セイバー「マスターが発光してる……」 (99)

・Fate/staynight、セイバールートのssです。
・もしアヴァロンの治療効果に発光現象がプラスされたら、というネタで書きます。
・基本的にいろいろな場面を省略しますので、ご了承ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434243786

ランサー「詰みだ、坊主」

士郎「くっ……」

ランサー「もしかしたら、お前が7人目だったかもな……」ヒュン

士郎(ふざけるな。助けてもらったんだ、助けてもらったからには簡単には[ピーーー]ない)

士郎(俺は生きて義務を果たさなければいけないのに、死んでは義務が果たせない)

士郎「こんなところで意味もなく・・平気で人を[ピーーー]、お前みたいなやつに!」ピカァァ!

ランサー「うおっまぶしっ……7人目のサーヴァントだと!?」ガキィン!

セイバー「―――問おう、あなたが私のマスターか」

士郎「…………」ピカー

セイバー(………なんか光ってる)

saga忘れ訂正

ランサー「詰みだ、坊主」

士郎「くっ……」

ランサー「もしかしたら、お前が7人目だったかもな……」ヒュン

士郎(ふざけるな。助けてもらったんだ、助けてもらったからには簡単には[ピーーー]ない)

士郎(俺は生きて義務を果たさなければいけないのに、死んでは義務が果たせない)

士郎「こんなところで意味もなく・・平気で人を[ピーーー]、お前みたいなやつに!」ピカァァ!

ランサー「うおっまぶしっ……7人目のサーヴァントだと!?」ガキィン!

セイバー「―――問おう、あなたが私のマスターか」

士郎「…………」ピカー

セイバー(………なんか光ってる)

訂正

ランサー「詰みだ、坊主」

士郎「くっ……」

ランサー「もしかしたら、お前が7人目だったかもな……」ヒュン

士郎(ふざけるな。助けてもらったんだ、助けてもらったからには簡単には[ピーーー]ない)

士郎(俺は生きて義務を果たさなければいけないのに、死んでは義務が果たせない)

士郎「こんなところで意味もなく・・平気で人を殺す、お前みたいなやつに!」ピカァァ!

ランサー「うおっまぶしっ……7人目のサーヴァントだと!?」ガキィン!

セイバー「―――問おう、あなたが私のマスターか」

士郎「…………」ピカー

セイバー(………なんか光ってる)

―――

セイバー「あなたは正規のマスターでは~~」

士郎「俺はマスターなんかじゃなくて、衛宮士郎って名前が……」ピカー

セイバー「……エミヤ?」

士郎「セイバー?」ピカー

セイバー「……あぁ、だから光ってたんですね」

士郎「?光ってるって、何がだよ?」

セイバー「(自覚ないんですか!?)まあそれはそれとして、外に敵がいるので行ってきます」ヒュン!

士郎「あ、おいセイバー!」ピカー

セイバー「はっ――!」ズパッ!

アーチャー「ぐっ……」

凛「……!消えて、アーチャー!」ピカー

凛「このっ!」バシューン!

セイバー「…………」シュン

凛「(何て対魔力……!)……あ」

セイバー「終わりです、魔術師」ジャキッ

凛「……セイバーの、サーヴァント…………」

士郎「やめろ、セイバー!!」ピカー

セイバー「……なぜ止めるのです、マスター」

士郎「いや、そんなことしたら駄目だろ……」ペカー

凛「……ふぅん、そういうこと」

士郎「……もしかして、遠坂か?」ペカー

凛「こんばんは、衛宮くん」

凛「(……なんで光ってるのかしら、何かの魔術?)」

凛「ま、いいか。とりあえず上がらせて貰うわね」

士郎「ちょ、おい遠坂!?」ペカー

―――

綺礼「……それで、その少年を連れてきたというのだな、凛?」

凛「ええ、こいつ素人だからしっかり説明してやって」

士郎「……」ペカー

綺礼「……ところで、君の名は?」

士郎「……俺は、衛宮士郎って――」

綺礼「―――衛宮」ニヤッ

士郎「(……!?何か、悪寒が……)」

綺礼「(やはりな……あの男と同じ光、奴の息子で間違いあるまい)」

綺礼「……では、聖杯戦争とは~~」

―――

セイバー「くっ……」フラフラ

バーサーカー「■■■■■■……!」

イリヤ「バーサーカー、そいつ再生するから、首を跳ねて殺しなさい」

士郎「……くそっ!」ダッ

凛「衛宮くん!?」

セイバー「マスター、何を―――」

バーサーカー「■■■■■■!!」ゴッ!!

士郎「がふっ―――」グシャ

セイバー「……マスター!」

士郎「」

凛「ちょっと、何やって―――」

イリヤ「嘘、なんで―――」

セイバー「くっ、マスタ―――」

士郎「」ピカァァァァァァァァァァ!!!

