雪穂「安価でうみえりを滅ぼす」 (313)

亜里沙「安価でお姉ちゃんと海未さんをくっつける」
亜里沙「安価でお姉ちゃんと海未さんをくっつける」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417240396/)
このスレは上記のスレの続編となります。
とりあえず、女主人公の名前は遊里(ゆり)にして始めます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425095639

私の名前は園田遊里。
レズチンポを持つ園田海未と彼女の妻、絢瀬絵里の娘である。
レズチンポと二人の馴れ初めについては、前スレを読んでほしい。
さて、実家を出奔して使用人二人に追いかけられていた私は、うみえりが滅ぼしてもうこの世に存在するはずのない『男性』の『高坂穂乃吉』に助けられ現在>>5にいる。

横浜ランドマークタワー

穂乃吉「………というわけで、俺はレジスタンスのリーダーでレズチンポを持つ『高坂雪穂』とその妻『絢瀬亜里沙』の間に生まれた子供なんだ」

遊里「そうなの……待って、ということは、私達従兄妹同士ってこと!?」

穂乃吉「まあ、そうなるな」

遊里「…地下から外に出てるってことは、最近多発しているウミエリキングダムの拠点を壊しまくってる謎の人物っていうのはあなたなのね?」

穂乃吉「拠点を壊す?なんのことだ?……まあ、いいや。俺がランドマークタワーに来たのはそんな物騒な用事じゃなくて>>8しにだよ」

ウミエリキングダムの調査

遊里「………そういうことならウミエリの娘として、知ってることはなんでも話すよ」

穂乃吉「あっさり裏切るんだな、『あんな家戻りたくない』とか言ってたけど何か不満があるのか?」

遊里「その……」

穂乃吉「言いたくないなら別にいい。とりあえず情報提供者兼人質として俺と行動してもらおう」

遊里「わかった……私には8人の姉妹がいるの。九つ子で私は末っ子。そしてこの横浜ランドマークタワーには>>12がある」

穂乃吉「どうやら当たりみたいだな…!」

女を巨大化させる装置

遊里「そう……母さんが『男』を殲滅させるのに使ったという『ビッグライト』。それがタワーの最上階に保管してあるの」

穂乃吉「そうと決まれば……やることは一つだ。ウミエリキングダム滅亡のため、奪わせてもらうぜ。なあに、レプリカと置き換えるから大丈夫だ」

遊里「大丈夫って……警備員がたくさんいるのよ!?どうやって奪うのよ、穂乃吉……くん」

穂乃吉「ホノって呼べって言ったろ!……心配すんな、策はある。>>17がな!」

〜園田城〜
??「へえ……逃げられちゃったんだあ」

使用人A「申し訳ございません『つぐみ』様!!!」

つぐみ「まあ、いいや。……それにしても『男』が生きている……気になるね。『蓮』!『海未お母様』に報告して」

蓮「わかったワン!」

男の勲章(土下座)

遊里(男の勲章……武器かしら?)

穂乃吉(なんかすげえ期待されてる気がする……)

穂乃吉「よ、よし!行くぞ!」

成功したか失敗したか
>>20

大失敗

〜地下牢〜
遊里「…………まさか、男の勲章って土下座のことだったなんて」

穂乃吉「悪い……ほんっとうに悪い」

穂乃吉「……ところでさ、何で俺を見捨てなかったんだ?」

遊里「見捨てる?」

穂乃吉「………俺は国家転覆を目論む組織の一人だ。お前は園田海未の娘だろ、この国では重要な存在のはずだ。そんな奴が

遊里「私は園田海未、お母さんを嫌って家出したのよ。あの家に戻る気はないし、この国に忠誠を誓うつもりもない」

遊里「……お母さん、いいえ、お母さんと姉さん達のやり方は横暴すぎる。あの人達は悪いことを平気でできるの……何が理想郷よ。私は認めないわ。いっそのこと、あなた達と一緒に壊してやる」

穂乃吉「なんか前スレの時と性格変わってる気がするな」

遊里「は?」

穂乃吉「なんでもねえよ……にしても、同じ裏切り者でもこうも違うとはな」

遊里「何の話?」

穂乃吉「………母さん達を裏切った俺の大嫌いな奴の話だよ」

〜ラブアロー要塞(旧音ノ木坂学院)〜
番兵A「……ねえ、知ってる?5時間前にランドマークで起きたこと」

番兵B「なになに?」

番兵A「遊里様がレジスタンスと行動してたらしいわよ」

番兵B「嘘!?」

番兵A「しかもお城に帰るの拒んで、そいつと一緒に牢屋に入れろって言ったんだって!」

番兵B「嘘!?何考えてるのよ!?」

番兵A「でね………これは噂なんだけど、そのレジスタンスっていうのが『男』らしいの」

番兵B「そんなのありえない!!『男』は海未様と絵里様が











??「へえ〜〜!!その話超面白そうね!!」

バタァァァァァン!!

番兵A「なっ!?貴様、どうやって抜け出した!?」

??「どうって、扉を叩き壊してに決まってんでしょ。そんなことよりさあ、あの弱虫が母さんに逆らおうとしてるって本当な訳ぇ?」

番兵B「貴様には関係ない!!とっとと牢屋に

ズギャン!!!!!

番兵B「ガハッ!?」

??「さっきから……っつーか、初めて会った時からさあ」

番兵A「ひっ……ひっ……!!」













??「言葉遣いがなってなくない?『園田九姉妹』の三女である『ののこ』に対してさあ」

風呂に入ります。
言っておきますが、内容上オリキャラ多めなのでご了承ください。

海未と娘達が敷いている恐怖政治の具体的内容
>>27

ビッグライトで巨人となって逆らった者は踏み潰したり捕食したり、その家族や住んでいる街なども容赦なく破壊する

〜夜・牢獄〜
遊里「……という訳なの」

穂乃吉「……ビッグライトって機械を使うのは知ってたが、まさか、町まで壊すとはな」

遊里(あれ、そんなことを繰り返してるのになんでこんなに繁栄してるんだろ?)

穂乃吉「……さて、こっから出る方法を考えないとな。このままだと殺されちまう」

遊里「『男』が本当に絶滅してしまうってわけね」

穂乃吉「いや、そういう訳じゃ……おっと、何でもない。そういえば、ここに保存されてたビッグライトって何か特別なものなのか?」

遊里「母さん達が初めての共同作業で使ったライト……いわゆる創世のビッグライトなの。その後に小保方晴子という発明家が量産化に成功して今の政策に使われてるってわけ」

穂乃吉「なるほどなあ……にしてもどうやって出よう…」

遊里「いっそのこと壊れちゃえば出られるのに」

穂乃吉「おいおい、壊れたら……壊す?」

遊里「どうしたのホノ?」

穂乃吉「おお、早速か。いやな、もしかしたら出られるかもしれないんだが………過程次第で俺達のどちらかが死ぬかもしれない」

遊里「……でも可能性はゼロじゃないんでしょ?やってみましょうよ、どうせ殺されるんだし」

穂乃吉「……それもそうだな。とりあえずやることは至って簡単なんだ……」

一旦離脱

九姉妹のビジュアル
九女、遊里
・スリーサイズは海未と同じ
・髪色が若干海未より薄い
・ポニーテール
・絵里と同じ目の色

次女、つぐみ
・とさか

三女、ののこ
身長が160以上になり、バストアップし、目つきが悪くなり、口調が荒くなったにこ

〜園田城〜
つぐみ「………とのことです。お母様」













海未「なるほど、それは由々しき事態ですね」

海未「………あの2人、やはり生きていましたか」

つぐみ「2人、とは?」

海未「いいえ、こっちの話です。さて、その使用人達ですが」

つぐみ「処刑しますか?」

海未「ええ。役立たずはポイ、です」

海未「2人に>>33の刑を。執行は
……『真皇(まお)』、お願いします」









四女、真皇「はーい♪任せてえ、ママぁ♪」

怪人化

使用人AB『あ……あ……』

真皇「ハァイ、役立たずさん達♪なんで縛られてるかはわかってるよねえ?」

使用人A「真皇様どうかお助けをッ!!なぜ、私達が処刑されなければならないのですか!?」

真皇「えー?なんでって………てめえらがママの役に立たなかったからに決まってんだろうが」

真皇「まあ、貴重な情報は得られたし。私の権限でこっそり良しとしてやるよ」

使用人B「真皇様………!!」

















真皇「なーんちゃって♪そんなこと言うと思ったぁ?」

使用人AB『え』

真皇「………てめえらの情報のせいでママと私達の『計画』に遅れが出そうだよゲロカス共。怪人にしてやるから二人仲良く殺し合ってろ」

使用人AB『ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!』

真皇「〜〜〜〜〜〜〜〜!!その悲鳴ッ!!絶望に満ちた顔ッ!!興奮しちゃうううう!!」ハアハア

真皇「それじゃあ、Aはコブラ人間、Bはマングース人間にしてあげるから頑張ってねえ♪もちろん理性はないから♪」

プルルルル

ガチャ

真皇「何よ、『陽陰(ひかげ)』」

陽陰『真皇ねえか……はあ……連絡めんどくさ……もう切っていい?』

真皇「てめえからかけといてナメた口きいてんじゃねえよ。てめえは『監視役』だろうが。ママの計画のためにとっとと状況を報告しろ」

陽陰『めんどくさ……つーか、「男」が滅んでなかったってマジなわけ?……嫌だなあ、めんどくさいことになりそう……大体ママはさあ

真皇「おっと、それ以上言うとママに反旗を翻そうとしていると見なすぞ♪……いいから言えよ根暗ブス」

陽陰『はーい……なんかねえ……』

















陽陰『ランドマークタワーが「下の方から全壊した」って』

なんか書き込めなかった。
二人はビッグライトで巨人化して脱出。
遊里が瓦礫に潰されて死ぬとこだった。
二人はホノのアジトへ向かう。

μ'sメンバー(海未、絵里、穂乃果、真姫、にこ以外)はそれぞれレジスタンス派かキングダム派か

>>39
ことり>>41
>>43
花陽>>45

レジスタンス

レジスタンス

キングダム

レジスタンス

遊里「ここが……ホノのアジト?」

穂乃吉「ああ、そうだ。おーい!帰ったぞー『望(のぞむ)』!」

??「ああ、お帰り……ってホノ、お前、その女は」

遊里「あ、初めまして…私は園田遊里で

カチャ

遊里「け、拳銃!?」

望「動くな、ウミエリキングダムの犬が俺達のアジトになんの用だ」

穂乃吉「お、おい、望」

望「黙れホノ、こいつは危険因子だ。ここに来た目的を言え、内容次第では射殺する」

遊里「私はあなた達の味方よ」

望「………何?」

穂乃吉「追いかけられてたのを保護したんだよ。んで、話を聞いたら園田海未の末っ子なんだと」

望「……一つ聞こう、なぜ園田海未と自分の姉妹を裏切る?」

遊里「あの人達が悪い人間だからよ。同じレズビアンであるはずの人達を国に不都合だからと殺したりする……ホノも私の追っ手に殺されかけた……『男』だからって、『野蛮な生き物』だからって。あの人達は蟻を踏むように人の命を奪えるのよ。あなたがまともな精神を持っていたらそんな人達と暮らせないでしょ?」

望「………『投降』という形で雪穂さんと亜里沙さんに会わせてやる。悪いが手錠をつけさせてもらうぞ」

穂乃吉「おいおい……」

遊里「ホノ、あの人誰なの?」

穂乃吉「………『東條望』。園田海未と絢瀬絵里が所属していたスクールアイドルグループ『μ's』の元メンバーの東條希さんの息子だ。絢瀬絵里とは友人同士だったらしい」

遊里「μ's……聞いたことがあるわ……確か、母さんが『μ'sの生き残りが「計画」の達成に必要』だとかなんとか言っていたような」

ズダァァァン!!

遊里「ひっ!?」

望「……私語を慎め、園田遊里。これ以上口を開くと殺す」

穂乃吉「おい!いくらなんでも」

望「お前もこれ以上、その女に話をふるな。ほら、ついたぞ」

望「雪穂さん、亜里沙さん、ホノと園田遊里を連れてきました」


















雪穂「うぐっ…どう?亜里沙?気持ちいい?」

亜里沙「しゅごいいいい!!雪穂のチンポしゅごいよおおおおおおお!!子供もう一人できちゃううううううう!!」

雪穂「ふう……流石に中学生の時よりはもたないや……」

亜里沙「えへへ♪それでも亜里沙は雪穂のチンポ大好きだよ♪」

雪穂「こいつぅ…♪」

穂乃吉「おいアラサー共」

亜里沙「ひゃっ!?なんだ穂乃吉かびっくりした、おかえりー」

雪穂「……ちょっと、あんた親に向かってアラサーって何よ」

穂乃吉「いや、親が目の前で盛ってるのああいう態度にもなるっての!」

望「相変わらず仲がよろしいですねお二人共」

雪穂「望くんは本当にいい子ね〜……それで」

遊里「……初めまして、園田遊里です………園田海未と絢瀬絵里の、娘です……」

雪穂「……とりあえず座って」

亜里沙「瞳と喋り方はお姉ちゃんに似てるね。背格好は海未さんかな」

穂乃吉「いや、その前に二人とも服着ろよ」

雪穂「……つまり、完全に私達側に寝返るつもりでいるんだね」

遊里「はい……私は園田家の者です。私の名前があればウミエリキングダムに潜んでいる反逆の意思を持つ人達を鼓舞できるかと。それに私には秘めたる力があります。それを行使すれば大きな戦力になります」

遊里「……少なくとも拳銃よりは役に立ちます」チラッ

望「……チッ」

雪穂「……わかった、でも一つ忘れないで。いくら親戚だからといってあなたの生まれは園田家。信用しきったわけじゃない。私や仲間達からの信頼は実績で勝ち取ってもらうから」

遊里「元より温かく迎えていただけるとは思っていません」

亜里沙「……遊里、ちゃん。私からも一ついいかな?」

遊里「亜里沙……さん。あなたはこのレジスタンスのツートップの一人です。そんなあなたの信頼を得られるならどんなことにも答えましょう」

亜里沙「う…うん。………お姉ちゃんは、元気?」

雪穂「あーりーさー?」

亜里沙「いふぁい!いふぁい!ほっぺつねらないで!……雪穂、あなたにとっては他人…まあ、親戚だけど……私にとっては絢瀬絵里はたった一人のお姉ちゃんなの。できればお姉ちゃんや姪っ子達は生かしてあげたい」

亜里沙「考えが甘いってのはわかってる。……それでも……亜里沙は……」

雪穂「わかったわかった。でも場合によっては殺さなきゃいけないってことは忘れないで」

亜里沙「それで遊里ちゃん」

遊里「…………母さんは」














遊里「…………絢瀬絵里は死にました」

亜里沙「え…………」

穂乃吉「はあっ!?」

望「……手間が省けた……とは言うべきでないか」

雪穂「本当なの?」

遊里「……はい。物心ついた時には既に。死因は>>55だそうです」

海未を庇ってレジスタンス側に撃たれた

園田海未と絢瀬絵里は当初、ビッグライトを使った粛清はするつもりではなかった。
自分達が使った際、男を「ほぼ」殲滅し満足したと同時にその威力を恐れたためである。
そして、レジスタンスとも和平を望んでいた。
ところが、和平交渉の際、レジスタンス側の交渉団に紛れ込んでいた過激派の一人が海未を狙って発砲したのだ。
銃が持ち込まれていることにいち早く気づいた絵里は、相手が銃を取り出すや否や海未をかばい、その生涯を終えたのである。彼女は九姉妹を産んだ直後であった。
激情にかられた海未は、交渉団を皆殺しにすると現在のような粛清策を始めたのだった。

遊里「……………」

亜里沙「………わかった。話してくれてありがとう、遊里ちゃん」

雪穂「……みんなもう休んでいいよ」

穂乃吉「……おやすみ、母さん達」

望「おやすみなさいませ」

遊里「おやすみなさい……ゆ…」

雪穂「……『雪穂おばさん』と『亜里沙おばさん』でいい」

遊里「…………おやすみなさい」

遊里「…………」

望「なんだかやるせないな…俺たちの中の一人の行動が結果的に現在のウミエリキングダムの惨状を作り出しただなんて」

穂乃吉「……戦おう」

望「何?」

穂乃吉「戦おう、戦い続けよう!あの粛清は俺たちが始めてしまったようなものだ。だから、俺たちでウミエリキングダムを倒して落とし前をつけるんだ!そのために戦おう!な?」

望「………ふっ、そうだな」

遊里「………そうね。もうあの人達を家族とは思わないわ」

遊里「みんなであの国を滅ぼし、平和な世界を作りましょう!」

雪穂「………亜里沙、大丈夫?」

亜里沙「私?大丈夫だよ、ありがとう」

亜里沙「また、戦う理由が増えたね。平和な世界を作るために、私達のせいで死ぬことになってしまった人達の魂のために」

雪穂「亜里沙、無理はしないで」

亜里沙「何言ってるの雪穂。無理なんて

雪穂「してる!………お願いだから、我慢しないで。今後の戦いに関わるし、何より私が見てるのが辛い」

雪穂「……私達、レズ夫婦でしょ?」

亜里沙「雪穂………」

















亜里沙「うわあああああああああああああ!!!!お姉ちゃん!!!お姉ちゃああああああああああん!!!」ポロポロ

〜数時間後〜
亜里沙「zzz………」

雪穂「泣き疲れたみたいだね」

雪穂(……それにしてもさっきの遊里の話、何かひっかかる)

雪穂(あの子は確か16歳だから……交渉が行われたとしたら16年前……)

雪穂(まだ戦力も揃ってないのに……そもそも、穂乃吉や他のみんなが生まれたばかりでてんやわんやだし……)

雪穂(それに海未ちゃんは絵里さんを溺愛していた……それなのに出産直後の絵里さんを公の場に立たせようなんて思わないはずなのに……)

雪穂(……そういや、凛さんが裏切ったのも結成して1、2年くらい………)

雪穂(考えろ……考えろ、高坂雪穂……何がひっかかっているの?考えろ……考えろ……)

亜里沙「……雪穂?」

雪穂「うわあっ!?起きてたの!?」

亜里沙「うん、目が覚めちゃって……どうしたの?難しい顔してたけど」

雪穂「頭が痛かったの、気にしないで」

雪穂「ねえ……16年前って何か印象深いできごとあった?……あ、無理に思い出そうとしなくても!」

亜里沙「お姉ちゃんのこと気にしてくれてるなら大丈夫だよ。いつまでも悲しんでなんかいられない」

雪穂「……亜里沙は強いね」

亜里沙「えへへ、母は強しってね!」

亜里沙「16年前かあ……μ'sが結成されて、廃校がなくなって、私達2人で暗躍して……あ!そういえば人体錬成もやってたね!あと、真姫さんと戦ったり」

雪穂「ああ、あったねそんなの」

亜里沙「そう!にこさんを生き返らせるために!結局失敗したけど」

雪穂「ははは……本当、カオスだったよね」

亜里沙「にしても、真姫さんもマジキチだよねえ。にこさんもひどいと思うけど。ああいうのを『痴情のもつれ』って言うんだよね!」

雪穂「あれは本当、昼ドラみたいだった……………ん?」

亜里沙「どうしたの雪穂?」

雪穂「………ちょっと、昔の記録を見てくる」

〜資料室的な場所〜
雪穂「………………」

雪穂「……………」

雪穂「ははは、嘘でしょ?」

雪穂「海未ちゃん」













雪穂「あんたやっぱり、筋金入りの○○○○だよ」

〜戻って2人の部屋〜
雪穂「………どう思う?」

亜里沙「………可能性としてはありだと思う。でも遊里ちゃんが嘘をついてるとも思えない」

雪穂「私の推理が正しければきっと、偽の記憶を植え付けられてるんだと思う。でもそれだとなおさら凛さんが裏切った理由がわからない…………!!」

亜里沙「雪穂、もう寝た方がいいよ」

雪穂「………そうだね。いい?このことは他言無用。内密に。穂乃吉にも遊里ちゃんにも言ってはだめ」

亜里沙「2人だけの秘密、だね」クス

翌朝、穂乃吉と遊里の予定は?
シリアス系は除く
>>67

上や

〜次の日〜
遊里「ふぁあ……よく寝た」

遊里「……顔洗いに行こ」

バチッ!!!

遊里「ひゃっ!?どういうこと?ドアに触ったら…痺れて……」

ガチャ
??「目が覚めたか園田遊里」

遊里「あなたは…?」

??「俺の名は島崎だ。亜里沙さん達のおかげで貴様の母親達の猛攻から一応生き残った。『イワン』と呼んでくれ」

イワン「この部屋の扉は貴様自身の手で開けると感電するようになっている。死にはしないから安心しろ」

遊里「……そういやよく見たら、衣食住の空間やら娯楽が揃いすぎてる。新参者、しかも園田家の者への対応にしては考えられないわ」

遊里「なるほど、自室から出る理由を極力作らせない。とことん信頼されてないってわけね。雪穂おばさんもなかなか考えたわね」

イワン「食事はキッチンに置かれた食材から自分で作れ。料理をしたことは?」

遊里「最低限のことならできるわ」

イワン「よし。日用品は生理用品まで全て揃えてある。定期的に俺が確認して補充する」

遊里「助かるわ」

遊里「ねえ、イワンさん。おばさん達に私の『力』を見せたいんだけど」

イワン「……それは超能力的なものか?」

遊里「そう思ってくれていいわ。それと自信がないから力を使いこなすための訓練もさせてほしいわね。銃器の扱いや体術は一通り教えられたから」

イワン「亜里沙さんに連絡しよう。返事が来るまで部屋からは」

遊里「自分から感電しになんて行かないわ。私、ノーマルなの」

遊里は訓練のことを承認され、闘技場的な場所へ向かった。

レジスタンス達の反応>>71

遊里の能力>>73

なにあれ…… 強すぎる

クロックアップ

〜闘技場〜
レジスタンス「…………」

遊里(…思った通り歓迎はされてないわね)

亜里沙「じゃあ、遊里ちゃん。今からあなたの能力を見せて」

遊里「わかりました。ご期待には添えないかもしれませんが」

雪穂「キングダムとの戦いで使えればいいよ。それでは、始め」

遊里「……………」

穂乃吉「ん……微動だにしないぞ」

雪穂「遊里ちゃん、私はあなたの能力を見せてって言ったんだけど」

望「っ!?」

遊里「………もうやりました」

亜里沙「ひゃあっ!?///」

雪穂「どうしたの亜里沙!?」

亜里沙「ない……」

雪穂「え?」


















亜里沙「私が今朝、雪穂に強度MAXでつけられたピンクローターがないの!!!」

雪穂「嘘でしょ!?」

穂乃吉「こっちのセリフだよ!!なんでアラサーにもなってそういうプレイしてんだよ!?」

雪穂「どうしてきちんとガムテープで固定しておかないのよ!?あとアラサー言うな!!」

穂乃吉「そこじゃねえよ!!」

レジスタンスA「きゃあああああ!!」

望「どうしたんですかAさん!」

レジスタンスA「私のネックレスがない!!主人の形見が!!」

??「うわああああ!!」

穂乃吉「どうした『鷹志』!?」

鷹志「ポケットに入れてた歌舞伎揚げがない!!」

穂乃吉「何入れてんだよ!!」

遊里「みなさん、気づいてないんですか?」

雪穂「あ、あれはっ!!」

亜里沙「雪穂のピンクローターを遊里ちゃんが持ってる!?」

レジA「私のネックレスだわ!!あの園田海未の娘なのに壊れないように丁寧に扱ってる!!」

鷹志「口をもぐもぐしてるかと思ったら……歌舞伎揚げだ!!僕の歌舞伎揚げを食べていたっ!!」

穂乃吉「どういうことだ……動いた様子はなかったのに……」

望「……高速移動だ」

穂乃吉「!?」

望「目にも留まらぬスピードで移動して亜里沙さんのピンクローターを抜き取り、Aさんのネックレスを外し、鷹志のせんb

鷹志「歌舞伎揚げ!」

望「……歌舞伎揚げを盗み出した。微動だにしなかった時は残像だったんだ!!」

遊里「……正式名称は『クロックアップ』。園田海未が私に与えた唯一の『いいもの』よ」

レジA「……………」

遊里「Aさんといいましたね。傷つけないようにしたつもりですがいかがですか?」

レジA「……ついている傷は昔からあるものだけよ。新しい傷はない」

遊里「ならよかった。お大事に」

ざわ……ざわ……

レジスタンス達は遊里を仲間として認める気になったか>>83

認めずに、更に警戒するようになった

〜遊里の部屋〜
穂乃吉「……遊里、あのさ」

遊里「気にしないで、あれくらい想定外よ。どの立場になったって所詮私は園田家の人間なのよ」

穂乃吉「俺がみんなを説得してくるよ!諦めなければ、みんなお前のことを理解してくれるはずだ!」

遊里「やめて、同情なんていらないわ。今日はもう寝た方がいいわよ、さっきからイワンさんが怖い目で見てるし」

イワン「ホノくん、時間だ。部屋に戻りなさい」

穂乃吉「……俺、諦めないから」

遊里「勝手にすれば?」

穂乃吉「……」バタン

遊里「……」

イワン「……俺も16年前、お前の母親達に親父や兄貴、弟を殺された。お袋も俺を庇って死んだ」

遊里「……」

イワン「本当なら今すぐにでもお前を犯してぼろ雑巾のようになるまで苦しませてからぶっ殺したいところなんだが……そうすると雪穂さんに怒られてしまう。怒ったら怖いんだこれが」

イワン「それにお前のクロックアップだっけ?には利用価値がある。後先考えずに行動すればやがて大きな損失になるだろう」

遊里「……私を信用するって言うの?」

イワン「それはお前の想像に任せる」

トントン

イワン「誰だ?……そこから動くなよ」

遊里「いちいち言わなくてもわかるわよ」

『はい……ええ!!なぜあなた達がここに!?』

遊里(誰と話してるの?)

