男「安価で超能力学園トップを目指す」(1000)
男「ある朝起きたら超能力に目覚めていた」
男「普通の高校には(危険なんで)いられなくなって、最近出来た、超能力者が集まる超能力学園に転校することになった」
男「……やっかい払いされたようなもんだよなあ。まあくよくよ考えても仕方ない」
男「新しい学校……俺はこの能力でトップを目指すぜ」
男の厨二病能力>>3
全ての東方キャラの任意召喚・使役。コミュも出来るよ
やべえ、東方全くわからん
男「俺の能力は、全ての東方……を、召喚する能力らしい」
男「……東方って何だ?全くわかんねえぞ……とりあえず、使ってみるか……」
男「はあああ……ふんっ!!」
ズアッ!
ドサアッ!
仗助「イタタ……な、何だァ~~いきなりよォー?新手のスタンド使いの攻撃っスか?コラァーッ!」
男「…………」
不良が空中から降ってきた。
不良を召喚する能力かよ……俺こういう人苦手なんだけど
仗助「あん?何だテメェー?まさかテメェーがスタンドの本体っスかぁぁー?」
ガンつけられた。超怖いよ何だこの人
男「あの……俺、男っていいます……」
仗助「男だぁ~?」
男「>>11」
カクシカ
男「カクカクシカジカ、ということでして」
仗助「マルマルウマウマ、っつーワケだなァー。頭ではなく心で理解出来たぜ」
男「そこは頭で理解してほしいっす」
仗助「しかし変なスタンド能力だな、オメー結構他力本願な精神してんじゃあねーのかあ?」
俺だってこんな変な能力になりたくなかったぜ
仗助「で?これからどーするんスかあ?」
男「えーっと、とりあえず新しい学校に行こうかと思うんだけど……」
能力解除するorしない?>>13
とりあえずしない
男「……すんません、仗助さん。一緒について来てくれませんか?」
仗助「……オメーマジによー、他力本願っつーか、甘えん坊っつーか……もっとシャキッと独り立ちしろよなァー。ま!オメーの能力でおれはここにいるんだから、おれは逆らえないけどなっ」
男「本当すみません」
仗助「別にいいっスよー。あ、あと敬語もいらねーゼ。仗助でいい」
男「ああ……わかった、仗助」
旅は道連れ、俺なっさけねー
男「超能力学園は、この橋を渡った所の埋め立て地にあるらしい。というより、埋め立て地全てが学園敷地内みたいだな。個人寮もあるってさ」テクテク
仗助「個人寮ってよォー……そりゃあつまり、おれァー何処で寝泊まりすりゃあいいんだよ?一体全体よ~~?」
男「そ……その時は能力解除するから」
仗助「ケッ、薄情なヤローだぜ。散々コキ使って用済みになったらハイサヨナラってわけかよ?ツメテーなァ~~」グスン
男「そういう訳じゃないって……まあ、頼りにしてるのは本当だけど」
仗助「あん?」
男「超能力者が集まる所だから、能力使って悪さする人多いんだって」テクテク
仗助「ほおー……そのウワサ、どーやら本当らしいな」
男「何?」
仗助「見てみろよ」
仗助が指を指した路地裏では……
ガラの悪そうな男二人が、一人を囲んで絡んでいた。
仗助「……どうするんスか?あーいうの見ちまってよ~~」
男「……>>17」
ぶっ殺すと心のな(ry
男「ぶっ殺すと(ry すでにその行動は(ry だぜ、ペッシ!」
仗助「誰がペッシっすか、誰が。つーかいきなり物騒っスねー」
男「うん、まあ、そういう感じで……ちょいと助けてあげてくれないかな?仗助」
仗助「おれっスかァ~~ッ!?そこはオメーが行くとこだろーがよっ!?」
そんな事言われても、俺の能力はアンタを召喚することだし困る。
男「わかりやすく言えば、俺本体、仗助スタンドみたいなもんだし。頼む」
仗助「しょ~~ッがねーなァーッ……おいテメェらっ!」
ゴロツキ1「あァん?」
ゴロツキ2「なんだ?俺ら今忙しいんだよっ!」
仗助「何趣味の悪いことしてんスか?……そいつ放しなよ」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
男(やべえ超迫力あって怖ぇ。逃げたい)
ゴロツキ1「何だ?テメェ俺らのこと知らねえのかよ?新入生がイキがってんのかあ?」
仗助「全くもって知らないっスねー。一般人に無意味に絡む能無し、心当たりが多すぎてよォー……」
ゴロツキ2「……ナメやがって。頭わいてんのか?」
ゴロツキ1「俺らが番長グループのモンだって知ってんのかよ?」
仗助「他人の名前出さねえとよ~~、ケンカもロクに出来ねェのかよっ?グレート!マジにちっせえ奴らだぜ。こりゃあおれが相手するほどでもねェ~~かぁ?」
ゴロツキ1「……殺すっ!!」
ゴロツキ2「俺らの超能力喰らってくたばりやがれっ!!」
ゴロツキ1の能力>>21
ゴロツキ2の能力>>23
いともたやすく行われるえげつない行為
デュエマのカードの実体化
ゴロツキ1「いくぞコラァッ!!」
仗助「超能力者ってことはよ~~、手加減はいらねえよなーッ!『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!!」
ドン
クレイジー・ダイヤモンド『どぉらららららららら!!!』
ガキィン!!
仗助「何ッ!?……か、『硬ぇッ』!?」
ゴロツキ2「『シールドセット』……デュエルの準備完了、だぜ……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「何だァー?盾を作るのがテメーの能力かッ!?こんなもんおれの『クレイジー・ダイヤモンド』でッ!!」
クレイジー・ダイヤモンド『どらあっ!!』
バキィンッ!!
仗助「簡単に壊れるぜーッ!おれのスタンドパワーを甘く見てんじゃあねえっスよ!!」
ゴロツキ2「ブレイクしたな……『S・トリガー』発動!!」
バン!!
仗助「!?」
ゴロツキ2「『ヘブンズ・ゲート』だ!!俺は手札から、『天海の精霊シリウス』と『奇跡の精霊ミルザム』を場に出すぜ!!『奇跡の精霊ミルザム』の能力!ウルトラシールド・プラスだ!!」
ババン!!
シリウス『……』
ミルザム『……』
仗助「う……うおおおおおおお!?」
男「何ィーッ!?大型クリーチャーのシリウスとウルトラシールド・プラスのミルザムだとっ!?こ……これは攻撃し辛いっっ!!」
仗助「いやおれには何が起こってんのかサッパリだぜ!?」
男「おそらくあっちの男は、デュエマのカードを実体化出来る能力を持っている」
仗助「『デュエマ』ぁ~?何スかそれ?」
男「カードゲームだよ。そのシールドを壊すんじゃあないぞ……S・トリガー『デーモン・ハンド』でも発動したら、ヤバいってもんじゃない。最悪死ぬかもしれん」
仗助「オメーあの能力に詳しいのか?」
男「ま、まあ……昔少し遊んだことあるから(オタクなんで)」
仗助「んじゃあよ、ここは任せたぜ」
男「……えっ?」
仗助「おれはあっちの男をやるからよ~~、オメーはこいつを倒してくれ!」
男「いや待って、俺の能力アンタを呼び出すことだし、俺自身は激弱だし、それにプレイヤーがシールド無しでアタックされるって……」
ゴロツキ2「まあ……『トドメ』ってやつだよな」
シリウス『ウィィン……』ガシャアン!!
男「…………」
クルッ
ダダダーッ
仗助「あっ逃げた」
ゴロツキ2「待てやゴラアッ!!」
シリウス『ビカアーッ!!』
ミルザム『ミョンミョンミョン!!』
ダダダダダダーッッ!!
仗助「さーて!人数が減ってやりやすくなった所で……」
ゴロツキ1「おう……待ちくたびれたぜ」
仗助「やり合おうじゃあねーかよ、派手によ~~」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴロツキ1「はっ!……来やがれ」
クレイジー・ダイヤモンド『ドララララララララララ!!!』
ドコドコドコドコ!!!
ゴロツキ1「うぐっ!ぐっ!げっ……!!」
仗助「最初っからクライマックスでよー、やらせてもらうぜッ!!」
クレイジー・ダイヤモンド『ドラアッッッ!!!』
ドコォーン!!!
ゴロツキ1「ぷげえーッッ!!!!」
仗助「……フーッ、何だ……スゲーあっけねー奴だぜ。エラソーにしてっからよ~~てっきり強いのかと、本気で殴っちまった……」
チラリ……
仗助「……少しやりすぎちまったかな?……動けねー程度に傷治しといてやるか……」
ゴロツキ1「いや、その必要は無いな」
仗助「……ッ!?」
バッ!!
ゴロツキ1「……どジャあァァァ~~~ん」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「……どういう事だ?おれは、たしかに攻撃したはずだっつーのによー……『傷が治って』やがるっ!?」
ゴロツキ1「『 Dirty deeds done dirt cheap 』(いともたやすく行われるえげつない行為)」
ゴロツキ1「お前のスタンドの拳と、路地裏の冷たい壁に『挟まれた』ことによって……隣の世界の俺を連れてくることが出来た」
仗助「は、はあ?……『隣の世界』だあ~?」
ゴロツキ1「同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる能力……それが俺の『D4C』だ(お金持ちにはなれない)」
仗助「???」
ゴロツキ1「フン!言っても頭じゃあ理解出来ないだろう?お前の頭じゃあなあ。……だから俺は、『体で』理解させてやることにするよ……」
ズッ……
仗助「?……何だ?そこに……お前の服の影に、誰かいるのかよ?」
ゴロツキ1「ああ。……お前もよく知ってるだろう?」
バッ!
仗助「……はっ?」
仗助′「……あん?」
仗助「……『おれ』……だ?……?……!?」
ゴロツキ1「D4C……隣の世界から、お前を連れて来た。それで、だ。……もしも、お前ら二人が『出会って』しまうとすると……」
仗助「……」
仗助′「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴロツキ1「……一体何が起こると思う?」
ガァァ??z__ン!!
仗助′「なっ……」
バ バ バ バ バ
仗助「何ィーッ!!?ぐええっ!!」
ゴロツキ1「崩壊し、消滅する……これが俺の能力『D4C』だ」
仗助「ぐっ!これは……マジにマズいぜッ……ぐおおっ!!」
バ バ バ バ バ
ゴロツキ1「さーて!あと何分で消滅するかなあッ!?これを見るのが楽しみでねーっ、ククク!!」
バ バ バ バ バ
読み返したら文字化けしまくっててしにたくなってきた
今日はここまで
仗助「ぐっ……身体が……崩壊するッ!!」
バ バ バ バ バ
仗助′「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ゴロツキ1「クハハ!この学園敷地内で、俺らに絡んだのが運の尽きだったなァーッ!!そのまま死ねッ!!」
バ バ バ バ バ
仗助′「うぐおおおお!血が吹き出るッ!身体が壊れちまうぜーッ!!」
ゴロツキ1「こっちにまで血が飛び散るほどスゲー血だなッ!こりゃあ崩壊を免れても失血死か~ッ!?」
仗助「……別の世界……隣の世界の俺だとッ?」
仗助「っつ~ことはよーッ、こいつはよく似てはいるが……おれとは全く別人の……『別のおれ』ってことだよなーッ?」
仗助′「……!」
バ バ バ バ バ
ゴロツキ1「……あー何を言ってやがるんだ……?」
バ バ バ バ バ
仗助「『クレイジー……』」
仗助′「『……ダイヤモンドッ』!!」
バキイイイッッ!!
仗助「ぐおッ!」
仗助′「や……やっぱりキく!」
ドサアッ!!
ゴロツキ1「な……何ィッ!?お互いを殴りあって、その反動で離れた……だとッ!?」
仗助「さらによ~~、おれの『クレイジー・ダイヤモンド』の能力は……壊れた物や、人の怪我を治すことが出来る能力」
仗助′「自分には効かねーが、自分とそっくりの『別の自分』なら……」
シュ――ン!
仗助「問題なく治すことが出来るぜーッ!!」
ゴロツキ1「なッ……何だってェェェ――ッ!!?」
仗助「さーて!怪我も治った所で……反撃お仕置きターイムだぜッ」
ザッ!!
ゴロツキ1「くっ……来てみやがれッ!!攻撃してみろよッコラアーッ!!」
仗助「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴロツキ1「さあ殴ってみろッ!!俺をボッコボコにな!攻撃してみやがれ!!オラッ来いよッテメエーッ!!」
ゴロツキ1(……なァ~~んてなッ!こいつが俺を攻撃したら、俺は拳と壁や地面に挟まれて、隣の世界へ行くだけだッ!完全にやっつけた!と思ったそのスキをついて、隣の世界から武器を持ち込んで殺してやるッ!!)
ゴロツキ1「さあ来いよ!ビビッてんのか?アァ~~ン!?」
仗助「オメー……ずいぶんと、おれの『返り血』……浴びてるよなあ?」
ゴロツキ1「……?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「さっきおれ……スゲェー怪我しちまったらな。オメーのほうまで血が飛び散った。もちろん地面にも大量に……」
ゴロツキ1「……何の話を……してやがるんだ……?」
仗助「いや、なぁに……この地面に大量にある『砂利』がよ~~……スゲー勢いでテメーにブチ当たったらよ~~……」
ゴロツキ1「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「『再起不能』(リタイア)なみの怪我を負うんじゃあねーのかな~~ッ!?」
ゴロツキ1「はッ!俺を守れッ!!D4……」
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』!!砂利に飛び散った血を『治す』ッ!!」
ドガアッ!!
フォン!フォン!!フォン!!!
ゴロツキ1「ぐげげッ!?」
仗助「おれの『自動追尾弾』だぜ」
ドズズズズズズズズズ!!!
ゴロツキ1「うぎゃぱぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!」
ドッサァーッ!!
仗助「……中々ムツかしい能力だったがよーッ、オツムの出来が違うんだよッ。この仗助くんはな~~ッ!!」
勝者・東方仗助
男「うおおおおおおおおおお!!!」
ダダダダーッ!!
ゴロツキ2「待ちやがれっテメーッ!!逃げんじゃあねーッ!!」
シリウス『ビビビーッ!!』
ミルザム『ピロピロピーッ!』
男「クソッ!逃げてるだけじゃあ格好つかねーぜ!といっても俺は腕力無し体力無し能力ほぼ無しのニート予備軍!さてどうする!?」
男の行動>>44
世界を使えるとはったり
男「おいお前っ!よく聞けよッ!」
ザッ!
ゴロツキ2「あん?何だいきなり、命乞いか?」
男「フフフ……命乞いするのはテメーの方だぜ。何せ俺は……この世で最強の能力と名高い『時間操作能力』……『ザ・ワールド』の使い手だからな!!」
ゴロツキ2「な……何ィッ!?時間を停止する能力者だとッ!?お前がッ!?」
男「さっきは2人相手だったから、一度の時間停止で二人は仕留めれないと思い離れたが……今は一対一。お前を殺すのなんざ容易いぜ?」
ゴロツキ2「……」
男「だが俺は無益な殺生は好きじゃあないんだ。降参しろ……そしたらお前は、百歩譲って許してやる」
ゴロツキ2「……番長グループの一員が、そんなシャバいこと出来っかよ……」
スタスタ……
男「……え?」
ゴロツキ2「距離を取った。一度の時間停止で動けるのは、せいぜい数十メートルだろ?ここまでは来れないはずだ……この距離から」
シリウス『ウィィン』ガチャン!
ミルザム『ピコピコピー!』ガシャン!
ゴロツキ2「クリーチャー二体でのアタックに、今から俺が唱える『炎晶バクレツ弾』……全て避けきれることが出来るかな?」
男(あれっこれ詰んでね?)
男の行動>>47
範囲外では時間停止は使わないでおいてやる。鬼ごっこだ!捕まえられるかな?
と、言い張って逃げ、丈助と合流する努力
男「フン……あー、避けきるのは簡単だが、せっかく時間停止してもお前が範囲外というのは、アレだな。トドメを刺すためにもう一度時間停止しなくっちゃいけなくって、なんかほら、面倒だよな……」
ゴロツキ2「ああ?何ブツクサ言ってやがる?」
男「特別大チャ~ンスだ。射程範囲外では時間停止は使わないでおいてやろう。ま!それでも攻撃するというのなら、俺も本気出して能力をつかってやらんでもないけどね」
ゴロツキ2「……あ?」
男「フフ……ここからは鬼ごっこの始まりだ!さあ逃げる俺を捕まえられるかな?」
ゴロツキ2「オイ」
男「お前が攻撃をしたら俺は能力使うぜぇ?せいぜい能力無しで俺を追いかけて……」
ゴロツキ2「オイ!」
男「は、はいっ?」
ゴロツキ2「ブツクサ言ってねーでよォ……さっさと能力使ったらどうなんだ?」
男「……」
クルッ!
ダーッ!
ゴロツキ2「やっぱりハッタリかよ!!死ねェ――ッ!!」
シリウス『ビコォォン!!』ギャン!
ミルザム『ピピルピピルピー!』ズギャアン!!
ゴロツキ2「喰らえ!!『炎晶バクレツ弾』だァ――ッ!!」
男(ここで問題だ!この全方位から来る攻撃をどうかわすか?3択―一つだけ選びなさい。
答え1ハンサムの男は突如反撃のアイデアがひらめく
答え2仗助がきて助けてくれる
答え3かわせない。現実は非情である。)
答え>>50
1
頼む
ドッゴォォォォォ――ッ!!
男「や……ヤバイ!左右から『光弾』と!前から『バクレツ弾』が来る!」
ゴロツキ2「避けきれねーだろ!?終わりだぁぁぁぁあああああああああああ!!!」
男「こ……こうなったら!もうこれしかねェ――ッ!!」
パチン
フッ……
ゴロツキ2「!……!?……な、何ッ?」
男「ハァー、ハァー……」
ゴロツキ2「お、俺の攻撃が……『消えた』……だと?どういうことだ?……これはッ!?」
男「ハァー、ハァーッ……」
ゴロツキ2「テメエッ!一体何をしたァ――ッ!?」
男「俺は、何もしていないよ……ただ俺は『再召喚』しただけだ。俺に出来るのはそれだけだからな……それだけが俺の能力……」
ゴロツキ2「……!」
男「俺は、仗助を『強制送還』して、もう一度『再召喚』した……それだけだ。俺の近くに現れて、俺を助けてくれるようにな。だから、今のは俺じゃあねー。……『彼』だ」
???「……君の今の攻撃……光と炎のエネルギーを『奪った』」
男「彼が……全部やったことなんだ……」
???「…………」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゴロツキ2「テメエ!いつの間にそこにいるッ!?何者だっ名を名乗れェェェ――ッ!!!」
定助「……オレは一体誰なんだ?オレはこんな所で何をしている?」
男(仗助じゃない人出てきた――ッ!?)ガビーン!!
おかしいな、俺ジョジョSSの息抜きにこれ書いてるんだけど……
今日はここまで
┌ n /7
ヘ 「ト L|ム//)
く ゝ) _ へ人 ヘ∠
て彡 | ハ `┤フ⌒ヘ⊃
.| ヘ .| ノ |-イ_ - 不 ーーイ
|\ ⌒\ .Y / √ /イ \二 彡
ヘ i⌒ <~ Y// / ヘ / ノ
ーへ //⌒>イ.( ヘ 入 /
\《 / / |ヘ ノ </ーイ
ヽヘノ へ ヘ√ | |
| |ーー| |へ ム┘
//ーー// √
√(⌒)□へ ww ザ・ワールド!
i (^"^)\ ゝ <イヘ| スレに期待する!
|/ ヽイ⌒ -イヘ ヽヲiヘ
. / /ヽヒ/ / ヽ / フ⌒( ヘ
./ ん )ヘ ( <⌒ へ ト ノ
./ )/ \ヽ人 ⌒) )イムi )
ん / √ イイヘムイ
| ) ( n /彳ヲ/ミヲ | ヘ
イ(⌒) ヒ > / ( \ (彡ヘ
.| イ Eイ イ | ヘ ) mm7
) ( < イ ヽヘ ヘ ゝ
へイ |ア~ヘ く ヘ人
入ノ \_/ヘ ヽ|_\へ
// | ノ) へ ヘii|
∠_/ んゝ \
ゴロツキ2「くっ……ワケわかんねー野郎が出たが、テメーも能力者だな?」
定助「能力……確かにオレはそれを持っている。君もか?」
ゴロツキ2「ああ!俺の能力は『現実的な決闘者』(デュエリアリスト)!!カードゲームを実体化する能力を持っている!最強の能力だぜーっ!!」
定助「それが君のスタンドの名前?なんだかおかしな名前だな……オレのソフト&ウェットのほうが格好良い」
ゴロツキ2「テメーも十分ヘンだろーがよー!!」
男(いやホント、何だこの人?セーラー服着てるし水兵?仗助とは違った方向に怖いんだけど)
定助「君が、オレをここに呼んだワケぇ?」
男「えっ?あ、そうです。ハイ」
定助「……一応味方なのか?あっちにいる下品な顔したヤツが敵?17メートル3センチ先の?」
男「まあ、そうなりますね……。俺の能力で貴方を呼んだんで、協力してくれると助かるっつーか……」
定助「……わかった。協力しよう」
男「マジすかっ!?」
定助「というより、協力しないといけない気がするというか……これも君の能力なのか?なんだか君を助けないといけない気がするんだ……オレェ」
男(使役する能力か……ただ召喚するだけじゃなくってよかったー!)
男「アンタ、強いんですか?つーか名前は?」
定助「名前は……東方定助、って名付けられてる。強さはまあまあだと思う……オレはオレのことがわからないんだ」
男「ヒガシカタジョースケ?アンタもか?……つーか、自分のことがわからないって……」
定助「アンタも、という意味はよくわからないが……この名前はオレの唯一知ってる人が名付けてくれたもので……」
ゴロツキ2「オイ!いつまでくっちゃべってんだ?余裕ぶってんじゃあねーぞーっ!!」
定助「……話は後にしよう。まあ……すぐに再開出来るけどね」
男「えっ?」
パチン!
ドッゴォォォォオオン!!!
ゴロツキ2「ぐあばああああああ!!?」
ドシャアア!!
定助「ソフト&ウェット……奪っていたエネルギーがたっぷり詰まった『シャボン玉』を……今君にぶつけて割った」
男「……」ポカーン
定助「こんな能力だけど、強いかどーかはイマイチわからないんだ。オレェー」
男(強ええええええ!!!)
定助「それで?これはどういうワケなんだ?」
男「あー……えっと、カクカクシカジカ」
定助「マルマルウマウマ、理解したよ」
男「便利だなコレ」
定助「じゃあ、その絡まれていた子の様子を見たほうがいいんじゃあないか?こんな不細工なやつに絡まれていたら、気絶するほどショックだろうに」
男「たぶんもっと別の理由で気絶してるんじゃないかな……普通に恐怖とかで」
定助「ん?そういうもんかァ?」
男「あー……けど、そろそろ学校に向かわないと、遅刻しそうだしなー……」
1.絡まれてた子の様子を見に行く
2.学校に向かう
3.ゴロツキを尋問する
4.自由安価
男の行動>>64
仗助は定助とバトンタッチしたのか?
>>65
一応今の所は、東方は一人しか召喚出来ないという設定です。(男のレベルが低いので)
男は自分の身を守るために、一度仗助を強制送還した後、定助を召喚しました。
男「転校早々遅刻したくないし……仕方ない」ゴソゴソ
定助「?ゴロツキの服なんかあさって、何やってるんだ?」
男「……あった、ケータイだ。クソ、スマホのいーやつ持ってんな……ほら定助」
定助「……オレェ?オレにくれるの?」
男「これ持って、お前はさっきの子の様子を見てきてくれ。何かあったらこっちに連絡を。俺は学校向かうからさ」
定助「……こ、このケータイさ」
男「ん?……あ、もしかしてケータイすでに持ってた?」
定助「……康穂に電話出来るかなぁ~~?」
男「知らねえよ。誰だヤスホて。つーかたぶんここ異世界だからケータイ通じないよ?」
定助「……」ガックリ
男(な、なんかすげー落ち込んでる……)
男「んじゃあ、そういう訳で」
定助「ああ……また後で。もしくは送還か、召喚でもしてくれ」
男「オッケー」スタスタ……
定助「じゃあオレも……」スタスタ……
定助「えーと、聞いた話によるとこのあたりに……」
キョロキョロ……
定助「……お、いたいた。倒れている人がいるな」
タッタッタ……
定助「おい、大丈夫か?君ィ~~……ゴロツキに絡まれてたってヤツだな?」
???「う……うーん……」
倒れていた人の性別と名前>>72
性別:男
名前:コロンブス
女
∠、)∟(ムル)
すみません寝ます。また次回。
>>72どういう名前かよくわかんないんだけど……宇宙人?電波さん?
とりあえず名前は「ムル」でいいの?
あ、女の性格が宇宙人とか電波さんなのか、って事ね
???「ふわ……おはよう、ございます……うー」ウトウト
定助「……ずいぶんと眠そうだが、結構ノンキなヤツなんだな、君ィ……ゴロツキに絡まれてたっていうのに」
???「こ、ここは……?」キョロキョロ
定助「ここは学園敷地内の路地裏だよ。オレもよく知らないんだけど……」
???「ここは……地球?」
定助「……うん?」
???「なんだがすごく気分が悪くなって、寝ちゃってました……ふわぁ……今、えーと、地球時間で9時……ちょっと前だから……えっと、結構長い時間寝てましたねえ」
定助「……」
???「あなたはこの惑星の人間ですか?」
定助「えっ?あ、ああ……そうだけど……?」
???「あたしは遠くの星……アンドロメダから来たアンドロメダ星人なの。年は182歳。あっ、今ガキだなって思ったでしょ?」
定助「い、いや……なかなかの年だと」
???「名前は ∠、)?っていうんだけど、地球人には発音しづらいだろーから、『ムル』って呼んでくれると嬉しいなあ 」
定助「……あー、つまり、君ィー……『宇宙人』って、ことかい?」
ムル「そうよ。ね、貴方の名前は?」
定助「……」
ムル「ねえ、あなたの名前は何ていうの?」
定助(この娘……頭のネジが数本フッ飛んでるんじゃあないか?それともどこか病気なのか……?)
ムル「ねえ、ねえ。なーまーえーはー?」
定助(……いや、もしかしたら……この世界では宇宙人は、普通に存在しているのかもしれないッ!オレ以上になんだかよくわからない娘だが……まあ、男に連絡して、全部男に投げちまったらいいよな。たぶん)
ムル「ねえ!なーまーえー!」
定助「東方定助だ」キリッ
ムル「ジョースケ!あはは、変な名前ーっ!」
定助「それで、えーっと……ムルちゃん?」
ムル「はい?」
定助「君は……どうしてまたガラの悪いゴロツキに絡まれてたんだい?」
ムル「……ゴロツキ?からまれた?」
定助「おいー、おいィーっ……絡まれてたこと覚えてないのかい?オレも話に聞いただけだが……自分の身に起こったこと忘れるか?普通ーッ」
ムル「……?」
定助「……って、記憶喪失のオレが言えることじゃあないよなあ、コレェ……」
ムル「……ああ!思い出しました!あたし変な人にからまれてましたねぇー」
定助「……本当に思い出したのぉ?」
ムル「ええ!たぶん、あたしがからまれてたのって、>>81っていう理由からだと思うんですよねえ」
オイハギ?
ムル「オイハギです!」
定助「……追い剥ぎ?」
ムル「ええ。あたしの持ち物が欲しくって、あの人たち、あたしをつい襲っちゃったんですよねえ。あー怖いこわい」
定助「……そのゴロツキ、なかなか裕福そうな格好をしていた。いいケータイ持ってたしな。お金に困っているようには見えなかったが……」
ムル「人を襲って奪った金で潤ってるだけですよお。男は狼ですよ、オオカミ」
定助「……言われてみれば、それもそうか」
ムル「それに、あたしアンドロメダ星に伝わるスッゴい『お宝』……持ってますからねえ」
定助「……何?」
ムル「みたいですか?むふふー、いいですよ。ほらっ!」
キラッ、キラッ
定助「……何だ?その石ころ……」
ムル「石ころじゃないですよー。『カシオペアの涙』っていう、スッゴいお宝です!」
定助「これがぁ?ホントにィ?うーん……オレには小汚い石に見えるけど」
ムル「失礼な人っすねえ。すっごーいパワーを持っていて、みんながすっごーく欲しがってるモンなんですよぉ?これえ」
定助(……この娘はどうも、虚言癖があるような気がしてならない)
ムル「ふんだ、もういいですよっ」
定助「あっ、ちょっと待ってくれ……」
1.もっとよくその石見せてくれ
2.君は能力者なのかい?
3.あのゴロツキについて詳しく知らないかい?
4.まあいいや。男に連絡しよう
5.自由安価
>>84
2
定助「君はスタンド使いなのかい?」
ムル「はい?」
定助「あー……えっと、君は能力者なのかい?」
ムル「ああ、はい。あたしも能力者ですよー。この学園敷地内に住まう6割の人は、能力者ですし」
定助(結構多いんだな)
ムル「知りたいですか?あたしの能力」
定助「教えてくれるのかい?そういうのって人に知られると、かなりやばいんじゃあないの?」
ムル「別にいいですよー。あなたは命の恩人ですしっ!」
定助(……助けた覚えは全く無いんだが……)
ムル「あたしの能力は……>>88なんです!」
どんな物でもエネルギー系武装に変える
エネルギーは能力により捻出
ん、ごめんよくわかんない
鉛筆にぎったら鉛筆からビーム出るの?
定助「『どんな物でもエネルギー系武装に変える』能力……?」
ムル「はい!宇宙船飛ばそーと考えてたら、こんな能力になりました」
定助「……イマイチどういう能力か、理解出来ないんだけどォ~~?」
ムル「えーっと……たとえば、このボールペンに能力使うと……」
ビシュウン!!
定助「うおおッ!?ビ、ビームが出て刃物みたいになった……?SF映画とかで見たことあるかもなぁ、それェ」
ムル「エネルギーを調節すれば、銃みたいにビームを飛ばすことも出来ますよ。ま、手に触れてるものしか武装すること出来ないですし、エネルギーは自分からひねり出すんでけっこうしんどいんですけどー」
プシュウ~
ムル「はー、ちかれた」
定助(数秒しか使ってないぞ。こりゃあ宇宙船を飛ばすのは難しいだろうな……)
ムル「で、で?あなたは?」
定助「……オレェ?」
ムル「あなたはどーいう能力を持ってるんですかぁ?」
定助「オレは、ソフト&ウェットという……何かを奪うしゃぼん玉を使う能力なんだが……ええと、何と言えばいいのかな……」
ムル「?」
定助「オレは君たちでいう『能力者』でもあり、その『能力自体』でもある。……オレにも詳しくは理解していないんだけど」
ムル「……どーいうこと?」
定助「オレはある人物の能力によって呼び出されたんだ。つまり君は、そいつによって助けられたってことだよ。今から連絡しよう。君も一度彼に会っておいたほうがいい」
ムル「ジョースケを呼び出す能力?へー!誰、だれ?その人かっこいい?」
定助「顔は整っているほうだと思うけどォ……今電話繋がるのかな?男のやつ……遅刻寸前だったはずだけどォ~~」
キーンコーンカーンコーン……
男(ふう、ギリギリセーフで学園に着いて、担任との挨拶もすませた)
担任「えー、ではみんなに、今日から新しく入る転校生の紹介をする」
男(あれよあれよと、1年C組の黒板前に立ってしまった。こういう自己紹介とかは緊張するから苦手だな……)
担任「んじゃあ、軽く自己紹介してくれるかな?」
男「あ、はい。俺の名前は――」
今更ですが、男の名前を『男』から……
1.変える
2.変えない
※1.の場合、名前も安価で。
>>97
2
連絡はメールじゃ駄目なのかね?
男「――男です。一応、超能力者ってことで、この学園に転校してきました。まぁ……よろしくお願いします」ペコリ
……ザワザワザワ……
男(……突然の能力者カミングアウトはマズかったかな?一応この学園には一般の生徒もいるし。まぁ……俺の目標はこの学園のトップだし、別にいいか)
担任「んじゃあ、男君の席は後ろの窓側……委員長の隣でいいかな?」
男「あ、はい」スタスタ……
委員長「……」
男「あ、どうも。よろしく……」
委員長の性別と見た目>>100
女
背は低め
ハネてる黒のショートヘア
半目(瞳は黒)に縁なしメガネ
委員長「……よろしく」クイッ
男(うわ、なんか……いかにも委員長!って感じだな。背低いけど)
委員長「……何か?」
男「いや、何も……転校したてでわからないことだらけだから、色々聞くと思うけど……まあ、その時はどうか」
委員長「いきなり『超能力者』だと言って、一般の生徒を驚かせるような人……私、好きじゃあないんです」
男(……好感度めっちゃ低ッ!)
男「……あー、それは、ごめん。転校したての上、能力に覚醒したてで、そういうのよくわかんなくって」
委員長「忠告しておきますけど」
男「はい?」
委員長「その能力を悪事に使用したり、生徒に危害を加えたり、乱闘等危険な行為を行った場合……私直々に鎮圧しますので。そのつもりで」
男「……」
男「委員長も、その……能力者なんで?」
委員長「ええ」
男「あー……鎮圧って……強いんスか?」
委員長「委員長等の生徒役員は、立場上面倒事に巻き込まれることが多いので。強くなければ務まりません」
男(……つーことは、トップを目指す俺としては……いつかは倒さないといけないんだろうなあ)
委員長「……話は以上ですか?授業始まりますよ」
男「あ、えっと……」
1.この学園で一番強いのって誰だ?
2.委員長の能力って何?
3.あそこの席空いてるけど、誰か休んでるの?
4.俺転校したてで友達いないんだ。友達になろう!
5.自由安価
>>104
3
男「あそこの席空いてるけど、誰か休んでるの?」
委員長「?……あら、あそこの席は……」
先生「おーう、いつまで雑談してるんだ?授業を始めるぞ。はいそこお喋りしなーい」パンパンッ
委員長「……」シーン
男(うわ、さっきまで俺と話してたのに、一気に授業モードだよ……マジメちゃんめ)
先生「えーっと、今日の休みは……ムルか。あいつ……何か事件に巻き込まれちゃあいないだろうなあ?」
男「……ムル?」
ヴー、ヴー!
男(!……ケータイのバイブが……着信か?)
男「せ、先生!すみません!ちょっと自己紹介に緊張しちゃって、ハラ痛くなってきました~ッ!」
先生「あぁ?さっさとトイレにでも行って来い。早く帰ってこいよー」
男「す、すみませーん!」タッタッタ
ガラガラ……ピシャン!
男「……ふう」ピッ!
定助『もしもし、男か?』
男「ああ、定助。ゴロツキに絡まれてた娘は保護出来たのか?」
定助『ピンピンしてる。彼女を連れて今学校に向かっている所だ。君の能力で助けたんだから、君も会っておくべきだと思ってね』
男(俺何もしてねーけど)
定助『……ところで、男。一つ聞きたいんだけどさ……』
男「ん?どうした?」
定助『彼女、宇宙人だそうだけど……この世界ってそういうの、普通なのォ?』
男「…………」
…………シーン……
男「……いや、ありえねぇから」
定助『あ、やっぱりィ?』
男(頭が痛くなってきた……)
本日はここまで。
登場人物増えたら『男』とか『女』じゃわかりづらいかと思って名前つけようとしたけど、やっぱいらんか
男「定助と学園の空き教室で合流し、カクシカマルウマも終わった」
定助「本当便利だなカクシカ」
男「んで、えーっと……」チラリ
ムル「おー、あなたが男さん?けっこーカッコイーかも。にひひ!」
男「……あー、アンタがムルさんか?」
ムル「イエス、アイアム」ビシッ
男「……俺のクラスメイトの?」
ムル「あー、どうやらそうらしいねー」
男「……宇宙人、か」
ムル「うん!」
男「ちょっと待ってくれ」
ムル「???」
男「……どこからツッこんだらいいんだ」
ムル「何もおかしなコト言ってないデスヨ?」
男「あのな……この世界に宇宙人はいません」
ムル「いるよー!いるいる!ほら見てびーむ!」ズビビー
男「それお前の超能力だろ?」
ムル「ほら!あたし触角生えてるし!」ピョコン
男「それヘアバンドじゃん!カチューシャじゃん!」
定助「知ってる、それェ……『ナメック星人』だろ?」
男「ちょっと定助は黙ってて」
定助(……オレェ……)
男「えー、とりあえず話をまとめると……」
ムル「アンドロメダ星の王女であるあたしは、星に伝わる秘宝『カシオペアの涙』を持って、この惑星に亡命しました。そしたらこの秘宝を狙って、街のわるーい人たちがあたしを襲ってくるのです。あーびしょーじょってつらいなー」
男「説明ありがとう。つつしんで死ね」
定助「男、少し落ち着こう。ストレートすぎる」
男「いや、もうね……何一つ信じられないから。お前の話聞くくらいだったら教室戻って授業聞くほうがマシだわ。そうだ今授業中じゃんよし戻ろうそうしよう」
ムル「あ、そーいえばあたしも教室行って先生に事情説明しないと」
男(そうだ、同じ教室だから付いてくるんじゃん。一緒に教室入ったら何か言われるよな……先生にどう言い訳しよう?)
男の行動、もしくは言い訳>>115
全てをありのままに話す
安価スレ初めてで勝手がわからん……
答えづらい、いらない安価だったか。次は気をつけます
本日はここまで
ガラガラッ
男「すみません。遅れました」
先生「おう、遅いぞー男ー……」
ムル「せんせー、おハローございまーす」ビシッ
定助「学校に通えるなんて夢みたいだな、オレェ……」
先生「……あー、男?」
男「はい?」
先生「なんでトイレ行っただけで、一人から三人に増えてんだ?」
男「……あ……ありのまま今日起こったことを話すぜ!『俺は超能力に目覚めたと思ったら、いつの間にか宇宙人を助けていた』……何が起こっ」
先生「いやそういうのいいから。普通に話して」
男「……はい……」
先生「……なるほど。そういう事が……」
男「はい……」
先生「とりあえず」
男「は、はい?」
先生「能力解除してくれる?授業料払ってない子を教えるほど、こっちも暇じゃないんで」
男「超ドライっすね……と、いう訳らしい。定助」
定助「……オレ、学校に通うの夢だったんだけどォォー……」
男「すまん。また今度呼ぶ」
定助「……オレェ……」
バシュン!!
先生「とにかく男は、超能力を持っているからといっておごらずに生活すること。今後危険な事に首突っ込むんじゃないぞー」
男「はーい(たぶん突っ込むけど)」
先生「それと、ムルは……」
ムル「あい?」
先生「……これからいっそう気をつけること。一人であまりひと気の無い所を出歩かないように。全く……今月に入って何回目だ?」
ムル「ごめんなさい、先生~」
先生「全く……委員長、これからは監視の目をさらに厳しくしてあげて」
委員長「わかりました」
男「……?(そんなによく絡まれるのか?コイツ……)」
キーンコーンカーンコーン
男「さて、なんだかんだとあったが休み時間になった。ここの授業けっこうムズいな……」
男「新しい生活で、色々とわからない事もある……情報収集しとくべきかな。さて……」
1.委員長と話す
2.ムルと話す
3.適当なクラスメイトと話す
4.ケータイをいじる
5.自由安価
>>121
5
突然!教室内に能力による攻撃が!
男「委員長と話でもするか。おーい、委員長」
委員長「はい?何でしょう」
男「あのさ……」
委員長「――!!伏せてっ!!」バッ!!
男「へあっ!?」グワシッ!
ドゴォ――ン!!
男「な、何ィ!?何が起こったの?教室のドアが……いや!教室の廊下側のカベが吹っ飛んだッ!?」
委員長「……何者ですか。出て来なさい」
???「ったくよ~~……ウチの下っ端が、ムルを捕まえに行ったってのに……何も連絡よこさねーから、妙だと思ったんだよ……無事だとはな」
敵の容姿・性別>>123
名前>>125
能力>>127
典型的チンピラ顔・男
害男(がいお)
強いものは弱くなるが、弱いものは強くなってしまう能力
今回の場合、壁が弱くなったのでぶち壊せた
害男「小娘一人さらうことすら出来ねーなんてよ……あいつらはマジに死刑だぜ、死刑ィィーッ!結構つえー能力だっつーのに、宝の持ち腐れだぜ。俺の能力で超絶ザコにしてサンドバッグにしてやる」
委員長「貴方は……二年生、番長グループの害男さん、ですね?」
害男「ほォ~?よく知ってるじゃねーか。いかにもッ!俺は害男……『天ノ邪鬼の害男』だぜ。今日はよ~~……いい加減」
ビシッ!
害男「そこの女……ムルを、俺達番長グループの手中に収めさせてもらうぜ」
ムル「ふぇ?」モグモグ
害男「メシ食ってんじゃねー!!」
男「……あの、スンマセン委員長」コソッ
委員長「何かしら?今取り込み中なのですが」
男「さっきの話を聞くに……ムルは、なんか番長グループに何度か襲われてるらしいっスけど……どうしてっすか?ていうか番長グループって……?」
委員長「ああ……貴方は今日転校したばかりでしたね……簡単にですが、いいですか?」
男「お願いします」
委員長「番長グループは、私達生徒会役員と対をなすこの学園の悪。生徒会長の宿敵、番長を頭とするグループです」
男「それは……なんとなくわかります。んで、なんでその番長が、ムルを……?」
委員長「ムルさんは……『カシオペアの涙』という石を持っています。実は、その石は……>>131という力を持っているのです」
※一応、重要安価だと思うので変なのなら最安価
持つ者の無意識の願望を世界に反映させる
反映って、映像として映し出すのか、願望を実現させるのか、どっち?
委員長「『無意識の願望を世界に反映させる』……」
男「無意識の願望を……?」
委員長「要するに、心の奥底にある願いを叶えてくれる力を持っているのです。それが、世界の理をねじ曲げる願望だとしても、ゆっくりと、しかし着実に反映される……」
男「な、なんでそんな石を、ムルが……?ていうか、それ結構危ないんじゃ?」
委員長「ムルさんは純粋無垢ですので、未だカシオペアの涙が力を発揮したことはありません。一種の『金庫』……石の能力が発揮しない、唯一の場所となっているのです。何故彼女がそんな石を持っているかは知りませんが、彼女の元が、石の最も安全な場所なのでしょう」
男「……」チラリ
ムル「うー、いいんちょの話はむつかしくって、あたしよくわかんないー」
委員長「彼らは彼女ごと『カシオペアの涙』を番長へ捧げようとしている……石だけですと、邪な考えを持つ者が石を奪うかもしれませんからね。きっと番長グループ幹部の命令でしょう」
害男「よくわかってんじゃあねーか。そうさ!これは鬼の副番直々の命令……頭のイカれた宇宙人女を、石ごとさらってこいってな!」
委員長「許す訳にはいきません。貴方はすでに校則違反をしていますしね」
害男「あァ?校則だァ~~?」
委員長「校則第3条・無意味な器物の破壊を禁ずる。第4条・防衛、両者の同意を除く、能力による暴力を禁ずる……等々、ざっと20項目ですか。もちろんピアスも禁止ですよ」
害男「俺ら番長グループに、そんなオママゴトみてーなルール守れってかァァ~~?ギャハハ!笑わせてくれるじゃあねーの!ちょいと頭イイからってよォ~~……年下のジャリが調子ノってんじゃあねーぞ!!」
委員長「暴徒鎮圧を行います……覚悟は?」
害男「んなモンいるかよォォ――ッ!!テメーこそ出来てんのかッ!?俺の能力、『逆転才蛮』にやられる覚悟はよォォ――ッ!!」
グアッ!
男「い……委員長ッ!!」
委員長「心配いりません……私、強いですから」ニコッ
委員長の能力>>138
どんな相手とも対等に戦える
ただし能力対象は対峙してる相手だけ。入れ替わられると、その入れ替わった相手と対等になる
害男「喰らえッ……」ヒュッ……
委員長「!――早ッ……」
バゴォォォン!!
男「えッ……は!?か、カベが……豆腐みてーに崩れ去った……!?」
委員長「……なかなかのパワー……いえ、能力ですね」
害男「ケッ、ギリギリで避けやがったか。……時にオメー、牛乳は好きか?」
委員長「?……何の話です?」
害男「牛乳好きはよォー……カルシウムたっぷり取ってるから、骨とかスッゲー丈夫だよなァァー。健康にも気をつかってそうで……いい肉体してんだろうなぁぁぁ~~」
委員長「……好きですよ。牛乳……一日3リットルは飲んでます」
男(……それで何で身長低いんだ?)
害男「俺は牛乳は嫌いだ」
委員長「……」
害男「牛乳だけじゃねー……野菜も!肉も!何もかも嫌いだ!タバコとヤクさえありゃあああ生きていける……俺は最高にハイになれる。それだけで幸せなんだよォォ~~。だからさ……ホラッ!」
バサッ!
男「ゲッ!?あ、アイツ……制服を脱いだら、骨と皮だけのガリッガリの身体してやがるぜ!?それでなんで、あんな力と速さを……?」
害男「俺はこんなに弱い身体になっちまった。しかし、しかしだ!だからこそ『強い』ッ!俺の能力は『逆転才蛮』……才能ある者を蛮人に!蛮人を才人に変える能力ッ!!俺のこの貧弱貧弱ゥゥな肉体に、能力を使えば……あ~~ら不思議ッ!!」
ギャン!
委員長「――ッ!!」バッ!
ドギャアッ!
委員長「か、はっ……!」
害男「こォ~~んな速さと、力が出せる……最強の肉体になるんだよォ~~」
ドッガアアアン!
男「い……委員長ゥゥ――ッ!!」
害男「クヒヒ!ついでに俺の能力で、テメーの身体の強さを逆転させてもらったぜェェ~~。カッタァァーイ骨もポッキーみてーにゲロ弱になっちまっただろ?こりゃあ~死んじまったかな?ギャハハハハハハ――」
委員長「ふう……驚きました。本当に強いのですね、貴方……」ムクッ
害男「ッ!?」ビクッ!
委員長「服がボロボロです。髪も乱れてしまいました。……貴方が『強くなかったら』、私もやられていたでしょうね……」パンパンッ
害男「……て、テメェー……なんで、生きてやがる……?」
委員長「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
害男「テメェーの能力は何だッ!?答えろォォ――ッ!!」
委員長「……『対等姿勢』(イーヴンタイド)……」
委員長「どんな相手とも『対等』に戦える能力です。今、貴方の肉体の強さと『対等』になりました」
害男「『対等』に……だと……?」
委員長「『泥仕合になる』……と、思いますか?それとも、『能力を自在に使える自分の方が有利だ』とでも?……どちらも間違いですよ、害男先輩」
害男「……」
委員長「お互いが全くの互角の場合……精神的に上回っている者、これまで鍛錬を積み重ねた者、そして知力が高い者が勝つ。……今までこの能力を使ってきてわかったことです」
害男「それは……俺にあてつけてんのかァ?」
委員長「さあ?それはどうでしょうね……これから理解(わか)るのではないですか」
スッ……
委員長「どちらが強いのかで、ね」
害男「……上等だ。貧弱の恐ろしさ、たっぷりと植え付けてやるぜ」
男(あっ、やばい俺空気だ)
本日はここまでです。
害男「ぅおらあっっ!!」ビュオッ!
委員長「ふっ」スッ……
バカアッ!!
害男「チイッ!すばしっこいな、うぜえぜ!」
委員長「勝手に誉め言葉と、受け取っておきます」
ガラガラッ……
男「こ……黒板が真っ二つに……!なんつーパワーだよッアイツ!」
委員長「拳が触れる瞬間に、能力を使っているのですね……硬い黒板を柔らかくして壊している」
害男「テメーの身体に触れさえすりゃあ、骨格をクラゲみてーにフニャフニャに出来んのによォォー……」
委員長「無駄ですよ。『対等姿勢』(イーヴンタイド)によって、私の身体は貴方と同じ強さになっていますから」
害男「ケッ!そーかよ……だが、同じ強さだろうとよ……殴られりゃ痛ェだろ!?」ビュン!
委員長「それも無駄です」ヒュッ……
バキイッ!!
害男「げはっ!?」
害男「いっ……でえなゴラアッ!!」ブン!
スカッ!
委員長「ふっ!」ヒュン
バシッ!
害男「ぐえっ!?な、んだとォッ……テメエァー!」ブンブンブーン!!
ススス……
害男「なっ、なんで当たらねェんだぁっ!?対等な強さのはずだろうがよオォォーッ!?」
委員長「フゥーッ……」
『一ノ宮流柔術『震波』!!』
ドパ!!
害男「くばあーっ!!?」ドサアッ!
委員長「貴方の攻撃は、力を振り回すだけのただの『暴力』……私の『武術』の前では、無意味なものですよ」
害男「はあっ?『武術』だぁーっ!?」ゲホッ
委員長「同じ力を持つ者同士では、これまでどれだけ鍛錬を積み重ね、技を磨いてきたかで勝負は決まります。14年間磨き続けた私の技術……貴方の低俗な技などに遅れは取りません」キリッ
害男「……テメェー……!」
男(すげえ……俺マジで出番ねえ)
クラスメイト「おい、おい転校生!」ヒソヒソッ
男「うん?」
クラスメイト「オメーもさっさと逃げるぞ!一般人や低レベルの能力者が高レベル者の戦闘に巻き込まれたら、怪我じゃすまねーぞ!」ヒソヒソッ
男(……よく見ると、教室には俺とムル以外誰もいない……)
ムル「いけいけ!いいんちょー!!」イエー
クラスメイト「ほらっ!さっさと外出るぞ!」
男「……うーん……」
1.わかった、逃げよう!
2.いや、俺は委員長を見守る。
3.自由安価
>>152
折角なんで>>150
男「ぶっちゃけ、逃げるのも、ここにいるのもイヤなんだけど……」
クラスメイト「何その意味不明な優柔不断!?」
男「間をとって、家に帰るっていうのどうだろう?」
クラスメイト「とれてねーよ!全くもって間取れてねーよ!ていうかそれなら一緒に逃げてもいいじゃん!」
男「うーん、敵を前にして逃げるってのはねえ……」
クラスメイト「いいからほら!逃げるぞ!ムルも一緒に来てくれ!」
ムル「はぇ?あたし?」
クラスメイト「あいつはムルを狙ってるんだ!逃げたほうが安全――」
???「あれ?害男ちゃん、まだ戦ってるんだ?」
クラスメイト「!!」バッ!
男「げっ……」
敵の容姿・性別>>154
名前>>156
能力>>158
モブらしくシルエット
男
モ不良(モブ+不良)
パイを投げ付ける
モ不良「仕方ないなー。二年生番長グループのジュース係(パシリ)、このモ不良様が手助けしてやるよ!」
ババーン!
男「……」
クラスメイト「……よかったな、男。戦えるぞ」
男「いや……うん、まあそうなんだけど……」
モ不良「あ!君たち、僕を甘く見ているね?僕の能力を食らっても、平気でいられるかな……?」フフフ……
クラスメイト「何っ!こいつ、能力者――」
モ不良「くらえっ!『露店・パイの魅』!!」
ベシャッ!!
男(パイを投げつけたー!)ガビーン!
クラスメイト「うぎゃー!目に入った!超痛ぇー!!」
男(なんか地味にダメージ入ってるー!?)ズガビーン!
説明しよう!『露店・パイの魅』とはッ!!
まるで露店で作られたかのような、アツアツホクホク美味しいパイを、
どこからともなく取り出すことの出来る能力なのであるっ!!
その味・熱さ・大きさ等は自由自在!
リアクション芸用のパイからアップルパイまで様々であるッ!!
しかし!『辛さ』には上限があるッ!!
その気になればモ不良は、食べた者を気絶させ、身体に付いた者を悶絶させるほどの辛さのパイを作り出せるが……
鬼の副番の完全なる好みにより、激辛味のパイを作る事は許されていないのだッ!!
カレーでいうなら『バーモンド中辛』までの辛さまでしか、今現在の彼はパイを作ることが出来ないッ!!
つまり!攻撃力は皆無なのであるッッッ!!!
男(つ……使えねー!!)ガビビーン!!
モ不良「さあ!次に僕のパイの餌食となるのは――」
男「……『JOJOJO』ッッ!!」ズアッ!
仗助「ドラアッッ!!」バコオン!!
モ不良「グギャ――ッ!?」ドッサァーッ!!
仗助「あ、アン?何だァー?おれまた召喚されたのかよッ?さっきまで億泰といたのによォー……」
男「おっす、仗助。ありがとう来てくれて」
仗助「おう、男ォ~~。……で、今ノリで誰かブン殴っちまったが……誰だ、コイツぁ?」
男「何でもないよ……ただの敵だ、敵。今ちょいと面倒なことになっててね……」
仗助「?……そうかァ?」
男「委員長、大丈夫かな……」チラリ
男――能力名『JOJOJO』
能力――『東方』を召喚・使役する。
害男「くっだらねェー技なんざ……いらねぇんだよ。テメェを叩きのめすのにはな」
委員長「そう思いますか?今の現状……貴方は劣勢のようですが」
害男「フンッ!」メキッ!
ベキベキベキッ……!!
害男「今ッ!豆腐みてーに柔らかくして砕いたこの壁だが……俺の手を離れれば、コイツは元の硬さに戻る」バキバキッ
委員長「石つぶて、ですか」
害男「そんなカワイイもんじゃあねーぜ。俺の『貧弱』な身体から放たれるコイツは……散弾銃なみの威力をもつ」
グッ……
害男「――全身穴開けてくたばりやがれェェェ――ッッ!!」ブォン!
ドッバァ――ッ!!
委員長「そんなもの、当たらなければ――」
ガクンッ!
委員長「――えっ?」
害男「『逆転才蛮』解除ォォ――ッ!!テメェーの能力が『対等』になるっつぅーんならッ!!なってもらおうかっ!?正真正銘『貧弱』な俺とよォォォォ――ッ!!」
委員長「し……しまった!『イーヴンタイド』解除ッ!くッ、避け――」
ヒュゴウッ!!
害男「もう遅ェェェェ――ッ!!四方八方から飛んでくるツブテに当たって死にくされェェェ――ッ!!!」
委員長「――フーッ」
『一ノ宮流柔術『廻し受け』』
パパパパパパパンッッ!!
害男「――はっ?」
委員長「……舐められたものですね。素の状態の私が、この程度の攻撃……受け切れないとでも?」
害男「そ、そんな……バカなッ!!無能力の状態で、散弾銃なみの攻撃をッ……そんな話ッ!!あるわけがッ――」
委員長「鍛錬をつみ、精神を鍛え上げ、これまで戦いに勝ち抜いたからこそ……私は『委員長』としていられるのですよ」
害男「んなチート……認めるかァァァァァァァァァッァァァァアアアアアアアアアアア!!!!」
委員長「認めなくて結構。そして、害男先輩……貴方が悪いのですよ?」
害男「アアンッッ!?」
委員長「『能力を解除したのは』……『貴方なんですからね?』」
害男「…………」
委員長「では……『行きますよ?』」グッ、グッ……
害男「――はッ!!『逆転才――」
委員長「遅いです」ビュン!!
ダンッ!!
害男「おおおおおおおおおおッ!?待っ――」
『一ノ宮流剛術『破岩脚』!!』
ドギャアアッ!!
委員長「フー……ま、能力を使っていたとしても今のは『急所』……一撃で気絶出来ただけ、こちらのほうが幾分マシでしょう?」
害男「……はたしてそうかな?」
委員長「……!?」
メキッ……
害男は気絶していなかった……
気絶はおろか、ケガ一つ負わずピンピンしているッ!
そして逆に、委員長は……
委員長「ぐッ!?ううぅ……!?……??」メキメキィ……
……委員長は害男に、必殺の蹴りを放っていた。
しかし、ああ!どういう事なのだろう!?
蹴りを放った委員長の足の方がッ!!コナゴナに砕けて、奇妙な方向へとネジ曲がっているではないかッッ!!
委員長「な……ぜッ!?どういう事、ですかッ、これはッ……?たとえ貴方が能力を使おうとも、対等な立場であるなら倒せるはずッ……!」
害男「あァ~あ、能力なら使ったぜ?しかし……俺自身にじゃあねぇ。……『コイツ』にだ」ピラリッ
言いながら害男は、一枚だけ着ていた白の『タンクトップ』を持ち上げた。
委員長「……『服』に……ですって……!?」
害男「俺よォォー……自分の貧弱加減はよォーく理解しているつもりだぜ?重いもんは持てねーし、少し動くと息があがる。殴られたら簡単にケガして、血もドバドバ出るだろうな。……けどよォォー、そんな俺でもよぉぉ~~……こんなボロボロの『タンクトップ』よりかは、何万倍も『丈夫』だよなァ?」
委員長「……!!」
害男「つまりお前はッ!!『逆転才蛮』によって『強さが逆転したタンクトップ』……俺以上の強さ・硬さを持つ世界最強の防具に、素の力・素の足で全力の蹴りを放ったんだ!右足の骨がバラバラになったのもよォォ~~、当然の結果なんだよッ!!ギャハハハハハハハ!!!」
委員長「ぐ、うう……ううう……!!」ポロポロッ
害男「お?泣いちゃうの?痛くてイタくて泣きわめいちゃうの?けどよォ~~、これからもっと痛いことをするんだぜ?」
委員長「な、何を……?」
害男「あのイカレた宇宙人女は番長に渡すが、俺をナメきったテメーは許さねぇ。グループの連中でカコんでマワして、生まれたことを後悔するまで死ぬまで犯しつくしてやるぜ」
害男「オラアッ!さっさと来やがれッ!」グイイッ!
委員長「痛っ!は、離してっ……」
害男「うるせェェェェェェェェェ!テメェーの意見なんざ聞いてねェ――ッ!!」バキッ!
委員長「ううっ!」
害男「テメーは黙って付いてくりゃあいいんだよッ!オラッあの宇宙人女はどこいった!?テメェーもさっさと探しやがれェェェ――!!」
ドゴッ!バギッ!
仗助「おい」
害男「……ああん?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「イカレてるのか?離しなよ……」
男「……」
害男「……んだァ……?テメェらは……」
本日はここまでです。
よくわかんないんだけど、安価スレってもうちょい安価出したほうがいいの?
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
害男「いいトコで出て来やがって……そっちの野郎は見た感じ、番長グループのモンに見えるが、お仲間かァ?オメーも混ざりたいのか?あァ?」
仗助「このおれをよォ~~、テメェーみてーな反吐が出るような下衆野郎と一緒にするんじゃあねえっすよ。その娘離しな。今ならワンパンで許してやるぜ」
害男「ハッ!力量差の解っていないオノボリさんか……自殺志願者か?好きだぜそういうの。一撃でラク~に逝かせてやるぜ」
男「……仗助」ヒソッ
仗助「ん?」
男「……俺は、恥ずかしながら力がない。度胸もないし、ビビリだし、ケンカなんてしたことないただのオタクだ。せっかく覚醒した超能力だって、他人に頼りっぱなしの情けない能力だよ……けどさ」ヒソヒソ
仗助「……」
男「俺……委員長を助けたい。それはマジに思ってる。俺がどうなろうとも……ボコボコにされたって、皆に笑われたっていい。俺……助けたいんだ。自分の力で、自分の選んだ道で……委員長を、助けたい」
仗助「……」
男「だから……頼む。力を貸してくれ」
仗助「……ったりめーだろうがよ~~、男ッ!」
ズアッ!
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!!」
害男「ンだぁ?それがテメーの能力……」
クレイジー・ダイヤモンド『ドラアッッ!!』
バゴォン!
害男「――っとと!不意打ちかよッ!?アブねぇ……」
クレイジー・ダイヤモンド『ドォォォララララララララララララララララララ!!!』
ドバババババババッ!!
害男「うおおおっ!?」シュバババッ!
害男「けっ!スゲー念力だなッ!だが当たらなければ――」
クレイジー・ダイヤモンド『ドラドラァッ!!』
バギッ!バギイン!
害男「チッ!少しは俺にも喋らせろよっ!」タタッ!
仗助「逃げんじゃあねーッ!隅っこに追い詰めて仕留めてやるぜッ!ドラアッ!」
バギャアッ!
害男「テメーは教室中をサラ地にする気かァッ!?しこたまぶっ壊してんじゃあねーぜっ!」
仗助「テメェーが言える台詞かよッ!!」ドガアッ!
害男「それもそうだなっ……ととッ!」ヒュッ!
ドコォン!
害男(んだァコイツ……俺を攻撃するというよりも、むしろ教室を狙っているような感じすらするぜ?どういう事――)
ガクンッ
害男「――っとおっ!?」グラリッ
仗助「そこだッ!ドラアッッ!!」ビュオッ!
ドガァーン!!!
害男「――うおっ、危ねーあぶねー!まさか足元に穴が空いてるとはなッ!」スタッ!
仗助「ちょこまかとすばしっこい野郎っすねーッ!ゴキブリかッコラァーッ!」ジャリッ!
害男「くっ……」ジリッ……
害男(……おい、よく見るとこりゃあ……足元穴だらけで、逃げ場がほとんど無くなってるじゃあねーか)
害男「……テメェ……まさか、『そういう事』か?」
害男(こいつ、俺を攻撃すると見せかけて……教室中を攻撃することで、俺の逃げ場所を無くしたんだ!現状、俺が今動けるのは周囲2、3メートルの狭い空間のみ……)
仗助「どういう気分っすか?今よォー……キッチンの隅っこに追い込まれて、殺虫剤まかれる寸前のムシの気分っすかあ?」
害男(たしかにコイツの能力は、かなり『接近戦』に有利だと言える。そう思って追い込んだんだろうな……)
害男「……バカがッ」
『逆転才蛮』
クレイジー・ダイヤモンド『ドッ――』
害男「遅ェ!!」ビュン!
バキイッ!
仗助「ぐえッ……!!」ミシミシッ
害男「インファイトが得意なのは、何もテメェーだけじゃあねーっ。面と向かい合って気ィさえ張りゃあ、俺がテメェーなんかに負けるかよッ」
仗助「ぐ……痛ェッ……げはっ!」
害男「フン!骨じゃあなく肉に当たったから、効果がイマイチだな……しかし、能力抜きのただの暴力でさえこの破壊力だ。これに能力が上乗せされりゃあ……オイ、どうなると思うよ?エエッ!?」
仗助「ハアーッ、ハアーッ……ぐ……動け、ねえ……ううっ」
害男「さっそうと現れた正義のヒーローさんよ、あっけない幕引きだったなァ……」
スッ……
害男「マッチ棒をポキポキ折るみてェェーにッッ!!テメェェーの身体もヘシ折ってくれるぜッ!!ギャハハハハハハハハ!!!」
ビュン!!
バギイイッッ!!
害男「――何ッ……!」
ミシミシッ……
仗助「!!……おっ……」
男「がはっ!……だ、大丈夫、か……仗助……」ガクガクッ
仗助「男ォォ――ッ!!」ウオオオオオオ!!
害男「なッ!?何だァーッ!?いきなり割り込んで来やがって!マジでジャマくせェーぞッこのジャリガキがァーッ!!」
男「ううう……」フラフラッ……
ガシッ!
害男「!?」
男「こ、れで……どう、だ……?」
害男「な、何だよッ!抱きついて来るんじゃあねェェーッ!!ホモかテメェッ!?気持ち悪いんだよッこのッ」
ドゴッ!
男「グベエッ!」
害男「最初ので骨が5、6本!今のでアゴが砕けただろうがっ!オメェーもう死に体だろう!?何しに来たがったんだよォッ!?」
男「ハァーッ……ハァーッ……おれ、だって……!」
男「おれ、だって……男の子……だからな……」
害男「……!?」
男「いつまでも……誰かの影にいるんじゃあなく……おれだって……戦いたかったん、だよ……」ガクガクッ
害男「……テメェーのそれは『戦い』じゃあねェェー……ただの『自殺』だッこのボゲェーッ!」ドゴッ!
男「ぐはあっ!」ギリリッ!
害男「な……何で離さねェんだっ!?何が目的だッこの野郎ッー!!」
男「いや……なに……『あと三歩だな』……って、思って、よ……」
害男「……!?」
男「『あと三歩、後ろに下がればな』……って、思ったんだよ。……この俺と、仗助はな」
仗助「グレートだぜ……男ッ!!」
男「……へへへ」
害男「……!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』」
ドゴォ――z__ン!!
害男「ぐはああっっ!!?」
害男の後頭部に、大きな『コンクリートの破片』が飛んできて、ぶつかった!
あまりに突然の事で、害男の意識が一瞬途切れるッ!!
ふらり、と体勢を崩す害男ッ!
しかし攻撃は止まらないッ!
今度は大きな『気の板』が横からすっ飛んで来て、跳ね飛ばされ、害男の身体が宙を舞ったッッ!!
害男「グバアッ!?こ、これは……何グバッ!」ドギャアッ!
仗助「この仗助君がよ~~、何も考えず教室をボコスカ壊すと思ってんのかコラアッ!『クレイジー・ダイヤモンド』!!『オメーが壊した教室を、元通り治した』ぜッ!!」
バァ――ン!!
>>187
誤字発見。
『気の板』→『木の板』
男「お前はここに入る時から、教室の壁を壊したり、砕いたり、ムチャクチャやってくれたよな……」
仗助「そんだけ徹底的に壊したんだからよォー……それが元通りに治るっつーのは、まぁ……一種の『嵐』だよなァ~~」
ビュン!
害男「げばっ!」バギッ
ビュン!!
害男「ぐはっ!」バギッ
ビュン!!!
害男「おごろっ!?」バギイイッッ
ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
害男「がっ!がっ!!がっ!!あがらっ!?」ガッゴッゴッゴ!
ビュビュビュビュビュ!ビュビュビュビュビュ!!!!!
害男「うぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ドヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!!!!!!!!
害男「もう――やめ――だズげでェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!」
ドバババババババドババババババハドバババババババッ!!ッ!!
ドゴォ――z__ン!!
害男「ぶげらぁぁぁぁッッ!!?」ドザァ――
ガコォォン!!
ガラガラ……
害男「う、うぐぐ……」ガラガラッ……
……数々の瓦礫に吹き飛ばされた害男は、
最終的に、自分の割った『黒板』の間に挟まった。
なんとか起き上がろうともがく害男だったが……
……それをあざ笑うかのように、『黒板』がブルリと動き、ゆっくりと『元通り治っていった』
ズゴゴゴゴゴゴゴ……
害男「ま!……待てッ!やめろッ!まだ、俺が……あいだに、はさまっているじゃ……おい!動くな!イデッ!イデデッ!と、まれ……やめて!とまってくださ――」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
害男「やめろ!!誰か!!助けてェェェ――――……」
ゴゴンッッ!!
プチッ……
……黒板は、元通り綺麗に治った。
ただ一つ……黒板のど真ん中に、
助けを求めるようにもがく害男の右腕が、虚しく一本だけ突き出ていた。
仗助「フー……助かったぜ、男。瓦礫がうまいことぶつかる位置まで下がらせるのが、どうにも難しかったんだよ。おれにはよォ~~」
男「いや……俺に出来るのは、これくらい……だから、な。……戦いのほとんどは、結局仗助にまかせっきりだ」
仗助「……いや、オメーは立派に戦ったぜ。このおれもびっくりするくらい、な」
男「そう、か……うっ!イデデッ!」ズキンッ!
仗助「それにしても、こっぴどくやられたなァ~~。動くなよっ、今おれが治してやっからよ~~」
男「い、いや……仗助、それより前に、さ……」
仗助「?」
でもこれ、また出て来れるんじゃね?
男「委員長のケガ……治してやってくれよ」
仗助「……!」
委員長「!……えっ……?」
男「委員長は……俺なんかより、よっぽど勇敢に戦ったからさ。それに……女の子はつらい目にあわすんじゃあないって、俺……ばあちゃんに昔っから言われてんだ……」
委員長「……男、くん……」
男「だから……頼むぜ、仗助……」
仗助「……男よォ~~」
男「何だよ……?」
仗助「……誰がどう見たってよ……オメーのほうが重症だぜ?」
男「……へ、ヘヘヘ……」
仗助「……クク……」
男「へへへ……へへへへへへへ……!」
仗助「ククク……ウプププ……」
男「あはははははははははは!!」
仗助「ぎゃははははははははは!!」
男「アハハ……痛ッ!!アイテッ!痛ェーよぉーっ!!」ウワーン!
仗助「わかったわかった!治してやるぜ~~っ!」
男「……仗助」
仗助「あん?」
男「……ありがとうな」
仗助「……いえいえ、こちらこそっスよォ~~」
勝者・男&仗助
害男―再起不能(リタイア)
本日はここまでです。
あれっ安価ってなんだっけ?
>>194
細けぇ事は気にすんな
たぶんこの後学校の教員とかが、改めて黒板割って助けだしたんだと思う。
男(害男先輩襲撃事件から、3日が過ぎた)
男(害男先輩は病院送りとなって、ついでに謹慎処分になった)
男(ずいぶん処分が軽いが、この学園では能力による乱闘は日常茶飯事で、いちいち重い罰を与えていたら、この学園から人はいなくなるんだと……)
男(あれから番長グループからの襲撃はない。平和なもんだ……)
男(あの時一緒にいたクラスメイトとは友達になった。なかなかウマの合う奴だ。……委員長は、なんか少し物腰が柔らかくなったかな?)
男(ムルのやつは……相変わらずよくわからん。本当に宇宙人なんじゃないか?とかも思い始めてきた……俺疲れてんのかな?)
キーンコーンカーンコーン
男「ん、昼休みかあ……昼飯どうしようかな、っと……」
1.友と食べる
2.委員長と食べる
3.ムルと食べる
4.一人寂しく食べる……
>>204
↑
男「よっす、委員長」
委員長「どうかしましたか?男君」
男「あのさ、お昼一緒に食べない?」
委員長「一緒に……ですか」
男「あっ、なんか用事ある?」
委員長「いえ……あの、私、こんな性格ですので……」
男「はい?」
委員長「その……一緒にご飯を食べても……楽しくないと思いますよ?あまり、遊びやテレビ番組にも詳しくないですし……」
男「>>206」
コミニュケートが苦手なのは俺も同じなんだ。だからこの際、二人で慣れてかない?まぁ……嫌なら、しょうがないけど
あ、すんません仕事してました。
大きなミスして軽く死にたいけど、妄想ははかどってます。
続き書きます
男「 コミニュケートが苦手なのは俺も同じなんだ。だからこの際、二人で慣れてかない?まぁ……嫌なら、しょうがないけど 」
委員長「苦手……ですか?貴方が?」
男「?そんな意外か?」
委員長「意外を通り越して、理解不能ですね」
男「そこまで言うか……」
委員長「冗談ですよ。ふふっ……そうですね。慣れるためにも、お昼ご一緒しましょうか」
男「そりゃどーも」
委員長「今日は天気が良いですし、外で食べませんか?いいところ、私知ってますよ」
男「ん、俺転校したてでわかんねーし……任せるよ」
委員長「ほら、このベンチ……良いでしょう?」
男「お、木陰になってて涼しくて、いいな。委員長よくここで食べるの?」
委員長「たまにですけどね。勉学や鍛錬に疲れた時、ここでゆっくりと本を読んだりするのが好きなのです」
男「へー……っと、んじゃ、さっそく食べるか」ガサッ
委員長「はい」ドサッ!
男「……委員長……」
委員長「何ですか?」
男「よく食うなあ……そんなでかい弁当箱」
委員長「貴方が食べなさすぎなんですよ。パン一つだなんて……」
男「お金ない」パクッ
委員長「炭水化物ばかりでは、栄養が偏りますよ」
男「大丈夫、ほら」ガサッ
委員長「……野菜ジュースですか?」
男「そう。『一生分の野菜』……俺の大好物」ジュルー……
委員長「野菜ジュースだけでは、栄養が取れるとは思えませんね」パカッ
男「うお、委員長めっちゃ弁当可愛いな(大きさ以外)……うまそうだし、何よりカラフルで野菜とお肉たっぷり」
委員長「このお弁当と牛乳があれば、一日の栄養素の半分は摂取出来ますね」ジュー……
男(でもご飯と牛乳は合わんだろ)
男「いいなー、それ委員長のお袋さんが作ったの?」
委員長「いえ、私が作りました」パクッ
男「えっマジで?」
委員長「この学園の9割の生徒は個人寮暮らしですよ」
男「いや、それは知ってるけど……朝早くからこんなの作ってるの?」
委員長「料理には、少し自信がありますので」モグモグ
男「すげえ……俺にはマネ出来ないわ」
委員長「……少し、食べてみますか?」
男「はえっ?」
委員長「その……おかず交換、というやつですよ」
1.いいの?んじゃその唐揚げ
2.いや、いいよ悪いし
3.マジで?んじゃその牛乳
4.ありがとう。んじゃ玉子焼きくれる?(といって、あーんと口をあける)
5.自由安価
>>215
口は開けずに4
男「ありがとう。んじゃその玉子焼きくれる?」
委員長「はい、どうぞ」
男「ども。いただきまーす」パクッ
委員長のくれた玉子焼きは、ほのかな甘さと控えめな塩加減がして、
たっぷりと出汁の効いた本格的な玉子焼きだった……
男「う、うまい……なんだこれ、超うまい」
委員長「そ、そうですか?」
男「いやほんと……店でも出せるんじゃね?うわ、うちのおかんよりうまいわ……将来委員長と結婚する人は幸せだな」
委員長「言いすぎですよ……でも、まあ……その、ありがとう……」
男「あ、お返しに俺のパン食べる?」
委員長「それは結構です」
男「しかし委員長……ほんとよく食べるなあ」
委員長「健康的で丈夫な身体を作るには、しっかりとした食事が必要なんですよ」モグモグ
男「ああ……そういや委員長、強かったな」
委員長「……いえ、男君のほうが、よっぽど強いですよ」
男「そうかあ?俺あんなの出来ないもん。何だっけ?三宮流?」
委員長「一ノ宮流武術です。私の家は代々続く武道家の名門ですので。……私が継げば、私は百八代目頭首となりますね」
男(意味がわからんくらいすごいぞ、それ)
委員長「……しかし、そんな私も……超能力者に覚醒してしまいました」
男「?……なんか駄目なのか?それ」
委員長「武道家……スポーツの世界では、不正は絶対に許されていません。どんなに私が、対等な条件で戦おうとしても……『超能力を使った可能性がある』とされて、私は結果を残すことが出来ないのです……」
男「それは……なんか、差別なんじゃ……?」
委員長「仕方ありません。強大な力を持つものを、人は恐れるものです。……超能力者自体、最近になって認識され始めたもので、よく解っていない所が多いですし」
男「……」
委員長「超能力者となった私は、半ば勘当されるようにこの高校へと入学させられました。武道しか取り得のない私は、ここで力を示そうとしました。けど……駄目ですね、私」
男「えっ?」
委員長「初めて自分より強い人と出会って……心が折れちゃったんですよ。それで、わかりました。私が……私が、今まで使ってきていたのは、武道じゃなく、ただの『暴力』だったんです」
飯食ってくる
男「……」
委員長「男君は、強いですよ」
男「……弱いよ。俺……仗助に頼りっぱなしだったもん」
委員長「けれど……男君は、何の力も持たないのに……自分より遥かに強い人に、立ち向かっていきました」
男「けど俺、あれすっげー怖かったし……泣きそうになりながら向かっていったんだぜ?委員長みたいに凛とした態度で戦えなかった」
委員長「本当の強さとは、恐怖を乗り越えた先にあるものなんです。師匠の……父の受け売りですけどね」
男「……」
委員長「私の戦いに向かう態度なんて……強さでも勇気でも何でもない。私のは、ただの驕りですよ。自分は強いんだと思い込んでいただけです」
男(それでも……俺には、委員長が……)
キーンコーンカーンコーン
男(戦いに挑む委員長が、すっごく格好良く思えたんだ)
委員長「……チャイム、鳴りましたね。授業が始まってしまう」
男「……」
委員長「戻らないといけませんね。委員長が遅れる訳にはいきませんし」
男(何でもいい。何か……何か、言わないと……)
委員長「さあ、教室に戻りましょう」
男(委員長を……救わないといけない。俺が……力になってやらないと……!!)
委員長「先に、戻っていますよ……」
男「まっ……待ってくれ!!」
委員長「えっ?」
男「……>>225」
委員長はそう思っているのかもしれない・・・・。
それでも……そうだとしても俺には、戦いに挑む委員長がすごく格好良く思えたんだ。
男「委員長はそう思っているのかもしれない……。それでも……そうだとしても俺には、戦いに挑む委員長がすごく格好良く思えたんだ」
委員長「……男君……」
男「……ごめん。なんか……うまい事言おうと思ったのに、率直な自分の気持ち、言っちまった……」
委員長「いえ……ふふっ、貴方は本当に……真っ直ぐで、格好良いんですね」ニコッ
男「……へっ?」
委員長「ありがとう。先に、教室戻ってますね」
タタッ
男「……」ボーッ
男「……今、唐突に思ったけど…………委員長、笑うと結構可愛いんだな……」ボーッ
男「……って、何言ってるんだ俺は……いかんいかん。オタクが女の子と会話したらダメだな……アホな思考になる」
男「……俺も教室に戻ろう……うん」
???「あー、ちょっと待ってくれ」
男「?」クルッ
???「少し話があるんだが……いいかな?君」
男「……何スか?あんた……?」
容姿・性別>>229
名前>>231
タキシードで顔には白い仮面を着け、手には50cmくらいのステッキを持っている
ミステリ
ミステリ「私が誰なのか?……そんな事、どうでもいい事じゃあないですか。便宜上呼ぶとするならば、そうですね……『ミステリ』とでもお呼び下さい」ペコリ
男「は?……『ミステリ』?」
ミステリ「男さん、とお見受けします。転校初日に番長グループの手練である、『天ノ邪鬼の害男』を病院送りにした、という……ハハ、なかなかに派手な事がお好きなようで」
男「ま、まあ……トップ目指してるからなあ」ポリポリ
男(能力がこんなんだから、ちょっと無理かもしれないとか思い始めてるけど)
ミステリ「トップ……それは面白い。それはつまり、番長も・生徒会長も倒す……と、いう事ですね?」
男「あ、ああ……まぁ、そうなるかな?」
ミステリ「フフ……本当に面白いお方だ。悩みながらも、その態度には物怖じした所が一切ない。私も驚いてしまうくらい……貴方からは何か、キラリと光るものを感じますね」
男「……なぁ、アンタ一体何なんだ?」
ミステリ「おやおや、これは失礼しました……ワタクシ実は、>>235の使いとしてやって来まして」
1.番長グループ・鬼の副番
2.生徒会グループ・仏の副会長
3.第三勢力
3
名前も必要ならユニークスとかで
あ、ごめん名前はこっちで決めていい?
ミステリ「第三勢力『ミステリイ・サアクル』……」
男「……ミステリー……『サークル』?」
ミステリ「まあ、簡単にいうなら、宇宙を愛する『同好会』のようなものでして、ね……貴方のその強さ、何か神秘的なものを感じまして、お声をかけさせていただきました」
男「その、サークルの人が俺になんの用で……?」
ミステリ「フフフ……貴方もこれまでの戦いで、何となくは理解しているのではないですか?この学園では悪である番長が支配しており、それに立ち向かう生徒会があり……何の罪もない一般生徒は、その無益な戦いに巻き込まれている、と……」
男「ま、まあ……だいたいは」
ミステリ「私たちは、その無駄なエネルギーの流出を許さない。能力者達のエネルギーは、偉大なる宇宙のために使われるべきなのです!だから私達は、この争いを終わらせるため、立ち上がったのです」
男「は、はあ……?」
ミステリ「単刀直入に言いましょう。男さん……私達の『サアクル』に入りませんか?」
男「……は?」
ミステリ「私達には、貴方のような……ギラギラと光る力が必要なのです。わかりますか?」
男「いえ、全く」
ミステリ「貴方は、今は弱いかもしれない。しかし……いつかは、どんな敵だって倒せる力を持つ。そう感じさせるエネルギーを、貴方からは感じるのですよ」
男「いや、けど……俺を仲間にして、あんたら何する気ィなんですか?争いを終わらせるって……」
ミステリ「……」
男「……番長と生徒会長を、あんたの同好会が力合わせて倒すんですか?そんなの、ムリでしょ。よくわかんないけど」
ミステリ「フフ……私達は、無益な戦いは好みませんよ」
男「?……じゃあ、どうやって戦いを……?」
ミステリ「私達には……いるじゃあないですか!幸運の女神が!『星の王女様』がッ!!」
男「……?」
ミステリ「『アンドロメダ星の王女』……ムル様がいるじゃあないですかっ!!」
男「……!……アンタら、まさか……!?」
ミステリ「そう!私達はムル様を仲間に引き入れて、ムル様の持つ『星の奇跡』の……『カシオペアの涙』の力をお借りし、この争いを終わらせるのです!!」
男「んなッ……テメェー正気かよッ!?やってる事番長グループと変わらねえじゃねーか!」
ミステリ「違う……大きく違う。私達『ミステリイ・サアクル』は、『涙』を私利私欲のために使わない。私達は……この宇宙の平和を守りたいのです」
男「……!」
ミステリ「私達が男さん……貴方を必要としている理由は、貴方が一番、ムル様に近い位置にいるからですよ」
男「お、俺が……?」
ミステリ「ムル様の言動は、地球人には理解出来ないようでしてね。貴方以外の方たちはするりと逃げていってしまう。しかし貴方だけは別だった。即ち貴方は、『ムル様に選ばれた』のですよ」
男「……」
ミステリ「男さん……貴方のその、『人脈』という力をお貸し下さい。その沸き立つエネルギーをお貸し下さい」
男「俺が……お前らのグループに入ったら、何をさせるつもりだ……?」
ミステリ「そうですね……最初に貴方にやっていただくのは、やはり……ムル様の『保護』でしょうか」
男「……!」
ミステリ「ムル様をこのような危ない俗世に置いてはおけない……ムル様の身の安全を確保して、そして……私達は、『涙』の力でこの争いを終わらせるのです」
男(――俺には、こいつの言う『保護』という言葉が――)
ミステリ「男さん……私達の仲間になりませんか?私達は、貴方を歓迎いたしますよ」ニコリ
男(――『監禁』という、言葉に聞こえた)
本日はここまで。
自分でも話の方向性がよくわからんくなってきた。安価助けてくれ
委員長の名前、一ノ宮桜華にしようと思ったけど、よく考えたらこれパワポケの彼女にいたね。
まあいいか何でも
キーンコーンカーンコーン
男「はあ……」
男(結局俺は、曖昧な返事をしてミステリと別れた。この学園で繰り返される無駄な争いを止めるというのは、賛成だ。……俺はもう、委員長みたいに傷つけられる人を見たくない。だけど……)
ムル「んぁ?男ー、むつかしそーな顔して、どうしたの?」
男(奴らの言う手段は、どうも好きにはなれない。こんな……こんな、人畜無害の象徴みたいな女の子を利用するなんて……)
ムル「ねーねー男ー。無視しないでよー」
男(そもそも俺は……何も知らないんだよな。なんで番長グループと生徒会役員が戦っているのかとか、生徒会の組織図とか、ムルのこととか……ミステリはムルについて詳しそうだったけど、もしかして……知り合いだったりするのか?)
ムル「おーとーこー!」
男「うん?あー、ムルか……」
ムル「調子悪いのー?保健室行く?」
男「いや、何でもないよ……大丈夫」
男(さて……どうしよう?)
1.ムルと話す
2.委員長と話す
3.友と話す
4.一人で学園内を探索する
>>248
ここで3
男「オッス、友」
友「何だ?男。ギャルゲーパートはもう終わりか?」
男「何の話じゃい」
友「オレと話すと時間経過フラグが立つぞ。やり残したことはないのか?」
男「メタいな!若干意味がわからんし」
友「冗談だ。で、何の用だ?ホモォ……な事なら丁重にお断りしますぜ」
男「こっちからねらい下げだぜ」
男(……さて、何を話そう?)
1.ムルのことを話す
2.生徒会について聞く
3.番長グループについて訪ねる
4.拳で語る
5.自由安価
>>251
凄く……4に惹かれた
男「バッカヤロオーッ!!」
ドッカーン!
友「うっぎゃあー!!いきなり何すんだよ男っ!」
男「うだうだ話すのは面倒くせえ!来いよ!拳で語りあかそうぜ!?」
友「へっ……お前、わかってるじゃあねえか……いいぜ!付き合ってやる!」
男「おおっ!行くぜ友ぉー!!」
友「くおーっ!北斗真拳!」
男「なんの波紋疾走!!」
友「今時の高校生なら覇気とか螺旋玉とか使えよ」
男「お前だって北斗の拳とか古いわ。いくつだ」
友「アターッ!」
男「こおおーっ!」
……友としばらく遊んだ。
再安価>>253
5
2と3の違いを聞く
男「ところでさ、友」
友「何だよ、北斗の拳なら貸さんぞ」
男「生徒会と番長グループって……どう違うんだ?」
友「いや、どうって……全部が違うわ」
男「や、俺転校生だからさ。そこらへんよくわからんくって」
友「はあ……仕方ねーな。いいか?まず番長グループについてだけど……まあ、不良の集まりだよな」
男「うん、まあ……害男先輩すっげーガラ悪かったしな」
友「能力を使って悪いことばっかする、この学園のはみ出し者達を、番長って呼ばれてる三年の人がまとめあげたんだよ」
男「やっぱ強いのか?番長って」
友「この学園の強えー不良をボコして従わせたんだぜ?生徒会長と同じか、それ以上に強いのは確実だ。実質この学園のトップだな……」
友「で、番長グループには番長の他に、鬼の副番、水の参謀、炎の斬り込み隊長がいる」
男「えっなにそれギャグ?」
友「えらくマジだよ。この4人が番長グループのトップ4。強すぎて学園のセンコーも生徒会も手を焼いてる。で、最近はさらに勢力を伸ばそうと考えたのか、ムルの持つ『カシオペアの涙』を狙って行動してんだよ。不良が統率された動きでやってくるから厄介だぜ……でけー争いから小さいイザコザまで様々でさ」
男「へえ……で、それに立ち向かうのが……?」
友「生徒会役員の方々だな。一般生徒の安全のため、日々戦ってくれるスゲー人達だよ」
友「この学園で最高の頭脳を持ち、最強の能力を持つと噂される生徒会長に、仏の副会長、光の書記、闇の会計がいる」
男「闇の会計ってお金預けて大丈夫か!?」
友「うん、まーお金にイジきたない人らしいけど、番長グループトップ4と同レベルの強さを持つ人だからな……」
男「ふーん……そういや委員長も役員なんだっけ?」
友「ああ。各クラス一人だけ、委員長として生徒会役員に選ばれるんだ。強くて頭よくないとなれないから、スゲーんだぜ?」
男「その生徒会役員共が、日夜番長グループと戦ってる、と」
友「ああ。お互い精鋭ぞろいの猛者たちだらけだからな……戦いが起これば一般生徒が巻き込まれてケガすることも多い。まぁそれでも、番長グループが好き勝手やるよりかは幾分マシかな」
男「そういうモンなんかなぁ……」
友「……ここだけの話なんだけど」
男「うん?」
友「生徒会長がさ、かなり……乱暴に言うなら、病的なまで『正義に対して潔癖』でさ。番長グループはおろか、少しでも風紀を乱すようなヤカラを見れば『教育指導』を行うんだよ」
男「『教育指導』て……」
友「まあ、能力による攻撃だよ。この学園の平和は、生徒会長の力によるのが大きいのは事実だけど……少しやりすぎな所もあるんだよなぁ。そんな人がトップだからさ、生徒会役員が不良を見かけた時は……3秒後には建物が壊れてるよ」
男(それ、もうどっちが悪者かわかんねーぞ……)
友「生徒会と番長グループについてはこんなもんかな?質問はあるか?」
男「えーっと……」
1.ある(質問内容をどうぞ)
2.ない
>>260
1
友が第4勢力のボスだったりしないかどうか
男「そーいやお前さ」
友「ん?」
男「『ミステリイ・サアクル』って知ってる?」
友「ああ。あの麦畑とかに残される宇宙人の……」
男「いやそれじゃなくて、そのー……『宇宙人同好会』みたいな感じのサークル」
友「なんだそりゃ?」
男「……しらばっくれるなよ?お前……もしかして『ミステリイ・サアクル』のボスじゃねーだろうな?」
友「違うわ。いきなり何だよ怖えーよお前」
男「……だよなあ」ハァー
友「ていうか、この学園では部活動として認められていない同好会とかサークルは、生徒会が厳しく取り締まっているから、そんなのねーはずだぜ?」
男「……そうなの?」
友「もしそんなのあるとしたら……学園外の外部サークルとかじゃあねーの?」
男「ふーん……」
1.質問をする(内容をどうぞ)
2.話はもういいか
>>263
1
ムルについて
あっ普通にミスった
まあ第四勢力なんて今出てないし……
男「そーいやムルってさ……」
友「なんだよ?」
男「……何?」
友「『何?』って聞かれても困るぞ。……まぁ、ああいう感じの……自分を宇宙人だと思い込んでる娘だよ」
男「誰かあの触角カチューシャにつっこめよ」
友「つっこめねーよ。本人はマジであれ自分の頭から生えてるって思ってるんだから」
男「ていうか、何でムルはそんな変な石持ってるんだ?」
友「いや、オレもそれはよく知らん。ムルも実は転校生でさ……一ヶ月くらい前の5月中ごろに転校して来たんだよ。最初はみんな興味もって話しかけていったけど、電波ちゃんだってわかって距離おくようになってった」
男「ふーん……」
友「けどなぁ……最初、冗談だと思ってた『カシオペアの涙』の力が、どうやらマジモンだってことがわかってさ……それからムルは、一部の人に大人気なんだよ」
男「この前俺が出会った人がさ……ムルの事、すっげー詳しく知ってるっぽかったんだけど……何だと思う?」
友「さあ?前の学校の友達か……それか、宇宙人なんじゃあねーの?」
男「……それちょっとウケるな」
友「だろ?」
男「実際ムルって、結構宇宙人っぽい言動多かったりするしな」
友「まあ……いい娘だとは思うんだけどなあ……いかんせん、話してると頭がイタくなるんだよ」
男「うーん……」
1.質問をする
2.もういいか
>>267
1
誰が学校を超スピードで直してるのか
男「そーいや、この学園……能力者の戦闘でけっこうよくぶっ壊れてるけど……誰が直してるの?」
友「あー、そりゃ建築部だ」
男「建築部?」
友「将来建築家になりたい奴らの部。物を直したり木材出したり高速で組み立てたりする能力者の集まりだよ」
男「ふーん……」
友「ちなみに、その建築費の請求は生徒会に行ってるから、物が壊れるたびに闇の会計の機嫌が悪くなるんだ……前回の害男先輩んとき、お前の友達の能力でほとんど直ったから、会計大喜びだったらしいぜ」
1.話を続ける
2.もういいな
ごめん安価>>270
2
男「いろいろわかったわ。ありがとう」
友「おう。情報量3000円よこせ」
男「微妙にリアルな数字が腹立つ」
友「仕方ない。120円でガマンしてやる」
男「ほぼ確実にそれジュース代じゃねーか。まあいいけど……また今度な」
友「おう。『一生分の野菜』だけは絶対やめろよ。普通にコーラとかにしてくれ」
男(あれうまいのに……)
キーンコーンカーンコーン
男「さて、授業も終わって放課後だ」
男「この3日間は新生活に必要なものの買い出しとかで大変だったけど、一段落ついたし……ちょっと学園内を探索しようかな」
男「どこに行こう……?」
1.屋上
2.校庭
3.図書室
4.体育館裏.
5.空き教室
6.自由安価(学校にある教室・施設で)
>>274
6
おもむろに用務員室
男「おもむろに用務員室の前まで来てみた」
男「学園内は比較的綺麗だし、用務員のオッチャン、頑張ってるんだろうなあ……」
男「いつもお掃除ありがとうって気持ちを伝えとくか。すみませー……」
ガラッ!
???「失礼しました……うわっ!?」
男「おうっ!?」
ドンッ!
男「いたたた……」
???「っつうっ……」
ぶつかった人の容姿・性別>>276
ごめん>>279で
度の高い黒縁眼鏡のどんくさそうなおさげ女子。髪の色は>>1の好きにしてくれ
???「す、すみません!あたしったらぼーっとしてて……」
男「いや、俺のほうこそ……勢い良く用務員室に入ろうとして、すみませんでした」
???「……でも、どうして用務員室に?一般の生徒には、あまり関係のない所だと思いますけど……?」
男「いや……なんか、この学園綺麗ですし……一言、毎日掃除してくれてありがとうって、言いたくて……」
???「……ふふっ、貴方……けっこう面白い方なんですね」
男(笑われた。……なんかちょっと恥ずかしいな)
???「あ。申し遅れました。あたし>>282っていいます。貴方は?」
あゆみ
男「男です。えーっと……?」
あゆみ「あゆみです。両親は、ゆっくりとでも着実に自分の道を進めるようにって、名付けてくれたんです」
男「へー。そういやあゆみさんは……なんで用務員室に?」
あゆみ「えーっと、恥ずかしい話なんですけど……お金のことで、少し」
男「……おかね?」
あゆみ「はい。用務員さんがこの学園を綺麗にするために必要なお金を……少しでも、削れないかなぁって」
男「……?」
男「まるで、なんか……用務員さんにお金払ってるみたいな言い方ですね?」
あゆみ「えっ?ああ、まぁ……あたしのお金じゃあないですけど、この学園のお金のことは任されていますからねぇー」
男「へー……なんか、いや、それってさあ……?」
あゆみ「はい?」
男「アンタって、もしかして……」
???「見つけたぞ、コラアッ」
あゆみ「……!」
男「!?」(不良ッ!番長グループかっ!?)
不良の見た目・性別>>285
名前>>287
闇の会計・・・ではないか。その側近てきなやつか
再安価
見た目性別>>289
名前291
↑
トウヤ「うおおおおおお!!俺はッ!貴様をっ!!絶対に許さァァァんっ!!我らが番長グループの軍資金を持ち逃げしやがってェェェ!!」
あゆみ「ひ、人聞きの悪いことをいわないでくださいっ!あたしは、あなた達が一般生徒から奪い取ったお金を、少しでも還元しようとしただけです」
男(結局それって盗んでるし勝手に使ってるじゃん)
トウヤ「黙れ黙れ黙れ!あのお金は我らの副番長様が、お菓子を買うお金をけずってためた大切なお金!皆でわくわくティータイムをするためのお金だったんだぞォォォォ!!!」
あゆみ「な、なんですかそれは?何かの隠語ですか?」
男(わくわくティータイムって、リンチか何かか……?)
トウヤ「今日という今日は絶対に捨て置けん……普段はッ!番長の顔を立てて俺達は事を荒立てないようにしている。しかァし!副番長様を泣かせた罪は重いぞォォォ!!」
あゆみ「こ、声が大きいです!こんな所、一般の生徒に見られたら、大変な騒ぎに……!!」
トウヤ「魂のこもった謝罪の言葉が聞けるまでッ!俺はっ!貴様をっ!!殴るのをやめないっ!!!勝負だァァァァ!!!生徒会役員『闇の会計』……『貪欲のあゆみ』!!」
男「……えっ?」
あゆみ「そ、その二つ名で呼ぶのは止めてください……は、恥ずかしいです、あたし……」
トウヤ「行くぞォォォ!!番長グループ2年、『炎の斬り込み隊長』……『真夏のトウヤ』いざ参るッッ!!」
男「え……えええええええええええええええ!!?」
男(番長グループと生徒会役員の……トップ4二人が激突って……!!)
男「あれっ?これ俺……巻き込まれて死ぬんじゃね?」
本日はここまでです。
自分でもまさか、会計と斬り込み隊長がこんなに早く出るとは思わなかった。安価と睡魔って怖い
あと個人的には番長グループ仲間ルートとか行きたかったけど、これ生徒会ルート入ったっぽいなあ……
生徒会ルートも別に悪くなくない?
毎回楽しく見させてもらってます^^
>>296
まあどのルートでもいいんだけど、漫画ダンゲロスにすごい影響されて書いてるから
トウヤ「うおおおおおおお!俺の右手が真っ赤に燃える!貴様を倒せと!!轟き叫ぶうううう!!」
ゴウッ!
男「ちょっ!こんな所で戦う気かよ!?」
あゆみ「やめてください!こんな所で戦ったら……建物が壊れてお金がかかるじゃないですか!!」
男「守銭奴すぎる!もっと一般の生徒とか大切にしてあげて!!」
あゆみ「貴方は離れていてください。あたし、食い止めますからっ!」
男「で、でも!アンタなんかドンくさそうだし……本当に大丈夫かよ?」
あゆみ「修理費という大金がかかっています。絶対に負けられません……!」ギリッ!
男(あ、目がマジだ)
トウヤ「行くぞおおおおお!『貪欲のあゆみ』!!」
あゆみ「だからその呼び方やめてくださーい!」
トウヤの熱く燃えたぎる超能力>>300
熱血度を上げる(イメージ的には台詞の!マークの数が増える)事で、自身・装備・道具に付加して使用出来る
爆熱の力のエネルギー量&攻撃力&速度(のみ少し)が上昇する
ただし、熱血度を上げ過ぎる(!マークの数が10を越える)とオーバーヒートし、次に能力を使うのに暫らくのインターバルが必要となる
!マークが10というのは、少し見ていて煩わしいと思うので、上限5でいいですかね?
あゆみ「トウヤさん、貴方の能力はたしか……!」
トウヤ「『紅蓮魏惡』(グレンギア)……『ゼロギア』」
フッ……
男(!?……何だ?気温が……空気が冷えた?)
あゆみ「くっ!」ダダッ!
男「あっ!あゆみさんっ!?」
あゆみ「『ゼロギア』の時ならほとんど無能力者のはずですっ!今がチャンスっ……!」
トウヤ「ああ。俺は『ギア』を上げるためには、『鼓動』(エンジン)を温める必要があるからな……しかし、今の俺は……」
あゆみ「くらえっ――」
シュバッ!
バシイッ!!
あゆみ「――痛ぁぁっ!」
トウヤ「……フゥーッ……!」ゴウゥゥゥゥ……!
男「なっ!?いきなりあの不良の動きが早くなった!?し、しかも……何だ?気温が、上昇している……ッ!?」
トウヤ「とっくに怒りで、鼓動(エンジン)は燃えたぎっているぜ!『紅蓮魏惡』(グレンギア)……『ファーストギア』だッ!」ガコン!
あゆみ「『熱血度をエネルギーに変換する能力』……それがトウヤさんの能力『紅蓮魏惡』(グレンギア)でしたね」
男「熱血度って何スか!?」
トウヤ「そんなものっ!決まっているだろうがぁぁぁぁ!熱血度とは!熱く燃えたぎる男の魂!生命の象徴だぁぁぁぁ!」
あゆみ「戦えば戦うほど、時間をかければかけるほどギアは加速しちゃう……!早く倒さないとッ――てやあっ!」
ブン!
トウヤ「遅い!遅いぞ貪欲のあゆみ!どうしたどうしたそんな速度で!俺のこのっ!ほとばしる熱いパトスを止められるのかぁぁぁぁぁ!?おおおおおおおおおお!……!!」
ガコン!!
トウヤ「ふざけるんじゃあねええええええ!!『セカンドギア』!!」ドッドッドッドッドッド!!
あゆみ「嘘っ!?ギアの上がりが早い!」
トウヤ「俺は今!!猛烈に熱血しているッ!!くらえぇぇぇぇぇ!!」
ゴオオッ!!
トウヤ「『紅蓮閃迅破』ッッ!!」
ドッゴォォォォォォォ!!
メラメラメラメラ……!!
男「はっ……?壁に、炎で穴が開いた!?」
あゆみ「なかなかの熱血度ですね……ここまで大きな炎を出せるなんて」
男(どんだけ熱血したらこんなこと出来るんだよ!?)
トウヤ「まだだ!!まだまだ!!俺の熱血はこんなもんじゃあねえ!!俺の知ってる本当の俺は!!もっともっと熱かった!!もっともっと熱血していたっ!!俺はまだまだ……まだまだ熱くなれるんだァァァ!!」
ボッゴォォォォォン!!
男「ギャー!!なんか爆炎が出たー!?」
トウヤ「これがっ!!俺のっ!!溢れ出る魂だぁぁぁ!!」
男「はた迷惑すぎるわ!」
あゆみ「ふ……フフ……フフフ……」フラリ……
男「?……あ、あゆみさん……?どうかしましたか……?」
あゆみ「トウヤさん……その無駄な熱血で、どれだけ学園の建物が燃えたと思ってるんですか……フフ、アハハハハ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
男(な、なんか暗いオーラを感じる……)
トウヤ「俺の熱い魂を受け止められなかった建物が悪いんだっ!!それにっ……男はっ!!一個やニ個建物が燃えたくらいでぇぇっ!!ウジウジ悩んだりしないものなんだぁぁぁ!!」
男「いや悩むわ!!放火じゃねーか重罪だよ!!」
あゆみ「ううううう!!許しませんよぉっ、ぜっったいに!あたしだって……やる時はやるんですからねーっ!!」
あゆみの能力>>317
風圧を操る
すみません、本日はここまでで。
時間下さい……風圧を操る能力で、一体何が出来るのか考えさせて。何も思い浮かばん
もっとそれっぽい能力考えてやってたんだけどな……
受けた攻撃等のエネルギーまたはダメージの数値を、任意のタイミングで=金額分の金塊に変換して出す(方法は射出や上から落とす等も可能)事が出来る能力
過去に受けたダメージ(他)分はストックしておける。ダメージ(他)を受けたその場ですぐに変換してしまえば、実質ダメージは一切負わずに済む
因みに本人は気付いていないが、エネルギーを金塊に変換する時、金額=秒の分だけ寿命が縮まるという代償が存在する
こんなの
乙
風圧ねぇ、要するに手でちょっとあおいだ風を空気砲並みの威力に出来るとかそんなんだよな
トウヤ「やる時はやるだとォォ!!?ならば今ッ!!見せてもらおうかぁぁ!!喰らえ!!『紅蓮焼却弾』ッッ!!」
ボオオッッ!!
男「ゲェーッ!すげえデカイ火の玉がッ!あゆみさん逃げろォ――ッ!!」
あゆみ「……ふぅーっ……」ヒュウ……
ヒュオ……オオ……
オオオ……オオオオオオオオオオオ……
オオオオオオオオオオオオオオオ!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
ボフンッ!!
男「なッ……『風』がっ!?火の玉を吹き消した……なんて『風圧』だっ!」
トウヤ「何ィィィ!!俺の焼却弾を消すほどの風だとおッ!!?」
パンッ!
あゆみ「ふう……」パタパタ
男(あゆみさん……扇子を出して自分を仰いでるぞ)
あゆみ「『風が吹けば桶屋が儲かる』……どうせならあたしの起こした風で、生徒会が儲かればいいんですけどねぇ~~」パタパタ
トウヤ「『貪欲のあゆみ』……聞いたことがあるぜ!!飽くなきカネへの執着心と!!会計の計算雑務に追われオーバーヒートした頭を冷やすためっ!!覚醒した能力は『風圧を操る能力』ッ!!」
あゆみ「『秒速5キロメートル』……貴方の炎による攻撃は、あたしに届きません。バースディケーキのロウソクみたいに、あたしが吹き消してしまいますからっ」ドヤアッ!
トウヤ「『吹き消す』……か!!ククク!!俺も舐められたもんだなあっ!!クククククク……あーっはっはっはっはっは!!」
あゆみ「な……何がおかしいんですかっ?」
トウヤ「お前は知らないのかッ!!?風とはッ!!炎をさらに大きくする力もあるということをォォッ!!山火事が木枯らしを受けさらに勢力を増すようにッ!!炉がふいごによってさらに熱く燃えたぎるようにッ!!俺の熱血も!!貴様の風でさらに大きくなるんだよォォォォ!!おおおおおおおおおおおおおおおおお……!!……!!!」
ガコォン!!!
トウヤ「熱血をナメるなァァァァァァァァァァ!!!『サ――――ドッッッギアァァァァァ』アアアアアアア!!!」
DOGAAAAAAAAAAAAAANNN!!!
あゆみ「あたしの風圧の前には、貴方の炎もロウソクレベルですよっ」パンッ!
トウヤ「俺の魂はッ!!!そんなチンケなモンじゃあねぇぇぇぇええええええええ!!!」
ギャルルル!!!
トウヤ「喰らえ!!!全てを燃やし尽くす俺の情熱!!!」ゴォッ!!!
あゆみ「扇子の微弱な風を……最大にっ!」ヒュヒュッ!
トウヤ「させねえええェェェッ!!!『紅蓮劉氣雪崩』(ぐれんゆきなだれ)ェェェェ!!!」
ドッバァァアアアアアンンン!!!
男「うぎゃー!!超広範囲に炎をぶつけてきやがったァ――ッ!!」
あゆみ「その攻撃っ……せっかくの炎を薄くしているだけですよっ!!あたしの風でッ――」
ヒュオウッ!!
あゆみ「軽く弾き飛ばせるっ!」
ヒュッ……
パアァァン!!
あゆみ「よっし!炎の壁を崩せたっ!これで――はっ!?」
・ ・ ・ !
あゆみ「と……『トウヤさんがいない』ッ!?」
ドンッ!
あゆみ「しまった!今の炎は攻撃目的じゃあなく、ただの『目眩まし』ッ!!一体どこに――」
トウヤ「――ここだ……!!!!」
あゆみ「……!!」
ドッドッドッドッドッドッドッド……!!!!
あゆみ(しまった――『背後を取られた』!!)
トウヤ「『フォースギア』……!!!!俺の熱血を一点集中!!!!さらに手の平で!!!!『回転』を加えて攻撃力を上乗せするッ!!!!」
ギャギャギャギャギャ!!!!
トウヤ「必・殺ッ!!!!『紅蓮螺丸』(グレンラガン)ッッッ!!!!」キィィィ―ン!!!!
ギャオ――ンッッ!!!!
あゆみ「!!風圧『極絞り』ッ!殺傷能力アップ!!」ギャン!
トウヤ「無駄だァァァァァァァァァ!!!!」
あゆみ「『鎌居太刀』ぃっっつ!!!」ブォン!
ドギャアアアアアアア!!!
ドッゴォォォォンン!!!……ンン……
あゆみ「ハァーッ!ハァーッ!!はあーっ……な、なんとか、トウヤさんの右手に風圧を当てることで、攻撃をそらすことが出来ました……はぁ……」
モクモク……
あゆみ「ゲホッ、少し建物が燃えましたね……煙が……ゲホッ!ゲホッ」
メラメラメラ……
あゆみ「と……トウヤさんは、一体どこに……」
ガッコォォォン!!!!!
トウヤ「『フル・スロットル』ゥゥ――ッッ!!!!!」
ドッゴォォォォォォ!!!!!
あゆみ「きゃっ!?まだ動いて――!?」
トウヤ「まだだァァァァァァァァアアアア!!!!!まだまだ終わらねェェエエエエエエ!!!!!俺のこのッ!!!!!四肢がもげッ!!!!!身体が朽ち果てようともォォォォ!!!!!俺の魂はッ!!!!!消えることはねェェェェェェェェエェエエエエんだっッッよォォォォォォォオオオオオオ!!!!!あああああああああああああああ!!!!!『天元突破紅蓮螺丸』ンンンンンンンン!!!!!」
ギャルウウウウウウウンンンン!!!!!
あゆみ「こ――これだけはっ!使いたくなかったけどッ……!!」スウウウウ……
肺の中の空気を圧縮し――口から高圧状態の風を出すッ!!
あゆみ「『最終流法(ファイナルモード)・渾楔颯』ッッ!!!」カッ!!!
シャアアアアアアアア!!!
トウヤ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
あゆみ「あああああああああああああああああああああ!!!!!」
カ ッ ! !
ドッゴォ――ン!!
男「な……何度目の爆発だよ」
モクモクモク……
男「しかし……すごい戦いだ。本当に建物が……学園が崩壊しそうなくらいの衝撃……」ビリビリッ
シュウウウウウ……
男「……勝ったのは……どっちだ!?」
モクモク……
???「ふう……」
男「……!?」
男(な……何だッ!?トウヤでもあゆみさんでもない……『誰か』がいるッ!?あれは――)
1.和服を着た小さい女の子
2.大仏ボクロで白パンチパーマのイケメン
3.黒い仮面をかぶったマントの男
>>339
1
少女「フフ……トウヤ君、無茶をしたね」
ザッ!
男(……え?少女?)
少女「まさか得るものが何も無いただの野良試合で、『フル・スロットル』まで使うとはね。……それほどまでボクのために尽くしてくれるのは本当にありがたいが……少々やりすぎだね」
トウヤ「す……すみません……」
少女「無理に話さなくてもいい。オーバーヒートでしばらくは無能力の状態なのだろう?彼女の最後の攻撃でかなりのダメージを負っている。能力無しでは辛いだろう……ボクが変わってやれれば良いのだが」
トウヤ「そ、そんな……これは俺が招いたこと。俺が甘んじて受け……痛た」ズキッ
少女「全く……ボクが割って入って止めなければ、もっと大怪我になっていた所なんだぞ?少し反省しなさい。フフ……」
少女「さて……ボクの仲間が失礼なことをしたね?生徒会会計、あゆみちゃん。怪我はしていないかい?」
あゆみ「は、はい。大した怪我は……」
少女「火傷の傷はアトになってしまうかもしれないからね……可愛い顔に残ってしまったらおおごとだ。ほら……特製の軟膏だ。塗っておくといい」ポンッ
あゆみ「ありがとうございます。……あ、あの……何故貴女がここに……?」
少女「何、室内でキャンプファイアーをしているのが見えたものでね。先生方のお手をわずらわせるのもどうかと思って、ボクが来たんだよ。いけなかったかい?」
あゆみ「い、いけないなんて、そんな!」
少女「む?一般の生徒もいたのか……大丈夫かい、君」
男「は、はい。貴女は……?」
少女「ああ、失礼。申し遅れたよ。ボクの名前は>>342というんだ」
あやね
あやね「ボクの名前はあやねだ。名刺が必要かい?あいにく持ちあわせていなくてね……メールアドレスで勘弁してくれないだろうか?」
男「へっ?あ、あい。……?」
あやね「もし今日の夜にでも、怪我が痛み出したりしたら連絡をくれ。治療費等全額ボクが支払おう。今はアドレナリンの作用で興奮して気づかないかもしれないが、もしかしたらどこか痛めている可能性があるからね」
男「あ……そりゃご親切に」
あやね「ここの建築費も、ボクが払おう。それでいいね?あゆみちゃん。押し付けではないが……それで、今回の不祥事は水に流してくれはしないだろうか?」
あゆみ「えっ?あ、はい……そういう事なら……」
トウヤ「ちょ……ちょっと待って下さい。この女は……軍資金を持ち逃げしたんですよ?」
あやね「それは君たちが一般生徒から奪い取ったお金だろう?全く……ボクはそのような事、許していないはずなんだけれどね?」
トウヤ「いえ……副番長様のティータイム軍資金です」
あやね「……えっ」
あやね「……ああ、朝どこかに落としたと思っていたあれか。個人的な理由でためていたものだったのだが……キミが拾っていたのかい?」
あゆみ「えっ?……あ、はい……」
トウヤ「嘘つけ。お前は拾ったんじゃあなく盗んだんだろっ。副番長様のお召し物からなっ」
あやね「少し静かにしてもらえるかい?トウヤ君」
男(?……話が見えないな……)
あやね「あのお金は、学園やグループで使う用のお金ではなく、少ないボクの財産から少しづつ貯めていった大切なお金なんだ。出来れば、返して欲しいのだけれど、どうだろう?あゆみちゃん?」
あゆみ「あー……あの、本当にごめんなさい。……まさか本当に、副番長のお金だとは思わなくて……用務員さんに全部あげちゃいました」
あやね「……ぜんぶ?」
あゆみ「……はい」
あやね「……」
あゆみ「……」
男「……」
あやね「……グスッ」
三人「「「!!?」」」
トウヤ「う……うおおおおおおお!殺すッ!!絶対に殺すッ!!貪欲のあゆみィィィィィ!!貴様ァァァ!!泣、泣かせ――」
あやね「泣いてない。泣いてないぞボクは。全然全く泣いてない。これは汗だよトウヤ君。だからお、落ち着……グスッ」ジワッ
トウヤ「うぐわああああああああ!!泣くのはっ!!泣くのはお止め下さァァァいッ!!お金なら俺がっ!俺のバイト代がありますからぁぁぁぁぁ!!!」
あゆみ「本ッ当にごめんなさいッ!!全額は返せないですけど……あたしもお金出しますからっ!」
トウヤ「貴様はさっさと命を差し出しやがれェェェェェェエエエエ!!泣かせた罪は命より重いぞォォォォォ!?」
男「あのー……話が読めないんですけど、なんで副番長のお金が無くなって、あやねちゃんが泣くんですか……?」
トウヤ「あやね『ちゃん』ンンンンン!!?『様』をつけろよデコ助野郎ッッ!!この方をどなたと心得るッッ!?番長グループ2年『鬼の副番』……『剣聖のあやね』様だぞォォォォォ!!?」
男「は……はァァァァァ!!?」
ドーン!!
男「幼女じゃん!ちっちゃい女の子じゃん!!どう見ても12、3歳じゃん!!」
トウヤ「幼女言うなァァ!!『年齢より若く見えますね♪』と言わんかァァァァ!!」
男「どっちにしろそれ学生に言う言葉じゃあねーだろう!!」
あやね「落ち着こうトウヤ君。ボクも年より幼く見える事は理解しているよ」
トウヤ「ふ、副番長様……」
あやね「しかし、小学生に間違われるのは……うう」ジワアッ
トウヤ「ああああああああ!!!殺ォォすッ!二人共殺ぉぉぉぉぉすぞォォォォ!!!」
男「いやホントマジすんませんでした」ドゲザッ!
あゆみ「本当にごめんなさい。あたしが悪かったです」ドゲザッ
トウヤ「お前らこんな時だけ頭下げるんじゃあねえッ!!」
男「いや俺ほとんど無能力者なんで」
あゆみ「流石に副番には勝てないので……」
トウヤ「貴様らに熱く燃えたぎる魂は無いのかァァァ!!?クソッ!俺の身体が自由に動いたらッ……!!」
あやね「いいさトウヤ君。ボクも無益な争いは好きじゃあない。本当なら……生徒会グループとも仲良くやっていきたいくらいなんだ」
トウヤ「ふ、副番長様……」
あやね「どうやら……その願いは叶わないようだけれどね」
あゆみ「……はい」
男(副番が想像と違うぞオイ)
あやね「引き上げよう。動けるかい?トウヤ君」
トウヤ「もちろんッ……うぐ、ぐうぅっ……」ギシギシッ
あやね「オーバーヒート後に無理矢理ギアを上げようとするからだよ。全く……」
ヒョイッ
トウヤ「す、すみません……」
あやね「大人しくしておいてくれよ?動くと落としてしまうかもしれないからね。フフ……」
男(すげえ……あんな小さい身体で、デケー高校生男子の身体担ぎあげたぞ)
あやね「それでは、あゆみちゃん。今回は悪かったね。今後こういう事が無いよう注意するよ」
あゆみ「……無理でしょうね」
あやね「うん?」
あゆみ「番長グループの者が一般生徒を襲う件数……知らない訳じゃあないでしょう?」
あやね「耳が痛いね」
あゆみ「……貴女のような方もいるのに、何故……?」
あやね「難しいものなのだよ、組織というのはね。フフ……キミもいずれわかるさ。それじゃあ……」
ザッザッザ……
あゆみ「……ふう。面倒事に巻き込んですみませんでした、男君」
男「いえいえッ!こちらこそ、なんか守られるような形になってすみません!」
あゆみ「一般生徒を守るのも、生徒会の仕事ですよ」ニコッ
男(俺一応超能力者だけどな)
あゆみ「しかし……まさか副番長が登場するなんて。すごく緊張しました……ふう」
男「俺、転校したてでよく知らなかったんスけど……なんか、想像してたのと違いますね……?」
あゆみ「ええ。本当に、良い人なんですけど……けど……」
男「……けど?」
あゆみ「彼女が……今のこの学園の状況を、作り出したんですよ……」
男「……はい?」
あゆみ「この学園の不良は……番長グループの不良は全て、副番長の命令で『カシオペアの涙』を狙っているのです」
男「!……そういやそうだった……」
あゆみ「彼女が、何を考えているのかは知りません。だけど……あの石を狙うというのは……」
男「……」
あゆみ「……きっと、『良からぬ事』に違いないのでしょう」
男「……」
あゆみ「……」
男「トウヤ先輩襲撃から一週間たった。キングクリムゾン」
男「入学して10日でこんなにも襲われて、それでも生きてる俺すごい」
男「あの後あゆみさんとは連絡先を交換した。何か困ったことがあったら生徒会に、だそうだけど……」
男「……今までモテることなく女とは縁のない生活を送っていたオタクな俺が、新生活突入ですでに2人の女の子とメアド交換かー……一人幼女だけど」
男「……しかし、あゆみさんは勿論、あやねちゃんも……悪い人には見えないんだよなぁ。なんでこの2人が所属する2つのグループが、争ってるんだろう……」
男「……少し調べてみようかなあ?話聞くとかして……」
1教室で情報収集(友・ムル・委員長と話す).
2.あやねちゃんにメールする
3.トウヤに会いに行く
4.あゆみちゃんに電話する
5.能力『JOJOJO』を使う
6.生徒会室に突入する
7.番長グループたまり場に突入する
8.『ミステリイ・サアクル』の部室を探してみる
9.自由安価
>>355
2
本日はここまでで。
「あやね」と「あゆみ」が書いてたらゴチャゴチャになる……
「アヤネ」とかにしちゃダメですかね?
男「アヤネちゃんにメールするか」メルメル
男『どうも、男です。いきなりのメール失礼します。今大丈夫ですか?』
男「……こんなんでいいかな?送信っと……」
ピロピロッ
男「うお、返信早いな……」パカッ
アヤネ『大丈夫だよ。そもそも電話ならばともかく、メールでそのような事気にする必要は無いとボクは思うがね。フフ……何かあったのかい?』
男「うーん……何て送ろう?」
>>359
唐内洋太 正義 悪魔 有能 恒心 優秀 天才 怠惰 弁護士
http://i.imgur.com/yjFrz00.jpg
再安価
>>361
考えが浮かばないので>>1さんたのま
男『先日は私闘の周辺被害から助けていただいて、本当にありがとう御座いました』
アヤネ『本当に礼儀正しいね、キミは……そういう所は嫌いじゃないが、もう少しフランクなほうがボクは好みかな?強制するわけじゃないけどね。それで、本題は何だい?お礼を言うためだけに連絡した訳じゃないだろう?』
男「うーん……」メルメル
男『少し、話したいことがありまして……』
アヤネ『……それは、深刻な話かい?』
男『いや、まあ真面目な話ではありますけど』
アヤネ『わかった。待っていてくれるかい?』
男「……待つ?」
男『先日は私闘の周辺被害から助けていただいて、本当にありがとう御座いました』
アヤネ『本当に礼儀正しいね、キミは……そういう所は嫌いじゃないが、もう少しフランクなほうがボクは好みかな?強制するわけじゃないけどね。それで、本題は何だい?お礼を言うためだけに連絡した訳じゃないだろう?』
男「うーん……」メルメル
男『少し、話したいことがありまして……』
アヤネ『……それは、深刻な話かい?』
男『いや、まあ真面目な話ではありますけど』
アヤネ『わかった。待っていてくれるかい?』
男「……待つ?」
ミスったごめん
ガラガラッ
アヤネ「やあ男君。待たせたかな?フフフ……」
ザワッ!!
男「うおぅっ!?あ、アヤネちゃん?どうして俺の教室に……」
アヤネ「キミが話をしたいと言ったんだろう?それならば直接話したほうが良いかと思ったのだけど……」
クラスメイト「ギャー!!ふ、副番だあああぁぁぁぁ!!!」
メイト「やべえ逃げろ!!殺されんぞおおおおお!」
友「男ォォォ!そいつは鬼の副番だああああ!!ダッシュで離れろおおおおおお!!!」
アヤネ「……騒がしいクラスなのだな、キミの教室は」
男「百パーセントあんたのせいです」
アヤネ「うーん……ボク自身は、悪いことをしたつもりは無いのだが……」
ビシュン!!
アヤネ「むっ?」
ムル「くらえっ!!『林檎もぎれビーム』!」
シュバアッ!!
男「む、ムル!?」
アヤネ「アンドロメダ星の王女か。いきなりビームで斬りつけるとは、ずいぶんな挨拶だね?」スッ
ムル「もー!避けないでよアヤにゃん!」シバッ!
アヤネ「当たると怪我をしてしまうじゃないか。それは御免だよ」ススッ
ムル「アヤにゃんはあたしが倒すって決めてるのーっ!」ビュビュッ!
アヤネ「うーん、すっかり嫌われてしまっているね」ススススッ
男「ちょ、ちょっと待てムル。危ないからビームしまって」
ムル「なに男。ジャマしないでよー。今真剣しょーぶちゅーだよ?」
男「ムルお前、この人が誰なのか知ってるのか?」
ムル「アヤにゃん。わるいひと」
男「わかってるようでわかってねーじゃん!悪いと思ってるヤツに『にゃん』をつけるな!」
アヤネ「昔、少し強引に石を借りようとしたことがあってね……それ以来この調子なんだ。やれやれ」
男「『強引に』って……まさかアヤネちゃん、危害をくわえたんスか?」
アヤネ「いや、ゴディバの高級チョコレートと交換しようとした」
ムル「あたしがするどかったから良かったけど、もうちょっとで騙されるとこだったよー!」
男「おいどこから突っ込んだらいいんだ」
ムル「とにかくっ!アヤにゃんはあたしが倒すから、男はさっさとゲ・ダ(ど・け)♪」
男「笑顔で汚い英語使うんじゃありません」
アヤネ「んー、ボクは戦いに来たわけじゃあないんだ。悪いけど、失礼するよ。ムルちゃん」
ムル「むー!やだよそんなの!ここであったが100ねんめってヤツなんだからっ!もう一発『林檎もぎれビーム』をくらえっ……」
アヤネ「仕方ないな……ほら、たけ○この里だ」スッ
ムル「わーい!たけのこぉー♪」クルクルッ
アヤネ「さて、行こうか?男君」
男「ホント何しに来たんだアンタ」
スタスタ……
アヤネ「それで、男君?ボクに話って、一体何だい?」
男「あ、えーっと……」
男(やべえ、まさかいきなり面と向かって話すことになるとは思ってなかったわ……)
アヤネ「まさか、愛の告白かい?フフ……いけないよ、キミ。そういうことはきちんと段階を踏んでから行うものだと、ボクは考えている。といっても、かのシェイクスピアは……」
男(本当、なんでこの人不良グループの二番手やってんだろ)
男「いえ、そうではなくって、あのー……」
1.アヤネちゃんって強いんですか?
2.なんで番長グループは生徒会と争っているんですか?
3.カシオペアの涙を欲しがる理由は?
4.もしかして、お菓子好きなんですか?
5.アヤネちゃんかわいすぎマジ萌え萌えきゅん
6.自由安価
>>379
4
あかんケータイ調子悪い
ちょっと今度ドコモショップ行ってくる
男「もしかして、お菓子好きなんですか?」
アヤネ「うん?ああ、まあね。鬼の副番と呼ばれるボクだが、ここだけの話……甘いものには目がなくてね。フフ、意外だったかい?」
男「いえ……(ぴったりだと思いますけど)」
アヤネ「そもそも糖分は、脳の栄養分として必要不可欠なんだ。人が疲れを感じているとき、それは大抵脳が疲れているからで……」
男(このちっこい先輩は、どうも難しい話が好きなようだ……)
再安価
1.アヤネちゃんって強いんですか?
2.なんで番長グループは生徒会と争っているんですか?
3.カシオペアの涙を欲しがる理由は?
4.アヤネちゃんかわいすぎマジ萌え萌えきゅん
5.お菓子を与えてみる
6.自由安価
>>383
4
男「アヤネちゃんかわいすぎマジ萌え萌えきゅん」
アヤネ「えっ?」
男「アヤネちゃんかわいすぎマジ萌えきゅん」
アヤネ「かわ……フーッ、全く。大人をからかうもんじゃあないよ、男君」
男「アヤネちゃんかわいすぎマジ萌え萌えきゅん」
アヤネ「あの、だから」
男「アヤネちゃんかわいすぎマジ萌え萌えきゅん」
アヤネ「話を」
男「アヤネちゃんかわいすぎマジ萌え萌えきゅん」
アヤネ「…………」
男(真っ赤になってうつむいちゃった……)
男「……可愛いなあ」ボソッ
アヤネ「ていっ」ゲシッ!
男「痛いっ!」
再安価>>386
↑
男「マジすいまえんでした」
アヤネ「本当に謝る気があるのかい、君は……」
男「つい可愛くていじめたくなっちゃいまして」
アヤネ「謝る気無いじゃあないか。はあ……どうやらもう一発痛いのが欲しいようだね?」スッ
男「それは勘弁してくださいマジで。さっきのかなり痛かったんで」
アヤネ「フフ……冗談だよ」
男「しかし……アヤネちゃん、強いんスね?」
アヤネ「なんだい、藪から棒に?」
男「いや……軽く小突いたようで、的確にダメージ与えてるとこが、なんか『強さ』を感じまして」
アヤネ「まあ、だてに副番をやっていないということさ」
男「……マジで副番なんですね」
アヤネ「ああ。鬼の副番として、日々グループを取りまとめているよ。苦労事は多いが、充実した毎日だ」
男「アヤネちゃん、ちっちゃくて可愛くて優しいのに……」
アヤネ「……そういう事を言うのはやめてくれないかい?なんだかこそばゆくてね」
男「……アヤネちゃん、聞かせてほしいんです」
アヤネ「うん?何かな?」
男「なんでアヤネちゃんは……番長グループは、悪い事をしてるんですか?なんでカシオペアの涙を狙うんですか?なんで……アヤネちゃんは、番長グループにいるんですか?」
アヤネ「……」
男「やっぱり……納得いかないっすよ。アヤネちゃん、いい人なのに……」
アヤネ「そうだね……ボク達のグループには、血気盛んで素行の悪い子もいるよ。ボク自身気の長い方ではないしね」
スタスタ……
アヤネ「しかし……番長グループについて、少しだけ……一般生徒から誤解があるという事は、理解してもらいたいんだ。とくに、君には」
男「……俺?」
アヤネ「初めてだよ。ボクに対して物怖じせずに話しかけてくれる人はね。フフ……だけど『可愛い』なんて素晴らしい言葉、君の彼女にでも言ってあげなさい。ボクに対して言う言葉じゃあないよ」
男「あ、彼女いない歴イコール年齢っす」
アヤネ「……あー……それは、失礼したね。悪気があったわけじゃあないんだ。気を悪くしないでくれ。そのー、ボクに出来ることがあったら何でも……」
男「いや、もう何も思わなくなってきてるんで、別にいいですよ。……で、アヤネちゃん。どこへ向かってるんです?」
アヤネ「あ、ああ。この部屋だよ」
ガラガラッ
男「ここは――『保健室』?」
スタスタ……
アヤネ「先生。お見舞いに来ました」
保険医「あらアヤネちゃん。待ってたわよ~。お茶でも飲む?」
アヤネ「いえ、遠慮しておきます」
保険医「あら?こちらの子は?もしかして……彼氏さんかしら?もうっアヤネちゃんもスミにはおけないわねェ~~」
アヤネ「友人ですよ、友人。決してそういう関係では無いですっ。……ほら男君、こっちへ」
スタスタ……
男「はあ。…………?」
テクテク……
アヤネ「失礼します」シャッ!
???「……」
ベッドで寝ている人の容姿>>393
身長2メール以上の大男
大男「なんじゃ、アヤネ……また来おったんか」ズンッ
男(で、でけえ!2メートル以上はあるぞ……ベッドがミシミシいってるぜ)
アヤネ「ええ。差し入れを持ってきました。美味しそうなヨウカンが売っていたので……」
大男「儂は甘いもんは好かん」
アヤネ「そう仰らずに……こちらに置いておきますね」スッ
大男「全く……毎日見舞いに来るんじゃったら、もう少しマシなもんを用意せい」
アヤネ「フフ……お嫌いでしたら、手を付けずともよろしいのですよ?」
大男「勿体無いから食うとうだけじゃ」
アヤネ「喜んでいただけたようで、何よりです」
大男「フン……所で、アヤネ。なんじゃ、そこのチンチクリンは」
男「へ、へいっ!?」ビクッ!
大男「新しゅうグループに入ったモンか?挨拶に来るたァ、珍しく礼儀のなっとうモンじゃが……」
男「は、はは……はあ?」
アヤネ「いえ、彼はボクの友人です。名前は男。……先日乱闘騒ぎに巻き込んでしまったのですが、その後仲良くなりまして」
大男「フン……アヤネの目に止まるとは、中々見どころあるっちゅうことか……おい男」
男「はいっ!?」ビクウッ!
大男「おんしも超能力なんか?」
男「は、はあ、まあ……一応」
アヤネ「えっ、そうなのかい?君」
大男「ほお?……隠しとったっちゅうわけか?」
男「い、いえいえ。言う機会が無かったっていうか……」
大男「ふむ、隠しとった事を今になって言うっちゅうことは……儂の命を狙っとおモンか?」
男「は、はあっ!?」
アヤネ「……そうなのかい?男君……?」チャキッ
男「い、いえいえ!ゼンゼン!全く!!命とかそういうのよくわかんないっすよ!?っていうかマジで何の話っすか!?」
大男「……確かに最近儂ゃあオモテ舞台にゃ出んかったが……顔見りゃあ解ったじゃろうが」
男「何が!?」
大男「?……なんじゃ、儂を知らんのか」
男「はあ。……えっと、すみません……?」
アヤネ「ああ、そういえば男君は転校生なんだったね。失念していたよ。すまない」
男「はあ……?」
アヤネ「ええっと、改めて紹介しようか。彼はボクらのグループの『トップ』……」
男「……はい?」
アヤネ「グループをまとめあげる『リーダー』、『番長』その人なんだ」
男「え……ええええええええ――ッッ!!?」
今回はここまで。
安価する時は大抵何も思いついてない時だから、アグレッシブに行動してもらったほうが正直助かる
男(拝啓、母上様。如何お過ごしでしょうか。私は今ー……)
番長「……」ズウンッ……
アヤネ「?……どうかしたかい、男君」
男(なんか、すごい面倒な事に巻き込まれております……)
男「あのー……えっと、その……番長さんが、どうしてこんな、小さな保健室におられるので?」
番長「…………」ギロリ
男「ごめんなさい生きててすみません」
アヤネ「男君、ボクから説明しよう。そのために連れて来たんだ」
アヤネ「番長は2年前、この学園に入学した。その頃のこの学園は、超能力による乱闘、殺人が日常茶飯事だという魔境だった。その地獄に終止符を打ったのが……番長なんだ」
男「……?」
アヤネ「番長は、学園の不良を軒並み殴り飛ばして、自分の舎弟にしたんだ。もう二度と悪い事をしないようにね」
番長「そんな理由じゃあないわいアヤネ。目の前うろちょろされて鬱陶しいと思うただけじゃい」
アヤネ「フフ……その後、学園が平和になったあとも番長は、超能力者ということではみ出し者となった人や、うまく自分の能力と向き合えないような人……他には、能力を乱暴なことに使おうとする人なんかを集めて、まとめあげ……一つのグループを作り上げたんだ」
男「それが……」
アヤネ「そう、『番長グループ』だ。ボクも一年前、クラスから孤立していた所を拾われたんだ」
今更なんだが、「JOJOJO」って「じぇじぇじぇ」かい?
すみませんブツ切りになってますが、今回はここまでで。
次回更新はしっかり書きます。
>>402
露伴の読み切り予告に書いてあった「じょじょじょ!?」が元ネタです。
能力名は思いつきで書いてるのでマジメに考えないほうがいい。『紅蓮魏惡』とか元ネタないし
アヤネ「ボクに居場所をくれた番長には、本当に感謝をしている。それは、生徒会長もそう思っているだろう」
男「生徒会長も……?」
アヤネ「手の付けられない学園の不良を、番長はまとめ上げてしまったんだからね。この学園を平和へと導いた番長に、そのような思いを抱くのは普通だろう?」
番長「フン!好き勝手言いおってからに……」
アヤネ「……だがその平和も、半年前のことだ」
男「えっ?」
アヤネ「……」
男「な……何があったんですか?」
アヤネ「……番長が病気になったんだ。心臓の病で……卒業を迎えることは出来ない、と医者に言われている」
男「……」
番長「……フン」ギシッ
アヤネ「ケガを治す超能力者なら、ボク達の仲間にもいるが、病を……しかも、医者が匙を投げるような重病を治す能力者となると、誰も居ないんだ」
男「そ、そんな……!」
アヤネ「……ただ一つの可能性を除いては、ね」
男「?……はっ!!も、もしかして……!」
アヤネ「そう。……『カシオペアの涙』だよ、男君」
男「……アヤネさんは、番長のために『カシオペアの涙』を……!?」
アヤネ「ボクも若かったものでね、フフ……少し強引な手段で、ムルちゃんから『涙』を奪おうとしてしまった。あの事には深く反省しているよ」
男「い、いや……そりゃあ、人の生き死にが関わっていたら、ねえ……」
アヤネ「しかし、そのボクの犯した過ちが、引き金となってしまったんだ」
男「はっ?」
アヤネ「番長の病の事は、グループには言わない事にした。統率が乱れる可能性があったからね。しかし……ボクが『涙』を奪おうとしたのを見て、グループの者はただ一つのことを理解したんだ。……『副番が求めるあの石には、何かがあるぞ』ってね」
男「……」
アヤネ「あっと言う間に、グループ全員が『涙』を求めるようになってしまった。それは、ボクのためなのか、グループ内での地位のためなのか、単純な私利私欲のためなのかはわからないけどね。押さえつける番長が居ないため……その暴力の波はうねりと共に、この学園を飲み込んでしまった」
男「……」
アヤネ「全て……ボクのせいなんだ。若かりしボクの過ちと、押さえつける力のない今のボクのせいなんだ」
アヤネ「平和だった学園は、また昔のような地獄へ戻ろうとしている。ただボクは……助けたかっただけなのにね」
男「……」
アヤネ「そして、生徒を襲うようになった番長グループを見て、生徒会長は思ったんだよ。『番長は何の罪もない一般生徒を襲うために、不良をまとめあげてグループを作ったんだ!』……ってね」
男「そ、そんな……」
アヤネ「今のこの学園は『火薬庫』だよ。何がきっかけで爆発するかはわからない。男君、ボクがキミに番長グループの真実を話したのは……」
男「……?」
アヤネ「……もし『火薬庫』が爆発して、ボク達が殺されたとしても……ボク達にはボク達の『正義』があったんだ、って、誰か一人くらいには知っておいて欲しかったからなんだ」
男「……!」
アヤネ「フフ……キミは不思議なやつだよ。出会ってそれほど経っていないのに、こんなにも信用出来るなんて、ね」
男「……」
ガラガラッ
男「失礼しました。…………はぁ」
テクテク……
男「それを聞いて、俺はどうすればいいんだよ……俺は……俺の考えは……」
1.アヤネちゃんが悪い(番長グループと敵対)
2.グループの下っ端が悪い(敵対心無し)
3.生徒会が悪い(生徒会役員と敵対)
4.ムルが悪い(???)
>>413
無難に2
男「どう考えてもグループの下っ端が悪いじゃねーか……先走ったり言うこと聞かなかったりさ。アヤネちゃんは全然悪くねーよ。いい人だし……」
テクテク……
男「ていうか……そういう理由があるんだったら、ムルに言えば石貸してもらえるんじゃね?それで番長の病気治ったら全部解決じゃねーか。俺名案っ!んじゃあさっそく――」
???「あー……ちょっと待ってくれる?」
男「……はい?」
呼び止めた人の容姿>>416
名前>>418
どうみてもおばちゃん
とし子
とし子「ゴメンねぇ。おばちゃん『とし子』って言うんやけど、おにいちゃん『男君』やんなあ?」
男「は?……え、はい。……え?おばちゃん?」
とし子「うん、おばちゃんはおばちゃんやでえ。けど一応『とし子』って言うてえな」
男「は、はあ……(何?先生か?)」
とし子「うん、ほんでな。男君……おばちゃんまどろっこしい事嫌いやから。ずばーって言うでえ?」
男「はい……何スか?」
とし子「あのなあ……今聞いた事、ムル様に言うのはやめてくれへんかなあ」
男「……は?」
とし子「うん?耳悪うなったん?」
男「いや、今なんて……『ムル様』?」
とし子「うん。ムル様に言うのはやめてえなって。言うこと聞いてくれたら、あめちゃんあげてもええで?」
男「は?いや……え、何で……?」
とし子「あのなあ……番長が病気って知ったら、ムル様どうすると思う?」
男「……は?」
とし子「『カシオペアの涙』……番長グループに快く渡してまうやろう?」
男「良い事じゃねーか」
とし子「そしたら番長復活して、この学園はまた番長の天下やでえ」
男「だからなんだよ。争いがなくなるんだぞ?」
とし子「うん。争いがなくなるっていうのはおばちゃんも賛成やで。けどなあ……」
男「……?」
とし子「上に立つものが……違うやろう?それはおばちゃんらが立つべきなんや……」
男「……?」
とし子「……『ミステリイ・サアクル』」
男「……は……!?」
とし子「番長グループが上に立つんはあかんねん……生徒会も番長も、武力で鎮圧する人らの集まりやろう?それはなあ……『エネルギーの無駄な流出』……おばちゃんらが絶対に許さへんことなんや」
男「……!」
とし子「『涙』はなあ……おばちゃんらが手に入れて、おばちゃんらが使って……おばちゃんらが上に立つんやでえ。やからな、男君。ムル様に話すんは、やめてくれへんかなぁ?」
ニコリ
男「……」
とし子「言うこと聞いてくれたらなあ……あめちゃん、あげてもええんやでえ?」
男「……!!」
1.従う
2.ぶっ飛ばす
3.そのあめちゃん何味?
>>422
3
男「……何味だよ」
とし子「うん?」
男「そのあめちゃん……何味なんだって、聞いてんだよ」
とし子「うーん、今おばちゃんが持ってんのは、コーラ味のあめちゃんやなあ。……ふふん、欲しいん?このあめちゃん?」
男「……」
とし子「このあめちゃんもらうって事は……『そういう事』やねんなあ?男君?」
ニコリ
男「……残念だったな、おばちゃん」
とし子「……はい?」
男「俺……コーラ嫌いなんだよ」
とし子「……」
男「……交渉決裂だ。まあそもそも、従うつもりも無かったがな……」
ザッ!!
男「アンタぶっ倒してムルに会う。口封じがしたいんなら……力づくでやってみろよ、おばちゃん!」
とし子「……こういうんは好きやないんやけどなあ……はあ」ポリポリ
スッ……
とし子「膨大なエネルギーの流出を防ぐための……小さな犠牲やと思ってもらうでえ……」
とし子の能力>>426
↑
男「行くぞぉぉぉぉぉぉ!!うおおおおおおお!!」
ダダダーッ!!
男「必殺!ベジタブルパンチ!!(技名)」
スカッ!
とし子「なんなんやあ?そのパンチ……全然コシが入っとらへんよお」スッ……
ピトッ
とし子「……ここが一階で良かったなあ?男君」
男「へっ?」
とし子「――床を『1000年』……『老化』させる」
ピシッ
バキィィィン!!!
男「……は?」グラグラッ
とし子「攻撃っていうんなあ、一切合切ぜぇーんぶ壊すつもりでやらなあ」
モクモク……
男(!……土煙で、視界が……!)
「あ、一応言うとくけどな、今のは『廊下』と『老化』をかけたわけじゃあないねんでえ?おばちゃんまだそんな、しょうもないギャグ言う年やあないからなあ」
男(どこだ……一体、どこにいる……?)
「けどなあ、今のでわかったやろう?おばちゃんの能力『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』……本気出したらめっちゃ強い能力やねんでえ?」
モクモク……
男(……視界が少し、晴れてきた……!)
「土煙に隠れて攻撃せんかったのは、超特大出血大サービスや。けどなあ、向かってくるっていうんやったら……」
ザッ!!
男「……!!?」
とし子(16歳)「『時の魔術師・歳子』……少し本気で相手させてもらうでえ?」
ドンッ!
男「……なっ……」
男(なんか若く可愛くなってる――ッッ!!??)ドビーン!!
今回はここまでで。
とし子(16歳)「さあ、向かって来るんか?従うんか?はよ決めえ。向かって来るんやったら……容赦せえへんで。全盛期のおばちゃんが相手や」ユラリ
男「……従うなんて、ありえねーな。こっちだって本気だぜ」
とし子(16歳)「へえ……?」
男「くらえっ!」ダダッ!
とし子(16歳)「んっ?」
男「健康第一キーック!!(技名)」ドヒュッ!
とし子(16歳)「ハァーッ……」スイッ
酉抜けてたうえに下げてた
とし子(16歳)「男君、ケンカしたことないん?」
男「はあっ!?ああああ、あるに決まってんだろっ!?」
とし子(16歳)「そんなはちゃめちゃなキック、当たる訳ないやろお?」
男「うっせえ!」ブン!
とし子(16歳)「全く……」スカッ
男(や、やべえ……攻撃当たらん)
とし子(16歳)「男君の能力が何なのかは知らんけど……一撃必殺の能力やとしても、怖ないなあ」
男「ああんっ!?あ、当たったら死ぬぞマジで!俺の必殺技食らったら悶絶すっからなっコラアーッ!」
とし子(16歳)「当たらへんねんって。眠ってても避けれるわあ」
とし子(16歳)「それにな……『一撃必殺』なんは、おばちゃんの方や」
男「はっ?」
とし子(16歳)「『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』……年齢を操る能力や。それが生物やろうが、無生物やろうが……」ピトッ
男(!……地面に手をつけた?)
とし子(16歳)「『1000年』……若返らせる」
ゴゴンッ!
ガクンッ!
男「にゃ……にゃにいーっ!?バッキバキにヒビ割れてた廊下がっ!!元に戻った!?……ううっ!!」
ギチッ!
男「ひ、ヒビ割れに挟まってた足が……廊下が元に戻ってしまって……抜けないっ!?」
とし子(16歳)「……と、こういう感じに自由に年齢を操れるやけや。……さて、男君。本当に申し訳ないんやけど……」
スッ
とし子「……ちょいと年齢、いじくらせてもらうでえ?」
男「ま、待て待て待て!おまっ、1000年も年取ったら俺死ぬじゃん!!」
とし子(16歳)「死ぬほど老化させる気は無いから安心しい。まあ……赤ん坊になるか金さん銀さんみたいな老人になるかは選ばせたる」
男「永遠の16歳でいたいです」
とし子(16歳)「それは却下やなあ。最初っから逆らわんかったらよかったのに……」
男(や……やばいやばいやばい!死ぬ!いや死にはしないけどジジイになる!それとも赤ん坊か!?どっちも嫌だよ!けど……)
ギシギシ
男(右足は地面に埋まって抜けそうにない……ど、どうする!?)
男の行動>>442
無難に年取らされる前に仗助を呼ぶ
事態が落ち着いたら、前の分も含めて、ちゃんと現物的なお礼をするんだぞ
男(恥ずかしながら、やっぱり俺に出来るのは、これしかないわけでして……)
とし子(16歳)「ほな……ちょいと痴呆の進んだ老人になって、ムル様の事忘れてもらおうかあーっ!」
ヒュッ!!
男「『JOJOJO』!!!」
ドギューン!!
仗助「!?何ッ――うおおっ!?」ヒョイッ!
とし子(16歳)「!!何やっ!?」スカッ!
仗助「ま、また召喚かよッ!?今ゲームしてたのによォ~~ッ!!」
男「すまん仗助。俺の召喚ランダムっぽいんだけど、よくお前に当たるんだよ」
仗助「男……なんつーかよォ~~、結構オメーピンチっぽいっつーか……オメーに呼ばれる時はだいたい厄介な時だな」
男「ああ、うん。結構ピンチで厄介なんだ。カクシカマルウマあいつが敵だ」
仗助「理解したぜ。年齢を操るっつーのは怖ェーな……」
とし子(16歳)「何や……?いきなりスゴイん出てきたなぁ。おにいちゃん番長グループのモンかあ?男君の助太刀に来たん?」
仗助「……助太刀に来たのは確かっすけどよォ~~、おれァー番長グループのモンじゃあねーぜ。あんな奴らと一緒にするんじゃあねーっスよォ~ッ!」
男(あ、そういや仗助はまだ、番長グループが実はいいグループっぽいこと言ってなかったな)
仗助「男、ちょっと待ってろよ。すぐにその足、地面から引っこ抜いてやるぜ……」
ズアッ!
仗助「こいつをぶっ倒してからなァ~~ッ!」
クレイジー・ダイヤモンド『ドラア……!』ドン!
本日はここまで。
おばちゃん強すぎないか……?どうすんのこれ
~お昼の学校~
友「それはト○コってアニメだな」
男「ト○コ......じゃあ......」チラ
幼「上手いもん達よ~んで~る~ぜ。食えば食うほど溢れ~るパワ~」
女「幼ちゃんご飯を食べる時は歌わない」
幼「いやでござる」
女「ふぇ!?」
男「あの歌もか?」
友「そ、てか幼ちゃんは相変わらずマイペースだよな? 見てて面白いよ」
男「マイペースてか......」
女「行儀悪いよー......」
幼「ミサイル、キンカン、ウド鈴木」
女「それを言うなら、見ざる、聞かざる、動かざるだよ......」
男「......変わってるよな?」
~お昼の学校~
友「それはト○コってアニメだな」
男「ト○コ......じゃあ......」チラ
幼「上手いもん達よ~んで~る~ぜ。食えば食うほど溢れ~るパワ~」
女「幼ちゃんご飯を食べる時は歌わない」
幼「いやでござる」
女「ふぇ!?」
男「あの歌もか?」
友「そ、てか幼ちゃんは相変わらずマイペースだよな? 見てて面白いよ」
男「マイペースてか......」
女「行儀悪いよー......」
幼「ミサイル、キンカン、ウド鈴木」
女「それを言うなら、見ざる、聞かざる、動かざるだよ......」
男「......変わってるよな?」
誤爆した謹んでお詫びする。
仗助「触れられるとアウトっつーのはなかなか怖えな……こういうのは億泰が得意なんだけどよォ」
とし子(16歳)「行くでっ!」ヒュッ!
仗助「おっとと!グチってる場合じゃあねえっつーことか」スイッ
クレイジー・ダイヤモンド『ドララアッ!!』ドガアッ!
とし子(16歳)「目に見える念動力が、おにいちゃんの能力かあ?そのデメリットの分破壊力はあるみたいやけど、当たらんなあ」スッ
クレイジー・ダイヤモンド『ドラッドラアッ!!』ドゴドゴッ!
とし子(16歳)(!!想像以上に早いやん……!)ヒュヒュッ!
とし子(16歳)「しゃあないなあ。ちょいとおにいちゃんも……」ピトッ
仗助「あ~ん?」
とし子(16歳)「動き止めてもらうでえっ。『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』!床を老化させるっ!」
バカァン!!
仗助「う、うおおおっ!?」
とし子「隙ありやっ!!」ヒュバッ!!
とし子(16歳)「その状態では避けられんやろっ!?終わりやあ――ッ!!」
――次の瞬間 とし子(16歳)は仰天した……
ふつうバランスを崩したらころぶまいとする!
一撃も攻撃を受けられないとなるとなおさらころべない!!
その体制の崩れに攻撃をしかけるはずだった!
しかし!仗助は……
仗助「うおおおおおおおおおお!!?」バターン!
逆におもいっきりぶっ倒れたッッ!!
とし子(16歳)「なんやてええええええ!!?」スカッ!
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッッ!!」
クレイジー・ダイヤモンド『ドッラアアア!!』
バッコォ――ンッ!!
とし子(16歳)「ぐっはぁぁぁぁっっ!!」
ズザザザ……
とし子(16歳)「うぐ……痛っ……」ジワッ……
仗助「『隙あり』なのはよォ~~……どうやらオメーだったみてーだな」
バーン!!
仗助「オンナをぶちのめすのは趣味じゃあねーんだがよォ~~……なかなかに危険な能力持ってるみてーだからな」
とし子(16歳)「う、うぐぐ……」ハァハァ
仗助「ちょいとばかし、気絶しといてもらうぜーッ!」
とし子(16歳)「く……『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』」ピトッ
仗助「?」
とし子(16歳)「殴られたお腹の……細胞組織を若返らせ、活性化させる……傷を治すことは出来へんけど、この程度やったらすぐに動けるようになるわ……」
シュウウ……
とし子(16歳)「おばちゃんは、ちょっとやそっとじゃあ倒れへんでえ……来るんやったら、殺す気で来い!」
仗助「……ハァー」
仗助「おれァーそこまでやるつもりはねーぜ。なにも死ぬ事ァーねえ」
とし子(16歳)「やったら……ズルズルと持久戦に持ち込ませてもらうでえ、おばちゃんは」
仗助「いや……おれの勝ちっすよ」
とし子(16歳)「……何やって?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「自分に出来ることが、他のヤツには出来ねーとでも思ってるんスか?その立ち位置……『ハマってる』ぜ」
とし子(16歳)「……?」
仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』!!」
バコオン!!
ゴゴン!!
とし子(16歳)「!?――何ッ!?」ギチッ!
仗助「オメーが老化させてぶっ壊した床を、問題なく『治した』ッ!」
バ――ン!
とし子(16歳)「何やってェェェェ!!?う……足がッ!ハマって……!」
仗助「自分のやった事をやり返される気分はどーっすか?しばらくそこで反省しとくんスねェ~~」
仗助「さて、男。待たせちまってすまねーなあ」クルリ
男「いや、予想以上に早くてビックリしたよ。さすが仗助だな……」
仗助「ホメても何も出ねーっすよォ~~……しかし、こいつァーマジにガッチリハマってるなあ」ウーム
男「うん。ゴムゴムの風車やった感じだわ」
仗助「力こめて引っこ抜くことは出来ねーんスか?」グイグイ
男「イテテ、もうちょい優しくやって」
仗助「つっても、これを引っこ抜くってなると……一回床を叩き壊すしかねーかな」ウーム
男「!……仗助?」
仗助「間違ってケガさしちまうかもしんねーが……そん時は一応『クレイジー・ダイヤモンド』があるし」
男「あの……仗助?」
仗助「よっし、動くなよ~~男ッ。試しにぶっ叩いてみっから……」
男「仗助ッ!!」
仗助「あ、あん?何だよッ?ビビってんじゃあねーっすよォ?」
男「う、後ろ……見てくれ」
仗助「……?」
仗助「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「……」クルッ……
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
仗助「……」リッ!
・ ・ ・
仗助「!?……バッ、バカなッ……!?」
シーン……
仗助「床にハマっていたはずの……『女がいない』ッッ!?」
バーン!!
仗助「い、一体何処に行ったんスかッ!?もう一度能力を使って床を壊したんなら気付くはずッ!!」
キョロキョロ!
仗助「女は何処に消えたんだァ――ッ!!?」
男「ハッ!――上だッ!仗助!」
仗助「えっ?」
シュン
男「あぶなァ――い!上から襲って来るッ!」
「KUWAAAAA!!」ガオン!
とし子(3歳)「『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』!!」
仗助「うおおおおっっ!!」ダダッ!!
スカアッ!
とし子(3歳)「むう、避けられるとはなあ。気配消して近寄ったつもりやってんけど……」スタッ
仗助「あ、危ねェェーッ!男の声が無かったら完璧に触られてたぜッ!」
男「つーか何だよあの姿」
とし子(3歳)「あんまりにもキッチリハマっとったからな……若返って身体小さくする事で、抜け出たんや」
ググッ……
とし子(16歳)「でもやっぱり、本気の力出すんやったらこれくらいかな……?」
仗助「気味悪ィ能力だぜ」
とし子(16歳)「そんな事言いなやぁ。今におにいちゃんも、年齢イジくられるんやから……」
ヒュッ!
とし子(16歳)「こうやってなあッ!!」
ブオッ!
仗助「そんなバカ正直に真正面から殴ってきたって、当たる訳――」スイ……
パチンッ!
仗助「……え?」
仗助「な……何スって……?今……!?」ワナワナ
男「えッ……な、『殴られた』……?バカなッ!?」ブルブル
とし子(20歳)「フー……」
男「あ、アイツ……『歳をとってやがるッッ!!』」
とし子(20歳)「なァーるほど……最初っから小細工するんやあなくて、小細工抜きの攻撃に見せかけて小細工を混ぜる、と……ホンマに強いヤツが相手やったら、こーいうんが効くんやねえ」
ニヤリ
仗助「う……おおっ!!」
シワシワシワ……!!
とし子(20歳)「勉強なったわあ」ニコッ
仗助(80歳)「うおおおおおおおおおおおおお……!!」
男「仗助ェェ――ッッ!!」
とし子(20歳)「ついでに言っておくわあ。おばちゃんの成長期は17歳から18歳にかけてでなあ。そん時に身長と胸がめっちゃおおきくなってん」
仗助(80歳)「おおお……おお……」ヨボヨボ
とし子(20歳)「目の前でいきなりグンと伸びて、タイミングずらされたやろ?おにいちゃん、なかなか強かったけど……そうなったら終わりやねえ」
男「仗助ッ!ぐッ……ま、マジでジジイに……!」
仗助(80歳)「うお……も、戻せ……男ォ……」
男「はッ!?」
仗助(80歳)「前回の召喚の時、知ったんだけどよ……この世界で負った傷は、おれの住んでた『元の世界』に戻れば……」
男「も、戻れば……!?」
仗助(80歳)「……えーっと、何じゃったっけな?」ハテ?
男「仗助ェェ――!!」
とし子(20歳)「言うたやろう?そうなったら終わりや、って」
男「う……うう……!」
とし子(20歳)「目の前でおばちゃんの能力知れてよかったなあ?まあ男君もすぐに……」
スッ……
とし子(20歳)「ヨボヨボのおじいちゃんに変えて老人ホームに送ったるわァ――ッ!!」
シュバアッ!
男「『JOJOJO』!!『強制送還』アンドッ『再召喚』ッッ!!」
ズアッ!!
とし子(20歳)「っ!?」
ボドンッ
とし子(20歳)「え?……ん!?……あれ?」
男「え……?」
とし子(20歳)「おばちゃんの手首が……あれッ!?」
男「これは…………」
とし子(20歳)「なんやああああ~~~~!?」
男「……『ネジ』?」
男(仗助のキズは……能力によって受けたダメージは、元の世界に戻せば治る。そう信じて高速で『送還』と『再召喚』をやってみた)
???「おっ……おいおいおいィィ~~ッ!定助の野郎がこの前、ネボけた事言ってたけどよォーッ!『違う世界』がどーとか意味わかんねー事をッ!」
男(元気になった『仗助』か……もしくは『定助』でも召喚出来ればいいかと思ったけど……)
???「『東方』なら呼び出されるかも……とか言ってたけどッ!一応そんな事聞いたけどよ~~ッ、それが『マジ』ッ!?『オレ』かァァ~~ッ!?オレなのかァ~~ッ!!?」
男「……まだ他にも『東方』がいたのかよ……!?」ゴクリ
とし子(20歳)「おばちゃんの手首を……!『落とした』やと?何もんや?おにいちゃん」
???「オッ!オレか!?オレの仕業なのかッ!?」
とし子(20歳)「名を名乗りぃや、アンタァァ――ッッ!!」
定秀「……東方定秀。今の状況……ドキュン危機一髪ぅ~~……だな」
バーン!!
本日はここまで。
常秀の字間違えちまった……
とし子(20歳)(男君の能力……気にしとらんかったけど、どうやら別の超能力者を『使い魔』(サーヴァント)として召喚する能力みたいやな。……使い魔が一人やないんが、厄介な所や……)
ポロポロ……
とし子(20歳)(それにしても……何や?この能力は。ネジとナットで……おばちゃんの手をバラバラにしよった、やと?)
常秀「お……おい、メチャ睨まれてるぜ、オレぇーッ……オレが悪いのかよ。未だに状況がよくわかんねーぜ」
男「な、なあおい……そこのリアルタラちゃん」
常秀「ブッ殺すぞ人間鉢植え」
男「……カクカクシカジカ」
常秀「マルマルウシャシャシャ。頭では理解したけどよォー……心では理解したくねーぜ。異世界イ?脳みそがクソになったのかァ?」
男「残念現実です」
常秀「オメーが元凶だろうがクソがっ!!」
常秀「で、オレを召喚したテメーは鉢植え状態で、目の前には一撃必殺の能力を持つ巨乳のオンナ……自由に動けるのはオレ一人か」
男「うん。そういうこと」
常秀「……で?オメーはどうしたいんだよ?」
男「まあ、動けるようにしてくれるんと助かるんだけど……それよりも手っ取り早く」スッ……
ビシッ
男「……あいつをぶっ倒してくれ。頼んだ常秀!」
常秀「でも断る」
男「…………えっ?」
常秀「嫌に決まってんだろうがッボゲェッ!触られるとジジイになるだとォォ~~テメェーなんかのために命かけられるかってんだッ!アアッ!」
男「い、いや……べつに命までは……」
常秀「命じゃあなくってもよォォ~~オレぁー康穂とヤッてもいねーのに『未使用』のまんまシワクチャになんかなってたまるかってんだッ!ああっ?何か間違った事言ってるかよォォ~~オレはァァァ~~ッッ!!?」
男「て、ていうかオレの能力は東方の召喚・使役で……!」
常秀「使役だァァ~~?面白ェェ――ッスゲェー面白ぇなあああやってみろよォ!てめー。従わせてみろよ男ォォ……~~やれんのかァ?来てみろよォてめぇ――ッ」
男(あっこれあかんやつや)
男(なんというか、常秀からは仗助・定助のような……『黄金の精神』を感じない。素直にオレを助けてくれそうにはないな……)
男(……けど、オレの能力には『使役』もあるんだから……心をつかむような言葉を言えば、助けてくれるかもしれないな……)
男(うーん……なんて言おう?)
>>479
今度いっしょにカツアゲロードで金を手に入れよう
だから協力してくれ
男「今度いっしょにカツアゲロードで金を手に入れよう。だから協力してくれ」
常秀「おっ!?オイッ!テメェー何で『カツアゲロード』の事を知ってやがるッ!?」
男「へっ?いや、なんか頭に思い浮かんで……」
常秀「テメェーもあの道路の人間なのかよっゴラァーッ!!」
男「いっ!いやいや!何アセってんのか知らないけど……ホント、頭にぽっと浮かんだだけなんだって!」
常秀「浮かんだだあ?」
男「うん。なんか……」
男(これも『使役』の能力のうちなのか?『カツアゲロード』なんて意味わかんない単語が出てくるなんて……)
※この世界では『ジョジョの奇妙な冒険』というマンガは存在しません。
仗助や定助は違う平行世界の住人という感じです。
常秀(コイツ、カツアゲロードの話を出してきたが……あの道路のトリックについては知ってるのか……?)
常秀「カネを手に入れるだあ?カツアゲロードで?」
男「お、おう。一緒に儲けようぜっ!」
常秀「……それがどんだけ難しいことかわかってんのかよ?」
男「えっ?難しいのか?あ、ていうか『カツアゲ』だから悪いことだよなあ……オレ結構オタクな方だからそーいうの苦手かも……」
常秀(ビンゴォ!コイツ、マジに何も知らねえ~~)
常秀「……ちょっと考えさせてくれ」
男「お、おうっ?」
常秀(……何も知らねえコイツをあの道路に連れていけばよォ~~、逆に、コイツからカネを『むしり取れる』かもしれねえよなァ~~……クケケッ!男、おまえは払うだけだ。オレがカネを奪ってやるッ!恨むんならオレをこんな面倒事に巻き込んだ自分を恨むんだなァァーッ)
常秀「……しょォォ~~がッねーなァ~~ッ!男ォ、ちょっぴりだけ手伝ってやってもいいぜ」
男「ほ、本当かっ?」
常秀「その代わり……約束、守れよなァー。オレはそーいうの細かいぜぇ?」
男「お、おう。わかった……」
男(……けど、『カツアゲロード』が常秀達の住む世界にあったら……オレ行けなくね?)
常秀「さーて!……あの巨乳を黙らせればいいんだな?」
ザッ!
とし子(20歳)「……向かって来る気ぃなん?おにいちゃん……あまりオススメはせえへんけどなぁ。おばちゃんの目的は男君だけやし」
常秀「オレの能力で右腕バラバラになったヤツが、チョーシこいてんじゃあねえぞッ」
ズズッ……!
ナット・キング・コール『……』パラパラッ……
とし子(20歳)「!」(目に見える念動力……このおにいちゃんもか。たしか……『スタンド』とか言うんやったっけなあ?そんな超能力者を学園内で見たことあるわ)
常秀「四肢もぎとってテメェーでサッカーゲームをしてやるぜ」
とし子(20歳)「……やってみい」スッ……
とし子(20歳)(……右腕を取られたんは正直イタいなあ……おばちゃんの能力は手で触れることによって発動する。左腕を取られたら終わりやな)
男「気をつけろ、常秀。あいつの戦術は――」
とし子(20歳)(やっぱり、おばちゃんの能力で隙を作って、そこを攻めるんが一番かなあ……)
スッ
常秀「?……床に手を……?」
とし子(20歳)「『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』」
バキィィィン!!!
ゴゴゴゴ……
男「またかよッ!?」グラグラッ
とし子(20歳)「ふっ!」ヒュゴウッッ!!
とし子(20歳)(何度も使うワンパターンな戦法やけど……単純な分強いッ!人間誰しも、いきなり足場が不安定になってバランス崩したら、隙が生まれてまうからなあっ!)
とし子(20歳)「そこやッ――」ヒュバッ!
スカッ!
とし子(20歳)「――あれっ?」カクンッ
常秀「何処狙ってやがるんだッ?マヌケェーッ!」
とし子(20歳)「はっ――何ィッ!?」
男「ああッ!常秀のやつ――壁に『ネジ』を突き刺して、それを足場にして壁にくっついてやがるッッ!!」
常秀「へへっ……」
バーン!
常秀「足場が不安定ならよォー、地面に立たなきゃあいい話だよなァーッ!喰らえっ!!」
ズン!
とし子(20歳)「うぐッ!」(左腕に、ネジがっ……!)
常秀「ホラよっ」グルッ!
ボドォーン!!
とし子(20歳)「う……うおおあああっ!」PANIC!!
常秀「ついでにその右足も……バラバラにしてやるぜッ!」
ズンッズンッ!!
バラバラッ!
とし子(20歳)「うわああああッ!!あ……足首から先がッ!!」
ドシャアッ!
とし子(20歳)「うぐ……クソッ、やってくれるやん、おにいちゃん……!」
常秀「これで右手・左手・右足首がオジャンだな。今度は左足と……もっと根本からバッラバラにしてやるぜ。ウハハ」
とし子(20歳)「ぬうう……」
カシャン!
とし子(20歳)「?……!!」
とし子(20歳)「フ……ウフフ……おにいちゃん、ずいぶん強い能力やったけど……弱点もあるみたいやなあ」
常秀「?……弱点だとぉ?オレにかあ?」
とし子(20歳)「フフ……コレを見いっ!」
ズイッ!
とし子(20歳)「ついさっきバラバラにされた右腕やけど、パーツを近づけたらくっついたでッ!おにいちゃんの能力の弱点……それは効果時間の短さやッ!」
バーン!!
とし子(20歳)「腕が元に戻ったんやったら……こっちのもんやあッ!あははははははははは……」
常秀「いや……お前、よーく見ろよ。ウゲェーッ……」
とし子(20歳)「?」
常秀「い、いや……右とか左とかどうでもいいんなら、それでいいけどよぉ……正直気持ち悪いぜ、オメェーッ」
とし子(20歳)「……あっ……ああッ!!」
クイクイッ
とし子(20歳)「右腕の先が……『左手首』やとォォ~~ッッ!!?」
ズギャ――ンッ!!
とし子(20歳)「ぐ、うう……なんてひどいッ!おばちゃんの身体をオモチャかなんかやと思っとるんかッ!?ぐうう……取れへんやんかあっ!!」
常秀「し、知らねえよォ~~オレはッ。テメーが悪いんだからなァーッ。治してほしかったら降参しやがれッテメー」
とし子(20歳)「こ……このまま引き下がれるかいッ!クソッ!絶対に許さへんッ……!」
とし子(20歳)(落ち着け……落ち着くんや。能力による影響は、『ミステリ』の能力で解除できる。今は……このおにいちゃんに勝って、男君を再起不能にする事だけを考えるんや……!)
クイクイッ
とし子(20歳)「……自由に動くんは……このヘンテコな右腕と、左足だけかい……」
とし子(20歳)「……一個、言うとくでえ。おにいちゃん」
常秀「ああ?何だよ……命乞いかあ?……ククッ!」
とし子(20歳)「おばちゃんの能力はなあ……自分自身の身体を操作する以外には……『手』で触れなあかんねん」
常秀「……?」
とし子(20歳)「いいか?もう一度言うで。……『手』で……『右手』か『左手』かの『どちらか』で触れなあかんねん。『肘』とか『二の腕』やあない。『手』や……言うとる意味がわかるなあ?」
常秀「……何かのワナかよ、それ。ホントォーは『足』でもイケましたァァ~~……とか?」
とし子(20歳)「いいや。おばちゃんは『フェア』に言うとる。……あえて、自分の能力の欠点をさらけ出すことで……対等な戦いがしたいと、おばちゃんは思うとるわけや……」
常秀「……」
とし子(20歳)「今……おばちゃんの手はこの、気味悪い右か左かわからん右腕だけや。……さあ」
ジャッ!
とし子(20歳)「やり合おうや。おにいちゃん……」
常秀「……」
とし子(20歳)「うおおおおおおおおおお!!」
ダダダダーッ!!
常秀「……んな意味わかんねー事言わなくってもよォォー」
とし子(20歳)「――たあっっ!!」ビュッ!!
スカッ!
常秀「……その右腕もう一度バラしちまえばいい話だろうがッ」
バラバラッ!
男「早いっ!避けると同時に腕をバラバラにしたっ!!」
とし子(20歳)「うわあっ!」
ドッシャアーッ!!
常秀「ったく。ホントォーにバカ正直にパンチしてくるとは思わなかったぜ。……マジに手で触れなきゃあいけねーみてえだな。それさえ注意すりゃあいいんだったら……いくらでもやりようはあるなァァ~~」
とし子(20歳)「――まだやっ!」バッ!
常秀「あんっ!?」
とし子(20歳)「うおりゃああっっ!!」
ブーン!!
常秀「はっ!?『キック』?……そんなもんになんの意味が――」
パシンッ!
とし子(20歳)「――『ガード』しよったな?」
常秀「はあ?」
とし子(20歳)「……『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』」
ズギュン!!
常秀(3歳)「なッ……あああああああああ!!!?」
ギャーン!!
男「常秀ゥゥ――ッ!!?何でガキになってんだああああ!!?」
とし子(20歳)「フー……」
男「テッ!テメェー!ウソついてたっつーのかよッ!!やっぱりィィィ!!」
とし子(20歳)「ウソなんてついてへんよお。おばちゃんは正直モンやねんでえ?」
男「だったら何でッ、常秀はキックをガードしたのにガキになってんだよッ、コラアーッ!!」
とし子(20歳)「なあに……おばちゃんも覚悟を決めたってだけや」
プランッ……
男「?……!――あッ!!」
男「とし子の右足の『足首から先』がッ!!『右手首になってやがるッッ!!??』」
ドッギャ――ン!!
とし子(20歳)「パンチを避けられてこけた隙に……こっそり懐に隠し持ってた『右手首』を『右足』にくっつけてん。おにいちゃんの能力……逆に利用させてもらったでえ?」
常秀(3歳)「なっ……なんだとおっ!?」
とし子(20歳)「おばちゃんもウソついてた訳じゃあないから、信じるしかなかったやろう?能力は手で触れなあかんって事実。それを知ってしまったら、やっぱり……『油断』してまうよなあ?んん?そうやろう?『触れられなければ大丈夫』やって思って、キックなんか余裕で受けてくれるよなァ~~?」
男「くっ……!」
とし子(20歳)「教えるのは『フェア』やけど……それを受け取る側も『ファア』な精神でいるべきやで。やないと、足元すくわれるからなぁ~~。おばちゃんからの忠告や……!」
とし子(20歳)「さぁ~~てと!それじゃあ、男君?」
ユラリ……
男「ぐっ!ううッ……!じょ、常秀ッ……!」
常秀(3歳)「お、お……おれ、しらねえ~~っ!!」ドヒュン!
とし子(20歳)「……逃げてもうたなあ。お友達」
男「もうあの野郎ぜってぇー二度と召喚しねえ」
とし子(20歳)「心配するこたぁあらへんよお?」ニコッ
ガシッ!
とし子(20歳)「もう……能力なんて使えへんようなるから」
男「う――うおおおお!!『JOJ――」
とし子(20歳)「遅いっ」
ズギャン!
男「うぐっ!!」
とし子(20歳)「『クロム・クレイドル・トゥ・グレイヴ』!!」
男「う……うわあああああああああああああああ!!!!!!」
男(お――オレは一体何歳になっちまうんだあああああああ!!?)
安価コンマで男の年齢決定(1歳~99歳)
コンマ00の時は、男の身体が……?
安価>>498
あっ、もしかして深夜ってコンマないの……?
すみません秒でやります。安価下で
(あと、本日はここまでで。続きは書けたら明日書きます)
男「うわあああああ!!」グググ……
とし子(20歳)「さて、とりあえず脳をすこおしばかりボケさせるとして……肉体はどうしようかなあ?見た目は子供・頭脳は老人……とかどうや?」
男「う……おお……!」ググググ……
とし子(20歳)「まあとりあえず、全部成長させる方向で……」
キランッ!
とし子(20歳)「!!」
ズバァン!!
とし子(20歳)「おっと!」バッ!
男(19歳)「ぐえっ」ドチャッ
とし子(20歳)「危ないなあ……いきなり斬りかかってくるなんて、礼儀がなっとらんの違うん?」
チャキン
アヤネ「……」
とし子(20歳)「鬼の副番、剣聖のアヤネちゃん」
アヤネ「フフ……これは失礼。男君をキミから離すのに、柄にもなく必死になっていたようだよ」
アヤネ「大丈夫かい?男君」
男(19歳)「はあ、まあ。……って、うおっ!なんじゃこりゃあっ!?なんか身体が大きくなってるっ!!?」
アヤネ「年齢操作をされたようだね。まあ……2、3歳程度のようだから気にしないことだね」
男(19歳)「いや気にしますって」
アヤネ「ボクのように……10歳まで年齢を戻されたわけじゃあないんだろう?」
男(19歳)「!……」
ザッ
アヤネ「久しぶりだね、とし子」
とし子(20歳)「ホンマ、久しぶりやなあ。何しに来たんやあ?アヤネちゃん。年齢やったら戻す気はないでえ?」
アヤネ「何、保健室の前で騒がれたら迷惑なんでね。静かにしてもらおうと思っただけだよ。……ボクと、『副会長』はね」
とし子(20際)「ッ!?」バッ!
