくるね」

JK提督「…あ、バケツ貸して!あたしが片付けるから!」

響「え?」

大井「…?」


JK提督「ほお、これが高速修復材かぁ〜初めてまじまじ見た」

JK提督「くんくん…あぁ、なんかいい匂い…」

大井「艦娘はその匂いが大好きですからね」

JK提督「触ってみよ〜」

ぬりゅん

JK提督「おお!原液はヌルヌルしてるんだ!ローションみたい!」

大井「一瞬でお湯に溶けるんで心配ないですよ」

JK提督「あはぁ〜、ぬるぬる〜」

JK提督「…」

大井「…?」


〜〜〜〜〜

大井「ぐっ…、大井、帰還しました…!」

JK提督「大井さん大丈夫!?大破するまでよく頑張ったね…!バケツ用意してあるから大丈夫!すぐ入渠しよう!」

大井「あり…がとぉござぃます…」フラフラ



入渠風呂

JK提督「ほら、脱がしてあげる!」

大井「うう…いたたた…」

JK提督「もう少し辛抱だよ!バケツですぐ治るから!」

大井「ハイ…」


大井「では高速修復材用の湯船に…」

JK提督「いや、こっちにおいで!」

大井「…え?」

JK提督「ホラ、このマットの上に座って!」ぽむぽむ

大井「え?え?何このマット」

JK提督「いいから座って」

大井「はい…」

JK提督「大井さんの身体…可哀想に…すぐ治すからね!」

大井「はぁ」

JK提督「高速修復材を手にとって…」ぬりゅーん

大井「え、なにしてるんですか」

JK提督「大井さんの傷口に塗り込む」ぬりょ

大井「んひあッ…!!しみるぅ…ッ!痛いですよ!!」

JK提督「大丈夫大丈夫!傷がだんだん癒えていくよ…!すごいね高速修復材」ぬりゅぬりゅ

大井「あ…あんッ…」

JK提督「ここの傷にも…しっかり塗りつけて…」

大井「いぎッ…」びくん

JK提督「痛い?安心して、あたしがいるから!」

大井「いや、しみるんですって!!」

JK提督「ほぉら、だんだん元の大井さんの綺麗な身体に戻ってきたよ」ぬりゅぬりゅ

大井「手つきがいやらしくないですか…?」


JK提督「あら、おっぱいにアザがあるね…これも治さないと」

もにゅる

大井「きゃっ!?」

JK提督「よくおっぱいに塗りこまないと…」

ふにゅる…くにゅ…

大井「あや…は…んっ…!」

JK提督「これで綺麗なおっぱいに元どおり!」

大井「まったく…もぉ…」

JK提督「あり?乳首が勃ってるぞ?これも治さなきゃ」くにくに

大井「んあっ!?いっ…うぁ…」びくびく

JK提督「おかしいなぁ、修復材塗り込んでも勃起がおさまらないぞ?」

大井「ふざけない…んで…んっく」

JK提督「まぁ…乳首以外は完全修復したからオッケーかな」

JK提督「もう痛くないでしょ?傷もアザもないし」

大井「…はぁ…はぁ」

JK提督「大井さん、ヌルヌルでエロいねぇ」

大井「…まだ治ってません」

JK提督「へ?どこ?」

大井「…下半身のここの穴です」くぱぁ

JK提督「ブッ!?」


JK提督(大井さん自ら『くぱぁ』を…!エッロい…!!!)

大井「ムズムズがおさまらないんですよ、提督ぅ、どうにかしてください」

JK提督「うわ…大井さん大変だよ…穴からオイルが大量に溢れてきてるよ…?」

大井「…壊れちゃったみたいです」

JK提督「それは大変、治さなきゃ!」

JK提督「でもここは高速修復材では治せないんだ…」

大井「ええ!?そんな!提督助けてください!」

JK提督「治す方法はただ一つ!あたしが舐めること!!」

ぢゅるるるるるるるるるッ

大井「んあッ…!!それ…ッ!変になるううううう」

大井「吸いすぎ…!こんなんじゃもっと壊れちゃいますよぉ…!!!」

大井「あぁっ…ん!!てえとく…!気持ちいいですぅぅぅ!!!!」

〜〜〜〜〜




JK提督「…」

大井「あの、提督?どうしたんですか?さっきからバケツなんかじーっと見て」

JK提督「大井さん」

大井「なんですか?」

JK提督「大破してきてくれない?」

大井「ハァ!?嫌ですよ!!!!」

JK提督「高速修復材マットプレイしたいのに…」

大井「アンタは何を考えてるのよ…」


JK提督部屋

大井「…ふむふむ」ペラペラ

JK提督「…」スマホポチポチ

大井「…えー…」

JK提督「…」スマポチ

大井「…もうっなんでよ!」

JK提督「…どしたの」

大井「少女マンガって本当にもどかしいですよね!好きならさっさと告白すればいいのに!」

JK提督「その過程が少女マンガの醍醐味じゃん」

大井「ハァ!?主人公の好きな男の、友達が主人公に告白してきた!?」

大井「しかも主人公心揺らいじゃってるし!」

大井「好きな人がいるならその人だけに突き進みなさいよ!」

JK提督「大井さんがあたしと北川さん、両方を好きなのは…?」

大井「それはいいんです」

JK提督「でしょうね」


大井「ええー!?ありえない!!友達と付き合い始めた!?イケメンなら誰でもいいのかこのビッチ!!」

大井「これだからイマドキの女子高生は…」

JK提督「…あたしもイマドキの女子高生なんだけど…」

JK提督「そんなに主人公が好きな男の人とイチャイチャしたいのが見たいならこの巻からみるといいよ」

大井「…ふむ、うわっ!すごくイチャイチャしてる!友達とは何だったのよ!気になるじゃない!!」

JK提督「そりゃあ飛ばして読んでるんだから」

大井「…」ペラペラ

大井「…」ペラペラ

大井「…」ペラペラ

大井「こいつら、サルみたいにエッチばっかりしてますね」

大井「てか少女マンガなのにこういう表現って大丈夫なんですか?」

JK提督「少女マンガなんてそんなもんだよ」

大井「ホント、イマドキの女子高生は…」

JK提督「あたしと大井さんだってサルみたいにエッチばっかりしてるじゃん」

大井「それはいいんです」

JK提督「でしょうね」

大井「提督だってレズじゃないですか、女の子同士は何もかもが許されるんです」

JK提督「あたし、バイなんだけど…」

大井「え?」


JK提督「…あ!大井さん!」スマホポチポチ

大井「なんですか?」

JK提督「武蔵が見つかったんだって!!」

大井「え?武蔵?」

大井「いつ大型建造なんてしたんですか…?武蔵さんがウチの鎮守府に!?」

JK提督「違う違う、ニュースで戦艦武蔵が発見されたんだって!」

JK提督「渋谷ん海!!」

大井「シブヤン海、です」

大井「…ふむ、実際の武蔵さんが発見されたんですか、これは艦娘の私も興味津々です」

JK提督「大井さんはどこにいるのかなぁ」

大井「南シナ海です、私は敵潜水艦の魚雷で沈みました」

JK提督「…」

大井「…どうしたんですか?」

JK提督「私は沈みましたとか言うなよー!泣いちゃうじゃないかぁー!」

大井「えええ!?大丈夫ですよ!私はここにいますから!」


後日、JK提督部屋

JK提督「おおいざあああああああん!!!!!」

大井「どうしたんですか?提督、慌てちゃって」

JK提督「ニュース!ニュース!大ニュース!!」

大井「なんですか?」

JK提督「戦艦武蔵発見記念で武蔵さんの建造率アップするんだって!!!」

JK提督「公式がついったーで言ってた!!」

大井「なんと」

JK提督「…これはチャンスだと思わない?」

大井「…しかしイベントが終わったばかりで、資材もそんなにありませんよ?」

JK提督「一回はレシピ回せる!!」

大井「その一回に賭けるわけですね」

JK提督「なので艦娘全員に大型建造していいか許可取るから、あたしを鎮守府に連れて行って!」

大井「え?あなた提督なんだから自分の判断でやればいいのに」

JK提督「許可取るの!」

大井「変に律儀なんだから」


JK提督「よし!全員が大型建造して良いって言ってくれた!」

大井「提督に反対する人なんていませんよ」

JK提督「よし、大型建造するぞ…」

大井「私、大型建造トラウマです…」

JK提督「大丈夫!なんたって武蔵さん建造率アップ中なんだから!」

JK提督「資材を投入!」カチカチ

大井「うわぁ、資材四桁っていつ見てもエゲツないですね…」

JK提督「頼む…!!武蔵さん来てくれ…!!」

JK提督「神様仏様猫吊るし様…!!」

大井「猫吊るしは縁起悪いんじゃないですかね」

JK提督「………ッ」ぐぐぐ

大井「…建造しないんですか?」

JK提督「このワンクリックが重い…!!」

JK提督「このワンクリックの先にあるのは希望か、それとも…」

JK提督「…」

大井「…」

JK提督「…大井さん押して」

大井「嫌ですよ!私は大型建造なんて二度としません!」

JK提督「ちぇー」

JK提督「…じゃあゲン担ぎにキスしてよ」

大井「えぇ…なんでそうなるんですか…」

JK提督「ゲン担ぎゲン担ぎ」

大井「はい、ちゅー」

JK提督「違う、ほっぺじゃなくてマウストゥーマウス!!」

大井「わかりましたよ、…んっ」

JK提督「…」ちぅ

JK提督「…れろ」

大井「んぶえ!?舌入れないで下さいよ!!」

JK提督「あーん、逃げないでよぉ」

ピリリリリリ

JK提督「あり、鎮守府電話だ」

北上『提督〜、みんながね』

北上『やるならさっさとやれ、舌引き抜くぞ、だって』

JK提督「すみません!!!」

大井「アホなことやってるから…」


JK提督「よし!みんなに舌を引き抜かれる前に建造するぞ!」

大井「はいはい」

JK提督「…」

大井「…」

JK提督「ああああ!怖いよお!!」

大井「無理してやらなくてもいいんじゃ…」

JK提督「いや!このチャンスをいかさなければ!!」

大井「じゃあチャッチャとクリックしちゃいなさいよ」

JK提督「じゃあゲン担ぎに大井さんおっぱい見せて」

大井「ハァ!?嫌ですよ!」

JK提督「ゲン担ぎゲン担ぎ」

大井「ゲン担ぎとか言っときゃなんでも許されるわけじゃないんですよ!!」

JK提督「お願い!大井さんのおっぱい見ながら建造すれば絶対武蔵さん来るって!」

大井「意味わかりません!!」

ピリリリリリ

JK提督「また鎮守府電話だ」

北上『提督〜、みんながね』

北上『やるならさっさとやれ、大井っちのおっぱい潰すぞ、だって』

JK提督「それは仕方ないね」

大井「オイ!やめさせなさいよ!!」


JK提督「ホレ!おっぱい潰されちゃう前に見せて見せて!」

大井「まったく…」ぺろん

JK提督「おお…いつ見ても大井さんのおっぱいは美しい…」

JK提督「なんか芸術的な美しさだよね、逆にエロさを感じない、ちんちん丸出しのダビデ像的な」

大井「私のおっぱいをちんちんと同じにしないでください」

JK提督「でもこの桜色の乳首はしっかり尖っちゃって…ここだけエロいよね、美しさとエロさのギャップがいいんだよね」

大井「さっさとやれ!!!!!」

JK提督「SIR! YES! SIR!!」

JK提督「大井さんのおっぱいをあたしの脳内にインプット!!エネルギーに変換し人差し指にチャージ!!」ギュイイイイイン

大井「何言ってんのこの人」

JK提督「あたしの指先から艦これに解き放て!!大井さんおっぱいパワー!!いっけえええええええ!!!!!」


カ チ ッ


陸奥になるビーム(」 ・ω・)」三=一☆




08:00:00



JK提督「…」

大井「…」

JK提督「…何?8分?」

大井「いや…コレは…」

大井「8時間です…!!」

JK提督「と言うことは…?」

JK提督「お…」

JK提督「おおおおおおおおおおおお!!!???」

大井「ああああああああああああ!!!???」

JK提督「やったあ!!!!武蔵さんだ!!!!!」

大井「私のおっぱいのおかげですよね!?私のおっぱいのおかげですよね!?」

JK提督「そうだよ!!よくやったおっぱい!!」くにくに

大井「こらこら、乳首をつままないでください」

JK提督「べろべろべろべろ」

大井「舐めるな!!」ベチン

JK提督「いってぇ!!」

大井「そんなことより!バーナーで高速建造しましょ!」

JK提督「いや、待ちな早漏大井さん…」

JK提督「初めて我が鎮守府に来てくださる大和型だ…」

JK提督「盛大に祝おうじゃないか!」

JK提督「なに、準備時間なら8時間もある!」

大井「武蔵さんを迎え入れるパーティをするんですね!!流石提督!!」

JK提督「そうと決まれば鎮守府にドロンだ!」

大井「りょーかーい!」

大和さん泣いてしまう(´; ω ;`)


JK鎮守府

金剛「ハァ〜、ありがたやありがたや」

大井「金剛さん…?私の胸の前で手を合わせて何をしているんですか…?」

金剛「大井ッチのオッパイ様のおかげでムサシが来てくれるデース!」

大井「…オッパイ様はさておき、鎮守府も武蔵さん歓迎パーティーの準備で盛り上がってますね」

金剛「どうかこの鎮守府に今後とも神の御加護を…」南無南無

北上「提督よかったねぇ、大井っちのおっぱい様に感謝しないとね」

JK提督「そだねー」

JK提督「北上さんのおっぱい様だったらダメだったかもね〜、大井さんより小さいし」

北上「大井っちぃ、提督の事ぶん殴っていい?」


暁「横断幕には何を書くのかしら?」

加賀「『武蔵さん、JK鎮守府へようこそ!』でいいんじゃないかしら」

響「すぱしーばも書き加えたい」

電「なのですも書き加えたいのです!」

加賀「横断幕は第六駆逐隊に任せるわ」

雷「私たちを頼ってくれるのね!!」



瑞鶴「加賀!こっちにおいで!私たち空母はケーキを作るわよ!」

加賀「ではロウソクを 6 3 4 本立てましょうか」

龍驤「…それはギャグで言っているのか…?」



明石「武蔵さん、46センチ三連装砲持ってきてくれるんですよね…?」

夕張「うわぁ、楽しみだなぁ…興奮しちゃう」

明石「しっかり整備できるよう、今のうちに勉強しないと!」

夕張「そうね!!」


JK提督「よし、あたしは料理でも作るか」

利根「きたー!提督の料理を食べたら武蔵も絶対喜ぶぞ!」

島風「というか私たちが提督の料理を食べられるのが嬉しい!!」

間宮「提督、手伝わさせてください」

伊良湖「私もっ!」

JK提督「JK鎮守府最強料理人三人集だぜ」

陸奥「今夜はご馳走ね」

長門「待ちきれないな」



4時間後

大井「準備完了してしまった」

北上「あと武蔵さんが完成するまで4時間あるよ?」

加賀「せっかくの料理が冷めてしまうわ」

JK提督「まぁいいさ、高速建造しちゃおう」

JK提督「大井さん、あたしをパソコンに連れて行って」

大井「はい」

JK提督「みんなはクラッカー持って待機!」

「「「はい!!」」」

ドロン


JK提督「よし、みんな準備はいいかい?」

大井「大丈夫だと思います!」

JK提督「いくぜぃ!ファイアー!!」カチッ

ぼおおおおおお

大井「…完成しました!」

JK提督「ようこそ!!武蔵さん!!!」

カチッ



JK鎮守府

ぴっかー

「「「ようこそ!!武蔵さ…」」」

大和「大和型戦艦、一番艦大和!推して参ります!」

「「「………」」」


JK提督部屋

大井「…え?」

JK提督「アレェ!?大和くん!?」


JK鎮守府

北上「…あれ、武蔵さんじゃないの?」

陸奥「…さぁ」

大和「着任遅れてすみません…っ、遅れた分頑張らせていただ…」

『武蔵さん、JK鎮守府へようこそ!!すぱしーばなのです』

大和「…え?武蔵…?」

吹雪「…あかんこれ」


大和「あれ…?もしかして私、呼ばれてないですか…?」

北上「いや…あの…その…」

龍驤「ちょっと!話が違うで!誰かなんとかしないと…!」

陸奥「だって提督が武蔵が来るって…!」


JK提督部屋

大井「て、提督…」

JK提督「武蔵さん建造率高くなるからって、大和くんが出ないわけじゃないんだ…あたしのバカ…」

JK提督「と、とにかく!あたしを鎮守府へつれてって!」


JK鎮守府

大和「…」

大和「私はどうしたら…帰ったほうがよさそうですか…?」

北上「まって!何か間違いがあったみたい…」

大和「私…歓迎されてないですよね…」

北上「そ、そんなことないよ!」

JK提督「大和くん!!」

北上「て、提督!」

大和「あなたが提督ですか?」

JK提督「ごめんね!あたしの勘違いで…」

大和「…武蔵じゃなくてすみません」

JK提督「いやいや!大和くんが来てくれて嬉しいよ!」

大和「うっ…ぐすっ…」

大井「泣いちゃった…」

金剛「大和Hotel!笑顔笑顔ネー!」

大和「ホテルじゃないですー!!」

陸奥「こら金剛!」

金剛「そ、sorry…」

JK提督「ほ、本当にごめんなさい…」

大和「…」むすっ

JK提督「あうー…」


雷「い、急いで横断幕作り直すわ!みんなやるわよ!」

暁「そうね!すぐ完成させちゃうんだから!」

瑞鶴「加賀!ケーキのチョコプレート、大和さん仕様に作り直すわよ!」

加賀「私に任せてください」

吹雪「大和さん!会いたかったですぅ!」

五十鈴「カッコいいなぁ…高身長でスタイル良くてパーフェクトね!」

夕張「コレが46センチ三連装砲!?触ってもいいですか!?」

大和「…私の機嫌を良くしようとしてくれてるのですね」

JK提督「みんなの気持ち受け取ってあげて!悪いのはあたしだけなの!!」

JK提督「あたしは馬鹿で、提督の器なんか無いけど…ここのみんなは本当に良い子なの!絶対楽しいから!」

大和「…」

北上「まぁまぁ、JK鎮守府初の大和型!!これは盛大に祝うほかないっしょ!!」

龍驤「みんなー!盛り上がるでー!!」

間宮「お酒もたくさん用意してありますよー!」

利根「よし!大和!飲もうぞ飲もうぞ!」




大和「…美味しそうですね、この料理」

大和「ここの間宮さんが作ったんですか?」

間宮「いや、ほとんど提督が作りました」

大和「提督が?」

間宮「私と伊良湖はちょこっと手伝っただけです」

大和「…もぐもぐ」

大和「!?」

大和「なんですかこれ…美味しすぎる…!」

島風「もう提督の料理の虜だね」

大和「私も料理には自信があるんですが…こんなに美味しいのは食べたことがない…!」

大和「…ッ」がつがつ

赤城「すごい食べっぷり…」

加賀「赤城さんが引くレベル…」

大和「うぅ…美味しいですぅ…」ぐすぐす

島風「美味しすぎて泣いてる…」

大和「これをあの提督が作ったんですか…?」

大井「そうですよ」

大和「…!」

大和「大井さん、ケッコンしてるんですね」

大井「えぇ」

大和「あの提督のこと、信頼しているんですね」

大井「勿論です」

大井「確かに彼女は若い女性で、アホっぽくて変態で無乳で、頼りないところがあるかもしれませんが」

大井「提督は人として素晴らしい方です」

大井「艦娘全員を家族のように愛してくれています」

大井「なので、この鎮守府の全員が提督のことを信頼しています」

大井「大和さんはとてもラッキーですよ、あの提督がいるこの鎮守府に着任できて」

大井「私が保証します」

大和「…ふふっ、その言葉を信じて大丈夫ですか?」

大井「はい」

大和「わかりました、…着任時の無礼な態度、本当に申し訳ありませんでした」

大井「それはこちら側に非があったので…」

大和「提督にも謝罪したいのですが…提督はどこへ?」

大井「提督は…先ほど私が外の世界へ連れて行ったので…」

北上「まぁまぁ、今は提督の料理を楽しもーじゃん!お酒も飲もー!」




瑞鶴「あー、もう食えない」

龍驤「まだ酒余っとるぞ〜」

利根「大和はどこいったぁー」

長門「こら、酔っ払いども、片付け手伝わんか」

大和「提督、まだかなぁ…」



JK提督部屋

ドロン

大井「提督、歓迎会は終わりましたよ」

大井「大和さんも提督に会いたがってます」

大井「そんな布団にこもっちゃって…」

大井「歓迎会は結果的に成功しましたし、大和さんも提督に謝りたいって言ってますから、心配いらないですよ」

JK提督「んばっ!」ばっさぁ

大井「わっ、ビックリした」

JK提督「復活!大井さんこれ返すね」

大井「…なんですか?この汚い湿った布は…」

JK提督「ふぅ、スッキリしたぁ」

大井「…っ!?コレって私のパンツじゃないですかぁ!?」

JK提督「ちょっと使わせてもらいました」

大井「コレ…!北上さんとお揃いのお気に入りなのにぃ!!」

JK提督「おかげで心身ともにリフレッシュだぜ」

大井「ベチョベチョ…」

JK提督「さぁ、大和くんにもっかい謝りにいくかぁ!大井さん連れてって!」

大井「…くんくん」はぁはぁ

JK提督「コラ、発情しないの」

大井「誰のせいよアホ」


JK鎮守府、海岸

JK提督「大和くん!お待たせ!」

大和「提督!」

大和「先ほどの無礼な態度、申し訳ございませんでした」ぺこり

JK提督「いやいやこちらこそ、あたしのミスで歓迎会を台無しにしちゃって…」ぺこり

大和「そんなことないです、歓迎会は大成功です!とても楽しかったですよ」

JK提督「ウチの艦娘たちはみんないい子だからね、一緒にいて本当に楽しいし」

JK提督「大和くんもすぐに打ち解け合えるよ」

大和「提督も素晴らしい方なんですよね、大井さんが仰ってました」

JK提督「そっか、ありがとう大井さん」キリッ

大井(カッコつけちゃって!さっきまでオナってたクセに!)

大和「提督は大井さんとケッコンしてるんですね」

JK提督「そだね、ほかにも北上さんとケッコンしてるし、もうすぐむっちゃんともするかな」

大和「あの…私も…提督とケッコンできますか…?」

JK提督「ん?」

JK提督「…」チラッ

大井(まぁ…ケッコンカッコカリなら問題ないですけど…)

JK提督「できるよ!」

大和「本当ですか!?嬉しいです!!」

大和「では…」すっ

JK提督「…え?」

大和「んっ…」

ちゅ

JK提督「んむ!?」

大井「」

JK提督(や、大和くんに唇を…)

大和「ケッコン、約束ですよ」

大和「それじゃ私は金剛さんに呼ばれているんで!さよならです!」

JK提督「…」へなへな

大井「」


JK提督「…」呆然

大井「」唖然

JK提督「…なんの…キス?」

大井「提゛督゛ぅ゛ー゛!!!!!」

JK提督「大井さん顔怖ッ!?」

大井「これで口拭いてくださいいいいい!!!!」ゴシゴシゴシゴシ

JK提督「んぶえあ!くっさ!何コレ!?」

大井「アンタが使った私のパンツですよ!!!」

JK提督「あたしの汁じゃんかぁ!!」

大井「提督!マウストゥーマウスの経験は!?」

JK提督「えー…?赤ちゃんのときにお父さんとお母さんとお兄ちゃん…物心ついたときは大井さんと、今の大和くんだけかな…」

大井「んぎあああああああ!!…嫉妬で胸が張り裂けそうです…」はぁはぁ

JK提督「お、落ち着いて…」

大井「まさか大和さんにキスされて心が揺らいでないですよね!?少女マンガみたいに!!」

JK提督「揺らいでないよ!!あたしは大井さんの汚いパンツですらオカズにできるんだよ!?そんだけ大井さんだけを愛してるんだから!!」

大井「汚くしたのはアンタでしょうが!!!」ベシベシ

JK提督「いたいいたい!!」


戦艦寮

金剛「大和サンにはこの部屋で寝泊まりしてもらいマスー!」

大和「結構広くないですか?いいんですか?」

陸奥「もし武蔵が来たら二人で寝泊まりしてもらうけどね」

大和「それでも広いですよ、嬉しいです」

金剛「なんたって大和サンは我が鎮守府のFinal Weaponデスからね!待遇もそれなりデス!」

大和「ふふふっ」

陸奥「そんなに嬉しい?」

大和「いや、先ほど提督の唇を奪ってしまいましたので、まだ余韻に浸ってます」

金剛・陸奥「…」

金剛・陸奥「ゑ?」

大和「ココの提督ってすごく可愛くないですか!?」

金剛「確かに提督はPretty Girlデスけど…」

大和「いきなりキスされてキョトンとする提督…ホントに可愛かったですよ!!」

陸奥「…うはぁ」

金剛「…え、ヤバくないコレ」ひそひそ

陸奥「…と、とりあえずこの事は大井には内緒ね」ひそひそ

金剛「Yes…バレたら鎮守府が壊滅シマス…」ひそひそ

陸奥「トリハダが止まらないわ…」ひそひそ

大和「?」


大井「ふぅーっ、ふぅーっ」

JK提督「大井さん、もう15分も深呼吸してるよ…?」

大井「今、頑張って気持ちを押し殺してるんです」

大井「提督、もし私が他の子に無理やりキスされたらどうですか?」

JK提督「すごく嫌だ」

大井「でしょう?」

大井「…で、私は大好きな提督が無理やりキスされました」

大井「普段の私なら?」

JK提督「…大爆発しそう」

大井「しますね、確実に」

大井「それで、私と提督のトラブルで今までどれだけ鎮守府の皆さんに迷惑かけてきましたか?」

JK提督「…」

大井「私たちは鎮守府のトップに立つもの同士、もう色恋沙汰で鎮守府全体に迷惑かける訳にはいきません」

大井「なので…必死に爆発しそうな気持ちを押し殺してます…」

大井「大和さんだって私と提督が愛し合っているのを知らないで提督にキスしたはずです」

大井「大和さんも私たちの大切な仲間です、きっと…穏便に解決できる方法があるはずです…!」グスッ

JK提督「大井さん…」


JK提督部屋

JK提督「はい、ココア」

大井「ありがとうございます、…んっ、美味しい…」

JK提督「少し落ち着いた?」

大井「はい、ありがとうございます」

JK提督「なんか上から目線なんだけど、大井さん大人になったよね」

大井「上から目線もなにも、提督は私の上官なんですから」

JK提督「大人大井さん素敵、惚れ直しちゃいそぉ」

大井「頑張って我慢しましたからね、もっと好きになってもらわないと困ります」

JK提督「おっぱい様、どうかあたしたちがもっともっと愛を深め合えるように見守っててください」南無南無

大井「私も提督のおっぱい様にお祈りしていいですか?」

JK提督「どうぞどうぞ」

大井「…提督のおっぱい様、どこにいるんですか?見当たりませんが…」

JK提督「はっはっは、言ってくれるねぇ」


JK提督「あたしがハッキリ大和くんに、大井さんと恋人関係にあるって言えば…」

大井「問題はそこで大和さんが手を引かなかった場合です」

JK提督「うーん…」

大井「私が一番恐れているのは、色恋沙汰で大和さんと亀裂が入ってしまうことです…」

大井「それは艦隊の士気にかなり影響してしまいます…」

JK提督「なーんで大和くんはあたしの事なんか…」

大井「提督が可愛いに決まってるからでしょう!!」

JK提督「そぉ?ウェヒヒ」

大井「とりあえず提督をボコボコに殴って、ブサイクにすれば大和さんも諦めるかも…?」

JK提督「やめろぉ!」


しかし具体的な対策案が決まらず、

JK提督が大和に何かされそうになったら、提督としてそのような行為を注意することにした

JK提督「たとえ大和くんに押し倒されても逃げてみせる!」

大井「大和さんに押し倒されて逃げられる人なんてこの鎮守府にいませんよ…」



後日

大和「全砲門、一斉射!!」どごーん

大井「すごい…敵戦艦を一撃で…!」

大和「大井さん油断しないでください!砲弾来てますよ!!」

ヒュルルルル…

大井「え?」

島風「大井っちゃん危ない!」

ズガァンッ!!!

大井「ぐっ……ん?」

大和「大井さん、お怪我はないですか?」

大井「大和さん…!私をかばって…!」

大和「大丈夫ですよ、敵巡洋艦の砲撃なんて痛くも痒くも無いですから」

大井(…カッコいい…なんか私が大和さんに惚れそう)


秘書艦室

陸奥「大井、ここ最近の戦果をまとめたわ」

大井「ありがとうございます、陸奥さん」

大井「わっ、すごい…ほとんど大和さんがMVPじゃないですか」

陸奥「流石、…と言ったところね」

大井「次回のイベント、かなりの活躍が期待されますね」

陸奥「もう我が艦隊に大和は必要不可欠だわ」



秘書艦室前廊下

金剛「ねぇムッチャン、あの事を大井ッチに言ったの?」

陸奥「言えるわけ無いじゃない!言ってたら今頃秘書艦室は大爆発してたわよ…」

金剛「ムッチャンも誘爆しちゃってたカモねー」

陸奥「もう…緊張で心臓が爆発しちゃいそうよ…」

金剛「あ、大和サンと提督だ」

陸奥「え゛!?」

JK提督「や、大和くん!最近大活躍だね!」

大和「提督にお褒めの言葉をいただけて光栄です!」

JK提督「これからもよろしくね!」

大和「ふふふ」

JK提督「…?」

大和「てーとくー!」ぎゅうううう

JK提督「んあぷ!?」

大和「提督あったかいですー!いい匂い〜」

金剛「ヒイエアアアアアアアアアア」

陸奥「大井がいる秘書艦室前でなんて大胆な…!!」


JK提督(やめてって言わなきゃ!やめてって言わなきゃ!)

JK提督「やみゃとくん…はにゃして…」

JK提督(おっぱい超柔らけぇぇぇぇぇぇ)

大和「提督ったら恥ずかしがり屋さんですね」

陸奥「こ、コラ!」

陸奥「提督に対して失礼よ!やめなさい!」

大和「…」きょとん

大和「ご、ごめんなさい…」

JK提督(助かった…むっちゃんありがとお)

金剛(ムッチャンナイスねー!!)