『い、いや!そんなことをさせるわけにはいきません!!』

『………そ、それは……はあ、わかりました。その代わり、この件は雪穂さんにきっちり報告させてもらいますから』

ガチャ

イワン「おい、今すぐ紅茶と日本茶、マカロンとおかきを用意しろ。来客だ」

遊里(……今、私の目の前には2人の人物が座っている)

遊里(1人は私やホノと同い年くらいの少年。華奢な体型でとつかわいいという言葉が似合う美少年である。先ほど私が歌舞伎揚げを奪った少年だ)

遊里(もう1人はおばさん達と同い年、いや、少し上くらいの女性。それでもかなりの美人だ。そして何やら柔らかいオーラを放っている)

鷹志「……えっと。
……『南鷹志(みなみ たかし)』……です……さ、さっきはよくもやったな!」

??「鷹志、だめだよ?そんなこと言っちゃ。初めまして、鷹志の母親の『南ことり』です。一応、この組織の幹部をやっています。よろしくね」

遊里「よ、よろしくお願いします」

ことり「遊里ちゃん、海未ちゃんのことなんだけど」

遊里「か……あの女がどうかしましたか?」

鷹志「お母さん!今、『母さん』って言いかけた!まだ園田海未のことを母親だと思ってるんだ!やっぱり僕達の敵なんだよ!」

ことり「鷹志、黙って」

鷹志「ひっ……」

ことり「遊里ちゃんも自分の母親を『あの女』なんて言っちゃだめ!…話を戻すね」

ことり「海未ちゃんは私の大切な友達で、仲間だった。この組織に身をおいてはいるけど、心のどこかで改心してくれるんじゃないかって……信じてるんだ」

ことり「……遊里ちゃんにとって海未ちゃんはどう見えた?レジスタンスとしてではなく、娘として答えてくれるかな?」

鷹志「……へ、返答次第では眉間を撃ち抜く!」

ことり「鷹志、銃なんて持ち歩くなって言ったでしょ!望くんの真似だろうけど似合わないし全然かっこよくないよ!」

鷹志「」

遊里「…………園田海未は、母さんは……>>92な人でした……いつも私や姉さん達に>>95してくれた」

残念な所もあるけど、勉強を教えてくれたり一緒にショッピングに行ったり、娘の私達を愛してくれる

遊里「……ショッピングに関しては国民へのアピールというのもあるかもしれませんが、それでも優しくて温かい人でした。そんな人があんなことをしてたなんて信じられません」

ことり「海未ちゃん……ちゃんとお母さんしてたんだね」

遊里「母さんが残酷な政策をしていて姉さん達も加担していた……それで家族が信じられなくなって家を飛び出してしまったんです」

遊里「星空さんもあんなにいい人だったのに…あの政策を直接下していたのかと思うと……!」

ことり「……星空さん?」

〜会議室〜
ことり「……凛ちゃんの消息がつかめたよ。凛ちゃんは国で宰相になってるみたい。まあ、議会なんて名ばかりで海未ちゃんの命令を凛ちゃんが通してるって感じなんだけど」

ことり「それと政策のことは遊里ちゃんには知らされてなかったみたいだよ………よかったね、花陽ちゃん」

花陽「凛ちゃん……どうして裏切ったの?」

ことり「あ、希ちゃん!鷹志が望くんの真似して銃を持ち出して困ってるの!」

希「わかった、注意しとくわ」

雪穂「私語はそこまで。要するにことりちゃんは遊里ちゃんが反逆の意志と海未ちゃんとの思い出の狭間で揺れてるかもしれないと言いたいんだね」

亜里沙「んっ…///」

ことり「可能性は否定できないね。あと、亜里沙ちゃんの胸を揉みながら私語禁止とか言わないで」

雪穂「……わかりました。それじゃあ、今度遊里ちゃん達を地上に出して暴れさせましょう」

希「いきなり何言うとんの!?」

雪穂「そのままの意味です。まあ、少し違いますが。表向きは『純太(じゅんた)くん捜索』ってことで……いいですか、花陽さん」

花陽「っ…」

雪穂「沈黙は肯定と見なします。何か質問はありますか?」

亜里沙「はい!」

雪穂「何?亜里沙」

亜里沙「少し違うってどういうこと?」

雪穂「よく気づいたね……これは遊里ちゃんのための……」
















遊里「荒療治だよ」

〜遊里の部屋〜
遊里「……」

遊里「……ダメだ」

遊里「母さんとの思い出に囚われるな」

遊里「母さんと姉さん達の計画を阻止するんだ」

遊里「そして革命を……計画……」

遊里「計画……」













遊里「……『計画』って……何?」

100レス

〜園田城・会議室〜
??「………もう一回言ってくれるかにゃ?」

陽陰「だから……ああもう、めんどくさ……ラブアロー要塞が破壊されたんだっつーの……ババアのくせに『にゃ』とかつけてんじゃねえよこの無能宰相が」

凛「あ?……まあ、この際関係ないにゃ。どうして破壊されたのにゃ?あれは堅牢でちょっとやそっとじゃ壊れないはずにゃ!」

蓮「はいはーい!多分ののこお姉ちゃんだワン!ののこお姉ちゃんの能力ならあれくらい楽勝だワン!」

真皇「つーか、遊里の行方はどうなのよ」

陽陰「知らない……全然見つかんないもん……つーか、めんどい」

真皇「手抜きしてんじゃねえよクソ野郎」

陽陰「クソ野郎?そっちだって外見思いっきし変えてるくせに……半島かよ」

真皇「……上等だコラ」

海未「……やめなさい、貴女達」

真陽『ママ』

海未「とにかく、今は『タイガー』と
『J』の捜索及び諸政策に時間を割くのです」

??「母上」

海未「なんですか『ノゾメ』」

八女・ノゾメ「遊里はどうするのですか?」

海未「泳がせます。そのために解き放ったのですから。彼女は無自覚に計画における自分の役目を果たしてくれています」

海未「……さて、ののこ捜索ですが」

??「母さん、私がノゾメと行きます」

海未「『穂万里』…!貴女はいい子ですね」

穂万里「お任せください、私の能力をもって必ずやののこ姉さんを捕らえて見せましょう」

九姉妹について
『真皇』
・真姫のような髪型
・真姫のような目の形

『陽陰』
・うっすらとクマができ、髪もぼさっとした花陽
・ハイライトなし

『蓮』
・青髪、茶瞳の凛ちゃん
・語尾は犬

『穂万里(ほまり)』
穂乃果っぽいが、幼さは感じられない

『ノゾメ』
無表情

気づいている方もいるかもしれませんが、九姉妹は名前をμ'sメンバーから一文字取っていたり、見た目の感じが似てたり、属性を継いでたりします。
一応、物語の重要な部分だったり

望は希から寄生生物の遺伝子を受け継いでいるか?>>105

いるない

>>105
意味不明なので安価下

再安価
>>108

いないって打ったつもりが誤字ってたとは
安価下

〜スラム街の路地裏〜
??「…………」

スラム女「おい、そこのあんた!死にたくなければ金目のものを全て置いていきな!」

??「………」

スラム女「聞いてんのかああん!?日本語がわからねえのか!?」

??「……邪魔だ」

スラム女「……女のくせに野太い声しやがって!!いいからくたばりやがれえ!!!」

??「………誰が女だと言った?」

スラム女「なにっ!?どういう

ザクシュ!!!!!!!














??「言ったはずだぞ、邪魔だ」

〜翌朝〜
亜里沙「『小泉純太』を捜してきて」

穂乃吉「………」

望「なぜ急に?しかもこのメンバーなんて」

『純太捜索隊 隊長:東條望』

『メンバー:高坂穂乃吉、園田遊里、南鷹志、中音夏樹(なかね なつき)、宮古仁志(みやこ ひとし) 以上5名』

亜里沙「まあ、純太くんを捜したいってのもあるけどそれは建前だよ。穂乃吉、お母さんの真意、わかるよね?」

穂乃吉「……遊里に実績を作る?」

亜里沙「………おしい、65%くらいかな。まあ、おバカさんの穂乃吉には正解なんて教えないけど」

穂乃吉「おい!」

望「ふっ」

穂乃吉「望!今お前笑ったろ!?」

望「気のせいじゃないのか?とにかく隊長は俺だ。従ってもらうぞ」

穂乃吉「わかったよ……」

亜里沙「それじゃあ、みんな!装備を整えて待機してて!遊里ちゃんには適当に銃を持たせておいてね!」

穂乃吉「はーい」

亜里沙「………望くん、ちょっと来て」

望「?」

遊里「………ショットガンに、手榴弾。結構揃ってるわね」

??「えっと……遊里ちゃん?」

??「あのー…」

遊里「あなた達は確か」

夏樹「どうも!中音夏樹です!」

仁志「宮古仁志だぜ!」

仁志「……あんたのことは聞いてるよ」

夏樹「とりあえず、任務の時はお互いの立場は考えないようにしよう!よろしく!」

遊里「え、ええ。よろしく」

鷹志「……羨ましいね、お気楽で」

遊里「あなたは……ことりさんの息子さんの……たけしくん?」

鷹志「たかしだよ!!……いいかい遊里さん。仲良くすんのもいいけどさ、図に乗らないでね?僕達は君を信用してないから」

遊里「言われなくてもわかってるわ。だから、これから任務に全力で挑もうとしてるんじゃない」

夏樹「ちょっと鷹志!」

仁志「女の子に向かってそんな言い方すんなよ!バックがでかいからっていい気になるなよ!」

鷹志「なんだと!?そんなんだから君達は

ゴツン!

鷹志「痛い!」

穂乃吉「お?望の真似かあ?似合わないぞぉ、このやろぉ〜」

鷹志「ちょっとやめてよホノ!」

穂乃吉「……任務ではなりふり構ってらんないからな」

鷹志「わかってるよ…」

望「遅くなってすまない。亜里沙さんに呼ばれていてな」

望「雪穂さんから聞かれている通り、今回の目的は『小泉純太の捜索』だ。指揮は俺がとる。それで、園田遊里」

遊里「はい」

望「……今回はお前の初めての実戦だ。せいぜい上手くやれよ」

遊里「ええ、もちろん」

法事でしばらく離脱してました


純太捜索のためどこに向かった?
>>120

米穀店

望「この米穀店に小泉純太らしき人物が出入りしているという情報が入った。目の前のあるホテルに園田遊里と鷹志に張り込んでもらう」

鷹志「はあ!?」

望「園田遊里とローテーションを組むというのもあるが……目的はあと2つだ」

遊里「……私の監視役ね」

望「そうだ。それに鷹志はこの通り中性的な容姿で、体型も華奢だ。前時代でいう『男の娘』というやつだな。女装して園田遊里と泊まってもらう、パンツスタイルで結構だ」

鷹志「顔と体のことは言わないでよ!コンプレックスなんだ!」

望「黙って従え」

鷹志「……園田遊里が裏切ったらどうするの?」

望「……」














望「殺せ。バレずに殺すのはお前の得意分野だろ?」

穂乃吉「おい望」

望「雪穂さんと亜里沙さんから許可は出ている」

穂乃吉「……張り込みは俺がやる。殺すなんてそんなことさせるもんか!」

望「馬鹿かお前は。お前の容姿だと簡単に男とバレる。それに感情的なお前のことだ、この女の行動を見逃すに決まっている。それは俺たちとお前の母親達を裏切ることになるんだぞ!」

穂乃吉「っ……」

望「その女を守りたいなら理屈で行動しろ」

鷹志「大丈夫だよ、苦しませないから。僕のやり方はわかってるでしょ?」

穂乃吉「………」

こう分かれることになった。
直接行動班
望、穂乃吉、仁志

隠密行動班
遊里、鷹志、夏樹


〜ホテル〜
鷹志「ふああ……なかなか現れないや」

遊里「ねえ…えっと…何て呼べば」

鷹志「『鷹志』でいいよ」

遊里「鷹志くん、小泉純太ってどんな人なの?」

鷹志「……純太は僕の大切な親友で、僕達の裏切り者だ」

鷹志「幹部の一人、『小泉花陽』さんの子供でね。内向的だった僕をホノ達とは違う方法で引っ張り上げてくれた」

鷹志「でも3年前に構成員を5人殺して失踪した。その後、特徴が一致する人物を見かけたという情報が入ってね。その時からこうしてたまに捜してるってわけ。確か、直前にこう言ってたな」

鷹志「『ここに縛られ続けていたらわからない、手に入らない、出て行くしかない』って」

遊里「そうなの……」

鷹志「ねえ、何か知ってる?」

遊里「……星空さんが全国指名手配のおふれを出してた。国家転覆を目論む2人の凶悪犯だって。あだ名は……」

鷹志「あっ!!」

遊里「どうしたの!?」

鷹志「今、店に人影が!望に連絡して!」

人影の正体は純太か>>126

違う

〜米穀店〜
望「……純太が現れたと聞いたが…」

穂乃吉「いないな……鷹志の奴、間違えたな」

望「仕方ないな、このまま張り込みを続けてもらおう。全く、時間の無駄だった」

穂乃吉「仁志ー、戻るぞー!……仁志?」

















??「仁志というのは『彼』のこと?」
ドサッ

仁志「のぞ……む……ほの……きち……」バタリ

仁志「」

穂乃吉「仁志?……仁志!!」

??「残念だけど、始末させてもらったよ。貴方達、レジスタンスでしょう?」

望「………誰だ、貴様は。その日本刀、只者ではないな」

穂乃吉「許さねえ、よくも仁志を……!」

??「……母さんの計画を邪魔する者は誰であろうと許さない。妹だろうと、姉だろうと、レジスタンスだろうと、指名手配犯であろうと」

穂乃吉「っ!?お前、遊里の妹だな!?」

??「ふーん、本当に貴方達と行動してたんだ」















穂万里「名乗らせてもらうよ、私は『園田穂万里(そのだ ほまり)』。園田九姉妹の七女だよ」

〜ホテル〜
鷹志「…おかしい、望達の動きがない」

遊里「小泉純太と交渉でもしてるんじゃない?」

遊里「………それか敵と戦ってるとか」

鷹志「君の家の兵隊とかい?」

遊里「そういうことよ。……そういや、夏樹さんは遅いわね」

鷹志「買い出しに行ったきり。ローテーションがあるっていうのに……全く、これだから『劣等生』は」

遊里「え、それどういうk


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ゆりたか『!?』
















ズシャアアアアアアアアアン!!

