ここは呆れるほど平和な魔道の王国、ペンタトニック王国
今日も人々は平和に暮らしていました
でもそんなある日、とんでもないことが起こっちゃったんです!!
*王立魔道研究所*
助手「た、たいへんですっ! 魔王が復活しちゃいました!!」
魔女「へーそうなの」
所長「そりゃすごいねー あ、マリア お煎餅とってくんない?」
魔女「自分で取ってくださいよー、動かないと太りますよ」
助手「な、何でそんなのん気なんですか! 二人とも!」
所長「いや、魔王って言ったってあれだろ? この前餅をのどに詰まらせて死んだってやつ、又勝手にくたばるからほっといていいよそんなの」
魔女「そーそー、べつにあわてなくても平気よ 気にしすぎだって!」
助手「いやそれが・・・復活したのは・・・」
助手「世界の半分以上を焼き払ったっていうレベルの奴です」
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魔女「ぶっ」
所長「がっ」
助手「だから早く対策をするように国から・・・」
所長「馬鹿言うな! さっさと逃げるぞ! 勝てるわけないだろ!」
魔女「そうよ! こんなのん気にお茶飲んでる場合じゃないわよ!」
助手「な、なに言ってるんですか! 国からの通達ですよ!」
所長「俺たちはただの公務員だ! そんなもん兵隊か傭兵にやらせとけ!!」
魔女「ジョシュア君! あなたも早く!」
助手「ふーんじゃあ褒賞ももらえませんね・・・」
助手「一生遊んで暮らせるレベルなのに」ボソッ
魔女 所長「!?」
魔女「所長、さっそく取り掛かりましょう」
所長「うむ、マリア君 まずはプランを立てよう」
助手「うわゲスい」
魔女「そうね、まず『どんなコンセプトで行くか』ね」
助手「うーん自律思考の兵器とか人が使うことを前提としたものかとかいろいろですもんね」
所長「ああ、まずは・・・」
所長「>>6みたいな兵器を作ろうと思う」
数に物を言わせる小型ゴーレム軍団
所長「数に物を言わせる小型ゴーレム軍団だ! 物量作戦をまずは試してみようと思う」
助手「おー! いいですね!」
魔女「ちょっと時間はかかりそうだけどやってみましょ ジョシュア君、材料と人員の確保をいいかしら」
助手「任せてください!」
そして数日後
魔女「うひー! 何とかできたわね・・・」
その光景は圧巻でした! もうあたり一面ゴーレムの海!
ゴーレム1「タタカイハイイ・・・ ワタシニハソレガヒツヨウナンダ・・・」
ゴーレム45「ヤロウブッコロシテヤル!!」
ゴーレム268「アテテミナ、ハワイヘショウタイスルゼ」
えーっと総勢2000体! これでもでも一体一体はかなり強いんですよ!
所長「ふむ、ではこれをつかって魔王を倒そうじゃないか」
*魔王が復活した祭壇*
魔王「・・・」 ズオオオオオオ・・・
ひええー! なんかすごいオーラを放ってます! 近づいただけでやられちゃいそうなそんな感じ・・・
そういえば相手はこの数日何も動きを見せてませんね、まだ完全じゃないのかも?
魔女「うっ・・・!」
所長「我々がこれ以上近づくのは危険だな、マリア君ゴーレム部隊の指揮を」
魔女「はい!」
魔女「よーし! ゴーレム部隊! まずは300体ずつ4方向から攻撃を! ATTACK!(突撃!)」
ゴーレム64「ウバシャアアアアアアア!!!」
ゴーレム308「タタカイハカズダヨ」
所長「よし!いけ!」
ボシュウウウウウ!! バチバチバチ!! ガシャーン!!
あっ ゴーレムが魔王に近づいた瞬間砕けました
魔女「えっ」
所長「Oh」
ゴーレム678「ハ、ハナシガチガウッスヨ… オレハトクベツダッテ…」
ゴーレム412「ヤメロー!シニタクナーイ!」
助手「耐久性は十分のはずなのに・・・」
魔女「伊達に最強の魔王じゃないわね・・・」ブルブル
所長「のん気に言ってる場合か! さっさと逃げるぞ!」
うう・・・出鼻をくじかれちゃいました・・・
助手「アイデアは悪くないと思ったんですが・・・」
魔女「近づいただけであれじゃあね・・・」
所長「うーむどうやってあれを封印したんだ? かつての勇者は」
魔女「文献だと様々な神の加護が与えられたおかげで倒せたそうですよ」
助手「えー・・・」
所長「仕方ない、次は>>16で行こう」
幼女型アンドロイド
所長「幼女型アンドロイドだ!」
魔女「おいグレン」
助手「何考えてんのお前」
所長「ちがうぞ! けっして私のかわいいかわいい一人娘みたいなロボットを作りたいとかじゃなくてだな! あ、これこないだ一緒に公園で遊んだ時の写真ね」
所長「かわいい家の娘の姿をもってすれば魔王もあまりの可愛さに油断してしまう事だろう!! どうだ! このアイデアは!」
ちょっと何言ってるんだろうこのおっさん
魔女「うーんまあ油断させるってのはいい作戦かもしれないですね」
助手「本気ですか・・・ 僕やりたくないです・・・」
所長「参考用の写真ならいくらでもやるぞ!! 遠慮するな!」
そしてまた数日後
魔女 助手「「できたー!」」
アンドロイド「パパー!」
見た目はかわいい女の子だけど凶悪な武器が詰まってます、退魔用30㎜浄化弾とか魔法防御の刻印も何重にしてますし古代文明で使われてた えーっと「プロメテウスの火」なんて呼ばれてた代物もありますね
所長「・・・」
助手「どうしました? 急に大人しくなって」
所長「いや、たまには家に帰ってやらないとなと思ってな・・・ だからこそ会える日は全力で娘と接している」
魔女「所長ってそこだけ見るといいお父さんですね」
所長「そういってくれるとうれしい さあ行こう!」
*再び魔王のいる祭壇*
魔王「・・・」ズオオオオオオ・・・
所長「よし、今度こそ成功させるぞ!」
アンドロイド「メインシステム 戦闘モードを起動します」 キュイーン!!
トテトテトテ・・・
あっ歩いて行った、大げさなセリフのわりにちょっとかわいらしいです
アンドロイド「ねえねえおじさん!!」
魔王「・・・」
アンドロイド「いっしょに遊んで!! 遊んで!(スキャンモード起動)」 キュイイン
魔王「・・・」
アンドロイド「きいてるー?(スキャン終了)」
魔王「その偽りの体に秘めた小細工で遊ぶのか・・・?」
アンドロイド「!! 戦闘モード移行!」
マリア、ジョシュア、グレン・・・
ネーミングの元ネタはドラクエVかな?
安価なら↓
助手「や、やっぱりバレた!!」
アンドロイド「浄化弾!!」 ズドドドドドドドドド!!
魔王「むう!?」 バスッ!バスッ!
魔女「よーし、私特製の浄化弾いい感じに効いてるわね!」
所長「これはもしかしたら・・・」
魔王「ふむ、なかなか良くできた玩具だ・・・ 私の生きていた時代にはこんなものはなかった・・・」
アンドロイド「ミサイル!」 バシュウ!
魔王「だが、うるさいのは嫌いだ」ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
魔女「!! 気を付けて! 何かやる気よ!
魔王「この世界から退場させてやろう・・・『First Circle』!!」
一体何が起こったのか僕にはわかりませんでした
魔王の周辺から無数の手が伸び、アンドロイドを引きずり降ろして言ってしまったのです
魔王「おそらく今の私の攻撃ではあれは壊せないだろうな、何重にも防御が張られていては手が出せぬ」
魔女「ああ・・・こ、こんな・・・」
助手「な、なんなんですかいったいあれは!?」
魔女「煉獄よ・・・ 魔王は異世界をこの世界に出したの!!」
所長「ぐっ・・・!」
魔王「まだ力は戻らないか・・・ もう少しここにいるとしよう、また私を楽しませてくれ」
助手「に、逃げましょう!」
>>20 ジョシュア・レッドマン マリア・シュナイダー グレン・ミラー といったジャズミュージシャンが元ネタです
魔王が使った技はパット・メセニーのだした曲名です
助手「うう・・・」
魔女「いよいよ困ったわね、もしかしたらもうそろそろ完全に力を取り戻しちゃうかも」
所長「・・・ならばこれで最後だ!」
所長「>>27で行く!!」
シンプルに大量の浄化弾で爆撃しよう
所長「浄化弾だ! あれの在庫はまだあるな?」
魔女「え、ええ まだあります」
所長「人員を増やして 大量に生産するんだ! あれが効いていたのは君も見ただろう!」
魔女「はい! ですが・・・」
所長「なんだ?」
魔女「相手は遊んでいました、たとえ集中砲火を浴びせようとしても無抵抗でいるはずがありません!」
助手「そうです! 相手の動きを止めるとかが出来ない限り・・・」
所長「動きを止める・・・?」
所長「そうか!ならばそれも開発してしまえばいい!」
助手「えっ!?」
所長「>>31をつかって相手の動きを止める!」
あっ在庫あるのに大量生産ってかなり変ですね、そこ訂正します
安価なら>>32を
聖水をベースに造ったスライム
聖水や協会で浄化された銀等で構成したゴーレム軍団
所長「浄化された銀を用いたゴーレムで足止めをする!!」
助手「今すぐ手配してきますっ!」
魔女「そういえば一番最初に使ったミニゴーレムがまだ余ってたわね、そいつらに銃を付けて一斉射撃ね!」
所長「今度こそ成功させる・・・! もう次はない!」
*3度目だけど魔王のいる祭壇*
魔女「魔王!!」
魔王「ほう・・・まだくるか 今度は何だ? 私はこう見えて前回よりはいそがしいのだよ」
所長「力が戻るという事か! ならばそうなる前にケリを付けてやる!」
助手「準備完了です!」
銀ゴーレム70「カノウセイナドソンザイシナイ!」
銀ゴーレム100「ココタマ!」
魔女「よしミニゴーレム隊構え!」
魔王「むう?」
魔女「撃てえ!!」
ミニゴーレム264「チョットオテツダイヲネ!!」
ミニゴーレム197「ジャマヲスルモノハ!ミナシネバイイ!!」
ドガガガガガガガガ!!! バシュバシュバシュバシュ!!
魔王「ぐっ!? むうう!!」 ドジュウウウ!!
助手「よし!効いてる!」
魔王「なかなか楽しいではないか!! ではせっかくだ、私のもみせてやろう」
魔王「『On Fir」
所長「今だ! かかれ!」
銀ゴーレム70「ソウテイノハンイナイダヨ!!」シュゴオオオーー!!
銀ゴーレム12「オソカッタジャナイカ」シュゴオオオーー!!
魔王「ぐっ! このゴーレムは!」
所長「終わりだ! 復活の日など貴様にはない!!」
浄化弾の雨が魔王を包みました もだえる魔王の姿がわずかに見えました
魔王「グオオオオオオ!!」
魔女「やった!」
魔王「ふふふ・・・私は肉体を失ったに過ぎない! 魂があれば私はいずれ復活する! その時を楽しみに・・・」
魔女「ふーん? じゃあ魂をどっかにやっちゃえばいいんだ」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
所長「こ、これはまさか!!」
魔王「・・・何の真似だ?」
魔女「この前のあなたと同じことをしたの、『First Circle』 つまり煉獄を出してやったわ」
助手「うわっ! またたくさんの手が!」
魔王「ハハハハハ!! 愚か者め! その亡者ごときに私を引き摺り下ろすことはできぬ!」
所長「マリア君! 早く閉じるんだ! このままでは周囲が呑み込まれる!!」
魔女「ええ、そうね 確かにできない」
魔女「でも彼女ならどう?」
ガシィッ!!
魔王「お、お前は・・・!」
アンドロイド「ねえ、一緒に」
アンドロイド「遊ばない?」
魔王「わ、わたしはこれからどうなるのだ・・・!?」
アンドロイド「知りたい? たっぷり教えてあげる」
ウワアアアアアアアアアアア・・・・・・・!!
助手「た、たおした・・・!」
かくして僕たちは何とか魔王を倒しました 国からとても使い切れないような褒賞をもらって研究所はとても景気が良くなりました!
でも・・・
魔女「え?なに? 国からの受注依頼?」
助手「はい、そうなんですけど・・・」
魔女「ちょっとまって今忙sあーもう!! なにこのラグいカスはー! ファンメ送ってやろっと」
メモ書き『暫く自宅にて待機させていただきます グレン』
助手「もう転職しよ」
おわり
安価スレってむずいね
ちなみにゴーレムが話していたのは殆どがアーマードコアネタです
あ、最後に魔王が使おうとした技の元ネタは
ミッシェル・カミロ のOn Fireでした
安価ご協力感謝いたします
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