???「……」ザッ!
とし子(20歳)「……これはこれは……副会長までお出ましやとはねえ……」
副会長の見た目・性別>>507
名前>>509
男
ファイ・ブレインのビショップみたいな感じ
http://www.phibrain.net/01/world/08.html
バラキ・ナカヤマ
そのアニメ知らないんでキャラは勝手に決めますよ
とし子(20歳)「生徒会役員2年『副会長』……『三度目のバラキ』君」
バラキ「……久しぶりですね、とし子。……『生徒会役員元書記』」
とし子(20歳)「懐かしい話やねえ、おばちゃんの若いころの話や」
バラキ「貴女がここを去ってから、まだ一年と経っていませんよ」
とし子(20歳)「もう何年も前のことに感じるわあ」
アヤネ「ああ。ボクもそう感じるよ……あの頃は良かったね、とし子」
とし子(20歳)「ああ……そうやねえ」
アヤネ「……」
バラキ「……」
バラキ「『何故裏切ったのか?』……その事について、今は聞かないでおきましょう」
アヤネ「……」
バラキ「すでに何度も話した事ですし、今更どうでもいい事です」
とし子(20歳)「そうやねえ。特に理由らしい理由もないねんもんなあ。おばちゃんには」
バラキ「……だから、僕が貴女と戦う理由は、2つです」
ザッ
バラキ「校則第三条に第四条……よく破られるこの2つと、もう一つ。……校則第二条、生徒会・教員からの許可の無いサークル・部活動の設立を禁じる……」
とし子(20歳)「……そーいう所が嫌いやねんよなあ。ルールに従わな拳を握ることすら出来へん」
バラキ「とし子、貴女は無許可のサークル……『ミステリイ・サアクル』の一員であるという情報があります」
とし子(20歳)「そうやなあ。……それが?」
バラキ「……サークルについての情報を、話してもらいましょうか」
とし子(20歳)「そりゃあ無理や。断固拒否する」
バラキ「……」
アヤネ「とし子、ボクはね……君たちのサークルなんて興味無いし、学園の破壊もどうだっていい」
バラキ「……」ジロリ
アヤネ「ついでに言うとボク自身の身体だってどうでもいい。ボクが言いたいのは一つだよ」
とし子(20歳)「……」
アヤネ「男君の身体を元に戻してくれ。青春を失うには、彼はまだ若い」
男(19歳)「……!」
アヤネ「……頼む」
とし子(20歳)「……ハァー。……興ざめやなあ」
アヤネ「……?」
とし子(20歳)「学園のトップ2二人が、雁首そろえてやって来たと思うたら……サアクルについての質問と、人間一人の年齢を数歳戻せやと?おばちゃんがっかりやわあ。もっと新喜劇みたいにおもろいことなる思うたのに……」
とし子(20歳)「平和ボケしすぎや、アンタら。……続く均衡状態にマヒしとるんちゃうか?おばちゃんが教えてやってもええねんで?能力者の戦いっていうんを……『あの時』のようになあ」
アヤネ「……手足がグチャグチャのくせに、ずいぶんな自信だね?」
とし子(20歳)「アンタらボケ二人相手でも勝てるっていうだけやあ」
バラキ「……『仏の副会長』と言われる僕ですが……『三度目』はすでに過ぎましたよ」
アヤネ「ああ。……穏便に行きたかったが、ボクもそろそろ限界だ」チャキッ
バラキ「3分間の協力を要請します。剣聖のアヤネ」
アヤネ「3分と言わず手を貸してあげるよ。フフ……」
バラキ「……僕にも、立場やプライドというものがあるのです」
アヤネ「ああ……それは、失礼」
バラキ「いずれ番長グループは皆、まとめて『教育指導』をしますので、そのつもりで」
アヤネ「ああ。しかし今は……」
バラキ「ええ……」
とし子(20歳)「……」
バラキ「彼女を倒すのが先です」ザッ
アヤネ「久しぶりに少し、『本気』を出してみようか」チャキッ
鬼の副番・剣聖のアヤネの能力>>517
仏の副会長・三度目のバラキの能力>>519
大剣2つで敵をぶった切る
この時速度は亜高速になる
一度目で見切り
二度目で受け流し
三度目で威力二倍カウンター
とし子(20歳)「『クロム――」
アヤネ「させないよっ」ジャギッ
『二刀流居合・鬼ノ角』!!
ギャリイイン!!
とし子(20歳)「!――」
ボトンッ
アヤネ「……確かにボクの腕は落ちているかもね。首を狙ったつもりだったんだけど……『キミの腕が落ちるとはね』」
とし子(20歳)「……やるやんか、『殺音』……アンタの能力によって出る音は、人が死んで地面に倒れる音だけやと」
アヤネ「キミに縮められてからね、『鬼』と呼ばれていたころの力が出せないんだよ。全く忌々しいね」
とし子(20歳)(クソッ、これでおばちゃんの能力は、右足にくっついた手でやるしかなくなったわけか……)
とし子(20歳)(アヤネちゃんの能力は『鬼神』……純粋には『超能力』やあなく、剣術を極めた結果、『技術』が『超能力』の領域へとたどり着いたもの。彼女の日本刀の速度は――)
アヤネ「ひゅうっ!」キュン!
『一刀流・鬼殺し』!!
ザン!
とし子(20歳)(『亜光速』に匹敵するッ!!)
ズバッ!
アヤネ「……ボクの能力は基本的には、『避けられない』はずなんだけどね」
とし子(20歳)「能力をよーお知っとおからなあ。剣振る前に避けとるだけやあ。やけど……」
ボトンッ
とし子(20歳)「……やっぱり、避けきれへんなあ。……『右手』が落ちたで」
アヤネ「斬ったのは『右足』なんだけどね」
グチャッ
アヤネ「……!」
とし子(20歳)「……傷口の細胞を若返らせ、活性化させる。アヤネちゃんの腕はええからなあ。細胞が全く潰れとらんくて綺麗なもんや」
シュウウ……
とし子(20歳)「ついでに、ネジの能力によって外れた足も……くっつけてみて、と」
カチャッカチャッ
とし子(20歳)「……じゃあーん、両手両足戻ったでえ。ちょっぴり短くなったかもしれんけど……どうや?すごいやろう?」
アヤネ「……まるでロボットだね。少々気分が悪いよ」
とし子(20歳)「ああ。それはおばちゃんも強く思うてる。めちゃくちゃ痛いしなあ……早いとこアンタら倒して、病院にでも行かせてもらうわあ」
とし子(20歳)「今度はアンタを……赤ん坊に変えてからなァ――ッ!!」
ヒュバアッ!
アヤネ「……」スイッ……
バラキ「攻撃をするのですか?」ズイッ!
とし子(20歳)「!!バラキッ!?」
ビュン!
バラキ「その攻撃は――『見切っている』」
スカッ!
とし子(20歳)「邪魔やッバラキッ!どきいッ!!」グオッ!
バラキ「――『受け流す』」スイッ……
バガォン!!
男(!?――何だ?とし子のパンチを副会長が軽く流したら……副会長の後ろの壁が崩れた?)
バラキ「……壁が崩れましたが……老化させるつもりだったのですか?」
とし子(20歳)「軽く1000歳くらいなあッ!死ねばどくと思うたけど……これで『二回』か」
バラキ「……ええ」
とし子(20歳)「ならばこれならどうやあッ!?」ギャン!
バラキ「『三度目』だ……『フェイス』!!」カッ!
ドンッ!
とし子(20歳)「――ッ!!」
アヤネ「相手の能力を、一度目は見切り、二度目は受け流し、三度目は倍にして返す能力……!」
バラキ「これが僕の能力『フェイス』だ。すでに知っていただろうが……あらためて理解したか?」
とし子(22歳)「……ああ、そうやなあ」ニタリ
バラキ「――!」
アヤネ「バラキッ!後ろに飛ぶんだッ!!」
とし子(22歳)「遅いッ!!」シュバッ!
アヤネ「――ッ!!」チャキンッ!
ズバアン!!
ガラガラガラッ!!
とし子(22歳)「うおっ!?て、天井を切り裂くとはっ!!」
バラキ「も、申し訳ありません……助かりました」
アヤネ「まさか副会長を助けることになるとはね……」ハァ
バラキ「し、しかし……僕の『フェイス』は完全無欠のカウンター能力。一体何故……?」
アヤネ「手加減しただけだよ。とし子は今、年齢操作を『1歳』だけに留めていた」
とし子(22歳)「そうや。1歳の2倍は2歳……やから、2歳だけ歳をとったわけや」
バラキ「……!」
アヤネ「キミの能力は完全無欠だが……カウンターがほとんど『自動』なのと、『四度目』に弱いのが欠点だな」
アヤネ「やはり、強いね。彼女は……大敗した時の事を思い出すよ」
バラキ「……」
とし子(22歳)「……うーん。22歳っていうのはちょっとやりづらいなあ。年齢変えてもええんやけど……まあ、ハンデって事にしたるかあ」
アヤネ「……バラキ、残念なお知らせだが……『3分たった』」
バラキ「……」
アヤネ「続けるかい?」
バラキ「……無論」
アヤネ「……そうこなくっちゃねえ」
とし子(22歳)「……フーン……」
本日はここまでです。
アヤネ「はあっ!!」ギャリン!
とし子(22歳)「むうッ」スッ
アヤネ(!――完璧に攻撃を予測されている。避けるというより、攻撃した先にとし子が『居ない』……刀が当たらないッ!)
とし子(22歳)(面倒や……最強の矛と最高の盾、2つと戦っとる気分やな。喰らえば死ぬ一撃必殺のアヤネちゃんに……)
ヒュバアッ
バラキ「『フェイス』――『一度目』ッ!」スッ
とし子(22歳)(攻撃を3回まで無効化するバラキ……コイツが守っとる限り、アヤネちゃんに攻撃が当たらん。バラキ自身の攻撃力は普通やっていうのにッ……!)
ヒュバッ!
バラキ「『二度目』――」バギャアッ
とし子(22歳)(幸いおばちゃんの能力は、触れたら勝ちや……少しでも隙があれば、触れるだけで勝てる。しかし――)
ボッ!
バラキ「『三度目』ッ!『フェイス』!!」
ドオン!
とし子(16歳)「――効かんッ!!」ヒュオッ!
バラキ「でしょうね」スッ……
アヤネ「選手交代だ、バラキ」タンッ
とし子(16歳)「ちいッ!」バッ!
ズバァァン!!
バラキ「ッ!?」スッ!
アヤネ「――外したか。早いね」チャキンッ
とし子(16歳)(――隙が無いッ!バラキに4度目の攻撃を当てようとすればアヤネが攻撃し、アヤネを狙えばバラキがそれを守る……)
とし子(16歳)「……敵同士のくせに、なかなかのチームワークやん?」スタッ
アヤネ「それはどうも。キミに褒められてもあまり嬉しくはないけどね」
バラキ「……チームワーク?笑わせますね。……アヤネ」
スタスタスタ……
アヤネ「うん?」
バラキ「……」スッ……
バキッ!
アヤネ「――痛ッ……!?」
ポタッ
バラキ「……これはさっきの分の、お返しですよ」
アヤネ「……どういう事だい?」
とし子(16歳)「……?」
バラキ「……」
アヤネ「いきなりボクを殴るなんてね……ボクが何かしたかい?」
バラキ「ええ。今……僕の『フェイス』が、貴女の斬撃によって発動しました」
アヤネ「……!」
とし子(16歳)「……へえ?」
バラキ「乱戦のどさくさに紛れて……僕を殺すつもりですか?番長グループ鬼の副番」
アヤネ「違う。……断じて、違うよ。バラキ」
アヤネ「今のは純粋なる事故だ。ボクはキミを攻撃しようとした訳じゃあない」
バラキ「『事故』?事故と言えば人の首を落としても許されるのですか?剣を持ちそれを人に向ける者が、そんな無責任な言葉を使うのですか?」
アヤネ「ボクの能力は範囲が少しばかり広い。無自覚の攻撃が存在するのは仕方のないことだ。それにキミの能力なら――」
バラキ「今、僕が気を張っていなかったなら……僕は能力を発動出来ず、死んでいたでしょうね。それでも貴女は事故だと言い張るのですか?内心ほくそ笑みながら?」
アヤネ「聞いてくれ、バラキ――」
バラキ「馬鹿らしくなりますね。今まで貴女を守りながら戦っていたことが」
アヤネ「…………」
バラキ「…………」
アヤネ「……別に『守ってくれ』と言った事は無いよ」
バラキ「ええ、そうでしょうとも。……『3分』は過ぎましたしね」
アヤネ「……一人のほうが、やりやすいさ」プイッ
バラキ「そうですね。『子供のお守り』は大変ですので」ツンッ
とし子(16歳)(……チャンスや……!まさか仲間割れするとはなあッ!これでアヤネを守る盾は無くなったッ!)
ダンッ!!
ダァ――ッッ!!!
とし子(16歳)(バラキは無視するッ!まずは速攻でアヤネを倒し、その後ゆっくりとバラキを始末するッ!今厄介なんは両手を落とされることやからなあッッ!!)
ギャオンッ!!
アヤネ「!――向かってくるかッ!このボクにッ!」チャキイッ
とし子(16歳)「もう身を守る盾は無いでえッ!」ゴウッ!
アヤネ「……それがどうした?バラキは『盾』なんかじゃあないさッ」
『一刀流居合・鬼ノ首狩リ』!!
シュバアアアン!!
とし子(16歳)「そんな直線的な攻撃ッ!当たる訳――」スッ……
バラキ「『フェイス』二度目だ――『攻撃を受け流す』ッ!!」キュオッ……
シュバアアアン!!
バラキ「受け流す方向は少しいじらせてもらうがなッ」
とし子(16歳)「なッ――何ィィッッ!!?斬撃がバラキのおる方から飛んできたやとおッッ!!?」
とし子(16歳)(仲間割れは演技――否!『最初に間違って攻撃した所から全て演技』ッッ!!チャンスやと思って攻撃しかけてくる事もッ!バラキを置いてアヤネちゃんを攻撃する事も全て計算尽くかッ!!クソッ――)
とし子(16歳)「避けられへ――」
バラキ・アヤネ「「終わりだ」」
パチュン!
アヤネ「!?」
バラキ「!?」
とし子(16歳)「!?」
男「……?」
アヤネ「……どういう事、だ……?」
バラキ「斬撃が――『消えた?』」
バサッ
???「二対一とは多勢に無勢。少々介入させていただきましたよ……」
ミステリ「この、私が……ね」
バン
バラキ「……誰ですか、貴方は」
ミステリ「私が誰なのか?そんな事、どうでもいい事じゃあないですか。便宜上呼ぶとするならば、そうですね……『ミステリ』とでもお呼び下さい」ペコリ
とし子(16歳)「……何しに来たんや?ミステリ」
ミステリ「おや、命を助けてさし上げたというのに、ずいぶんぶっきらぼうな物言いですね?『天王』」
とし子(16歳)「恩着せがましいッ……!アンタがなんの用も無くここに現れる訳がないんや。さっさと要件を――」
ミステリ「『冥王』がお呼びです」
とし子(16歳)「!……」
ミステリ「貴方はエネルギーを無駄に使いすぎだ。お怒りですよ、冥王は」
とし子(16歳)「それは……しゃあないなあ。すぐ行くわ。『海王』」
ミステリ「素直でよろしい。――さて」
ザッ
ミステリ「うちの『天王』が……とし子が無粋な真似をしてしまい、申し訳ありません。ここで無益な戦いは、お開きということにいたしませんか?」
バラキ「……そんな提案、通ると思いますか?」
ミステリ「……」
アヤネ「キミも『ミステリイ・サアクル』の一員だね。そんなものに興味は無いが――このままとし子を連れて逃げようっていうなら、話は別だ」
チャキッ……
アヤネ「飛ぶ斬撃――『鬼舌』ッ!!」
ヒュギャアッ!!
ミステリ「――フゥーッ……」
『ABS2』(ソフトリセット)
チュン!
アヤネ(……また斬撃が消えた……あいつの能力か)
ミステリ「いずれ私達は、貴方達の裏で……密接に・ひっそりと・確実に・関わっていくでしょう。私達が、貴方達の上に立つその日までにね。それまでは――偽りの玉座で貴方達が、ふんぞり返るのを許可しますよ」
バッ!!
「では、またいつか。……此処では無い何処かで」
バラキ「……」
アヤネ「……逃がしてしまったか」
バラキ「仕方ないでしょう。やつの能力は未知数……追うのは危険です」
アヤネ「……」
バラキ「……演技とはいえ、殴って申し訳ありませんでした」
アヤネ「いや、いいよ。お陰で追い詰めることが出来た。フフ……中々いい共闘だったよ?」
バラキ「……僕達と貴女達のグループは、敵同士だということをお忘れなく」
アヤネ「ああ。……いつか、キミの『フェイス』を破ってみせるよ」
バラキ「……フン」
タタッ
アヤネ「男君、大丈夫かい?腰を抜かしてしまったかのか?」
男(19歳)「い、いえ……なんか身体に力が入んなくて」
アヤネ「年齢を操作されて、まだ身体に慣れていないんだね。じきに慣れるよ。さあ、手をかそう」
男(19歳)「ど、どうも。……えーっと……」
アヤネ「うん?」
男(19歳)「……あのお、ごめんなさい」
アヤネ「なんだい?」
男(19歳)「名前……なんて言いましたっけ?」
アヤネ「……アヤネだよ。男君」
男(19歳)「……ああ」
アヤネ「……疲れているようだね。大丈夫かい?」
男(19歳)「ええ、なんだか……」
男(19歳)「頭ん中が……ふわふわしていて」
今回はここまでです。
ASB2てwww
>>554
ABS2です。オールスターバトル2じゃないよ
名前と能力の詳しい話は、次の投下で書くつもりです
カツーン……カツーン……
ミステリ「……」
カツーン……カツーン……
とし子(16歳)「……」
カツーン……カツーン……
ミステリ「……」ピタッ
『超能力学園・天文台』
とし子(16歳)「……やっと着いたかあ」
『……!KEEP OUT!KEEP OUT!……』ジャラリッ……
ミステリ「……」ガチャガチャ
カチャンッ!
ミステリ「……どうぞ、中へ」ギイッ……
とし子(16歳)「ご丁寧に、どうもなあ」
カツーン……カツーン……
とし子(16歳)「……他の子たちはどうしたんや?」
ミステリ「『火』(カ)と『木』(モク)はここにいるはずですが、その他は存じ上げませんね」
とし子(16歳)「意外やなあ、『土』(ド)はおばちゃんのこと、待ち構えとる思うたけど」
ミステリ「『土』(ド)はまだ『天王』に勝てる力を持っていませんからね。慎重に行動しているのでしょう」
とし子(16歳)「今のおばちゃんかなりボロボロやから、襲われたらキツいんやけどなあ……」
ミステリ「そういえば、その手足は……能力による怪我ですか?」
とし子(16歳)「アヤネちゃんと、よおわからん能力者にやられてもうた。結構痛いわあ」
ミステリ「……治しましょう。意味はないかもしれませんが」スッ
ミステリ「……エイ・ベイ・スタアト・セレクト……『ABS2』」
能力を『リセット』する『能力』……
……『ABS2』(ソフトリセット)!!
ピシュン!!
ミステリ「……能力によって斬られた箇所と無理矢理くっつけた傷痕、全て元に戻しましたよ」
とし子(16歳)「どうも、ありがとうなあ。……これで、『冥王』の話を集中して聞けるわあ……」
カツーン……カツーン……
???「…………」ザッ
とし子(16歳)「……ご機嫌うるわしゅう、『冥王』」ペコリ
ミステリ「……連れて参りました。『天王』とし子です」
???「……」
ミステリイ・サアクルのトップ……『冥王』の容姿・性別>>562
白い学ラン。手で持つタイプのプライバシー保護ガラスを持っていて分からない。まぁ実は外れても大した意味もないんだけどw
冥王「……多大なるエネルギーの流出を感じた」
とし子(16歳)「……」
ミステリ「……」
冥王「見よ。星空を……月の先にある星の光が見えるか?あの弱々しく儚い光を。……無益な争いにより、また一つ星の光が弱まった。……『天王』」
とし子(16歳)「は、はい」ピシッ
冥王「貴様の動きにより、一つの星が死へと向かい、我々人類全体の、生物としての寿命が縮まった。……その分で貴様が得たものは、何だ?」
とし子(16歳)「……と、いうと」
冥王「……ムルに入れ知恵をしようとした、『男』という者に貴様は何を行った?」
ミステリ「……」
とし子(16歳)「……さすが、察しのいい……」
キーンコーンカーンコーン
男(19歳)「……」ポケーッ
委員長(……男君、すごい戦いに巻き込まれたって聞きましたけど……見た目が少し大人びた以外は、とくに怪我もなく元気そうで良かったです)
男(19歳)「……」ボーッ
先生「――では、この問題を……男っ」
男(19歳)「……」
先生「……男?起きてんのかッコラッ」
男(19歳)「……?……おれ?」キョロキョロ
先生「お前以外にいねーだろ」
男(19歳)「……えーっと、わからないです」
先生「……わからないって、お前……これ初歩的な問題だぞぉ?」
男(19歳)「はあ」
先生「全く……色々あって疲れてるかもしれないけど、もっとシャキっとしろよーっ」
男(19歳)「……」ポーッ
委員長「……?」(なんか……男君、ぼーっとしている……?)
カツーン
とし子(16歳)「おばちゃんの能力の真骨頂……『脳融解』(ブレインダムド)」
ミステリ「!……外法を」
とし子(16歳)「そう言いなやあ。この技を使うんは精密なコントロールが必要やねんでえ?身体を老いさせることはせず、脳の一部分だけを老化させ廃人にする秘術。ムフフ……」
冥王「……」
とし子(16歳)「ちょいとコントロールをしくじって、数歳年齢重ねたみたいやけどなあ。……脳みそのほうはもうオシマイや。ムル様の事もなんもかんも全部、忘れてもうたやろうねえ」
ミステリ「……彼の能力と人格には非常に興味深い点がありました。それを全て潰してしまうとは……!」
とし子(16歳)「待ちい、おばちゃんはいつでも石投げる時は、二羽三羽を狙って投げるんや。今回の『脳融解』(ブレインダムド)は、口封じ以外の目的があるんや」
ミステリ「……何?」
冥王「……彼を『引き金』とするつもりか」
とし子(16歳)「……そこまでバレとったら、しゃあないなあ……」
ミステリ「……?」
とし子(16歳)「ミステリ、アンタには悪いけどなあ……男君の『寿命』は、もってあと『一ヶ月』や」
バン
ミステリ「……なんですって?」
とし子(16歳)「脳内穴ぼこチーズ状態やからなあ。ミステリ……アンタが介入するか、『もう一つの方法』を使わん限り、男君はきっかり一ヶ月後に死ぬ」ニコッ
ミステリ「『もう一つの方法』……というのは……」
とし子(16歳)「無論、『カシオペアの涙』や。死の運命すらも捻じ曲げる秘宝。あの石さえ手に入ったら……男君は生き延びることが出来るやろう。これ……誰かさんの状況に似とらんかあ?」
ミステリ「……不治の病の『番長』か」
とし子(16歳)「ご名答。鬼の副番アヤネちゃんからの信頼が厚いっていう共通点もあるなあ。しかし……男君の寿命は、番長よりも遥かに短いでえ。男君の状況に気付いた時には、もう手遅れ一歩手前やろうなあ。病院でも治せん、気の長い交渉も無理……となると……」
ミステリ「……番長グループは石を奪おうとする。生徒会はそれを阻止しようとする」
とし子(16歳)「逆でも可やで。男君の寿命に気付くんが生徒会の連中やとしても、同じような事は起こるやろうなあ」
ミステリ「……貴女は……均衡を破り、戦争を起こすつもりなのですね」
とし子(16歳)「水面下で細々長々燃えられるんは、鬱陶しい。一回燃え上がって焼け野原になってもうたほうが、早く玉座に座れるんとちゃうかあ?」
冥王「……貴様の、宇宙に対する心構えは理解した。その行動が、この無益な冷戦を終わらせるためだというのもよく解った」
とし子(16歳)「……ありがとうございます」ペコリ
冥王「しかし……貴様のとった行動は……愚かだ。星の嵐を引き起こすぞ」
とし子(16歳)「嵐など、いくらでもこの身に受けましょう。すべては冥王……貴方のために」
冥王「……ミステリよ。この件に関して、貴様は動くな」
ミステリ「し、しかし……!」
冥王「見届けようではないか。この星の流れを。……とし子の選択した道をな」
とし子(16歳)「……身に余る光栄」ペコリッ
冥王「……しかし……ああ、しかし……」
とし子(16歳)「……?」
冥王「貴様の取った行動により、失われる星々の怒り・悲しみ……」
とし子(16歳)「……!」
冥王「……貴様に払えるか?星々の涙を・悲鳴を・血の代償を……?」
とし子(16歳)「……覚悟は、出来ております……!」
冥王「……そうか。ならば……」
冥王「『罰』を与える」
『罰』の内容>>575
※内容によっては、とし子が死ぬという展開もありえます。
ムチ打ちなら耐えるだろうけど、ギロチンなら死にます。
ファラリスの雄牛だと……どうなるんだろう?
貴重な存在を潰そうというのだから、保険として男の子供を産みなさい
冥王「この世界では『バランス』が大切だ。生と死は一定数でなければならない。小さなバランスの崩れが、星としての寿命を縮めてしまう……」
ぱちん、と冥王が指を鳴らすと、
部屋を囲む、黒く重い暗幕の一部分がするすると開き、
奥から十数人の男が現れた。
冥王「食べるなら作らなければならない。捨てるなら作らなければならない。壊すなら作らなければならない。死ぬなら……作らなければならない」
とし子(16歳)「……」
男共は衣服を身につけていない。
醜悪で……汚らしい、衛生概念の欠片もないような姿をしていた。
その臭いに、ミステリは顔をしかめた。
冥王「天王よ、貴様が産むのだ。……それこそが『罰』」
とし子(16歳)「嫌やなあ……おばちゃんこう見えて、乙女座の処女(おとめ)やねんでえ?」
男って主人公本人じゃねーのかよww
とし子(16歳)「この豚どもは、『金』(キン)のツテかあ?なるほど、アイツに似て気持ちの悪い……」
とし子に向かって、四方から腕が伸びる。
それを、余裕を持って避けながら、とし子は話を続けた。
とし子(16歳)「冥王、貴方がここまで趣味の悪い方やとは思わんかったでえ。肉体的拷問やったら素直に受けてあげてもよかったけど……」
冥王「……」
とし子(16歳)「こういう展開はお断りやなあ。身の毛がよだつで。貴方の低俗な性的快感のために、『罰』というものを受けるっていうのは」
冥王「だろうな。……だからこその『罰』なのだ。『罰』とは、その者が最も忌み嫌うものでなければ成り立たぬ」
とし子(16歳)「ぬかせ。それに――」
とし子が手で顔を覆うと、その顔に皺が刻まれた。
みるみるうちにそれは顔中に広がり、髪には白いものが混じり、手の甲は枯れ木のように水を失う。
16歳の乙女が放つ、若く甘い柑橘系の香りではなく、すえた古臭い加齢臭が周囲に漂った。
とし子(60歳)「――どうや?これで……?勃つもんやったら勃たせてみいや。そんなヤツがおるんやったら、逆にノってやってもええでえ?ムフ、ムフフ……」
>>581
展開思いつかないから逃げたんだよ言わせんな恥ずかしい
ミステリ「小賢しい」
とし子(60歳)「――ッ!」
ミステリの細い腕が、とし子の首を掴んだ。
そのまま乱暴に地面に引きずり倒し、囁く。
ミステリ「『ABS2』(ソフトリセット)」
バシュン!
とし子(17歳)「――ミステリッ!アンタッ……!!」
ミステリ「このような『罰』に反吐が出るのは、私も同じだ。だが、しかし……それが冥王の望むものなら、私は幾らでも泥水を啜る」
とし子(17歳)「待って――!!」
とし子の服に毛むくじゃらの手が伸びた。
ブラウスの胸元を掴み、一気に破かれる。
びりりという音と共に、形の良い乳房が外気に触れた。
男遊びをしていないというのは事実なようで……淡いピンク色の美しい乳首を持つ、穢れを知らぬ果実は、つんと上向きに男どもの性欲を煽った。
とし子(17歳)「……ぅ……!」
手が伸びる。
玩具のように、乳房は男どもに揉みしだかれた。
それは、女性のためを思った愛撫ではない。
ただただ、男どもを勃たせるためだけの、獣のような行いであった。
とし子(17歳)「ふっ……ざけんなッ!アンタらっ、ウチを誰やと思うとるねんッ!!汚い、触るなッ!!ウチは――んぐッ!?」
黙らせるように、とし子の口に、肉棒が突っ込まれた。
喉の奥にまで入り込み、目を白黒させる。
強烈な異臭と入り込んだ異物に、とし子は吐き気を催したが、
吐くことは出来ず、そのまま頭を掴まれて乱暴に前後に動かされる。
とし子(17歳)「んぶっ――んっ、ん――!!――うぐ――ッ!!」
いつの間にやら、すべすべで柔らかい手にも肉棒を持たされていた。
その手を上から、男の手が包み込み、オナホールのように動かされる。
能力を使えば、とし子はこの男どもを殺すことが出来たのだが――
初めての『営み』に、とし子はすっかり恐怖し、能力を使うことが出来なくなっていた。
『恐怖』だ。
そう、『恐怖』していたのだ。
能力者の戦いに慣れきって、腕の一本が飛ぼうとも平然としていられるこの女が、
事もあろうが、昨今では十数歳の餓鬼が猿のように行うこの『行為』に、
『恐怖』していたのだ。これほど可笑しいことがあるだろうか。
とし子(17歳)「やめ――んっ、ん――?――んぐうっ!!?」
口に突っ込まれていた肉棒が震え、どくんと性を放出する。
喉の奥底で出されたそれは、とし子の鼻や口の端からたらりと流れた。
その独特な青臭さに、とし子は涙を流しながら、必死で飲み込まないよう吐き出そうとした。
しかし――休む間もなく、別の手が伸び、髪を掴まれ――
別のモノを再度口に突っ込まれてしまった。
「もういいかな?」
男の一人が呟いた。
足を持ち上げられて、股に触られる。
ぴったりと閉じた、未だ経験の無い秘所は、一滴も濡れることなく乾いていたが……
男は気にもかけず、人差し指を差し込んだ。
とし子(17歳)「いッ!痛――ッ!!」
とし子は、股に触れる男の手を払いのけようとしたが、
逆にその手を掴まれて、床に押さえつけられてしまった。
「……まあ、いいか。大丈夫だろ。動かせれば、それで」
とし子の口に突っ込まれていた肉棒が、ぬちゃりと音をたてて引きぬかれ、
今度はそれを秘所の入口へと付けられた。
「ローション代わりだ。時期に濡れるさ」
反り勃った竿に力が込められ、硬く閉じられた門をこじ開けようとした。
とし子はそれを、精一杯の力で阻止しようとした。
無駄だった。
とし子(17歳)「痛――あっ!あーッ!あーッ!!」
破瓜の痛みがとし子を襲う。
身体の内側からずんと重く、迫り来るような痛みに身を捩らせる。
そこに性的快感は無く、ただただ恐怖と、痛みと、嫌悪感しかなかった。
「きっつゥ……チンコ切れるぞこれ」
「血で濡れるからいいじゃん」
「さっさと変われよ。キツキツなんて久しぶりだから楽しみだ」
両手で腰を支えられて、乱雑にストロークされる。
ごりごりと膣内を削られる。
摩擦によって熱を持ち、自分のものではないモノが内蔵をえぐる異物感に、発狂しそうになる。
とし子(16歳)「やめて――あっ、あっ……うう、うううう……!!」
涙を流しても、懇願しても、何も変わらなかった。
男の舌で、頬を舐め取られ、涙の代わりに白濁色の液体をかけられた。
生ぬるくどろりとしたそれを、拭き取ろうと手を伸ばす。
しかし、手のひらはすでに汚れていた。
身体中が青臭いことに、今更になって気がついた。
>>588
途中とし子16歳になったのはミスです。
「ああ、出るわ」
乱暴に抜き差しする男が、そう言った。
「マジかよ、早えな」
「大丈夫、リカバリーはもっと早え――うっ!」
とし子(17歳)「あっ!……ああ……出てる……!」
ごぽりと結合部から音がする。
粘り気のある濃い精子を、男は奥底に出しきろうと、深くモノを突っ込んだ。
「孕めよ、オラッ。孕め。俺の子を孕めッ」
とし子(17歳)「う……うう……」
醜い顔が近付き、とし子の唇を奪う。
黄色い舌がとし子の口内へと侵入し、歯茎を舐め上げた。
「俺の女だ、俺の、俺の――」
「変われ。アホな支配欲出してんじゃあねーよ」
膣からペニスが取り出され、たらりと精液が流れた。
別の男がそれを自分のモノに擦りつけ、また乱暴に奥へと突っ込む。
「おっ――中々具合いいじゃん」
とし子(17歳)「うっ……うっ、ひっく……ぐすっ……!」
性行為は何時間も続いた。
男どもは入れ替わり立ち代わりとし子の膣へペニスを突っ込み、
またとし子のあらゆる場所にモノを擦り付け、射精し、汚した。
とし子は嫌悪感と苦痛に耐え続けていたが……
次第に腹の底から感じる熱に、性的快感を覚えていった。
とし子(17歳)「嫌ッ!嫌――いや、なのに……!!うっ、ううっ……あっ、あっ、あんっ!」
終わることなく繰り返される酒池肉林の地獄。
それを……文字通り高みから、『8人』の男女が見つめていた。
ミステリ「趣味が悪いですね。……皆様、何処かへ行かれていたはずなのでは?」
「……」
ミステリ「……天王が『罰』を受ける所が見たい。……ただ、それだけなのですね」
「……」
冥王「……ミステリよ」
ミステリ「……はい」
冥王は、目を覆うガラスの仮面越しにも、しっかりと理解るくらい……
恐ろしい笑みを浮かべた。
冥王「祝おうではないか。新たなる生命の誕生を。……それは、そう。星の誕生に似ている」
ミステリ「……はい」
暗い恐怖が辺りを包んでいた。
ミステリは、『星』が幸せである事を祈った。
…………
今回はここまで。
俺にエロを書けっていうのが間違ってる
ムルと面識無い(?)のを利用して、ボンクラになってる男の所に能力で姿を偽って世話をしにいく→二人っきりになった所を襲う、でよかった気も
まぁ強キャラはリタイアさせなきゃ不味いから仕方ない
それにボスのゲスさの演出にもなったし
ボスはどれくらい酷いリタイアをしてくれるんだろう(期待
間違ってるとか言う割には結構な出来だと思うけど
キーンコーンカーンコーン……
男(19歳)「……」ポケーッ
友「男、お前またぼーっとしてんのか」
男(19歳)「うん?ああ、えっと…………?」
友「……友だよ」
男(19歳)「ああ、友君か……何?」
友「……次体育だぞ。準備しろよ」
男(19歳)「準備……」
友「……体操服に着替えろよ」
男(19歳)「ああ、わかった」
キーンコーンカーンコーン……
ムル「んー、男子帰ってくるの遅いねー。昼休憩入っちゃったよ」モグモグ
委員長「ムルさん、ごはん粒が口元に付いていますよ」フキフキ
ムル「ありがとーいいんちょー」ニパー
友「はあ……ここ座っていい?」ガタッ
ムル「きょかしようっ!」
委員長「あら、友さん。着替えるの遅かったですね……どうかしたのですか?」
友「男の頭に野球ボールがメリこんだ。軽傷だけど保健室に連れてったよ……あんくらい避けろっつーの。ハア……」
委員長「……また男君、ですか……」
友「最近のアイツ、マジでおかしいぜ。全体的にボサっとしすぎだ」パクパク
委員長「戦いに巻き込まれて、少し成長した時から……ですかね」
友「……身体以外にも、頭とかに能力くらってるんじゃあねーの?」
委員長「可能性が無いとは言えませんが……もしそうだとしても、一体どうすればいいのですか?」
友「……男に能力攻撃したやつをとっちめる」
委員長「友さん無能力者ですよね?」
友「……生徒会長に頼み込む」
委員長「生徒会長は忙しい方なので……」
友「……ムルの石」
委員長「使用を禁止されていますよ。……ムルさんのために出来た、特別な校則によって」
ムル「むふー、あたしってばとくべつなのねっ!」
友「打つ手無いじゃん」
委員長「まあ……人間少し呆けてしまうこともあるでしょう。男君は、転校したてで様々な戦いに巻き込まれていましたからね……」
友「けどあのボケ具合は心配になるレベルだぜ?」
ムル「大丈夫だ、あたしを信じろ!」
友「不安しかないわい」
委員長「まあ、これからは私が男君の様子を見ますので。調子が戻るまで……出来る限り男君の力になりましょう」
友「ん、俺も手伝うよ」
委員長「ええ。お願いします。……そういえば」
友「何?」
委員長「男君は……今保健室で一人なのですか?」
友「うん」
委員長「……大丈夫なのですかね……?」
友「さすがに保健室から教室に戻るくらい――」
委員長「……」
友「……心配だな……」
ムル「のたれ死んでなきゃーいいけど」モグモグ
男(19歳)「……ここは……何処なんだろう」
テクテク……
男(19歳)「俺は……何処に向かってたんだろ。家?学校?……病院?」
テクテク……
男(19歳)「……ああ、学校はここか。じゃあ……学校じゃあないのかな。俺は……何をしてるんだろう」
テクテク……
男(19歳)「それにしても……さっきのアレ、すっげぇ面白かったなあ。アハ、アハハ、アハハハハ……ハハ……」
……ピタッ
男(19歳)「……さっきのアレって、何だっけ……?」
グラッ……
男(19歳)「……あたまが……いたいなあ……そとがわと、うちがわから、いたいな……」
ヨロッ
ドサッ
男(19歳)「うるさいな……眠いんだよ。寝かせてくれよ……耳元で、うるさいよ……ぶぅーんって……」
・ ・ ・
男(19歳)「頭が痛い……なんだ?なんで……目の前に、壁が?……これは……床、かあ……なんで寝てるんだろう、俺……」
・ ・ ・
男(19歳)「ああ……眠いや……俺は……そうだ、俺は。……トップに向かって歩いていたはずなんだ」
・ ・ ・
男(19歳)「……トップ?トップって何?……北?東?西?……」
・ ・ ・
男(19歳)「……南が好きだな。あったかくて……眠くってさ……」
・ ・ ・
男(19歳)「…………」
男「…………」
・ ・ ・
男「…………」
・ ・ !
男「…………」
!……ッタッタッタ……!
男「…………ん……」
タッタッタッタ!!
「――男――おい――しっかり――!!」
男「……あ、んた……は……?」
1.アヤネちゃん?
2.委員長?
3.あゆみさん?
4.友?
>>608
ここで4なんてのもアリかと思うんだ
男「……とも?」
…………
…………
ガバッ
男(19歳)「……ここは?」
友「おおっ!目え覚ましたかよっ男ッ!!」
男(19歳)「……友?」
友「あー、マジで良かったー!廊下でぶっ倒れてるの見た時はやべーって思ったぜ。いやー、処置が適切だったからだなー。うんうん」
男(19歳)「……なんだ、この……古くて汚い部屋は……?」
友「汚い言うなよ、お前……死ぬぞマジで」
男(19歳)「はい?」
友「いや……ごめん俺が悪かった。助けるためにいっぱいいっぱいだったんだ……悪い」
男(19歳)「えっごめん話が読めない」
友「とりあえず、目が覚めたんなら……逃げるぞ」
男(19歳)「えっどういう事?」
友「静かにっ!誰にもバレないようにこの『旧部室棟』から出るんだよっ!もし見つかったら何されるか――」
コンコンッ
友「!!」ビクッ!
「声が聞こえるが……男君、目が覚めたのかい?……入っても?」
男(19歳)「……この声……」
友「ひ、ヒイイッ!ど、どうぞっ!!」
ガラガラッ
アヤネ「失礼するよ。……どうだい?男君、調子は」
男(19歳)「……アヤネ、ちゃん?どうって……まあ、大丈夫ですけど」
友「……」ガクブル
男(19歳)「……友?」
友「……いや、その、ホント……マジでゴメン、男」
男(19歳)「?」
友「倒れてる男を見つけた時、周りには誰も居なくってさ……泣きそうになってたら、そこに調度副番長が通りかかったんだよ……」ヒソヒソ
男(19歳)「……はあ」
友「んで……なんか、血迷って……土下座して助け求めちゃったんだ……」ヒソヒソ
男(19歳)「?……別に恥ずかしい事じゃあないとは思うけど」
友「そうじゃあねえよ!お前――ここは――ここはなあッ!!」
友「この取り壊し寸前の旧部室棟は――番長グループのたまり場なんだぞおおおおおお!!?」
バーン!!
男(19歳)「……へえー」
友「リアクションうっすうううううううううううう!!!?食いつけよ!もっと入れ食いフィーバーしろよ!もっと熱くなれよおおおお!!?」
アヤネ「……面白い友人だね?」
男(19歳)「そうっすねえ……」
本日はここまで。
番長グループ仲間ルートに入りました。
(あゆみ・委員長だと生徒会仲間ルートでした)
ああ、なんか久々に安価スレっぽい……
……もっと安価増やしたほうがいいんかな、マジで
友「ああ、俺はなんて愚かな事をしてしまったんだろう……」サメザメ
アヤネ「えーっと、友君……だったかな?」
友「ふあっ!?はははは、はいいっ!?」ビクウッ!
アヤネ「少し……話があるんだ。いいかな?」
友「あっ!いやっ、そのっ!俺金持ってないですしっ!食っても美味しくないと思いますよっ!?」アセアセッ
アヤネ「……何の話だい?」
友「あーっ、だからといってサンドバックにするのも勘弁願いたいと言いますか……いやその、男を助けて頂いた件については、お礼申し上げますが……金品なんかは3DSくらいしか持ってないのでゴザイマス……」
アヤネ「……」
友「だからその、ワタクシが出来ることなど何も無いので、どうかっ!どうか命だけは……」
アヤネ「……がおーっ!」ガーッ
友「うひいいいいいいっっっッッッ!!!!」ズザザザーッ!!
アヤネ「……少し落ち着きなさい、キミ。それだけ怖がられると、その、なんだ……少し傷付く」
友「……ごめんなさい」
アヤネ「男君は少し、この部屋で休んでいてくれるかい?」
男「はあ」
アヤネ「それでは、少し外で……廊下で話そうか」
友「うう……短い人生だったなあ……」シクシク
アヤネ「……友君、男君の身体の事で、話があるんだよ」ヒソッ
友「……!」
ガラガラッ
ピシャリ
友「……えっと、さっそくですけど……男の身体の事って?」
アヤネ「それは……」
ザッ!
トウヤ「お待たせしましたあああ!!副番長様っ!!先生を連れて参りましたあああッッ!」バンッ!
保険医「こんにちはぁー、アヤネちゃん」フリフリ
友(ゲエーッ!炎の斬り込み隊長っ!?)
アヤネ「ご苦労様、トウヤ君。先生、わざわざこんな所までお呼びして申し訳ありません」ペコリ
保険医「あらいいのよー。立ち入り禁止の旧部室棟に入るの、夢だったの」ウフフー
アヤネ「……先生に危険は無かっただろうね?」ジロリ
トウヤ「『現実的な決闘者』(デュエリアリスト)のゴロツキ2に絡まれましたが、ブン殴っておきましたっ!!」
アヤネ「なら良し」グッ
友「容赦ねえな……」
ト、 _
l ヽ-‐ニニニニ二二/` きた きた きた
┌┐ ┌┐ `ヽ ミミ、ヽV// きた きた
┌┘└┐ ┌┘└─┐. ノ __ヽf´/マェ‐、 きた きた
├‐ ‐┤ └┐┌r‐┴┐ ┌─ V,, / _ハ‐ヨrtk' ̄ ────┐
└┐┌┘ | |└─ ┘ └‐./ i´ ̄リ)っ'_」 ‐────┘┌─‐┐
. 「└┴┐ .| | ┌─┐,. <::::::\ トr‐' r_T └┐ |
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. i : : : : : : : ,': : : : : : : : i: : : /: /: : : i: : ヽノ、 /ノ(o(o/oソ、'つ
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i: : : : :l : |: : :、: /: : : : : :/
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アヤネ「では、先生?男君の身体の事……説明お願いできますか?」
保険医「ええー、いいわよお。えっとね、4時間目に男君、ボールが頭に当たったって言って保健室に連れて来られたんだけど、脳にダメージが無いか、調べてみたのよお。……私の能力『鉄球スキャン』で」
友「あ、先生も能力者なんですね」
保険医「うんっ。といっても、超能力は想像力豊かな高校生の頃が一番強いって言われてて、先生もうあまり強い力は使えないのよねえ」ハァ
アヤネ「……まだまだお若いと思いますが」
保険医「アヤネちゃん、女の子はハタチ超えたらすぐにオバサンになるからね。いつまでも若さに甘えてちゃダメよ」キリッ
アヤネ「は、はあ……」
友「それで、そのスキャンで……何かわかったのですか?」
保険医「うん……写真に映してみたわ。見てくれる?」パサッ
狂牛病の恐怖
アヤネ「!……事前に聞いていましたが、これは……」
友「えっちょっと待ってよくわかんないんだけど」
保険医「んー、見慣れてないと分かりづらいかな?ほら、ここ……脳の一部が真っ黒になっているでしょう?」
友「はい。……けっこういろんな所が黒くなってますね」
保険医「その部分……『無い』のよ」
友「……は?」
保険医「黒くなっている部分は、穴ぼこになってる部分なの。……男君の脳の、様々な所が無くなってる」
友「……えっどういう事?」
アヤネ「アルツハイマー……に近いかな。若くして脳が老人と同じスポンジ状態になっている」
保険医「医学者から見れば、これは自然に起きたものじゃあないってすぐ解るわ。穴が出来た部分が局地的すぎるもの」
アヤネ「……先生、男君の『寿命』は?」
保険医「保ってあと『1週間』……って所かしら。今言葉を話せるだけで奇跡なのよ。最悪、昏睡状態に陥ってもおかしくないわ」
アヤネ「……とし子め、やってくれたな……」
アヤネ「……これは『怪我』ではなく『老化』だから、治す能力者では無理か。やはり……能力を消す能力者か、あの『石』に頼るしか……」ブツブツ
トウヤ「副番長様、失礼だとは思います。しかし、少し意見を述べても?」
アヤネ「……なんだい?」
トウヤ「俺はあの男というヤツについて、詳しくありません。ほとんど赤の他人です。しかし……あいつが死にかけてるというのなら、放っておくことは出来ません。漢として」
アヤネ「……」
トウヤ「だがッ!副番長様、貴女が男のために、我が番長グループを使うというのは間違っていますッ!!俺達は副番長様のコマじゃあないッ!!それぞれが仲間であり個人なんですよ……それを理解していただきたいのですッッ!!」
アヤネ「……わかってるよ、トウヤ君」
「……本当にわかってるのかねェ?ああ?おい、アヤネぇ……」
アヤネ「……」
ザッ!
害男「わかってンならよォ~~……あの男とかいうヤロー、さっさと外にほっぽり出せよなァァ~~。いつからここはラブホになったんだあ?アア?くせェェ~~発情したメスネコのニオイがプンプンするぜェェ~~ッ」
アヤネ「……害男」
ザッ!!
ゴロツキ1「俺らはマジに反対だぜェェー。死ぬんなら勝手にのたれ死んどけよッ。トウヤみてーにクソマジメな心なんざ持ってねえっつーの。『漢』だあ?そりゃあ笑かしてんのかよッ?ギャハハ!」
トウヤ「何だと……!?」
ザッ!!!
ゴロツキ2「 );;)ω(;;( 」
友「おいすでに一人ボコボコにされてんだけど」
>>622
そういえば世界仰天ニュースで狂牛病になった女の人の話やってたな
トウヤ「すまんちょっとやり過ぎた」
保険医「大丈夫?ゴロツキ2君……待ってね、今消毒液出すから」
ゴロツキ2「あっすんません」
害男「後でやれ後で!……アヤネぇ、テメーんとこのイヌが俺の下っ端に、ナメたマネしてくれたみてえだなあ?」
アヤネ「害男君、キミのように勘違いをしている子は多いが……番長グループにいる限り、キミ達はみんなボクの部下に当たるのだよ。あまり言いたくはないが、グループ内での地位はボクやトウヤ君の方が上だ」
害男「違えええなあ。俺が忠誠を誓ったんは番長にだけだ。テメェら腰巾着には誓ってねえ」
トウヤ「……取り消せ、害男」
害男「あァ?」
アヤネ「やめよう、トウヤ君」
番長グループから独立した不良集団が形成されたのかと思った
トウヤ「……俺のことはなんと言われてもいい。だが……しかしッ!副番長様に対する無礼な口ぶりは絶対に許さんッ……許さんぞぉぉぉ!!」
害男「うるせぇーぞクソイヌッ!副番副番ってロリコンかっテメエッ!!テメェらにヘーコラ尻尾ふる義理なんざねえんだよッボゲッ!」
トウヤ「ハンッ!笑わせるな害男ッ!!テメェは番長にすら尻尾を振りきれてねえだろうがッ!!」
害男「んだとォ?」
トウヤ「番長が最近姿を見せなくなったと思ったら、ムネ張って偉そうに動きやがって!番長の目ェ気にしてコソコソしてんじゃあねえッ!!それでも漢かァアアア!!?」
害男「……ゴング鳴らしたんはテメェだぜ……」
トウヤ「いいや、貴様だ。すでに……『鼓動』(エンジン)はたっぷり温まってる……!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
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/::ヽ. 「::::l /} /:::/ /´::::/ /´::::> ,.-.、_ __,,..、
〈:::::::ハ |:::::j '´ |:::::/ /:::::::/./! /:::::/ /:::::/ /::::::::j__
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V:::::l /::::}. l:::::!ヽ一' l/ /::::::< └-' 〈_:/ /::::://:::::::/,.ヘ. /:::::/
V:::レ::::::::r' .l:::::l /:::;へ::::\ /:::::< ー-'<:://::::::://:ヽ
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ヽ::::〉 |::/  ̄ /::::;::::::::\ ヽ'
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>>628
虎の威を借る狐というやつです。
害男は番長グループという事を生かして好き勝手やってます。
番長が病にかかり表舞台に立てなくなってから(病気という事を知ってるのは数人のみ)
それまで押さえつけられていた末端の不良たちは、勝手に数名のチームを作って悪いことしてます。
……そんなイメージでお楽しみください。
>>631
なるほど
ザワザワザワ……
友(な……なんか野次馬が集まってる……)
不良1「何なに?トウヤと害男がやんの?」
不良2「勝てねえだろう害男はよーッ。血ィ!血ィ見せろォーッ!」
不良3「キャットファイト見せろよー」
友(……ガラよくなくって、超怖いんですけど)
トウヤ「……」
害男「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
トウヤ「貴様なんざ『ファーストギア』で十分だァァァァァァァァァアアアア!」ガコン!
害男「死にくされェェェ!!『逆転才蛮』ッッ!!!」
グオッ!!
アヤメ「や め な さ い !」
ド――ンッ!!
トウヤ「……」キンキン
害男「……」キンキン
友「な……なんちゅう声ですか……」キンキン
アヤメ「二人とも……グループ内でのケンカはご法度だよ。『番長が一番に定めたルール』……忘れたわけじゃあないよね?」
トウヤ「うぐッ……その……ごめんなさい」
害男「ッ……ざけんなッアヤメぇッ!テメェー俺が番長の名前出したらヘーコラすっと思うなよォォッ!!?トウヤなんざ後だ後ッ!テメェーからぶっ殺してやんぜェェッ!!」
アヤメ「……ハァーッ……仕方無い。……これだけは使いたくなかったが……」
スッ……!
害男「!?」ピクッ!
友(な、何だ!?両手の拳をあごの前に揃えて……縮こまった!?見たことない構えだ……)
害男「ほぉー、殺る気かよッ!?来いよオラッ。こっちも殺る気マンマンだぜェ~~?」
アヤメ「……すぅー…………」
あっやべ普通に名前間違えた。
アヤネねアヤネ
アヤネ「…………ふぇ……」じわっ
トウヤ「!?」
害男「!?」
不良1「!?」
不良2「!?」
不良3「ktkr!?」
友「!?」
おい不良3
アヤネ「ふえええぇぇぇ……」シクシクシク
不良1「あー、なーかしたーなーかしたー」
不良2「せーんせーに言うたーろー」
害男「ふざけんなああああ!!テメェー俺とタメだろうがよおオオォォ!!?」
アヤネ「ふぇえーん、せんせえ、せんせえー」テコテコテコ
保険医「はいはい、なあーに?アヤネちゃん?」
アヤネ「がいおくんがー、がいおくんがいじめるー」ビエエー
保険医「はーいよちよち、泣かないのー。害男君も悪気があったわけじゃあないのよ。ねっ?」
害男「何なのそのノリ!?やめて小学生のころ思い出すから!!」
トウヤ「害男……謝れ」ポンッ
不良3「俺達、紳士だろ……?」キラリッ
害男「爽やかな笑顔してんじゃねえ殺すぞ!!」
アヤネ「がいおくん……」
害男「アア?んだよ!?」
アヤネ「ううっ……ボク、おこってないから……なかなおりしよう。ねっ?」ニパッ
ゴロツキ1「ああっ、泣き顔を一生懸命こらえての精一杯のにこやかスマイル……」
ゴロツキ2「ロリコンじゃなくても恋にフォーリンラブだわ……」
害男「お前ら全員死ねばいいのに!!」
友「すでにロリコンの俺に死角は無かった」
不良3「奇遇だな、俺もだ」
害男「なんなのお前ら!?」
害男「ちっ……止めだ止め!しらけちまったぜクソがッ!」
アヤメ「フフ……そう言ってもらえると助かるよ」
害男「……」
アヤネ「ボク達は不良かもしれないが……仲間同士でいがみ合うような事、してほしくないんだよ。ボクはね。……皆仲がいいのが一番さ」
害男「ケッ……寝る。三階レスリング部の部室入るなよ。あと……テメェはもうちょい演技を磨け」
アヤネ「ああ、わかったよ。……フフ……さて、と」
クルリッ
アヤネ「ちょっと、不良3君に……友君?」
不良3「えっ」
友「えっ」
アヤネ「話があるんだけど……いいかな?」ニコッ
友(あっ詰んだ)
不良3「やべえご褒美じゃん」ハァハァ
友(この人強ぇ)
アヤネ「少し……人格を矯正しないと、ね?」ニコニコ
友(……もう少し、生きたかったなあ……)
トウヤ「……頑張れ」グッ
――アヤネの説教は、数時間に渡って続いた……。
本日はここまで。
今まで出てきたキャラも使い捨てじゃあなく、ちゃんと生きてるんだよ……っていう話。
不良3とは気が合いそうだ・・・うわなにをするやめr
ホー、ホー……
アヤネ「話に夢中になっていたら、すっかり暗くなってしまったね……」
友「ようじょこわい、ようじょつよい……」ガクブル
不良3「久々に栄養補給出来たわ」ツヤツヤ
友「もうホントやめてまた説教されたらどうするのマジで」
アヤネ「さて、と。トウヤ君」
トウヤ「押忍、なんスか?」
アヤネ「……保険の先生は、無事送り届けてくれたみたいだね?」
トウヤ「勝手ながら、長くなると思いましてお話中にお返ししましたっ」
アヤネ「いや、気が回っていなかったボクが悪かったよ。ありがとう。……ついでにもう一つ、いいかな?」
トウヤ「なんスか?」
アヤネ「『水の参謀』を、呼んできてくれるかい?」
トウヤ「……」ウグッ
アヤネ「コラ、そんな顔をしないでくれ。キミが参謀と仲が悪いのは知っているけど、同じグループの仲間だろう?」
トウヤ「……すんません」
アヤネ「まあ長く話すつもりは無いのだけど……少し伝えたいことがあってね。今何処にいるかわかるかい?」
トウヤ「えっと……」
ザッ!
???「……」
トウヤ「……げっ」
アヤネ「ん?」
友(!……み、水の参謀ッ!?)
番長グループ・水の参謀の見た目・性別>>649
名前>>651
常に目を閉じているスレンダーめの女性
紺のロングストレートヘアー
静かな雰囲気を湛えている
サエ
苗字は>>1のご自由に
サエ「……私を呼びましたか?アヤネさん」スラッ……
アヤネ「サエちゃん。調度探していた所だよ」
トウヤ「……参謀、遅かったじゃあねーか。今まで何してやがったんだ、ああ?」
サエ「図書館で、本を。……思想家についての書物は粗方目を通しましたので、趣向を変えて夢野久作の『少女地獄』を読んでいました。彼女が嘘をついた理由を考えていたら、こんな時間になってしまいましたわ」
トウヤ「テメェ……やっぱり、俺と考えが全く合わねぇみてえだな……!」
サエ「……?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
トウヤ「夜遅くまで薄暗い図書館で本読んだら、目ェ悪くなるだろうがァァァァァァァ!!!」
サエ「トウヤ君……こう見えて私、目が良いんですよ?よく知ってると思いますけど……」
トウヤ「あーあそうだなあッ!!テメェーは昔っから目ェ閉じてるくせに遠くのモンまでよく見えてたよ!!けどなあ!それが悪くなったらどうなるんだよこのボケェェェ!!視力は一生の宝もんなんだよォォォォォ!!!」
サエ「そうは言いましても……私、読書が困難なほど暗い所で読んでたわけじゃありませんもの」
トウヤ「それにッ!!こんなに夜遅くに帰ってきたら副番長様が心配するだろうがああああ!!」
アヤネ「いや、ボクは別に……」
トウヤ「我が家は門限8時なんだよォォ!!理解してんのかァァァァ!!?アアンッ!!?」
サエ「今7時45分ですけれど?」
トウヤ「この世は15分前行動なんだよォォォォ!!!ナメんじゃあねえええええ!!!」
どこが不良だよって感じだな・・・
いや、それはアヤネもか
ギャーギャー!ワイワイ!
友「……えーっと、あの……?」
アヤネ「番長グループ2年のサエちゃん。トウヤ君とは幼なじみで、昔から一緒に遊んでいたそうだよ」
ワーワー!ギャイギャイ!
アヤネ「ボク達は番長以外に、明確な地位を定めたわけじゃあないが……この学園の噂では、副番・参謀・斬り込み隊長の順に強いと言われているね。それが気に食わないらしくて、トウヤ君はよくサエちゃんと喧嘩するんだよ……」
ギャーギャー!ギャイギャイ!
アヤネ「性格も本当、水と油だし……仲良くしてもらいたいものだよ、全く」
友「お言葉っすけど、メチャクチャ仲良いパターンですよあれ」
>>655
>>401で少し書きましたが、番長グループは全員不良で構成されてるわけじゃあなく、
能力とうまく向き合えないような人、自分の能力にトラウマがある人なんかも集めたグループになってます。
大体割合的には不良7・一般人2・変態1で構成されてます。
そんなイメージで。
アヤネ「さて、本題に入ろうか?サエちゃん」
サエ「はい。何なりと」
アヤネ「まず……そうだね、彼に……ボクの友達の友達なんだが」
友「あ、友です。はじめまして……」
サエ「……宜しくお願いします」ペコリ
アヤネ「彼に今晩泊まる『部屋』を与えてくれるかい?」
サエ「わかりました」
友「……んっ?」
友「えっちょっと待って」
アヤネ「何だい?」
友「部屋って……えっ?いや、そこまでしなくっても、俺個人寮ありますけど?」
不良1「やめとけやめとけー。こんな時間にここから出たら、生徒会に攻撃されっぞ」
友「はっ!?」
不良2「夜間、学園敷地内への侵入を禁じる。……校則だよ、校則ゥー。しかも重度の……攻撃許可されるレベルの校則だなッ。この旧部室棟はギリ敷地外なんだよ」
不良3「無能力者なら死ぬな、マジで。俺は気持ちいいと思うけど」
友「いや、その……けどこんなボロボロの旧部室棟に泊まるって……」
アヤネ「……すまないね、友君。……ボク達は皆、ここで寝泊まりしているんだよ」
友「えっ」
不良2「個人寮追い出されてンだよッ。番長グループに世間はツメたいのっ」
友が社会的に終わった
サエ「心配しなくとも、シャワーなら一階にあります。部屋も綺麗な部屋を見繕いましょう」
アヤネ「着替えも、一日くらいなら昔の体操服等があるだろう……食事も蓄えならばある。不自由はさせないよ」
友(あ、ああ……さっさとこんな怖いとこから帰って、副番長をごはんはおかずでスカーイハーイ!しようと思ったのに……!)
アヤネ「……確かに、老朽化の進んでいる所は、どうしようもならないよ。……汚くて我慢ならないかもしれないが……すまない。一日だけ、辛抱してくれるかい?」
友「い、いやあ!アハハ!よく見たらオモムキがあって良い所じゃあーないっすか!アハ、アハ……はあ」
不良1「よっしゃ漫研でダベろうぜ」
不良2「酒飲もうぜー酒ー。金麦持ってきた」
不良3「たまもとアリスどっちが可愛いかで朝までダベろうぜ。お前どっち派?」
友「うーん、難しいけど……ロリアリスかなあ」
不良3「マジで?俺ルカきゅんだわー」
ワイワイ……
アヤネ「待て君たち。お酒は没収だ」
不良s「「「「えーっ……」」」」
アヤネ「君たちはまだ未成年だろう?全く……」ガサッ
サエ「っていうか友さん、めちゃくちゃ馴染んでおりますね……」
トウヤ「では、副番長様。俺もここで」
アヤネ「ああ。ありがとう、トウヤ君。……さて」
サエ「部屋ならば後で用意します。……まあ、あの様子だと必要ないでしょうけれど」
アヤネ「ああ頼む。それと……サエちゃん」
サエ「はい」
アヤネ「緊急連絡だ。急で悪いが……全番長グループメンバーに伝えてほしいことがある」
サエ「……何でしょう」
アヤネ「……明日の朝、9時より……」
サエ「……」
アヤネ「……『わくわくティータイム』を開催する。必ず……全員参加するように!」
ドン!
サエ「……かしこまりました」ペコリ
本日はここまでです。
>>661
安価次第ですが……まあ、後々そうなると思います。すまん友
あかんわ仕事忙しすぎるわ
年明けてから再開します。たぶん大丈夫だと思うけど、落ちたらごめん
チュンチュン……
友「ふぁあ……眠っ」
不良1「お前ホームランバットふざけんなよコラお前」
不良2「お前だってバンパーブン投げてただけじゃねーか俺のサムス死んだぞコラ」
不良3「ピカチュウでサムスに電撃当てて中身見るの楽しすぎワロタwwwwww」
友「なんで取り壊し予定の旧部室棟に64とテレビがあるんだろう」
不良1「金出し合ってハードオフで買った」
不良2「最初はゲームキューブだったけど、副番に鈍器の持ち込みを禁止されてな……」
不良3「今度ディディーコングレーシングやろうぜ」
友「マジか、俺つえーぜ?絶対負けな……ちょっと待って」
友「あっぶねー。超馴染んでたけど……ぼく部外者ですからね?」
不良1「?」
不良2「??」
友「いや不思議そうな顔されましても」
不良3「なんか言ったかよ?不良4?」
友「名前変えないで!俺は一般生徒の友だから!」
不良1「あーはいはい。友な友」
不良2「んじゃあ行こうぜー友。4階修練場で副番がお待ちだ」
友「やべえ『男の友達』から『不良の友達』にクラスチェンジしとる」
不良3「えーもう俺らダチじゃね?なんか不満なの?」
友「不満はあんま無いけど社会的地位のほうが大切だい」
不良1「ま、その話は置いといて……着いたぞ。修練場」
友「……階段上がってすぐに扉にブチ当たりましたけど」
不良2「この旧部室棟の4階は、修練場しか無いからなあ。ちなみに能力者が100人暴れても」
不良3「ダイジョーブっ!」
友「1フロアぶち抜きって事っすか?そんなデカくてしかも頑丈な部屋でティータイムやらんでも……適当な部室で良くないっすか?」
不良2「他の部室は大半使用済みだからなあ……それにここしか全番長グループメンバー入らねえんだよ」
不良1「たまに乱闘起こるしな」
友「なにそれ怖い」
不良3「さっさと入ろうぜー。そろそろ9時なる」
友「待ってまだ心の準備が……」
不良1「失礼します!不良1、入ります!」
ガラッ!!
友「ちょっとは人の話聞いてくれてもいいじゃん……」
「「「「「…………」」」」」
ジロリ……
友「うっ……!」タジッ
アヤネ「ああ、よく来たね。フフ……まあ、座ってくれるかい?座布団で申し訳ないが……」
不良2「ういーっす」
不良3「失礼しまーす」スタスタ…
友(こ……これが、番長グループ……!メンバーを全員把握してる訳じゃなかったけど……なんていう人数だ。100人近くいるぜ)
モヒカン「……」ジロジロ
スケバン「……ケッ」
友(い、いかにもヤベーって見た目の人が結構いるな……けど……)
アホ毛「……」ポケーッ
メガネ「……」クイッ
友(どう見ても一般生徒っていう奴も何人かいる……本当に番長グループなのか?あの人たちは……)
無精髭「おいおいアヤネちゃんよォー、もう全員集まっただろうがァ!?さっさと話始めようぜ。俺ァー切り刻まなきゃあならん奴らがアホみてーにいるんだよッ!!」
犬耳「ううう!腹切りだね!麻酔無しだね!楽しみだね!わんわん!!」
無精髭「切らせろォー、血ぃー血ぃー血ぃー!!」ガンガン
友(……あの人達には近寄らないようにしよう!!)
アヤネ「まあ……少し待ってくれるかい?今トウヤ君達が……」
トウヤ「お待たせしましたあっ!!」ガラッ!
トウヤ「ティータイムに参加しようとしないグループメンバー、連れて参りましたッ!!」
害男「ち……畜生トウヤァ~~……」ボロッ
ゴロツキ2「やっぱ勝てんわ」ボロッ
サエ「ふう……いい運動になりましたわ」
ゴロツキ1「離せチクショーッ、掴むんならもっと挟み込むようにガッツリ掴めやあッ!」ボロッ
アヤネ「ご苦労様。さて……」
ザッ
アヤネ「全員集まった所で……これより、『わくわくティータイム』を開催する」
バン!
友「……ゴクリ」
友(い、一体……『わくわくティータイム』って何なんだ……!?)
不良1「『わくわく』……『わくわく』ねえ」
友「!?」
不良2「副番、こんな朝早くからこのような事を行うのは関心いたしませんなあ」
アヤネ「……どういう事だい?」
友(ま、まさか……『ティータイム』は隠語で、実際はヤクを楽しむ会……とかか!?)
不良1「『ティータイム』といったら普通『放課後』だろうがぁぁぁぁ!!」
不良2「『放課後ティータイム』はいつまでも放課後なんだよコラァァァァァ!!」
不良3「田井中律っちゃんの可愛さナメんなよウォリャァァァァァァァアア!!!」
友「あっ違うわこれなんか残念だもん」
アヤネ「……まあ、君たちの話は置いておこう」
不良1「置いとかれちゃったよ」
不良2「しかしアヤネ、以外にもこれをスルー(アカギナレーションっぽく)」
不良3「置いといてもいいけど、律っちゃんは俺の嫁だからね」
友「もうなんか……何?あんたら何なの?」
アヤネ「今回のお茶菓子は、カスタードパイを用意したよ」スッ
友「へえ、なんか美味しそう……」
モ不良「お茶菓子は全部僕の自信作さ!甘さとパイのサクサク感にこだわってみたよ!」バーン!
友「アンタの能力かよ」
アヤネ「お茶もパイもお代わりはたっぷりある。では……」
「「「「「いただきまーす」」」」」
サクサク……
不良1「ん、うまいなモブテメェやるじゃねーか」
不良2「ついでにジュース買ってこいよモブおらっ」
モ不良「お茶からジュースいらなくない?」
不良3「うるせえ口答えすんなショタチンポなめんぞコラ」
友「えーっと……あの、質問!!」
不良2「はい何ですか友君」
友「『わくわくティータイム』って……何?」
不良1「お茶飲む会」ズズーッ
不良2「お菓子食う会」
不良3「副番長から大切なお話がある会」
友「今不良3が真面目な事言った!けど不良3だから嘘っぽい!!」
ワイワイガヤガヤ……
モヒカン「……そろそろいーっスか?副番」
ピタッ……
アヤネ「……何だい?」
モヒカン「ティータイムは恒例行事で、毎回副番がいろんな話すんのはわかってるッス。けど、なんで今回は全員参加で、しかもこんな時間に急に始めたンか……教えてくださいっすサーセンッ」
アヤネ「……」
シーン……
スキンヘッド「……それってよオ、昨日ウチに来た奴が関係すんのかよ?アヤネちゃん」
アホ毛「昨日ウチに来た奴ってー?」
スケバン「アタイ知ってるよ。1年転校生の男って奴だ。グッタリしててアヤネちゃんに運び込まれてた」
リーゼント「オイんな事ァ俺知らねーぞゴラァっ」
マスク「部外者いんのかよ……ここによォ」
茶髪「空気悪くなんぜ……ケッ」
ザワザワ……
不良1「おい待てやテメエらッ!!部外者っつーならよォ~~……ここにいる友もそうだぜ!!」
友「お前ちょっとなんで今そんな事言ったのお前」
不良2「けどコイツぁー俺たちのソウルメイトだ!ブラザーだ!アーハン?」
友「何で黒人ラッパーみたいになってんの」
不良3「あ!けど別に穴兄弟って訳じゃあないよ!?」
友「だからお前は何なのマジで」
無精髭「調子悪いのかよそいつ?ゲハハ!んじゃあ俺の出番じゃあねーか!かっさばいていいか?切り刻んでいいか!?」
犬耳「メスは研ぎに研いでるよ!それとものこぎりにする!?チェーンソー!?」ハッハッ
友「やめてください死んでしまいます」
リーゼント「副番!なんで部外者なんざ連れ込んでんだよ?場合によっちゃあ許さねえぞゴラアッ!!」
アヤネ「……完全な部外者、という訳じゃあないんだよ」
茶髪「はあ?」
アヤネ「彼は……ボク達番長グループと生徒会、それに……『ミステリイ・サアクル』との戦いに巻き込まれたんだ」
……ザワザワ
スキンヘッド「第三勢力『ミステリイ・サアクル』……実在したのかよ、やっぱ」
マスク「無駄な争いは好まないと言いながら、裏工作で俺らや生徒会をツブそうとするクズどもか……」
メガネ「でも、なんでその男君が、戦いに巻き込まれたんです?」
アヤネ「……彼は、『カシオペアの涙』のムルちゃんと、親しい人物でね……」
ピアス「そんな奴いんの?マジで?超ウケるんだけどwwwwww」
スキンヘッド「『カシオペアの涙』……副番が欲しがってる石っすか」
アヤネ「ああ。ボクがあの石を求めたせいで、男君は傷ついた……とも言える」
モヒカン「だから匿えってえ事っすかあ?」
リーゼント「おいおいそれならそれでよォ!俺らに言う事あるんじゃあねーのかあ?」
アヤネ「……」
リーゼント「なんでその石を欲しがってんのかッ!いい加減俺らに教えろよゴラアッ!俺らんン中には訳も分からず石を奪おうとしてる奴だっているんだぞ!?」
アヤネ「……今回のティータイムは……その話をするために開いたんだ」
アヤネ「番長が病気なんだ」
……シーン……
リーゼント「……今なんつったよ?」
アヤネ「病気なんだ。しばらく番長の姿が見えなかっただろう?心臓のご病気だ。今は絶対安静で……」
モヒカン「た、助かるんスよね!?」
アヤネ「…………」
スケバン「お……おいおい嘘だろ……!」
ピアス「わ……笑えねえ……」
マスク「どうすんだよ……番長が死んだら、俺らは……!」
害男「……ケッ!弱虫どもが」
茶髪「……なんか言ったかよ?害男」
害男「テメェら動揺しすぎだぜ。番長が死ぬぅ?望む所じゃあねーか。逆に俺が天下取る日が近付いてありがてーってこった!ギャハハハ!!」
不良1「黙れ害男コラアッ!」
不良2「空気嫁やコラアアッ!!」
不良3「チンコ潰すぞグォラアアアア!!」
害男「やってみろやクソ三下三人衆がよォォォォ!!」グオオッ!
アヤネ「……はぁー……」チャキッ……
サエ「アヤネさん。ここは私が……」スッ
アヤネ「……頼んだよ」
水の参謀・サエの能力>>697
状態変化の能力
例えば水を気体に変化させることで水蒸気爆発を起こすこともできる
ただし、温度は変わらない
また、時間経過とともに状態変化したものは元に戻り、温度の問題などから無理があればあるほど、早く元に戻る
加えて、規模が大きすぎるもの、小さすぎる物には能力を使えない(例えば、人体中の水分)
その状態変化ってH2O限定ですかね?
鉄をドロドロにしたり酸素を水にして窒息はできない感じ?
ダメだ睡魔に勝てん
ちょっと能力名と使い方について考えますので、今回はここまでで。
>>689
今気づいた
モ不良「お茶からジュースいらなくない?」
>>モ不良「お茶あるからジュースいらなくない?」
不良s「「「死ねコラ害男ォォォォォ!!」」」
害男「返り討ちだゴラァ!『逆転――」
パキパキ、パキ……!
サエ「『三重点』(トリプルポイント)……『凝固』」
カキィーン!!
不良1「げっ!」カチーン!
害男「ぐっ!こ、このナマヌルい氷は……!」カチーン!
不良2「動けねェ……参謀の能力か」カチーン!
不良3「くぅ~凍りましたw これにて戦闘終了です!」カチーン!
サエ「『三重点』(トリプルポイント)……空気中の水分を氷にしましたわ。空気が乾燥してしまいましたら、ごめんなさい」ファサッ
アヤネ「少し落ち着こう、4人共。感情的になっても何も良いことはないさ」
不良1「……チッ、しゃーねーか」
不良2「ウィーッス。暴れてマジすんませんでした」
不良3「もうちょい拘束強く出来ない?」
アヤネ「懲りないね、キミは……」
モヒカン「……や、やっぱスゲェーっすね。『水の参謀』……『明鏡止水のサエ』さんの能力は」ヒソヒソ
茶髪「トップ4人の強さにゃあ俺ら敵わねえよ。……しかし、副番が出なくてよかったぜ。副番が静かにさせようとしたら、最悪死人が出るからな」
害男「この氷解かせやコラァっ!シャバい事してんじゃあねーぞッ!」バタバタ
アヤネ「害男君、キミは番長の死を望んでいるようだけど……本当にそれでいいのかい?」
害男「あァ?なんの話だよ!?」
アヤネ「キミは番長グループの一員として好きなように行動しているようだけど……それは、キミが番長グループだから許されているだけなんだよ」
サエ「そもそも……そのような行動、私達は許していないはずなのですけどね」
害男「それがどうしたコラァッ!強ェー奴が弱い奴を食いもんにして何が悪いんだァァ!?」
アヤネ「キミは、強い『番長』という名前にすがっているだけにすぎないよ。番長という後ろ盾がなくなれば、キミは今まで踏みにじった人達から袋叩きに遭うだろうね。……言っては何だが、キミはこの学園に多くいる能力者と比べたら……十分弱者だ」
害男「……~~ッッ!!」プルプル
アヤネ「一人でも生きていけるというのなら、ここから抜ければいい。止めはしないよ。フフ……しかし、これだけは覚えておいてくれ」
害男「……」
アヤネ「キミにも、もちろんボク達にも……番長という存在は必要なんだ」
害男「……氷の拘束を解けよ。サエ」
サエ「……」
害男「暴れやしねェよ。ったく……良く考えたらよォ、番長が病気でくたばってから大勢ぶっ倒して天下取るより、全快状態の番長ぶっ倒すほうが手っ取り早いぜ」
不良2「えっ何その理論?」
害男「黙れコラ。しゃーねーから手伝ってやるだけだ。俺が天下取るためにな」
不良3「ツンデレ?ツンデレなの?ねぇそれ誰得なの?」
害男「お前マジ殺すぞオイ」
アヤネ「……ボク達の仲間でいてくれるのかい?」
害男「勘違いすんじゃあねえ。俺はテメェーに解らせてやるだけだよ。俺が弱者じゃあねぇぇって事をなあッ!」
不良3「『か、勘違いしないでよねっ!別にアヤネちゃんのためなんかじゃないんだからっ!』」(裏声)
害男「やっぱダメだ今殺すわマジで」
アヤネ「まぁとにかく、彼らの事は置いといて話を戻そう」
スキンヘッド「番長がご病気、という事でしたが……」
スケバン「それを治す手段が、『カシオペアの涙』なんだね?」
アヤネ「そうだよ。心の奥底にある願望を現実に反映させる石……あの石さえあれば、番長のご病気は治る」
モヒカン「そのために副番長は石を手に入れようとしてたんスか」
リーゼント「言うのが遅ェーんだよゴラアッ!なんで隠してたんだよアア?」
アヤネ「すまない。番長がご病気だという事が知れ渡ると、グループの結束に関わると思ったからね。生徒会に知られるのも危険だし」
アヤネ「それと、もう一つ……」
リーゼント「おっしゃさっそくあの宇宙人捕まえっぞゴラアッ!バット持てバットォォ!!」ザッザッ
スケバン「アタイのヨーヨーで一発だよあんな小娘」スタスタ
モヒカン「ヒャッハー!宇宙人は捕獲だー!!」テクテク
アヤネ「……ふんっ」
ズバァン!!
リーゼント「うおっ!!危なあッ!?」サケッ!
スケバン「な、何すんだいアヤネちゃん!?」
アヤネ「君たちはすぐに強行手段に出るから、隠していたんだよ……いいかい、ムルちゃんや一般生徒に迷惑をかけるのは禁止だ」
リーゼント「な……んな事言ってもよォー!」
アヤネ「ボク達は能力を暴力に使う集団じゃあない。自分の手に余る能力で、大切なものを失わないようにと集まった仲間達だったはずだよ?」
モヒカン「じゃ、じゃあどーすりゃあいいんスかぁ~ッ!?」
アヤネ「平和的にだ。ボク達は一般生徒やムルちゃんに危害を加えない。平和的にムルちゃんから石をお借りする」
ピアス「チョー甘ぇー事言ってくれるじゃんウケるwww」
茶髪「まあそこが副番の良いところなんですけどね」
メガネ「僕もそっちのほうがいいな。能力を暴力になんて、使いたくない」
アヤネ「話し合いでも取引でもなんでもいい。出来うる限りクリーンな方法で、石をお借りし、番長の病を治す」
アヤネ(そして……同時に、男君の病も治す。彼には時間が無い……!)
今気付いたけど、ちゃんと『三重』が『サエ』と掛かってるな……スゲエ
アヤネ「早速だが、行動していこう。これだけ人数がいれば、良い案も浮かぶだろうね……」
マスク「……やっぱ金とかじゃあないっすか?」
アホ毛「ごはんあげようよ、ごはん!」
茶髪「口説き落とすとかどう?」
無精髭「面倒臭ぇ!麻酔薬でも一発ブッ込むか!?ゲハハハハ!」
アヤネ「早速頭が痛くなってきた」
スキンヘッド「というか、おい。……何するにしても、ムルに会わなきゃあ話にならんだろ?今あいつは何処に居るんだ?」
メガネ「教室なんじゃないですかね?」
>>717
本当だ、すげえ……
アヤネ「それならば、すでにトウヤ君に確認に行かせたよ」
友「いつの間に……」
アヤネ「早ければ、今日にでも彼女と接触すると思ったからね。何かあったら連絡してくれるだろう……」
トウヤ「ふ、副番長様ァァァァァァァァァァ!!!」グァララララッ!!
メンバー「「「「「!!?」」」」」
アヤネ「な、何事だい騒々しい。連絡は携帯に、と思っていたのだけど……?」
トウヤ「や、やばいっす!!マジで、マジでヤバイっす!!」ハァハァ!
アヤネ「何の話かわからないよ……どうしたんだい?一体」
トウヤ「う、宇宙人が……ムルが……!!」
同時刻、生徒会室――
ムル「……ほえー。白くってぴかぴかしてる……」
カツーン、カツーン……
委員長「キョロキョロしないで、ムルさん。……本来ならば、一般の生徒が生徒会室に入ることは許されていないの」
ムル「ふーん」
委員長「……ご協力、ありがとうございます……『光の書記』」
???「……」
生徒会役員・光の書記の見た目・性別>>723
名前>>725
ゴリラ・男
エネゴリ
エネゴリ「気にすることはないウホ。同じ学年の生徒が困っていたら、助けなければ気持ちが悪いウホ」
ムル「ありがとー、ゴリラのおっちゃん!」
エネゴリ「……同い年だウホ」
委員長「ムルさん、こちらの部屋が談話室になってます。当分はここにいることになるでしょう。正面の扉は会長室です。私達が入る事は許されて――」
エネゴリ「いや、生徒会長は一ノ宮さんをご指名だウホ」
委員長「……私を?」
エネゴリ「話が聞きたいそうだウホ。行ってみるといいウホ」
委員長「……」
コンコンッ
委員長「失礼します。一ノ宮、入ります」
ギイッ……
会長「……」ギシッ
生徒会役員トップ・生徒会長の見た目・性別>>730
色々残念な顔の女
会長「……話は聞かせてもらったよ」スクッ
委員長「……はい」
会長「君の友達の、男君と友君が――」
カツン、カツン、カツン……
会長「――番長グループに『拉致・監禁』された、と……いう訳だね?」
委員長「はい。昨日のお昼から、連絡が取れず……」
会長「……番長め、ついに本性を表したか……!」
会長「番長の目的はムル君……それは間違いないだろう。ムル君の友人を拉致することで、外堀を埋めたのだな。君が拉致されなくて良かった」
委員長「ムルさんは、カシオペアの涙を持っていますから……」
会長「無論、それをみすみす奴らに渡すつもりなど毛頭無い。彼女の身柄は我ら生徒会が責任を持って守りぬこう。エネゴリ君、引き続きムル君の護衛を頼む」
エネゴリ「了解でウホ」
会長「……動き出した番長グループは脅威だ。もしかしたら……戦争が起こるかもな」
委員長「せ、生徒会長、それは……!」
会長「一ノ宮君、そう心配そうな顔をするな。……バラキ君」
バラキ「御前(おんまえ)に」スッ
会長「君は一般生徒と教員の避難を。一週間は、この学園に人が寄り付かぬように」
バラキ「かしこまりました」
会長「あゆみ君」
あゆみ「はっ、はい!」
会長「予算の確認だ。可能な限り、今から校内の強化を図る」
あゆみ「い、今からですか!?」
会長「私は誰一人死なすつもりも、この学園を汚させるつもりもない」
ザッ!
会長「来るなら来い、番長グループ共。この私が――」
バッ!
会長「――引導を渡してくれる」
ドン!
委員長(か……格好いい……けど……)
あゆみ(少し……中二くさい……!)
エネゴリ(なんか……左目に眼帯つけてるとことか……)
バラキ(色々と……残念なんですよねえ、この人……)
旧部室棟――
アヤネ「ムルちゃんが……生徒会に保護されただと……!」
モヒカン「な……何っすってぇぇぇぇ!!?」
茶髪「あー……そりゃあマジでヤバい……っつーか接触無理じゃね?」
マスク「あそこは超頑丈な要塞だ。入るのは物理的に不可能」
サエ「ど、どうして今のタイミングで、そんな事に……!」
トウヤ「ど、どうやら……そこの一般生徒のせいらしくって」
友「えっ」
不良1「殺せ殺せ」
不良2「リンチじゃコラ」
不良3「便所のスリッパなめっかアーン?」
友「待て待て待て!いや、何で俺!?俺のせい!?俺何もしてないですけど!?」
トウヤ「お前がこっちに来たことを、生徒会は拉致と勘違いしているみたいだ」
友「俺悪くねえ!それ副番長のせい!!」
不良1「責任転嫁してんじゃあねー殺すぞおら」
友「ていうか何でアンタら積極的にリンチしようとしてんの!?」
不良2「おめーのせいでヤベー事なってんだ。憂さ晴らしさせろ」
友「今すぐ僕を家に返してくれたらオールオッケーじゃあないの!?」
アヤネ「いや……きっと生徒会長は、キミが精神操作されて敵になった、と考えるだろうね……」
友「わーお神が俺を見放した」
スケバン「どうするんだい?アヤネちゃん……!」
アヤネ「くっ……!」
ギリリッ
アヤネ(男君には時間が無い!このままずるずると長期戦に持ち込まれたら……しかし)
リーゼント「やっぱりよお、生徒会相手にヤリあうのかよゴラアッ」
メガネ「け、けどそれは……!」
アヤネ(……リスクが大きすぎる。男君と番長のために……彼らを危険にさらすなんて……!)
ゴロツキ1「おいおいちょっと、俺ら生徒会とブツかんのはゴメンだぜ?」
ゴロツキ2「そーっすよね害男さん?俺らはのんびり気ままに不良ライフを……」
害男「黙ってろ」
ゴロツキ2「……えっ」
害男「覚悟決めろボケ。生徒会相手に逃げたらよォー……本気で『弱者』だろうが。アア?」
アヤネ「……」
害男「おめーは覚悟出来てんのかよ?おい、アヤネよォ……言っとくが、俺はおめーが行かなくても、行くぜ?」
アヤネ「……」
害男「オメーは俺を『弱者』と言った。確かに、俺の身体は『弱者』だよ……しかし、精神まで『弱者』になった覚えはねえな。オメーはどっちだ?アア?」
アヤネ「…………」
アヤネ「……ありがとう、害男君。……そして、すまない」
害男「……ケッ」
ザッ!!
アヤネ「みんなの命を、ボクにくれ。本当に、すまない」
「「「「「…………」」」」」
アヤネ「これより、我ら『番長グループ』は……」
「「「「「…………」」」」」
アヤネ「……生徒会と『全面戦争』を行う!!目的は『ムルの奪取』!!対価は『命』!!我らグループの命のために――」
バッ!
アヤネ「――命という名の『勲章』を捧げよ!!」
「「「「「おうっっ!!!!」」」」」
ドン!
冥王「――さあ、見せてもらおうか。……天王の選択した、未来を――」
今回はここまでです。
眠い時は文章を書いたらいけない気がする
乙
生徒会長は誰一人死なすつもりは無いって言ってるけど
生徒会が抗えば抗うほど生徒会のせいで
助かるかもしれない命が助からなくなるって皮肉だな
>>744
(番長グループメンバーを除き)誰一人死なすつもりはない
ですね。台詞抜けてた。
ん?男?もう番長グループメンバーじゃね?(すっとぼけ)
ワイワイガヤガヤ……
サエ「皆様、注目。ただ今より私、水の参謀こと明鏡止水のサエより、全面戦争に向けての作戦会議を始めさせていただきますわ。お茶はそのままで結構ですので、しばしご協力を」
モヒカン「ういーっす」
不良2「モブー、アップルパイ出してくれ」
リーゼント「こっちミートパイだゴラァ」
モ不良「はいはーい」
サエ「……よろしいですか?」
不良2「あ、お気になさらずー」
サエ「……こほん、では……」
サエ「まず、ムルさんが匿われている生徒会室について説明いたしますわ。すでにご存知の所もあるでしょうが、少々お時間をば」
アホ毛「はーい」
友「俺あんま詳しくねえな……一般生徒立ち入り禁止だし」
サエ「私どもの拠点であるこの旧部室棟……ここから出て運動場を横切ると、校舎にたどり着きます。そこの二階から渡り廊下を進んだ所が『新校舎』となっており、生徒会室は新校舎の九階にありますわ」
アヤネ「一般生徒は5階から立ち入り禁止だね。侵入者除けのトラップや迷路があると聞いているよ」
サエ「ちなみに、新校舎の出入口は二階の渡り廊下だけですわ。一階には入口が無く、窓も無いため侵入は不可能」
スキンヘッド「そもそも窓があっても対超能力者強化ガラスだろうからな……普通は壊せねえよ」
サエ「私どもが生徒会室に殴り込みに行こうとすれば、どのようなルートを取ろうとも必ず、この廊下と各階の階段だけは、通ることになりますわ」
茶髪「つまり……そこを待ち伏せされたり重点的に守られたらキツいっつーわけか?」
サエ「私でしたら、この廊下の守りを最も強くしますわね……高低差が無く戦いやすいですし、廊下を抜けられないように守るのはそう難しくありませんもの」
サエ「一階はトレーニングルーム、二階は職員室や用務員室、三階図書館等……公開されている情報もいくつかありますが、五階より上は全くの未知。教員にも明かされておりませんわ」
アヤネ「解っているのは、新校舎は対超能力者防壁で出来ており破壊はまず不可能、という事。それと、もう一つ……」
サエ「……最上階に、生徒会室があるという事……だけですわ」
ゴロツキ2「そ、それよォ……迂闊に飛び込んだら、その……トラップとかにやられちまうんじゃね?」
アヤネ「しかし、最上階にムルちゃんがいることはほぼ確実だよ」
トウヤ「男ならっ!!そんな見え透いた罠なんぞあえて食らってやるくらいの度胸が必要だああああ!!!」
アヤネ「……悔しいが、全くのノーリスクでいることは出来ない。勇気を持って飛び込まないと……ね」
ゴロツキ2「……」タラリ
サエ「さて、生徒会と全面戦争を行う……という事ですが、私は大きく分けて二つ、その『方法』はあると思いますわ」
マスク「方法……っすか?」
サエ「一つ目は『正攻法』……真正面からこちらの全勢力をぶつける作戦ですわ。全員で渡り廊下を進み、順に階段を登っていきます」
ピアス「ちょwwwwwそれwwwwwまじかっけえwwwwww」
サエ「生徒会側が、階層ごとを守るという『戦力の分散』を行っている場合、数の力で楽に五階まではたどり着くことが可能でしょう。逆に、廊下で生徒会長以下幹部4名が守っていた場合、こちらの損害は計り知れないですわ。どちらにせよ、双方多大なる被害を被るでしょう」
トウヤ「うおおおおお!!男ならっ!!まっすぐいってぶちのめすのが正義ッッ!!」
害男「一つ目が『正攻法』ならよぉー……二つ目は『邪道』……ッツーわけか?」
サエ「そうですわ。……こちらはかなり難しいのですが……」
メガネ「?」
サエ「……半分が正面から突入し注意を惹き、その隙に直接九階へと突入する……!」
友「……へ?」
友「いや、それ無理でしょ」
不良1「?……何で?」
友「いや、だって九階ってめっちゃ高いですし……窓も壁も対超能力者用に固く作られてるんでしょ?直接九階に突入なんて、出来る訳――」
アヤネ「ボクは対超能力者防壁を斬れる」
トウヤ「根性があれば壁なんざ登れる」
友「あっこの人達常識が通用しねえ」
サエ「……まあ、対超能力者防壁が斬れるのはアヤネさんだけですので……アヤネさん頼りになってしまいますわね。それに、戦力を分散するため、陽動となる突入部隊は、生存率が……」
ゴロツキ1「…………」
モヒカン「も、もういいっすよ、参謀」
サエ「……失礼しましたわ。成功すれば、正攻法よりも安全で被害が少ないと思うのですが……」
サエ「私が思いつくのはこのくらいですわ。他に何か作戦はございますでしょうか?」
メガネ「……うーん……」
不良1「……あっ、はいサエちゃん」
サエ「なんでしょう」
不良1「友を人質にして石と交換する」
友「お前ちょっとやめろよ俺に何の恨みがあんの?」
サエ「うーん……ネゴシエイトというのは、十分な時間があって初めて効果のあるものですわ」
不良2「ちっ残念」
友「おい」
サエ「それに……」
友「何ですか?」
サエ「いえ……今の生徒会長なら、友君を見捨てる可能性も……」
友「えっ」
サエ「……失言でしたわ。失礼」
友「えっちょっと待って生徒会長ってそんな血も涙も無い存在なの?」
スキンヘッド「……色々と残念でイタい奴だが、その知能と実力は本物だ。自分の目的のためなら、小さな犠牲などなんとも思わないだろうな……」
友「……俺に味方はいないのか……」
サエ「では、どういたします?『正攻法』か、『邪道』か、『第三の選択肢』か……?」
アヤネ「……」
友「……」
トウヤ「……」
不良s「「「…………」」」
サエ「じっくりと……お考えください。この選択は、私どもの命の選択と同じなのですから……」
友(……俺、部外者だけど……一番いいと思うのは……)
1.正攻法
2.邪道
3.第三の選択肢(自由安価)
>>757
1
友「やっぱり、俺は――」
アヤネ「……」
サエ「……」
トウヤ「……」
不良s「「「……」」」
友「危険かもしれない、けれど……俺は、俺は――」
…………
…………
会長「……向かって来るか。容赦はしないぞ」
バラキ「……」
会長「悪はこの世から根絶だ。私が、それを成し遂げてみせる。……バラキ」
バラキ「はっ」
会長「一年の『委員長』を、4人全員ここへ」
バラキ「……わかりました」
ハーフの男子
髪は金髪
ケント
禁則事項を作る能力。能力の範囲内に入ったすべての人間は、そのルールに違反すると強い苦痛を感じる。
ただし、禁則事項は全員に公平なもので、特定の人物や集団を対象にしたものは作れず、能力を使用している本人を例外にすることもできない。
また、ルールを作成するには、その内容を宣言する必要がある。
【作成可能なルール例】
・危険物の使用禁止
・火遊び禁止
・廊下を走るの禁止
【作成不可なルール例】
・俺に攻撃禁止
・番長グループは立ち入り禁止
自分でもやりすぎたと思ったけど、それと同時にもうちょいパパっと決まるかと思ってた。反省している後悔はしていない
D組の存在無しにします。あとB組の委員長だけお願いします。
安価下で
ミッチェル
二つの物を磁石のように引きつける、もしくは離すことができる
二つの物はだいたい同程度の大きさ、重さのものに限り、生物や固体以外のものは対象とならない
また、二つのものの間に大きな障害物があったり、距離が離れすぎていたりしても使えない
これらの条件さえ満たせばあらゆる大きさ、重さの物も扱える
でも連続で踏むことになるんだよなぁ、もしダメなら↑で
>>771の脳力に決まったら尋問以外に使い道ねーw
戦闘とか完全にお邪魔虫だろw
あと黙秘されたらorsじゃんw
ついでにD組安価やりたかったな・・・・。
面白いから支援
>>774
お前がjojo見たことないって事だけは判った
かなり強力な能力だとおもうけどな
まぁ、実力を発揮したいなら副会長みたいな能力者辺りと組むしかないんだけどさ
>>776
ザ・ロック (小林玉美)
相手が罪悪感を持つと、錠前として相手に張り付ける能力を持つ。
↑確かに気持ちが少し揺れるだけで拘束されるのは強い。
ただし、瞬殺されないっていう条件下だけどなw
なんやねんこの流れ
ザッ
ミッチェル「マジありえないんですけど……なんでウチが戦わないといけないワケぇ?」
ザッ
ケント「まぁそう言わずニ。アナタも委員長でショウ?」
ミッチェル「成績良くなるって聞いたから立候補しただけだし。はぁ……もうヤダ。帰ってお風呂入りたい。おふろー」
ザッ
桜華(委員長)「ミッチェルさん、我がままはいけませんよ。私達は委員長として、クラスを代表して戦わなければならないのです」
ミッチェル「おーかちんはマジメだねぇ……ウチ痛いのヤだなあ」
バ ン
会長「……集まったようだね」
桜華「はい」
ケント「お呼びでショウか?生徒会長」ピシッ
ミッチェル「ふぁ……」ダルッ
会長「番長グループがついに動き出した。目的は一年生のムル君が持つ『カシオペアの涙』だ」
ケント「ついに……デスか」ゴクリ
会長「生徒会は先手を打ち、ムル君を保護した。しかし、彼らがこちらへ来るのは時間の問題だろう。超能力警察が介入するまでにカタを付けるはずだからな……」
桜華「……」
会長「我らの目的は2つ。1つは、超能力警察が介入するまで、彼らにムル君を渡さないこと。2つ目は、彼らに拉致された2人の生徒を救うことだ。今回君たちには、1つ目の目的のため戦ってもらう」
ミッチェル「えー……」
会長「君たちには5階以下の階層を守ってもらう。至急、配置についてくれ」
ケント「わかりマシタ」スッ
ミッチェル「はぁ、もうマジ最悪……番長め。激おこぷんぷん丸なんですけど」テクテク
桜華「……」
会長「一ノ宮君、きみも――」
桜華「会長、確認します」
会長「……何かな?」
桜華「この戦い……『あの人』も、参加しているのですね?」
会長「……ああ」
桜華「…………」ギリッ
会長「一ノ宮君、辛いのなら――」
桜華「いえ。私は……きっと、今日という日を、待ち望んでいたのです」
会長「……」
桜華「彼女は……『アヤネ』は私が倒します。私が、この手で決着をつける」
ザッ
会長「……期待しているよ」
桜華「……失礼します」
バタン……
会長「さあて……番長グループよ」
ギシッ
会長「そちらは数が多いだろうが、こちらは少数精鋭だ。ここまで来れるかな?『規律のケント』『恋愛のミッチェル』『互角の桜華』……三人の委員長を前にして」
保健室――
アヤネ「それでは、先生。少しの間よろしくお願いします」ペコリ
保険医「うんっ!先生頑張って看病しちゃうからねっ!」
友「男、オメー先生の言うことちゃんと聞いて、ゆっくり休んでろよ?」
男「友……どっか行くのか?」
友「おお。今からオメーの病気治すための、特効薬取りに行ってやるよ」
アヤネ「……危険だから、キミは来なくてもいいんだよ?フフ……」
友「いやあ、不良1の奴が『無能力者でも超能力者と一緒に行動したら、超能力に目覚めることがある』って言ってたし……それに、一人あんな寂しい所でゴロゴロしとくのもイヤですんで」
アヤネ「ある程度は守れるよう頑張るけど……最終的には自分の命は、しっかり自分で守ってくれよ?」
友「うっす。頑張るっす」
ガチャ
サエ「アヤネさん、そろそろ時間です」
アヤネ「ああ……行こうか」
友「じゃあな……男」
男「あー……その、あれだ」
友「?」
男「……よくわからんけど、頑張ってくれ。俺……応援してっから」
友「……おう」ニカッ
ザッ
アヤネ「……待たせたね、みんな」
不良s「「「…………」」」
アヤネ「向こうが迎え撃つ準備をしているのを、のんびり待つ必要は無い。……さっそく行こう」
不良s「「「……」」」
アヤネ「……殴り込みだ」
「「「おおっ!!!」」」
ドドドドドドドドドドド!!!
「「「うおおおおおおおおおおおお!!!」」」
モヒカン「ヒャハー!殴り込みじゃー!!」
無精髭「切り刻んでやるぜ!ゲハハハハハ!!」
犬耳「手術だ!解剖だ!!ううう、わんわん!!」
リーゼント「ぶちのめしてやんぜゴラァ!」
友「待ってみんな足速いっ!」ハァハァ
スケバン「アタイの後ろで息荒らげてんじゃないよっ!」
友「違っ――マジで――インドア派にはキツイ――」ゼェハァ
メガネ「超能力者は身体能力がおまけで向上する事多いからねえ」タッタッタ
アホ毛「なっさけなーい。キャハハ!」タッタッタ
友「うおお、インドア派仲間だと思ってたのに……」ゼェハァ
アヤネ「みんな!走りながら聞いてくれ!この中で攻撃力が高く、突破力のある能力者はボクとトウヤ君だ」
サエ「私の能力は力よりも技術ですものねぇ」
アヤネ「これから先、ボク達二人は最上階を目指して先頭を突き進む!君たちは、状況に応じてボク達が弱らせた能力者の足止めを行ってくれ!」
不良s「おおっ!!」
アヤネ「ボクか、トウヤ君か、その他の誰か――誰でもいい!誰か一人でも頂上に辿り着き、ムルちゃんを保護するか石を手に入れれば、ボク達の勝ちだ!いいか、みんな――」
ダダダダダダダダダ!!
アヤネ「絶対に――死ぬんじゃあないぞ!!!」
ダダダダダ!!
スキンヘッド「渡り廊下に入った。未だ生徒会役員の姿は見えない――」
マスク「出るとしたらこっから先だな。この廊下の半分から先――新校舎に入ったあたりから」
ゴロツキ1「帰りてぇ……」
不良1「こちとら準備万端だぜぇ~~。来るなら来やがれ!」
不良3「かわいい女の子だったら俺戦うから」
アヤネ「……!待てッ!!」
「「「!?」」」
ピアス「何がwwwwwあったしwwwwwwww」
トウヤ「見える!見えるぞォォォォ俺にはァァァァァ!!!」
サエ「廊下に、人影が――」
アヤネ「――生徒会役員かっ!!」
ヒュゥゥゥゥゥウウウウ……
ケント「…………」
バン!
友「!――あいつは……」
不良2「知ってるのか雷電!!」
友「A組の委員長、ケント君っすよ!容姿端麗頭脳明晰スポーツ万能ハーフでモテる!」
不良3「OK、俺の敵だな」
茶髪「やべぇな。俺達は一年の能力者を全員把握してる訳じゃあねーぞ」
リーゼント「知るかっ!!ぶっ飛ばせばいいだろういがゴラアッ!」
アヤネ「――くっ!」
ドドドドドドドド!!
ケント「……来ましたネ、番長グループ」
アヤネ「一度しか言わない!――そこをどいてくれ。動かないならば攻撃を開始するッ!!」
モヒカン「ヒャッハー!イケメンは消毒だー!!」
リーゼント「オラオラぶっ飛ばすぞゴラアッ!!!」
ダダダダダダダダダダ!!
ケント「……『校則の番人』(バインドキーパー)」
キ ン ッ !
サエ「!?――アヤネさんっ!彼は能力を使用する気ですっ!!」
アヤネ「クソッ――」ピクッ
リーゼント「知るかよゴルァァ!!」バッ!
アヤネ「あっ!待てっ!!」
ケント「『校舎内での暴力行為を禁ずる』!!」
カ ッ ! !
バキッ!!
ケント「へぶぅっ!!?」ミシッ……
リーゼント「あ゛ー?なんか言ったかカス!!?」
ドシャア!
ケント「くっ……まさかノータイムでぶん殴ってくるとハ……思いもしまセンでしたヨ」ガクガク
アヤネ「はあ……全く。先走った行動はやめてくれるかい?」
モヒカン「いいじゃないっすかぁ~~副番長ッ!おかげで道が空きましたしっ!」
ケント「オヤオヤ……まだ僕はやられていませんヨ?」スクッ
害男「おおーう、タフじゃあねーか。俺好きだぜェ~~そういうの」
モ不良「しょうがないなー。もう一発やっちゃいましょうっ!リーゼントちゃんっ!」
リーゼント「………」
モ不良「……?リーゼントちゃん?」クルッ
リーゼント「……ゴフッ!!」ブシュッ!
ドサアッ!!
リーゼント「ぐ……はっ!」ゲハアッ!
モ不良「リ……リーゼントちゃんんんんん!!?」
友「何いいいいい!!?吐血っ!?いつ……攻撃を受けたんだあああ!!?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ケント「僕の前で『校則違反』をするカラですヨ……痛タ」パッパッ
アヤネ「……『校則違反』……だって?」
ケント「言いまシタよね?……『校舎内での暴力行為を禁ずる』……不良の貴方たちハ、気にした事が無いでショウが」
トウヤ「校則だああ!!?そんなみみっちいもん気にして、でかい漢になれると思うのかあああ!!?」
アヤネ「落ち着こう、トウヤ君……これは少し、厳しい状況になったかもしれない……!」
『校則の番人』(バインドキーパー)!!
弁護士志望の一年A組『委員長』――『規律のケント』の能力である!!
この超能力学園には、大小合わせて1万7258項もの『校則』が存在するッ!!
それは、一般の高校にあるようなものの他、日本社会を縛る『法律』を一部無視するもの等
(例えば、この学園では銃刀法が無視されている)
様々であるが――
普通の法が役に立たない環境下、この『校則』こそが学園の『法律』であるといっても過言では無いッ!!
しかし!一般の生徒はこの『校則』を甘く見ておりッッ!!
『授業に関係の無い物品(漫画雑誌等)の持ち込みを禁ずる』
といった校則を守っている者など、何処にも居ないというのが現状であるッッ!!
『規律のケント』の能力は、その『校則』を強制的に『守らせる』能力ッッ!!
ケントの宣言した『実在する校則』を、ケントの視界内で違反した場合!
その校則のレベル・違反度に応じて『苦痛』が違反者に襲いかかるッ!!
『学校指定鞄にアクセサリーをつけてはならない』といった、軽度の校則であれば感じる苦痛は小さなものであるが
(せいぜい、タンスの角に小指をぶつけた程度のもの)
今回リーゼントが違反した校則は『レベルA』(超重要)……
しかもリーゼントは、あろうことか全力でケントを攻撃してしまった!!
その『苦痛』は吐血するほどの『肉体的ダメージ』へとなり、リーゼントに襲いかかったのであるッッッ!!!
ケント「さア……番長グループの諸君。僕を押しのけて前に進みなサイ」
ゴロツキ2「ンだとォ?上等だコラ」
マスク「お望み通りにしてやんぜ」
アヤネ「やめるんだ!君たち……攻撃をするんじゃない!」
害男「あァ?」
サエ「しかし……アヤネさん!」
アヤネ「彼を攻撃すれば……ボク達は全員、再起不能になるぞ……!」
不良1「……」
不良2「……は?」
ケント「ハハ……僕はこうやって、君たちの行く手を阻ムだけでイイのデース。三歳児でも出来る簡単なコト……」
ユラッ……
ケント「サア!走って向かっテ来ナサイ!貴方達を……校則違反で罰して差し上げマスヨ!!」
バーン!
本日はここまで。
……ちょっと能力いじったけど、問題ないっすよね?
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ケント「フフ……」ユラリ……
アヤネ「『校舎内での暴力行為を禁ずる』か……厄介だね」
サエ「先ほど彼が宣言した『校則』ですか」
アヤネ「守らなければ……ボク達全員、リーゼント君のようにダメージを受けてしまう……!」
マスク「や、やべえ!リーゼントの野郎、息してねえぞ!!」
スケバン「なっ……」
スキンヘッド「何ィィィィ!!?」
無精髭「おーう、どけどけ。ドクターのお通りだぜえ。ゲハハ!」
犬耳「ううう、わんわん!」
アヤネ「ドク君!」
無精髭「俺に任せろ。三途の川から連れ戻してやるぜ。わん子ォ!メスと酒持ってこい!」
犬耳「ドクー!メスじゃなくて彫刻刀しか無かったけど、いい?」
無精髭「構わねえだろなんでも。切り刻めればそれで」
友「良くねーだろ!大丈夫なのこの人!?」
アヤネ「心配する事はないよ。彼は荒っぽいが腕は確かだ」
無精髭「三回に一回手元が狂うがな」ゴクゴク
友「心配しかねえよ!酒飲んでるし!!消毒じゃねーのかよ!!」
無精髭「こっちは俺らに任せろ。テメェらはあいつ倒しとけ」ズバッバシュッ
リーゼント「――!!――!?――」ビクンビクン
犬耳「うわー、けっこう暴れるね」
無精髭「わん子ー、麻酔」
犬耳「おらあ!」ドガアッ!
リーゼント「――!!」ピクピク
友「うわあ……」ドンビキ
アヤネ「敵にやられるとああなるよ。気をつけるように」
不良s「「「う……ウスッ」」」
アヤネ(さて……どうするか。どうやら彼は、一度に一つしか『校則』を指定する事が出来ないようだが……)
ケント「……」ジッ
茶髪「時間の無駄だぜ。なんで前に進んじゃダメなんだよ」
スキンヘッド「奴の能力だ。暴力行為を禁じられている」
害男「っつってもよー、どうにかやりようはあるだろうが?奴はボサッと突っ立ってるだけだろうがよォ?」
サエ「……方法は、あります」
アホ毛「えっ?」
不良2「あるの?」
サエ「はい。とても簡単な方法が……」
トウヤ「俺に教えろ!完璧に実行してやるぜええ!!」
サエ「一人が犠牲となり、彼を叩きのめすことです」
不良1「えっなにそれこわい」
不良2「た、叩きのめすって……」チラリ
リーゼント「……」ピクピク
不良2「……攻撃したら、ああなるんだぜ?」
トウヤ「……上等。俺に任せろ」ザッ!
アヤネ「やめるんだ、トウヤ君。犠牲ならば、ボクがなる。キミは――」
トウヤ「副番長様、立場ってモンがあるでしょう?貴方はこのグループの実質トップっすよ。こんな所で、再起不能になっちゃいけねえっす」
モヒカン「それなら!俺が犠牲になるっす!!」
茶髪「いや俺がなる。俺の能力は大したもんじゃねえ……役に立てるとすれば、ここくらいさ」
トウヤ「……テメェらの中で、コイツを『殺す事無く』一撃で気絶させる自信のある奴……いるか?」
不良s「「「……」」」
茶髪「い、いや……」
モヒカン「たぶん……無理っす」
アヤネ(ボクは最悪、殺してしまうな……)
友「殺人は、『レベルS』(極刑)の校則……もし、ケント君が攻撃を受ける直前で校則を変更し、最悪殺してしまったら……」
トウヤ「攻撃した奴も死ぬだろうな……そして、一撃で気絶させる事が出来なかったら、だ」
サエ「『暴力行為の黙認を禁ずる』という校則があります。つまり、ケントが攻撃されたのを無視して前に進む事は出来ないのです」
メガネ「そ、それじゃあ……!打つ手無いじゃあないですか!」
トウヤ「一撃でぶっ倒せば問題無い。……俺一人の犠牲で済むぜ」
ケント「……熱いデスねえ」
ケント「貴方ニそんな事ガ出来るのデスか?自己犠牲なんて……今時ノ低俗な不良には似合わないデショウ?」
トウヤ「……出来るに決まってるだろうが……!」ガコン!
ドッドッドッドッドッドッドッド……!
トウヤ「俺は!仲間のためだったら!どんな犠牲だって払ってやるさ……!この命尽きるまで!」
ケント「フム……そうデスか。ならば……攻撃してみなサイ」
トウヤ「『紅蓮魏惡』(グレンギア)……『セカンド』!!『サード』!!!『フォース』!!!!」
ガガガコォォン!!!!
トウヤ「『フルスロットル』だァァァァァァァァァァアアアアアアア!!!!!」
ドォォォォォォォォオオオオオオンンン!!!!!
ケント「――ヒッ!」
友「や、やめろトウヤさん!アンタマジに死ぬ気か!?」
茶髪「トウヤさん!アンタのそれも一歩間違ったら殺しちまう技だろうが!?」
モヒカン「俺らに説教たれてたのは何なんスかあ!?」
トウヤ「うるせえええええ!!!!!確かに俺はさっき!!!!!ちょいと無理矢理テメェらを止めたが!!!!!俺はっ!!!!!仲間が傷つく所なんて!!!!!見たくないんだよおおお!!!!!」
アヤネ「やめるんだ、トウヤ君!」
トウヤ「悪いっすねえ副番長様!!!!!俺はこいつを!!!!!殺す気で攻撃する!!!!!運が良ければ気絶で済むだろうなあ!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
ケント「なっ……」
サエ「トウヤ君!」
友「ストップ!マジ止まって!俺今――良いこと考えたんスよ!!」
トウヤ「俺の熱血を!!!!!一・点・集・中ッッ!!!!!唸れ豪腕!!!!!弾けろ炎ォォ!!!!!」
ゴォォォォオオオオオ!!!!!
トウヤ「『紅蓮ノ弓矢』ァァァァァァァァァァアアアアアアアあああああ!!!!!」
ズドォォォォォンンンン!!!!!
ケント(――ナメていましたヨ。この覚悟――)
友「くっ――」ダッ!
ケント「――やりますネ」
ドコォォォォオンンンンン!!!!!
モクモクモク……
アヤネ「……」
サエ「……」
害男「……ケッ」
茶髪「そ、そんな……」
モヒカン「トウヤさん……」
トウヤ「…………」フラッ
トウヤ「……あれっ、全然痛く無いんだけど……?」
アヤネ「え?」
サエ「え?」
害男「は?」
不良s「「「あれ?」」」
モクモク……
友「うおお……し、死ぬかと思ったぜ……」
アヤネ「友君!?」バッ!
ケント「な、なんデスか貴方は!?いきなり僕を羽交い締めにスルなんて!?」
ギュウウ……
友「冷たい事言わないでくださいよぉーケント君っ。今……アンタの命助けたのは俺だぜ~~?」
トウヤ「なっ……何をしてるんだ、お前は……?」
友「見ての通り……抱きしめてます」ギュウウ
害男「それが意味わかんねえっつってんだよっボゲッ!!」
スケバン「も、もしかして……こっち系?」サッ
友「ノンケです」
不良3「なあ……スケベしようや……」
友「ノンケだっつってんだろ」
ケント「離しなサイ!何なのデスか!?」シタバタ
友「俺さ、今生徒手帳で校則を確認したんだけど……『同性相手にハグしてはいけない』なんて校則、どこにも無かったぜ?」
ケント「!!――なっ――!!このっ!!」グイッ!
友「おっと、暴れるのはオススメしねえなあ。もし暴れてよォー……うっかり肘が俺の顔にでも当たったら……それって『暴力行為』だよなァァ~~?」ニタリ
ケント「……!!」
友「みんな!こいつは俺が足止めする!!先に進んで――『石』を手に入れてくれえ!!」
アヤネ「……友君」
トウヤ「……あーくそ、良いとこ取られたぜ」
害男「ハッ!……やるじゃねーかあいつ」
アヤネ「行くぞみんな!今のうちに先へ進め!」
不良s「「「おおっ!!!」」」
ダダダダッ!!
ケント「くっ――!!」
友「ふー、無能力者でも役に立てて嬉しいぜ。さーてケント君っ!もっと友好深めようぜ?」
ケント「フフ……バカですネー貴方達は本当ニ!」
友「え?」
ケント「『暴力行為を禁ずる』トいう校則は……手軽に番長グループ全員を足止め出来るカラ使っただけニすぎまセーン!新たナル校則デ……足止めすれバ良いだけのコト……」
キンッ!
ケント「例えば……不良特有の『見た目』に関するコト等……ネ」
ケント「『ピアス等アクセサリーの装着を――』」
カチャカチャ
ポイポイッ
ケント「――!!?」
アヤネ「皆!アクセサリーを外すんだ!指輪はもちろん、ネックレスやピアスも!!」
ピアス「ちょwwww俺のwwwwwアイデンティティーがwwwww」カチャカチャ
アヤネ「シャツをズボンの中に入れて!女の子はスカートの裾を規定の長さに!」
サエ「そこの子!派手な髪留めも禁止されていますわ!今すぐ外して!!」
「は、はいっわかりました!!」スッ
アヤネ「攻撃する隙を無くすんだ!全員該当するような校則違反を無くせ!」
メガネ「副番長!廊下を走るの禁止です!!」パラパラッ
アヤネ「よし、急いで歩いて向かおう!」
「「「おおっ!!」」」
ケント「な……何デスってェェ~~……!クソッ!このままデハ……目の届かない所マデ行ってしまいマス!!」
友「うわー、みるみるうちに番長グループがマジメちゃんになっていくよ。すげーな」
ケント「~~……!!」プルプル
友「……で、どうすんの?別の校則宣言してみる?自分で言うのもアレだけど、俺一般人だからそこまで校則違反してないよ?」
ケント「……」
友「それとも俺を殴ってみる?まさか委員長が無抵抗の一般生徒を殴ったりしないよなあ~~?」ニヤニヤ
ケント「……仕方ありまセンね。これだけハ……宣言したく無かっタのデスが……!!」
キンッ!!
友「おっ?何か校則宣言すんの?」
ケント「……不良の貴方達全員に効く……タッタ一つの校則……それハ!!!」
ケント「『不純異性交遊を禁じる!!!』」
カッ!!
不良s「「「!!」」」
友「――なっ!!?」
モヒカン「ごはあっっ!!」ゴポッ!
茶髪「お前それは卑怯グハア!!」ブシュッ!
不良1「ふざけん……ぐ、痛ぇぇぇ!!!」ドサッ!
害男「あ……アリかよ、んなの……!」ズルズル……
ドサドサ、ドサアッ!!
ケント「フ、フフ……ヤハリ!!貞操観念なんて存在シナイようデスねえ!!腐りきった不良共メ!!思い知りマシタかあ!?フ、ハハ……アハハハハハハ!」
アヤネ「大丈夫かい、みんな!?」ケロッ
トウヤ「おいお前ら、どうした!?何があった!?」ケロッ
サエ「い、今の校則って……その……」カァァ……
ケント「う……動いてるうううううううう!!!?」ガビビーン!!!
わん子「ドクー、起きて、おきてー!」ペシペシ
ドク「叩くんじゃねーわん子……痛た……」ガクガク
スケバン「大丈夫かい?どこが痛いんだい?」サスサス
不良2「もう全体的に痛い……ぐはっ」
メガネ「くっ……武闘派のメンバーが全員攻撃を受けるなんて……!」
アホ毛「だ、大丈夫ですか先輩!!」
ピアス「大丈夫じゃwwwwねえwwww超痛いwwwwwwww」
ケント「な、なんでこんなニ動ける人がイルのデスか……!!」
友(ああ、はい。もちろん僕もノーダメージです)
ケント「特に、ソコのトップ3!!何故……律儀に貞操守ってるンデスかあああ!!?」
モ不良「えー、そのあたりどうですか?副番長」ヒョコッ
アヤネ「そういう事は、本当に好きな相手と……結婚するまではしないほうが良いとボクは考えてるよ」
モ不良「ほう。ではお二方は?」マイクヒョイッ
トウヤ「女にうつつを抜かす暇があったら、修行あるのみだ!!」
サエ「ていうか何なんですかあのセクハラ能力。訴えますわよ?」
不良2「ふざけんなあああトウヤあ!オメーサエちゃんとヤってねえの!?マジで!?はよ襲えやああ!!」ガクガク
ゴロツキ2「そうだぞテメーサエちゃん待ってんだろうがああ!!」プルプル
サエ「だまりなさい低俗人種」イラッ
マスク「あと地味にスケバンがノーダメージってどう思うよ?」ガクガク
茶髪「え?彼氏いないの?マジで?っていうかヴァージン?」
スケバン「そ……そんな事あるわけ無いだろっ!あーいたいなーマジでいたいなー」サスサス
ゴロツキ1「嘘だ!絶対嘘だ!!」プルプル
スキンヘッド「ちょっとイメージ変わるな……ぶっちゃけ萌える」ガクガク
スケバン「おらあっ!」ゲシッ!
スキンヘッド「ぐはあっ!!」トケツッ!!
モヒカン「顔はやめときな!!ボディーボディー!!」プルプル
ケント(予想外デス……まさかココまで効きが悪いトハ……昭和の人間デスかコイツら)
アヤネ「とりあえず……今のうちにキミを再起不能にしておいたほうがいいのかな?」チャキッ
ケント「ヒ、ヒイッ!!」
アヤネ「違う校則を宣言しても良いよ。フフ……他の皆の能力は解けるだろうけどね」
ケント「う……動くんじゃアリマセン!!こいつが……どうなっても良いのデスか!?」
ガシッ!!
不良3「うう……アヤネちゃん……!」ガクガク
アヤネ「!!」
友「し、しまった。スケバンに萌えてて拘束を解いちまってた」
スケバン「殺すよアンタ」
不良3「うう……」ガクガク
アヤネ「人質かい?やめておいたほうがいい……大して時間稼ぎにもならないよ?」
ケント「フフ……コイツを見殺しにスルというのナラ!貴方達はその程度の小悪党ッ!生徒会が本気を出して相手をする事ありまセーン!僕は今……貴方達を試しているのデスよ!」
アヤネ「……」
トウヤ「こ、コイツ……!!」
ケント(今のうちデス!番長グループ全員を再起不能にスル校則を……早く、思い出さなくテハ……!!)
不良3「う……アヤネ、ちゃん……!」プルプル
アヤネ「不良3君……!」
不良3「ひ……一つだけ、言わせてください……!」
アヤネ「……?」
不良3「実は全然痛くないっす」ケロリ
アヤネ「……」
不良1「……」
不良2「……は?」
ケント「……えっ、何?」
不良3「オラアッ!!」ドゴオッ!!
ケント「ブゲェーッ!?」ドシャアーッ!
不良2「なっ……おまっ、童貞なの!?」
不良3「ああ……」
不良1「嘘だ!俺ら一緒に風俗行った仲じゃん!!」
アヤネ「キミ達何をしているんだい……」
不良3「あの時はオッパイ1モミだけして帰った」
害男「な、なんでそこまでして童貞を……!?」
不良3「俺……初めてはルイズに捧げるって決めてるんだ」フッ
友「ハルケギニアから帰って来い」
ケント「クソッ!『校内での――」
不良3「言わせるかよっ!!」ドゴッ!
ケント「ぐっ、うっ!」
不良3「アヤネちゃん、みんな!ここは俺にまかせてくれ。こいつぁーやっぱ、誰かが本気で足止めしねーと厄介な能力者だぜ」
アヤネ「……わかった。行こう、みんな!」
サエ「無事な人は怪我人に肩を貸して!彼の視界から出れば能力は解除されるはずです!!」
ケント「くそっ!『暴――」
不良3「だからさせねえっつってんだろ!!」ドガッ!バシッ!
ケント「くっ!」
ダッダッダッダ……
ケント(視界外に出る!)
不良3「ほーら、追いかけたいなら俺を倒せよ」
ケント「……クウウ……!」ジリッ……
不良3「言っておくがよ……俺は番長グループで一、二を争うほどの『タフさ』を持つ。名は『不死身の不良3』……友のような甘い足止めなんかしねーぜ?ガッチリしっかり止めてやるっ」
ケント「……仕方ありまセン……こんな事、本当はしたく無いのデスが……」
ジャリッ!
ケント「……暴徒鎮圧を行いマスッ!!貴方を倒して――番長グループを倒すッ!!」
不良3「やってみろ。俺は二次元に行くまで死なんぞおおおおおお!!!」
不死身の不良3の能力>>855
ついでに、不良3の名前を変えるor変えない>>857
変える場合は名前も安価で
あと、今回はここまでです。
おやすみなさい……朝起きてから安価確認します
あえて変えない
じゃあ俺が文句言うわ。
えー変えねーのかよーブーブー
不良3「うおおおおおお!!」
ドドドドドドドド!!
ケント「はああ!!『柄物・色付きのシャツ着用を禁ずる』!!」
カッ!
不良3「!……っはあっ!?その校則は『レベルE』だろうが?少し痛いだけ――」
ケント「少し、隙を作れれば十分デス!!」
ドゴオ!
不良3「――ごふっ!」ゲハッ
ケント「僕はボクシング全米ジュニア大会の優勝者!貴方なんかニハ――」
『マシンガン・ジャブ』!!
ズドドドドドドッ!!
不良3「うっ――ぐうっ!!」
ケント「――負けまセンッ!!」
『ギャラクティカ・マグナム』!!!
BAKOOOOOOOOOOONNN!!!
不良3「がはあっっ!!!?」
ドサアッ!!
ケント「……フー、手こずらせヤガリましテ……脳を揺らすパンチには、流石に勝てナイようデスね」
不良3「……」シーン……
ケント「サテ!無駄な時間を過ごシテしまいマシタ。早く奴らを追いかけないト――」
不良3「まあそう急ぐこと無いんじゃね?もうちょいゆっくりしようや」ムクッ
ケント「!?」ビクッ!
不良3「んー、まあまあの攻撃だな。なかなか気持ちよかったぜ?しかし……破壊力不足だな」パンパンッ
ケント「なっ……脳を揺らシタはずデスよ!?何故起き上がれるのデス!?」
不良3「根本的に力弱えーんだよテメー。超能力者って事で少しは身体能力上がってるみたいだが、能力自体が攻撃向けじゃねえからな」
ケント「だ、だからッテ……!」
不良3「ウチの副番は殺人剣術の能力者だぜ?毎日毎日斬られまくってる俺に、なよっちいパンチなんざ効くかよお」
ケント「みっ――認めマセンよ!そんなのおおおおお!!!」バッ!
『ヘビィボディーブロー』!!
ドグオッ!
不良3「ぐふっ!」
ケント「胃(ストマック)に衝撃を与えマシタ!三日はゲロが止まりまセーン!!」
不良3「ふっ……おいおい、ちょっと俺が他の女の子を見たからって……そうヤキモチ焼くなよなあ……」ボソボソ
ケント「!?…・・・何を言っているのデス!?」
不良3「心配すんなって……俺は、いつだって……お前を一番に思ってるよ……」ボソボソ
ケント「……!」(コイツ……僕を見ていナイ!?)
不良3「……『ルイズ』」ギョロン
ケント「は?……誰?」
ドガアッ!
ケント「ぐぺっ!?」メシャッ
不良3「あー、全っ然足りねーわ。もっと殴ってこいやオラアッ!」バギッ!
ケント「ぷぐっ!」ドサッ!
不良3「ホラどうした?終わりかよ……俺はピンピンしてるぜ?まだまだ俺は満足してねえぞコラ。さっさと立ち上がって向かってこいや」
ケント「なっ……何故デス!?脳を揺ラシ胃を殴打シタというのニ……何故立ち上がれるのデス!?」
不良3「……」
ケント「貴方のその『不死身のタフネス』……ただの能力とは考えられマセン!どういう事なのデスかあああああ!?」
不良3「……『ルイズ』」
ケント「……は?」
不良3「テメエから受けた『攻撃』……ぶっ倒れそうになるくらいの痛みも、全て……『ルイズ』が俺を殴ったと思えば、その痛みすらも愛おしい」
ケント「……は?るい……何?」
不良3「『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』……彼女の事を思うだけで、全ての苦痛を快感へと変えることが出来る……!」
彼――不良3が、まだ『不良仲間の三番手』では無く、無垢な小学生であった頃。
その小さき頃から、彼は『人生』に絶望していた。
「ごめんね、不良3君。あたし、きみをかっこいいっておもったことないの」
彼はモテなかった。
悲しいくらいにモテなかった!
別段顔が悪い訳でも、運動が出来ない訳でも無いッ!
むしろ一般水準は満たしているし、会話も面白く、クラスのムードメーカー的存在!
髪も金髪に染め、友人に恵まれ、如何にも『モテる』という空気を小学校中に振りまいていた!!
しかし!『モテない』ッッッ!!!
何故か――それは、彼の『超能力』が開花する前から、周囲に影響を及ぼしていたためかもしれないッ!
もしくは、彼の精神の奥底にある『本質』を、敏感な年若き乙女たちは察していたのかもしれないッ!!
兎にも角にも彼――不良3はモテなかった!
何度告白しようともその思いは実ること無くッ!彼は灰色の幼少期を過ごしたのである!!
男という生物にとって、異性にモテるというのは『生きる目的』と言っても過言では無いッ!!
彼は、その目的を長い間見失って生きてきたのだ!
それがどういう事か理解るだろうか!?
彼は、表面上笑顔を取り繕いながら――
心では『死』を考えるほどに、人生に絶望していたのだ!!