鷹志「ケホッケホッ……生きてる?」

遊里「ええ、なんとか。心配してくれるのね、死んだ方が都合いいんじゃないの?」

鷹志「う、うるさい!……!?」

遊里「ちょっと、どうし……!?」

遊里「なに、これ……」















ゆりたか『起き上がれない!?』

遊里「どういうことなの!?」

鷹志「まるで、上から押さえつけられてるみたいだ……このホテルが『潰れるように壊れた』のに関係があるのか!?」

??「正確には上から力を加えているのではなく、下から力を加えています」

鷹志「だ、誰だお前は!?」

遊里「……あ、あなたは……」

遊里「ノゾメ姉さん!?」

ノゾメ「ええ。久しぶりですね、遊里。園田九姉妹の八女『園田ノゾメ』です」

ノゾメ「本当は穂万里姉様と共に脱走したののこ姉様の捕獲及び処刑に来たのですが、貴方達レジスタンス勢力を見つけたのでそちらから処刑することにしました」

ノゾメ「ああ、それとレジスタンスの1人ですが………」












ノゾメ「現在、貴方達が上に乗っています」

遊里「え……いやああああああああ!!」

鷹志「これは…瓦礫で圧死してる…!」

ノゾメ「地面に『引きつけられている』のでよく見えるはずです」














ノゾメ「このノゾメが、反逆者と裏切り者をまとめて始末します」

穂万里戦とノゾメ戦は時系列が違っています。
どちらのエピソードからやる?
>>135

>>1の書きたいほうでいいと思うけど

どっちでもいいたら偶数なら前者、奇数なら後者で

>>135
なるほど、コンマですか
ありがとうございます

穂乃吉「仁志!仁志!」

穂万里「無駄なことを。その男はもう死んでいるというのに」

穂乃吉「てんめえ……!」

望「下がれ、ホノ。こいつは俺が仕留める。お前は一旦頭を冷やしてこい」

穂乃吉「でも、こいつは仁志を!!」

望「任務の時はなりふり構うなと言ったのは誰だ、仲間が死ぬたびにそうやって激昂して勝利の確立を減らす気か」

穂乃吉「っ………!!」

望「行け、隊長命令だ」

穂乃吉「……ちくしょお!!」

穂万里「……いいね、そういうノリ。私は嫌いじゃない」

望「貴様の好みなどどうでもいい。俺の力をもって始末してくれる」

穂万里「ふぅん、言ってくれるじゃん。………でも、もう少し、周りを見た方がいいかもね」

望「何を…………!?」

















望「仁志の死体が消えている……!?」

穂万吉「はあはあ……なんとか裏口から逃げられた」

穂乃吉「……クソッ!!望の奴、なんで平気でいられるんだよ!!」

穂乃吉「………とりあえず、遊里達と合流しなくちゃな。表通りは危険だろう、裏通りからなんとか」

??「ア………アア………」

穂乃吉「ん?誰だ?」

??「アギ……ヌギャアアアアアアアアアアア!!!」

穂乃吉「は?……ちょ、嘘だろ?」

穂乃吉「なんでお前が……」

穂万里「さて、仁志くんはどこへ行ったんだろうね?」

望「ふ……あんな奴どうでもいいさ」

穂万里「おや?意外とあっさり切り捨てるんだね」

望「あいつは『劣等生』だからな。今回の作戦じゃなくてもいつかは死んでいた。俺達レジスタンスに必要なのは強い人間だけだ」

穂万里「なるほどね……じゃあ、彼らを切り捨てられるかな?」

望「彼ら……?」チラッ

??「グルルル……」

??「ア……アガ……」

望「こ、こいつらはまさか…この店の…」

望「人っ子一人いないのは流石におかしいとは思っていたが……」

穂万里「さて、ここで問題を出そう。私の能力はなんでしょう?ヒントは彼らだよ」

望「……興味はないな」

望「俺の獲物は貴様だ。獲物は……始末するのみ!!」

穂万里「おっと!……でも今ので後ろががら空きだよ!」

望「何?」

店主「ウギイイイイイイアアナアアアアアア!!」

望「うおっ!?」

望(なんだこいつら!?動きが速い!!防ぐだけでも精一杯だ!!)

店主奥さん「ムギャアアアアアアアアアアア!!」

望(ん?こいつら腹を斬られている?この出血量死んでいてもおかしくないじゃないか……ま、まさか)

望「お前……っ……こいつらとっくに死んでいるな?」

穂万里「おお、よく気づいたね」

穂万里「そう……私の能力は『>>143』。この刀を媒体にして斬り殺した相手を操る能力だよ」

穂万里「彼らは私の命令でしか動かない。そう、私が命令すれば……」












穂万里「『逃げた仲間を追いかけて始末させる』ことも可能なんだよ」

ファイトだよ!!

〜路地裏〜
穂乃吉「うぎゃああああああ!!なんで死んだはずの仁志が追いかけてくるんだよおおおおお!!」

仁志「ウギィアアアアオオオオオオ!」

穂乃吉「確かに仁志は園田穂万里に斬り殺されたはず……そうか、あいつの刀は斬った相手をゾンビにできるのか!」
↑少し惜しい

穂乃吉「ゾンビってことは話し合いは無駄か……逃げてばっかいられないし、ゾンビとはいえ仲間だった奴を殺すのには抵抗がある!ちくしょう、どうすればいいんだ!!」

穂万里「さーて、私は退散させてもらうよ。やらなきゃいけないことかあってね、一人で遊んでてねー」

望「ま、待て!!」

望「くそっ!どうすればいい…」

『ウギョルバアアアアアアアア!!』

望「!」

望「こいつらはゾンビに等しい!」

『ウギョルバアアアアアアアア!!』

ダダダダダダダ!!

『ギイイイイイアアアアア!!』

望「拳銃で脳を破壊する!これならどうだ!」

下3
偶数コンマ→死ぬ
奇数コンマ→死なない

望「き、効かないだと!?」

『メンギョアアアアアアアア!!』

望「……どうやら再生能力はないらしいな」

望「ならば!!」

つ『手榴弾』

ボカァァアン!!

『ウギャアアアアアアォオ!!』

望「足を爆破!気休めにはなるはずだ!」

〜地下室〜
望「ハアハア……なんて奴らだ。足を失ってもなお追いかけてくるなんて」

望「この場所もじきに感づかれる。隠れなければ」

ゴトッ

望「!?なんだ!?」

ウィンウィンウィン

望「これは……機械?米穀店だから脱穀機か?」

望「いやこれは……使える」ニヤリ

戦闘描写下手くそマン


穂乃吉「うわあああああちくしょおおおおお!!追いつかれるううううう!!」

穂乃吉「逃げるわけにも殺すわけにも行かない!!」

穂乃吉「>>152-156!!」

穂乃吉「多数決だ!!この三択から選んで俺に力を貸してくれえええ!!」

穂乃吉「>>1が無茶なことを言ってるはわかってる!!でも!!どうか情けを!!」

1:穂乃吉、突如自分が助かってなおかつ仁志を再び死なせずに済む名案を思いつく(できれば内容も添えて)。

2:仁志を殺す。戦いとは非情なのである。

3:望が助けに来てくれるが
再起不能(リタイア)となる。

2しかないだろう

2と3が同数になってしまったのでコンマで決めます。

下1
2:偶数コンマ
3:奇数コンマ

ぬお

>>158
おお、これは奇跡


穂乃吉「い、行き止まりだあ!!」

仁志「グルルルルルル……ヌギギャアアアアアアア!!!」

ザクシュ!!!

突如、仁志の爪が長く伸びて穂乃吉の腹を切り裂いた!
穂万里の『ファイトだよ!!』によって操られた死体は身体能力が生前より圧倒的に伸びるのだ!!
この特性にレジスタンスはのちに大きく苦しめられることになる……予定だ!!

穂乃吉「ガフッ!!」

穂乃吉(ハハ…血がたくさん出てる…)

穂乃吉(あ、母さん達と…ああ、あの人が穂乃果おばさんと絵里おばさんか。これが走馬灯ってやつか…)

穂乃吉(案外死ぬってあっけないんだな……痛みもあまり感じない……)

穂乃吉(雪穂母さん…亜里沙母さん…望…鷹志…みんな……遊里……)

穂乃吉(あとは……頼ん………だ……)

望「ハアハア………ハッ!?」

望「ホノ!?ホノ!!!!」

望「クソッ!仁志は……逃げたようだな」

望「フン……『劣等生』は分相応にのたれ死ぬがいい!」

望「………まだ脈はあるか。止血して撤退だ!!」

ズモモモモモ

望「………?」

望「………今、ホノの傷口に何かいたような」

望「………気のせいか」

望「……それにしても、あれは大きな賭けだった」

場面は、米穀店地下へと戻る。

店主「グルル……」

ズダァァァン!!

『!!!!』

望「こっちへ来い、この死に損ない共め!貴様らの獲物は俺だろう!」

『ガルゥ………』

望「どうした?早く俺を殺しに来いよ、殺せるものなら殺してみろ!」

『グギャアアアアアアアアア!!』

望「さあ来い!土に戻るのを助けてやる!」

『ギャオオオオオオ!!』

望「ふおっ!」

店主達に追いつかれた瞬間、望は右へ避けた。
そのせいで店主達は例の機械に飛び込んだ。

望「うおおおおおおお!!」

望は機械の電源レバーを全力で引いた。
その機械は脱穀機ではなく、米粉を作るための粉砕機だった。
機械の中から尸達の悲鳴が聞こえてきた。

そして時間は進み、倒壊…いや、
『潰壊』したホテルへと場面は変わる。
それは望が撤退して少し後のことである。


鷹志「『下から力を加える』……なるほど、重力か。園田ノゾメ、お前の能力は重力を操れるのか!」

ノゾメ「正解です。それが私の能力。能力名は『デブネキ』です」

遊里「ノゾメ姉さんのデブネキには誰も敵わない……穂万里姉さんの達以外には……どうすれば」















鷹志「『他の姉以外には敵わない』…………そんなの誰が決めた?」

遊里「え…?」

鷹志「よし、手足は横になら動かせる!」

遊里「鷹志くん…何を」

鷹志「園田遊里、君の『クロックアップ』は体が自由であることが条件だ。そんな状態では君は戦えない」

鷹志「でも……この南鷹志は戦える。例え拘束されていてもね」

鷹志「園田ノゾメ、お前を始末するのは僕だ!園田遊里、君は指を咥えて見ていろ!」

ノゾメ「南鷹志といいましたか。『男』の中には女性に対しできもしないことをできると言い張る品種がいたと聞きました」

ノゾメ「あなたはその品種に該当します。そんな状態で何ができるというのですか?」

ノゾメ「何もできません。あなたでは私には勝てません」

鷹志「……果たしてそうかな?」

鷹志「とりゃあ!!」

掛け声とともに遊里の鼻を鋭い感覚が襲った。
遊里は鷹志の様子を見ていた。
鷹志がつけた指輪を振った時からにおいは出ていた。

遊里「何これ!?鼻がツーンとする!!」

ノゾメ「……アンモニア臭ですか」

鷹志「そう!僕はこの指輪を媒体に任意の気体や煙を出せるんだ!
能力名は『>>169』!!そして……」

鷹志「『アンモニアは空気よりも軽い』!!」

ワンダーゾーン

ノゾメ「……その程度で私を怯ませることができるとでも?」

突如、遊里達の鼻に刺激が襲う!

鷹志「うわあ臭っ!!ど、どうして!?」

遊里「ノゾメ姉さん……まさか、二年前に言ってた『できるようになったこと』って……!!」

鷹志「え?」

ノゾメ「覚えていたのですか。そう………南鷹志、あなたは先ほど『アンモニアは空気よりも軽い』と言った。空気にも重さというものがあるのです」

鷹志「ま、まさか……」










鷹志「気体に対しても重力をかけられるっていうのか!?」

矛盾はあるでしょうが、>>1は文系なので大目に見てください。


ノゾメ「私は自分以外のもの全てに重力をかけられます。もちろん気体にもかけられる……」

ノゾメ「さあ、遊里。そして南鷹志。今、まとめて楽にしてあげましょう。あなた達に勝ち目はありません」

ノゾメ「お母様、私を褒めてください。このノゾメが裏切り者と反逆者を殺すのです」

ノゾメ「さあ……逝きなさい!!」
















鷹志「『気体に対しても重力をかけられる』………面白い能力だね」

鷹志「フンッ!!!!」

ノゾメ「っ!?」

鷹志「ありがとう、わざわざ自分から殺すためのヒントをくれて」

遊里「鷹志くん!?ノゾメ姉さんを殺せるってどういうこと!?」

鷹志「僕がいいと言うまで息を止めろ!!」

遊里「え、ええ……」

ノゾメ「……瓦礫で私の脚に傷をつけましたか」

ノゾメ「ですが無意味!!」

鷹志「フンッ!!!!」

ノゾメ「っ!?」

ノゾメ「……紫雲ですか、何と愚かな」

ノゾメ「毒でも入っているのでしょうけれど、無駄です!私は煙にも重力をかけられます!」

ノゾメ「さあ、自ら精製した煙で遊里諸共逝きなさい!!」
















鷹志「……園田ノゾメ、君は漫画を読むかい?」

ノゾメ「漫画?……私はお母様の計画を達成するために日夜働いているのです。そのような低俗な書物に目をかけている暇は

鷹志「僕の母さんは若い頃、秋葉原で働いていてね。その時に買ってきた漫画を僕に全部くれたんだ」

鷹志「その中の一つで登場人物がこんな言葉を残している」

鷹志「『相手が勝ち誇った時、そいつは既に敗北している』」

発言の直後、ノゾメの目は見開かれた。

自分の脚が鷹志につけられた傷を中心に壊死していることに気づいたからだ。
脚はどんどん腐り、やがてボロボロになった。

ノゾメ「こ……これは……何をした!?」

鷹志「何をしたって?君がしたんだよ。君が僕の出した煙の重力を操作した!」

遊里「ね……ねえ……苦しいんだけど」

鷹志「もう息していいよ、でも鼻はつまんだ方がいいかもね」

ノゾメ「あ……私の体が……お母様にもらった体が!!!!」

鷹志「言っただろ、『任意の気体や煙を出せる』って。僕が出した煙は……」

ノゾメ「……傷口から侵入し……相手の体を蝕むウィルスの煙………!!」

鷹志「脚を傷つけられた時点で気づいておくべきだったね」

ノゾメ「フフフ……私を倒したからといって図に乗らない方がいい……お姉様達がお前達を……殺しにくる……」

ノゾメ「反逆者達に……未来は……ない……」

鷹志「ふう……どうやら死ねば能力が解除されるらしい」

遊里「あの……」

鷹志「……夏樹のことなら気にしないでよ。君のせいじゃないし、彼女は劣等生だから」

遊里「そうじゃなくて!……その、さっきの鷹志くん、すごくかっこよかった!!」

鷹志「!?!?!?!?!?///」

鷹志「……か、かっこいいなんて言われたの、初めてだ……///」

遊里「へ?」

鷹志「なんでもない!!おだてたって、簡単には信用しないからな!!///」

遊里「わかってるわ。ところで『劣等生』ってどういうこと?」

鷹志「………帰ったら話すよ。とりあえず撤退だ。いつまでもこんなところにいるわけにはいかないからね!」

遊里「ええ、従うわ」

鷹志「えっと……『遊里』!!」

遊里「なあに、鷹志くん」

鷹志「………よ、よろしく頼む///」

遊里「はい!」


中音夏樹
宮古仁志
園田ノゾメ
以上三名、死亡

高坂穂乃吉
腹を斬られ再起不能

追記
南鷹志
フラグ建設


ののこが追われている理由
>>185

ご意見ご感想もどうぞ

海未の許可なしで勝手にビッグライト使って巨大化して街で暴れているから

雪穂「……報告ありがとう」

望「……雪穂さん、申し訳ございません。俺がいながらホノを……」

亜里沙「望くんのせいじゃないよ。幸い一命は取り留めたし、気にしないで」

望「……失礼しました」バタン

亜里沙「ふう……」

雪穂「……ごめんね亜里沙」

亜里沙「何で雪穂が謝るの?」

雪穂「私の身勝手な決断のせいで穂乃吉を……亜里沙がお腹を痛めて産んだ子供を……」

亜里沙「雪穂、これは仕方ないことなんだよ。夏樹ちゃんのことも仁志くんのことも、穂乃吉のことも私達レジスタンスにはよくあることなんだよ」

雪穂「……そうか、そうだよね。リーダーの私が弱気になってちゃだめだよね…ごめん……」

亜里沙「……雪穂にも遊里ちゃん同様荒療治が必要みたいだね」

雪穂「へ……今?」

亜里沙「遊里ちゃんが来てからシてないよね?

雪穂「全く……いいの?」

亜里沙「いいよ」

雪穂「………亜里沙が上になって。今日は甘えたいの」

亜里沙「はい♪」

望「………」

鷹志「あ、望お疲れ」

望「ありがとう…それにしてもさっきは耳を疑ったぞ。まさかお前が園田九姉妹の一人を殺すなんてな。すごいじゃないか」

鷹志「すごいって…」

遊里『さっきの鷹志くん、すごくかっこよかった!!』

鷹志「!?///」

望「顔を赤らめるな気持ち悪い」

望「それより……遊里にあの二人のことは話したのか?」

鷹志「ああ…一応ね」

望「これを機に俺達の役に立つよう奮戦してくれればいいのだが……気づいてるんだろ、雪穂さん達の意図を」

鷹志「…うん」

亜里沙『さて望くん……雪穂と私が作ったこの編成について何か疑問があるんじゃない?』

望『ええ、もちろんです。なぜ中音と宮古を入れたのです?この二人は「劣等生」。拳銃もまともに扱えないはずです』

レジスタンスの兵士達には能力に応じて階級が存在する。
未知の能力『ラブカ』(鷹志の場合は「ワンダーゾーン」、遊里は「クロックアップ」、穂万里は「ファイトだよ!!」、ノゾメは「デブネキ」)を持つ者は
『特待生』。

ラブカを持たないが、格闘や銃器の扱いなどに長ける者は『優等生』。穂乃吉はこれにあたる。

パラメータが平均の者は『苦学生』。

そして、パラメータが平均以下の者は
『劣等生』と位置づけられる。

亜里沙『……望くんさ、海未さんが遊里ちゃん達にどう接してたか知ってる?』

望『知りませんし、興味もありません』

亜里沙『優しかったんだって、とても。海未さんも普通の母親だったの。遊里ちゃん達はそんな母親を愛していた』

望『仰る意味がさっぱりわからないのですが』

亜里沙『……遊里ちゃんは革命の精神と海未さんとの思い出の狭間で揺れている』

望『なるほど、少しわかってきましたよ』

亜里沙『夏樹ちゃんと仁志くんは劣等生』

望『戦いに出ればいつかは死ぬ』

亜里沙『そんな二人と遊里ちゃんが出撃すれば…』

望『二人はあの者の前で死ぬことになる。無能な存在を体良く切り捨てることもできますね、雪穂さんもとんだ悪党だ』

亜里沙『…遊里ちゃんは目の前で仲間が死んだことによりショックを受ける。それを上手く起爆剤にするの』















亜里沙『「遊里ちゃんの革命の意志」にね』

鷹志「……今回も『パッショネー』は使わなかったんだね」

望「あれは切り札だ。無闇に使えば一般人まで犠牲にしてしまう」

トントン

望「どうぞ」

ガチャ

鷹志「あれ?イワンさん?」

イワン「……園田遊里が話をしたいそうだ」

>>1です
大学生になったので少し忙しくなり、更新が遅れました


〜遊里の部屋〜

遊里「………」

望「要件を早く言え、始末書を書かなきゃいけないんだ。二つも損失したんだからな」

遊里「……損失ってあの二人のこと?」

望「他に何がある?さあ、言え!」

遊里「まず、雪穂おばさんにこう伝えて」













遊里「『こんな回りくどいことをしても私の反逆の意志は変わらない』ってね」

のぞたか『!!』

遊里「あの二人捨て駒だったんでしょ?銃を持ってる時の構えとかが全然なってなかった。それに鷹志くんも何度もあの二人を『劣等生』呼ばわりしてたし、予想はつくわ」

鷹志「……やっぱり家族なんだね。考えてることがわかるんだ」

遊里「まあ、それもあるけど……」

望「まだあるのか?」

遊里「……ずっと考えていたの」





遊里「母さんの『計画』について」











鷹志「!!」

望「そうだ、お前俺達に園田海未の思惑を話していないだろ!!さあ、話せ早く話すんだ!!」

遊里「……知らないのよ」

望「は?」

遊里「だから!」














遊里「私は母さんの計画の内容は知らないって言ってるの!」

望「ふざけるなよ貴様。貴様の姉妹が知っていて貴様自身が知らないわけが

鷹志「望、嘘はついてないみたいだ。呼吸が乱れてないし、汗もかいていない」

遊里「望くん、私は姉さんが死ぬのを目の前で見ているのよ、今更後戻りなんてできるわけないでしょ?嘘なんかつかないわ」

遊里「『「計画」の実行にはμ'sの生き残りが必要』……私が知っているのはこれだけ。記憶を消された、書き換えられたという線も考えてみたけど心当たりはほぼないわ」

望「………わかった、一先ずお前を信じよう」

鷹志「ま、まだ何か話すことはある?しょ、しょうがないから聞いてやる!」

遊里「じゃあ、これで最後。『なぜ、姉さん達は私達の居場所がわかったのか』」

鷹志「た、確かに!」

望「……ゾンビを相手取るのとホノを運ぶのに必死で気づかなかったな」

遊里「望くんに鷹志くん、あなた達『最初から小泉純太の出現されるとする場所を知っていた』の?」

鷹志「へ?」

望「!!」













遊里「『誰かに教えてもらった』んじゃないの?」

望「…おい、鷹志」

鷹志「……そうだ、『ショコラ』だ!!あいつが情報を流したんだ!!」

遊里「『ショコラ』?」

望「……『情報屋ショコラ』。18歳の女子高生にして裏社会に大きな影響を与えている女だ」

鷹志「二年前から僕らに情報をくれてたんだけど……」

望「鷹志はショコラと俺達との仲介役だったんだ。あの女の色仕掛けに乗せられてはいたがな!」

鷹志「だ、だって逆らえないんだよ!どうしても!」

望「そういうところが甘いのだお前は!……特待生じゃなけりゃ

遊里「鷹志くん、ショコラとはシたの?色仕掛けかけられてたんでしょ?」

鷹志「ぶっ!?!?!?!?!?何言ってるんだよ!?ないよそんなの!!」

望「俺の話を聞け!!!!!!」

ガチャ

イワン「……し、失礼する」

遊里「ああ、イワンさん。どうしたの?」

イワン「……穂乃吉のことだが」

『!!!』













イワン「先ほど目を覚ました」

〜ウミエリキングダム首都、ウミエリア郊外〜

??「……そこの運転手」

運転手「何ですかあ?もうタクシーの利用時間はもう終わりですよお?」

??「……ラブアロー要塞の近くまで行け。金なら払う」

運転手「へ?あそこは廃墟ですし、憲兵が護ってるので入れませんよお?」

??「関係ない、行け」

運転手「……あんた随分声が野太いわね。もしかしてレジスタンス?レジスタンスを捕まえると生死関係なしにすごい賞金が

ザシュ!!

運転手「ひいっ!?鉄の爪!?」

??「行かなければ貴様を殺し、車を奪うまでだ」

運転手「わ、わかりました!!」

〜ラブアロー要塞跡〜
運転手「つ、着きました……」

??「感謝する。口止料を兼ねて運賃に色をつけてやる」

運転手「え?……嘘、こんなに!?わかりました!!黙ってます!!」

??「よし、行け」

??「……………」

??「……開けるぞ」

ガチャ

??「んー!!んー!!」

??「今、猿轡を取ってやる。決して叫んだり抵抗したりしないと誓え。さもなくばこの場で殺す。情報屋などいくらでもいるからな」

??「ん!!ん!!」コクコク

シュルシュル

??「ぷはあ!本当、何考えてんのよあんた!このあたしを攫うなんていい度胸ね!」

??「……この国では男は生きられないからな。こうする他なかったのだ。貴様にはこれから俺に協力してもらう。拒めば命はない、ちゃんと謝礼は出してやる」

??「その鉄の爪しまって!……わかったわよ、協力すればいいんでしょ!」

??「……にしても」






??「まさかあんたとこんか形で遭遇するとはね、『タイガー』」

??「その名で呼ぶのはやめろ『ショコラ』。俺には『矢澤虎太郎』というちゃんとした名前がある」









誤字
こんか→こんな

漢字合ってる?
大人の時の口調こんな感じでいい?

ショコラ「そう、虎太郎さんね。ふふっ、『タイガー』に『虎』太郎……すごい一致よね?」

ショコラ「殺人鬼『タイガー』……3年前に出現し、60人以上殺した。あだ名の理由は被害者達の傷が虎の縞模様に見えるから」

虎太郎「……それはたまたまだ。それに60人も殺してはいない。5人殺して……数えるのをやめた。だが、30を超えていないということは自信を持って言えるぞ」

ショコラ「ふーん……にしてもあんたが立ちはだかった時は焦ったわ。レジスタンスの奴らが裏切り者のあたしを始末しに来たんじゃないかってね。ところで気になることがあるんだけど聞いてもいい?」

虎太郎「答えられる範囲ならな」

ショコラ「……あなた、前時代の『災害「M」で死んだんじゃなかったっけ?クラッキングした時に死亡リストにあなたの名前が書いてあった気がするんだけど」

虎太郎「災害……あれはそういうことになっているのか」

ショコラ「へ?」

虎太郎「……いずれ話そう。俺には3人の姉がいた。1人は『矢澤にこ』。園田海未と絢瀬絵里と共にスクールアイドルをしていた。この人は災害の前に事故死してしまった。あとの2人……『こころ』と『ここあ』、彼女らは双子だった。性格は正反対だがな」

虎太郎「……2人ともその災害とやらで俺を庇って死んだ」

ショコラ「お姉さんのお友達には頼らなかったの?」

虎太郎「俺は死んだことになっている人間だ。そんな奴がいきなり現れたら大惨事だろう」

ショコラ「なるほど……で、なんであなたは人を殺すの?なぜ、レジスタンスに合流しないの?」

虎太郎「……聞きたいのか」

ショコラ「情報屋だもの、新しい情報は取り入れなくっちゃ」

虎太郎「……俺が殺し、組織に交わらぬ理由………それは、>>212だ」

レジスタンスを恨んでいる

ショコラ「恨んでる?でも、今までの被害者はレジスタンスとは無関係よ?ほら、一週間前に西区のスラムで見つかった金取りの女とかもウミエリア40番街の金持ちマダムも特に反逆の意志を持っていたとかは聞いてないわ」

虎太郎「……あの老嬢は奴らに出資していたのだ。国にバレない闇ルートでな。スラムの女は屋敷に行く途中に邪魔されたから殺した」

ショコラ「し……しっ、しっ、しっ、知ってたし!!わざと間違えただけだし!!」

虎太郎「フン……」

ショコラ「じゃあさ、何で恨んでるの?」

虎太郎「答えるつもりはない、今はな。ところで、レジスタンスを裏切ったと言ったが…」

ショコラ「ええ、裏切ったわよ?だって、あいつらの情報料少ないんだもん。んで、より多額のお客様が現れたからあいつらを売り渡したってわけ!」

虎太郎「その客というのは誰だ?」

ショコラ「…『園田美湖(そのだ みこ)』よ。オフレコで頼むわね」

虎太郎「『長女』か」

ビカッ!!

