オリジナルモノです。
ガンジス高校新聞部は創部以来地域に根ざした報道と校内記事で、数年前までは校内のみならず地元民からの評価も高い部だった。
しかし、ここ数年ガンジス市はなんの事件もなく、あまりに平和すぎたため思うような記事が書けず新聞部の存在も忘れかけられていた。
そこに輪をかけて、今年から生徒会直属の報道部が発足。校内の情報、学校通信を新聞部から奪う。 完全に失墜した新聞部に夏休み前の中期生徒総会で、ついに廃部勧告がされたのだった。
一発逆転のネタを掴むために新聞部の悪あがきが今はじまる。
みたいなはじまりです。初SS、構想のみなのでかなりゆっくりの更新になると思いますが、こんなしょーもないものにお付き合いしていただけたら幸いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426338215
新聞部部長・幼馴染
新聞部部員・女友 後輩女
-新聞部部室-
幼「よし、集まったね。」
幼「さっそくだけど始めるよ。集まってもらった理由はもちろんわかってるよね?」
女友「ええ。部の存続方法を考えるのよね? まさかこんなすぐに廃部勧告が出るとは思わなかったわ」
後輩女「・・・えっ!?廃部勧告ってなんですか!?てっきりいつものランチ会だと思ってお弁当もってきちゃいました!」
幼「後輩女ちゃん・・・。総会に出てなかったの?」
後輩女「出ようとは思ってたんですけど。。体育館に向かう最中にクラスメイトとはぐれちゃって・・・」
後輩女「しょうがないから一人で行こうとおもったんですが、途中で迷っちゃって! ・・・って廃部勧告って、新聞部なくなっちゃうんですか!?」
幼「後輩女ちゃん、入学して4ヶ月たつのにまだ一人で体育館にいけないのね・・・・。っていうか全校生徒が体育館に移動してたんだから迷うほうが異常だよ!」
後輩女「うぅ。。 そんなことは今はいいんですっ!それよりも廃部危機ですよ!もう先輩たちとここでご飯食べたりお話したりできないなんてイヤですっ!」
女友「だからそれを回避するためにこうして集まったんじゃない。それにうちはそんな放課後ティータイムみたいな部じゃないわよ」
後輩女「そ・そうですよね!さすが先輩たちですっ!」
幼「それで、私たち新聞部が存続するために一番手っ取り早いと思う方法なんだけど、」
女友「過去にないレベルの事件をスッパ抜くってとこかしら」
幼「ええ。それしかないと思う。正直、報道部の発足が違和感があるのだけど」
幼「そっちの追求は生徒会が一枚噛んでそうだから難しいよね。」
後輩女「報道部って私が入学してすぐできたんですよね?」
女友「ええ。私たち新聞部があるにもかかわらず、突然生徒会の一存で発足、その後わずか一週間たらずで校内の情報は全て報道部が統括することになったの」
後輩女「当時も思いましたけど、やっぱりなんかおかしいですよね?」
女友「裏になにか隠されているのは確実ね。今回新聞部への廃部勧告が異常な早さなのも、おそらく私たちの体たらくだけが原因ではなさそうね」
幼「もちろん大きな敵に立ち向かうのもジャーナリストの使命だけど、廃部勧告が出てから実行まで一ヶ月。あまりにも短いわ」
幼「だからまずはなんでもいいからなにか大きな事件を記事にしましょ!それで周りを味方につければ、少なくとも部の延命はできるはず」
幼「余裕が出てきたらその時点で平行して報道部の裏側を探って、真相をスッパ抜く!これでどう?」
女友・後輩女「「異議なし!」」
幼「きまりね!で、早速なんだけど。なにを題材にする?」
女友「それなのよね、問題は・・・。」
ありがとうございます!
