恭介「僕をさやかにしてくれ!」ユウリ「……」(12)

人魚の魔女「ウォオオオオオオオ!!!」

杏子「……足で纏いは負わない主義だろ?」

ほむら「待って!杏子!貴方を失ったら私はどうすればいいの!?足で纏いなんかじゃない!貴方が生きていればそれだけで私の力になる!だからどうか心中なんて真似はやめて!私は時間遡行の能力者なの。それでも上手く立ち回れずに何回も貴方達を失って来たの!いつかの時間軸では貴方と同居していたときもあったわ。貴方を私は家族のようなものだと思ってた。感情が溢れるのを恐れてずっと抑えてたけど、今正直になるわ。私と生きて頂戴!」

杏子「」

ほむら「繰り返す時間の中、魔女になった美樹さんを助けようと頑張ったこともあったわ。でも何をやってもダメだった。そして、貴方は同じく人魚の魔女と心中しようとした。同じくことを繰り返すのはもういやなの!」ポロポロ

杏子「お、おう……」

ほむら「……まどかをお願い。美樹さんは私が弔うわ」

杏子「ああ……」

ほむら「……こんな結果しか出せなくてごめんなさい」

杏子「……いいよ、お前は悪くない。お前だってお前なりにさやかを救おうとしてたんだろ?」

ほむら「……彼女の遺体…どうしましょう」

杏子「……とりあえずあの坊やのところに持っていくか。よく考えたらあたしが死んでたらホテルでさやかの死体が見つかっちまうってことになるのか……」

ほむら「あらぬ噂が流れることは間違いないわ」

恭介「……さやか、どこに行ったんだろう……」

恭介父「恭介、クラスの友達が来ているぞ。外に来て欲しいそうだ」

恭介「さやかかい?」

恭介父「いや、見慣れない子だ。黒髪の」

恭介「……暁美さんかな?」

恭介「……やっぱり暁美さんか」

ほむら「夜分遅く申し訳ないわ」

恭介「……僕に何か用かい?」

ほむら「美樹さんが見つかったわ」

恭介「本当かい!?」

ほむら「……最悪の形でね」

恭介「えっ……」

杏子「……」ザッザッ

恭介「さ…やか……?」

ほむら「すまないわね、杏子」

杏子「……」

恭介「どうして……」

ほむら「話せば長くなるわ……」

杏子「坊や、聞く覚悟はあるか?」

恭介「……」コクコク

ほむら「要するに悪魔に魂を売ったのよ」

杏子「いや、ちゃんと聞かせてやれよ……」

ほむら「良いわ、全部教えてあげる…彼女…いや、私達は━━━━……」


恭介「……そんな……半ば…いや、殆ど僕のせいじゃないか……」

杏子「まぁ……そうなるのか?」

ほむら「私はただ事実を伝えに来ただけ。このままでは彼女が浮かばれないから……」



恭介「……さやか…どうして僕なんかのために……」

  「さやかを失ってまでバイオリンを弾きたいなんて思えないよ……」

  「僕が死んでも良いからさやかを返してくれよ…ッ!」


qb「その願いは君の魂を捧げるに値する願いかな?」

恭介「……お前は…暁美さんの言っていた……」

qb「暁美ほむらが全て喋ったのかな?」

恭介「……お前がさやかを……」

qb「それは筋違いだ」

恭介「……」

qb「それより、君にも契約の素質はある。君が女々しいからかな」

恭介「お前……」ギリッ

qb「さやかを取り戻したくないのかい?」

恭介「それは……」

qb「だが、残念ながら君に死者を生き返らせる程の素質はない」

恭介「じゃあ何故僕に声を……」

qb「君がさやかになればいいじゃないか」

恭介「えっ……」


ってところまで考えました。
誰か書いてくれないかな。

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