何度も何度も玉砕し、顔で笑って心で泣き……
毎日仰ぎ見る青空が、灰色に曇って見えるようになった頃。
彼は、自殺を決意した。
彼の目には、世界が色を失って見えたのだ。
何を見ても心が動かない。生きる意味を感じない。
小学校5年生の夏、暑い暑い日の事である。
彼は学校から帰ってすぐに、ランドセルを放り投げて、街中にそびえ立つ高いビルへ向かった。
自殺方法は『飛び降り』にしよう。
僕にとってこの世界は、薄暗い灰色にしか見えないけど――
僕の赤い血は、この世界を美しく彩ってくれるだろう。
そんな事を考えて、エレベーターに乗った。
死ぬなら遺書を書いたほうが良いのか。僕のおもちゃやゲームソフトは誰に相続しようか……。
そんなくだらない事を考えながら、彼は屋上九階へのボタンを押した。
これから死ぬというのに、奇妙にも何も溢れだす感情・思いは無かった。
ただただ、階層のランプが一階から二階、二階から三階へと移り変わるのをぼうっと眺めていた。
階層のランプが八階を指した時、
チン、と軽い音がして、ドアが開いた。
誰かが、エレベーターに乗ろうとボタンを押したのだ。
自分の他に屋上へ向かう奴がいるのか。物好きなもんだ――
何の気なしに、入ってくる者に目をやり、そして、扉の外を見る。
特に意味など無い。ただ、ふいっと目線がそちらに向いただけであった。
八階にあったのは、アニメショップであった。
今から死ぬ自分には、関係の無いものだ――
そう思った彼の目が、アニメショップの外に設置されているテレビの所で止まる。
彼は――彼は、その時の事を一生忘れないだろう。
そのテレビに映しだされていたアニメーションに、彼は釘付けになったのだ。
/ .:.:/ ..:.:.:.:.:/ : .:/ .: :.. :.:. \ :.:ヽ ヽ
. / :/ .:.:./ .:\.:.:/ .:.{ :l .:.: :. :.:.. 、 :.:.:. ヽ :.: }l:.:.:. l
l :/ :.:.:/:.:. .:.:.:.:.:X:.:. .:./l .:.| :.:/ :.:. 丶:. .:.:\.: :ヽ:.:. :l :.:.:l|:.:.:. |
|:ハ .: l:.:.: .:.:.:.:.:.:|:l:\/ !:.:.! :.:.! :.ヽ:.:\ :.:..} ヽ.:._:ヽ-‐| :.:.:l|:.:.:.: !
|:l l :.:.:|:.:.: :.:.:.:.:. / l:.:..:l\|.:.:| :.:.l :.:.!:..:.::l.:.:.:l イl :.:.:|:.:.:.| :.:.:l|:.:.:.: l
V l:.! :. |:.i:. :.:.:.:.:.:l ル≧ァz\l :.:.:', .:.:.jヽ.: l∠j≦:.!.:.:∧:. l :.:/:!:.:.:.:. ヽ うるさいうるさい
/ヽ{:.:.l:.l:.:. .:.:.:.:. j彳 〃´¨ヾ\.:.:.ハ .:.:/ ァ匕 j/ `ヾ`ミ<!:.,' :.:.:.:lヽ:.:.:.:.. \ うるさーい!
/ .:.:.\i小:.:.:.:.:.l:.:l ヽ |l\__ /i`ヽ{ ヽ ..:.:7´ |l \__ / i /ハ:./ :.:.:.:,':.:.:\:.:.:.:..
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『何だ、この美しいものは――!!』
彼の灰色の世界で、桃色の髪が跳ねた。
小さな愛くるしい少女の姿が、彼の心をつかんだ。
『こんなにも――こんなにも、美しいものがあるのか。可愛らしいものがあるのか。こんなにも――素晴らしいものがあるのか!!』
ふらり、とエレベーターから降りて、彼は食い入るようにアニメを見た。
見れば見るほど、彼は彼女に夢中になり、彼女の声が心に染み渡り、彼女の姿が網膜に焼きついた。
数時間はたっただろうか。彼にとっては一瞬だったが。
ひとしきり脳内に彼女の姿を染み渡らせた彼は、幽霊のような足取りで、アニメショップの中へと入った。
この頃の彼は、アニメの事なんぞ何も知らない。
本だって少年ジャンプを見るくらいだし、インターネットなどいじったことすら無かった。
しかし、彼はアニメショップにて、彼女に関する書物・DVD・ゲーム等々全て意地で購入し、
その足で家へと帰った。
もう自殺しよう等という考えは無かった。灰色だった世界が、美しいものに見えてきたのだ。
帰宅した彼は、ぶっ通しで『彼女の世界』へとのめり込み、その日のうちに精通した。
それからというもの、辛くて何の面白みも無かった世界は、素晴らしく鮮やかなものに見えてきた。
彼の心の中に、『彼女』が生活し始めたのだ。
どんなに辛い出来事も、『彼女』が自分に与えたのだと考えれば、恐ろしく気持ちいい。
どんなに厳しい状況も、『彼女』が側にいると考えれば、笑みすらこぼれた。
日を追うほどに『彼女』の姿は色濃くなり、彼は奇妙にも、脳内で『彼女』と生きていくこととなる。
気狂い(きちがい)か廃人か。知らぬ人は彼を蔑みあざ笑うだろう。
しかし彼は本気であった。本気で、色あせた世界から救ってくれた彼女を、愛していたのだ。
『愛してるよ、ルイズ……』
初めて口に出して呟いた、中学1年生の春。
彼は『超能力者』として覚醒した。
どんなに辛い出来事も、彼女と一緒なら乗り越えられる――
『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールについて考える事で、全てのダメージを性的快感に変換する能力』――
不良3「これが俺の能力――!!」
ケント「!?」
不良3「『ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説12巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!シ、シエスター!!アンリエッタぁああああああ!!!タバサァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け!』だああああああああ!!!!」
ケント(長ぇぇぇええええええええええええええ!!!)ドビ――ン!!!
今回はここまでです。
なんかもう……不良3良いキャラしてて好きだわ
不良3「うおらぁッ!」ヒュッ!
ケント「うああ!『暴力行為を禁ずる』!!」キンッ!
ドゴッ!!
ケント「へぶう!!」ミシッ
不良3「も一発行くぞオラア!!」グッ!
ケント「な……なんトカ、校則の宣言は出来ましたヨ!」
ドギュル!!
不良3「ぬ……!!」ズギイッ!
ケント「『レベルA』の校則違反……即死はせずとも、その痛みハ耐えらレル訳がありまセーン!!」
不良3「……ふ」ミシミシッ……
不良3「すげえなルイズ……お前こんな威力の魔法使えるようになったんだな……ゼロって馬鹿にされてた日々が懐かしいよ……ま」ボソボソ
ケント「……!」
不良3「あの頃から変わらず……可愛いまんまだけどな、お前は」シュウウウ……!
ケント「き!……傷が、回復して……!」
不良3「あー気持ち良かった。けどまだ足りねええー……もっとヤベエ校則宣言しろよオラ」コキコキッ
ケント「このッ!……化物(モンスター)めエエ……!!」パチンッ!
不良3「!!」
不良3「ナイフ……だと?委員長がなんてモン持ってんだ……!」タラリ
ケント「化物(モンスター)……化物(モンスター)……化物(モンスター)!!その不死身の能力、確かメテやりマスよ!!滅多刺しにしても生きテられマスかね!?」ギリッ!
不良3「待っ、待て!流石にそれは、お前っ……」
ケント「ウオオオオオオオオオ!!」ダッ!
グサッ!
パタタッ……
不良3「!!……がふっ!?」ブシュッ!
ケント「ハア!ハア!ハア!!……」
不良3「る……『ルイ……」
ケント「!!アアッ!!ウアアアアアアア!!!!」グアッ!
ドスッ!
ドスッ! ドスッ!
ドスッドスッドスッドスッ!!
ケント「死ネッ!!死ネッ死ネエエエツツッッ!!!」ドスッドスッ!ドスッ!
ケント「ハアッ!ハアッ!ハアッ……!!」
不良3「……ぐ、は……!」ヨロッ
ケント「の、能力無しの攻撃で……急所を36個所。心肺破裂のはずデス。……死にましたカ?死んだカ?死ねヨテメエ……!!」ヒュッ
ドスッ!
不良3「……!!」グラリッ
ケント「汚らシイ不良ごときガ……気持ち悪い妄想で僕の高貴な能力を穢しやがっテ……!こんなのでは僕の気が収まりまセン……死体を切り刻んデやりマスよ。グチャグチャにネエエッ……!!」
不良3「……」
不良3「お前、ナイフで攻撃とかさあ……ゲホッ」
ケント「!!」ビクウッ!
不良3「ヤンデレルイズって妄想するだけでイきそうになるだろうが……ゲホッゲホッ。いやあ正直ヤバかったね。エクスタシー入るとこだったわ」
シュウウウ……!!
不良3「ノド刺すなよ、器官に血ィ入ったぞ。ゲホッ」
ケント「う……ううう!!?」
不良3「今のは良かったぜ?ほら、もっとやってこいや。どうした?俺はまだ死んでねえぜ?せめて絶頂させてみろよ。ホラ?まだ宣言してねえ校則はあるだろ?」
ケント「あ……ああっ……!!」
不良3「どうした?かかってこいよホラ。ハリー!ハリーハリー!!ハリーハリーハリー!!!」
ケント「うわああああああああ!!!マンマアアアアアアアアアアアア!!」
不良3「ビビッてんじゃあねえぞゴラアアアア!!!」
ドカァァァァアアアンン!!!
ンンン…………
メシ。フロ。寝る。
時間あったら寝る前にもうちょい書きます
タッタッタッタ……
マスク「奴から離れたらウソみてーに痛みが無くなったぜ……」
不良2「悪い、肩貸してもらってよ」
メンバー「いえ、大丈夫っす」
友「不良3の野郎、大丈夫かな……グループほぼ全員を動けなくさせるほどの能力者だぞ」
不良1「心配すんな。あいつの防御力はマジにバケモンだ」
アヤネ「毎日ボクの攻撃を受けてピンピンしているくらいだからね……彼が足止めするとなると、厄介だと思うよ」
タッタッタッタ……
ゴロツキ2「ま!序盤から強い能力者でかなりダメージ入ったが……悪いことばっかでもなかったかもな。イイ事知れたし……ケケ!」
不良1「おい野郎共ォ!よく確認しただろうな!?グループの女子メンバー9割処女だったぞォォォォ!!」
「うおおおおお!!」オオオ!
「ありがてええええ!!!」オオオ!
「処女バンザーイ!!」オオオ!
サエ「無駄にグループの士気を上げるのやめてくださいませんこと?」ハァ
モヒカン「そういや気になったんスけど、わん子ちゃんが処女なのにドクさんが非童貞っていうのは……?」
ドク「あン?」
わん子「わん?」
不良2「あー、それ俺も気になってた。お前ら付き合ってんじゃねえの?」
ドク「アホな事言ってんじゃあねえぞ。誰が看護師代わりにコキ使ってる雑種犬なんざに欲情すっかよお」
わん子「ううう!雑種じゃなくって血統書付きのゴールデンなんだけど!わんわん!」
マスク「え?んじゃあドクさん、誰としっぽりヤったの?」
ドク「んなモン患者とに決まってんだろ!ナイスバディーな美女選り取りみどりで選び放題だぜえ。ゲハハ!!」
わん子「うー、ちょっぴりくやしいかも。わんわん。今度豊胸手術してもらおっと」
ゴロツキ1「あークッソうらやましい」
不良1「野郎共ォォ!!医者目指すぞおお!ヤブでも医者ならシッポリズッポリやり放題だあああ!!」
「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」
サエ「だから無意味に士気を上げないでくださいませんこと?」
アヤネ「サエちゃん、もう諦めよう」
タッタッタ……
アヤネ「……教室前の廊下で待ち構えている敵はいないようだね」
スキンヘッド「この先の角を曲がって真っ直ぐ行けば、三階への階段があるはずだ……!」
サエ「敵がいるとすれば、そこでしょうね……階段を登らせないように守っているはずです」
トウヤ「どんな敵だろうがっ!!俺がぶっ倒すッッ!!」
茶髪「走りながら準備しとけよ。いつ攻撃されるかわかんねえぞ……おい、リーゼントは生きてるか?」
メンバー女「まだ気絶してます」
ドク「手術終わってんぞ、起きやがれコラアッ!」ドガアッ!
リーゼント「ぐはっ!……はっ!?」
モ不良「あ、起きた」
スケバン「大丈夫かい?」
リーゼント「あー……死んだはずのじいちゃんと遊ぶ夢見たぜ……楽しかったなあ……川で船に乗ってさ。もうちょいで向こう岸着いたのに……」
友「あっぶねー三途の川渡り切るとこだったよ」
タッタッタ……
サエ「廊下の角を曲がりますわ!」
アヤネ「戦闘準備!敵を見つけたら突き進め!いいか――殺す事無く、死ぬんじゃあないぞ!」
「「「おおっ!!」」」
キュッ!
スキンヘッド「――!階段前に、誰かいる!!」
害男「突き進めェ!ぶっ倒すぞオラア!」
ズダァン!
トウヤ「うおおおおおお!!」ダッ!
茶髪「ああああああ!!」ダッ!
スキンヘッド「おおおおお!!」ダッ!
ダダダダダダダ!!
茶髪「おおおおおおお!!」ピタッ
スキンヘッド「オオオオオオオ!!」ピタッ
茶髪「……?ちょ、ちょっとスキンちゃん?」ピタッ
スキンヘッド「む?なんだろうか」ピタッ
茶髪「あ、あのさー……ちょーっとだけ、距離近くないかなあ?」ピタッ
スキンヘッド「……?」ピタッ
茶髪「出来たら……もうちょい離れてほしいんだけど?ほら、スキンちゃんみたいな暑苦しい顔の男にくっつかれても、さ」ピタッ
スキンヘッド「……何を言っている?」ピタッ
ダダダダダダダ……
スキンヘッド「俺にくっついてるのは……お前の方だろう?茶髪」
茶髪「……は?」
ダダダダダダダ……
茶髪「お、おいふざけんなよスキン!マジ離れろって!俺ぁーゲイじゃねーぞ!」ピタッ!
スキン「だから俺じゃ――は、離れろ茶髪。走りづらいだろ……!」ギュウギュウ!
ドンッ!
茶髪「っ!?」グラッ
トウヤ「……あん?」ピタッ!
スキン「なっ……トウヤ!お前何遊んでる!?俺らにタックルしてる場合か!?」グイグイ
トウヤ「ちっ!違う!なんか、身体が勝手におめーらのほうに引き寄せられたんだっ!」グイグイ
茶髪「……何ィィ~~?」
ドンッ!ドンッ!!
茶髪「グエッ!?」
害男「うおっ?なんだっこりゃあ~~ッ!?」ピタッ!
サエ「身体が……『磁石』みたいに……!?」ピタッ!
ドッシャアアァァ――!!
茶髪「うぎゃー!おっ!重っ!バカッどけっお前ら!」ギュウウ!
害男「な、なんだこりゃあ!?身体が……くっついて離れねえっ!」グイッグイッ
メガネ「め、メンバー全員くっついて、団子状態になってしまいましたよお」
アヤネ「ふ、ふみゅう……」ギュウウ……
友「ギャー!すんません副番!!」ノシッ
サエ「これは……生徒会役員、一年委員長の能力ですか……!!」
ミッチェル「……はぁー、マジありえないんですけど」ダルッ
マスク「あ?……ギャル?」ギュウウ
ミッチェル「ケンちゃんが突破されるとか……マジ考えらんないし。ウチが戦わないといけないの?マジで?ダルくない?はあー……ウチゲーセン行きたいし」
不良1「……オメーの能力かよ。解除しろオラア!」バタバタ
トウヤ「小細工で動き封じてるんじゃあねええ!漢ならっ!!正々堂々戦いやがれェェェ!!」バタバタ
モヒカン「トウヤさんあいつ女の子っす!」
ミッチェル「あーもーホントうっさいなあ……やっぱ不良グループに、運命の人とかいない系だよねえ……」
サエ「……なんですって?運命……?」
ミッチェル「愛する人同士は引き付けあって、時には反発しあって、そして最後にはキスでしめるの。そう……恋愛って磁石みたいなモノ。ウチはまだ運命の人と出会ってないけど、いつかこの能力でくっついちゃう系みたいなあ~~」
友「……何言ってんのこの人?スイーツ(笑)?」
ミッチェル「……『恋愛磁石』」
『恋愛磁石』!!
まだ見ぬ運命の人との恋に、恋い焦がれ・恋する乙女――『恋愛のミッチェル』の能力である!
彼女は全ての人・物・物体には、ぴったり『フィーリングが合う』ものが存在すると信じきっているッ!
その『フィーリングが合う』もの同士を――具体的に言うならば、同程度の大きさ・重さを持つもの同士を、
まるで『恋人同士』のように、『磁力』を持たせて自由に引き寄せたり・反発させたりする事が出来る能力!
それこそが『恋愛磁石』なのである!!
ちなみに余談ではあるが!!
彼女は『いかにもギャル』という見た目をしており、周囲の人間からは『民度の低い女』という認識をされている……
しかし!意外にも心は穢れ無き乙女であり!
未だに『白馬に乗った王子様』に憧れる少女!!
彼女の『恋愛磁石』という能力は、そのまだ見ぬ『運命の人』に出会うため発言した能力!
彼女が『運命の人』と出会い、ロストヴァージンを迎えた時……
その時こそ!彼女が『能力』を失い、ただの一般人に戻る時なのであるッ!
即ち!『恋愛のミッチェル』御歳十六歳は……『処女』なのであるッ!
『処女』――なので――あるっっっ!!!
ミッチェル「こっから先、階段には絶対登らせないし。ウチの能力『恋愛磁石』で……不良団子作って塊魂みたいに遊んでやるし」
トウヤ「上等だコラア!『紅蓮――」
不良2「バカトウヤ!こんな団子状態なってる時にオメーがギアあげたら、俺ら火傷するだろうが!!」
ゴロツキ2「くっそ!デッキケースに手ェ届かねえ!」プルプル
ピアス「飛び道具でwwwあいつ攻撃すりゃwwwよくねwwwwうはwwwww俺天才wwwwww」
害男「アヤネぇ!オメーの『飛ぶ斬撃』だ!あいつ切り裂いて――」クルッ
アヤネ「ふみ……きゅう」パタン
友「いや、すんません悪気は無いんです。ちょっと押しつぶす形にはなっちゃいましたけど……」
害男「アヤネェェェェ!!」
トウヤ「友ォォォテメェェェ!!!」
友「だから俺のせいじゃねえよお!」
スキン「クソッ!一年坊主のくせに、番長グループ全員を動けなくすっとはな……ケントもそうだが、なかなかやるぜ」
ミッチェル「お褒めの言葉ありがとにゃーん。けどウチぃ、ハゲは好みじゃないし」
サエ「……ふざけた態度ですが、実力は本物ですわね。くっ、このままでは私達……」
ギュウウ……
ゴロツキ1「鴨撃ちだな」
不良1「なぶり殺されるな」
不良2「拷問されっかも」
ミッチェル「全部せいかぁ~い。好みじゃない奴からぶっ倒していく系でぇー」
不良1・2「「誰かー!助けてくれー!!」」
サエ「くっ……!」ギリッ!
本日はここまでです。
「俺達の戦いはこれからだ!」ENDでもいいかなーって思ったけど、もうちょいやりたくなったんで、やります。
次スレは……まだ建てなくて大丈夫ですよね?980くらいですか?
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ミッチェル「じゃっ!手っ取り早くやらせてもらうしいー」ゴソゴソ
ガチャン!ガラガラッ
トウヤ「!……おい何だその鉄の部品は?」
茶髪「可愛いカバンから出したけど……ひょっとして、それ……?」
ミッチェル「え?小型サブマシンガンだけど?」カチャカチャ
不良1「当然のように組み立てんなあ!!」
不良2「やっべえアイツマジに殺す気ナリよ」
リーゼント「上等だゴラァ。バットでホームランしてやんぜ」ギギギ……
メガネ「無理ですよ!バット振り回せないでしょ!?」
サエ「……私は、まだ……手が自由ですわ!」バッ!
パキン!パキパキ……
ミッチェル「うえっ?」
サエ「『三重点』(トリプルポイント)!空気中の水分を―― 」
ミッチェル「させないし!」グォン!
トウヤ「うおおっ!?」グィン!
サエ「キャッ!?」グィン!
ビタアーッ!
サエ「ちょ!ちょっとトウヤ君!?近いですわ!ほ、ほっぺがくっついてます!」ハワワワ
トウヤ「俺じゃねえ!奴の能力だ!気にすんなァーさっさと攻撃しろッ!!」
サエ「くっ……!!」バッ……
ミッチェル「はいもう一回」グォン
ふにっ
サエ「ちょっ!!ちょちょちょ!トウヤ君っ!?どどど、どこを触っているのですかああ!?///」
トウヤ「だから俺じゃ……おい何だスゲーやわらけーぞ」モミモミ
サエ「キャー!キャー!やめっ……あっ!本当に、駄目っ、ん!……ですからあっ!///」
トウヤ「ぬう……む、胸から手が離れねえ……!」ムニムニ
不良1「おいトウヤお前そこ代われ」
ゴロツキ2「なんだろうこのやるせない気持ちは」
ミッチェル「ラブラブでちょー羨ましいんですけどお……ピッタリフィーリング合ってるねえ。ま!……死ぬのも一緒だけどお」ガチャガチャ
スキン「くっ……誰でもいい!攻撃出来る奴はいねえのかあ!?」
スケバン「アタイに任せなあっ!この距離ならヨーヨーが当たるッ!」ビュン!
モ不良「僕の激辛パイを喰らえ!」ヒュッ!
ミッチェル「その二つ……ちょーフィーリングぴったりじゃん?『恋愛磁石』」グォン
ベチャッ!
ガランガランッ!
スケバン「なっ!何処狙ってんだいモブ!アタイのヨーヨー撃ち落とすなんて!」
モ不良「違っ……僕はしっかり真っ直ぐ投げたよ!?」
害男「争うんじゃあねえテメェら!奴の能力に決まってんだろ!質量のある物質じゃあ奴には届かねえな……!」
ミッチェル「ふふーん、一人二人だったら磁石になってもここまで辿りつけたかもしれないんですけど、今は人数多いのが仇となった感じだし。連携もとれてないからホント、扱いやすいみたいなぁ~~」
ガシャン!
ミッチェル「さて!覚悟は出来たし?今から撃っちゃうけどぉ~~?」
不良1「ギャー!待て待て待てやコラア!」
友「くそっ!副番起きてくれえええ!!」
スキン「畜生……どうすればいいんだ!?」
ゴロツキ1「あいつ今……面白い事言ったなあ」ボソッ
スキン「!!……」
茶髪「……何言ってんだよ?ファニー(あだ名)」
ゴロツキ1「いや……『人数多いのが仇となった』ってよお、確かに俺らのグループは、全員で百人は超えるぜ。そのせいで今塊になっちまって動けねえ。けどさ……」
害男「……」
ゴロツキ1「俺らのグループが『1000人』だったら?『10000人』だったら?……『100000人』だったら?どうなるよ?……もしよォォ~~、このフロアを埋め尽くすくらい、大勢の仲間がいたら……あいつは何処に逃げるんだよ?エエッ?」
マスク「……!!」
スキン「ファニー……『どうすればいい』?……『お前をどうすればいいんだ』!?」
ゴロツキ1「決まってんだろ、スキン。……テメェの身体と、床とで……『挟め』」
スキン「うおおっ!」
グイイッ!
ファニー「『Dirty deeds done dirt cheap』」
ペタン……
ズズズズズズ……
ミッチェル「?……何をコソコソやってるし?今更小細工しようが、もう意味ないと思うんですけどォ?」
茶髪「ハッ!……そう思うかよ?」
ミッチェル「?」
不良2「オメーは……ウチのファニーの事を知らねえみたいだな」
ミッチェル「?……?何を言ってるし?」
スキン「俺らのグループのファニーはな……態度は悪いしムカつくし、正直いけ好かねえ野郎だ。……けどな」
ミッチェル「……」
ズズズズズズ……
スキン「超能力者としての実力は、学園トップクラスだぜ?」
ズズズズズズ……!!
ズズズズズズ!!
・
・
・
ファニー「チラリ」ヒョコッ
ミッチェル「!?……は?別に何も起こってないじゃん」
スキン「いけたか?ファニー!」
ファニー「ああ。……何も問題はねえ」
グンッ!
ファニー「『隣の世界』から――」
バッ!
ファニー′「――俺を連れてきた」
ド ン !
ミッチェル「……!?」
ミッチェル「『恋愛磁石』!!」グォン!
バチィ――ン!
ファニー「ぐうっ!さすが全く同じ俺同士だ……スゲエ磁力だぜ」グギギ……
ファニー′「俺の世界では、あいつ無能力者なんだけどな……ま!あまり変わらねえか」グググ……
ファニー「おう。ちょっとお前ら……足元失礼するぜ?」
不良1「あん?」
ズズズ……
ファニー′′「さらに隣の世界から――」
ファニー′′′「――俺が来た」
不良1「うおお!俺の身体の下から!?」
ミッチェル「んなっ!?『恋愛――」
ファニー′′′′「さらに俺だ」
ファニー′′′′′「俺だ」
「俺だ」
「俺だ」「俺だ」
「俺だ」「俺だ」「俺だ」
「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」
「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「俺だ」「私だ」「お前だったのか気付かなかったぞ」「俺だ」
ミッチェル「――はあ!?」
ズズズズズズ!!!
「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」
ワラワラワラ……
「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「俺」「おr」「o」「以下略」「(ry)」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズ!!!
>>918を読む前に言っておくッ!
おれは今やつのSSをほんのちょっぴりだが体験した
い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはジョジョに少し関係のある能力バトルSSを読んでいたと思ったら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにか完全にジョジョSSになっていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何を読んだのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 波紋だとかスタンドだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
ドッパアアアン!!!
ファニーs「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」
ドッザァァァァアアアンン!!
ファニー「「「「「必殺!!『ファニーウェーヴ』!!!」」」」」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
ミッチェル「ぎ……ぎゃあああああ!!!こっち来んなしいいいいいい!!!」ガチャッ!
ズドドドドドドド!!
「ぐはっ!」「ぎゃあ!」「痛ぇ!!」「あがあっ!?」
ミッチェル「よ、良し!何人か死んで――」
ファニー′「わかってねえなあ……いくらマシンガンを撃たれても、基本の世界となる俺がいればそれでいいんだよ」
ファニー′′′「今は俺が基本だけどな……俺を殺しても意味はねえぜ?」
ミッチェル「なっ――(人が多すぎる!!)」
ミッチェル「うあっ!『恋愛磁石』ッ!!反発して距離を――」
ファニー′′「無駄無駄。もう俺らの数はこのフロアのキャパシティ超えてンだよッ!」
ドザアッ!!
ミッチェル「――ううっ!!」
ファニー′′′′「大人しく……俺というビッグウェーヴに……」
ファニーs「「「「「飲み込まれろおおおおおおおおおおお!!!」」」」」
ミッチェル「き……きゃあああああああああああああああ!!!」
ドザアン!
ミッチェル「み゛やっ!!?」
プチッ!!
ドドドドドドドドドドドド!!
ドドドドドド
ドドド――
タンッ!
トウヤ「よっし!階段まで辿りつけたぜええ!!」
サエ「ありがとうございます、ファニーさん。貴方の能力のお陰で助かりましたわ」
ファニー「別にどーってことねえよ……」
不良1「よくやったあああファニー!おめーマジすげえな!」
不良2「なんでオメーその能力で害男なんかの下ついてんだ!?」
害男「アア?俺のほうが強えーからに決まってンだろ?」
不良1・2「「納得いかねー……」」
害男「……やったじゃあねえか。ファニー」
ファニー「うっす。害男さん」ペコリ
アヤネ「ふう、やっと開放されたよ……」
モヒカン「大丈夫っすか!?副番!」
アヤネ「ああ、問題ないよ。全員無事かい?なかなか派手な戦いだったからね……もみくちゃにされた人がいないか、確認してくれ」
「こっち問題ないっすー」「あたしも大丈夫ー」「やっべえ携帯落とした」
アホ毛「先輩!リーゼントさんが息してません!」
ピアス「ちょwwwwwあいつwwwwwまたかよwwwwウケるwwwwww」
ドク「おーうどけどけ。さっさと治療してやんぜ。ゲハハ!」
わん子「ううう!固定客だね!金づるだね!わんわん!」
友「リーゼントさん、戦い関係無く死ぬんじゃね?」
ファニー「俺もちょいやりすぎたよ……すまん」
ソーッ……
ファニー「……ん?」
ガシッ!!
ミッチェル「……『恋愛磁石』」
ガチィン!!
ファニー「!!」ガギッ
スキン「なっ!?」
茶髪「あの女、まだ動いてやがる!?」
ファニー「……テメェ、俺の手を掴んでどうする気だよ?」ギギギ……
ミッチェル「ふ……ふふふ、ふ……!」グググ……
アヤネ「くっ――!!」ザッ!
ファニー「副番!手ぇ出さんでください」
アヤネ「し、しかし――」
ファニー「今、俺はこいつの能力で、こいつ自身とくっついちまったが……みんなはまだ動けるだろ!?動けるうちに早く上に上れ!!」
トウヤ「ああ!?オメエ置いてかよ!?」
ファニー「コイツが本気出したらまーた全員ダンゴだぜ?そうなりてえのかよォトウヤァ!?」
トウヤ「ぐぬっ――!」
サエ「行きましょう、トウヤ君!」
アヤネ「ファニー君!その娘はなかなか強い能力者だ!無事でいてくれ!」
ファニー「おーう。不良3と一緒にゆっくり追いかけるぜ」
サエ「いきますわよ、皆さん!」
トウヤ「三階へ上るぞおおお!!!」
「「「おおっっ!!」」」
ダダダダダダダダァ――ッ!!
・ ・ ・
ファニー「……さあて、と?」グギギ……
ミッチェル「……」グググ……
ファニー「いつまで手ェつないでるつもりだよ?さっさと離せよ……コラ」
ミッチェル「……ふふ、ふふふふふ……!」フラリ……
ファニー「……テメェ、何考えてやがる……!?」
ミッチェル「……まさか、ウチの能力を振りきって……ウチの所まで来る奴がいるなんて……思いもしなかったし……」
ファニー「……」
ミッチェル「……様々な障害に負けず、ウチの所まで辿り着く。……ああ、貴方こそ、ウチの求めてた……」
ファニー「……」
ミッチェル「……『運命の人』……『王子様』」ニコオッ……
ファニー「……は?」
ギチッ
ミッチェル「もう、決して……離さない」
『恋愛磁石』
ガキィィッ!
ファニー「!!(さらに磁力が強く――!?)」
ミッチェル「ウチと貴方が結ばれるまで、絶対一生、離さない……!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
本日はここまでです。
D4C強すぎんだろ
ダダダダダダ……
ガチャン!!
サエ「着きましたわ……三階です!」
不良1「クッソ、まだ一つ階段上がっただけだっつーのに、不良3・ファニーと、二人も仲間失っちまったぜ」
茶髪「死んだわけじゃあねえ。すぐに追いつくさ」
マスク「……リーゼントは?」
リーゼント「……か、は……」ピクピク
スキン「諦めろ」
ゴロツキ2「ひでえ」
不良2「なんでコイツ負けキャラになっちまったんだろ」
アヤネ「みんな、気を抜くんじゃない。……生徒会役員は何処に待ち構えているか、わかったもんじゃないからね」
不良2「うーっす」
メガネ「わ、わかりました……」ビクビク
トウヤ「次こそは、この俺がッ!!速攻でぶっ倒してやるぜええ!!」
スケバン「っつってもさ、やっぱり廊下には誰も――」
わん子「くんくん……いや、いるよ!」
ドク「あン?」
わん子「すぐ、目の前に……」
スケバン「……何だって?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
アヤネ「……」
トウヤ「……」
サエ「……」
害男「……」
「……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ファニー「――ハァッ!ハアッ!!」
ミッチェル「……はぁ、はあ……!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ファニー「……いい加減にしろよ、コラ」
ミッチェル「……」
ファニー「俺だってなあ、一応男として……オンナは出来るだけ傷つけたくねェなァァ~~っとか!色々思う所あンだよ」
ミッチェル「……うふ、うふふ……!」
ファニー「手ェ離せコラア!!」
ガッ!バキッ!!
ミッチェル「うっ!ああっ!!」
ファニー「大概にしねーとマジに、顔面の骨歪ませっぞ……!俺が手加減してるうちに能力解除しやがれ」
ミッチェル「う……うう……うふふ、うふ……!」
ファニー「……」
ミッチェル「王子様に……『しるし』、付けられちゃったあ♪」ニコオッ
ファニー「……あ?」
ミッチェル「噂の『キスマーク』ってヤツぅ?『お前はオレのモンだっ♪』みたいなあ?うふふ……超うれしいんですけど」ニコニコ
ファニー「……いやあの、ちょっと待て。オイ」
ミッチェル「やっぱりい……ウチと王子様は相性ぴったり!フィーリングがっちり!最高のパートナーじゃーん?この能力……『恋愛磁石』で出会ったのは、そう!運命!貴方こそ……白馬の王子様なんですけどお」キラキラ
ファニー「誰か助けてくれマジで。何?ヤンデレギャルとか新ジャンルか?」
ファニー「ざっけんな!離せマジで!!テメェーの脳内お花畑に付き合って時間無駄に出来っかあ!!」
ガッ!バキッ!
ミッチェル「ああん!もっと……強くしてもいいし///」
ファニー「怖えーよ何この娘マゾッ気も持ち合わせてるよ」
ミッチェル「王子様に付けられた傷なら……ウチにとって、宝物なんですけど」
ファニー「そおーか、んじゃあよォォ~~もっと『宝物』増やしてやんぜ……テメェが手ェ離すまでな!!」
ドガアッ!!バギッ!!グシャア!!
ミッチェル「――!!」
ファニー「……はあ、はあ……!」ガチッ!
ミッチェル「……う……うう」ガチッ!
ファニー「……なんつー根性だよオイ」
ミッチェル「……ぜぇーったい……離さない……」
ファニー「……」
ミッチェル「ウチと……貴方が、結ばれるまで……絶対一生、離さない……!」
ファニー「……結ばれる、だあ?オメェよお……」
ミッチェル「……?」
ファニー「具体的に、そのー……どうなったら『結ばれる』って事になんだよ?」
ミッチェル「……え?」
ミッチェル「……ウチと『恋人同士』になってくれんの?」
ファニー「待て待て、話飛躍しすぎだ。『どういう行為をしたら結ばれた事になるのか?』を聞いてるだけだ」
ミッチェル「やっぱりね!そう言いながらウチのこと、大好きなんだ……知ってたけどお。うふ!うへへ……」ニコォ
ファニー「話聞け」
ミッチェル「やっぱりやっぱり、『恋愛磁石』でこんなにも強くくっつくって事は、ウチら超相性いいって事で――」
ファニー「だーかーら!オイ!こっちは早く仲間んとこ行きてえんだよ!!」
ファニー「何したら結ばれるんだよ!アア!?言ってみろよゴラア!この際なんでもやったんぞぉ!!」
ミッチェル「な、何したらって……えっと……」モジモジ
ファニー「……」
ミッチェル「その……」モジモジ
ファニー「……」
ミッチェル「……いっしょにごはん食べる、とか?」
ファニー「ざっけんなテメェ戦争終わるまで離さん気か」
ミッチェル「けどけど、ウチは、ウチは――」
ファニー「……時間の無駄だな。しゃあねえ……」ハァ……
ミッチェル「?」
ファニー「……『D4C』」
ドンッ
ファニー′「おう。呼んだか俺」
ファニー「おっす。すまんな何度も」
ファニー′「気にすんな。もう二、三人呼んどくか?」
ファニー「そうだな……そのほうが楽しめるか」
ミッチェル「……?」
ミッチェル「えっと……何を、する気だし?」
ファニー「あ?テメェと『突き合って』やるんだよ」
ミッチェル「!!……ほ、本当に……?」パアア
ファニー′「ああ」
ミッチェル「本当に……『付き合って』くれるし?」
ファニー「おうよ。『突き合って』やんよ」
ファニー′「あーけど、厳密には『突く』のは俺らだけか?」
ファニー「あー言われてみれば、確かに」
ミッチェル「……?」
ファニー「まあとにかく、強制的に『結ばれて』やるんだよ。覚悟しろよオラ。俺ちょいイラついてっから加減出来ねえぞ」
ミッチェル「?……何を……?」
ファニー「『D4C』」ズンッ
ワラワラワラ……
ファニー「今からお前……徹底的に『犯して』やる」
ド ン
ミッチェル「…………は?」
ファニー′′「手とか、足とか、ケツとか、髪とか、膝裏とか腋とか腹骨とか頬とか……全身全部犯してやる」
ファニー′′′「代わりは何人でもいるからな。休む暇なく犯してやる」
ファニー「けど本命の、アソコに突っ込むんは最後だ。まずはテメェのメンヘラスイーツ発言に散々付き合わされた分の憂さ晴らしだ」
ミッチェル「は……?え、ちょ……ま、待てし……!」
ファニー′′′′「どの段階で『結ばれた』ことになるのかちょい気になるな。ケツか?口か?キスした時か?」
ファニー′「けどまあ普通に考えたら『繋がった』時だろ……だからそれは一番最後だ。ソレ以外を徹底的に犯す」
ファニー′′「よがり狂って死ぬ寸前まで犯す。常時アクメ顔キめるまで犯す。全身の穴という穴を犯す」
ファニー′′′「それでも……俺らの鬱憤はスカッとさわやか晴れ晴れするとは限らねえんだ……」
ミッチェル「あ……あああ……!」ガタガタ
ファニー「ま……楽しんでくれや」ニコリ
ミッチェル「いやあああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああ!!…………
あんっ///」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
会長「…………ケント君と、ミッチェル君が守るポイントが突破されたか」
バラキ「……」
会長「番長グループは現在三階で、彼女と接触……彼女の性格ならば、すぐに四階まで来られてしまうだろうな」
バラキ「……」
会長「思っていたよりも少々速いな。しかし……想定の範囲内だ。バラキ君」
バラキ「はっ」
会長「エネゴリ君のまとめた資料をこちらに」
バラキ「はい」スッ
会長「……こちらにはまだ『二年委員長』『三年委員長』がいる。キミや、あゆみ君、エネゴリ君もな」パラパラ……
バラキ「……」
会長「……絶対に勝つ。敗北等という言葉……聞きたくは無いし、聞く必要もあるまい。いいな?」
バラキ「……はい」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
シーン……
ムル「……むー」キョロキョロ
エネゴリ「……」
ムル「なーなー、おっちゃん!」
エネゴリ「……同い年だウホ」
ムル「あたし、いつまでこんな真っ白で何にもなーい部屋にいればいいのぉ?ろーやみたいだよ?ここ」
エネゴリ「一応、ここは談話室だウホ。君を守るためには、この部屋にいてもらうのが一番いいんだウホ」
ムル「むー……おっちゃんはドアの前にいて外に出れないし、なんか……監視カメラみたいなのあるし」
エネゴリ「……君の安全のためだウホ。わかってほしいウホ」
ムル「うー……なんかさあ……」
ムル「この中で事件とか起こっても……監視カメラが無かったら、誰も気付かないかもしんないね?」
エネゴリ「……?」
ムル「へへへ……」ニコッ
とぅるるるるるるる
とぅるるるるるるる
とぅるるるるるるる……
ミステリ「……」
とぅるるるるるるる
とぅるるるるるるる
とぅるるるるるるる……
ミステリ「……」スッ……
とぅるるるるるるる……
ガチャッ
ミステリ「…………もしもし」
『アロー、アロー……聞こえますかァ?上海ニハオLADY?そちら空は晴れてごきげんですかァ?』
ミステリ「……何の用だ……『火』(カ)」
『そーう怖い声出しなさんなァーミステリッ!俺ァーアンタと仲良くやっていきたいって、ずーっとそう思ってんだぜぇ?』
ミステリ「……私は貴様なんぞと仲良く手をつなぐのはごめんだ。……『過激派』の貴様とはな」
『辛いねェー。俺はいつだってひとりぼっちだ。誰も誘ってくれない。休日はスロー』
ミステリ「貴様には『水』(スイ)という手駒がいるだろう。……奴はどうした?」
『ああ。ちょいと野暮用でね……』
ミステリ「……?」
『ところでミステリ!お前さん……この俺を『過激派』と罵る、が……』
ミステリ「……」
『お前さんは憧れたこと無いのかい?暴力と策略で全てを思いのままにする者を?』
ミステリ「……」
『反吐が出る世の中に叛逆する、気高き猛獣に輝かしい目線を送ったことは?無いのか?本当に?えらくまじで?』
ミステリ「無益な争いはエネルギーの流出につながる。貴様の行動は……まさしくそれだ」
『……ケッ!なんて寂しい顔だ。雨が唄うぜ?シャララララ』
ミステリ「……」
『お前のそれは本音と建前だ。お前はココロの奥底で、冥王に不満を抱いてる』
ミステリ「……」
『開放しろ……開放するんだよ、ミステリ!お前はそれを開放するんだ。俺らの同類になれよォ……素晴らしい世界が待ってるぜ?』
ミステリ「……」
『だんまりか?無口なサボテンとじゃどーも、途切れ気味になる会話』
『すでに……天王はこちら側に来たっつうのに、よ……』
ミステリ「……!」
『お?気になったか?気になったのか?ウハハ』
ミステリ「……どういう事です?」
『どうもこうも、あの罰に耐え切れなかったってだけさ。俺らと一緒に、この巫山戯た学園ぶち壊そうって盛り上っちまったんだヨ』
ミステリ「……」
『俺らのやる事はでかいぜぇー……?手始めに、オメーに手土産をやろうと思ってなあ』
ミステリ「……」
『オメーが俺らの所に来るなら、オメーにこの手土産やってもいい。だが……断るなら、どうなるかねえ?ククク……』
ミステリ「……」
『ホンット、ウチの水(スイ)はやりやがるぜェ。ちょいと混乱に乗じて本気出しゃあこれだからなァー……この調子で俺らが本気出したら、クケッ!どうなるのかなあ?クケコッ!』
ミステリ「……何の話だ」
『……』
ミステリ「お前の言う『手土産』とは……何だ?」
『……』
???『んー!んー゛!!』
ムル『んー!!んんー!!んんん゛ー!!!』
『件の宇宙人……ムルを捕まえた』
ド ン
ミステリ「……!!」
『アロー、アロー?聞こえますか?どうぞ?』
ミステリ「貴様、なんて事を……!!」
『東京ロンリLADY?こちらの彼女、まずい……今にも泣きそう』
本日はここまで。
さすがに残り30弱のスレ埋めるんはキツイですかね?
キリいいし、そろそろ次スレ行きたいんですが……
建てました。
男「安価で超能力学園トップを目指す」仗助「その2っスよ~ッ」
男「安価で超能力学園トップを目指す」仗助「その2っスよ~ッ」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1390738583/)
少し残りありますが、雑談とかそういうので埋めといてくれると助かります。
別にやっても構わないし、そういうのすごい好きだしぶっちゃけ楽しみなんだけど、
そういうのって俺以外に誰か特する人いんのかな……?
あと、このシリーズ綺麗に終わるかどうかわからんから、完結するの待たなくていいっすよ
俺完結させたssより未完で逃げたやつのほうが多いよ
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最高傑作