幼「そもそも新聞部衰退の原因がこの町の圧倒的ネタ不足だからねぇ」
女友「切羽詰ったからっていきなりスクープはでないわよね」
後輩女「うぅ、ですね」
幼「どうしたものか」
三人「「「はあぁ~~」」」
トリップの付け方間違ってるよ
#だよ あと、数字だけの文字列はやめておいたほうがいい
ガンジス川によろしく
時を同じくして
-2階階段踊り場下 ダンボールで作られた小屋-
俺「よーっす。」これまたダンボールのドアを開けながら
オタ「おお!俺氏!今日ははやいな」
友「めずらしいね。君がこんなに早く部室に顔をだすなんて」
俺「ああ。今日は幼の相手がなかったからな」
オタ「くぅ~!我ら童貞の女神!幼様ですな!」
俺「お前きもいよ。それにあいつそんないいオンナじゃねえだろ」
オタ「きもいのは自覚しておるでごじゃる! しかしあの幼様のお胸!お爆乳であらせられるぞ!」
友「ふふっ オタ君は相変わらずキャラがふわっふわだね。日本語もめちゃくちゃだし」
友「あ でもやっぱり君もその、胸は大きいほうがいいのかな?」
俺「んぁあどうだろうな。まあでかけりゃできることも、小さくないとできないこともあるからな。俺はおっぱいが好きだ」
オタ「さすが我がマスター!!」
>>7 ほんとですね!なにぶん2ch書き込み自体はじめてなものでお恥ずかしい限りです。数字だけはまずいんですね忠告ありがとうございます!
友「ふふっ 前置きはそのくらいにしてさ、幼さんが君をかまわないで部活に行っちゃったのって、やっぱり・・」
俺「ああ 今日の総会でのあれだろうな」
オタ「・・・ふむ まさか新聞部に廃部勧告とはな。」
俺「正直、報道部が発足した時からいやな予感はあったが、まさかこんなにはやく来るとは思わなかった」
友「ぼくたちになにか手伝えることがあればいいんだけど・・・はぁ」
友「学校で一番無力と言われている僕らオカ研じゃね」
オタ「ギリリ 悔しいナリヨ。そもそも我輩達は部じゃなく同好会・・・明日、いや今日消えてなくなってもおかしくないポジションナリ」
俺「ああ その点あいつらは正真正銘正式な部だからな。勧告から最低1ヵ月は廃部にされないだけ不幸中の幸いだよ」
友「そうだね。1ヵ月あれば幼さんならもしかしたら・・・って思うよ」
俺「・・・そうだな」
友「君は今日もその、幼さんと一緒に帰るのかい?」
俺「まぁ、あっち次第かな?それどころじゃないかもだしな」
友「そ・そうだよね。でももし一緒に帰るなら、君はちゃんと相談にのってあげなきゃね?」
俺「あいつが俺にそんな大事な相談するかよ」
オタ「藁をもなんとやらですぞ!」
俺「さすがに藁レベルで見られてたら泣くわ。 腐れ縁でも一応は幼馴染だぞ」
友「ははは そうだよねっ でももし君がそんな扱いを受けたら、僕が慰めてあげるよ」
俺「・・悪いな」
オタ「さすがマスター!!男の娘もいけるナリな!!」
俺・友「「こいつきめえ」」
俺「さて こんなこと話してても仕方ないしそろそろはじめるか」
友「そうだね」
オタ「ナリな」
俺「え~では本日もよろしくお願いします」
3人「します!」
オタ「じゃあさっそく各々持ち寄った怪情報を披露するナリ。いつもどおり、一番興味深い情報を3人で徹底的に追うナリよ!」
友「うんっ! じゃあまずは僕からね。今回調べたのはガンジス市の隣町・メソポタミア町に古くから伝わる伝承なんだけど・・・」
友「メソポタミア町は歴史がある町だからけっこう伝承は多いんだ。それは2人もしっているよね?」
俺「ああ。紀元前約9000年から続く町だからな。片手じゃ数えられないくらいはあるだろ」
オタ「ナリな」
友「うんうん その数ある伝承のなかでもちょっと変わったものを見つけたんだよ。この絵をみてくれるかい?」
俺「これは・・・ババア?」
オタ「ナリな」
友「ふふっ まあそれはそうなんだけどね? じゃあさ、これ、こっちも見てもらっていいかな?」
俺「これは、これは知っているぞ。雪女だ」
オタ「ナリな。・・・ん? 友氏よ、1枚目のババアをもう一回見せるナリ!」
友「はい、どうぞ」
俺「・・・ん!? これは・・・」
友「ふふふ もう気づいたかな? そうこの2つの絵は構図がまったく一緒なんだよ」
オタ「おおお!ホントナリ! 構図は一緒だが雪女は絶世の美女 方やババアはババア!」
俺「そして背景は雪山と土の見えた荒れた野山」
友「そうだね。最初、この絵が描かれた時代にすでにトレスの技術があったかもっていう考えも浮かんだんだ」
友「その一方で、このメソポタミアの長年の気候の変化で、この2つの絵が違う時代に偶然かかれたものなんじゃないかなって考えも持ったんだ」
友「そう思ってそれぞれの絵が載っていた文献からだいたいの描かれた時代を出した結果、この2つの絵の間にはおよそ1200年の隔たりがあったんだ」
友「そして、ちょうどその1200ねんの間にメソポタミア町は雪が降らなくなったみたいなんだ。」
俺「ってことは、この絶世の美女が1200年でこのババアになったってことなのか?」
友「あくまで僕の見解だけどね。そしてそれぞれの文献にこの絵の題名が載っていたよ」
友「こっちが雪女。そしてこっちが・・・土ババアだ。」
オタ「オオオオオオオオオオオォォォォォ!!ワクワクしてきたナリ!!!!」
俺「たしかに、かなり興味深い話だ」
友「でしょ?今回は結構がんばったよ?久しぶりにぼくの勝ちかな?」
友「もし僕のが選らばれたら、俺君、ほめてね?」
俺「ふっ アマいな。あまあまだぜ。」
友「えっ」
俺「では次は俺だな」
オタ「待つナリ!我輩がこのビックウェーブに乗るナリ!」
俺「ふん まあいいだろう。」
オタ「忍びないナリ。 では」
ご指摘あったので 俺から男に変更します。
オタ「友氏が伝承系で攻めてきたなら、我輩はこれでいくナリ!」
オタ「都 市 伝 説 ! !」
男「ほう、面白い」
友「うんうん」
オタ「 みなさんは、こんな話を耳にしたことはないだろうか・・・」
オタ「これはAさん(仮名)から寄せられた情報ナリ」ペラッ
『オカ研のみなさま、こんにちは。私の友達の弟の彼女が実際に体験した恐怖体験を是非知っていただきたく、ペンを執った次第です。
そう、あの夜はとても雨が降っていました・・・』
-友達の弟の彼女の回想
バイト終わりの彼女「あちゃー」
彼女「雨だよ・・・傘もってきてないや」
彼女「・・・彼氏くんの家ってこの近くだったよね 傘もってきてもらお」
prrrrr prrrrrrr
『タダイマ、デンワニデルコトガデキm』プツッ
彼女「・・・・つかえねー」
彼女「(まじでどうしよ・・・ダッシュで駅まで10分はかかるよね)」
彼女「(でもまあ、途中おっきな公園あるからあそこ通れば木が雨を遮ってくれるよね)」
彼女「・・・よしっ行っちゃうか!」ダッ タタタタッ
雨 ザーーーーザーーーーザーーーー
-森林公園入り口
彼女「(うわー・・・真っ暗だな・・・ここ)」
彼女「(入りたくねーーー ってかこの時間の森林公園って絶対ハッテンしちゃってるよね・・・)」
彼女「(でもこの雨ならさすがにだいじょぶだよね)」 タッタッタッタッタッ
彼女 テクテクテク「(やっぱ公園の中は雨だいじょぶっぽい。入ってよかった)」
着信音『♪~~♪~~』
彼女「(あ 彼氏から ほんとつかえない)」ピッ
彼女「もしもし~彼氏君おつかれー ごめんね~変な時間にかけちゃって」
彼氏『いや、こっちこそごめんね さっきでれなくてさ なんかあった?』
彼女「や、ちょっとねっ バイト上がって帰ろうと思ったら雨降っててさ 彼氏君ちバイト先からちかいじゃん?」
彼女「傘でも借りれたらなーって思って!」
彼氏『あっそうだったんだ じゃあいますぐ持ってくよ!バイト先?』
彼女「(おせーっつんだよ)んーん!もうだいじょぶ!ダッシュで公園まできてもうすぐ駅だから!」
彼氏『・・・・え 公園ってまさか森林公園?』
彼女「ん?そうだよ?」
彼氏『まずい!今すぐそこから離れて!』
彼女「え?どうしたのいきなり」
彼氏『出るんだよその公園!』
彼女「・・・・・出るって・・・?」
彼氏『猫のばけものだかなんだかが出るって騒ぎになって最近じゃアオカンすらしてる人いないんだよ!?』
彼女「・・・またまたぁーご冗談を おどかそうったってだめだよ?」
ガサガサッ
<マァーーーーオ ンナァーーーーオ>
彼女 ビクッ!!
バッ 彼女「なに!?」
<ニャーーーオ ンナァーーーーーオ> トテトテ
彼女「(なんだ猫か・・・)」
彼女「(・・・・・・猫?・・・)」
<・・・・・・んなぁ~~~~もおぉぉオオォォォ・・・>
彼女「(!? 今わたしの後ろから聞こえた?・・・・)」
彼女「フゥーー・・・フゥーーー・・・フゥーーー・・・・」 バッ クルッ
彼女 ガクガクガクガク「・・アッ・・・・・!」ガクガクガクガク
猫「オッス・・・!」
彼女「・・・アグアグアグアガガガガガガガg ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」バタンッ
彼氏『おいっ!!彼女!?だいじょぶか!?おいっ!?』
ザァーーーーザァーーーーザァーーーーーー・・・・・・・・
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ーーーーー
-オカ研部室
オタ「・・・・どうナリィ?」
男「・・・・クッソ」
友「ふふふっ なんか浅いねその話」
男「うん 週刊ストーリーランドの毎週1話目くらい浅い」
オタ「ナリいいイィィィィィィィィィッィィィィィィ・・・・!!」ビクンビクンッ
すいませんほんとにゆっくりしかやってけないので、見てくれてる方いましたら気長におねがいします
男「誰かさんのせいでビッグウェーブは去ってしまったが、気を取り直して最後は俺だな」
友期待してるよ」
男「ああ。期待に添えるものを用意したつもりだ」
男「うちの近所に俺の遠い親戚のじいさんが住んでいるんだが」
男「昨年の冬に奥さんを亡くしてずっと元気がなかったんだが、先日突然うちに電話をかけてきたんだ」
男「毎日1人で飯をくうのが寂しくなってきたから、ちょっと顔をだしてくれないかと」
男「じいさんには息子が1人いたんだが、もうとっくに成人して家を出てたからな。不憫に思った俺はまあ飯くらいいっしょに食ってもいいかと思って、その日
の晩にさっそくお邪魔することにしたんだ。」
オタ「できた男よのうお主」
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-じいさんの家
ピンポーン ガラガラ
男「じいさん、呼ばれてきたぞ」
じい「おお男、よー来てくれたな。ささっ まあ座れ」
男「ああ そうさせてもらうよ」トスッ
じい「じゃあさっそく一杯やるか。お前も付き合え」
男「俺はまだ未成年だぞ?」
じい「固いこというなよ。ほれ」
男「しょうがねえな」
※未成年の飲酒は犯罪です。
じい「今日は久しぶりにお前がくるってことで、奮発して寿司とったからな!ほら食え食えのめのめ!」
男「わざわざ悪いな じゃあとりあえず乾杯」
じい「おお」チーン
グビグビグビ プハー
じい「そういえばお前、学校のほうはどうだ?」
男「まあぼちぼち」
じい「ははは そうか。幼ちゃんとは最近どうだ?セックスはもうしたのか?」
男「じじいぶっ[ピーーー]ぞ 俺とあいつはそういうのじゃねえだろ」
男「それにあいつは部活で忙しいしな」
じい「そうか そのわりにはいっつも一緒に帰ってるだろ」
男「まあ昔からの習慣だからな」
じい「お前もたしかなんか部活やってたよな?なんだっけ? オカ・・・オタ?」
男「オカルト研究会な。部にもなれない小さな同好会だよ」
じい「それだそれだ。で、一体なにをやる会なんだそれ?」
男「この世のありとあらゆる科学では説明できないもの、ことをひたすら探求するんだ」
男「妖怪・UMA・都市伝説・伝承・超常現象・・・・とにかくおもしろいと思ったものはなんでもだな」
じい「ほうほう 妖怪もか?そうか妖怪か・・・・ 男、いいもん見せてやるからちょっと待っとけ」ドッコイショ
じい「これなんだが」
男「怪しげな木箱だな。胸が躍るぜ」
じい パカッ「これがなんだかわかるか?」
男「・・・・・!!これは・・・!!なにかのミイラっぽいな」
じい「これはな、かっぱ」
男「河童・・・・・」
じい「ああ。うちの女房の遺品を整理してたら出てきてな。なーんか気味悪いがどうにも捨てれなくてな」
じい「昔からこの辺は河童の言い伝えがおおいだろ。河童をまつってる神社まであるし」
男「そうなのか?」
じい「なんだ、オカルトかじってるのに知らんのか?」
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