BIO HAZERD CINDERELLA GIRLs【安価】 (887)

『BIO HAZARD』シリーズ(バイオ)と
『アイドルマスター シンデレラガールズ』(モバマス)
のクロス、及び安価SSです
注意事項として

・このSSには暴力シーンや、グロテスクな表現などがあります
・一部、アイドルなどの死亡シーンが含まれます
・バイオとモバマスを混ぜ込んだ、オリジナル設定があります

これらがダメな方、申し訳ありませんが、見ないことをお勧めします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426775719

…飛行機を降りて、電車に揺られて1時間は経ちました

海外でのお仕事は、やっぱり言葉の問題とか、慣れない部分はたくさんあります

それでも、歌やダンスを通じて、いろんな人が楽しんでくれる姿を見ると

やっぱり、アイドルになって本当に良かったって

心からそう想えるんです!


そう考えていると、いつもの見慣れた建物が目に入りました

玄関を開けてリビングへ

「ママ!ただいま!」

「卯月、お帰りなさい」

久しぶりにママに出会えて、なんだかうるっときちゃったかも

ママ「卯月もとうとう、海外デビューしちゃったのね
 いろんな意味で、遠くに行っちゃったかー」

「もう、そんなこと言わないでってば」

「ふふっ、確か…ラクー…なんだったかしら?そこでライブしたんだっけ?」

「ママったら忘れちゃったの?LIVEをしたのは…」

久しぶりに会えたママと向こうで起きた出来事をいっぱい話しました
文化の違いとか、未央ちゃんがはしゃぎ過ぎてはぐれちゃったこととか、
プロデューサーが英語が堪能で、すごくかっこよかったこととか、

とにかく、ニュージェネレーション初めての海外公演は大成功だったことを、
ママに一生懸命報告しちゃいました


ママ「そういえば、アレはどうだったの、アレ?」

「アレ?」

ママ「ほらっ、向こうで経験したんでしょ? ピ・ス・ト・ル」

「えっ!あ、あぁ、アレね!」


そうなんです!私たち!向こうで拳銃を撃たせてもらったんです!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ことの起こりは、海外公演が決まった時に、未央ちゃんが発した言葉からでした

未央「拳銃を!撃ってみたい!」

余りにも突拍子もなくて、凛ちゃんも私も、
プロデューサーさんまでもが、一瞬固まっちゃいました

凛「…あのさ、あんまりそういう、過激なこと言わないほうがいいよ?」

未央「あ、もしかして未央ちゃんがまたノリと勢いで
   ヘンなこと言ってると思っているね?」

凛「違うの?」

未央「ひどっ!? ちゃーんと考えがあって言ってるのー!」

「か…考えて、ですか?」

そういうと未央ちゃんは私に向かって、ビシッと指を指してきました

未央「はい!しまむー!今回の公演で向かう先は、どんな国だと思う?」

「え、えーっと………やっぱり自由の」

未央「そう!銃社会ですね!」

「」

聞いておいて…ひどいです……

未央「今夜のおかずをフライドチキンにするか、チキンカレーにするかで
   大げんかして、親子でドンパチ始めちゃうようなところなんだよ!
   そんなdangerous countryで銃のひとつやふたつ、扱えないでどうすんの?
   自分の身ぐらい守れるようにならなくちゃ!」

なんでそんなに英語の発音が上手いのかな…

「そ、そこまで徹底しなくてもいいと思うよ?
 そんな事件だってたまにしかないでしょうし…」

未央「あまーい!何かあってからじゃ遅いのは世界万国共通だよ!」

謎の勢いに押されそうになって、誰かに助けてもらおうとしたときです

P「……ありかもしれませんね」

「「えっ」」

え、なんで未央ちゃんまで驚くの?
というかプロデューサーさん!?

P「折角の海外ですので、丁度スケジュールの余裕さえあれば、
  何か別の企画も盛り込んでみようと思っていたのですが…
  アイドルと拳銃、インパクトとしては十分かもしれませんね」

「ぷ、プロデューサーさん?冗談…」

…ではなさそうです!
近頃のプロデューサーさんは少し肩の力が抜けてきたと、
未央ちゃん達の間では専らの噂ですけど……
これはいくらなんでも……

凛「ちょっと待ってよ」

P「?」

未央「ふおっ!?」

「り、凛ちゃん!」

そうです凛ちゃん!ふたりの暴走を止めて…

凛「種類は選べるの?私はこのコルトSAAっていうのが気になるんだけど」

P「…なるほど」

「凛ちゃん!?」

何かのスイッチが入った凛ちゃんは誰にも止められません
あれよあれよと言う間に、企画が盛り込まれてしまいました……

これはどーやら武内Pか
期待

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…私、てっきりママには反対されるって思ってたのに」

ママ「若い内に経験出来ることは、なんでもさせてあげたいって
   それがうちの教育方針だからね」

そんなの初耳です
でもだからこそ、私が今日までアイドルを続けられた、
理由になるのかもしれません

ママ「それで?撃ってみた感想は?」

「食い気味だね……その、反動とかがやっぱり凄かったけど、
 レッスンのおかげかな?意外と耐えられる感じだったから、
 そのまま続けられたんだけど……」

私はカバンからあるものを取り出しました

「その…射撃場のイベントに出てみたら、優勝しちゃった」

ママ「えーっ!?」

帰国する前日、お世話になった射撃場でゲーム大会が行われたんです
動く的に合わせて銃を撃つ、というのが内容で、
私は見事、凛ちゃん、未央ちゃんや他の人を抑えて優勝しちゃったんです!

ママ「すごいじゃない!まさか卯月にそんな才能があるなんてねぇ」

「あはは…次に発揮する機会はないと思うけど」

正直、苦手だとは思ってます
だって、アイドルが人を楽しませるものなら
銃は逆に、人を傷つけるものですから

レオンやらクリスやらは出ますか?

そうしてしばらく話し込んでたんですけど、
流石に疲れが出たみたいで…

「……んぅ、ねむい」

ママ「あら、お疲れね」

「うん…まだ時差ボケもあるかも…」

ママ「上で寝ててもいいわ、起こすのは夕飯どきでいいかしら?」

「うん…お願いね…」


そうして椅子から立ち上がったとき


ママ「…おっと」

「あっ」

足元がふらつき、倒れそうになりました。
ママが

「ママ、大丈夫?」

ママ「ええ…ゴメンね、ママも最近お疲れかも」

そうして私はママを見て、違和感を感じました
さっきは気づかなかったけど、ママの顔色がほのかに青く見えます
心なしか汗もかいているような…あれ?


ママの手、こんなに血管が浮き出るくらい、色が白かったかな?

突っ込んでいいのかわからんがスレタイのつづり間違えてるぞ

『昨夜……市の山林で発見された遺体について…
 …察当局は犯人逮捕に向けて調べを進め…』

ママ「…最近物騒ね、ほら、もう部屋で寝ててもいいから」

「でも……」

ママ…なんだか疲れてそう、大丈夫かな?

ママ「心配かけてゴメンね、ママも後で休むから」

「…約束だよ?」

ママ「ええ」

ホントはすごく心配だけど…
私もなんだか疲れちゃったみたい、ママも休むって言ってるし
ここはひとまず、休むことにしましょう




私はママのそばを離れて、久々に自分の部屋に戻りました
向こうにいる間、ママがせっせと掃除をしてくれたみたいで
部屋の中は綺麗に片付いています

「ふう、ママ大丈夫かな」

帰って早々、気がかりなことができたけど…
大丈夫、起きたらママが晩御飯作ってくれて、
それを食べたらシャワーを浴びて、もう一休み
明日は事務所に行って、向こうでの活動を皆と話しながら、
また…いつもの……にちじょう…………

……ぐう………

とりあえず今日は出だしだけで
見てくれてる人がいて嬉しいです。遅筆だけどがんばって書きます

>>7.>>9
世界観のベースはモバマスですが、アニメとは別の世界なので
武内Pかどうかは名言しません
また、上記の通り 舞台は日本なのでバイオの人物は出さない方針です
ただ一部企業名などは出ます

>>12
orz
各自…補完で…お願いします

タイトルの綴りを間違えるという痛恨のミスを犯した作者です
これスレ立てからやり直したいほうがいいですかね?

ありがとうございます
平日昼間だけど大丈夫ですかね?
今晩はアニメモバマスなんで時間あるうちに投稿します

………んぅ…目、覚めちゃった

今何時だろ……えっ?


「もうこんな時間!? 私…何時間寝てたの?」


外は真っ暗、お夕飯の時間はとっくに過ぎていて、
そろそろお風呂にでも入ろうかなって気分になる
そんな時間まで私は、ぐっすり眠っていたみたいです

「ママ、起こしてくれなかったみたい…どうしたのかな?」

そういえば、寝るときに着替えるの忘れてそのままだ
皺ができちゃうな…
でもお腹空いちゃったし、ママも心配だから、このまま降りよう
服装を軽く整えて…よし



階段を降りた先には、玄関へ続く廊下があります
ちょうど降りた目の前にお風呂があって、右隣にお手洗い
左の扉はリビングとキッチンに続いてて、廊下を後ろ奥に行けば玄関

…私、何の確認をしてるんだろう?

それにしても廊下が暗いな、どうして電気がついて…



ズチャッ…ズチャッ…ズチャッ…


なに…? 廊下の奥から変な音が…
玄関の方から聞こえるような



??「……」

ズチャッ…ズチャッ…

誰かが踞ってる
暗くてよく見えないけど、シルエットだけでなんとなく分かりました

「……ママ?」

玄関でママがしゃがみこんで、何か音を立ててます
こんな真っ暗なところで何を……

「何してるの?電気…つけるよ?」

そう言って、そばに近寄ったとき、背筋が凍るような感覚がしました



なんだか鉄臭くて、生臭い



なんなのコレ…どう考えても……この臭いは…
確かめないと、ママに何かあったんだ!

私は電灯のスイッチを、押しました



パチッ  ゴトン

「……えっ」

はじめは、何か理解できませんでした

電灯をつけるのと同時に、なにか重くて、
丸いものが落ちたな…って、思っただけなんです

真っ赤で、生臭いくて、いびつなものが




よく見るとそれは、顔の半分以上が削られた、男の人の生首だったんです




「いやああああああああっ!!!?」

なにこれ…なにこれなにこれなにこれ!?
人の……死っ…顔……なくなって……



ママ「う…うぅうウウ…」

ママが顔をこっちに向けます
口元は血だらけで、目は焦点が合ってなくて…

なんで…どうして?

「ママッ…やめてよ!何してるの!?」

ママ「あうぅう…」

唸り声を上げながら立ち上がって…こっちに近づいてくる

「そ、そっか!ドッキリ!ドッキリなんだよね?
 どこかにカメラがあって…それで…」

ママ「うぅ…ううぅ…」


ねえ、冗談だっていってよ!
こんな…ママがまるで…ゾンビみたいに……!



『ママがこっちに近寄ってくる!』
1.リビングに逃げる
2.2階の卯月の部屋に
3.その他(文章で内容指定)

安価下

ママが話を聞いてくれない
とにかく…とにかく逃げないと…

私は駆け足で、ママの元から逃げだそうと2階に上がりました

咄嗟に自分の部屋に入って、扉の鍵を閉めます



「はぁ…はぁ…なんで…なにがどうなってるの……」

私は、今にも泣き出しそうで、でもそれどころじゃなくて……
……頭の中が……ぐちゃぐちゃだよ………


ドンッ ドンッ


「ひいっ!?」

ママがもう扉の前に!?
このままだと破られちゃう…どうすれば


『早くなんとかしないと!』
1.扉を抑える
2.武器を探す
3.脱出できるところを探す
4.その他

安価下

2

>>28

あれはもう…ママじゃないんだ……
そう思わないと、私……

ドンッドンッドンッ

もう、ママだった何かとして、追い払うしかないんだ!
武器を……部屋の中になにか……

そういえば、机の棚に確か……


【アイテム:スタンガンを取りますか?】
【はい】


いつだったか、アイドルの先輩から、
お近づきの印にって、プレゼントされたんだっけ?
物騒だからしまっておいたんだけど……使えるかな?


ドンッドンッドンッ


『ドアがもう限界かもしれない』
1.この場で撃退する
2.他に脱出できるところを探す
3.その他

いかん忘れてた、安価下で

>>33

使い方は…これで合ってるよね
….バチバチッて光ってる!これでいいんだ
出力は確か、渡してくれた先輩少し抑えてあるって言ってたような
『一度当てたぐらいでは死なない』けど、気を失う程度だって
あと、充電式じゃなくて、予備の『乾電池』がないと使えないって
電池の容量が最大だと、「25回」まで使えるはずだとも言ってたはず


ドンッドンッ ミシミシ…

ドアもそろそろ限界みたい、来る!


ドオォンッ


ママが押し破ってきた!
でも勢い余ってバランスが崩れてる……今だ!

「ママ…ごめんなさいっ!」

ママが体制を立て直さないうちに、私はママの懐に潜り込みました
スタンガンのスイッチを入れて、お腹の辺りに突き刺すように……

バチバチバチィッ

ママ「っ!?」

鋭く、弾けるような音が響いて、ママが体を震わせています
痙攣が収まると、ママはその場に倒れこみました

し…死んじゃったの…?

「…ぅ…ぅぅ…」


っ!? まだ生きてる!
だけど息も絶え絶えで…あと一撃加えたら、間違いなく……

『どうしよう…ママ…』
1.トドメを刺す
2.今のうちに外へ
3.その他
安価下

2

>>37

これ以上、ママが苦しんでる姿は見たくない
でも、私にはやっぱり、ママを殺せないよ
だって、ママは私のママだから……

「ママ……ごめんなさい」

倒れこんでいるママを後ろに、私は玄関へ走りだしました



玄関にはまだ、犠牲になった男の人の身体が、横たわっています。

「ひどい……殆ど食べられてる…」

頭周辺の損傷が酷くて、直視することができません
正直……喉の奥からこみ上げてくるものが……

「うっ……うえええ……」

堪えきれず、吐き出してしまいました
まだ何も食べてないから、胃酸が喉を通って、軽く痛みが出てきます

「早く、外にでないと」

靴を履いて、助けを呼ぶために、
急いで玄関を飛び出します

これは……なんなの……?


外に出て、私は愕然としました


道路の至るところにゾンビがいました

車が横転して、中にいた人がゾンビに食べられています

あちこちで火の手があがっています


それはまるで、小梅ちゃんが喜びそうな、
ゾンビ映画の中の光景でした


それは、外に出れば誰かが助けてくれると、根拠の無い願いに縋った私を、
絶望の底に叩きつけるには、十分すぎる光景でした



「いったい…なにがどうなってるの!?」






 BIO HAZARD CINDERELLA GIRLs

Capter1.発症

なんかそれっぽくタイトルドンしたところで
一旦休憩します

ご指摘にもあったとおり、話の流れはのびハザに近いです
読んで楽しんでくれたら幸い

武内PではないけどP(CV武内駿輔)ではありそうだな
他の登場アイドルは安価で決めるの?

やっぱり銃を扱ったことがある設定のしきにゃんを出して欲しい所
まあ彼女ならウイルス関連で普通に出そうだけど

最近、住んでるマンションの廊下が怖い筆者です
ある程度の流れは決めてるんですが、細かい設定とかは決めてなくて
割と見切り発車で進めています
矛盾はないようにがんばりますが、その分レスポンスが遅いかもしれません
ご容赦ください

>>42.>>44
実はある程度登場する人物は決めてます
途中追加する可能性もありますが、
誰が出るかという安価は取らないことにします

誰が出るかはネタバレなので言えませんが、荒れるかもしれないけどひとつ

今のところ死亡が確定してる人物はいます

続き書きます

私は…ただひたすら走りました


ゾンビの群れを避け、殆ど行かない裏道を通り


食べられてる人を尻目に、ひたすら


助けられないことを悔やみながら、ひたすら


ごめんなさい、ごめんなさい、って


謝り続けながら、体力の続く限り、走りました


そして……

「はぁ……思ったよりも、遠かったな」


私の目の前にある大きな建物
私たちがアイドルとして、輝く為の居場所
所属しているプロダクションが、今目の前にあります

「もしかしたら…誰かが中にいるかもしれない…」

そんな淡い期待を胸に、家から急いで走ってきたから
もう息が切れてヘトヘトになっていました……



グルルルル… クチャッ クチャッ



でも、休んでる暇はないみたいです

「あのワンちゃん…人を…っ!?」

皮膚がところどころ剥げてる、濁った目のワンちゃんがこっちを見ています

走って……きた!

今の私じゃ太刀打ちできない!
体に鞭打って、急いで玄関に走ります
金属製の装飾がオシャレな扉を開け、プロダクションの中に入りました



「……ひとまず、大丈夫みたい」

辺りを確認して、ワンちゃんも中に入られないことを確かめると、
息を整えて、落ち着こうとしました。

「私…助かったのかな?」



『プロダクションの中…静かみたいだけど』
1.辺りを見回す
2.人がいないか声を出す
3.玄関扉を調べる
4.その他

安価>>52

1

>>52

……初めてここに来た時を思い出します
第一印象は、ホラー映画に出てきそうな洋館みたいだと、そう感じました



私たちが所属している阿久嶺(あくみね)
プロダクションは、
この大きな建物からは想像できませんが、割と最近できた事務所なんです

なんでも、もともと製薬会社に勤務していた社長さんが、
閉館になった美術館からこの土地と建物を買い取って、
プロダクションを立ち上げたんだそうです
こういうの、異色の経歴って言うんでしょうか?


玄関ホールは、海外の美術館を参考にして建てられたせいでとても広くて、
玄関扉前の、赤い絨毯が敷かれた先に大階段があって、
途中から左右に分かれてそれぞれ、2階の各部屋への扉に繋がっています
1階側、階段を挟んで奥に扉が二つ
私の立っている玄関扉付近の右側にインフォメーションセンターが、
そして左右奥の壁には、やや大きめの扉がひとつずつ


『何度見ても、圧倒されちゃいます』
1.更に周囲を調べる
2.誰かいないか呼びかける
3.玄関扉を調べる
4.その他

安価>>55

>>55

……さっきから物音がしなくなったけど
ワンちゃん、どこかに行っちゃったのかな?

安全確認の為に……そーっと…扉を…



ガシャンッ

「ひいぃっ!?」

ウォンッ ウォンウォンッ グルルルルッ

ワンちゃんが! 扉に挟まって……閉まらない!

「ごめんなさい!ごめんなさい!…早くどこかに行って!」


ガシャンッ


……あ、危なかった
危うくワンちゃんに、中に入られるところでした……

『外は危険過ぎて…出られません』
1.辺りを更に調べる
2.誰かいないか呼びかける
3.その他

安価>>58

2

>>58

「すいません!誰かいませんか!?」

一縷の望みをかけて、私は大声で叫びます
だって玄関ホールはこんなに明るいんです
電気が着いているなら、当然、着けた人がここにいるはずなんです

ここには絶対、誰かがいます!

「誰かっ……助けてください!お願いします!」


ありったけの声を張り上げて、ここにいる誰かに呼びかけます
そして……


ガチャッ


「っ! よかったっ!助けて下さ…っ!?」




ゾンビ「…ああアァあっ」


そこにいたのは、『人』ではありませんでした

そっか…誰かここにいるんだったら
誰か『だった』人がここにいても…おかしくはないんだ

ゾンビ「ァアあアぁあ…」

「こ、こないでください!」

私はポケットにしまいこんだスタンガンを構えます
さっきは逃げるのに使えたけど…
でも今度はどこへ?
あのゾンビを倒しても、私に行き先はあるの?

頭の中がぐるぐるして…気持ち悪い

でもそんなことより、今はとにかく、目の前のゾンビをなんとか…
ああ、こんな近くまでやってきて……






パァンッ

突然、乾いた音が響いて


ゾンビの体をから血が飛び散りました


続いて3回、音が響いて


ゾンビはゆっくりと身体を倒しました


倒れた先にいたのは……







凛「…はぁ……はぁ……」


震えながら銃を構えた、私の大事なお友達でした

凛「…卯月、怪我はなかった……!?」

私は、ただ嬉しくて

この地獄みたいな街の中で、唯一の希望を見つけたみたいに


目の前の大切なパートナーに駆け寄って、抱き締めていました


「凛ちゃんっ……こわかった!こわかったよおぉ……!」


何も言わず、私を優しく抱きとめてくれる、凛ちゃんの優しさに触れながら
私はその胸の中で、ただひたすら泣きじゃくっていました

そろそろアニメに備えたいし、
一区切りついたんで今日はここまで

明日はちょいちょい戦闘安価の方法とか書き込む予定です
ご希望やご質問、感想アドバイスなどあれば嬉しいです



割とどうでもいいことだけど、ママむらさんに喰われてたのはパパむらさん?不幸なお客さん?

>>65
浮気相手やろ(ゲス顏)

アニメ10話に天使しかいなくて
自分なんでこんなん書いてるんやろと思ってしまった
筆者です

>>65
あえて言及しません。
ただパパむらさんなら顔なくなってたとはいえ、
しまむらさん気づくんじゃないかとは思われるかと

あと>>66にはママむらゾンビ送っておきますね

……ようやっと、落ち着きました


ずっと私を抱きとめてくれた凛ちゃんには、感謝してもし足りないぐらいです


…私、お姉さんなのに、情けないなあ……



凛「卯月、もう大丈夫?」

「うん、ありがとう、凛ちゃん」

まだ少し、鼻声なのが恥ずかしい……


その後、凛ちゃんに連れられて、1階の階段裏、
玄関扉から見て右側にある扉の奥へ
そこにいたのは……



「ちひろさん!みくちゃんも!」

まさか生きている人に3人も会えるなんて……

ちひろ「よかった……なんとか無事だったみたいね」

みく「………」


ちひろさんも無事みたいでなによりです!

でも……みくちゃんはなんだか、元気がなさそうです


『とにかく、生きている人に出会えた!』
1.周囲を確認する
2.凛と話す(内容併記)
3.みくと話す
4.ちひろと話す(内容併記)

安価>>73

3

>>73
私は、みくちゃんに話しかけることにしました

「みくちゃんも、無事だったんだね」

みく「……卯月チャン」

なんだか元気がない……そうだよね、こんな酷い出来事にあったら……
でも……いくらなんでも落ち込みようがすごい……


「みくちゃん……もしかしてなにか」
みく「なんでもない」

「…みくちゃん?」

みく「…ごめん、今はほっといて」


取りつく島もない感じがします
凛ちゃんや、ちひろさんの顔色を伺うと
二人とも悲しそうな、辛そうな表情を浮かべています


『みくちゃんはもう、何も話したくないみたい』
1.周囲を確認する
2.凛ちゃんと話す(内容併記)
3.ちひろさんと話す(内容併記)

うっかり書き込んでしまった
安価>>78

1

>>78

今みんながいる部屋は、医務室のようです
奥にはベッドが3台、薬品棚なんかもあって、簡単な怪我はここで治療できます
私も、レッスンで足首をひねった時に、ここを利用したことがありました


あれ?薬品棚に何か……使えそうかも

ちひろ「ああそれ?持っていっていいわ」

「いいんですか?」

ちひろ「予備は何処かにあるはずだから
    怪我に良く効くのよ、それ」


ありがたくいただきます、ちひろさん!

【アイテム:救急スプレーを取りますか?】
【・はい】


あれ?そういえばポケットにメモ帳が入れっぱなしです
何か書いてたっけ……?

【ファイル:プレイングマニュアル『アイテムについて』】
・探索の際、各地でアイテムを拾うことが可能です
 しかし、各人(後述)アイテムの所持数に限界があり、基本的に4つまでです。
 アイテム所持数が最大のときに新たなアイテムを発見すると、
 持っているアイテムと交換することになります
 交換されたアイテムは、その新しいアイテムのあった場所に置かれます
 (紛失は基本的にしません)

・アイテムは種類として、「武器」、「弾薬」、「回復」、
 「キーアイテム」の4種類が存在します
 「武器」は攻撃の際に使用します。
 使用、攻撃の前段階として装備する必要があり、
 かつ、銃器に関しては「弾薬」が必要となります
 「回復」は体力(後述)の回復を行うためのアイテムです
 「弾薬」、「回復」アイテムは使うたびに消耗するので、
 定期的な補充と節約が必要となります
 「キーアイテム」、例えば鍵などは、今後新たなエリアに入るか、
 特定のイベントを起こすために必要となるアイテムです



こんなメモ……取ってたかなぁ?

島村 卯月

・所持品
 スタンガン
 救急スプレー


『どうしようかな』
1.更に辺りを調べる
2.凛と話す(内容併記)
3.ちひろと話す(内容併記)

安価>>84

3、他に無事な人は居ないのか

>>84

「…ちひろさん、今無事が確認できてる人って、他にいるんですか?」

ちひろ「…ごめんなさい、私と卯月ちゃんを入れて、無事な人は4人だけみたい
    まだ確認できてない人もいるんだけど…」


そんな……あれ、ちょっとまって

「確認できてない人『も』って……まさか……」

ちひろ「少なくとも…ここのスタッフほぼ全員が、人じゃないか…もしくは…」

「っ!? プロデューサーさんは!今ここにいないみたいですけど…まさか……」

ちひろ「……連絡が繋がらないの」

「……そんな…」


プロデューサーさんが……ここにいない……


ちひろ「…不安にさせてごめんなさい、でも落ち着いて!
    確認できてないのは事実だけど、まだそうと決まったわけじゃないから…」

「そう……ですよね……」




みく「もう、ダメなんじゃないかな」

「!?」

凛「みく…アンタどういうつもり?」

みく「どういうこともないよ…こんなゾンビだらけのとこ、
   いくらプロデューサーでも…ひとたまりもないよ…」

凛「アンタッ……いい加減にっ!」

「ま、待ってよ凛ちゃん!」


凛ちゃんがみくちゃんに掴みかかろうとしてる!
私は凛ちゃんを後ろから抑えます


凛「ひとりで絶望してるのは勝手だけど!
  そうやって人巻き込むのやめなよ!」

「凛ちゃん!落ち着いて!」

みく「じゃあどうしたらいいの!」


みくちゃんも大声を上げながら立ち上がります


みく「待っても誰も助けに来ない!街の人はみんなゾンビか食べられてる!
   見たでしょ!お巡りさんに犬が群がって食べてるとこ!
   みくは……誰も信用できないの!」


みくちゃんはそう言って、部屋の奥に隠れてた扉に向かって行きます

ちひろ「みくちゃん!? そこは薬品倉庫…」


バタンッ


みくちゃんが……中に入っちゃった…

みく「もう絶対に!ここから出ないんだからね!」


扉の向こうから鍵がかけられて、中に入れなくなっちゃいました


凛「みくっ! ……アイツ…ッ」

ちひろ「…今はそっとしておきましょう」


明るくて、とてもいい子だったみくちゃんの変貌に、驚きを隠せません


『みくちゃん…どうして…』
1.みくについてふたりに尋ねる
2.それ以外の話題

>>90

1

>>90

「みくちゃん、何があったんですか? いくらなんでも…」

ちひろ「それは……」


ちひろさんが言い淀んでいるときです
凛ちゃんが私の方に向き直ってくれました


凛「私が話すよ」

ちひろ「凛ちゃん!?……無理しなくても…」

凛「大丈夫、もう平気だから…」


凛ちゃんは何かを知ってる…それも、凛ちゃん自身も深く関わっているみたい


凛「みくと私だけの秘密だったんだけどね、
  随分前から仲良くしてた猫がいたんだ」

「ね、猫ですか?」


みくちゃんはともかく、凛ちゃんまで……意外です


凛「正確には、みくが近所のお婆さんと、その飼い猫と仲良くしていて、
  以前、みくとたまたま出くわした時に、紹介してくれたんだ
  キジトラのメスで、すごく人懐っこいんだ」


うぅ、正直羨ましいです…


凛「私たちが海外に行ってる間にも、みくはちょくちょく遊びに行ってて、
  ……今日の事件があって、もしかしたらいるんじゃないかって
  そのお婆さんのところに行ったんだけど」




凛「お婆さんも猫も、犬に襲われて…」

「!?」

凛「みく、がんばって犬を追い払おうとしてたんだけど、もう手遅れでさ
 目、腫れてるの見たでしょ?ここに来るまでずっと泣き叫んでたんだ」


みくちゃん……だからあんなに……


凛「正直、私もショックだったよ、でも落ち込んでばかりじゃいられないよ
  なのにみくは……」


そんなことないよ、凛ちゃん
私だって、凛ちゃんがいなかったら、
みくちゃんみたいになってたかもしれないもん



凛「……卯月?」


私は、凛ちゃんを優しく抱きしめていました


「さっきはゴメンね、凛ちゃんだって、辛かったはずなのに」


凛「いいよ別に…そんなのいらないから…」

卯月「……私ね、ママに襲われたんだ」

凛「えっ」


さっきより強く、凛ちゃんを抱きしめます


「でもこうして、立ち直ることができたのは、
 凛ちゃんが生きていてくれたからなんだよ…だから…
 今度は私が、凛ちゃんを受け止める番なんだから……」

凛「卯月……私だってっ……卯月が生きてくれたから……
  ゴメン、胸……借りるね………っ」



さっきとは逆に、私が凛ちゃんを受け止めて、静かに時を過ごしました

ちと遅いけど休憩
自分で書いてて泣きたくなってきた。猫大好きなんです

ゆっくりですが続き書きます

知り合いの話なんですが、
可愛がっていた飼い猫が亡くなったときえらいショックを受けたらしく
「父親が亡くなったときよりよっぽど悲しい」みたいなこと言ってました
程度はあるにしろ猫好き、犬好きってそんぐらいの人はいるみたいです

凛「かっこ悪いとこ、見せちゃったかな…」

「そんなことないよ」


凛ちゃんは落ち着いた様子で、
少し照れ臭そうにしながら、姿勢を正しました


凛「私…絶対に生きて、この街から出てみせるから」

「私も…一緒にね!」

凛「もちろん」


いつもの調子に戻ったみたい…よかったぁ


と、同時に、私たちはちひろさんがいたことを思い出して、
そのにこやかな笑顔を見て、私まで恥ずかしくなっちゃいました

ちひろ「ふふっ…元気を出してくれたみたいでなにより」

「ち、ちひろさん……」


ちひろ「…ただ、取り敢えず今は…
    この場所でおとなしくする他はないみたいね」

そうですね、と頷きかけたとき


凛「いや、私は出るべきだと思うな」


凛ちゃんの言葉に、ちひろさんも私も振り向いてしまいました

凛「みくの言うとおりだとしたら、こんなところに閉じこもってたって、
  助けがくる可能性が低いと思うんだ」

「でも、こんな大騒ぎなんだよ!流石に外から助けが来るはずで…」

凛「それがいつ来るかわからないでしょ
  この場所も絶対に安全とは言い難いし、第一、籠城するには食糧がない」


はっ!そ、そうです、食べ物がないんじゃあ篭るのは難しいです!
流石は凛ちゃん……


凛「いずれにしろ、一度外に出て、いろんな物を確保する必要があるよ」


ちひろ「…そうね、他に生存者がいるかもしれないし、
    未央ちゃんや他のアイドルの子たちも見つけたいとは思うし……」


ちひろさんも、凛ちゃんの意見に賛同してるみたいです…………





あれ?





「ちひろさん、今なんて言いました?」

ちひろ「えっ、他のアイドルの子たちも見つかればって」
「そのちょっと前です!」



「未央ちゃん……千葉に帰ってないんですか!?」

>>104
そういう意味じゃなくて、版権キャラ以外が死んでても予想できんわ、ってこと

ちひろ「え、ええ、実は今日、女子寮に戻ってるはずなの」


その言葉に、私も凛ちゃんも青ざめました


凛「なんで!? 私達行き先が違うから、空港で別れたはずなのに!」

ちひろ「なんでも、同じ女子寮組の子たちからお土産を頼まれていて、
    その子達がたまたま今日のお仕事がキャンセルになっちゃったから、
    予定を変えて女子寮に戻ることにしたって連絡が」


ということは……未央ちゃんはこの街に!


「女子寮にいるんですよね!急いで探さないと!」

ちひろ「それはダメ!外から女子寮に行くための道は全部、
    大量のゾンビと事故車両で塞がってて、行くのは不可能よ!」


そんな……じゃあこのまま放っておくしかないの……?


凛「ちひろさん、今、『外から』は無理だって言ったよね?」

「…凛ちゃん?」

凛「私、知ってるんだよ
  この事務所の裏門から、直通で女子寮に行けるって」

「っ!? それ!ホントですか!」


そ、そんな裏道、聞いたことがありません
そもそも、裏門なんてあったんですか…?


ちひろ「…あるにはあるけど…鍵が空いてないのよ」

凛「じゃあ鍵さえあればいいよね、どこ?」

ちひろ「館内にあるのは確かなんだけど……でもここにもゾンビが」

凛「そんなの!未央を見捨てていい理由にならない!」


凛ちゃんが声を荒げると、ちひろさんは押し黙ってしまいました


しばらくすると、ちひろさんは一度奥に行ってから何かを取り出して
私達の元にやってきました


ちひろ「これ、業務用に置いてあるトランシーバーだから
    もしも何か会った時に、連絡用で持って行ってね」

「は、はい!ありがとうございます!」

ちひろ「三つあるうちのひとつは私が、残り二つは貴女たちで持ってて」

凛「ありがとう、ちひろさん」


ちひろ『ところで、探索に行くメンバーだけど』
1.凛と同行
2.ちひろと同行

>>113

凛と

>>113、及び>>114

ちひろ「流石に、みくちゃんが心配だから残ってもらう人はいるわ、
    そして貴女たちだけで行かせるのも危険だから、私が外に…」

凛「いや、卯月と私で未央を探す」

ちひろ「えっ?」


凛ちゃんの提案に、ちひろさんは戸惑います


ちひろ「それは…できないわ
    いくらなんでも大人の私が行かないわけには」

「私からもお願いします!」

ちひろ「卯月ちゃん?」

「どうせならふたりで探した方が効率がいいです
 それに…早く未央ちゃんに会って、安心したいんです」

凛「私も同じ意見だよ
  それに寧ろ、大人のちひろさんがそばにいた方が、みくも安心できるし」

ちひろ「……絶対にはぐれないこと、何かあったらすぐ連絡すること、いいわね?」

「「はい!」」

ちひろ「それと、卯月ちゃんにはこれを」


そう言って、ちひろさんは重い鉄の塊を取り出して、渡してくれました


【武器:ハンドガンを取りますか?】
【・はい】

【弾薬・ハンドガンの弾(15)を取りますか?】
【・はい】



「……ってコレ!拳銃!?」


ちひろさん?なんでこんなものを!?


ちひろ「ここに来る途中で警察署に寄って、ガメて来ちゃった♪」


そういえば……凛ちゃんが銃でゾンビを撃退してくれたような……


凛「卯月は私よりも扱いが上手いから、頼りにしてるよ」

「は、はい!島村卯月、がんばります!」



まさかこんなところで、海外で身につけた技術を活かすことになるなんて…
でも…もうためらわないよ
待っててね未央ちゃん……必ず助けてみせるから

【ファイル:プレイングマニュアル『戦闘と体力』】

・今後の探索において、敵との戦闘安価が追加されます。
 基本的に攻撃、または回避行動を取ることができ、
 安価先の行動内容、及びコンマ以下一桁の数値から判定されます
 判定について、数値との関係は以下の通り

1〜3 失敗、ダメージを受けるか不利な状況に
4〜6 成功、それなりに優位な状況に
7〜9 大成功、攻撃が弱点に当たるなどより優位に
0 クリティカル、敵を一撃で倒すなど

 基本的に行動は回避が優先です。
 状況によっては攻撃で仕留められないとき、敵からの攻撃を受ける可能性が
 あります
 安価指定時の状況から判断して、時には避けることも必要です

・卯月たちには体力が指定されており、最大で10段階まで存在します
 また、体力の状態からコンマにマイナス補正がかかることがあるので、
 まめに回復するか、体力を減らさないようにするか、注意が必要です
 体力に応じた状態は以下の通り

10,9,8,7, FINE 正常
6,5,4 CAUTION 攻撃のみ安価補正−1
3,2 DANGER 攻撃のみ安価補正−2
1 DYING 全ての安価補正−3

 体力がゼロでGAME OVER、数レス前の状況からコンティニューとなります

遅筆で申し訳ありません
今回ここまで、次から探索に入ります
少し内容を練り直さないといけないかも…ご容赦ください

質問です
バイオハザードシリーズのキャラも参戦しちゃうとイージーモードになってしまうのでしょうか

なに、豆腐参戦?

設定の見直しをしてたらちと遅くなりました
申し訳ありませんが今日は話を進められそうにないです…
ただ現在の卯月たちの状況と追加のマニュアルだけ載っけときます
明日には書ければいいな


>>120
少なくともこの上なく心強い味方にはなるはずです
なのであえて出しません、日本だし仕方ない

>>121
「もうアカン……」

【ファイル:プレイングマニュアル『同行者と能力』】

・探索では、ほぼ常に2人以上での行動となります
 同行するアイドルたちにも体力が設定されており、
 基本的に同行者の体力がゼロになってもGAME OVERとなります
 また、同行者にもアイテムを持たせられ、
 『武器』の携帯、攻撃も可能となります
 探索時、戦闘時の安価にて指定先で同行者の行動内容を記載すれば、
 ある程度その内容にそって行動させることも可能です

・基本的に、アイテムの最大所持数(4つ)などは各人共通ですが
 その他、各人のみが所有する『能力』というものが存在します
 現在、同行しているふたりの能力は以下の通り

・島村卯月
【射撃能力適性+】
ハンドガンで攻撃時、コンマ判定+1
ただし、0の場合はそのままクリティカル判定に、
9の場合もクリティカル判定になります

【キーアイテム所持数増】
『キーアイテム』のみ、別途で最大2つまで持つことが可能
つまり通常と『キーアイテム』枠で最大4+2所持できます


・渋谷凛
【回復アイテム所持数増】
『回復アイテム』のみ、別途で最大4つまで持つことが可能
つまり通常と『回復アイテム』枠で最大4+4所持できます

現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(24)
救急スプレー
ハンドガン(15)
ハンドガンの弾(15)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(10)
ハンドガンの弾(15)





その他、質問などあれば

あと>>108氏には紛らわしいことをしてしまい申し訳ありません

ではまた

遅くなりましたが再開します

アウトブレイクみたいな群像劇、私好きです

準備を整えた私たちは、医務室を出て玄関ホールにいます


「未央ちゃんは……女子寮にいるんだよね」

凛「恐らくね」

「女子寮に行くには、この施設の『裏門』を通らないといけないんだよね」

凛「ちひろさんの言う通りならね。まずは実際に、裏門を確認しないとね」


『まずは…どこへ行きましょうか』
1.もう一度この辺りを調べる
2.扉に向かう(場所指定、玄関ホールについては>>53参照)
3.その他

すいません安価>>132

1

>>132

「念のため、ここももう一回調べない?」

凛「まあ、そういうなら」


そうして、ホール内をくまなく探してみることに
そしてインフォメーションセンターに行ってみると……



【阿久峰プロダクションの案内図を入手しました】

http://imgur.com/C9meg8k 2階
http://imgur.com/AyARqWm 1階


【グリーンハーブ(2)を取りますか?】
【・はい】


・グリーンハーブ『回復』
体力を2段階回復させる


案内図を見つけたのは大きいです!散策がはかどります
グリーンハーブは凛ちゃんに持ってもらいましょう


ついでに調べたところ、2階の左右の扉は施錠されていて、
開きそうなのはまだ1階の扉だけみたいです


『まずは一歩、前進しました』
>>136で行き先指定

http://imgur.com/C9meg8k.jpg
http://imgur.com/AyARqWm.jpg

1界の扉

>>134
うあ、拡張子忘れてました。ありがとうございます


すいません、安価わかりずらいと思ったんでやり直します



1.警備室1へ
2.1階西側の扉へ
3.1階東側の扉へ

安価は直下で

2

>>138

早速…東側から裏口に行きたい…って、思うところだけど


「凛ちゃん、プロダクションに逃げ込んでから、探索とかした?」

凛「いや、ちひろさんが外は危ないからって、ずっと医務室に篭ってたよ
 何より、みくを宥めるのに精一杯だったから」

「そっか…ゴメンね」

凛「いいよ別に……さっきはありがとね」

「……はいっ」


……そうなると、もしかしたら同じように隠れてる人がいるのかな?
もしいるとしたら助けたい。
未央ちゃんを一刻も早く助けたいけど、その時もっと味方がいたら……


「…ゴメンね、ちょっと遠回りかもしれないけど…」

凛「卯月?」


私は、西側の扉に足を運びました

『南館:西側廊下』

扉の先は廊下に繋がっていました

廊下と言っても元々美術館の展示室を改装したものなので、
割と広々としています

扉から入って右側に、お手洗いと仮眠室の扉が一つずつ、
左側には会議室の扉があります。

そして、正面奥の資料室への扉の前には……



凛「誰か…立ってるね」



振り向いたその人は……人じゃありませんでした

『こっちに気づいた!』
1.スタンガンで攻撃(24)
2.ハンドガンを撃つ(15+15)
3.凛に撃ってもらう(10+15)
4.そばの部屋に逃げ込む(逃げ先指定
5.その他

なんども申し訳ないです…
安価>>143

ksk

2

>>143、無効により>>144
コンマ2+1(補正) 失敗


お、落ち着いて……よく、狙って……


ゾンビ「ぅアぁあア…」

「……はぁ……はぁ……」


ダメだ……呼吸が乱れて……怖い……っ



パンッ キィンッ



は、はずしたっ!?


凛「っ、バカッ!落ち着いて!」


『少しずつ…距離を詰めてきてる』
1.スタンガンで攻撃
2.ハンドガンで攻撃
3.凛に撃ってもらう
4.その他

安価出し慣れてないなぁ…

>>148

安価は↓1とか↓2のがいいよ

安価は1

>>148 ありがとうございます
コンマ6+1 大成功


……そうだ……ここで慌ててる場合じゃないんだ……


息を整えて、目標に合わせて、引き金を


「……すぅ」


パァンッ


ゾンビ「っウぅ!」

凛「…よしっ!」


まだ、倒れてない。もう少し


パァンッ パァンッ


ゾンビ「…ぅウうぅぅ」


最後は頭に…もう起き上がらない……


凛「…倒せたみたいだね……ありがとう、次は手伝うから」

卯月「…うん、その時はお願いするね」


『初めて…銃で…』
1.凛と話す
2.北側手前の部屋へ
3.北側奥の部屋へ
4.南側の部屋へ
5.通路奥の部屋へ

何度も何度も…orz
選択肢まで書き切ったと思うからいかんのか
安価↓2

2

>>153


海外で撃った時よりも、まるで何倍も強い衝撃を感じたようです

私……ゾンビとはいえ…初めて銃で……


凛「…卯月?」

「…はっ!?」


い、いけない!こんなところでフリーズしたらダメです……

心を……落ち着かせて……


凛「ねえ、大丈夫なの?」

「う、うんっ!平気だよ!さっ、早く探索しないと…」

凛「あっ、ちょっと!」


そうして扉を開けた先は……



凛「…ここ、なにかありそう?」

「……さぁ」



私はなんで、お手洗いにいるんでしょうか

ここは共用のお手洗いだと、案内図には書いてあります

でも、実際には男性スタッフのみなさんがメインで使っているところで、
私たちアイドルや女性スタッフは、大体北館のお手洗いを使っています

そのためでしょうか、個室が4つほど並んでいるこのお手洗い、
なんとなく…清潔感が…


凛「…ここには、誰もいないみたいだね」

「そうだね、あとは」


そうして見つけたのは、『デッキブラシ』と『トイレ用洗剤』でした

デッキブラシは武器にでも使えるでしょうけど……洗剤は……


『これ……必要でしょうか?』
1.デッキブラシを取る
2.洗剤を取る
3.両方取る
4.取らずに別の部屋へ(指定)

安価↓2

3

>>160

もう、この際ですから、どっちも取ってしまいます!

【デッキブラシを取りますか?】
【・はい】

「凛ちゃん!はい!」

凛「えっ、デッキブラシ?」

「一応ね、銃の弾が手に入ることなんて、ほとんどないと思うから」

凛「…まあ、近接武器はいると思うけどさ」


そういうと、凛ちゃんは器用にデッキブラシを背中にくくりつけました


……ゴメン凛ちゃん……なんだか物凄いシュールです


凛「……何?何か文句でも?」

「う、ううん、なんでもないよ!」

それじゃあ…こっちの洗剤も持っていきましょう


【トイレ用洗剤:塩素系を取りますか?】
【・はい】


…なんだかんだで荷物が増えてきました
一度整理しないと


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(24)
救急スプレー
ハンドガン(11)
ハンドガンの弾(15)
トイレ用洗剤:塩素系


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(10)
ハンドガンの弾(15)
グリーンハーブ
グリーンハーブ


【もう、ここには用はないかな】
1.仮眠室へ行く
2.会議室へ行く
3.資料室へいく
4.凛と話す(内容併記)
5.ハーブを調合
6.その他(1〜5複合も可能)

安価↓3

3

>>165

考えてる暇はありません
とにかく、怪しいところを徹底的に探して、早く未央ちゃんのところへ!


「次は、あの資料室が怪しいような気がします」

凛「そうだね。広い部屋だから、散策は大変そうだけど」


その分、『何か』がいることも覚悟しなくちゃ……



ゆっくりと、資料室の扉を開けます

中には事務所の仕事関係の書類やファイルが、
棚に入れられて所狭し、といった感じです
そのせいかなんとなく薄暗くて、何かが潜んでるように思えて……


いいえ、実際に潜んでいました


グチャ…グチャ…グチャ…


「ひっ!」

凛「っ!?」


『奥で…ゾンビが2人……何かを食べて…』
1.スタンガンで攻撃
2.ハンドガンで攻撃
3.凛とふたりで攻撃(それぞれの武器指定)
4.その他

安価↓2

2

ゾンビが元誰なのかは明記あるかな?


二人ともハンドガン

>>167
今のところ、プロダクションのスタッフか外部からの侵入者のみです

>>168
コンマ6 成功 (卯月のみ、補正により大成功)


凛「卯月、私は右側をやるから、左側お願いね」

「う、うん。わかった」


ひるんでちゃいけない……気づいてない今なら…いける!


パァンッ パァンッ パァンッ パァンッ


ゾンビ「ぐっ!…うぅウ…」


ふたりで2発ずつ、でもまだ倒れてない!
こっちにゆっくり近づこうと…


パァンッ パァンッ


乾いた音が更に2回、凛ちゃんが1人、倒したみたいです


凛「卯月!そっち行った!」

「はっ、はい!」


パァンッ


そして私の撃った弾は、吸い込まれるように頭部へ

そのまま血飛沫を飛ばして、崩れ落ちる



凛「はぁ……やっぱり卯月はすごいね。精度が私と段違いだ」

卯月「……ははは」


やっぱり、あまり嬉しくないです

その後、倒したゾンビの身体を乗り越えて、部屋の奥に進みました


見つけたのは、身体の殆どを食べられている、警備員さんでした


凛「……ひどい」


凛ちゃんも、流石に顔を青ざめながら、口元を抑えています


ほんとに……ひどい………



「うっ、うっぷ……」

凛「卯月っ!?」



喉の奥から……すっぱいものがこみあげて……






「ごめんなさい……また吐いちゃった」

凛「……仕方ないよ」

「……凛ちゃんは、無理してないよね?」

凛「大丈夫…とは言わないけど、なんか麻痺しちゃったのかな」

「そっか……」


凛「私たち……戻れるのかな…」


「…戻ろう。できるできないじゃなくて、戻るんだよ、みんなで」

凛「……そうだね」



流石に、こんな陰鬱な空気にさらされたら、弱気になってしまいます
でも、くじけちゃダメなんだって自分に言い聞かせて、
私は身を起こしました

そういえばさっきの死体、なにか気になるものが見えたような……


凛「卯月?あんまり無理したらっ」

卯月「ううん、もう、大丈夫だから…」


死体のそばに、なにかがある
血で真っ赤になって、怪しい光沢を帯びたそれは、
のし掛かられた重みでひしゃげて、くの字を描いてそこに落ちてました

なるべく死体を見ないように、手を伸ばして……


ヌチャリ…


ううっ、きもち……わるい……


凛「卯月…何をしてるの…?」


血の海の中、何かを取ろうとしている私に、流石の凛ちゃんも引いてます……


【曲がったメダルを取りますか?】
【・はい】



凛「それ、何…メダル?」

「うん、きっと大切なものに違いないと思って」


血を拭き取り、それをポケットに押し込めると、
私たちは資料室を後にしました


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(24)
救急スプレー
ハンドガン(8)
ハンドガンの弾(15)
トイレ用洗剤:塩素系
曲がったメダル


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(6)
ハンドガンの弾(15)
グリーンハーブ
グリーンハーブ



すいません、眠気が限界なんで一旦ここまで
また明日続き書きます


トリップはつけないの?

後これは要望だけど卯月のキーアイテムスロット増だけど肝心のアイテムがキーアイテムなのかがわからない
だからキーアイテムには(鍵アイテム)みたいのを後ろにくっつけてくれると助かるかな…って


>>175
ご意見ありがとうございます、今回からトリップつけることにします
そしてデッキブラシの書き忘れがあったんで要望含めて以下に書き直しました


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:24)
救急スプレー
ハンドガン(武器:8)
ハンドガンの弾(15)
トイレ用洗剤:塩素系 (キー)
曲がったメダル (キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:6)
ハンドガンの弾(15)
デッキブラシ(武器)
グリーンハーブ
グリーンハーブ


再開は20:00以降になりそうです。では

再開


資料室を続けて探索したものの、メダル以上の成果は上げられませんでした


「これ、なんなんだろうね? 曲がってて形が分かりづらいなぁ」

凛「元に戻せそう?」

「うーん…割りと、硬くて、これ以上はより変な形になるかも」

凛「じゃあ無理に戻さないほうがいいね」


『もう、資料室は探索し尽くしたみたい』
1.仮眠室に移動
2.1F会議室に移動

安価↓2

2

>>179


取り敢えず、この部屋から出よう

そう思い、私たちは資料室の扉を開けた時です


凛「……床の血の痕、右の部屋に通じてるね」


よく見ると、床にはゾンビが流した血とはまた違う、
時間の立って黒ずんだ血の痕が、会議室の扉から辿るようにあります


「嫌な予感しかしないけど……入る?」

凛「……この際だし、行こう」

意を決して、扉に手をかけます




開けなきゃよかった

そんな後悔の念だけが、頭の中でいっぱいです

まず扉を開けた瞬間、立ち込める血の匂いでむせてしまいました

次に中の様子ですが、誰がつけたのか、
電灯が辺りを明るく照らして、中の様子がよく分かります
分かりたくありませんでした

血の海、という表現はこのためにあるんでしょうか
人が3.4人ほど突っ伏していて、その誰もがまともな形を維持していません
身体の至る箇所から血が流れ出して、カーペットや机、壁を汚しています


戻しちゃったばかりなのに……また胃酸が昇ってきそう…


凛「……これ、みんなゾンビに……」


『入りたくないけど……』
1.死体をよく観察する
2.遠目でさっと確認するだけ

安価↓2

>>183

「……凛ちゃんはそこで待ってて」


凛ちゃんを扉に残し、意を決して中に足を進めます

さっきの事で耐性がついたのでしょうか
気持ち悪い事に変わりはないけど、
がんばって耐えられる程度には慣れたみたいです

……慣れたくなかったなぁ


凛「卯月、私もそっちに…」

「大丈夫、それより外から誰かこないか見てて」


そうして冷静に死体を見ていて、おかしなことに気づきました

…これ、食べられただけじゃなくて、何かに『切り裂かれた』傷がある

それも、かなり大きな刃物みたいなので……

ゾンビが引っ掻いたにしては傷が大きすぎます

誰かが刃物を持っていた?

大きな獣がいた?

どちらにしても、今はどこに?


凛「卯月、もう、いいんじゃない?」


立ち込める血生臭さに、凛ちゃんが顔をしかめています
私も直で嗅いでるから……限界です


「ちょっと待ってて、コレ拾ったら出るから…あっ」


血だまりに紛れて、また例のメダルのようなものを見つけました
でも持ち物がもういっぱいです

『凛ちゃんに、何か預かってもらおう』
安価↓2で指定
現在の持ち物は>>176

>>188

「凛ちゃん、取り敢えずコレ、持っててくれる?」


そういって、私は凛ちゃんにトイレ用洗剤を手渡します


凛「…いいけどさ、この洗剤いるの?」

「……なんとなく、今後必要になりそうな気がして」


正直、自分でもなんで取っちゃったのか、分かりません


【車輪のメダルを取りますか?】
【・はい】


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:24)
救急スプレー
ハンドガン(武器:8)
ハンドガンの弾(15)
曲がったメダル (キー)
車輪のメダル(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:6)
ハンドガンの弾(15)
デッキブラシ(武器)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
グリーンハーブ
グリーンハーブ



もう、こんなところにいたくないです…
部屋から出ましょうか

西側残すところ、仮眠室だけになりました
早速中に入ってみることに


凛「…誰も、いないみたいだね」


部屋の中は特に、荒らされた形跡はないみたいです
ベッドが4つほど並んでいて、誰か使ったのか、布団がはみ出したりしています

あ、部屋の奥に鉢植えがありますね


【レッドハーブを取りますか?】
【・はい】


これは凛ちゃんに持ってもらいましょうか
そろそろどっちも、荷物がパンパンですね


凛「ねえ、これ見てよ」


凛ちゃんに呼び止められて見ると、小さな日記帳を渡されました


「こ、これ、勝手に見ていいんですか?」

凛「まあ、私は先に読んじゃったし…とにかく見て」

そう言われて、ページをめくりました

【ファイル:あるスタッフの日記】

・1
N月A日
今日、ニュージェネの3人とあの仏頂面のプロデューサーが
海外へと飛び立ったらしい
ここに来たばかりの時は、ただ初々しさが微笑ましかった卯月ちゃんが
まさか海外公演をするほどまで成長するなんて
初期から知っている俺としては嬉しい限りだ
ただこれでしばらくあの子の笑顔を見れないのは、正直悲しい

・2
N月B日
新人の馬鹿がトイレ用洗剤を間違えて買ってきやがった
ここは北館も南館も酸性の洗剤で統一してるってのに、
うっかり混ざったら危ない塩基性のやつを買いやがって
おまけに「でも、この洗剤よく落ちるんですよ」ときた
そういう問題じゃねえだろ

・3
N月C日
ここのところどうにも体調が優れない
なんとなく身体がかゆいし、だるい
おまけに物忘れも多いときたもんだ
今も漢字が思い出せないときがあって、携帯の辞書片手に書いてる
まあ、すぐに治るだろ。食欲は寧ろあるほうだし

・4
N月D日
警備員の……なんだっけか?
とにかく警備員の奴がメダルがないって言ってさわいでやがった
なんでも形状きおく合金製のかわったメダルで、
それが2こないとダメらしい
けっきょく、じぶんのポケットに入ってたといってた
バカだろあいつ

・5
N月 日
くそ
昨日もそうだがものわすれがひどくなる
けいたいもつかうの めんどうで かん字かけない
イライラすると はらがへる

・6
 月 日
きょう じょうしにおこられた
あたま ぼーっとする
はらへった かゆい
かわむけていたい
にっき かかなきゃ

・7
 月 日
  わか ない
あたま まわらな

  あ つ うまそ
 だめ

・8
 月 日
はら へた

 くう

「………これって」


その、書かれている内容が、衝撃的てすぎて…なんと言えばいいのか……


凛「これのさ、この日の記述なんだけど」

「え、どれのこと?」

凛「ほら、二つのメダル」

「…ぁあっ!」


そっか!さっき見つけた車輪型のメダルと、曲がったメダル!

よく見るとデザイン一緒だ!


凛「材質は形状記憶合金だって書いてるね
 つまりこのメダルは『温めると元の形に戻る』ってことだね」

「そっか、じゃあこの曲がったメダルを温めたら!」


元のメダルに戻る!
そのためには『温める器具がある場所』に行かなくっちゃいけませんね


「あ、あとトイレ用洗剤って酸性と塩素系があるんですね、ここ」

凛「…それは別にいいんじゃないかな」


『西側の散策も、これで全て終わりですね』
1.凛ともう少し考察する(内容併記)
2.東側廊下に向かう
3.警備室に向かう
4.その他

安価↓2

4一度ちひろの所に戻る

>>194了解しました

申し訳ありませんが眠気と電波の関係で今日はここまで

続きはまた明日にします、では

本日は22時ぐらいに更新予定です

遅れて申し訳ないです
再開

>>194

私たちは一度、ちひろさんたちの所に戻ることにしました


ガチャッ


ちひろ「っ、…よかった、誰かと思っちゃった」

凛「取りあえず、報告をしておこうと思って」


それから私たちは、西側で起こった出来事について、事細かに説明しました
もちろん、メダルのことについても


ちひろ「そうね、元々ここが美術館だったって話、覚えてる?」

「ええ」

ちひろ「その時に残ってた備品のひとつでね、
    『箱にかぼちゃの馬車が描かれてるキーケース』があるの
    館長の遊び心かは知らないけど、社長がそれを面白がって、
    この施設の鍵をそこに入れるよう指示したらしいわ」

凛「そのキーケースはどこに?」

ちひろ「ここの『警備室』よ、警備員さんが大事に保管してたから」


『かぼちゃの馬車のキーケース…おしゃれかも?』
他に話すべきことはないかな?

安価↓2

女子寮にいそうな他のアイドルのこと

>>200


ちひろ「話はそれだけ?他に力になれそうなら、できるだけのことはするわ」

「それじゃあ…今、女子寮にいそうな人って、未央ちゃん以外にいませんか?」


そう聞くと、ちひろさんは少し顔をしかめて、考え始めました


凛「何、覚えてないとか?」

ちひろ「そんな!ただ今日はお仕事がある子もいたし、
    事件が起きたのは昼頃からだから、誰が戻っているか把握しづらいのよ」

「そうですか…」

ちひろ「あ、でも確実にいるって言えるのは、
    お土産を待っている組の『松本沙理奈』ちゃんと、『一ノ瀬志希』ちゃん
    管理人代理の『原田美世』ちゃんに、
    体調不良でおやすみしてる『八神マキノ』ちゃん。これくらいかしら」

凛「……結構いるね」


『みんな、無事だといいんですけど……』
1.もっと話す(話題指定)
2.警備室へ
3.東側廊下へ

安価↓2

2

>>203


「そろそろ出ましょうか、凛ちゃん、準備はいい?」

凛「うん、いつでもいいよ」

ちひろ「何かあったら連絡してね。みくちゃんも、説得しておくから」


そうして、私たちは医務室を後にしました
話を聞く限り、人がいるなら未央ちゃんも大丈夫そうだけど……
とりあえず急ぎましょう




凛「警備室のキーケース、実際に見ておこうよ」

「そうだね、他に鍵がないかも見たいし」


意見があったところで、警備室の扉を開けたのですが……


「「っ!?」」


床に倒れてる、血塗れの警備員さんがそこにいました


「これ……もう死んで…」

凛「みたいだね…」


比較的…体は綺麗なままみたいです
外で傷を負ってから、ここで力尽きたんでしょうか……

死体を避けて、部屋の中をくまなく探し回ると、奥の机に探し物を見つけます


「これが、キーケース…」


確かに聞いた通り、シンデレラのかぼちゃの馬車が描かれていて、
ちょうど車輪のある位置に、何かをはめ込む窪みがあります

ちょっと荷物を整理したいし、ここで一枚……


【車輪のメダルを使いますか?】
【・はい】


メダルはピッタリ、後輪の窪みにはめ込まれました


凛「取りあえず、別の部屋に行こうか」

「そうだね、このメダルも戻したいし」


そういえば警備員の筈なのに、マスターキーらしいものが見当たりません
誰かが持ち出したんでしょうか?

疑問を持ちながらも、部屋を後にします

訂正

誤:警備員の筈なのに
正:警備室の筈なのに


東側廊下の扉を開けます

ここも元々は展示室兼用だったため、横幅が広く取られています
扉を入って右手にオフィススペース、左手手前には応接室、
奥側には給湯室の扉があります

メダルを戻すなら給湯室で、といきたいけど……




グチャ…グチャ…グチャ…グチャ…



『廊下の奥から、嫌な音が……』
1.奥の様子を見る
2.オフィススペースへ
3.応接室へ
4.給湯室へ

安価↓2

3

>>209

廊下の奥には連絡通路があったはずだけど…
あそこにゾンビがいるとしたら、避けるのは難しいかも…

凛「……一旦、やり過ごさない?」

「え?」

凛「…数が多い気がするんだ。今の戦力だと、倒しきるのは難しいかも」

「じゃあ、一度近い部屋で避難しよっか」

凛「そうだね」


私たちは、応接室に避難することにしました



中には人やゾンビはおろか、荒らされた形跡もありません
比較的綺麗なままで、まるで保存されてるようです

グリーンハーブの鉢植えがありますけど、流石に荷物がいっぱいです

『それ以外は何も…どうしようかな』
1.アイテム整理(細かく指示可能)
2.凛と話す(内容併記)
3.部屋を出る(行き場所指示)
4.その他

安価↓2

4
ちひろの所に戻ってデッキブラシを渡しておく

>>212

凛「……あのさ、言っていい?」

「……どうしたの?」

凛「…やっぱりこのブラシ、邪魔」


………なんとなく、察してました



「銃だけだと、心細いかなって思って」

凛「じゃあ卯月が持ってよ」

「わ、私は荷物がいっぱいで…」


そんな押し問答をしていると、凛ちゃんが諦めのため息をひとつ


凛「…はぁ、もういいよ、ちひろさんのとこに持っていく」

「あ、うん…私もついて」

凛「いい、部屋はすぐそこだし、何かあったら駆けつけるから、待ってて」

そう言って、凛ちゃんは部屋を後にしました


『ひとりだけになっちゃった…』
1.考えを整理する(内容指定)
2.部屋を出て奥へ
3.その他

安価↓2

1

>>215

…凛ちゃんが戻ってくるまでの間に、不思議に思ってたこと、
ひとつずつでも考えておかないと


『何について考えよう?』
1.ゾンビについて
2.プロデューサーについて
3.その他(内容指定)

直下安価

2

>>217

凛ちゃんがいる手前、口にはだせなかったんですけど…
ずっと、気になっていたことがありました

『プロデューサーさんがどうして今、この場にいないのか』ということです

あの人ならどんなことがあってもすぐに私たちを助けてくれるとか
そういう話ではありません

プロデューサーがどんなお仕事をしているのか、全部把握してはいませんけど、
『海外公演』という大きな仕事を終えた後なのに、
『プロダクションにいない』ということがあり得るのでしょうか?

