幼馴染『ねぇ、H…… しよっか?』(33)

男「ちょ、おまっ、急に、へ、変なこと言うんじゃねーよ!思わずスマホ落としそうになったわ!!」

幼『ふふっ、照れてる照れてる。いつも私にセクハラしてくるくせに、こっちから行くとすぐパニクるんだから』

男「いや、急にセックスしようなんて言われたら誰でもビビるわ!電話口で何言ってんだお前は!?」

幼『で、どうする?今日もどーせ暇なんでしょ?アンタ部活やってないし』

男「待て待て、頭沸いてんのかお前?そんなキャラじゃないだろ?何があった?」

幼『別にぃ、今日はそんなこと言いたい気分だったってだけ』

男「この前の合宿で何かあったんじゃないのか?話ぐらいなら聞いてやるぜ?」

幼『だからそんなんじゃないってば……』

男「今どこだ?教えろ、直ぐ行く」

幼『もう、かなわないなぁアンタには…… 自分の部屋にいるよ』

男「よしわかった、ちょっとだけ待ってろ」

―――――
―――


男「お邪魔しまーす……っと」

幼「あは、ホントにすぐ来た」

男「まぁな。ていうか何だこの匂い? ん……?こりゃビールか?」

幼「そうだよ、アンタも飲む?」

男「おい、なんつーもん飲んでんだよ!俺らまだ未成年だろうが……」

幼「まぁまぁ、飲みたい夜っていうのもあるじゃない」

男「まだ昼間だっつーの。おい、ホントに何があったんだよ?」

幼「……実はね――――」

男「おう」

幼「あのね……」

男「もったいぶるなよ、さっさと言っちまえよ」

幼「あのね…… 先輩に振られちゃったのぉぉぉ!!」

男「……はぁ?」

幼「あんなに一生懸命尽くしたのに!がんばったのにぃ~~~!!!」

男「……ったく、なんだそんなことかよ。心配して損したぜ」

幼「そんなことって何よ!私にとってはね!私には…… ふえぇぇ~~~ん」

男(うぜー…… でもまぁ)

男「まぁ、なんだ。俺の胸でよければ貸してやるぜ?」

幼「……うん」

男(アッレ―――――!?いつもなら『セクハラするつもりでしょ?』とか言って警戒するのにどうしちゃったのこれぇぇ!?)

幼「ううっ、ぐずっ、ふぇぇぇん……」

―――
――


男「……落ち着いたか?」

幼「……うん」

男(まぁ、きっと酒なんか飲んでたせいだろーな。泣き上戸って奴か?)

幼「……ねぇ?」

男「うん?なんざんしょ?」

幼「ギュッてして」

男「ええっ!?」

幼「なによ、嫌なの?」

男「え、あ、いや、別にそんなことは…… アハハ……」

幼「じゃあ、ギュッてして」

男(あー、うん、こりゃ完全に酔っ払いだねこの人)

男「……こんなもんでよござんすか?」

幼「ううん、しばらくこのままでいて」

男「……了解」

男(あー、何だこの状況?ははっ、わけわかんねぇ…… こうなりゃ俺もビール飲むか?)

幼「……ねぇ」

男「何だ?」

幼「……私、やっぱり一番好きなのはアンタみたい」

男「はああああぁぁっっ!!?」

幼「……もーっ、耳もとで大きな声出さないでよ」

男「いやいやいや、そりゃ叫びもするだろうが!なんで今そんなセリフが出てくる!?お前が好きなのは……」

幼「うん、先輩だったはず。だけど、今こうして落ち着いて考えると本当に私は先輩が好きだったのかなーって、思うんだ」

男「そりゃまたどうして?」

幼「いろいろと思い返してみるとさ、私いつも自分に『私が好きなのは先輩だ』って言い聞かせてたような気がするの」

男「なんでそんなことを」

幼「……多分アンタと距離を置きたかったからだと思う。だって私とアンタはいままでずっと、いつも一緒だったから」

幼「私ね、ずーっと前からアンタのことが好きだったの。でも、いつも一緒にいたからその好きって気持ちがどういう好きかわかんなくなっちゃったの」

男「…………」

幼「だから他の誰かが好きになったフリをして、私の中にあるアンタへの気持ちを見つめ直したかったんだと思う」

男(……なんでかな?コイツに好きって言われて嬉しいはずなのになぁ)

