女勇者「きゃあっ!?」バギッ!
戦士「女勇者!?」
魔獣「ガルルル……!」
女勇者(ダメだ、噛まれ……!?)
戦士「このっ……!」ダッ!
女勇者「!?」
魔獣「ッ!!」ガブッ
戦士「っ……!? はああぁぁ!!」バギッ!
魔獣「ギャアア――!?」
▽女勇者たちは 魔獣を 倒した!
▽経験値を 360ずつ 手に入れた!
戦士「くっ……」ドサッ
女勇者「戦士、腕が……!」
戦士「大丈夫だ、千切れてはない。悪いが治癒してくれないか?」
女勇者「う、うん! 【回復魔法】!」ポワア…
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戦士「……」
女勇者(牙で肉を裂かれて、骨も折れちゃってる……痛々しい……)
女勇者「ごめんなさい……私の治癒魔法じゃ、動かせるようになるのにもう少し時間がかかるかも」
戦士「謝ることはない。俺なんて魔法はろくに使えないんだ。お前にはいつも助けられている」
戦士「ありがとう」
女勇者「っ……」ドキッ
女勇者(戦士は、本当にすごい人だ……私なんかより、ずっと……)
女勇者「……ごめんなさい、私のせいで」
戦士「何度も謝るな。お前の悪い癖だぞ」
女勇者「でも、私がもっと強ければ戦士が傷を負うことはなかった」
女勇者「私は、女神様に選ばれた伝説の勇者なのに……戦士の足を引っ張ってばかりで……!」
戦士「……確かに、お前は選ばれし者だ。選ばれてしまった。普通の少女がある日突然世界の救済という重すぎる使命を背負わされてしまった」
戦士「それでも、お前は逃げずに必死に戦っている」
戦士「俺は、そんなお前を尊敬している」
女勇者「戦士……」
戦士「それに、少しずつとはいえ、旅立ったばかりのころに比べれば見違えるほど強くなっているじゃないか」
戦士「女神様がなんの理由もなくただの少女を勇者に選ぶわけがない。お前はいつか必ず、世界を救うさ」
戦士「だから、俺がお前を守るのは早めの恩返しだと思ってくれればいい。まあ、英雄への恩返しにしては全然足りないけどな」
女勇者「……」
戦士「……ありがとう。もう動かせるぞ」ブンブン
女勇者「む、無理はしないでね。傷はふさがったけど、完全に癒えてるわけじゃないから」
戦士「分かった。自分は治癒しないで大丈夫なのか?」
女勇者「大丈夫、ちゃんと動けるから」
戦士「そうか。無理はするなよ」
女勇者「うん」
戦士「それじゃあ先に進もうか。そろそろ街に着く」
女勇者「っ……」ズキッ
戦士「どうした? どこか痛むのか?」
女勇者「な、なんでもないよ。大丈夫」
戦士「そうか……」
女勇者「……ぅぅ」ムチムチ
女勇者(胸が、苦しい……もう、こんなに大きくなっちゃったんだ……)
女勇者(最近は戦う魔物も強くなってきて……その分、倒したときに得られる経験値も増えたから)
女勇者(手に入った経験値のほとんどが胸にいっちゃうなんて……なんで私は、こんなふざけた体質をしてるんだろう)
女勇者(そのせいでどれだけ魔物を倒してもなかなか強くなれないし、私が弱いせいで戦士が……笑えないよ)
女勇者(うぅ、さらしに胸が締め付けられて、痛いし息が苦しい……はちきれちゃいそう)
女勇者「……」チラッ
戦士「……」
女勇者(やっぱり、戦士にはこの体質のこと言ったほうがいいよね? そうすれば、さらしなんか巻かずに、堂々と……)
女勇者(い、いや、やっぱ恥ずかしい……!///)
女勇者(それに、この体質のことを話したら、あの事についても話さなくちゃならなくなるし……)
女勇者「うぅぅ……」
戦士「……」
女勇者(……どうにか、街に着くまで耐えるんだ。そうすれば……)
――――――――
女勇者「くっ……! てりゃあああ!!」ズバッ!
魔獣「ギャアアァァ!?」
▽女勇者たちは 魔獣の群れを 倒した!
▽経験値を 1180ずつ 手に入れた!
戦士「はぁ……はぁ……どうにか倒せたか。ここら辺の魔物は群れで行動していることが多いらしい」
戦士「少し早いが、今日はもう休んだほうがいいかもな。今日中に街に着けるかと思ったが、想像以上にハードだ」
戦士「女勇者、大丈夫か?」
女勇者「はぁ……はぁ……!」
戦士「女勇者!? どうした、大丈夫か!?」
女勇者「だ、大丈夫、だから……!」ムチムチ!
女勇者(まさか、ここまで大きくなるなんて……! こんなに苦しいの、初めて……!)
女勇者(痛い、痛いよ……! でも、こんなみっともないの、戦士には見られたくない……!)
女勇者(大丈夫だって言わないと……! でも、もう、立つことも……!)
女勇者「う、くぅ……!」ミシミシ!
戦士「どうした!? 胸が苦しいのか!?」
女勇者「!?」
女勇者(しまった、無意識のうちに手で胸を押さえて……! ど、どうにかごまかさないと……!)
女勇者「だ、大丈夫、だから……え、えへ……うぐっ!」
戦士「大丈夫なわけあるか!? すごく辛そうじゃないか! 発作か何かか、薬草は……!」
女勇者「だ、大丈夫だから、お願い……!」ギュウ!
女勇者(も、もうダメ……! 嫌なのに、もう、我慢――!)
女勇者「見ないで……」
戦士「え?」
女勇者「見ないでえええええぇぇぇぇ!!!」
バチーン!!
戦士「!?!?」
女勇者「あ、あぁ……」ボインッ
女勇者(さらしが、破れて……すごい……私の胸、こんなに……)
女勇者(服が押し上げられてお腹出ちゃってるし……ていうか、ち、乳首、浮いて……!)カァァ!
女勇者「せ、戦士、違うの! これは……!」ブルンッ!
戦士「っ……///」バッ
女勇者「っ!?」
女勇者(戦士、今まで見たことないぐらい、顔真っ赤……///)
女勇者(……戦士でも、こんな顔するんだ……)
戦士「あー……その、すまない……これは、どういう……」
女勇者「あ、あはは……えっとね……」
戦士「経験値のほとんどが胸にいく?」
女勇者「うん……だから、魔物を倒すたびに、胸が大きくなっちゃうんだ」
戦士「胸が、大きく……」チラッ
女勇者「っ~~!///」バッ!
戦士「わわ、悪い!」
女勇者「ぅぅ……」
戦士「……その、違ったら悪いんだが、お前が魔物を倒してもなかなか強くならないのって……」
女勇者「……これが、原因」
戦士「そうか……どうして黙ってたんだ?」
女勇者「そ、それは、その……ごめんなさい」
戦士「あ、いや、こっちこそ、悪い……デリカシーのないことを……」
女勇者「……」
戦士「……」
女勇者(き、気まずい……戦士って、真面目でこういうのあまり興味ない人だと思ってたけど)
女勇者(私の胸見ないようにしてくれてるけど、ときどき、チラチラ見てて……)
女勇者(ど、どうしよう……嫌じゃないけど、すごい、恥ずかしい……)
戦士「それは、その……病気か、何かなのか?」
女勇者「……分からない。一応お医者さんや神父さんにも見てもらったことあるけど、前例がないって……」
戦士「治すことは?」
女勇者「原因が分からないんじゃ、どうしようもないって……」
戦士「そうか……」
女勇者「……ごめんなさい。今まで、黙ってて」
戦士「いや、謝らないでくれ。その、今まで気付けなかった俺も悪かったし」
女勇者「……私、強くなれないんだ」
戦士「……」
女勇者「戦士は、私のこと信じてくれてたけど……ごめんなさい、私、強くなれないの……」
女勇者「死にそうな目にあいながら魔物を倒してたって胸が大きくなるばかりで、剣の腕も、魔法の才能も、まったく上がらなくて……」
女勇者「なんで私なんかが勇者になっちゃったんだろうって、他の誰かならよかったのにって」
女勇者「もう、何もかも投げ出して、逃げてしまいって思ったこと、何度もあるの」
女勇者「でも、私は勇者だから……! 私が逃げたら、みんなが……!」ギリッ
戦士「女勇者……」
女勇者「もう、嫌だよ……ごめんなさい、弱くて、ごめんなさい……」ポロポロ
戦士「……」ギュッ
女勇者「……!」
戦士「ごめん」
女勇者「……なんで、戦士が謝るの? 悪いのは、私なのに……」
戦士「お前は何も悪くない。俺こそ、すまなかった。お前は一人で悩んでたのに、力になれなくて」
戦士「俺の言葉も、お前を追い詰めてしまっていたかもしれない。お前なら必ず世界を救えるだなんて、無責任なこと言って……」
女勇者「ううん、そんなことない! 戦士の言葉、どれもすごい嬉しかったよ。私の力になってた!」
女勇者「戦士がいなかったら、私は、とっくのとうに折れちゃってた……」ギュウ
戦士「……これからは、もう隠さなくていい」
戦士「恥ずかしいとは思うけど……さらしなんかで無理やり押さえつけてたら、その、やっぱりよくないと思う」
女勇者「あはは、だね……」
戦士「男の俺にはいろいろ言いづらいこともあるだろうけど……その、正直、俺も少しは意識してしまうかもしれないけど」
女勇者「っ……う、うん」
戦士「もっと俺に頼ってくれ。俺に、お前を守らせてくれ」
女勇者「……戦士」
女勇者(戦士の目が、真っ直ぐに私の目を見つめてる……恥ずかしいのに、目が離せない)
女勇者(熱い……戦士と触れ合っているとことから、熱を帯びていくみたい……)
戦士「女勇者……」
女勇者「戦士……」
女勇者(顔、近い……もう少しで、唇、触れ――)
ギャーギャー! バサバサッ!
女勇者 戦士「「!?!?」」ビクビクッ!
女勇者(び、びっくりしたぁぁ!! 心臓飛び出すと思った……!)ドキドキ
戦士「あ、ああ、そろそろ飯にするか!」
女勇者「そ、そうだね! あ、あはは!」
女勇者(ああ、もう、まだドキドキしてるよ……よかったのか、悪かったのか……)
女勇者「うぅぅ……」タユンッ
戦士「っ……!」フイッ
戦士「あ、そ、そういえば、その体質っていつからなんだ?」
女勇者「え、さ、さあ? 実際に魔物と戦うようになって初めて気付いたんだけど、いつからこうなのかは分からない」
戦士「その間、その……ずっと大きくなってたのか?」
女勇者「ふぇ!?」
戦士「あ、いや、その、すまん。純粋に気になって……そんな大きいの、ずっと隠してたのか?」
女勇者「え、えっと、これは、その……ね、寝たら治るの!」
戦士「え?」
女勇者「いや、治るというか、元の大きさに戻るんだ、寝たら。だから、戦士も気付かなかったんだと思う」
戦士「戻るのか……そうか。このまま大きくなり続けたらと心配だったんだ」
戦士「これ以上大きくなったら大変だからな……」チラッ
女勇者「っ……!///」
戦士「べ、べつに変な意味じゃないぞ! 戦闘のときとか、いろいろ……!」
女勇者「……ぷ、はは!」
戦士「……?」
女勇者「なんだか、慌ててる戦士って新鮮だね」
戦士「そ、そんなこと……」
女勇者(戦士の意外な一面が見れて、ちょっと嬉しいな)
戦士「……やっぱり、お前は笑顔でいるほうがいい」
女勇者「え?」
戦士「そのほうが、ずっと魅力的だ」
女勇者「っ……!?」ドキッ!