外に逃げた?みんなを置いて?
外のほうが比較的、ここより危険なのは身をもって知りました
この選択はあり得ないと思います

だとすると考えられるのは、『このプロダクションのどこか奥に隠れている』

連絡が着かないことに関しては、何処かで携帯を壊したか…それとも…

『うぅ、今だと情報が足りない気がします』
1.ゾンビについて考える
2.その他(記述)
安価↓2

2
事務所の惨状

>>221.>>220

……事務所の中も、危険なんですよね

あのゾンビたち、よくよく見れば、ここのスタッフのみなさんだったような…

もう、撃ってしまったとはいえ、知っている人に銃を向けるなんて悲しい…

でもそれ以上に、みんながゾンビになって、誰かを襲ってしまうなんて、
もっともっと恐ろしいです

そういえば会議室の死体、一際激しく損傷してましたね

あの傷跡、食べられただけじゃなくて、明らかに『大きな刃物みたいなもの』
で裂かれた傷もありました

もちろん、ゾンビやゾンビになったワンちゃんがつけられる傷ではありません

もしかしてこの中に…『もっと恐ろしいナニカ』が潜んでいるんじゃ…


『凛ちゃん、まだかな…』
1.ゾンビについて考える
2.その他(記述)

安価直下

1

>>223

…そもそも、なんでこんなことになっちゃったんだろう

街のみんながゾンビみたいになって、誰かを襲うなんて、
こんなの、ホラー映画みたいじゃないですか

…落ち着いて考えて見ましょう
まず、ゾンビになる人にはある程度の『前兆』があるみたいです
ママのときは確か、足元がふらついて、顔色も青くて、肌の色が……
これだけじゃ、『病気』か貧血で済ませちゃいそうです

そうだ日記!誰かの日記になにかしらの『前兆』が書いてありました!

日付から考えて、少なくとも『前兆』は私たちが海外に出て3日以上あと、
大体10日以上前からあったみたいです
その人も身体のだるさとか、かゆみとか、あと物忘れが……あっ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふふっ、確か…ラクー…なんだったかしら?そこでライブしたんだっけ?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そうだ……『前兆』はあの時からもうあったんだ
でも、この人ほどママの物忘れはひどくなかった
『前兆』にはある程度の個人差があるみたい…潜伏期間もまちまちで……


なんだか、本当に『病気』みたいですね

取りあえず今日はここまで
なんか話の展開が遅いようで申し訳ない

明日夜更新予定です。では


いろいろ考えてみたけど、まだ答えを出すための材料は整ってないみたい

……今はできることだけをしよう
まずは凛ちゃんが戻ってから


ガチャ


凛「おまたせ、なにかなかった?」

「凛ちゃんっ、ううん、そっちこそ結構時間がかかったみたいだけど」

凛「ちょっとね、ほら、早く行こう」


『気になるけど…後にしようかな』
1.オフィススペースへ
2.給湯室へ
3.その他(記述)

安価↓2

1

>>233

応接室を出て、目の前のオフィススペースへつながる扉を開けます


部屋自体はかなり広めです
電灯で明るく照らされた室内には、スペースいっぱいまで机や
資料の棚が並べられています

ここを調べるのは少し、骨が折れそうな気がしますが、それより……


ウゥ… ウゥウウ…


「……いますね」

凛「それも2体…でもそれぞれの距離は離れてるね」


『これなら、1体ずつ相手に出来そうです』
それぞれの武器を指定

安価↓2

一番安全な所で2人ともハンドガンで。

>>236
コンマ判定1 失敗


「…取りあえず、安全な位置に立ってから、確実にいきましょう」

凛「そうだね、私が手前側のゾンビをやるから、奥のは任せた」

「はい!」


部屋の中に入ると、早速相手も気づいたみたいで、
まっすぐこっちに向かってきました


「狙いを定めて……っ!?」


ズルッ パァンッ


「いっ!?…たぁ…」


い…今なにがおこって……
足元に書類がっ…踏んづけてこけちゃったんだ
もう!私のドジっ!


凛「卯月!? …くっ!」


パァンッ


ゾンビ「…アぁああア」

凛「ちっ、外した!」

「凛ちゃん!気をつけて!」


『ゾンビが距離を詰めてきてる!』
1.一旦距離を取る
2.そのまま攻撃(武器を変えるなら指定)

安価↓2

1

>>239
コンマ判定2 失敗


「と、取りあえず距離を取らないと…」


体制を整えて…早く逃げ…っ!?


ゾンビ「アあァあアあっ!」

ガッシャアァンッ

凛「きゃあぁっ!」

「凛ちゃん!?」


つ、机の物を吹き飛ばして…襲いかかってきた!
凛ちゃんが危ないっ!


ゾンビ「…ウゥぅうぅッ!」


さっきより近づいてきてる!早い!


『このままだと捕まっちゃう!』
1.回避する
2.凛を救出する
3.攻撃する(武器と相手を指定)

複数指定可能
安価↓2

1

>>243
コンマ判定2 失敗


はやくっ…逃げないと…にげ…っ


ゾンビ「…グウウゥ」


あれ……私…捕まって……


ガリィッ


「いっ……ぁあああっ!!!?」


痛いっ!いたいいたいいたいっ!

噛まれた!私食べられてる!ゾンビに…食べ……


ブチブチブチッ


「ひっ!ぃいイっ!」


肉が千切れる音が耳に響いて……
肩が…肩が熱い!


凛「卯月ぃっ!今助けるから…!」

ゾンビ「がああアア!」


島村卯月 体力 8/10
『…凛ちゃんを…助けないと』
1.凛を襲うゾンビに攻撃(武器指定)
2.凛と一緒に逃げる
3.その他

安価↓2

1

>>246
コンマ判定4+1 成功


凛ちゃんだけは……守らないと!


「…ぅああああっ!」

ドンッ

ゾンビ「うぅっ…」


掴みかかってきたゾンビを……振り払えた!
走っても間に合わない…だったら!


「凛ちゃんに……近づかないで!」


パァンッ パァンッ パァンッ


ゾンビ「ぐうぅっ…!」


当たった!後もう少しで……


凛「卯月!後ろ!」

「へっ?」


ゾンビ「がああアあアっ!」


『さっき襲ってきたのが…また!』
1.凛の援護を受ける
2.スタンガンで反撃
3.逃げる

安価↓2

2

>>249
判定7 大成功


この距離だったら銃を使うよりも…!


振り向きざまに、武器をスタンガンに変えて、ゾンビに押し当てました

バチンッ、と鋭い音が響いて、ゾンビは膝から崩れ落ちます


ゾンビ「…ぅうう…」


それでも必死なように、私の足元にすがりついてきます


……今の私…すごく怒ってるんですから!


「すぅ……えいやぁっ!」


ガゴッ  ゴロンゴロン…


本気の蹴りが顎に見事命中
ゾンビの頭が吹き飛んで、床を転がっていきます

……す、少しやり過ぎでしょうか?


凛「……危ないところだったね」


凛ちゃんも、もう一人のゾンビにトドメをさして、こっちに合流します

ホントに無事でよかっ……


「……痛ぅ…っ」

凛「卯月!? …さっきの傷が……」

「…あはは、安心したら、急に痛みが……」



ホントに……食べられちゃうかと思いました……

現在状況

・島村卯月  体力8/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:23)
救急スプレー
ハンドガン(武器:4)
ハンドガンの弾(15)
曲がったメダル (キー)
車輪のメダル(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:4)
ハンドガンの弾(15)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
グリーンハーブ
グリーンハーブ
レッドハーブ


『敵はもう、いないみたいです』
1.回復する
2.室内を調べる
3.その他

安価↓2

1

>>253


【グリーンハーブを使いますか?】
【・はい】


「…凛ちゃん?」

凛「…こんな傷、ほっといたら危ないからね」


そう言って凛ちゃんは、すり潰してあったハーブを私の肩に塗り込みます


「んっ……あれっ?もう痛みがひいてきてる」

凛「コレ私たちが公演した国原産のハーブなんだけど、効き目はお墨付きだよ
  すごすぎてある意味怖いけどね……」

「そ、そういうこと言わないでよぉ!」


塗り込んだ箇所をガーゼで覆って、テーピングもしてもらいます
…なんだか、傷がもう塞がってきているような感覚が!
ホントに効き目が凄い!…凄すぎて怖いです…


「そもそも、なんでこんな植物がここに?」

凛「社長がその国の業者さんと知り合いなんだって、ぐらいしか聞いてないかな」


・島村卯月  体力10/10

その後、私たちは部屋の中を調べ始めました

ここのスタッフさんたちの、お仕事関係の書類ばかりで
今役に立ちそうなものは特に見当たりません
無駄足だったのかな…そう思っていたとき


凛「ねえ、ちょっとこっち来て」


凛ちゃん呼び出されて来てみると、
机に出しっぱなしにされた鍵を見せられました


「これ、給湯室って書いてるね」

凛「見てなかったけど、鍵がかかってる可能性もあるし、持っていこうよ」


【給湯室の鍵を取りますか?】
【・はい】


もう、この部屋での用事は終わりみたいです

部屋を出た後、廊下の奥からまた、奇妙な音が聞こえます
何かを食べているような……


グチャッ…グチャッ…グチャッ…グチャッ…


「凛ちゃん…もう避けられそうにないよ、アレ」

「……様子だけ見に行こうか」


給湯室の扉が近いこともあって、私たちはそのまま廊下の奥に行きます



「……」

凛「……最悪」



廊下の奥は談話スペースになっていて、
その中央あたりに固まって、ゾンビたちが群がっています
パッと見て、4体はいるみたいです


「あ、あの食べられてる人……原型がもう……」


凛「まいったな…弾もそんなにないのに」


何かやり過ごす方法はないか、そう思って辺りを見回したとき、
あるものが私の目に飛び込んできました


「凛ちゃん……もしかしたら、なんとかなるかもしれない」

凛「…えっ?」


ゾンビたちはまだ気づいていない……

勝負は一瞬、凛ちゃんにあるものを外して貰って、
更にそれをゾンビたちの近くまで転がしてもらいます
位置は大体、談話スペースと廊下をつなぐ角辺り


「…みなさーん!こっちですよー!」


大きな声を張り上げて、ゾンビたちの注意をひこうとします
案の定、4人全員がこっちに振り向いて、襲いかかってきました

意外と足が早い!
全員を視界に入れながら、後ろ向きに走って逃げます
距離は十分。ゾンビが角に差し掛かった時、私は銃を抜いて構えます



狙いは…足元に転がっている『消火器』!



パァンッ  ドォオンッ



激しい爆発と共に、襲ってきたゾンビが吹き飛んでいきます

古い消火器が爆発する事故があったのを思い出して、使えるかもと思ってたけど、
こんなに威力があったなんて……



凛「……無茶にもほどがあるよ、ホントに」

「で、でも、上手くいきましたよ!」

凛「そうだけど……怪我、増やしてない?」

「はい!ちゃんと距離は取ってましたから」


凛ちゃんは呆れ顔で私を見ます
そんな視線を受けて愛想笑いをしていると……


ちひろ[卯月ちゃん!凛ちゃん!今大きな音がしたけどっ、何があったの!?]

「…あっ」

凛「」


無線機からちひろさんの声が響きます
それも大慌てな様子で


ちひろ[みくちゃんが音に怯えてパニックになってるの!
    説明してちょうだい!大丈夫なの!?聞こえる?」


凛「……ホントに、無茶するからだよ」

「……はは、あはは…」


乾いた笑い声を出してから、私は無線機越しにちひろさんへ平謝りしました

本日はここまでです

安価の神様こわい


ちひろ[……とにかく、そっちはふたりとも無事なのね?]

「は、はい!大丈夫です!」

ちひろ[…次からは無茶はしないこと、命が1番大事なんですからね]

「…ごめんなさい」


ちひろさんからは一応、許してはもらえたみたいです
みくちゃんもパニックからは脱出したみたいですけど、
相変わらずこもったままだとか

未央ちゃんの救出ができれば、みくちゃんもなんとかして助けたいな……


ちひろ[それで、次でようやく北館に行けそうなのね?]

凛「うん、ただ…裏門の鍵がまだ見つかってなくてさ、
  どんな鍵で、どこにあるかわかる?」

ちひろ[それが…ごめんなさい、鍵の場所は社内でも周知されてないのよ]

「えっ、どういうことなんですか?」

ちひろ[随分前に、女子寮に泥棒が入ったことがあったんだけど
    その犯人、社内から裏門を通って侵入したらしいの]

「「裏門から?」」


そ、そんなの初耳です!

ちひろ[犯人はもう捕まったんだけど、それからセキュリティ強化の為に
    裏門を完全に閉じてしまうことにしたのよ
    鍵さえあれば開くことはできるんだけど、その場所も秘密になってて]

凛「……手掛かりなしって…」

ちひろ[あ、でも分かっている事がふたつあって、
    ひとつが、鍵はこのプロダクション内で保管されていること、
    もうひとつが、鍵は特殊な形状だっていうこと]

「特殊な形状……ですか?」

ちひろ「その…『鷹の形のレリーフ』と『ライオンの形のレリーフ』のふたつが
    鍵になってるの」

「え…えー…」


凛「…なかなか小洒落てるね」

「えっ」

凛「えっ?」

ちひろ[……とにかく、今はそれぐらいしか言えないの、ごめんなさいね」

「い、いえ!十分ですよ!」



レリーフ……かぁ
そんな分かり易そうなもの、見たことないなぁ

ちひろ[…まだ探索は続けるのね?
    危なくなったら、すぐ戻ってきて…約束よ?]

「はい、でもまだまだ頑張りますから、いい結果、期待してくださいね」

ちひろ[……ごめんね、それじゃあまたね]


そう言って、ちひろさんは通信を切ってしまいました




給湯室は案の定、鍵がかかっていました
手に入れた鍵を差し込んで、ロックを解除します

ここも、中は比較的綺麗なままですね…
コンロの上にやかんがあるから、アレに水を入れて、火にかけましょう


凛「…お湯が沸くまで、少し時間がかかりそうだね」

「そうですね、少し休憩しましょうか」


『話題があればふたつかみっつ、話せそうかも』

安価↓3までの話題をふたりで話します

「小洒落た」は元々「ふざけた」と言う意味を持つ「小戯れた」から来てるらしいから使わない方が……。

安価下

この事務所に役立つ武器があるかどうか

>>280

「そうだ、今のうちにリロードしておかないと」

凛「あ、忘れてた……これでいいかな」


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:23)
救急スプレー
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(3)
曲がったメダル (キー)
車輪のメダル(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(4)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
グリーンハーブ
レッドハーブ


…流石に、銃弾が減ってきたなぁ


「どうしよう、今後は何か武器が手に入るとは限らないよね?」

凛「……いや、もしかしたらあるんじゃないかな」

「どういうこと?」

凛「卯月……やっぱり気づいてないんだ



  ちひろさんは嘘をついている」

「!?」


う、嘘って……ちひろさんが?


凛「卯月、今私たちが持ってる銃、どういうものか知ってる?」

「どういうって、これは警察から持ってきたって、ちひろさんが…」

凛「この銃はベレッタM92
  私たちがライブに行った国の、軍隊が主に使ってる自動拳銃なんだ」

「は、はぁ」

凛「対して、日本の警察が主に使ってる拳銃はニューナンブM60
  装填できる弾はこれの半分以下、第一リボルバー式だから全然違うよ」

「く、詳しいんだね」


凛ちゃん……そんなに気に入ったんですか?


凛「要するに、今の日本の警察はこの銃を使ってないってこと
  これがちひろさんの嘘だよ」

「な、なんでそんな嘘を?というか、だとしたらこれをどこで…」


凛「……この事務所の一部の警備員に、それぞれ配備されてるんだって」

「ぇえっ!?」


ど、どういうことなんですか?
ここ日本ですよね?そんなことできるわけが……


凛「実は、デッキブラシを渡す時に問い詰めてたんだ
  遅れたのはそのせい……まあ、聞けたのはそれだけなんだけど」

「……信じられません」

凛「私もだよ、ただいい方に捉えるなら、
  今後弾を手に入れる可能性は大きいってことかな」

「………」


凛「気をつけなよ卯月、このプロダクション……
  ゾンビより厄介な『ナニか』が、何処かに潜んでる」


『沸騰まで、まだ時間はある』
再安価↓2までの話題を話す

食料や寝れる場所の確保とか

Pの所在

>>283

凛「……ゴメンね、なんか不安にさせちゃって」

「ううん、凛ちゃんは、気になってたことを
 ハッキリさせたかっただけなんでしょ?」

凛「うん、まあ…余計に分からないことが増えたけどね…」


少し、気になる要素が増えたせいか、なんとなく空気が重い…
なんとか打開しないと!


「そ、そうだ!今のうちに籠城するときの計画を立てよう!
 食料とかの確保もしようって決めてたし!」

凛「そ、そうだね……食料に関しては、
 そのまんま『カフェ』横の『厨房』と『食品庫』でなんとかなるね」

「そうですね!……何日分ぐらいありそうかなぁ」

凛「それは見てみないと…あと、電気が持つならいいけど、
  持たないなら保存状態が悪くなることも考えないと」

「そうですね……あ、寝床なんかはどうしたら」

凛「それこそ医務室でいけるんじゃないかな
  仮眠室は……やめよう、あの部屋には近づきたくないし」

「うっ……会議室のそばは……確かに……」


やっぱり、何かしら会話を挟めば、心が落ち着いてきますね

>>284

凛「ただ、医務室にはベッドが4つまでしかないからね
  見張りを立てて、交代で使うっていうのもありかな」

「そうですね、未央ちゃんや他に生きている人も見つかれば、
 見張り役も増えてより籠城しやすくなりますね」

凛「うん、絶対見つけ出そう
  …欲を言うなら、大人組がもっと増えればいいんだけど」

「うーん、確かに、大人がちひろさんだけというのは…」


凛「………そうだよ」


……凛ちゃんが、泣き出しそうな顔をして、俯いてる


凛「……こういうときはさ、アイツが率先して、
  私たちを守ってくれるはずなのに…なんで…
  ……なんでここにいないの……プロデューサー……」



凛ちゃん…そうだよね……
いつだって、私たちがいちばん、頼りにしていたのは…
プロデューサーさんだもんね……


「プロデューサーさんは、案外近くにいるんじゃないかな」

凛「…えっ?」

「だってプロデューサーさんだよ?私たちを1番そばで見てくれる人だもん
 今は連絡がつかないけど…それだけだよ
 向こうもきっと、私たちみたいに、心配しながら探してくれてるんだよ」

凛「……でも」

「…みくちゃんのことで、不安になっちゃった?」

凛「っ!?…そんなこと…」

「じゃあ、信じてあげようよ
 いつもより困ってるような、心配そうな顔で探してくれてる
 プロデューサーさんを、信じてあげようよ」

凛「…そうだね、もしかしたら……ううん、
  アイツはここの何処かにいるって、信じてみる」



…ピィイイイイッ


「あっ、お湯が沸いたね」

凛「…よし、じゃあ早速浸けてみようか」


火傷しないようにやかんの蓋を……あちちっ

そのままポケットのメダルを…投入っ


【曲がったメダルを使いますか?】
【・はい】


…お湯に浸けられたメダルが……
みるみるうちにまっすぐに!

お湯を捨てて、お水で冷やしてから……できました!


【車輪のメダルを取りますか?】
【・はい】


凛「これで、警備室のキーケースが開けられるね」

「はいっ!急ごう凛ちゃん!」

凛「あっ、待ってよ!」


今はとにかく、先に進みましょう


警備室に戻ってきました


…そういえば、ここには警備員さんの死体が……

見たところ、拳銃らしきものは持ってないみたい
これだと弾の補充はできそうにないみたい……

私、なんでこんな冷静に観察してるんだろう
慣れちゃったのかな……


凛「確か、このキーケースだったね」

「うん、このメダルを…」


【車輪のメダルを使いますか?】
【・はい】


ふたつのメダルが窪みに…入ったっ


ガチャンッ カタカタカタカタ…カチャッ


メダルが回転して、キーケースのロックが解除されました
中には金色に光る、タグ付きの鍵がありました


【連絡通路の鍵を取りますか?】
【・はい】


よし、これで北館に行け…


ズルッ……ゥウウウ…


「えっ…」

凛「嘘…死んでたんじゃなかったの?」


『警備員さんの死体が…立ち上がった!』
1.武器で攻撃(武器指定
2.凛に撃ってもらう
3.その他

安価↓2

2

>>291
判定3 失敗

凛「任せて!これで……!」


パァンッ ガシャンッ


ゾンビ「グウうぅう…」


あぁっ!肩の無線機に当たって…


凛「効いてないっ……くっ!」


パァンッ パァンッ


今度は2発とも命中!でも……


ゾンビ「…うぅうゥぅ」


『まだ…倒れない!』
1.自分が攻撃(武器指定
2.凛に撃たせる
3.その他

安価直下

1ハンドガン

>>293
判定7+1 大成功

この状態ならあと一発で……よしっ


「今度は私が…すぅ……」


パァンッ


頭に当たった!
額から血を流し、声も上げずにゾンビが倒れこみます


「ふう、危ないところでしたね……凛ちゃん?」

凛「………」


なんとなく、凛ちゃんの機嫌が悪そうな……


凛「…私、卯月の前で全然いいとこ見せてない気がする」

卯月「競ってるわけじゃないんだから…」


そんなに拗ねなくてもいいのに
でも、そんな凛ちゃんも可愛いです



現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:23)
救急スプレー
ハンドガン(武器:14)
ハンドガンの弾(3)
連絡通路の鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:12)
ハンドガンの弾(4)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
グリーンハーブ
レッドハーブ

今日はここまで


>>278
今日初めて知りました……(赤面する音葉

調べてみると最近は誤用のままで意味が通じてるらしいですね
これをよしとすべきか……自分は今後使わんようにします

本日、20時〜21時の間に再開します


鍵も手に入れたし、ゾンビも倒せました
とりあえず、南館の捜索は一区切りつきましたね


「これで、ひとまず裏門まで行けそうだね」

凛「…そうだね」

「…まだ気にしてる?」

凛「してない」

「ホントに?」

凛「ホント」

「……やっぱり気にして」

凛「くどい!」

「ご、ゴメンなさい!」

凛「あ…いや、そんな怒ってないから…」

「うぅ…ホントにゴメンね?」

凛「…もういいよ、早く先に行こう」


凛ちゃんを怒らせちゃったかな?
でも、銃の腕なんて…そんなに気にしなくてもいいのに…


ともあれ、私たちはもう一度、東側廊下の連絡通路前までやってきました

…そばにある、殆ど食べられた死体には、なるべく視線がいかないようにしています


『そういえば、この辺りをよく調べてなかったっけ?」
1.周囲を調べる
2.構わず先に進む

安価↓2

>>300

連絡通路の扉前は、広い区画を利用した談話スペースになっています
壁際に自販機が2台、真ん中に円状に並んだ背もたれのない椅子が4つほど

その椅子のそばに…さっきまで食べられていた人が横たわっています


凛「ホントにひどい……んっ?」

「どうかした?」

凛「…あの死体……よく見るとここの警備員さんじゃない?」


ええ……あんまり見たくないけど……

がんばって視線を移すと、確かに警備員さんの制服を着ているような気がします

さっきの話を思い出すと…もしかしたら


凛「いいよ、私が調べとくから」

「えっ、そんな」

凛「……これぐらい大丈夫だから」

そう言って、凛ちゃんは警備員さんらしき死体に近寄ります
そしてズボンのポケットあたりを探って……勇気あるなぁ……

あ、何か見つけたみたい!


【ハンドガンの弾【10】を取りますか?】
【・はい】


凛「…銃のほうはもう、使い物にならなくなってたけど、収穫はあったね」

「そうだね、半分こしようか?」

凛「…全部卯月が持ってたらいいんじゃない?」

「またそんなこと言って……」


【連絡通路の鍵を使いますか?】
【・はい】


扉の鍵を開けて、中に入りました
この連絡通路も展示物を置くスペースが取られていて、とても広いです
西洋建築風のこの通路は、左右に窓がありますが、
東側の窓はプライバシー保護のためということで曇りガラスになっています。

西側の窓は中庭が見えるようになっていて、
窓越しに芸術的な彫像が掘られた噴水と、花と緑の溢れる庭園を、
ここから眺めることができます


…ここの景色、大好きだったんですけどね


凛「何してるの?早く行くよ」

「あ、はい!」


いけない!凛ちゃんもうあんな遠くに、急ごうっと



ガシャーンッ



「「!?」」


何!? 今うしろの窓から……


グルルルル……


『ワンちゃんが窓を突き破って…中に!』
1.前の扉まで走る
2.撃退する(武器指定
3.その他

安価↓2

1

>>304

凛「卯月!走るよ!」

「はい!」


グルル…ウォンッ ウォンッ


早い!やっぱりワンちゃんだから足が……間に合って!

目の前の扉……お願い、開いて!



ガチャッ バタンッ



「…はぁっ……はぁっ……っ!」

凛「…はぁ……間に合ってよかった」


ギ…ギリギリで……中に入れました……
扉の向こう側では、ワンちゃんがすごい勢いで騒いでいるみたいですけど

そして、久しぶりですね…北館…



凛「…地図によれば、この廊下の奥に裏門へ続く扉があるんだよね」

「うん……でも、レリーフがふたつないと、開かないんだよね」

凛「それも含めて…まずはどうしようか」

「とりあえず、奥まで進んでから考えようよ」


そうしてふたりで、廊下を観察しながら進んでいきます

目の前のトイレへ続く扉を、一度スルーしてから左に

その先は奥へ続く長い通路
通路の左手には、阿久峰プロが経営するカフェがあって、
以前はお仕事終わりやお昼どきに寄って、
みんなとおしゃべりなんかをしてましたね

右手には女子のお手洗いに、エレベーターと階段があって、
その奥にはたぶん、裏門に出るための裏口へ続いているはずです

更に奥には北館警備室の扉と、大人組がよく通っているエステサロン

そして、廊下のど真ん中には…


凛「誰か……倒れてるね」


『これは……どうしよう』
1.死体(?)そばに寄る(コンマ一桁目が3以下で…)
2.トイレを調べる
3.カフェに入る
4.階段付近を調べる
5.その他

安価↓2

1

>>308

…疑わしい、と思ったら調べる。捜査の基本ですよね

倒れてる死体……らしいのに近づいて、様子を見てみます

……ん、今何か動いて…


凛「卯月!下がって!」

「え」



ゾンビ「……ぅうウぁあア!」

「きゃあっ!?」


し、死体だと思っていたのは、ゾンビでした!

足にしがみついてくるのを、間一髪でよけて距離を取ります
うん、後ろから凛ちゃんが走ってきてる?

凛「…こ…のぉっ!」


ガゴンッ コロコロコロ…


け、蹴りでゾンビの頭を……すごい…


凛「いや、卯月だってさっきやってたでしょ」

「そ、そうでしたね…」


『私ながら……よくあんなことできたなぁ』
1.トイレを調べる
2.カフェに入る
3.階段、エレベーター付近を調べる
4.エステサロン、警備室付近へ
5.裏口へ
6.その他

安価↓2



>>311

凛「で、次はどうするの?」

卯月「え…と、奥のエステサロンから調べようかな」


とりあえず、何事もなかったかのように、探索を再開することに
そして奥の扉に手をかけて……あれ?


「ダメだ、鍵がかかってる」

凛「じゃあダメだね、そっちの警備室は?」

「んっと……あ、開きました!」


エステサロンはまだ探索できないみたいなので、まずは警備室から

南館の警備室と比べて、内装はあまり変わらないみたいですね…
あ、奥の机になにか光るものが


【厨房の鍵を取りますか?】
【・はい】


「これ、カフェの厨房の鍵みたいですね…」

凛「ねえ、ちょっとこっち来て」

「はい?」


そうして呼ばれた先に行ってみると……あ、またあのキーケース!


凛「今度は『車輪のメダル』が片側に着いてるね」

「だとしたら、あとひとつメダルを見つけたらいいんだね」

凛「そういうことかな、他には…何もなさそうだね」


『またあのメダルを見つけないといけないみたいですね』
1.トイレを調べる
2.カフェに入る
3.厨房に行く
4.階段付近を調べる
5.裏口へ

安価直下

2

>>313

凛「次は、どこを調べる?」

「うーん…鍵も手に入ったし、厨房……ううん、まずはカフェにしよう!」


カフェ『アークレイ』と書いてある扉を押すと、
コーヒーのような独特な香りが鼻をくすぐりました

広い店内のあちこちには、食事用の丸テーブルと椅子があって、
壁際に大きな絵や、彫像なんかがかざってあって、
とてもおしゃれな雰囲気を醸し出しています

ただ、この薄暗い店内にゾンビさえいなければ、どれほどよかったでしょうか


ゾンビ「…ぁアあぁあ…」


『今回も…2人いるみたい』
1.銃で狙い撃つ
2.スタンガンで強襲
3.部屋を出る

安価↓2

2
節約!

>>316
判定3 失敗

一応、今後のために弾薬は温存しておくべきかな……
まだ気付かれてないみたい、こっそり近づいてスタンガンで…


凛(卯月、気をつけてよ)

(うん、わかってる)


後ろからこっそり…こっそり…



クイッ ガシャ-ンッ



「!?」

凛「っ!あの馬鹿!」

ゾンビ「ううゥうゥ!」


つ、机に乗ってたカップを引っ掛けて…
気づかれたっ!
もうこのまま強引に…っ


ゾンビ「ぅああア!」

ガシャーンッ

「ひゃあぁっ!?」


『た、タイミングを見失っちゃった…』
1.下がってハンドガンで
2.強引にスタンガン
3.その他

安価↓2

1

>>319
判定7+1 大成功

やっぱりダメ!ここは距離を取って……

ゾンビが襲いかかる前に、私は机を倒しながら後ろに下がります


ゾンビ「ぐうアぁア!」

「……すぅ……」


やっぱり私には……これしかない!


パァンッ パァンッ


ゾンビ「っ!? …ぐげぅっ!」


足を撃って止めてからの、頭への一撃
今までで一番上手く、出来たような気がします


凛「卯月!」

パァンッ パァンッ パァンッ

「うひゃあっ!」


う、うっかりしていました…

私の背後まで迫っていたもう一人のゾンビを、凛ちゃんが倒してくれました


凛「まったく…もうちょっと気を張らないと」

「ご、ごめんなさい」


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:23)
救急スプレー
ハンドガン(武器:12)
ハンドガンの弾(8)
連絡通路の鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:9)
ハンドガンの弾(9)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
グリーンハーブ
レッドハーブ


敵がいなくなったところで、再度探索を行うことにしました
でも、ここはただのカフェ
武器はもちろんのこと、鍵なんかも見つかるはずもなく、
時間ばかりが過ぎて行きます

収穫はなさそう…もう次の場所へ……


凛「……前々から気になってたんだけどさ」

「え、なに?」


凛ちゃんが何か考えているようです


凛「この部屋、物が多すぎるんだよね
  特にわざわざ台座までつけてる彫像とか、変な位置に置いてるから
  部屋が少し狭く感じるんだよね、たまにさ」


凛ちゃんが言っている彫像っていうのは、
カフェの北方向に置いてある、ふたつの台座付きの像のこと
東側が、男の人の形をしている『アポローンの胸像』
西側が、女の人の形をした『アルテミスの胸像』
名前は台座に書いてありました


『…これって、なにか手がかりになるんでしょうか?』
1.更に部屋を調べる
2.謎を解く(解答併記

安価↓2

2
像を動かす

>>323

あ、これってもしかして!


「凛ちゃん、この像の台座、動かせるんじゃないかな?」

凛「えっ……どうなんだろう」

「ちょっと押してみたいから手伝って
 よいっ…しょっ」

ズズッ…ズズズッ…


動いた!やっぱりだ!


凛「以外とそんなに重くないんだね…それで?」

「えっ?」

凛「いや、えっじゃなくて……どこに動かせばいいの?」

「えっと……」


そうだ…動かす場所がわからないと……
あ、見つけた!


「ほら、あそこ!『床のタイルの色が他と違う』よ!」

凛「ほんとだ……よく見ると『東側』と『西側』に同じ色のタイルがあるね、
  他にないし、あそこに何かあるのは、間違いないのかな」


『あとは……どっちをどっちに置けば…』
1.更に部屋を調べる
2.像を動かす(像の場所指定

安価直下

1

>>325

まだ手がかりが少ない気がする…もう少し部屋を調べてみよう


「像をどっちに動かせば……凛ちゃん?」

凛「んっ?あぁ…いや、この絵もちょっと気になるなって」


そう言って見上げた先には、東側の壁にかけてある大きめの絵画がありました

タイトルは『暁に飛び立つ』
夜明けの空に向かって、翼を大きく広げた鷹が
森の中から飛び立って行くという、情景が描かれています


「この絵が、どうかしたの?」

凛「いや、なんとなくこのカフェには不釣り合いかなって」

「そうかな……あっ」


絵画のある壁の下に、メモ用紙の切れ端みたいなものが落ちていました

『菜の花や 月は東に 日は西に』

メモにはそう書いてました


『これ、川柳…でしたっけ?』
1.凛と話す
2.像を動かす(指定

安価↓2

>>328

うーん………考えても仕方ない!
まずは像を動かしてみて、合ってたら御の字です!

というわけで、男の人の像を東に、女の人の像を西に持って行きましょう


「凛ちゃん、もう一度、像を動かすから手伝って!」

凛「あ、うん……あぁ…そうなっちゃうか」


…? 凛ちゃんが何か言ったような…

とりあえず、像を動かして……


ズズッ…ズズズッ…


「これで……どうでしょう?」


…………

な、なにも起きない……

凛「ふふ…あのさ、これ、多分置く位置が逆なんだよ」

「え、ぇえっ!? どういうこと?」

凛「さっきのメモ、『月は東に 日は西に』って書いてたでしょ?
  あれはそのまま、月の像を東側、太陽の像を西側に置けってことなんだよ」

「えぇ…でもどっちが月で、どっちが太陽かなんて」

凛「………ハァ…」



も、物凄く残念そうな感じで、溜息つかれちゃいました……



凛「卯月、アルテミスっていうのはギリシャ神話の『月の女神』で、
  アポローンはその兄弟神、『太陽の神』なんだよ?」

卯月「えっ!そうなの!?」

凛「そっ、だから正しくは…」


二人掛かりで、像の位置を逆にします


凛「アルテミスが東側で、アポローンが西側、ってこと」



カチッ  ウィ-ン…ガコンッ



っ!?何処かで音が……あっ!
さっきの絵画が上にずり上がって…裏に窪みがある!
その窪みの中には………



【鷹のレリーフを取りますか?】
【・はい】

今日はここまで

謎解き、出題方法が悪かったかもしれない
わかりずらくて申し訳ないです

本日、21時過ぎに再開予定です



手に入れたそれは、盾にも似た形をした五角形のレリーフ
表面には翼を広げた鷹の浮き彫りが施されています


凛「これが……裏門の鍵……」

「お、思った以上に大きいね…」


持ち運ぶのが大変だけど……
これとあとひとつで、未央ちゃんに会えるんですね!


『さあ、あとひとつを急いで探さないと』
1.厨房へ
2.裏門へ
3.階段付近へ
4.その他

安価↓2

1

>>342

廊下に戻った私たちは、先ほど警備室で見つけた鍵を使い、厨房へ入ります


広いカフェで沢山の料理を提供するために、
厨房もかなり広いスペースを取ってあります
中央にもコンロや調理台の列が作られ、
ほぼ毎日、専属のコックさんたちがここで美味しい料理を作っているそうです

そして、何かないかと部屋を探っていたときでした


凛「…また誰か倒れてるね」


厨房の隅で、警備員さんらしき人が血を流して蹲っています

ここに来てから目が良くなったような…
遠くから、死体らしきもののそばに、光る何かを見つけました


凛「気をつけてよ、またゾンビだって可能性も…」

「うん」


…今度ばかりは、ただの死体みたいですね
これだけ血を流していたら…生きているはずは………
とにかく、そばに落ちている何かを……



うん?今何か動いたような






……モゾモゾモゾモゾッ






……死体の下から、何か出てきましたね

この黒い光沢と、羽とかの形って…ご………………ゴッ?



「……ぅひいぃっ!!?」

凛「え、なに……ひっ!?」



ご、ご……言いたくない!

む、虫! 黒いアレが!虫が死体から……

というか大きいよ!普通の2.3倍はあるよ!



…モゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾッ



あ、換気ダクトの中から……お友達がいっぱい…あはは……




「「い、いやぁあああああああっ!!!!!!」



無理!ムリっ!アレだけは無理!

に、逃げっ……あ、足に!足にいるぅううっ!


…カリッ カリッ


「いやぁああああっ!噛んっ!かんっ…でっ!」

凛「卯月ぃいっ!急いで!こっち!はやく!」


こわいっ!こわいっ!こわいっ!

はやく!振り払って!外に……外にっ!



ガチャッ バタンッ



「……はぁっ…はあっ…っ!」

凛「………っ……」


な、なんとか、逃げ…にげられた……


「…無理っ!ぜっ!たいっ!むぅーりぃっ!」

凛「おおおおちついてよ卯月、わ私だってこここ恐いんだから……
  恐いんだから!」


ゾンビだって、未だに怖いです
でもアレは!そういったものを超越して、それ以上に怖いです!

どうしよう!あのとき見つけたアレ、絶対に必要なアイテムでした!

でも……もう一回行くんですか?


『もう一回、行くんですか?』
1.別の場所を探索
2.何か打開策を(記述

安価↓2

ゴキジェットやバルサンみたいな殺虫剤を探そう!

>>348

「殺虫剤です!」

凛「……はっ?」

「殺虫剤ですよ!探しましょう!そしてアレを殲滅するんです」

凛「なるほどね、後者は大賛成……でも足りるの?」

「えっ?」

凛「……換気ダクトあたりから大量に出てきたよね
 あのサイズだし、一体殺すにも量がいるよ……
  それこそ『部屋一区画に充満させる』勢いでないと」

「……それは………」

凛「もしかしたら、『市販の殺虫剤では効き目が足りないかもしれない』し、
  そんな強力なもの、この中にあるかな……」


…確かに、アレをなんとかしようと思ったら、
より強烈なものを持っていかないとダメかも……


凛「…なんかゴメン、言うだけ言ってばっかりで」

「ううん、凛ちゃんが冷静でいてくれるから、私もバカなことせずにすんでるし…」


『強力な殺虫剤……かぁ…』
1.別の場所を探索
2.対策を思いつく(指定

安価↓2

洗剤混ぜるのはやめとけ

>>352


その時、私の頭の中で、悪魔のような考えが浮かびました
それは私たち自身も傷つきかねない、ある種の賭けでした


「ねえ、凛ちゃん……まだ持ってるよね、洗剤」

凛「え、まあ………!?」


凛ちゃんも、私が何をしようとしてるか察したみたいです


凛「卯月、『塩素ガス』はホントに危険なんだよ
  下手したらこっちが死んじゃうかもしれないのに…」

「それでも、今できる物事でなんとかしようと思ったら、やるしかないんです!」

凛「……いくらなんでもそれは無茶だよ、考え直さない?」


『……凛ちゃんは反対みたいですけど……』
1.決行する
2.他の方法を探す

安価↓5までで一番多い意見

やろう

>>355-359


「……そうだね、ゴメン、私ちょっと焦ってたみたい」

凛「……気持ちはわかるけどさ、私たちが危ない目にあったら意味ないよ
  分かってくれたら…それでいいから」

「……うん」


…そうなると、あそこにあったアレをどう取ればいいんでしょうか……

考えても仕方ないですね。まずは別の場所を探索しましょうか


『…念のため、洗剤は取っておくようにします』
1.トイレを調べる
2.階段付近を調べる
3.裏口へ

安価↓2

1

>>365

「あと調べてないのは……うん、まずはお手洗いから行こうかな」

凛「…洗剤拾ったらダメだからね」

「わ、わかってるよ、もちろん」


まずは男子のお手洗いから
ここは特に異常もなく、あるものはお手洗いの掃除道具くらいです
『デッキブラシ』に『トイレ用洗剤』、あとは『バケツ』ぐらいでしょうか

そして、女子のお手洗いなんですけど……


凛「…ぇえ…」

「な、なんで男の人が倒れてるの…」


中にはすでにこと切れた男性スタッフの死体が……
よりによってここで死んじゃうなんて……


「…まあ、非常事態だから…かな?」

凛「いや納得できないからね」


ちょっと戸惑いましたけど、一応死体のほうも調べてはみました
使えそうなのは、ズボンのポケットに入っていた『ライター』ぐらいかな?
……あっ、胸ポケットに『タバコ』が入ってました
まだ量は随分残ってるみたいですね

凛「……だから、何に使うつもりなの…」


『取っておいたほうがいいのかな?』
1.洗剤とブラシ、バケツを取る
2.ライターとタバコを取る
3.どっちも取らない
4.その他

安価↓2

2

>>369

【ライターを取りますか?】
【・はい】


「何か、火が必要になるときがあるかもしれないし…」

凛「…まあ、それぐらいなら」

「ついでにこのタバコも持っていこうかな」

凛「だからそれを何に使うのかって………」


あれ、凛ちゃんが急に考え込んじゃった

しばらく見ていると、何やらブツブツ言いながら頷いたり、
少しずつ表情を変えたりして、見ていて面白いです


凛「……確か……いや、どうか……でも……」

「……凛ちゃん?なにか気になることあった?」



凛「卯月、それ使えるかもしれない」

「へぇっ?」


【タバコを取りますか?】
【・はい】



凛ちゃんから聞いたのは次のような話でした


ある真夏日、事務所のみんなが虫刺されで困っていたときに、
部長さんだけが蚊の被害を受けていないことに気づいたそうです

一緒にいた莉嘉ちゃんが直接疑問をぶつけたところ、
なんでもタバコは元々、マラリアなどを運ぶ蚊による被害を防ぐために、
その燃やした煙を虫除けとして使っていたらしいのです

部長さんはその中でも特に強い、南米産のタバコを吸っているから、
虫に刺されないんだと話していたそうです


凛ちゃんもそのときは冗談だと思っていたらしいのですが
今は一縷の望みを胸に、タバコとライターを握りしめて厨房に向かいます


凛「タバコの銘柄が部長さんのと同じだったから、もしかしたら……」


凛ちゃんはゆっくりと、厨房の扉を開けました



私はというと、ライターを使ってタバコに火をつけようとしているのですが、
つけ方にコツがいるみたいで、中々燃えてくれません……


凛「もう箱ごと燃やしたらいいんじゃない?」

「…そうだね」


こういうとき、もっと知恵が回ればいいんだけどなあ

とにかく、タバコの箱ごと火をつけて、煙を出して……


「っ!げほっ!げほっ!」

凛「ちょっとっ、気をつけないと…ほら、ハンカチ」

「あ、ありがと…けほっ」


うぅ…煙でむせちゃった……



意を決して、厨房の中に再突入します

カサカサカサッ

「ひっ!」

凛「落ち着いて……ほ、ほら!アイツら嫌がってない?なんとなく…」


確かに……アレたちが近寄るのをためらっている気がします

ゆっくりと、もう一度死体のそばまで近づいて……


…カサカサカサカサッ


いっ!? こっちに!近づいて…っ!



凛「あっ…やだっ…来ないで…っ!」


凛ちゃんも、煙に構わず寄ってくるアレに怯えています…


あっ、肩のところに一匹


凛「ひっ!? いやあああっ!」


り、凛ちゃん!そんな暴れたらこっちに飛んっ!


いやあああああっ!噛んでる!噛んできてる!


凛「卯月!早く取って!それ!早く!」

「はっ、はいぃっ!」


もう、お互い半狂乱になって、訳がわかりません!


…サカサッ カサカサカサッ


「もうっ…やめてえぇ…っ!」

凛「ひっ! ひいいぃっ! ふ…ぐうぅ…っ! 」


痛いっ!気持ち悪い!気持ち悪いっ!

早く!目当てのもの……取れたっ!


【車輪のメダルを取りますか?】
【・はい】



「「う、うああぁああああんっ!」」



ふたりして号泣しながら、なんとかこの悪夢の巣窟から逃げ出したのですが、
しばらく震えが止まりませんでした



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【車輪のメダルを使いますか?】
【・はい】


カチリ、という音が響いて、メダルが回転を始めます
箱が開いて、中から『エステサロン』というタグがついた鍵が見えます


「……ははっ…これで、また行けるところが増えたね……」

凛「………」


ふたりして目が真っ赤に腫れ上がるまで泣いてから、
凛ちゃんは一言も言葉を発しません
私も、気力を振り絞って喋らないと、心が折れそうでした

『…………ぐすん』
1.エステサロンへ
2.他の場所も調べておく
3.その他

安価↓2

3
弾をリロードしてから2

>>378.>>377

【エステサロンの鍵を取りますか?】
【・はい】

まだ…調べてないところあったよね
そこに行ってから、エステサロンに行こうかな


「凛ちゃん、そろそろ行こ?」

凛「………」


凛ちゃんは頷いて、無言で私の腕を掴んみながら、ついて来ます
いえ、よくよく聞くと、「…ごめんね卯月……ごめんね……」と、
か細い声で語りかけてきています


「……なんとかなったし、結果オーライだよ」


そう言うと、凛ちゃんはより強く腕を掴んできます


あ、一度リロードしておかないと
ほら、凛ちゃんも銃出して


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:23)
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(5)
連絡通路の鍵(キー)
鷹のレリーフ
エステサロンの鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(3)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
グリーンハーブ
レッドハーブ
救急スプレー



そうして新たに調べた結果は、あまり芳しくありませんでした

まず、電気系統の故障なのか、エレベーターは動いてないみたいです

おまけに、階段にはシャッターが降りていて、
ここから2階に行くためのルートは、存在しないようなのです

ただ、階段シャッターのそばには『四角形の穴』が空いていました
ここのシャッターは特殊で、電子制御で開閉できるのですが、
万一故障したときのため、『クランク』を使って手動で開くようになっています

『クランク』は誰かに持ち去られていました……というか、回りくどいなあ




続いて裏口の扉を開きました
今目の前には、女子寮への一本道を繋ぐ、大きな門があります
門には左右に鷹とライオンの姿が掘られていて、
それぞれの足元に盾の形をした窪みがあります

…先に、鷹の方からはめ込んでおこう


【鷹のレリーフを使いますか?】
【・はい】



すると、凛ちゃんが私の腕から離れて、門を見上げます


凛「……この先に、未央がいるんだよね」


これは……少し回復してきたのかな…


「凛ちゃん、大丈夫なの?」

凛「…まあ、あんまり落ち込んでられないし」

「凛ちゃん……」



私は、今日改めて出会ったときと同じように、
凛ちゃんを後ろから抱きしめました



凛「…卯月」

「私ね、まだちょっと震えてるから…もう少し、こうさせてね」

凛「…うん」



凛ちゃんの温もりを感じながら、
もう一度、ここからの脱出を決意します

本日はここまで

虫にたかられながら進む下り、考えてませんでした
少々強引に進めたような気も、ご容赦ください

あと、バックパックを追加するかどうかは、検討中です

本日20時過ぎに再開予定です



凛「急ごうか、ちょっと時間をかけ過ぎたかもしれない」

「うん」


裏門の鍵はあとひとつ
エステサロンにあることを祈りながら、鍵を開けます


【エステサロンの鍵を使いますか?】
【・はい】


扉を開けると、サロンを区切っている細い廊下に出ます
そこから4つの区画に分かれて、
各所でプロの先生からエステを受けることができるらしいです

らしい、というのも、私達はここに入ったことがなくて、
主に使用しているのは大人組の人だけだとか

ともかく、入り口から見る限りでは中の様子を詳しく見ることができないので、
まずは足を踏み入れて……


『まただ…血の匂いがする……』
1.手前の区画を調べる
2.奥の区画を調べる
3.奥の扉を開ける

安価↓2

手前から調べた方が良さそうだから1

>>391

まずは手前から、と行きたいんだけど……

この血の匂い、手前の区画から臭っているような……



凛「……これ…ひどい…」


それぞれ部屋のように区切られたスペースは、
入り口部分が白いカーテンで覆われているのですが、
手前奥の区画だけ、カーテンが血まみれな上に切り裂かれています

中のはもっと悲惨でした
おそらくはここの警備員さんでしょうか。
喉元を切り裂かれて、殆ど皮一枚で繋がっている首と、
同じくズタズタに切り刻まれた腹部から、いろいろなものが飛び散って……


『これ…会議室の死体と…状況が一緒だ…』
1.死体をさらに調べる
2.奥の区画を調べる
3.奥の扉を開ける

安価↓2

1

>>394

…ここまでひどい傷だったら、流石に生きている人なんていませんよね

なんて、特に意味もないことを考えながら、もう少し調べることにしました

やっぱり見る限りでは、ここの警備員さんに違いはないみたいです
ズタズタですけど、この制服は間違えようがありません

あ、この人も銃を持っていますね
でもダメです。『大きな刃物みたいなので切られた跡』があって、
使い物になりません
でもそのかわり……


【ハンドガンの弾(20)を取りますか?】
【・はい】


これも、凛ちゃんと半分こしましょうか


凛「……これ、絶対ゾンビにつけられた傷じゃないよね」

「うん…なんなんだろう…」


『なんだか、嫌な予感がします』
1.奥の区画を調べる
2.奥の扉を開ける

安価↓2

1

>>397

今まではゾンビとかワンちゃんとか、さっきの………とか……

とにかく!脅威になる敵はいっぱい出てきたと思います

でも、そのどれにも当てはまらない、
強い力を持った敵がいるんじゃないかって思うと、不安で仕方がありません

もしも、それが未央ちゃんのところにもいるとするなら……


凛「……とにかく、急ぐべき理由が増えたわけだね」

「うん……」


それから奥の区画も調べてみましたけど、こっちはまだ比較的綺麗なままです
怖いものも、手がかりになるものもありません
かわりに、貴重なハーブを手に入れることはできたんですけど


【グリーンハーブを取りますか?】
【・はい】

【レッドハーブを取りますか?】
【・はい】



現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:23)
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(15)
レッドハーブ
連絡通路の鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
グリーンハーブ
グリーンハーブ
レッドハーブ
救急スプレー


『あとは、奥の扉だけ』
1.扉を開ける
2.アイテム整理
3.その他

安価↓2

>>398
そりゃリッカーかと
安価2で

>>401

凛「そろそろ、持ち物いっぱいなんじゃない?」

「あ、うん」

凛「ハーブ持っとくよ。調合すれば嵩も減るし」

「え、凛ちゃん調合できるんだ」


あ、またすごい残念そうな目で見られてる


凛「……はぁ…」

「ため息つくほどですか!?」

凛「向こうの国の人、殆どの人が知ってることなんだよ、調合の仕方」

「…私日本人だもーん」


というか、あの町の人たちだけな気がするんですけど…
普通、ハーブの調合なんて知りませんよね……知りませんよね?


【グリーンハーブ+レッドハーブ=調合したハーブ(緑+赤)】

【グリーンハーブ+レッドハーブ=調合したハーブ(緑+赤)】


これで、ちょっとは軽くなったかな?



持ち物確認も終わったところで、次に行きましょうか


そうして扉を開けた先で、私たちを出迎えてくれたのは、
幾つも並んだロッカーと化粧台でした


「ここって、確か控え室だったよね?」

凛「専属のエステティシャンのね」


何か手がかりになるものが、今度こそ見つかればいいけど………






ガタンッ





「…えっ?」


今……部屋の奥から……物音?


凛「…卯月、慎重にね」


音がした先にあったのは、やや大きめのロッカー

ネズミか何か?


私は銃を構えながら、ゆっくりと、扉を開けます……



ガタンッ…ギイイィ…


…………えっ……












「……李衣菜ちゃん…なんでここに?」









私たちは思わぬ場所で、思わぬ再会を果たしました


ロッカーの中にいた李衣菜ちゃん
その顔色は青く、苦しそうな、疲れたような表情で目をつむっています
腕には血を流した痕が残っていて、
自分でやったのでしょう、包帯をぐるぐるに巻いて、
傷を外気に触れないようにしています



李衣菜「……んっ……うぅ……」



生きてる…っ!
身じろぎして、苦しそうにしてるけど…李衣菜ちゃんはまだ生きてる!


凛「…うそ、李衣菜!聞こえる!」

「李衣菜ちゃん!起きて!私だよ!卯月だよ!」


少しずつ、その目を開いて、ぼんやりとした表情で私達を見つめる李衣菜ちゃん

よかった……生きてる人にまた出会えた!



李衣菜「……はあっ!?うわあっ!?」

「きゃっ!」


意識は戻ったみたいだけど、状況が把握できてないみたいで
李衣菜ちゃんは驚いて私を突き飛ばそうとしました


凛「おっと…大丈夫?」


間一髪で凛ちゃんが受け止めてくれて、転倒はまぬがれました


「李衣菜ちゃん落ち着いて!ほら、ゾンビじゃないよ!」

李衣菜「あっ……んぁ……ゾンビ……いや、卯月ちゃんか……
    お、よく見たら凛ちゃんも……ごめんごめん……っ」


状況を把握し始めてから、李衣菜ちゃんはいきなり私の肩を掴んできました


李衣菜「ね、ねえ!アイツは?アイツはどっか行ったの?」

凛「アイツって……ゾンビのこと?」

李衣菜「違うっ!もっとキモくって…なんかこう、真っ赤な体の……」

「真っ赤な体の……っ」


そんなの見たことないよ……

でも、そのとき私の頭の中で、あの無残な死体のことが過りました


李衣菜「そうだ…私…あのグロいのに襲われて……警備員さんもやられて…….
    ねえ!ホントにいなかった!? というか、どうやってここまで…」

凛「落ち着きなって……卯月、これって…」


『李衣菜ちゃんの怯え方が、尋常じゃない』
1.李衣菜になぜここにいるのか聞く
2.ちひろに李衣菜のことを報告する
3.赤くてキモいやヤツについて聞く
4.その他

安価↓2

1

>>411

「李衣菜ちゃん、とりあえず深呼吸しようよ
 ほら吸って…吐いて…吸って…」

李衣菜「…うぅ……すぅ…はぁ…すぅ…」


なんとか宥めて、李衣菜ちゃんの心を落ち着かせます
それでも、真っ青になった顔色はそのままで、どことなく苦しそうです


凛「…それで、なんでこんなところで隠れてたわけ?」

李衣菜「……私、多分卯月ちゃんたちと同じで、
    別のとこから生きてる人を捜しに、ここにきたんだ」

「…別のところ?」

李衣菜「うん、事務所からちょっと遠い商店街
    オフだから、買い物してたんだけど……そこでゾンビに」

凛「その傷…そのときに?」

李衣菜「…うん……それでここの警備員さんに助けてもらって……
    一緒に、他の警備員さんとか探してたら……赤いのが……はぁ…っ」

「あ、無理しなくていいから!……ほら、息吸って……」



要約すると
別のところから生存者を求めて、プロダクション内を探索していて、
そのときに出会った謎の生き物に襲われて、思わずロッカーに篭ってたみたい…

凛「鍵、しまってたけど。李衣菜が?」

李衣菜「うん、ゾンビから逃げるために……
    でもアイツ……いつの間にか入ってきてて……」


『李衣菜ちゃんはまだ怯えている』
1.アイツとは何か聞く
2.ちひろに報告ふる
3.その他

安価↓2

↑+こちらの今までの現状報告を李衣菜に、特に閉じこもったみくの説得について話しあう

>>414

「…凛ちゃん、李衣菜ちゃんを医務室につれたほうがいいんじゃないかな…」

凛「そうだね、怪我も見て起きたい」
李衣菜「やだっ!」


李衣菜ちゃんが突然、拒絶の反応を示しました


李衣菜「アイツがまだいるって思ったら……
    外になんて行けない……ここにいるほうが……」

凛「落ち着きなって!……卯月、まずちにろさんに連絡しよう」

「うん、わかった」


無線機を取り出して……これであってるかな?

誤:ちにろさん
正:ちひろさん

いかん、眠気でボケとる




「……もしもし、ちひろさん、いますか?」

ちひろ[はい、こちらちひろです。何か進展あった?]


よかった、これであってた!


「今、エステサロンの控え室で、李衣菜ちゃんを見つけたんです」

ちひろ[李衣菜ちゃんが!? 怪我とかしてない?]

「それが…腕を怪我してるみたいなんです」

ちひろ[わかったわ、治療器具は揃ってるから、一旦戻って来てくれる]

「はい!すぐに戻りますから」

李衣菜「……なに?ちひろさんもいるの?」


ちひろさんへの報告を済ませた後、
李衣菜ちゃんが目を丸くしながら問いかけてきました


凛「ちひろさんだけじゃないよ。閉じこもってるけど…みくもそっちにいる」

李衣菜「みくも!? ………そっか…アイツ……生きてたんだ…」


心なしか、李衣菜ちゃんがホッとした顔で涙ぐんでいるように見えます



李衣菜ちゃんはみくちゃんとグループで活動していたこともあって、
ふたりは私たちの中で特に仲良しさんなコンビだって言われています

本人たちは、それを言うとすぐ否定しちゃうんですけどね


「みくちゃんね、医務室の奥側に閉じこもってるの」

李衣菜「…え?」

凛「…私たちのことも、話そうか」


それから、私たちはここに来るまでの、ありとあらゆることを話しました

ママがゾンビになったこと
みくちゃんが引きこもった理由
未央ちゃんが今、女子寮にいること
そのために私たちが今していること

李衣菜ちゃんはときおり相槌を打ちながら、静かに聞いてくれました


李衣菜「そっか……そっちもいろいろあったんだね」

凛「…李衣菜、お願いがあるんだけどさ
  みくのこと、助けてやってよ」

李衣菜「…私が?」

「一番仲がよかった李衣菜ちゃんなら、 みくちゃんも話を聞いてくれるんじゃないかなって…」

凛「…やっぱり、みんなでここを生きてでたいじゃない」

李衣菜「………しょうがないなぁ」

「「!?」」


よかった、李衣菜ちゃんも乗り気になってくれたみたい



李衣菜「アイツ…ホントに猫が好きだったしな…気持ちはわからなくもないけど
    私が説得できるんなら、協力してあげるよ」

「よかった…ありがとう」


李衣菜「……ただ、そうなると余計に、アイツを無視できなくなるな」


アイツ…あ、さっきの赤い何かって


凛「…李衣菜、さっきから言ってるアイツってなんなの?」

李衣菜「…見た目は人…っぽいんだけど、ゾンビとはちがう、
    全く別の化け物、そうとしか言いようがないな」

「もしかして……なにか刃物みたいななにか持ってません?」

李衣菜「……持ってるんじゃないよ、爪、馬鹿でかい爪が生えてるんだ」


爪……それがあの傷痕を作っていたんだ!


李衣菜「…アイツはヤバイよ…警備員さんが銃を撃ち込んでも、
    構わずに飛んで襲ってくるんだ。並の体力じゃない」


そ、そんなのに襲われたら…ひとたまりもないですかも…


李衣菜「…ただ、ひとつだけアドバイスするなら…
    『物音は絶対立てない』
    アイツら、目は見えてないっぽいけど、耳はいいんだ」

凛「…肝に命じておくよ」

ちょっと早いけど明日に備えて今日はここまで

明日は大事な入社式だ!新入生も新入社員もこれからです
みんなで一緒にがんばりましょう、では

アナウンスできなくて申し訳ないです

再開します



赤くて、爪のある化け物……

ゾンビだけでも嫌なのに、どうしてそんなに怖いものばっかり現れたんだろう

それも突然、私たちが日本に帰ってきたときに…

…たまたま、なのかな?


凛「……とりあえず、その傷をなんとかしないとね
  李衣菜、掴まりなよ。辛そうだし」

李衣菜「うん、ありがとう…」


凛ちゃんの肩に腕をのせて、李衣菜ちゃんが身を預けるのを確認してから、
私は控え室のドアノブをひねりました



音のない、薄暗い廊下に出て、李衣菜ちゃんたちが出てくるのを待ちます


凛「よし、このまままっすぐ医務室まで……」







ピチョンッ……ピチョンッ……



えっ、なに? 水の滴る音?

李衣菜「っ!?」

凛「うむっ!?」


突然、慌て出した李衣菜ちゃんが凛ちゃんの口元を抑えます
青い顔が更に真っ青になって、恐怖で震え出しました


李衣菜「………っ」


李衣菜ちゃんがゆっくりと、凛ちゃんの口から手を離して、
そのまま私の後ろ方向に指をさします


そのまま後ろを見ると……あれっ、何もいないけど……


え、上?









リッカー「………ハアアアアァ…」








……今までの私だったら、見ただけで卒倒するほどの恐ろしい姿でした


角から現れたそれは器用に天井に張り付いていて、
上から獲物を探しているかのように、よだれを垂らしながら息を吐いています

聞いたとおりの真っ赤な身体
いいえ、あれは真っ赤なんじゃなくて、
皮膚が無くなって筋肉が剥き出しになっている、というほうが正しいです

まるで人体模型の筋肉部分が全身に回ったようなそれは
両手部分に巨大な爪を携えていて、
頭もまるで脳みそが膨れ上がって剥き出しになったような形で…



とにかく、おぞましい



そんな感想がでてきました



こんなのを見たら、今まで頼りにしていたこの拳銃が、
とてもちっぽけなものにしか見えなくなります
となりにいる凛ちゃんを見ると、
それでも震える李衣菜ちゃんをしっかりと支えていながら、
同じように真っ青な顔で怪物を見ています

多分、私も同じ顔をしているでしょう


そしていちばん問題なのは、
あの怪物の真下を通らないと、出口に辿りつけないということです


『こんなの……どうしたら』
1.銃を構える
2.ゆっくりと真下を通る
3.その他

安価↓2

3
付近にあった瓦礫のような物を音を立てずに取って何もない所に投げる。
そして、ゆっくり銃を構えて頭をねらい打つ。

>>428
判定3+1 成功

ここから狙い撃つには、暗すぎるうえに遠すぎます

こっそり通れたとしても
あの位置だと扉を開ける音で気づかれちゃうかもしれません

迂闊に話すこともできないから、凛ちゃんたちの意見を聞けない…
どうしたら……


そのとき、足元に何かが転がっていることに気づきました

これは……マッサージオイルの小瓶……

っ!これだっ!
ゆっくりと、音を立てないように……取れました!


凛「………?」


もう少しだけ近づいて、角の向こうに!