男「……嘘くせぇな」

幼「だよねー…… こんな状況じゃ信じてもらえないよねぇ……」

男「ああ、どう聞いたって振られた女が自棄を起こしたようにしか聞こえねー」

幼「だよねー」

男「それにお前ビール飲んでるからな。酔っぱらってるとか酒の勢いとか」

幼「ビール?全然おいしくなかったし、コップ一杯くらいしか飲んでないから酔ってないと思うんだけど」

男「さぁ、どうだか?」

幼「……ねぇ、どうしたら信じてくれる?」

男「……わからん。どうしたもんだか、俺にもわからん」

幼「そっかー……」

男「…………」

幼「……さっきの電話ね、なんとなくアンタの声が聞きたくなってかけたんだ」

男「へぇ……」

幼「でもなんか、振られた話をするってのもおかしいじゃん?だから適当なこと話して切ろうとしたんだけど」

男「適当ったっていきなり『セックスしよう?』はないだろう?」

幼「もう、セックスなんて言ってないよ。Hしようって言ったの」

男「どっちでもいいわ」

幼「……でさー、私は適当な話してたのにアンタは心配してくれてさー」

男「まぁ、いきなりあんなこと言われたら誰でも心配するわな」

幼「それがさ、やっぱりコイツいい奴だなーって思ったわけよ。惚れ直した!みたいな?」

男「いやいや、誰でも同じ反応するって」

幼「……ねぇ」

男「うーん?」

幼「キス、しよっか……?」

男「……おう」

幼「あれ?やらねーよ、って言うと思ってたのに」

男「……自棄なのか酒の勢いなんかマジなのかわかんないけどよ、もう嘘だったとしてもいいや」

幼「えー?」

男「男はよ、女に騙されるために生きてんだ…… って話もあるだろ?」

幼「んふふ、そういうもんかもね」

男「おう、だから騙されてやるよ」

幼「騙してなんかないけど…… キス、するよ」

男「……おう」

幼「ん……」

幼「……どうだった?」

男「んー、どうもこうもない感じだな」

幼「心臓バクバク言ってるのに?」

男「う、うるせー!」

幼「大丈夫だよ、私の心臓もバクバク言ってるよ?ほら」

男「え、ちょっ、おまっ!?」

男(おいおい、布越しとはいえそこにはおっぱいががが!)

幼「ね?バクバク言ってるでしょ?」

男「…………おう」

幼「ねぇ、なんでこんなにドキドキするんだろうね?」

男「あー、その、いや、あれだ。うん、あれだよそれは」

幼「キスだけでこんなにドキドキするんだったら、もっとすごいことしちゃったらもっとドキドキするのかな?」

男「も、もっとすごいことってまさかお前……」

幼「……うん」

男「おいおい、ちょっと待て冷静になれおかしいだろなあオイ?」

幼「……ねぇ」

男「お、おう!?」

幼「H…… しよっか?」

男「……え、いや、あう…うう……」

幼「……どうする?」

男「あーもうくそっ!据え膳食わぬは男の恥よ!全新系裂、天破侠乱!見よ!東方は赤く燃えている!!」

幼「ふふっ、なによそれ」

男「あー、ああ、うん、一種の決意表明だ」

幼「決意表明?」

男「おう、つまりは据え膳食わせろってことだ」

―――――
―――


男(で、今現在裸の幼馴染の上に裸の俺が覆いかぶさっている構図になってるわけです。ええっと、まずは……)

男「とりあえず、キスするか」

幼「……うん」

男「ん……」

幼「……んぅ」

男(唇と唇が触れ合ってるだけなのに、マイサンは大変ハッスルしておいでです)