セイバー「!?」

凛「!?」

イリヤ「!?」

バーサーカー「!?!?!?」

セイバー「ま、マスター!?大丈夫ですかマスター!」

凛「何これ!?衛宮くん自爆でもするの!?」

イリヤ「怖い!なんか怖いわ!帰りましょうバーサーカー!!」

バーサーカー「■■■■■――――!!」ダッ

士郎「」ピカァァァァァァ!!!

凛「ち、ちょっとセイバー!どうなってんのよこれ!?どうすればいいの!?」

セイバー「私にも分かりませんよ!?何ですかこの光!?」

―――

士郎「……あれ、ここは……」

士郎「俺は昨日、確か……」

凛「おはよう、元気そうね衛宮くん」

士郎「と、ととと遠坂!?なんでウチに!?」

凛「なによ、あなたを運んであげたのにその言い方?」

士郎「運んで……?……あ」

凛「そうよ、大変だったんだからね。血まみれだったし……」

士郎「……そっか、すまん遠坂」

凛「近所迷惑ってくらい光ってたし……」

士郎「えっ?」

凛「えっ?」

士郎「えっ?」

凛「……まさか自覚無しなのあなた」

士郎「……何がだよ、遠坂」

凛「……いい、士郎。あなたはね、昨日バーサーカーに半身ぶった切られた後に……」

士郎「(呼び方変わったな……)……うん 」

凛「滅茶苦茶光ったと思ったら、急に体が再生し始めたのよ!」

士郎「なにそれ怖い」

凛「 ……はあ。おそらく、契約の時にセイバーの回復魔術が流れ込んできたんでしょ」

凛「まあいいわ、それでね士郎。提案があるんだけど―――」

―――

セイバー「……今後、あのような行動は控えて頂きたい」

士郎「…………」

セイバー「あんな事をされてはサーヴァントとしての立場が……聴いてますかマスター?」

士郎「あ……いや、聴いてるよ。なあセイバー、お前の傷は……」

セイバー「……なんとか回復はしましたが、万全とはとてもいえないでしょう」

士郎「そうか……」

セイバー「……そちらの体も、もう回復されたのですね」

士郎「え?あ、ああ。なんとか……」

セイバー「……今は光ってないようですし」

士郎「(……みんなそこを心配するのか)」

―――

セイバー「……ええ、私は前回の聖杯戦争にも召喚されました」

凛「ウソ、どんな確率よそれ……」

セイバー「前回は制約もありませんでしたので、遅れを取ることも無かった」

凛「でも、また召喚されたっていうことは……」

セイバー「……ええ、私は聖杯を掴めなかった」ジー

士郎「……?(なんで見られてるんだ?)」

セイバー「…………」

―――

切嗣「―――令呪を以て命ず、聖杯を破壊しろ、セイバー」ピカー

セイバー「―――何故だ切嗣!あなたにとって聖杯は―――!!」

セイバー「あとなんで体が光ってるんですか!?何の魔術ですかそれ!」

切嗣「…………」ピカー

ギル「おのれ、邪魔をするか雑種!あとなんだその光は!?」

切嗣「―――重ねて令呪を以て命ず、聖剣で聖杯を破壊しろ、セイバー」ピカー

ギル「かくなる上は真の王気を見せてやろう!A・U・O、キャスト―――」

セイバー「やめろぉぉぉぉぉ!!!」ズパァァァァ!!

―――

セイバー「…………」

士郎「……セイバー?」

セイバー「(……この男は確実に衛宮切嗣の息子だ。あの光を見れば分かる)」

セイバー「(しかし、彼のような非道を行う人間でないことはわかった)」

セイバー「(それでも、あの光を見ると不安になる。また裏切られるのではないかと)」

セイバー「(だいたい何だあの光は……回復魔術にしては異常な速度で再生する。このマスターに操れるとも思えない)」

セイバー「(むしろ宝具と言っていいほどの……)」

セイバー「(…………)」

セイバー「(……駄目だ、さっぱり分からない)」

士郎「どうしたんだよ、セイバー?」

凛「……そっとしておきましょう。嫌なことでも思い出したんでしょ」

―――

セイバー「……では、よろしくお願いします」

桜「……ええと、よろしくお願いします。セイバーさん?」

大河「うう……変なのに士郎を取られたー……」ガックリ

士郎「俺からも頼むよ藤ねえ……」

大河「むー、しょうがない!でも変なことしちゃ駄目だからね士郎!」

士郎「ばっ、するわけないだろ!」

大河「どうかなー?切嗣さんも女の子に弱かったしねー?」

大河「ま、士郎じゃセイバーさんには勝てないでしょうからいっか!」

セイバー「…………」

セイバー「……タイガと桜は、士郎の事をよく知っているのですか?」

桜「ええっ!?わ、私が先輩について詳しいなんてそんな……///」アタフタ

大河「そりゃーもう!なんせ士郎がこの家に来たときから遊んでたからね!なんなら恥ずかしい秘密でも教えちゃおっか!」

士郎「いじり倒してたの間違いだろ……あとやめろバカ虎」

セイバー「……あの、すこし質問があるのですが……」

大河「なになに?」

セイバー「…………士郎が急に光り出した事ってありますか?」

大河・桜「「なにそれ怖い」」

士郎「うん、もう飯にしよう!」

―――
凛「……まさか全部失敗とはね」ガサガサ

士郎「……面目ない」

凛「それにしても、ホントに強化なんてマイナーな魔術しか教わってないの?」

士郎「……オヤジが教えてくれたのはこれだけだったからな」

凛「……じゃあせめて確実に成功できるようにしなさい。あなたが生き残るための手段になるんだからね」

凛「……また今度も体が光り出すとは限らないんだから」

士郎「う……努力するよ」

士郎「(……俺の体ってどうなってんだ?)」

―――

イリヤ「こんにちは、お兄ちゃん♪」

士郎「な、お前は――!?」

イリヤ「もう、お前じゃなくてイリヤスフィール!イリヤって呼んでね♪」

士郎「……まさか、この間の続きをやるんじゃないだろうな?」

イリヤ「?変なお兄ちゃん、お日様が昇ってる間は闘っちゃいけないんだよ?」

イリヤ「それより……」ジー

士郎「?……なんだよ?」

イリヤ「……もう光らないよね?」ゴクリ

士郎「(……なにかトラウマを与えてしまったようだ)」

―――
士郎「くそっ、学校に結界が……!」

慎二「はっはっは!どうだい衛宮!手も足も出ないだろ!」

ライダー「…………」ヒュン!

士郎「ぐっ……(駄目だ、戦いになんてならない!)」ポワ……

慎二「……どうしたんだよライダー。衛宮なんかさっさと始末しちゃってよ」

ライダー「……驚いた。私の刃ではあなたは殺せない」

士郎「……?」ポワ……

慎二「は?……あれ、なんか衛宮の奴、少し光ってね?」

ライダー「……なら、叩き落としてあげましょう」ズドン

士郎「ぐはっ―――」パリーン

士郎「(……俺一人じゃ、サーヴァントに勝ち目なんて無いって分かってたのに……)」ポワ……

士郎「(……死ぬ訳にはいかない。なんとかしてこの結界を止めないと……)」ペカ-……

士郎「……頼む、来てくれ……」ピカー


士郎「……いや、来い!セイバァァァァァァ!!!」ピカァァァァァァ!!!

セイバー「……!」パリーン!!

士郎「……ぐっ!」ドサッ

セイバー「シロウ!?(また光ってる!?)」

士郎「セイバー……頼む、手伝ってくれ!」ピカァァァァ!!

セイバー「(なんでこの人はこんなに光ってるんですか!もう訳が分かりませんよ!)」

―――
士郎「待て、慎二……!」ピカァァ!!

慎二「ひぃぃ!なんか光った衛宮が追っかけてくるよぉぉぉ!!ライダー、ライダー!」

士郎「慎二っ!!」バキッ!

慎二「ぶげっ!?」

士郎「……結界を止めろ、慎二」ピカァァ

慎二「は、はぁ!?何言ってんだよお前!つーかなんで光ってんの!?もうすぐ死ぬの!?」

士郎「……そうか、じゃあな慎二」ピカァァ

慎二「うわぁぁぁ!光った変態に殺されるぅ!ライダー、鮮血神殿を止めろ、今すぐにだ!」

ライダー「…………(チッ)」シュゥゥ

―――
士郎「……あ」

セイバー「起きましたか、シロウ」

士郎「……そっか。慎二を探してる途中で俺……ってもう夜じゃないか!」

士郎「なんで起こしてくれなかったんだセイバー!」

セイバー「いえ、あなたの体が最優先です。あのままでは見つかるものも見つかりません」

士郎「……そうだな、すまない。しかし、もう公園にも人はいなくなっちゃったな」

セイバー「…………」

士郎「……セイバー?」

セイバー「いえ……(シロウが眠った瞬間、また体が光り始めて周りの方々が逃げるように去っていった、なんて……)」

セイバー「……言えないですよね」ボソッ

―――

士郎「くそっ……イリヤに捕まっちまった……。早くセイバー達と合流しないと……!?」ペカー

士郎「(足音!?誰か戻ってきたのか……縄をほどいたことがバレる!)」ペカー

士郎「(魔術回路に無理させたばかりだけど……ここは!)」ガチャ!

士郎・セイバー「「動くな!」」

士郎「……あれ、セイバー?」ペカー

セイバー「……シロウ?(また光ってる……)」←慣れた

凛「よかった、無事みたいね(また光ってる……)」←慣れた

アーチャー「やれやれ……(……我ながらこれはおかしい)」←慣れてる

―――

アーチャー「――別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

凛「……!ええ、やっちゃいなさいアーチャー!」

イリヤ「……ふん、強がりにも程があるわ……バーサーカー!」

アーチャー「……衛宮士郎!」

士郎「……!」

アーチャー 「いいか?お前は戦う者ではなく、『生み出す者』に過ぎん。余計な事は考えるな。お前に出来る事は1つ………その『1つ』を極めてみろ。」

アーチャー「忘れるな、イメージするのは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う者は、自身のイメージに他ならない。」

士郎「アーチャー……」

アーチャー「あと、その光る現象はその内解決する。安心しておけ!」

士郎「お、おう……」

―――

凛「う、そ……」グググ……

バーサーカー「■■■■■■――!」

セイバー「そんな……バーサーカーが!」

イリヤ「ふふ、あははは!!残念だったわねリン!そいつは殺しても死なないの!」

イリヤ「その宝石を5倍持ってくれば、殺しきることもできたのにね!」

士郎「……この、遠坂を離しやがれ!」 ダッ

バーサーカー「―――」ブン!

士郎「ぐあっ!!」バキッ!

セイバー「……!」

士郎「くそ……セイバー……!?」ピカー

士郎「(風王結界が……まさか!?)駄目だ、使うなセイバー!」ピカー

セイバー「……!?何故ですかシロウ!もうこれしか……!?」

士郎「駄目だ、お前が消えたら意味はない!」

士郎「……」

―――
アーチャー「お前は戦う者ではなく、『生み出す者』に過ぎん。お前に出来る事は1つ」

アーチャー「お前にとって戦う者は、自身のイメージに他ならない。」

―――

士郎「待ってろ……今、用意してやる……!!」ピカー

セイバー「……シロウ?」

イリヤ「ふん、お兄ちゃんがいくら光りながら凄んだって……」ドキドキ

士郎「―――投影、開始」ピカー

士郎「( 創造の理念を鑑定し、
基本となる骨子を想定し、構成された材質を複製し、制作に及ぶ技術を模倣し、成長に至る経験に共感し、蓄積された年月を再現し、あらゆる工程を凌駕し尽くし―――― ) 」ピカァァ……

士郎「……ここに、幻想を結び剣と成す――――! 」ピッカァァァァ!!

イリヤ「きゃーっ、また凄い光ったー!?」

バーサーカー「■■!?」

セイバー「うおっまぶしっ……あれは、私の!?」

士郎「うおぉぉぉ!!」ズバッ!パキィン!

バーサーカー「■■■■――?!」ブシャァァ

バーサーカー「■■■■――!!」

士郎「ぐっ……(駄目だ、剣に俺の技量が追い付かない……このままじゃ……)」ピカァァ

セイバー「シロウ、手を――!」スッ

士郎「セイバー……!」グッ

士郎・セイバー「「はああぁぁぁっ!!」」キュピーン

バーサーカー「■■■■■――!■■……」ドゴーン

―――

士郎「……はぁ、はぁ……」

バーサーカー「……それが……貴様の剣か、セイバー? 」

セイバー「……これは”勝利すべき黄金の剣”、王を選定する岩の剣。永遠に失われた私の剣 ……」

バーサーカー「所詮は、その男が作り上げた幻想。二度とは存在せぬ剣だ 」

バーサーカー「 しかし……その幻想も侮れぬ。よもやただの一撃で、この身を七度も滅ぼすとはな…… 」シュゥゥゥ

セイバー「バーサーカー……」

バーサーカー「……あと、なぜその男は光っているのだ……」シュゥゥゥ……

士郎「…………」ピカァァ……

セイバー「……それは私にも分かりません」

休憩します。次は恐らくキャスター戦まで飛びます

―――

セイバー「その程度か、魔術師」ダッ

キャスター「……ふふ」スチャッ

士郎「……駄目だ、セイバー!」ダッ

キャスター「なっ……」ヒュン!

士郎「が、ぁぁ……!」ブシャァ

セイバー「シロウ!」

士郎「セイバー……後ろへ……」ピカァァ……

セイバー「……はい!(あ、光ったならまだ行けますね)」スタッ

キャスター「……なんて勘のいい坊やかしら(なんで光ってるのアレ……)」

―――

キャスター「あ、ははははは―――」シュゥゥゥ……

士郎「キャスターが……いや、それより……」ピカー

セイバー「なぜ、あなたが……アーチャー」

ギル「ふん、10年振りだなセイバー……我を待たせるとは、罪な女よ」

ギル「……またお前のマスターは光っているのか?なんだセイバー、契約者に特別なこだわりでもあるのか?」

ギル「まあそんな雑種の微々たる光よりも、天をも越える我の輝きの方が美しいであろう!どうだ、褒めてみよセイバー!」

セイバー「いや、特別なこだわりとかないですから!勝手にマスターが光るだけなんですって!」

セイバー「それと貴様のそれはただの悪趣味でしょう!」

ギル「……まあいい、今日は挨拶に来たまでのこと。また来るぞセイバー、我の気持ちは10年前と変わっておらぬからな……」シュン

士郎「……なんなんだ、あいつ」ピカー

―――

士郎「切嗣が前回のセイバーのマスター……だって!?」ペカー

セイバー「……はい、黙っていてすみません、シロウ。彼は私と共に、聖杯を掴むために多くの敵を討ってきました」

セイバー「ですが……彼は最後に、アーチャーとの決戦の最中、私に聖杯を破壊するように令呪で命じたのです……体を光らせながら」

士郎「……そういえば、あの時……」ペカー

―――

子供士郎「………………」

切嗣「生きてる……!生きてるぞ!」ピカー

切嗣「ありがとう……ありがとう……!」ピカー

子供士郎「(体が光ったおじさんが泣いてる……)」

―――

士郎「……次見たときは普通だったから、幻覚だと思ってんだけど……」ペカー

セイバー「……いえ、光るようになったのは第4時の最後の数日だけ……それまでは……」

―――

セイバー「アイリスフィール!……お怪我を!?」ダッ

アイリ「セイバー……手を貸して……」ピカー

セイバー「な、これは……!(みるみる傷が癒えて……)」

アイリ「……ありがとう、もう大丈夫よセイバー」ポワ……

セイバー「(……ホムンクルスの魔術か?凄まじいものですね……)」

―――

セイバー「でも、切嗣も光りだしたからどうなっているのか分からなくなってしまって……」

士郎「……ほんと、なんなんだろうな、これ 」ペカー


―――

士郎「セイ、バー……」ピカー

セイバー「シロウ……逃げて……」ボロッ

ギル「ふはははは!もう少し手加減すべきだったか!相手は女子供であったな!!」

士郎「(……逃げてたまるか、ここで逃げるような衛宮士郎なら死んでしまえ!)うおぉぉぉ!」ピカー

ギル「……殺すか」

士郎「投影、開始!!」ピカァァ!!

ギル「……ふん、その剣がそんなに好きか。なら……原罪よ!」

士郎「…………あ」ズパァッ

セイバー「シロウ!シロウ!」

士郎「(……左肩から腰まですっぱり切り裂かれた)」ピカー……

士郎「(俺の投影も、セイバーの約束された勝利の剣すらも通じない……)」ペカー……

士郎「(……もっと本気でセイバーを逃がすべきだったのに……もう間に合わない)」ポワ-……

士郎「(このままじゃ、セイバーはあいつに……)」ポワ……

士郎「……ふざけるな」ポワ……ポワ……

士郎「(あいつにセイバーを取られる?ふざけるな。そんな事は許さない)」……ペカー

士郎「(俺がセイバーを逃がしたかったのはなんでだ、セイバーが傷つくのが見たくなかったのはなんでだ)」ピカー……

士郎「(……そんなのは簡単だ、俺はあいつが……セイバーが大好きなんだ!!)」ピカァァ……!!

士郎「(だったら立ち上がって、あいつを止めるしかないじゃないか)!」ピカァァァァ!!

ギル「ほう、立ち上がったついでに光るか。で?それからどうする?」

士郎「……失せろ、お前なんかにセイバーは渡さない!」ピカァァァァ

セイバー「シロウ、もういい!逃げてください!あなたは……」

士郎「……ごめんなセイバー、俺、お前の事が大好きなんだ」ピカァァァァ

セイバー「あ……シロウ……」

ギル「……茶番はいいか。では死ぬがいい!」ジャキッ

士郎「(どうする……どうすればセイバーを守れる……!?)」ピカァァ……

士郎「(……もし、セイバーが抜き身の刃だとしたら……それを護る物は)」スゥゥゥ……


士郎「投影、開始……!」

カッッッ!!

士郎「……え?」カァァァ!!

ギル「うおっまぶしっ………キサマ、それは!?」

セイバー「まぶしっ……シロウ!それをこちらに!!」スタッ!!

バシュゥゥ!!

―――

士郎「……俺、は……いま、何を……」

ギル「…………」ボロッ シュゥゥン

士郎「逃げ……た……のか?」

士郎「……あ」ガクッ

士郎「(駄目だ……今回ばかりは、もう……)……え?」ギチギチ ピカァァ

士郎「(傷口に……剣!?しかもめっちゃ発光してるし……)」ギチギチ ピカァァ

士郎「(あ……傷口が……消えて……でも……意識がもう)」ピカー

セイバー「…………」ガシッ

士郎「(あ……セイバー……)」ピカー

セイバー「……こんなにも、近くにあったのに……」ギュッ

セイバー「 ―――やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね 」

士郎「……(ああ、出来ればこの位置が反対だったらよかったのに……)」ガクッ ピカー

―――

士郎「……てことは、俺の身体にセイバーの鞘が埋め込まれてるんだよな?」

セイバー「はい……おそらく切嗣が、あなたを救うために埋め込んだのでしょう」

士郎「命を護る聖剣の鞘……それがセイバーの触媒になってたんだな」

セイバー「ええ……失われた物をまた見る日がくるとは思いませんでした」

士郎「……ん?じゃあこれって元々セイバーの物だよな?気づかなかったのか?」

セイバー「いや、まさかそのように発光するものだとは分からなくて……」

士郎「なんでさ、確かに俺も自分じゃ気づかなかったけど、周りの奴は見えてただろ?」

セイバー「……それが」

―――

セイバー「…………」ピカー

ベディヴィエール「あの、なんでいつも王はあんなに輝いているのでしょう?」

ガウェイン「何を言うのですべディヴィエール卿、あれこそ我が王の纏う王気そのものではないですか」

ランスロット「そうだ、あれこそ我等がブリテンを導く輝き……(やはり美しい……)」

モードレット「…………(やべぇ父上カッケェェェ!!やっぱ父上最高!!)」

ケイ「……いや、普通光らねーからな?大丈夫かお前ら」

マーリン「(……ネタバラシできる空気でない件について)」

―――

セイバー「……言及する人はいませんでした」

士郎「なんでさ」

―――

士郎「ぐ、あ……」ピカー

セイバー「ランサー、貴様……!」

ランサー「また生き返られると困るんでな、今度は念入りに刺さして貰ったぞ」

セイバー「……まさかシロウに刺し穿つ死棘の槍を!?」

ランサー「おう……と思ったらお前が来た瞬間から小僧のやつ光り出すしどうなってんだいったい?」

綺礼「よくやったランサー、しっかりと刺すことができたようだな。さて……」

綺礼「衛宮士郎、この部屋がお前の望みを導くこととなるだろう……あの大火災でのお前の1つの結末が、ここにある」

士郎「な、にを……」ピカー

綺礼「お前の望み……その傷を開いてやろう、衛宮士郎―――」

―――

綺礼「どうだ、あの悲劇をやり直す決断は……」

士郎「……いらない、そんな事は望めない」ピカー

綺礼「……なに?」

士郎「……そうだ、やりなおしなんか、できない。死者は蘇らない。起きた事は戻せない。そんなおかしな望みなんて、持てない」ピカー

綺礼「―――それを可能とするのが聖杯だ。万物全て、君の望むままとなる」

士郎「―――その道が、今までの自分が、間違ってなかったって信じてる」ピカー

綺礼「―――そうか。つまり、おまえは」

士郎「聖杯なんて要らない。俺は―――置き去りにしてきた物の為にも、自分を曲げる事なんて、出来ない」ピカァァ!!



ランサー「(……良いこと言ってるけど光ってるせいで台無しだよな)」

―――

凛「士郎、やるなら必ず勝ちなさい。私が起きた後にあんたが死んでたら……許さないん……だから……」ガクッ

士郎「遠坂……」

セイバー「凛、しっかり!!」

士郎「……大丈夫だよセイバー、気が抜けて眠っただけ……」

セイバー「駄目だ凛、あなたは死んではいけない!」ユッサユッサ

士郎「ちょ、セイバー!遠坂は大丈夫だってば!」

セイバー「え……あ、本当ですね……」

士郎「まったく……そんなに心配だったのか?」

セイバー「……すみません、最近、身体が光らないと回復してないように思えて……」

士郎「……すまん」

セイバー「鞘を、戻す!?シロウ、だがそれは……」

士郎「いいんだ……それであいつに、ギルガメッシュに勝てるなら」

セイバー「……確かに勝てる確率は上がります。ですが、あなたを守るものが……」

士郎「……それに、いつまでもコイツに頼る訳にもいかない」

士郎「 ……普通、人間は刺されたら死ぬんだ。光って回復なんてしない 」

セイバー「シロウ……わかりました。あなたの心を、お借りします」

―――

セイバー「……準備はいいですね、シロウ」

士郎「……ああ、始めてくれ」ピカー

セイバー「…………」ズプッ

士郎「――くっ……」ピカー

士郎「(……今、セイバーの腕は俺の身体に同化してる)」ピカー

士郎「(後は、投影の要領でセイバーの鞘を……)」ピカー

セイバー「…………」……ポワ

士郎「ぐ……(ミスはしない……完璧に1つにして、セイバーに返す!)」ポワ……

―――

士郎「……はぁ、はぁ……」シュン……

セイバー「……やりましたよシロウ!ここまで完璧に戻すなど、他の誰にも出来ない!」ピカー

士郎「(……完璧に、やり遂げた)」

士郎「(……身体の半身が、なくなったみたいだ)」

セイバー「シロウ、今身体を拭くものを……」タッタッタ

士郎「…………」

士郎「……じゃあな、今まで、ありがとう」

―――

士郎「この空気……10年前の……」

ギル「ほう、先程まで雑種が持っていた物をセイバーが身に付けたか」

セイバー「……!」ピカー

ギル「ふふふ、よいぞセイバー!ますます我に似合う女になったではないか!」

ギル「その輝きは王足るものにこそ相応しい!そこな雑種には手に余るものであろう!」

セイバー「…………」チャキッ

ギル「……聞く耳持たぬか、まあいい。そこの雑種、言峰は祭壇だ。邪魔をする前に失せるがよい」

士郎「……セイバー」

セイバー「……行ってくださいマスター。決着を……」ピカー

士郎「…………」ダッ

―――

『死ね 死ね 死ね』

士郎「(……衛宮切嗣は、こんなのに何年も耐えてたっていうのか)」

士郎「(だったら、負ける訳にはいかない!)」

士郎「あ、アアアアアアア!!」

綺礼「……馬鹿な……あれを耐えたというのか、お前が?」

士郎「ぐ……おおお!!」ダッ

綺礼「……呆れた、その短絡思考、万策尽きたか?」

士郎「うるせぇ、万策なんて始めからねぇよ……!」

綺礼「……今の光を見たか?あちらの決着は着いた。こちらも……終わらせるとしよう」

士郎「(……令呪はまだある。あいつはまだ消えてない。だったら……コイツを倒して、セイバーを迎えに行かないと!)」

綺礼「……この世全ての悪」ドロォ……

士郎「ぐ……あ……」

―――

ギル「―――消えろ。目障りだ、女」

セイバー「……!」ピカー

ギル「…… 天地乖離す開闢の星!! 」

セイバー「約束された……勝利の剣!!」ピッカァァァ!!

―――

ギル「ははは、血迷ったかセイバー!!」

セイバー「(……ギルガメッシュの宝具、あれに対抗できるものは存在しない)」

セイバー「(私の宝具でも相殺できないものを、防ぐことなどできない)」

セイバー「(……数時間前までなら、そうだった)」

―――

士郎「(……呪いに内側から食い尽くされる)」

士郎「(先程までの気力もない衛宮士郎に、この呪いを打ち払う術はない)」

士郎「(それができるものは、すでに俺の手にはない)」

士郎「(……それがなんだっていうんだ)」

セイバー「(これは、彼と共に駆け抜けた闘いの証)」

士郎「(これは、彼女と過ごし、寄り添った心の証)」

セイバー「(彼を支え続けた半身が……)」

士郎「(彼女を守る、最強の宝具が……)」

士郎・セイバー「こんなちっぽけな呪い(宝具)に負ける道理はない!」

セイバー「高らかに謳う……」

士郎「その真名は……」



士郎・セイバー「「全て遠き理想郷」」カァァァァァァァ!!!!



綺礼・ギル 「「うおっまぶしっ!」」

セイバー「約束された―――!」

ギル「うぉ、ちょっと待てセイバー!!マジで見えないんだがこれちょっと……」

セイバー「―――勝利の剣!!!」ズドオッ!!!!

士郎「言峰……綺礼!!!」グサッ!!

綺礼「ぐっ……み、見えん!おのれ正義の味方が目潰しとか」

士郎「“läßt”――――!」ズドオッ!!!!

ギル「……憎らしい女だ、最後までこの我に刃向かうか」

ギル「―――だが許そう。手に入らぬからこそ、美しいものもある」

セイバー「…………」ピカー

ギル「ふん―――なればこそ、我がお前に敗れるのは必定だったか」

ギル「ではな騎士王。―――いや、なかなかに愉しかったぞ」シュゥゥゥ……

セイバー「……英雄王」ピカー

セイバー「………いや、私そこにはいないんですが」ピカー

セイバー「……まあいいです!シロウのところに向かいましょう!」ピカー タッタッタ

綺礼「……この胸に刺さった剣は……なんだ?」

士郎「……遠坂から預かった」ピカー

綺礼「ああ、あれか……。いや、本当に見えなくてな」

綺礼「そうか……以前気紛れに……どこぞの小娘にくれてやった……」

綺礼「あれは確か……10年前か……なるほど、私も衰えるはずだ……」

士郎「……」ピカー

綺礼「……いや、違うな。滅茶苦茶愉悦してた気も……ごはぁ!!」バターン

士郎「……どっちだよ」ピカー

士郎「……おっと、イリヤを助けて、セイバーを待ってないと……」ピカー

セイバー「シロウ!」ピカー

士郎「……勝ったな、セイバー」ピカー

セイバー「シロウ……身体が」ピカー

士郎「……これを投影した効果みたいだな。……またお前に助けられた」ピカー

セイバー「……それは、こちらも同じです。それより……」ピカー

聖杯「」ゴポゴポ……

士郎「…………」ピカー

セイバー「聖杯を破壊します。マスター、命令を」ピカー

士郎「…………」ピカー

セイバー「あなたの命がなければ、あれは壊せない。最後の令呪を使ってください」ピカー

士郎「(俺は……セイバーが誰よりも幸せになってほしいと思うし、一緒に居続けたいと願っている……)」ピカー

士郎「(……だけど)」ピカー

セイバー「シロウ……あなたの声で聞かせてほしい」 ピカー

士郎「……!」ピカー

士郎「(彼女の誇りを汚すことだけは……してはならない)」ピカー

士郎「セイバー……その責務を、果たしてくれ」ピカー

セイバー「…………!」カッ!!

聖杯「」シュバァァァァ……

士郎「(それは、とても暖かな光だった)」ピカー

セイバー「これで、終わったのですね」ピカー

士郎「……ああ、これで終わりだ」ピカー

士郎「(……光の向こうで、彼女の姿が揺らぐ)」ピカー

セイバー「……最後に、ひとつだけ伝えないと」ピカー……

士郎「(それでも、最後の一瞬、はっきりとした姿で)」ピカー……

セイバー「……シロウ、あなたを……愛している」

士郎「(その言葉を聞いた瞬間、朝日が昇り、彼女の姿は消えていた)」



士郎「ああ……本当に、お前らしい……」

―――

凛「……もっと落ち込んでると思ったのに」

士郎「落ち込んでたら慰めてくれるのか?」

凛「まさか、蹴り入れて1日で立ち直らせてやったわよ」

士郎「クッ……だろうな」フフッ

凛「……何よ」

士郎「未練なんてないよ。いつか記憶が薄れて、あいつの声も、仕草も忘れても……それでも、セイバーってやつが好きだったことは、ずっと覚えてる」

凛「……なんだ、衛宮くん」

士郎「先行ってるぞ、遠坂!」タッタッ

凛「……前よりもずっと、輝いてるじゃない」





―――

セイバー「 そうか。胸を張るが良い。そなたは王の命を守ったのだ 」

ベティヴィエール「王よ……最後に1つ、尋ねます」

セイバー「……なんでしょうか」

ベティヴィエール「ある時から、あなたの輝きが失われた……あの希望の灯が消えた時点で、ブリテンの運命は決まってしまったのですか?」

セイバー「……それは違う。あれは、私だけが持つ光ではない」

セイバー「私は夢で……あの光の本当の意味を知った」

セイバー「あれはきっと……生きる者たち全てが持っている……明日という光だったのだ」

ベティヴィエール「……」

セイバー「ベティヴィエールよ……今度の眠りは……少し長く……」

ベティヴィエール「……見ているのですか?アーサー王……夢の続きを」

アルトリア「………………」

https://m.youtube.com/watch?v=1G8fMmfLOVc

―――完―――


思いつきで始まったスレ、これにて終了です

ぶっちゃけここまで時間かかるとか予想できませんでした

では、またいつかお会いすることがあれば、よろしくお願いします

「……私は今回のマスターとも信頼を築けなかっただけだ」

「あ―――違う、俺はもう、マスターじゃ、ない」

「――ええ、だからなに?」

「まったく……期待外れもいいところだったな……衛宮切嗣」

「……あんな馬鹿の面倒を見たのが間違いないだったのだ、凛」

「剣の英霊(私)と……魔術師の英霊(貴様)が組むというのか?」

「それしかあなたに生き残る道はないわ……聖杯が欲しいのでしょう?」

「姉さんは……先輩を見殺しにしたんだ……!」

「お前の手筈通りでいいぞ、キャスター……まずはどこから潰す?」

「ならば桜、願いを叶えよ。聖杯は万能の願望器じゃからな」

「お前のせいだぞ遠坂……お前が僕を馬鹿にしたから学校の連中は全滅だ!」

「シロウを手に入れたのは私よ、だから返してもらったの。だってこれもあなたも……元々アインツベルンのものじゃない」

「んじゃ、俺はアーチャーとあのお嬢ちゃんの始末って訳かい」

「ではその令呪を引き剥がし、我がセイバーを手に入れよう!!」

「……もう彼は、戻ってこない」

badend1のその後のつもりで考えたネタ
まとめられる気がしないので没にしました
読んでくださった皆様、本当にありがとうございました



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