ヒュッ カランカラン



リッカー「っ!シャアアアアッ!」



案の上、音に反応したソレは天井を蹴って床に降り、
飛んでいった小瓶に向かって爪を振り下ろします


リッカー「カアアアッ!シャァアアッ!」


明後日の方向に爪を振り回す怪物を尻目に、こっそり扉に向かった私たち
後は扉から出て……



……やっぱり、ここで倒した方がいいんじゃないかな



李衣菜「……っ!……っ!」


ゆっくりと、それに向かって銃を突きつけた私に、
李衣菜ちゃんが無言の抗議をしてきます


でも、いきなり出てきたアレを放置するのは、それこそ危険だと思うんです


ゆっくりと、息を整えて……


「………すぅ…」



パァンッ



リッカー「カッ!?」


弾丸は頭部に命中
衝撃で床に倒れる怪物……これで……




リッカー「……カァアアアッ!」



嘘っ!? 頭を撃ったのに!?


『怪物はこっちの存在に気付いてる!』
1.再度銃を撃ち込む
2.逃げる
3.その他

安価↓2

3
頭を打って、怯んだ所にスタンガンを食らわせる。
動きが止まったら頭を踏み潰す。

>>432.>>431
判定7+1 大成功
ただし状況が状況なので…


これはもう、一気に決めるしかない!


パァンッ


リッカー「ガッ!?」


もう一発も頭にっ……でも倒れてくれない!


リッカー「カアアアッ!」

ブオンッ

「えっ?うそ…」


バキィイッ


「がっ……はぁあっ!?」


痛っ……!?
飛びかかってきて……よけられなかった……
とっさに……腕を上げたから……爪が……
というか……血が出過ぎて……


リッカー「ハアアアア…」


あ……顔がこんなに近くに……
これ、もうダメかな……



凛「…卯月ぃっ!嫌ぁっ!」



……凛ちゃんっ!

そうだ……こんなところで……っ!



「うああああああっ!!!!」



バチバチバチィッ



リッカー「ギャンっ!!?」



…やった!スタンガンが効いてる!


怪物はそのままひっくり返って……痙攣しています

こっちも酷い有様ですけど……向こうも虫の息みたい……


リッカー「カッ……カカカ………ッ」


・島村卯月  体力5/10

『…トドメを刺さないと』
1.銃を撃つ
2.凛の助けを借りる
3.その他

安価↓2

2

>>440
判定3 失敗
ただしリッカーさん死にかけなのでこうなる




パァンッ パァンッ


リッカー「カッ!カアアッ!」


凛「こいつっ……死ねっ!…死んじまえっ!」



パァンッ パァンッ パァンッ パァンッ



「凛ちゃん!…もういい!もういいよ!…もう死んでるよ!」


凛「…はーっ…はぁーっ……」



もうピクリとも動かない怪物の死体に、
凛ちゃんは危うく全弾撃ち込みそうになっていました



凛「…このっ、馬鹿っ!」


バシンッ


「うぅっ!」


凛「アンタねえ!こんな無茶な真似して…っ!
  死ぬところだったじゃない!」


バシンッ バシンッ バシンッ


「い…いたいよ凛ちゃん…」

凛「あっ、ゴメン……」

「……ううん、こっちこそ…心配かけてゴメンね…」

凛「…卯月の…馬鹿……」


凛ちゃん……そう強く抱きしめられても……傷が………



李衣菜「……あはは、馬鹿だコイツら………あのキモいの倒しちゃったよ…」



扉にもたれかかっている李衣菜ちゃんが、
呆れたような、ホッとしたような顔でこっちを見ています


李衣菜「銃を向けたとき、本気で焦ったんだから……お前らロック過ぎだって…」

「ゴメンね…今なんとかしないとって思って…」


凛「……せめて、一緒に作戦立ててから動いて、絶対だからね」

「あっうん…」


凛ちゃん…だからそんなにしがみついたら……いたたたた……



現在状況

・島村卯月  体力5/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:13)
ハンドガンの弾(15)
連絡通路の鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:9)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー



『わたしも…怪我人になっちゃったな……』
1.ハーブで全快する
2.医務室へ直行

安価↓2

すいません再度安価取ります

1.ハーブで全快する
2.化け物の死体を調べる
3.医務室へ直行

安価↓2

ハーブは貴重

3

>>446

「…それじゃあ、そろそろ医務室行こうよ」

凛「…うん、卯月も李衣菜も、怪我治さないとね」


李衣菜「……ははっ」

凛「…なに」

李衣菜「いや?なんか凛ちゃんって、もっとクールなイメージがあったからさ
    卯月ちゃんにベッタベタしてるの、かわいいなーって」

凛「卯月、李衣菜ほっといて行こうか」

「えっ!?ダメだよ!」

李衣菜「ちょっ!? 勘弁してよ!みくも説得したいんでしょー!?」

凛「いい、私たちでなんとかするから」

李衣菜「そんな拗ねるなよー……おっと…」

「あっ!」


また調子が悪くなったのでしょうか
李衣菜ちゃんが急にふらつきだして、倒れそうなところを
凛ちゃんが受け止めます


凛「ちょっと! …私も悪かったけど…そっちも無理しないでよ」

李衣菜「あはは……ふたり見てたら…元気出たと思ったけど……
    やっぱ気のせいだったわ……」

「い、急いで医務室に戻りましょう」



そうして、エステサロンでの死闘を終えた私たちは、
一度北館を出ようと、連絡通路まで来たのですが……



グルルルル……



「………」

李衣菜「……い、犬?」

凛「……すっかり忘れてた」


『これをすり抜けるのは……難しいかな?』
1.銃で倒す
2.無視して走る
3.その他

安価↓2

>>449
判定0 クリティカル


李衣菜ちゃんを連れたままここをやり過ごすのは……

やっぱりやるしかない


「……すぅ…」


なんだか、不思議と心が落ち着いています


今の私なら、なんでも出来ちゃいそうな……そんな気がするんです


ゆっくりと、狙いを定めて、引き金を……



パァンッ  グシャッ



李衣菜「ひいっ!?」


ワンちゃんに撃ち込まれた銃弾は、
ワンちゃんの頭をスイカ割りのスイカみたいに砕いてしまいました


うわ……ちょっとやり過ぎちゃったかも……


凛「……早く、医務室行こうか」

「う、うん」

李衣菜「うへぇ……ミンチよりグロい……」


李衣菜ちゃんにドン引きされながらも、
連絡通路もなんとか安全に通ることができました

本日、21時に再開予定



南館に入ってからは、意外なほどに安全に進むことができました

廊下を通って、エントランスへ

李衣菜ちゃんの身体を気遣いながら、ゆっくりと




ガチャッ


ちひろ「おかえりなさ……っ! どうしたのその傷!?」


振り返ったちひろさんが、私の腕の傷を見て………


「……痛っ……たぁ……っ」

李衣菜「えっ、今頃!?」


安全な場所に辿り着いて…ほっとしたら急に傷が痛みだしてきました


ちひろ「待ってて!李衣菜ちゃんも後で見るけど
    まずは卯月ちゃんからね!あぁっ、こんなに抉れて……」

「うぅ…すみません…」



あの時は興奮してたせいで、きづいてなかったんですけど
爪が思っていたより深く腕を傷つけていたみたいで、
もう少し遅れていたら腕が使い物にならなくなっていたと、
ちひろさんに怒られてしまいました……


……ほんとに、恐ろしいことをしてしまいました


・島村卯月  体力10/10



李衣菜「……ちひろさんスゴイ……凄腕の無免許医みたい!」

ちひろ「褒めてるのよね、それ……でも無茶しすぎだわ
    そう何度も治療出来ないんだから…もっと慎重になってください!」

「…ごめんなさい」


凛「……ちひろさん、李衣菜のほうはどう?」

ちひろ「李衣菜ちゃんは、幸い傷がそんなに深くないみたいね
    もういくつか塞がってきているわ。
    後は、ここでゆっくりしていれば大丈夫そうね」

李衣菜「…へへっ、悪いね、手伝えなくってさ」

「ううん、李衣菜ちゃんもお疲れみたいだし、ゆっくりしていってください」

ちひろ「卯月ちゃんも、まだ安静にしていなさい」

「えっ、あっ……はい…」



正直、あんまりのんびりはしてられないと思ってます
はやく未央ちゃんに会いたいから


凛「……とりあえず、今は休もう。私たちが……んだら…意味ないよ…」

「……ごめんね、凛ちゃん」



『しばらくどうしようかな…』
ちひろたちと話す内容を記述

安価↓3まで

博士やしきとかの便利屋とは連絡取れた?

>>462-464
いろいろ考えたのですが、
このSSにおいて晶葉は所属していないことになっています
ご了承ください




「……ちひろさん、みくちゃんはどうしてますか?」

ちひろ「……ずっと薬品倉庫の中よ。話しかけても無反応で……」

李衣菜「……そっか…話聞いたよ、引きこもってるって」

ちひろ「そう、なら聞いてるとおり、みくちゃんはまだ、あの中にいるの」


そう言って、ちひろさんは薬品倉庫の扉を指差します


ちひろ「たまに小さな物音を立てたりするから、
    無事だってことはわかるんだけどね」

凛「ちひろさんはずっと、みくを説得しようとしてたんだね」

ちひろ「それだけじゃないんですけどね
    他のアイドルと連絡をとろうともしたの……
    まだ、誰ともつながってないけど……」



すると、ベッドに腰掛けていた李衣菜ちゃんが、急に立ち上がります



李衣菜「そうだよ!アイツだ!」

ちひろ「ちょ、ちょっと!急に動いたら傷が……」

李衣菜「ちひろさん!アイツとは連絡つかないの?本当に?」

凛「落ち着きなよ…そもそもアイツって誰?」



李衣菜「ウチの天才アイドル、一ノ瀬志希だよ!」

本当に申し訳ありません
睡魔が1番キツイ状態に入って頭働かないです……

明日明後日には多めに書き出す予定なんでしばしお待ちを……

後、何か質問、要望あれば書いてくださって大丈夫です
てかくれると喜びます

乙でした。

ところで出演するアイドルってもう固定されてるのか
それとも行動とかで決まったりする感じなんですかね。

要望:のあにゃんを出して欲しいと思う。後は、バックパックの入手とか?

質問:ボス戦はいつ頃?

質問:死亡するアイドルはもう決まっているのか、それとも安価次第なのか

実はしきにゃんがラスボスorバイオハザード原因説
……ラスボスは誰がなるんだろう?

21時に再開予定です
まずはコメント返しだけ


>>469
今のところ何人か出すアイドルは決まってます
ただ割と行き当たりバッタリで細かいストーリーとか決めてるんで
ちょいちょい追加設定とかその都度作って、
やっぱりアイドル増やそう、って思ったときもありました
それでも出しすぎるとストーリー組みづらいんで募集とかはやりません


>>470
……スミマセヌ……今のところ出る予定は無いです……
このSS終わってから新たに作ろうと思ったら考えます
バックパックは今ではないけど追加予定


>>471
死亡確定と死亡する可能性のあるキャラがいます、とだけ


>>472.473
ラスボスはアイドルでも人でもありません、とだけ

あ、忘れてました

ボス戦はもう少ししたらあります、とだけ

質問
感染は原作と同じ設定であるのかどうか。
また、抗体持ちも同じ設定かどうか。

よろしくお願いします。

>>477
知能低下の具合、発熱の症状がない等、多少の違いはありますが、
基本的に原作と同じです

再開します



一ノ瀬志希さんは、私たちと同じ時期に所属した、アイドルの一人です

とても個性的なアイドルが多い中で、志希さんは特に異彩を放つ存在と言えます


志希さんは、天才なんです


特に、科学・化学分野においては随一の才能を持っていて
噂ではノーベル賞クラスの発見を密かにしているとも言われています

ただ、少々飽きっぽい性格と、いたずら好きな面があって、
事務所内でよく謎のクスリを作っては騒動を引き起こすという、
事務所1の問題児でもあるんです



李衣菜「……私、今回の件にアイツが絡んでるんじゃないかって、思うんだよね」


ちひろ「っ!? そんな! いくら志希ちゃんでもこんなこと……」

李衣菜「酷いこと言ってるかもしれないけどさ
    他に、こんな事出来るやつ……私は思いつかない……」

ちひろ「だからって、同じ事務所の仲間を疑うなんて……」

凛「……そうだよね、なにか『証拠』でもあれば、断定できるけどさ」

李衣菜「証拠ねえ……」

「あの…その話、一旦やめませんか?」


同じ仲間を疑うなんてこと、私にも耐えられません…


「まずは、この先どうやって生き残るかとか、考えるべきじゃないかな?
 みくちゃんも説得しないといけないし…」

李衣菜「あ、そうだ…アイツ、まだ中にいんだよね?」

ちひろ「えぇ……李衣菜ちゃんなら、もしかしたら心を開いてくれるかしら」

李衣菜「ちょっと失礼しますね……よっと」



李衣菜ちゃんはベッドから立ち上がり、薬品倉庫の扉まで足を運びます



李衣菜「みくー?元気してるー?」



………返事は聞こえてきません
李衣菜ちゃんなら、説得できるって信じてるけど……



李衣菜「……しゃべんないならいいよ、こっちで勝手にしゃべっとくから」



李衣菜「聞いたよ、仲良しの猫だったんだって?
    アンタの猫好き具合は知ってたからさ、分かるとは言わないけど……」


みく「…………」


李衣菜「…なんていうか、辛いよな……
    昨日まで隣にいたのがさ、急にいなくなっちゃうなんて……
    もっと先の事だと思ってた、いや、そんな日なんて来ないって
    なんの根拠も無しに思ってたのに、これだもんな……」


みく「………」



李衣菜「……私は、なつきちだった」


みく「…っ…」


「えっ…!?」


そんな…まさか夏樹さん!?



李衣菜「まあ、みくみたいに目の前で食べられたのを
    見たわけじゃないんだけどさ
    ……商店街で篭ってたんだけど、バリケード破られちゃってね
    なつきちが他の大人と一緒に残って、私を逃がしてくれたんだ」



李衣菜ちゃん……そんな話一度もしなかったのに……



李衣菜「なつきちのヤツさ、なんて言ったと思う?
    『後ですぐ追いつくから、心配すんなよ』って
    よく言うよ、店出てからすぐに、私の後ろでゾンビが
    押し寄せてくる声が聞こえてくるんだぜ?」


みく「…っ…んで……」


李衣菜「……あれ、多分ダメだったんじゃないかなー…」


みく「……なんで!そんな平気で言えるの!」


っ!? みくちゃん……


みく「アンタねえ!夏樹さんとはすごく仲良くて!最高のパートナーだって!
   なのに……なんでそんな平気で」

李衣菜「平気なわけないじゃん…っ」


みく「っ…」


李衣菜ちゃんは俯いていて、表情が見えなくなっています


李衣菜「平気なわけ……ないじゃんか……」


みく「………」



李衣菜「……私も、死にたくないよ……折角なつきちが救ってくれたのに」


みく「……李衣菜ちゃん」


李衣菜「…でも、卯月ちゃんたちを見て気づいたんだ
    私がここで立ち止まって、助けを待つばかりだったら、
    それはただ、ここで死ぬのを待ってるだけなんだって
    生は自分で掴み取るんだ、そのほうがロックじゃない?」


みく「……何がロックなのさ、適当言っちゃって」


李衣菜「…なに?イチャモンつけるつもり!」


みく「……開けるから離れて」


っ!?
薬品倉庫の扉が……開いた!


ちひろ「…みくちゃんっ!」


みく「…ゴメンなさい……みんなに、迷惑かけて……」

李衣菜「ホントだよ、私がちょちょいっと言うだけで出てくるなんてさ
    そんなにかまって欲しかったのかなー?
    あっ!もしかして私が恋しかった?」

みく「はっ?なんで私がロック馬鹿のこと気にするわけ?
   猫耳つけてからほざくにゃ」

李衣菜「ろ、ロック馬鹿ってなんだよ!」


「アハハハハ…」


凛「……なんか、馬鹿らしくなってきた」


そう言って、凛ちゃんも表情が柔らかくなっています
良かった…みくちゃんが元に戻って!



凛「…結局は、みくも嬉しかったのかもね、李衣菜が生きてたこと」


「うん、だって…大好きな友達が生きているって、
 それだけで支えになるもん。ね、凛ちゃん!」


凛「…私も、支えになれてるかな?」


「はい!もちろんです!」



みく「……ありがとね」


李衣菜「……私も」


みく「…生きて、ここを出ようね」


李衣菜「…もちろん」


そう言って、ふたりは拳を突き合わせました






ちひろ「…さて、傷も回復したみたいだけど、もう行くの?」


「はい、未央ちゃんが待ってますから」


怪我も大分良くなってきました
身支度を終えて、そろそろ出発しないと


李衣菜「あ、ちょい待った」

「はい?」


李衣菜ちゃんは私たちを呼び止めたあと、ポケットから何かを出しました
…これは?


【エントランスの鍵を取りますか?】
【・はい】


李衣菜「警備員さんが持ってた鍵、使えそうだし、持ってってよ」

「ありがとう、李衣菜ちゃん!」


これでまた、探索の範囲が広がりました!

現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:12)
ハンドガンの弾(15)
連絡通路の鍵(キー)
エントランスの鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:9)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー


『これで、2階の扉が開けられますね』
1.2階、西の扉へ
2.2階、東の扉へ
3.アイテムを預かってもらう(指定)
4.その他

安価↓2

2

>>490

階段を登って、東側の扉に向かいます


【エントランスの鍵を使いますか?】
【・はい】




入った先は、1階のものと同じく、広い廊下になっています

入った扉から見て左側が企画部会議室
……私たち、『シンデレラガールズ』を1度に束ねる、
プロデューサーさんの部屋があります


『シンデレラガールズ』とは、
簡潔に言えば、私たち10代の女の子を集め、
新たに複数のアイドルユニットを作って売り出していき、
阿久峰プロの新しい看板アイドルに育てようというプロジェクトです

そのプロジェクトを総括していたのが、私たちのプロデューサーなんですけど……


これ、誰に話しているんだろう?


あ、右側が会議室で、通路奥の談話スペースを超えると、また連絡通路があります


『行き先は…』
1.連絡通路へ
2.会議室へ
3.企画部会議室へ
4.その他

安価↓2

2

>>494

会議室には鍵がかかっていないみたいです
このまま中を探索しましょうか



プロダクションの中で、一番広いスペースを持った会議室
数字の0の形をしたテーブルが真ん中にあって、
そこで予算編成などの会議をすると、プロデューサーから伺ったことがあります


何かないかな
そう思って探索をしていると、あるものが目に留まりました


「…これ、口を開けたライオン?」

凛「そうだね、あと……よく見ると何かを置ける台になってるね、口の中」


これは……カフェにもあった謎解きですか?


『たぶん……今持っているものだと解けないかも』
1.企画部会議室へ
2.連絡通路へ
3.戻って西側の廊下へ

失敗
安価↓2

1

>>499

「まだ何か足りないものがあるみたいだし…一度出ようかな」

凛「わかった、じゃあ次はどこ行こうか」

「……プロデューサーさんの部屋、見ておこうかな」




ここは、企画部会議室、という名前ですけど、
実際には、私たち『シンデレラガールズ』専用の部屋になっています

ここでプロデューサーさんが事務仕事をしたり、
私たちに新しい仕事を発表したり、ただの溜まり場として使ったりします

内装は、皆が寛げるスペースが広く取ってあって、
そことは仕切りで区切られた先にプロデューサーさんの机があるという構成です

溜まり場になっている広いスペースにはソファーやテレビなども置いてあるので、
何人かはお休みの日にも来て、遊んで過ごしたりもします

とにかく自由、それがこの部屋なんです



「……プロデューサーさんは、いないみたいです」


本当に、どこへ行ってしまったのでしょうか
手がかりがあればいいと、机やソファーを探していた時です


凛「……これって、見覚えがあるような」


それは、表紙に魔法陣みたいな物が書かれた、不思議な本でした

【ファイル:魔王の禁書】

1.
円環の夜にして始まりの日
彼の者達、新生の三賢者と我が下僕が、世を広く統べる孤高の者共の地を、
征服の時は満ちたとばかりに、その白き翼を羽ばたかせ、向かったと聞く
我が同胞がこれほどまでの力を有し、行使の時を迎えられたこと、
我は大きく、心を打ち震えさせられると共に、
この溢れる魔力を解放すること叶わず、至極無念である

2.
四元の一席にして紅の日
我としたことが……迂闊であった!
魔力増幅の儀を完遂し、禊を行い、生命の雫を地に落としていた時
突如として大地を揺るがす一撃を受ける
幸いにして、彼の力は遠く及ばず、我が結界を破るには足りない
しかし、彼の者の狙いは、我が退路を経つことであった
同胞の待つ会合の場へと繋ぐ橋の門を、
あろうことか次元を歪めることによって結界を張ったのだ!
なんたる暴虐!第二の門がなければ危ういところであった…

3.
四元の一貌にして蒼の日
我らが盟主に不穏の影ありと聞く
盟主の使い魔アスモデウスの呟きによれば、
我らが盟主は、我が良き理解者にして、小さき悪魔、天の使いに
御執心の様子であるという
その深度は、盟主の奥の手に届く鍵となるとも……真意は図りかねる

4.
生命の輪の一角にして全ての糧の日
この山嶺には伝説あり
修練の間にて、蒼き光に、アルテミスの旋律を乗せた時、
門にして鍵への道が開かれると
なんと甘美な響きであるか!

この先はより難解でわからない……



「……ねえ、これって」


凛「……持ち主は、どうしてるんだろうね」


「……無事だといいんだけど…あっ」


本の中に何か挟まってる……


【女子更衣室の鍵を取りますか?】
【・はい】



現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:12)
ハンドガンの弾(15)
女子更衣室の鍵(キー)
連絡通路の鍵(キー)
エントランスの鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:9)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー

本日はここまで
明日は昼に再開するかも

熊本弁考えるの楽しい

13時に再会予定です



凛「…この部屋にはもう、用事はなさそうかな」

「そうだね……プロデューサーさん、どこにいるんだろう……」

凛「……次行こうか」


『謎が、どんどん増えてきているような…』
1.連絡通路へ
2.2階西廊下へ
3.その他

安価↓2

>>509


私たちは一度、エントランスまで戻って、今度は西側の扉に向かいます


【エントランスの鍵を使いますか?】
【・はい】


この鍵は、もう必要ないですね
ノブをひねって中へ……



…ギイィ……





ゾンビ「ううウぅぁ……」


!?


凛「奥に2体か……こっちに気づいてるね」


これは……倒さないと通れない………

あ、また『消火器』を発見


『……狙いは当然』
1.消火器を撃つ
2.普通にゾンビを撃つ
3.その他

安価↓2

1

>>512
判定3+1 成功

「…凛ちゃん、下がってて」

凛「え…またやる気なんだ…わかった」


凛ちゃんを扉の外に出して、私ひとりでゾンビを待ち受けます


ゾンビ「…ぁああアあっ」


ゆっくりと、近づいてくる2人
消火器のそばに……きた!


パァンッ  ドォンッ


凄まじい炸裂音と共に、ゾンビは吹き飛ばされてしまいました
こっちは怪我なし、大成功です!



ちひろ[……もしもし、卯月ちゃん]

「っ!?は、はい!」

ちひろ[…また、なのね?]

「……ごめんなさい」


『……ちひろさんに、怒られちゃいました』
1.役員会議室へ
2.秘書室へ
3.社長室へ
4.その他

安価↓2

>>515

ギィ…


避難させていた凛ちゃんを連れて、秘書室の扉を開けます


「……うぅ…叱られちゃいました」

凛「当たり前でしょ?卯月…今日は無茶しすぎだよ」


……確かに、体当たりな行動ばかりしている気はするけど………

……探索しようっと……



秘書室も、あまり荒らされた形跡はありませんでした
秘書さんの机が手前にいくつも並んでいて、
その上には、私たちの知らない社長のスケジュールなどが纏められた資料が
綺麗に整頓されていました
奥には仕切りがあって、秘書さん達のロッカーや談話スペースなどが
そこに設けられています


死体もゾンビもいない……少し、ホッとしました


凛「……なるほどね」


? 凛ちゃんは何を見て………週刊誌?


凛「読んでみる?」

「うん、貸して」


しばらく、日本のニュースは見てなかったからなぁ…

何か変な事件でも………っ

【ファイル:週刊夕顔】

1.
『連続猟奇殺人、またもや犠牲者が』

N月N日、東京都目黒区にて、またもや惨劇が起きた
当日早朝、同区内住宅街の路地にて、男性らしき遺体が発見された
遺体は激しく損傷しており、まるで『猛獣に、食い荒らされた』ような
傷痕から、警察は近頃世間を騒がせている連続猟奇殺人犯と
同一の犯行と断定しており、現在も捜索が続いている


2.
M月某日の「世田谷ドッグフード事件」から始まるこの連続殺人事件
被害者の身体にまるで、『食い荒らされた』かのような傷をつけるという
常軌を逸した犯行を重ねながらも、
それ以外の証拠を一切残さない狡猾さを合わせもった犯人に対し、
未だに目星がつけられない警察に、世間からは避難の声が上がっている


3.
『狂気の心中か?他殺か? 夫婦「共食い」の真相とは』

N月R日、港区の旧麻布に当たる地区のマンションの一室で、
住んでいた老夫婦共に血を流し、倒れていたところを発見された
司法解剖の結果、死因は大量失血によるショック死と断定
更に、ふたりの胃の内容物に、『互いの肩の肉片』があったことも判明
警察はこれを他殺と見て捜査、現在、犯行現場付近の聞き込みを続けている

一旦休憩します

続きは夜に



この記事は……間違いない、ゾンビについての記事だ

日付から考えて、私たちが海外公演に行く前から、
こんな事件、予兆があったなんて…全然知らなかった

あれ?じゃあ今回の事件は……起こるべくして起きたっていうこと?
突発的にじゃなくて、前々からこういうサインがあったということは……


流石に考えすぎかな……


凛「どの事件も、私たちがここを発つ前後に起きてる。偶然かな?」

「わ、わかんないよ……でも、偶然にしては、おかしいような……」

凛「……まだ断定は難しいかな、とりあえずコレ、置いておこうか」

「うん…」



その後の探索の結果、新しく二つの発見がありました

まずは秘書さんの机の中に……


【ハンドガンの弾(10)を取りますか?】
【・はい】


「これ……秘書さんたちも銃を……?」

凛「……いよいよ怪しくなってきたね」



次に、別の秘書さんの机の中から……


【蝋燭を取りますか?】
【・はい】


……これ、どこで使えるのかな……


『探索はあらかた終わったみたい』
1.役員会議室へ
2.社長室へ
3.2階東廊下へ
4.その他

安価↓2

1

>>522

廊下を出て、向かいの扉、役員会議室へと向かいます



さっき行っていた、東側の会議室ほど広くはありませんが、
それでも会議を行うには十分な広さで、
天井のシャンデリアや、赤基調の高そうなカーペットなど、
内装は施設の中で最も豪華と言えます


ただ、その高価なカーペットには血が滲んでいて……



グチャ…グチャ…



部屋の奥で横たわっている人に、ゾンビが食らいついています


『これは……』
1.銃で撃つ
2.スタンガンで強襲
3.凛に任せる
4.部屋を出て社長室へ
5.その他

安価直下

1

>>524
判定9+1 クリティカル

ゾンビは死体に夢中で、こっちに気づいていません

そしてこの感覚……さっきワンちゃんを撃ったときと同じ、
今ならなんでも出来ちゃいそうな気がします


このまま、一瞬で決めちゃいます!


「……すぅ」


パァンッ  グシャアッ


ゾンビの頭が弾け飛んで、その身体も勢いで吹き飛ばされていきます



凛「……卯月、すごいのはすごいけど……アレ、調べるの?」

「あっ……」



気づいたときには遅かった……
食べられていた死体が……肉片塗れになって………






【ハンドガンの弾(10)を取りますか?】
【・はい】



凛「……次からは……うっぷ……気をつけてよ……」

「ご、ごめんなさい……」


『今日、何回謝ったんでしょうか』
1.社長室へ
2.東側へ
3.その他

安価直下

1

>>526

結局、役員会議室では他に、収穫はありませんでした


凛「…手に入ったのは銃弾だけか……」

「貴重だと思っていたけど、割と手に入るね」

凛「……ほんと、ここどうなってるの?」


確かに……ここ、日本のはずなんですけど……




社長室には一度、ここへの所属が決まってから、挨拶の為に入ったことがあります

西側の広い窓を背に、社長専用の机と、ふわふわしてそうな椅子など、
社長専用の部屋だけあって、備品や装飾がどれも一級品です
こんなに広くて豪華な部屋で、ただ一人、1日の何時間かを過ごすのって、
どんな気分なんでしょうか?



そして、社長の机から離れた位置に、やや大きめの金庫を見つけました


凛「暗証番号をテンキーで入力するタイプか、
  『4桁の数字』を入力すると開くみたい」

「4桁の数字かぁ」


『え、というかコレ…開けちゃっていいの?』
1.暗証番号を入力(数字指定、理由もあれば併記)
2.ヒント
3.諦めて部屋を出る

安価↓2

2

>>529

凛「…卯月はさ、こういう暗証番号とかに使う数字、決めてたりする?」

「うーん……誕生日、とか?」

凛「それメチャクチャ危ないよ……」

「そうなんだけど……こういうの覚えたりって、ちょっと苦手なんだ」

凛「せめてもうちょっと捻ろうよ……
  同じ誕生日でも『違う人の誕生日』を入れるとかさ」

「あ、パパやママの誕じょう…び…とか」

凛「それも危ない……大丈夫?」

「……ううん、心配しなくてもいいよ」

凛「……まあ、なんにしろ、個人情報そのままはマズイよ」

「そっかぁ……」


『そもそも社長さんの誕生日、知らないんだよね』
1.暗証番号を入力(指定)
2.ヒント

安価↓2

2

>>532

凛「……ねえ、もしかしたらさ、
  この答えについて、どこかで見てる気がするんだよね」

「ぇえ……そんな暗証番号になりそうな数字なんて…どこにも……」

凛「ううん、数字そのものじゃなくて、数字のヒントになりそうなの」

「ヒント……ヒント……うーん、そんなのあったかな……ん?」



まって、もしかしてあの『本』



「凛ちゃん、企画部会議室で見た本(>>502)、覚えてる?」

凛「ああ……っ、そうか、もしかして…」

「凛ちゃん分かったの!?」

凛「いや…もう少し読み解く必要があるけど……
  あの本にヒントが確かにあった、確か……」


凛ちゃんはそばにあったメモ帳に、文章を書き出します
よく覚えてるなぁ……



『盟主の使い魔アスモデウスの呟きによれば、
 我らが盟主は、我が良き理解者にして、小さき悪魔、天の使いに
 御執心の様子であるという
 その深度は、盟主の奥の手に届く鍵となるとも……』


凛「この『盟主』っていうのが社長、   『奥の手』っていうのがこの金庫の中身と考えれば
  『奥の手に届く鍵』は暗証番号、つまり社長が気になってる人に関する
  数字を指してるんじゃないかな?」

「も、もうそこまで解ってるんですか?」

凛「なんだかんだで付き合いは長いからね、あとは誰を指してるかだけど…」


『ときどき、凛ちゃんがよくわからない……』
暗証番号を指定

安価↓3まで解答

0414

>>535-537
正解


社長がお気に入りの人……誰のことなんだろう?

確か、本に書いてあったのは、

『我が良き理解者にして、小さき悪魔、天の使い』

良き理解者は、そのまんまの意味だよね
でもその後の……小さい悪魔?天の使い…あ、天使のことか
意味が正反対で……よくわからないなぁ…

ううん、もっと素直に考えよう
書いてある通りの意味で、それに当てはまる人を探すそう
そういえば、小さい悪魔って、『小悪魔』って言い方もできるよね

小悪魔…でも天使みたいに…優しい?純粋?
それに、良き理解者だから……『言いたいことを解ってくれる人』……





「あっ!そうか、みりあちゃんだ!」



やっと分かりました!

そうだ、同じ『シンデレラガールズ』の『赤城みりあ』ちゃん
かわいくてすごい純粋で、でもお仕事で小悪魔の衣装とか着てましたし、
何より、この文章を理解できる人と言ったら、
みりあちゃん以外には数える程しかいません!


そのみりあにゃんに関係する数字で4桁、つまり……



【0414】


カチリッ



誕生日の4月14日、0414で……開きました!

そして金庫の中には………えっ?




【ショットガンを取りますか?】
【・はい】

本日はここまで

明日の夜に再開予定です

今見直したらみりあにゃんという新しい猫アイドルを勝手に作ってた、恥ずかしい

今夜20時〜21時の間に再開予定です



これって…散弾銃だよね
社長室にどうしてこんなものが?社長さんの趣味……なのかな


凛「……M870、どうしてこんなのがここに…」

「へ?」

凛「レミントン社っていう、アメリカの銃メーカーで作られたショットガンだよ
  日本でも海上自衛隊なんかが持ってるけど……
  一般人が持っていいものじゃないよ、コレ」

「へ、へえ……」


凛ちゃん詳しすぎだよ……


金庫で見つかった散弾銃
弾も6発ほど、金庫に別途で入っていたので、銃に装填しておきました

問題は、これで荷物がいっぱいなことと、
この散弾銃をどっちが使うかなんですけど……


『こんな強そうなの、扱えるかな』
1.卯月が持つ
2.凛が持つ

安価↓2

>>547

やっぱり、私が持つことにしましょう
それと、試しに散弾銃を構えてみましょうか


うわっ、結構重たい…
わかってたけど、やっぱり拳銃とは勝手が全然違いますね

慣れるまで時間がかかりそう…もしかすると、狙いを上手くつけられないかも



凛「…にしても、やっぱりウチの社長は、全く信用できないってわかったよ」

「た、確かに、普通は持てない銃を持ってるなんて、気になりますね」

凛「いや、暗証番号をみりあの誕生日と同じにするって、普通じゃないよってこと」

「あぁ…そっちなんだ」


社長さん、みりあちゃんを見るときだけ、
目の色が違うって噂、してましたもんね


凛「あの狸親父……なんかおかしいって思ってた、アイツ絶対にロ…」





ガタンッ


凛「っ!?」


えっ、何!?

あ、天井のダクトが開いて……




リッカー「ハアアアア…」



『さっきの化物!? 倒したはずなのに!』
1.攻撃(武器指定)
2.部屋から出る
3.その他

安価↓2

>>550
判定6 成功

流石に、ここで弾を消費するわけには…

凛ちゃんに合図を送って、机にあったペンか何かを投げてもらいます



ヒュッ カランカラン


リッカー「っ!? カアアッ!」


壁に当たって音を立てたペンに向かって、化物が天井から跳んで行きます
その間、私たちはゆっくりと、それでも素早い動きで扉に向かい、
迅速に外へ脱出しました



カアアァァッ ガタンッ ガタンッ


凛「流石に、あの爪で扉は開けられないみたいだね」

「押し破られる前に、早くどこかに行こうっ」


『とりあえず、逃げられたみたいです』
1.東側:会議室へ
2.このまま連絡通路へ
3.その他

安価↓2

大失態、アイテム欄MAXだったのにショットガンを拾えるようにしてしまった

でも鍵捨てたら銃拾えるようになるってほうがおかしいしこのままで

>>553

南館で探索できるところは、粗方終わったのかな?
まだ気になる場所が、ないことはないんですけど……
また、行き詰まった時に考えましょう


凛「……卯月、やっとあの鍵処分したんだ」

「えっ?……ああ、まだ使えるかなって思って、取ってたんだけど…
 散弾銃拾った時に、置いてきちゃった」

凛「…はぁ、そんなんだから、部屋の片付けとか悪いんじゃないの」

「そ、それとこれとは話が別だよ!」


全く、失礼しちゃいます!



現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:10)
ハンドガンの弾(25)
ショットガン(6)
女子更衣室の鍵(キー)
蝋燭(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:9)
ハンドガンの弾(23)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー



東側の廊下をそのまま素通りして、2階側の連絡通路へ来ました
内装は1階側と変わらないみたいですね


「そういえば……1階では窓から、ワンちゃんが襲ってきたんでしたよね」

凛「うん…まあ、流石にこんなところまで跳んできたりはしないでしょ」

「そうだよね、ここ高いし、流石に…」



ゴンッ


「「っ!?」」


い、今の音って…窓から……


ゴンッ


凛「あれって……カラス?」



あ、あははは……まさか…っ!


ゴンッ ピシッ


「あ、窓ガラスにヒビが…」

凛「卯月!早く逃げ……っ!」


ガシャァンッ カアアァッ!


凛「きゃあっ!?」

「ひいっ!?」


『カ、カラスが窓を突き破ってきた!』
1.攻撃(武器指定)
2.前の扉に逃げる
3.後ろの扉に戻る

安価↓2

2

>>558
判定9 大成功


凛「卯月!走るよっ!」

「はいっ!」


パニックになりそうでしたけど、なんとか持ち直して、前の扉に……



ガチャ



「はぁ…はぁ……ビックリしたー…」


今度も、上手く走り抜けることができました
でもまさか、カラスまで襲いかかってくるなんて……


凛「……ここが、最後になりそうだね」


凛ちゃんはそう言って、地図と周囲を見比べています

北館の2階は、各々のレッスンの為の区画になっています
それぞれダンスレッスン、ビジュアルレッスン、ボイスレッスンを行う為、
3つのレッスンルームに分かれています

北側には男女別の更衣室があります
このプロダクションには女性のアイドルしかいないので、
男子更衣室は本来必要ないはずなんですけど、
どちらもシャワールームがついているので、泊りがけの男性スタッフが
よくシャワーの為に更衣室を使用していたりします


『どこから調べようかな』
1.トイレ
2.女子更衣室
3.レッスンルーム
4.その他

安価↓2

トイレ

>>561


凛「…あのさ、卯月は……大丈夫?」

卯月「…何が?」


凛「…その、私……そろそろトイレに……」

「え……あっ」


そ、そうだよね!
ずっと探索してたし、そんな暇なかったもんね!仕方ないよね!


「そうだよね、ちょっと休憩したかったし……あれっ?」




なんということでしょう
女子トイレの扉が…開きません


凛「……ねぇ、嘘でしょ?」

「…………………




 あ、男子トイレは使えるみたい」

凛「う、うわあああぁぁ……っ!」



……結局、背に腹は代えられない、ということで



凛「……うぅ…死にたい……」

「……この場で言われたら、冗談にならないよ」


流石に、ふたり同時だと危ないので、
交代で個室の前に見張りをすることにしました

今は、個室の中に凛ちゃん、外では私が見張りをしています


凛「……ぶっとばしてやる……こんな目に合わせたヤツ……絶対にぶっ飛ばしてやる」


「凛ちゃん……気持ちはわかるけど……んっ?」



ガチャッ キイィ…


「……ごめん、ちょっと行ってくるね」


奥から扉の開く音が……これは………


ゾンビ「うううゥウ…」


『2体もいる…なんとかしないと』
武器を指定して攻撃

安価↓2

ハンドガン

>>565
判定5+1 成功

散弾銃は……流石にもったいないかな
ここは拳銃で!


パァンッ パァンッ パァンッ パァンッ 


ゾンビ「ぐウぅ…!」


まずは一人!
でも狙いが甘くて、弾を多く使っちゃいました…
今度はよく狙って…


ゾンビ「うァアあっ!」


あっ、そんな……もうこんなそばまで!




凛「卯月!しゃがんで!」

「!?」


凛ちゃんっ!?

言われた通りに身を屈めると、
その上を銃弾が4つ、ゾンビに向かって飛んで行きます


パァンッ パァンッ パァンッ パァンッ 


そのままうめき声もあげずに、ゾンビは真後ろに倒れてしまいました


凛「ふぅ…ま、こんなものかな?」

「ありがとう凛ちゃん!おかげで助かりました!」

凛「ふふっ……どういたしまして。次、卯月の番だよ、入りなよ」

「あ、うん」




はぁ……用も済んで一息、落ち着いたところで、探索再開です

あ、銃のリロードしておかないと



『にしても、トイレに侵入するなんて、エッチなゾンビです!』
1.女子更衣室へ
2.レッスンルームへ
3.その他

安価↓2

>>568了解です

すみません、明日早いので今日はここまで
また20〜21時に再開します、では


現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(16)
ショットガン(6)
女子更衣室の鍵(キー)
蝋燭(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:15)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー

>>568


【女子更衣室の鍵を使いますか?】
【・はい】


ゾンビを退けた私たちは、手に入れた鍵を使い、更衣室に入りました


前まで使っていた時とは違い、部屋の中がやや薄暗い感じがします

よく見ると…それもそのはずです
天井の電灯が幾つか割れていて、室内を照らす灯りは半分ほどしか
ありませんでした

その中で映る、ロッカーや座椅子が暗く照らされて、なんとなく不気味な感じがします


凛「…奥から何か、音がしてない?」

「えっ?」



ピチャッ…ピチャッ…



『奥のシャワールームから、水が跳ねるような音が…』
1.気にせず散策開始
2.シャワールームを覗いてみる
3.その他

安価↓2
コンマ一桁目が5以下だと……

2

>>572
判定5なので……


これは……奥の方からの調べる必要があるみたいです

念のために拳銃を構えながら、
ゆっくりと、静かに、シャワールームの扉を開けて………

あれっ、すでにちょっとだけ開いてる
隙間からこっそり……っ!?




リッカー「…ハアアァ……」



ま、またなんですか!?

さっきまで南館にいたんじゃ………
違う、そんなはずない、いくらなんでも移動が早すぎます
もしかしてアレ……いっぱいいるんじゃ
………んっ?


よく見ると、怪物の後ろには犠牲になったスタッフさんらしき姿があります

その手の中に………『鍵』?



『…できれば相手にしたくないけど』
1.その場で攻撃(武器指定)
2.こっそり近づいて鍵を取る
3.おびき寄せる

安価↓2

3

>>575
判定0 クリティカル

あれは…なんとかしてこっちにおびき寄せないと
そのまま行くのは難しい気がします

何か…いい感じに音が出そうなものは……


そうだ!いらなくなった女子更衣室の鍵を…ロッカーに…それっ



カアンッ カランカラン…


あ、ちょっと音が大きすぎたかも



リッカー「っ!? カアアアッ」


うわっ!?すごい勢いでこっちに…来たぁっ!


怪物は扉を荒々しく開けると、
鋭い爪を振りかざし、ロッカーに向かって一直線
そのままの勢いで突進攻撃を仕掛けます……ロッカーに


リッカー「キシャアアアアッ」




ガゴンッ  ゴどンッ


リッカー「ギャンッ!?」


「ぇえっ!?」



な、なんということでしょうか…
その凄まじい怪力でへし曲げられたロッカー
その上にのっていた誰かのバッグが落下して、
怪物の頭にジャストミート!


バッグの中身は………ダンベルでした……



リッカー「クッ…クカカッ…」

凛「……なんでダンベルがロッカーの上にあるの…?」


『…怪物はノびてしまっています』
1.トドメをさす(武器指定)
2.鍵を取って逃げる

安価↓2  判定+2補正

1 ダンベルでトドメ

>>578
判定8+2 クリティカル

凛「…………」

あれ?凛ちゃんなんで近寄ってるの?
あっ、ダンベルを持って……


凛「……ふんっ!」

ズドンッ

リッカー「グゲェッ!?」



ああっ!? 頭に叩きつけた!


凛「………もう一発!」

ボグンッ プシッ

リッカー「」ビクンッ



・っ……今…頭から何か出ちゃったよ……
怪物はもう……動かなくなったけど……



凛「ふぅ…スッキリした…」

「凛ちゃん……すごくいい笑顔してるね……」


そうして、哀れな最期を遂げた怪物を尻目に……
私たちはゆっくりと、鍵を回収しに行きました


【第3レッスン場の鍵を取りますか?】
【・はい】



探索できる場所は、残すところは男子更衣室と、レッスン場だけです
でも……



「男子更衣室、鍵がかかってるみたい」

凛「第1レッスン場もダメだったよ、
  ただ、鍵がかかってるっていうより、『何かすごい力で抑えられてる』
  感じがした。何かはわからないけど……」


いきなり二箇所も行けないところがあるなんて……


「第3レッスン場へは鍵があるけど、とりあえず第2も調べとこうよ」

凛「そうだね、近いところから行こうか」


そう言って、第2レッスン場の扉を開けて………!


凛「っ、嘘でしょ……」







「そんな……トレーナーさん!」





部屋の中で見たのは、
血まみれで倒れたトレーナーさんの姿でした



「そんな……ひどい……」


トレーナーさん……ここの専属で、
私たちアイドルのレッスンをいくつか、受け持ってくれていた人です

レッスンは厳しいけど、とても気さくで、
プロデューサーさんが、アイドルとしてスカウトしようとしたほど、美人な人

そんな私たちのトレーナーさんと、まさかこんな形で再会するなんて……



「お腹からこんなに血が……これもゾンビに……」



凛「……違う、トレーナーさんは誰かに殺されてるんだ」


「えっ!? 」



そんな!?どういうことなんですか、凛ちゃん!



凛「傷口をよく見てよ、噛まれ傷ではないよ、コレ」

「…ホントだ…小さい穴みたいなのがいっぱい……え、これって!」


凛「銃創だよ、しかもショットガンの傷だ」


「誰かに撃たれたってこと!?」



そんな……どうして…一体だれが…



凛「……ん?ズボンのポケットに何か入ってるね」


凛ちゃんはそう言うと、トレーナーさんのポケットから、
何か小さな機械を取り出しました


「……それ、ボイスレコーダー?」

凛「もしかしたら、最期に何か残そうとしてたのかもしれない。再生するよ」


レコーダーの中に……いったい何が………




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


??「何をしとるんだね!こんな所にわざわざ呼び出して……
   ゾンビがうようよしとるというのに」


トレーナー「……私も質問させて下さい
      貴方達の目的は、いったい何なんですか」


??「目的……何を言っているのかね?」


トレーナー「とぼけないでください!
      今回の事件、貴方が一枚噛んでいることは分かっているんです」


??「……君は何か思い違いをしているのではないかね?私は……」


トレーナー「姉さんから聞きました。貴方が会社の資金を一部、
      私的に流用している可能性があるって」


??「っ!」


トレーナー「姉さんは前々から貴方に、不信感を抱いていたみたいですよ?
      この会社、用途不明な資金の支出が多すぎる、と
      独自に調べた結果ですけど、貴方、昔勤めていた製薬会社に
      資金を横流ししているそうじゃないですか」


社長「……そうか」



トレーナー「その製薬会社も、噂では新しい生物兵器を作る研究もしていて、
      海外にある研究所で起きた事故で、多数の死者を出しているとか
      眉唾だと思っていたけど……今回の事件、どう考えても…っ!」


??「……少し喋りすぎではないかね?」


トレーナー「やっぱり……貴方がやったんですね!
      姉さんが行方不明になったのも……裏で貴方が……っ!」


ズドンッ


トレーナー「……がはぁっ…!……ねぇ……さん……めん………」

ドサッ


??「…………次から次へと……忌々しい!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



これが……トレーナーさんが残した…最期のメッセージ………



凛「……あの狸親父…!」


隣で、怒りに打ち震えている凛ちゃんが、
拳を強く握りしめていました……

明日も早いので今日はこの辺で

モロバレだと思うけど>>585の最後のセリフは社長ではなく??のつもりでした
またもや大失態orz

次あたりでボス戦入ります。では

今夜、20時〜21時の間に再開予定







??「……狸親父はあんまりじゃないか、渋谷くん」






「「!?」」




声のする方へ振り向くと、
部屋の入り口に、男の人が立っていました

恰幅のいい体格に、茶色の背広が合うその姿

そこにいたのは……紛れもなく、阿久峰プロダクションの社長さんでした



社長「…あの女……まさか会話を録音していたとは……小賢しい真似を」



「…社長さんっ、貴方が……トレーナーさんを?」

社長「そうだ、最早誤魔化しも効かないだろうから、真実を話してやろう
   そこで死んでいる女の言うことは…半分は正しい」

「は、半分って…」

社長「会社の資金の一部を『アンブレラ』に流していたことは事実だ
   生物兵器云々も、今回の『災害』のことも、概ね正しい」

「…こ、この事件は、社長さんが引き起こしたんですか!?」

社長「違うっ!私は被害者だ!」

「っ!?」



社長「私はっ…長年あの会社に尽くしてきたんだ!
   なんの冗談かは知らんが……この事務所を作るように命じられた時も、
   私は黙って従ってやったというのにだ!なんなんだこのバカ騒ぎは!」


「バッ……バカ騒ぎってなんですか!人が大勢死んでるんですよ!?
 みんなが……ママが……ゾンビになって……誰かを襲ってるんですよ!」


社長「そうか、それは気の毒にな。
   だがそれで私を責めるのはお門違いだ
   何一つとしてメリットのない事をなぜ私がしなければならんのだ!」


「そんな言い方……っ」


凛「卯月、もういい」



凛ちゃんがゆっくりと、社長さんに銃口を向けました



社長「……撃てるのか?私は人間だぞ?」


凛「うるさい!………人の尊厳を踏みにじっておいて………何が人間だよ!」


社長「……やかましい奴だ、だから年増は嫌いなんだ……」


凛「……このっ…」



凛ちゃんの手が……大きく揺れています



社長「どうした、例えゾンビは撃てても人殺しは嫌か?
   仕方ない、それが普通の反応だ」


凛「黙ってよ……黙れっ!」



引き金に指がかかっていても、力が入らないのか、
凛ちゃんは微動だにできない様子です

私も……銃を持っていても、構えることすらできません


社長「……分かるとも、化け物と違って、人を撃つのは話が別だ


   ………一線を越えればなんともないがな」


「っ!?」



社長さんが…持っていた散弾銃を構えました

……は、早くしないと……っ!



社長「この位置なら、ふたりとも仲良く逝ける……お別れだ」





ドンッ






銃声………とはまったく違う、鈍い音が響いた瞬間
地面が大きく揺れました



凛「っ!?」


社長「な、なんだこの揺れは!?」


ドンッ ミシリ


もう一度、衝撃と共に、何かが軋むような音がします
その発生元は、隣の第1レッスン場にあるように感じました


社長「……なんなんだこれは!?」


社長さんの視線は、部屋の外の、
ちょうど第1レッスン場の扉あたりに移っています
そして………



………オオオオオオオッ!


ガゴンッ


社長「っ!? なんだと!?」



何かが外れるような音が聞こえて、
驚いた社長が、その発生元に銃口を向けました


ドォンッ


炸裂音がひとつ、散弾銃が火を噴いた瞬間、


社長さんが吹き飛ばされてしまいました



短い悲鳴をあげた社長さん


よく見ると入り口の外に、赤黒いムチのようなものが見えます


それは吹き飛ばされた社長さんの元へ伸びると、
そのまま掴んで、第1レッスン場の辺りまで引きずりこみました



社長「おいっ!やめろっ!クソッ……化け物めぇ!」



よく見ると、社長さんの持っていた散弾銃はひしゃげています
アレでは……もう反撃はできないでしょう……





ギャアアアアアアアアアアッッッ!






……何、何が起きてるの?


赤い鞭みたいなものが社長さんを引きずりこんで……


今の悲鳴は……



凛「………行ってみよう」

「へっ?」

凛「ここまでしぶとく生き残っていたあの狸親父が、やられるほどの相手だよ?
  なんにしても、ここでじっとしていたら寧ろ危険だよ」



そう言って、部屋を出た凛ちゃんを、私は慌てて追いかけます
扉を抜けて左方向
立ちすくむ凛ちゃんの後ろから、私は第1レッスン場の中を覗き込みました




グルルルルルルルル





そこには、予想を遥かに超えた化け物がいました



見た目は、ものすごく大きなトカゲでしょうか


体色は緑色で、所々浅黒く、その肌は大きな鱗に覆われています
背中から頭辺りまで立派なトサカみたいなものが生えていて
口から覗かせる鋭い歯は、なんでも齧りとってしまいそうな迫力があります


ソレは、破壊された扉と壁の穴いっぱいに、その巨体を収めながら

下半身がなくなった社長の体に食らいついていました


『…ホントに……なんなのコレ!』
1.攻撃(指定)
2.後ろに下がる
3.その他

安価↓2

2

>>604
判定5 成功

その巨大なトカゲは、私たちの存在に気づくと、
その大きな体を揺らし、ゆっくりと近づいてきました……





凛「卯月!逃げるよっ!」


凛ちゃんの声で我に返り、私は一目散で後ろに下がります

済んでのところで巨大トカゲの牙が空振り、
そのままソレを尻目に、連絡通路の扉まで走って行きます


そのまま扉を開け…………えっ!



「ウソ……扉が開かなくなってる!」


凛「はあっ!?」



どういうことなの!?

扉がまるで接着されたみたいに、うんともすんとも動かなくなりました


つまり……私たちはこの廊下に、閉じ込められたみたいです


『角の奥から……巨大トカゲの足音が聞こえる』
1.あえて前に出て攻撃(指定
2.周囲を探る
3.その他


安価↓2

2

>>607

何か……逃げる為に必要なものはないの?

そう思い…周囲をあらためて見回したそのときです


凛「卯月、アレ!」


凛ちゃんが指差した先には……『消火器』の入った棚がありました!


コレの爆発に巻き込めば………ううん、やっぱりダメ!

消火器の棚の位置は、曲がり角の内側
これじゃ爆発に巻き込まれる!

それに散弾銃をものともしない相手に効くのかも……



『巨大トカゲの足音が近づいてくる』
1.前に出て攻撃(武器指定)
2.その他

安価↓2

>>610

……ここで手をこまねいていても、どうしようもありません


「凛ちゃん、私行くよ」

凛「……うん、私も着いてく」


逃げ場がないのなら、やるしかありません!





グオオオオオッ!



袋小路から出て、通路奥からやってくる巨大トカゲに、私たちは走って行きます

やっぱり、あの鱗は見るからに硬そうで、
拳銃では傷がつけづらいかもしれません

散弾銃でも厳しいかも……でも!


バァンッ


ッ!? ギャアアアッ!


目元を狙って、一発

よし!嫌がってる!
でも目を潰すには至ってないみたい…っ!


ギャアアアッ! ヒュオンッ


危ない!引っ掻かれるところだった……
こんな大きい相手だと、『接近戦は厳しい』かもしれません



『巨大トカゲが…大きく口を開けた!』
1.攻撃(武器指定
2.回避
3.その他

安価↓2

>>614
判定6 成功
そしてイベント発生


なんて大きな口なんだろう……
全てを呑み込んでしまいそうな……それほどの大きさです……

んっ……呑み込んでしまう……そうだっ!




ヒュオンッ バシィッ



「キャアァッ!?」


……何?今私……何かに弾き飛ばされて……

目の前にあるのは………舌!?
そっか…さっき社長さんを跳ね飛ばしたのは……
あの鞭みたいにしなる……舌だったんだ!


…シュルルッ


あっ!……舌が…足に絡みついて……引きずられる!


「いっ、嫌!離して!」


・島村卯月  7/10



トカゲの口が…そばまで近づいてる!

あんなのに齧られたら……社長さんみたいに………

ああっ……もう頭がパニックになって……銃の狙いが定まらない!


「嫌っ!嫌ぁっ!凛ちゃん!助けてぇ!」









凛「卯月から……離れろっ!」





鳴り響く、2発の銃声



鉛玉が、巨大トカゲの両目を、的確に貫きました



ギャアアアアアッ!



「凛ちゃぁんっ!」


凛ちゃんが……助けに来てくれた!


凛「アンタは……これでも食べてな!」


凛ちゃんは、いつの間にか持ち出していた消火器を、
巨大トカゲの前に投げ出しました


目を潰され、大暴れするトカゲは、誤ってソレを呑み込もうとします


「……ありがとう凛ちゃん……これでっ!」



隙をついて逃げ出した私は、
十分な距離を取って、トカゲの口の中に狙いを定めます


「すぅ……」




パァンッ



  ドパァンッッッ





巨大トカゲの深い口の中で、炸裂する消火器



その威力は頭を丸々吹き飛ばし、辺りに血の海を作ります



のたうち回る巨大トカゲは、そのうちぱったりと動きを止めて、



血の海の中に沈みました








現在状況

・島村卯月  体力7/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:14)
ハンドガンの弾(16)
ショットガン(武器:5)
蝋燭(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:13)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系(キー)
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー

本日はここまで

戦闘描写って難しいです

本日、20時〜21時の間に再開予定



凛「…っ卯月!」


巨大トカゲが息絶えるのを見て、
ほっとした瞬間、力が抜けちゃったみたいです
私は膝から崩れ落ちて、駆け寄ってきた凛ちゃんに抱えられます


「…ははは……ごめんね凛ちゃん、また無茶しちゃったかも」

凛「いいよ、もう……今は休んでて」


そう言われて、凛ちゃんに身体を寄せながら、
あらためて目の前の死骸に目をやります



頭が丸々吹き飛んだ巨大トカゲ

通路いっぱいまで大きくなって……いったいいつの間にこんなところに?
始めからレッスン場にいない限り、こんなところに忍びこめません

よくよく見ると、図鑑とかで見るトカゲよりずんぐりとした体型で、
なんとなく……何処かで見たことがあるようなシルエットです


「……ねえ、やっぱりコレって…」

凛「……多分、元は『イグアナ』だろうね……違うと思いたいけど……」



『いったい……何をしたらこんな姿に』
1.第一レッスン場を調べる
2.所長の死体を調べる
3.もう少し休む(話題併記
4.その他

安価↓2

2
ショチョー!

>>632

「うん、ありがとう……もう、大丈夫だから」


息を整えて、寄りかかった身体を起こします
ゆっくりと足を動かして、まずは社長の様子を見に行くことにします



「…うっ……」

凛「……流石に……哀れだね……」



社長は、腰から下が丸々なくなっていました
恐らく、舌で絡め取られてそのまま、丸齧りされたんだと思います

一歩間違えば……私もそうなるところでした

そして、グニャグニャにひしゃげた散弾銃
これはもう使えないけど、銃があるということは……


凛「あ……調べるの?」

「……うん…怖いけど、何かあると思って……」

凛「……手伝うよ」


お互い、青い顔をしながら、軽くなった社長の身体を持ち上げ、調べます


………なんだか、完全に慣れてきちゃったな………



「やっぱり、ショットガンの弾だよ!」

凛「うん……でも、持ち物がカツカツになってきたね」



『どうしようかな……』
1.アイテムを何か捨てる
2.拾わず一旦置いておく

安価↓2
現在状況については>>619

2

あかん、完全にボケとる


現在の状況、正しくはこっち


現在状況

・島村卯月  体力7/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
スタンガン(武器:22)
ハンドガン(武器:14)
ハンドガンの弾(16)
ショットガン(武器:5)
蝋燭(キー)
第3レッスン場の鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
ハンドガン(武器:13)
ハンドガンの弾(13)
トイレ用洗剤:塩素系
ライター(キー)
調合したハーブ(緑+赤)
調合したハーブ(緑+赤)
救急スプレー




あと、これ以上はアイテムがあんまりにも取れなくなるんで
急遽、一部設定を変更します


【キーアイテム所持数増】
所持上限を【2】から【4】に
つまり卯月はキーアイテム合わせて最大8個持てるようにします

>>635

「……とりあえず、今は置いておこうかな」

凛「……勿体無いけど、仕方ないね」



散弾銃の弾は近くに置いて、
私たちは、大穴の空いた第一レッスン場へ向かいました



「……うわぁ……ズッタズタになってる」


思わず、声にだしてしまうほど、酷い有様です

あちこちに爪跡や血の後があって、
備え付けの機材はことごとく破壊されていました

元々はダンスレッスンの為に、一番広くスペースを取っていたこの場所
今は見る影もないほど荒らされています


凛「…あ、ねえ、何か落ちてない?」


そう言われて、視線を床に移すと……
確かに!赤黒いシミに混じって、銀色の鍵がそこに落ちています



【男子更衣室の鍵を取りますか?】
【・はい】



『……このシミは……ううん、考えちゃうダメだ』
1.男子更衣室へ
2.第3レッスン場へ
3.凛と会話(内容併記

安価↓2

>>639

次は……全部のレッスン場を見ておこうかな



【第3レッスン場の鍵をつかいますか?】
【・はい】




第3レッスン場は、主にボイスレッスンの為の部屋になっています

備え付けられたグランドピアノが印象的なこの部屋
そのピアノを使って、
トレーナーさんと正しい音程で歌う為のレッスンを、よくしていました

トレーナーさん………どうか安らかに……



凛「……このピアノ、見てよ」

「えっ、どの辺を」

凛「ほら、この大きな窪み…」

「うん……ホントだ、何かはめ込むものがいるのかな」



グランドピアノの、鍵盤の上辺り、
真ん中部分に、大きな穴が空いていました
また謎解きのようです……


凛「ここで、またあの手記が役に立ちそうだね」

「えっ」



『この山嶺には伝説あり
 修練の間にて、蒼き光に、アルテミスの旋律を乗せた時、
 門にして鍵への道が開かれる』


凛ちゃん……ちゃんとメモ取ってたんだね……



凛「『修練の間』は間違いなく、レッスンルームのことだね
  多分、この『蒼き光』を出しそうな何かをココにはめ込んで
  『アルテミスの旋律』を演奏すればいいんじゃないかな?」


「な、なるほどー!………『アルテミスの旋律』って?」


凛「そっちも、だいたい見当はついてるよ
  アルテミスが月の女神って話は、さっきしたよね」


「うん……あっ、『月に関する曲』を弾くってことですね!」


凛「そ、でさ、月に関する曲と言えば……十中八九これだね」


そう言って、凛ちゃんはピアノに乗っている楽譜の束から、
一枚の楽譜を取り出します


タイトルは、『ピアノソナタ 第14番『月光』』
見せられたものはベートーベンの曲でした



「その、青い何かを探して、コレを演奏すればいいんだね」

凛「恐らくね」

「………凛ちゃん……」

凛「んっ?」




「私、こんなの弾けないよ。凛ちゃんは弾けるの?」

凛「………」


え、なんで目を反らすんですか



試しに、弾いてみることにしたんですけど……



〜〜〜… 〜〜〜… 〜〜ッ!!



凛「はぁっ…! ダメだ、初心者には弾けそうもないよ…」


「えぇ……ここで手詰まりだなんて……」


ま、まさかピアノが弾けないとダメだなんて……どうすれば………



凛「…一度、ちひろさんに連絡しようよ」

「そ、そうですね!ちひろさんって、けっこう多芸だからもしかしたら」



私たちがダメでも……他に弾ける人がいれば……とにかくちひろさんに連絡です



……………あれっ?


凛「ちひろさん、聞こえてる?ちひろさーん?」



突然、ちひろさんへの連絡が、取れなくなりました

すみません、睡魔がキツイんで一旦ここで……

本日、13時過ぎに一回、再開予定












選択肢次第で、最大ふたり死亡する可能性があります



凛「……どういうこと?もしかしてちひろさんに何か…」

「そ、それだと!みくちゃんたちも危ないんじゃ!?」

凛「とにかく、一旦戻ろう!」



どうして急に……とにかく急いで……あっ!



「待って!そうだっ……今連絡通路が使えなくなってるんだった!」

凛「えっ…ぁあっ!」



そうです!さっきのトカゲと戦っていたとき、
どうしてか開かなくなっていたんです!



凛「多分、あのデカい化け物が暴れたせいで、
  扉本体のフレームが、振動で変形してたんだ」


そんな……それじゃあ、ここから戻れないってこと!?


『どうすればいいの?』
1.とりあえず男子更衣室へ
2.なんとかして扉をこじ開ける(安価先コンマ8,9,0で成功)
3.その他

安価↓2

2

>>649
判定9 成功

凛「なんとかしてこじ開けるよ!卯月!」

「はいっ!」


そうして、連絡通路の扉へ向かう私たち

あらためて見ると、確かに扉を囲うフレームが、やや歪に曲がっています



凛「タイミングを合わせて体当たり、行くよ!」


「「せー……のっ!」」


ドシンッ、と、同時に扉へ体当たりをします
軋むような音が響いてるけど……ビクともしません


凛「もう一回、せー…のっ!」


ドシンッ ドシンッ


息の合ったコンビネーションで、体当たりすること複数回、
ようやく、扉がガタつき始めました。そして……



「「せー…のっ!」」




ガゴンッッッ



「やった!開きました!」

凛「急ぐよ!走って!」



通路に屯しているカラスを無視して、奥へ走り抜けました



南館に到着!
あとはこの廊下を抜けて………



キャアアアアア……



今のは悲鳴!? まさか!


「凛ちゃん!」

凛「うん、医務室からだ!」



東側廊下からエントランスへ、
階段を降りて……急いで医務室へ!




「ちひろさん!みくちゃ……っ!?」




リッカー「ハアアアアア……」


みく「来ないで!来ないでよ!」


またあの化け物が!いったいどこから……




『みくちゃんに狙いを定めてる……危ない!』
1.攻撃(武器指定)
2.注意をひく
3.その他

安価↓2

みくに音をたてない様に言ってから2

>>653
判定4 成功

「みくちゃん!動いちゃダメ!」

リッカー「っ……?」

みく「へっ…卯月チャ…」
「喋ってもダメ!ソレは目が見えないの!」


私はあえて、大声で叫ぶことで、怪物の注意をこっちに引きつけようとしました


リッカー「カアアアアッ!」


よし、こっちに注目してます!



『気づいた怪物が…身構えています!』
1.攻撃(武器指定)
2.回避
3.凛に任せる
4.その他

安価↓2

1ハンドガン

>>656
判定9+1 クリティカル


あの体制……多分、飛びかかってくるはず

避けたほうが……でも、もしかしたら……

今、またあの感覚が来ているから!



リッカー「カアアアアッ!」

凛「っ、避けて!」



大きく跳躍して、私に攻撃をしようとする怪物

迫ってくるところを、その大きな頭に………



違う、狙いは胸元……心臓!



パァンッ



リッカー「ギャアアッ!?」

「きゃっ!」


やった!やっぱり弱点はそこだったんだ!
怪物は空中で姿勢を崩し、思わず避けた私の横をすり抜けて
壁に勢い良く、体を叩きつけました



『かなり効いてるみたい……このままトドメを!』
1.攻撃(武器指定)
2.凛に任せる
3.その他

安価直下

1スタンガン

>>658
判定6 成功

私はスタンガンを取り出して、地面に張り付いている怪物に近づきます


「これで……終わりです!」


バチバチバチィッッ


リッカー「カッ!?……カカ……」


スタンガンの電圧を受けて、
怪物は激しく痙攣したあと、動かなくなりました



凛「…終わったみたいだね」


凛ちゃんは、さっきの間にみくちゃんの元へ駆けつけていたようです
みくちゃんは……よかった、怪我はしてないみたい


みく「ううぅ……怖かったぁ…」


「みくちゃんは無事みたいだね……そうだ!ちひろさんは!?」


凛「…それが、見たところいないみたいで……李衣菜はそこに……」


奥のベッドを見ると、李衣菜ちゃんが横になっていました
幸い、少し寝ているだけのようで、怪物から何かされた様子は……




「嘘……腕の怪我が悪化してる!?」

いったん休憩


続きは20時以降になります



包帯に染み込む血の量が増えて、染み出てきてる……

顔色も真っ青……なんで…?
ここを出るまでは、今より元気だったのに!



李衣菜「…………だれ?」

みく「あ、李衣菜ちゃん気がついたかにゃ?」


みくちゃんが、李衣菜ちゃんの元へ歩み寄ります


みく「また包帯変えなくちゃ……輸血パックどこだったかな?」


李衣菜「……ありがと……」


みく「あっ、また腕掻いてる!傷できるからダメって言ってるでしょ!」


李衣菜「あはは……ごめん……なんか痒くって………」



あ、よく見たら、身体中のあちこちにかきむしったような細かい傷が……
一部はかきすぎて血が滲んじゃってます

そんな李衣菜ちゃんを、みくちゃんは甲斐甲斐しくお世話していました



凛「ねえ…何が起こってるの?李衣菜は……」


みく「……ふたりが出てってから、
   ちょっとずつ、具合が悪くなってきちゃって……」


李衣菜「……みくー……ちひろさんどこー?」


みく「李衣菜ちゃんのお薬が足りないから外に出てるってー」


「えっ、ちょっ、ちひろさん外に行っちゃったんですか!?」


みく「うん……ここの設備じゃ、治療しきれないんじゃないかって
   外の病院まで出てっちゃった……」


そんな……じゃあちひろさんと連絡が取れないのって……


李衣菜「……みくー…ちひろさんいないよー?」


みく「んもぉ!何回言わせるの!ちひろさん出てったって言ってるでしょ!」


李衣菜「あっ……そうなの………ははは……」



李衣菜「……なんか、お腹空いちゃったね」


みく「そだね……ここに来てから何も口にしてないにゃー」


李衣菜「……ごはん…たべたいなー……おかあさーん……まだー……?」


みく「みくはお母さんじゃありませんよー、ほら、包帯変えるから起きて」


李衣菜「……んっ」



………ねえ、李衣菜ちゃん、私はどうすればいいの?



凛「…………」


みく「……んっ…と、あれ?凛チャンも具合悪いの?
   顔色真っ青にゃ」


凛「あ、いや……私は別に……」



凛ちゃん、凛ちゃんも気づいたんだね
でも、どうしたらいいか、わかんないよね



李衣菜「……りんちゃん……あれ、うづきちゃんもいるんだね………どしたの?」


みく「あ、今になって気づいたの?失礼なヤツ
   ………どしたの、卯月チャン?」








目の前の李衣菜ちゃんは、今朝出会ったときのママと同じように
肌が真っ白に、血管が浮き出るほどに変色していました



『私は……』
1.李衣菜ちゃんに銃を突きつけた
2.ただ、ふたりを見守った



安価↓5までの多数決
選択肢を誤ると…………

興奮してきた
1

>>669-673



みく「……卯月チャン、何してるの?」



私は……気がつくと、銃を李衣菜ちゃんに向けていました



みく「ねえ、何してるの?そんなの向けたら危ないよ?
   ………下ろしてよ、下ろしてってば!」


凛「みく……李衣菜はもう……」

みく「離して!」


凛ちゃんが、みくちゃんの肩に手を置くと、
みくちゃんがそれを払いのけました


みく「何!? 凛ちゃんもなの?李衣菜ちゃんが何したって言うの!」



「李衣菜ちゃんは!もう助からないの!」




震えそうになるのを抑えながらも、声を荒げてしまいました


みくちゃんは悲痛な面持ちで私たちを見て、


それから、李衣菜ちゃんを抱きかかえました



凛「みく!離れて!」


みく「嫌!離れたら李衣菜ちゃんを殺す気なんでしょ!
   みくは………絶対に離れないんだから!」


李衣菜「……………」












ガリッ











みく「……えっ?」



ブチ…ブチブチッ



みく「あっ!ああああアアっ!!!?」


「いやっ…みくちゃんっ!?」



みくちゃんがっ……李衣菜ちゃんに喉を……っ!



李衣菜「…ぅゥ……ああアアアッ!」


ガリッ ガリッ グチュッ


みく「いっ……ぁあっ!李衣菜ちゃっ……やめっ!」



凛「李衣菜ぁっ!」


パァンッ パァンッ


なすすべなく、肉を食いちぎられるみくちゃん
凛ちゃんはいち早く銃を構えて、李衣菜ちゃんの体に撃ち込みました


李衣菜「かっ……はぁっ…!」


李衣菜は撃たれた勢いで後ろに倒れ、動かなくなりました



「そんな……私……私のせいで………」


凛「みく!しっかりして!」


駆け寄ると、みくちゃんはほとんど虫の息で……



凛「傷が深すぎて……もう……っ!」



私が……銃を突きつけたから……?

何が……何がダメだったの?



みく「…ヒュ-……ヒュ-…りいな……ゃん……どこ……?」



みくちゃんは、残った力を振り絞って、
ベッドで倒れている李衣菜ちゃんを探していました



みく「あぁ……こん…ところに……ヒュ-……ねちゃった……の……?」


凛「…………みく…っ!」


みく「………たしも……んだか…むい……いっ…ょに………ゃぁ………」









そのまま みくちゃんは李衣菜ちゃんを抱きながら


二度と目を覚ましませんでした


どこか 安心したような顔で息絶えたみくちゃんと


真っ白な顔を 真っ赤な血で染めた李衣菜ちゃんを見て


私たちは  泣いていました



Capter1.発症  END


とりあえず一区切り

もう少し状況説明とかすべきでしたでしょうか?

というかアニメ最終回翌日になんてもの書いてるんだ自分


今日はここまで、次からCapter2に入ります

追記

みくは>>668の選択肢次第で助かる可能性がありました


李衣菜は既に感染が進行しすぎていたため、どのみち助かりませんでした


その他質問あればお答えします

批判は………お許しください

ふと思ったけど、この事務所内に「マ゛マ゛~」となきながら相手の肉を引きちぎってくっつけてる不死身なのいないよな

今夜20時過ぎに再開予定です


>>697
リサ・マトバー……

ごめんなさい、思いついただけです。出しません






あれから、どれだけの時間が経っんだろう……


私も、凛ちゃんも、


医務室の外の壁にもたれながら、


その場に座り込んでいました



医務室のふたりはそのままに


泣いて、泣いて、泣いて


気力が尽きるまで泣いて


そのあとは………ただぼーっとしているだけ


となりで、やつれた顔をした凛ちゃんを見て


たぶん、私も同じ顔をしてるなって


なんとなく、思っていました





………助けられなかった



……助けて……あげられなかった…………




……私は……李衣菜ちゃんを………みくちゃんを………





私が……見殺しにしちゃったんだ……………っ










??「おふたりさんどしたの?そんなとこでー。にゃははー」



「………志希……さん?」

志希「いえーす、志希お姉さんですよー♪」



……全く気づきませんでした

目の前にいる女の人
ウェーブのかかったロングヘアーに、キラキラした大きな目
羽織っている白衣がなんだか似合うその人は、
まぎれもなく、『一ノ瀬志希』さん



「…生きてたんですね……」

志希「むっ、あたしを勝手に殺さないでくれるかなー?」

「…ごめんなさい」

志希「いや……そんなしょげなくても……どったの?」


「………」


私は、無言で医務室の扉を見ます

志希さんは、その方向に歩いていくと、扉を開けて、中に入って行きました



志希「……まあ、大体察したかな…」


戻ってきた志希さんは、私たちにそう告げます


志希「みんな、仲良しだったもんね…辛いよね」


「…………」





志希「……いる?ハンカチ」

「……いいんですか?」

志希「遠慮しないでよ。鎮静作用のある香りが振ってあるから、スッとするよ♪」

「……ありがとうございます」



志希さんは、同じものを凛ちゃんに渡して、

そのあとは何も言わずに、私たちの隣に座って、じっとしています



不思議と、沈黙がこの場に流れています


志希さんはどちらかといえば、落ち着きのない部類の人で、
こんなに静かに、何かを見守っているなんて、
怪しい実験でもしていない限り、なかったから…


こんなに気を使ってくれているんだ、って思うと、

申し訳ないような、少し、嬉しいような




「ありがとう…ございました…」


志希さんに、借りたハンカチをそっと返します


志希「落ち着いた?」

「はい……少し、落ち着きました」

志希「そっか、よかった♪
   ……で、どうしよっか?」


「……え…?」


志希「ん、いやぁ、まだしんどいんならいいよ、ゆっくり休もう
   ただ、ずっとここにいるつもりなのかなって」



ずっと……ここに……………






そうだ、私たちは未央ちゃんを








「志希さん……今日は、女子寮にいたんですよね?」


志希「そだよー、でもじっとしてるの飽きちゃって、
   外ブラブラしてたら巻き込まれてさー」


「……未央ちゃんは、見ませんでしたか?」


志希「…ほえ?」



私は、今まで何をしていたかを、かいつまんで説明しました



志希「あー!そうだ!確か女子寮いたわ!
   お土産もらったから覚えてる覚えてる♪」

凛「…それホント?」



凛ちゃんが、志希さんにずいと詰め寄ります



凛「未央はどこなの…生きてるんだよね、ねえ!」

志希「お、落ち着きなって…おみやもらってからすぐに寝ちゃったっぽいから、
   女子寮にいることは間違いないけど……」

凛「ホントなの!」

志希「ホントーっ!女子寮付近は塞がってて、逃げるのはむーりぃー!
   夜までぐっすりだと思うから、そしたら寮に篭るしかないってのー!」


「あ、あの、寮は大丈夫なんですか!
 ゾンビとか…具合の悪い人は…」

志希「知るかーっ!あたしが出た昼頃にはそんなヤツいませーん!
   後は侵入もできないから中の様子はわかりませーんっ!
   でも未央ちゃんは眠そうなだけでピンピンしてた!大丈夫!」



それだけ聞くと、凛ちゃんは志希さんを解放しました



凛「未央が……生きてる…っ」



志希「……目に、光が戻ってきたね。新しい目標見つけたかな?」



未央ちゃんがそこにいるって、確信が持てた


後は、まだ無事なうちに会いに行けば……


そうだ、せめて未央ちゃんだけは……


同じ悲劇は、繰り返しちゃダメなんだ!



「凛ちゃん!」


凛「うん……悲しんでばかりはいられない……」



そうと決まれば……


「志希さん!お願いがあるんです!」



志希「おっ、元気でたね。なんでも言ってごらん?」








「志希さんは……ピアノは上手ですか!?」


志希「はい?」




 BIO HAZARD CINDERELLA GIRLs

Capter2.異形



志希「…はぁーっ、めんどくさいねーココも」


レッスン場に仕掛けがあると気づいた私たちは、
その旨を志希さんに伝えました


志希「キミらねー、志希さんは確かにすんごいお姉さんだけど、
   流石にそんな才能までお持ちだとお思い?」

「…ダメですか?」

志希「できるけど?」


ズルッ


………できるんじゃないですか!


凛「…志希、あんまりふざけないでくれる?」

志希「おおぅ…目がマジだよ凛ちゃーん……」



とにかく、ピアノの課題はなんとかなりそうです
後は…探索しきれていない場所から、ピアノにはめ込む何かを探すだけ……



『もう、準備は整ったかな?』
1.もう少し話す(内容併記
2.2階の会議室へ
3.男子更衣室へ
4.その他

安価↓2

3

>>715

「とりあえず……レッスン場の仕掛けを動かすために、
 もうひとつの鍵か何かがいるみたいだから、それを探したいんですけど…」

志希「うーん、あたしの勘だと、その部屋に近いところにありそうな気が……」

凛「なら、向かうのは男子更衣室だね」


男子更衣室…ちょうど鍵が使えるから、行ってみるのもありですね


「あ、そういえば志希さん、武器か何かは持ってたり……」

志希「……よくぞ聞いてくれた!」



そう言って、志希さんは白衣の懐から何かを取り出します



凛「っ!? アンタ…なんでそれを!?」


志希「んっふっふ〜♪ 流石は凛ちゃん、コレがいいもんだって理解っちゃった?
   社長室でガメてきちゃった〜♪ いいっしょ?」



凛「コルト……SAA……っ」



凛ちゃん……ものすごく悔しそう……



ともあれ、心強い味方と一緒に、私たちは三たび、北館へ足を運びます

現在状況

・島村卯月  体力7/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】

『所持アイテム』
・スタンガン(武器:21)
・ハンドガン(武器:13)
・ハンドガンの弾(16)
・ショットガン(武器:5)
*蝋燭(キー)
*男子更衣室の鍵(キー)


・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
・ハンドガン(武器:11)
・ハンドガンの弾(13)
・トイレ用洗剤:塩素系(キー)
・ライター(キー)
*調合したハーブ(緑+赤)
*調合したハーブ(緑+赤)
*救急スプレー



・一ノ瀬志希  体力10/10
【射撃能力適性】

『所持アイテム』
・コルトSAA(武器:6)
・ハンドガンの弾(20)
・調合したハーブ(緑+赤)




志希の射撃能力適性は卯月のものと同じです(コンマの数値+1)


明日早いので本日はここまでにします
ではまた次回

本日も20時以降に更新予定です

すいません、30分ほど遅くなります



連絡通路のカラスを再度無視して、北館の廊下に戻ると……



ゾンビ「うゥウう……」


いつのまに…どこから侵入したんでしょうか……

とにかく、襲って来る前に倒さないと、

私は銃を構えて……っ




(……卯月チャン、何してるの?)


(みくは………絶対に離れないんだから!)




「……はぁっ…はぁっ……」



ダメだ……撃てない……


凛「卯月!」



凛ちゃんの叫びが聞こえる…
でも、引き金を……



『なんで……』
安価直下
コンマ7以上で復活

卯月!

>>723
忘れてましたけど0はクリティカルなので成功とします




志希「はーい、深呼吸しよっか♪」

「えっ!?」


し、志希さんが……後ろから抱きついてきて……



志希「まだ距離はあるよ……ゆっくり息を吸って……」


「………すぅ……はぁ………」


志希さんに抱からながら、言われた通りに、深呼吸……



志希「落ち着いたら、復唱しよう
   『私は、生きたい』」


「わ…『私は、生きたい』」


志希「『生きて、未央ちゃんを助けるんだ』」


「……『生きて、未央ちゃんを助けるんだ』」


志希「『アイツを殺せば、未央ちゃんは助かる』」


「っ……あ、『アイツを殺せば、未央ちゃんは助かる』」


志希「『アイツを殺せ!』」


「…『アイツを殺せ!』」


志希「よし、よく狙って…撃て!」


「……すぅ…」



パァンッ



弾丸は、ゾンビの眉間を打ち砕き、
その命を奪い去りました



「…はぁ…はぁ…はぁ…っ」


志希「よーし、よくやったね♪ これで未央ちゃんに襲いかかる敵が、
   また一匹減ったね。よしよし♪」



……心が……昂ぶってる……


そうだ……アレを倒さないと……未央ちゃんを助けないと……


私は……ここで立ち止まれない!



凛「……志希、今のって」


志希「……トラウマってさ、そんな簡単に克服できないの


   それなら……もっと『強烈な暗示』で上書きしたほうが、今はいいのさ♪」



ふたりが何かを言っている……?

ううん、気にしない
それより先に行こう



【男子更衣室の鍵を使いますか?】
【・はい】




※島村卯月に、新たな能力が追加されました


【精神昂揚】
心が昂っている状態
攻撃時、安価先コンマの数値に+1の判定
(ハンドガンで攻撃するとコンマに合計+2の判定)
が追加されます

ただし、敵から受けるダメージも+1
また、状況によってはより無謀な行動を取ることも



男子更衣室は、女子のものと比べ、損傷は少ないようです

敵もいないようなので、探索はじっくりと行えましたけど、
鍵になりそうなものは見つかりません
ロッカーの中、上、隙間、
机や椅子の下に、シャワールームまで、
隈なく探したつもりなのに、何も手がかりがない……



志希「あっれー?志希ちゃん勘が鈍っちゃったかなー?」


「……あとは、コレだけですね」


最後に残していたロッカー、一際大きいものでしたけど、
コレだけ鍵が掛かっていて、開けられませんでした


……仕方ないか




ジャキッ  パゴンッ



凛「ちょっ!何やってんの!?」


「…えっ」



何って……時間が足りないから、銃で鍵を壊しただけだよ?
どうしてそんなに慌てて……あっ



「そっかぁ、弾が勿体ないよね。ごめんなさい、でも他に思いつかなくて……」


「……卯月……」



凛ちゃん……そんなに悲しそうな顔してどうしたの?

……やっぱり、まださっきのことが響いてるんだね……



志希「……へえ、いいもんあんじゃん」


凛「…え?」

「鍵ですか!?」


志希「いんや…そんな食い気味に来なくても……でもホラ」


そう言って、志希さんが指差した先には……



「これは……サイドポーチですか?」



志希「結構荷物カツカツでしょー?これでもうちっと楽にできそうじゃない?」


確かに……鍵の次ぐらいに欲しかったものかも……


ウエストポーチの数は4つ

内2つは、1番モノをよく拾うからということで、私が持つことに
……ひどいこと言われてる気がします



凛「それで、残り2つはどうするの?」


志希「んー、あたしそんなにモノ持てないしー、欲しいかなー?」


凛「それは私だって……」



『どうしましょうか?』
1.凛に2つ
2.志希に2つ
3.その他

安価↓2

>>733

「…じゃあ、間を取って、1人ひとつずつはどうでしょう?」

志希「ぇえ〜……いいよ♪」

凛「いいんだったら普通に言ってよ……まあ、私も賛成かな」



現在状況

・島村卯月  体力7/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】  【精神昂揚】

『所持アイテム』
・スタンガン(武器:21)
・ハンドガン(武器:13)
・ハンドガンの弾(16)
・ショットガン(武器:5)


*蝋燭(キー)





・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
・ハンドガン(武器:11)
・ハンドガンの弾(13)
・トイレ用洗剤:塩素系(キー)
・ライター(キー)

*調合したハーブ(緑+赤)
*調合したハーブ(緑+赤)
*救急スプレー



・一ノ瀬志希  体力10/10
【射撃能力適性】

『所持アイテム』
・コルトSAA(武器:6)
・ハンドガンの弾(20)
・調合したハーブ(緑+赤)






これで、かなりの余裕が出来たと思います
さて、そろそろこの場を離れて……



ズルッ ビチャッ



凛「っ!?」

志希「…?」


今のは……シャワールームから?



リッカー「……ハアアアア…」




『……次から次へと』
1.攻撃(武器指定)
2.凛に攻撃してもらう
3.志希に攻撃してもらう
4.その他

安価↓2

1 handgun

>>736
判定7+2 大成功

あの怪物は、ここの排気ダクト使って移動してるみたいです
ここで逃げても、いずれどこかで出会う……なら!


チャリンッ


リッカー「シャァアアアッ!」



私は、自分の目の前にわざと、鍵を投げて音を立てます

物凄い勢いで飛びかかる怪物
でも、その着地点はわずか手前にズレています
狙い目は……そこです!


パァンッ パァンッ パァンッ


リッカー「っ!? クァアアア!」


当たり方は浅い……?
いいえ、心臓付近を撃たれて狼狽えてるみたいです



『体制を崩している今なら…』
1.攻撃(武器指定)
2.凛が援護
3.志希が援護
4.その他

安価直下

1 スタンガン

>>738
判定7+2 大成功

素早く、相手の懐に近づいて……


「これで……もう一押し!」

リッカー「……クァアッ!」


バチィッ


電流が心臓目掛けて流れ、怪物が弾けるようにひっくり返りました
そのまま痙攣したと思うと…怪物は長い舌を出しながら、動かなくなりました


「…ふぅ、終わったよ凛ちゃん……凛ちゃん?」



バチンッ



……あれっ?私叩かれた?


凛「この馬鹿!腕!」

「えっ……あれ?」


あ、いつの間にか切られてる……
そうか、さっきトドメを刺したときに……


・島村卯月  体力6/10



凛「言ったよね?せめて作戦立ててから動こうって!
  しかも無茶な戦い方して!死んだら元も子もないんだよ!?」

志希「まーまー、結果オーライだし別に」
凛「黙ってて!」


凛ちゃん……怒ってるのに……泣きそうな顔してる……


凛「……イヤなの……もう、目の前で誰かが死ぬのは……もう見たくないの……」



………私も一緒だよ、凛ちゃん



凛ちゃんも、未央ちゃんも、
もちろん志希さんや、今はここにいないちひろさんだって、死なせない



そのためなら私、なんだってやれるのに……



そんな顔しないで、私……どうしたらいいかわかんないよ……



本日はここまで

また次回

本日、20時以降に再開予定



志希「……とりあえずさー、他のとこ調べに行かない?」

「……そうですね…ゴメンね凛ちゃん、次は気をつけるから」

凛「………」



返事はありません…でもそのままついて来てはくれます
まだ怒ってるのかな……心配です




南館の会議室に戻って、さっきも気になっていた、
ライオンの像の前に集まります


志希「怪しい匂いがプンプンするねぇ…なんか使えそうな物持ってないの?」

「多分、この蝋燭が口に入るんだと思います」


【蝋燭を使いますか?】
【・はい】



…蝋燭がすっぽりと、ライオンの口の中に収まります
でも、これといった変化はないみたいで……


志希「もうワンアクション必要なんじゃない?蝋燭なんだし」

「あ、そっか……凛ちゃん、お願いしていい?」

凛「……ん…」


【ライターを使いますか?】
【・はい】


蝋燭に火が灯されます
メラメラと、赤い炎がライオンの口の中を照らして……




ゴゴゴゴゴゴ…




ライオンの像が回転して……裏から隠し棚が現れました!



【満月のサファイアを取りますか?】
【・はい】



綺麗な青い宝石……

これなら、あのピアノの窪みにピッタリ合いそうです



志希「えらく遠回りしちゃったかな?でもこれでいけるっしょー」

「はい、急ぎましょう!」

志希「あ、ちょっとっ、そんな急かさないでよーっ」



これで、もうすぐ未央ちゃんに会えるかもしれない!


そうして再び、第3レッスン場へ行こうとしたんですけど……



リッカー「…ハアアアァ…」



レッスン場前の廊下、その天井にまたあの化け物がいます
幸い気づいてないみたいですけど……


『…凛ちゃんから、強い視線を感じます』
1.攻撃(武器指定)
2.無視して通過
3.その他

安価↓2

しきにゃんに攻撃させる

>>748
判定1+1

流石に、これ以上ダメージを受けるのはちょっと……

そういうわけで申し訳ないんですけど…
今回は志希さんにお願いすることにしました


それとなく合図をすると、志希さんはゆっくりと私達のそばから離れて、
下から怪物の背後に回りこみます
そのまま拳銃を構えて



ピチャッ…ズルッ ドタッ


「っ!?」

志希「あ、ありゃりゃっ?」



し…志希さんが転んだ?

あっ!足元に巨大トカゲの血が……それで滑ったんだ!


リッカー「っ!? ハァアアッ!」


志希「にゃはは…失敗しっぱ…」



バチンッッ



志希「い〝っ……たあっ!?」



か、怪物の舌が伸びた!
そのまま鞭みたいにしなって、志希さんに叩きつけます


・一ノ瀬志希  体力9/10


志希「かぁー…やってくれんじゃん」



『怪物は、志希さんに注意を向けています』
1.このまま志希に任せる
2.援護する(武器指定)
3.その他

安価↓2

2 ハンドガン

>>752
判定1+2 失敗

リッカー「シャアアアアッ!」


怪物が床に降りて、志希さんを襲おうとしています!

凛ちゃんに無言で合図を送って、同時に銃を構えます


パァンッ パァンッ パァンッ


リッカー「っ!? カアアアッ!」


背中に命中、でもたいして効いていません


凛「……くっ…!」


パァンッ


凛ちゃんが追撃を加えます
でも怪物は、軽い身のこなしで銃弾を避け、
凛ちゃんに襲い掛かろうとしました


凛「っ!?」

リッカー「シャアアアアッ!」



『凛ちゃんが危ない!』
1.凛を突き飛ばす
2.攻撃(武器指定)

安価↓2

1

>>755
判定4+1 成功



ドンッ




凛「くぅ………卯月っ!?」


「…いたた……凛ちゃん、大丈夫?」



上手いこと、凛ちゃんを回避させることができたみたいです

でも、肩にちょっとカスっちゃったみたいです



・島村卯月  体力5/10



凛「卯月ゴメン!……私……」

「大丈夫だよ、かすり傷だから……」


リッカー「カアアアッ!」


もう……落ち着く暇もないんですね




志希「…ちょーっとオイタが過ぎるんじゃないかい?」


タンタンタンッッ


リッカー「カアアアッ!?」



えっ!何今の!?

あっ、志希さんが銃を構えて……全弾命中させてる!
しかもあんなに早くに撃てるなんて……



リッカー「カッ…カアァ…ッ!」



『怪物も、弱ってきてるみたいです!』
1.攻撃(武器指定)
2.凛が撃つ
3.志希が撃つ
4.その他

安価↓2

3

>>758
判定8+1 大成功

志希「このまま一気に決めちゃおっかなー?」


「…志希さんっ!」



トリガーガード、引き金部分に入れた指を支点に、
拳銃をくるくると回している志希さん
私は、そんな余裕な志希に合図を送りました

左胸辺りを、拳で叩く
心臓が弱点だと言いたかったんですけど……



志希「なるほどね、あんがと!卯月ちゃん!」


タンッッ


リッカー「カッ!?」



飛びかかろうと、上体を起こした怪物に対して、

志希さんは冷静に、正確に銃弾を撃ち込みました

狙いは心臓、見事命中したそれは……

怪物の命を容易く奪い去ってしまいました…





【満月のサファイアを使いますか?】
【・はい】


怪物を倒したあと、レッスン場に入り、
ピアノの窪みに例の宝石を差し込みます


志希「んじゃ、あとはここで演奏すればいいわけね、任せてー♪」


「はいっ、お願いします」



〜〜〜… 〜〜〜… 〜〜〜…♪



志希さんの演奏は、とても素敵でした


曲自体の腕も素晴らしいんですけど

実はこの第3レッスン場、天井がガラス張りになっていて、

昼間は日の光が部屋を照らす仕組みになっています


今日は、皮肉なことに雲ひとつない快晴で、

空から降り注ぐ、月と星の明かりが志希さんを照らして


それが……すっごく幻想的で、綺麗でした……


ところでしきにゃんのコルトと卯月達のベレッタじゃ弾の口径違うけどしきにゃん弾大丈夫か?