男「……はっ、はぁ…はぁ……」

幼「はっ、はぁ… ね、ねぇ、胸とか、さわって……」

男「え、あ、ええ……?」

幼「Hするには濡らさなくちゃダメじゃん。だから、ね……?」

男(あまりにも現実離れしてる光景だからか?妙に頭が冴えきってて変に冷静だ)

幼「ひっ、ひぅっ!そ、そんなっ…… あっ、あ、ああっ!」

男(あの幼馴染が裸になっててしかもそのおっぱいを思いっきり揉んでるってのに)

幼「な、なにこれ、じぶんでやるときっ、と、ぜんぜんひがうぅっっ!」

男(こんなエロい顔できたんだなぁ、コイツ)

男「……な、なぁ?そろそろここもいいか?」

幼「はぁっ、はっ、はぁぁ……」

男「返事がないってことはOKってことで」

幼「きゃあっ!?」

男「……すげぇ、これが女の……」

幼「あんっ、い、息が……っ」

男「ええっと、そーっと、そーっとだよな」?」

幼「んっ、はぁぁん……」

男(こ、こんなもんくらいの力でいいのか!?)

幼「あっ、ああっ、こんなの……はぁあん……」

男(痛がってはいないよな……?じゃ、じゃあ次は舌で……)

男「……れろっ」

幼「ひゃふっ……!?」

男「ん…んちゅっ、れるっ……」

幼「ひぁっ、あんっ、ひゃぁぁ…… んっ、な、なめられてっ…ひぅっ」

―――
――


男「なぁ、ほんとに大丈夫なのか?」

幼「……これだけ濡れてれば大丈夫だと思う」

男「……ホントに後悔はしないだろうな?」

幼「今更やめるなんて言わないでよ?」

男「おう、当たり前だ。……じゃあ、セックス、するぞ?」

幼「……いいよ、きて」

幼「で、その後は腹筋よ。>>1にも【ようこそID腹筋スレへ】って書いてあったでしょ?」

男「わからない?なら、>>1の俺たちの最後の台詞の一文字目から斜め上に読んでみろ」

幼「【ようこそ合日沸今スれへ】つまり【ようこそID腹筋スレへ】ってこと」
  ∧,,∧
 ( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ
 / ∽ |
 しー-J
ここはとにかく書き込み、出たIDの数字の回数だけ基本の100回に+αして腹筋をするという、
きのこの山派なトレーニングスレです。
例1 ID:wwh7KM12 ID抽出 の場合 7+12=19 なのでそこに基本の100回を足して119回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. ID抽出 の場合 数字がないので基本の100回頑張りましょう。
さあ、最低100回は腹筋するがいい!↓(`・ω・´)

日をDAY=Dで読ませるのがちょっと苦しいな
日本語的にはBの方が近いし

>>19
日は「DAY」=「デー」または「デイ」=「D」です。
日を「BI=B」「DAY=D」と読むと、「団=DAN=D」「出=DE=D」みたいにダ行ならなんでもありになってしまうので。
なに、それでも苦しい?はっはっは

さて、それじゃ萌えないゴミの不法投棄をしておくか。

―――
――


男「なぁ、ほんとに大丈夫なのか?」

幼「……これだけ濡れてれば大丈夫だと思う」

男「……ホントに後悔はしないだろうな?」

幼「今更やめるなんて言わないでよ?」

男「おう、当たり前だ。……じゃあ、セックス、するぞ?」

幼「……いいよ、きて」

男「……くっ」

幼「あぁ……っ」

男「あ、わ、悪い、痛かった……か?」

幼「う、ううんっ、大丈夫……だよ?初めてって、痛いもん、なんだし」

男「で、でもよ……」

幼「いいからっ、ちゃんと最後まで……して?」

男「……わかった。俺も、最後までしなきゃおさまらねぇしっ!」

幼「あうっ……」

男「ふっ、うぅ、き、気持ちいい……っ」

幼「あっ、あ…… あっ、き、きもちいいの?わたしのなか、きもちいいの……?んっ」

男「ああ、気持ちいいっ、……悪い、腰がとまらねぇっ!」

幼「んぅっ、い、いいよ、わたしは、だいじょ……ぶ、だからっ、あ、あんっ、もっと、もっとぉ……」

男(……そんなこと言われたらっ!)