大和「では皆様、失礼しますですっ」スタスタ

ガチャ

陸奥・金剛(ヒィィ!?)

大井「どうしたんですか?騒がしい…」

JK提督「あ、ごめんね大井さん」

JK提督「大井さんに用があってきたんだ、まぁ中でお茶でも」

大井「はぁ」

ガチャン

陸奥・金剛「…」

陸奥・金剛「セーーーーーーフ」


JK提督「大井さん、さっき大和さんに抱きつかれちゃった」

大井「…ッ」ずきっ

大井「そ、そぉですか…ちゃんとあった事を報告してくれてありがとうございます」

JK提督「それじゃ、大井さんもあたしに抱きついて」

JK提督「大和さんにされた事以上の事をあたしにして」

大井「わかりました」



JK提督「ちょちょちょ!!…何する気?」

大井「…え?提督に首輪を付けて犬プレイですが…」

JK提督「」



大井「お手!」

JK提督「わん!」サッ

大井「おかわり!」

JK提督「わん!」サッ

大井「ちんちん!」

JK提督「わんわん!」ふりふり

大井「おしおし、偉いわね〜!」

JK提督(やべぇよ…抱きつかれただけでこのプレイ…)

JK提督(…でも、ちょっと楽しいかも…)

大井「じゃあ鎮守府内を散歩するわよ〜」

JK提督「きゃいん!!!」ダダダッ

大井「こら!収納に隠れないの!!」

JK提督「付き合いきれるかボケェー!」


JK提督(まさかメス犬にされるとは…大井さんはやっぱり上級者だなぁ…)

JK提督(でも…大井さんのことは絶対に裏切らない)

JK提督(大和くんには悪いけど、して欲しくない事はハッキリ言おう)

JK提督「…」

JK提督(大和くんに抱きつかれたとき、発情した大井さんみたいなイヤラシさは感じなかったんだよなぁ)

JK提督(なんか…純粋な気持ちで抱きしめてくれるような…暖かくて…安心できるような…)

JK提督(イカンイカン、あたしは大井さんのメス犬…じゃなくて恋人なんだから!)

JK提督(余計な事は考えちゃダメだ!あたしは大井さん一筋!!)

JK提督「いーぬーのー、提督さん♪」

JK提督「困ってしまって、わんわんわわーん、わんわんわわーん♪」

大井「…」じーっ

大井(犬プレイ気に入ってくれたのかな…)


後日、JK鎮守府海岸

ザザーン…

JK提督(ふぅ…落ち着くなぁ)

大和「提督!こんなところで何してるんですか?」

JK提督(やば、大和くんと二人きりになっちゃった…)

JK提督「いやね、海岸で海を眺めるのが好きなんだぁ、あたし」

大和「へぇ、そうなんですか」

大和「隣座ってもいいですか?」

JK提督「う、うん」

大和「よいしょ」ぺたん

JK提督「…」

大和「なんで海を眺めるのが好きなんですか?」

JK提督「…あたしは昔から良い事あったり、嫌な事あったりすると、こうやって海を眺めるんだ」

JK提督「海はあたしの想いを全部受け止めてる…感があるというか…」

大和「あはは、なんとなくわかります」

大和「今の提督は、嫌な事があったんですか?」

JK提督「…」

JK提督(何かされても断る何かされても断る)

大和「てーとくー!」ぎゅううううう

JK提督「んぷ!?」

JK提督(抱きつかれた!!嫌だって言わなきゃ!!)

大和「ふふふ、提督可愛い」

JK提督(嫌だって言わなきゃ…)

JK提督(…でも嫌じゃないんだもん…)

JK提督(大和さんに抱きしめてもらうと…気持ち良くて…安心して…眠くなって…)

JK提督(なんだろう…この心地良さ…)

大和「提督?大丈夫ですか?」

JK提督「んへ…あ、うん、大丈夫…」

大和「最近提督元気ないんで、私のハグで元気出していただけたら幸いです!」

大和「じゃあ私、赤城さんと夜ご飯なんで!」すたこらさっさ

JK提督「…」

JK提督(元気ないのは大和くんのせいなんだけど…)

JK提督(…でも大和くんのハグのおかげで、なんだか心に落ち着きが…)

JK提督「あああもう!!!!」ぴょいん

ばっしゃあぁぁあん!!!

JK提督「がぼばぶべ」ぶくぶく…

JK提督「ぶはぁ!!」

JK提督「はぁ…はぁ…」ぽたぽた…

JK提督「…目を覚ませあたし…あたしは大井さんのモノ…」

JK提督「…はっくちゅ」


秘書艦室

大井「て、提督!?…制服ビショビショじゃないですか!!何があったんですか!?」

大井「とりあえず風邪引く前にお風呂入って!制服は妖精さんにクリーニングしてもらいましょう!」

JK提督「海で遊んでた」

大井「え、一人でですか?」

大井「と言うか制服びしょ濡れプレイをするなら私を呼んで下さいよぉ!!まったく!!!」

JK提督「ご、ごめん」


大井「とりあえず風邪引くから脱いで!お風呂行きましょう!」

JK提督「…」

大井「…提督?」

JK提督「実はまた大和くんに抱きつかれたんだ」

大井「ま、またですか…」

JK提督「…嫌じゃなかった」

大井「…何がですか?」

JK提督「…大和くんに抱きつかれるのが嫌じゃなかったんだ」

JK提督「すごく…気持ち良かった…」

大井「…」

JK提督「あたしは大井さんだけを愛してるはずなのに!大和くんに抱かれて抵抗しなかった!!」

JK提督「こんなあたしをお仕置きして!!あたしをムチで叩いてもいい!!あたしの体に墨を入れてもいい!!」

JK提督「お願い…あたしは大井さんのモノだという証明をあたしの身体に叩き込んで…」

JK提督「あたしが他の子に気持ちが浮つかないように…」

JK提督「大井さん…ごめんなさいぃぃ」

大井「…」

大井「…提督」

JK提督「…ッ」ビクッ

ぎゅう

JK提督「…え?」

大井「…大和さんに、こういう風に抱きつかれたんですか?」

大井「こう…優しく…提督を包み込むように…」

JK提督「…うん」

大井「どうですか?心地良いですか?」

JK提督「大井さん…あったかい…気持ち良い…」

大井「…提督が私のこと、だーい好きなのは、私が一番知っていますから」

大井「安心してください」

大井「私も提督のことだーい好きな気持ちは、変わることはありませんから」

JK提督「う…うぐ…」ぐすっ

大井「相手が最強の戦艦だって関係ありません」

大井「提督の事を史上最強に愛してる私に、勝てる人なんて誰一人いませんから」

JK提督「おおい…さぁん…」ぐずぐず


さらに後日

金剛「モー、大和サン見てるとヒヤヒヤします…」

陸奥「もう言っちゃう?提督と大井が付き合ってる事」

金剛「いや、そんなコトしたら…」


大和「大井さん」

大井「ん?なんですか?」

大和「提督を幸せにするのは私ですよ」

大井「は?何を言っているんですか…?」

大和「消えてください、この46センチ砲で…」ジャコン

大井「ヒィィ」

ドガーン!!!!!


金剛「ってなったらどうするデース!?」

陸奥「そうはならないと思うけど、確実に修羅場にはなるわね…」

金剛「もう嫌なコトは忘れてお風呂に行くデス」

陸奥「そうね、最近疲れっぱなしだわ…」


入渠風呂


かぽーん

金剛「んふあ…疲れが取れるデース…」

陸奥「これからどうしよっか…」

ガラララ

JK提督「あ、むっちゃんと金剛ちゃん」

陸奥「あら」

金剛「ヘーイ提督!」

JK提督「最近疲れたまっちゃって…ここ来ると疲れが取れるから…」ちゃぷん

陸奥・金剛(でしょうね)

ガラララ

大和「失礼しまーす…あら、提督!」

陸奥・金剛(ヒギャォアアアアア)

大和「提督もよく入渠風呂に来るんですか?」

JK提督「うん、ここ好きだしね」

大和「隣座っても良いですか?」

JK提督「…うん」

大和「お邪魔します」ちゃぷん


陸奥「…湯船に浸かってるはずなのに身震いが…」ひそひそ

金剛「ワタシもデース…」ひそひそ


大和「提督、胸…」

JK提督「ふ…ふん、言われ慣れてるもんね」

大和「可愛い胸ですね」

JK提督「超弩級のおっぱいに言われても嫌味にしか聞こえないもん」

大和「そんなぁ、スネないで下さいよ」

JK提督「ふーんだ」

大和「もお、…それ、ぎゅー!」ぎゅううう

JK提督「あぷ」

陸奥「抱きついた!!」

金剛「ワタシがやめさせるデス!!」

陸奥「頼んだわ金剛!」

ガラララ

大井「失礼します〜」

金剛「あ、無理」ぶくぶくぶくぶく…

陸奥「金剛ーっ!轟沈しないでー!」

大井「…あ」

JK提督「…」

大和「?」

陸奥(これがガチ修羅場…ッ!!空気の重さがケタ違いよ…ッ)


大井「あら大和さん、ずいぶん提督と仲が良いんですね」

大和「えへへ…提督が可愛いんで、こうしたくなっちゃうんですよね」ぎゅう

JK提督「んぎゅ」

大井「それには同意します」

大和「大井さんも提督を抱きしめてみます?幸せになりますよ〜」

大井「…では後ほど」

陸奥(…あら、大井ったら意外と大人な対応)

陸奥(空気が最悪なコトには変わりないけど…)

JK提督「大和くんごめん、ちょっと苦しいかも」

大和「あ、ごめんなさい!」サッ

JK提督(よし!離してくれた!あたしもやればできる!)


金剛「…んぶぇあ、…アレ!?ワタシはいったい…」

陸奥「金剛!目を覚ましたのね!」

金剛「大井ッチは!?」

陸奥「体を洗ってるわ…」

金剛「まだ修羅ってないんデスね!」

陸奥「…いつ修羅ってもおかしくないわ…」

陸奥(大和さんに悪気がないのが逆に怖い…)


大和「提督、胸おっきくなりたいですか?」

JK提督「そりゃあ…なりたいけど」

大和「胸って揉めば大きくなるらしいですね」

大井「…」ピクッ

大和「私が揉んで、提督の胸を大きくしてあげましょう!」

陸奥・金剛(イヤアアアアアアーーーーーッ!!!!)


JK提督「ちょ、大和くんいいから!」

大和「逃げないで下さいー」ざばざば

JK提督「うわっ!?」

大和「それ捕まえた!!」

こりっ

JK提督「んあッ!?」ビクン

大和「大きくなぁれ〜」もむもむ

JK提督「ダメ…!あたしッ…、乳首弱いぃ…」

大和「…提督、胸無さすぎて乳首しか揉むところがないですね」もむもむ

JK提督「あっん…わぅ…やめて…ッ!」

大井「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ………


金剛「ワタシもうこの空間にイラレマセーン!!!」どひゅーん

陸奥「あああ!!金剛逃げないでよー!!」


大和「乳首揉んでもしょうがないか…」もむもむ

JK提督「あっ…あ、やめて…んッ」

大井「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ……


陸奥(私も今すぐ逃げ出したい…)

陸奥(でも何か起こったら止められるのは私だけ…)

陸奥(いや、止められないかもしれないけど…)

陸奥(私はこの鎮守府を大修羅場から守らなくてはならない!!)


JK提督「ねぇ、ホントだめだって…」

大和「そんなぁ、恥ずかしがってたらいつまでも胸が大きくなりませんよ?」もむもむ

JK提督「大和く…ぅんッ!」

大井「いい加減にしてください」

大和「え?」

大井「提督にセクハラなんて大和型でも許されませんよ」

大和「いや…これはスキンシップで…」

大井「何がスキンシップですか、立派なセクハラです」

大和「…」

大井「キスしたり抱きついたり、胸を触ったり…」

大井「提督に対してよくこんなことができますね」

JK提督(大井さん落ち着いて、穏便に…)

大井「大和さん、一週間提督に会うことを禁止します」

大和「えぇ!?そんなぁ」

大井「そんなぁ、じゃないです!!当然でしょう!!!アナタどれだけ提督に迷惑かけてると思ってるんですか!!!」

陸奥(そろそろ割って入ろう…!)

大和「…」

大和「…すみません、提督みたいな可愛い妹が欲しくて…つい…」

大井「…」

大井「…ん?妹?」


JK提督「い、妹?」

大井「妹なら武蔵さんがいるじゃないですか、この鎮守府にはまだいないですけど…」

大和「いや…武蔵は体も大きいしイケメンだし、男勝りな性格ですし…とても頼もしくて好きなんですけど」

大和「妹として可愛がると恥ずかしがって怒るんです…」

大和「提督はちっちゃくて、可愛くて、まさに妹!って感じがして…」

大井「じゃ、じゃあ今までのはセクハラじゃ無くて本当にスキンシップだって言うんですか…?」

大和「私、ちょっかい出すのが好きなんです…」

大和「武蔵にやると確実にぶん殴られると思うんですよぉ」

大和「提督だと…許してくれそうで…可愛いですし」

JK提督(大和くんからハグされたとき、大井さんみたいなイヤラシさを感じなかったのは、純粋にあたしを妹として可愛がってたから…?)

大井「提督とは…エッチしたいんですか?」

大和「は、はぁ?何言ってるんですか大井さん…」

大和「姉妹でそんなこと普通しますか…?」

大井「…」

JK提督「あ、あのキスは?」

大和「姉妹でケッコンの約束するなんて可愛いじゃないですか、お姉ちゃんの夢です」

大和「キスも、まぁ…ちょっかいみたいなものです」

大和「いやぁ…あの時の提督可愛かったなぁ…」

大和「本当に…提督を妹にしたいなぁ…」

大井「提督に…恋愛感情は…?」

大和「恋愛…?だから、私は提督を妹にしたいだけです」

大和「妹は恋愛の対象外です!!!」


JK提督「…あたしが大和くんの妹…」

大井「大和さんは提督に恋愛感情は抱いてない…?」

陸奥(…もしかして?修羅場回避…?)

大和「でも…大井さん…いや、大井秘書艦の命令とあらば、一週間提督とは会いません…」

大和「提督、今まで勝手に妹扱いしてすみませんでした…」ぺこり

大井「…ッ」ダッ

ガラララ!!

陸奥「あ、大井飛び出してった…」



海岸

大井「よかったあああああああ!!!!!」

大井「大和さんは提督に恋してなかった!!!」

大井「大和さんに提督を寝取られることはないんだ!!!」

大井「大和さんと恋のライバルになってギスギスすることもないんだ!!!」

大井「この鎮守府の将来は安泰だー!!!」

大井「提督愛してますうううううう!!!!!」

木曾(大井…こんなところで全裸で何やってやがる…)


大和「大井さん…怒って出て行ったんでしょうか…」しゅん

JK提督「いいや、あれは喜びのあまり飛び出して行っただけだよ」

大和「喜び…?私さっきまで大井さんに怒られてたはずですが…」

陸奥「よかったわホントに、修羅場になるかと私ヒヤヒヤしてたわ…」

JK提督「むっちゃん、居心地悪かったよね…見守っててくれてありがとう」

大和「え?修羅場?何のことですか?」

陸奥「提督と大井は恋人関係にあるのよ」

大和「…え?」

大和「えええぇぇぇえええ!!??」

陸奥「あなたの提督への行為が、提督へのアプローチだとみんな勘違いしててね」

陸奥「大井の嫉妬深さはあなたもご存知でしょう?いつ修羅場になるかずっとヒヤヒヤしてたわよ」

大和「じゃあ私のせいで…大井さんも提督も陸奥さんも…ずっとギクシャクさせっぱなし…」

JK提督「大井さん、かなり爆発するの我慢してたからね〜、今とても安心してると思うよ」

大和「私は大井さんの目の前で提督にキスしたり胸揉んだり…」

大和「も、申し訳ありませんでした!!知らずのうちにお二人の恋路を邪魔してたなんて…!!お許し下さいいいい!!!」土下座ァ

JK提督「ちょッ、ちよっと!顔あげてよ大和くん!!怒ってないから!!」

大和「私はこの鎮守府に来てから迷惑かけっぱなし…大和は悪い子です…」

陸奥「そんなことないわ、大和はこの鎮守府に欠かせない存在よ」

大和「大食らいで提督に馴れ馴れしくて、大井さんにも…」

JK提督「ねぇ、大和くん」

大和「は、はい…」

JK提督「大和くんのこと、お姉ちゃんって呼んでいい?」

大和「え…?」

JK提督「あたしにはお兄ちゃんがいるんだけど、大和くんみたいな美人で優しいお姉ちゃんも欲しかったんだ」

大和「提督…」

JK提督「いいよね?お姉ちゃん!」

大和「…」

大和「…もっかい言ってください」

JK提督「お姉ちゃん!!」

大和「…うへへへへへ」

大和「…あ、鼻血が…のぼせたかな」ぼたぼた

陸奥(なんかこの人も変なところあるんだなぁ…)


1時間後、秘書艦室

大和「失礼します」ガチャ

大井「大和さん」

大和「大井さん、今まですみませんでした」ぺこり

大井「もう大丈夫ですよ、安心しました」

大和「まさか提督と大井さんが恋人関係だったなんて…」

大井「まぁ…まさか艦娘と提督が付き合ってるなんて思いもよらないでしょう、ましてや女同士なんて」

大和「…あの、提督にお姉ちゃんになってくれって言われたんですけど…」

大井「もちろん構いませんよ」

大和「ホントですか!?」

大井「えぇ、提督にハグも許可します」

大和「いいんですかーッ!?」

大井「…提督のホッペにキスまでなら許可します」

大和「そ、そこまでしていいんですか!?なんで…」

大井「あの提督が可愛くてしょうがないと思う人に、悪い人はいないです」

大和「大井さん…!!」


大井「大和さん、前に戦闘で私をかばってくれたことありましたよね」

大和「はい」

大井「あの時、大和さんの暖かさを感じたんです」

大井「提督も大和さんに抱きつかれて、気持ちよかったんでしょうね」

大和「…どしたんですか?」

大井「私をハグしてもらえますか?」

大和「え?私でよければ…」


大和「大井さんぎゅー」ぎゅう

大井「わふ」

大井(おおふ…暖かい…)

大井(大和さん、提督や北上さんより体が大きいから…私を覆い尽くすように抱きしめてくれる…)

大井(この抱擁力はなんでしょう…とても安心できます)

大井(大和さん最高ですわぁ)

大和「どうですか?」

大井「気持ちイイれふぅ」

ガチャ

JK提督「大井さー…」

大和「あ」

大井「んへ」

JK提督「…失礼しました」ガチャリ

大井「誰か来ました?」

大和「提督ですが…」



金剛「ちゃーんと解決したんデスね!」

陸奥「ほんと、ヒヤヒヤしたわ…」

金剛「人騒がせな人たちデース」

陸奥「…あれ?提督?」

JK提督「大和お姉ちゃんに大井さん寝取られた…」

陸奥・金剛「 ハ ァ ! ? 」



…武蔵建造編 おわり


大井「みなさーん、今月のお給料ですよー」



JK提督「おー、お給料かぁ〜イイなぁ」

瑞鶴「加賀多くない?」

加賀「戦地手当ね、今月結構出撃したから」

瑞鶴「大和さんとか給料高そう」

加賀「大活躍したものね」

JK提督「誰が一番稼いでいるのかなぁ」

瑞鶴「大井じゃない?固定秘書艦で艦娘の中じゃ一番偉いし」

JK提督「ほへー、何買うの?」

加賀「私は給料の半分を鎮守府に寄付しました」

瑞鶴「私も〜」

JK提督「へ?なんで?」

瑞鶴「お金をたくさん持ってても使い道がないのよ」

加賀「この鎮守府には間宮さんの食堂くらいしかお店がないものね」

瑞鶴「だからここのみんなは全員でお金を出し合って鎮守府を豊かにしてるの」

JK提督「それって会社で稼いだお金を会社のために使ってるってこと?」

瑞鶴「そゆことね」


JK提督「えぇ〜…それってどうなの…」

加賀「鎮守府にお金を寄付するのも悪いことじゃないわ」

加賀「この鎮守府は艦娘にとって『家』」

加賀「使わないお金を寄付すればするだけ『家』が豪華になっていくわ」

加賀「まず衣食住が充実してるわね」

加賀「それに提督も私と赤城さんの寮の部屋に来たことあるでしょう」

JK提督「うん、寮とは思えない…まるで高級旅館のような…」

瑞鶴「それに希望すればプールでも映画館でも作ってくれるしね!」

瑞鶴「鎮守府内の物や施設は使いたい放題!」

加賀「家賃だと思えば…悪くないと思わない?」

JK提督「なるほど…」

JK提督「金額決まってるの?寄付金」

瑞鶴「いや、みんながそれぞれ寄付したい分だけ寄付してるわ、しなくても良い」

加賀「大井が毎月毎月給料のほとんどを払ってるみたいね、皆さんが豊かに暮らせるようにって」

JK提督「大井さん…ええ子や…」ほろり

JK提督「…そんなにお金があって困るなら外の世界で使えば良いじゃん!!」

瑞鶴「この1円玉…外の世界で使える?」

JK提督「…すごーい、昔の1円玉だぁ」

JK提督「でも換金すれば!!」

加賀「学生のあなたが戦時中のお金を大量に換金しにきたら…絶対怪しまれるわ」

JK提督「そうだね…」


とある日、秘書艦室

JK提督「大井さーん」

大井「なんですか」

JK提督「ひまぁ」

大井「私は仕事で忙しいんです」

JK提督「遊ぼうよぉ」

大井「…私の話聞いていましたか?」

JK提督「寄付金の集計なんて後回しでいいじゃん」

大井「大事なことなんですよ、皆さんから頂いたたくさんのお金を管理するわけですから」

JK提督「今あたしに構ってくれたらエッチしてあげる」

大井「私生理中なんで遠慮します」

JK提督「生理中でも構わんで」

大井「提督のベッドが血まみれになりますよ」

JK提督「じゃあ大井さんのベッドでやろう」

大井「アンタねぇ…」


JK提督「…ん?なにこれ」がさごそ

大井「ちょっと、勝手に部屋漁らないで下さいよ」

JK提督「この鉄の箱なに?」コトン

大井「ん…?それは確か…私が練度150になったときに妖精さんがくれた物…でしたっけ」

JK提督「なにに使うの?」

大井「さぁ?」

JK提督「なんか穴空いてるね、貯金箱?」

大井「私もそう思ったんですけど…貯金箱にしては無骨すぎません?」

JK提督「せっかくもらったんだから使ってみれば?」

大井「乙女はこんな貯金箱使いませんよ」

JK提督「乙女…?」

大井「私は乙女です!!!」


JK提督「レベル150記念の貯金箱だし、貯めるとお金が増えたりするんじゃない?」

大井「んなわけないでしょう」

JK提督「今の時代貯蓄だよ!」

大井「ゲーム内は戦時中です」

JK提督「大井さんの財布これだね?さぁ貯金しよう!」

チャリンチャリン

大井「こら!勝手に入れるな!」ベチン

JK提督「いたーい…」

大井「まったく…」

大井「この箱、扉がついてて簡単に開くじゃないですか…お金を管理するような物じゃないですよきっと」ぱかっ

大井「…ん?お札?」

大井「提督、小銭入れましたよね?」

JK提督「うん」

大井「この箱の中身、お札が入ってるんですけど…」

JK提督「え?…これ!今の一万円札じゃん!」

大井「へ?」

JK提督「この箱…もしかして!」

チャリン

大井「あ、また勝手に入れて」

JK提督「ほらぁ!!一万円札になってる!!」

JK提督「これ…この世界のお金を入れると外の世界のお金に換金してくれる箱だよ!!!」


大井「じゃあ…提督と外でデートするとき…」

大井「汽車の運賃も買い物代も皆さんへのお土産代も、提督が負担せずに済むってことですよね…?」

大井「たくさん余った使い道の無い鎮守府のお金を、外の世界で使いたい放題…!!」

大井「夢が広がりますね!!!!!」

大井「よし!提督!!デートしに行きましょう!!」

JK提督「え…仕事は…?」

大井「そんなんどうでもいいです!!!」

JK提督「エー」


陸奥「どこいくの?」じーっ

大井「あら…陸奥さん…」

陸奥「集計、今日中に終わらせないと古くなった台所の改装が始まらないわよ」

JK提督「あぁ、むっちゃんが爆破したところかぁ」

陸奥「…」

陸奥「…とりあえず、どっか遊びに行く前に集計だけは終わらせといてね」バタン

大井「…すみません提督、デートはまた今度でいいですか…?」

JK提督「しょうがないね」


間宮食堂

JK提督「大井さん、あーん」

大井「あーん」もぐもぐ

大井「おいしいれふ!」

JK提督「マジ!?あたしにもあーんして!」

大井「はい、あーん」

龍驤「…」じーっ

大井「…なんですか?龍驤さん」

龍驤「なんかキミらのイチャイチャって…下品やわ」

大井「なっ!?失礼な!!」

JK提督「どゆこと?」

龍驤「なんか見ていてもキュンとこないわ、あっち行ってくれって感じ」

大井「別に見せもんじゃないですから!」

龍驤「でもどうせ人前でイチャイチャするならあんな感じやと、見ていて楽しいんだけどな」

JK提督「あんな感じ…?」


加賀「その雑誌なに?」

瑞鶴「提督がくれた外の世界のいろんなお店が載ってる雑誌よ」

加賀「ふぅん」

瑞鶴「見てみて!美味しそうな食べ物がいっぱい載ってるの!」

加賀「あら、気分が高揚します」

瑞鶴「コレとかすごく美味しそうじゃない!?今度大井に買って来てもらおうよ!」

加賀「そうね、お願いしようかしら」

瑞鶴「できれば二人で外の世界に行ければいいのにね…」

加賀「艦娘がむやみに外に出ると提督に迷惑をかけてしまうわ」

瑞鶴「そーだけどさぁ…」

加賀「…わがままね…では今度、提督に瑞鶴と二人だけで外の世界でデートしていいか聞いてみます」

瑞鶴「…デート?私、デートなんて一言も言ってないけど」

加賀「…あ、いや、違う、お出かけよお出かけ!」

瑞鶴「そっかぁ〜、加賀は私とデートしたかったんだぁ〜」

加賀「頭にきました、デートはなかったことに」

瑞鶴「ご、ごめんて!加賀とデートしたいー!」


龍驤「はぁ〜、いつ見ても瑞加賀は和むわぁ〜」

大井「…私たちとなにが違うのかしら?」

龍驤「全然違うわ!!」


JK提督「大井さん!雑誌持ってきたよ!」

大井「よし!私たちも龍驤さんを和ませるわよ!」


JK提督「見てみて!この雑誌に気持ち良さそうなオモチャがいっぱい載ってるの!」

大井「アソコが高揚します!」

JK提督「コレとかすごく気持ち良さそうじゃない!?遠隔操作ローター完全防水機能だって!」

大井「ウチでも外でも構わずビショビショになる提督にピッタリのアイテムですね!」

龍驤「和むかボケェ!!!!!」


JK提督「でもどっかで、ズイズイと加賀さんがエッチしてるって話を聞いたよ!」

大井「どうせ私たちが見てないところでズッコンバッコンしてるんでしょう」

龍驤「その言い方やめい!!」

龍驤「ええか!?ウチが直接瑞鶴に聞いたんやが、あの二人が言うエッチとはキスのことや!」

龍驤「ピュアぁ〜な二人にとって、キスでさえエッチな行為に思えてしまうんや!」

龍驤「なんと初々しい!やっぱり瑞加賀は最高や!!」

JK提督「キスがエッチとか、二人もまだまだお子ちゃまだねぇ〜」

大井「ちゃんと舌入れてるのかしら」

龍驤「このカップルはホントに汚れきっとるな…」


龍驤「瑞加賀はな、見てるみんながハッピーになるんや!心が和んでこの鎮守府にいい影響を与えとる!」

JK提督「あたしたちもよく鎮守府に影響与えてるよね」

龍驤「それはキミらが喧嘩してるときやろ!!そのせいで鎮守府全体がギスギスするんや!!悪い影響なんかいらん!!」

大井「…否定できないですね」

龍驤「キミら個人はいい人なのに…」

JK提督「へ?」

龍驤「大井は鎮守府のために一番一生懸命働いてるし、提督も優しくて思いやりのある人なのに…」

龍驤「なんで二人一緒になるとこんな風になってまうんかなぁ…」

JK提督「大井さんのせいでしょ」

大井「はぁ!?提督のせいでしょうが!」

龍驤「…早く別れてくれないかなぁ」


とある日、JK鎮守府ラウンジ・BAR

JK提督「よし!ゲームやろう!」

大井「イイですね!ロクヨンですか?」

北上「三人で?あと一人誘わない?」

JK提督「誰か暇そうな子は…」

JK提督「あ!いすずん!ゲームやろうよ!」

五十鈴「あ、3馬鹿トリオ」

3馬鹿トリオ「!?」

北上「ちょっとぉ!あたしを馬鹿にくくるのやめてって言ったでしょお!?」

大井「なんですか!?3馬鹿トリオって!!」

JK提督「大井さんと北上さんと…あと誰のこと?」

北上・大井「アンタでしょ!!!」

五十鈴「あははは」

北上「ねぇ五十鈴、あたしは馬鹿じゃないよ?確かに大井っちと提督が馬鹿なのはわかる、でもあたしは馬鹿じゃない」

大井「何言ってるんですか!馬鹿に秘書艦が務まりますか!?」

JK提督「務まってんじゃん」

大井「うるさいなァ!!とにかく私は馬鹿じゃないです!!」

JK提督「少なくともあたしは馬鹿じゃないよ」

北上・大井「アンタはこの鎮守府で一番の馬鹿」

JK提督「…ひどい」


JK提督「…ぃよし!!こうなったらロクヨンで勝負してビリッケツが馬鹿だ!!」

大井「望むところです!!」

北上「あたし負けないから!!」



JK提督「いよっしゃあ!!」1位

大井「まぁ…こんなもんですか」2位

北上「ちくしょう…ちくしょう…」馬鹿

JK提督「3馬鹿トリオで一番馬鹿なのは北上さんだぁー」

大井「3馬鹿じゃなくて2馬鹿でしょ?私は馬鹿じゃないんですから」

JK提督「じゃあ1位のあたしも馬鹿じゃないよ!!」

大井「ちょっと!そうしたら馬鹿が北上さん1人になっちゃうでしょ!かわいそうじゃない!」

JK提督「じゃあ2位も馬鹿ということで」

大井「私は馬鹿じゃないって言ってるでしょ!!」

北上「…納得できるかぁ!!ゲームに負けたら馬鹿ってなんだ!!天才でも負けたら馬鹿になっちゃうじゃんかあ!!」

足柄「…3馬鹿トリオ、うるさいから騒ぐなら外行ってちょうだい」

3馬鹿トリオ「…はぃ」

五十鈴「面白いなぁ」




北上「…こうなったら、誰が真の馬鹿か…艦娘らしく砲雷撃戦で決めようじゃんか」

大井「ほ、砲雷撃戦って…いくら演習用の弾でも提督が死んじゃいますよ?艦娘じゃないし」

JK提督「まず重くて艤装が持てない」

大井「てか海に浮かべないじゃないですか」

北上「ふふふ…コレを使うのさ」

大井「水鉄砲に水風船!?」

北上「水鉄砲が単装砲!水風船が魚雷ってわけ!」

北上「たくさん被弾した…つまり一番ビショビショが負けで馬鹿ってこと!!」

大井「なるほど!!それなら提督を遠慮なくボッコボコにできますね!!」

JK提督「いや…さっき北上さん、天才でも負けたら馬鹿になるのはおかしいって言ってたじゃん」

北上「提督は天才じゃない!以上!」

JK提督「くそう」

大井「ふふふ、提督は後ろから手を伸ばして乳首をこねくり回せばすぐビショビショになります…」

北上「んなの失格だよ」


北上「戦域は鎮守府内!屋内は禁止!時間は1時間!!」

北上「ヒトヨンマルマルより戦闘開始だよ!」

大井「余裕で勝てますね」

JK提督「あたしをなめてもらっちゃ困るぜぃ」

北上「じゃあ各自装填タイム!五分後に戦闘開始!」



13:59

JK提督「よし、単装砲も水満タン…魚雷も幾つか持った!」

JK提督「…余裕ぶっこいたけど、相手はこの鎮守府の最強姉妹なんだよなぁ…」

JK提督「今更ながら勝てる気がしない…」

14:00

JK提督「よし、時間だ」

JK提督「まずは索敵からかな…って言っても自分で歩いて探すんだけど」

JK提督「まず大井さんから潰すか」


JK提督「どこだどこだ?」

ばっしゃん!!