憲兵「貴様らっ!!そこで何をしている!!」

ショコラ「うわ、めんどくさ……虎太郎さん、あたしのピストル返して」

虎太郎「いいだろう……さて、これも前に進むためだ」

〜レジスタンスアジト・病室〜

穂乃吉「……」

遊里「ホノ!大丈夫なの!?」

穂乃吉「ああ…目も見えるし、手足も頑張れば動く、記憶もちゃんとあるよ」

医者「しかし、幸いなのか異常事態なのか……回復力が早すぎるんだ」

鷹志「どういうことですか?」

医者「普通、あのレベルの傷だと半年はまともに動けないはずなんだ。それなのに本人が言うようなレベルまで回復している」

望「……そういやホノ、お前ラブカを持っていなかったよな?回復系のラブカが目覚めたんじゃないか?」

穂乃吉「いや、それはないと思う。だってラブカに目覚める時の体調不良がないんだ」

望「なるほど。確かに3日間吐き気が止まらなかった」

鷹志「僕は2週間も目を覚まさなかったらしいよ…」

遊里「私は3時間おきに内側から爆発するように胃が痛くなってそれが5日続いたわ」

その時、穂乃吉の腹に巻かれた包帯がムクムクと動き出した!

穂乃果「うわあ!?俺の体が!!」

遊里「なんなの!?」

望「……そういえばお前の腹の傷口に一瞬何かがいた気がしたんだ……まさか……」

穂乃吉「それ早く言えよお!!」

望「今目覚めたばかりだろうが!!」

ムクゥ!

ムクムクムクムクッ!!

バリイイイイン!!













??「ぶっはあ!あー苦しかった!
(CV:有本欽隆)」

一同『』

??「全く……こんな息苦しいことをするんじゃない。我輩も生き物なのだぞ?呼吸くらいするに決まっているだろうが」

穂乃吉「ギャアアアアアアアアアアア!俺の腹から何かキモいのがああああ!!」

??「キモいとは何だ、宿主様よ。我輩も生き物なのだ、地味に傷つくぞ」

遊里「き、傷口から生き物が……こんなの普通じゃないわ!!一体何だって言うのよ!?」

鷹志「……寄生生物だ」

望「何!?これがお袋の胸にいるというあの生き物なのか!?」

寄生生物「タカシよ、我輩を知っているのか。それなら話が早いぞ」

鷹志「何で僕の名前を!?」

寄生生物「我輩達は人間の体に寄生できるのだ。脳に進入して宿主様の保有する情報を全て把握することくらい容易いことなのだぞ?」

寄生生物「傷や病気の回復を早めることもできる」ニヤリ

穂乃吉「……と、とにかくお前のおかげで早く治ったのか。それはありがとう。でも何で俺の体に?」

寄生生物「あんなでかい穴が空いていれば入りたくもなる。そうだ、宿主様よ。我輩に名前をつけてはくれないか?その後に宿主様達の敵について詳しく聞かせてくれ」

寄生生物「あと今ノゾムが言った我輩の仲間とやらに会わせてほしい」

穂乃吉「初対面で注文多いわ!…じゃあ、>>220なんてどうだ?」

中尾

遊里「……ホノ、それはないわよ。ネーミングセンス悪すぎ」

中尾「悪くないな…」

遊里「いいの!?ていうか早速使ってるし!!」

中尾「仮に気に入らぬ名だったとしても宿主様のつけてくれた名だ、文句は言えんさ」

穂乃吉「ははは……さて、俺たちの敵について、だったか」

中尾「ああ、話してくれ。もしかしたら力を貸せるかもしれん」

中尾「…なるほど、相当クレイジーな奴らだな。だが、ゾンビや兵士程度なら我輩の敵ではない」

穂乃吉「おお!心強いぜ!……ん?鷹志はどこだ?」

遊里「なんか、『寄生生物の資料を取りに行く』って出て行ったけど」

中尾「資料だと?なんと愚かな、書物に頼らんでも我輩に直接聞けばよいのだ」

プルルルル

穂乃吉「望、携帯鳴ってるぞ」

望「あ、ああ……もしもし」

望「ああ……そうか。気を鎮めろ、これがお前の役目なんだ」

遊里(……何の話?)

望「そうだ、その調子だ。事が終わったら久しぶりに格ゲーでも……何?本当か?目星は……あいつか。わかった、2人には俺が伝えておく」

ガチャ

穂乃吉「……なんか穏やかじゃなさそうだな」

望「能天気なお前にもわかるか。なに、心配するな。お前は何もしなくていい、しっかり傷を治せ」

遊里「一体、何があったの?」

望「……お前には関係ないことだ。俺は席を外す、野暮用ができたんでな。ではおやすみ」

バタン

中尾「……宿主様よ、どうやらこの組織はただのレジスタンスではなさそうだな」

〜ゆきあり部屋〜

雪穂「……それは本当なんだね?」

望「はい。奴の精神は鷹志が一番熟知しています、間違いはないかと」

亜里沙「どうして2年間わからなかったの?」











亜里沙「『保存していた西木野真姫の脳髄が盗まれた』って」

望「……研究室はあいつがいなくなったすぐ後に閉鎖されました。そしてそれを決定したのは貴女達だ」

『……』

望「それで、今回は誰なんですか?」

亜里沙「……夏樹ちゃんと仁志くんのお母さんだよ」

雪穂「捨て駒の件がバレてね。私を2人で刺そうとしてきたの」

望「なるほど」










望「それで、たった今鷹志に殺させたってわけだ。親父の時のように」

亜里沙「……私の雪穂を殺そうとするのが悪いの。これは裏切ろうとした者への正当な裁きだよ」

望「親父もこの組織を……いいや、お二人を裏切ったと?」

雪穂「ううん、別に。目障りだったからね。希さんには知らせてないよ、知らぬが仏っていうでしょ?」

望「……とりあえず、今はウミエリキングダム」











望「その後で貴様達の番だ」

雲行きが怪しくなってきましたね。
明日あたりにあの人が裏切り、μ'sの誰かが死ぬかもしれません。


亜里沙「……雪穂、いつまで望くんの前で悪者を演じるつもり?」

雪穂「彼が『パッショネー』を使うまでだよ。彼の考えは甘すぎる」

亜里沙「……雪穂を裏切るつもりはないけど……もう嫌だよ、だって望くんのお父さんは……」

雪穂「やめて亜里沙!!」

雪穂「……>>228で死んだなんて言えるわけないでしょ」

交通事故

交通事故ですね。
μ'sの誰かと園田陽陰と虎太郎の死に様を考えてました。
そろそろあの人に動いてもらわないと。
おやすみなさい。

展開速くなります。
第二部完(スレが終わるわけではありません)

雪穂「任務の時にバナナの皮で足を滑らせてトラックに轢かれたなんて言えるわけないでしょ!!」

亜里沙「確かにそうだけど!!何も私達に粛清されたって嘘つかなくても…!!」

雪穂「そうじゃないと話が面白くならないでしょ!!」

亜里沙「ええー……」

コンコン

ことり「鷹志、入るね」

ガチャ

鷹志「…………」

ことり「……こんな言い方していいのかわからないけど……お疲れ様」

鷹志「……ありがとう。でも心配しなくていいよ、もう慣れたから」

ことり「ねえ、鷹志。お母さんと組織を抜けようか。辛いことかもしれないけど、地上に出て母娘として暮らすの」

鷹志「……何言ってるんだよ」

ことり「そうすればもうこんなことしなくて済むんだよ?」

鷹志「大丈夫だってば、第一外に出ても戸籍なんかないでしょ?そしたら調べ上げられて拷問されて殺されるのがオチだよ」

ことり「……鷹志、お母さんが雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんにお願いしてあげる!!私の頼みならあの2人は

鷹志「やめろって言ってるんだよ!!!!!!」

ことり「っ!!」

鷹志「やめてくれよ……頼むから……僕、母さんを殺したくない……!!」

ことり「鷹志……」

鷹志「……少し、頭冷やしてくるね」

鷹志「……」

僕がこの『ワンダーゾーン』という能力に目覚めたのは3年前のことだ。
指輪を媒体にして手を振ればどんな気体や煙やガスも出せる。この便利で危険な能力の利用法にいち早く気づいたのは雪穂さんだった。

鷹志「…このままでいいのかな」

初めて殺したのは15人の男性構成員と23人の女性構成員だった。
全員、雪穂さんのやり方に嫌気がさしていた人達だった。
亜里沙さんが『雪穂さんから話がある』と称して密室に呼び出し、雪穂さんから指定された時間に通気口に潜んだ僕に合図を出す。
それと同時にガスを発生させた。
苦しませることなく一瞬で殺し、なおかつ骨も溶かすガスだ。
その日は何度も何度も嘔吐した。

鷹志「……これが本当に革命家のやることなんだろうか?邪魔な奴を殺すなんて、そんなのウミエリキングダムと何も変わらないじゃないか………!!」



















??「そうだね、あなたも同じ。あいつらと同じ穴の狢だよ、鷹志くん」

鷹志「は、花陽さん!?」

花陽「……本当に粛清なんてやってたんだね、あの2人」

鷹志「…ええ、そうです。僕の能力を使えば手っ取り早いって。母さんは反対したんですけど、母さんも殺すって脅されたんです」

花陽「本当にお母さん思いのいい子だね、鷹志くんは」

















花陽「それで、私の純太も殺したんだよね?」

鷹志「へ……何を、言ってるんですか………?」

花陽「…この組織で粛清が行われてるって噂を聞いた時から疑ってたの。純太は行方不明なんかじゃない、粛清されたんじゃないかって……あなたに殺されたんじゃないかって!!!!!」

鷹志「ち、違います!!僕は純太を殺してません!!」

花陽「嘘をつくな!!!グルなんでしょ!?雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんとグルなんでしょ!?あなた達のせいで、純太は死んだ!!!!お前達が殺したんだ!!!!」

















鷹志「……『今更、母親面をしないでください、母さん』」

花陽「………………え」

鷹志「純太がここにいたらこう言うでしょうね。あなたは純太のことなんか見ていなかった。あなたが考えてたのは純太のレズ父の星空凛のことだけだ」

花陽「…………」

鷹志「純太は苦しんでいましたよ、どうして自分はたった一人の母親から愛されないんだろうって!!苦しんで、苦しんで、苦しんで…………そしてあなたを愛するのをやめて研究に没頭し、失踪した………」















鷹志「『寄生生物の真実』を知るためにね!!!!」

鷹志「純太は僕の親友だった……ホノや望以上に大事だったんだ……」

鷹志「でもあいつは出て行った!!お前のせいだ!!!お前があいつを愛さなかったせいだ!!!!」

鷹志「お前の方こそ僕の大事な親友を返せ!!!!!!!!!!!!」












ザクッ

鷹志「ガハッ………!」

花陽「うううううう……ああああああああああああああ!!」

花陽「黙れ!!人殺しが気安く純太の名前を口にするなああああああああああああああ!!」

鷹志(くっ……まずい!これは花陽さんのラブカ『>>242』だ!今のように『>>244』して相手を攻撃する能力……!!)

スカイウォーカー

男を虫けらサイズまで縮めて

すみません
>>238の「寄生生物の真実」は
「ラブカの真実」でお願いします。
間違えました、申し訳ありません。


鷹志(クソッ!!なんで読者はこう男に受難させたがるんだ!?このままだと蟻を踏むようにいとも容易く殺されてしまう!!)

鷹志(……幸い、服や指輪まで小さくなったみたいだ。スモールライトの要領だな)

鷹志(……「ワンダーゾーン」は使える。こうなったらもう……殺るしかない!!)

鷹志(とりあえず、>>246へ逃げるんだ!)

