二宮飛鳥「なぞなぞをしようか」 (36)


・少しグロテスクな表現有り、短め

・意味が分かると、胸糞悪いかもしれません。特に飛鳥ファンの方、閲覧の際は自己責任でお願いします

・飛鳥ちゃんの陰部を丹念に、それはもう丹念に舐めまわしたい


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P「………は?」

飛鳥「なぞなぞさ、嫌いかい?」

P「嫌いじゃないけど…いきなり何で?」

飛鳥「……理由が、欲しい?」

P「………」

飛鳥「………」

P「……あ、あれば…聞いておきたいかな…」

飛鳥「………」

P「………」


飛鳥「………理由なんて、求められた数だけ増刷される」

飛鳥「聞けば聞くほど増えていく…言わば、劣化コピーみたいなものさ」

P「……あ、あぁ…」



飛鳥「だからと言って、一番最初に作られたものが、最も相応しいとは限らない」

飛鳥「…もしかしたら全てに、出題者の思惑が散りばめられているかもしれないし」

飛鳥「どれか一つに、回答者の救いとなるようなヒントが隠されているかもしれない」


飛鳥「………でも」

飛鳥「ソレが間違っていたら?」

P「………え?」



飛鳥「本当は全く無意味な」

飛鳥「ただ一人の暇を潰すために作られた、ゲームだとしたら?」

P「………」

飛鳥「……何回やっても、結果は同じ」

飛鳥「どう足掻いても」



飛鳥「キミの負けさ」

P「………」


飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「………今一度、聞いてみるよ」

P「………」

飛鳥「キミはなぞなぞが、嫌いかい?」

P「………」

飛鳥「………」

P「………」



P「………い、いや…好きだ」

飛鳥「……それは良かった」

P「………」


飛鳥「それで、肝心の問題に関してなんだけど」

P「………」

飛鳥「そこそこ難易度の高いものを四つ、出題するよ」

P「……ほう…」

飛鳥「すごくシンプルだけど考え応えがあるから、退屈はしないんじゃないかな」

P「………」

飛鳥「………」


飛鳥「………準備は?」

P「………」

飛鳥「………」

P「………い、いいよ」

飛鳥「………」



飛鳥「……では」



飛鳥「第一問」



飛鳥「なぞなぞをしようと思った、本当の理由はどれ?」



A 単純になぞなぞをしたかったから

B 話をしたかったから

C 答えを教えてほしいから

D 何となく


P「………あの…」

飛鳥「うん?」

P「……これが…なぞなぞ?」

飛鳥「そうだけど?」

P「………」

飛鳥「………」

P「……う、うーん…」

飛鳥「………」


飛鳥「…何やら不満そうだね」

P「……だってこれ、どうにでも答えられるでしょ」

飛鳥「そうでも無いさ」

P「……いやいや、だってこんな…」

飛鳥「明確な答えが、あるからね」

P「………そ、そうなの…?」

飛鳥「もちろん」

P「うーん……?」


飛鳥「…そろそろ決まったかな」

P「………あー……」

飛鳥「………」

P「………うん、決まった」

飛鳥「………」

P「………」



P「…答えは……」



P「『D』だ」


飛鳥「………どうして?」

P「いやまあ……答えと被るけど、何となく…かな」

飛鳥「ふーん…何となく、か」

P「………」

飛鳥「……理由としては、最高だと思うよ」

P「あ、ありがとう…?」

飛鳥「どういたしまして」

P「………」


飛鳥「…それでは、第二問」

P「えっ!?」

飛鳥「何かな?」

P「…正解、聞いてないけど……」

飛鳥「………正解が欲しいかい?」

P「そりゃ…気になるし…」

飛鳥「………」

P「………」


飛鳥「正解は、最後に教えるよ」

P「……どうして…?」

飛鳥「……キミも学生の時分、よくやらなかったかい?」

P「………」

飛鳥「答え合わせ、さ」

P「……ああ…まあ、したかな…」

飛鳥「ボクたちもその形式に則ろうじゃないか」

P「………」

飛鳥「………」



飛鳥「…改めて、第二問」



飛鳥「回答者の死因はどれ?」



A 出題者の恨みを買って斧で頭を割られた

B 怒った観客に刃物で腹を割かれた

C 答えが分からず精神を病んで首を吊った

D 実はまだ死んでいない