JK提督「あぎゃあ!?冷たぁ!!」

大井「提督の背中に魚雷命中!」

JK提督「ちくしょう!よくもやったな!!」

大井「広い場所にノコノコやってくるなんて、狙ってくれって言ってるようなものです」

JK提督「くそう!全砲門斉射!!」ぴゅっぴゅっ

大井「ふん、そんなテキトーに撃っても当たりませんよ!」

大井「偏差射撃ってご存知ですか!」ぴゅっぴゅっ

JK提督「冷たっ!?」

大井「相手が動く先を狙うんですよ!」

JK提督「やっ…大井さんの砲弾がめっちゃ当たる…」

大井「そこだ!」

ばっしゃん!!

JK提督「んひゃあッ!?」

大井「提督のお尻に魚雷命中!」

JK提督「うわ、スカートもパンツもビショビショ…」

大井「…はぁはぁ、提督のびしょ濡れ制服姿…エロい…」

大井「もっと…もっと水をぶっかけなければ!!」バシュバシュ

JK提督「ちょォっ!ちょっと!目的変わってる!!」

大井「濡れろ、もっと濡れろぉぉぉ!!!」


ばっしゃん!!!

大井「んびゃ!?」

北上「大井っちの頭に魚雷命中っと…」

JK提督「北上さん!」

北上「大井っちさぁ、今のが本物の魚雷だったら死んでるよ?」

北上「これは遊びじゃないんだから、提督の濡れ制服に興奮してる暇なんてないよ」

北上「命をかけた戦いなんだよ?」

大井「!?」

大井「…そうですね、北上さんの言う通り」

JK提督「大井さんの目つきが…変わった!?」

大井「ここは生きるか死ぬかの激戦区、私は負けるわけにはいきません」

北上「やっと本気になったかぁ」

北上(大井っちの練度150…ぶっちゃけサシじゃ大井っちには勝てない…)

北上(でも、やるしかない!!!!)

大井「…」ユラァ

北上(くる!!)

大井「海の藻屑となりなさいなぁああああ!!!!!)ズドドドドド

JK提督「ええええええなんであたしなんだよぉぉぉ!?北上さんを倒せよおおお!!!…いぎゃあ冷てえええ!!!!」




大井「クソ、提督を見失った…」

大井「…」スッ

ばっしゃん!!

北上「なっ!?魚雷を避けられた…」

大井「甘いですよ、北上さん」

大井「くらいなさい!!」ぴゅっぴゅっ

北上「ぐっ…冷たッ」

北上「反撃だ…!」

ばっしゃん!!

北上「ぎゃひぃ!?魚雷!?一体どこから…!」

大井「北上さんの移動先を予測してあらかじめ上に投げておいたのです」

北上「くそう、流石大井っちぃ!」



長門「あの二人何してんだ?」

陸奥「水鉄砲と水風船でサバゲーでもしてるのかしら、やることが可愛らしいわね」

長門「しかし、やけに真剣だぞ…あの大井の顔は夜戦でボスを確実に仕留める時の顔だ」

陸奥「それより早く間宮食堂いきましょうよ、お腹すいたわ」

長門「あぁ」




北上「ハァ…ハァ…ッ…くそ、大井っちに一方的にやられてばっかだ」

北上「服もビショビショ…これじゃ負ける…」

大井「追い詰めましたよ、北上さん」

北上「なっ、壁が…逃げ場がない…」

北上「あ、当たれぇ!!」ぴゅっぴゅっ

大井「焦って撃っても当たりませんよ」

大井「そろそろ北上さんには…沈んでもらいましょうか」

北上「畜生…ここまでかぁ…」

大井「!?」

大井「北上さん直上!!!」

北上「へ?」


どばしゃあああん!!!

北上「んぎゃあああ!?つめたぁぁぁあい!!」

JK提督「よっしゃあ!北上さん大破!!」

大井「て、提督が二階の窓から…」

北上「ゲホッゴホッ…建物の中からバケツの水ぶっかけるなんて反則でしょお!!」

JK提督「急降下爆撃です」

大井「提督!建物の中も単装砲と魚雷以外使うのも禁止ですよ!」

JK提督「正面からぶつかったって二人に勝てるわけないじゃん!!…頭を使わないとね」

大井「何インテリぶってんのよあのアホは…」

大井「北上さん、今のはノーカンですから安心してください」

北上「…」ブツブツ

大井「え?」

北上「絶対に沈めてやる…」

大井「き、北上さん?」

北上「あのJK級駆逐艦を絶対に沈めてやる!!」

大井「めっちゃ怒ってる…」

大井「JK級ってアメリカみたいですね…なんで駆逐艦なんですか?」

北上「あの無乳が巡洋艦になれるわけないでしょお!?」

大井「胸基準…なんですね…」




JK提督「なんか北上さん、めっちゃ怒ってたなぁ…」

JK提督「流石にルール破るのはまずかったかなぁ」

北上「見つけた」

JK提督「ひぃ!?北上さんんん!!」

JK提督「…あれ?単装砲は?無くしちゃったの?」

北上「単装砲なんて飾りだよ、あたしは重雷装巡洋艦」

北上「メインウェポンは魚雷だよぉ」タップン

JK提督「ちょ…背中のカゴの中に何十リットル分の水風船入ってるの…?重くない?」

北上「いつも背負ってる艤装より全然軽いよ」

JK提督「まさかその大量の魚雷を…」

北上「提督ぅ、死のっか」

ポイポイポイポイポイポイポイポイ

JK提督「うわあああああ!!めっちゃ投げてきたああああ!!!」

北上「片舷二十門の魚雷だよぉ」

JK提督「ごめんて北上さあぎゃァア!!」どばしゃあァ

北上「もう片舷行くよー」

JK提督「もう堪忍してーーーーー!!!」

北上「チッ、逃げ足だけは早い」




JK提督「…もうびっしょびしょ」

JK提督「水吸いすぎてブレザーが重い…」

JK提督「あの二人にはズルでもしないと勝てないよ…」

大井「あ、提督」

JK提督「わぎゃ!?大井さんに見つかった!」

JK提督「逃げなきゃ…わわ!?」

ずてん

大井「提督!?」

JK提督「疲れて…足に力が入らない…」

大井「…」

JK提督「大井さんに殺られる…」

大井「…」

JK提督「もういっそ殺せー!」

大井「では提督を捕虜にします」

JK提督「ほ、捕虜?」


大井「捕虜は私の言うことに従ってください」

JK提督「は、はぁ」

大井「提督ビショビショですね、水も滴るいい女とはまさにこのこと…」

JK提督「…大井さん、あたしのこの姿見てまだ興奮してるの?」

大井「提督って明日学校ですよね?その濡れた制服どうするんですか?」

JK提督「あ…妖精さんにどうにかしてもらおうかな」

大井「ダメです、妖精さんだって暇じゃないんです」

大井「自分でどうにかなさい」

JK提督「ええ!?そんなぁ…こんなの乾くわけないじゃん…」

JK提督「どうしよう…」

大井「その顔、最高です」

大井「ほら、舌出して」

JK提督「え?」

大井「捕虜は指示に従え」

JK提督「はひ」れろん

大井「…あむっ」

ぢゅちゅるるる…

大井「んぷっ…提督の舌、プルプルで甘い…」

大井「唇はちょっと荒れてますね、ちゃんとケアしないとダメですよ」

JK提督「ごめんなさい…」

大井「ホラ舌引っ込めないの!」


JK提督「こんなことして…北上さんにバレたらマズイよ」

大井「ここは建物のかげになってるから見つかりにくいです、安心して下さい」

大井「…ブラが透けてる」

JK提督「…」

大井「提督って無乳の癖に、なんでブラしてるんですか?」

JK提督「乳首が擦れて痛いからだよ…」

大井「絆創膏で十分です、提督は胸が大きくなるまでブラ禁止」

JK提督「いやだよっ!」

大井「捕虜は言うこと聞けって言ったでしょ!ブラ取りなさい!」

大井「戦争に負けるとはそういうことです!!」

JK提督「…何が戦争だよ、ただの遊びじゃんか」

大井「北上さんも言ってたでしょ、これは遊びじゃなくて命をかけた戦いだって」

JK提督「…」しゅるり

JK提督「はい、ブラ取ったよ」

JK提督「つけるの禁止ならゴミ箱にでも捨てとけば?」

大井「…」すっ

JK提督「ぁうッ…!いきなりアソコ触らないでよ!馬鹿!」

大井(提督のアソコ…ぐっちゃぐちゃに濡れてる…)ぬめりーん

大井(提督は軽く罵ったり少しストレスを与えてみると、結構濡らす傾向にある…)

大井(提督…なんと愛らしい…)ウットリ

大井(地道に重ねてきている『提督弩M化計画』…確実に良い方向に進行しています!!)


ちゅっ…ぬちゅぅ…んちゅッ…

大井(怒ってた割にはすごくキスを求めてくる…)

大井「提督、ブレザー越しにも乳首が勃起してるのがしっかりわかりますよ」

JK提督「うるさい」

大井「強がっちゃって…興奮してるくせに」

JK提督「してないし」

ぎにゅり

JK提督「あ゛ッ!!」

JK提督「痛いって!乳首つねらないでよ!!」

大井「捕虜」

JK提督「ぐっ…」

JK提督「すみません…でした…」

大井(うわあああ、提督付き合い良すぎ…ホントに好きぃ…)ゾクゾク


ぎり…ぎり…

JK提督「う…ぐぐぅ…」

大井(提督はおっぱいがないから胸をせめるとき必然的に乳首だけになる…)

大井(提督の乳首は結構開発してきたつもり…)

JK提督「んっ…ふッ……んぁっ」ビクン

大井(強めにつねってるのにこの反応…提督感じてる?)

大井「気持ちいいですか?」ぐにぐに

JK提督「…痛いです」

大井「き・も・ち・い・い・で・す・か?」ぎにゅり

JK提督「んぎッ…!…気持ち…いいです」

大井「そ、じゃあもっと強くつねってあげますね」

JK提督「ああああ…ッ!!痛ッ…じゃなくて、気持ちいい…、でしゅ、うぐぅぅぅ…」

大井「…」スッ

JK提督「んあぅ!?」びっくん

大井(提督のアソコ…めっちゃヌルヌルしてる…)

大井(もしかして?もしかすると開発も順調…!?)

大井「提督、嬉しいですか?」

JK提督「…」

大井「提督?」

JK提督「ごめん、本当に痛い」

大井(やばい!!)

大井(加減を間違えると…今までの苦労どころか…)

大井(提督との、信頼関係が…!)


大井「提督…あの…その…」

大井「ごめんなさい!調子に乗りすぎました…」

JK提督「…酷いよ、大井さん」

大井「…」

JK提督「あたしのこと、なんだと思ってるの?」

JK提督「あたしさぁ、胸のこと本気で気にしてるの」

JK提督「大井さんが一番知ってるよねェ」

大井「はい…」

JK提督「謝ってよ、傷ついたんだから」

大井「ごめんなさい…」

JK提督「ちゃんと謝って、あたし提督だよ?」

大井「申し訳ございません…」

JK提督「…」

JK提督「うーん…」

大井「…」

JK提督「やっぱあたしってMなのかなぁ…」

大井「へ?」


JK提督「今、大井さんをいじめてみたけど…」

JK提督「なんか心苦しくて興奮しないや」

大井「え…え…ドユコト…」

JK提督「ごめんね大井さん」

JK提督「ちょっとSぶってみただけ」

JK提督「怒ってないよ!」

大井「…いやでも…提督に結構酷いこと…」

JK提督「痛かったけど気持ちよかったよ?大井さんだってあたしのアソコ触って確認してたじゃん」

JK提督「グショグショだったでしょ?」

大井(え…全部お見通し…)

JK提督「でも今は…優しくしてほしいかな…」

JK提督「一緒に気持ちよくなろ?大井さん!」

大井「許してくれるんですか…?」

JK提督「だから、本気で怒ってないって」

JK提督「気持ち良かったし…あたし、本当にMっけあるかも…なぁんて」

大井(この人、本当に可愛くて天使です…)

大井「提督…本当に愛してますぅ!!!!」


JK提督「おしおし、あたしの乳首が真っ赤になっちゃったから優しく舐めてくれるかな?」

大井「はい!んあむ…」ぴちゅ

JK提督「んんっ…大井さん赤ちゃんみたい」

JK提督「もし大井さんの赤ちゃん授かったら、ちゃんとおっぱい大きくなるかな?」

大井「私の赤ちゃん!?どうやって…?」

JK提督「もしもの話だよぉ…もし大井さんにちんちん生えたら、いっぱい中出ししてほしいなぁ」

大井「…」ドバァ

JK提督「うぇえ!?大井さんが鼻血噴き出した!?」

大井「今の言葉…破壊力バツグンですよ…」ボタボタ

JK提督「そ、そんなに?」

JK提督「でもちんちんが生えるなんてありえないしね!」

JK提督「もし生えたら中出しでも制服にぶっかけでもなんでもしていいよ〜」

大井「ち゛ん゛ち゛ん゛欲゛し゛い゛で゛す゛!!!」




JK提督「大井さん、あたしのこと気持ちよくして?」

JK提督「指入れてかき混ぜてほしいな」

JK提督「大井さんならあたしの気持ちいいところ、わかるでしょ?」

大井「はい」

大井「でもその前にキスしましょう、提督はキスをするとアソコが一気に汁だくになりますからね」

JK提督「だってぇ、大井さんの唾液…甘いんだもん…」

大井「人の唾液を媚薬みたいに…」

JK提督「ねぇッ!早くイかせて!お願い!」

大井「焦らないでください、まずはキスからです」

JK提督「イきたい!早くイきたい!!」

北上「そんなに逝きたいの?あたしが逝かせてあげよっか?」

北上「逝き先は地獄で問題ないよね?」

JK提督「…」

大井「…」

北上「…」

JK提督・大井「「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!?????」」


北上「アンタら何してんの」

JK提督「いやあのですねぇ」

北上「無乳さらけ出してないでちゃんと制服着なよ」

JK提督「アッハイ」

北上「大井っち言ってたよね?ここは生きるか死ぬかの激戦区だって」

北上「よくそんな所で発情できるよね、実際の海戦でも発情してみなよ、死ぬよ?」

大井「こ、これは…!あの…」

大井「て、提督が降伏したので捕虜にしたんです!」

大井「この捕虜から敵の情報を聞き出していたんです!」

JK提督「ソウ!アタシホリョ!!」

北上「捕虜なんてさっさと殺しなよ」

JK提督「ヒエ」

大井「いや流石に…」

北上「あたしが言いたいのはぁ!時間と場所をわきまえなってことだよ!!」

北上「二人がイチャイチャしてるのに、あたし一人だけ油断しないようコソコソ動き回ってたのが馬鹿みたいじゃん」

JK提督・大井「すみませんでした…」

北上「まったく…二人が仲良いのは良いことだけど…他の人のこともしっかり考えてね?」

JK提督「はぁい」

大井「許してくれるなんて…北上さんは心の広い素敵な方です!」

北上「は?許さねーよ」

JK提督・大井「ヱ」

北上「戦闘終了まであと10分」

北上「二人には死んでもらうから」

大井「提督逃げますよおおおおお!!この北上さんはガチですううううう!!!」

JK提督「いひえああああ!!待って大井さああああん!!!」


北上「待てえええええええ!!!」びゅんびゅん

JK提督「めっちゃ水風船投げてきた!!」

大井「避けてください!!」

北上「…」シャッシャッシャッ…

JK提督「…え?なんの音?」

大井「夜戦カットイン攻撃ですよ!!!!!」

JK提督「えええ!?今昼なのに!!」

北上「喰ぅらえぇえ!!!!!」ドビュン!!

ド ッ パ ァ ァ ァ ン !!!

大井「 ァ ッ 」

ドサァ

大井「」ビクンビクン

JK提督「大井さあああああん!!??」

JK提督「直撃したけど大丈夫!?背中が真っ赤に腫れ上がってるよォ!?これ水風船の威力じゃないよ!!」

北上「大井っち轟沈〜」

北上「次は提督だねぇ」ニタァ

JK提督「ひぃ!?」

大井「提督…逃げて…提督が喰らったら…本当に死ぬかもォ…」ピクピク


JK提督「敵戦艦も一撃で粉砕する北上さんの夜戦カットイン…あたしが喰らったら跡形もなく消し炭になってまう…!」

北上「…」シャッシャッシャッ…

JK提督「この音ホントにトラウマだよ!!!(主に敵重巡のせい)」

北上「提督もいっぺん、大破してみな!!!!!」ドビュン!!

大井「提督うううう!!!」

JK提督「ギャアアアアア!!!」ガバッ

北上「しまっ…!外した!!」

JK提督「助かった!!!」

ガ シ ャ ア ァ ァ ァ ン!!!

大井「あ」

「なに!?急に窓ガラスが!!」

「敵の強襲か!?」

「うわっ!?冷たい!!」

「ああああ!私のパフェがああ!!」

JK提督「北上さんの水風船が間宮食堂の窓ガラスを突き破った…」

北上「…やっべぇ」サーッ


ガラララッ!!

長門「…」ビショビショ…

JK提督「長門くん出てきた…」

北上「めっちゃ怒ってる…」

長門「さっきお前たち、水風船で遊んでたよな?」

大井「はひ」

長門「提督もか?」

JK提督「はひ」

長門「三人とも、そこに正座しろ」

北上「はひ」

長門「 こ の 大 馬 鹿 者 が ァ !!!!!」


長門「貴様ら自分たちが何したか分かってるのか!?」

長門「店の中はガラスと水が飛び散ってめちゃくちゃだ!!」

長門「幸い怪我人はいなかったものの、間宮の料理にガラスの破片が降り注いで台無しになったんだぞ!!」

長門「さっさと食堂入って皆に謝罪して掃除してこい!!!」

3馬鹿トリオ「ハイ!!!!!」





北上「あ゛〜…」

北上「長門さんにめっちゃ怒られた…」

北上「落ち込むわぁ…」

北上「…」

北上「いくら大井っちと提督がエッチしてたからといっても、ガラス割ったあたしが悪いんだし」

北上「一応二人にも謝っとくかぁ」

北上「…3馬鹿トリオは3馬鹿トリオらしく、仲良くやるのが一番だからね」

北上「あの二人は秘書艦室にいるかな」


ガチャ

北上「大井っちぃ〜、提督〜、いる??」

JK提督「んッ…イきそう…あ…っ!!」

大井「提督のイき顏、しっかり見てあげますからね!」

北上「…なにしてんの」

JK提督「え?…がッ、あぁぁぁあぅぅ……ッッ!!」びくんッ…

JK提督「…き、北上さんにイくとこ見られたぁ…」

大井「ちょっと!私に見せてって言ったでしょ!なんで向こう見ながらイくんですか!」

JK提督「だって急に北上さんが来たんだもん」

北上「…」

大井「あら北上さん…」

大井「これは…さっきの続きです!」

北上「…やっぱりお前らと一緒にくくられるの嫌だあああああああ!!!!!」


ある朝、JK提督部屋

JK提督「学校行ってくるね!」

大井「車に気をつけるんですよ〜」

JK提督「んぁーい!」ガチャン

大井「…」

大井「…」

大井「…よし!」

ポチ

ドロン

北上「おわ、提督の部屋だ」

北上「大井っち?呼んだ?」

大井「北上さん!」

北上「はい」

大井「デートに行きましょう!!」

北上「へ?」


北上「別にいいけど…どこに行くの?」

大井「汽車で横浜に行きましょう!」

北上「え?結構遠出じゃん、提督に許可とってんの?」

大井「いや、提督には内緒で行きます」

北上「…怒られると思うなぁ」

大井「内緒にしないと意味がないんです!提督への感謝の気持ちとしてプレゼントを買いに行くんですから!」

北上「…ほぉ、いいねぇ」

大井「もちろん、北上さんとのイチャイチャも忘れませんよ!一緒にプリクラ撮りましょう!」


北上「どんな格好していくの?」

大井「当然!提督の高校の制服です!!」

北上(ホント、制服好きだよなぁ大井っち…)

北上「妖精さんに作ってもらったやつ?大井っちって、ブレザー派なの?」

大井「話すと長くなるんですけどねぇ、普段はセーラー着てますけ」

北上「あ、長くなるんだったらいいや」

大井「…あとは髪を束ねて、伊達メガネをかければ…これが私の制服デートスタイルです!」

北上「ポニテメガネ大井っちかぁ、なかなか可愛いじゃん」

大井「北上さんもイメチェンしてみては?」

北上「あたしは三つ編みを解くだけでイメージ変わらない?」ファッサァ

大井「おほう!ブレザー黒髪ロング北上さん!まるで清楚な優等生みたいです!!」


北上「提督はいつ帰ってくるの?」

大井「友達と遊んで帰ってくるらしいんで、夕方近くになるみたいです」

北上「じゃあそれまでに帰って来ればOKだね〜」

大井「はい!」

北上「じゃあ『例の箱』でゲットしたお金を持って出かけようではないか〜」

大井「出発進行です!!」


昼過ぎ

JK提督「ただいまぁ!!!」ガチャァ

JK提督「遊ぶ約束した友達が急遽カレシに会うことになってドタキャン…」

JK提督「いいもん!あたしは大井さんのおっぱいしゃぶるから!!」

JK提督「男には付いてない可愛い可愛いおっぱいをあたしは堪能できるから!!」

JK提督「あたしにも付いてないけどね!!!」

JK提督「…」

JK提督「…あれ?大井さんどこ行った?」


JK提督「ん?この畳んであるセーラー服は…」くんくん

JK提督「大井さんのだ、こっちは…」くんくん

JK提督「北上さんの…なんであたしの部屋でセーラー服を脱いでるんだろ…」

JK提督「大井さーん?北上さーん?隠れてんのー?」

JK提督「…」

JK提督「あたしの伊達メガネがない…」

JK提督「…もしかしてあの二人、あたしに黙ってどっか遊びに行った?」


JK提督「…」

JK提督「とりあえず大井さんのセーラー服を着て北上さんのセーラー服を顔に押し付けながら一時間寝てたけど…」

JK提督「ヤツら帰ってこないな…」

JK提督「携帯も持たせてないから連絡取りようないし…」

JK提督「…」

JK提督「北上さんのセーラー服…脇のところがめっちゃいい匂いする…」

JK提督「あの子脇汗かきやすいのかな」


JK提督「…ふむふむ、大井さんの匂いはやっぱりマイルドですな」

JK提督「きちんと体のケアをしているからそんなに刺激臭はナシ、いつまでも嗅いでいられる心地よい体臭だぁ」

JK提督「鼻をするんと抜けていく大井さんの爽快感のある匂い…コレはあたしもハマるワケだ」

JK提督「この匂いを嗅げなくなったら間違いなく禁断症状が起こる、この中毒性は優しさの中に潜む麻薬のような危険さがある…」

JK提督「ということはあたしは大井さんがいなくなると発狂して野垂れ死にしてしまう」

JK提督「なのであたしは大井さんと一生一緒にいなければならないことが証明される」

JK提督「…」

JK提督「まだ帰ってこないな…」

JK提督「北上さんの匂いの解析に移ろう」


JK提督「北上さんはあまり体のケアに気を使っていない、大井さんもいつも言ってる」

JK提督「『北上さぁん、こっちに来てくださいよぉ〜、クリーム塗ってあげますからぁ〜』」

JK提督「『嫌だよ、大井っち手つきがヤラシイんだもん』」

JK提督「『北上さんの麗しいお肌が荒れちゃいますよぉ』」

JK提督「『麗しいなら問題ないじゃん』」

JK提督「…」

JK提督「…声マネ結構似てる?」

JK提督「大井さんの声マネをスマホで録音してみよう」

JK提督「『提督!おっぱいが大きくなってますよ!?私より大きくなって…羨ましいです!!』」

JK提督「…よし」

JK提督「再生」

スマホ『提督!おっぱいが大きくなってますよ!?私より大きくなって…羨ましいです!!』

JK提督「…」

JK提督「…声キモ…全然似てないし」

JK提督「なにしてんだろ…あたし」


JK提督「…」くちくち

JK提督「…あっ…う…」くちくち

JK提督「…んッ、んん…」くちくち

JK提督(大井さんのセーラー服着て、北上さんのセーラー服の匂い嗅ぎながらするの、結構満たされて気持ちいい…)

JK提督「あっ…あー、イきそう…」くちくち

JK提督「あーーー……あッ!うう…んッ!」ビクン

じゃっぱぁ

JK提督「あ、んッ!!ヤバい潮吹いちゃった!!」

JK提督「拭かなきゃ…!」ゴシゴシ

JK提督「カーペットやめてフローリングにして正解だなぁ…」フキフキ

JK提督「…ッてヤベェー!!北上さんのセーラー服を雑巾代わりにしてたーッ!!!」


JK提督「…もうすぐ夕方だぞ…」

JK提督「ヤツら何してやがる…」

JK提督「提督に無許可での外出…これはお仕置きが必要ですなぁ」

JK提督「何しよっかな、24時間ノーパンで過ごしてもらおうな」

JK提督「あ!!大井さんには24時間あたしのブラジャーを付けてもらおう!」

JK提督「あたしのブラ付けたら大井さんのおっぱいが押し潰されてどんどんちっちゃく…」

JK提督「…」

JK提督「…」

JK提督「嗚呼…おっぱい欲しいなぁ」


JK提督「…あたしって今まで一人のとき何してたっけ…」

JK提督「勉強…料理…一人エッチ…」

JK提督「これ…JK人生として、とてつもなくつまらないな…」

JK提督「今振り返ってみると大井さんたちのおかげで随分楽しい日々を過ごせてるなぁ」

JK提督「これからもみんなと楽しい日々を過ごしたい」

JK提督「だから早く帰ってきてよ…さみしいよ…」


数分後


JK提督「…」すやすや

大井「…」

北上「…」

北上「ねぇ大井っち、なんで提督がいるの」

大井「な、なんででしょうかねぇ…」


北上「まだ提督は友達と遊んでたんじゃないの?」

大井「そうだったはずですが…」

北上「起こす?多分怒られるよ」

大井「…どーしましょ」

JK提督「…ん、んー…」

北上「あ、起きた…」

JK提督「あれ、大井さん北上さん…」

大井「あ、あのー」

JK提督「…てめーらどこ行ってたんだボケェ!!!」

大井「いや、ちょっとそこのコンビニへ…」

北上「ちょうど入れ違いだったのかなぁ〜」

JK提督「見え透いた嘘ついてんじゃねぇ!!あたしは昼からずっとここにいたんだぞ!!」

大井「ええええ!?なんで!!」

JK提督「なんではこっちのセリフじゃ!!どこ行ってたんじゃ!!」

北上「正直に話そうよ…大井っち」

JK提督「そうだぞ!大井っち!!」

大井「…提督に初めて大井っちって呼んでもらったけど、提督にそう呼ばれると腹立つ」

JK提督「えぇ…」


大井「北上さんと横浜までデートしてきました」

JK提督「よ、横浜!?何で行ったの!?」

北上「赤い汽車で…」

JK提督「…なんもなかった?」

大井「問題ないですよ、楽しかったです」

JK提督「そっかぁ…」

JK提督「心配だよ…大井さんも北上さんも可愛いから、絡まれたらどうしようって…」

北上「そんなヤツいたら大井っちがぶっ飛ばしてくれるよ」

JK提督「でもさぁ…あたしの大好きな大井さんと北上さんがそういう目に合うだけで心苦しいんだよぉ、わかってよぉ…」

大井「提督だって可愛いじゃないですか、一人で外に行って絡まれたりしないんですか?」

JK提督「たまにナンパされたり…盗撮されたり、痴漢されたこともあるけど…」

大井・北上「お前もう外出るな!!!!!」

JK提督「えぇ…そりゃ無理だよぉ」

大井「私の大好きな提督がそんな目にあってるなんて心苦しいでしょうがあああ!!!!!」

大井「私の提督がああああ!!!胸糞悪い!!!!今すぐ気を紛らわすためにレズセックスしましょう!!!!」

北上「それは後でやって」


JK提督「大井さん落ち着いた…?」

大井「はい…、後でする約束しましたんで」

北上「とりあえず黙って出てって悪かったよ」

北上「ほれ、大井っち」

大井「はい、提督」

JK提督「ん?これをあたしに?」

北上「大井っちとのデートは建前で、メインはこっち」

JK提督「え!?これタブレットじゃん!!」

大井「提督へのプレゼントです!私と北上さんからの感謝の気持ちです」

北上「これで外でも艦これ出来るね〜、なんちて」

JK提督「…あ、普通に泣きそう…」

JK提督「嬉しいよ、ありがとう!」

大井・北上(守りたい、この笑顔)


JK提督「大井さんおいで」

JK提督「北上さんも」

ぎゅう

大井「わふ」

北上「わお、どしたの?提督」

JK提督「あたしたちってさ、家族だよね」

JK提督「鎮守府のみんな、全員家族だよね」

大井「どうしたんですか?いきなり」

北上「当たり前じゃん、家族だよ〜」

JK提督「家族ならずっと、あたしと一緖にいてね、突然いなくなったりしたらダメだよ」

大井「そんなことしませんよ」

北上(そっか、提督はお父さんを亡くしてるんだった)

北上「あたしは提督と離れるつもりなんか全くないよ」

大井「私は提督に嫌われても一生付きまといますからね」

JK提督「リベンジポルノされそう」

北上「いや、大井っちなら自分の爪とか髪の毛とかを郵便受けに入れそう」

JK提督「FAXとかで病んだ文章とかめっちゃ送ってきそうだよね」

北上「帰り道気をつけなよ?提督」

大井「はっはっは、本当にやりますよ?」

JK提督「怖いよぉ…」


大井「てかなんで私のセーラー服着てるんですか」

JK提督「大井さんだっていつもあたしの制服勝手に着てるじゃん」

北上「…なんであたしのセーラー服は干してあるの?汚れてた?」

JK提督「…うん、洗っといたよ!」

大井「私にはわかります、今提督は嘘をついています」

JK提督「…ギク」

北上「ほぉ、流石大井っち」

北上「提督ぅ〜、家族ならホントのこと言って?」

JK提督「…家族なら許してくれるよね!実は〜…」

大井「…」

北上「…」

JK提督「ということでした…てへへ、北上さんなら許してくれるよね?家族だもんね?」

北上「許すわけねーだろォ!絶縁じゃ!!」

大井「この変態!!この家から出て行きなさい!!!」

JK提督「いや…はい…返す言葉もありません…」


夜、JK鎮守府

北上「提督、喜んでくれたね」

大井「はい!結果オーライです!」

北上「あの子の喜ぶ顔は大井っちじゃなくても癒されるからなぁ」

大井「あの笑顔が見れるなら何でもしてあげちゃうかもです」

北上「甘やかしすぎもよくないけどねぇ〜」

大井「あはは、そうですね〜」


入渠風呂

北上「ふぅいぃ〜〜、今日もイイ湯じゃ〜」

北上「家族かぁ…」

北上「提督の何が憎めないかって、大井っちと同じくらいあたしのことも大事にしてくれてることだよなぁ」

北上「あたしのセーラー服を雑巾にしたのは許せないけど…」

北上「だからと言って提督の制服を雑巾にしてやったら確実に大井っちに殺されると思う」

ガララララ

阿武隈「…あ、北上さん…」

北上「なんだよアブックマぁ、あたしがいるのがそんなにイヤ?」

阿武隈「イヤ…別にイイですけど…」

北上「じゃあ隣おいでよ、ハダカの付き合いも大事だよ〜」

阿武隈「…」ちゃぷん

北上「おや、やけに素直だねぇ〜うりうり」ぐしゃぐしゃ

阿武隈「…」

北上「あれ、前髪触っても怒らないの?」

阿武隈「どーせ髪洗うんですから」

北上「それもそうだねぇ」


阿武隈「…」

北上「…」

北上「…どった?なんかあった?」

阿武隈「…ある海域に行って、敵を倒したときなんですけど」

北上「うん?」

阿武隈「深海棲艦が沈む前に、こう言ったんです」

阿武隈「お前たちの司令官は有能なんだな」

阿武隈「お前たちの司令官さえいれば私たちも…」

阿武隈「…って」

北上「…提督が有能かどうかは置いといて」

北上「艦隊の他の子達は聞いたの?」

阿武隈「いや、私が一番敵に近い位置にいて…私しか聞こえなかったみたいです」

北上「ふぅん…」

北上「…で、それがどしたの?深海棲艦だって呟きくらいするでしょ」

阿武隈「…その言葉を発するとき、目が本気だったんです」

阿武隈「まるで提督の貞操を狙う大井さんのような…!」

北上「…それは怖いね」

阿武隈「この先何か起きるんじゃないかって、不安なんです!」

北上「…」

北上(深海棲艦は沈んでも、また深海棲艦として復活する…兄鎮守に行ったときにそう聞いたけど…)

北上(不安…イヤな予感ってことかな)

北上「アブックマありがとう、一応大井っちに報告してみるよ」

阿武隈「ありがとう北上さん…」

北上「因みに呟いてたのってダレ?」

阿武隈「空母ヲ級です」

北上「ヲ級…ね」

北上(おっきゅんじゃあなさそうだな…まぁヲ級だっていっぱいいるしね)


秘書艦質

ガチャ

北上「ねぇ大井っち」

陸奥「あら、北上」

北上「あれ?むっちん?どったの」

大井「陸奥さんが練度99になったんですよ!」

北上「お!ということは?提督とケッコンカッコカリ!?」

陸奥「そうよ!大井もしていいって!」

大井「当然です!陸奥さんはこの鎮守府で一生懸命頑張ってくれているんですから!」


JK提督部屋

ドロン

JK提督「むっちゃん!」

陸奥「わぁ、ここが提督の部屋…!」

陸奥「ありがとう提督!ここまで育ててくれて!!」

JK提督「むっちゃんいつも大活躍だからね!」

大井「陸奥さん、背が大きいからここの部屋だと頭ぶつけそうですね」

北上「あはは、それにしてもケッコン三人目かぁ…次は誰かな〜」

大井「…そういえば北上さん、私に話があったんじゃないですか?」

北上「あっと、そうだった」

北上「アブックマの情報なんだけど…深海棲艦がね、ウチの提督が有能だなって言ってたんだって」

大井「このアホが有能…?深海棲艦も見る目がないですね」

JK提督「恋人であり上官であるあたしを目の前にしてよくそんなこと言えるね」

陸奥「…大井って提督のこと好きなんじゃないの?」

大井「大好きですよ、馬鹿でアホで無乳でアソコが毛深くて変態で…ありのままの提督が大好きです」

JK提督「むっちゃん、心配するこたないぜ!あたしはちゃんと愛されてる!」

陸奥「アナタかなりディスられてるけど、それでいいの…?」


後日

JK提督「大井さぁん、今日の夜暇?」

大井「暇も何も…夜は寝ますけど」

JK提督「じゃああたしの部屋でオールしようぜ!」

大井「オール?」

JK提督「一晩中寝ないでジュース飲んでおかし食べて雑談するの!」

JK提督「ウチはお母さんが厳しいから友達とオールとかできないけど、なら大井さんとすればいいじゃんって!」

大井「一晩中ジュースやお菓子って…虫歯になりますよ」

大井「どうせ、私の身体が目当てなんでしょ!」

JK提督「違うわこのスケベ!単純に語り合いたいんだよぉ」

大井「語り合うって…何を…」

JK提督「ほら、深夜のテンションならではというか…普段話せないことも話せちゃう雰囲気ってあるでしょ?」

JK提督「本音と本音のぶつかり合い!お互いのことがさらに知れるよ!」

JK提督「大井さんはお酒飲めば良いじゃん!あたし大井さんが酔っ払ってるところあんま見たことないし!」

大井「…」

大井「…提督は未成年なんですからお酒は飲んじゃダメですよ?」

JK提督「大丈夫!まだ美味しいって感じなかったから!」

大井「ちょおい!飲んじゃダメだって!悪い友達と付き合ってると悪い影響受けますよ!」

JK提督「確かに、変態と付き合ってるとあたしまで変態になってきてる気がするしね」

大井「アンタはもともと変態」



大井「わかりました、付き合ってあげます」

JK提督「わぁい!ありがとう大井さん!お菓子はあたしが用意しとくからね!」


このときJK提督ちゃんは知らなかった

酔っ払った大井っちがガチでヤバい事を…


そしてその夜…JK提督部屋

大井「お、お邪魔します」

JK提督「なに改まってぇ、いつもどーりいつもどーり」

大井「一応ビールと日本酒持ってきました、飲むのは私だけですけど」

JK提督「いいよいいよじゃんじゃん飲んじゃって!」

大井「なに話すんですか?」

JK提督「こう言うのは成り行きで話していくもんよ!ささッ!社長、まずはビールを!」

大井「おっと、ありがとうございます」

とぽとぽとぽ…

JK提督「あたしはオレンジジュースで…」

JK提督「カンパーイ!!」チャリーン

大井「乾杯〜っ」

大井「んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ…」ゴクゴク

JK提督「え?イッキ?」

大井「んぷあ、もう一杯注いでくださる?」

JK提督「へ?うん…」とぽとぽとぽ…

大井「んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、んぐ…」ゴキュゴキュ

JK提督「またイッキ…」

大井「ふへあ…提督もジュース飲んでくださいよぉ」

JK提督「あ、うん」ゴクゴク

大井「…んぐ、んぐ」ゴキュゴキュ

JK提督「うおい!ビール瓶ラッパ飲みしだしたよこの人!!」

JK提督「大井さんペース早いって!」

大井「大丈夫大丈夫、いつもこのくらいです!」

JK提督「…まじで?」


大井「提督って初恋とかあるんですか?」

JK提督「うん?あるよ〜、聞きたい?」

大井「…なんか怖いですけど、聞いてみたいです」

JK提督「そお?んーとねぇ」

大井「ちょ!っと待って!その初恋の人とはどこまで進んだの!?」

JK提督「手繋いだ程度だよ、別に付き合い始めたわけでもないし」

JK提督「大丈夫、初めての恋人は大井さんだから」

JK提督「あたしの口やおっぱいやアソコにイロイロしたのは大井さんが初めてだからねぇ」

大井「なら安心した!もういいです!初恋の話は!」ゴキュゴキュ

JK提督「ビール飲み過ぎだって…」


大井「…あ、ビールなくなっちゃった」

JK提督「こ、ここらでジュースにしない?」

大井「安心なせい、まだ日本酒があるでよ」

JK提督「なにそのキャラ…」

大井「んぐんぐんぐんぐんぐんぐんぐ…」ゴキュゴキュ

JK提督「だからラッパ飲みやめなさいって!!」

大井「あぁん!?」

JK提督「ヒッ」

大井「てぇとくはぁ…未成年だからぁ、飲んじゃダメぇ〜〜」

JK提督「は、はい」

大井「…てぇとくは相変わらず可愛いですねぇ」

JK提督「そ、そうでしょうか…」

大井「ホッペぷにぷに〜」ぐにぐに

JK提督「ぶええ…」

大井「こぉんな可愛い子が私の奴隷なんて嬉しいですねぇ」

JK提督「奴隷じゃなくて、恋人なはずなんだけど…」

大井「ウフフ、冗談ですよバーカ」

JK提督「う゛ッ…酒くさ…」ゲホ

大井「ほら、脱げ」

JK提督「へ!?」

大井「寝巻きを脱ぎなさい」

JK提督「嫌だよ…」

大井「むー…、んあむっ!」がぶりッ

JK提督「ぎゃあぁ!?」

大井「んんんんんん〜ッ」ずぢゅるるるっちゅるずずずるるるぢゅるるるるる〜〜〜〜ッッッ!!!」

JK提督「いぎゃああぁあぁあ!?鼻吸わないでぇぇ!!!!」

大井「じゃあ脱いでください!」

JK提督「脱ぐから!脱ぐから!」

JK提督(…鼻が大井さんの唾液で臭い…)


大井「てぇとくの飛行甲板が露わに」

JK提督「…」

大井「乳首切り取ったら本当に艦載機発艦できそぉですね」

JK提督「怖いこと言わないでよー…」

大井「みんなねぇ、てぇとくのこと無乳無乳ってバカにするけどねぇ」

大井「てぇとくは無乳だから良いんですよぉ」

大井「ツルツルのお胸…とんがった乳首…こんなエロい胸が他にありますかねぇ〜」

JK提督「一番馬鹿にしてるの大井さんだよね…」

大井「その分愛してますからぁ!!」

大井「愛おしい!この胸が愛おしいですぅ!!」びよびよ

JK提督「いだいいだい!!乳首引っ張らないで!!!!」

大井「ほら!パンツも脱いで!!マン毛見せなさいよ!!」

JK提督(…大井さん、酔っ払うとクソみたいになるのかぁ…)

大井「もしゃもしゃ」

JK提督「こらぁ!!あたしの陰毛食べないの!!」


大井「てぇとく、制服着てくだはい」

JK提督「えぇ〜…」

大井「着て!!!」ブチィッ!!!

JK提督「いったぁああぁぁあ!?陰毛抜かないでよ!!」

大井「制服着てくれなきゃヤダ〜」

JK提督「着るから!着るからあたしのジュースに抜いた陰毛入れないで!」



JK提督「着たよ…制服」

大井「おほぉ…やっぱ提督は制服姿が一番ですねぇ」

大井「このブレザー越しの脇の匂いがなんとも…」くんくん

JK提督「…」

大井「やっぱり冬服ってモコモコして癒されますねぇ…」

大井「カーディガンの萌え袖も冬服ならではですよねぇ」

JK提督「大井さんって、あたしが好きなの?制服が好きなの?」

大井「制服を着た提督が好きなのぉー」

JK提督「じゃああたしが大学生になって制服着なくなったら好きじゃなくなるの?」

大井「家や鎮守府で制服着ればいいんですぅー」

JK提督「…つまり、制服着ないあたしは嫌いってこと?」

JK提督「さすがに大学生にもなって高校の制服なんか着てらんないよ」

大井「…」

大井「…」

大井「…」

大井「…私が提督を嫌いになるなんてありえない」

大井「北上さんのことが嫌いになっても提督のことは絶対に嫌いになりません!!」

JK提督「お、おぅ…」

大井「まぁ、北上さんのことも嫌いになるなんてありえないですけどね」

JK提督「…」

JK提督「…仕方ないなぁ、高校卒業してもたまには制服着てやるかぁ」

大井「ほぉら、提督は優しいですねぇ〜」

JK提督(せめて二十歳までだな…)


大井「んぐんぐんぐ…」ゴキュゴキュ

JK提督「ちょ、ちょっとぉ…日本酒何本目…?」

大井「提督って痴漢や盗撮されたことあるんですよねぇ」

JK提督「ん?うん…」

大井「ならぁ…提督は可愛いからぁ、いつ強姦魔に強姦されてもおかしくないですよねぇ…」

JK提督「されないよ…」

大井「されるに決まってます!!提督は可愛いんですからァ!!」

大井「嫌がる提督に無理やり男根を突き刺し!部屋に響き渡る提督の悲鳴!アソコから垂れる破瓜の血!」

大井「考えただけで恐ろしい…」

JK提督「…確かに恐ろしいけど」

大井「提督はそんな強姦魔に処女を奪われてもいいんれすか?」

JK提督「嫌だよ!」


大井「なら」

JK提督「…なら?」

大井「今」

JK提督「…今?」

大井「私が提督の処女膜…」

大井「破ってあげます」

JK提督「…エ?」

大井「大好きな私に処女膜をあげれるのなら、提督も本望でしょお」

JK提督「大井さん、酔ってるよね?こういうことは酔った勢いでやるべきじゃないよ?」

大井「いや、今やるべきです…もしかしたら明日、提督が強姦魔に犯されるかもしれないですからぁ」

大井「私は今すぐ提督の処女膜欲しいですぅぅぅぅ…」

JK提督「待って?冗談だよね?やめて大井さん!頭冷やして!!ホントにやめて!!」

大井「さぁ…私に破瓜の血を見せてください!!!」

JK提督「やめ…ッ!あ゛…ああああああ…がッ」



ぷちんッ




翌朝

大井「…んが」

大井「ぐ…う…」

大井「ふああ…朝…ですか…」

大井「頭痛い…あれ?ここは?…提督の部屋?」

JK提督「おはよう大井さん」

大井「あら提督、おはようございます」

JK提督「酔いは覚めた?」

大井「酔い?…あぁ、そういえば夜遅くまでお酒飲んでたんでしたっけ…」

JK提督「やってくれたね、大井さん」

大井「…なにを?」

JK提督「とぼけないでよ、あたしにあんなことしといて」

大井「あんなこと…とは?」

JK提督「…このマジックペンで!あたしにしたことだよ!」

大井「そのマジックペン…?なんか血が付いてますけど…」

JK提督「まさか覚えてないとか言わないよね…?」

大井「…覚えてないです」

JK提督「」

大井「え、…え?私がなんかしたんですか?」

JK提督「…このマジックペンであたしの処女膜を破ったじゃんかぁ…」

大井「…」

大井「えええええええええ!!!???」


JK提督「あたしゃショックだよ!!!」

大井「酔った私が提督にそんなことを…!?いや、あり得ない…」

JK提督「そうだよ!普通あり得ないよ!!」

大井「てかなんで提督は制服着てるんですか?今日は日曜日ですよね…」

JK提督「お!ま!え!が!!着ろって言ったんだよ!!!」

大井「え…覚えてない…」

JK提督「…本気で言ってるの?…いつから覚えてないの?」

大井「…提督の初恋がどうとかこうとか…までは記憶ある気がするんですけど…」

JK提督「メッチャ序盤じゃないかよ!!!!」

大井「他に私、何したんですか!?」

JK提督「あたしの陰毛食べてたよ」

大井「え!?おええええええ…」

JK提督「オエーじゃねぇマジぶっとばすぞボケェ!!!」


JK提督「まさかあそこまで大井さんの酒癖が悪いとは思ってもみなかったよ…」

大井「申し訳ございません」土下座ァ

JK提督「乳首は引っ張られるし、陰毛は抜かれるし、処女膜は破られるし」

JK提督「ホントに痛かったんだよ?濡れてもないのに角ばったマジックペン突っ込まれて…」

JK提督「あたしのアソコは大井さんのモノなんだから、もっと優しく扱ってくれないとぉ」

大井「申し訳…ございません…」

ドロン

JK提督「あ、ドロンしちゃった…」

JK提督「…きつく言い過ぎたかな?」


JK鎮守府

瑞鶴「ん?掲示板に新しい張り紙が…何これ?」

五十鈴「ちょぉ…これって…」


『警告、球磨型四番艦大井

球磨型四番艦大井は、泥酔した状態で、提督に性的暴行を加えた。

このため、大井はこの先一切の飲酒を禁ず。

もし、大井のこの先の飲酒が認められた場合、雷撃処分とす。

以上。

…JK鎮守府秘書艦大井』


龍驤「えええ!?とうとう大井のヤツやりやがったな!」

足柄「大井、本当に酒癖悪いからねぇ…」

島風「この警告…自分で自分に書いたんだ…」

鈴谷「ソレだけ反省してるってことじゃないの?」

利根「雷撃処分って誰がするんだ」

吹雪「そりゃあ…北上さんじゃないですか?」

陸奥「…今さら性的暴行って、常に盛ってるくせにねぇ」

金剛「どーでもいい張り紙ネ」


北上「大井っちぃ〜、性的暴行って…提督に何したの?」

大井「私は性犯罪者です…」

北上「そういうプレイじゃなかったの?」

大井「プレイじゃないです!未成年の女子高校生に酔った勢いであんなことしちゃうなんて…」

大井「私は人として最低です…」

北上「…まためんどくさいパターンかぁ」

大井「うわあああ!私はもうこの鎮守府にいてはいけない存在なんだあああああ!!」

北上「やべ、声に出てた」

北上「大井っち!そういえば提督が呼んでたよ!」

大井「え?提督が?」

北上「提督の部屋に来てくれだって」

大井「…怖いよぉ、一緒に来て北上さぁん…」

北上「ヤダよ」

大井「ふえええん」


JK提督部屋

ドロン

大井「て、提督…」

JK提督「やっほ、大井さん」

大井「この度は本当に本当に申し訳ございませんでした…」

JK提督「別に怒ってないよ」

大井「え?」

JK提督「ただ…やられたらやり返す…倍返しだ!」

大井「それ…私が残した日本酒…」

JK提督「んぐ!んぐ!んぐ!」ゴクゴク

大井「ちょおおおおおおっとお!?提督は飲んじゃダメェ!!」

JK提督「ぐ、ぐひゃあぁあぁぁああ…喉の奥がモヤモヤして…ゲッホ!!ゴホ!!」

大井「やめなさい未成年なんだから!!」

JK提督「まだまだぁ!!」ゴクゴク

大井「コラアアア!!提督の場合は本当に身体に毒ですから!!身体壊しちゃいますから!!」

JK提督「あ、あたしの日本酒返してぇ…」

大井「何考えてるんですか!!飲んじゃだめでしょ!!」

JK提督「わ、なにこれ…頭がすごいクラクラしてきた…あはは〜」

大井「この量をイッキに飲めばそうなりますって…大丈夫ですか…?」

JK提督「ひゃっひゃっひゃ、よぉし、大井さんに迷惑かけてやろーっとぉ」

JK提督「ばえがえしだぁ〜…」ふらっ

ドサッ

JK提督「」

大井「提督ぅーーーッ!?」

JK提督「ぐえぇ…」すやすや

大井「びっくりした…寝ただけか…」

大井「ここじゃお母様も来ますし、鎮守府に運びましょう…」


JK鎮守府

JK提督「…」すやすや

北上「…性的暴行だけじゃなくて、未成年に酒まで飲ますとは…」

大井「弁解の余地もございません…」

北上「まぁお酒も飲むなとは誰も言わないからさ、ホドホドにしときなよ?」

大井「いや、お酒は二度と飲みません…」

北上「そっか、そんなに反省してんの」

大井「性犯罪者ですから…」

北上「性犯罪者って大袈裟な…」

北上「あたし、艤装の整備手伝ってくるから行くね」

大井「はい…」


JK提督「んが」

大井「あ、提督起きましたか?」

JK提督「ここあ?」

大井「私と北上さんの部屋です」

JK提督「そっかぁ…うぅ、気持ち悪い…」

大井「まだ酔いが覚めてないみたいですね、安静にしててください」

JK提督「えー…せっかくの日曜日なのにぃ」

大井「お酒飲むからこういう風になるんですよ!」

JK提督「だってぇ、大井さんに酔って仕返ししたかったんだもん!」

大井「提督、本当に申し訳ございませんでした…」

JK提督「だからぁ、怒ってないってぇ」


JK提督「なんか後から考えてみると、大井さんが正しいかなって」

大井「え?」

JK提督「確かに酔った勢いとか、マジックペンで無理やりとかは嫌だったけど」

JK提督「好きな人に大事なものをあげるってとても大切なことだと思う」

JK提督「あたしが女の子と付き合ってる以上、永遠に処女のままじゃん」

JK提督「そんで誰かに襲われて処女奪われるなんてあったら、たまったもんじゃないよね」

JK提督「だから大井さんに処女膜破ってもらって嬉しいんだぁ」

大井「提督…」

大井「私は…その時の記憶がないんですよ…」

大井「そんな大事な瞬間を酔った勢いで、しかも記憶もなくて…」

JK提督「大井さんねぇ、酔っ払ってる時にねぇ」

JK提督「あたしのことは絶対に嫌いにならないって言ってくれたんだぁ」

大井「そうなんですか…まぁ事実ですけど」

JK提督「あたしも大井さんにどんな事されても絶対に嫌いになったりはしないよ?」

JK提督「そりゃあ大井さんにムカついたり、ウザいと思ったり、おっぱいが破裂するぐらい思い切りビンタしたいって思う時もあるかもしれない」

JK提督「でも、あたしは絶対に大井を嫌いになったりしない!」

JK提督「大井さんのこと永遠に好きでいられる自信があるよ!」

大井「提督…!」


JK提督「誓いのキスでもする?」

大井「しますします!」

JK提督「じゃあ…んっ…」

大井「んー…」

大井「ぶへぁ、提督酒くさッ」

JK提督「…」イラッ

JK提督「昨晩ずっとゲロ臭いニオイをプンプン嗅がせてきやがったお前に言われたくねーよボケェ!!」

大井「えぇ!?ごめんなさい!!」


JK提督「んーーーー…」シャコシャコシャコ

JK提督「がらがらがら…ぺっ」

JK提督「にいー」

JK提督「歯磨いたよ〜」

大井「ありがとうございます…」

JK提督「じゃあ誓いのキスを」

大井「はい」

ちうー

大井「…」

JK提督「…」

大井「なんの誓いのキスでしたっけ」

JK提督「あひゃひゃひゃ、キスに理由はねぇー!!」

ぶっちゅうううううううう

大井(私、酔っ払ってる提督好きかも…)


数時間後

JK提督「頭痛い…クラクラする…」

大井「酔いが覚めたみたいですね」

JK提督「身体がだるい…気持ち悪い…」

大井「お酒なんて飲むもんじゃありませんよ?」

JK提督「うーん…大人になったらちゃんと飲めるようになるかなぁ」

大井「え?飲みたいんですか?」

JK提督「大学の飲み会とかちょっと憧れてるからさぁ」

大井「大学の飲み会…そんな常識もない飲み会なんか行ったら何されるかわかりませんよ!?可愛い提督の身体狙いの男だっているでしょ!!」

JK提督「言いたいことはわかるよ、あたしも酔っ払いに処女膜ぶち破られたことあるしね」

大井「深く反省しております…」


ある日の休日、横浜

大井「北上さん!行きますよ!」

北上「大井っちぃ、張り切ってるね〜」

JK提督「迷子にならないでよ〜?」

陸奥「ここが…横浜…」

JK提督「どう?いろんなお店あって楽しそうでしょ」

陸奥「ありがとう提督!外の世界で買い物するの楽しみだったの!」

JK提督「いやいや、むっちゃんいつも頑張ってるし、たまには羽伸ばさないと〜」

陸奥「私の私服似合う?」くるくる

JK提督「似合うよ!まさに大人のお姉さん!」

陸奥「大井がファッション雑誌を参考に買ってくれたの!」

JK提督「大井さんもなかなかオシャンティだねぇ」


土産物売り場

大井「これは瑞鶴さんが欲しがってたもので…これが加賀さんが欲しがってたもの…」

大井「赤城さんがこれ…金剛さんはこれ…」

北上「ちょっと、買いすぎじゃない?」

大井「お金ならあります!」

北上「持って帰るの大変じゃん」

大井「ふっふっふ〜、そのためのタブレットです!」

北上「へ?」



大井「とりあえず人目のないトイレに来ました」

JK提督「こんなところで何すんの?」

大井「そのタブレット、艦これにログインしてありますか?」

JK提督「うん」

大井「それじゃ会計を済ませた商品を持って…」

ドロン

北上「おわ!?大井っち消えた!」

陸奥「へぇ、タブレットでも行き来できるのね」

ドロン

大井「ただいまです!商品は鎮守府に置いてきました!コレで手ブラに元どおり!」

JK提督「こんな便利な使い方が…」


ゲーム売り場

大井「さて!ロクヨンの新しいカセットでも買いますか!」

JK提督「…ここじゃ売ってないと思うよ」

大井「え?」

北上「うぃー?ぷれいすてーしょん?コレ新型ゲーム機?」

JK提督「うん」

陸奥「ディーエス…ヴィータ…すごい、手のひらサイズのゲーム機もある」

大井「これ全部買ってったらみんな喜びますよね!?」

JK提督「まてまて!十何万円するよ!?」

大井「軍人…いや、軍艦の給料を舐めてもらっちゃ困ります!!」

北上「これでラウンジが充実するねぇ」

陸奥「テレビがもう1〜2台は必要じゃない?」

大井「テレビも買いましょう!」

JK提督「おいおいバブルか」


大井「たくさん買い物しましたね〜」

陸奥「買い物ってこんなに楽しいのね!」

北上「むっちゃんのテンションが可愛い」

JK提督「…」じーっ

大井「どうしました?提督」

JK提督「あのぉ、そんなにお金持っているならぁ」

JK提督「あたしにも何か買って欲しいなぁ〜なんて」

北上「なんかって?」

JK提督「ブランド物のバッグとかぁ…お金持ちの大井さんなら買えるでしょ?」

大井「提督、お金を稼ぐのはどれだけ大変かわかりますか?」

大井「お兄様やお母様を見ればわかるでしょう?毎日汗水流して働いて…」

JK提督「ぶー、ケチ」

大井「この前タブレット買ってあげたでしょう?コレだって安くないんだから」

JK提督「そうだけど…」

JK提督「…あ!」

JK提督「大井さんがそんなにお金もらえるなら、提督のあたしはもっともっとお給料もらえるはずだよね!?」

JK提督「あたしの給料は!?」

北上「ゲームしてお金がもらえるわけないでしょ」

陸奥「逆に提督はゲームにお金を落とす側でしょ」

JK提督「ちくしょう!!」

大井「大学生になったらバイトしなさいバイト」


瑞鶴「うわー!大井!これ私が食べたかったヤツじゃん!ありがとう!!」

島風「オオオッ!?何コレ!?最新ゲーム!?大井っちゃんありがとう!!」

足柄「テレビが幾つかあると駆逐艦の子たちも喧嘩しなくて済むわね〜」

「「ありがとう!!大井さんありがとう!!」」

大井「ふふっ…コレで私の好感度もこれでアップ…!」

JK提督「お金の力で好感度を上げるとは…汚いね大井さん」

大井「な、なんですって!?」

JK提督「本当の好感度の上げ方ってヤツを教えてあげるよ」



JK提督「島風ちゃん、いつも命懸けで戦ってくれてありがとう、恥ずかしくて普段は言えないけど心から感謝してるよ」

島風「今すぷらとぅーんやってるから邪魔しないでよ!負けちゃうじゃん!」

JK提督「…」

JK提督「瑞鶴ちゃん、今の鎮守府があるのは瑞鶴ちゃんの活躍のおかげで…」

瑞鶴「んげふッ」

JK提督「え?」

瑞鶴「ごっほ!!んげほ!!グエッほ!!」

JK提督「…大丈夫?」

瑞鶴「はぁはぁ…提督さんがいきなり話しかけてきたから食べ物が喉に詰まったじゃん!!」

JK提督「ごめん…」

大井「さすが提督!好感度ダダ下がりですね!」

JK提督「やはり世の中金なのか…」


JK提督「てかみんなさぁ、お金たくさん持ってるなら艦これに課金すれば良いじゃん!!」

JK提督「そしたら資材にも困らないし!!」

大井「はぁ…」

大井「提督、私は悲しいですよ」

大井「確かにお金さえあれば苦労せずに資材もたまるし戦闘にも有利になるかもしれません」

大井「ただ、苦労して手に入れられる物は資材だけじゃありませんよ?」

大井「皆さんの団結力だったり、向上心だったり…」

大井「資材が金で手に入ったら遠征部隊の皆さんはどうするんですか?用無しですか?」

大井「我々に本当に必要な物はお金ではなく」

大井「『愛』、ですよ」

JK提督「大井さん…!」

JK提督「あたしが間違っていたよー!!」

大井「よしよし、わかってくれたんなら嬉しいです!」

JK提督「…あたしのこと、愛してるならぁ…ブランド物のバッグ欲しいなぁ」

大井「歪んだ愛って知ってますか?」ニタァ

JK提督「もうおねだりしません!!」


大井「というか提督みたいなイモっぽい女の子にブランド物バッグなんて似合うわけないじゃないですか」

JK提督「だ、だから女を磨くために身の回りの物から!」

JK提督「大学デビューへの一歩だよ!」

大井「大学デビューって…」

JK提督「高校卒業したら三つ編みおさげをバッサリ切って髪染めてパーマかけるし、ピアスだってつけるし!」

大井「そんなのダメですー!!!!!」

大井「そんな…イモ提督がシブヤ提督になるなんて…そんな偽りの姿の提督なんて認めません!!」

JK提督「だって…イマドキの大学生ってみんなそうじゃん、あたしみたいな地味女なんて相手にされないよ…」

大井「周りに流されちゃダメ!!北上さんが髪染めてパーマかけた姿を想像してごらんなさい!!」

北上『めっちゃディズニーしたーい』シャランラ

JK提督「絶対に認めない」

大井「私も認めません」

JK提督「でもちょっとくらいイメチェンしたいし…」

大井「その綺麗な黒髪を染めたりバッサリ切らなければ許します」

JK提督「黒髪好きだねぇ、大井さん」

北上(大井っちが提督のこと好きな理由って、提督がすこーしあたしに似ているからかなあぁ)