安全そうな場所

鷹志「具体的にどこなんだ!!>>248教えてくれ!!」

公園

鷹志「公園って……地上じゃないか!!」

鷹志「この姿だと公園に着く前に潰されてしまう!!……母さんの部屋は……だめだ、あんなこと言って入りづらいし最悪母さんも巻き込んでしまう!!」

鷹志「クソッ!!行くしかないのか!?コンマだ!!下1!!偶数で行く、奇数で行かない!!ゾロ目は母さんの部屋だ!!!」

鷹志「……安価からは逃れられないということか」

鷹志(花陽さんは僕がこの地上への連絡口にいることに気づいてないらしい)

鷹志(……母さん、ごめんなさい。僕は戻ってこられそうにありません。こんな息子を許してください)

鷹志(ホノ、望、さようなら。どうか2人であの腐った国を倒してください)

鷹志(中尾くん、君とは物凄く短い付き合いだったね。でも心強いよ。ホノを護ってあげてね)

鷹志(……遊里)

〜??〜
??「……んで、死んでんの?」

??「いいえ、どうやらただ衰弱してるだけみたいよ。貴女達人間で言う『行き倒れ』ね」

??「衰弱してるわけではなさそうですよ、パイルンさん。どうやらラブカの効果切れの反動が強すぎたみたいです」

??「………とはいえ、もう少しで『彼女』に踏み潰されてしまうところでしたよ」























??「君は本当に運がいいのか悪いのかわからない人ですね、『鷹志さん』」

〜翌日・早朝〜

ガチャ

??「………」

ことり「……よく来たね、花陽ちゃん」

花陽「何か用……寝不足なの、『害虫駆除』で」

ことり「『害虫駆除』か。奇遇だね…」























花陽「………ことりちゃん、どうして銃を花陽に向けてるのかな?」

ことり「……昨夜から鷹志がいないの」

花陽「鷹志くんが…それは大変だね。んで、それと銃がどう関係あるの?」

ことり「……雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんと鷹志がグルなんだっけ?」

花陽「へえ……」

ことり「花陽ちゃん、私、先輩だよ?気づいてないとでも思った?欺けるとでも思った?」

花陽「そういえばそうだったね。だから何?その銃で花陽のことを撃つ気









バァァァァァァン












花陽「っ………!!」

ことり「花陽ちゃん、ダメだよ。足元には気をつけないと。痛いよね?でも鷹志だってあんなことをさせられてとても心が痛かったんだよ?」

花陽「と、当然の報いだよ……!!私の、私の純太を……あいつが!!」

ことり「……そっか」




















ことり「それじゃあ、実際に確かめて来たら?」

望「それで、この有様ですか」

ことり「うん。きっと嬉しいはずだよ、天国で会えるんだもん」

望「……鷹志もあいつもその程度で死ぬとは思えませんが」

ことり「わかってるよ、でも花陽ちゃんは言いがかりをつけて私から鷹志を奪った、殺されたって文句は言えない。望くんも子供ができたらわかるようになるよ」

望「それでも友人を撃つような親にはなりたくないですね…んで、処理について提案があるのですが」

ことり「なあに?」

望「とりあえず、鷹志は死んだことにしましょう。花陽さんも貴女に撃たれていないことにするのです」

ことり「……ちょっと言ってる意味がわからないな。どうして鷹志を捜しに行かないの?」

望「……鷹志を見つけたらきっと、花陽さんに襲われたことを話すでしょう。そうすれば粛清がバレてすぐに反乱が始まる。ホノも傷つくし、園田遊里も俺達への信用と忠誠心をなくす」

望「……あの2人は俺が蹴落としたいのです、親父の仇なんでね。そして、花陽さんの銃殺が知れれば貴女の立場が危うくなる。鷹志がそれを望むと思いますか?花陽さんも地獄でほくそ笑むでしょうね」

ことり「……望くんは本当に策士だね」

望「恐れ入ります」

ことり「じゃあ、私からも提案。私があなたのレズ父親になりましょう。そうすればあなたには『レジスタンス幹部を両親に持つ特待生』という肩書きがつき、あの2人の首に手が届きやすくなる」

望「……というと?」

ことり「……この女が死んで幹部に空きが出るでしょ?」

望「……あなたも策士だ」

ことり「恐れ入ります♪」

ことり「それでどうやって処理するの?」

望「……やむを得ません。俺のラブカを使います」

ことり「……まさかこんな形で見ることになるとはね」

望「気が早いですよ、準備が必要です」

望「偽の死体の材料を劣等生に用意させます。とりあえず3日ください」

ことり「わかった、根回ししておくね」

望「それだけじゃないですよ、うちのおふくろと関係を持たないと」

ことり「そうだったそうだった……とにかく、これで取り引き成立だね」

望「よろしく、『母さん』」

ことり「よろしく、『望』」

〜久しぶりのウミエリ城〜

つぐみ「……それで、ノゾメを暴走させた挙句死なせて、ののこも見つけられなかったと?」

真皇「うっわあ〜〜、必ず見つけるとか言ってなかったあ〜〜?」

蓮「言ってたワン!」

穂万里「……申し訳ございません。どうやらラブカ使いと行動しているようで、波長を感じても見つけられないのです」

海未「………穂万里」

穂万里「母さん!?……ああああ、母さんごめんなさい!!私が不甲斐ないばかりに!!」

ギュッ

穂万里「……かあ、さん……?」

海未「穂万里、貴女は良く頑張っています。終わりのないトンネルはありません。貴女なら必ずできます」

海未「ファイト、ですよ」ニコッ

穂万里「母さん、母さん!!」

真皇「あ、ずるーい!!私もー!!」

海未「はいはい、皆さん焦らないで…………敵も馬鹿ではないようです。貴女達の1人を殺したのですからね」

一同『…………』

海未「穂万里は名誉の回復のために。そして皆さんはこれから本気を出してもらいます、私の『計画』のために」

海未「皆さん……ファイトですよ」


第二部完

これにて第二部巻です。
完結編の第三部(完結できるといいな…)はタイトル回収できてないのでスレ替えとかはしません。

では、おやすみなさい。

南鷹志逃亡、南ことりによる小泉花陽殺害、ことりと東條望の結託から1年後。

寄生生物『中尾』に寄生された高坂穂乃吉とコンビを組んだ園田遊里は、その驚きの功績によりレジスタンスメンバーからの信頼を得ていた。
特に彼女のラブカ『クロックアップ』が大活躍した>>264事件の影響は大きかった。

>>266
事件の内容

関西防衛

ウミエリキングダムに追われているののこの手によって関西で複数の女性が巨大化させられる
街を破壊しないと元に戻さないと脅された女性達が関西の街を破壊しはじめた

〜レジスタンスアジト〜
構成員B「あ、帰ってきたわ!穂乃吉くんと遊里ちゃんよ!」

『おかえりなさい!!』

穂乃吉「ただいま、みんな」

構成員C「穂乃吉くん、今回はどうだったの?相変わらず遊里ちゃんは大活躍?」

穂乃吉「ああ、今回はやばかったよ!遊里や中尾がいなけりゃ死んでたね!」

中尾「ふふ…恐れ入るぞ、宿主様」

B「遊里ちゃん、穂乃吉くんとはどこまで進んだの?」

遊里「す、進んだって!そういうのじゃ……ないですから。ただの任務上のコンビですよ」

穂乃吉「……どうした?なんか元気ないな」

B「お腹でも痛いの?」

中尾「……宿主様よ、この1年で薄情者になったようだな」

穂乃吉「どういう意味だよ!」

中尾「……今日は関西での事件から2ヶ月。さらに……タカシの命日ではないか」

穂乃吉「あ………」

穂乃吉「……あいつはとてもいい奴だった……本当に……」

遊里「……ほ、ほら!さっさと報告に行くわよ!新しい指揮官さんに、ね!」

遊里「そんな沈んだ顔しちゃだめよ!一刻も早く目的を成し遂げなくちゃ!…鷹志くんのためにも、花陽さんのためにも、あの関西の人達のためにも」

穂乃吉「そ、そうだな!」

〜指揮官室〜
??「あ、穂乃吉さんに遊里さん!お疲れ様です!」

遊里「奈央ちゃん、そっちもお疲れ様。今、いる?」

奈央「はい、現在書類の整理中です。ご案内します」

ガチャ

穂乃吉「よー、帰ったぞー!望ー!」

望「……穂乃吉、公では『南指揮官』と呼べと言ったはずだが?」

穂乃吉「んな、かてーこと言うなよ!じゃあ、始めるぞー!」

遊里「はは……」

穂乃吉「……終わったら、鷹志に線香をあげよう。今日は命日だ」

望「……『鷹志が死んだ日』ね」

遊里「……何?」

望「いや、何でもない。報告を始めてくれ。西川、記録しろ」

奈央「……///」

望「おい、西川」

奈央「うわっ!?は、はい!!ただいま!!」

東條望改め『南望』は小泉花陽の死亡を受け幹部に就任した。
花陽と義兄にあたることとなる南鷹志の謎の死、南ことりと東條希の結婚。
これらが同時多発的に起きたため不信を抱く者も少なくはなかったが、殆どの者は彼を支援した。
幹部就任に伴い、彼には秘書がつくこととなった。
彼女の名は西川奈央(にしかわ なお、13歳)。彼女にはある奇妙な経歴があるのだが、それは別の機会に。


穂乃吉「……以上だ」

望「ご苦労だった。西川、報告書を提出しておけ」

奈央「わかりました……///」

望「どうした?顔が赤いぞ」

ピトッ

東條望改め『南望』は小泉花陽の死亡を受け幹部に就任した。
花陽と義兄にあたることとなる南鷹志の謎の死、南ことりと東條希の結婚。
これらが同時多発的に起きたため不信を抱く者も少なくはなかったが、殆どの者は彼を支援した。
幹部就任に伴い、彼には秘書がつくこととなった。
彼女の名は西川奈央(にしかわ なお、13歳)。彼女にはある奇妙な経歴があるのだが、それは別の機会に。


穂乃吉「……以上だ」

望「ご苦労だった。西川、報告書を提出しておけ」

奈央「わかりました……///」

望「どうした?顔が赤いぞ」

ピトッ

連投すまんこ

奈央「の、のののの望さん!?///」

望「熱はないようだな。全く、普段の鍛錬が足りないんじゃないか?」

望「慢心するな。いくらラブカを持ったとはいえお前は元劣等生、宝の持ち腐れになるだけだぞ」

穂乃吉「お、おい!そんな言い方ないだろ!」

望「報告が終わったならさっさと出て行け高坂穂乃吉。お前こそ中尾がいなければ優等生止まりだったものを」

穂乃吉「……お前権力握ると性格変わるような奴だったんだな」

望「変わったつもりなどない」

奈央「ほ、穂乃吉さん!望さんは多忙でお疲れなんです!それなのに…そのような失礼なことを言うのなら……!」

望「…ラブカの私的な理由による使用は禁止事項だぞ西川」

奈央「ごめんなさい…」

望「お前の『>>275』はこんなつまらん奴のために使われるべき代物ではない。期待しているぞ」

奈央「は、はい!ありがとうございます!」

笑顔の魔法(にっこにっこにー)

穂乃吉「…行こうぜ遊里」

遊里「え、ええ…」

バタン

望「ふう………」

奈央「あ、あの、望さん。いいんですか?」

望「先ほどまでホノに憤っていたのに今は味方になるとは、お前も変わった奴だ」

奈央「いや〜、それほどでも〜///」

望「褒めたつもりはない。さあ、早く報告書を出してくるんだ。その後は…墓参りだ」


















望「『お前が用意した』腐肉の塊のな」

奈央「…びっくりしました。劣等生のまま生きるんだと思ってたのにこんな大きな事に巻き込まれるなんて…」

望「弾丸を取り出すのにはなかなか骨が折れた。しかし、苦心の甲斐はこの先きっとある。ウミエリキングダム打倒の後に俺があの2人を打倒して親父の無念を晴らすんだ」

望「そのためにもお前の『笑顔の魔法(にっこにっこにー)』が必要なんだ」

奈央「えっ……///」

モワモワ

望『お前が必要なんだ。俺はお前無しでは生きられない。この戦いが終わったら結婚しよう、そして2人でこの世界のアダムとイヴとして君臨するんだ』

奈央「…望さん、私、結婚するなら海のそばにある教会がいいです……///」

望「西川、俺が悪かった。報告書は俺が出す、今日はもう休め」

〜ウミエリキングダム西方の都市
グラスガーデン〜

ショコラ「…ねえ、そろそろ教えてくれてもいいんじゃない?」

虎太郎「何を」

ショコラ「あんたがレジスタンスの連中を恨んでる理由よ!あたし達一緒に行動して1年になるのよ?やる事と言ったら逃亡とあたしの情報頼りの殺害ばかりじゃない!」

虎太郎「お前こそ、そろそろ本名を教えてくれてもいいんじゃないか?」

ショコラ「いや、半年前に教えたでしょうが。千代子よ!
『久保千代子(くぼ ちよこ)』!」

虎太郎「甘ったるそうな名前だ。俺は忘れっぽくてな」

千代子「そんなんでよく逃げられたわね。まあ、いいわ」

ウミエリキングダム当局は二大凶悪犯の
殺人鬼『タイガー』とテロリスト『J』の捜索に躍起になっていた。
タイガーの犠牲者数が1ヶ月で10人を越し、Jによる被害も拡大したからだ。
そして裏社会には『J』に関するある噂が流れていた。

千代子「…『園田ののことレジスタンスの裏切り者と共に行動している可能性あり』、か。にしてもあいつらも管理がずさんよねえ。Jも元々レジスタンスだったらしいじゃない。よほど酷い組織なのね、早めに手を切ってよかったわ」

千代子「あーあ!タイガーの目的が達成したら情報屋やめよっかな!なんかもう疲れた……命は狙われるし」














「『命を狙う』ってこんな風に、かい?」

スッ

千代子「……どういうつもり?」

「ああ、そんなに硬くならなくていいよ、別に殺しはしないさ。通りかかったら懐かしい顔を見かけたんでね」

千代子「……おかしいわね、客の中にあんたみたいな人いたかしら?背が高くてイケメンでしかもオペラ座の怪人みたいな仮面を着けてるなんて。でもイケメンだって仮面の上からでもわかるわ」

「……忘れちゃったのか。じゃあ、取るね」

千代子「ご対面………え?」
















「どうしたの?僕の名前を言ってごらんよ、『ショコラ』。いや、『裏切り者』かな?それとも『千代子ちゃん』?」

スッ

千代子「……どういうつもり?」

「ああ、そんなに硬くならなくていいよ、別に殺しはしないさ。通りかかったら懐かしい顔を見かけたんでね」

千代子「……おかしいわね、客の中にあんたみたいな人いたかしら?背が高くてイケメンでしかもオペラ座の怪人みたいな仮面を着けてるなんて。でもイケメンだって仮面の上からでもわかるわ」

「……忘れちゃったのか。じゃあ、取るね」

千代子「ご対面………え?」
















「どうしたの?僕の名前を言ってごらんよ、『ショコラ』。いや、『裏切り者』かな?それとも『千代子ちゃん』?」

千代子「な、何であんたが生きてるのよ……『南鷹志』」

鷹志「何でって、そんなの僕が『生きてるから』に決まってるじゃないか」

千代子「………」ピラッ

鷹志「へえ、かわいいの履いてるね。でも、女の子が軽々しく下着を見せちゃだめだよ」

千代子「う、嘘……だってあんたはチラ見せだけでもあんなに顔を真っ赤に…」

鷹志「千代子ちゃん、人は変わるんだよ。僕はもう……去年の僕とは違う」

鷹志「そんなことより…僕が『死んだ』ってどういうこと?」

千代子「あっ!しまっ」

鷹志「説明……してくれるかな?」



















千代子「ええい!ままよ!///」
バサッ!!

鷹志「………!?」

鷹志「えっ、ちょ、千代子ちゃん!?///何で胸を見せるの!?///」

千代子「今だ!スキあり!」カチャ!

鷹志「しまった罠か!!『ワンダーゾーン』!!」

千代子「バーカ!!あたしの拳銃の方が早いわ!!パンツは見れても生のおっぱいは見れないようね!!」

鷹志「クソッ……形勢逆転か!」

千代子「さーて、南鷹志!説明してもらうわ、あんたが何で生きてるのか!今まで何をしていたのか!」
















虎太郎「『南』………だと?」

千代子「虎太郎さん!」

鷹志「誰だいその人は……って男!?レジスタンス以外に男が!?」

虎太郎「……その髪の色、瞳の色。そして、鳥のとさかのような癖っ毛……貴様、『南ことり』の娘か」

鷹志「……レジスタンス以外の男。そして母さんを知っている……只者ではなさそうだね」

千代子「そうよ!こいつはウミエリキングダムで有名な殺人鬼『タイガー』!」

虎太郎「大声で言うな……」

鷹志「『タイガー』ね……噂は地下でもよく聞くよ」

虎太郎「南鷹志よ、率直に言う。俺は貴様の親達に恨みを抱いている」

鷹志「なんだって?」

千代子「あ!とうとう言うのね!」

虎太郎「それは…………」

虎太郎「それは…………>>288という恨みだ!!」

鷹志「!!」

千代子「……マジで?」

矢澤にこを西木野真姫から守れなかったことだ……

虎太郎「俺の一番上の姉『矢澤にこ』はお前の母親と一緒にμ'sというスクールアイドルグループを結成していた。しかし!!そのうちの1人『西木野真姫』が愛憎の末に姉を殺したのだ!!そのせいで女手1つで俺を育ててくれた俺の母親も過労で死んだ!!」

千代子「………その後に『災害M』が起こったわけね」

虎太郎「あれは災害ではない、西木野真姫による破壊と暴虐だ。俺の姉に対する恨みの力とビッグライトで巨大化したのだ!!」

千代子「嘘でしょ!?」

鷹志「……お前が西木野真姫を恨んでいるのはわかった。でも母さん達は関係ないだろ!!」

虎太郎「関係はある!!お前の母親達が西木野真姫の暴走を止められなかったせいで俺の家族は奪われたのだ!!俺の目的はただ1つ!!この国もレジスタンスもレジスタンスに関わる者も滅ぼし、この世界から矢澤にこ以外のμ'sメンバーの血統を根絶やしにすることだ!!!!!」

鷹志「……だったらなぜレジスタンスに合流しなかったんだ?」

虎太郎「最初はそう考えていたさ、レジスタンスとして戦ったのちに皆殺しにしようとな。だが、レジスタンスで粛清が行われていると聞き断念した!!奴らも西木野真姫と同じ穴の狢だったのだ!!」

千代子「うわあ……想像以上に真っ黒だったのね。え、ちょっと待って!!その理論で言うならまさか!!」

虎太郎「ショコラ、いいや千代子よ。お前はこの国の裏社会一番の情報屋だ。だから利用価値がある。お前は全てが終わった後に殺すつもりだった。だが、お前がレジスタンスを裏切ったと聞いて考えを改めたのだ」

千代子「そんなやつと1年も一緒に行動してたなんて……手を切っててよかった」

虎太郎「南ことりの息子よ、まさか貴様の方から飛び込んでくるとはな。千代子よ、レジスタンスのアジトの場所はわかるか?」

千代子「ま、まあ一応」

虎太郎「よし、こいつの首を奴らに送り宣戦布告としよう」

鷹志「そうか……それならショコラごと殺すまでだ!」

??「待った」

虎太郎「誰だ貴様は?」

鷹志「な、なんで出てきたんだ!」

??「だってあたし、100レス以上も出番ないのよ?暴れさせろっての」

虎太郎「……園田家の者か」

??「ご名答!三女の園田ののこよ!」

千代子「え、あ、ちょ、鷹志!何でこんな大物と行動してるのよ!?」

鷹志「のっぴきならない事情があってね」

??「おっと、僕を忘れてもらっては困りますよ」

虎太郎「虫けらが増えたか」

??「初めまして、久保千代子さんに矢澤虎太郎さん。……いや、『タイガー』に『ショコラ』と呼ぶべきか」

??「僕の名前は『小泉純太』といいます………『J』とお呼びください」

千代子「ちょっと……『三女』に、『J』、こっち側には『タイガー』って……何祭りよこれ」

虎太郎「……いいや、これは祭りではない……これは葬式だ」

純太「弔われるのは貴方達の方かもしれませんよ『タイガー』に『ショコラ』。『タイガー』、貴方がμ'sへの恨みで動いているように、僕らにも目的があるのです。ののこ嬢は『遅めの反抗期』などとのたまわれておりますが」

ののこ「まあ、ぶっちゃけると>>293ね。つーわけで残念だけど」















ののこ「あんたらにもレジスタンスにも母さん達にも死んでもらうわ」

実は海未に、自分を裏切るよう命令を受けた

>>293
これはこれで面白そうだが、ののこの発言と矛盾するため安価下

>>296

姉妹喧嘩で家に居辛くなった

千代子「そんなしょうもない理由で国を荒らしまくってたの!?」

ののこ「ええ、そうよ。あんな家族何の未練もないわ。どうせだからあいつらの持ち物であるこの国を壊してやろうってわけ」

虎太郎「……フン、くだらん」

千代子「んで、鷹志。あんたは何でののこ様達と行動してるの?さっきも言ったけどあんたは死んだ人間のはずなのよ?」

鷹志「その前に君の方から僕が死んだことになってる理由を教えてくれ。それが対価ってもんだろ?」

千代子「……口が達者になったわね。まあ、いいわ。まず1年前に……」

鷹志「望が僕の弟か、こりゃ傑作だ!……まさか、僕のせいで母さんの手を汚してしまうなんて……」

鷹志「……さて、何で僕が園田ののこと行動しているかだね」

鷹志「今から1年前のことだ。僕は小泉花陽から逃げ切り、地上のとある公園で気絶してしまった……」

鷹志『……ムニャムニャ……はっ!?』

鷹志『ここは病院?……僕はいつの間に……確か、花陽さんに体を小さくされて……安価の指定で外の公園へ……体が元に戻ってる!?』

鷹志『指輪は……指輪がない!!』

??『あー、起きたかー』

鷹志『だ、誰だお前は!?』

??『ちょっと、あんたを運んで来てあげた人に対してその言い方はなくない?』

??『指輪だけどね、なーんか危険な匂いがしたから外しといたわよ。それとあんた………男にしては随分かわいい外見ね♪』

鷹志『っ!?』

??『これを探してんの?』

鷹志『僕の銃!』

鷹志『えっと、確か……』

??『無駄よ。靴下の中に隠してた小型催涙弾も靴のゴムの中の煙幕も全部抜き取ったわ』

鷹志『……只者じゃなさそうだな』

??『ええ、只者じゃないわ。こう言えばわかるかしら』

??『「弱虫な妹の遊里は元気?」』

鷹志『園田九姉妹……!!』

??『ののこ、三女でーす。因みにあんたを殺す気は今の所ないよ。あんたに会いたいっていうお友達がいるから』

鷹志『お友達だと?』

??『ああ、ののこさん。起きましたか』

鷹志『あ……あ………君は……!!』



















??『お久しぶりですね、鷹志くん。君のお友達の小泉純太です』ニヤリ

鷹志『えっと、確か……』

??『無駄よ。靴下の中に隠してた小型催涙弾も靴のゴムの中の煙幕も全部抜き取ったわ』

鷹志『……只者じゃなさそうだな』

??『ええ、只者じゃないわ。こう言えばわかるかしら』

??『「弱虫な妹の遊里は元気?」』

鷹志『園田九姉妹……!!』

??『ののこ、三女でーす。因みにあんたを殺す気は今の所ないよ。あんたに会いたいっていうお友達がいるから』

鷹志『お友達だと?』

??『ああ、ののこさん。起きましたか』

鷹志『あ……あ………君は……!!』



















??『お久しぶりですね、鷹志くん。君のお友達の小泉純太です』ニヤリ

鷹志『えっと、確か……』

??『無駄よ。靴下の中に隠してた小型催涙弾も靴のゴムの中の煙幕も全部抜き取ったわ』

鷹志『……只者じゃなさそうだな』

??『ええ、只者じゃないわ。こう言えばわかるかしら』

??『「弱虫な妹の遊里は元気?」』

鷹志『園田九姉妹……!!』

??『ののこ、三女でーす。因みにあんたを殺す気は今の所ないよ。あんたに会いたいっていうお友達がいるから』

鷹志『お友達だと?』

??『ああ、ののこさん。起きましたか』

鷹志『あ……あ………君は……!!』



















??『お久しぶりですね、鷹志くん。君のお友達の小泉純太です』ニヤリ

鷹志『えっと、確か……』

??『無駄よ。靴下の中に隠してた小型催涙弾も靴のゴムの中の煙幕も全部抜き取ったわ』

鷹志『……只者じゃなさそうだな』

??『ええ、只者じゃないわ。こう言えばわかるかしら』

??『「弱虫な妹の遊里は元気?」』

鷹志『園田九姉妹……!!』

??『ののこ、三女でーす。因みにあんたを殺す気は今の所ないよ。あんたに会いたいっていうお友達がいるから』

鷹志『お友達だと?』

??『ああ、ののこさん。起きましたか』

鷹志『あ……あ………君は……!!』



















??『お久しぶりですね、鷹志くん。君のお友達の小泉純太です』ニヤリ

やっちまいました三連投
wifiでiphoneだとなる……どういうことなの……


鷹志『じゅ、純太くん!!何でその女と、園田九姉妹と一緒にいるんだ!!』

純太『ラブアロー要塞を破壊して逃げ惑っていたところを僕が保護したんですよ。行動する理由としてはそうですね……「面白いから」でしょうか。この方は姉妹喧嘩が原因でこの国を破壊しようとしている!これは傑作だ!』

純太『それで微力ながら力を貸していたのですよ……僕の「>>304」の力をね』

ののこ『なーにが、微力ながらよ。半径4mの人間皆殺しにしておいて』

鷹志『……確か能力は「>>305」。それであの構成員達も殺したのか!?』

純太『当たり前でしょう?彼らは僕の知的好奇心を妨げようとした。人間とは「知り、学ぶ」生き物!!人間には権利があるのです、自分の学習を妨げる存在を排除する権利がね!!』

鷹志『……変わらないね。君のその学ぶことへの狂気的な欲望は』

純太『君の方こそ、変わっていませんよ。容姿もいい子ちゃんな所も。あ、少し筋肉はついたようですがね…ククク』

間違えた

純太の能力名>>305

効果>>306

もうやだ

能力名>>307

効果>>308

孤独なheaven

半径二メートル以内に
猫も杓子も近づけない

純太『僕の「孤独なheaven」の結界には任意以外の物質は入れない。弾丸も浴びずに済むわけです。まあ、空中からの攻撃には対応できませんが』

ののこ『それをあたしの「No brand girls」で補ってるってわけ。筋肉増強っていう単純な能力だけど……単純だからこそ強いの』

鷹志『……君達がこの国を滅ぼそうとしてるのはわかった。僕もそのつもりだ……でも、僕にはもう居場所が……』

純太『なるほど、とうとう裏切ったのですね。理由は後で詳しく聞くとして………鷹志くん、僕らと行動しませんか?』

鷹志『君達と?』

ののこ『ええ、どうせレジスタンスには帰れないんだし。ああ、あとレジスタンスも潰すから』

鷹志『っ!?』

みなさん、お久しぶりです。
鳥変わってるかもしれませんが>>1です。
バイトを始めたので忙しくなり、エタってました、申し訳ありません。
だいぶ慣れてきたので時間を見つけて更新しようと思います。

レジスタンス潰す理由考えてなかった……

>>313

やつあたり

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