幼「あっ、お、おくに…… んっ、んんっ……はぁあっ!!」

男「はぁっ、はぁっ、はぁぁ……っ!」

幼「ひぁ、あ、ひぁぁっ…… あ、アンタのが、おくにとどいて……るっ、いちばんおく、までぇぇ……」

男「ああっ、すげぇ、すげぇよ……」

幼「な、なかでっ、ああ、どんどん、つよく、あ、ああっ、ああ……っ」

男「ああ、やばい!出る、もう出るっ!!うぁああああああ!!!」

幼「あぁぁっ!!! ああっ、ふぁあああ~~~っ!!!」

―――――
―――


幼「……まだヒリヒリする。それに何か挟まってるような感じもする」

男「大丈夫か……?」

幼「うーん、多分ね。それでさ、アンタは気持ちよかったの?」

男「お、おう、よかった……ぜ」

幼「ずるいなー、男には処女膜とかないもんね。初めてでも痛くないんだもん」

男「悪かったな、痛くさせちまって」

幼「いーよ、そういうもんなんだしさ。まぁでもホントに悪いと思ってるならさー?」

男「な、何だよ?」

幼「アンタだけ気持ちいいってのもずるいし、私も一緒に気持ちよくなれるまで付き合ってよ」

男「ぶふっ!?い、今からまたやるのか!?」

幼「ちょ、ちょっと今からは無理だよ!?まだ痛いし、これからでいいから、ね?」

男「お、おう、ならいいんだ……」

幼「ふふっ、これからもよろしくねー」

―――――
―――


男(で、結局あの後も俺はこうしてあの幼馴染と付き合っている)

男「……ただいま~」

男(どうやら俺のことが好きだってのは先輩とやらに振られた自棄や酒の勢いじゃなかったらしい)

幼「お帰りなさい」

男(と、言いたいところだが、実際のところどうなのかは今となっては確かめようもない)

子「パパおかえりぃ~」

男「ただいま、今日もいい子にしてたか~?」

子「たぶん!」

男「多分か!?」

男(まぁ、俺のことが好きじゃないってんなら、こうして結婚もしてくれなかったはずだし)

子「パパ、抱っこー」

男「はいはい」

幼「鞄、持つね?」

男「頼む」

男(俺の子どもを産みたいなんて言ってくれないだろうし、今こうして俺とコイツの子どもを抱けるはずもない)

幼「どうしたの、ニヤニヤしちゃって?」

男「いや、幸せだなぁ…… って思ってさ」

幼「…………」

男「……どうした?」

幼「ふふっ、私も幸せだよ…… ありがとねパパ、大好きよ」

男「ちょ、おまっ、急に、へ、変なこと言うんじゃねーよ!思わず愛しの我が子を落としそうになったわ!!」

幼「別に変なことは言ってないでしょー?」

子「わたしもパパ大好きー!ねぇ、パパは私のこと好き?」

男「あ、ああ、うん、もちろん大好きだよ~!」

子「じゃあ、ママのことは?」

男「え、あ……」

幼「…………」

男「……愛してるよ、ママ」

幼「私もよ、パパ……」

子「あー、チューするの?チューするの!?」

男「…………」

子「チューだチューだ!!」

男「…………」

幼「……どうしたの?」

子「パパ、ママにチューしないの?」

男「……あーもうくそっ!据え膳食わぬは男の恥よ!全新系裂、天破侠乱!見よ!東方は赤く燃えている!!」

こうして二人は幸せなキスをして、話は終わり。とっぴんぱらりのぷう

                         〈 ̄ヽ
                   ,、____|  |____,、
                  〈  _________ ヽ,
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                      ,、二二二二二_、
                     〈__  _  __〉

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                   \__/   ヽ_____)

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