とある日、高校の校門

JK提督(あ〜…大学合格して気が抜けて授業が頭に入らない…)

JK提督(まだ進路決まってない友達に気を使うのも大変だなぁ…)

JK提督(今日帰ったら大学で良いスタートダッシュ出来るように勉強するかな)

JK提督(久しぶりに金剛ちゃんに英語教えてもらおう)

「…なぁ、あの門の前に立ってる茶髪のポニテメガネちゃん誰だ?」

「うちの高校の制服着てるけど…見たことないな」

「三年生じゃないだろ…後輩じゃね?」

JK提督(茶髪のポニテメガネ?大井さんの外デートスタイルと一緒だなぁ…)

大井「あら、提督!待ってました!」

JK提督「ブッ!!」

JK提督「ちょっとぉ!!何してんのこんなところで!」

大井「提督と下校デートしてみたかったもので…」くねくね

JK提督「ダメだよその制服で学校来ちゃあ!てかうちの高校は髪染め禁止!地毛でもアウトだよ!!」

大井「えー…?」

男友「その子…お前の知り合いか?」

JK提督「あ!いや!うん!そんな感じかな!」

JK提督「さぁ帰るぞー!!」

大井「わわっ、押さないでくださいよ〜」


帰宅

大井「せっかくの下校デートなのにもう帰って来ちゃった…」

JK提督「大井さん、さすがに学校に来るのはマズいよ!」

JK提督「その制服着て先生に見つかったらなんて言い訳するの!」

大井「えー、でも学校にいるときに提督の制服姿が一番輝くじゃないですか」

大井「そこ重要なんで」

JK提督「んもお、要するに学校であたしと触れ合いたいってこと?」

大井「ハイ!学校で制服エッチしたいです!!」

JK提督「ダメェ!!!」

大井「そんなぁ」

JK提督「ダメに決まってるでしょンなもん!」

大井(…諦めませんよ!)


翌日、放課後…高校の教室

先生「お、一人で居残り勉強か?」

JK提督「あ、先生」

JK提督「大学でついていけるように予習してます、家じゃ落ち着かないんで…」

先生「良い心がけだな、お前の受かったところはなかなかの難関校だからな、予習は大事だ」

JK提督「ですよねー」

先生「俺の教え子で初めてだぞ、あそこの大学受かったヤツは」

JK提督「ふふん」

JK提督「…先生とももうすぐお別れかぁ」

先生「三年間俺が担任だったからな!…寂しいもんだな、いつでもここに顔出せよ」

JK提督「はい!」

先生「お前は俺の自慢の教え子だ!生徒会長としてこの学校を束ねたし、何よりもお前は人のことをしっかり考えて行動する心優しい子だ」

先生「学生のあるべき姿、だな」

JK提督「褒めすぎですよぉ〜」

先生「まぁなんだ、その調子だと大学でも上手くやっていけそうだな」

先生「相談があったらいつでも乗ってやるからな」

JK提督「先生!ありがとうございます!」

先生「じゃ、俺会議あるから…あまり遅くまで残るなよ?」

JK提督「はーい」

ガラガラピシャリ


JK提督「ふぅ…」

JK提督「そろそろ遠征帰ってくるかな?」

JK提督「学校で勉強しながら艦これ〜、タブレット最高だぜ」

ドロン

大井「よっし!!」

JK提督「おわあ!?大井さん!?出て来ちゃダメだよ!ここ学校!!」

大井「提督!あの先生にすごく信頼されてるんですね!」

JK提督「え?聞いてたの?」

大井「タブレットで艦これログインしっぱなしでしたからね、皆さんに聞こえてましたよ」

大井「いやぁ、まさか提督がこんなに…」

大井「外ヅラが良かったとは…」

JK提督「その言い方気に食わん!」


JK提督「確かにあたしは…家と学校じゃ振る舞いは違うけど…」

大井「下ネタとか学校じゃ言わないんですか?」

JK提督「あたし学校じゃあそんなキャラじゃないし…」

大井「優等生ぶってるとか…」

JK提督「ぶってるわけじゃないけど…」

JK提督「まぁ家でのあたしが本性だから」うまるーん

大井「そうだったんですか…」

大井「ここ提督の机ですか?」

JK提督「うん」

大井「プラスチックの机?丈夫で軽いんですね」ギッシギッシ

大井「はぁ、提督と同級生で同じクラスだったらなぁ…」

大井「憧れるなぁ、授業中に手紙交換したり…」

JK提督「小学生か」


スタスタスタ…

JK提督「だ、誰か来た!大井さんタブレットん中に戻って!」

大井「わっと!」バタン

JK提督「ちょっと!なんで掃除用具ロッカーの中に隠れるの!?」

ガラガラッ

男友「ん?何してんだ?」

JK提督「いや!あの…勉強!」

男友「放課後に一人で勉強か…偉いな」

JK提督「ゆ、Youは?」

男友「俺は忘れ物とりに来ただけ」

JK提督「そっか…」

男友「そういえば俺、大学受かったよ」

JK提督「え!?ホント!?第一志望!?」

男友「あぁ」

JK提督「おめでとう!すごいじゃん!頑張ったねぇー!!」

男友「お前よりワンランク下の大学だけどな」

JK提督「でもその大学でやりたいことあるんでしょ?立派だよ〜」

大井(提督がお兄様以外の男の子と話してる…なんか新鮮…)


男友「しかしお前とは小中高と一緒の学校だったけど、ついに大学でお別れか」

JK提督「…そだね、なんか寂しいね」

男友「腐れ縁だったよな」

JK提督「なんか異性同士…って感じもしなかったしね」

男友「…卒業前に二人でどっか出かけてみるか?」

JK提督「いや、それは…」

男友「あぁ、悪い…別にいやらしいことは考えてないんだが…」

JK提督「ごめん、そうじゃなくて…」

JK提督「あたし…恋人がいるから…」

大井(え!?誰よ恋人って!!)ガタンッ

男友「ん?今ロッカーが…」

JK提督「あー…、なかでホウキが倒れたんじゃないかな」

JK提督(大井さんのバカタレ!)

大井(あ、私のことか)

男友「てかいつの間にか好きな人いたんだな…」

JK提督「うん…」

男友「どんな男…?」

JK提督(さすがに恋人が女の子なんて言えん…)

JK提督「ナイショ〜」

男友「そ、そっか…」

JK提督「…どしたの?」

男友「実は俺…」スタスタ

JK提督「え?」

大井(え!?なに!?私のいるロッカーのほうに歩いてきた!)

男友「お前のこと…」ピタ

大井(おわぁ、私の目の前に…)

男友「す…す…」

男友「好きだった…」ボソッ

大井(!!??)

JK提督「え?なに?聞こえんよ、こっち向いて話してよ〜」

男友「な、なんでもねーよ!大学行っても末長くお幸せにな!!」

男友「じゃあな!また明日!」ガラガラピシャリ

JK提督「…何だったんだろ」


バタンッ!!

大井「提督!彼は一体…!?」

JK提督「あぁ大井さん」

JK提督「彼が…あたしの初恋の人」

大井「ええ!?そーだったんですか!?」

JK提督「結局一度も告白できなかったんだけどね…」

JK提督「あのとき何ボソボソ言ってたんだろ…大井さん聞こえた?」

大井「彼、提督のこと好きだったって言ってましたよ?」

JK提督「え」

JK提督「えええええええええ!!!!????ホントォ!!??」

JK提督「じゃあ…両想いだったの…?」

大井「…ということになりますね」

JK提督「そー…だったんだ…」

大井「いやぁ〜、まさに青春って感じですね!少女マンガみたいです!」

JK提督「少女マンガディスってたくせに…」

大井「てか両想いなのになんで告白しなかったんですか!?勿体無い!!」

JK提督「いや告白しちゃダメでしょ!大井さんいるんだから!!」

大井「あ、そうでした」


大井「…提督、両想いが発覚したからって…浮気したりはしないですよね…?」

JK提督「当たり前じゃん!だってあたしはガチで大井さん一筋なんだもん…」

大井「冗談ですよぉー」

JK提督「てか大井さん何しに来たの…?」

大井「え?何しにって…特には…」

JK提督「大井さん言ってたじゃん、あたしと学校で制服エッチしたいって…」

JK提督「エッチしに来たんじゃないの…?」

大井「…提督、顔が赤いですよ…?」

JK提督「…大井さんにこの教室で犯されるんだって思うと…身体が疼いてきちゃって…」

大井(まさかの提督弩M化計画、ここにきて成果が…!?)

大井「でも提督、ここ学校ですよ?誰か来ちゃうんでは…」

JK提督「もう!今更なんだよ!ヤるならヤれよぉ!」

大井「うっ…!」

大井、犯る気スイッチON


大井(タブレットをOFFっと…)カチッ

大井(今回は優しく攻めてみますか…)

大井「提督…んっ」

ちゅう…

JK提督「んっ…ふ…」

大井「ほぉら、舌ちゃんと出してっていつも言ってるでしょ?」

JK提督「ふぁい」

じゅるるる…ずろろッ

大井「提督の舌…甘くてプルプルで美味しいです…」

JK提督「あふ…あふ…」

大井「胸、触りますね」スッ

JK提督「ひゃふッ!?」ビクン

大井「あれ…?提督、ブラは?」

JK提督「…大井さんに大きくなるまでブラつけるなって言われたから…守ってる…」

大井「え!?あのときからずっと!?」

JK提督「…擦れてホントに痛いとき以外はなるべくつけないようにしてる…」

大井「提督…」プチ…プチ…

大井「ほら、制服の胸の部分のボタン外してあげましたよ…コレで痛くないですよね」

JK提督「うわぁ…あたし、教室で胸を露出して…乳首勃たせて…やばいってこれぇ…」

JK提督「明日もここで授業するのに…このこと思いだしちゃったら、授業どころじゃないぃ…」

大井「提督が教室でこんな事してるなんて知ったら…彼、幻滅するんじゃないですか?」

JK提督「ん゛ッ…」ビクンッ

大井「…なんで彼に反応するんですか?…やっぱり彼の事…まだ好きなんですか?」

JK提督「違う!好きなのは大井さんだけ!でも彼は親友だから…親友でも…こんな事してるのバレたらって思うと…」

大井「親友でもダメです、今は私の事だけ考えてください」ぺろッ

JK提督「あう・ッ…はいぃ…!」


JK提督「大井さん…」

大井「ん?どうしました?」

JK提督「ヤバイかも」

大井「え?…さすがにやめますか…?」

JK提督「学校に部外者を連れ込んで教室でこんな事してるってバレたら…」

JK提督「あたし、大学合格取り消されて…高校も退学になって…中卒で行き場もなくて…お母さんとお兄ちゃんに捨てられて…」

JK提督「人生がメチャクチャに壊れるかもしれないのに…」

JK提督「…人生が壊れるのを想像するとアソコがぐちゃぐちゃになってくるぅ…」

JK提督「あたし、頭もアソコもバカになっちゃったかも…」

JK提督「大井さん…あたしを壊して…」

大井「…へ?」

大井、犯る気スイッチOFF


大井(大井、よく考えて)

大井(提督は今、本当に頭が快楽でおかしくなっている)

大井(おそらく歯止めは聞かないでしょう)

大井(もしこの状況を学校関係者に見られたら、提督の言う通り…合格取り消しや退学もあり得るでしょう…)

大井(提督の未来を思うなら今すぐエッチをやめるべき!)

大井(…)

大井(しかしこのシチュエーション…とても最高な状態)

大井(学校の教室で、制服姿の優等生提督をめちゃくちゃに犯して)

大井(誰かに見つかるか見つからないかの緊張感…人生が壊れるかもしれないという背徳感に興奮し、たかが外れた提督…)

大井(このパーフェクトな状態はなかなか訪れるものではないでしょう…)

大井(嗚呼、この先には私にとって最高の快楽が待っているはず…!)

大井(今この場の快楽を取るか、提督の明るい未来を守るか…)

大井(どうする!私!!!)


大井「すぅぅーーー…はぁぁーーー…」

大井(私は提督の恋人として提督を幸せにする義務がある)

大井(もしココでやめなかったら提督を幸せにできる保証はない)

大井(やめよう、やめる勇気です!)

大井(かなり勿体無いですが…学校でのエッチは危険です…やめましょう)

大井「提督ぅ、続きはお家に帰ってからヤリませんか?気持ちよくしてあげますよ?」

JK提督「お、おうちまで我慢…!?無理無理!お願い今ここでして!!」

大井「見つかると大変ですから…」

JK提督「見つかってもいいじゃん!あたしたちがホントに愛し合ってるのを見せつけようよ!」

大井「提督、いったん落ち着いて…」

JK提督「やだ…無理…ほら、あたしのアソコ…大井さんを待ってるよ…?」

JK提督「指、入れてみて?」

大井(さ、先っちょだけ…)

にゅぷん

大井(な、なんなのこれ!?提督のアソコがチーズフォンデュみたいに熱々で絡み付いてくる…!)

JK提督「そのまま指で掻き回して…」

大井「…だ」

大井「ダメです!取り敢えず帰りましょう!」

大井(私の理性が提督の未来を救うのよ!!提督に取り憑いたこのサキュバスに理性を持ってかれたら負け…!!)

JK提督「…お願い、一回…いや二回イかせて…!」

大井「…一回だけなら…イイですよ?」

大井(負けましたぁ)


大井(一回だけ…せっかくやるなら楽しまなきゃ)

ぐちゅぐちゅぐちゅ…

JK提督「あーーー…あーっ、イきそう…あんッ」

大井「提督、気持ちいいですか…」

JK提督「すごい…、きもち…ッいひぃんッ!…あがッ」ビクン

大井(見たことないくらいトロけてる提督の顔…)

大井(こんなの…我慢できません)

大井(一回イかせるだけ…それで終わらせれば大丈夫…)

JK提督「あっ、きゃうッ…!うーー…」

大井「あはは、提督ぅ…ヨダレ垂れてますよ?舐めとってあげます…」じゅるるッ

JK提督「あー…イく…うあぁ…んッ」

大井「イきそうですか?じゃあ提督の中の気持ちいいところ擦りますよ…!」

ぬ゛ちッぬ゛ちッ…

大井「うわぁ…いやらしい音…」

JK提督「んッ!あんっ!うぅぅあぅ…!」

スタスタ…

大井「!?」ビクッ

大井「提督!誰か歩いてきます!」

JK提督「いや!止めないで!イきたいの!」

スタスタ…

大井「でも…こっち向かってますって!」ぐちゅぐちゅ

JK提督「あッ!・・ッ…!大井さんイっちゃう…!イく…んんんんんーーー!!!!!」びくんッ…!!

スタスタ…

大井「……ヤバイ!!」

ガラッ

先生「おーい、勉強頑張ってるか?差し入れに缶コーヒー買ってきてやったぞ〜」


先生「…あれ?教科書ノート広げっぱなしでアイツどこ行った…?」

JK鎮守府

先生『トイレでも行ったか?…コーヒーは机に置いといてやるか』スタスタ…ピシャリ

大井「あ…危なかった…!!」

JK提督「はぁーーー、はぁーーー」ガクガク

大井「とっさにタブレットを起動して提督と一緒に鎮守府へドロン…我ながらナイスです…!」

大井「しかし…」

五十鈴「…」

龍驤「…」

島風「…」

大和「…うわぁ」

大井(提督の人生は守られました代わりに私の人生が…)

五十鈴「大井…また提督に性的暴行?」

龍驤「ほな雷撃処分の刑やな」

島風「私の五連装酸素魚雷使う?」

大和「…うわぁ」

大井「私、別にお酒飲んでないですから!」

五十鈴「シラフでも提督をレイプしちゃうって完全に性犯罪者よね」

大井「レイプじゃないです!同意の上です!」

龍驤「提督…ヨダレ垂らして気絶してるけど…これがレイプじゃないって言えるん?」

大井「あらぁ…よっぽど気持ちよかったんですねぇ」

島風「性犯罪者こわー…」

大井「…だって提督が…」

大和「…うわぁ」

大井「大和さぁん…ドン引きしすぎですよぉ…」

大和「ドン引くに決まってますぅ!!!」


翌日

JK提督部屋

北上「大井っちぃ〜、顔死んでるね」

大井「…大和さんにガチで嫌われたんです」

北上「あはは〜、やっぱり時と場所をわきまえるって大事なことだよねぇ」

大井「皆さんは私と提督がいつもヌチョヌチョしてるの慣れてますけど…」

北上「ヌチョヌチョ…」

大井「大和さんはこの鎮守府に来たばっかりでビックリしたみたいで…」

北上「…慣れるほうがおかしいけどねぇ」

大和『お互い愛し合ってるのはわかりますけど…』

大和『…犯罪まがいの事してまわりに迷惑かけないでください』

大井「…ってあの高身長から冷めた目で見下ろされながら言われて…」

大井「あ゛ぁ゛…イヤになっちゃいますぅ…」

北上「そりゃ怖いね…」

ガチャ

JK提督「タ、ダ、イ、マ…」

大井「てーとく…お帰りなさい…」

北上「提督…大井っちより顔死んでるよ…」

JK提督「うわあああああ!!!授業中ずっと大井さんとの教室エッチがフラッシュバックして恥ずかしかったあああああ!!!」

JK提督「頭のネジ飛ばしてレズセックスで絶頂した教室で平然と授業なんてできるわけないよぉおおおおお!!!」

JK提督「友達や先生の顔もマトモに見れないし!!!」

JK提督「あたしのバカ!!!もう死にたい!!!」

大井「あ゛ー…」

JK提督「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

北上「ヘンタイって生きるの大変なんだね」

>大井「あ゛ぁ゛…イヤになっちゃいますぅ…」

大井「あ゛ぁ゛…クセになっちゃいますぅ…」
に空目してビビった


JK鎮守府

JK提督「ねぇ、すっごく今更なんだけどさぁ」

大井「はい」

JK提督「執務室ってどこにあるの?」

大井「執務室…ですか?」

JK提督「母校画面の…模様替えとかできるあの部屋」

大井「秘書艦室の隣ですよ」

JK提督「知らんかった」

執務室

JK提督「ゲホッ…埃っぽい…」

大井「この部屋、使ってないですからね」

JK提督「え?じゃあ大井さん仕事はどこで?」

大井「秘書艦室です」

JK提督「あぁ、そっか」

JK提督「…じゃあこの部屋何のためにあるの?」

大井「さぁ…」

JK提督「…この部屋さぁ、あたしの部屋にしていい?」

大井「別に構いませんけど…もともと提督が好きにしていい部屋ですし」

JK提督「家具コインもかなりたまってるし、家具買ってみるか」

大井「…この部屋、なぜか布団がど真ん中に敷いてありますけど…」

JK提督「大井さんと一緒に一夜を明かす用に結構前にコインで買ったやつだね」

大井「私とケッコンする前ですよね…イヤらしい」

JK提督「懐かしいなぁ…それ以来なんも買ってないからなぁ」

JK提督「よし!自分好みに模様替えしますか!」


しばらくして…

JK提督「大井さん!執務室おいで!」

大井「模様替え終わりました?」

JK提督「じゃーん!どう!?」

大井「ほぉぉ…シックな家具で統一されて…綺麗な部屋じゃないですか!」

JK提督「でしょお?インテリ提督を気取ろうと思います!」

大井「秘書艦室と交換しません?」

JK提督「はっはっは、断る」



JK提督「そういえば提督机の中にこんな書類や判子とか入ってるんだけど…何に使うの?」

大井「それ秘書艦室にもありますよ、艦娘に出撃や遠征の指示を出すときに使うものです」

JK提督「ということは…この部屋からあたしもみんなに指示できるってこと?」

大井「その書類は正式なものですからね、記入した通りに艦隊は動きます」

JK提督「…外の世界からパソコンを使わず、艦これをプレイできるってことかな」

大井「おそらく…ものすごくアナログになりますけどね」

大井「ここから指示したものも艦これに反映されると思われます」

JK提督「おおお!本物の提督みたい!」

JK提督「大井さん!書類の書き方教えて!あたし頑張る!!」

大井「提督ならすぐに覚えられますよ」




JK提督「大井さん」

大井「はい」

JK提督「ここ一週間の遠征のスケジュール組んだから、この通りに動かしてくれるかな?」

大井「…え?これ…提督が組んだんですか?」

JK提督「うん」

大井「…効率が良く、しかも艦娘に適度に休息も与えられてる…なんともバランスの取れたスケジュール…」

JK提督「今週は弾薬重視で集めてもらうね」

JK提督「イベントも近いしね」

大井「え?提督どうしたんですか?なんかすごく張り切ってません?」

JK提督「なんていうかな…いつもはパソコンでただただクリックする作業だったけと…」

JK提督「こうして実際に鎮守府でペンを手にとってみると…すごくやる気が出てきて…」

JK提督「艦娘のいる鎮守府で艦これをプレイできるって…すごく楽しんだよね」

JK提督「ほら、鎮守府にいるからみんなの生の声とかすぐ聞けるじゃん!」

JK提督「提督のあたしが鎮守府で一番頑張らないと!」

大井「提督…こんなに立派になられて…」うるっ


球磨「なんか最近、提督がすごく頑張ってるクマね」

多摩「執務室にこもりっきりでずっとお仕事しているにゃ」

木曾「大丈夫か?頭でも打ったんじゃないか?」

大井「いや、アレが提督の本領と言ったところでしょうか…」

北上「提督って高校では優等生なんでしょ?」

球磨「これまでの大井の話だと提督はバカでアホで変態のどうしようもない女のコ…ってイメージが強かったクマ」

多摩「料理だけは一人前だけどにゃ」

大井「バカでアホで変態ってのは今も変わらないんですけど…努力家なんですよ、あの子」

北上「何かに打ち込むときは人一倍だもんね」

木曾「何事にも一生懸命な提督は生徒会長として友人や先生らからも信頼されていたんだろうな」


練習場

北上「今日の駆逐艦の射撃練習は大井っちが教官?」

大井「そうですけど…」

北上「…あり、怒ってる?」

大井「駆逐艦集合!!」

ザザザッ

大井「あんたたちやる気あるの!?」

北上「おー始まった大井教官名物お説教…避難しよ〜」コソコソ

大井「夕立!改二で能力上がったからって普段の練習を手抜いていい理由にはならないわよ!!」

夕立「ぽい〜…」

大井「曙!命中率悪いわよ!そんなんじゃ出撃させられないわ!!」

曙「…どうせ私なんて遠征しか行かせてもらえないし」ボソッ

長月「バカ!」

大井「…能力向上を求めない兵器なんて必要ないわ!!駆逐艦辞めたければ解体されてきなさい!!」

曙「ひっ…うぐ…」

大井「吹雪ぃ!!」

吹雪「ハイ!!」

大井「この体たらく…あんたがしっかりまとめられていない証拠よ!!」

大井「小さい駆逐艦だって艦隊の重要な戦力!!日々の練習を怠るな!!」

大井「イベントだって近いのよ!!」

吹雪「は、はいぃ!!」

大井「今日の練習は終了!自分はどうするべきか…各々考えておきなさい」スタスタ

駆逐艦「…」


吹雪「みんな…ごめん、私がしっかりしてないから…」

時雨「吹雪は悪くないよ」

曙「ごめん、私のせいでみんな怒られたわよね…」

JK提督「まぁそう落ち込まなくても大丈夫だよ〜」

吹雪「し、司令官!?」

暁「見てたの?」

JK提督「うるさいよね〜大井さん」

JK提督「あたしもよく怒鳴られるんだ」

曙「変態提督でも怒鳴られるんだ…」

JK提督「でもあたしって大井さんに愛されてるよね?」

駆逐艦「うんうん」

JK提督「じゃあ怒鳴られる駆逐艦みんなも愛されてるってことだ!」

夕立「…そうかなぁ」

JK提督「大井さんって嫌いな人のことを無視するんよ、まったく相手にしないの」

JK提督「あんだけギャーギャーうるさく言うってことは、みんなのこと愛してるってこと!」

JK提督「大井さんの嫁のあたしが言うことに間違いないよ!!」

JK提督「あけぼん」

曙「な、なに?」

JK提督「遠征しか行かせなくて…ごめんね?」

曙「いや別に…」

JK提督「でもあけぼんが遠征に行ってくれるから、大井さんが活躍できるんだよ?」

曙「え?」

JK提督「資材がなかったら大井さん含め主力の艦娘たちだってなーんもできないもん」

JK提督「だから、あたしは遠征で活躍してくれる駆逐艦のみんなが大好き!!」

JK提督「いつもありがとう、本当に感謝しているよ」

駆逐艦「提督…!」



大井「駆逐艦のフォロー、ありがとうございます」

JK提督「大井さんも憎まれ役、大変だね」

大井「慣れてますから」

JK提督「大井さん」

ぎゅう

大井「わぷっ!?」

JK提督「頑張る大井さん…大好きだよ」ぽんぽん

大井「え!?あ…え!?」

JK提督「じゃああたし執務室に戻ってるね〜」

大井「…」ドキドキ

大井(提督と身体を密着されるの慣れっこなのに…すごくドキドキした…)

大井(…なんで?)


大井「北上ざあああん!!」

北上「どーしたの」

大井「提督が仕事しすぎて私の仕事が減ってます…」

北上「ええ?提督最近めちゃくちゃ張り切ってるね」

JK提督『今まであたしはパソコンから偉そうに指示してたけど』

JK提督『鎮守府でみんなと同じ目線に立つことで的確な指示が出せてる気がする!』

JK提督『今まで頑張ってくれたみんなのために、あたしが頑張って恩返ししないと!!』

大井「…というのが理由らしいですけど」

北上「努力家、かぁ…さすが兄提督と同じ血を持つ者だね」

大井「あの子はちょっと抜けてたほうがいいと思うんですけどね…」

北上「努力することはいいことじゃん」

大井「あの子がこれ以上優秀になっちゃうと…私が恩を返せなくなっちゃいます…」

北上「…次のイベント、絶対に甲勲章を取らないとだね」

大井「はい!!」


執務室

大井「提督〜?」ガチャ

JK提督「…」すやすや

大井「…疲れて寝てる」

大井「提督、そろそろ提督のお部屋に戻らないとですよ〜」

大井「…大学に向けての予習ですか…この部屋には漫画もゲームもないですから提督の部屋よりは集中できますね」

大井「よっと…提督を抱えて…」

ドロン

JK提督部屋

大井「…ベッドに寝かせてあげますか」

大井「あ、でも寝巻きに着替えさせてあげないと…制服がシワになっちゃう」

大井「ぬぎぬぎしましょうね〜」

JK提督「んあ」

大井「あら、起きました?」

JK提督「…大井さんのエッチ」

大井「え?いや…これは寝巻きに着替えさせてあげようと…」

JK提督「冗談だよぉ、ありがと」


大井「提督は最近頑張りすぎです、いきなり張り切るのは身体に毒ですよ」

JK提督「みんなは命がけで戦ってるんだし、あたしもこれくらいしないと」

大井「艦これはゲームなんですから、提督は気軽にプレイするくらいでいいんです」

JK提督「艦これがあたしの人生だから!」

大井「提督もいつかは提督をやめて、日本のために仕事して、家庭を持って幸せにならなきゃダメですよ?」

JK提督「…家庭?」

JK提督「…数十年後には女の子同士でも子供ができるようになるかなぁ〜」

大井「…」

大井(艦これだっていつ無くなるかわからない…艦これに依存するのは良くない…)

大井(提督にはこの先、人間の女性としてちゃんと生きてもらいたい)

大井(…でも、提督が他の人に抱かれるのは…イヤです…)

大井(だからって提督のような優秀な人間が子供を残さないのは今の時代…良くないこと…)

大井(私は…どうしたら…)

大井「うっ…うぅ…」ぽろぽろ

JK提督「…」

JK提督「大井さんぎゅー!」ぎゅううう

大井「わぅ」

JK提督「最近大井さん分をちゃんと補給してなかったからなぁ…しっかり抱きしめて補給しないと!」

JK提督「この感触…この匂い…落ち着くわぁ〜」

JK提督「キスもしまくっちゃうからな〜?ちゅっちゅっちゅ〜」

大井「…」

JK提督「…大井さん、涙でしょっぱいよぉ…泣かないで?」

JK提督「おっぱい舐めちゃうぞ〜」

大井「…」ぐしぐし

大井「提督はやっぱり、提督ですね!」

JK提督「ふふふ、あたしは大好きな大井さんの涙から愛液の味まで知り尽くしてるからね!」

大井「意味わかりません!!」

大井(バカでアホで変態で…でもとても優しい提督…)

大井(未来はどうなるかわからないけど…今、提督を幸せにするのは私です!!!)

……………

熊野「艦隊、帰還しましたわ!!」

長門「大破した艦娘がいる!!担架を頼む!!」

鈴谷「…す、鈴谷の…脚はぁ…?」

熊野「大丈夫ですわ!ちゃんとくっついてます!折れただけですわ!」

伊8「うぐ…」ボタボタ

加賀「…」ぐったり

陸奥「早く3人を入渠へ!!」

大井「3人に高速修復材を、10分後にまた出撃してもらいます」

熊野「わかりましたわ…」

瑞鶴「ちょ、ちょっとくらい休憩させてあげても…!」

大井「そんな時間はありません」

瑞鶴「…じゃあ私が加賀と代わるから!!」

大井「あなたじゃ艦載機数が足りません」

瑞鶴「う…、提督さぁん!!」

JK提督「…言ったでしょ、今回あたしは一切口出ししないって」

瑞鶴「…そうだけど…」

長門「瑞鶴、これは全員で決めたことだ」

瑞鶴「…わかったわよ!もう!!」


JK提督「ちょっとあたし、トイレ行ってくる」

大井「…はい」

JK提督「…」トコトコ



JK提督「おえぇぇえぇえぇ…」ビチャビチャ

JK提督「はぁ…はぁ…」

JK提督(すずやん…折れた脚から骨見えてた…)

JK提督(女々しいこと言わないって決めたけど…やっぱりみんなが傷付くのは辛い…)

JK提督(パソコンから見てれば、まだ気分は楽になるかもだけど…)

JK提督(みんなと同じ目線に立つって決めたんだ…!)

JK提督(見届けなきゃ…!)

JK提督(これが…戦争なんだから…)


数日前

吹雪「司令官に恩返ししたいです!!!」バンッ

大井「…へ?」

吹雪「いつもお世話になっている司令官に恩返しをしたいんです!」

大井「…それは常日頃から私も思ってますけど…」

大井「どんな恩返しを…?」

吹雪「やはり私たちは兵器ですから!最強の艦隊の証である甲勲章を是非とも司令官に!!」

大井「…皆さん考えてることは同じですね」

吹雪「ですので今回のイベント、大井さんに指揮してもらいたいんです!!」

大井「え?私ですか?」

吹雪「イベントはとても過酷です…もう女々しいこと言わないと言っても、心優しい司令官は大破艦が続出すれば、イベントをもうやめようと言うかもしれません」

大井「あー…そうかもしれませんね」

吹雪「なので!今回は鬼の大井さんに是非とも指揮をお願いします!大井さんなら艦隊の士気を上げつつ、勝利するまで進撃できると思います!!!」

大井「お、鬼って…」

大井「…いいんですか?鬼で」

吹雪「はい!!実は全艦娘の署名も集まってます!!『大井指揮官の元に闘う』と!!」バサリ

大井「…皆、提督のために戦うということですね」

吹雪「気持ちは同じです!司令官のために私たちは全力で戦います!!」

大井「…わかりました、あとは私に任せてください」

吹雪「お願いします!!」


JK提督部屋

ドロン

JK提督「あ、大井さんやっほー」ゴロゴロ

大井「ずいぶんノンビリしてますね」

JK提督「コレが本来のあたしだからねぇ」

大井「そうでしたね」

JK提督「たまにはゴロゴロしたいのさぁ」

大井「提督!」

JK提督「なぁに?大井さん」

大井「間も無く始まる春イベントですが…」

JK提督「あぁ、もうイベントかぁ」

大井「今回のイベント、私が攻略していいですか?」

JK提督「?…というと?」

大井「私が指揮官となって艦隊を動かしたいんです!私の指揮でイベントを攻略できるか試してみたくて…」

JK提督「…じゃああたしはなにもしなくていいってこと?」

大井「提督には見守ってて欲しいです」

JK提督「大井さん、無茶な指示とか出しそう」

大井「…出すかもしれません」

JK提督「ダメだよ?ちゃんとみんなのこと考えて艦隊を…」

大井「それだと艦隊の最大限の力を出せません!!」

JK提督「…でも」

大井「提督は見ていてください!!私たち艦娘の…兵器としての生き様を!!」

JK提督「…」

JK提督「…わかった、今回のイベントは大井さんに任せる」

JK提督「あたしは大井さんのやり方に一切口出しをしない」

大井「ありがとうございます!!」

JK提督「見させてもらうよ、艦娘の生き様…」


春イベント開始日、JK提督部屋

ガチャ

JK提督「ただいま〜」

JK提督「…イベント始まってるね」



大井『提督いいですか?パソコンを常に艦これログイン状態にしておいてください』

大井『そうすれば鎮守府から指示が出せてイベントが攻略できます』

JK提督『わかってるよ』

大井『ログアウトしたりパソコンの電源消すと鎮守府からでも指示が出せなくなりますからね!』

JK提督『要するに艦これが起動してりゃ大丈夫ってことでしょ』

大井『そうです!』



JK提督「あぁ、今まさにイベント攻略中か」

JK提督「艦これが自動的に動いてる…中で大井さんが指示出してるのか」

JK提督「大丈夫?これ、不正ツールみたいな感じでBANされたりしない…?」

JK提督「あ、吹雪ちゃん大破した」

JK提督「…どんな大怪我したんだろ…想像したくない」


数時間後

JK提督「ん?母港画面から動かなくなった…休憩時間かな?」

JK提督「大井さーん!」

ドロン

大井「呼びましたか?提督」

JK提督「イベントは順調?」

大井「今のところは…」

JK提督「ねぇ、鎮守府に連れてって」

JK提督「明日学校休みだし、今日は鎮守府で寝る」

JK提督「見守るだけならいいでしょ?」

大井「…いいですよ」



JK鎮守府、執務室

JK提督「ここならみんなの様子もすぐわかるし、勉強にも集中できる」

JK提督「今はE-2攻略中か…」

JK提督「ウチの艦隊なら余裕かな」


翌朝

JK提督「…んげ、寝ちゃってた…」

JK提督「朝か…お風呂入らずに寝ちゃったから髪がギシギシ…朝風呂行こーっと」

JK提督「入渠風呂借りるかぁ」



ドック

JK提督「な…なんだこりゃ…」

五十鈴「うぅ…」

夕張「はぁ…はぁ…」

暁「…お風呂…入りたい…」

衣笠「…」

JK提督「み、みんな…こんなに大怪我してるのになにしてんの…?」

龍驤「あぁ…風呂待ちやで…」

夕立「バケツ節約の為にお風呂が開くまで待たされてるっぽい…」

明石「軽い手当くらいは私ができるんですが…今ドック内は戦艦や空母勢が長風呂を…仕方ないんですがね」

JK提督「バケツなんてまだまだあるじゃん!」

明石「大井さんが最終海域のために温存してるみたいです」

JK提督「そんな…」

JK提督「…みんなドック内にも入れず地べたで寝て待つなんて…戦時中の野外病院みたいじゃん…」

JK提督(でもあたしも艦これ始めたばっかの時は、バケツが全然なくて中破大破の子を結構待たせてたこともあったなぁ…)

JK提督(こういうのも、当たり前のことなのかも…)


金剛「お待たせしましたデース…次のかたドゾー」

龍驤「ほれ、次入るのは暁やで…はやく入渠して治してきな」

暁「あ…ありがと…」ふらふら

大井「ちょっと待ってください!」

暁「え…?」

大井「加賀さんを先に入れてください、加賀さんにはまたすぐに出撃してもらうんで!」

加賀「…ごめんなさいね」ふらふら

暁「し、指揮官の言うことなら…しょうがないわね…ゲホッ…うぐ…」

JK提督「…」

大井(提督…流石に怒られるかしら)

JK提督「大井さん、あたしを部屋に戻してくれない?お風呂入りたい」

大井「え?あ、はい」


JK提督部屋

ドロン

JK提督「ありがとう、お風呂入ってくるね」

大井「…私は鎮守府に戻ってます」

JK提督「あい、頑張ってね」



風呂

JK提督「…ふぅ」

JK提督(ドックの外で待たされてる艦娘から漂ってくる血や肉の焼けた臭い…それに群がるハエ…)

JK提督(あたしと同い年ぐらいの見た目の女の子だったり、それより幼い女の子たちが…そんな過酷な状況に…)

JK提督「あああああもう!!!!!」ざばぁん

JK提督「はぁー、はぁー…」ぽたぽた

JK提督「…見守るだけでも…かなりキツイな」

JK提督「でもコレが艦娘の生き様かぁ…」

JK提督「…こういう生き様がどういう結果を生むのか…」

JK提督「ツラくてもしっかり見ていくからね、大井さん」


E-4攻略中、JK鎮守府

陸奥「吹雪と龍驤が大破した模様…大井、撤退の指示を」

大井「…撤退」



金剛「旗艦金剛、戻ってきまシタ」

龍驤「あー…痛い…」

吹雪「ごめんなさい、もう歩けないです…」

大井「…いつになったらボスまでたどり着けるのよ」

陸奥「え?」

大井「途中で大破ばっかりして…資材だけ食ってろくな戦果も出さない」

大井「やる気あるの?」

龍驤「…」

吹雪「…」

金剛「…龍驤もブッキーも頑張ったデス!労ってあげてくだサイ!」

大井「千代田さんと夕立は龍驤さんと吹雪と交代、10分後に出撃よ」

吹雪「…大井さん、ごめんなさい…」

大井「…入渠しないでよね、主力艦のために開けときなさい」

吹雪・龍驤「…はい」

金剛「大井ッチ!!扱いが酷いデス!!」

大井「…大破した自分が悪いんでしょ?皆に迷惑かけて…」

金剛「ッ…!!」グイッ

大井「…痛いですよ、なんですか?」

金剛「なにエラそうにしてんですか、アンタは私たちと同じ艦娘でしょ」

金剛「アンタだって何回も大破したことあるでしょうが!!!!!」

千代田「ちょっと金剛さん落ち着いて!」

大井「文句言わないでください、私の指示に従うって決めましたよね」

金剛「…ファック」

大井「はぁ?」


北上「大井っちも一回落ち着こっか」ひょこ

北上「みんな大井っちの指揮のもと動くって決めたけどさ、これじゃ士気はダダ下がりだよ」

北上「提督を思い出してみてよ、艦娘が大破して一度でも文句言ったことある?」

北上「どんなに大破しても優しく迎え入れてくれたよね?」

北上「だからみんな提督にはしっかりついて行くじゃん」

大井「今は提督じゃなくて私が指揮官です」

北上「わかってるよ、でも大井っちは焦りすぎてる」

北上「甲勲章は最強の艦隊の証でしょ?今のこの状態で、あたしは最強の艦隊になれるとは思わないなぁ」

大井「…」

大井「…吹雪、龍驤さん、お風呂入ってきていいですよ」

大井「金剛さんも…すみませんでした」

金剛「…こちらこそすみませんデシタ…大井ッチも艦隊をまとめるの大変デスよね…」

大井「…私は頭を冷やしてきます、皆さんは今日1日はしっかり休んでください…」トボトボ

JK提督「…」

陸奥「ホントに口出ししないのね」

JK提督「うん」

陸奥「今のこの状況、提督はどう感じる?」

JK提督「…大井さんは目的しか見てない、周りがなにも見えていない」

JK提督「あたしが上から目線で言うのもアレだけど…この状況は良くない」

JK提督「今は北上さんになだめてもらってどうにかなったけど…」

JK提督「指揮官だからって、何もかも一人で背負いこむ必要はないよね」

JK提督「みんなと協力しなきゃ」

陸奥「…さすが元生徒会長、的確な指摘ね」

JK提督「あたしは大井さんだけじゃなくて、大井さんに対してみんながどう動いていくかしっかり見ていくよ」

JK提督「むっちゃんも含めてね」

陸奥「…」

陸奥「私には…何ができるんだろう…」

JK提督「ふふふ、あたしは陰ながら応援してるからね」


〜〜〜〜〜

JK提督「がらがらがら…」

JK提督「んぺっ」

JK提督「あぁ…吐いたら楽になった…」

JK提督(あれから苦戦しながらE-4をクリア…ガンガン減っていく資材とにらめっこしながら指示を出す大井さん…)

JK提督(E-5も大苦戦中…)

JK提督(全然上手くいかなくて大井さんはストレスでやつれていく)

JK提督(…あたしもみんなの前では平気ぶってるけど…)

JK提督「うっぷ…ッ」

JK提督「あかん…また吐き気が…」

JK提督「…つわりってこんな感じなのかなぁ」

JK提督「あー…大井さんの子供孕みたい」

曙(…こんなときにトイレで何言ってるのこの変態提督は…)ゾワッ


そして…

大井「皆さんのおかげでE-5をクリアできました」

大井「私の指揮にここまで付いてきてくれたことを感謝すると同時に、これまでの皆さんへの酷い扱いをしたこと謝罪します」

大井「申し訳ございません…」

大井「…えー、そして、残念ながら資材が底をつきそうです」

大井「そこで残る最終海域のために、数日間遠征部隊によるキラキラ遠征を徹底したいと思います」

大井「主力部隊はしばらく休んで頂いて、資材をしっかり蓄えたあとで最終海域に挑んでもらいます」

大井「今一度皆さんと協力し、絶対に甲勲章を勝ち取りましょう!」

「「「「「 は い !!! 」」」」」


大井「はぁーーーーーーー」

大井「疲れたぁぁぁ…」

大井「もう何も考えたくない…」

大井「…」

大井(資材ちゃんとたまるかなぁ…最終海域には大和さんにも出撃してもらうし…)

大井(…皆さんに散々酷いこと言っておきながら私が大破連発したらどうしよう…)

大井(甲勲章取れなかったら…)

大井「ああああもう!!!!」

大井「…今はしっかり休まなきゃ…」

大井「…」

大井「…最近提督と接してないなぁ」

大井「…提督何してるかなぁ」


JK提督部屋

ドロン

大井「て、提督〜」

大井「あれ?いない…お出かけですかね」

大井「…」

大井「ふっひっひ…またエッチな本を隠してないか探してみますか〜」

大井「…」ガサゴソ

大井「ん?これはアルバムですかね…」

大井「うわぁ!!提督ちっちゃい!!かわゆいぃぃぃ!!!」

大井「幼稚園くらいですかね…はぁぁ〜〜〜、可愛いなぁ」

大井「お兄様も幼いときからシッカリしてそうですね…」

大井「お母様もお若くて美しい…ん?」

大井「このダンディな男性は…提督のお父様?」

大井「ふわぁ、シブくてカッコいいですね…流石一家の大黒柱」

大井「…提督とお父様が一緒に写ってる写真がいっぱい…」

大井「提督はお父様のことが本当に好きだったんですね…」


ガチャ

大井「んぴあ!?」

JK提督「大井さん?何してんの?」

大井「あああいやその!!」

JK提督「あー、アルバム勝手に見たな?別にいいけどね〜」

大井「すみません…」

JK提督「これ見ればわかると思うけどお兄ちゃんがお母さん似で、あたしがお父さん似なんだ〜」

大井「あ、本当だ…」

JK提督「…昔よくお父さんとお風呂一緒に入ってたんだけどさ」

JK提督「お父さんの股間ってめっちゃ毛深いの」

大井「…」

JK提督「親の遺伝って恐ろしい!!!!!」ドンッ

大井「ハハハ」←乾いた笑い


JK提督「大井さん、すっごい疲れた顔してる」

大井「わかりますか…」

大井「あの…」

JK提督「ん?」

大井「抱きしめてくれませんか?」

JK提督「ダメ」

大井「ええ!?なんで!!頭撫でてくれるだけでもいいですから!!」

JK提督「口出ししないでって言ったの大井さんでしょ?」

大井「口出しじゃなくて、手を出すのは良いんですよ…?」

JK提督「イベント終わるまでお預け!!」

大井「そんな殺生な…」

JK提督「みんなツライ思いしてるのに大井さんだけ幸せになろうとするなんて…罪な女だねぇ」

大井「ううう…わかりました…我慢します…」

大井「…あの、イベント終わったらセックスしてくれますか?」

JK提督「…あたしもすっごく我慢してるんだからね?」

JK提督「絶対轟沈なんてしないでよね〜」

大井「て、提督…!」

大井「ていとくうううううううう!!!」がばっ

JK提督「コラコラ抱きつくな!!」


…ブクブクブク

大和「魚雷接近!!!」

ズドォン!! ドカァァン!!

金剛「あぐ…ッ!」

夕立「痛い!!足が…ぁ…」

長門「金剛、夕立大破!!」

大井「…急いで撤退しましょう!」



五十鈴「金剛さんと夕立を急いでドックへ連れてって!!」

大井「くそッ…遠征部隊の皆さんが一生懸命集めてくれた資材がどんどん溶けて行きます…」

大和「…私、下がったほうがいいですかね…」

大和「ほら、ケッコンした陸奥さんのほうが燃費いいですし」

大井「いや…大和さんの火力は必要不可欠です…」

大井「それに陸奥さんは長門さんとローテーションを組んでもらってます」

大井「…今の編成が一番だと思うんですが…」

大井「…我々の運のなさが…」

大和「…」

大井「E-6…この海域で絶対に甲勲章を手に入れなければ…」


間宮食堂

JK提督「…いつも賑わってるのにガランとしてるね」

間宮「皆さん、ここに来る余裕なんてないんでしょうね」

伊良湖「私たちは戦わない船として生まれて、良かったのか良くなかったのか…」

JK提督「ねぇ、イベント終わったらまたパーティしようよ」

JK提督「結果がどうであれさ、あたしたちでご馳走作ってみんなを労ってあげようよ!」

間宮「いい考えですね、提督の料理ならみんな喜んでくれるはずです!」

伊良湖「そうと決まればメニューを考えましょう!!」

JK提督「…みんな、あたしたち待ってるからね」


JK提督部屋

JK提督「…ん?ケータイ鳴ってる」

JK提督「お兄ちゃんからだ!なんだろ」

JK提督「ハイもしもし」

兄提督『おっす妹くん』

JK提督「どしたの?」

兄提督『いや、妹くん元気かなーって』

JK提督「あたしゃボチボチだよ」

JK提督「そーいえばお兄ちゃんは艦これの春イベントクリアした?」

兄提督『2日でクリアしたよ、もちろん甲でね』ドヤッ

JK提督「流石…米帝は違うねぇ」

兄提督『あのなぁ…米帝って言っても、買ってるのは間宮と伊良湖のデザートとかだぞ?』

兄提督『資材やバケツは一回も買ったこと無いからな?』

JK提督「そうなの?」

兄提督『資材は遠征部隊の子たちが頑張って集めてくれているものを、ありがた〜く使わせてもらってるからな』

JK提督「資材も課金すりゃいいじゃん、お兄ちゃんお金持ちなんだから」

兄提督『艦娘が苦労して集めてくる資材を、金で簡単に集められるってどうよ?』

JK提督「ん…まぁ、言いたいことはわかるかも」

兄提督『遠征部隊は鎮守府の血液!彼女たちが常に動き回ってくれるから鎮守府が機能するのさ』

兄提督『そんな鎮守府を支えてくれている彼女たちに、明日から資材は金で買うからもう頑張らなくていいよって言えるか?』

JK提督「言えるわけないねぇ」

兄提督『だろ?資材は優秀な遠征部隊に任せておけばいいのさ』

JK提督(艦娘の稼いだお金で艦これに課金するのはやっぱり邪道だよね)


兄提督『母さんは元気か?』

JK提督「お母さん寂しがってるよ!お兄ちゃん全然家に帰って来ないし!」

兄提督『仕事が忙しくてな…』

JK提督「嘘つけ!仕事が忙しくてイベントが2日でクリアできるかってんだ!!」

兄提督『ギクリ』

JK提督「この親不孝モン!たまにはコッチに顔出してよー!」

JK提督「お父さんにも会いに来なよ!!」

兄提督『父さんの墓には毎月行ってるんだけどな』

JK提督「ちゃんと実家の御仏壇にも手を合わせなさい!」

兄提督『わかったわかった!来週はそっちに帰るから!』

兄提督『…父さんが死んでから、もうすぐ10年だからな』

JK提督「…もう10年かぁ」


JK提督「ええー!?なんで!?今日遊園地行く約束したじゃん!!」

父「ごめんな、急に外せない仕事ができたんだ」

JK提督「やだやだ!!日曜日は仕事休みの日でしょ!!」

父「また次の休みに遊園地に行こう!」

JK提督「今日行くの楽しみにしてたのにぃぃぃー!!」

母「お父さんを困らせちゃダメよ?」

JK提督「お父さん嘘つきなんだもん!行くって約束したのに!!」

父「…じゃあ仕事が終わったらケーキを買って帰ってきてあげよう!しーちゃんの大好きなチョコケーキだ!!」

父「大きいから食べ放題だぞー?約束だ!」

JK提督「…ホント?嘘じゃない?」

父「嘘じゃないさ!大きなチョコケーキを買って帰ってくるから、いい子で待ってるんだぞ?」

JK提督「…しょうがないなぁ、遊園地は許してあげるかぁ」

父「ごめんな?遊園地も必ず連れてってやるからな」

JK提督「今日絶対に帰ってきてよ?」

父「あぁ、絶対に帰ってくる!」



絶 対 に 帰 っ て く る



JK提督「おにーちゃん、ロクヨンやろーよ」

兄提督「いいよー」

JK提督「お父さんまだかなー」

兄提督「まだ昼前だろ、まだまだ先だよ」

JK提督「ケーキ早く食べたいのー!」

プルルルル…

母「あら、電話だわ」

母「もしもし?」

母「…え?警察?」

母「…はい、私の主人ですが…」

母「…え?主人が…事故に巻き込まれた…?」

JK提督「?」


〜〜〜〜〜

JK提督「まったく、お兄ちゃんの嘘つきは父親ゆずりだもんな〜」

JK提督「お父さんは結局、遊園地もチョコケーキも、帰ってくる約束もまだ果たしてない」

JK提督「お兄ちゃんも実家に帰る帰る詐欺をずーっとしてるからなぁ」

JK提督「この詐欺師め!!嘘つきは泥棒の始まりだぞ!!」

兄提督「わかったからそんなにボロクソに言わないでくれ…」

JK提督「絶対に帰ってきてよ?」

兄提督「妹くん、それは今の時代死亡フラグって言うんだぞ?俺はまだ父さんのところには行きたくないからな」

JK提督「じゃあどーすりゃいいのさ」

兄提督「気が向いたら帰るよ」

JK提督「そーやってまた帰って来ないつもりだ!!」


大和「全砲門、一斉射!!!」

ズ ド オ ォ ォ オ ン !!!

北上「おおお!ナイス大和さん!ボスに直撃だよー!!」

大和「油断しないで!!北上さん!!」

北上「へ」ヒュルルルル…

ド ガ ァ ァ ン

北上「う゛あ゛ッ…」

五十鈴「北上大破!!」

加賀「馬鹿…貴重な夜戦火力が…」

大井「北上さんのこと任せます…夜戦は私が!!!!」


大和「艦隊帰還しました!!」

北上「ごめ…大井…っち…」

大井「大丈夫ですよ北上さん、高速修復剤使ってください」

北上「うん…次は…頑張る…」

五十鈴「ほら、歩ける?入渠するわよ」

北上「うぐ…」

大井(どうにかボスのゲージを削りました)

大井(あとは撃破するだけ…)

大井(でも…もう資材が無い…!!)

58「…」
168「…」
19「…」


秘書艦室

大井「どうしようどうしよう…資材がない…出撃できない…」

大井「提督に恩返しするために甲勲章が必要なのに…」

大井「このままじゃ…」

大井「…どうしよう」

陸奥「ま〜た一人で悩んでる」

大井「陸奥さん…」

陸奥「ちょっと、あなた半泣きじゃない」

大井「だって…敵旗艦を倒せないんですもん!!」

陸奥「そーやって一人で抱えんで…」

陸奥「昔みたいに私のこと頼ってよ」

大井「もう陸奥さんに迷惑かける訳には…」

陸奥「そうやって一人で突っ走って、艦隊をボロボロにする方が迷惑だわ」

陸奥「一回金剛と喧嘩して北上になだめられたでしょ?」

大井「…」

陸奥「あのとき提督に言われたの、一人で抱え込む大井に対して、みんなは何ができる?って」

陸奥「艦隊は『隊』なんだからさ、みんなで協力しあわなきゃ」

大井「提督…」

陸奥「提督は私たちのことしっかり見てるわよ?甲勲章をただ手渡すだけじゃ、提督は喜んでくれないかも」

大井「艦隊…協力…」

陸奥「そう!私たち艦隊が一丸になって絆を深めれば、提督は一番喜んでくれると思うのよね」

大井「…」

陸奥「あなたの後ろをみんながついていくんじゃなくて」

陸奥「みんな横一列で進んで行きましょうよ」

陸奥「あなた一人で責任を感じる必要なんて無いし、良いこと悪いことみんなで共感して、ダメなところはみんなで直していきましょうよ」

大井「陸゛奥゛さ゛ん゛…!!」うるうる

陸奥「ほら鼻水ふいて…まだイベントは終わって無いんだから、どうすれば良いかみんなで話し合いましょ!」

大井「あ゛い゛!!」ズルズル


資材が底をついたため、遠征部隊には寝る間も惜しんで活動してもらい、

イベント最終日に最終海域のボスを撃破することになりました

そしてイベント最終日前日の夜…



大井(明日、必ずボスを倒さねば…)

大井(…キラ付けしてからの出撃が好ましいが、資材があまり余裕ない…)

大井(うぅ…プレッシャーで心臓が張り裂けそう…)

大井(もしクリアできなかったらって考えるだけで震えが…)ブルブル

ガチャ

北上「おおうぃっち〜」

大井「あら、北上さん?」

北上「とりあえずコッチにカモぉン」

大井「え?どこに行くんですか?」


ガチャ

北上「おおうぃっち連れてきたよ〜」

利根「おお来たか!!!」

大井「へ?」

龍驤「待ってたぞー」

瑞鶴「遅いぞ主役ー!!」

金剛「さぁさぁワタシの隣に座るデース!!」ぽむぽむ

大井「ちょちょちょ!なんで皆さんお酒なんか飲んでるんですか!!明日は最終決戦ですよ!?」

大井「そんな余裕ないですよ!!明日に向けてしっかり寝なさい!!」

島風「大井っちゃん身体ガチガチじゃん、そんなんで明日大丈夫なの?」

大井「え…」

加賀「艦隊のエースがそんなにガチガチだと、不安になりますね」

五十鈴「轟沈不回避ね〜」

陸奥「最近あなた力が入りすぎていろいろ不安定だから、嫌なことは一度忘れてみんなでリフレッシュしようって」

陸奥「吹雪が提案してくれたのよ?」

大井「吹雪…」

吹雪「お、大井さん!ここはパーっと盛り上がりましょう!!」

大井「…あんた、余計なこと提案してくれたわね…」

吹雪「ひぃ…ッ、ご、ごめんなさい…」

大井「私は禁酒してますからね!お酒は飲みませんよ!!」

金剛「大丈夫デース!ジュースもあるですよー!」

吹雪「…と言うことは…?」

大井「…実は私もプレッシャーから解放されたかったんですよぉ…ありがとう吹雪!」

吹雪「大井さん!どういたしましてです!!」

大井「北上さぁぁぁん!!指揮官ツライですよおおおおお」

北上「おしおし、この絡みも久しぶりであたしは嬉しいよ〜」

龍驤「最近提督に構ってもらえなくて寂しいんやろなぁ」


大井「…なんか懐かしい初期メンバーですよね」

利根「そうじゃろ?いろいろ昔のことを思い出すのぉ」

五十鈴「初期の大井はガチで性格悪かったからね」

島風「そうそう!酷かったよね〜」

大井「ええー、そんなことないですよ…」

金剛「ブッキーに聞いてみるネ」

陸奥「大井、酷かったわよね?」

吹雪「え…いや…」

瑞鶴「ほら、ここは正直に」

加賀「大丈夫、守ってあげるわ」

吹雪「…めちゃくちゃ怖かったです」

北上「やっぱりぃ、あたしがこの鎮守府に来る前の話でしょ」

大井「ええー…」

陸奥「どう怖かったの?お姉さんに言ってごらん?」

吹雪「…北上さんが全然ドロップしないので…毎日毎日北上さん北上さんって呟いてて…」

吹雪「話しかけると、はぁ!?…とか言って高圧的で常に機嫌悪くて…」

吹雪「それでも大井さんは秘書艦だから任務は大井さんを通さないといけないので…接しないわけにはいかなくて…」

吹雪「でも…大井さん怖くて…ううぅぅ…」えぐえぐ

瑞鶴「あー!泣いた!!大井が吹雪を泣かした!!」

大井「ええええ〜…」

龍驤「ひっどい秘書艦やなぁ…」

五十鈴「吹雪が私のところに助けてください〜なんて泣きながら来ることもよくあったわよね」

吹雪「…お恥ずかしい」

島風「みんな願ってたよね、早く北上さん来てぇぇぇぇ!!!!って」

加賀「…それでも北上は全然来なかったわね…このメンバーじゃ北上が一番新参だわ」

陸奥「酷いわ北上、みんな大井に怯えていたのよ?」

北上「ご、ごめん」

大井(なんか私のせいで北上さんが謝罪するハメに)


金剛「大井が機嫌悪かったのはケッコンする前の提督のせいでもあるデース」

利根「あぁ…提督が一番火に油注いでたからの」

〜〜〜〜〜

大井「北上さん…いつになったら来てくれるの…?」イライラ

JK提督『大井さんの耳たぶをわさび醤油に浸して食べたい』

大井「…こんのゴミ提督がぁ!!アンタのドロップ運がないから北上さんが来ないんでしょうが!!ホントにクソの役にも立たないわねェ!!!」

吹雪「ヒィィィ」ビクビク

〜〜〜〜〜

瑞鶴「初期は提督が変態発言するたびに大井キレてたわよね」

加賀「私たちじゃ外の世界の提督を黙らせることもできないし、本当にお手上げだったわ」

五十鈴「ゴミ提督って呼ばれてたの知ったら提督泣くんじゃない?」

大井「…まぁ当時は提督のこと大嫌いでしたね…なんでこんな変態女に好かれなきゃならないんだって思ってました…」

北上「…あたしが来るまでホントに酷い鎮守府だったんだね…」


吹雪「でも北上さんがこの鎮守府に着任して、大井さんも提督に本当に愛されてるって知ったら良くなったじゃないですか!!」

五十鈴「まぁね、いつもニコニコしてたし…今までのが嘘みたい」

利根「単純じゃな〜大井は」

瑞鶴「仕事もちゃんとこなすいい秘書艦になったわよね」

龍驤「まさか大井が提督とあんなにラブラブになるなんてなぁ」

加賀「人ってこんなに変わるものなのね」

金剛「まぁ変わっても常に鎮守府に迷惑かけまくりデスけどねー!!」

大井「すいません…」

陸奥「いつも人前でイチャイチャしちゃって〜」

大井「ず、瑞鶴さんと加賀さんだってイチャイチャしてるじゃない!!」

加賀「え」

瑞鶴「してないわよ!!」

龍驤「言ったやろ?提督大井の馬鹿ップルと瑞加賀を一緒にするなって」

龍驤「少女漫画のような甘酸っぱさや初々しさが提督と大井には無いんや」

大井「なに言ってるんですか!!私と提督の初エッチなんかメッチャ初々しかったですよ!!」

島風「どんな感じ?」

大井「…提督のアソコ舐めまくったんですけど、あの人毛が濃いから口に毛が入りまくるんですよ」

吹雪「オエ」

北上「生々しい話じゃなくて初々しい話してよ…」


龍驤「なぁ加賀、たまに加賀の部屋から歌声が聞こえてくるんやけど…あれ何してんの?」

加賀「え゛」

瑞鶴「あぁ、加賀の歌がジュークボックスで聴けるようになるらしいよ〜、そのための練習」

利根「えぇ!?加賀って歌うの!?」

島風「想像できない…」

五十鈴「ちょっと!歌ってみてよ!!」

加賀「イヤです!」

金剛「聴きたいデース!!!」


大井「へぇ…加賀さんって歌うんだ…」

陸奥「大井、こっちおいで」

吹雪「一杯くらい飲みましょうよ〜」

大井「だ、ダメですよ!禁酒宣言したんですから!雷撃処分されます!」

北上「誰も雷撃処分なんかしないよ〜」

大井「皆さんにこれ以上迷惑かけるわけにはいかないんですよ…」

大井「…これ以上嫌われたくないですし」

陸奥「誰が大井のこと嫌ってるの?」

大井「…吹雪とか、今も昔も結構怒鳴ってるし…」

吹雪「…確かに大井さん怖いですけど、大井さんは私の目標なんですよ」

吹雪「言いたいことはガツンと言う!他人にも自分にも厳しい!!上に立つ艦娘として相応しい存在!!」

吹雪「弱虫でおっちょこちょいな私にとって大井さんは憧れなんですよ」

吹雪「むしろ私はなんだかんだでいつも私のことを守ってくれる大井さんのこと、大好きですよ」

大井「…ちょ、何よ、大好きって…恥ずかしいじゃない…」

北上「わお、吹雪からの愛の告白でおおうぃっち顔真っ赤〜」

陸奥「なに照れてんのよ〜」

大井「…初期から今まで吹雪に迷惑ばかりかけてきたのに、偉そうな態度とっててごめんなさい」

大井「こんな私にずっと付いてきてくれる吹雪のこと、私も大好きですよ」

吹雪「お、大井さん…!」

北上「お?ついにおおうぃっちと吹雪の禁断の愛が…!?」

陸奥「大井〜浮気はダメよ〜」

大井「酔っ払いの絡みがツライ…」


吹雪「んじゃ大井さんも飲みましょ!!今日だけ!!」

大井「えー…禁酒宣言したのに、意思弱いとか思われないかなぁ…」

陸奥「思わない思わない!」

北上「今日だけね!特別だよ〜」

大井「それじゃ頂きます…んぐんぐんぐ」ゴクゴク

吹雪「いい飲みっぷりです!さすが大井さん!!」

大井「んぷわはぁぁぁぁぁ…ビール最ッ高…」

大井「…禁酒、やめようかなぁ」

吹雪・陸奥・北上「「「 意思よわッ!!! 」」」


利根「守るも攻めるも黒鉄の〜♪浮かべる城こそ頼みなる〜♪」

龍驤「いいぞ〜!!」

大井「もういっぱいビールくださーいぃ」

北上「ダメ!明日最終決戦なんだから、二日酔いが残るほど飲んじゃいけないよ」

陸奥「そのへんにしときなさい」

大井「えぇ〜?飲めって言っときながらそりゃないですよ〜」

吹雪「…やっぱり飲ませなきゃよかったかな…」

大井「飲みたい飲みたいー!!!」

陸奥「ダーーーーーーメ!!!」

大井「ん…」

大井「私の言うことが聞けないなら…」

大井「処女膜破っちゃうぞぉ」

「「「「「 ! ! ? ? 」」」」」

ーーーーー

大井「…」ポツーン

大井「全員部屋から逃げていった…」

大井「冗談なのに…」


大井「まぁいいや…コレでお酒が飲める」ゴキュゴキュ

北上・陸奥・吹雪「…」じーっ

陸奥「ちょっと!お酒やめさせないと!」

北上「でも怖いよ!処女膜破られるのはさすがに怖いって!!」

吹雪「しかし止めないと大井さんが暴走しちゃいます…」

大井「一人で飲むのも寂しいなぁ…」

大井「…あ、そうだぁ…提督に会いに行こう〜」

ドロン

北上・陸奥・吹雪「しまったあああああああああ!!!!!」


北上「ヤバイ!!また提督が大井っちに犯される!!止めないと!!」

陸奥「でも私たちはボタン押してもらわないと外に出れないわよ!?」

吹雪「わああああー!飲み会を企画した私の責任ですぅー!!!」

大井『提督やっほ〜』

JK提督『あれ?大井さん?』

陸奥「…聞こえてきたわ」

北上「…せめてヤるなら艦これログアウトしてほしい…」

吹雪「司令官ごめんなさい…」

大井『提督なにしてるんれすかぁ』

JK提督『勉強だけど…ん?大井さんお酒飲んでる?』

大井『提督大好きぃ〜』ぎゅうー

JK提督『明日最終決戦じゃないの…?そんなに飲んでて大丈夫…?』

大井『提督のエロちくび、つねってあげます〜」ぎりっ

JK提督『いだッ』

大井『提督は好きなんですよね〜こうされるの』

大井『貧乳提督は乳首が敏感〜♪』

JK提督『あッ』

大和「ん…?なんですか?この声」

長門「変な声が聞こえてくるな…大井と提督か?」

明石「なーんか…ヘンな事してません…?」

北上「始まってしまった…」

陸奥「明日最終決戦なのに…大井と提督の性行為の様子が聞こえてたら艦隊の士気もダダ下がりよ…」

瑞鶴「…ねぇ、これ大丈夫なの…?」

吹雪「…もう、ダメかもしれないですぅ…私のせいで…」

JK提督『大井さん、コレ』

大井『ん?コップの水くれるんですかぁ?あざぁ〜す』

『バ シ ャ ァ ン!!』

北上「…ん?」

大井『んぶえ…冷たぁ…なにするんですか!あぁ…床もビショビショ…』

JK提督『少しは酔い冷めた?』

大井『え?』

JK提督『正座』

大井『は?』

JK提督『そこに正座しろって言ってんの』

陸奥「提督怒ってる…?」

吹雪「…なにが始まるんです?」


JK提督「…大井さんのやる事には口出さないって言ったけど、これは我慢できないよ」

大井「…」

JK提督「大井さんの指揮ってすごく厳しくて、まさに戦時中って感じがして…見てるだけでも辛かった」

JK提督「だって大好きなみんながドンドン傷付いていくんだもん」

JK提督「あたし、途中でもうやめてって何度も言いたくなったけど…大井さんの邪魔をするわけにいかないから我慢したんだよ」

JK提督「何よりも一番辛いのは大井さんだもんね」

JK提督「大井さん本当に頑張っていたと思う、あたしは一番大井さんを褒めたいな」

大井「はい…」

JK提督「…と思った矢先に、何コレ」

JK提督「最終決戦前日にベロベロに酔っ払って、あたしに何しようとしてんの?」

大井「はい…」

JK提督「みんなにあんなに厳しいこと言っといて、自分だけ酒飲んであたしとエッチして気持ちいいコトをしようとしてんの?」

JK提督「今だって遠征部隊のみんなは大井さんの指示で、寝ずにひたすら資材を集めてきてくれてるんじゃないの?」

JK提督「て言うか禁酒宣言したんじゃないの?」

JK提督「何してんのあんた」

大井「も、申し訳…ございません…」

JK提督「明日の最終決戦、あたしが指揮するから大井さん寝てていいよ」

大井「いや…!それは…!」

JK提督「酔っ払いに艦隊は任せられないんだけど」

大井「申し訳ございません!!私に指揮官をやらせてください!!」

JK提督「大井さんが裏切ったのはあたしじゃなくて、艦隊のみんななんだからね?わかってる?」

大井「はい!!」

JK提督「任せていいの?」

大井「お願いします!!」

JK提督「…じゃあ今日はお風呂はいってもう寝なさい!!」

大井「はいい!!!」

ドロン

JK提督「…」

JK提督(キツく言いすぎちゃったかな…)

JK提督(イベント中じゃなかったら、あのまましてもよかったんだけどなぁ…)


JK提督鎮守府

大井「…」

北上「…」

陸奥「…」

吹雪「…」

瑞鶴「…」

大和「…」

長門「…」

明石「…」

大井「…聞いてました?」

北上「うん…まぁ…」

大井「大和さん」

大和「は、はい!」

大井「私のこと、思い切りぶん殴ってください」

大和「えぇ!?」

大井「これはケジメです、思い切りお願いします…」

大和「い、いいんですか…?」

陸奥「大井が望んでることだし…してあげたほうが大井もスッキリするんじゃないかな」

大和「じゃあ…大井さんには頑張ってもらいたいという私の願いも込めまして…いきますよ?」

大井「はい!!」

ド ゴ ォ ッ !!

大井「あびゅッ」バターン

大和「…大井さん大丈夫?結構本気で殴りましたけど」

大井「」ぴくぴく

北上「いやぁ、球磨型じゃ大和さんのマジ殴りは耐えられないよ…」

陸奥「コレ、大破してるわね」

長門「入渠させたほうがいいんじゃないか…?」

明石「そうですね」

瑞鶴「無駄な資材を使う羽目に…」

吹雪「…ごめんなさい大井さぁん…」


翌日、最終決戦

加賀「連合艦隊、出撃準備完了です」

利根「よっしゃ!絶対倒すぞ!」

金剛「気合入れて行くネー!!」

夕立「頑張るっぽい!!」

島風「ぽいじゃダメでしょ…」

五十鈴「遠征部隊のみんな!資材をありがとう!!」

長門「甲勲章持って帰ってくるからな!!」

大和「私たちなら大丈夫です、いけます!!!」

北上「…大井っち大丈夫?」

大井「はい、ご迷惑おかけしました」

大井「私は大丈夫です」

加賀「指揮官、指示を」

大井「連合艦隊、最終海域に向けて出撃!!」

加賀「連合艦隊旗艦加賀、出撃する…!」

「頑張れー!連合艦隊ー!!」

「JK鎮守府最強艦隊なら絶対いけるぞー!!」

「資材なんか気にせず存分に戦ってくださーい!!」

ザザーン…

JK提督「…」

吹雪「司令官、昨日の酔っ払った大井さんなんですが…」

吹雪「私のせいなんです…」

吹雪「申し訳ございません…」

JK提督「北上さんから聞いたよ」

JK提督「悩んでた大井さんを元気付けようとしてくれたんでしょ?」

JK提督「ありがとうね、吹雪ちゃん」

吹雪「お酒勧めたの私です…」

JK提督「別に悪いことじゃないよ、悪いのは自己管理できない大井さんだよ」

瑞鶴「連合艦隊から入電!…比叡、大井大破…撤退するとのこと」

JK提督「…」

吹雪「…」


加賀「連合艦隊、帰還…比叡と大井をドックへ…」

大井「はっ…はっ…」

北上「大井っち!バケツ使ってもいいよね!?比叡さんと大井っちにバケツ使うよ!?」

大井「は…い…またすぐ…出撃します…」

JK提督「…」

吹雪(司令官…あれだけ厳しいこと言っても、大井さんの大破見るとツラそう…)


瑞鶴「連合艦隊より入電、夕立大破!撤退するとのこと」



瑞鶴「連合艦隊より入電、陸奥、五十鈴大破!撤退するとのこと」



瑞鶴「連合艦隊より入電、旗艦加賀大破…!旗艦大破のため撤退…」



瑞鶴「連合艦隊より入電、金剛、利根、北上、長門、大破…撤退するとのこと…」

足柄「マズイわ…資材が…」

吹雪「一筋縄ではいかないですね…」



加賀「連合艦隊帰還…、金剛と長門はもう動けない、ドックまで手を貸して!!」

大井「連合艦隊は疲労抜きに1時間休憩します、待機してる皆さん、サポート願います…」

大和「担架お願いします!大破した皆さんをドックまで運んでください!」


かぽーん

加賀「ふぅ…」

大井「あれだけ集めてもらった資材がもうありません…あと出撃できて2〜3回です…」

大和「タイムリミットも残りわずか…頑張ってるのに…なんで…」

加賀「最後まで諦めてはいけないわ」

加賀「大井、提督に恩返しをするんでしょ?」

加賀「私たちが強くなった証の甲勲章を提督に渡すんでしょ?」

大井「…はい、提督には迷惑かけっぱなしですから…結果を残さないと…!」

大和「今一度、気を引き締め直しましょう」


ボスマス

加賀「…制空権優勢!!絶対に敵旗艦を落として!!」

大井「今の艦隊の状態はなかなか良いです!いけます!!」

長門「行くぞ!!」

ドガァァン

利根「ぎゃあ…ッ」

ズドォォォン

比叡「ひぇッ…!」

陸奥「利根、比叡大破!!」

大和「油断しないで!!夜戦で有利になるために私たちで雑魚を片付けますよ!!第二艦隊を守るのは私たちです!!」


ズボッ


大和「…ん?」

加賀「大和さん…艤装に穴が…」

ズ ガ ア ア ァ ァ ァ !!!!!

大和「あ゛ッーーーーーーーッッッ!!」

金剛「大和、爆発!!大破デス!!」

大井「バイタルパートを抜かれたようですね…」

北上「第一艦隊がボロボロ…」

五十鈴「相手を全然削れてない…私たち夜戦まで残れるかしら…」

ドゴォォォン

大井「がぁッ…!」

島風「大井っちゃん大破!」

夕立「まずいっぽい…」


北上「うそでしょ…第二艦隊があたし以外大破なんて…」

金剛「そーりー…北…上…」

大井「お願い北上さん…夜戦で…敵旗艦を沈めて…」

北上「…任せて」


夜戦


北上「敵旗艦…暗くて見えない…」

キラッ

北上「光った!あそこか!?」

島風「違う!!それ敵の撃った弾!!」

ドガァァン

北上「い゛あ゛ッ!!」

夕立「北上さん…大破…っぽい」

大井「なんで…なんで…」

大井「こんなに頑張っているのに…」

加賀「帰還するわよ!動けない子は私か長門に捕まって!!」



瑞鶴「連合艦隊ほぼ大破…修理すると資材がカラになるまで吹き飛ぶわ」

吹雪「実質、次の出撃でラストってことですね…」

JK提督「…」


大井「連合艦隊の皆さん、修理は済みましたね」

大井「残念ながら資材の残りが二桁となってしまいました」

大井「イベントのタイムリミット…艦これのメンテナンスまであと30分です」

大井「次の出撃が最後になるでしょう」

大和「すみません…私が大食らいだから…」

大井「いえ、連合艦隊の皆さんも、遠征部隊の皆さんも私の指揮通りに本当に頑張ってくれました」

大井「これで攻略できなかったら指揮官の私が無能ということです」

大井「本当に申し訳ございませんでした」

陸奥「ちょっと、最後の出撃の前に土下座なんてやめてよ」

金剛「大井ッチ!顔あげるデス!」

大井「私は提督に気に入られただけのどうしようもない艦です…」

大井「提督に気に入られたから秘書艦なんです」

大井「提督に気に入られたから練度150なんです」

大井「だから偉そうな態度とってますけど、中身はただの球磨型です…」

大井「偉くともなんともありません…」

加賀「やめなさい!最後の出撃の前に…!」

長門「大井!お前はよく頑張った!皆知っているぞ!!」

どげしっ

大井「いたっ」

球磨「さっさと顔あげるクマ、このバカ妹」

大井「球磨姉さん…!?」

球磨「なんだただの球磨型って、球磨型舐めてるクマか?」

球磨「お前は球磨型で一番の問題児の大井クマ、ゴチャゴチャ弱音吐いてねーでサッサと行ってこいクマ」

球磨「それともなんだ?口出しするなって釘刺した提督になんか言ってほしいクマか!?」

JK提督「…」

大井「提督…」

北上「ほら大井っち立って、行こ?」

北上「土下座するのも負けてから、ね?」

大井「北上さん…」


大井「球磨姉さんありがとうございます、おかげで目が覚めました」

大井「皆さん…最後の出撃、お付き合い願います」

大井「では行きましょう」

加賀「連合艦隊、出撃!!」



吹雪「司令官」

JK提督「なあに?」

吹雪「大井さんが帰ってきたら、どんな結果でも抱きしめてあげてください」

吹雪「そうすれば大井さんの努力が報われる気がします」

JK提督「ふふふ、もちろんそのつもりだよ」

JK提督「ツラいツラいイベントも終わると思うと、気が楽だよ〜」

瑞鶴「連合艦隊より入電!現在全艦小破以上の被害なしのほぼ無傷!快進撃を続けているとのことですって!!」

暁「いける!これはいけるわ!」

夕張「そのままボスも倒しちゃえー!」

明石「これは期待できそうです!!」

鈴谷「大井の調子も良さそうなカンジ!」

曙「頑張れー!連合艦隊ー!!」


瑞鶴「入電!快進撃は続いてるとのこと!連合艦隊ほぼ無傷!」

衣笠「これいけるでしょ!!」

阿武隈「北上さんと大井さんがいれば大丈夫です!!」

龍驤「その調子で突き進んだれー!!」

木曾「フッ、やるじゃないか」

吹雪「司令官!いい感じですね!」

JK提督「ね!ね!これクリアできるかも!!」

瑞鶴「あっ…」

JK提督「ん?」

瑞鶴「連合艦隊より入電、ボス手前で大井大破…」

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

JK提督「…あちゃー!ダメだったかぁー!」

JK提督「最後の最後で大井さんが大破って…大井さんやらかしちゃったなー」

JK提督「…イベント攻略失敗しちゃったけど」

JK提督「あたし全部見てたから、みんな本当に頑張ったよ!あたしの自慢の艦隊!」

JK提督「甲勲章なんかなくても最強で最高の艦隊だよ…!」

吹雪「司令官…」

JK提督「よぉーし!あたしが甲勲章ケーキを作ってあげる!甘くて美味しいヤツね!間宮さん伊良湖さん手伝って!」

間宮「はい!連合艦隊の皆さんも喜んでくれると思います!」

多摩「きっと大井、泣きながら帰ってくるニャ」

球磨「一発ぶっ叩いてやるクマ〜」

木曾「ははは、相変わらずだなクマ姉ぇは」

瑞鶴「…は!?なんでよ!?ウソでしょ!?」

JK提督「…ん?」

吹雪「どうしたんですか?瑞鶴さん」

瑞鶴「…連合艦隊より入電…ボスマスへ進撃…」

JK提督「…え?」


陸奥「ちょっと大井!!何考えているのよ!!」

長門「お前大破しているんだぞ!?轟沈するぞ!!」

大井「もう進撃を選択しました…引き返すことは出来ません…」

大井「羅針盤も回っています…」

五十鈴「自分が大破したからって変な責任感感じてるの!?」

島風「大井っちゃんがここまでバカだとは思わなかったよ!!」

大井「心に誓ったんです!必ず甲勲章を手に入れるって!!」

大井「皆さん無傷なのに私だけ大破…この出撃がラストチャンス…」

大井「こんなところで撤退なんかあり得ません」

金剛「進撃のほうがあり得ないデショ…大井ッチのバカ…」

夕立「…」

加賀「…鎮守府より無線がきてるわ」

JK提督『この大馬鹿者!!なにしてんだよ!!帰ってきなさいよ!!!』

大井「提督…」

JK提督『轟沈したらどうすんの!?指揮官として無能すぎるでしょ!!』

大井「提督、最後まで口を出さないでもらえますか」

JK提督『ふざけんな!!!アンタこそ何も言わず早く撤退しなさいよ!!!』

大井「…無理ですよ、一度進撃を選んだらもう進むしか」

JK提督『ゴチャゴチャうるさいんだよ!!!提督の言うことが聞けないの!?はやく撤退しろ!!!』

大井「…」


JK提督『あ、あたしの言うことが聞けないなら…もう二度とエッチしてあげないから!!大井さんの大好きなこの制服も捨ててやる!!』

JK提督『嫌でしょ!?嫌だよね!?だって大井さんあたしの制服もあたしとのエッチも大好きだもんね!!こりゃ今すぐ帰ってくるしかないよ!!』

大井「…ボスのいる海域に近づいてきました、無線を切りましょう」

JK提督『おい!!!撤退しろ!!!お願いだから!!!』

大井「提督、大丈夫ですよ」

大井「絶対に帰ってきますから」


絶 対 に 帰 っ て き ま す か ら


JK提督『…ぜ、絶対帰ってくるって…』

JK提督『そう言ってお父さんは帰ってこなかったんだよ?』

JK提督『そう言ってお父さんは死んだんだよ…?』

大井「…」

JK提督『ね、ねぇ吹雪ちゃん…大井さんが死んじゃったらどうしよう…』

JK提督『ねぇ吹雪ちゃん!怖い…嫌だ…大井さんが死ぬなんて嫌だ…!』

吹雪『司令官…』


JK提督『嫌だ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!イヤだぁぁぁああぁあぁぁああぁぁあ!!!!』

吹雪『し、司令官落ち着いて!!』

JK提督『いやだッ…あ゛ッ…はっ…』

JK提督『はひゅ、は、…かはッ…』

吹雪『司令官!?どうしたんですか!?』

明石『過換気症候群よ!!提督落ち着いて!!』

瑞鶴『み、水!!水持ってきて!!』

龍驤『違う携帯酸素ボンベやろ!!』

明石『必要ないわ!!提督!落ち着いてゆっくり呼吸して!!』

JK提督『はひっ、ふゅ、…ッは』

暁『痙攣が止まらないわ…!』

瑞鶴『提督さん……この馬鹿大井!!帰ってきたら説教よッ!!』

瑞鶴『だから何が何でも帰ってくるのよ!!!』

ブツン…

大井「…」

北上「みんな、敵から大井っちを守ろう、大井っちを連れて帰ろう」

北上「ボス撃破じゃなくて、大井っちの護衛だけを頭にいれといて」

大井「北上さん!そんなことよりボスを撃破しないと…!」

北上「うるさい黙ってろッ!!!!!」

大井「っ!?」びくっ

北上「連合艦隊、大井を必ず鎮守府に、提督の元に生きたまま返す!!何が何でもだ!!!」

「「「「「 は い ! ! ! 」」」」」


JK提督「すぅー、はぁー、すぅー、はぁー」

明石「提督大丈夫ですか?落ち着きました?」

JK提督「うん…ごめん…」

吹雪「司令官…震えがすごいですよ…」

JK提督「当たり前じゃん…大井さん…二度と帰ってこないかもしれないんだよ?」

JK提督「最後の大井さんとの会話…お酒飲んだ大井さんに説教…なんだよ…?」

JK提督「こんな最後なんてないよ…」

吹雪「まだ大井さんが沈んだと決まったわけじゃありません!信じて待ちましょう!!」

JK提督「…お父さんが事故にあったときも、きっと生きて帰ってきてくれると信じてた」

吹雪「…」

JK提督「もう…信じるのも怖いよ…」

吹雪「…うぅ」

瑞鶴「吹雪、泣くの我慢して」

瑞鶴「私たちが泣いたら誰も提督さんを支えられなくなる」

吹雪「でも…大井さん…」

瑞鶴「私だって怖いよ、でも私たちは軍艦…仲間が沈むことは常に覚悟しとかなきゃいけないよ」

吹雪「ぐっ…」


JK提督「…」ブルブル

吹雪「…」

吹雪(お願い!大井さん無事に帰ってきて!)

吹雪(大井さんがいなきゃこの鎮守府、ダメになっちゃう…!)

明石「…」

夕張「…」

暁「…」

龍驤「…」

球磨「…くそッ」

瑞鶴(みんな…最悪の事態を覚悟してるわね…でも大井が帰ってくることを祈ってる…)

瑞鶴「!?」

瑞鶴「連合艦隊より…入電…」

JK提督「聞きたくない!!」

瑞鶴「提督さん…」

JK提督「聞きたくない聞きたくない…!」

瑞鶴「…敵旗艦を撃破、勝利したとのこと…」

吹雪「え!?…と言うことは…」

龍驤「甲難易度をクリアしたっちゅーことか…?」

暁「…大井さんは?」

JK提督「聞きたくない!!!!!」

瑞鶴「…大井についての情報は…何も無いわ…」

JK提督「…う゛ぅ゛ッ」

ビチャビチャビチャ

JK提督「ゲエッホ!!オ゛ッホ!!」

吹雪「司令官!!」

明石「提督…!」さすさす

龍驤「み、水!あとタオルもや!!」

瑞鶴「…なんで大井の情報をくれないのよ…」

瑞鶴(…それが連合艦隊なりの配慮ってこと…?)


JK提督「…」

JK提督「…大井さん、死んじゃったんだぁ…」

JK提督「…あたしが大井さんに惚れて、艦これなんか始めたばっかりに…」

吹雪「…」

暁「…あ!連合艦隊が帰ってきたわ!!」

瑞鶴「本当!?」

夕張「全員いるの!?」

JK提督「…どうせ、一人足りないんでしょ」

JK提督「北上さんもむっちゃんも泣きながら帰ってきたんでしょ」

JK提督「大井さんを海の底に残して帰ってきたんでしょ」

JK提督「やだよ…そんなの…」

JK提督「なんでゲームでこんなツラい思いしなくちゃなんないの…」

JK提督「こんな現実、受け止めたく無いよ…」



大井「これが現実です、受け止めてもらえますか?」



大井「…へ?」

JK提督「…大井…さん?」


大井「絶対に帰ってくる、約束を果たしましたよ」

JK提督「おお…い…しゃん…」

大井「提督にこれを差し上げます」

大井「甲勲章です」

大井「提督、私を…」

大井「いや、私たちをここまで育ててくださってありがとうございます」

大井「おかげでここまで強くなることができました」

大井「この甲勲章がその証です」

大井「提督が艦隊をここまで育てあげた優秀な司令官である証です」

大井「提督、ありがとうございます」

ぎゅう

大井「わ、提督…」

大井「私じゃなくて、勲章を受け取ってくださいよ」

大井「私、大破してるんですから…そんなに強く抱きしめたら痛いですよ」

大井「提督…」

JK提督「…私はこの甲勲章よりも、ずっとずっとずっと大事な存在を失いかけたんだよ…?」

JK提督「…わかってる?」

大井「…すみません」

JK提督「あたしたち、みんな家族だって言ったよね」

大井「はい」

JK提督「家族を失うというのは、立ち直れなくなるほどツラいことなんだよ?」

大井「はい」

JK提督「…二度と、こんな無茶をしないで」

JK提督「もし馬鹿なことして沈んだら、あたしが大井さんを海底から引きずり出して、ビンタで叩き起こしてやるからね」

JK提督「めっちゃ痛いビンタだからね

大井「…わかりました」

JK提督「…とりあえずお疲れ様」

JK提督「頑張ったね、大井指揮官」

大井「あ、…ありがとうございます!!」


北上「…提督、大丈夫?」

JK提督「うん…」ぐしぐし

北上「それじゃあ大井っちぃ、さっさとバケツ浴びて怪我治してきてぇ」

陸奥「説教の時間よ」

大井「え゛ッ…」

長門「当たり前だろ!大破進撃なんて指揮官としてやってはいけないことをやっただろう!!」

瑞鶴「帰ってきたら説教するって言ったよねぇ…!」

ゲシッ

大井「痛っ」

球磨「ほれ、さっさと歩くクマ」

球磨「連合艦隊に迷惑かけて、鎮守府に待機してるみんなに心配かけて、提督を泣かして…タダで済むと思うなクマ」

五十鈴「アンタをかばって大破した島風や夕立より先に修理してもらえるんだからありがたく思いなさいよね!!」

島風「大井っちゃんを修理したら鋼材がなくなって私たち修理できないんだけど…」

金剛「はぁーあ、私もしばらく大破のままデスカー」

加賀「二度と大井指揮官の元で動きたくないわ、心臓に悪すぎます」ギロッ

大井「…ずびばぜんでじだッ」ぐすっ

吹雪「…泣きたいのはコッチのほうですよおおおおお!!!!!」

JK提督「うわぁ、吹雪ちゃんキレた…」

>>693
うわぁ、間違えた…

JK提督「…へ?」

JK提督「…大井…さん?」

でございます…


その夜、間宮食堂

陸奥「んぶわっはああぁぁあぁあぁ〜…嗚呼、ビールが染み渡るぅ〜」

長門「ハハハ、よっぽど疲れたんだな」

陸奥「当たり前よ!ただでさえ最終決戦で疲れるってのにあのアホ大井のせいで余計に疲れたわよ!」

長門「鎮守府中に陸奥の怒鳴り声聞こえてたぞ、ものすごい説教だったな」

陸奥「あのアホはあのくらい強く言わないと効果ないでしょ」

長門「大井は今どうしてるんだ?」

陸奥「知らない、秘書艦室の隅っこで泣いてるんじゃない?」



秘書艦室

北上「ほら大井っち〜、食堂で祝賀会やってるよ?行こうよ〜」

大井「う゛え゛あ゛だぁ…陸゛奥゛ざん゛がぁ…ウェ゛ん゛あ゛っでえ゛…」ズビズビ

北上「もう何言ってるかわかんないよ…そんな隅っこで泣いてないでさ、もう済んだことだし行こ?」

大井「どお゛ぜわ゛だぢァ゛…み゛ん゛な゛に゛ぃぎらウ゛ぁれでるン゛て゛しょお゛ぉ゛…?」えぐえぐ

北上「もーいいからいいから、提督がケーキ作ってくれてるみたいだよ?早く行かないとなくなっちゃうよ〜」

大井「わ゛だぢに゛ぃ…だべる゛し゛がぐなん゛か…ぁ、無゛い゛でづよ゛ぉ…」めそめそ

北上「ダメだこりゃ…」


金剛「ヘーイ!ムッチャン、ナガモン!飲んでるかーい?」

長門「私はオレンジジュースだぞ」

陸奥「あら金剛、修理は済んだの?」

金剛「遠征部隊がまた資材を稼いできてくれたネ、おかげで修理も完了!遠征部隊には足向けて寝れないネー!」

陸奥「そうねぇ」

金剛「マンマミーヤ!ワタシにもビールください!!」

間宮「はーい!提督がケーキ作ってくださってるから飲み過ぎに注意ですよ〜」

金剛「いえすまむ!!」

北上「はぁ…」てくてく

金剛「おー、北上!大井ッチはどうしたデスカ?」

北上「泣きじゃくって何言ってるかわからないし、秘書艦室から一歩も出ようとしないし…」

陸奥「え、本当にまだ泣いてるの?説教終わってから結構時間経ったわよ…?」

北上「…まぁ、むっちゃんガチで怖かったからね…」

間宮「北上さんもビール飲みますか?」

北上「えーと、あたしはイモ焼酎で」

間宮「はーい!あ、提督」

JK提督「ケーキ完成したから冷蔵庫に入れといたよ〜」

間宮「ありがとうございます!」

JK提督「大井さんまだ来ないの?」

北上「うん」

JK提督「主役が来てからまたみんなで乾杯したいのになぁ〜…しょーがない、あたしが連れてくるよ」スタスタ

金剛「お願いシマース!!」


わいわいがやがや

吹雪「えー、皆さん!前のほうに注目お願いします!」

吹雪「今回のイベントで新たな仲間が加わりましたので、自己紹介していただきます!」

吹雪「では葛城さんから!」

葛城「は、初めまして!雲龍型航空母艦の葛城です!よろしくお願いします!!」

パチパチパチパチ

Littorio「パスタの国から来ました戦艦Littorioです、これからお世話になります」

パチパチパチパチ

秋津洲「水上機母艦、秋津洲よ!この子は大艇ちゃん!!よろしくかも!!」

パチパチパチパチ

吹雪「これからさらに鎮守府が賑わいそうですね!」

吹雪「…では今後のJK鎮守府のさらなる発展と艦隊の皆さんの益々のご繁栄をお祈りいたしまして…乾杯といきたいところですか、提督と大井さんを待ったほうが良さそうですよね…?」

北上「…あの二人、しばらく来ないと思うから先に乾杯しちゃおうよ」

秋津洲「そういえば、あたしまだ提督に挨拶してないかも!!」

吹雪「へ?」

秋津洲「提督に挨拶してくるかもー!!」ビューン

吹雪「ちょっと秋津洲さん!?」

金剛「…もう始めちゃいましょうよぉー」

陸奥「そーねー」


秘書艦室

JK提督「大井さーん、ごはん食べよーよ」

大井「うぐ…えぐ…」

JK提督「ほら、鼻水出てるよー、ちーんしよ?」

大井「んん…」

JK提督「みんな待ってるよ?」

大井「いいです…私が行っても雰囲気悪くするだけです…」

JK提督「もう誰も怒ってないよ、反省したんでしょ?」

大井「…」こくん

JK提督「じゃあもうこの件は終わり!食堂行こ!」

大井「…」

JK提督「…まったく」ぷちぷち

JK提督「あたしのおっぱいなら食べる?」ぺろん

大井「た、食べます!!」むちゅー

JK提督「あんっ、がっつくねぇ」

大井「…」ちゅーちゅー

JK提督「さっきまで泣いてたのに、おっぱい吸い始めた途端に夢中になるなんて赤ちゃんみたいだね」

大井「…」ちゅむちゅむ

JK提督「これで元気でたら祝賀会行こ?」

大井「…お腹いっぱいになったら行きます」ずぢゅるるるるるるるッ

JK提督「んっく…!泣き疲れてお腹すいてたんだねぇ、よしよし…あんッ」

バァン!!!!!

JK提督・大井「!!??」ビクッ

秋津洲「提督ここにいるかも!?」

JK提督「だ、誰…!?」

秋津洲「あ!いたかも!!初めまして!!水上機母か…」

JK提督「…」

大井「…」

秋津洲「…」

秋津洲「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!提督と大井さんが変なことしてるかもお゛お゛お゛お゛!!!」

JK提督「あ!ちょっと待って!!」

秋津洲「確実に変なことしてるかもおおぉぉ…!!!」ビューン

JK提督「…」

大井「…」


間宮食堂

陸奥「あなたたちも懲りないわよね〜」

JK提督「あはは…あたしから誘ったから、大井さんを怒らないであげて」

陸奥「別にもう怒りゃしないわよ、ほら大井もごはん食べなさい、美味しいわよ」

大井「は、はい」もぐもぐ

陸奥「ねぇ、提督のおっぱいってそんなに美味しいの?」

大井「ぶっふッ!!!」

JK提督「うわ汚ッ」

長門「行儀悪いぞ…」

大井「ま、まぁ美味しいですけど…」

JK提督「その答えもどうかと思うよ…」

間宮「はい、提督と大井さんのオレンジジュースです」コト

JK提督「ありがとー」

北上「えぇー?大井っちオレンジジュースなのー?お酒飲もうよ〜」ひょこ

大井「ダメです…今度こそ禁酒しますよ…」

北上「戦った後の勝利の美酒が最高なのになぁ〜」

JK提督「自分の酔った後の行動に責任取れるなら飲んでもいいよ」

大井「取れないです!!」

長門さん「ハッキリ言ったな…」

北上「ちぇー、つまんないのー」

大井「…あれ?私のオレンジジュースは?」

北上「コレコレ」

大井「あぁ、ありがとうございます」ゴクゴク




大井「てぇとくぅ〜、また後でおっぱい食べさせて下さいねぇ〜」

JK提督「…なんで酔っ払ってるのこの子…」

北上「ひっひっひ〜、オレンジジュース日本酒割りとすり替えたのさ〜」

JK提督「北上さん悪い子…」

大井「北上さあああああああああああああああ!!!!!」ガバッ

北上「うわあ!?大井っちに押し倒された!!」

長門「こら!!食事中に何してんだ!!」

大井「やったぁ〜、北上さんのハイソックスゲットです〜」

北上「こらぁ返せぇ!」

大井「すうううううう…んはぁ、いい匂いですぅ〜」

北上「ちょぉッ、臭い嗅ぐなよー!!」

大井「ねぇねぇ吹雪!これいい匂いよ!!」

吹雪「ん?なんですか?…ンぶへぁ!!!くっさ!!!なんですかこの汚物!!!食事中に止めてくださいよ!!!」

北上「お゛ッ…汚物…!」ぐさッ

北上「…あたしの足って…汚物の臭いなんだ…」

陸奥「大井を酔わせるから…」

長門「自業自得だな」

JK提督「コンプレックスって誰にでもあるよ!無乳剛毛よりマシだよ!」

北上「提督が優しすぎて涙が出るぅ」




龍驤「ぶふー、提督のケーキは美味かったな〜」

島風「プロ顔負けだよねー」

足柄「提督に料理習おうかしら…」

大井「また私、悪酔いしてた…」

JK提督「大井さんのせいじゃないよ〜」

吹雪「みなさーん!楽しい祝賀会もそろそろ終わりの時間です!」

吹雪「最後に司令官に一言いただきたいと思います!!」

JK提督「へ」

吹雪「司令官お願いします!」

JK提督「あー、本日はあたしと大井さんの披露宴にお越しいただいて、誠に…」

瑞鶴「違う違う」

JK提督「冗談だよー」

龍驤「この二人ならマジでやりそうやな…」

JK提督「あまり言うことはないんだけど…」

JK提督「あたしと大井さんはラブラブカップルなんだけど」

「「「「「 知ってる 」」」」」

JK提督「この鎮守府にいる全員があたしの家族です」

JK提督「あたしはみんなのお母さんであり姉であり妹であり…」

JK提督「そのくらい、みんなとは深〜い家族愛で結ばれていると思っています!」

JK提督「ツラいこと悲しいことは一人で抱え込まない!…今回の大井さんみたいにね」

JK提督「家族は誰一人欠けてはいけないのです!困ったことは家族みんなで解決していきましょう」

JK提督「…あたしは、みんなとずっと一緒にいたいです!!」

JK提督「…こんなのでいい?」

吹雪「ありがとうございます!!みなさん司令官に大きな拍手を!!」


後日、JK提督部屋

JK提督「うふふー」キラキラ

大井「提督、甲勲章がそんなに気に入ったんですか?」

JK提督「この重み、この光沢、あたしも一人前の提督になった感がするんだよね〜」

大井「まぁその証が甲勲章ですからね」

JK提督「…さて、これであたしの提督業にも一区切りついたかな」

大井「え?」

大井「…その言葉の意味とは…?」

JK提督「大井さん、秘書艦引退しよっか」

大井「…えぇ!?クビですか!?もしかして大破進撃したからですか!!??」

JK提督「クビじゃない、引退!」

大井「なんで…」

JK提督「お兄ちゃんの雷ちゃんはレベル150になったと同時に秘書艦を引退したよね」

大井「あぁ…そういえば…」

JK提督「そんな感じで」

大井「…いや、そんな感じでと言われましても…」


大井「…次の秘書艦は誰ですか…?」

大井「…今まで私が秘書艦だったのに…嫉妬しちゃいますよぉ…」

JK提督「あたし、一人暮らししようと思うんだ」

大井「…えぇ!?」

JK提督「来年でもう大学生だし、お兄ちゃんみたいに自立しないといけないって思ってね…」

大井「…不安ですよ!!提督が一人暮らしなんて!!」

JK提督「…だから大井さんには秘書艦を止めてもらって」

JK提督「…あたしと一緒に暮らして欲しいの」

JK提督「…だめかな?」

大井「…!?」

JK提督「…」

大井「…」

大井「私と…提督が同棲…?」

JK提督「新婚さんみたいな感じで」

大井「…」

JK提督「…」

大井「ひとつ屋根の下…」

大井「二人でご飯食べて…」

JK提督「うん」

大井「二人で狭いお風呂に入って背中流しっこして…」

JK提督「うんうん」

大井「二人でベッドに入って…愛を確かめ合って…」

JK提督「うんうんうん」

大井「提督と…二人暮らし…」

JK提督「どお?」

大井「…」

JK提督「…」

大井「よ…」

JK提督「よ…?」

大井「よろしくお願いしますぅぅぅ!!!」



おわり



ありがとうございました

何かネタが思いついたり

艦これで新しい機能が追加されたら次スレを立ててみようかなって思っています

…さすがにJK提督がJD提督にならないと時空が歪みすぎてきちゃう気がしますが…

女子高生好きだしどうしようか…


ちなみにJK提督以外では
こんなSS書いてました

もしよかったら

提督「お姉ちゃん欲しい」
提督「お姉ちゃん欲しい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432218105/)


おまけせくろす


JK提督部屋

ドロン

大井「こんにちは、提督」

JK提督「ご、ご機嫌麗しゅう」ドキドキ

大井「?…どうしたんですか?」

大井「提督がイイものを手に入れて、私に見せたいと言うからコッチに来たんですよ」

JK提督「お、おう!おっしゃる通り!」

大井「緊張してるんですか?なんで?」

JK提督「そりゃ緊張するよ!」

大井「なんですか?その緊張しちゃうほどイイものって」

JK提督「…これ」

大井「なんですかコレ…おっきなチンチン付いてますけど…」

JK提督「これ、ペニスバンドって言うんだけど…」

大井「ぺ、ペニスバンド?」

JK提督「…大井さんと、セックスしたくて…」

大井「わお」

JK提督「ほら!大井さんに処女膜ぶち破られたし、もう何入れても怖くないかなって!」

JK提督「どうせなら大井さんにいっぱい突いてもらおうかなって!」

JK提督「勇気を振り絞ってドンキで買いました、もちろん成人ファッションで!!」

大井「…」

大井「…つまり、私がこのチンチンを装着して、提督とセックスすると」

JK提督「うん!」

大井「…」

大井「興奮してきました」

JK提督「よしきた!」


大井「…」びよんびよん

JK提督「…どう?ペニバン着けてみた感想は」

大井「…男性ってこんなに大きなモノを常にぶら下げてるんですね…邪魔臭い」

JK提督「普段は小さいんじゃないかな…」

大井「それじゃあ早速…」

JK提督「待て待て待て!いきなり突っ込んだら痛いよ!突貫工事禁止!ちゃんと前戯でほぐしてから!」

大井「待ちきれないですよぉ…」

JK提督「チンチンの生えた大井さん、よくよく考えてみたら恐ろしい光景だ…いつ犯されてもおかしくない…」

大井「ま、提督は乳首を可愛がってあげたらすぐに液状化現象です!」くにくに

JK提督「あひぃん」びくんッ

大井「グミみたいにぷよぷよで弾力のあるピンク乳首…胸が無い分、最高の出来ですね…星三つです!」ペロペロ

JK提督「やったぁ、乳首ソムリエから三ツ星もらったぜ」

ガリッ

JK提督「あ゛ッッッ!?」ビクンッ

じわっ

大井「おぉ、乳首を噛むとアソコから汁がにじみ出てきましたよ…さすがドエムですねぇ…提督可愛すぎです!!」

JK提督「乳首、とれないように加減してね…」


大井「提督ぅ、チンチンも濡らさないとダメですよぉ」

JK提督「ほ、ほぉ」

大井「フェラチオ、してみてください」

JK提督「うん…頑張ってみる」

JK提督「れろ…」ちろちろ

大井「…あらまぁ」

JK提督「うーん…結構難しいなぁ…フェラって」ちろちろ

JK提督「大井さん気持ちイイ?」

大井「いや…作り物なんで…別に」

JK提督「んもう、ノリ悪いなぁ」

大井「あっ、すみません…」

大井「あの、咥えてみてください」

JK提督「よ、よぉし」

JK提督「あんむ…」くぽ

JK提督「あぐ…あぐ…」ちゅぽちゅぽ

大井「…普段は真面目で可愛くて優等生な提督が制服姿でチンチン咥えてる…」

大井「なんとはしたない姿…」

JK提督「んっ…おごッ…」じゅろろろッ

JK提督「ぷはッ…やっぱり難しいなぁ…」

大井「提督、すごく気持ちいいですよ」

JK提督「え?」

JK提督「…うん、ありがとう、もっと頑張ってみる」

JK提督「んぐ…あう゛…」ぢゅぽちゅぽ

大井「痛ッ!歯を立てないでください!」

JK提督「え、ええ?なんで…?」

大井「んもう、ノリ悪いなぁ」


JK提督「こ、これでチンチンもヌルヌルになったよ!」

JK提督「挿れよ挿れよ!」

大井「そ、そんなに挿れて欲しいんですか?」

JK提督「当たり前じゃん!すごく気持ちいいかもしれないんだよ?大井さんとのセックス!」

大井「それでは正常位で…」

JK提督「おぉ、この押し倒されたような体位…今から大井さんに犯されちゃうんだぁ」ドキドキ

大井「…あれぇー?毛深すぎて入り口がわからないですぅー」

JK提督「…」

JK提督「…いや、わかるでしょ?いつも触ってんじゃん」

大井「ここかなぁ」

JK提督「そこお尻!!あたし切れ痔だからお尻はホントにダメ!!」

大井「提督切れ痔だったんですか…」

JK提督「ねぇ…焦らさないで早く挿れてよ…」

大井(もう一押しです)

大井「挿れる場所がハッキリ分かればいいんですが…」

JK提督「…大井さんのいじわる」

くぱー

JK提督「ほ、ほらココ!穴あいてるでしょ!乾いちゃうから早く挿れて!!」

大井「ぶふッ」

大井(樹海の中からピンク色のドロ沼が…エロすぎです…)

大井(提督が顔真っ赤にしながらチンチン挿れやすいようにアソコを広げて…)

大井「…提督、その姿写真に収めても…」

JK提督「いいから早く挿れてって!!恥ずかしいんだよこの格好!!」


大井「い、挿れますよ!」ドキドキ

JK提督「うん…!」ドキドキ

つぷ

JK提督(あ、大井さんのチンチンがあたしの入り口に当たってる…作り物だけど)

にゅぷ

JK提督(あ、あ、あ、…亀の頭が穴を押し広げて入ってくる…)ビクビク

にゅぷん

JK提督「あひゃッ」

大井「い、痛いですか?」

JK提督「まだ…痛くない…変な感じ…」

大井「三分の一入りましたよ」

JK提督「もっと挿してみて…」

にゅぐぐぐ…

JK提督「あ、あーーーー…」

JK提督「あッつ…!!」ビクン

大井「痛いですか!?」

JK提督「すこし…痛かった…」

JK提督「でも大井さんの愛を感じるから…気持ちイイのが勝ってるよ」

大井「…提督、可愛すぎです」

大井「提督の一番奥に入っていいですか…?」

JK提督「うん…怖いけど、大井さんと一緒なら…!」


ぐぐぐ…

JK提督「つ…」

大井「もっと体重乗せますよ…」

JK提督「ん…ぐ…」

ず っ ぷ ん

JK提督「 お゛ う゛ ッ !? 」

大井「…」

JK提督「…」

JK提督「…今あたしめっちゃ変な声出た…」

大井「ま、まぁ気にせずに…動いてみていいですか?」

JK提督「うん…優しくお願い」

ぎちゅッ、ぬちゅッ

JK提督「お゛…ッ、お゛ぅ゛…!」

JK提督「…」

大井「…」

大井「ふふっ…なんですか…その色気の欠片もない喘ぎ声…」プルプル

JK提督「わ、笑うなよぉ!!しょうがないじゃん!お腹が押されてギュッてなると変な声出ちゃうんだもん!!」

ずちゅッ

JK提督「お゛う゛っ」

大井「ふふふふふ…島風みたい…」プルプル

JK提督「ちょ!喘ぎ声が島風ちゃん見たいってどーゆーこと!」

ずちゅッ、ごちゅッ

JK提督「お゛う…!お゛…ッ」

大井「どう聞いても島風じゃないですかぁ!」ケラケラ

JK提督「…え、これあたしが悪いの…?」

大井「提督、『おうっ』じゃなくて…『あんッ』ですよ」

ぬぢゅッ

JK提督「あ゛お゛ん゛ッ」

大井「ぶふひひひ…提督ぅ…笑わせないで…」

JK提督「最悪!!ムードもへったくれもないし!!」


JK提督「もういい!萎えた!やめる!」

大井「ごめんなさい、提督が可愛いからイジリたくて…」

JK提督「セックスのときにイジらなくていいじゃん!」

JK提督「もうあたし、自分が嫌い…女の魅力ゼロじゃん…」

大井「提督は魅力たっぷりで可愛いですよ」

JK提督「うるさいなぁ!もう抜いてよ!」

大井「わかりました、ムードを大切にします」

大井「変な声出ないようにキスして口塞いであげますから」ちゅー

JK提督「んむっ!?」

大井「動きますよっ」

ギシッギシッ…

JK提督「ん゛…ッ、ん゛…」

JK提督「激…し…い゛ッ」

大井「…本当に痛かったり、やめて欲しかったら私の体をつねってください、とめますから」

JK提督「ん゛…、う゛ッ…」

大井(提督、アソコがぐちゃぐちゃ…チンチンがズプズプ入っちゃいます…)

大井(体つねってこないし、気持ちイイのかな…)

JK提督「ちょ…息出来にゃい…」

大井(…コレが本物の私のチンチンだったら凄く気持ちがいいんでしょうね…)

大井(イイなぁ提督の中…ペニバンに嫉妬しそう)


事後〜

大井「どうでした?…チンチンは」

JK提督「はぁー、はぁー…」

JK提督「…気持ちよかった」

JK提督「身体の中掻き回されて…大井さんのことしか考えられなくなって…」

JK提督「…ただ」

大井「…ただ?」

JK提督「あたしはマグロになろうと心に決めた、絶対喘がない空気嫁の如く」

大井「え…ダメですよぉ、提督のエロ声がききたいんですから」

JK提督「馬鹿にするじゃん」

大井「愛おしいんですよ」

JK提督「…はぁ、普通の女の子になりたい」

大井「まぁ確かにいろんな意味で提督は普通じゃないですからね」

JK提督「うるさいやい!」



JK鎮守府

長門「陸奥がロクヨンのコントローラー壊したぞ」

島風「おうッ!?本当に!?」

大井「…くひひひひ」ぷるぷる

JK提督「…」じとー

JK提督「ねぇ島風ちゃん」

島風「あ、提督ー、新しいコントローラー…」

JK提督「おうッて言うの禁止ね」

島風「え゛」


おまけ一人暮らしの練習

大井「一人暮らしの練習しましょう!」

JK提督「え」

大井「提督がお母様から離れても生きていけるように一人暮らしの練習です!」

JK提督「ほぁ」

大井「軽巡寮に使ってない部屋があるんで、アパートの一角に住んでいる設定でやってみましょう!」



『阿賀野型』

JK提督「この部屋、阿賀野型…って書いてあるけど…」

大井「阿賀野型はまだこの鎮守府にはいないんで…まぁ使っても綺麗にしときゃ問題ないですよ!」

JK提督「練習ってどんなことすんの?」

大井「とりあえずここで暮らしてみましょう!」



日曜日の朝

JK提督「…ん…朝か…」

大井「ほら提督、起きてください」

JK提督「…どちら様ですか?勝手に部屋に上がり込んできて…警察呼びますよ」

大井「大井ですけど…」

JK提督「なんでいるの?」

大井「なんでって…寂しいこと言わないでくださいよ」

JK提督「一人暮らしの練習じゃないの?」

大井「建前は一人暮らしですけど!提督が二人で暮らそうって言ってくれたじゃないですか!」

JK提督「あぁ、結局はあたしと大井さんの二人暮らしの練習ね」


大井「自立するのは大変ですよぉ?」

大井「掃除、洗濯、買い物、料理と…全部自分でしなくちゃいけないんですよ?」

JK提督「あたしだって、家にお母さんいること少ないし…一人で掃除洗濯とか料理とかよくやってるよ?」

大井「あ、そーなんですか…真面目なんですね」

JK提督「うん、お母さんに楽してほしいし」

大井「提督って鎮守府にいるとき以外はすごく真面目ですよね…学校では生徒会長で先生生徒から信頼されてますし、家では家事を頑張りますし…」

大井「鎮守府にいるときはアホすぎて将来が心配になるレベルなのに…」

JK提督「否定はしない」

大井「…艦これやめたほうがいいんじゃないですか…?」

JK提督「それ大井さんが言う?」


JK提督「よし、今日は日曜日だし…朝ごはん作ったら掃除してお布団干して…」

大井「やった!提督の絶品料理が毎日食べられるなんて幸せです!!」

JK提督「家事が済んだら宿題と予習に取り掛かろう」

大井「では私は提督が暇になるまで漫画でも読んで待ってますね!」

JK提督「…」

大井「…?」

JK提督「大井さんはニート役なの?」

大井「なっ!?失礼な!私は帝国海軍の軍艦ですよ!提督はいつ未亡人になってもおかしくないんですからね!!」

JK提督「…海軍さんってマンガ読んでゴロゴロしてていいの?」

大井「休日くらい、いいじゃないですかぁ」

JK提督「月月火水木金金」

大井「そんなブラック企業みたいな方針イヤですよ」

JK提督「それでいいのか帝国海軍…」

あ…

>>405で次回のフラグ立てといて完全に忘れ去る人間の欠陥品…

とりあえずちょくちょくスレ埋めしていきます


ピンポーン

JK提督「ん?誰だろ…」

JK提督「はーい」

川内「…」むすー

JK提督「せ、川内ちゃん?」

川内「お宅が引っ越してきた提督さん?」

JK提督「え?はぁ…」

川内「引っ越してきたのに隣のウチに挨拶もないわけ?」

JK提督「へ?」

大井「アパートあるある!お隣さんが厄介なヤツ!これを切り抜けられないと一人暮らしはできませんよ!」

JK提督「川内ちゃんに協力してもらってんのか…」

川内「菓子折りくらい持ってきなさいよ」

JK提督「す、すみません…」

川内「ったく…コレだから最近の若い子は…」バタン

JK提督「…」

大井「さぁ、楽しいはずの一人暮らしに暗雲が立ち込めてきました!提督どうする!」

JK提督「今すぐやめたい…」


ピンポーン

JK提督「また誰か来た…」

JK提督「はーい…」

北上「こんにちは〜KHKでーす、集金に参りました〜」

JK提督「き、北上さん?…KHKって何!?」

大井「『艦これ放送協会』です」

北上「お宅テレビありますよね?お金払ってくださーい」

JK提督「さっきからなんだこの茶番!」


大井「いやぁ…一人暮らしって大変ですねぇ」

JK提督「うん…なんかまだ実家暮らしで良いかなって思えてきた」

大井「えええ!?ダメですよ!!なんのための訓練ですか!!」

JK提督「だって大井さんとの絡みも普段と変わらないじゃん」

大井「二人だけの家なら時と場合を気にせずセックスしまくれるじゃないですかぁ!!」

JK提督「やっぱりあたしの身体が目的か!」

大井「あと料理ですね」

JK提督「なんか腑に落ちない…」


JK提督「もう疲れたから一人暮らしの練習終わり!」

大井「えええ!?まだ始まったばかりじゃないですか!!」

大井「これから『提督、家賃が払えず大家さんに土下座編』、『提督、新居で大井っちとイチャラブセックス編』、『提督、突然訪問してきたお母様に大人のオモチャが見つかる編』などいろんな練習を計画してたんですよ!?」

JK提督「しょーもない練習ばかりだな!」

大井「せめてイチャラブセックス編だけでも…!」

JK提督「いつもやってるじゃん!!」


執務室

北上「…で、結局一人暮らしはするの?」

JK提督「うーん…大学入ってから考える、急すぎるとお母さんも大変だしね」

大井「チッ…提督とセックス三昧できると思ったのに…」

北上「いつもしてるじゃん」

北上「…それでさぁ、大井っちは秘書艦引退するの?」

JK提督「うん、それは決定事項」

大井「私より優秀な艦娘はたくさんいますからね、鎮守府が更により良くなると思います」

北上「ふーん…誰が秘書艦やるの?」

JK提督・大井「…」じーっ

北上「あ、あたしはヤダよ…」

JK提督「もぉん、北上さんの面倒くさがり屋〜」

大井「吹雪や陸奥さんあたりが適任ですかね」

バタン!!!

大和「失礼します!!!!」

JK提督「お、お姉ちゃん!?」

大井「大和さん?…どうしたんですか?」

大和「私が秘書艦に立候補します!!!」ビシィ!!

北上「な、なぜ」

大和「私は鎮守府の資材を食い尽くす割には、あまり鎮守府の役には立っていないと思います…」

JK提督「いや、めちゃめちゃ活躍してるけど…」

大和「ならばこの役立たず大和!せめて秘書艦となり鎮守府に貢献したいんです!!」

大和「初代秘書艦の大井さんに負けないくらい頑張ります!!!」

大井「…と仰ってますが、どうします?提督」

JK提督「良いんじゃないかな、やる気MAXだし、あたしはお姉ちゃんを信頼できるよ」

大井「一応他にも立候補者がいるか選挙しましょうか」


その後、選挙結果

立候補者…大和一名

大和への投票率…100%

大和「やりました!!!!」

大井「おめでとうごさいます!」

暁「やったわね!!」

龍驤「いよっ、大和秘書艦!!」

球磨「絶対大井より頼りになるクマ」

JK提督「お姉ちゃんが秘書艦になって、鎮守府はどう変わっていくのかなぁ〜」

大和「…ふふふふふふふふふふふ」

大和「私が秘書艦になれば提督とのふれあいの時間も増えるはず!!」

大和「提督をたくさん愛でることができます〜〜〜」

大和「あー、提督に膝枕したい」

北上(この鎮守府の歴代秘書艦はみんな変態っと…)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年07月11日 (土) 10:42:58   ID: -ZNSpW4G

>大井「私はどうなのかな…」カチカチ

『大井 ウザい』

『大井 嫌い』

『クソレズ大井』

大井「ぐッ…」


改めて、アニメ大井の罪は大きい。ここの大井っち可哀想

2 :  SS好きの774さん   2015年07月27日 (月) 22:43:12   ID: x2XOGtdv

大井っちはかわいいのだ!!

3 :  SS好きの774さん   2015年10月03日 (土) 02:05:28   ID: xAPXwcps

アニメ大井が大体悪い

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