戦士「さ、料理にしよう。といっても、いつもどおり干し肉と野草のスープしかないが」
女勇者「う、うん……」
女勇者(ああいうことは恥ずかしげもなく言えちゃうんだ……急にああいうこというの、やめてよね)
女勇者「え、えへへ……」
戦士「……?」
女勇者(……でも、私、嘘ついちゃった……)
女勇者(戦士は頼ってくれって言ってくれたけど、やっぱりこればっかりは戦士にも……いや、戦士にだけは言えないよ)
女勇者(ていうか私、なんで寝たら治るなんて言っちゃったんだろ……明日の朝までにどうにかしないといけなくなったじゃんか)
女勇者(仕方がない、夜に戦士が仮眠してる間にやるしかない!)
――――――――
女勇者「戦士、夜番は私からやるよ」
戦士「いや、お前は今日は寝てていいぞ。その、回復させないといけないだろ、いろいろと」
女勇者「疲れてるのは戦士も一緒でしょ。ていうか、戦士の方が絶対疲れてる」
戦士「俺は別に……」
女勇者「それに、その……こっちのほうは、数時間の仮眠でもちゃんと治るから」タユンッ
戦士「っ……!」フイッ
女勇者「今までだって普通に交代でやってたでしょ?」
戦士「……分かった。何かあったらすぐ起こせよ」
女勇者「うん。おやすみなさい」
戦士「おやすみ」
戦士「……」スゥスゥ
女勇者「……寝たみたいだね」
女勇者(戦士は何かあればすぐに起きちゃう。慎重にやらないと)
女勇者(少しだけ離れて……何かあって戦士が起きてもごまかせるように、背中を戦士のほうに向けとこう)
女勇者(服は……前だけめくればいいか。もしものときに半裸だったら言い訳できないし)
女勇者「……」クイッ
ブルンッ!
女勇者(ホントに大きい……これが私の胸だなんて、いまだに違和感だらけだよ)
女勇者(服が戻らないように……声が漏れないように、服を口で咥えておこう)
女勇者「あむ……」
女勇者(はぁ、嫌だなぁ……こんなことしなくちゃいけないなんて……)
女勇者(森の中で……戦士がすぐそこにいるってのに……)
戦士「……」
女勇者(戦士……)ゾクッ
女勇者「んっ……」ムギュッ
ムギュムギュ ムニムニ
女勇者「あっ……ふぁう……」ビクッ
女勇者(声、我慢しないと……戦士が、起きちゃう……)
女勇者(こんなところを……自分で胸を揉んで、変な声だしてるところなんて見られでもしたら……)
女勇者(勘違い、されちゃうよ……戦士に、そういう女だなんて思われたら、私……)
女勇者「くふぁ、んぁ……あくっ……!」
女勇者(あれ……乳首、もう勃ってきちゃった……)
女勇者(あの時、戦士、私の乳首が浮いてたの、分かっちゃったよね……)
女勇者(やっぱり戦士も、女の人の胸、興味あるんだね……)
女勇者(触ってみたいとか、思うのかな……私の胸、戦士のゴツゴツした手で、触られたら……)
女勇者「ああふっ……んんぁ、あんっ……!」キュンキュン!
女勇者(なんだろう、いつもより、キモチいい……外でしてるから? いつもより、大きくなっちゃってるから?)
女勇者(それとも、戦士に胸のこと、バレちゃったから……?)
コリッ
女勇者「くひゃん!」ビクン!
女勇者(乳首、ビリッてきたぁ……! 私、自分で胸弄って、キモチよくなっちゃってる……!)ゾクゾク!
女勇者(私、変態みたいだよぉ……! そんなこと、ないのに……!)
女勇者(こうやってやらないと、胸が元に戻らないから……仕方なく、やってるだけなのにぃ……!)
女勇者「あ、あぁ、んぁあっ……!」
女勇者(アソコ、濡れてきてる……胸しか触ってないのに……)トロォ…
女勇者(弄りたい……指で、なぞったり、挿れたり……! でもそれじゃ、本当にただのオナニーになっちゃう……!)
女勇者(早く、終わらせないと……早くアレ出さないと……!)
女勇者(本当に、オナニーしはじめちゃうよぉ……!)
女勇者「ん、んひっ、あんん……!」ムギュムギュ
女勇者(早く出て! 早く、早く……!)
女勇者「くふぁ、んぁ、ああっ……!」ビクンッ!
女勇者(どうしよう、これ、イっちゃう……!? 出すのと一緒に、絶対イく!)
女勇者(違う、これは、オナニーじゃないのに……! 私……!)
女勇者「あふ、ん、ん、ンぁ……!」ビクビク!
女勇者(ああ、もうイく……! 声、声だけ、我慢……!)
女勇者「ん、くううううぅぅぅぅ……!!」プシャアアアアア!!
女勇者(出たぁぁ! ぼ、母乳出たぁぁ……!♡)
女勇者「ッ~~!!」ビクビクビク!!
女勇者(すごい、勢い……!? これ、キモチいいのが、乳首から、一気に外へ弾けるみたいに……!)
女勇者「あギッ、んぇええっ……!」ビクビクビク!
女勇者(これ、何度やっても、すごい……! 頭、何も、考えられなく……!)
女勇者「ァ、あへぇ……♡」ビクッ ビクッ
女勇者(や、やっと止まった…………こんなに出たの、初めて……)グッタリ
女勇者(胸、元の大きさに戻ってる……よかった……)
女勇者(ていうか、パンツぐしょぐしょだよ……気持ち悪い、履き替えないと……)
女勇者「う、っ……」ヌチャァ…
女勇者(糸、引いて……アソコ、ヒクヒクして……)ドキドキ
女勇者(ってダメだダメだ! 今は野営中で、すぐそこに戦士がいるんだから! 我慢して私!)