凛「……ゴメンね…卯月…」


「……どうしたの?」


凛「卯月が、私を庇ってくれたから……卯月が傷ついて……」


「そんなこと……凛ちゃんが無事ならそれで……」


凛「よくないよ……それで代わりに、卯月が傷つくなんて私……耐えられない……」


「凛ちゃん……」



凛ちゃんは、とても悲しげな表情を浮かべて


私のそばに寄り添います


なんだか、お母さんから離れようとしない子どもみたいで


思わず私は……凛ちゃんの手を握ってしまいました



「……凛ちゃんも未央ちゃんも、絶対守ってみせるからね」


凛「…………」



『……もうしばらく、演奏は続きそうです』
1.ハーブで回復する
2.凛と何か話す(話題指定)

安価↓2

>>761
志希にゃんのSAAは9mmパラペラム弾も装填できる
バイオ2の謎仕様SAAだから大丈夫です





>>764


「……それにしても、志希さんってすごいよね
 こんな状況でも落ち着いてて……銃の腕もすごいし……」


凛「……そうだね」



凛ちゃんは……まだ沈んだ表情のままです




「海外で、銃の経験があるって…聞いたことがあるけど、
 何処であんなの教わったんだろう……気にならない?」


凛「……さあね……でも……」


「……でも?」


凛「……私、アイツは信用できないと思う」


「っ…どういうこと…?」



志希さんに気づかれないように、声を殺します
私は、凛ちゃんに真意を聞こうと思い、問い詰めます



凛「アイツ……この状況を楽しんでる……
  同期の人間が被害にあってるのに……
  それすら意に介さないのは、やっぱりおかしいよ」


「……まあ、志希さんならそうなっても……って流してたけど……」


凛「……そもそも、銃にしたって、扱いがうますぎるよ
  さっきだって……ミスで転んで、攻撃された後のリカバリーが早すぎる
  アレは『日常的に何かして』ない限り、咄嗟にできる動きじゃない」


「……疑りすぎだよ。助けてくれたんだし……敵ではないよ、きっと」


凛「……だといいけどね」




〜〜〜… 〜〜〜………


演奏が、止みました


志希「ふい〜…久しぶりにやったからくたびれちまったぜ〜……おっ?」




ゴゴゴゴゴゴゴ……



東側の壁の一部が、大きな音を立てて下がりだすと、
隠されていた小部屋が現れました

その奥の壁には何処かで見覚えのある、レリーフが飾られていました



「…これで……未央ちゃんに会えるんだね……っ!」


志希「気をつけなよー、罠があったら大変だからね」



言われた通り、慎重に、レリーフを壁から外します



【獅子のレリーフを取りますか?】
【・はい】



凛「これで、裏門を開く鍵は揃ったみたいだね」


志希「むふふ〜…女子寮はどうなってるんだろう……希望かな……それとも魔窟かな?」


「どっちでも構いません……未央ちゃんが、生きてくれれば……」


ライオンの形のレリーフを胸に、私たちは裏門へ足を運びます



未央ちゃん……これでようやく会えるんだね……!

本日はここまで


楽しい

本日、20時過ぎに再開予定



北館の階段は、シャッターが閉まっていて、通ることができません

仕方がないので、南館を迂回して、裏道に回ることになりました

エントランスに入って、階段を下りて……あれ?



「…あの…あそこ、何か落ちてますよね?」



階段から見て、玄関扉より右の壁側に、黒い機械のようなものが……

拾って見ると、それは見覚えのあるものでした


凛「………間違いない、ちひろさんのトランシーバーだ」

志希「あや?さっきこんなんあったっけ?」

「覚えてないです……でも、位置からして見逃すはずは……」

凛「つまり…ちひろさんがここに戻ってきてる!」

志希「でもでもー、こんな大事なモノが壊れた状態で落ちてるってことは
   確実に『何か』ありましたねぇ…」

「そんな……」



全く連絡が取れなくなったちひろさん

一体……何処へ行ってしまったのでしょうか……



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



【獅子のレリーフを使いますか?】
【・はい】



裏門の飾りに、もう一つの鍵がはめ込まれます



……ガコンッ



鍵が開いた!これで……


志希「うぉっし!行くかー!」

凛「……未央……無事でいてよね……」



私は軋むような音を立てながら、裏門の扉を開きました……






そこはまるで、広い山道のように見えます

事務所から女子寮へは、歩いて行けない距離ではありませんが、
きつい坂が幾つか続いていて、通うだけで、軽いトレーニングになるって、
未央ちゃんから聞いたことがあります

この裏門からの道は、丁度女子寮へとまっすぐ続く一本道で、
左右にある壁が、途中から木々に変化して、
割と急な坂道を伝い、女子寮へと誘うような、そんな道でした



志希「…うっげぇ、これ歩くの?」


凛「当然でしょ」


「急ぎましょう、距離はそんなにないはずですから、すぐに行けるはず……」




……グルルル…





『…遠くから、ワンちゃんの鳴き声が聞こえます』
1.みんなで攻撃(卯月の武器指定)
2.無視して駆け上がる

安価↓2

2

>>777


凛「……相手してる暇はないよね」

志希「……しゃーないね、走るか」

「はいっ!」


ここで時間は使えません
ワンちゃんに追いつかれないように、三人一斉に……走るっ!



グルルル…ウォンッ ウォンッ



志希「にゃはははははっ!にっげろ〜っ!」


凛「なんでっ、そんなっ、楽しそうなのっ…!」



流石というか……逃亡することに関して、志希さんは余裕みたいです

そうして…なんとか振り切った先には……





「はぁ……はぁ……ここが……っ」

凛「女子寮……の、裏口だね」



プロダクションに負けず劣らず…大きな建物です


ここも元々、ホテルとして建てられてから何年も放置されていたモノを、
最近になって社長が買い取って改装したのだそうです


ただ、急ごしらえで寮に作り変えたせいで、
プロダクションと比べて改装の出来てない部分が、まだまだあるんだとか


……裏口は、開いてるみたい



凛「……中、静かだね」

「……うん」



未央ちゃんたちの無事を祈りながら、私たちは中に入っていきます






……希望は、すぐに打ち砕かれてしまいました







グチャッ……グチャッ……






裏口から、まっすぐの道を進んで、玄関付近までやってきました
その中央広間で、誰かが蹲って、人を………




凛「……そんな……沙理奈さん……っ」


沙理奈「……….ぐウぅ…」



いつもの、肩や胸を見せる服を真っ赤に染めて、
誰かの身体を貪る沙理奈さんが……そこにいました



『………』
1.攻撃(武器指定)
2.その他

安価↓2

2
駄目元で話しかける。
襲いかかって来たら頭を打ち抜く。

>>782
判定0 クリティカル


「……沙理奈さん、分かりますか?…卯月です」


凛「っ……卯月っ」



目の前の光景が信じられなくて……私は思わず、声をかけてしまいました


「……未央ちゃんから、お土産貰ったんですよね?
 未央ちゃん……すっごく悩んでて…気に入ってくれました?」


沙理奈「…………」



虚ろな目で私を見ながら、ゆっくりと立ち上がる沙理奈さん

口元も、その大きな胸も真っ赤に……一体、何がどうなって……っ



沙理奈「……ァぁあっ!」



タンッッ



「!?」



襲いかかる瞬間、銃声が響いて、
額を撃ち抜かれた沙理奈さんは……その場で膝をついて、
人形みたいに、その場に崩れ落ちて………っ!



「沙理奈さん……っ!」


思わず駆け寄って、身体を支えたんですけど……
もう、息はありません……



志希「危ないところだったね、卯月ちゃん動揺しすぎだって」


銃声の主は……志希さんだったんですね……



志希「……まぁ、気持ちはわかるけど、あれはもう手遅れだったんだよ
   話しかけようと、何しようと……もう人じゃないから…」


「……ゴメンなさい」


凛「………」





もう、この場所も安全ではないんですね………



『……未央ちゃん……』
1.辺りを調べる
2.アイテム確認
3.その他

安価↓2

1

>>786


私は、沙理奈さんの身体をその場に寝かせて、
見開かれた目を閉じるようにしました


ごめんなさい……沙理奈さん


そして、沙理奈さんの餌食になった人は……


女性であることはわかるんですけど、顔を中心に殆ど食べられていて、
もう誰だかわからなくなっています

おそらく…アイドルの誰か……
そして、その背格好から、未央ちゃんでないことはわかります


ふたりとも……どうか安らかに………




女子寮は3階建てで、
1階はこの広間を中心に、東西に廊下を伸ばして、各々の部屋へ行くことができます
東側は、1階の住民の部屋がふたつと、奥に大浴場があって、
西側は、同じく住民の部屋がふたつ、南側に食堂と、厨房が設けられています

そして、私たちが入ってきた裏口のそばに、
ホテルだったころ、受付だった部屋を改良して、
現在は管理人室に使われている部屋の扉があります



『……玄関から出るのは……今は危ないみたい』
1.アイテム確認
2.管理人室へ
3.西側へ
4.東側へ
5.何か話す(話題併記
6.その他

安価↓2

1

>>789


「……そろそろ、銃のリロードもしないと…」


志希「おっと、忘れるとこだった」




現在状況

・島村卯月  体力5/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】  【精神昂揚】

『所持アイテム』
・スタンガン(武器:20)
・ハンドガン(武器:15)
・ハンドガンの弾(9)
・ショットガン(武器:5)








・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
・ハンドガン(武器:15)
・ハンドガンの弾(7)
・トイレ用洗剤:塩素系(キー)
・ライター(キー)

*調合したハーブ(緑+赤)
*調合したハーブ(緑+赤)
*救急スプレー



・一ノ瀬志希  体力9/10
【射撃能力適性】

『所持アイテム』
・コルトSAA(武器:6)
・ハンドガンの弾(15)
・調合したハーブ(緑+赤)





凛「銃弾も、残り少ないね」


志希「これは節約していかないとダメかもねー」


「……流石に、女子寮に置いてたりは……」


志希「さぁ?でも案外見つかったり……」


凛「……そうなったら、誰も信じられなくなりそうだよ……」


明日早く起きないといけないので今日はこれにて


なんやかんやでそろそろ800か……後1週間ぐらいで次スレいけるかもしれない

では



凛「……卯月、怪我治さない?」


「えっ……んー……まだ、大丈夫だとは思うけど」


志希「いやいや、結構ボロボロだよ卯月ちゃん」



……そういえば、あちこちに傷ができてるな……



志希「いろんなポテンシャルが落ちるかもしんないし、治しといたら?」



『…どうしよう』
1.ハーブを使う
2.管理人室へ
3.西側へ
4.東側へ
5.その他

安価↓2

5
アイドルの部屋の位置を確認・調べる。
特に未央やポジパ等未央と仲の良いアイドル。

テスト

ごめんなさい、一時バグで最新のが見れなくなってました

>>797


卯月「……いえ、今はまだ大丈夫ですから、ありがとうございます」

凛「卯月…」

志希「……まあ、キミがそー思うんならいいよ」


「…それより志希さん
 ここには誰が、どこに住んでたかとか、覚えてませんか?」


志希「んー?そこらへんあんま覚えてないんだよねー
   あたし朝弱くてさー、夜も門限ギリギリまで外にいるし
   管理人の『木場さん』とか以外はあんま会わないし」


凛「そんな適当な……」


志希「あ、でも未央ちゃんの部屋は覚えてるよ
   確か3階の西側端っこの部屋だね。お邪魔したから間違いないよ」


「そうですか……」


志希「あと、あたしの部屋は2階の東側奥で、
   沙理奈さんは多分一階のどっかだね
   お土産貰ったあとに、部屋に戻るって1階に降りるの見たから」


凛「それ以外で、誰がいたかは覚えてない?」


志希「あんま記憶してないなー…未央ちゃんと仲良しの子はここでは見てないし…
   あ、年少組の子が一人、遊びに来てたかな?」


「誰なんですか?」


志希「確か『千枝ちゃん』だよ、沙理奈さんのとこにちょくちょく遊びにくんの」



『…千枝ちゃんか……大丈夫かな……』
1.もう少し話す(内容併記)
2.管理人室へ
3.西側へ
4.東側へ
5.その他

安価↓2

2

>>802

凛「……そろそろ、探索始めようか」

「うん、まずは……管理人室行こっか」



裏口に続く廊下に戻り、その横の扉へ



管理人室……人一人住むには十分なほど、広いスペースが取られています

管理人さんは『木場真奈美』さんと言って、
私たちと同じくアイドルをしている、頼れるお姉さんです

たまに事務仕事のお手伝いや、前歴を活かしてボイストレーナーをしていたり、
とにかく多才な人です


部屋の中には生活品の他にも、
自主トレ用の器具なんかが綺麗に整理されていました

これらを使って……あの体型を維持しているんですね……すごい人です


あ、でも意外とお茶目な部分もあるみたいです
以前のイベントで着ていた男子用の制服、取ってたんですね
部屋の壁に飾ってありました



志希「めぼしいものはないかなー……うん、どったの凛ちゃん?」

凛「……木場さんの日誌があったから、何か情報ないかと思って」

【ファイル:女子寮管理人のメモ】


1.
N月H日
屋上手すりの老朽化が進んでいたため、
屋上を立ち入り禁止に
鍵は当方で預かるものとする
改装工事の予定はN月末


2.
N月I日
水道業者より連絡
同月T日、午前11時から1時間ほど、水道工事の為に断水
現在の予定では当日、同時刻に寮内にいる者なし
念のため連絡事項を掲示板にて掲示


3.
N月J日
寮内にて、体調不良を訴える者多数
健康診断では異常が見られないことから、
ハウスダストなど、寮内に原因があると判断
清掃のち、業者を呼び検査を行う


4.
N月K日
同月P日、1週間ほど寮を開ける事情ができたため
同寮の住人である原田美世に管理人代行を任せる
翌日までに引き受けを完了予定



「えっ、この日付……木場さんって、今ここにいないんですか?」


志希「そーだね、丁度4日ぐらい前に、
   プライベートな都合かなんかで寮開けるってなって、まだ戻ってないみたい」


凛「……まぁ、巻き込まれてなくて良かった、と見るべきかな」


志希「あたしとしては頼れる姉御がいないから、ちょい心配かもねー」



……凛ちゃん…『本当にそう思ってるの?』って顔してるよ


んっ?机の引き出しに何か入ってました
これは……鍵?



【屋上の鍵を取りますか?】
【・はい】



……立ち入り禁止らしいけど、一応持っておこうかな



凛「あ、ちょっとこっち来て」


志希「はいはい、これは……以下にも怪しい金庫ですねぇ」


洋服タンスの中に、服で隠すように、小型の金庫が置かれていました


鍵はダイヤルロック式で、数字を入れないと開かないようになっていました



志希「さて、ナンバーがわかる人!」

凛「いるわけないでしょ……なんのヒントもないし……これは後回しかな」



あらかたの探索も終わって、私たちは部屋を後にします



『鍵は……他に見つからなかったな』
1.西側へ
2.東側へ
3.その他

安価直下

2

21時過ぎに再開予定です

>>808


次に向かったのは東側の廊下


南北にひとつずつ部屋があり、奥には大浴場の扉
北側の部屋と、大浴場の扉の間には、2階へと続く階段があるんですけど…



志希「あやー、閉まってるねぇ」

凛「シャッターが降りて…これも手動で動くみたいだね、ほら」



凛ちゃんに促されて見ると、
その壁には『四角形の穴』が空いた鉄板が貼ってありました
ここに何かをはめ込んで、シャッターを動かすみたい……



「まずは、ここにはめ込む何かを探さないと……」

志希「おっ、こっちの扉開くよー」

凛「ちょっと!勝手に行動しないで…」

志希「あ、そっかここが沙理奈姉さんの部屋だっけか」

「えっ?」



志希さんは北側の扉を開けて、中に入ろうとします
私たちも遅れずに中へ…



沙理奈さんの部屋は、なんというか……意外というか……

失礼かもしれませんけど…セクシーで派手なイメージのある沙理奈さんにしては、
シンプルで、落ち着いた色合いの家具を揃えたこの部屋

かといって、地味な印象はあまりなくて、
シックな感じ、とでも言うんでしょうか



凛「…へぇ、ハーブも育ててたんだ」

「えっ?」

志希「お、しかもこれ『ブルーハーブ』じゃん、めっずらしー!」



凛ちゃんと志希さんが見ていたのは、
鉢に植えてある、真っ青な葉を持った植物でした



「えっ、こんな色のハーブもあるんですか!?」

凛「うん、これ結構珍しい種類でさ、なんでも強力な『解毒作用』があるんだって」

志希「そーいえば海外から取り寄せたって、自慢してたの見たような……
   なんでも美容作用があるとかなんとか」

「へえ…」



まさかこれであのスタイルを維持して……

持っていこうかな?



【ブルーハーブを取りますか?】
【・はい】



ひとつだけ持って、凛ちゃんに預かってもらいます



沙理奈さんの部屋では、他に重要そうなものはありませんでした


部屋を出て、南側の部屋を探索しようとしたんですけど、
こっちは内側から鍵がかかってて、中に入れません
仕方がないので、大浴場へと向かうことにします




扉を開けて、まずは脱衣場に

脱衣場には、服を入れておく棚がいくつかと、
コインランドリーで見かけるような洗濯機が置いてあります

棚の列を抜けて、奥には大浴場への扉
ガラス張りで、こっちから微かに中の様子が伺えますけど……



志希「……どーする? 流石に風呂の中まで探すのは無駄かな?」


凛「……待って、今何か動いた」

「えっ……」





ガシャーンッッッ





「ぇえっ!?」


凛「っ…!」


志希「うはっ!? 何アレっ!」




ガラス張りの扉を突き破り、出てきたのは……

ものすごく大きい……クモ!?




クモ「…シュルルルル」




『アレ…子供と同じぐらい大きい!?」
1.攻撃(武器指定
2.凛に任せる
3.志希に任せる
4.その他

安価↓2

>>816
判定1+1 失敗

あのクモ…こっちに向かってきてる!


「志希さん!」

志希「任せとけい!」



タンッッ



銃声が響きます
でもクモのほうは、こっちの動きに気づいたみたいで、
銃弾を軽々と避けてしまいました



志希「ぬーっ、コイツすばしっこい……っ!」


シュカッ


クモが志希さんに飛び掛かり、
志希さんは横に飛んで、ソレをギリギリでかわしました


志希「……やってくれんじゃん」



志希さん…腕から血が……っ



・一ノ瀬志希  体力8/10



『クモは…志希さんに狙いを定めています』
1.攻撃(武器指定
2.凛に任せる
3.志希に任せる
4.その他

安価↓2

1 ハンドガン

自分で書いておいて忘れてたけど
卯月の体力が現在CAUTIONの状態なので、判定に−1の補正がかかっています

>>819
判定8+1 大成功


志希さんに集中してる今なら!



パァンッ



クモ「!?」


パァンッ パァンッ


初めの一発は胴体に、次の2連発は脚の関節に命中
クモの動きが弱くなっていることがわかります

それでもクモは金切声をあげて、こっちに襲いかかろうとします



凛「卯月!」


「大丈夫っ、これくらいなら…っ!」




ジュワッッ




クモがこちらを向いた瞬間、
そのおぞましい口元から、緑色の粘液を吐きかけてきました

早めに気づいて避けると、その粘液は床を焦がし、薄く煙を上げさせます


えっ、消化液なのコレ!
当たったら……無事ではすみません…



『クモはこっちに狙いを定めました』
1.追撃(武器指定
2.凛に任せる
3.志希に任せる
4.その他

安価↓2

1 ショットガン

>>822
判定5+−0 成功

これは……より強力な武器で撃ち倒したほうがいいかも
なら散弾銃で……っ!


クモ「クワアッ!」


こっちに飛び掛かってきた!

……でも遅い!




ズドンッッ




激しい衝撃で…吹き飛ばされそうです……

でも、飛びかかったクモはバラバラに飛び散って、
あちこちに体液や色んなものをばら撒き、姿を消してしまいました




……うあぁ……おかげでドロドロです………




凛「卯月っ、大丈夫?」


「…割と大丈夫じゃないけど…頑張ります…」


志希「…ひとっ風呂入ってさっぱりしたいだろうけど、
   それどころじゃなさそうだねぇ」



……志希さんの言葉の意味は、大浴場を見たときに、理解しました



割れたガラスから覗くそれは、もはや大クモの巣となっていました

大きな浴槽に広いスペース
寮に住む人全員が入っても余裕がありそうな浴場は
巨大なクモの巣が幾重にも張られて、見る影もありません



凛「…これは……」

志希「たった数時間でこのありさまかー……こりゃまいったね」




足を踏み入れると、その足元にもクモの糸が及んでいるとわかります

ネバネバとしていて、くっつきやすい糸を剥がしながら前に
でもこの糸、太さが思ったよりもあって、
千切れにくいのがかなり厄介です
こんなものにもし、人がつかまったりしたら……





そうして、部屋の奥で見つけたのは……
人の形をした、繭のようなものでした



心臓が、大きく跳ね上がります


早くなる鼓動を感じながら


やめて、お願い、と


心の中で悲鳴をあげます


そうして、その繭を切り開いてみると………







「……麻理奈さん…どうして……」



繭の中にいたのは、生まれたままの姿でいた、『沢田麻里奈さん』…その人でした


顔色を真っ青にして、身体中に切り傷を作り、
苦しそうな表情を浮かべて、眼を閉じてしまっています




志希「……なるほどね、死因はこれだ」


凛「…この、噛み跡みたいなの?」



よく見ると、右の胸と鎖骨の間に、規則正しく並んだ穴のような傷があります
その傷は、周囲がやや紫色に変色していて、
かなり痛々しい見た目をしていました



志希「これ、まさしく噛み跡なんだけどさ、
   見る限り、ここから『毒』を注入されてるようだね
   ジワジワ生命力を奪いつつ、ご飯としてここに保管してたっぽいね」


「……ひどい……っ」



麻理奈さん……活発で、面倒見がよくて、
たまにお茶目なところもある、皆のお姉さんみたいな人……
どうしてこんな目に……



志希「えーっと、これから皆さんに、
   もうひとつ恐ろしい話をしないといけません」


凛「……なに」


志希「昨日、及び今朝、こんな巣が作られているとこ、見たことないんだよね
   つまり、この巣はその後から麻理奈お姉さんが風呂に入る夜までに
   作られたことになるんだよね」


凛「……それがどうしたって」


志希「たったの数時間でさ、『一匹のクモが』こんな巣、作れると思う?」


「「っ!?」」


志希「……間違いなくいるよ、同んなじのがここに、ウヨウヨと」



アレが……毒を持ったのが……いっぱい……

銃弾も足りないのに……これじゃあ未央ちゃんだって……



凛「……ねえ、なんで……なんでこんなものが……」


凛ちゃんが青い顔をして、浴槽のそばにしゃがみこんでいます



落ちていたのは、私たちと同じ型の拳銃でした



「…コレって……麻理奈さんも銃を持って…?」


志希「……湯に浸かり過ぎてダメだね、使えないや」


凛「意味がわからないよ……なんで麻理奈さんまで……」






ショックを抱え込んだまま脱衣所に戻ると、
もうひとつ、驚愕の事実が発覚しました



「凛ちゃん!コレって……」


凛「間違いないよ、未央の服だ!」



脱衣所の棚に、未央ちゃんの着替えが置いてあったんです
麻理奈さんの着替えの隣に、携帯や財布なんかも一緒に……



志希「ふたり一緒に入ってたってわけかー
   そんで、異変に気付いた麻理奈姉さんが、銃で応戦しようとした
   死体は一体だけだから、未央ちゃんを庇って、そのまま逃がしたってとこかな?」


「…麻理奈さん……」




ありがとう……麻理奈さん……

助けてあげられなくて……ごめんなさい……

アシダカ軍曹にウイルスぶち込んだらどうなるんだろうか

本日はここまで


そろそろ未央ちゃん出したい……

>>831
Tウィルスの性質に、虫などの原始的な生物が感染すると、
巨大化を併発するというものがあります

つまり巨大で素早い軍曹に襲われることになります
勝てない…

21時過ぎ、再開予定です

連投誤爆すまぬ……

>>1に質問ですがストーリーには影響しないけど、今後安価orコンマで主軸アイドル以外からピンチを救う場面ってありますか?
いや、ただ単に自分のわがままだけどもそういう演出があった方が希望も絶望もあって面白いかなー、とか……

>>843

ある程度、誰が生き残りそうかは考えてるんですけど
割と行き当たりバッタリで進めてるのでまだなんとも……申し訳ないです


ただ今回がうまくいったら別アイドルの視点で書くかもしれないので
その時に登場させてほしいアイドルを募るかもしれません


ちなみに今んとこ、続編作るならのあさんは確定してます



志希「ふむふむ…ここの隠し棚から銃を取り出したわけか」


志希さんはいつの間にか、脱衣所の姿見まで移動して、
そばの壁から隠し棚を見つけていました

その中に残っていたのは…



【ハンドガンの弾(30)を取りますか?】
【・はい】



凛「……麻里奈さん、コレのこと知ってたんだよね……」


志希「知らなきゃ探し出せないしねー」


凛「……この事務所も……アイドル達も……
  一体なんだっていうの……?」




『凛ちゃん……疑心暗鬼になってるみたい……』
1.凛に話しかける
2.部屋を出る
3.その他

安価↓2

踏み台
安価踏んでたら1

>>847


「……凛ちゃん、今は考えるのよそうよ」


凛「……」


「まずは未央ちゃんを見つけて……みんなで生き残ることを考えないと」


凛「……そうだね」




……まだ、沈んだ表情は晴れない




「……大丈夫だよ、麻里奈さんは未央ちゃんを助けようとしてくれたんだもん
  悪い人ではないよ、絶対に」


凛「………」


「……それでも信じられないなら…私を信じて」


凛「…えっ…」


「私は凛ちゃんを裏切ったりしないから、だから私を信じて」


凛「……分かった、そうする」



少し、心が落ち着いたみたい……

……絶対に、離れたりしないよ…凛ちゃん…



脱衣所を後にして、今度は西側の廊下へ足を運びます

左右対称、鏡合わせになったような作りで、
部屋の扉や階段が、東側と同じ位置にあります
違うところと言えば、廊下奥の扉が食堂に繋がっているぐらいでしょうか

ここも、北側の部屋が固く閉ざされていて、
代わりに南側の扉が開くようになっています


扉のプレートには、『MIYO』と書かれています


「……『美世』さんの部屋、ここなんですね」

志希「そだねー」

凛「…一応、入っておこうかな」




『原田美世』さん
自動車とか乗り物が大好きな人で、
その話になれば止められる人がいないという噂があるほど

アイドルの例に漏れず、とっても美人さんなんですけど、
アイドルを始めるまではおしゃれに疎かったらしくて
服装もこざっぱりとしたものが多くて、よく言えば……飾らない人?



その部屋からは、沙理奈さんの部屋とは対称的なものを感じました

実用的で、必要な家具だけ部屋にある
という極めてシンプルな内装
本棚には車関係の雑誌が沢山入っていて、
ベッドからすぐに取り出せる位置に鎮座しています


管理人室のメモによれば、最近は管理人代行の役目を引き受けているらしく、
その関係の書類なんかが、部屋のファイルに載せてあります



部屋の探索を始めると、タンスの中から工具箱を見つけました


志希「お、これ結構値が張るヤツだ
   流石は美世さん、こういうところは惜しまないね」


凛「…中には『ドライバー』なんかがあるね、持ってく?」


「……うーん」



『…何かに使えるかな?』
1.ドライバーを取る
2.取らない

安価↓2

1

>>852


【ドライバーを取りますか?】
【・はい】


とりあえず…持っていきましょうか




しばらく探索を続けていると、
凛ちゃんがまた、苦い顔をしていることに気づきました



「…どうしたの?」

凛「……また、見つけたんだよ」



そこにあったのは鍵の開いた金庫

その中には……銃の弾が入っていました



【ハンドガンの弾(30)を取りますか?】
【・はい】



凛「美世さんまで……」


「……今はほおっておこう、いい?」


凛「あっ、……うん…」



『謎は深まるばかりです……』
1.凛、志希と話す(内容併記
2.アイテム確認(回復するかどうかも
3.食堂へ
4.その他

安価↓2

2
回復する

>>855


凛「……卯月は、辛くないの?」


「えっ……辛くない、って言ったら嘘になるけど……」


凛「……これ、使いなよ」



そう言って、凛ちゃんが差し出したのは、
ハーブをすり潰して作った塗り薬でした



「……凛ちゃん、私まだ…」

凛「ダメ、さっきから傷ほおってばっかり
そんなんじゃ余計に体力落ちるし……何より、見てるこっちが辛いよ…」


「……ごめんね凛ちゃん」


凛「…謝るぐらいなら使って、早く」


「あ、うんっ、分かったから……」



【調合したハーブ(緑+赤)を使いますか?】
【・はい】



現在状況

・島村卯月  体力10/10
【射撃能力適性】 【キーアイテム所持数増】  【精神昂揚】

『所持アイテム』
・スタンガン(武器:20)
・ハンドガン(武器:12)
・ハンドガンの弾(29)
・ショットガン(武器:4)


*屋上の鍵
*ドライバー




・渋谷凛  体力10/10
【回復アイテム所持数増】

『所持アイテム』
・ハンドガン(武器:15)
・ハンドガンの弾(27)
・トイレ用洗剤:塩素系(キー)
・ライター(キー)


*調合したハーブ(緑+赤)
*救急スプレー
*ブルーハーブ


・一ノ瀬志希  体力8/10
【射撃能力適性】

『所持アイテム』
・コルトSAA(武器:5)
・ハンドガンの弾(35)
・調合したハーブ(緑+赤)



凛ちゃんに促されるまま、傷薬を塗り込みました


……うん、調子が戻ってきたような気がします



志希「お、体調は万全?ここはもう探索できたし、行こっか?」


「あ、はい!」



部屋を出て、今度は食堂に向かっていきました





食堂の扉には窓がついていて、外から中を覗き込むことができます

ただ電気が着いていないみたいで、ここから様子を伺うのは難しいみたいです……



志希「っ………静かに」

「っ……?」


志希さんが突然、私たちに音を立てないでというジェスチャーをします
そのまま、扉に耳を近づけると……









グチャ……グチャ……




一体……何人が犠牲になるのでしょうか……




そのまま、ゆっくりと扉を開けて、中に入ります






グチャ…グチャ…グチャ…






広い食堂の中央あたりで、その音の主が座り込んでいるようです

この位置では具体的な様子はわかりません……
でも、立ち込める血の匂いから、
何をしているかは、嫌でも分かってしまいます


パチリ、と音がして、部屋が明るくなりました
どうやら志希さんが電灯のスイッチを入れたみたいです



凛「ちょっとっ、何して……っ!?」


志希「……なるほどねぇ……これは予想外だわ」


「……っ」










部屋にいたのは……『佐々木千枝』ちゃん


口も身体も真っ赤に染めて、白く濁った虚ろな目で、
誰かの死体を一心に貪っていました




…でも……私たちが驚いたのは……そこだけではありません



目の前にいる千枝ちゃんは、あまりにも異質な姿をしていたからです……





千枝「……ハアアアア……」




何度も聞いた覚えのある…いいえ、それよりは高い音域の呻き声


その小さな手指は伸び、鋭い爪が生えていて、


死体の血肉を舐める舌は、その小さな口のどこに収まっていたのか、
異様な長さに伸びています




こんなの……まるであの怪物みたいじゃないですか!




千枝ちゃんは……その視力を失った目でこっちを見るように、
新たな獲物を見つけた興奮で、息をゆっくりと、大きく吐き出しました




本日はこのへんで


というかキリがいいんで明日あたりに新しいスレ立てることにします


残りは雑談とかで埋めてくれたりして大丈夫です

埋めてくれなくても大丈夫ですorz


それではまた

犠牲者名簿

ママむらさん
だりーな、みくにゃん
沙理奈、麻理奈、悪い子
トレーナーさん
スタッフの方々
警備の方々
ベテトレさん(未確定)
ヒョウくん(未確定)


社長は被害者に入れなくていいよね?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom