メガネ拭き「誰も使ってくれないです」グスッ  雑巾「お前なぁ…」 (38)

雑巾「それを何で俺にいちいち言いに来るんだよ!」

メガネ拭き「拭かれる布者で一番活躍してらっしゃるから……」

雑巾「ハァ…で?何な訳?」

メガネ拭き「どうやったら沢山使ってもらえるんでしょうか?」

雑巾「そりゃ沢山使ってもらうには沢山汚れが出ることだろうよ」

メガネ拭き「でも、私ホコリしか拭けません」

雑巾「しつこい汚れは俺の役目だからなぁ」

雑巾「俺にもう聞くなあっち行きやがれ!」

メガネ拭き「ぐすん」


~~~~~~~~~~~~~~~~~

タオル「んで?次はボクな訳」

メガネ拭き「はい、そうです。」

タオル「そりゃ、ボクは毎日使われるけど…ボクはいずれ雑巾になる運命なんだぞ?」

メガネ拭き「ええ!?そうなんですか?私は何になるんでしょうか?」

タオル「お前は一生メガネ拭きで生まれ変わる事はないと思うが」

メガネ拭き「そんなぁ…ぐす…」ウルウル

メガネふきわ使わないなあ(´;ω;`) ティッシュとか服のはしっこでふいちゃう

メガネ拭き「はぁ、私は一生このまま……」

フェルト布「しぇんぱい、何落ち込んでるんでしゅか?」

メガネ拭き「ん?あぁ、フェルト布ちゃんか…実は(ry」

フェルト布「そうだったんでしゅかぁでも、しぇんぱいはマシでしゅうぅ」

メガネ拭き「え?そうかしら、私はあなたみたいに生まれ変わる事も出来ないのよ?」

フェルト布「しぇんぱい、それは間違ってましゅう!
ぼくはご主人様の自由研究の余りでこの押入れに入れられてはや十三年!
ぼくは一生生まれ変われじゅにずっと赤ちゃん言葉でしゅ!
いつかご主人様に見つかってもゴミ箱行きでしゅ!!!」グスッグスッ

メガネ拭き「フェルト布ちゃん、そんなに悩んでたなんて…」

フェルト布「しぇんぴゃいは、しぇんぴゃいはご主人様の目が良くならない限り
一生物でしゅからボクの気持ちなんか分かりましぇんよぉ…」ヒック ヒック

そんなに言われると心が痛むから明日から若干使うわ

ティッシュに食器洗い洗剤垂らしてそれで拭けばくもらなくなるんだよな?

メガネ拭き「私、そんなに贅沢言ってたのかしら?私は今まで他の布達に沢山 文句を言ってたわ…私何て事を…………」

赤ちゃん用毛布(以下赤毛布)「よっ!とーしたぁー?そんな暗い顔してぇー」

メガネ拭き「あ!毛布さん!あの、私(もしかしてこの人なら…)」

赤毛布「んー?どうした?」

メガネ拭き「あの、実は(ry」

赤毛布「そっかそっか、辛かったなぁ…
でもな、それは結局は俺達 布は運なんだよ。例えば俺は本来ご主人様が小学生か幼稚園卒園の時、捨てられてるはずだ
でも俺はご主人様が俺に抱きついて無いと落ち着いて眠れ無いとから俺は今 灰にならず済んでる」

メガネ拭き「ふぇ…何だか難しいけどなんとなく分かりました」

赤毛布「じゃあな、俺は持ち場に戻るから」

>>19
それ本当?(^q^)

メガネ拭き「私もそろそろメガネケースに戻らなきゃ」

ハンカチ「ハロー!」

メガネ拭き「あっ!ハンカチ、どぉ?日本語には慣れた?」

ハンカチ「ハイ、ニポンゴムズカシイ、デモシルコト、タノシイデス」

メガネ拭き「それにしてもご主人様も乙女だねぇ、男なのにフランス品のハンカチ常備してるなんてさぁ」

ハンカチ「ソデスネ、デモワタシ、テヲ拭クトキニシカ。ツカッテモラエマセン
デモワタシオンナノコニ貸ス時ニシカ使ッテモラエナイヨー。
ボクカナシーヨー」

メガネ拭き「そっかぁ大変だねぇ(ご主人様のポケットにいつも居られて毎日そばに居られるだけラッキーなのに)」

汗ふきタオル「なのに全然モテないなんてなぁー!wwwww」

メガネ拭き「フフフ、そうね!(それじゃご主人様が頑張ってハンカチを個人輸入した意味が無いじゃない)」

汗ふきタオル「あ、そうだ今の内に言っとくけどさぁ、アタイ汗が染み込んでもうすぐ敗れそうなんだぁ…
今にも力いっぱい引っ張ると絶対破れちゃいそうなの
って事だからもうすぐお別れだからね」ケラケラ

メガネ拭き「ど…て……よ」

汗拭きタオル「ん?」

メガネ拭き「どうして!?どうしてそんなに笑っていられるの!?
あなたはいつもいつもご主人様がサークルを頑張っているのをずっと見てきた!!
なのに…なのにどうして笑っていられるの?!」

汗拭きタオル「それがアタイの運命、そう想うから、だから私はそれをまっとうするだけ……」

メガネ拭き「うっ…(正論…かもしれない)」

汗拭きタオル「あっ!ご主人が来た!」

男「ふあぁ~あ…日曜出勤メンドクセェ」

メガネ拭き私

すまん、誰も見て無さそうだが一応言っとく
PCの不調で一時中断する

再開




メガネ拭き「私も…汗拭きタオルちゃんみたいに自分の仕事をまっとうして、その仕事に幸せを見出だすべきなのかなぁ……」

男「んーまた曇っちゃったなぁー」フキフキ

メガネ拭き「ん…いやっ…ぁ…んっっくすぐったいですうぅ…」

メガネ「こんにちは!」

メガネ「君はぼくの顔面に体擦り付ける仕事で恥ずかしく無いのか?」

メガネ拭き「ええ、んっ…誇りにひゃぁん!…思ってます…ぁんっ」

メガネ「そうか…私は少し嫌になって来たんだ」

メガネ拭き「へ?」

メガネ拭き「やぁっ…角で拭いてばかりじゃ…やぁ…んっ…あぁん
それでさっきの事…本当?…あっ」

メガネ「私がご主人様の顔に乗ってるだけでそれが悪口になってしまう。それに今時メガネなんてダサいってさ …ハハハ」

メガネ拭き「んっ…メガネ男子って…くぅっ…良いじゃない…ですか」

メガネ「それはイケメン限定なんだよ!!!!!!!!!!」

メガネ拭き「くぅんっ…でも、今でもメガネさんを使ってるって…んはぁっ…事は、好きって事でしょ?…やんっ」

メガネ「慰めは止めてくれ、私がこんな話をしているのは…お別れを言う為だ」

メガネ拭き「それって…んっ…どうゆう事?」

メガネ「さようなら」

男「おわっっとっ危ねぇ…」

女「男君、すごい真剣にメガネ拭いてるね」

男「はわわ、女さん そのぉメガネがどんどんキレイになるのが楽しくてさ……」

女「そうなんだぁ…私も同じ理由で掃除好きなの!」

メガネ拭き「ほら、メガネさんあなたのおかげでご主人の好きな女さんとの話題になれてるんですよっ!
だから…だから自殺なんが…やべでぐださいっっ!!」グスン…グスン…

メガネ「そうだな…私どうかしてたよ」

男「でもさ…このメガネ飽きちゃって替えようと思うんだ」

女「良いじゃん!男君は青いのが似合うよ!黒じゃ無くて」

男「その…良ければ一緒に行ってくれない?」カアァァ

女「えっ…あ、うん」

メガネ拭き「………」

メガネ「良いんだ…別にどうせ死のうと思ってたしご主人様の役に立てて嬉しい……」

メガネ拭き「メガネさん………」

メガネ拭き「メガネさんがいなくなった今、私が色々がんばらなきゃ!」

男「おっ!これ良いじゃん」

女「ハァ…そうだねぇー(コイツめんどくせぇ)」

店員「お決まりですか?」

男「はい!これで」

店員「××××円です」

新メガネ「ちぃーっす!」

メガネ拭き「よ、よろしくお願いします」

新メガネ「よろしく☆」

店員「これはサービスです」

男「ありがとうございます」

メガネ拭き「あ、あれは」



新メガネ拭き「こんにちは、そしてさようなら」

男「今のボロくて取り替えようと思ってたしラッキー♪」

メガネ拭き「そ、そんな…私はずっとご主人様のそばにいた…」

男「~♪」ポイ

メガネ拭き「あぁぁーーー!!!!…ぁ…ぁ……ぁ………」

メガネ拭き「そんな、私の役目はこれで終わり!?永遠に?ずっと…そんな……そんなのひどいよ」

~ 一方男と女達は ~

男「女さん!どこ行こうか?」

女「帰るわ私、こんなにつまらないデート初めてだよ!あと…メガネなんていまどきダサいから」ボソッ

男「クソッ」ガシャッ

新メガネ「え?ここは?」

新メガネ拭き「う…ウソでしょ?一度も使われずにゴミ箱行きなんて……」
メガネ拭き「私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ私ハ終ワリ」

END

もう誰も居ないかもだけど駄文失礼しました!

私の文章力はこんなもんかぁ……

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