女勇者(いや、そもそも、我慢しなくちゃいけない時点で、私変態みたいだよ……)
女勇者(こんなところ戦士に見られたら、引かれちゃう、よね……)
女勇者「はぁ、はぁ……」
女勇者(息を整えてから、戦士と見張りを交代しよう)
女勇者(……匂いとか、大丈夫かな? 一応、タオルで拭いとこう……)スンスン
戦士「……」
――――――――
女勇者「んん……」モゾ…
戦士「起きたか。おはよう、女勇者」
女勇者「おはよう……」
戦士「朝食はもうできてるぞ」
女勇者「うん、ありがとう」
戦士「……き、昨日はよく眠れたか?」
女勇者「え、う、うん……」
戦士「そうか、よかった……今日中には街につけるだろう」
女勇者「そっか……」
戦士「……」
女勇者(やっぱり、ちょっと気まずいなぁ……もともと戦士は、落ち着いた会話をする人だけど、なんだかいつもと違うみたい)
女勇者(まあ、しばらくすれば普通に話せるようになる、よね?)
女勇者(あ、さらしどうしよう……大きさが変わっちゃうから、下着は持ってないし……)
女勇者(何もつけないのは、さすがに恥ずかしいし……戦闘の邪魔にもなるから、きつくない程度に巻いておこう)
――――――――
魔獣「ガルルル……!」
女勇者「くぅ……!」キィン!
戦士「女勇者!?」
女勇者「大丈夫……! はぁ!」
魔獣「ギャアッ!?」ザシュッ!
戦士「はああ!」
魔獣「ギャアアアア!!?」
▽女勇者たちは 魔獣の群れを 倒した!
▽経験値を 770ずつ 手に入れた!
女勇者「はぁ、はぁ……」
戦士「大丈夫か?」
女勇者「私は大丈夫……それより、戦士が……」
女勇者(戦士の方が、私よりずっと傷ついてる……倒してる魔物の数も多い)
女勇者(私をかばうように、戦ってるから……せめて、戦士の負担を減らせるぐらいには強くならないと)グッ
女勇者「待ってて、今回復をっ!?」ムチムチ!
戦士「……!」
女勇者「……【回復魔法】」ポワア…
戦士「お、俺は後でいいぞ?」
女勇者「そんなわけにはいかないよ……怪我してるんだから」
戦士「し、しかし……」
女勇者「……」ムチムチ!
戦士「っ……」フイッ
女勇者(少しゆるめに巻いておいたのに、またキツくなった……巻きなおさないと……)
女勇者(戦闘が終わるたびにさらしを巻きなおすなんて、滑稽だな……)
女勇者「……どう? 痛むところはある?」
戦士「え、いや、もう大丈夫だ。いつもありがとう」
女勇者「よかった……じゃ、じゃあさ」
戦士「あ、ああ」クルッ
女勇者「……」シュルシュル
戦士「……俺、離れなくて大丈夫なのか?」
女勇者「いいよ、いちいちそんなことしなくて。すぐ終わるし」シュル ギュウ…
戦士「……」
女勇者「よし……ごめん、もう大丈夫」
戦士「女勇者も回復したほうがいいぞ」
女勇者「うん……【回復魔法】」ポワア…
女勇者(また大きくなっちゃったな……この様子だと、街につくころには昨日と同じぐらい大きくなってるかも……)
女勇者(また、アレをしなくちゃいけないんだ……昨日と、同じぐらい……)ドキドキ
女勇者(今日は宿で寝れるはずだから、ちょっとぐらい声が出ても……って、私何考えてるの!)
戦士「……女勇者」
女勇者「な、なに?」
戦士「その……えっと……」
女勇者「……?」
女勇者(戦士がこんなに歯切れが悪いなんて……珍しいな」
戦士「そ、その……胸のことなんだが」
ドシン!
ギャーギャー! バサバサッ!
女勇者 戦士「「!?」」
女勇者「あ、あれ……!?」
大魔獣「ガルルルル……!」
女勇者(何あれ……!? この森でよく見る魔物に似てるけど、大きさがまるで違う……!)
戦士「こいつ、相当強いぞ……! なんでこんな化け物がこんな街の近くに……!」
大魔獣「ガルルッ!!」ギロッ!
女勇者「ひっ……!」
女勇者(め、目が合った……!?)
戦士「女勇者! 補助魔法を!」
女勇者「わ、分かった! 【強化魔法】!!」
戦士「はあああぁぁ!!」ダッ!
女勇者(すごい! 私の強化魔法なんて大したものじゃないのに、あんなに速く動けるなんて……!)
女勇者(って感心してる場合じゃない! 私も加勢しな――)ドグシャア
女勇者「――え?」
ゴロゴロッ
戦士「――」
女勇者「……戦士……?」
女勇者(今、何が起こって……? だって、そんな、ありえ)
戦士「――」
女勇者(動いてない……死ん……ッ!?)
女勇者「戦士ッ!?」ダッ!
大魔獣「ガルルッ……!」ギロッ!
女勇者「ひッ……!」ビクッ!
女勇者(だ、ダメだ、戦士が一撃でやられちゃうような相手、私なんかじゃ……!)
女勇者(殺される……!)
大魔獣「ガルルル……」
女勇者「あ、ぁァ……」ガクガク
大魔獣「……」クルッ
女勇者(え……襲ってこない……?)
女勇者(戦士にも、私にも興味を失った……?)
女勇者「助かった……?」ドサッ
女勇者(なんだったの、アレは……あんなのが、こんな森にいるなんて)
女勇者(……このまま、放っておいていいの……?)
女勇者(いや、どっちにしろ私じゃあんな怪物どうすることもできない)
女勇者(それより、早く戦士を回復しないと……!)
女勇者「……え?」
大魔獣「ガルルル……」ドシン! ドシン!
女勇者(待って、その、方向は……)
女勇者(次の、街……)
ドシン! ドシン!
女勇者「そんな……なんで……」
女勇者「せ、戦士……!」
戦士「――」
ドシン! ドシン!
女勇者(戦士を、回復……いや、ダメだ、私の魔法じゃ、戦えるようになるまでは……!)
女勇者(ど、どうすれば……私、いったい……!?)
女勇者「あ、ぁぁぅ……」
大魔獣「……」ドシン! ドシン!
女勇者「うおおおおおおおぉぉぉおおおおぉぉおおおおお!!!」ダッ!
大魔獣「……!」ギロッ!
女勇者「絶対に、街には行かせ――」
ドグシャア!
女勇者「――!?」ドガッ!
女勇者「があああああァァァアアアアアアッッ!!?」
女勇者(痛い痛い痛いイタイイタイ!? お、お腹、壊され……!?)
女勇者「ぅ、ぁああ、ぼげぇ……!」ビチャビチャ!
女勇者(苦しい、辛い……全身が痛くて、指一本動かせない……いや、そもそも、指の感覚が……!)
大魔獣「……」ドシン ドシン
女勇者「待、って……!」
女勇者(早くあいつを止めないと……! 街の人たちが……!)
女勇者(動いてよ、私の体……!!)
女勇者(動いて!!)
ドシン ドシン…
女勇者(見えなく、なった……街の、方に……)
女勇者「……ぅ、ぅぅ……」ギリッ…
女勇者(何やってるんだ、私……敵うわけないって、分かってたのに……!)
女勇者(馬鹿だ……この状態じゃ、もう何もできない……街の人に、危険を知らせることも……)
女勇者「戦、士……」
戦士「――」
戦士『……確かに、お前は選ばれし者だ。選ばれてしまった。普通の少女がある日突然世界を救うという重すぎる使命を背負わされてしまった』
戦士『それでも、お前は逃げていない。目を逸らさずに必死に戦っている』
戦士『俺は、そんなお前を尊敬している』
戦士『女神様がなんの理由もなくただの少女を勇者に選ぶわけがない。お前はいつか必ず、世界を救うさ』
女勇者「も……ぃやだ……」ポロポロ
女勇者(なんで私が、こんな目に合わなきゃいけないの……もう嫌だよ……)
女勇者(本当は、こんなことしたくなんてなかった……勇者になんて、なりたくなかった……)
女勇者(ある日突然王宮に連れて行かれて、家族とも会えなくなって……毎日、騎士たちと一緒に厳しい特訓をさせられて)
女勇者(吐いても、休ませてもらえなくて……女だからって甘えるなって)
女勇者(無理やり勇者にしたくせに、お前には素質がないだの、そんなんじゃ何も救えないだの、散々言われて)
女勇者(本当は怖くて逃げ出したくて仕方がないのに、魔物と戦わなくちゃならなくて)
女勇者(それで戦ったら、胸が大きくなるなんてわけの分からない体質で)
女勇者(どれだけ実戦を積んでも強くなれない……私は、弱いまま……何も守れないまま、死んでいく……)
女勇者(嫌だよ……)
女勇者(そんなの、嫌だ……! こんなところで、終わらせたくない……!)ギリッ!
女勇者(弱いままなんて嫌だ! 何も守れないまま死んでいくなんて、絶対に嫌だッ!!)
女勇者(あの人は、私を信じてくれた! 私を、何度も救ってくれた!)
女勇者(私だって誰かを……あの人を守りたい!)
女勇者「っ、く……」ポワア…
女勇者(回復魔法は使ってるけど、立ち上がれそうにない……)ガクガク
女勇者(でも、這ってなら前に進める!)
女勇者「く、はぁ、はぁ……!」ズルズル
女勇者(胸が邪魔で、進みづらい……! 本当に、いいことないよ、この体質……!)
女勇者「はぁ、はぁ……戦士……」
戦士「――」
女勇者(ごめんなさい……私、弱くて……本当にごめんなさい……)
女勇者「はぁ、はぁ……!」ガシッ
戦士「――」
女勇者(よかった、まだ息はある……回復させれば、死ぬことは……)ポワア…
女勇者(多分、私が動けるようになるより、戦士が動けるようになるほうが早い……元々の体力が違う……)
女勇者(でもこの傷じゃ、完全に治癒するためには専門の魔法医に見てもらわなくちゃいけない……)
女勇者(……仮に戦士が動けるようになったとしても、もう今からじゃあの怪物には追いつけない)
女勇者(街に着いたところで、今の私たちじゃ大した戦力になれない……)
女勇者(私たちに、できることはないの……? 私に、できることは……)
戦士「――ぅ、げほっ、げほ……!」
女勇者「戦士!!」
戦士「ハァ、ハァ……女勇者……?」
女勇者「よかった……」
戦士「俺は……そうだ、あの魔物は!?」
女勇者「……あいつは、街の方へ……」
戦士「何だと!?」
女勇者「ごめんなさい……私、どうすることも……」
戦士「……俺も、一撃でやられてしまった。どうすることもできなかったのは俺も同じだ」
女勇者「ねぇ、戦士……私には、何ができるのかな?」
戦士「え?」
女勇者「戦士のこと守りたいって……戦士が信じてくれるような勇者になりたいって、思ってるけど……」
女勇者「結局、私はこうやって、あなたに頼ることしか……」ポロポロ
戦士「……お前がこうやって俺を回復してくれなかったら、俺はあのまま死んでいただろう」
女勇者「……」
戦士「俺はお前に、何度も何度も助けられているんだ。どうしてそれが分からない」
戦士「お前の悪い癖だ……怒るぞ、いい加減」
女勇者「……ごめんなさい」
戦士「それに言ったろ、俺を頼ってくれって。仲間なんだからな」
女勇者「……うん」ギュッ
戦士「……女勇者」
女勇者「なに?」
戦士「今の俺じゃ、仮に動けるようになったってあの怪物相手じゃ歯が立たない」
女勇者「……」
戦士「だが、一つだけ、試してみたいことがある」
女勇者「試したいこと?」
戦士「確証はない……だが、女勇者」
戦士「俺に、力を貸してくれないか?」
女勇者「え?」
――――――――
大魔獣「ガルルルルル……!!」
街の人々「きゃあああぁぁ!!?」
騎士A「クソ、なんだこいつ! 強すぎる……!」
魔術師A「こっちは騎士と魔術師合わせて50人以上いるってのに、まるで歯が立たない……!」
騎士B「応援はいつ来るんだ!? このままじゃもたな――ぐわああぁ!!?」
大魔獣「ガルルルルル……!!」
魔術師B「クソ、【上級火炎――」
ドシン!!
大魔獣「ガッ――!?」
バゴオオオン!
街の人々「な、なんだ!? 何が起こった!?」
騎士C「何かが、魔獣に突っ込んできた!?」
魔術師C「砲弾か何かか!?」
街の人々「いや、あれは……!?」
勇者「……」
戦士「ついさっきぶりだな、怪物」
大魔獣「ガルルルル……!」ギロッ!
戦士「来い。さっきのようにはいかないぞ」
騎士D「人!? 人だ!?」
魔術師D「何者だ彼らは……!?」
大魔獣「ガルルルル……!!」ダッ!
街の人々「危ない!」
戦士「ふぅ……はあああああぁぁぁぁ」ダン!
ドグシャアアアア!!
大魔獣「――!?」バギバギッ!
街の人々「!?!?」
騎士たち「真正面から……!」
魔術師たち「殴り飛ばした!?」
騎士E「動かない……」
魔術師E「まさか、拳一発で倒したというのか? あの怪物を……」
女勇者「すごい……すごすぎる……」
戦士「……まさか、これほどとは」
女勇者「なんで……これ、どういうこと?」
戦士「俺の予想が当たっていたということか。つまり……」
ウオオオオオオオオオオォォォォォ!!!
女勇者 戦士「「!?」」
街の人々「すごいぞあんた!! あの怪物を一撃で倒すだなんて! 神かゴリラか!?」
騎士隊長「もしかして……王都から旅立った伝説の勇者というのはあなたのことか?」
戦士「お、俺か? いや、俺はただのしがない戦士だ。勇者は……」
女勇者「せ、戦士!」グイグイ!
戦士「なんだ? 賞賛を浴びるのが恥ずかしいのか?」
女勇者「ど、どうしよう! これ大変だよ!」
戦士「ど、どうした? とりあえず落ち着け」
女勇者「お、大きくなる! すごい大きくなっちゃうよぉ!」ムチムチ!
戦士「!?」
魔術師団長「いずれにせよ、あなた方には感謝してもしきれません。この街をあげて何かお礼となるものを……」
戦士「っ……!」ギュッ!
女勇者「ふぇ!?」ドキン!
街の人々「!?」
騎士たち「!?」
魔術師たち「!?」
女勇者「せ、戦士!? いきなり何して……!///」
戦士「これなら、街の人たちから隠せる!」
女勇者「だからって、こんな人前で……!」
女勇者(思いっきり、抱きしめられたらぁ……!)キュンキュン!
女勇者「ああっ……! ん、んぁ……!」ブルブルッ!
女勇者「んあああああああぁぁぁぁ!!」ムチムチムチ!
戦士「おふっ!?」ドキッ!
女勇者(戦士の、がっちりした胸板と、私の胸が密着して……)プシュー
女勇者「はぁ……はぁ……///」クタッ
街の人々「……」ゴクリ
ザワザワ…
騎士隊長「あ、あの……?」
戦士「……礼には及ばない」
戦士「では!!」ダン!
街の人々「うおぉぉ!」
騎士F「風圧が……!? あの人たちは!?」
魔術師F「……消えた」
騎士隊長「……礼も受け取らず立ち去るとは」
魔術師団長「まさに、勇者のかがみのような方たちだったな……」
――――――――
女勇者「うぅ……」ブルンッ
戦士「すまない……最初から、何もせず立ち去っていればよかった。気が動転してしまって……」
女勇者「いいよ、別に……」
女勇者(あれはあれで、すごい嬉しかったし……)
女勇者「で、その……説明してもらっていいかな? あれ、つまりどういうこと?」
戦士「あ、ああ、そうだな……まずは」
戦士「本当にすまなかった!」ザッ!
女勇者「えぇ!? なんで土下座なの!? やめてよ……!」
戦士「いきなりあんなことを頼んでしまって……本当に悪かったと思ってる」
女勇者「べ、別にいいよ、あれしか方法がなかったんでしょ? 確かに、すごい恥ずかしかったけど……///」
女勇者「私が気になるのは、なんであれで戦士がすごく強くなったのかってこと。あと、なんであの方法を思いついたの?」
戦士「それは……ごめん!」
女勇者「だから謝らないでって! なに?」
戦士「実は……見てたんだ」
女勇者「見てたって、何を?」
戦士「昨日の夜、お前が俺と夜番を交代する前の」
女勇者「それって……え?」
女勇者「ええええええぇぇぇぇぇ!!?」
女勇者「見えたの!? あれ、全部見てたの!?///」カァァ!
戦士「本当にごめん! その、まだお前が何か隠してるんじゃないかって思って」
戦士「お前が話してくれるまで待ったほうがいいんじゃないかとも考えたんだが、また一人で抱え込んでしまってるんじゃないかと……」
戦士「それで、寝たふりをしてお前の様子を伺っていたんだ。そしたら……」
女勇者「そ、そんな……」
戦士「ほ、本当にごめん!」
女勇者(あれ、見られちゃってたなんて、し、しかも戦士に……!)
女勇者(む、胸から母乳出して、イっちゃってるところ、戦士に……!)カァァ!
女勇者(恥ずかしすぎる! 顔から火が出そう! もう戦士とどんな顔して話せばいいのか……!)
女勇者「あ、あれは、その、胸を元に戻すのに必要なことで……! あれをしないと、大きくなったままというか……!」
女勇者「あれは仕方なく! 仕方なくやってたことで……!」アタフタ
戦士「分かってる、分かってるから!」
戦士「……そ、それでだな」
女勇者「う、うん……」
戦士「あのときに、出てたんだよ」
女勇者「出てた?」
戦士「その……む、胸から」
女勇者「胸から!?」
女勇者(やっぱり見られてたんだぁぁ!!)
女勇者(ていうか、引かれちゃったかも……はしたないやつだって、思われてたり……)
女勇者「ううぅ、うぅ……!」ポロポロ
戦士「ちょ、落ち着いてくれ! 違う! 俺が言いたいのはそっちじゃない!」
女勇者「え、そっち……?」
戦士「出てたんだよ、経験値が! その、一緒に!」
女勇者「経験値……?」
戦士「それもただの経験値じゃない、濃縮された経験値だ」
女勇者「濃縮?」
戦士「いわば、いくつもの死線を潜り抜け、ある種の極地に辿り着いた者のみが発することのできるオーラのようなものだ」
女勇者「???」
女勇者「ごめん、意味が分からない」
戦士「俺も学があるわけじゃないから、正確なことは分からないが……おそらく、あれはお前の胸に蓄えられていた経験値だろう」
女勇者「はぁ」
戦士「お前の胸に蓄えられた経験値が、胸の中で濃縮されて……より濃いものになったんだと思う」
女勇者「……えっと」
女勇者「なんで?」
戦士「それは……分からない。人体の神秘だ」
女勇者「神秘って……」
戦士「母乳とは本来赤ん坊を育てるためのものだ。新たな生命を育むための力があるというか、なんというか」
戦士「そんな感じだ」
女勇者「いやいやいや……どういうことなの……」
戦士「……もしかして、お前が勇者に選ばれたのもそれが理由なんじゃないか?」
女勇者「え?」
戦士「お前の、その、放出する高濃度の経験値は、それを吸収したものの能力を大幅に高める」
戦士「それこそ、あれを何度も取り込めば、魔王に匹敵するほどの強さを手にすることだってできるだろう」
女勇者「……つまり、私は他人をものすごく強くすることができるってこと?」
戦士「それが勇者の真の力……なのかもしれないな」
女勇者「勇者の、真の力……」
戦士「優しい女勇者らしい力だな」フッ
女勇者「……そっか、それで戦士はあんなに強くなったんだね」
女勇者「私の胸を吸ったから」
戦士「っ……!///」
――――――――
戦士「俺に、力を貸してくれないか」
女勇者「え?」
女勇者「も、もちろん! 私にできることがあるなら何でもする!」
戦士「そうか……じゃ、じゃあ」
戦士「その、胸を……」
女勇者「ん?」
戦士「胸を、吸わせてくれないか?」
女勇者「はいぃ!?///」
戦士「え、えっとだな、これは……!」
女勇者「……うん、分かった」
戦士「え?」
女勇者「でも、さすがに恥ずかしいから、目は閉じてくれる?」
戦士「……本当に、いいのか? こんな、滅茶苦茶な……」
女勇者「うん、大丈夫」
女勇者「私、戦士のこと信じてるから」
戦士「女勇者……」
女勇者「目、閉じて」
戦士「……」
女勇者「……」ヌギヌギ
ブルンッ
女勇者「……はい。これ、だけど」
戦士「……」チュッ
女勇者「っ……そう、今、唇が触れたところ」
戦士「……ごめん、女勇者」
戦士「あむっ……!」
女勇者「ひゃんっ!?」ビクン!
戦士「んぢゅ、ぢゅうう……!」
女勇者「んん、んああぁぁ……!」ビクビク!
女勇者(戦士に、私の乳首、吸われてる……! あの、戦士に……!)
戦士「ぢゅううぅ……!」
女勇者「あく、ん、くぅ……!」
女勇者(こ、こんなに強く……! 自分でいじるより、刺激が……!)
女勇者(痛いぐらいなのに、乳首が、ジンジンして、熱くなって……!)
女勇者(強く吸われるたびに、電気が、走ったみたいに……!)
女勇者「く、んあぁ……!」
女勇者(ダメだよ……! 理由は全く分からないけど、戦士は、きっとあの魔物をどうにかするために頑張ってるのに……!)
女勇者(私、感じてきちゃってる……!)
女勇者「んアッ、て、ていうかこれ、いつまで、続ければっ……!」ビクッ!
戦士「ぢゅうう、ぢゅるっ……!」
女勇者(こ、このままじゃ、出ちゃうよぉ……!)
女勇者(嫌だ、戦士に母乳飲まれちゃうなんて、そんなの、恥ずかしすぎる……!)
女勇者(でも、払いのけるわけにはいかないし……戦士がやめるまで、こうしてないと……!)
戦士「ぢゅううぅ……!」
女勇者「あ、ああっ、あ! んくっ、ひぅう……!」
女勇者(ていうか、さっきから、変な声、いっぱい漏れちゃってる……! 戦士に、すぐ側で聞かれちゃってる……!)
女勇者(違うのに! 私、こんなエッチなんかじゃないのに……! エッチな声、止まらないよぉ……!)
女勇者(アソコも、濡れてきて……この感覚、いつものが、もう……!)
女勇者(ダメ、ダメぇ……! イく、本当に、母乳出る……!)
女勇者(戦士の口の中に、母乳出しちゃうぅ……! イきながら、母乳止まらなくなるぅ……!)ゾクゾク!
女勇者「あひっ、んん、ひ、ひぐ、ひぐっ……!」ビクビク!
戦士「ぢゅううう……!」
女勇者「ひぐうううううううううぅぅぅぅぅぅ!!!」ブシャアアアアアア!
戦士「!?!?」
女勇者「んアッ! ち、違うのぉ、これはぁ……!」
戦士「んぐ、んぐっ……!」
女勇者「んひぃあ!」ビクンッ!
女勇者(の、飲まれてる……戦士に、私の母乳、飲まれてるよぉ……♡)
戦士「んぐ……ぷはぁ」
女勇者「ん、あッ……」ヒ
戦士「この感じ……よし!」グイッ
女勇者「うわわわ……!」
戦士「すまない、後でちゃんと謝る。飛ばすから、しっかり掴まっててくれ」
女勇者「え? え?」
戦士「ふっ!」ダッ!
女勇者「えええぇぇ!?」ビューン!
――――――――
女勇者「あの時は、一瞬何を言われたのか分からなくなったよ」エヘヘ
戦士「ほ、本当にすまない……年頃の少女の胸を、あんないきなり……」
女勇者「だから、もういいってば! あれのおかげで街の人たちを救うことができたんだから」
戦士「女勇者……」
女勇者「でも、そっかぁ……この体質、私は呪いか何かだと思ってた」
女勇者「憎くて仕方がなかったけど……誰かを救う力にもなるんだね……」
戦士「……そうだ。そして、お前のしてきたことも無駄にはならない」
女勇者「え?」
戦士「お前の力は、そもそも経験値を得られなければならない」
戦士「お前が剣を捨てることなく、戦うことから逃げなかったからこそ、その力を活かすことができるんだ」
戦士「経験値の恩恵もなく、普通の少女が魔物と戦えるまでに強くなったんだ」
戦士「お前は、本当にすごいよ。俺は、お前を尊敬する」
女勇者「……そっか……無駄じゃ、なかったんだ」
女勇者「私、これで戦士のことも守れるよね……?」ポロポロ
戦士「っ……」
戦士「……今までだって、俺はずっと、お前に守られてきた。支えられてきたよ」ナデナデ
女勇者「戦士!」ギュッ!
戦士「うおっ!?」
女勇者「よかったぁ……! これでやっと恩返しができる! 今まで私を信じてくれて、本当にありがとう!」
女勇者「戦士がいたから、私、私……!」
戦士「女戦士……」
女勇者「これからは私も戦士の力になるよ! この力を使、って……」
戦士「……」ポリポリ
女勇者(それってつまり……戦士に、あの時みたいに……!?)
女勇者「あわわわわわ……!///」プシュー
戦士「お、女勇者! べ、別に無理してその力を使う必要はないんだぞ!」
戦士「俺は今の時点でかなり強くなってるし! お前は勇者である前に一人の少女なんだから!」
戦士「そ、そうだ! もし今後好きな男でもできたら、そのときはその力を使えばいい!」
女勇者「っ……」
戦士「お前の好きになる男のことだ、きっと信頼できる! そんなやつと一緒に戦えるなら、俺も心強いし……!」
女勇者「……わ、私はね……」
女勇者「この力を使うなら……戦士がいい」
戦士「え?」
女勇者「戦士以外の人なんて……いやだ」
戦士「女、勇者……?」
女勇者「わ、私は、ずっと、前から……」
女勇者「あなたのことが好き」
戦士「……!?」
女勇者「いつも私のことを守ってくれて、信じてくれた、優しいあなたのことが」
女勇者「私は、大好き――」
戦士「……!」ギュウ!
女勇者「!?」ドキッ!
戦士「……俺も」
女勇者「え?」
戦士「俺も、お前が好きだ」
女勇者「――」
戦士「お前の持つ恐怖に立ち向かう勇気に、重責を背負ってなお他人を思いやることができるお前の優しさに」
戦士「あと……お前の、可愛らしい笑顔に」
戦士「俺は、ずっと惹かれてた」
女勇者「……」
戦士「お前との関係がぎくしゃくしてしまうのが怖くて、想いを告げる勇気が出せなかった」
戦士「まさか、先を越されてしまうとは……男として、情けない」
女勇者「……」
戦士「俺はお前が好きだ」
戦士「俺と、付き合ってくれないか?」
女勇者「……本当に?」
戦士「え?」
女勇者「戦士が、そういうことを嘘や冗談でそういうことを言う人じゃないってのは分かってる。それでも、信じられないの……」
女勇者「私、いつも戦士の足を引っ張ってばっかりで……私のせいで、何度も傷ついて……」
女勇者「愛想をつかされても、おかしくないって、思ってたから……」
戦士「あーもう!」ブニッ
女勇者「わひゃっ!?」
戦士「なんでお前はそう自己評価が低いんだ! 俺は本当にお前のことすごいって思ってるのに!」ブニブニ
女勇者「ご、ごめんにゃひゃい!」
戦士「俺は……お前に好きだって言ってもらえて、すごい嬉しいんだ。鼓動がうるさくて仕方がない」
女勇者「戦士……」
戦士「お前は、そうじゃないのか?」
女勇者「……そんなの、嬉しいに決まってるよ!」ギュウ!
戦士「……!」
女勇者「嬉しいよ、幸せだよ……! 夢みたい……!」ポロポロ
戦士「女勇者……」
女勇者「大好きだよ、ずっと、ずっと……!」
戦士「……なあ、女勇者」
戦士「キスして、いいか?」
女勇者「えぇ!?///」
戦士「もう、抑えられそうにない」
女勇者「え、えっと……」
女勇者「お願いします……」スッ…
戦士「……」
女勇者「んっ……」
戦士「……」カァァ!
女勇者「……戦士、顔真っ赤だよ?」
戦士「お前だって」
女勇者「……えへへ」
戦士「さて、これからどうするか……つい街を飛び出してしまったが」
女勇者「体は休められるならそれに越したことはないよね。私は戻ったほうがいいと思う」
戦士「賛成だ。だが、今戻ると、少し騒ぎになってしまうかもな」
女勇者「感謝されるのは、嬉しいものだけど……今日ぐらいは、二人でゆっくりしたいね」
戦士「そ、そうだな」
女勇者「……ねえ、戦士」
女勇者「さっきの魔物を倒したので、胸がまた大きくなっちゃった」タユンッ
戦士「そ、そうだな」
女勇者「いつもは、その……一人で元に戻してたんだけど」
女勇者「それじゃあせっかくの経験値がもったいないし」
女勇者「戦士に、全部吸ってほしいな」ムギュッ
戦士「!?」ドキーン!
女勇者「私たちもう、こ、恋人同士なわけだし……別に、いいよね?///」
戦士「そうだな」ヒョイッ
女勇者「きゃあ!? ど、どうしたの!?」
戦士「早く街に戻ろう。宿は、もう部屋一つでいいよな」
女勇者「え、え?」
戦士「あまり、男をからかうものじゃない」
女勇者「え、ちょ、えええぇぇ!?」ビューン!
このあと滅茶苦茶セックスした
その後しばらくして、鬼神のような強さを得た戦士によって魔王は討たれ世界は平和になったとさ
めでたし めでたし
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