ほむら「なにかスポーツがしたいわね」 (12)
ほむら「普段銃器の手入れかまどかをスト……愛でているだけだものね。運動不足は解消しなければならないわ」
ほむら「何をしようかしら……あら?」
ほむら「あれは、まどパン。飾ってあるものが落ちたのね」
ほむら「……」ジィーー
ほむら「そうね、野球をしましょう」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424273936
マミホーム
さやか「草野球?随分急な話だねぇ」
マミ「で、私達に手伝ってほしいと?」
杏子「ムシャムシャ」
ほむら「ええ、そうよ。マミがショート、杏子がセカンド……さやかはセンターをやってもらうわ」
マミ「でも、私達野球経験なんて……それでもいい?」
おむら「構わないわ、私も初めてだもの」
マミ「そう……なら分かったわ、引き受けます。美樹さんは?」
さやか「あたしは全然構わないよ、体動かすのは好きだしさ!ね、キョーコもやろーよ野球」
杏子「まぁ一日中ゲーセンってのもあれだし、暇つぶしにはなるかな。いいぜ、やったるよ」
ほむら「……礼を言うわ、皆」
さやか「あれ?そう言えばまどかは?」
ほむら「まどかにはマネージャーを頼んであるわ。いいえ、むしろマネージャー以外認めないわ」キリッ!
さやか「何でまた」
ほむら「まどかのドジっぽいところは普段なら笑って許せるわ。ただ試合では一つのエラーが負けにつながる事がある」
さやか「それもそうだね」
ほむら「やるからには勝ちにいきたいのよ。まどかのエラーする姿を愛でるのに夢中になって負けてしまっては意味がないわ」
さやか「ってそれが理由かい!」
杏子「で、他のメンバーはどうすんのさ。テキトーに遊ぶぐらいならともかく、2ヶ月後の町内草野球大会出るんだったら、あたしらだけじゃ足りねーから後5人いるぞ」
ほむら「それに関しても手配してあるから安心して頂戴。ちなみにユニフォームも魔法少女服の応用で淫獣に用意させてるわ。一般人でも着られるように調整してね」ア、オカワリイタダケルカシラ?
マミ「随分用意周到ね……」
ほむら「これくらい当然よ」ファサッ
さやか「で、練習はいつからすんの?」
ほむら「明後日の日曜。公園のグラウンドよ」
さやか「わかった、明後日だね」
マミ「うまくできるかしら」
杏子「あたしら魔法少女だぜ、これくらい何とかなるっしょ?」
ほむら「大丈夫よマミ。使い魔を銃で撲[ピーーー]るあなたならいいバッターになれるわ」
マミ「」
>>3
ミスった
ほむら「大丈夫よマミ。使い魔を銃で撲殺するあなたならいいバッターになれるわ」
マミ「」
日曜日、グラウンド
QB「やあみんな。さっそくだけど、僕と契約して野球選手に―――」
ほむら「あら、おはようキュウべぇ」パーン!
QB「」チーン...
マミ「きゅーべぇぇぇぇぇ!」
杏子「挨拶ついでに撃つとか容赦ねぇな……」
さやか「あらぁ……」
QB2「まったく、朝からエキセントリックだねほむら」ハムハム、キュップイ!
ほむら「ごめんなさい。ストラックアウトの的に見えたのよ」
QB「酷いこじつけだね。あと、そもそもストラックアウトに銃は使わないよね」
ほむら「当然よ」ファサッ
さやか「ソレ使いどころ間違ってない?」
QB「さて、いろいろと確認事項があるから、まどかが助っ人たちを迎えに行ってる間に説明しておくね」
一同「はーい」
QB「まずはこれを配るね」ドーゾ
ほむら「あら、もう完成したのね。仕事が早いじゃない」
マミ「これは?」
さやか「透明の、ソウルジェム?」
杏子「それにちょっとシンプルで……ちっさいな」
QB「それは疑似ソウルジェム。生体情報を入力する事で、ユニフォームやバットなどの野球道具一式を召喚する事が出来る代物さ」
QB「普段の変身の様に念じてごらん。ユニフォーム姿になれるはずだよ」
パァァァ―――
マミ「うわぁ、ホントだわ……って、あれ?」
杏子「」フォームライドォ、カープ!キクチ!
さやか「」フォームライドォ、ベイスターズ!アラナミ!
ほむら「」フォームライドォ、ドラゴンズ!タニシゲ!
マミ「」フォームライドォ、ホークス!イ・デホ!
マミ「ってなんでよ!!」
マミ「訳が分からないわよ、私ショートなんでしょ?何で今宮か明石じゃないのよ……悪意を感じるわ」
ほむら「体型に引かれたのかしらね」
マミ「私あんなデブじゃない……っていうか太ってないわよ」
さやか「まぁまぁマミさん落ち着いて。偶々かもしれないし」
ほむら「新外国人。韓国の至宝、イ・マミ……」ボソ
マミ「」プチッ……
マミ「ティロ・フィナーレ(石直球)!」
ほむら「ごふっ!」
さやか「ま、マミさん!?」ガクガク
杏子「お、落ち着けよ」ブルブル
マミ「誰がデブですって……誰が韓国の至宝ですって……?」
ほむら「と、巴マ―――ズドン!―――ミ……」ピクピク
マミ『いい加減にしろよこの陰湿絶壁レズ』
しばらくして……
ほむら「ごめんなさい」
マミ「分かればいいのよ」プンスカプンッ!
QB「やあ、終わったかい?」
杏子「ああ……」
さやか「あはは……」
さやか「で、なんでみんな違うユニフォームなのさ。それに、これプロの奴だし」
QB「多分、各々が好きな球団のイメージが影響したんだろう。名前は多分守備位置の関係かな、例外はあるようだけど」
マミ「」←例外
杏子「ふーん。だからあたしは菊池なのか。どーせなら黒田がよかったんだけどなー、復帰するし」
さやか「じゃあ谷繁って事は、ほむらってまさかキャッチャーやるつもり?」
ほむら「ええそうよ」ファサッ
杏子「出来るのか?」
ほむら「ちゃんと出来るかは分からないけれど、やりたいのよ。これでも、リードや配球を考えるのは好きなのよ。フフフ」
さやか「いい笑顔しますなぁ。嫁にしちゃうぞぉ!」
ほむら「え、ちょっ、コラ!///」
杏子「な゛!ほ、ほむら!さやかを離せ!」
ほむら「捕まってるのはこっちよ!」
マミ「で、本当のユニフォームはどんな感じなのよキュゥべえ?」
QB「それは皆が集まってからでいいんじゃないかな。その方が壮観だろう?」
QB「とにかく、その疑似ソウルジェムにはもう一つ機能があって、自分やチームメイトの能力を数値で確認できるんだ」
マミ「へーえ」
ほむら「その機能、私が注文しておいたのよ。そうね、実際に私のを視てみるといいわ、某パワフルな野球ゲームみたいな表記でみられるから」
マミ「分かったわ」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません