デブ妹「ていうことがあったの。昨日」


友「」ｿﾞｿﾞｿﾞ！

デブ妹「ん？どうしたの友ちゃん」

友「なんでもねっす、ただ寒気がなんてなんでもねっす」


デブ妹「あらあら。友ちゃんは痩せてるからねー。ダメよ脂肪つけないと」

友（お前はつけすぎだけどねー）

デブ妹「で、どうしたらいいとおもう？」


友「は？なにがっすか」

デブ妹「やあねえ！私はお兄とキスがしたいの！身を燃やすようなそんな情熱的なキスがしたいの」ｳｯﾄﾘ


友「」ｿﾞｿﾞｿﾞ！

デブ妹「どうしたの？」


友「い、いや、なんでもねっすよなんでも」

デブ妹「あぁそっか。友ちゃんはまだ子供だからよくわからないのね」


友「はあ」


デブ妹「うふふ、可愛いわぁ。友ちゃん」ｳｯﾄﾘ


友「」ｼｯｼﾝｽﾝｾﾞﾝ


デブ妹「大丈夫？そんなに寒いのなら抱きしめてあげようか？」

友「」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

デブ妹「うふふ、やあねえ。そんな謙遜しなくていいのよ」

友「そういう意味じゃねっす……割とガチな感じです」


デブ妹「うふふ」


友「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

男「おいデブ！！」

デブ妹「」ｷｮﾛｷｮﾛ


男「おめえのことだよ！タコッ！！」

ｶﾞｽｯ


デブ妹「へ？」


男「」


デブ妹「なにかしたの？」


男「ま、まあいいや」


友（男くん割とマジパンチしたんすね、だから凹んだんすね）


男「……」

デブ妹「なんなの？そこに突っ立ってると目障りなんだけど」


男「おまえキモいんだよ」

デブ妹「はあ？小学校低学年ですかあんた」


男「ちげえよ！おまえと同じ中学二年だよ」


デブ妹「うふふ、真面目に答えてるwバカ丸出し」


男「は、はぁ！？んだよデブ！シネこら」

デブ「ああん！！」ｵﾆﾉｷﾞｮｳｿｳ


男「うえっ！？」びくっ

デブ妹「人に向かってシネとはなんですの！？んんっ！？」


男「いやあの」


デブ妹「」ｶﾞｼｯ

男「」

デブ妹「ああん！？」


男「む、むなぐらつかまないで……鼻息荒いから顔近づかないで」


デブ妹「わかった？人にシネとはいっちゃいけないのよ」


男（鼻息くさい）

デブ妹「わかった！？」


男「ひゃい！！」

デブ妹「わかったなら良いわよ」ﾆｺｯ


男「うぇっぷ」
友「うぇっぷ」


デブ妹「え」


先生「ははは！なんだかゲロくさいなwまあいいや、ホームルーム始めるぞ」

友「はあ」


デブ妹「大丈夫？いきなり吐いてたけど……具合でもわるかった？」


友「いやなんでもねっすよ」


デブ妹「そう？だったらいいけど」

友「よっこらせと」


デブ妹「帰るの？」

友「はい。部活も、いまの気分じゃやりたくないしね」

デブ妹「そう、なら一緒に帰りましょう」

友「いやっす」