遠坂凛「サーヴァントとの、契約……?」 (22)
セイバー「……」
遠坂「ちょっと待って。 つまり……どういうことよ?」
士郎「サーヴァントとの契約というのは、召喚者とサーヴァントが令呪によって繋がること……だったな?」
士郎「でも俺は、気付いてしまったんだ……もしかしたら本当の契約には『別な儀式が必要である』ということに」
桜「別な、儀式……ですか?」
士郎「たとえば、俺とセイバー。 あるいは遠坂とアーチャー、葛木先生とキャスター」
士郎「あとはイリヤとバーサーカーもそうだな。 この組み合わせにおける『共通点』は何だと思う?」
遠坂「私とアーチャー? ……なんだろ、全く思いつかないんだけど」
士郎「遠坂とアーチャーがどうなのかは知らないけど、少なくとも俺と葛木先生はこの『本来の契約』をしてる……はずだ」
遠坂「葛木と、キャスターも?」
桜「せ、先輩……それって、もしかして……」
士郎「お、流石に桜は気付くのが早かったな。 さすがは間桐の魔術師」
遠坂「間桐の魔術って……! ねぇ衛宮くん……まさか、それって」
士郎「御明察。 要するに『セ○クス』のことだな」
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遠坂「ちょっ……! 真っ昼間っから、何言ってんのよアンタは!」
士郎「だってそうだろ? 俺とセイバーも、あれヤってから絆が深まったようなもんだし」
セイバー「……」(///
士郎「葛木に至っては、元々魔術師ですらないんだから、魔力供給って意味もあるだろうしな」
桜「じゃ、じゃあ姉さんも……その、アーチャーさんと……」(///
士郎「おそらくはヤってるだろうな。 なにしろアーチャーの野郎は未来の俺なんだから」
遠坂「……!?!? こ、このっ……エロ学派が……っ!!」ドキュンドキュン!
士郎「おっと。 投影、開始――!」ローアイアス!キュインキュイン!
遠坂「ぐっ! ……ガンドを防ぐのに投影なんて使うな! それにセイバーも何かこいつに言ってやりなさいよ!」
セイバー「は、はぁ……しかし凛。 士郎の言うことも尤もなのではありませんか?」
遠坂「たしかに、本来の契約にはそういう行為も含まれるけど……でも聖杯戦争じゃ、別にそういう決まりなんてないわよ!」
遠坂「それに、だったら桜やあのエセ神父はどうなるのよ! 同性同士でどうやってやるっていうのよ!?」ガァー!
桜「それは、その……あっ、でも代理マスターを任せてた時に、兄さんはライダーと、その……」(///
士郎「ランサーだって、元々のマスターはバゼットなんだろ? なら、何の問題もなかったんじゃないのか?」
士郎「言峰も、前回召喚した本来のサーヴァントはアサシンだったんだし。 あのアサシンには女の人だっていたじゃないか」
士郎「きっと切嗣がセイバーと相性が良くなかったのは、妻帯者の手前、そういうことができなかったからだと俺は思うんだよな」
遠坂「待って。 ねぇ待って。 それなら、私の父さんが召喚したのは、あの金ぴかなのよ? それこそ無理があるんじゃないの?」
士郎「だから捧げたんじゃないのか? ギルガメッシュに、尻穴を。 あの金ぴかだって『供物を捧げた』とか言ってたじゃないか」
桜「供物って……そういう意味だったんですね……」
遠坂「違うから! それ、絶対違うから! 私の父さんにそんな性癖、あったわけないじゃない!」
士郎「さあ、どうかな? 遠坂だって、尻穴一つ捧げて魔法に至れるって聞けば、喜んで差し出すだろ?」
遠坂「喜んで差し出すわけ、あるかっ! で、でもそれで『魔法』に届くんなら……」
士郎「純粋な魔術師ってのは、手段を選ばないものなんだろ? 遠坂の親父さんだって、真っ当過ぎるほど魔術師だったっていうじゃないか」
桜「お父さん……」(///
遠坂「じゃあ聞くけど。 衛宮くんとセイバーや、仮に……仮によ? 私とアーチャーがそういう、その……ゴニョゴニョをしてるとして」
遠坂「イリヤはどうなのよ。 相手はあの、バーサーカーなのよ?」
遠坂「あんな化け物の相手をしたら、イリヤどころか、私達だって生き残れる気がしないんだけど」
士郎「じゃあせっかくだから本人に聞くか? おーい、イリヤー」
イリヤ「へぇ……お兄ちゃんは聞いちゃうんだ? そういう話」
士郎「まぁな。 義弟としては、義姉の経験談にも興味があるってことで」
イリヤ「ふーん。 でもいいよ、教えてあげる」
桜「じゃ、じゃあイリヤさんも、バーサーカーと……!」
イリヤ「うん、したよ?」
遠坂「!?!? し、したって、その……裂けちゃわなかったの?」
イリヤ「なんなら凛もやってみる? すごいんだから、バーサーカー」
遠坂「無理無理無理! ぜっっったいに無理なんだから!」
遠坂「衛宮くんやアーチャーのだって、その……大き過ぎて無理だって思ったのに……」(///
桜「あ、そうか。 アーチャーさんは、未来の先輩でしたね……」
士郎「で、具体的にはどうやったんだ、イリヤ」
イリヤ「うーんとね。 両手で抱えるくらいの……これくらいの『丸太』を思い浮かべてもらえればイメージが湧き易いかしら」
遠坂「丸太?」
イリヤ「丸太くらいの太さの杭の上に座って、それがそのまま身体を貫くイメージ?」
桜「丸太って……そういう意味ですか……」
遠坂「丸太が、そのまま貫くって……それこそ死んじゃうじゃない!」
イリヤ「死なないわ。 あそこが裂けて、お腹の中が滅茶苦茶に圧迫されても、回復魔術で修復され続けるのよ」
遠坂「」
イリヤ「壊されながら。 治されながら。 泣き叫びながら何度も何度も出し入れされて」
イリヤ「そうやって私とバーサーカーは、霊的にも『繋がった』んだから」
遠坂「う、ぐっ……!!」
桜「私も、わかります……間桐の魔術鍛錬も、要するにそういうことの繰り返しでしたから」
士郎「じゃ、そういうわけだから遠坂」
遠坂「な、なにがそういうわけよ……ま、まさか……!」
桜「私やイリヤさんがそういう経験をして、姉さんだけがそういう苦しみを経験しないというのは……ね?」
遠坂「『ね?』じゃないわよ! バーサーカーなんかとやったら、文字通り本当に死んじゃうわよ!」
士郎「安心しろ遠坂。 なにも本当にバーサーカーとやるわけじゃない」
士郎「俺が遠坂に挿入したら、『強化』の魔術で俺のチ○コをバーサーカーサイズに変化させるだけだから」
遠坂「待って待って、本当に待ってってば! なんでこんな真っ昼間からそんなことしなきゃいけないのよ!?」
イリヤ「凛? トオサカは『どんな時も余裕を持って優雅たれ』でしょう?」ガシッ!
桜「さぁ、姉さん……大丈夫ですよ、先輩だって鬼じゃありませんから」ガシッ!
遠坂「ちょ、離せ! 離してってば! こら、セイバーも見てないで助けなさいよ!」
セイバー「すみません、凛……実は私も、少し興味がありまして……」
士郎「じゃ、脱がすぞ遠坂?」
遠坂「ひ、ひいぃ……! や、やめなさいよ! 今ならまだ、許してあげるから……!」
ぴんぽーん
士郎「ただいまー」
バゼット「すみません、また私の義手を探すのを手伝っていただいて」
士郎「まあ、うちにいなければ教会のカレンの所とかに……あ」
遠坂「し、士郎が二人?」
士郎?「チィ、しまった時間切れか」
士郎「って、揃いも揃ってみんな昼間から何やってるんだよ!」
バゼット「ふ、ふふふ……」
士郎?「まぁ待てマスター。 これはだな、話せば長くなるんだが、いわゆるひとつの探究心に基づく実験的な――」
バゼット「言い遺すことはそれだけですか、アンリ?」
アンリマユ「ま、待て! 話せば解る! 話せば解るから、その物騒な宝具は……!!!」
バゼット「死ィね――!!!」チュドーン!
アンリ「ぐわー!!!」
士郎「ちなみにバゼットがアンリマユともやったかどうかは、11月27日発売の移植版の『Fate/hollow ataraxia』で、各自確かみてくれ!」
END
乙
移植版は非エロじゃないですかやだー!
>>12
(短くて)すまんな
確かみてみろ!
>>14
げ、ホントだ
これじゃ某格闘ゲームになっちまうな
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