P「………」

飛鳥「………」

P「………飛鳥…?」

飛鳥「………」

P「……この問題の…意味は…?」

飛鳥「……特に、ないよ」

P「………」


P「………」

飛鳥「………」

P「………正直言うとさ」

飛鳥「うん」

P「……この問題、答えたくないな」

飛鳥「なぜ?」

P「………」

飛鳥「………」


飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「……もう決まったかな」

P「………」

飛鳥「………」

P「……ああ」



P「答えは……」



P「『D』だ」


飛鳥「どうして?」

P「………」

飛鳥「………」

P「………いや、まあ…」

飛鳥「………」

P「……そりゃ…死なない方がいいと思って……」

飛鳥「……なるほど」

P「………」


飛鳥「………」

P「………どうしたんだ…?」

飛鳥「………いや、何でもない」

P「………」

飛鳥「……じゃあ…次の問題へいこうか」

P「……おう……?」



飛鳥「………それでは」



飛鳥「第三問」



飛鳥「回答者の大切な人の死因はどれ?」



A 生きたまま脳を食器用洗剤ですすがれた

B 生きたまま目と舌をT字カミソリで剃られた

C 生きたまま鼻から王水を注がれた

D 生きたまま体を五分毎に十センチずつ削がれた


P「……もうやめないか」

飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「………だめだ」

P「こんな事やっても意味無いぞ」

飛鳥「だめだ」

P「………」

飛鳥「……最後まで、付き合ってもらうよ」

P「………」


P「…一つ教えてほしい」

飛鳥「………」

P「……どうしていきなり…こんな事をしようと思ったんだ」

飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「………答えられない」

P「………」

飛鳥「………」


飛鳥「……そろそろ答えを、聞こうかな」

P「………答えないと言ったら?」

飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「………」

P「………分かった、答えるよ」

飛鳥「………」



P「答えは……」



P「『A』だ」


飛鳥「………どうして」

P「………」

飛鳥「………」

P「……全部…想像したくなくてさ…」

飛鳥「………」

P「…なんかもう…一番ジョークっぽいやつで良いかなと…」

飛鳥「………」


飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「…最後の問題へ移る前に、言っておきたいことがある」

P「………」

飛鳥「……いい答えが聞けて嬉しいよ」

P「………」

P「………どういう意味だ…?」

飛鳥「………キミは…」


飛鳥「キミはボクに、生きることの素晴らしさを…幸せを、教えてくれた」

飛鳥「アイドルとしての名声や、それで得た富とは関係ない」

飛鳥「本当の幸せってやつをね」

P「………」



飛鳥「……だから…その…」

P「………」

飛鳥「……感謝、してるんだ」

P「………」

飛鳥「…ただの一般人を…ここまで変えてくれた…キミに…」

P「………」

飛鳥「………」



飛鳥「………ありがとう」

P「……どういたしまして」


飛鳥「……なんだか、照れくさいな」

P「………ああ」

飛鳥「………」

P「………」

飛鳥「………もう、準備はいいかい」

P「………うん」

飛鳥「………」



飛鳥「では最後……」



飛鳥「第四問」




「本当の出題者は誰?」



おしまい

出題者=?、本当の回答者(仮の出題者)=飛鳥、仮の回答者(飛鳥の大切な人)=P

一瞬でも見てくれたらありがとう


・第三者(P)の答えがそのまま回答者(飛鳥)の答えになるというルールで、本当の出題者が、飛鳥とPになぞなぞゲームをさせていた

・Pはその事を知らない

・逆に飛鳥は、そのことをPに伝えてはいけない(助けを求めてはいけない)


こんな感じでした。本当の出題者はたぶん殺人鬼か何かです

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